JP2017037459A - 電力情報管理装置、電力情報管理方法および電力情報管理プログラム - Google Patents

電力情報管理装置、電力情報管理方法および電力情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】需要家に電力消費の抑制をより確実に行わせることが可能な電力情報管理装置、電力情報管理方法および電力情報管理プログラムを提供する。【解決手段】電力情報管理装置は、電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定する分類部と、前記分類部によって決定された前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成する情報作成部とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、電力情報管理装置、電力情報管理方法および電力情報管理プログラムに関し、特に、電力消費の抑制を実施させるための電力情報管理装置、電力情報管理方法および電力情報管理プログラムに関する。
従来、電力需給の逼迫時に一般家庭およびオフィス等の電力需要施設における電力消費が抑制されるように、電力需要施設における電力消費を管理するシステムが開発されている。
たとえば、電力需給の逼迫が予想される場合、複数の電力需要施設における電力消費を管理する事業者が、電力会社等から電力消費の抑制の要請を受ける。
事業者は、電力会社等からの要請の内容、および各電力需要施設における通常の消費電力量等に基づいて、各電力需要施設において抑制すべき消費電力量を設定する。そして、事業者は、設定した消費電力量の抑制を各需要家に要請する。その際、事業者は、たとえば、要請に応じて消費電力量の抑制を行うことに対する対価を各需要家に提示する。
事業者からの要請を受けた各需要家は、たとえば提示された対価を取得したい場合に、要請の内容に沿って自己の電力需要施設において電力消費の抑制を行う。
このようなシステムにおいて用いられる装置の一例として、たとえば、特許文献1(特許第5395923号公報)には、事業者が支払う対価に対する電力消費の抑制量を事前に予測するための装置が開示されている。
すなわち、行動モデル生成装置は、需要家の行動を時間に沿って配置した複数の行動パターンを含む複数の行動パターン群と、前記行動パターン群に設定された重み係数とを格納する行動モデル格納部と、前記複数の行動パターン群に含まれるすべての行動パターンから、前記行動パターン群の重み係数に従って、重複サンプリングを行うことで、複数の行動パターンを選択し、選択した複数の行動パターンにそれぞれ変更を加えて、複数の第1の行動パターンを生成する行動パターン生成部と、前記第1の行動パターンから、行動と機器の動作との対応を定義した機器操作モデルに従って、機器の動作を時間に沿って配置した機器操作パターンを生成する機器操作パターン生成部と、前記機器操作パターンから、機器の動作と消費電力との対応を定義した機器消費電力モデルにしたがって、消費電力の時間推移を表した消費電力データを計算する消費電力計算部と、需要家宅内の複数の機器による消費電力の時間推移を表した実測消費電力データを記憶する消費電力履歴格納部と、前記消費電力計算部により計算された消費電力データについて、前記実測消費電力データとの尤度を計算し、前記尤度に従って前記複数の第1の行動パターンから重複サンプリングにより複数の行動パターンを選択する行動パターン評価選択部と、前記行動パターン評価選択部により選択された複数の行動パターンを含む第1の行動パターン群と、前記行動モデル格納部に格納された前記複数の行動パターン群とのすべての行動パターン群の中から、最も類似する行動パターン群の組を選択し、選択した組に含まれるすべての行動パターンの一部を選択し、前記一部の複数の行動パターンを含む第2の行動パターン群によって、前記最も類似する行動パターン群の組を更新し、前記最も類似する行動パターン群の組の各重み係数の合計値を、前記第2の行動パターン群の重み係数に設定する行動モデル更新部とを備える。
特許第5395923号公報
上記のようなシステムを用いて、事業者が対価を提示した上で需要家に電力消費の抑制を要請した場合であっても、提示された対価が需要家の嗜好等と異なるときには、需要家は、事業者の要請に応じないことが考えられる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、需要家に電力消費の抑制をより確実に行わせることが可能な電力情報管理装置、電力情報管理方法および電力情報管理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力情報管理装置は、電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定する分類部と、前記分類部によって決定された前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成する情報作成部とを備える。
(10)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力情報管理方法は、電力情報管理装置における電力情報管理方法であって、電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得するステップと、取得した前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定するステップと、決定した前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成するステップとを含む。
(11)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る電力情報管理プログラムは、電力情報管理装置において用いられる電力情報管理プログラムであって、コンピュータに、電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得するステップと、取得した前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定するステップと、決定した前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成するステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える電力情報管理装置として実現することができるだけでなく、電力情報管理装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、電力情報管理装置を含むシステムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、需要家に電力消費の抑制をより確実に行わせることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムの概要を説明するための図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムの構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムにおける端末装置のディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムにおける電力情報管理処理のシーケンスの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置のDR要請処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムにおける予想抑制量情報について説明するための図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置の構成の一部を示す図である。
最初に、本発明の実施の形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置は、電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定する分類部と、前記分類部によって決定された前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成する情報作成部とを備える。
このような構成により、需要家の属性等の静的な情報に基づいて電力需要施設を複数の区分に分類し、区分ごとに異なる内容の提示情報を作成することができるため、各需要家がより好む内容の対価を提示しながら、電力消費の抑制を要請することができる。したがって、需要家に電力消費の抑制をより確実に行わせることができる。
(2)好ましくは、前記複数の区分は、前記電力需要施設における電力消費の過去の抑制内容、前記過去の抑制内容の対価、前記提示情報の示す前記抑制内容の実施の有無、および前記電力需要施設に関する静的な情報に基づいて設定される。
このような構成により、たとえば、需要家が電力消費の抑制を実施する可能性の高い提示情報の内容および需要家の属性等に基づいて区分を設定することができる。
(3)好ましくは、前記情報作成部は、複数の前記組を示し、かつ各前記組の前記対価の種類が異なる前記提示情報を作成する。
このような構成により、たとえば1人の需要家に対して複数種類の対価を提示することができるため、需要家に電力消費の抑制をより確実に行わせることができる。
(4)好ましくは、前記取得部は、さらに、前記電力需要施設に関する動的な情報である動的情報を取得し、前記分類部は、前記取得部によって取得された前記静的情報および前記動的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定する。
このような構成により、たとえば、需要家の属性等の静的な情報および電力需要施設のエネルギーの使用状況等の動的な情報に基づいて、より適切に電力需要施設を分類することができる。
(5)好ましくは、前記静的情報は、前記電力需要施設の建物種別、前記電力需要施設の築年数、前記電力需要施設の世帯情報、前記電力需要施設の世帯収入および前記電力需要施設の地域の少なくともいずれか1つを含む。
このような構成により、静的情報として適切な情報を用いて電力需要施設を分類することができる。
(6)より好ましくは、前記動的情報は、前記電力需要施設における電気の使用履歴を含む。
このような構成により、たとえば、電力需要施設における電気の使用パターンから需要家の生活スタイルを判断し、判断結果に基づいて電力需要施設を分類することができる。
(7)より好ましくは、前記動的情報は、さらに、前記電力需要施設における電気以外のエネルギーの使用履歴を含む。
このような構成により、たとえば、電気の使用状況とガスまたは水道等の使用状況とから需要家の生活スタイルをより正確に判断し、判断結果に基づいて電力需要施設を分類することができる。
(8)好ましくは、前記電力情報管理装置は、さらに、複数の前記電力需要施設における電力消費の総抑制量の目標を含む目標情報を受信する受信部を備え、前記複数の前記電力需要施設の需要家それぞれに提示する前記提示情報に基づいて求められる、前記複数の前記電力需要施設における電力消費の抑制量の合計は、前記受信部によって受信された前記目標情報に含まれる前記目標以上である。
このような構成により、たとえば、電力系統側から通知された電力消費の抑制量の目標をより確実に達成することができるため、たとえば、電力情報管理装置を運用する事業者の信頼性を高めることができる。
(9)好ましくは、前記提示情報は、複数の前記電力需要施設における前記抑制内容の対価の合計が所定の上限値以下となるように、前記複数の電力需要施設の需要家にそれぞれ提示すべき提示情報を作成する。
このような構成により、たとえば、需要家に支払う対価の総額を抑えながら需要家に電力消費の抑制を促すことができる。
(10)本発明の実施の形態に係る電力情報管理方法は、電力情報管理装置における電力情報管理方法であって、電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得するステップと、取得した前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定するステップと、決定した前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成するステップとを含む。
このような方法により、需要家の属性等の静的な情報に基づいて電力需要施設を複数の区分に分類し、区分ごとに異なる内容の提示情報を作成することができるため、各需要家がより好む内容の対価を提示しながら、電力消費の抑制を要請することができる。したがって、需要家に電力消費の抑制をより確実に行わせることができる。
(11)本発明の実施の形態に係る電力情報管理プログラムは、電力情報管理装置において用いられる電力情報管理プログラムであって、コンピュータに、電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得するステップと、取得した前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定するステップと、決定した前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成するステップとを実行させるためのプログラムである。
このような構成により、需要家の属性等の静的な情報に基づいて電力需要施設を複数の区分に分類し、区分ごとに異なる内容の提示情報を作成することができるため、各需要家がより好む内容の対価を提示しながら、電力消費の抑制を要請することができる。したがって、需要家に電力消費の抑制をより確実に行わせることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムの概要を説明するための図である。
図1は、電力の安定供給を図る仕組みであるデマンドレスポンス(DR:Demand Response)の一例を示している。具体的には、図1を参照して、たとえば、電力会社11は、電力需給が逼迫するおそれのある日の前日にアグリゲータ12に電力消費の抑制要請を行う(ステップS1)。アグリゲータ12は、電力会社11から電力消費の抑制要請を受けると、自己と契約関係にある複数の需要家10に電力消費の抑制要請を行う(ステップS2)。
アグリゲータ12から電力消費の抑制要請を受けた需要家10が自己の電力需要施設において電力消費の抑制を行うと、アグリゲータ12にネガワットすなわち抑制された消費電力が提供される(ステップS3)。アグリゲータ12は、各需要家10から提供されたネガワットをまとめて電力会社11へ提供する(ステップS4)。
電力会社11は、アグリゲータ12からネガワットを受け取ると、たとえばネガワットの大きさに応じた対価をアグリゲータ12へ支払う(ステップS5)。アグリゲータ12は、電力会社11から受け取った対価を各需要家へ分配する(ステップS6)。
このように、当該電力情報管理システムでは、需要家10に電力消費の抑制の対価を与えることにより、需要家10に電力消費の抑制の実施を促すことができる。
[システムの構成]
図2は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムの構成を示す図である。
図2を参照して、電力情報管理システム101は、電力会社装置21と、電力情報管理装置22と、記憶装置23と、複数の施設装置31と、複数の機器32と、複数の端末装置33と、複数の電気メータ34と、複数のメータ35とを備える。
電力会社装置21は、たとえば電力会社11によって運用されるサーバであり、たとえばインターネットであるネットワーク8経由で電力情報管理装置22に接続される。
電力情報管理装置22および記憶装置23は、互いに接続され、たとえばアグリゲータ12によって運営される。電力情報管理装置22は、たとえばサーバであり、ネットワーク8経由で各施設装置31に接続される。電力情報管理装置22は、たとえば住宅である複数の電力需要施設13における電力消費に関する情報を管理する。記憶装置23は、各電力需要施設13における各種情報を記憶する。なお、記憶装置23は、たとえばネットワーク8経由で電力情報管理装置22に接続される構成であってもよい。
各電力需要施設13において、施設装置31、複数の機器32、電気メータ34、および、たとえばガスメータまたは水道メータであるメータ35が設置される。電力需要施設13は、たとえば需要家10が管理する。
機器32は、たとえば、空調機器、照明機器、冷蔵庫、発電機、給湯器または蓄電池等である。機器32は、施設装置31と接続され、自己の消費電力等を施設装置31に通知する。
電気メータ34は、電力需要施設13における電気の使用履歴を施設装置31に通知する。メータ35は、電力需要施設13におけるガスまたは水道の使用履歴を施設装置31に通知する。
施設装置31は、たとえばEMS(Energy Management System)において用いられるゲートウェイ装置である。
端末装置33は、たとえば、需要家10の使用するスマートフォン、タブレット、またはパソコン等であり、たとえば無線により施設装置31に接続される。
電力会社11は、たとえば、アグリゲータ12への電力消費の抑制要請として、電力会社装置21から電力情報管理装置22へ要請情報(目標情報)を送信する。要請情報は、たとえば、複数の電力需要施設13における電力消費の総抑制量の目標値(以下、抑制目標とも称する。)、および電力消費を抑制すべき期間を含む。
電力情報管理装置22は、電力会社装置21から要請情報を受信すると、各需要家10への電力消費の抑制要請として、施設装置31経由で各端末装置33へ提示情報を送信する。
需要家10は、たとえば、端末装置33にインストールされた専用のアプリケーションを起動させ、提示情報の内容を端末装置33の画面に表示する。端末装置33は、需要家10の操作を受けて、たとえば自己のディスプレイに提示情報の内容を表示し、当該内容を確認する。そして、需要家10は、アグリゲータ12からの電力消費の抑制要請に応じて電力需要施設13において電力消費の抑制を実施するか否か、すなわちデマンドレスポンスに参加するか否かを判断する。
図3は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムにおける端末装置のディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
図3は、提示情報の内容が表示された画面を示している。具体的には、図3を参照して、画面は、表示エリアA11,B11,C11を含む。表示エリアA11は、表示エリアa1〜a3およびボタンabを含む。表示エリアa1には、表示エリアA11が「8月9日」を対象日とする「プランA」のデマンドレスポンスについての表示であることが表示されている。表示エリアa2には、電力需要施設13における過去の電力消費の平均的な推移を示すグラフが表示されている。また、電力需要施設13において電力消費を抑制すべき期間すなわちデマンドレスポンスの対象期間が当該グラフに重ねて表示されている。
表示エリアa3には、電力消費の抑制内容が表示されている。具体的には、表示エリアa3には、デマンドレスポンスの対象期間である「時間帯」が「13:00−14:00」であること、および電力消費の抑制のために電力需要施設13の需要家10に要求される行動である「抑制行動」が「空調」を「OFF」することであることが表示されている。
「抑制行動」は、たとえば、需要家10に要請する電力消費の抑制量である要請抑制量に基づいて決定される。
ボタンabには、表示エリアa3に表示された抑制内容の対価が表示されている。具体的には、「プランA」のデマンドレスポンスに「参加」した場合、需要家10に「XXX円」の対価が与えられることが表示されている。たとえば、需要家10がボタンabに対してタップまたはクリック等の操作を行うと、端末装置33は、「プランA」のデマンドレスポンスに参加する旨を示す参加情報を電力情報管理装置22へ送信する。
抑制内容の対価は、たとえば、「抑制行動」によって抑制される消費電力量に応じて決定される。つまり、需要家10に提示される当該対価は、要請抑制量に応じて決定される。以下、需要家10に提示される抑制内容の対価を提示対価とも称する。
表示エリアB11は、表示エリアb1〜b3およびボタンbbを含む。表示エリアb1には、表示エリアB11が「8月9日」を対象日とする「プランB」のデマンドレスポンスについての表示であることが表示されている。表示エリアb2には、電力需要施設13における過去の電力消費の平均的な推移を示すグラフが表示されている。また、デマンドレスポンスの対象期間が当該グラフに重ねて表示されている。
表示エリアb3には、電力消費の抑制内容が表示されている。具体的には、表示エリアa3には、デマンドレスポンスの対象期間である「時間帯」が「13:00−14:00」であること、および「抑制行動」が「電灯」を「OFF」することであることが表示されている。
ボタンbbには、表示エリアb3に表示された抑制内容の対価が表示されている。具体的には、「プランB」のデマンドレスポンスに「参加」した場合、需要家10に「Aスーパーの時間限定クーポン券」が対価として与えられることが表示されている。たとえば、需要家10がボタンbbに対してタップまたはクリック等の操作を行うと、端末装置33は、需要家10が「プランB」のデマンドレスポンスに参加する旨を示す参加情報を電力情報管理装置22へ送信する。
表示エリアC11は、表示エリアc1〜c3およびボタンcbを含む。表示エリアc1には、表示エリアC11が「8月9日」を対象日とする「プランC」のデマンドレスポンスについての表示であることが表示されている。表示エリアc2には、電力需要施設13における過去の電力消費の平均的な推移を示すグラフが表示されている。また、デマンドレスポンスの対象期間が当該グラフに重ねて表示されている。
表示エリアc3には、電力消費の抑制内容が表示されている。具体的には、表示エリアc3には、デマンドレスポンスの対象期間である「時間帯」が「13:00−14:00」であること、および「抑制行動」が機器32を使用しないように「外出」することであることが表示されている。
ボタンcbには、表示エリアc3に表示された抑制内容の対価が表示されている。具体的には、表示エリアc3に表示された抑制内容のデマンドレスポンスに「参加」した場合、需要家10に「B遊園地の優待券」が対価として与えられることが表示されている。たとえば、需要家10がボタンcbに対してタップまたはクリック等の操作を行うと、端末装置33は、需要家10がプランCに参加する旨を示す参加情報を電力情報管理装置22へ送信する。
このように、提示情報は、電力消費の抑制内容である「抑制行動」、および抑制内容の対価つまり「抑制行動」に対する対価の組Pを複数示す。提示情報において、各組Pにおける対価の種類は互いに異なっている。具体的には、ボタンab、ボタンbbおよびボタンcbに表示された各組Pにおける対価は、それぞれ、金銭、「クーポン券」および「優待券」と異なっている。
なお、提示情報は、「抑制行動」を示す構成に限らず、たとえば電力需要施設13に対する要請抑制量を直接的に示す構成であってもよい。
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムにおける電力情報管理処理について説明する。
電力情報管理システム101における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンスおよびフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図4は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムにおける電力情報管理処理のシーケンスの一例を示す図である。
図4では、複数の電力需要施設13のうち、1つの電力需要施設13における各装置の動作を代表的に示している。図4を参照して、まず、ユーザである需要家10は、たとえば、電力需要施設13の建物種別、当該電力需要施設13の築年数、当該電力需要施設13の世帯情報、当該電力需要施設13の世帯収入および当該電力需要施設13の地域を端末装置33に入力する。
たとえば、電力需要施設13の建物種別は、電力需要施設13が戸建であるかまたは集合住宅であるかの別、ならびに電力需要施設13の間取り等である。電力需要施設13の世帯情報は、電力需要施設13に居住する世帯に関する情報、たとえば、世帯員の人数、各世帯員の年齢、および各世帯員の性別等である。
次に、端末装置33は、需要家10の操作を受け付け(ステップS21)、需要家10が端末装置33に入力した内容を示す需要家関連情報を施設装置31へ送信する(ステップS22)。
次に、施設装置31は、端末装置33から需要家関連情報を受信して、需要家関連情報の一部または全部を静的情報として電力情報管理装置22へ送信する(ステップS23)。静的情報は、電力需要施設13のエネルギー消費に関する状態が変化した場合であっても内容が変化しない静的な情報である。具体的には、静的情報は、たとえば、電力需要施設13の建物種別、当該電力需要施設13の築年数、当該電力需要施設13の世帯情報、当該電力需要施設13の世帯収入および当該電力需要施設13の地域の少なくともいずれか1つを含む情報である。
次に、電力情報管理装置22は、施設装置31から静的情報を受信して、受信した静的情報をたとえば記憶装置23に保存する。なお、アグリゲータ12は、需要家10に対して行ったアンケートの結果を電力需要施設13に関する静的な情報として記憶装置23に保存してもよい。
次に、機器32は、自己の設定内容および消費電力等を示す機器情報を施設装置31へ送信する(ステップS24)。機器32は、たとえば定期的に機器情報を送信する。
次に、電気メータ34は、電力需要施設13における電気の使用履歴を示す消費電力情報を施設装置31へ送信する(ステップS25)。電気メータ34は、たとえば定期的に消費電力情報を送信する。
次に、施設装置31は、機器32および電気メータ34から機器情報および消費電力情報をそれぞれ受信して、受信したこれらの情報を動的情報として電力情報管理装置22へ送信する。動的情報は、電力需要施設13のエネルギー消費に関する状態の変化に応じて内容が変化する動的な情報である。ここでは、動的情報は、電力需要施設13における電気の使用履歴を含む。
なお、施設装置31は、電力需要施設13における各機器32の機器情報から電力需要施設13における電気の使用履歴を算出可能な構成であってもよい。
また、動的情報は、電力需要施設13における電気以外のエネルギーの使用履歴を含んでもよい。たとえば、施設装置31は、メータ35からガスまたは水道の使用履歴を取得して、取得した使用履歴を含む動的情報を送信してもよい。
次に、電力情報管理装置22は、施設装置31から動的情報を受信して、受信した動的情報を記憶装置23に保存する。
次に、電力情報管理装置22は、電力需要施設13の分類処理を行う。具体的には、電力情報管理装置22は、複数の電力需要施設13における各施設装置31から受信した静的情報および動的情報に基づいて、各電力需要施設13が複数の区分(以下、施設区分とも称する)のうちのいずれに属するかを決定する。
たとえば、電力情報管理装置22は、過去に各電力需要施設13の需要家10に提示された提示情報の示す電力消費の抑制内容、当該提示情報の示す提示対価、当該提示情報の示す抑制内容の実施の有無、および各電力需要施設13の静的情報に基づいて、事前に施設区分を設定する。
具体的には、たとえば、当該提示情報の示す抑制内容の実施の有無とは、たとえば、電力需要施設13が提示情報の示すデマンドレスポンスに参加したか否かである。
言い換えれば、電力情報管理装置22は、これらの情報に基づいて、施設区分の数および各施設区分に分類されるべき電力需要施設13の特徴または性質等を決定する。そして、電力情報管理装置22は、たとえば、各電力需要施設13の静的情報および動的情報を分析し、分析結果に基づいて電力需要施設13をいずれかの施設区分に分類する。
具体的には、たとえば、電力情報管理装置22は、k−means、EMアルゴリズム、またはSOM(Self−Organizing Map)等の手法により、各電力需要施設13の分類たとえばクラスタリングを行う。なお、電力情報管理装置22は、ニューラルネットワークを用いたDeep Learnin、およびKNN(k―nearest neighbor algorithm)法等により各電力需要施設13を分類してもよい。電力情報管理装置22は、たとえば、定期的または不定期に各電力需要施設13の分類を行う。
また、電力情報管理装置22は、クラスタリングを行った後、各クラスタ、または各クラスタの関係について分析を行う。たとえば、電力情報管理装置22は、クロス集計等の手法を用いて当該分析を行う。電力情報管理装置22は、たとえば、次回クラスタリングを行う際に当該分析の結果を用いる。また、電力情報管理装置22は、当該分析の結果および電力需要施設13がデマンドレスポンスに参加したか否かを示す情報に基づいて、需要家10の嗜好等の分析を行う。
次に、電力会社装置21は、たとえば、電力のひっ迫が予想される日の前日に、電力情報管理装置22へ要請情報を送信する(ステップS41)。
次に、電力情報管理装置22は、電力会社装置21から要請情報を受信すると、DR要請処理を行う。たとえば、電力情報管理装置22は、DR要請処理において、各施設区分に対応する提示情報を作成する。
詳細には、電力情報管理装置22は、各施設区分に対応する電力消費の抑制内容および当該抑制内容の対価の組Pを示す提示情報を作成する。たとえば、同じ施設区分に分類された電力需要施設13に対しては、同じ内容の提示情報が作成される。
次に、電力情報管理装置22は、作成した提示情報を、対応する施設区分に分類された電力需要施設13の施設装置31へ送信する(ステップS43)。
次に、施設装置31は、電力情報管理装置22から提示情報を受信して、受信した提示情報を端末装置33へ送信する(ステップS44)。
次に、端末装置33は、施設装置31から提示情報を受信して、受信した提示情報の内容を自己のディスプレイに表示する(ステップS45)。たとえば、当該ディスプレイには、図3に示した画面が表示される。
次に、需要家10は、画面に対してタップまたはクリック等の操作を行うことにより、提示情報の示す複数の組Pのうちのいずれかを1つを選択する。たとえば、需要家10は、図3に示した例における「プランA」のデマンドレスポンスに参加する場合、ボタンabに対してタップまたはクリック等の操作を行う。
次に、端末装置33は、需要家10の操作を受け付け(ステップS46)、需要家10が「プランA」のデマンドレスポンスに参加する旨を示す参加情報を施設装置31へ送信する(ステップS47)。
次に、施設装置31は、端末装置33から参加情報を受信して、受信した参加情報を電力情報管理装置22へ送信する(ステップS48)。
次に、電力情報管理装置22は、各電力需要施設13における施設装置31から参加情報を受信して、受信した参加情報に基づいて、電力会社装置21から受信した要請情報の含む抑制目標を達成可能であるか否かを判断する(ステップS49)。電力情報管理装置22は、たとえば、抑制目標を達成することができないと判断した場合、提示情報をまだ送信していない施設装置31へ新たに作成した提示情報を追加的に送信する。
次に、電力情報管理装置22は、自己の受信した参加情報の送信元の施設装置31へ、対応の電力需要施設13における機器32を制御するための制御情報を送信する(ステップS50)。たとえば、電力情報管理装置22は、図3に示した画面における「プランA」のデマンドレスポンスに参加する旨を示す参加情報を施設装置31から受信していた場合、当該施設装置31へ「13:00−14:00」において「空調」を「OFF」するための制御情報を送信する。
次に、施設装置31は、電力情報管理装置22から制御情報を受信して、受信した制御情報を対応の機器32たとえば空調機器へ送信する(ステップS51)。
次に、機器32は、施設装置31から制御情報を受信して、受信した制御情報の内容に従って動作内容を変更する(ステップS52)。
次に、電気メータ34は、電力需要施設13における消費電力量等を示す消費電力情報を施設装置31へ送信する。電気メータ34は、上述のように、たとえば定期的に消費電力情報を送信する(ステップS53)。
次に、施設装置31は、電気メータ34から消費電力情報を受信して、受信した消費電力情報を電力情報管理装置22へ送信する(ステップS54)。
[DR要請処理]
以下、DR要請処理すなわち図4におけるステップS42〜S49の動作について詳細に説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置のDR要請処理の一例を示すフローチャートである。
図5を参照して、まず、電力情報管理装置22は、たとえば、記憶装置23に記憶された各電力需要施設13の静的情報および過去のデマンドレスポンスへの参加履歴等に基づいて、予想抑制量情報を作成する(ステップS71)。
図6は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理システムにおける予想抑制量情報について説明するための図である。
予想抑制量情報は、施設区分ごとの、各電力需要施設13に対する要請抑制量の合計値と、各電力需要施設13の予想される電力消費の抑制量の合計値との対応関係を示すテーブルである。この例では、要請抑制量は、高、中および低の3つのレベルで規定される。
具体的には、図6を参照して、たとえば、施設区分Aに分類された各電力需要施設13に対して高レベルの要請抑制量を提示する場合、各電力需要施設13全体で50kWhの電力消費の抑制が予想される。また、各電力需要施設13に対して低レベルの要請抑制量を提示する場合、各電力需要施設13全体で20kWhの電力消費の抑制が予想される。
なお、図6のテーブルは、たとえば、電力需要施設13に対して高レベルの要請抑制量を提示する場合には高いレベルの対価を提示し、電力需要施設13に対して低レベルの要請抑制量を提示する場合には低いレベルの対価を提示するという前提で作成されたものである。
再び図5を参照して、次に、電力情報管理装置22は、予想抑制量情報に基づいて、電力会社装置21から受信した要請情報の示す抑制目標を達成することができるように、各施設区分の電力需要施設13に対する要請抑制量および提示対価を決定する(ステップS72)。
詳細には、電力情報管理装置22は、抑制目標を達成可能な範囲において、提示対価の総額が最も小さくなるように、各施設区分に対応する要請抑制量および提示対価を決定する。
ここでは、電力情報管理装置22は、各施設区分における所定の割合の電力需要施設13に提示情報を送信する前提で、各施設区分に対応する要請抑制量および提示対価を決定する。
次に、電力情報管理装置22は、複数の電力需要施設13における電力消費の抑制量の合計が電力系統側すなわち電力会社装置21から通知された抑制目標以上となるように、複数の電力需要施設13の需要家10にそれぞれ提示すべき提示情報を作成する。
具体的には、電力情報管理装置22は、施設区分ごとに、決定した要請抑制量および提示対価の組Pを示す提示情報を作成する。そして、電力情報管理装置22は、作成した提示情報を対応の施設区分に分類された電力需要施設13の施設装置31に送信する(ステップS73)。詳細には、提示情報は、たとえば、各施設区分における上記所定の割合の電力需要施設13の施設装置31に送信される。
たとえば、電力情報管理装置22は、提示情報が提示された場合にデマンドレスポンスに参加する可能性の高い電力需要施設13の施設装置31に当該提示情報を送信する。
ここで、各電力需要施設13において実際に抑制された消費電力の合計値が抑制目標を大きく上回った場合、電力系統が不安定になることがある。このため、電力情報管理装置22は、実際に抑制される消費電力の合計値が抑制目標を大きく上回らないように提示情報を作成する。
次に、電力情報管理装置22は、各施設装置31から送信された参加情報を受信する(ステップS74)。電力情報管理装置22は、自己の受信した参加情報の送信元の電力需要施設13においては、当該電力需要施設13へ送信した提示情報の示す抑制内容が実行されると判断する。
次に、電力情報管理装置22は、各電力需要施設13において期待できる電力消費の抑制量の合計値が抑制目標に達したか否かを判断する(ステップS75)。
電力情報管理装置22は、電力需要施設13において期待できる電力消費の抑制量の合計値が抑制目標に達した場合(ステップS75でYES)、DR要請処理を終了する。
一方、電力情報管理装置22は、たとえば、電力消費の抑制を開始すべき時刻の所定時間前の時点で、各電力需要施設13において期待できる電力消費の抑制量の合計値が抑制目標に達しない場合(ステップS75でNO)、まだ提示情報を送信していない電力需要施設13に対する要請抑制量および提示対価を、予想抑制量情報に基づいて設定する。また、電力情報管理装置22は、提示情報に応答しない電力需要施設13つまり提示情報を受信したにもかかわらず参加情報を送信してこない端末装置33の電力需要施設13に対する要請抑制量および提示対価を再度設定してもよい。
そして、電力情報管理装置22は、設定した要請抑制量および提示対価の組Pを示す提示情報を作成し、作成した提示情報を対応の電力需要施設13における施設装置31に送信する(ステップS73)。
図7は、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置の構成の一部を示す図である。
図7を参照して、電力情報管理装置22は、受信部71と、処理部(情報作成部)72と、送信部73と、分類部74と、取得部75と、設定部76とを備える。
記憶装置23は、たとえば、各電力需要施設13の施設装置31から電力情報管理装置22が受信した静的情報および動的情報と、電力情報管理装置22が各電力需要施設13の施設装置31へ送信した提示情報と、当該提示情報の示す抑制内容が各電力需要施設13において実施されたか否かつまり各電力需要施設13がデマンドレスポンスに参加したか否かを示す情報とを記憶している。
また、記憶装置23は、たとえば、各需要家10の嗜好に関する嗜好情報を記憶している。具体的には、たとえば、嗜好情報は、需要家10の好む対価の種類を示す。
より具体的には、たとえば、嗜好情報は、電力需要施設13に過去に提示された提示情報の示す提示対価の種類と、電力需要施設13がデマンドレスポンスに参加した回数との対応関係を示す。たとえば、処理部72が記憶装置23に記憶された各種情報に基づいて嗜好情報を作成する。
受信部71は、施設装置31から送信された各種情報を受信して、受信した情報を処理部72へ出力する。たとえば、受信部71は、電力需要施設13に関する静的な情報である静的情報を施設装置31から受信して、受信した静的情報を処理部72へ出力する。処理部72は、受信部71から受けた静的情報を記憶装置23に保存する。
また、受信部71は、電力需要施設に関する動的な情報である動的情報を施設装置31から受信して、受信した動的情報を処理部72へ出力する。処理部72は、受信部71から受けた動的情報を記憶装置23に保存する。
取得部75は、記憶装置23に保存された各種情報を取得する。設定部76は、取得部75経由で記憶装置23の記憶する各種情報を取得し、取得した情報に基づいて施設区分を設定する。
具体的には、たとえば、設定部76は、電力需要施設13における電力消費の過去の抑制内容、当該過去の抑制内容の対価、電力需要施設13へ送信した提示情報の示す抑制内容の実施の有無、および電力需要施設13に関する静的な情報に基づいて、複数の施設区分を設定する。
より具体的には、たとえば、設定部76は、過去に各電力需要施設13に対して提示した提示情報の示す電力消費の抑制内容および提示対価と、当該提示情報の示す抑制内容の実施の有無と、各電力需要施設13の静的情報とに基づいて、複数の施設区分を設定する。設定部76は、設定した施設区分に関する施設区分情報を記憶装置23に保存する。
分類部74は、取得部75経由で施設区分情報、静的情報および動的情報を取得し、取得したこれらの情報を用いて上述の分類処理を行う。具体的には、たとえば、分類部74は、取得部75によって取得された静的情報および動的情報に基づいて、電力需要施設13が複数の施設区分のうちのいずれに属するかを決定する。分類部74は、各電力需要施設13が分類された施設区分を示す区分情報を記憶装置23に保存する。
受信部71は、電力会社装置21から送信された要請情報を受信して、受信した要請情報を処理部72へ出力する。要請情報は、たとえば、複数の電力需要施設13における電力消費の総抑制量の目標すなわち抑制目標を含む情報である。抑制目標は、数値で示されてもよいし、「高」または「低」等のレベルで示されてもよい。
処理部72は、受信部71から要請情報を受信すると、上述のDR要請処理を行う。具体的には、たとえば、処理部72は、区分情報を取得部75経由で取得し、取得した区分情報に基づいて各施設区分を認識する。また、処理部72は、たとえば、自己の電力情報管理装置22が各電力需要施設13の施設装置31へ送信した提示情報と、当該提示情報の示す抑制内容が各電力需要施設13において実施されたか否かを示す情報とを取得部75経由で取得し、取得したこれらの情報に基づいて予想抑制量情報を作成する。
そして、処理部72は、作成した予想抑制量情報に基づいて、施設区分ごとに、需要家10に提示する要請抑制量および提示対価を決定する。より具体的には、処理部72は、
複数の電力需要施設13における電力消費の抑制量の合計が、受信部71から受けた要請情報の含む抑制目標以上となるように、かつ、抑制目標を達成可能な範囲において、提示対価の総額が最も小さくなるように、各施設区分に対応する要請抑制量および提示対価を決定する。
たとえば、処理部72は、提示対価を決定する際、取得部75経由で嗜好情報を取得し、取得した嗜好情報に基づいて、提示対価の種類を決定する。
処理部72は、施設区分ごとに、決定した要請抑制量および提示対価の組Pを示す提示情報を作成する。なお、処理部72は、当該要請抑制量に基づいて需要家10の行うべき抑制行動を決定し、決定した抑制行動および提示対価の組Pを示す提示情報を作成してもよい。
複数の電力需要施設13の需要家10にそれぞれ提示する提示情報に基づいて求められる、当該複数の電力需要施設13における電力消費の抑制量Rの合計は、要請情報に含まれる抑制目標以上となっている。抑制量Rは、決定した要請抑制量、または決定した抑制行動によって抑制される消費電力量である。
また、処理部72は、たとえば、金銭に換算した場合の対価の合計値が所定の上限以下となるように提示対価を決定し、決定した提示対価を示す提示情報を作成する構成であってもよい。
提示情報は、たとえば、図3を用いて説明したように、複数の組Pを示し、各組Pの対価は種類が異なる。
処理部72は、作成した提示情報を送信部73へ出力する。送信部73は、処理部72から受けた提示情報を対応の施設区分に分類された施設装置31へ送信する。また、処理部72は、作成した提示情報を記憶装置23に保存する。
なお、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置22では、分類部74は、静的情報および動的情報の両方に基づいて、電力需要施設13が複数の施設区分のうちのいずれに属するかを決定する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、分類部74は、静的情報に基づいて、かつ動的情報に基づかずに、電力需要施設13が複数の施設区分のうちのいずれに属するかを決定する構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置22は、設定部76を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、設定部76は、電力情報管理装置22の外部に設けられてもよい。この場合、設定部76は、たとえば、取得部75が記憶装置23から取得した情報以外の情報を用いて施設区分情報を作成してもよい。
ところで、アグリゲータが対価を提示した上で需要家10に電力消費の抑制を要請した場合であっても、提示された対価が需要家10の嗜好等と異なるときには、需要家10は、アグリゲータの要請に応じないことが考えられる。
これに対して、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置では、取得部75は、電力需要施設13に関する静的な情報である静的情報を取得する。分類部74は、取得部75によって取得された静的情報に基づいて、電力需要施設13が複数の施設区分のうちのいずれに属するかを決定する。提示情報は、分類部74によって決定された施設区分に対応する電力消費の抑制内容および当該抑制内容の対価の組Pを示す情報であって、電力需要施設13の需要家10に提示すべき情報である。処理部72は、提示情報を作成する。
このような構成により、需要家10の属性等の静的な情報に基づいて電力需要施設13を複数の施設区分に分類し、施設区分ごとに異なる内容の提示情報を作成することができるため、各需要家10がより好む内容の対価を提示しながら、電力消費の抑制を要請することができる。したがって、需要家10に電力消費の抑制をより確実に行わせることができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置22では、複数の施設区分は、電力需要施設13における電力消費の過去の抑制内容、過去の抑制内容の対価、提示情報の示す抑制内容の実施の有無、および電力需要施設13に関する静的な情報に基づいて設定される。
このような構成により、たとえば、需要家10が電力消費の抑制を実施する可能性の高い提示情報の内容および需要家10の属性等に基づいて施設区分を設定することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置では、処理部72は、複数の組Pを示し、かつ各組Pの対価の種類が異なる提示情報を作成する。
このような構成により、たとえば1人の需要家10に対して複数種類の対価を提示することができるため、需要家10に電力消費の抑制をより確実に行わせることができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置では、取得部75は、さらに、電力需要施設13に関する動的な情報である動的情報を取得する。分類部74は、取得部75によって取得された静的情報および動的情報に基づいて、電力需要施設13が複数の施設区分のうちのいずれに属するかを決定する。
このような構成により、たとえば、需要家10の属性等の静的な情報および電力需要施設13のエネルギーの使用状況等の動的な情報に基づいて、より適切に電力需要施設13を分類することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置では、動的情報は、電力需要施設13における電気の使用履歴を含む。
このような構成により、たとえば、電力需要施設13における電気の使用パターンから需要家10の生活スタイルを判断し、判断結果に基づいて電力需要施設13を分類することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置では、動的情報は、さらに、電力需要施設13における電気以外のエネルギーの使用履歴を含む。
このような構成により、たとえば、電気の使用状況とガスまたは水道等の使用状況とから需要家10の生活スタイルをより正確に判断し、判断結果に基づいて電力需要施設13を分類することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置では、静的情報は、電力需要施設13の建物種別、電力需要施設13の築年数、電力需要施設13の世帯情報、電力需要施設13の世帯収入および電力需要施設13の地域の少なくともいずれか1つを含む。
このような構成により、静的情報として適切な情報を用いて電力需要施設13を分類することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置では、受信部71は、複数の電力需要施設13における電力消費の総抑制量の目標である抑制目標を含む要請情報を受信する。複数の電力需要施設13の需要家10にそれぞれ提示する提示情報に基づいて求められる、当該複数の電力需要施設13における電力消費の抑制量の合計は、受信部71によって受信された要請情報に含まれる抑制目標以上である。
このような構成により、電力系統側から通知された電力抑制量の目標をより確実に達成することができるため、たとえば、電力情報管理装置を運用する事業者の信頼性を高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置では、処理部72は、複数の電力需要施設13における抑制内容の対価の合計が所定の上限値以下となるように、複数の電力需要施設13の需要家10にそれぞれ提示すべき提示情報を作成する。
このような構成により、たとえば、需要家10に支払う対価の総額を抑えながら需要家10に電力消費の抑制を促すことができる。
なお、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置の機能の一部または全部が、クラウドコンピューティングによって提供されてもよい。すなわち、本発明の実施の形態に係る電力情報管理装置が、複数のクラウドサーバ等によって構成されてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定する分類部と、
前記分類部によって決定された前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成する情報作成部とを備え、
前記情報作成部は、複数の前記電力需要施設における電力消費の抑制量の合計が電力系統側から通知された電力消費の抑制量の目標以上となり、かつ前記対価の合計が最も小さくなるように、各前記区分に対応する前記抑制内容および前記対価を決定する、電力情報管理装置。
8 ネットワーク
10 需要家
11 電力会社
12 アグリゲータ
13 電力需要施設
21 電力会社装置
22 電力情報管理装置
23 記憶装置
31 施設装置
32 機器
33 端末装置
34 電気メータ
35 メータ
71 受信部
72 処理部
73 送信部
74 分類部
75 取得部
76 設定部
101 電力情報管理システム

Claims (11)

  1. 電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定する分類部と、
    前記分類部によって決定された前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成する情報作成部とを備える、電力情報管理装置。
  2. 前記複数の区分は、前記電力需要施設における電力消費の過去の抑制内容、前記過去の抑制内容の対価、前記提示情報の示す前記抑制内容の実施の有無、および前記電力需要施設に関する静的な情報に基づいて設定される、請求項1に記載の電力情報管理装置。
  3. 前記情報作成部は、複数の前記組を示し、かつ各前記組の前記対価の種類が異なる前記提示情報を作成する、請求項1または請求項2に記載の電力情報管理装置。
  4. 前記取得部は、さらに、前記電力需要施設に関する動的な情報である動的情報を取得し、
    前記分類部は、前記取得部によって取得された前記静的情報および前記動的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力情報管理装置。
  5. 前記静的情報は、前記電力需要施設の建物種別、前記電力需要施設の築年数、前記電力需要施設の世帯情報、前記電力需要施設の世帯収入および前記電力需要施設の地域の少なくともいずれか1つを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力情報管理装置。
  6. 前記動的情報は、前記電力需要施設における電気の使用履歴を含む、請求項4に記載の電力情報管理装置。
  7. 前記動的情報は、さらに、前記電力需要施設における電気以外のエネルギーの使用履歴を含む、請求項6に記載の電力情報管理装置。
  8. 前記電力情報管理装置は、さらに、
    複数の前記電力需要施設における電力消費の総抑制量の目標を含む目標情報を受信する受信部を備え、
    前記複数の前記電力需要施設の需要家それぞれに提示する前記提示情報に基づいて求められる、前記複数の前記電力需要施設における電力消費の抑制量の合計は、前記受信部によって受信された前記目標情報に含まれる前記目標以上である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電力情報管理装置。
  9. 前記情報作成部は、複数の前記電力需要施設における前記抑制内容の対価の合計が所定の上限値以下となるように、前記複数の電力需要施設の需要家にそれぞれ提示すべき提示情報を作成する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電力情報管理装置。
  10. 電力情報管理装置における電力情報管理方法であって、
    電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得するステップと、
    取得した前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定するステップと、
    決定した前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成するステップとを含む、電力情報管理方法。
  11. 電力情報管理装置において用いられる電力情報管理プログラムであって、コンピュータに、
    電力需要施設に関する静的な情報である静的情報を取得するステップと、
    取得した前記静的情報に基づいて、前記電力需要施設が複数の区分のうちのいずれに属するかを決定するステップと、
    決定した前記区分に対応する電力消費の抑制内容および前記抑制内容の対価の組を示す情報であって、前記電力需要施設の需要家に提示すべき提示情報を作成するステップとを実行させるための、電力情報管理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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