JP2017034467A - 通信方法およびそれを利用した端末装置、通信システム - Google Patents

通信方法およびそれを利用した端末装置、通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】周波数チャネルが変更される場合に効率的に接続する技術を提供する。【解決手段】端末装置は、中継装置を介して制御装置と通信すべきである。通信部70は、中継装置に未接続である場合に、接続可能な中継装置を探索するための第1信号を送信する。制御部74は、通信部70の動作を制御する。通信部70は、中継装置から制御装置に送信された第2信号であって、かつ中継装置と制御装置との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受する。制御部74は、通信部70が第2信号を傍受した場合に、第1信号の送信を通信部70に停止させる。【選択図】図5

Description

本発明は、通信技術に関し、特に複数の周波数チャネルを使用する通信方法およびそれを利用した端末装置、通信システムに関する。
無線PAN(Personal Area Network)と呼ばれる近距離無線通信では、家庭内の家電機器等が無線ネットワークで接続されることによって、機器間での情報交換がなされる。無線PANとして、例えば、IEEE802.15.4等の標準化規格が知られている。典型的な利用シーンでは、1つの家庭に、1台の制御装置と、複数台の端末装置である家電機器等とが設置され、制御装置を中心に、複数台の端末装置がスター型に接続された無線ネットワークが構成される(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第12/124339号パンフレット
制御装置と端末装置との通信に使用可能な周波数チャネルは複数設けられており、制御装置は、そのうちの1つを選択し、端末装置との通信に使用する。また、制御装置は、使用される1つの周波数チャネルを変更することも可能である。例えば、制御装置は、接続しているすべての端末装置とのリンクを切断して、その後、周波数チャネルを変更する。一方、リンクを切断された端末装置は、自身で周波数チャネルスキャンを実行し、新たな周波数チャネルで制御装置との再接続を試みる。しかしながら、もとの制御装置に接続使用する場合、周波数チャネルの変更が完了していない間に周波数チャネルスキャンを実行しても、無駄な処理になる。つまり、周波数チャネルが変更される場合の接続処理は、効率的になされる方が望ましい。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、周波数チャネルが変更される場合に効率的に接続する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の端末装置は、中継装置を介して制御装置と通信すべき端末装置であって、中継装置に未接続である場合に、接続可能な中継装置を探索するための第1信号を送信する通信部と、通信部の動作を制御する制御部とを備える。通信部は、中継装置から制御装置に送信された第2信号であって、かつ中継装置と制御装置との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受し、制御部は、通信部が第2信号を傍受した場合に、第1信号の送信を通信部に停止させる。
本発明の別の態様は、通信システムである。この通信システムは、制御装置と、制御装置に接続可能な中継装置と、中継装置を介して制御装置に接続可能な端末装置とを備える。端末装置は、中継装置に未接続である場合に、接続可能な中継装置を探索するための第1信号を送信する通信部と、通信部の動作を制御する制御部とを備える。通信部は、中継装置から制御装置に送信された第2信号であって、かつ中継装置と制御装置との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受し、制御部は、通信部が第2信号を傍受した場合に、第1信号の送信を通信部に停止させる。
本発明のさらに別の態様は、通信方法である。この方法は、中継装置を介して制御装置と通信すべき端末装置での通信方法であって、中継装置に未接続である場合に、接続可能な中継装置を探索するための第1信号を送信するステップと、中継装置から制御装置に送信された第2信号であって、かつ中継装置と制御装置との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受するステップと、第2信号を傍受した場合に、第1信号の送信を停止するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、周波数チャネルが変更される場合に効率的に接続できる。
本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の通信システムの比較対象となる通信システムによるチャネル変更手順を示すシーケンス図である。 図1の制御装置の構成を示す図である。 図3の記憶部において記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図1の端末装置の構成を示す図である。 図6(a)−(c)は、図5の制御部による処理の概要を示す図である。 図1の通信システムによるチャネル変更手順を示すシーケンス図である。 図5の端末装置による接続手順を示すフローチャートである。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、複数の周波数チャネルのいずれか1つを使用して通信する通信システムに関する。通信システムにおいて、制御装置と端末装置との間の通信距離を長くするために、制御装置と端末装置との間に中継装置が配置され、中継装置を介して制御装置と端末装置とが通信を実行することもある。その際、制御装置、中継装置、端末装置は、複数の周波数チャネルのうちの1つを共用する。前述のごとく、使用すべき1つの周波数チャネルの選択および変更は、制御装置によってなされる。また、その際、それまで接続されていたすべての端末装置および中継装置とのリンクは切断される。具体的に説明すると、制御装置は、中継装置に接続された端末装置とのリンクを切断した後に、中継装置とのリンクを接続する。なお、制御装置において、中継装置に対する接続・切断の処理は、端末装置に対する接続・切断の処理と同様になされる。
一方、端末装置は、制御装置によるリンク切断の理由が周波数チャネルであることを理解できない。そのため、制御装置が周波数チャネルを変更する前であっても、端末装置は、再接続のための周波数チャネルスキャンを開始してしまう場合がある。しかしながら、端末装置が、それまで接続していた中継装置を介して制御装置に接続する場合、このような周波数チャネルスキャンは無駄な処理になる。さらに、周波数チャネルスキャンによって、トラヒックが増加し、パケット信号の衝突や通信エラーが発生しやすい状況に陥る。そのため、周波数チャネルが変更される場合に効率的に接続されることが望まれる。
これに対応するために、本実施例に係る端末装置は、制御装置が周波数チャネルの変更処理を開始し、かつ中継装置とのリンクが切断された後、中継装置から送信されるパケット信号を傍受する。傍受したパケット信号が、制御装置と中継装置との間のリンクを切断するための信号である場合、周波数チャネルスキャンを停止する。制御装置は、中継装置とのリンクを切断している段階であり、周波数チャネルをまだ変更していないからである。これにより、無駄な再接続処理が省略され、トラヒックが軽減される。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、制御装置10、端末装置12と総称される第1端末装置12a、第2端末装置12b、中継装置14、スマートメータ16、収集制御局18を含む。制御装置10、端末装置12、中継装置14、スマートメータ16は、住宅28に設置される。図1においては、説明を明瞭にするために、1つの住宅28だけが示されているが、実際には、複数の住宅28が存在し、各住宅28にスマートメータ16、制御装置10、中継装置14、端末装置12が設置される。
収集制御局18、スマートメータ16、制御装置10、端末装置12、中継装置14は、いずれも無線通信機能を備える。収集制御局18とスマートメータ16との間の無線通信はマルチホップ通信26であり、スマートメータ16と制御装置10との間の無線通信は上位通信24である。また、制御装置10と中継装置14との間の無線通信、中継装置14と第2端末装置12bとの間の無線通信、制御装置10と第1端末装置12aとの無線通信は、HAN通信22である。マルチホップ通信26は、各住宅28に設置されたスマートメータ16による転送によって実現されており、Wi−SUN(Wireless Smart Utility Networks)のAルートに対応する。上位通信24は、Wi−SUNのBルートに対応し、HAN通信22は、Wi−SUNのHAN(Home Area Network)に対応する。これらは、例えば、IEEE802.15.4に対応するが、それに限定されない。
スマートメータ16は、前述の無線通信機能に加えて、住宅28で使用された電力量を計測する電力メータとしての機能を有する。スマートメータ16は、電力会社(電気事業者)からの商用電力が供給される配電線(図示せず)に接続されており、住宅28で使用された電力量を計測する。この機能については公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。スマートメータ16は、電力量の計測結果が含まれた検針データをマルチホップ通信26にて収集制御局18に送信する。収集制御局18は、スマートメータ16からの検針データを受信する。これにより、電力会社による遠隔検針が可能になる。
住宅28に設置された電子機器(図示せず)には、端末装置12が接続される。電子機器は、例えば、エア・コンディショナー、OA機器、テレビジョン受像装置である。第1端末装置12aは、HAN通信22に対応し、制御装置10と通信する。また、中継装置14は、HAN通信22に対応し、制御装置10、第2端末装置12bと通信することによって、制御装置10と第2端末装置12bとの間の通信を中継する。なお、第2端末装置12bも、HAN通信22に対応する。制御装置10は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)コントローラのような電子機器に接続または搭載される。制御装置10は、上位通信24によってスマートメータ16とも通信するので、スマートメータ16からの計測結果を受信する。計測結果によって、電子機器における正確な電力管理が可能になる。
HAN通信22において、複数の周波数チャネルが周波数多重されている。1つの周波数チャネルの帯域幅は、例えば、400kHzである。制御装置10は、複数の周波数チャネルのうちの1つの周波数チャネルを選択して使用する。第1端末装置12a、第2端末装置12b、中継装置14は、制御装置10において選択された1つの周波数チャネルを使用する。HAN通信22では、制御装置10、第1端末装置12a、第2端末装置12b、中継装置14によるCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)が実行される。HAN通信22の伝送レートは、例えば、100kbpsである。
ここでは、本実施例の課題を明確にするために、通信システム100の比較対象となる通信システムによるチャネル変更手順を説明する。比較対象となる通信システムは、図1と同様に構成されているが、図1の制御装置10、端末装置12、中継装置14が、制御装置110、端末装置112、中継装置114と示される。なお、前提として、制御装置110は、通信可能な端末装置112および中継装置114の情報を登録し、周波数チャネルを変更する場合、登録した端末装置112および中継装置114の情報を削除する。また、複数の周波数チャネルの数は、「N」である。
図2は、通信システム100の比較対象となる通信システムによるチャネル変更手順を示すシーケンス図である。ここでは、説明を明瞭にするために、制御装置110には、中継装置114、第2端末装置112bだけが登録されているとする。制御装置110は、周波数チャネル「1ch」を使用している状況下において、チャネル変更処理を開始する(S10)。制御装置110は、中継装置114を介して第2端末装置112bに切断要求信号を送信する(S12、S14)。第2端末装置112bは、中継装置114を介して制御装置110に切断応答信号を送信し(S16、S18)、切断する。制御装置110は、第2端末装置112bの情報を削除するように記憶部を更新する(S20)。第2端末装置112bは、再接続を開始する(S22)。第2端末装置112bは、周波数チャネル「1ch」でのビーコン要求信号を送信する(S24)。また、第2端末装置112bは、周波数チャネル「Nch」でのビーコン要求信号を送信する(S26)。制御装置110は、中継装置114に切断要求信号を送信する(S28)。中継装置114は、制御装置110に切断応答信号を送信し(S30)、切断する。制御装置110は、周波数チャネル変更を実行する(S32)。
中継装置114は、再接続を開始する(S34)。第2端末装置112bは、周波数チャネル「1ch」でのビーコン要求信号を送信する(S36)。また、第2端末装置112bは、周波数チャネル「Nch」でのビーコン要求信号を送信する(S38)。中継装置114は、周波数チャネル「1ch」でのビーコン要求信号を送信する(S40)。また、中継装置114は、周波数チャネル「Nch」でのビーコン要求信号を送信する(S42)。さらに、第2端末装置112bは、周波数チャネル「1ch」でのビーコン要求信号を送信する(S44)。また、第2端末装置112bは、周波数チャネル「Nch」でのビーコン要求信号を送信する(S46)。制御装置110は、周波数チャネル「5ch」でのビーコン信号を送信する(S48)。中継装置114は、制御装置110に接続認証要求信号を送信する(S50)。制御装置110は、中継装置114に接続認証許可信号を送信する(S52)。
その後、第2端末装置112bは、周波数チャネル「1ch」でのビーコン要求信号を送信する(S54)。また、第2端末装置112bは、周波数チャネル「Nch」でのビーコン要求信号を送信する(S56)。中継装置114は、周波数チャネル「5ch」でのビーコン信号を送信する(S58)。第2端末装置112bは、中継装置114を介して制御装置110に接続認証要求信号を送信する(S60、S62)。制御装置110は、中継装置114を介して第2端末装置112bに接続認証許可信号を送信する(S64、S66)。制御装置110は、第2端末装置112bの情報を追加するように記憶部を更新する(S68)。
制御装置110は、チャネル変更処理を実行するために、第2端末装置112bとのリンクを削除してから、中継装置114とのリンクを削除する。また、チャネル変更後、制御装置110は、中継装置114とのリンクを接続してから、第2端末装置112bとのリンクを接続する。一方、第2端末装置112bは、制御装置110とのリンクが切断された後、再接続を開始し、ビーコン要求信号を送信し続ける。しかしながら、制御装置110と中継装置114との切断、制御装置110でのチャネル変更、制御装置110と中継装置114との再接続の間では、第2端末装置112bは再接続されない。そのため、それらの間におけるビーコン要求信号の送信が無駄な処理といえる。周波数チャネルが変更される場合に効率的に接続するためには、これらのステップのうち、実行するステップの数を少なくすべきである。
図3は、制御装置10の構成を示す。制御装置10は、制御装置用通信部40、チャネル変更部42、制御装置用データ処理部44、制御装置用制御部46、記憶部52を含む。制御装置用通信部40は、HAN通信22に対応した処理を実行することによって、端末装置12、中継装置14との通信を実行するとともに、上位通信24に対応した処理を実行することによって、スマートメータ16との通信を実行する。ここで、HAN通信22について、制御装置用通信部40は、複数の周波数チャネルのうちの1つの周波数チャネルを使用する。制御装置用通信部40において使用される1つの周波数チャネルは、チャネル変更部42によって指定される。一方、上位通信24についても、制御装置用通信部40は、複数の周波数チャネルのうちの1つの周波数チャネルを使用するが、その1つの周波数チャネルは、HAN通信22ににおいて使用される1つの周波数チャネルと同じであってもよいし、異なっていてもよい。上位通信24において使用される1つの周波数チャネルは、スマートメータ16によって決定される。以下では、HAN通信22を中心に説明し、上位通信24の説明を省略する。
制御装置用通信部40は、第1端末装置12aからパケット信号を受信するとともに、第2端末装置12bから中継装置14を経由したパケット信号を受信する。制御装置用通信部40は、増幅機能、周波数変換機能、復調機能を有しており、受信したパケット信号からベースバンド信号を生成する。制御装置用通信部40は、ベースバンド信号を制御装置用データ処理部44、制御装置用制御部46に出力する。制御装置用通信部40は、変調機能、周波数変換機能、増幅機能を有しており、制御装置用データ処理部44、制御装置用制御部46から入力したベースバンド信号からパケット信号を生成する。制御装置用通信部40は、第1端末装置12aにパケット信号を送信するとともに、中継装置14を経由して第2端末装置12bにパケット信号を送信する。
このようなパケット信号の通信経路は、ルーティングテーブルとして記憶部52に記憶されており、制御装置用通信部40は、記憶部52に記憶したルーティングテーブルを参照する。図4は、記憶部52において記憶されるテーブルのデータ構造を示す。これは、登録した端末装置12、中継装置14に関する情報ともいえる。図示された「機器MACアドレス」は、「機器種別」のMACアドレスを示す。また、「機器種別」と「接続先」は、機器の接続関係を示す。具体的に説明すると、「機器種別」の第1端末装置12a、中継装置14は、「接続先」の制御装置10に接続され、「機器種別」の第2端末装置12bは、「接続先」の中継装置14に接続されている。図3に戻る。
ルーティングテーブルに示された端末装置12、中継装置14は、セキュリティを確保するために、予め認証されてから登録されている。認証処理には、公知の技術が使用されればよいが、例えば、PANA(Protocol for carrying Authentication)標準の通信プロトコルが使用される。認証処理の開始として、制御装置用通信部40は、新たな端末装置12あるいは中継装置14からの接続認証要求信号を受信する。制御装置用通信部40は、受信した接続認証要求信号を制御装置用制御部46に出力する。制御装置用制御部46は、認証処理を実行し、当該新たな端末装置12あるいは中継装置14の接続を許可する場合に、接続認証許可信号を制御装置用通信部40に出力する。また、制御装置用制御部46は、当該新たな端末装置12あるいは中継装置14の情報を記憶部52に記憶させる。制御装置用通信部40は、当該新たな端末装置12あるいは中継装置14に、接続認証許可信号を送信する。このように、制御装置10に登録された端末装置12、中継装置14が、当該制御装置10と通信可能である。
制御装置用データ処理部44は、制御装置用通信部40からのベースバンド信号を入力すると、ベースバンド信号を処理する。一方、制御装置用データ処理部44は、送信すべきデータが発生した場合に、ベースバンド信号を生成する。制御装置用通信部40がパケット信号を受信していなければ、制御装置用データ処理部44は、ベースバンド信号を制御装置用通信部40に出力する。
制御装置用データ処理部44は、任意のアプリケーションプログラムを実行する。制御装置用データ処理部44は、実行しているアプリケーションプログラムから、周波数チャネル変更要求のトリガを受けつける。なお、制御装置10は、図示しないユーザインターフェイスを備え、制御装置用データ処理部44は、当該ユーザインターフェイスを介してユーザから、周波数チャネル変更要求のトリガを受けつけてもよい。制御装置用データ処理部44は、周波数チャネル変更要求のトリガをチャネル変更部42に出力する。
チャネル変更部42は、制御装置用データ処理部44から、周波数チャネル変更要求のトリガを入力する。前述のごとく、制御装置10が周波数チャネルを変更する場合には、登録した端末装置12および中継装置14の情報を削除しなければならない。そのため、チャネル変更部42は、記憶部52に登録した端末装置12、中継装置14の切断を制御装置用制御部46に指示する。
制御装置用制御部46は、チャネル変更部42から切断の指示を受けつけた場合、つまりチャネル変更部42が周波数チャネルを変更するための処理を開始した場合に、記憶部52から切断対象となる端末装置12、中継装置14の情報を取得する。制御装置用制御部46は、取得した情報をもとに、宛先を設定することによって切断要求信号を生成する。制御装置用制御部46は、切断要求信号を制御装置用通信部40から端末装置12あるいは中継装置14に送信させる。
制御装置用通信部40は、チャネル変更部42が周波数チャネルを変更するための処理を開始すると、制御装置用通信部40が送信した切断要求信号に対する切断応答信号を端末装置12あるいは中継装置14から受信する。制御装置用通信部40は、切断応答信号を制御装置用制御部46に出力する。制御装置用制御部46は、制御装置用通信部40からの切断応答信号を入力する。これにより、端末装置12あるいは中継装置14の切断が完了したといえるので、制御装置用制御部46は、切断が完了した端末装置12あるいは中継装置14の情報を記憶部52から削除する。切断対象となる端末装置12、中継装置14が複数存在する場合、制御装置用制御部46は、このような処理を1つの端末装置12あるいは中継装置14ごとに実行する。その際、中継装置14に端末装置12が接続されている場合、制御装置用制御部46は、端末装置12に対する切断処理を実行してから、中継装置14に対する切断処理を実行する。
チャネル変更部42は、記憶部52に記憶した情報の削除が完了した場合、つまり記憶部52に記憶したすべての端末装置12あるいは中継装置14が削除された場合、制御装置用通信部40において使用される1つの周波数チャネルを別の1つの周波数チャネルに変更する。その際、チャネル変更部42は、制御装置用通信部40を介してキャリアセンスを実行して、干渉電力の最も小さい周波数チャネルを選択してもよい。また、チャネル変更部42は、上位通信24において使用されている周波数チャネルを回避するように、周波数チャネルを選択してもよい。チャネル変更部42は、変更後の1つの周波数チャネルに切りかえるように、制御装置用通信部40を制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図5は、端末装置12の構成を示す。端末装置12は、通信部70、データ処理部72、制御部74を含む。通信部70は、受信部76、送信部78を含み、制御部74は、切断処理部80、接続処理部82、チャネル変更処理部84を含む。
通信部70は、HAN通信22に対応した処理を実行することによって、制御装置10、中継装置14との通信を実行する。受信部76は、制御装置10からパケット信号を受信したり、制御装置10から中継装置14を経由したパケット信号を受信したりする。受信部76は、増幅機能、周波数変換機能、復調機能を有しており、受信したパケット信号からベースバンド信号を生成する。受信部76は、ベースバンド信号をデータ処理部72、制御部74に出力する。送信部78は、変調機能、周波数変換機能、増幅機能を有しており、データ処理部72、制御部74から入力したベースバンド信号からパケット信号を生成する。送信部78は、制御装置10にパケット信号を送信したり、中継装置14を経由して制御装置10にパケット信号を送信したりする。
このようなパケット信号の通信経路は、ルーティングテーブルとして記憶されているが、ルーティングテーブルは、制御装置10でのルーティングテーブルと同様であるので説明を省略する。また、端末装置12に対して、制御装置10による前述の認証処理がなされている。認証処理の開始として、接続処理部82は、接続認証要求信号を送信部78から送信させる。受信部76は、接続認証許可信号を受信する。受信部76は、受信した接続認証許可信号を接続処理部82に出力する。接続処理部82が接続認証許可信号を入力すると、認証処理が終了になる。その後、制御装置10との通信、あるいは中継装置14を介した制御装置10との通信が可能になる。以下では、中継装置14を介した制御装置10との通信を中心に説明する。
データ処理部72は、受信部76からのベースバンド信号を入力すると、ベースバンド信号を処理する。一方、データ処理部72は、送信すべきデータが発生した場合に、ベースバンド信号を生成する。受信部76がパケット信号を受信していなければ、データ処理部72は、ベースバンド信号を送信部78に出力する。
受信部76は、中継装置14を介して制御装置10と通信している場合に、中継装置14との接続を切断するための切断要求信号を中継装置14から受信する。なお、切断要求信号は、制御装置10から中継装置14を介して受信部76に受信されている。受信部76は、受信した切断要求信号を切断処理部80に出力する。切断処理部80は、切断要求信号を入力する。切断処理部80は、切断応答信号を送信部78に出力し、送信部78は、切断応答信号を中継装置14に送信する。さらに、切断処理部80は、通信部70に対して中継装置14とのリンクを切断させる。切断処理部80は、中継装置14とのリンクが切断したことを接続処理部82に通知する。
接続処理部82は、切断処理部80からの通知を受けつけると、所定期間待機する。切断理由が周波数チャネルの変更である場合、すぐにビーコン要求信号を送信しても無駄になるからである。所定期間経過後、接続処理部82は、ビーコン要求信号を送信部78に出力する。送信部78は、ビーコン要求信号を送信する。つまり、接続処理部82は、受信部76が接続要求信号を受信した場合に、所定時間経過してから、ビーコン要求信号の送信を送信部78に開始させる。ビーコン要求信号は、接続可能な中継装置14あるいは制御装置10を探索するための信号であり、これを受信した中継装置14あるいは制御装置10は、ビーコン信号を送信する。なお、中継装置14あるいは制御装置10から送信されるビーコン信号の周波数チャネル、つまり中継装置14あるいは制御装置10において使用される周波数チャネルは未知であるので、送信部78は、周波数チャネルを変更しながらビーコン要求信号を送信する。
具体的に説明すると、接続処理部82は、ビーコン要求信号を送信するタイミングになると、チャネル変更処理部84に対して周波数チャネルの変更を指示する。チャネル変更処理部84は、指示を受けつけると、通信部70において使用される周波数チャネルを変更する。例えば、周波数チャネル「1ch」から「Nch」が順に変更される。つまり、チャネル変更処理部84は、送信部78がビーコン要求信号を送信している場合に、中継装置14が使用可能な複数の周波数チャネルのそれぞれを切りかえながら通信部70に使用させる。
特に、チャネル変更処理部84は、複数の周波数チャネルのうち、通信部70が中継装置14との通信にこれまで、つまり過去に使用していた周波数チャネルの使用割合を他の周波数チャネルの使用割合よりも高くさせる。これを説明するために、図6(a)−(b)を使用する。図6(a)−(c)は、制御部74による処理の概要を示す。図6(a)は、チャネル変更処理部84によって変更されるパターンの一例である。ここでは、説明を明瞭にするために、周波数チャネルの数を「4」とする。また、図中の「1」は、周波数チャネル「1ch」を示す。さらに、これまで使用していた周波数チャネルが「1ch」であるとする。
図6(a)のように、チャネル変更処理部84は、周波数チャネル「1ch」を「4ch」を切りかえながら繰り返し設定する。しかしながら、周波数チャネル「1ch」を使用する期間は、周波数チャネル「2ch」から「4ch」のそれぞれを使用する期間よりも長くなっている。1つの周波数チャネルを使用している期間の先頭部分において、送信部78が、ビーコン要求信号を送信すると、切断処理部80は、残りの期間で信号の受信を待ちかまえる。ビーコン要求信号を送信するための期間の長さは、すべての周波数チャネルにおいて、ほぼ同一であるので、周波数チャネル「1ch」で信号の受信を待ちかまえるための期間は、他の周波数チャネルで信号の受信を待ちかまえるための期間よりも長くなる。
図6(b)は、図6(a)とは異なった例である。図示のごとく、各周波数チャネルを使用する期間は、共通している。しかしながら、周波数チャネル「1ch」、「2ch」、「1ch」、「3ch」、「1ch」、「4ch」のように切りかえられており、周波数チャネル「1ch」を使用する頻度が他の周波数チャネルを使用する頻度よりも多くなっている。図6(c)は後述し、図5に戻る。
受信部76は、信号の受信を待ちかまえるための期間において、中継装置14から制御装置10に送信された切断応答信号であって、かつ中継装置14と制御装置10との間の接続が切断されることを示した切断応答信号を傍受すべきである。前述のごとく、中継装置14と端末装置12とのリンクが切断されてから、制御装置10と中継装置14とのリンクが切断される。後者の切断の際に送信される信号が、受信部76において傍受される切断応答信号である。この切断応答信号は、本来、中継装置14から制御装置10に送信すべき信号であって、端末装置12に送信すべき信号ではないが、その切断応答信号が端末装置12に受信される。また、中継装置14と端末装置12とのリンクに周波数チャネル「1ch」が使用されていた場合、制御装置10と中継装置14とのリンクにも周波数チャネル「1ch」が使用されている。そのため、受信部76は、周波数チャネル「1ch」において切断応答信号を傍受する。切断応答信号を傍受する確率を高めるために、前述のごとく、これまで使用していた周波数チャネルの使用割合が他の周波数チャネルの使用割合よりも高くされる。
受信部76は、切断応答信号を傍受すると、切断応答信号を接続処理部82に出力する。接続処理部82は、切断応答信号を入力すると、ビーコン要求信号の送信を送信部78に停止させる。この後、制御装置10による周波数チャネルの変更、制御装置10と中継装置14との接続がなされる予定であり、それらが完了するまで、端末装置12は中継装置14に接続する必要がないからである。接続処理部82は、ビーコン要求信号の送信停止をチャネル変更処理部84に通知する。チャネル変更処理部84は、通知を受けつけると、つまり送信部78がビーコン要求信号の送信を停止している場合に、中継装置14が使用可能な複数の周波数チャネルのそれぞれを切りかえながら受信部76に使用させる。これは、どの周波数チャネルで接続認証要求信号が送信されているか不明だからである。図6(c)のように、チャネル変更処理部84は、周波数チャネル「1ch」から「4ch」を切りかえながら繰り返し設定する。また、各周波数チャネルを使用する期間は、均等になっている。図5に戻る。
受信部76は、送信部78がビーコン要求信号の送信を停止している場合に、チャネル変更処理部84からの指示に応じて周波数チャネルを切りかえながら、いずれかの周波数チャネルにおいて、中継装置14から制御装置10に送信された接続認証要求信号を傍受する。接続認証要求信号は、中継装置14と制御装置10とが接続されることを示した信号である。つまり、中継装置14が制御装置10に接続認証要求信号を送信すると、中継装置14と制御装置10との間の認証処理がこれから開始される。その接続認証要求信号を傍受することによって、端末装置12は、中継装置14に接続可能になる状態が間もなく到来することを推定する。受信部76は、傍受した接続認証要求信号を接続処理部82に出力する。
接続処理部82は、接続認証要求信号を入力した場合に、ビーコン要求信号の送信を送信部78に再開させる。ここで、接続処理部82は、受信部76が接続認証要求信号を傍受した場合に、所定期間経過してから、ビーコン要求信号の送信を送信部78に再開させてもよい。中継装置14と制御装置10との接続が開始してから完了するまでの期間にわたって待機するためであり、そのような期間に合うように所定期間が設定される。なお、接続処理部82は、ビーコン要求信号の送信を停止してから、一定期間経過しても受信部76が接続認証要求信号を傍受しない場合、ビーコン要求信号の送信を送信部78に再開させてもよい。
前述のごとく、チャネル変更処理部84は、図6(c)のように、周波数チャネル「1ch」から「4ch」を均等に切りかえながら繰り返し設定する。なお、受信部76が接続認証要求信号を傍受した場合、チャネル変更処理部84は、受信部76、チャネル変更処理部84を介して、傍受したときの周波数チャネルの情報を取得してもよい。それにより、チャネル変更処理部84は、入力した周波数チャネルの情報をもとに、通信部70での周波数チャネルを固定する。その後、接続処理部82は、受信部76がビーコン信号を受信すると、前述の認証処理を実行する。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図7は、通信システム100によるチャネル変更手順を示すシーケンス図である。図7では、図2と同様に、制御装置10には、中継装置14、第2端末装置12bだけが登録されているとする。制御装置10は、周波数チャネル「1ch」を使用している状況下において、チャネル変更処理を開始する(S100)。制御装置10は、中継装置14を介して第2端末装置12bに切断要求信号を送信する(S102、S104)。第2端末装置12bは、中継装置14を介して制御装置10に切断応答信号を送信し(S106、S108)、切断する。制御装置10は、第2端末装置12bの情報を削除するように記憶部52を更新する(S110)。第2端末装置12bは、再接続を開始する(S112)。第2端末装置12bは、周波数チャネル「1ch」でのビーコン要求信号を送信する(S114)。また、第2端末装置12bは、周波数チャネル「Nch」でのビーコン要求信号を送信する(S116)。制御装置10は、中継装置14に切断要求信号を送信する(S118)。中継装置14は、制御装置10に切断応答信号を送信し(S120)、切断する。この切断応答信号は、第2端末装置12bに傍受される(S122)。
制御装置10は、周波数チャネル変更を実行する(S124)。中継装置14は、再接続を開始する(S126)。第2端末装置12bは、再接続を停止する(S128)。中継装置14は、周波数チャネル「1ch」でのビーコン要求信号を送信する(S130)。また、中継装置14は、周波数チャネル「Nch」でのビーコン要求信号を送信する(S132)。制御装置10は、周波数チャネル「5ch」でのビーコン信号を送信する(S134)。中継装置14は、制御装置10に接続認証要求信号を送信する(S136)。この接続認証要求信号は、第2端末装置12bに傍受される(S138)。制御装置10は、中継装置14に接続認証許可信号を送信する(S140)。
第2端末装置12bは、再接続を再開する(S142)。第2端末装置12bは、周波数チャネル「1ch」でのビーコン要求信号を送信する(S144)。また、第2端末装置12bは、周波数チャネル「Nch」でのビーコン要求信号を送信する(S146)。中継装置14は、周波数チャネル「5ch」でのビーコン信号を送信する(S148)。第2端末装置12bは、中継装置14を介して制御装置10に接続認証要求信号を送信する(S150、S152)。制御装置10は、中継装置14を介して第2端末装置12bに接続認証許可信号を送信する(S154、S156)。制御装置10は、第2端末装置12bの情報を追加するように記憶部52を更新する(S158)。
図8は、端末装置12による接続手順を示すフローチャートである。切断処理部80は、切断要求信号を受信し(S200)、切断応答信号を送信する(S202)。接続処理部82は、再接続処理を開始する(S204)。受信部76がパケット信号を受信しなければ(S206のN)、待機する。受信部76がパケット信号を受信し(S206のY)、パケット信号が中継装置14からの切断応答信号であれば(S208のY)、接続処理部82は、再接続処理を停止し(S210)、ステップ206に戻る。
パケット信号が中継装置14からの切断応答信号でなく(S208のN)、中継装置14からの接続認証要求信号であれば(S212のY)、接続処理部82は、再接続処理を再開し(S214)、ステップ206に戻る。パケット信号が中継装置14からの接続認証要求信号でなく(S212のN)、接続認証許可信号でなければ(S216のN)、ステップ206に戻る。パケット信号が接続認証許可信号であれば(S216のY)、処理が終了される。
なお、本実施例における切断要求信号、あるいは切断応答信号の利用は、装置間のデータリンク層のリンク切断の用途に限定されない。例えば、ネットワークセキュリティのセキュリティ・セッションを切断するために、切断要求信号、あるいは切断応答信号を利用することが想定される。この場合、切断要求信号として、PANA(Protocol for carrying Authentication)標準通信プロトコルのPANA Termination Request(終了要求)パケット、切断応答信号として、PANA Termination Answer(終了回答)パケットが利用される。また、本実施例における接続認証要求信号は、PANA Client Initiation(クライアント開始)であってもよい。また、本実施例における接続認証許可信号は、PANA Auth Request(認証要求)パケットであってもよい。
本実施例によれば、中継装置から制御装置に送信された切断応答信号を傍受した場合に、ビーコン要求信号の送信を停止させる無駄な信号の送信を抑制できる。また、無駄な信号の送信が抑制されるので、トラヒックの増加を抑制できる。また、無駄な信号の送信が抑制されるので、周波数チャネルが変更される場合に効率的に接続できる。また、また、ビーコン要求信号を送信している場合に、中継装置との通信に過去に使用していた周波数チャネルの使用割合を他の周波数チャネルの使用割合よりも高くさせながら、複数の周波数チャネルを切りかえるので、切断応答信号を受信しやすくできる。また、切断応答信号が受信しやすくなるので、ビーコン要求信号の送信を停止しやすくできる。また、複数の周波数チャネルを切りかえるので、さまざまな制御装置や中継装置からのビーコン信号を受信できる。
また、ビーコン要求信号の送信を停止している場合に、中継装置が使用可能な複数の周波数チャネルのそれぞれを切りかえるので、中継装置が周波数チャネルを変更した場合でも、変更した周波数チャネルの信号を受信できる。また、ビーコン要求信号の送信を停止している場合に、中継装置から制御装置に送信された接続認証要求信号を傍受した場合に、ビーコン要求信号の送信を再開するので、周波数チャネルを変更した中継装置からのビーコン信号を受信できる。また、接続認証要求信号を傍受した場合に、所定期間経過してから、ビーコン要求信号の送信を再開させるので、制御装置と中継装置とが接続するまでの間の無駄な信号の送信を抑制できる。また、中継装置を介して制御装置と通信している場合に、中継装置との接続を切断するための切断要求信号を中継装置から受信した場合に、所定時間経過してから、ビーコン要求信号の送信を開始するので、無駄な信号の送信を抑制できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の端末装置12は、中継装置14を介して制御装置10と通信すべき端末装置12であって、中継装置14に未接続である場合に、接続可能な中継装置14を探索するための第1信号を送信する通信部70と、通信部70の動作を制御する制御部74とを備える。通信部70は、中継装置14から制御装置10に送信された第2信号であって、かつ中継装置14と制御装置10との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受し、制御部74は、通信部70が第2信号を傍受した場合に、第1信号の送信を通信部70に停止させる。
通信部70は、複数の周波数チャネルのうちの1つの周波数チャネルを使用し、制御部74は、通信部70が第1信号を送信している場合に、中継装置14が使用可能な複数の周波数チャネルのそれぞれを切りかえながら通信部70に使用させており、制御部74は、複数の周波数チャネルのうち、通信部70が中継装置14との通信に過去に使用していた周波数チャネルの使用割合を他の周波数チャネルの使用割合よりも高くさせてもよい。
制御部74は、通信部70が第1信号の送信を停止している場合に、中継装置14が使用可能な複数の周波数チャネルのそれぞれを切りかえながら通信部70に使用させてもよい。
通信部70は、第1信号の送信を停止している場合に、中継装置14から制御装置10に送信された第3信号であって、かつ中継装置14と制御装置10とが接続されることを示した第3信号を傍受し、制御部74は、通信部70が第3信号を傍受した場合に、第1信号の送信を通信部70に再開させてもよい。
制御部74は、通信部70が第3信号を傍受した場合に、所定期間経過してから、第1信号の送信を通信部70に再開させてもよい。
通信部70は、中継装置14を介して制御装置10と通信している場合に、中継装置14との接続を切断するための第4信号を中継装置14から受信し、制御部74は、通信部70が第4信号を受信した場合に、所定時間経過してから、第1信号の送信を通信部70に開始させてもよい。
第1信号は、ビーコン要求信号であってもよい。
第2信号は、切断応答信号であってもよい。
第3信号は、接続認証要求信号であってもよい。
第4信号は、切断要求信号であってもよい。
本発明の別の態様は、通信システム100である。この通信システム100は、制御装置10と、制御装置10に接続可能な中継装置14と、中継装置14を介して制御装置10に接続可能な端末装置12とを備える。端末装置12は、中継装置14に未接続である場合に、接続可能な中継装置14を探索するための第1信号を送信する通信部70と、通信部70の動作を制御する制御部74とを備える。通信部70は、中継装置14から制御装置10に送信された第2信号であって、かつ中継装置14と制御装置10との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受し、制御部74は、通信部70が第2信号を傍受した場合に、第1信号の送信を通信部70に停止させる。
本発明のさらに別の態様は、通信方法である。この方法は、中継装置14を介して制御装置10と通信すべき端末装置12での通信方法であって、中継装置14に未接続である場合に、接続可能な中継装置14を探索するための第1信号を送信するステップと、中継装置14から制御装置10に送信された第2信号であって、かつ中継装置14と制御装置10との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受するステップと、第2信号を傍受した場合に、第1信号の送信を停止するステップと、を備える。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 制御装置、 12 端末装置、 14 中継装置、 16 スマートメータ、 18 収集制御局、 22 HAN通信、 24 上位通信、 26 マルチホップ通信、 28 住宅、 40 制御装置用通信部、 42 チャネル変更部、 44 制御装置用データ処理部、 46 制御装置用制御部、 52 記憶部、 70 通信部、 72 データ処理部、 74 制御部、 76 受信部、 78 送信部、 80 切断処理部、 82 接続処理部、 84 チャネル変更処理部、 100 通信システム。

Claims (12)

  1. 中継装置を介して制御装置と通信すべき端末装置であって、
    中継装置に未接続である場合に、接続可能な中継装置を探索するための第1信号を送信する通信部と、
    前記通信部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記通信部は、中継装置から制御装置に送信された第2信号であって、かつ前記中継装置と前記制御装置との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受し、
    前記制御部は、前記通信部が前記第2信号を傍受した場合に、前記第1信号の送信を前記通信部に停止させることを特徴とする端末装置。
  2. 前記通信部は、複数の周波数チャネルのうちの1つの周波数チャネルを使用し、
    前記制御部は、前記通信部が第1信号を送信している場合に、中継装置が使用可能な複数の周波数チャネルのそれぞれを切りかえながら前記通信部に使用させており、
    前記制御部は、前記複数の周波数チャネルのうち、前記通信部が中継装置との通信に過去に使用していた周波数チャネルの使用割合を他の周波数チャネルの使用割合よりも高くさせることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記制御部は、前記通信部が第1信号の送信を停止している場合に、中継装置が使用可能な複数の周波数チャネルのそれぞれを切りかえながら前記通信部に使用させることを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記通信部は、前記第1信号の送信を停止している場合に、中継装置から制御装置に送信された第3信号であって、かつ前記中継装置と前記制御装置とが接続されることを示した第3信号を傍受し、
    前記制御部は、前記通信部が前記第3信号を傍受した場合に、前記第1信号の送信を前記通信部に再開させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 前記制御部は、前記通信部が前記第3信号を傍受した場合に、所定期間経過してから、前記第1信号の送信を前記通信部に再開させることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. 前記通信部は、中継装置を介して制御装置と通信している場合に、前記中継装置との接続を切断するための第4信号を前記中継装置から受信し、
    前記制御部は、前記通信部が前記第4信号を受信した場合に、所定時間経過してから、前記第1信号の送信を前記通信部に開始させることを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  7. 前記第1信号は、ビーコン要求信号であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の端末装置。
  8. 前記第2信号は、切断応答信号であることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  9. 前記第3信号は、接続認証要求信号であることを特徴とする請求項4または5に記載の端末装置。
  10. 前記第4信号は、切断要求信号であることを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  11. 制御装置と、
    前記制御装置に接続可能な中継装置と、
    前記中継装置を介して前記制御装置に接続可能な端末装置とを備え、
    前記端末装置は、
    中継装置に未接続である場合に、接続可能な中継装置を探索するための第1信号を送信する通信部と、
    前記通信部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記通信部は、中継装置から制御装置に送信された第2信号であって、かつ前記中継装置と前記制御装置との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受し、
    前記制御部は、前記通信部が前記第2信号を傍受した場合に、前記第1信号の送信を前記通信部に停止させることを特徴とする通信システム。
  12. 中継装置を介して制御装置と通信すべき端末装置での通信方法であって、
    中継装置に未接続である場合に、接続可能な中継装置を探索するための第1信号を送信するステップと、
    中継装置から制御装置に送信された第2信号であって、かつ前記中継装置と前記制御装置との間の接続が切断されることを示した第2信号を傍受するステップと、
    前記第2信号を傍受した場合に、前記第1信号の送信を停止するステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
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