JP2017030587A - Sunshade setting tool - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ハンドルや座席シート等の日除けカバーとして、車のサンバイザーに取付け可能なサンシェードセット具に関する。 The present invention relates to a sunshade set that can be attached to a sun visor of a vehicle as a sunshade cover such as a handle or a seat.
炎天下で直射日光に晒されると、ハンドルやシフトノブが触れられないほど熱くなる場合があり、また座席シートが熱くなっている場合もあり、サンシェードが有効活用されている。
不使用時は蛇腹状に折畳んで収納し、使用時には、インストルメントパネル上に載せて広げ、且つその上部を係止具でフロントガラスに係止させるサンシェードが普及している。ただ、現実はサンシェード上部を係止具に係止するのに手間取り、単にインストルメントパネル上に立て掛けるだけで使用されるケースが多く見られる。そして、不使用時に折畳まれるといっても、その収納場所を確保しなければならず、使わないときに厄介品となっていた。
こうしたなか、不使用時に場所をとらない自動車のサンシェード構造の発明が提案されている(例えば、特許文献1)。
When exposed to direct sunlight under hot weather, the steering wheel and the shift knob may become so hot that they cannot be touched, and the seat may be hot, so the sunshade is effectively utilized.
A sunshade that folds and stores in a bellows shape when not in use, spreads on an instrument panel when used, and has its upper portion locked to a windshield with a locking tool has become widespread. However, in reality, there are many cases where it takes time to lock the upper part of the sunshade to the locking member and simply leans it on the instrument panel. And even if it is folded when not in use, it must be secured, and it has become a nuisance when not in use.
Under such circumstances, an invention of an automobile sunshade structure that does not take up space when not in use has been proposed (for example, Patent Document 1).
しかるに、特許文献1は、サンシェードがサンバイザーに一体的に組み込まれるサンシェード構造であり、後付けが困難であった。サンバイザーにサンシェードを収納する収納部と、該収納部を塞ぐカバーが設けられるサンシェード構造で、後付けするにしてもサンバイザーと共にまるごと交換する必要がある。一家族に複数台の車がある場合は、融通がきかず全てを交換する羽目になる。さらに、使用後、サンシェードを収納部にしまうにしても、サンシェードの一部分がサンバイザーに固定されていることから、車室内で手を伸ばして収納しなければならず、その作業が結構きつい。加えて、バニティミラーをサンシェードに取付ける場合があるが、特許文献1のサンシェード構造では、対応困難であった。
However,
本発明は、上記問題を解決するもので、後付けでサンバイザーへ取付け取外しができ、また他の車にも取付け可能であり、さらに収納も容易で、加えてサンバイザーにバニティミラーがあってもその使用が可能なサンシェードセット具を提供することを目的とする。 The present invention solves the above-mentioned problem, can be attached to and detached from the sun visor after retrofitting, can be attached to other vehicles, and can be easily stored, and even if the sun visor has a vanity mirror. An object of the present invention is to provide a sunshade set that can be used.
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、基板の裏面に結束バンドを固着し、且つ基板表面側の下縁沿い横方向に第一マグネット体を一体化すると共に基板表面側の上縁沿い横方向に第二マグネット体を一体化したベース体と、中央に縦方向の縦折り目域を有し、該縦折り目域を中心にして左右の半割り部を折り重ねることにより、横長さが前記基板の横長さよりも小さくなり、且つ横折り目域を複数有するサンシェード用シート部材と、該シート部材の裏面側で、左右の前記半割り部に係る上縁沿いの上縁部,展開上縁部に夫々一体化され、前記第一マグネット体に磁力吸着して、両半割り部が展開状態で保持されるようにする強磁性体の第一板片と、左右の前記半割り部の表面側を対向させて重ね合わせると共に、前記第一マグネット体に一方の半割り部の前記第一板片を磁力吸着させた状態にして、前記横折り目域で巻き込むように折畳み、前記基板上に重ね置かれる前記シート部材の裏面側で、前記第二マグネット体と対向する部位に一体化される強磁性体の第二板片と、を具備することを特徴とするサンシェードセット具にある。請求項2の発明たるサンシェードセット具は、請求項1で、上縁部及び展開上縁部の下部分に前記横折り目域を有して、これよりも下方に延在する前記シート部材の領域で、前記横折り目域と前記縦折り目域とで区画化された該シート部材の表面側区域に夫々一体化されるシート状芯材を、さらに具備することを特徴とする。請求項3の発明たるサンシェードセット具は、請求項1又は2で、シート部材が矩形であり、一方、前記基板が四角枠で、その中央域に矩形の開口部が設けられたことを特徴とする。請求項4の発明たるサンシェードセット具は、請求項2又は3で、ベース体は、複数の前記第一マグネット体が互いに離間して前記基板に一体化すると共に複数の前記第二マグネット体が互いに離間して該基板に一体化してなり、さらに、前記芯材のうち、前記上縁部及び前記展開上縁部から二つ下側に配される左右の二段目芯材が一体化した前記シート部材の裏面側部位に、前記第二板片が貼着一体化されたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the gist of the invention described in
本発明のサンシェードセット具は、不使用時に場所をとらず、サンバイザーに取付け、取外しが可能であり、運転席と助手席との共用や他の車との共用を図ることもでき、しかも、マグネット体の磁力を利用して展開は勿論、収納が頗る容易で、加えて、バニティミラーの使用にも対応できるなど優れた効果を発揮する。 The sunshade set tool of the present invention does not take up space when not in use, can be attached to and removed from the sun visor, and can be shared with the driver's seat and front passenger seat or with other vehicles, Of course, it can be easily stored using the magnetic force of the magnet body, and it can also be used for vanity mirrors.
以下、本発明に係るサンシェードセット具について詳述する。図1〜図11は本発明のサンシェードセット具の一形態で、図1はサンシェード本体の分解斜視図、図2は図1のベース体をサンバイザーに取付けた斜視図、図3は図2のサンシェード本体を折畳んで、ベース体に吸着保持させた表面側斜視図、図4は図3から第二マグネット体の磁力に抗して第二板片を離した斜視図、図5は図4における展開第一段部分と展開第三段部分との接合状態を展開させた斜視図、図6は図5を基板裏面側から見た斜視図、図7は図5における展開第二段部分と展開第三段部分との接合状態を展開させ、さらに両半割り部を展開させた正面図、図8はサンシェードセット具をサンバイザーへ取付ける説明図、図9は(イ)が図7のIX−IX線矢視図、(ロ)が(イ)の部分拡大図、図10は図3のX-X線矢視図、図11は図7のサンシェード本体の取付け位置を変更し、助手席用にした正面図である。尚、各図は図面を判り易くするため、図2はサンシェード本体SHにおけるシート材6の図示を省き、また基板1,シート部材4,第一板片71等の各構成要素の厚みを強調して大きく描く。
Hereinafter, the sunshade set according to the present invention will be described in detail. 1 to 11 show one embodiment of the sunshade set according to the present invention. FIG. 1 is an exploded perspective view of the sunshade body, FIG. 2 is a perspective view in which the base body of FIG. 1 is attached to the sun visor, and FIG. FIG. 4 is a perspective view in which the second plate piece is separated from FIG. 3 against the magnetic force of the second magnet body, and FIG. FIG. 6 is a perspective view in which the joint state between the developed first stage portion and the developed third stage portion in FIG. 6 is developed, FIG. 6 is a perspective view of FIG. 5 viewed from the back side of the substrate, and FIG. FIG. 8 is an explanatory view of attaching the sunshade set tool to the sun visor, and FIG. 9 is a diagram IX of FIG. -View taken along line IX, (b) is a partially enlarged view of (b), FIG. 10 is a view taken along line XX of FIG. 3, and FIG. It is the front view which changed the attachment position of the sunshade main body and made it for passenger seats. In order to make the drawings easy to understand, FIG. 2 omits the illustration of the sheet material 6 in the sunshade body SH, and emphasizes the thickness of each component such as the
サンシェードセット具は、ベース体BSとサンシェード本体SHとを具備する。
ベース体BSは、基板1と結束バンド3と第一マグネット体22,第二マグネット体21のマグネット体2とを備える。ベース体BSは、基板1の裏面に結束バンド3を固着し、且つ基板表面1S側の下縁14沿い横方向に第一マグネット体22を一体化すると共に基板表面1S側の上縁13沿い横方向に第二マグネット体21を一体化したサンバイザー9への取付け固定具である。
The sunshade set tool includes a base body BS and a sunshade body SH.
The base body BS includes a
基板1は、図2のごとく、サンバイザー9の大きさに合わせた横長の矩形板状のベース板である。合成樹脂製や木製,紙製等で造られ、ある程度の保形性を有しておれば足りる。ただ、車両搭載のため、ソリッドの樹脂成形品よりも発泡成形品や厚紙よりもダンボールなどで軽量化を図ったものが好ましい。例えば軽量で撓み難く、保形性に優れるスチレンボードの発泡ボードが好ましく、本実施形態の基板1もこれを用いる。
ここでの基板1は、左右対称の四角枠で、その中央域に矩形の開口部10が設けられる。サンバイザー9に基板1が取付けられた状態下でも、サンバイザー9のバニティミラー910を使用できるようにするためである。この四角枠の基板1の両側寄りに、図6のごとく結束バンド3が固着される。
As shown in FIG. 2, the
The board |
結束バンド3は帯状の樹脂製バンドである。一対の結束バンド3は夫々二分割され、四角枠基板1の裏面で、その上縁13側フレームに上側バンド部32の基端部分が固着され、上方に先端部分が突出する。またその下縁14側フレームに下側バンド部33の基端部分が固着され、下方に先端部分が突出する。
ここで、本発明でいう「基板1の裏面」,「裏面側」とは、サンバイザー9を下ろして使用状態にし、該サンバイザー9へ車室内から乗員がサンシェード本体SHを取付ける図8で、サンバイザー9と対向する「基板1の面」,「面側」を指し、「基板1の表面」,「表面側」は乗員と向き合う「基板1の面」,「面側」を指す。サンシェード本体SHについて、「表面側」とは、運転席側サンバイザー9に、サンシェード本体SHがベース体BSに取付け状態にある図7のサンシェードセット具を、運転席に座った乗員から見たとする該図7の正面視で、その紙面表面側の面をいう。また、「上側」,「下側」とは、図7のサンシェードセット具の正面視で、「紙面上側」,「紙面下側」を指す。
結束バンド3には、図1のごとく上側バンド部32の先端部分の表面と下側バンド部33の先端部分の裏面に、対の面ファスナー37,38がそれぞれ貼着一体化されている。よって、図2のように該結束バンド3をサンバイザー9に巻き付けるだけで、基板1がサンバイザー9に簡便に取付け保持される。
The
Here, the “back surface of the
As shown in FIG. 1, a pair of hook-and-
マグネット体2は永久磁石で、ここでは外観形状を円盤形状とする。マグネット体2を構成する磁石は固体磁石(又は可撓性磁石)で、磁石は磁力が強力なNd,Sm等のレアアースを含む希土類磁石や希土類鉄磁石が好ましく、本実施形態もこれらの固体磁石を採用する。マグネット体2は第一マグネット体22と第二マグネット体21とを備える。
第一マグネット体22は、基板表面1S側の下縁14沿い横方向に埋設一体化される。複数(図1は七個)の第一マグネット体22が所定ピッチで互いに離間して、図1のように基板下縁14沿いの全域に亘るように一体化している。各第一マグネット体22は左右対称位置にあり、基板表面1Sと第一マグネット体22が基板表面1S側に現れる面は面一とする。図7や図11のごとく、左右に展開した両半割り部41,42が、第一マグネット体22と後述する第一板片71との接合(又は近接)による磁力吸着で、その展開状態に維持される。
The
The
第二マグネット体21は、永久磁石からなる円盤状の金属品で、基板表面1S側の上縁13沿い横方向に一体化される。詳しくは、複数(図1は七個)の第二マグネット体21が、基板表面1S側の上縁13沿い横方向の全域に亘るように、図1のごとく互いに離間して所定ピッチで配設される。各第二マグネット体21も左右対称位置にあり、第二マグネット体21の基板表面1S側に現れる面も基板表面1Sと面一とする。尚、第二マグネット体21や前記第一マグネット体22の基板1からの脱落を防ぐべく、これを覆うようにして基板表面1Sにフィルムを被着することもできる。
The
サンシェード本体SHは、中央に縦方向の縦折り目域45を有し、該縦折り目域45を中心にして左右の半割り部41,42を折り重ねることにより、横長さ2Lが前記基板1の横長さaよりも小さくなるシート状又は板状の部材である。また、複数の横折り目域46を有して、一方の半割り部の一側縁を図7のごとく前記基板1の一側縁1cに合わせて、その半割り部の上縁部410を基板表面1S側の第一マグネット体22に磁力吸着させ、横折り目域46で折畳まれた折り重ね体4Kの縦長さが基板1の縦長さbと同等又はそれ以下となる(図10)。本発明でいうサンシェード本体SHや基板1の「横長さ」は、サンシェード本体SHが展開状態にある図7の正面視で、それらの紙面各横方向の長さをいい、「縦長さ」は図7でそれらの紙面各縦方向長さをいう。
The sunshade body SH has a
サンシェード本体SHはサンシェード用シート部材4と芯材5と表面側シート材6とを備える。シート部材4は、矩形にして、サンシェード本体SHの正面視大きさと同じ大きさである。1cシート部材4は、屈曲自在のシート状にして、中央に縦方向の縦折り目域45を有し、該縦折り目域45を中心にして左右の半割り部41,42を折り重ねることにより、横長さLが前記基板1の横長さaよりも小さくなる。縦折り目域45で折り重ねられた状態になったシート部材4の長さLは、基板1の横長さaの1/2以上で2/3以下が好ましい(図2)。この範囲が取り扱い易く、日差し防止の効果を得るからである。そして横折り目域46を複数有する。シート部材4は半割り部41,42の表面側を対向させて重ね合わせた後、横折り目域46で巻き込むように折畳めるようにするため、横折り目域46での折り目は表面側,裏面側の双方に向けてどちらでも折畳めるようにしている。後述する第一板片71が、左右の前記半割り部41,42に係る上縁沿いの上縁部410,展開上縁部420に夫々一体化され、前記第一マグネット体22に磁力吸着して、両半割り部41,42が基板1に展開状態で保持される。
The sunshade body SH includes a
本実施形態のシート部材4は、アルミ蒸着シート(アルミ蒸着フィルムを含む)で、高い反射性を有し且つフレキシブル性があり耐屈曲性に優れたシート状体である。シート部材4はどこからでも折り重ねられる。そこで、シート部材4が縦折り目域45と横折り目域46の必要箇所に限って円滑に折り曲げられるよう、このシート部材4の表面に折り重ね体4Kの大きさに対応させる保形材たる芯材5を貼着する。前記シート部材4の上縁部410,展開上縁部420の下部分に横折り目域46を有して、該横折り目域46から下方に延在する該シート部材4の領域で、横折り目域46と縦折り目域45とで隔てられて区画化されるように、腰のあるシート状芯材5がシート部材4の表面に貼着一体化される。
サンシェード本体SHは、展開状態で、図7,図9のごとく広げたサンシェード本体SHの正面視大きさになる矩形シート部材4と、縦折り目域45と横折り目域46とで区画化されたシート部材4の表面側に貼着される矩形薄板の芯材5と、を備え、さらに該芯材5をシート部材4とでサンドイッチ状に挟着する表面側シート材6を備える。保形材たる芯材5がシート部材4とシート材6に挟まれ、両者の真ん中に位置する文字通りの芯材となる。上縁部410から下方に延在するシート部材4の領域で、縦折り目域45及び横折り目域46用のスペースを空け、折り重ね体4Kの平面視形状に合わせた大きさにして、シート部材4の表面4S側に板状のシート状芯材5が貼着される。縦折り目域45や横折り目域46での折畳みを円滑実施できるようにするためである。使用時にフロントガラスFGと対向するシート面側をアルミ蒸着されたシート部材4とする。シート材6は上縁部410よりも下方に配されるシート部材4の部分と略同じ大きさとする(図9のロ)。本シート材6やシート部材4のシートにはシートの他、フィルムを含む。
一本の縦折り目域45が左右の半割り部41,42の大きさを同じにして、図7のごとく該縦折り目域45が対称軸線になって、両半割り部41,42が線対称品になる。右側半割り部41の横長さLを、図示のごとく基板1の横長さaよりも小さくする一方、両半割り部41,42を展開すれば、基板1の横長さaよりも大きく設定する。ここで、右側半割り部41は、サンシェード本体SHが運転席サンバイザーに取付けセット状態にある図7で、運転席から見て右側に配される半割り部とする。横折り目域46は三本設けており、横折り目域46間長さを基板1の縦長さbに合わす。該横折り目域46よって上下方向に四分割されるが、上縁部410,展開上縁部420は芯材5を貼着せず、芯材5の合計は図2のごとく合計六枚とする。
図1,図2で、右側半割り部41は、上縁部410から横折り目を介して第一段部分411が下方へ延在し、さらに該第一段部分411から横折り目を介して第二段部分412、第二段部分412から第三段部分413が延在する。尚、図1はシート部材4の裏面4Rが現れているので、左右逆表示になる。そして、右側半割り部41から他方の左側半割り部42が縦折り目域45を介して延在する。詳しくは、上縁部410から展開上縁部420が縦折り目域45を介して延び、第一段部分411から展開第一段部分421が、第二段部分412から展開第二段部分422が、第三段部分413から展開第三段部分423が、それぞれ縦折り目域45を介して延在する。サンシェード本体SHは左右対称、上下非対称になっている。符号43,44はサンシェード本体SHの上縁,下縁を示す。
前記両半割り部の上縁部410,展開上縁部420の夫々に第一板片71が一体固着される。
The
The sunshade body SH is a sheet divided into a
One
In FIG. 1 and FIG. 2, in the
The
第一板片71は、左右の前記半割り部41,42に係る上縁沿いの上縁部410,展開上縁部420に夫々一体化され、前記第一マグネット体22に磁力吸着して、両半割り部41,42が図7や図11の展開状態で該第一マグネット体22に保持されるようにする強磁性体の板片である。半割り部41,42の上縁長さLよりも若干短くした帯板状の第一板片71が、図1のごとくシート部材裏面4R側で両半割り部41,42の上縁沿いの表面に夫々貼着一体化される。強磁性体とは鉄,ニッケル,コバルト及びその合金などのように磁石に強く引き付けられる物質をいう。本実施形態の第一板片71は、鉄製の薄板を細長矩形板にカットした板片を用い、両面テープの一方の面を該板片に貼着し、他方の面をシート部材4の裏面で、左右の上縁部410,展開上縁部420に貼着して該シート部材4に一体化させている。粘着剤に代えて接着剤を用いると、双方の一体化が強力になりより好ましくなる。第一板片71に鉄製板片を用いると、展開した左側半割り部42で、基板1から図7のように外方へ突き出す左側半割り部42の展開上縁部420がよれたり垂れたりしないので、サンシェード本体SHが大きく開いた状態を保持できる効果がある。
The
ところで、低価格の鉄粉を配合した合成樹脂(又は鉄粉配合ゴム)で成形したフェライトテープ片を第一板片71として用いることもできる。本発明でいう第一板片71や後述の第二板片72の板片にはテープ片を含む。例えば、鉄粉配合脂(又は鉄粉配合ゴム)で成形したフェライトテープ片の一方の面に、粘着剤層と剥離材とが積層付与された複合フェライトテープ片から剥離材を剥がし、該粘着剤層を他方の半割り部の上縁沿いの裏面に対向させて、その面に貼着一体化できるようにした粘着剤層付きフェライトテープ片とすると、サンシェード本体SH裏面への第一板片71の一体化作業が楽になりより好ましくなる。鉄粉とは鉄粉末又は鉄化合物の粉末である。剥離材は剥離紙や剥離フィルムを指す。尚、第一板片71にフェライトテープ片を用いた場合、展開上縁部420がよれたり垂れたりさせない保形部材が別途必要になる。
Incidentally, a ferrite tape piece molded from a synthetic resin (or iron powder-containing rubber) containing low-priced iron powder can also be used as the
第二板片72は、左右の半割り部41,42の表面側を対向させるようにして重ね合わせると共に、第一マグネット体22に一方の半割り部の第一板片71を磁力吸着させた状態にして、横折り目域46で巻き込むように折畳み、基板1上に重ね置かれる前記シート部材4の裏面4R側で、第二マグネット体21と対向する部位に一体化される強磁性体の板片である。本実施形態の第二板片72は、サンシェード本体SH裏面側で、両半割り部41,42に係る第二段部分412,展開第二段部分422の上縁沿いに貼着一体化される細長矩形板とする。芯材5のうち、上縁部410及び展開上縁部420から二つ下側に配される左右の二段目芯材5を一体化したシート部材4の裏面側部位に、第二板片72が貼着一体化される。第二板片72も、第一板片71と同様、鉄製の細長矩形板の板片7に両面テープの一方の面を貼着し、他方の面をサンシェード本体SH裏面で、第二段部分412,展開第二段部分422に貼着して該サンシェード本体SHに一体化させている。
両半割り部41,42を重ね合わせた後、横折り目域46で、図5から図4のようにして巻き込むように折畳み、さらに図3のように巻き込むように折畳んでなる折り重ね体4Kが、第二板片72と前記第二マグネット体21との接合又は近接による磁力吸着で、該基板1に係止される構成とする。一連の折畳みによって、図3の折り重ね体4Kに係る第二段部分412の裏面に現れる第二板片72と、基板表面1Sの上縁13沿いに配された第二マグネット体21とが対面接合して、第二マグネット体21の磁力吸着で、折り重ね体4Kが図3の状態を保って基板1に係止保持される。
The
After the two
尚、図1〜図9のサンシェードセット具は右ハンドルの運転席側に取付けるものであるが、助手席側に取付けることもできる。斯かる場合は、基板1の右側縁にサンシェード本体SHの右側縁を合わせてセットした図7に代えて、図11のように基板1の左側縁にサンシェード本体SHの左側縁を合わせてセットする。炎天下で、助手席の座席シートが熱くなるのを防止できる。
1 to 9 is attached to the driver seat side of the right handle, it can be attached to the passenger seat side. In such a case, instead of FIG. 7 in which the right edge of the sunshade body SH is aligned with the right edge of the
このように構成したサンシェードセット具は、日差しが強い日などで、ハンドルやシフトノブ等の日除けカバーとしてサンシェード本体SHが必要なときに、サンバイザー9にベース体BSを結束バンド3で巻回固定して、サンシェードセット具を簡単に取付け対応できる。特許文献1のように車購入時のカスタム仕様にすることなく、後付けでしかも着脱自在に車に取付け可能である。一家族に複数台の車がある場合でも、サンシェードセット具を融通し合って、他の車に取付けできる。ベース体BSとサンシェード本体SHとが別体構成で、且つ左右対称品になっているので、運転席,助手席に両用できる。
The sunshade setting tool constructed in this way is used to fix the base body BS around the
そして、ベース体BSとサンシェード本体SHと第一板片71,第二板片72を具備し、サンシェード本体SHが縦折り目を中心にして左右の半割り部41,42を折り重ねることにより、横長さLが前記基板1の横長さaよりも小さくなり、また左右に展開した半割り部41,42の双方が、第一マグネット体22と第一板片71との接合又は近接による磁力吸着で、その展開状態に維持されるので、ハンドルやシフトノブ等の日除けカバーとしての大きさが確保でき、炎天下で車が直射日光に晒された場合でも、ハンドルやシフトノブが触れられないほど熱くなる事態を避けることができる。サンシェード本体SHとしての役目を十分果たす。また、図11のように基板1の左側縁にシート部材4の左側縁を合わせて、第一マグネット体22に第一板片71を磁力吸着させてサンシェード本体SHを垂らせば、助手席側サンバイザー9に取付けて、助手席シートが熱くなるのを防止できる。
また、上縁部410,展開上縁部420の横折り目域46が屈曲自在になっていることから、車のサンバイザー9がどのような角度でも、第一板片71を第一マグネット体22に磁力吸着させて、基板1にサンシェード本体SHを取付け維持でき、極めて優れものになっている。本発明は車室内温度を下げるのが目的でなく、炎天下で、停止後の再運転操作をし易くしたり、座席シートが熱くなるのを防いだりするものであることから、サンシェード本体SHの軽量化,薄型を図ることもできる。
The base body BS, the sunshade body SH, the
Further, since the
また、両半割り部41,42を表側同士が向き合うようにして重ね合わせ、さらに横折り目域46で巻き込むように折畳み、第一マグネット体22に第一板片71を磁力吸着させ、基板1上に重ね置かれるサンシェード本体SHの折り重ね体4Kで、第二マグネット体21と対向する部位に一体化される強磁性体の第二板片72を備え、第二板片72と第二マグネット体21との接合又は近接による磁力吸着で、該基板1に係止される構成であるので、不使用時に場所をとらない。従来のサンシェード本体SHは不使用時に蛇腹状に折畳んで、後部座席等に収納していたが、後部座席に乗員が乗ると、改めてサンシェード本体SHの収納場所探しをしなければならず厄介であった。
これに対し、本発明のサンシェードセット具は、図3のようにサンバイザー9に取付けたまま小さく折畳んだ後、該サンバイザー9を持ち上げれば、図8のごとくフロントガラスFG上方の車両ボディルーフ82へ寄せられる。サンバイザー9の天井側に付くので、場所をとらず、置き場所に困ることがない。サンバイザー9で隠れるので目障りにならず、運転に支障もでない。また、サンシェード本体SHに、図7のように縦折り目域45,横折り目域46が設けられているので、サンバイザー9に取付けたまま、折り重ね体4Kへスムーズに小さく折畳むことができる。折り重ね体4Kには、基板1上に置かれる際、第二マグネット体21と対向する部位に強磁性体の第二板片72が一体化されているので、第二マグネット体21と第二板片72とが磁力の吸引し合う力で、折り重ね体4Kの形成を助け、サンバイザー9に取付けたまま小さく折畳み収納する作業が容易になる。折り畳み易くする縦折り目域45,横折り目域46の形成にとどまらず、第二マグネット体21が磁力による自律的作用で、サンシェード本体SHを円滑収納できる。サンシェードセット具はこのコンパクト化した収納状態を保ったまま走行できる。勿論、折り重ね体4Kの状態で磁力吸着によって基板表面1Sに係止できる一方、磁力吸着であるので、基板1から第一板片71,第二板片72付きサンシェード本体SHを磁力に抗して取り外すこともできる。使い勝手に優れる。
Further, the
On the other hand, the sunshade setting tool of the present invention is mounted on the
さらに、シート部材4に係る上縁部410及び展開上縁部420の下部分に横折り目域46を有して、これよりも下方に延在する該シート部材4の領域で、横折り目域46と縦折り目域45とで区画化されたシート部材4の表面側区域にシート状芯材5が夫々一体化されると、縦折り目域45,横折り目域46の箇所での折り畳みがスムーズに運び、作業性が一段と向上する。加えて、サンシェード本体SHの表面側にシート材6が設けられると、該シート材6の表面に、キャラクター等の絵や図柄、模様,図形を施せば、遊び心を演出したサンシェード本体SHにもなる。
Further, the
一方、前記収納状態からサンシェード本体SHを展開して使用する場合は、サンバイザー9を図8のように倒した後、切欠15を利用して、乗員が第二マグネット体21の磁力に抗して折り重ね体4Kを自らの方に引き寄せれば、図4のごとく第二板片72が一体化した第二段部分412を基板1から容易に離すことができる。展開できれば、後は、重力で瞬時に右側半割り部41が展開し、その後、乗員が手で左側半割り部42を基板1の露出部分側に軽いタッチで広げれば、第一マグネット体22に第一板片71が磁力吸引されて吸着し、サンシェード本体SHが図7のごとく展開し使用状態に素早く維持される。図5の第三段部分413,展開第三段部分423を垂らした後、サンシェード本体SHの展開設定は縦折り目域45を中心に左右の半割り部41,42が在る第一マグネット体22の数量が異なるため、容易に操作できる。収納状態のサンシェード本体SHから使用状態にする場合も手間取らず、時間がかからない。第一マグネット体22,第二マグネット体21と第一板片71,第二板片72との磁石による磁力を利用して、前述のごとく収納は勿論、展開も頗る容易になっている。
On the other hand, when the sunshade body SH is deployed and used from the stowed state, the occupant resists the magnetic force of the
さらにいえば、基板1が四角枠で、その中央域に矩形の開口部10を設けると、サンバイザー9に装備されたバニティミラー910を継続使用できる。結束バンド3はバニティミラー910の裏面側に配されるので、邪魔にならず、車種によるバニティミラー910の位置に制限を受けない。特許文献1のようにサンシェード本体SHを取付けるのに、バニティミラー910の設置を取り止めることもない。本発明は双方を共存させて、乗員の満足度を高める。
加えて、本サンシェードセット具はサンバイザー9に取付けるので、図8のようにフロントガラスFGに対向するようにサンバイザー9を下ろして、ハンドルやシャフトの日除けだけでなく、サンバイザー9の棒状支持部材92をサイドウィンドゥに沿うように回転させれば、第一マグネット体22への第一板片71の磁力吸着位置を調整して、サイドウィンドゥから日差しが入るのも簡単に防ぐことができる。
かくのごとく、本サンシェードセット具は数々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
More specifically, if the
In addition, since the sunshade set is attached to the
As such, the present sunshade set device has a number of excellent effects and is extremely useful.
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。ベース体BS,基板1,第一マグネット体22,第二マグネット体21,結束バンド3,サンシェード本体SH,第一板片71,第二板片72等の形状,大きさ,個数,材料,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。
The present invention is not limited to those shown in the above-described embodiment, and various modifications can be made within the scope of the present invention depending on the purpose and application. Shape, size, number, material, material of base body BS,
1 基板
1R 裏面(基板裏面)
1S 表面(基板表面)
21 第二マグネット体
22 第一マグネット体
3 結束バンド
4 シート部材
41,42 半割り部
410 上縁部
420 展開上縁部
45 縦折り目域
46 横折り目域
5 芯材
52 第二段目芯材
71 第一板片
72 第二板片
1
1S surface (substrate surface)
DESCRIPTION OF
Claims (4)
中央に縦方向の縦折り目域を有し、該縦折り目域を中心にして左右の半割り部を折り重ねることにより、横長さが前記基板の横長さよりも小さくなり、且つ横折り目域を複数有するサンシェード用シート部材と、
該シート部材の裏面側で、左右の前記半割り部に係る上縁沿いの上縁部,展開上縁部に夫々一体化され、前記第一マグネット体に磁力吸着して、両半割り部が展開状態で保持されるようにする強磁性体の第一板片と、
左右の前記半割り部の表面側を対向させて重ね合わせると共に、前記第一マグネット体に一方の半割り部の前記第一板片を磁力吸着させた状態にして、前記横折り目域で巻き込むように折畳み、前記基板上に重ね置かれる前記シート部材の裏面側で、前記第二マグネット体と対向する部位に一体化される強磁性体の第二板片と、を具備することを特徴とするサンシェードセット具。 A base body in which a binding band is fixed to the back surface of the substrate, the first magnet body is integrated in the lateral direction along the lower edge of the substrate surface side, and the second magnet body is integrated in the lateral direction along the upper edge of the substrate surface side. When,
It has a vertical fold area in the vertical direction at the center, and by folding the left and right halves around the vertical fold area, the horizontal length becomes smaller than the horizontal length of the substrate, and there are a plurality of horizontal fold areas. A sunshade sheet member;
On the back side of the sheet member, the upper edge portion along the upper edge of the left and right halved portions, and the development upper edge portion are respectively integrated, magnetically attracted to the first magnet body, both halved portions are A first plate of ferromagnetic material to be held in an unfolded state;
The left and right halves are superposed with their surface sides facing each other, and the first plate piece of one halved part is magnetically attracted to the first magnet body so as to be wound in the lateral fold region. And a ferromagnetic second plate piece integrated with a portion facing the second magnet body on the back side of the sheet member which is folded on the substrate and placed on the substrate. Sunshade set tool.
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