JP2017029393A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017029393A JP2017029393A JP2015152540A JP2015152540A JP2017029393A JP 2017029393 A JP2017029393 A JP 2017029393A JP 2015152540 A JP2015152540 A JP 2015152540A JP 2015152540 A JP2015152540 A JP 2015152540A JP 2017029393 A JP2017029393 A JP 2017029393A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- effect
- game
- time
- mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段とを備える遊技機であって、予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段が操作された場合に前記表示手段の表示内容を変更し(S2304〜S2305)、前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定されている特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を無効にする(S3402)。
【選択図】図34
Description
まず、本発明の第1の実施形態に係る遊技機10について説明する。
ここに、図1は遊技機10の外観斜視図、図2及び図3は遊技機10の展開図、図4は遊技機10の遊技盤31の正面図である。以下、本実施形態で使用する前後左右及び上下の表現は、図1〜図3に示されている前後方向D1、上下方向D2、及び左右方向D3により定義されるものとする。
前面枠11は、図1及び図2に示すように、発射ハンドル21、操作ボタン22、上皿23、下皿24、パネル25、スピーカ26、及び電飾部27などを備える。
内枠12は、図2及び図3に示すように、遊技盤31、遊技球発射機構32、及び制御ユニット33を備える。なお、図2では図示の簡略化のために遊技盤31の盤面上の記載を省略している。
裏パックユニット13は、図3に示すように、払出機構130及び周辺制御ユニット140を備える。
次に、図5を参照しつつ、遊技機10のシステム構成について説明する。
メイン制御ユニット331は、遊技機10における遊技の主たる制御を実行する主制御装置4を備える主制御手段の一例である。主制御装置4は、予め設定された特定遊技状態への移行の抽選として、大当たり抽選を実行する。主制御装置4には、MPU41及び入出力I/F42などが搭載されている。MPU41は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU41には、ROM411及びRAM412が内蔵されている。
図5に示すように、サブ制御ユニット332は、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6を備えており、主制御ユニット331から入力される制御信号に基づいて図柄表示部341における図柄変動表示及び演出表示を実行する副制御手段の一例である。
音声ランプ制御装置5は、MPU51及び入出力I/F52などを備える。MPU51は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU51には、ROM511及びRAM512が内蔵されている。
表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される各種のコマンド(制御信号)に基づいて図柄表示部341の表示を制御する。具体的に、表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される表示変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341の表示を制御することにより図柄変動表示及び演出表示を実行する。
払出制御装置7には、MPU71及び入出力I/F72などが搭載されている。MPU71は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU71には、ROM711及びRAM712が内蔵されている。
発射制御装置8は、遊技球発射機構32の駆動を制御する発射制御IC81を備える。具体的に、発射制御IC81は、発射ハンドル21が回転操作されている間、遊技球発射機構32の球送り装置322を駆動させることにより、上皿23に貯留されている遊技球を発射レール321上に供給させる。そして、発射制御IC81は、発射ハンドル21の操作量を検出し、その操作量に応じて遊技球発射機構32のソレノイド323を駆動させることにより、発射レール321上の遊技球を遊技盤31に向けて発射させる。このとき、発射制御IC81は、予め設定された周期(例えば0.6sec)でON/OFFが切り替わるクロック信号を駆動信号として球送り装置322及びソレノイド323を駆動させる。これにより、遊技機10では、0.6secごとに1個の遊技球が遊技領域に向けて発射される。
電源制御装置9は、各種のセンサ及び駆動部などを駆動するための+12V電圧、各種の制御装置で使用されるロジック用の+5V電圧などを生成する。そして、電源制御装置9は、生成した+12V又は+5Vの電圧を、主制御装置4、音声ランプ制御装置5、表示制御装置6、払出制御装置7、及び発射制御装置8などに供給する。
次に、図9〜図11のフローチャートを参照しつつ、主制御装置4のMPU41によって実行される各種の処理について説明する。具体的に、遊技機10において、MPU41は、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理、立ち上げ処理後に実行されるメイン処理、定期的に起動される主タイマ割込処理、及び停電時に実行されるNMI割込処理などを実行する。なお、本実施形態では、前記立ち上げ処理及び前記NMI割込処理については説明を省略する。
まず、ステップS901では、主制御装置4に接続されている各種のセンサ又はスイッチの検出状態を判断するセンサ検出処理を実行する。例えば、入球センサ313a〜317a、磁気センサ35、及び電波センサ36などの検出状態を判断する。このとき、入球センサ313a〜317aのいずれかへの遊技球の入球が検出された場合には、その情報を入賞検知情報としてRAM412に保存する。
次に、ステップS902では、乱数初期値カウンタCIN1の更新を実行する。具体的には、乱数初期値カウンタCIN1を1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
続いて、ステップS903では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び電動役物開放カウンタC4の更新を実行する。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び電動役物開放カウンタC4をそれぞれ1加算し、それらのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
その後、ステップS904では、上作動口314又は下作動口315への入賞に伴う後述の始動入賞処理(図10参照)を実行し、ステップS905では、発射制御処理を実行した後、当該主タイマ割込処理を終了させる。
ここで、図10を参照しつつ、前記ステップS904でMPU41により実行される始動入賞処理を説明する。
まず、ステップS1001では、上作動口314又は下作動口315のいずれかの作動口に遊技球が入賞したか否かを判断する。ここで、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入賞したと判断すると(S1001:Yes)、処理がステップS1002に移行し、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入賞していないと判断すると(S1001:No)、当該始動入賞処理を終了させる。
ステップS1002では、RAM412の保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nが上限値(本実施形態では4)未満であるか否かを判断する。ここで、保留数Nが上限値未満であれば(S1002:Yes)、処理がステップS1003に移行し、保留数Nを1加算する。一方、保留数Nが上限値以上であれば(S1002:No)、当該始動入賞処理を終了させる。
ステップS1004では、前記ステップS903(図9参照)で更新された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、RAM412における保留格納エリア412bの第1保留エリアRE1〜RE4のうち最初の空き保留エリアに格納し、当該始動入賞処理を終了させる。
次に、図11を参照しつつ、MPU41によって実行されるメイン処理について説明する。前記メイン処理では遊技の主要な制御処理が実行される。前記メイン処理では、ステップS1101〜S1106の処理が4msec周期の定期処理として実行され、その残余時間でステップS1107〜S1109のカウンタ更新処理が実行される。
まず、ステップS1101では、前記主タイマ割込処理又は前回のメイン処理で設定されたコマンド等の出力データをサブ制御ユニット332や周辺制御ユニット140などの各制御装置に送信する外部出力処理を実行する。例えば、RAM412において変動パターンコマンド等のコマンドが設定されている場合には、サブ制御ユニット332にそのコマンドを送信する。また、RAM412における前記入賞検知情報の有無を判断し、前記入賞検知情報があれば払出制御装置7に対して賞球コマンドを送信する。
次に、ステップS1102では、変動種別カウンタCS1の値を更新する。具体的には、変動種別カウンタCS1を1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
その後、ステップS1103では、払出制御装置7に出力する賞球コマンドを設定する。具体的に、RAM412に記憶されている入賞検知情報に基づいて、一般入賞口313等に入賞が発生したか否かを判断する。そして、入賞が発生している場合は、その入賞に応じて払い出す賞球数を示す賞球コマンドを設定する。
そして、ステップS1104では、各遊技回における遊技を制御するための遊技回制御処理を実行する。なお、遊技回制御処理については後段で詳述するが、遊技回制御処理では、前述の大当たり抽選が実行され、図柄表示部341による図柄変動表示に必要な変動パターンコマンドが設定される。このとき、MPU41は、前記ステップS903で更新される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及びステップS1109で更新される変動種別カウンタCS1の各値に基づいて、大当たり抽選の抽選結果及び変動表示時間を示す変動パターンコマンドを設定する。
次に、ステップS1105では、ステップS1104における大当たり抽選の結果などに基づいて遊技状態を移行させるための遊技状態移行処理を実行する。遊技状態移行処理では、遊技状態を、開閉実行モード、高確率モード、低確率モード、高頻度サポートモードなどに移行させる。例えば、開閉実行モードは、大当たり抽選の結果が大当たり当選である場合に実行される動作モードである。そして、開閉実行モードでは、可変入賞口316の開閉扉316bを開放した後、可変入賞口316の開閉扉316bの最大開放時間が経過すること、又は可変入賞口316に遊技球が規定数入賞することのいずれかの条件が成立した場合に、可変入賞口316の開閉扉316bを閉鎖する1ラウンドの開閉処理が所定ラウンド数繰り返し実行される。
続いて、ステップS1106では、メイン表示部37の表示制御処理を実行する。前記表示制御処理では、メイン表示部37における他方の前記7セグメント表示器で、変動パターンコマンドに対応する変動表示時間の間だけ図柄変動表示が実行され、その図柄変動表示は抽選結果を示す図柄で停止する。また、前記表示制御処理では、遊技球がスルーゲート317を通過したことを条件に、その通過したタイミングで電動役物開放カウンタC4の値を取得し、メイン表示部37における一方の前記7セグメント表示器で図柄変動表示が実施される。そして、電動役物開放カウンタC4の値により図柄の抽選が実施され、図柄の当たり状態になると、下作動口315に付随する電動役物315bを所定時間開放する。
ステップS1107では、次のメイン処理の実行タイミングが到来したか否か、即ち前回のメイン処理の開始から所定時間(本実施形態では4msec)が経過したか否かを判断する。ここで、次のメイン処理の実行タイミングが到来したと判断すると(S1107:Yes)、処理がステップS1101に移行し、前述したS1101以降の各処理が実行される。一方、次のメイン処理の実行タイミングが到来していないと判断すると(S1107:No)、次のメイン処理の実行タイミングが到来するまでの間、即ち次の前記メイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間の間は、ステップS1108及びステップS1109を繰り返し実行する。
ステップS1108では、乱数初期値カウンタCIN1を更新する。具体的には、乱数初期値カウンタCIN1を1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。
ステップS1109では、変動種別カウンタCS1を更新する。具体的には、変動種別カウンタCS1を1加算し、それらのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1を更新した後、処理は前記ステップS1107に戻される。
ここで、図12を参照しつつ、前記ステップS1104でMPU41により実行される遊技回制御処理について説明する。
ステップS1201では、遊技機10が開閉実行モード中であるか否かを判断し、開閉実行モード中である場合は(S1201:Yes側)、当該遊技回制御処理が終了し、開閉実行モード中でない場合は(S1201:No側)、処理がステップS1202に移行する。例えば、開閉実行モードの実行の有無は、MPU41が開閉実行モードの開始時にオンに設定し、開閉実行モードの終了時にオフに設定する開閉実行モードフラグ412iに基づいて判断される。
ステップS1202では、現在が図柄変動表示中であるか否かを判断し、図柄変動表示中である場合は(S1202:Yes側)、処理がステップS1221に移行し、図柄変動表示中でない場合は(S1202:No側)、処理がステップS1203に移行する。例えば、図柄変動表示中であるか否かは、MPU41が、図柄変動表示の開始時にオンに設定し、変動表示時間が経過してから更に予め設定されている確定時間が経過した場合(S1224:Yes)にオフに設定する変動表示中フラグ412jに基づいて判断される。
ステップS1221では、図柄変動表示の開始から変動表示時間が経過したか否かを判断し、変動表示時間が経過していないと判断した場合は(S1221:No側)、処理がステップS1222に移行し、変動表示時間が経過したと判断した場合は(S1221:Yes側)、処理がステップS1223に移行する。なお、変動表示時間は、後述の変動開始処理(図14参照)のステップS1406において、RAM412に設けられている変動表示時間カウンタ412kに設定され、後述の変動開始処理(図14参照)のステップS1408における図柄変動表示開始後、メイン処理(図11参照)が実行される4msec間隔でカウントダウンされる。そして、MPU41は、変動表示時間カウンタ412kが0になった場合に変動表示時間が経過したと判断する。
ステップS1222では、メイン表示部37の図柄を変動させる変動表示用処理を実行し、当該遊技回制御処理を終了する。
ステップS1223では、当該遊技回に対応する大当たり抽選の結果に応じた停止結果をメイン表示部37に表示させる変動終了表示が実行される。なお、既に前記停止結果が表示されている場合にはその状態が維持される。
ステップS1224では、図柄変動表示の開始から変動表示時間が経過した後、更に予め設定されている確定時間が経過したか否かが判断される。具体的に、MPU41は、変動表示時間の経過後(S1221:Yes)、次のステップS1225で徐々に更新される確定時間カウンタ412pが予め設定されている確定時間に対応するカウント値に達したか否かにより確定時間の経過の有無を判断する。例えば、確定時間は、0.5sなどである。本実施形態では、MPU41によりメイン処理(図11参照)が4msecごとに実行されるため、確定時間に対応するカウント値は125である。
ステップS1225では、前述したように確定時間カウンタ412pが更新される。具体的には、前記メイン処理が実行される4msecの間隔で確定時間カウンタ412pが1ずつ加算される。
ステップS1226では、確定時間カウンタ412pを0にリセットし、変動表示中フラグ412jをオフに設定し、当該遊技回制御処理を終了する。これにより、次の遊技回においても、変動表示時間の経過後に確定時間の計時が可能である。
また、前記ステップS1202で図柄変動表示中ではないと判断された場合、続くステップS1203では、保留格納エリア412bの保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nが0であるか否かを判断する。ここで、保留数Nが0である場合は(S1203:Yes側)、当該遊技回制御処理が終了し、保留数Nが0でない場合は(S1203:No側)、処理がステップS1204に移行する。
ステップS1204では、保留格納エリア412bに記憶されている当否情報のデータについて後述のデータ設定処理(図13参照)を実行する。
ここで、図13を参照しつつ、前記ステップS1204においてMPU41によって実行される前記データ設定処理の一例について説明する。
まず、ステップS1301では、保留数記憶エリアNAに記憶されている保留数Nを1減算し、ステップS1302では、第1保留エリアRE1から実行エリアAEに当否情報を移動させる。続いて、ステップS1303では、第2保留エリアRE2〜第4保留エリアRE4の当否情報を1つずつシフトさせる。具体的に、ステップS1303では、第2保留エリアRE2の当否情報を第1保留エリアRE1に移動させ、第3保留エリアRE3の当否情報を第2保留エリアRE2に移動させ、第4保留エリアRE4の当否情報を第3保留エリアRE3に移動させる。
その後、ステップS1304では、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4の当否情報がシフトした旨を示すシフトコマンドを設定する。そして、前記ステップS1304で設定されたシフトコマンドは、MPU41により実行される次回のメイン処理(図11参照)のステップS1101で音声ランプ制御装置5に送信される。
次に、図12の遊技回制御処理に戻り、ステップS1205では、実行エリアAEに格納された当否情報に基づく図柄変動表示を図柄表示部341に実行させるための変動開始処理を実行する。即ち、MPU41は、RAM412に記憶されている第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4の前記当否情報について順次変動開始処理を実行する。
ここで、図14を参照しつつ、前記ステップS1205においてMPU41によって実行される変動開始処理の一例について説明する。
ステップS1401では、遊技機10が高確率モードであるか否かを判断し、高確率モードである場合は(S1401:Yes側)、処理がステップS1402に移行し、高確率モードでない場合は(S1401:No側)、処理がステップS1411に移行する。具体的に、MPU41は、高確率モードであるか否かを、RAM412に設けられた高確率モードフラグ412dに基づいて判断する。高確率モードフラグ412dは、MPU41によって高確率モードへの移行時にオンに設定され、低確率モードへの移行時にオフに設定される。
ステップS1402では、高確率当否テーブル(図8(B)参照)に基づいて、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報に含まれる大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。ここに、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であることが、予め定められた状態移行条件の一例である。
一方、ステップS1411では、低確率当否テーブル(図8(A)参照)に基づいて、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報に含まれる大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であるか否かの当否判定を実行する。ここに、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であることも、予め定められた状態移行条件の一例である。
そして、ステップS1403では、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であると判定されたか否かにより処理が分岐する。具体的に、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値であると判断した場合は(S1403:Yes側)、処理がステップS1404に移行し、大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり当選に対応する値でないと判断した場合は(S1403:No側)、処理がステップS1431に移行する。
ステップS1431では、RAM412に設けられた外れフラグ412nをオンに設定する。外れフラグ412nは、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報の大当たり抽選の結果が外れであるか否かを示す。また、ステップS1431では、大当たり抽選の結果が外れである当該遊技回におけるメイン表示部37の停止結果も設定される。なお、外れフラグ412nは、メイン処理(図11参照)が実行された後、オフに設定される。
ステップS1404では、大当たりの種別が確変大当たりであるか否かを判断し、確変大当たりである場合は(S1404:Yes側)、処理がステップS1405に移行し、確変大当たりでない場合は(S1404:No側)、処理がステップS1441に移行する。具体的には、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報の大当たり種別カウンタC2と、振分テーブル(図8(C)参照)とに基づいて、大当たりの種別が判断される。
ステップS1405では、RAM412に設けられた確変大当たりフラグ412lをオンに設定する。確変大当たりフラグ412lは、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報の大当たり抽選の結果が確変大当たりであるか否かを示す。また、ステップS1405では、大当たり抽選の結果が確変大当たりである当該遊技回におけるメイン表示部37の停止結果も設定される。なお、確変大当たりフラグ412lは、メイン処理(図11参照)が実行された後、オフに設定される。
一方、ステップS1441では、RAM412に設けられた通常大当たりフラグ412mをオンに設定する。通常大当たりフラグ412mは、実行エリアAEに現在記憶されている当否情報の大当たり抽選の結果が通常大当たりであるか否かを示す。また、ステップS1441では、大当たり抽選の結果が通常大当たりである当該遊技回におけるメイン表示部37の停止結果も設定される。なお、通常大当たりフラグ412mは、メイン処理(図11参照)が実行された後、オフに設定される。
その後、ステップS1406では、当該遊技回の変動パターンを特定し、その変動パターンに対応する図柄表示部341の変動表示時間を変動表示時間カウンタ412kに設定する。具体的に、通常大当たりフラグ412mがオンに設定されている場合には、変動種別カウンタCS1と通常大当たり変動テーブル(図8(E)参照)とに基づいて変動パターンを特定する。また、確変大当たりフラグ412lがオンに設定されている場合には、変動種別カウンタCS1と確変大当たり変動テーブル(図8(F)参照)とに基づいて変動パターンを特定する。さらに、外れフラグ412nがオンに設定されている場合には、変動種別カウンタCS1と外れ変動テーブル(図8(G)参照)とに基づいて変動パターンを特定する。
ステップS1407では、当該遊技回における大当たり抽選の結果と前記ステップS1406で特定された変動パターンとを含む変動パターンコマンドを設定し、RAM512に記憶する。これにより、MPU41により実行される次回のメイン処理(図11参照)のステップS1401では、変動パターンコマンドが音声ランプ制御装置5に送信され、音声ランプ制御装置5は、変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341による図柄変動表示などを実行する。
ステップS1408では、メイン表示部37の図柄変動表示を開始させ、変動表示中フラグ412jをオンに設定する。ここで開始された図柄変動表示は、前記ステップS1406で設定された変動表示時間の経過後に、前記ステップS1405、S1431、又はS1441のいずれかで設定された停止結果の状態で停止する。
次に、音声ランプ制御装置5でMPU51によって実行される各種の処理について説明する。
ここに、図15は、MPU51によって実行される副タイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャートである。MPU51は、前記副タイマ割込処理を1msec周期の定期処理として実行する。
ここに、図16は、前記操作検出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記操作検出処理では、操作ボタン22の操作状態を検出し、過去3回分の操作履歴を順次更新するための処理を実行する。遊技機10では、MPU51によって前記操作検出処理が実行されることにより、予め定められた間隔(本実施形態では1msec間隔)で操作ボタン22の操作の有無が判断されることになる。
図16に示すように、前記操作検出処理において、ステップS1601では、第2検出フラグ512bの値を第1検出フラグ512aにシフト(上書き)させる。また、ステップS1602では、第3検出フラグ512cの値を第2検出フラグ512bにシフト(上書き)させる。その後、ステップS1603では、操作スイッチ22aにより検出される操作ボタン22の操作状態を第3検出フラグ512cに記憶(上書き)させ、当該操作検出処理は終了する。
ここに、図17は、前記検出パターン判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記検出パターン判定処理では、第1検出フラグ512a、第2検出フラグ512b、及び第3検出フラグ512cの記憶情報に基づいて、操作ボタン22の操作履歴に発生している検出パターンを判定する。
図17に示すように、前記検出パターン判定処理において、ステップS1701では、3回前の操作ボタン22の操作状態を示す第1検出フラグ512aがオンであるか否かを判断する。ここで、第1検出フラグ512aがオンである場合(S1701:Yes)、処理がステップS1702に移行し、第1検出フラグ512aがオフである場合(S1701:No)、処理がステップS1705に移行する。
次に、ステップS1702では、2回前の操作ボタン22の操作状態を示す第2検出フラグ512bがオンであるか否かを判断する。ここで、第2検出フラグ512bがオンである場合(S1702:Yes)、処理がステップS1703に移行し、第2検出フラグ512bがオフである場合(S1702:No)、処理がステップS1708に移行する。
さらに、ステップS1703では、直近の操作ボタン22の操作状態を示す第3検出フラグ512cがオンであるか否かを判断する。ここで、第3検出フラグ512cがオンである場合(S1703:Yes)、処理がステップS1704に移行し、第3検出フラグ512cがオフである場合(S1703:No)、処理がステップS1710に移行する。
ステップS1704では、第1パターンフラグ512dをオン、第2パターンフラグ512e及び第3パターンフラグ512fをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。即ち、操作ボタン22の3回分の操作状態に、「ON」、「ON」、「ON」の操作パターンが発生した場合に、第1パターンフラグ512dがオンになる。そして、第1パターンフラグ512dは、操作ボタン22の操作状態が継続しているか否かを判断するための指標として利用される。
また、ステップS1701で、第1検出フラグ512aがオンでないと判断した場合(S1701:No)、続くステップS1702では、2回前の操作ボタン22の操作状態を示す第2検出フラグ512bがオンであるか否かを判断する。ここで、第2検出フラグ512bがオンである場合(S1705:Yes)、処理がステップS1706に移行し、第2検出フラグ512bがオフである場合(S1705:No)、処理がステップS1710に移行する。
さらに、ステップS1706では、直近の操作ボタン22の操作状態を示す第3検出フラグ512cがオンであるか否かを判断する。ここで、第3検出フラグ512cがオンである場合(S1706:Yes)、処理がステップS1707に移行し、第3検出フラグ512cがオフである場合(S1706:No)、処理がステップS1710に移行する。
ステップS1707では、第2パターンフラグ512eをオン、第1パターンフラグ512d及び第3パターンフラグ512fをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。即ち、操作ボタン22の3回分の操作状態に、「OFF」、「ON」、「ON」の操作パターンが発生した場合に、第2パターンフラグ512eがオンになる。そして、第2パターンフラグ512eは、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化したか否かを(操作ボタン22の操作が開始されたか否か)を判断するための指標として利用される。このように、第2パターンフラグ512eを用いて、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化したか否かを判断すれば、電波又は静電気などのノイズに起因する操作ボタン22の操作開始の誤検出が防止され、遊技者が意図しないタイミングで操作ボタン22の操作開始が演出表示に反映されることが防止される。
そして、ステップS1711では、操作ボタン22の操作間隔を判断するために使用される操作間隔カウンタ512wが0に設定される。なお、操作間隔カウンタ512wは、操作ボタン22が操作されていない状態が継続している時間を示し、後述のステップS1503で徐々に加算され、操作ボタン22の操作開始時にステップS1711で0にリセットされる。これにより、MPU51は、操作間隔カウンタ512wを参照することにより操作ボタン22の操作間隔を認識することができる。
また、ステップS1702で、第2検出フラグ512aがオンでないと判断した場合(S1702:No)、続くステップS1708では、直近の操作ボタン22の操作状態を示す第3検出フラグ512cがオンであるか否かを判断する。ここで、第3検出フラグ512cがオンである場合(S1708:Yes)、処理がステップS1710に移行し、第2検出フラグ512bがオフである場合(S1708:No)、処理がステップS1709に移行する。
ステップS1709では、第3パターンフラグ512fをオン、第1パターンフラグ512d及び第2パターンフラグ512eをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。即ち、操作ボタン22の3回分の操作状態に、「ON」、「OFF」、「OFF」の操作パターンが発生した場合に、第3パターンフラグ512fがオンになる。そして、第3パターンフラグ512fは、操作ボタン22が操作状態から非操作状態に変化したか否かを(操作ボタン22の操作が終了したか否か)を判断するための指標として利用される。このように、第3パターンフラグ512fを用いて、操作ボタン22が操作状態から非操作状態に変化したか否かを判断すれば、電波又は静電気などのノイズに起因する操作ボタン22の操作開始の誤検出が防止され、遊技者が意図しないタイミングで操作ボタン22の操作終了が演出表示に反映されることが防止される。
一方、ステップS1710では、第1パターンフラグ512d、第2パターンフラグ512e、及び第3パターンフラグ512fをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。
ここで、図15の説明に戻り、カウンタ更新処理S1503では、演出種別カウンタ512p、変動表示カウンタ512q、高速変動カウンタ512r、監視カウンタ512v、操作間隔カウンタ512wの更新を実行する。具体的には、演出種別カウンタ512pを1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。ここで更新される演出種別カウンタ512pは、主制御装置4から受信する変動パターンコマンドに基づいて変動種別及び演出種別を決定するために使用される。また、変動表示カウンタ512q及び高速変動カウンタ512r各々は1減算され、監視カウンタ512v及び操作間隔カウンタ512wは1加算される。
ここに、図18は、前記コマンド判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記コマンド判定処理では、主制御装置4から受信するコマンドを判定し、そのコマンドに対応する処理を実行する。
図18に示すように、前記コマンド判定処理において、ステップS1801では、主制御装置4からコマンドを受信したか否かを判断する。ここで、コマンドを受信した場合は(S1801:Yes)、処理がステップS1802に移行し、コマンドを受信していない場合は(S1801:No)、当該コマンド判定処理を終了させる。なお、主制御装置4から受信したコマンドは、RAM512の未処理コマンド記憶領域に格納され、MPU51は、前記未処理コマンド記憶領域を参照することによりコマンドの受信の有無を判断する。なお、前記未処理コマンド記憶領域に記憶されているコマンドは、前記ステップS1801でコマンドを受信したと判断され、処理の対象となった場合に前記未処理コマンド記憶領域から消去され、例えば処理作業用の記憶領域に記憶される。
次に、ステップS1802では、受信したコマンドが変動パターンコマンドであるか否かを判断する。ここで、コマンドが変動パターンコマンドでない場合は(S1802:No)、処理がステップS1821に移行し、変動パターンコマンドである場合は(S1802:Yes)、処理がステップS1803に移行する。
ステップS1821では、主制御装置4から受信したその他のコマンドに基づく処理を実行した後、当該コマンド判定処理を終了させる。例えば、ステップS1821では、保留数コマンド又はシフトコマンドが入力された場合に、保留数カウンタ512jの値を更新し、図柄表示装置341に表示される保留数Nを示す保留図柄の数を保留数コマンド又はシフトコマンドに基づいて変更する保留数表示処理が実行される。これにより、MPU51は、保留数カウンタ512jを参照することにより現在の保留数Nを認識することが可能である。また、大当たり開始コマンドを受信した場合には、その大当たり開始コマンドに対応して予め設定されている大当たり開始処理が実行され、大当たり終了コマンドを受信した場合には、その大当たり終了コマンドに対応して予め設定されている大当たり終了処理が実行される。
ステップS1803では、主制御装置4から受信した変動パターンコマンドに基づいて変動種別及び演出種別を決定する。具体的に、MPU51は、変動パターンコマンドと、予めROM511に記憶されている変動種別テーブル511a及び演出種別テーブル511bと、RAM512pに記憶されている演出種別カウンタ512pの値とに基づいて変動パターンを特定する。演出種別テーブル511bには、ノーマルリーチに対応するノーマルリーチ演出テーブル、特殊リーチに対応する特殊リーチ演出テーブル、及びスーパーリーチに対応するスーパーリーチ演出テーブルが含まれる。
ステップS1804では、表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。前記単発操作演出とは、図柄表示部341で行われる演出表示の実行中に、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の1回の操作に応じて、単発操作結果画像が演出結果として表示されるタイプの演出である。ここで、表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別を示す場合は(S1804:Yes)、処理がステップS1805に移行し、表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別でない場合は(S1804:No)、処理がステップS1806に移行する。
ステップS1805では、単発操作演出を実行するための単発操作設定処理を実行し、処理はステップS1810に移行する。前記単発操作設定処理では、単発演出フラグ512gをオンに設定し、今回の単発操作演出に対応する単発操作結果を決定する。具体的に、ROM511の単発テーブル511cには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する単発操作結果が定められている。そして、単発操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている単発テーブル511cとに基づいて、今回の単発操作演出に対応する単発操作結果が決定される。
また、ステップS1806では、表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。前記連打操作演出とは、図柄表示部341で行われる演出表示の実行中に、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の断続操作(連打操作)に応じて連打演出画像が表示された後、操作ボタン22の操作回数を示す連打カウンタ512kが第1規定値に達した場合に連打操作結果画像が演出結果として表示されるタイプの演出である。ここで、表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別である場合は(S1806:Yes)、処理がステップS1807に移行し、表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別でない場合は(S1806:No)、処理がステップS1808に移行する。
ステップS1807では、連打操作演出を実行するための連打操作設定処理を実行し、処理はステップS1810に移行する。具体的に、前記連打操作設定処理では、連打演出フラグ512hをオンに設定し、今回の連打操作演出に対応する第1規定値を決定する。具体的に、ROM511の連打テーブル511dには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する第1規定値が定められている。そして、連打操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている連打テーブル511dとに基づいて、今回の連打操作演出に対応する第1規定値が決定される。前記第1規定値は、前記連打操作演出処理の終了条件として使用される操作ボタン22の操作回数に対応する値である。例えば、抽選結果が大当たりである場合、第1規定値は、連打テーブル511dと所定の乱数値とに基づいて、5/100の確率で「20回」、10/100の確率で「10回」、85/100の確率で「5回」に決定される。一方、抽選結果が外れである場合、第1規定値は、連打テーブル511dに基づいて、5/100の確率で「50回」、10/100の確率で「100回」、85/100の確率で「200回」に決定される。なお、抽選結果が外れである場合は、第1規定値が連打操作演出の実行中に到達できない程大きな値に設定されることも考えられる。
また、ステップS1808では、表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。前記長押し操作演出とは、図柄表示部341で行われる演出表示の実行中に、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の長押し操作に応じて長押し演出画像が表示された後、操作ボタン22の操作時間を示す長押しカウンタ512mが第2規定値に達した場合に長押し操作結果画像が演出結果として表示されるタイプの演出である。ここで、表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別である場合は(S1808:Yes)、処理がステップS1809に移行し、表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別でない場合は(S1808:No)、処理がステップS1810に移行する。なお、長押しカウンタ512mは、操作ボタン22の操作が継続している操作時間を示すために用いられる数値の一例であり、操作ボタン22の操作時間が時間(msec)の単位で管理されてもよい。
ステップS1809では、長押し操作演出を実行するための長押し操作設定処理を実行し、処理はステップS1810に移行する。具体的に、長押し操作設定処理では、長押し演出フラグ512iをオンに設定し、今回の長押し操作演出に対応する第2規定値を決定する。具体的に、ROM511の長押しテーブル511eには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する第2規定値が定められている。そして、長押し操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている長押しテーブル511eとに基づいて、今回の長押し操作演出に対応する第2規定値が決定される。前記第2規定値は、前記長押し操作演出処理の終了条件として使用される操作ボタン22の操作時間に対応する値である。例えば、抽選結果が大当たりである場合、第2規定値は、長押しテーブル511eと所定の乱数値とに基づいて、5/100の確率で「1000」、10/100の確率で「600」、85/100の確率で「300」に決定される。一方、抽選結果が外れである場合、第2規定値は、長押しテーブル511eに基づいて、5/100の確率で「10000」、10/100の確率で「20000」、85/100の確率で「30000」に決定される。なお、抽選結果が外れである場合は、第2規定値が長押し操作演出の実行中に到達できない程大きな値に設定されることも考えられる。
ステップS1810では、変動パターンコマンドに対応する変動表示時間が変動表示カウンタ512qに設定され、その変動表示時間に対応する高速変動時間が高速変動カウンタ512rに設定される。前記変動表示時間及び前記高速変動時間は、前述したように前記変動パターンコマンドと前記変動種別テーブル511a(図19(A)参照)とに応じて判断される。また、ステップS1810では、図柄変動表示後の停止時間である前記確定時間(本実施形態では0.5s)を前記変動表示時間に加算した時間を1回の遊技回における変動表示時間として、その変動表示時間に対応するカウント値が変動表示カウンタ512qに設定される。そして、変動表示カウンタ512q及び高速変動カウンタ512rは、前記ステップS1503で1ずつ減算され、MPU51は、変動表示カウンタ512q及び高速変動カウンタ512rに基づいて、図柄変動表示中であるか否か、高速変動表示中であるか否か、前記変動表示時間及び前記高速変動時間の残り時間などを判断することが可能である。例えば、MPU51は、高速変動カウンタ512rが0になった場合に高速変動表示の終了と判断し、変動表示カウンタ512qが0になった場合に図柄変動表示の終了と判断することが可能である。なお、変動種別テーブル511aで設定されている前記変動表示時間に前記確定時間が含まれており、前記ステップS1810では、前記変動種別テーブル511aで設定されている前記変動表示時間がそのまま変動表示カウンタ512qに設定されることも他の実施形態として考えられる。また、図柄変動表示における通常変動表示後の前記確定時間を考慮することなく、前記変動種別テーブル511aで設定されている前記変動表示時間がそのまま変動表示カウンタ512qに設定されてもよい。
ステップS1811では、図柄表示部341における変動種別及び演出種別の内容を特定するための表示変動パターンコマンドを表示制御装置6に出力し、当該コマンド判定処理を終了させる。表示変動パターンコマンドは、ステップS1803で決定された変動種別及び演出種別を識別するための情報であって、表示制御装置6のROM611には、表示変動パターンコマンド各々に対応する変動画像及び演出画像などが記憶されている。これにより、表示制御装置6では、MPU61が、表示変動パターンコマンドに対応する変動種別及び演出種別に応じて図柄表示部341における変動表示及び演出表示を実行する。
図15の説明に戻り、ステップS1505の単発操作演出処理では、単発演出フラグ512gがオンである場合に、操作ボタン22の単発操作を演出に反映させる単発操作演出が実行される。具体的には、単発操作演出を開始する旨のメッセージ等が表示された後、操作ボタン22の単発操作に応じて、前記ステップS1805で設定された今回の単発操作演出に対応する単発操作結果を表示させる。なお、単発演出フラグ512gは、単発操作演出処理において単発操作結果が表示された場合にオフに設定される。
ステップS1506の長押し操作演出処理では、長押し演出フラグ512iがオンである場合に、操作ボタン22の長押し操作を演出に反映させる長押し操作演出が実行される。具体的には、長押し操作演出を開始する旨のメッセージ等が表示された後、操作ボタン22の長押し操作に応じて、前記ステップS1809で設定された今回の長押し操作演出に対応する長押し操作結果を表示させる。なお、長押し演出フラグ512iは、長押し操作演出処理において長押し操作結果が表示された場合にオフに設定される。
ステップS1507の連打操作演出処理では、遊技者による操作ボタン22の連打操作が演出に反映される連打操作演出が実行される。ここに、図20は、前記連打操作演出処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図20に示すように、ステップS2001では、連打操作演出が実行される場合に前記ステップS1807でオンにされる連打演出フラグ512hに基づいて連打操作演出の実行の要否を判断する。ここで、連打演出フラグ512hがオンである場合(S2001:Yes)、処理がステップS2002に移行し、連打演出フラグ512hがオンでない場合(S2001:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
ステップS2002では、前記連打操作演出の操作開始タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記連打操作演出における操作ボタン22の操作の受付が開始されるまでの連打待機時間が前記連打操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、前記ステップS2002では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記連打操作演出の種類に対応する前記連打待機時間が経過した場合に前記連打操作演出の操作開始タイミングが到来したと判断する。ここで、前記連打操作演出の操作開始タイミングが到来している場合は(S2002:Yes)、処理がステップS2003に移行し、前記連打操作演出の操作開始タイミングが到来していない場合は(S2002:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
ステップS2003では、操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かを受付開始フラグ512nがオンであるか否かに応じて判断する。受付開始フラグ512nは、操作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すフラグであり、後述するように、ステップS2032でオンに設定され、ステップS2010でオフに設定される。ここで、受付開始フラグ512nがオンである場合は(S2003:Yes)、処理がステップS2004に移行し、受付開始フラグ512nがオンでない場合は(S2003:No)、処理がステップS2031に移行する。
ステップS2031では、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、操作ボタン22の操作開始タイミングが到来したことを通知するための連打操作開始画像を図柄表示部341に表示させる。
そして、ステップS2032では、操作ボタン22の操作の受付を開始するため、受付開始フラグ512nをオンにする。これにより、次に当該連打操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS2003において処理がステップS2004に移行することになる。なお、受付開始フラグ512nは、後述のステップS2010でオフとなる。
一方、前記ステップS2003で操作ボタン22の操作の受付が開始済であると判断された場合、続くステップS2004では、操作ボタン22の操作有効期間内であるか否かを判断する。具体的に、ROM511には、前記連打操作演出の種類ごとに予め設定された有効待ち時間(例えば1〜5秒)が記憶されている。そして、MPU51は、前記連打操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過していない場合に操作有効期間内であると判断する。ここで、前記操作有効期間内である場合は(S2004:Yes)、処理がステップS2005に移行し、前記操作有効期間内でなければ(S2004:No)、処理がステップS2041に移行する。
ステップS2041では、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、前記連打操作演出の終了を示す演出終了画像を図柄表示部341に表示する。例えば、このとき図柄表示部341では、図柄変動表示が終了して主図柄が停止している。また、図柄表示部341では、前記連打操作演出の終了後も図柄変動表示が継続することも考えられる。
ステップS2005では、操作ボタン22が操作されたか否かを第2パターンフラグ512eがオンであるか否かに応じて判断する。ここで、操作ボタン22が操作されたと判断すると(S2005:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS2006に移行する。また、操作ボタン22が操作されていないと判断すると(S2005:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
ステップS2006では、連打カウンタ512kを1ずつ加算する。これにより、連打カウンタ512kには、連打操作演出における操作有効期間内の操作回数が記憶されることになる。
ステップS2007では、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、連打カウンタ512kの値に対応する連打操作演出画像を図柄表示部341に表示させる。具体的に、ROM611には、連打カウンタ512kの値の増加に伴って内容が変化する複数の連打操作演出画像が記憶されており、連打カウンタ512kの値に対応する前記連打操作演出画像が読み出されて表示される。例えば、前記連打操作演出が、操作ボタン22の連打操作に応じて図柄変動表示で変動する図柄を移動させる演出又は図柄の変動にブレーキを掛ける演出である場合には、図柄が徐々に移動する画像又は図柄の変動が徐々に減速する画像などが図柄表示部341に表示される。その他、前記連打操作演出は、例えば操作ボタン22の操作に応じて扉が徐々に開く演出や物が破壊される演出であってもよい。
次に、ステップS2008では、連打カウンタ512kが連打操作演出に対応する前記第1規定値以上に達したか否かを判断する。なお、前記第1規定値は、演出内容が連打操作演出であると判断された場合に、前記ステップS1807で設定される値である。ここで、連打カウンタ512kが前記第1規定値以上である場合は(S2008:Yes)、処理がステップS2009に移行し、連打カウンタ512kが前記第1規定値以上でない場合は(S2008:No)、当該連打操作演出処理は終了する。
そして、ステップS2009では、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、操作ボタン22の連打操作結果として前記連打操作結果画像を図柄表示部341に表示する。例えば、このとき図柄表示部341では、図柄変動表示が終了して主図柄が停止している。また、図柄表示部341では、前記連打操作演出の終了後も図柄変動表示が継続することも考えられる。
その後、ステップS2010では、連打操作演出処理で使用される連打演出フラグ512h及び受付開始フラグ512nをオフにし、連打カウンタ512kを0にクリアする。
ステップS2011では、連打操作演出処理の終了後の操作ボタン22の連打操作の継続の有無を判断するための連打継続フラグ512tをオンに設定し、予め設定されている監視時間の経過を計時するために用いられる監視カウンタ512vを0に設定する。
ステップS2012では、操作ボタン22の操作に応じて遊技機10の遊技モードを切り替える後述のモード制御処理において用いられる保存カウンタ512uに現在のモードカウンタ512sの値を記憶させる。遊技機10では、前記遊技モードの種別に応じて、図柄表示部341の背景画像及びスピーカ26からの再生音声などが変更される。
ここで、図21及び図22を参照しつつ、遊技者による操作ボタン22の連打操作が演出に反映される連打操作演出が実行される場合の図柄表示部341における図柄変動表示の一例について説明する。
図15の説明に戻り、遊技機10では、ステップS1508において、音声ランプ制御装置5のMPU51によって後述のモード制御処理が実行される。前記モード制御処理では、複数の遊技モードから実行する遊技モードが任意に選択可能であり、図柄表示部341では、前記遊技モードに対応する背景画像が背景領域342に表示される。
ステップS2301では、変動表示カウンタ512qが0であるか否か、即ち図柄変動表示が実行されているか否かが判断される。ここで、図柄変動表示が実行されておらず変動表示カウンタ512qが0であると判断された場合(S2301:Yes)、処理はステップS2303に移行する。また、図柄変動表示が実行されており変動表示カウンタ512qが0でないと判断された場合は(S2301:No)、処理がステップS2302に移行する。ここに、本実施形態では、変動表示カウンタ512qが0であること(S2301:Yes)、即ち図柄変動表示が実行されていないことが予め設定されている変更可能条件の一例である。なお、変動表示カウンタ512qの値は、前記変動表示時間に前記確定時間が足された時間を1回の遊技回における変動表示時間として、その変動表示時間に対応するカウント値であるため、実際には図柄変動表示が停止した後、前記確定時間が経過するまでの間は、図柄変動表示が実行されていると判断されることになる。
ステップS2302では、高速変動カウンタ512rが0であるか否か、即ち高速変動表示が実行されているか否かが判断される。ここで、高速変動表示が実行されておらず高速変動カウンタ512rが0であると判断された場合は(S2302:Yes)、当該モード制御処理が終了する。また、高速変動表示が実行されており高速変動カウンタ512rが0でないと判断された場合は(S2302:No)、処理がステップS2303に移行する。ここに、本実施形態では、変動表示カウンタ512qが0でなく(S2301:No)、且つ高速変動カウンタ512rが0でないこと(S2302:No)、即ち高速変動表示が実行されていることが、予め設定されている変更可能条件の一例である。
ステップS2303では、操作ボタン22が操作されたか否かを判断する。具体的に、第2パターンフラグ512eがオンである場合に、操作ボタン22が操作されたと判断される。ここで、操作ボタン22が操作されたと判断されると(S2303:Yes)、処理がステップS2304に移行し、操作ボタン22が操作されていないと判断されると(S2303:No)、処理がステップS2306に移行する。
ステップS2304では、現在の遊技モードの種別を示すモードカウンタ512sが更新される。具体的に、モードカウンタ512sを1加算し、そのカウンタ値が予め設定された最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にリセットする。前記最大値は予め設定されている遊技モードの種類の数であり、本実施形態では3つの遊技モードが設定されているため、前記最大値は2である。なお、モードカウンタ512sの初期値は例えば0である。
そして、ステップS2305では、前記ステップS2304で更新された後のモードカウンタ512sのカウント値を含むモードコマンドが表示制御装置6に送信される。ここに、前記ステップS2301〜S2305を実行することにより、前記変更可能条件を充足する状態で操作ボタン22が操作された場合に前記遊技モードを切り替えて図柄表示部341の表示内容を変更を実行するときのMPU51が第1表示制御手段の一例である。これにより、表示制御装置6では、MPU61が、ROM611に記憶されているモードテーブルに基づいて、前記モードコマンドに含まれている前記カウント値に対応する遊技モードを特定し、前記遊技モードに対応する背景画像などを図柄表示部341に表示させる遊技モード切替処理を実行する。
具体的に、図23の説明に戻り、ステップS2306では、連打操作演出の終了後に継続して操作ボタン22の連打操作が実行されているか否かを判断するために用いられる連打継続フラグ512tがオンであるか否かを判断する。ここで、連打継続フラグ512tがオンである場合(S2306:Yes)、処理がステップS2307に移行し、連打継続フラグ512tがオフである場合(S2306:No)、当該モード制御処理が終了する。
ステップS2307では、連打操作演出の終了から、予め設定された監視時間が経過したか否かを判断する。具体的には、前記監視時間の経過を判断するために用いられる監視カウンタ512vが前記監視時間に対応する監視カウント値以上であるか否かを判断する。ここで、前記監視時間が経過したと判断すると(S2307:Yes)、処理がステップS2309に移行し、前記監視時間が経過していないと判断すると(S2307:No)、処理がステップS2308に移行する。監視カウンタ512vは、前記ステップS2011で0に設定され、前記ステップS1503で加算されることにより、連打操作演出の終了後の経過時間を示す。なお、本実施形態では、前記連打操作演出の終了から前記監視時間が経過することが、前記遊技モードの切り替えによる表示内容の変更を取り消すための特定条件の一例である。
ステップS2308では、操作ボタン22の操作間隔が、予め設定された許容間隔以下であるか否かにより操作ボタン22の連打操作が継続しているか否かを判断する。具体的には、操作ボタン22の操作間隔を示す操作間隔カウンタ512wの値が、前記許容間隔に対応する時間を示す値として設定された許容カウント値以下であるか否かを判断する。ここで、操作ボタン22の操作間隔が前記許容間隔以下であると判断すると(S2308:Yes)、当該モード制御処理が終了し、操作ボタン22の操作間隔が前記許容間隔以下でないと判断すると(S2308:No)、処理がステップS2309に移行する。なお、本実施形態では、前記連打操作演出の終了後に操作ボタン22の連打操作が終了することも、前記遊技モードの切り替えを取り消すための特定条件の一例である。
ステップS2309では、連打操作演出の終了時のモードカウンタ512sの値として記憶された保存カウンタ512uの値と、現在のモードカウンタ512sの値とが同じであるか否かが判断される。即ち、ステップS2309では、連打操作演出の終了から前記監視時間の経過までの間に遊技モードが変更されているか否かが判断される。ここで、保存カウンタ512uの値と現在のモードカウンタ512sの値とが同じでなければ(S2309:No)、処理がステップS2310に移行し、保存カウンタ512uの値と現在のモードカウンタ512sの値とが同じであれば(S2309:Yes)、処理がステップS2312に移行する。
ステップS2310では、モードカウンタ512sの値が更新され、処理はステップS2309に戻される。具体的には、モードカウンタ512sの値が1加算され、そのカウンタ値が予め設定された最大値に達した場合は当該カウンタ値が0にリセットされる。これにより、ステップS2309〜S2310では、モードカウンタ512sの値と保存カウンタ512uの値とが同じ値になるまでモードカウンタ512sが更新される。
ステップS2311では、現在のモードカウンタ512sの値を含むモードコマンドが表示制御装置6に送信される。これにより、表示制御装置6では、MPU61が、前記モードコマンドに対応する遊技モードを特定し、前記遊技モードに対応する背景画像を図柄表示部341に表示させる遊技モード切替処理を実行する。即ち、連打操作演出の終了後に継続する操作ボタン22の連打操作によって遊技モードが切り替えられている場合であっても、前記ステップS2309〜S2311の自動復帰処理により、遊技機の遊技モードが連打操作演出の終了時の遊技モードに自動的に復帰し、図柄表示部341の背景画像が連打操作演出の終了直後の背景画像に戻される。ここに、前記連打操作演出処理が実行された後、前記特定条件が充足するまでの間における操作ボタン22の操作による前記遊技モードの切り替えを、前記特定条件の充足後に取り消す前記自動復帰処理を実行するときのMPU51が第2表示制御手段の一例である。なお、最初に前記ステップS2309が実行された時点で既に保存カウンタ512uの値とモードカウンタ512sの値とが同じである場合、即ち遊技モードが変更されていない場合には、前記モードコマンドの送信は省略されてもよい。
なお、ステップS2312では、前記連打操作演出の実行終了時に前記ステップS2011でオンに設定されていた連打継続フラグ512tをオフに設定する。これにより、次に連打操作演出が実行されるまでの間は、当該モード制御処理では、前記ステップS2306において、連打継続フラグ512tがオンではないと判断され(S2306:No)、当該モード制御処理が終了することになる。
以下、本発明に係る遊技機10の他の実施形態について説明する。また、下記の他の実施形態において、前記第1の実施形態で説明した遊技機10と同様の構成については説明を省略する。なお、前記第1の実施形態及び下記の他の実施形態の各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
前記第1の実施形態に係る構成では、前記ステップS2307〜S2308において、前記監視時間の経過及び操作ボタン22の連打操作の終了のいずれか一方の条件が満たされた場合に、前記遊技モードの自動復帰処理が実行される。具体的に、前記連打操作演出の終了後の比較的早い段階で遊技者が操作ボタン22の連打操作を止めた場合には、前記監視時間が経過する前であっても、前記遊技モードが復帰する。この場合、例えば操作ボタン22の連打操作の反応が遅れて遊技モードが戻ったのか、前記遊技モードを復帰させるという特殊な機能によって遊技モードが戻ったのかが判別されにくい。これに対し、本実施形態では、遊技者が操作ボタン22の連打操作を止めても、前記監視時間が経過するまでの間は前記遊技モードが復帰しない構成について説明する。
前記第1の実施形態に係る構成では、前記ステップS2307〜S2308において、前記監視時間の経過及び操作ボタン22の連打操作の終了のいずれか一方の条件が満たされた場合に、前記遊技モードの自動復帰処理が実行される。具体的に、前記連打操作演出の終了後の比較的早い段階で遊技者が操作ボタン22の連打操作を止めた場合には、前記監視時間が経過する前であっても、前記遊技モードが復帰する。これに対し、本実施形態では、前記監視時間が経過しても、遊技者が操作ボタン22の連打操作を継続している場合は前記遊技モードが復帰しない構成について説明する。
ステップS2701では、前記連打操作演出の終了から、予め設定された待機時間が経過したか否かが判断される。具体的には、前記待機時間の経過を判断するために用いられる監視カウンタ512vが前記待機時間に対応する待機カウント値以上であるか否かを判断する。ここで、前記待機時間が経過したと判断すると(S2701:Yes)、処理がステップS2312に移行して、連打継続フラグ512tがオフに設定される。また、前記待機時間が経過していないと判断すると(S2701:No)、処理がステップS2308に移行する。
遊技機10では、現在の遊技回の実行時における保留数Nに応じて変動表示時間及び高速変動時間が変化する。具体的に、保留数Nが3以上である場合には、保留数Nが3未満である場合に比べて高速変動時間が短い。例えば、前述した例では、保留数Nが3未満である場合は前記高速変動時間が5sであり、保留数Nが3以上である場合は前記高速変動時間が1.5sである。即ち、保留数Nが3以上である場合には、保留数Nが3未満である場合に比べて前記遊技モードの切り替え可能時間が短い。一方、保留数Nが3未満である場合には、前記高速変動時間が長いため前記遊技モードの切り替え可能時間も長い。そこで、本実施形態では、保留数Nや高速変動時間などを前記遊技モードの切り替え制御に反映するための構成について説明する。
ステップS2801では、現在の保留数Nが3以上であるか否かが判断される。具体的に、MPU51は、保留数カウンタ512jの値を参照して現在の保留数Nが3以上であるか否かを判断する。ここで、保留数Nが3以上であると判断されると(S2801:Yes)、処理は前記ステップS2312に移行し、保留数Nが3未満であると判断されると(S2801:No)、処理は前記ステップS2309に移行する。
前述したように、前記モード制御処理(図23参照)において前記自動復帰処理(S2309〜S2311)の実行の有無を判断するための前記監視時間の起算時点が、図柄変動表示の終了時点(遊技回の終了時点)であることも考えられる。このとき、前記連打操作演出が終了してから図柄変動表示が終了するまでの間に、遊技者が操作ボタン22の連打操作を既に止めている場合であって、その高速変動開始後に操作ボタン22の連打操作が新たに開始された場合には、遊技者が意図的に遊技機10の遊技モードを切り替えたいと考えている可能性がある。
ステップS2901では、前記ステップS2308と同様に、操作ボタン22の操作間隔が前記許容間隔以下であるか否かが判断される。具体的には、操作ボタン22の操作間隔を示す操作間隔カウンタ512wの値が、前記許容間隔に対応する時間を示す値として設定された許容カウント値以上であるか否かを判断する。ここで、操作ボタン22の操作間隔が前記許容間隔以下であり操作ボタン22の連打操作が継続していると判断すると(S2901:Yes)、当該検出パターン判定処理が終了し、操作ボタン22の操作間隔が前記許容間隔以下でなく操作ボタン22の連打操作が継続していないと判断すると(S2901:No)、処理がステップS2902に移行する。
ステップS2902では、操作ボタン22の連打操作の継続の有無を判断するための連打継続フラグ512tをオフに設定する。これにより、前記モード制御処理(図23等参照)では、前記ステップS2306において、連打継続フラグ512tがオンではないと判断され(S2306:No)、当該モード制御処理が終了することになる。
上述の実施形態では、音声ランプ制御装置5が、切り替え後の遊技モードを識別するための値を含むモードコマンドを表示制御装置6に入力し、表示制御装置6が、モードコマンドの値に基づいて遊技モードを変更する場合を例に挙げて説明した。一方、表示制御装置6が前記モードコマンドの受信ごとに、3つの遊技モードを予め設定された順に従って一つずつ切り替える構成が考えられる。本実施形態では、この種の遊技機10における本発明の適用について説明する。
ところで、遊技機10では、前記遊技モードを切り替えるために必要な切替可能時間が、音声ランプ制御装置5で実行される副タイマ割込処理(図15参照)の実行間隔よりも長いことがある。そのため、ステップS3001では、前回のモードコマンドの送信から予め設定された切替可能時間以上経過したか否かが判断される。前記切替可能時間は、表示制御装置6において図柄表示部341における背景画像などを切り替えるために必要な時間、又は音声ランプ制御装置7においてスピーカ26からの再生音声を切り替えるために必要な時間などである。
ステップS3002では、前記ステップ2305と同様に、前記モードコマンドが表示制御装置6に送信される。これにより、表示制御装置6では、MPU61が、前記モードコマンドに応じて遊技モードを予め設定された順に従って1つ切り替える。
前記第6の実施形態に係る遊技機10のように、表示制御装置6において、MPU61が、モードコマンドの受信ごとに遊技モードを順に切り替える構成であって、その切り替えのために前記切替可能時間が必要な構成では、高速変動表示の終了後に遊技モードが切り替わることになるおそれがある。これに対し、本実施形態では、高速変動表示が終了するまでの間に前記自動復帰処理による前記遊技モードの切り替えを完了させるための構成について説明する。
ステップS3101では、前記ステップS2306と同様に、連打継続フラグ512tがオンであるか否かを判断する。ここで、連打継続フラグ512tがオンである場合は(S3101:Yes)、処理がステップS3102に移行し、連打継続フラグ512tがオフである場合は(S3101:No)、処理がステップS2304に移行する。
ステップS3102では、高速変動表示の終了までの残り時間が、予め設定された下限時間以下であるか否かを判断する。具体的に、MPU51は、高速変動カウンタ512rの値を参照することにより、高速変動表示の終了までの残り時間を判断することが可能である。
一方、ステップS3103でも、前記ステップS3101と同様に、高速変動表示終了までの残り時間が、前記下限時間以下であるか否かを判断する。そして、前記残り時間が前記下限時間以下であると判断されると(S3103:Yes)、処理がステップS2307に移行し、前記残り時間が前記下限時間以下ではないと判断されると(S3103:No)、処理がステップS2309に移行する。
ところで、遊技者が連打操作演出の終了後にその余韻として遊技者が操作ボタン22の連打操作を継続する際には、その操作ボタン22の連打速度は徐々に遅くなることが考えられる。そこで、本実施形態では、前記高速変動表示の残り時間に応じて前記許容間隔を変更するための構成について説明する。
ステップS3101では、前記連打操作演出の終了後における操作ボタン22の連打操作の継続時間を計時するための処理が実行される。具体的に、RAM512に、連打継続時間カウンタが設けられており、前記ステップS3101において、MPU51が、前記連打継続時間カウンタを更新することにより操作ボタン22の連打操作の継続時間が計時される。なお、前記連打継続時間カウンタの値は、例えば前記ステップS2011で前記連打継続フラグ512tがオンに設定されるときに0にリセットされる。
ステップS3102では、操作ボタン22の連打操作の継続時間が、予め設定された所定時間以下であるか否かを判断する。ここで、前記継続時間が前記所定時間以下であると判断されると(S3102:Yes)、処理がステップS2307に移行し、前記継続時間が前記所定時間以下ではないと判断されると(S3102:No)、処理がステップS3103に移行する。
ステップS3103では、前記許容間隔が変更される。具体的に、前記許容間隔は、初期値よりも長い時間に変更されることが考えられる。例えば、前記初期値である0.3sよりも長い0.5sに変更されることが考えられる。これにより、その後は、操作ボタン22の操作間隔が0.5s間隔以下である場合に、連打操作が継続していると判断されることになる。即ち、前記連打操作演出を伴う変動回の終了後からの時間の経過に応じて前記許容間隔が長くなるように変更される。
ところで、前記実施形態各々では、前記連打操作演出の終了後の操作ボタン22の操作を有効に扱って前記遊技モードを切り替えた後、その切り替えを取り消すために前記遊技モードを切り替える場合の方法について説明した。これに対し、本実施形態では、前記連打操作演出の終了後の特定期間において、操作ボタン22の連打操作による前記遊技モードの切り替えを無効にするための構成について説明する。
ステップS3401では、連打継続フラグ512tがオンであるか否かが判断される。ここで、連打継続フラグ512tがオンであると判断された場合には(S3401:Yes)、処理がステップS3402に移行し、連打継続フラグ512tがオフであると判断された場合には(S3401:No)、処理がステップS2304に移行する。即ち、連打継続フラグ512tがオンである場合には、操作ボタン22の操作が行われた場合であっても、遊技モードの切り替えが実行されず無効となる。なお、連打継続フラグ512tは、ステップS2307において、連打操作演出の終了から前記監視時間が経過したと判断された場合、又は操作ボタン22の操作間隔が前記許容間隔以下ではないと判断された場合に、オフに設定される(S2312)。
ステップS3402では、操作ボタン22の操作に対応する操作音又はエラー音などをスピーカ26から鳴動させる。高速変動表示中は前記遊技モードの切り替え可能である旨を認識している遊技者は、操作ボタン22の操作時に遊技モードが切り替わらない場合に、操作ボタン22の故障などを疑うおそれがある。これに対し、前記ステップS3402では、操作ボタン22の操作により操作音又はエラー音などが鳴動することになるため、操作ボタン22の操作が受け付けられていることを遊技者に認識させることができ、故障と誤認されることが防止される。さらに、前記ステップS3402において、MPU51が、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、図柄表示部341に警告メッセージを表示させることも考えられる。前記警告メッセージは、例えば連打操作を止めることを促すメッセージである。なお、前記ステップS3402の処理は省略されてもよい。
前記実施形態各々では、連打操作演出の終了後の操作ボタン22の連打操作による遊技モードの切り替えを取り消す構成又は無効にする構成について説明した。本実施形態では、連打操作演出の終了後の操作ボタン22の連打操作による遊技モードの切り替えを実行しつつ、実質的な遊技モードの変更を無効にする構成について説明する。
ステップS3501では、連打継続フラグ512tがオンであるか否かが判断される。ここで、連打継続フラグ512tがオンであると判断された場合には(S3501:Yes)、処理がステップS3502に移行し、連打継続フラグ512tがオフであると判断された場合には(S3501:No)、処理がステップS2304に移行する。なお、連打継続フラグ512tは、ステップS2307において、連打操作演出の終了から前記監視時間が経過したと判断された場合、又は操作ボタン22の操作間隔が前記許容間隔以下ではないと判断された場合に、オフに設定される(S2312)。
ステップS3502では、前記ステップS2304と同様のモードカウンタ512sの更新が、遊技機10における前記遊技モードの数に相当する3回分実行される。具体的に、モードカウンタ512sを1加算し、そのカウンタ値が予め設定された最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にリセットする処理を3回繰り返し実行する。即ち、操作ボタン22の操作によりモードカウンタ512sが更新されるが、その更新後の値は、前記連打操作演出の終了時の値と同じ値になる。そのため、実質的に遊技モードの切り替えは実行されない。したがって、連打操作演出の終了後に操作ボタン22が連打された場合であっても、連打操作演出の終了後の操作ボタン22の連打操作に起因して生じ得る遊技者の意図しない遊技モードの切り替えが防止される。
遊技者が前記連打操作演出の終了後も操作ボタン22の連打操作を継続している場合には、その遊技者が前記連打操作演出の失敗を悔しく思っており、前記連打操作演出を成功させたかったとの思いが強いことがある。これに対し、本実施形態では、前記連打操作演出の終了後に操作ボタン22の連打操作が継続されている場合に、前記連打操作演出が実行される可能性を高めるための構成について説明する。特に、現在の保留数Nの遊技回のいずれかの大当たり抽選結果が大当たり当選である場合に、その保留数Nの遊技回のいずれかにおいて、前記連打操作演出が実行される可能性を高くすることが考えられる。
図36に示すように、連打操作継続フラグがオンのまま前記監視時間が経過した場合には(S2807:Yes)、処理はステップS3601に移行する。そしてステップS3601では、その後の遊技回において前記連打操作演出が選択される可能性を高めるための処理を実行する。具体的に、MPU51は、前記例外フラグをオンに設定し、前記例外カウンタに保留数Nの値を設定する。なお、前記例外カウンタに設定される値は、保留数Nに限らず、予め定められた所定値であってもよい。
まず、ステップS1831では、前記例外フラグがオンに設定されているか否かが判断される。ここで、前記例外フラグがオフである場合には(S1831:No)、処理がステップS1833に移行し、前記例外フラグがオンである場合には(S1831:Yes)、処理がステップS1832に移行する。
ステップS1832では、前記例外カウンタが0であるか否かが判断される。ここで、前記例外カウンタが0である場合には(S1832:Yes)、処理がステップS1833に移行し、前記例外フラグが0でない場合には(S1832:No)、処理がステップS1834に移行する。
ステップS1833では、通常通り、演出種別テーブル511bと、変動パターンコマンドと、変動種別テーブル511aと、演出種別カウンタ512pの値とに基づいて変動パターンを特定する。
一方、ステップS1834では、前記例外カウンタを1減算する。これにより、前記例外カウンタが0になるまでの間、後述のステップS1835で前記例外演出種別テーブルが参照されて演出種別が決定されることになる。即ち、前記連打操作演出の終了後も前記監視時間の間継続して連打操作が行われたとき(S2307:Yes)の保留数Nの遊技回が実行されるまでの間、前記例外演出種別テーブルが使用されることになる。
ステップS1835では、例外演出種別テーブルと、変動パターンコマンドと、変動種別テーブル511aと、演出種別カウンタ512pの値とに基づいて変動パターンを特定する。即ち、前記変動パターンを特定する際に、演出種別テーブル511bに代えて前記連打操作演出が選択される可能性が高い前記例外演出種別テーブルが用いられる。
本実施形態では、前記自動復帰処理(S2309〜S2311)が実行される場合には、当該遊技回が終了するまでの間、操作ボタン22の操作による前記遊技モードの切り替えを禁止するための構成について説明する。ここに、図38は、本実施形態に係るモード制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、図31に示した前記モード制御処理と同様の処理については説明を省略する。
図38に示すように、本実施形態に係るモード制御処理では、前記自動復帰処理が開始される前(S2309の前段)に、ステップS3801の処理が実行される。具体的に、音声ランプ制御装置5のMPU51のRAM512には、遊技モードの切り替えの可否を示す禁止フラグが設けられており、前記禁止フラグの初期値はオフである。そして、ステップS3801では、前記禁止フラグをオンに設定する。
そして、本実施形態に係るモード制御処理では、前記ステップS2303において操作ボタン22が操作されたと判断すると、処理がステップS3802に移行する。ステップS3802では、前記禁止フラグがオンであるか否か、即ち操作ボタン22の操作による前記遊技モードの切り替えの可否を判断する。ここで、前記禁止フラグがオンであると判断すると(S3802:Yes)、処理がステップS2306に移行し、前記禁止フラグがオフであると判断すると(S3802:No)、処理がステップS3101に移行する。
なお、前記禁止フラグは、前記ステップS2301において、変動表示カウンタ512qが0である場合に、ステップS3803においてオフに設定される。これにより、前記禁止フラグは、遊技回が終了するごとにオフに設定されることになる。なお、前記ステップS3803は、前記高速変動カウンタ512rが0になった場合に実行されてもよい。これにより、前記禁止フラグは、高速変動表示が終了するごとにオフに設定されることになる。
本実施形態では、前記第12の実施形態に係る構成に加えて、前記自動復帰処理が開始された遊技回又は高速変動表示においても、予め設定された猶予条件を満たす場合は、操作ボタン22の操作に応じた前記遊技モードの切り替えが可能な構成について説明する。ここに、図39は、本実施形態に係るモード制御処理の一例を示すフローチャートである。
図39に示すように、本実施形態に係るモード制御処理では、ステップS2308において前記操作間隔が前記許容間隔以下ではない、即ち操作ボタン22の連打操作が終了したと判断されると(S2308:No)、処理がステップS3901に移行する。ステップS3901では、高速変動表示までの残り時間が予め設定された猶予時間以上であるか否かが判断される。前記猶予時間は、前記自動復帰処理が終了した後の高速変動表示において、操作ボタン22の操作に応じた前記遊技モードの切り替えを可能とするか否かを判断するための指標として予め設定される。具体的に、前記猶予時間は、予め設定された1.0sや3.0sなどの固定値であってもよいが、前記高速変動時間における所定割合(例えば、1/2又は1/3など)であることが考えられる。例えば、MPU51は、前記変動パターンコマンドに応じた前記高速変動時間を変動種別テーブル511aによって特定し、前記高速変動時間に対応するカウント値に前記所定割合を乗算することにより前記猶予時間を算出することが可能である。ここで、高速変動表示までの残り時間が予め設定された猶予時間以上であると判断すると(S3901:Yes)、処理がステップS3902に移行し、高速変動表示までの残り時間が予め設定された猶予時間以上ではないと判断すると(S3901:No)、処理がステップS3801に移行する。
ここで、音声ランプ制御装置5のMPU51のRAM512には、遊技モードの切り替えの可否を示す猶予フラグが設けられており、前記猶予フラグの初期値はオフである。そして、ステップS3902では、前記猶予フラグをオンに設定する。なお、前記猶予フラグは、前記ステップS3803においてオフに設定される。これにより、前記猶予フラグは、遊技回が終了するごとにオフに設定されることになる。なお、前記ステップS3803は、前記高速変動カウンタ512rが0になった場合に実行されてもよい。これにより、前記猶予フラグは、高速変動表示が終了するごとにオフに設定されることになる。
そして、本実施形態に係るモード制御処理では、前記ステップS3802において、前記禁止フラグがオンであると判断された場合に(S3802:YES)、処理がステップS3903に移行する。ステップS3903では、前記猶予フラグがオンであるか否か、即ち操作ボタン22の操作による前記遊技モードの切り替えの可否を判断する。ここで、前記猶予フラグがオンであると判断すると(S3903:Yes)、処理がステップS3101に移行し、前記猶予フラグがオフであると判断すると(S3903:No)、処理がステップS2306に移行する。
ところで、前記実施形態各々における前記連打操作演出処理の実行タイミングは、図柄変動表示中において、高速変動終了後であるリーチ演出実行中など(図21、図22参照)に限らない。例えば、図40に示すように、高速変動表示中に前記連打操作演出処理が実行され、操作ボタン22の連打操作を促し、操作ボタン22の連打操作が予告演出に反映されることが考えられる。例えば、前記連打操作演出処理を伴う予告演出は、前記変動パターンコマンドに対応する前記高速変動時間が5s以上である場合に実行される。
図41に示されているように、本実施形態に係る前記モード制御処理では、前記ステップS2303の前段でステップS4101が実行される。ステップS4101では、前記連打操作演出を伴う予告演出の実行の有無を判断する。具体的に、RAM512には、前記連打操作演出を伴う予告演出の実行の有無を示す操作予告フラグが設けられており、操作予告フラグの初期値はオフである。そして、MPU51は、前記ステップS1803において、前記連打操作演出を伴う予告演出の実行を決定した場合に、前記操作予告フラグをオンに設定する。なお、前記操作予告フラグは、前記予告演出が終了したときにオフに設定される。
ところで、上述の各実施形態では、操作ボタン22の操作に応じた図柄表示部341の表示内容の変更の一例として前記遊技モードの切り替えを説明したが、前記表示内容の変更は遊技モードの切り替えに限らない。具体的に、遊技機10では、前記連打操作演出処理の終了後に、前記単発操作演出が実行されることがある。この場合、前記単発操作演出における操作ボタン22の単発操作の演出への反映を、本発明における図柄表示部341の表示内容の変更の一例として考えることが可能である。即ち、前記連打操作演出における操作ボタン22の連打操作が継続された場合に、その操作ボタン22の操作が意図せず前記単発操作演出に反映されるおそれがある。
まず、図42を参照しつつ、前記単発操作演出処理について説明する。
図42に示すように、ステップS4201では、単発操作演出が実行される場合に前記ステップS1805でオンにされる単発演出フラグ512gに基づいて単発操作演出の実行の要否を判断する。ここで、単発演出フラグ512gがオンである場合(S4201:Yes)、処理がステップS4202に移行し、単発演出フラグ512gがオンでない場合(S4201:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
ステップS4202では、前記単発操作演出の操作開始タイミングが到来したか否かを判断する。例えば、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記単発操作演出における操作ボタン22の操作の受付が開始されるまでの単発待機時間が前記単発操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、前記ステップS4202では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記単発操作演出の種類に対応する前記単発待機時間が経過した場合に前記単発操作演出の操作開始タイミングが到来したと判断する。ここで、前記単発操作演出の操作開始タイミングが到来している場合は(S4202:Yes)、処理がステップS4203に移行し、前記単発操作演出の操作開始タイミングが到来していない場合は(S4202:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
ステップS4203では、操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かを受付開始フラグ512n1がオンであるか否かに応じて判断する。受付開始フラグ512n1は、単発操作演出における操作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すためにRAM512に設けられるフラグである。受付開始フラグ512n1は、後述するように、ステップS4232でオンに設定され、ステップS4208でオフに設定される。ここで、受付開始フラグ512n1がオンである場合は(S4203:Yes)、処理がステップS4204に移行し、受付開始フラグ512n1がオンでない場合は(S4203:No)、処理がステップS4231に移行する。
ステップS4231では、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、操作ボタン22の操作開始タイミングが到来したことを通知するための単発操作開始画像を図柄表示部341に表示させる。なお、前記単発操作開始画像は、予め表示制御装置6のROM611に記憶されている。
そして、ステップS4232では、単発操作演出における操作ボタン22の操作の受付を開始するため、受付開始フラグ512n1をオンにする。これにより、次に当該単発操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS4203において処理がステップS4204に移行することになる。なお、受付開始フラグ512n1は、後述のステップS4208でオフとなる。
一方、前記ステップS4203で操作ボタン22の操作の受付が開始済であると判断された場合、続くステップS4204では、操作ボタン22の操作有効期間内であるか否かを判断する。具体的に、ROM511には、前記単発操作演出の種類ごとに予め設定された有効待ち時間(例えば1〜5秒)が記憶されている。そして、MPU51は、前記単発操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過していない場合に操作有効期間内であると判断する。ここで、前記操作有効期間内である場合は(S4204:Yes)、処理がステップS4205に移行し、前記操作有効期間内でなければ(S4204:No)、処理がステップS4241に移行する。
ステップS4241では、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、前記単発操作演出の終了を示す演出終了画像を図柄表示部341に表示する。例えば、このとき図柄表示部341では、図柄変動表示が終了して主図柄が停止している。また、図柄表示部341では、前記単発操作演出の終了後も図柄変動表示が継続することも考えられる。
ステップS4205では、操作ボタン22が操作されたか否かを第2パターンフラグ512eがオンであるか否かに応じて判断する。ここで、操作ボタン22が操作されたと判断すると(S4205:Yes)、処理がステップS4206に移行する。また、操作ボタン22が操作されていないと判断すると(S4205:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
ステップS4206では、連打継続フラグ512tがオンであるか否かが判断される。ここで、連打継続フラグ512tがオフであると判断された場合には(S4207:No)、処理がステップS4207に移行する。一方、連打継続フラグ512tがオンであると判断された場合には(S4206:Yes)、処理が当該単発操作演出処理を終了させる。即ち、連打継続フラグ512tがオンである場合には、操作ボタン22の操作が行われた場合であっても、操作ボタン22の操作に応じた前記単発操作演出における演出への反映が実行されず無効となる。従って、連打継続フラグ512tがオンである場合には、前記単発操作演出において、操作ボタン22の操作に応じた表示内容の変更が実行されず無効となる。なお、連打継続フラグ512tは、前記連打継続監視処理において、連打操作演出の終了から前記監視時間が経過したと判断された場合、又は操作ボタン22の操作間隔が前記許容間隔以下ではないと判断された場合に、オフに設定される(図43のステップS4304)。
ステップS4207では、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、操作ボタン22の単発操作結果として前記単発操作結果画像を図柄表示部341に表示する。例えば、このとき図柄表示部341では、図柄変動表示が終了して主図柄が停止している。また、図柄表示部341では、前記単発操作演出の終了後も図柄変動表示が継続することも考えられる。
その後、ステップS4208では、単発操作演出処理で使用される単発演出フラグ512g及び受付開始フラグ512n1をオフにする。
次に、図43を参照しつつ、前記連打継続監視処理について説明する。なお、前記連打継続監視処理は、例えば図15の前記副タイマ割込処理において前記モード制御処理S1508の後に実行され、又は前記モード制御処理S1508に代えて実行される。そして、前記連打継続監視処理では、前述したように、連打継続フラグ512tがオンである場合に、その連打継続フラグ512tが予め設定された条件に従ってオフに設定される。
ステップS4301では、前記ステップS2306と同様に、連打操作演出の終了後に継続して操作ボタン22の連打操作が実行されているか否かを判断するために用いられる連打継続フラグ512tがオンであるか否かを判断する。ここで、連打継続フラグ512tがオンである場合(S4301:Yes)、処理がステップS4302に移行し、連打継続フラグ512tがオフである場合(S4301:No)、当該連打継続監視処理が終了する。
ステップS4302では、前記ステップS2307と同様に、連打操作演出の終了から、予め設定された監視時間が経過したか否かを判断する。具体的には、前記監視時間の経過を判断するために用いられる監視カウンタ512vが前記監視時間に対応する監視カウント値以上であるか否かを判断する。ここで、前記監視時間が経過したと判断すると(S4302:Yes)、処理がステップS4304に移行し、前記監視時間が経過していないと判断すると(S4302:No)、処理がステップS4303に移行する。本実施形態では、前記監視時間が、前記単発操作演出における操作ボタン22の操作に応じた表示内容の変更を有効にするタイミングを計るための指標であり、前記連打操作演出の終了から前記監視時間が経過することが特定条件の一例である。
ステップS4304では、前記ステップS2308と同様に、操作ボタン22の操作間隔が、予め設定された許容間隔以下であるか否かにより操作ボタン22の連打操作が継続しているか否かを判断する。具体的には、操作ボタン22の操作間隔を示す操作間隔カウンタ512wの値が、前記許容間隔に対応する時間を示す値として設定された許容カウント値以下であるか否かを判断する。
ステップS4304では、前記連打操作演出の実行終了時に前記ステップS2011でオンに設定された連打継続フラグ512tをオフに設定する。これにより、前記単発操作演出処理(図42参照)では、前記ステップS4206において、連打継続フラグ512tがオンではないと判断されるため(S4206:No)、次に操作ボタン22の操作が行われた場合にその操作が演出に反映されて図柄表示部341の表示内容が変更されることになる。
以下、上述の各実施形態から抽出される発明の概要について付記する。なお、各付記と各実施形態との対応関係の理解に供するために便宜上符号を付して説明することがあるが、当該付記に係る発明はその符号を付した具体的構成に限定されるものではない。また、以下で説明する各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(41)と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段(341)における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段(51)と、遊技者が操作可能な操作手段(22)とを備える遊技機(10)であって、
前記副制御手段(51)は、
予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段(22)が操作された場合に前記表示手段(341)の表示内容を変更する第1表示制御手段(51)と、
前記操作手段(22)の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定されている特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段(51)による前記表示内容の変更を実行させない第2表示制御手段(51)と、
を備えることを特徴とする遊技機(10)。
前記第2表示制御手段は、前記連打操作演出が前記演出として実行された後、前記特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を前記特定条件の充足後に取り消すことにより、前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を実行させないものである付記A1に記載の遊技機。
前記表示内容の変更は、前記遊技機の遊技モードの切り替えである付記A1又はA2に記載の遊技機。
前記第2表示制御手段は、前記連打操作演出の終了時の前記遊技モードを記憶手段に記憶した後、前記特定条件が充足した場合に、前記遊技機の遊技モードを前記記憶手段に記憶されている遊技モードに切り替えるものである付記A3に記載の遊技機。
前記第2表示制御手段は、前記連打操作演出の終了後から次の遊技回が開始するまでの間に亘って前記操作手段の連打操作が継続した場合に、前記第1表示制御手段による前記遊技モードの切り替えを前記特定条件の充足後に取り消すものである付記A3又はA4に記載の遊技機。
前記第2表示制御手段は、前記操作手段の連打操作を前記操作手段の操作間隔が予め設定された許容間隔以下であるか否かに応じて判断するものであり、
前記遊技機は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の残り時間に応じて前記許容間隔を変更する変更手段を更に備える付記A5に記載の遊技機。
前記第1表示制御手段は、前記表示手段を制御する表示制御装置に切り替え後の前記遊技モードを識別する情報を含むモードコマンドを送信し、
前記表示制御装置は、前記遊技機の遊技モードを前記モードコマンドに含まれる前記情報に対応する遊技モードに切り替えるものであり、
前記第2表示制御手段は、前記特定条件が充足した場合に、前記遊技機の遊技モードが前記連打操作演出の終了時の前記遊技モードを識別する情報を含む前記モードコマンドを前記表示制御装置に送信する付記A3〜A6のいずれかに記載の遊技機。
前記第1表示制御手段は、前記表示手段を制御する表示制御装置に前記遊技モードの切り替えを示すモードコマンドを送信し、
前記表示制御装置は、前記モードコマンドの受信に応じて前記遊技モードを1つずつ順に切り替えるものであり、
前記第2表示制御手段は、前記特定条件が充足した場合に、前記遊技機の遊技モードが前記連打操作演出の終了時の前記遊技モードに復帰するまで前記モードコマンドを繰り返し前記表示制御装置に送信する付記A3〜A6のいずれかに記載の遊技機。
前記特定条件は、前記連打操作演出の終了から、予め設定された監視時間が経過することを含む付記A1〜A8のいずれかに記載の遊技機。
前記特定条件は、前記連打操作演出の終了後に前記操作手段の連打操作が終了することを含む付記A1〜A9のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の終了後に実行されるリーチ演出に含まれるものである付記A1〜A10のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の実行中に実行される予告演出に含まれるものである付記A1〜A11のいずれかに記載の遊技機。
遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段とを備える遊技機であって、
前記副制御手段は、
予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段が操作された場合に前記表示手段の表示内容を変更する第1表示制御手段と、
前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定されている特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を、現在の遊技回について全ての主図柄の変動ラインを変動させる高速変動表示の実行時間である高速変動時間が所定時間未満である場合は実行させず、前記高速変動時間が所定時間以上である場合は実行させる第2表示制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
前記第2表示制御手段は、前記連打操作演出が前記演出として実行された後、前記特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を、現在の遊技回について全ての主図柄の変動ラインを変動させる高速変動表示の実行時間である高速変動時間が所定時間未満である場合は取り消し、前記高速変動時間が所定時間以上である場合は取り消さない付記B1に記載の遊技機。
前記表示内容の変更は、前記遊技機の遊技モードの切り替えである付記B1又はB2に記載の遊技機。
前記第2表示制御手段は、前記連打操作演出の終了時の前記遊技モードを記憶手段に記憶した後、前記特定条件が充足した場合に、前記遊技機の遊技モードを前記記憶手段に記憶されている遊技モードに切り替えるものである付記B3に記載の遊技機。
前記第2表示制御手段は、前記連打操作演出の終了後から次の遊技回が開始するまでの間に亘って前記操作手段の連打操作が継続した場合に、前記第1表示制御手段による前記遊技モードの切り替えを前記特定条件の充足後に取り消すものである付記B3又はB4のいずれかに記載の遊技機。
前記特定条件は、前記連打操作演出の終了から、予め設定された監視時間が経過することを含む付記B1〜B5のいずれかに記載の遊技機。
前記特定条件は、前記連打操作演出の終了後に前記操作手段の連打操作が終了することを含む付記B1〜B6のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の終了後に実行されるリーチ演出に含まれるものである付記B1〜B7のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の実行中に実行される予告演出に含まれるものである付記B1〜B8のいずれかに記載の遊技機。
遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段とを備える遊技機であって、
前記副制御手段は、
予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段が操作された場合に前記表示手段の表示内容を変更する第1表示制御手段と、
前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定されている特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を、前記特定条件の充足後、前記変更可能条件が充足している間に取り消す第2表示制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
前記表示内容の変更は、前記遊技機の遊技モードの切り替えである付記C1に記載の遊技機。
前記副制御手段は、図柄変動表示において、全ての主図柄の変動ラインを変動させる高速変動表示を実行した後、前記変動ラインを順に停止させる通常変動表示を実行するものであり、
前記変更可能条件は、前記高速変動表示が実行されていることであり、
前記第2表示制御手段は、前記高速変動表示の終了前の所定時点で前記第1表示制御手段による前記遊技モードの切り替えの取り消しを開始するものである付記C2に記載の遊技機。
前記所定時点は、前記高速変動表示の終了までの残り時間が、前記遊技モードの総数に対応する前記遊技モードの切り替えが可能な下限時間以下に達した時点である付記C3に記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の終了後に実行されるリーチ演出に含まれるものである付記C2〜C4のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の実行中に実行される予告演出に含まれるものである付記C2〜C5のいずれかに記載の遊技機。
遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段とを備える遊技機であって、
前記副制御手段は、
予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段が操作された場合に前記表示手段の表示内容を変更する第1表示制御手段と、
前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定されている特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を無効にする第2表示制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
前記第2表示制御手段は、前記連打操作演出が前記演出として実行された後、前記特定条件が充足するまでの間における前記操作手段の操作を無効にする付記D1に記載の遊技機。
前記表示内容の変更は、前記遊技機の遊技モードを切り替えである付記D1又はD2に記載の遊技機。
前記変更可能条件は、前記連打操作演出の終了後に、前記操作手段の単発操作を演出に反映させる単発操作演出が前記演出として実行されていることであり、
前記表示内容の変更は、前記単発操作演出における前記操作手段の単発操作の演出への反映である付記D1又はD2に記載の遊技機。
前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更が無効である間における前記操作手段の操作時に操作音又はエラー音を鳴動する鳴動手段を更に備える付記D1〜D4のいずれかに記載の遊技機。
前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更が無効である間における前記操作手段の操作時に警告メッセージを表示させる警告手段を更に備える付記D1〜D5のいずれかに記載の遊技機。
遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段とを備える遊技機であって、
前記副制御手段は、
予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段が操作された場合に前記表示手段の表示内容を変更する第1表示制御手段と、
前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定された特定条件が充足するまでの間に前記操作手段が操作された場合に、切り替え可能な前記表示内容の総数に対応する回数だけ前記表示内容を切り替える第2表示制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
前記表示内容の変更は、前記遊技機の遊技モードを切り替えである付記E1に記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の終了後に実行されるリーチ演出に含まれるものである付記E1又はE2に記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の実行中に実行される予告演出に含まれるものである付記E1〜E3のいずれかに記載の遊技機。
遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段とを備える遊技機であって、
前記副制御手段は、
予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段が操作された場合に前記表示手段の表示内容を変更する第1表示制御手段と、
前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定された所定時間が経過するまで前記操作手段の連打操作が継続した場合に、前記演出として前記連打操作演出が選択される可能性を高める選択制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
前記表示内容の変更は、前記遊技機の遊技モードの切り替えである付記F1に記載の遊技機。
前記主制御手段における特定遊技状態への移行抽選の保留数が記憶される保留数記憶手段を更に備え、
前記選択制御手段は、前記操作手段の連打操作が継続していると判断されたときの前記保留数に対応する回数の遊技回において前記連打操作演出が選択される可能性を高める付記F1又はF2に記載の遊技機。
前記選択制御手段は、前記操作手段の連打操作が継続していると判断されたときの前記保留数に対応する回数の遊技回のいずれかにおいて遊技の抽選結果が当選である場合に、前記保留数に対応する回数の遊技回において前記連打操作演出が選択される可能性を高める付記F3に記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の終了後に実行されるリーチ演出に含まれるものである付記F1〜F4のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の実行中に実行される予告演出に含まれるものである付記F1〜F5のいずれかに記載の遊技機。
前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定された特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を無効にする第2表示制御手段を更に備える付記F1〜F6のいずれかに記載の遊技機。
遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段とを備える遊技機であって、
前記副制御手段は、
予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段が操作された場合に前記表示手段の表示内容を変更する第1表示制御手段と、
前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定された特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を前記特定条件の充足後に取り消す第2表示制御手段と、
前記第2表示制御手段による前記表示内容の変更の取り消しの実行開始後、予め設定された禁止解除条件が充足するまでの間は、前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を無効にする第3表示制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
前記表示内容の変更は、前記遊技機の遊技モードの切り替えである付記G1に記載の遊技機。
前記禁止解除条件は、現在の遊技回が終了すること、又は現在の遊技回について全ての主図柄の変動ラインを変動させる高速変動表示が終了することである付記G1又はG2に記載の遊技機。
前記特定条件は、前記連打操作演出の終了から、予め設定された監視時間が経過することを含む付記G1〜G3のいずれかに記載の遊技機。
前記特定条件は、前記連打操作演出の終了後に前記操作手段の連打操作が終了することを含む付記G1〜G4のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の終了後に実行されるリーチ演出に含まれるものである付記G1〜G5のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の実行中に実行される予告演出に含まれるものである付記G1〜G6のいずれかに記載の遊技機。
遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段とを備える遊技機であって、
前記副制御手段は、
予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段が操作された場合に前記表示手段の表示内容を変更する第1表示制御手段と、
前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定された特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を前記特定条件の充足後に取り消す第2表示制御手段と、
前記第2表示制御手段による前記表示内容の変更の取り消しの実行開始後、予め設定された禁止解除条件が充足するまでの間、予め設定された猶予条件を満たす場合は前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を有効にし、前記猶予条件を満たさない場合は前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を無効にする第3表示制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
前記表示内容の変更は、前記遊技機の遊技モードの切り替えである付記H1に記載の遊技機。
前記禁止解除条件は、現在の遊技回が終了すること、又は現在の遊技回について全ての主図柄の変動ラインを変動させる高速変動表示が終了することである付記H1又はH2に記載の遊技機。
前記特定条件は、前記連打操作演出の終了から、予め設定された監視時間が経過することを含む付記H1〜H3のいずれかに記載の遊技機。
前記特定条件は、前記連打操作演出の終了後に前記操作手段の連打操作が終了することを含む付記H1〜H4のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の終了後に実行されるリーチ演出に含まれるものである付記H1〜H5のいずれかに記載の遊技機。
前記連打操作演出は、前記図柄変動表示のうち全ての主図柄の変動ラインが変動する高速変動表示の実行中に実行される予告演出に含まれるものである付記H1〜H6のいずれかに記載の遊技機。
5 :音声ランプ制御装置
6 :表示制御装置
61:MPU
611:ROM
612:RAM
62:入出力I/F
7 :払出制御ユニット
8 :発射制御装置
9 :電源制御装置
10:遊技機
11:前面枠
12:内枠
13:裏パックユニット
14:外枠
21:発射ハンドル
22:操作ボタン(操作手段の一例)
22a:操作スイッチ
26:スピーカ
27:電飾部
341:図柄表示部
Claims (6)
- 遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、前記主制御手段から入力される制御信号に基づいて各遊技回の表示手段における図柄変動表示及び演出を実行する副制御手段と、遊技者が操作可能な操作手段とを備える遊技機であって、
前記副制御手段は、
予め設定されている変更可能条件が充足する状態で前記操作手段が操作された場合に前記表示手段の表示内容を変更する第1表示制御手段と、
前記操作手段の連打操作を演出に反映させる連打操作演出が前記演出として実行された後、予め設定されている特定条件が充足するまでの間における前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更を無効にする第2表示制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記第2表示制御手段は、前記連打操作演出が前記演出として実行された後、前記特定条件が充足するまでの間における前記操作手段の操作を無効にする請求項1に記載の遊技機。
- 前記表示内容の変更は、前記遊技機の遊技モードを切り替えである請求項1又は2に記載の遊技機。
- 前記変更可能条件は、前記連打操作演出の終了後に、前記操作手段の単発操作を演出に反映させる単発操作演出が前記演出として実行されていることであり、
前記表示内容の変更は、前記単発操作演出における前記操作手段の単発操作の演出への反映である請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更が無効である間における前記操作手段の操作時に操作音又はエラー音を鳴動する鳴動手段を更に備える請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
- 前記第1表示制御手段による前記表示内容の変更が無効である間における前記操作手段の操作時に警告メッセージを表示させる警告手段を更に備える請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015152540A JP6569364B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015152540A JP6569364B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | 遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019146073A Division JP2019217309A (ja) | 2019-08-08 | 2019-08-08 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017029393A true JP2017029393A (ja) | 2017-02-09 |
JP6569364B2 JP6569364B2 (ja) | 2019-09-04 |
Family
ID=57986757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015152540A Active JP6569364B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6569364B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125471A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2012030008A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-16 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2012187179A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2013005930A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Takeya Co Ltd | 遊技機 |
JP2014094149A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2014233356A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2015013040A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2015077306A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 株式会社三共 | 遊技機 |
-
2015
- 2015-07-31 JP JP2015152540A patent/JP6569364B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125471A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2012030008A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-16 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2012187179A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2013005930A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Takeya Co Ltd | 遊技機 |
JP2014094149A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2014233356A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2015013040A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2015077306A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6569364B2 (ja) | 2019-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2022060550A (ja) | 遊技機 | |
JP6710930B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6477337B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2019217308A (ja) | 遊技機 | |
JP2022183279A (ja) | 遊技機 | |
JP2022060551A (ja) | 遊技機 | |
JP6569363B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6569364B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2021010811A (ja) | 遊技機 | |
JP2019217309A (ja) | 遊技機 | |
JP6841005B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6841004B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2019063625A (ja) | 遊技機 | |
JP7168014B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7168013B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7437092B1 (ja) | 遊技台 | |
JP7437101B1 (ja) | 遊技台 | |
JP7355449B1 (ja) | 遊技台 | |
JP7368906B1 (ja) | 遊技台 | |
JP7408197B1 (ja) | 遊技台 | |
JP7368908B1 (ja) | 遊技台 | |
JP7368907B1 (ja) | 遊技台 | |
JP7355448B1 (ja) | 遊技台 | |
JP6710932B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6710931B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180427 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190308 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190709 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190722 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6569364 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |