JP2017026805A - Image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電子写真方式などを用いてトナー像を記録材に形成する画像形成装置に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus that forms a toner image on a recording material using an electrophotographic system or the like.
電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光ドラムを所定の極性、電位に一様に帯電処理する帯電手段としてコロナ帯電器が用いられる。コロナ帯電器は感光ドラムに非接触に対向配置されて、コロナ放電によって発生する荷電粒子(コロナイオン)により感光ドラムの表面を帯電処理する。コロナ帯電器としては、例えば複数のワイヤが張架されたワイヤグリッドや、エッチング処理によって多数の孔が形成された網目状のエッチンググリッドなどが筐体の開口部に設けられた、グリッド電極を有するスコロトロンなどが知られている。 In an image forming apparatus using an electrophotographic system, a corona charger is used as a charging unit that uniformly charges a photosensitive drum to a predetermined polarity and potential. The corona charger is disposed in contact with the photosensitive drum in a non-contact manner, and charges the surface of the photosensitive drum with charged particles (corona ions) generated by corona discharge. The corona charger has a grid electrode in which a wire grid in which a plurality of wires are stretched, a mesh-like etching grid in which a large number of holes are formed by an etching process, and the like are provided in the opening of the housing. Scorotron is known.
コロナ放電が行われると放電生成物が生じるが、放電生成物はグリッド電極をすり抜けて感光ドラムに付着することがある。感光ドラムに付着した放電生成物は高湿環境下で吸湿すると、画像形成時に「画像流れ」などと呼ばれる画像不良を生じさせる原因となる。そこで、グリッド電極をシート状のシャッタで覆い、このシャッタを適宜に開閉することで感光ドラムへの放電生成物の付着を抑制するようにした装置が提案されている(特許文献1)。ただし、画像形成時にシャッタが閉じた位置にあると感光ドラムが十分に帯電されず、その結果、画像不良を生じさせる別の原因である現像部でのキャリア付着や白地部へのトナー付着などが生じ得る。これを防ぐため、従来では例えばフォトインタラプト式の光学センサを用いて直接シャッタの位置を検知して、シャッタの開閉状態を確認するようにしている。 When corona discharge is performed, a discharge product is generated. The discharge product may pass through the grid electrode and adhere to the photosensitive drum. When the discharge product adhering to the photosensitive drum absorbs moisture in a high humidity environment, it causes image defects such as “image flow” during image formation. In view of this, an apparatus has been proposed in which the grid electrode is covered with a sheet-like shutter and the shutter is appropriately opened and closed to prevent the discharge product from adhering to the photosensitive drum (Patent Document 1). However, if the shutter is closed at the time of image formation, the photosensitive drum is not sufficiently charged, and as a result, another cause of image defects such as carrier adhesion at the developing unit and toner adhesion to the white background portion, etc. Can occur. In order to prevent this, conventionally, for example, a photo interrupt type optical sensor is used to directly detect the position of the shutter to check the open / close state of the shutter.
上述したように、画像形成時はシャッタが開いた位置(開位置)になければならない。しかしながら、上記の光学センサのような位置検知センサでは、故障や誤検知等によりシャッタの位置を正しく検知できない場合がある。そのため、簡易な構成でシャッタの位置を検知できる構成が望まれている。 As described above, the shutter must be in the open position (open position) during image formation. However, a position detection sensor such as the above-described optical sensor may not be able to correctly detect the position of the shutter due to failure or erroneous detection. Therefore, a configuration that can detect the position of the shutter with a simple configuration is desired.
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、コロナ帯電器の開口部を覆うシャッタの位置検知がセンサにより正しく行われているかの動作確認を簡単に行うことができるようにした画像形成装置の提供を目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and is an image forming apparatus in which it is possible to easily check whether the position of the shutter covering the opening of the corona charger is correctly detected by the sensor. For the purpose of provision.
本発明に係る画像形成装置は、感光体と、前記感光体に対向する開口部を有する筐体と、前記筐体内に配置された放電電極とを有するコロナ帯電器と、前記開口部を開閉自在なシャッタと、前記開口部が開口された開位置と前記開口部が遮蔽された閉位置とに前記シャッタを移動可能な駆動手段と、前記シャッタが開位置と閉位置の少なくともいずれか一方にあることを検知可能な検知手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記シャッタを前回移動させた時の開位置又は閉位置のいずれか一方の位置と、前記検知手段により検知した位置とが異なる場合に、前記検知手段により検知した閉位置と開位置の何れか一方の位置と異なる他方の位置に前記シャッタを移動させるように前記駆動手段を制御し、該制御後に前記検知手段により前記他方の位置が検知されない場合にエラーを通知する確認モードを実行する、ことを特徴とする。 An image forming apparatus according to the present invention includes a photoconductor, a housing having an opening facing the photoconductor, a corona charger having a discharge electrode disposed in the housing, and the opening can be opened and closed. And a driving means capable of moving the shutter to an open position where the opening is opened and a closed position where the opening is shielded, and the shutter is at least one of an open position and a closed position. Detection means capable of detecting this, and control means for controlling the drive means, the control means, either the open position or the closed position when the shutter was moved last time, When the position detected by the detection means is different, the drive means is controlled to move the shutter to the other position different from one of the closed position and the open position detected by the detection means, System Wherein executing the confirmation mode for notifying an error when the other position is not detected by the detection means, it is characterized after.
本発明によれば、コロナ帯電器の開口部を開閉自在なシャッタの位置を検知する検知手段の動作確認を簡単に行うことができる。これにより、シャッタが閉位置にある状態のまま感光体への帯電処理が行われないので、画像不良を生じ難くし得る。 According to the present invention, it is possible to easily check the operation of the detecting means for detecting the position of the shutter that can open and close the opening of the corona charger. As a result, the photosensitive member is not charged while the shutter is in the closed position, which can make it difficult to cause image defects.
本発明の実施形態について、図1乃至図6を用いて説明する。まず、画像形成装置について、図1及び図2を用いて説明する。 An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. First, the image forming apparatus will be described with reference to FIGS.
<画像形成装置>
図1に示す画像形成装置100は、中間転写ベルト8に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。画像形成部PYでは、感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト8に一次転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト8上のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部PC、PKでは、感光ドラム1C、1Kにそれぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト8に順次重ねて一次転写される。中間転写ベルト8に一次転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材P(用紙、OHPシートなどのシート材など)へ一括二次転写される。
<Image forming apparatus>
An
<画像形成部>
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置4Y、4M、4C、4Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外はほぼ同様に構成される。そこで、以下では、代表としてイエローの画像形成部PYについて説明し、その他の画像形成部PM、PC、PKについては、説明中の符号末尾のYを、M、C、Kに読み替えて説明されるものとする。
<Image forming unit>
The image forming units PY, PM, PC, and PK are configured in substantially the same manner except that the color of toner used in the developing
図1及び図2に示すように、画像形成部PYには、感光体としての感光ドラム1Yを囲んで、コロナ帯電器2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、一次転写ローラ5Y、ドラムクリーニング装置6Yが配置されている。感光ドラム1Yは導電性基体の外周面に感光層が形成された円筒状の感光体であり、図中矢印R1方向に回転可能に設けられている。感光ドラム1Yは例えば軸方向長さ360mm、外径84mmに形成され、また不図示の駆動装置によって例えば400mm/secの周速度で回転駆動される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the image forming portion PY surrounds a
感光ドラム1Yでは、導電性基体としてのアルミニウム製シリンダなどの金属基体の上に有機材料から成る電荷発生層、電荷輸送層、表面保護層が積層されている。電荷発生層としては、例えば樹脂にジアゾ系の顔料が分散混合されたものを用いる。電荷輸送層としては、例えばポリカーボネート樹脂にヒドラゾンが分散混合されたものを用いる。電荷注入層としては、例えばアクリル樹脂を基材とする絶縁性の結着樹脂に二酸化スズ(SnO2)の微粒子が分散混合されたものを用いる。
In the
コロナ帯電器2Yは、コロナ放電に伴う荷電粒子を照射して感光ドラム1Yを一様な負極性の暗部電位に帯電させる。コロナ帯電器2Yについては詳細を後述する(図3(a)〜図3(c)参照)。露光装置3Yは、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザー光をレーザー発光素子から発生し、これを回転ミラーで走査して帯電させた感光ドラム1Yに画像の静電潜像を書き込む。
The
現像装置4Yは、負極性に帯電させたトナーを感光ドラム1Yに供給して静電潜像をトナー像に現像する。現像装置4Yは、感光ドラム1Yの表面にわずかな隙間を隔てて対向配置された現像スリーブを感光ドラム1Yのカウンタ方向に回転させる。そして、現像装置4Yはトナーとキャリアを含む二成分現像剤を帯電させ、この二成分現像剤を現像スリーブに担持させて感光ドラム1Yとの対向部へ搬送する。直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧が現像スリーブに印加されることで、負極性に帯電したトナーが相対的に正極性になった感光ドラム1Yの露光部分へ移転して静電潜像が反転現像される。
The developing
一次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト8を挟んで感光ドラム1Yに対向配置され、中間転写ベルト8を押圧して感光ドラム1Yと中間転写ベルト8との間に一次転写部T1を形成する。正極性の一次転写バイアスが一次転写ローラ5Yに印加されることで、感光ドラム1Y上の負極性に帯電されたトナー像が中間転写ベルト8に転写される。ドラムクリーニング装置6Yは、一次転写後に感光ドラム1Y上に残る一次転写残トナーや紙粉などを回収する。
The
<中間転写ベルト>
中間転写ベルト8は、感光ドラム1Yに当接して回転可能な中間転写体である。図1に示すように、中間転写ベルト8は、テンションローラ41、二次転写内ローラ42及び駆動ローラ43に掛け渡して支持され、駆動ローラ43に駆動されて図中矢印R2方向に回転する。テンションローラ41は、中間転写ベルト8を張力一定に張架する。
<Intermediate transfer belt>
The
中間転写ベルト8は、基体としての芯金に芯金側から順に樹脂層、弾性層、表層が積層された無端ベルトである。樹脂層は例えばポリイミド、ポリカーボネート等の樹脂材料が用いられ、厚みが70〜100μmに形成される。弾性層は例えばウレタンゴム、クロロプレンゴム等の弾性材料が用いられ、厚みが200〜250μmに形成されている。表層は、二次転写部T2で中間転写ベルト8から記録材Pへとトナーを転写させやすくするために、トナー付着力の小さいものが要求される。そのため、表層は例えばポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂等の樹脂材料のうちの1種類、あるいは弾性材ゴム、エラストマー、ブチルゴム等の弾性材料のうちの2種類以上が用いられる。また、表面エネルギーを小さくして潤滑性を高めるために、表層には1種類又は2種類以上の例えばフッ素樹脂等の粉体や粒子が、又は異なる粒径の粉体や粒子が分散されている。表層は、厚みが5〜10μmに形成される。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が例えば1E+8〜1E+14Ω・cmに調整されている。
The
二次転写部T2は、二次転写内ローラ42に張架された中間転写ベルト8に二次転写外ローラ10を圧接して形成される記録材Pへのトナー像転写ニップ部である。二次転写部T2では、二次転写外ローラ10に二次転写バイアスが印加されることで、トナー像が中間転写ベルト8から記録材Pへ二次転写される。二次転写後に中間転写ベルト8に残留するトナー(二次転写残トナー)は、ベルトクリーニング装置9により中間転写ベルト8から除去される。
The secondary transfer portion T2 is a toner image transfer nip portion to the recording material P formed by pressing the secondary transfer
二次転写部T2によって四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置50へ搬送される。定着装置50は、記録材Pを搬送しつつ加熱、加圧して当該記録材Pにトナー像を定着させる。定着装置50によりトナー像の定着された記録材Pは、機体外へ排出される。
The recording material P on which the four-color toner images are secondarily transferred by the secondary transfer portion T2 is conveyed to the fixing
<二成分現像剤>
現像装置4Yでは、現像剤として負帯電特性のトナーと正帯電特性のキャリアとを含む二成分現像剤が用いられる。トナーは、スチレン系樹脂やポリエステル樹脂等の結着樹脂、カーボンブラックや染料、顔料等の着色剤、さらには必要に応じてその他の添加剤を含む着色樹脂粒子と、コロイダルシリカ微粉末のような外添剤が外添されている着色粒子とを有している。トナーの体積平均粒径は、粒径が小さすぎるとキャリアと摩擦し難くなるため帯電量を制御しづらくなり、大きすぎると精細なトナー像を形成できなくなることから、4〜10μmが好ましい。キャリアは、例えば表面酸化あるいは未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、希土類などの金属、及びそれらの合金、或は酸化物フェライトなどが好適に使用可能である。これらの磁性粒子の製造法は特に制限されない。キャリアの体積平均粒径は20〜60μm、好ましくは30〜50μmであるとよい。
<Two-component developer>
In the developing
<ドラムクリーニング装置>
上述したように、画像形成装置100は、一次転写部T1を通過して感光ドラム1Y上に残留するトナー(一次転写残トナー)を除去するために、ドラムクリーニング装置6Yを備えている。図2に示すように、ドラムクリーニング装置6Yは、一次転写部T1よりも感光ドラム1Yの回転方向下流に設けられている。ドラムクリーニング装置6Yは、ハウジング20内にファーブラシ60とクリーニングブレード61とを具備している。ファーブラシ60は例えば直径12mmの導電性の金属製回転軸(芯金)の外周面に、繊維太さ6デニールのアクリル繊維などの合成繊維が植毛密度5万本/inch2の割合で植毛されることで形成される。クリーニングブレード61は例えばウレタンゴム等の弾性部材を用いて、軸方向長さが感光ドラム1Yよりもやや短い340mmの板状に形成される。
<Drum cleaning device>
As described above, the
ファーブラシ60は感光ドラム1Yの回転方向(図中矢印R1方向)の上流側に、感光ドラム1Yの表面を摺擦するように設けられている。ファーブラシ60は、感光ドラム1Yの回転速度の例えば110%の周速で回転される。クリーニングブレード61は、ファーブラシ60よりも感光ドラム1Yの回転方向下流側に、感光ドラム1Yの表面に所定の当接圧で当接するように設けられている。感光ドラム1Yの表面に残留する転写残トナーはファーブラシ60によってかき乱されることによって、感光ドラム1Yとの付着力が弱まる。その後、転写残トナーはクリーニングブレード61によって感光ドラム1Yの表面から除去される。
The
<コロナ帯電器>
画像形成装置100は、感光ドラム1Yの表面を一律帯電するためのコロナ帯電器2Yを備えている。コロナ帯電器2Yは、感光ドラム1Yの回転軸線方向(長手方向)に沿うように感光ドラム1Yに対向配置されており、放電により感光ドラム1Yの表面を帯電させる。このコロナ帯電器2Yについて、図3(a)乃至図3(c)を用いて説明する。
<Corona charger>
The
コロナ帯電器2Yは、放電電極としての放電ワイヤ30と、これを挟むように設けられた一対のシールド板(シールド電極)32を有する開口した筐体90と、筐体90の開口部に配設されたグリッド電極31とを有する。つまり、本実施形態に示すコロナ帯電器2Yはスコロトロンタイプの帯電器である。
The
シールド板32はステンレス鋼(SUS)を用いて形成され、筐体90の短手方向(感光ドラム1Yの回転軸線方向に交差する幅方向)に例えば34mmの間隔で互いに対向するように配置されている。一対のシールド板32の間隔は、筐体90の開口部の幅方向長さに略等しい。
The
放電ワイヤ30は、筐体内においてシールド板32の内側で長手方向に張架されている。放電ワイヤ30には、例えばステンレススチール、ニッケル、モリブデン、タングステンなどが用いられる。放電ワイヤ30は、電圧印加時やメンテナンス時などに生じやすい破断、断線を防止するために、また安定したコロナ放電を得るために直径を40μm〜100μmに形成するのが好ましい。本実施形態では金属の中で非常に安定性の高いタングステンを用い、直径が60μmの放電ワイヤ30を形成した。放電ワイヤ30はグリッド電極31と例えば8mmの間隔を持って配置されて、放電ワイヤ30には例えば−1200μAの電流が流れるように不図示の高圧電源から高圧電圧が印加される。
The
グリッド電極31は放電ワイヤ30と感光ドラム1Yの間に配置され、帯電バイアスが印加されることにより感光ドラム1Yへ向けて流れる電流量を制御する。本実施形態ではグリッド電極31として、薄い金属平板(薄板)にエッチング処理を施すことによって形成された、多数の貫通孔を有する網目(メッシュ)状のエッチンググリッドを用いている。グリッド電極31は基材にオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)が用いられ、例えば厚み100μm、幅28mmの板状に形成される。グリッド電極31は筐体90の開口部に設けられ、感光ドラム1Yの外周面に近接される。グリッド電極31は、感光ドラム1Yに対し最近接部が例えば約1.3mmになるように配設される。グリッド電極31には、不図示の高圧電源から−900V〜−300Vの高圧電圧が印加される。グリッド電極31に印加される電圧は、感光ドラム1Yの帯電電位に合わせて電圧値が調整される。なお、グリッド電極31の基材としては、他のオーステナイト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼、あるいはフェライト系ステンレス鋼等を用いてよい。
The
グリッド電極31の表面には、腐食を防止するために表面層が形成されている。表面層として、コロナ放電によって発生する放電生成物に対して化学的に不活性度が高い材料であるテトラヘデラルアモルファスカーボン(Tetrahedral Amorphous Carbon:以下ta−Cと略す)の表面層が形成されている。本実施形態において表面層に用いるta−Cは、一般的にDLC(Diamond Like Carbon)の一種である。DLCの構造は、水素を若干含有したダイヤモンド結合(sp3結合)とグラファイト結合(sp2結合)とが混在した非晶質(アモルファス)構造である。それ故に、グリッド電極31の表面にta−Cの表面層を形成すれば、高温高湿環境下でも放電生成物の影響を受け難くでき、また基材の吸湿による酸化や電解腐食の発生等を防止できるので、もって長期に渡り帯電ムラのない安定した帯電を維持させ得る。
A surface layer is formed on the surface of the
コロナ帯電器2Yは、放電ワイヤ30を清掃する清掃パット16と、グリッド電極31を清掃する清掃ブラシ14をさらに備える。清掃パット16と清掃ブラシ14は、ブラシホルダー71に保持されている。ブラシホルダー71は、帯電器モータMの駆動を受けて回転する駆動スクリュ72に取り付けられている。清掃パット16と清掃ブラシ14は駆動スクリュ72の回転に従って、後述するシャッタ40と共に長手方向に移動する。清掃パット16は例えばスポンジを用いて形成され、放電ワイヤ30を両側から挟み込んで清掃する。
The
清掃ブラシ14は、アクリル系ブラシを難燃化処理して基布に織り込んだものを用いた。清掃ブラシ14は、グリッド電極31に接触してグリッド電極31を清掃する。清掃ブラシ14は非清掃時、グリッド電極31に接触しない待機位置に待機している。清掃ブラシ14は、駆動スクリュ72の回転に従って待機位置からグリッド電極31に接触可能な位置まで移動されてグリッド電極31を清掃し得る。清掃ブラシ14はブラシホルダー71により、グリッド電極31に対し所定の侵入量が保たれながらグリッド電極31を清掃する。即ち、ブラシホルダー71は清掃ブラシ14を保持すると共に、グリッド電極31に対する清掃ブラシ14の侵入量を規定するガイド部材の役割を果たす。ブラシホルダー71は、ABS樹脂やポリカーボネート樹脂などを用いて形成される。
As the cleaning
画像形成装置100は長手方向(感光ドラム1Yの回転軸線方向)に延びる案内部材としての一対のガイドレール15を有し、上述したコロナ帯電器2Yは筐体90の両側面でガイドレール15に支えられながら装置本体110に着脱可能に取り付けられる。ガイドレール15は、コロナ帯電器2Yが装置本体110に着脱される際に感光ドラム1Y等に接触して傷つかないように、コロナ帯電器2Yを感光ドラム1Yに対向する装置本体内の所定の装着位置に案内するガイドとして機能する。
The
また、コロナ帯電器2Yは外部に設けられた不図示のファンによって内部にエアが吹き込み可能であり、エアの吹き込みに応じてエアが流れる経路(エアフロー)がコロナ帯電器2Yの内部に形成されている。図3(c)に示すように、エアはコロナ帯電器2Yの上方(図中矢印A1参照)から吹き込まれて、感光ドラム1Yの回転方向下流側でグリッド電極31を通過して外へ抜けるようにしている(図中矢印A2参照)。エアが感光ドラム1Yの回転方向下流側から抜けやすくするために、一対のシールド板32やガイドレール15は、長手方向に交差する方向の長さ(高さ)が感光ドラム1Yの回転方向上流側よりも下流側で短くなるように形成されている。
Further, the
即ち、一対のシールド板32は、感光ドラム1Yの回転方向R1に間隔を空けて且つ感光ドラム1Yの長手方向に延設された第一シールド板32aと第二シールド板32bとを有する。本実施形態において、第一シールド板32aは感光ドラム1Yの回転方向下流側に、第二シールド板32bは感光ドラム1Yの回転方向上流側に配置されている。そして、第二シールド板32bは、感光ドラム1Yとの隙間が第一シールド板32aよりも狭くなっている。こうすることで、エアは感光ドラム1Yの回転方向下流側から抜けやすくなる。
That is, the pair of
なお、一対のガイドレール15は、ファンによって吹き込まれたエアがコロナ帯電器2Yの外部に広がらないように、エアの流れる向きを規制するエアフローガイドとしても機能する。そこで、一対のガイドレール15についても感光ドラム1Yの回転方向上流側のガイドレール15bと感光ドラム1Yとの隙間を、感光ドラム1Yの回転方向下流側のガイドレール15aとの隙間よりも狭くするのが好ましい。
The pair of
<帯電器シャッタ>
コロナ帯電器2Yには、グリッド電極31と感光ドラム1Yとの間に筐体90の開口部を開閉可能なシャッタ40が配設されている。シャッタ40は、例えばレーヨン繊維などを含む不織布を用いて、厚み100μm程度の薄いシート状に形成されている。勿論、これに限られず、シャッタ40は薄いシート状に形成可能であれば、ナイロン繊維を編んだものや、ウレタンやポリエステル等のフィルムなどを用いて形成されていてもよい。
<Charger shutter>
In the
シャッタ40は、グリッド電極31と感光ドラム1Yとの間を長手方向に移動可能に設けられ、筐体90の開口部を開閉自在である。シャッタ40は長手方向の一方の端部がブラシホルダー71に接続され、駆動スクリュ72が回転することにより清掃ブラシ14に同期して長手方向へ移動する。コロナ帯電器2Yの長手方向の他端は巻取り手段としての巻取りローラ11に保持され、巻取りローラ11はシャッタ40をロール状に巻き取って収納し得る。つまり、ブラシホルダー71が駆動スクリュ72からの回転駆動を受けて図3(a)の左側(閉方向)に移動すると、シャッタ40は巻取りローラ11から引き出される。他方、ブラシホルダー71が図3(a)の右側(開方向)に移動すると、シャッタ40は巻取りローラ11に巻き取られ収納される。シャッタ40が全て巻き取りローラ11に巻き取られた位置(開位置)にある場合、筐体90の開口部は開口された状態である。反対に、シャッタ40が全て巻き取りローラ11から引き出された位置(閉位置)にある場合、筐体90の開口部は遮蔽された状態にある。このように、シャッタ40は、感光ドラム1Yの一方の端部側(図3(a)の左側)に移動して筐体90の開口部を遮蔽し、他方の端部側(図3(a)の右側)に移動して筐体90の開口部を開口する。
The
シャッタ40が開位置から閉位置に移動されると、筐体90の開口部は遮蔽された状態になるので、コロナ帯電器2Yの放電に伴い発生するNOxなどの放電生成物が感光ドラム1Yに付着することを防止できる。ところで、グリッド電極31と感光ドラム1Yとの隙間は約1.3mmしかなく、その僅かな隙間で厚さ100μmのシャッタ40を動かすと、シャッタ40はグリッド電極31又は感光ドラム1Yに接触しながら移動し得る。しかしながら、シャッタ40はシールド板32やガイドレール15などに接触させた方が、コロナ帯電器2Yから放電生成物が漏れ難くなり、もって感光ドラム1Yに付着する放電生成物の量を低減できるので好ましい。そのため、シャッタ40は、幅方向(短手方向)長さが一対のシールド板32の間隔よりも長くなるように形成されている。本実施形態では、例えばシャッタ40の幅方向長さが40mmに、一対のシールド板32間の間隔34mmに対して広めに形成されている。これにより、一対のシールド板32の外側のガイドレール15までシャッタ40で覆われ得る。
When the
上述のシャッタ40が開位置にあるか閉位置にあるかを検知するために、検知手段としてのシャッタセンサ506が設けられている。シャッタセンサ506は駆動スクリュ72の巻き取りローラ11側の軸上方に1個のみ配置され、シャッタ40の位置検知、具体的にはシャッタ40が巻き取りローラ11に巻き取られた状態(開位置)か巻き取られていない状態(閉位置)かを検知可能である。本実施形態の場合、シャッタセンサ506はシャッタ40が閉位置にある場合にのみ所定の信号を出力可能である。本実施形態の場合、後述する制御部200は、シャッタセンサ506から所定の信号が出力されている場合にシャッタ40が閉位置にあると判断し、シャッタセンサ506から所定の信号が出力されていない場合にシャッタ40が開位置にあると判断する。
In order to detect whether the
このようなシャッタセンサ506としては、例えば光を照射する発光部506aと発光部506aから照射された光を受光する受光部506bとが対向配置されたフォトインタラプト式の光学センサがある。フォトインタラプト式の光学センサの場合、遮蔽部材81がブラシホルダー71つまりはシャッタ40の閉方向の先端側に設けられ、遮蔽部材81はシャッタ40と共に移動可能である。シャッタ40が巻き取りローラ11に巻き取られていると、発光部506aと受光部506bとの間に遮蔽部材81が入り込み、シャッタセンサ506は遮蔽される。遮蔽部材81がシャッタセンサ506を遮蔽した遮蔽位置にある場合、シャッタセンサ506から所定の信号(ここでは光量に応じた信号)が出力されず、シャッタ40は開位置にあると判断される。反対に、シャッタ40が巻き取りローラ11から引き出されていると、発光部506aと受光部506bとの間に遮蔽部材81が入り込んでおらず、シャッタセンサ506は遮蔽されない。遮蔽部材81がシャッタセンサ506を遮蔽していない非遮蔽位置にある場合、シャッタセンサ506から所定の信号が出力され、シャッタ40は閉位置にあると判断される。
As such a
本実施形態のシャッタセンサ506では、遮蔽部材81がシャッタセンサ506を遮蔽していなくても、シャッタ40が閉位置にあると判断される場合がある。即ち、シャッタセンサ506の発光部506aや受光部506bにトナーが付着した場合には、実際のシャッタ40が閉位置であるにも関わらず開位置であると誤検知される。あるいは、シャッタセンサ506が故障しており、発光部506aから光が照射されていない場合にも、実際のシャッタ40が閉位置であるにも関わらず開位置であると誤検知される。
In the
<制御部>
画像形成装置100は、図1に示すように制御部200を備えている。制御部200について、図4乃至図6を用いて説明する。図4は、帯電制御系の制御ブロック図である。なお、制御部200には、図示した以外にも例えば感光ドラム1Y、露光装置3Y、現像装置4Y、一次転写ローラ5Y、定着装置50、それらを駆動するモータや電源等の各種機器が接続されるが、ここでは発明の本旨でないので図示及び説明を省略する。
<Control unit>
The
制御手段としての制御部200は、画像形成動作などの各種制御を行う例えばCPU等である。図4に示すように、制御部200にはメモリ501が接続されている。記憶手段としてのメモリ501はROMやRAMあるいはハードディスクなどであり、画像形成装置100を制御するための各種プログラムやデータ等が格納されている。また、メモリ501は、各種プログラムの実行に伴う演算処理結果などを一時的に記憶することもできる。例えば、所定の温湿度毎に対応付けられている放電ワイヤ30及びグリッド電極31の清掃回数や、所定の規定時間(例えば2時間)や規定枚数(例えば3000枚)などの閾値、あるいは後述の帯電器シャッタフラグ(シャッタ駆動情報)などが記憶される。
The
操作部507は不図示のインタフェースを介して制御部200に接続され、利用者による画像形成ジョブなどの各種プログラムの実行指示操作や各種データ入力などを受け付ける、例えば操作パネルや外部端末などである。制御部200は操作部507から入力された画像データ等に基づいて、メモリ501に記憶された画像形成ジョブ(画像形成プログラム)などの各種制御を実行する。制御部200は画像形成ジョブ(プログラム)を実行することで、画像形成を行うよう画像形成装置100を制御する。
The
画像形成ジョブとは、記録材に画像形成するプリント信号に基づいて、画像形成開始してから画像形成動作が完了するまでの一連の動作のことである。即ち、画像形成を行うにあたり必要となる予備動作(所謂、前回転動作)を開始してから、画像形成工程を経て、画像形成を終了するにあたり必要となる予備動作(所謂、後回転)が完了するまでの一連の動作のことである。具体的には、プリント信号を受けた(画像形成ジョブの入力)後の前回転時(画像形成前の準備動作)から、後回転(画像形成後の動作)までのことを指し、画像形成期間、紙間を含む。 The image forming job is a series of operations from the start of image formation to the completion of the image forming operation based on a print signal for forming an image on a recording material. In other words, after the preliminary operation (so-called pre-rotation operation) necessary for image formation is started, the preliminary operation (so-called post-rotation) necessary for ending the image formation is completed through the image formation process. It is a series of operations up to. Specifically, it refers to the period from pre-rotation (preparation operation before image formation) after receiving a print signal (input of an image formation job) to post-rotation (operation after image formation). , Including paper space.
制御部200にはまた、不図示のインタフェースを介して環境センサ502、カウンタ503、ファン504、高圧電源505、コロナ帯電器2Y、シャッタセンサ506(帯電器シャッタセンサ)が接続されている。環境センサ502は、装置が置かれている環境(具体的には外気の温度及び湿度)を検知する。カウンタ503は、画像形成した記録材Pの枚数やシャッタ40の開閉回数、あるいは画像形成ジョブ終了後から経過した時間、シャッタ40が閉じられてから経過した時間などをカウントする。ファン504は、上述したようにコロナ帯電器2Yの内部にエアフローを形成するために、コロナ帯電器2Yの内部に吹き込むエアを発生する。高圧電源505は、放電ワイヤ30及びグリッド電極31に電圧を印加する。制御部200は、環境センサ502から検知結果(検知信号)を、カウンタ503から上記のカウント値(上記した枚数、回数、時間など)をそれぞれ取得すると共に、ファン504や高圧電源505を適宜に制御する。
The
多数の記録材Pに画像形成が行われると、放電ワイヤ30やグリッド電極31に汚れが付着し画像不良が生じ得るために、制御部200は所定枚数(例えば3000枚)毎に放電ワイヤ30及びグリッド電極31を清掃する制御を行う。この場合、制御部200は、カウンタ503により計時された画像形成した記録材Pの枚数がメモリ501に記憶されている規定枚数(閾値)を超えた場合に、放電ワイヤ30及びグリッド電極31を清掃する制御を行う。この際に、制御部200は駆動手段としての帯電器モータMを制御することで、上述したように駆動スクリュ72を介して清掃ブラシ14及び清掃パット16(ワイヤ清掃パッド)を動作させ得る。
When an image is formed on a large number of recording materials P, dirt may adhere to the
また、制御部200は駆動手段としての帯電器モータMを制御することで、既に述べたように駆動スクリュ72を介してシャッタ40(帯電器シャッタ)を動作させ得る。そして、制御部200はシャッタセンサ506から取得した信号に基づいて、シャッタ40が開位置にあるか閉位置にあるかを判断できる。
Further, the
ところで、本実施形態において、制御部200は画像形成ジョブの実行後、画像形成ジョブ終了後からの経過時間が所定時間(例えば2時間)過ぎたらシャッタ40を閉める制御を行ってスリープモードに入る。そこで、制御部200によって画像形成ジョブ終了後に実行されるシャッタ閉制御処理について図5を用いて説明する。
By the way, in the present embodiment, after the execution of the image forming job, the
図5に示すように、制御部200は画像形成ジョブの終了後、カウンタ503により計時された画像形成ジョブ終了後からの経過時間がメモリ501に記憶されている所定時間(規定時間)を過ぎたか否かを判定する(S51)。画像形成ジョブ終了から所定時間経過したと判定した場合(S51のYES)、制御部200は、画像形成ジョブの実行中は開位置に維持されていたシャッタ40を閉じる制御を行う(S52)。そして、制御部200はシャッタセンサ506の検知結果が開位置であるか否かを判定する(S53)。シャッタセンサ506の検知結果が開位置でないと判定した場合(S53のNO)、制御部200はメモリ501に帯電器シャッタフラグ「閉位置(1)」と記憶して(S54)、スリープモードに入る(S55)。この場合、シャッタセンサ506はシャッタ40の位置を正しく検知できている。そのため、操作部507などにシャッタセンサ506が誤検知している旨のエラーを通知することなく、本処理を終了する。
As shown in FIG. 5, after the end of the image forming job, the
他方、シャッタセンサ506の検知結果が開位置であると判定した場合(S53のYES)、制御部200はシャッタセンサ506が正常に動作していないと判断する。その場合、制御部200は、操作部507などにシャッタセンサ506が誤検知している旨のエラーを通知する(S56)。この場合、制御部200はスリープモードに入らない。
On the other hand, when it is determined that the detection result of the
制御部200は画像形成時に、シャッタセンサ506を用いてシャッタ40の位置を確認した上で感光ドラム1Yへの帯電処理を行っている。しかしながら、シャッタセンサ506は飛散したトナーなどの付着によってシャッタ40の位置を誤検知する可能性があることを既に述べた通りである。また、そもそもシャッタセンサ506が故障していると、正しいシャッタ40の位置を検知することができない。本実施形態では設置スペースやコストなどの観点から、シャッタセンサ506が1個だけ設けられている。そのため、この1個のシャッタセンサ506がシャッタ40の位置検知を正しく行うことができないと、シャッタ40が閉まっているにも関わらず帯電処理が行われることがあり、画像不良の原因となるキャリア付着やトナー付着などが生じ得るのでよくない。
At the time of image formation, the
<確認モード>
本実施形態では、コロナ帯電器2Yによる感光ドラム1Yへの帯電処理が行われるよりも先に、シャッタセンサ506がシャッタ40の位置を正しく検知できているかを確認できるようにしている。これは、制御部200がセンサ確認制御(確認モード)を実行することにより実現される。以下、センサ確認制御について図6を用いて説明する。図6は、センサ確認制御処理を示すフローチャートである。センサ確認制御処理は、画像形成ジョブの開始時あるいは装置本体の電源オン時さらにはスリープモード解除時などの所定のタイミングで制御部200によって開始される。
<Confirmation mode>
In this embodiment, the
図6に示すように、制御部200は、メモリ501に記憶されている帯電器シャッタフラグが「閉位置(1)」であるか否かを判定する(S1)。帯電器シャッタフラグは、前回の画像形成ジョブ終了後にシャッタ40を閉じる制御が行われたか否かを表し、制御部200は帯電器シャッタフラグが「閉位置(1)」にあればシャッタ40が閉位置にあると看做す。他方、制御部200は、帯電器シャッタフラグが「開位置(0)」にあればシャッタ40が開位置にあると看做す。ここで、シャッタ40が閉位置又は開位置にあると看做すのは、前回の画像形成ジョブ終了後にシャッタ40がメンテナンスなどのために人為的に開閉される可能性があるからである。その場合、現実のシャッタ40の位置と帯電器シャッタフラグが示すシャッタ位置とは異なり得る。
As shown in FIG. 6, the
帯電シャッタフラグが「開位置(0)」である場合(S1のNO)、制御部200はシャッタセンサ506の検知結果が開位置であるか否かを判定する(S11)。シャッタセンサ506の検知結果が開位置であると判定した場合(S11のYES)、つまりシャッタセンサ506の検知結果(開位置)と帯電シャッタフラグ(開位置)とが一致する場合、制御部200は本処理を終了する。この場合、シャッタ40は開位置にあり、シャッタセンサ506はシャッタ40が開位置にあると検知している。そのため、操作部507などにシャッタセンサ506が誤検知している旨のエラーを通知することなく、本処理を終了する。
When the charging shutter flag is “open position (0)” (NO in S1), the
他方、シャッタセンサ506の検知結果が閉位置であると判定した場合(S11のNO)、つまりシャッタセンサ506の検知結果(閉位置)と帯電シャッタフラグ(開位置)とが不一致の場合、制御部200はシャッタ40を開く制御を行う(S12)。即ち、シャッタ40を前回移動させた時の位置(開位置)と、シャッタセンサ506により検知した位置(閉位置)とが異なっている。そこで、制御部200はシャッタセンサ506により検知した位置(閉位置)と異なる他方(反対)の位置である開位置にシャッタ40を移動させる。
On the other hand, if it is determined that the detection result of the
制御部200は、シャッタ40を開く制御後に(S12)、シャッタセンサ506の検知結果が「閉位置」から「開位置」に変わったか否かを判定する(S13)。シャッタセンサ506の検知結果が「閉位置」から「開位置」に変わっている場合(S13のYES)、制御部200はシャッタセンサ506が正常に動作していると判断し、帯電器シャッタフラグに「開位置(0)」を記録して(S14)、本処理を終了する。即ち、制御部200はシャッタ40を開位置に移動させる制御を行い、それに伴いシャッタセンサ506の検知結果が開位置を示せば、シャッタセンサ506は正しくシャッタ40の位置を検知できているとして画像形成動作を開始する。
After controlling to open the shutter 40 (S12), the
他方、シャッタセンサ506の検知結果が「閉位置」のまま変わらない場合(S13のNO)、制御部200はシャッタセンサ506が正常に動作していないと判断する。その場合、制御部200は、操作部507などにシャッタセンサ506が誤検知している旨のエラーを通知し(S15)、本処理を終了する。即ち、制御部200はシャッタ40を開位置に移動させる制御を行ったにも関わらず、シャッタセンサ506の検知結果が閉位置のままであれば、シャッタセンサ506は正しくシャッタ40の位置を検知できていないとする。この場合、制御部200は画像形成動作を開始することなくエラーを通知する。
On the other hand, when the detection result of the
上述したS1の処理において帯電シャッタフラグが「閉位置(1)」である場合(S1のYES)、制御部200はシャッタセンサ506の検知結果が開位置であるか否かを判定する(S2)。シャッタセンサ506の検知結果が閉位置であると判定した場合(S2のNO)、つまりシャッタセンサ506の検知結果(閉位置)と帯電シャッタフラグ(閉位置)とが一致する場合、制御部200はシャッタ40を開く制御を行う(S12)。この場合、画像形成のためにシャッタ40を開位置に移動させる必要がある。そこで、シャッタ40を閉位置から開位置に移動する制御を行った際に、その位置をシャッタセンサ506に検知させることにより、シャッタセンサ506がシャッタ40の位置を正しく検知できているかを確認する。そのために、上述したS12〜S15の処理を実行する。これらS12〜S15の処理については既に述べたので、ここでの説明を省略する。
When the charging shutter flag is “closed position (1)” in the process of S1 described above (YES in S1), the
S2の処理でシャッタセンサ506の検知結果が開位置であると判定した場合(S2のYES)、つまりシャッタセンサ506の検知結果(開位置)と帯電シャッタフラグ(閉位置)とが不一致の場合、制御部200はシャッタチェック動作を実行する(S3)。即ち、シャッタ40を前回移動させた時の位置(閉位置)と、シャッタセンサ506により検知した位置(開位置)とが異なっている。この場合、制御部200はシャッタセンサ506が誤検知等によりシャッタ40の位置を正しく検知できていないと看做す。そこで、制御部200はシャッタセンサ506により検知した位置(開位置)と反対の閉位置にシャッタ40を移動させる。ここで、シャッタセンサ506が誤検知していると看做すのは、シャッタ40が前回移動された時の位置(閉位置)から開位置にメンテナンスなどのために人為的に動かされた可能性があるからである。シャッタ40が人為的に開位置に動かされていれば、シャッタセンサ506はシャッタ40が開位置であると正しく検知していることになる。その一方で、シャッタセンサ506はトナー付着等により開位置であるとしか検知できていないのかもしれない。そこで、シャッタ40を実際に動かし、その時の位置をシャッタセンサ506に検知させることにより、シャッタセンサ506が誤検知しているか否かを確認するために、シャッタチェック動作を行う。
When it is determined in the process of S2 that the detection result of the
制御部200はシャッタチェック動作を行い(S3)、シャッタセンサ506が正常に検知を行っているかを確認する(S4)。シャッタチェック動作では、まずシャッタセンサ506の検知結果が開位置であることから、制御部200はシャッタ40を閉じる制御を行う。そして、制御部200は、シャッタ40を閉じる制御に伴い得たシャッタセンサ506の検知結果に基づき、シャッタ40の位置が開位置から閉位置に変わったかを確認する。次に、制御部200はシャッタ40の位置が閉位置に変わっていたら、シャッタ40を開ける制御を行う。そして、制御部200は、シャッタ40を開ける制御に伴い得たシャッタセンサ506の検知結果に基づき、シャッタ40の位置が閉位置から開位置に変わったかを確認する。
The
こうして、制御部200はシャッタ40を動かす制御を行って、シャッタセンサ506の検知結果が開位置→閉位置→開位置に変われば、制御部200はシャッタセンサ506が正常に検知を行っていると判断する(S4のYES)。そして、制御部200は帯電器シャッタフラグを「開位置(0)」としてメモリ501に記憶する(S5)。この場合、制御部200はシャッタセンサ506が正しくシャッタ40の位置を検知できているとして、画像形成動作を開始する。
In this way, the
シャッタチェック動作(S3)を行っても、シャッタセンサ506が誤検知等している場合には、シャッタセンサ506の検知結果は開位置のまま変化しない。つまり、シャッタセンサ506の検知結果が開位置→開位置→開位置であれば、制御部200はシャッタセンサ506が正しく検知を行っていないと判断して(S4のNO)、エラーを通知し(S6)、本処理を終了する。この場合、制御部200は画像形成動作を開始しない。
Even if the shutter check operation (S3) is performed, if the
以上のように、本実施形態の画像形成装置100では、コロナ帯電器2Yの開口部を開閉自在に設けられたシャッタ40の位置を検知するシャッタセンサ506の検知動作が正しく行われているかの確認を簡単に行うことができる。そのうえ、シャッタセンサ506がシャッタ40の位置を正しく検知できている場合には、シャッタ40の位置を開位置として引き続き画像形成動作を開始することができる。これにより、シャッタ40が閉じられたまま帯電処理が行われることによるキャリア付着やトナー付着などが生じる可能性を低減でき、もってこれらを原因とする画像不良が生じ難くなる。
As described above, in the
なお、上述した実施形態では、シャッタセンサ506としてフォトインタラプト式のセンサを用いたがこれに限られない。例えば、シャッタ位置に応じて押圧されることで信号を出力する圧電センサや接触センサなどであってもよい。また、シャッタセンサ506は巻き取りローラ11に近い側に限らず、巻き取りローラ11から遠い側に設けてもよい。さらに、シャッタセンサ506は1個だけでなく、巻き取りローラ11に近い側と遠い側とに2個設けてあってもよい。
In the above-described embodiment, a photo interrupt type sensor is used as the
なお、上述した実施形態では、各色の感光ドラム1Y〜1Kから中間転写ベルト8に各色のトナー像を一次転写した後に、記録材Pに各色の複合トナー像を一括して二次転写する構成の画像形成装置を説明したが、これに限らない。例えば、感光ドラム1Y〜1Kから記録材Pに直接転写する構成の直接転写方式の画像形成装置であってもよい。
In the above-described embodiment, the toner images of the respective colors are primarily transferred from the
1Y〜1K…感光体(感光ドラム)、2Y〜2K…コロナ帯電器、30…放電電極(放電ワイヤ)、40…シャッタ、81…遮蔽部材、90…筐体、110…装置本体、200…制御手段(制御部)、501…記憶手段(メモリ)、506…検知手段(シャッタセンサ)、506a…発光部、506b…受光部、M…駆動手段(帯電器モータ)
DESCRIPTION OF
Claims (9)
前記感光体に対向する開口部を有する筐体と、前記筐体内に配置された放電電極とを有するコロナ帯電器と、
前記開口部を開閉自在なシャッタと、
前記開口部が開口された開位置と前記開口部が遮蔽された閉位置とに前記シャッタを移動可能な駆動手段と、
前記シャッタが開位置と閉位置の少なくともいずれか一方にあることを検知可能な検知手段と、
前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記シャッタを前回移動させた時の開位置又は閉位置のいずれか一方の位置と、前記検知手段により検知した位置とが異なる場合に、前記検知手段により検知した閉位置と開位置の何れか一方の位置と異なる他方の位置に前記シャッタを移動させるように前記駆動手段を制御し、該制御後に前記検知手段により前記他方の位置が検知されない場合にエラーを通知する確認モードを実行する、
ことを特徴とする画像形成装置。 A photoreceptor,
A corona charger having a housing having an opening facing the photoconductor, and a discharge electrode disposed in the housing;
A shutter capable of opening and closing the opening;
Driving means capable of moving the shutter between an open position where the opening is opened and a closed position where the opening is shielded;
Detecting means capable of detecting that the shutter is in at least one of an open position and a closed position;
Control means for controlling the drive means,
The control means is arranged to open and close the closed position detected by the detection means when the position detected by the detection means is different from either the open position or the closed position when the shutter was moved last time. A confirmation mode in which the driving means is controlled to move the shutter to the other position different from any one of the positions, and an error is notified when the other position is not detected by the detecting means after the control. Run,
An image forming apparatus.
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The detection means is one piece.
The image forming apparatus according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The control unit executes the confirmation mode at the start of an image forming job.
The image forming apparatus according to claim 1.
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 The control means drives the control means to move the shutter to the closed position in the confirmation mode, and moves the shutter to the open position when the closed position is detected as the other position by the detection means. Start the image forming operation after
The image forming apparatus according to claim 3.
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 The control means drives the control means to move the shutter to the open position in the confirmation mode, and starts an image forming operation when the open position is detected as the other position by the detection means.
The image forming apparatus according to claim 3.
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 The control unit controls the driving unit to move the shutter to a closed position when a predetermined time has elapsed since the end of the previous image forming job.
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the image forming apparatus is an image forming apparatus.
前記制御手段は、前記検知手段から前記所定の信号が出力されている場合に前記シャッタが前記一方の位置にあると判断し、前記検知手段から前記所定の信号が出力されていない場合に前記シャッタが他方の位置にあると判断する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 The detection means can output a predetermined signal only when the shutter is in one of an open position and a closed position,
The control means determines that the shutter is in the one position when the predetermined signal is output from the detection means, and the shutter when the predetermined signal is not output from the detection means. Is in the other position,
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the image forming apparatus is an image forming apparatus.
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 The detection means includes: a light emitting unit that emits light; a light receiving unit that is disposed opposite to the light emitting unit and that receives light emitted from the light emitting unit; a shielding position that shields the light emitting unit and the light receiving unit; And a shielding member that can move together with the shutter at a non-shielding position that does not shield the light receiving part and the light receiving part.
The image forming apparatus according to claim 7.
前記感光体に対向する開口部を有する筐体と、前記筐体内に配置された放電電極とを有するコロナ帯電器と、
前記開口部を開閉自在なシャッタと、
前記開口部が開口された開位置と前記開口部が遮蔽された閉位置とに前記シャッタを移動可能な駆動手段と、
前記シャッタが開位置と閉位置の少なくともいずれか一方にあることを検知可能な検知手段と、
前記駆動手段を制御する制御手段と、
前記制御手段が前記駆動手段を制御した際に、前記シャッタを開位置又は閉位置のどちらに移動させる制御を行ったかを示すシャッタ駆動情報が記憶される記憶手段と、を備え、
前記制御手段は、所定のタイミングで前記検知手段により検知した位置と、前回、前記シャッタを移動させる制御を行った時に前記記憶手段に記憶された前記シャッタ駆動情報とが一致しない場合、前記検知手段により検知した開位置と閉位置の何れか一方の位置と異なる他方の位置に前記シャッタを移動させるように前記駆動手段を制御し、該制御後に前記検知手段により前記他方の位置が検知されない場合にエラーを通知する確認モードを実行する、
ことを特徴とする画像形成装置。
A photoreceptor,
A corona charger having a housing having an opening facing the photoconductor, and a discharge electrode disposed in the housing;
A shutter capable of opening and closing the opening;
Driving means capable of moving the shutter between an open position where the opening is opened and a closed position where the opening is shielded;
Detecting means capable of detecting that the shutter is in at least one of an open position and a closed position;
Control means for controlling the drive means;
Storage means for storing shutter drive information indicating whether control is performed to move the shutter to an open position or a closed position when the control means controls the drive means;
If the position detected by the detection means at a predetermined timing does not match the shutter drive information stored in the storage means when the control for moving the shutter was performed last time, the detection means When the drive unit is controlled to move the shutter to the other position different from one of the open position and the closed position detected by the step, and the other position is not detected by the detection unit after the control. Run confirmation mode to notify the error,
An image forming apparatus.
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