JP2017022712A - 多入力多出力(mimo)通信 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的少量のデータを搬送するために2次ストリームを確立することに起因する不均衡な干渉およびリソースの消費を回避するユーザ機器および方法を提供する。【解決手段】無線通信ネットワークのユーザ機器と基地局との間のアップリンク多入力多出力伝送において、1次アップリンク・ストリーム上に保留アップリンク・データ・パケットを搬送するには不十分な容量が存在するかどうかを識別するステップS2と、不十分な容量が存在する場合、1次アップリンク・ストリームによって搬送されないであろう保留アップリンク・データ・パケットが2次アップリンク・ストリームを過小利用することが決定されるのであれば、2次アップリンク・ストリームの確立を回避するステップS3およびS4とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信ネットワークのユーザ機器と基地局との間のアップリンク多入力多出力伝送を制御する方法、ユーザ機器、およびコンピュータ・プログラム製品に関する。
無線通信ネットワークは周知のものである。そのようなネットワーク内の基地局は、基地局に関連付けられている地理的領域またはセル内のユーザ機器に無線接続を提供する。基地局と各々のユーザ機器との間の無線通信リンクは、通常、基地局からユーザ機器に情報を伝送するための1つまたは複数のダウンリンク(または順方向)チャネル、およびユーザ機器から基地局に情報を伝送するための1つまたは複数のアップリンク(または逆方向)チャネルを含む。
多入力多出力(MIMO:Multiple Input Multiple Output)技法は、基地局、およびオプションでユーザ機器が複数のアンテナを含む場合に採用されてもよい。たとえば、複数のアンテナを含むユーザ機器は、同じコードを使用して、基地局によって解決され得る同じ伝送時間間隔(TTI:transmission time interval)内で、複数の独立した別個の信号を同じ周波数で基地局に伝送することができる。たとえば、個々のユーザ機器は、同じアップリンク・リソース(周波数、時間、およびコード)を使用してアップリンク内の拡張データ・チャネル(E−DCH:Enhanced Data Channel)の2つのストリームを伝送することができ、これはつまり(単一のE−DCHストリームを伝送する場合に生じるランク1伝送に対して)ユーザ機器がランク2伝送を実行することができることを意味する。
E−DCHは、1つまたは複数のE−DCH専用物理データ・チャネル(E−DPDCH:E−DCH Dedicated Physical Data Channel)で構成され、1つのE−DCH専用物理制御チャネル(E−DPCCH)を伴う。E−DPDCHは、データトラフィックを搬送し、E−DPCCHは、E−DPDCHがデコードされ得るようにするための制御情報を搬送する。
アップリンクMIMOにおいて、2次E−DCHストリームは、1次E−DCHストリームと共に送信される。1次E−DCHストリームと同様に、2次E−DCHストリームは、1つまたは複数の2次E−DPDCH(S−E−DPDCH)および1つの2次E−DPCCH(S−E−DPCCH)で構成される。
アップリンクMIMOを提供することは、ユーザ機器からネットワークへの伝送を容易にするが、予期せぬ結果が生じるおそれもある。
したがって、MIMO通信をサポートするための改良された技法を提供することが望まれる。
第1の態様によれば、無線通信ネットワークのユーザ機器と基地局との間のアップリンク多入力多出力伝送を制御する方法が提供され、方法は、1次アップリンク・ストリーム上に保留アップリンク・データ・パケットを搬送するには不十分な容量が存在するかどうかを識別するステップと、不十分な容量が存在する場合、1次アップリンク・ストリームによって搬送されないであろう保留アップリンク・データ・パケットが2次アップリンク・ストリームを過小利用することが決定されるのであれば、2次アップリンク・ストリームの確立を回避するステップとを備える。
第1の態様は、既存の技法に関連する問題が、比較的少量のデータを伝送する結果として不均衡に高い干渉が生じ得ることであることを認識する。これは、既存の技法が、1次ストリームおよび2次ストリームの伝送電力が等しく、1次ストリームおよび2次ストリームが共に最大数のコードを利用するので、最大容量で動作することを想定するからである。この手法に関する問題は、バッファに制限がある場合(不十分な保留アップリンク・データが送信されるべきである場合)において、2次ストリームを使用して伝送されるデータ・パケットの数(情報ビットの量)が、等しい電力で伝送し、たとえば2×SF2+2×SF4コードなどの最大数のコードを使用するようなストリームによって提供される容量を使い果たさないことである。これは、2次ストリームで伝送されるデータ・パケットが、伝送されるデータの量に対して不必要に高い電力を事実上消費することにつながり、ひいては不必要に高いストリーム間干渉およびその他のユーザへのアップリンク干渉をもたらす。
したがって、無線通信ネットワークのユーザ機器と基地局との間のアップリンク多入力多出力伝送を制御する方法が提供されてもよい。方法は、1次アップリンク・ストリーム上に保留中または未伝送のアップリンク・データ・パケットを搬送するには不十分な容量が存在するかどうかを識別するステップを備えることができる。方法はまた、不十分な容量が存在することが決定される場合、1次アップリンク・ストリームを使用して搬送され得ない保留または未伝送のアップリンク・データ・パケットが2次アップリンク・ストリームの容量を過小または不十分に利用または活用するであれば、2次アップリンク・ストリームの確立が回避されるステップを備えることができる。
このようにして、他の場合であれば、比較的少量のデータを搬送するために2次ストリームを確立することに起因するであろう不均衡な干渉およびリソースの消費は回避され、それにより、利用されるリソースを低減し、電力効率を高めて、干渉を最小化する。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームによって搬送されないであろう保留アップリンク・データ・パケットが伝送時間間隔内に1次アップリンク・ストリームで伝送可能であることが決定される場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。したがって、1次ストリームで伝送可能ではない保留データ・パケットの全部が、単一の伝送時間間隔内に伝送され得る場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。そのような場合、2次ストリームが確立されることを回避し、代わりに1次ストリームを使用して次の伝送時間間隔にそれらの保留データ・パケットを伝送することが、より効率的であると考えられる。
1つの実施形態において、1次ストリームによって搬送される保留データ・パケットと2次ストリームによって搬送される保留データ・パケットの差がしきい値量を超える場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。したがって、1次ストリームによって伝送されるデータ・パケットと2次ストリームによって伝送されるデータ・パケットとの間の不均衡は、2次ストリームの過小利用または非効率的な利用の可能性を示すことができる。
1つの実施形態において、2次ストリームによって搬送される保留データ・パケットがしきい値量を達成できない場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。したがって、特定量のデータ・パケットが2次ストリームを使用して伝送されるかどうかの簡単な評価は、その2次ストリームが過少利用されるかどうかの表示をもたらす。
1つの実施形態において、1次ストリームのトランスポート・ブロック・サイズと2次ストリームのトランスポート・ブロック・サイズとの間の差がしきい値量を超える場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。通常、1次ストリームが、2次ストリームのトランスポート・ブロック・サイズと等しいかまたはそれよりも大きいトランスポート・ブロック・サイズを有するとした場合、トランスポート・ブロック・サイズの大きい差は、2次ストリームが伝送すべきデータをほんのわずかしか有しておらず、2次ストリームによって提供される大容量を使用してその量のデータを伝送するには非効率的となることを示す。
1つの実施形態において、2次ストリームのトランスポート・ブロック・サイズがしきい値量を達成できない場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。したがって、2次ストリームのトランスポート・ブロック・サイズの簡単な評価は、2次ストリームが過少利用されているかどうかを決定するために使用されてもよい。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームおよび2次アップリンク・ストリームが同じ変調を使用する場合、1次ストリームのコードレートと2次ストリームのコードレートの差がしきい値量を超えるのであれば、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。2つのストリームは同じ変調を使用するので、コードレートの差は、特に、2次ストリームの伝送電力が通常高いことを考慮すれば、2次ストリームを使用して保留データ・パケットを伝送するには十分ではないことを示すことができる。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームおよび2次アップリンク・ストリームが同じ変調を使用する場合、2次ストリームのコードレートがしきい値量を達成できないのであれば、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。したがって、コードレートの簡単な評価は、2次ストリームが過少利用されるかどうかを示すために使用されてもよい。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームおよび2次アップリンク・ストリームが異なる変調を使用する場合、1次ストリームの変調次数とコードレートの積と2次ストリームの変調次数とコードレートの積の差がしきい値量を超えるのであれば、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。変調次数とコードレートの積は、シンボルあたりの情報ビットの数をもたらす。この積の大きい差は、2次ストリームで伝送されるデータ・パケットが、1次ストリームで伝送されるデータ・パケットと比較して極めて非効率的に伝送されることになることを指示する。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームおよび2次アップリンク・ストリームが異なる変調を使用する場合、2次ストリームの変調次数とコードレートの積がしきい値量を達成できないのであれば、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。したがって、積の簡単な評価は、2次ストリームが過少利用されるかどうかを決定するために使用されてもよい。
1つの実施形態において、方法は、ネットワーク・ノードからしきい値量を受信するステップを備える。したがって、過少利用の度合いは、しきい値量を設定するネットワークによって制御されてもよい。
1つの実施形態において、2次アップリンク・ストリームの確立を回避するステップは、ランク2伝送を回避する。
1つの実施形態において、識別するステップは、すべての保留アップリンク・データが1次アップリンク・ストリームで伝送時間間隔内に伝送され得ないことが決定される場合、不十分な容量が存在することを識別する。
第2の態様によれば、コンピュータで実行されるとき、第1の態様の方法ステップを実行するように動作可能なコンピュータ・プログラム製品が提供される。
第3の態様によれば、無線通信ネットワークの基地局とのアップリンク多入力多出力伝送を制御するように動作可能なユーザ機器が提供され、ユーザ機器は、1次アップリンク・ストリームに保留アップリンク・データ・パケットを搬送するのに不十分な容量が存在するかどうかを識別するように動作可能な識別論理と、不十分な容量が存在する場合、1次アップリンク・ストリームによって搬送されないであろう保留アップリンク・データ・パケットが2次アップリンク・ストリームを過小利用することが決定されるのであれば、2次アップリンク・ストリームの確立を回避するように動作可能な回避論理とを備える。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームによって搬送されないであろう保留アップリンク・データ・パケットが伝送時間間隔内に1次アップリンク・ストリームで伝送可能であることが決定される場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。
1つの実施形態において、1次ストリームによって搬送される保留データ・パケットと2次ストリームによって搬送される保留データ・パケットの差がしきい値量を超える場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。
1つの実施形態において、2次ストリームによって搬送される保留データ・パケットがしきい値量を達成できない場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。
1つの実施形態において、1次ストリームのトランスポート・ブロック・サイズと2次ストリームのトランスポート・ブロック・サイズとの間の差がしきい値量を超える場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。
1つの実施形態において、2次ストリームのトランスポート・ブロック・サイズがしきい値量を達成できない場合、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームおよび2次アップリンク・ストリームが同じ変調を使用する場合、1次ストリームのコードレートと2次ストリームのコードレートの差がしきい値量を超えるのであれば、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームおよび2次アップリンク・ストリームが同じ変調を使用する場合、2次ストリームのコードレートがしきい値量を達成できないのであれば、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームおよび2次アップリンク・ストリームが異なる変調を使用する場合、1次ストリームの変調次数とコードレートの積と2次ストリームの変調次数とコードレートの積の差がしきい値量を超えるのであれば、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。
1つの実施形態において、1次アップリンク・ストリームおよび2次アップリンク・ストリームが異なる変調を使用する場合、2次ストリームの変調次数とコードレートの積がしきい値量を達成できないのであれば、2次アップリンク・ストリームは過少利用されることが決定される。
1つの実施形態において、ユーザ機器は、ネットワーク・ノードからしきい値量を受信するように動作可能な受信論理を備える。
1つの実施形態において、回避論理は、ランク2伝送を回避することによって2次アップリンク・ストリームの確立を回避する。
1つの実施形態において、識別論理は、すべての保留アップリンク・データが1次アップリンク・ストリームで伝送時間間隔内に伝送され得ないことが決定される場合、不十分な容量が存在することを識別する。
さらに詳細な好ましい態様は、添付の独立および従属クレームにおいて示される。従属クレームの特徴は、必要に応じて独立クレームの特徴と組み合わされてもよく、特許請求の範囲に明示的に示される特徴以外の組み合わせであってもよい。
装置の特徴が、機能を提供するように動作可能であるものと説明される場合、これはその機能を提供するか、またはその機能を提供するように適応または構成される装置の特徴を含むことが理解されるであろう。
本発明の実施形態は、これ以降、添付の図面を参照してさらに説明される。
1つの実施形態による主な処理ステップを示す図である。
概要
実施形態をさらに詳細に論じるに先だって、まず概略が提供される。実施形態は、アップリンクMIMOに対してユーザ機器ランクを選択するための技法を提供する。現在、両ストリームが2×SF2+2×SF4コーディングを使用する場合、ユーザ機器はランク2のみを使用できることが提案されている。この手法に関連する問題は、バッファが制限されている場合に、第2のストリームを介して伝送される情報ビットの量が、2×SF2+2×SF4コードによって提供される容量を使い果たさないことがあることである。E−DPDCHおよびS−E−DPDCHの伝送電力は等しいことが意図されるので、第2ストリームの情報ビットは不必要に高い電力を消費することになり、以下の事項を生じる。
1) 不必要に高いストリーム間干渉、および
2) その他のユーザへのアップリンク干渉
実施形態は、2次ストリームが十分に利用される場合に限り、ランク2伝送が許容される(つまり、2次ストリームが確立される)ように基準を課す。言い換えれば、2次ストリームは、ランク2伝送を許容することの利点が、それによる影響にまさる場合に限り確立される。これ以降説明されるように、そのような評価を行なうためのさまざまな技法が提案される。
トランスポート・ブロック・サイズ評価
この実施形態において、ランク2伝送は、2つのストリーム間のトランスポート・ブロック・サイズの不均衡(差)がしきい値量内である場合に限り、許容される。1次ストリームは(通常)、2次ストリームのトランスポート・ブロック・サイズと等しいかまたはそれよりも大きいトランスポート・ブロック・サイズを有する。したがって、大きい不均衡は、第2のストリームが伝送するデータをほんのわずかしか有しておらず、2×SF2+2×SF4コードによって提供される大容量を使用して少量のデータを伝送することが効率的ではないことを意味する。
もう1つの実施形態において、ランク2伝送は、2次ストリームの絶対トランスポート・ブロック・サイズがしきい値を上回る場合に許容される。
これらのしきい値は、ユーザ機器に信号伝達され得るか、もしくはあらかじめ定められるか、または事前プログラムされてもよい。
コードレート評価
もう1つの実施形態において、両ストリームが同じ変調を使用する場合、ランク2伝送の基準は、1次ストリームと2次ストリームとの間のコードレートの差がしきい値よりも小さいことである。低いコードレートは、情報ビットの低い割合を意味するので、特に2次ストリームの伝送電力が高い場合にはそのような小さい量の情報ビットにランク2伝送を実行することは効率的ではない。
もう1つの実施形態において、ランク2伝送は、2次ストリームの絶対コードレートがしきい値を上回る場合に許容される。
これらのしきい値は、ユーザ機器に信号伝達され得るか、もしくはあらかじめ定められるか、または事前プログラムされてもよい。
変調およびコードレート評価
もう1つの実施形態において、ストリームが異なる変調を使用する場合、ランク2伝送の基準は、2つのストリームの間の変調次数(つまり、シンボルあたりのビット数、たとえばQPSKでは2、16QAMでは4)とコードレートの積の差がしきい値よりも小さいことである。変調次数とコードレートの積は、シンボルあたりの情報ビットの数をもたらす。少ないビット数の情報が高い電力で搬送されることは効率的ではなく、したがってランク2伝送を正当化しない。
もう1つの実施形態において、ランク2伝送は、2次ストリームの変調次数とコードレートの積がしきい値を上回る場合に許容される。
これらのしきい値は、ユーザ機器に信号伝達され得るか、もしくはあらかじめ定められるか、または事前プログラムされてもよい。
例示的な動作
1つの実施形態において、図1に示されるように、基地局は、ステップS1として、2の最大ランクをユーザ機器に信号伝達する。したがって、ユーザ機器は、2つのストリームを伝送することを原則として上許容される。ネットワークはまた、ステップS1において、2つのストリームの間のトランスポート・ブロック・サイズ(TBS)の不均衡ΔTBSを信号伝達し、ここで2つのストリーム間のTBSの差は、UEが実際にランク2で伝送することを許容されるべきである場合、しきい値Xを下回る必要がある。
第1のTTIで、ユーザ機器は、ステップS2およびS4において、ΔTBS<Xであるようにそのバッファに十分なデータを有することを確認する。ユーザ機器は、ステップS5において、ランク2で伝送する。
第2のTTIで、ユーザ機器は、ステップS2およびS4において、その1次ストリームを満杯にするのに十分なデータを有するが、2次ストリームへのデータをほとんど残していないことを確認する。ここでΔTBS>Xである。したがって、ユーザ機器は、ステップS3において、ランク1で伝送し、1次ストリームに収まらない残りのわずかな量のデータを保留する。
第3のTTIで、ユーザ機器は、ステップS2において1次ストリームの容量が超過しないことを確認し、ステップS3においてランク1で伝送し、1次ストリームを介してそのバッファ内の残りのデータを送信する。
上記の実施形態は、少量のデータだけが2次ストリームでまだ伝送されていない場合、伝送のためにもう1つのTTIを待機させる際に生じる余分な遅延(高速パケットアクセス(HSPA)で2msまたは10ms)は重大ではなく、通常はユーザエクスペリエンスに影響を与えないという認識に基づいていることが理解されよう。それに反して、高い電力で2次ストリームでデータを伝送することによって生じる余分な干渉は重大となり、回避されることが望ましい。
したがって、実施形態は、2次ストリームが、(ランク2)バッファが制限されている環境において、不必要に高い電力を非効率的に使用して少量の情報ビットを伝送することを防止する。
当業者であれば、前述のさまざまな方法のステップがプログラムされたコンピュータによって実行されてもよいことを容易に理解するであろう。本明細書において、一部の実施形態はまた、たとえばデジタル・データ・ストレージ媒体のような、機械またはコンピュータ可読であり、機械実行可能またはコンピュータ実行可能な命令のプログラムをエンコードするプログラム・ストレージ・デバイスを網羅することも意図され、前記命令は前記上記の方法のステップの一部または全部を実行する。プログラムストレージ媒体は、たとえばデジタルメモリ、磁気ディスクおよび磁気テープのような磁気ストレージ媒体、ハードドライブ、または光学式読み取り可能デジタル・データ・ストレージ媒体であってもよい。実施形態はまた、上記の方法の前記のステップを実行するようにプログラムされるコンピュータを網羅することも意図される。
「プロセッサ」または「論理」と表記される任意の機能ブロックを含む、図面に示されるさまざまな要素の機能は、専用ハードウェア、ならびに適切なソフトウェアと関連してソフトウェアを実行することができるハードウェアの使用を通じて提供されてもよい。プロセッサにより提供される場合、機能は、単一の専用プロセッサ、単一の共有プロセッサ、または一部が共有され得る複数の個々のプロセッサによって提供されてもよい。さらに、「プロセッサ」または「コントローラ」または「論理」という用語の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアのみを参照するものと解釈されるべきではなく、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワーク・プロセッサ、特殊用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、ソフトウェアを格納するための読み取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、および不揮発性ストレージを、制限なく暗黙的に含むことができる。通常および/またはカスタムのその他のハードウェアが含まれてもよい。同様に、図面に示される任意のスイッチは、概念的なものに過ぎない。それらの機能は、プログラム論理の操作を通じて、専用論理を通じて、プログラム制御および専用論理の相互作用を通じて、または手動によっても実行されてもよく、特定の技法は、コンテキストからさらに具体的に理解されるように実施者により選択可能である。
当業者には、本明細書における任意のブロック図が、本発明の原理を具現化する例示的な回路の概念的な図を表すことが理解されるであろう。同様に、任意の流れ図、フロー・ダイアグラム、状態遷移図、擬似コードなどは、コンピュータ可読媒体において概ね表されてもよく、コンピュータまたはプロセッサにより(そのようなコンピュータまたはプロセッサが明示的に示されているかどうかにかかわらず)実行されてもよいさまざまなプロセスを表すことが理解されよう。
説明および図面は、単に本発明の原理を説明するものに過ぎない。したがって、当業者であれば、本明細書において明示的に説明または指示されていないが本発明の原理を具現化し、その趣旨および範囲内に含まれるさまざまな配列を考案できるであろうことが理解されよう。さらに、本明細書において列挙されるすべての例は、主として、本発明の原理および発明者(複数可)により当技術の促進のために寄与される概念を理解する際に読者を補助する教示のみを目的とすることが明確に意図され、そのような具体的に列挙される例および条件に限定されないものと解釈されるべきである。さらに、本発明の原理、態様、および実施形態を列挙する本明細書におけるすべての記述、ならびにその具体的な例は、その等価物を網羅することが意図されている。

Claims (13)

  1. 無線通信ネットワークの基地局とのアップリンク多入力多出力伝送を制御するように構成されたユーザ機器であって、
    少なくとも1つのプロセッサ及び関連するメモリと、
    アップリンク及びダウンリンク・チャネルを介して基地局と通信するように構成された無線インタフェースとを備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、1次アップリンク・ストリーム上に伝送保留中のすべてのアップリンク・データ・パケットを伝送時間間隔内に搬送するには不十分な容量が存在するかどうかを識別するように構成されており、
    不十分な容量が存在する場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1次アップリンク・ストリームによって搬送されないであろう保留アップリンク・データ・パケットが前記伝送時間間隔内に2次アップリンク・ストリームによって提供される容量を十分に利用しないであろうことが決定されるのであれば、前記2次アップリンク・ストリームの確立を回避するように構成されている、ユーザ機器。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1次アップリンク・ストリームによって搬送されないであろう前記保留アップリンク・データ・パケットが単一の伝送時間間隔内に前記1次アップリンク・ストリームで伝送可能であることが決定される場合、前記2次アップリンク・ストリームがその容量を十分に利用しないであろうことを決定するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  3. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1次アップリンク・ストリームによって搬送される保留アップリンク・データ・パケットと前記2次アップリンク・ストリームによって搬送される保留アップリンク・データ・パケットの数の差がしきい値量を超える場合、前記2次アップリンク・ストリームがその容量を十分に利用しないであろうことを決定するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  4. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記2次アップリンク・ストリームによって搬送される保留アップリンク・データ・パケットの数がしきい値量を達成できない場合、前記2次アップリンク・ストリームがその容量を十分に利用しないであろうことを決定するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1次アップリンク・ストリームのトランスポート・ブロック・サイズと前記2次アップリンク・ストリームのトランスポート・ブロック・サイズとの間の差がしきい値量を超える場合、前記2次アップリンク・ストリームがその容量を十分に利用しないであろうことを決定するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記2次アップリンク・ストリームのトランスポート・ブロック・サイズがしきい値量を達成できない場合、前記2次アップリンク・ストリームがその容量を十分に利用しないであろうことを決定するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  7. 前記1次アップリンク・ストリームおよび前記2次アップリンク・ストリームが同じ変調を使用する場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1次アップリンク・ストリームのコードレートと前記2次アップリンク・ストリームのコードレートの差がしきい値量を超えるのであれば、前記2次アップリンク・ストリームがその容量を十分に利用しないであろうことを決定するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  8. 前記1次アップリンク・ストリームおよび前記2次アップリンク・ストリームが同じ変調を使用する場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記2次アップリンク・ストリームのコードレートがしきい値量を達成できないのであれば、前記2次アップリンク・ストリームがその容量を十分に利用しないであろうことを決定するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  9. 前記1次アップリンク・ストリームおよび前記2次アップリンク・ストリームが異なる変調を使用する場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1次アップリンク・ストリームの変調次数とコードレートの積と前記2次アップリンク・ストリームの変調次数とコードレートの積の差がしきい値量を超えるのであれば、前記2次アップリンク・ストリームがその容量を十分に利用しないであろうことを決定するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  10. 前記1次アップリンク・ストリームおよび前記2次アップリンク・ストリームが異なる変調を使用する場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記2次アップリンク・ストリームの変調次数とコードレートの積がしきい値量を達成できないのであれば、前記2次アップリンク・ストリームがその容量を十分に利用しないであろうことを決定するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  11. 前記少なくとも1つのプロセッサは、ネットワーク・ノードから前記無線インタフェースを介して前記しきい値量を受信するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  12. 2次アップリンク・ストリームの確立を回避することに関連して、前記少なくとも1つのプロセッサは、ランク2伝送を回避するように構成されている、請求項1に記載のユーザ機器。
  13. 無線通信ネットワークの基地局とのアップリンク多入力多出力伝送を制御するためのユーザ機器に係る方法であって、前記ユーザ機器は、
    少なくとも1つのプロセッサ及び関連するメモリと、
    アップリンク及びダウンリンク・チャネルを介して基地局と通信するように構成された無線インタフェースとを備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、1次アップリンク・ストリーム上に伝送保留中のすべてのアップリンク・データ・パケットを伝送時間間隔内に搬送するには不十分な容量が存在するかどうかを識別し、
    不十分な容量が存在する場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1次アップリンク・ストリームによって搬送されないであろう保留アップリンク・データ・パケットが前記伝送時間間隔内に2次アップリンク・ストリームによって提供される容量を十分に利用しないであろうことが決定されるのであれば、前記2次アップリンク・ストリームの確立を回避する、方法。
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