JP2017020819A - Liquid detection system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、液体を検出し、その存在を知らせる液体検知システムに関する。 The present invention relates to a liquid detection system that detects a liquid and notifies its presence.
従来から、センサを用いて液体の存在を検出して知らせる液体検知器が知られており、このような液体検知器として、例えば、排尿の有無を検知する排尿検知器が、特許文献1に開示されている。この排尿検知器は、おむつ内の吸水材上に配置される離間した一対の電極を有しており、この電極間の抵抗値を測定することで排尿の有無を検出している。排尿検知器は、アラーム音を発することで、排尿があったことを、即座に、第三者に知らせることができる。
Conventionally, a liquid detector that detects and notifies the presence of liquid using a sensor is known, and as such a liquid detector, for example, a urination detector that detects the presence or absence of urination is disclosed in
例えば介護施設において、上記の排尿検知器を用いた場合には、排尿を即座に介護スタッフに知らせることができる。しかしながら、夜間に排尿があった場合には、他の要介護者の睡眠を妨げてしまうといった問題が生じ得る。 For example, when the urination detector is used in a nursing facility, urination can be immediately notified to a nursing staff. However, when urination occurs at night, there may arise a problem that other care recipients are disturbed.
本発明は、液体の有無を特定の者に知らせることのできる液体検知システムを提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the liquid detection system which can notify a specific person about the presence or absence of a liquid.
上記の目的を達成するため、本発明は、液体と接触することにより出力信号が変化するセンサ部、該出力信号に基づいて液体の存在に関する検出情報を得る検出部、及び該検出情報を送信する通信部を有する液体検知器と、前記液体検知器から送信された前記検出情報を受信する通信部、及び該受信した検出情報に基づいて液体の存在に関する表示を行う表示部を有する情報端末と、を備えることを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention provides a sensor unit that changes an output signal by contact with a liquid, a detection unit that obtains detection information related to the presence of a liquid based on the output signal, and transmits the detection information. A liquid detector having a communication unit; a communication unit that receives the detection information transmitted from the liquid detector; and an information terminal that includes a display unit that displays the presence of the liquid based on the received detection information; It is characterized by providing.
コンピュータネットワークを介して前記情報端末と通信可能なサーバを備え、前記情報端末は、前記検出情報を前記サーバに送信するネットワーク通信部を有し、前記サーバは、前記情報端末から送信された検出情報を受信するネットワーク通信部を有してもよい。 A server communicable with the information terminal via a computer network, the information terminal having a network communication unit for transmitting the detection information to the server, and the server detecting information transmitted from the information terminal; A network communication unit that receives
前記コンピュータネットワークを介して前記サーバと通信可能なクライアントを備え、前記サーバのネットワーク通信部は、前記受信した検出情報を前記クライアントに送信し、前記クライアントは、前記サーバから送信された検出情報を受信するネットワーク通信部、及び該受診した検出情報に基づいて前記液体の有無に関する表示を行う表示部を有してもよい。 A client capable of communicating with the server via the computer network, wherein the network communication unit of the server transmits the received detection information to the client, and the client receives the detection information transmitted from the server; A network communication unit that performs the display, and a display unit that displays the presence or absence of the liquid based on the detected detection information.
前記情報端末は携帯情報端末であり、前記液体検知器の通信部、および前記携帯情報端末の通信部は、互いに近距離にあるときに無線により通信を行ってもよい。 The information terminal may be a portable information terminal, and the communication unit of the liquid detector and the communication unit of the portable information terminal may communicate wirelessly when they are close to each other.
本発明に係る液体検知システムによれば、液体検知器において、センサに液体が接触するとその出力信号が変化する。このような出力信号の変化に応じた検出情報が検出部により得られ、液体検知器の通信部により送信される。情報端末の通信部は、液体検知器から検出情報を受信して、この検出情報に従って表示部に液体の有無を表示させる。このように本発明は、情報端末のユーザに対してのみ液体の有無を知らせることができる。 According to the liquid detection system of the present invention, when the liquid comes into contact with the sensor, the output signal of the liquid detector changes. Detection information corresponding to such a change in the output signal is obtained by the detection unit and transmitted by the communication unit of the liquid detector. The communication unit of the information terminal receives the detection information from the liquid detector, and displays the presence or absence of liquid on the display unit according to the detection information. As described above, the present invention can notify only the user of the information terminal of the presence or absence of liquid.
介護施設で用いた場合を例に、本発明の実施形態に係る排尿検知システムを図面に基づいて説明する。なお、各図にわたって示される同じ符号は、同一または同様のものを示す。 A case of using in a care facility will be described as an example with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol shown throughout each figure shows the same or similar thing.
図1および図2に示すように、本実施形態に係る排尿検知システム1は、要介護者が着用しているおむつ3に排尿があったことを検出して知らせるシステムであり、要介護者の各々のおむつ3に取り付けられる複数の排尿検知器5と、要介護者を見回る介護スタッフが使用する携帯情報端末7と、を備えている。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the
排尿検知器5の各々は、センサ9と、センサ回路11、検出回路13、近距離無線通信モジュール15、及びマイクロコンピュータ17が収納された本体19と、を備えている。
Each
センサ9は、代表的には、テープ状の不織布21と、この不織布21の主面の長手方向に延在し、互いに離隔されて電気的に分離された一対の線状導体23と、を備えた構成であり、おむつ3の内側に取り付けられる。また、おむつ3に対して容易に取り付けできるように、不織布21の主面側には不図示の粘着層が成膜されるのが好ましい。このようなセンサ9の取付位置は特に限定されず、要介護者ごとに定められる。これは、要介護者の寝相によって尿が溜まる位置が異なるためであり、要介護者ごとに適切な位置に、必要な長さのセンサ9が取り付けられる。一対の線状導体23は、代表的には、銅ペーストからなる線状の金属薄膜である。このセンサ9は、一対の線状導体23の間にある不織布21aに尿が介在したとき(センサ9が濡れたとき)に、一対の線状導体23が互いに導通する。導通しているときの一対の線状導体23の間には、濡れている範囲に応じた抵抗成分が生じる。この抵抗成分の抵抗値は、濡れている範囲が広くなるに従って小さくなり、濡れている範囲が狭くなるに従って大きくなる。
The
上記のセンサ9はコネクタ基板25に貼り付けられる。貼り付けられたセンサ9の線状導体23の各々は、一端がコネクタ基板25を介してセンサ回路11と電気的に接続される。このコネクタ基板25の一面には、互いに電気的に分離された4つの端子パッド26a,26b,26c,26dが形成されている。センサ9がコネクタ基板25に貼り付けられたときに、線状導体の一方23aと、この線状導体の一方23aの線方向に並んでいる2つの端子パッド26a,26bが電気的に接続される。この2つの端子パッドの一方26bは配線を介してセンサ回路11に接続されている。また、この2つの端子パッドの他方26aには抵抗器28の一端が接続されている。一方、線状導体の他方23bと、この線状導体の他方23bの線方向に並んでいる2つの端子パッド26c,26dが電気的に接続される。この2つの端子パッドの一方26dは配線を介してセンサ回路11に接続されている。またこの2つの端子パッドの他方26cには上記の抵抗器28の他端が接続されている。すなわち、センサ9がコネクタ基板25に貼り付けられたときに、配線が接続されている両端子パッド26b,26dの間には、抵抗器28の抵抗成分が生じる。一方、センサ9がコネクタ基板25から外れたときに、両端子パッド26b,26dの間には抵抗器28の抵抗成分は生じない。
The
センサ回路11の構成としては、特に限定されないが、2つの端子パッド26b,26dの間に生じる抵抗成分に応じた電圧レベルを出力する回路が採用される。例えば、不図示のプルアップ抵抗器を介して端子パッドの一方26bを電源に接続し、端子パッドの他方26dをグランドに接続する回路などであり、端子パッドの一方26bからの信号が検出回路13に入力される。
The configuration of the
このセンサ9、コネクタ基板25、及びセンサ回路11が本実施形態のセンサ部を構成している。このセンサ部から、センサ9の接続状態およびセンサ9の濡れ状態に応じた信号が出力される。例えば、上記のセンサ回路11の例を採用したときには、センサ9が接続されていない状態では、端子パッドの一方26bがプルアップされた電圧レベルの信号が出力される。センサ9が接続されている状態では、端子パッド26bからは、プルアップ抵抗器と抵抗器28により生じる電圧レベルの信号が出力される。そして、センサ9が濡れた状態では、プルアップ抵抗器、抵抗器28、及び一対の線状導体間の抵抗成分により生じる電圧レベルの信号が端子パッド26bから出力される。このように上記のセンサ回路11の例を採用したときには、センサ部から出力される電圧レベルは、センサ9が非接続のときに高く、センサ9が接続されて濡れていないとき、センサ9が接続されて濡れたとき、の順に段階的に低下していく。なお、センサ9の濡れている範囲が広くなるに従って電圧レベルがさらに低くなる。
The
検出回路13は、センサ部の出力信号をマイクロコンピュータ17の入力に適した信号に変換する回路であり、例えばアナログ−デジタル変換器(以下、「ADC」と称し、符号「13a」を付すこととする)を用いることができる。このADC13aの入力端子には、センサ部の出力信号が入力される。また、ADC13aは、その制御端子がマイクロコンピュータ17に接続されており、マイクロコンピュータ17の制御に基づいて動作する。
The
近距離無線通信モジュール15は、近距離において無線で情報を送受信するモジュールである。このような近距離無線通信モジュール15は、数m〜十数m程度の近距離間において電波で情報を送受信するBluetooth(登録商標)モジュール15aが代表的に用いられる。Bluetoothモジュール15aはマイクロコンピュータ17と通信可能に電気的に接続されている。このBluetoothモジュール15aにはMACアドレスが予め設定されている。
The short-range
マイクロコンピュータ17は、中央処理装置27と、記憶装置29と、を備えており、中央処理装置27が記憶装置29に記憶されているプログラムをロードすることにより、下記の各ステップを実行し、その処理過程で生じた情報を必要に応じて記憶装置29に記憶させる。この記憶装置29としては、代表的には、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の半導体記憶装置が用いられる。
The
携帯情報端末7は、見回りの際に介護スタッフに携帯されて、通常の使用に際して手で保持できる情報端末であり、タッチパネル31等の入力装置、液晶ディスプレイ33などの表示装置、近距離無線通信モジュール35、記憶装置37、及び中央処理装置39を有するコンピュータを用いて実現されている。このような携帯情報端末7としては、スマートフォンやタブレット端末に代表されるスマートデバイスが用いられる。
The portable information terminal 7 is an information terminal that is carried by a nursing staff during a tour and can be held by hand during normal use, and includes an input device such as a
近距離無線通信モジュール35は、近距離にある排尿検知器5に対して情報を無線で送受信可能なモジュールであり、代表的にはBluetoothモジュール35aが用いられる。このBluetoothモジュール35aは中央処理装置39と通信可能に接続されている。本実施形態では、携帯情報端末7をマスタとするピコネットが形成され、このピコネットの通信範囲にある排尿検知器5がスレーブとして機能する。また、携帯情報端末7のBluetoothモジュール35aにはMACアドレスが設定されており、上記の排尿検知器5のBluetoothモジュール15aとペアリングすることで互いのMACアドレスが登録される。
The short-range
この携帯情報端末7のコンピュータは、中央処理装置39が記憶装置37に記憶されているプログラムをロードすることにより、下記のステップを実行する。なお、記憶装置37には、端末7を使用する介護スタッフの介護対象となる要介護者ごとにレコードが登録された要介護者テーブルが設けられており、このテーブルのフィールドには、要介護者の氏名および識別情報を含む要介護者情報と、この要介護者に用いられている排尿検知器5のBluetoothモジュール15aのMACアドレスを含む検知器情報と、が含まれている。要介護者情報には、要介護者の部屋番号や写真が含まれてもよい。また、検知器情報には、排尿検知器5に予め個別に付与された製品番号や、その製造年月日が含まれてもよい。
The computer of the portable information terminal 7 executes the following steps when the
続いて、本実施形態に係る排尿検知システム1の動作フローについて、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、携帯情報端末7と排尿検知器5は既にペアリングされているものとする。排尿検知システム1の動作フローは、排尿検知器5の検知ステップ(s10)および近距離無線送信ステップ(s20)、並びに携帯情報端末7の近距離無線受信ステップ(s30)および表示ステップ(s41)を含んでいる。
Subsequently, an operation flow of the
排尿検知器5の検知ステップ(s10)では次の処理が実行される。
(1)先ず、マイクロコンピュータ17の中央処理装置27は、ADC13aを制御してセンサ部からの出力信号をデジタル信号に変換(以下、A/D変換という)させ(s11)、このデジタル信号から値を取得する(s12)。この値は、センサ部からの出力信号(電圧レベル)に対応するものであり、センサ9の状態を示す値であり、以下の説明においてセンサ出力値という。
(2)次に、中央処理装置27は、予め記憶装置29に記憶させておいた2つの閾値を読み出して、センサ出力値と閾値の各々を比較する(s13)。閾値の一方は、センサ9がコネクタ基板25に貼り付いているか否かを判定するための基準値(以下、着脱基準値という)である。閾値の他方は、おむつ3に排尿があったか否かを判定するための基準値(以下、濡れ基準値という)である。濡れ基準値は、例えば要介護者の1回あたりの排尿により生じるセンサ出力値の変化傾向を事前に検証して定めておく。
(3)そして、中央処理装置27は、比較の結果に応じて検出情報を設定する(s14)。この検出情報は、センサ9の有無または排尿の有無を示す情報である。上記のセンサ回路11の例においては、センサ出力値が着脱基準値よりも大きい場合には、センサ9がコネクタ基板25から外れたことを示す検出信号が設定される。一方、着脱基準値よりも小さい場合であって、センサ出力値が濡れ基準値よりも大きい場合には、排尿が無かったことを示す検出情報が設定される。また、センサ出力値が濡れ基準値よりも小さい場合には、排尿があったことを示す検出情報が設定される。この検知ステップ(s10)は周期的に行われる。
このように排尿検知器5のマイクロコンピュータ17とADC13aは、センサ部の出力信号に基づいてセンサ9の有無および排尿の有無を表す検出情報を定める検出部として機能しており、この検出部は、センサ部の出力信号からセンサ出力値を取得する取得部、センサ出力値と閾値を比較する比較部、比較結果に応じて排尿の有無を表す検出情報を定める設定部としての機能を有している。また、排尿検知器5の記憶装置29は閾値を記憶する記憶部として機能する。
In the detection step (s10) of the
(1) First, the
(2) Next, the
(3) The
As described above, the
排尿検知器5の近距離無線送信ステップ(s20)では次の処理が実行される。
(1)先ず、マイクロコンピュータ17の中央処理装置27は、携帯情報端末7と通信可能か否かを判断する(s21)。具体的には、Bluetoothモジュール15aのモード(状態)を確認し、マスタである携帯情報端末7と接続された状態か否かを確認する。
(2)通信可能であれば(s21:Yes)、中央処理装置27はBluetoothモジュール15aを用いて検出情報を携帯情報端末7に送信する(s22)。
(3)一方、通信不可能であれば(s21:No)、検知ステップ(s10)に戻る。
このように排尿検知器5のマイクロコンピュータ17とBluetoothモジュール15aは、近距離において検出情報を無線で送信する近距離無線通信部として機能する。
In the short distance wireless transmission step (s20) of the
(1) First, the
(2) If communication is possible (s21: Yes), the
(3) On the other hand, if communication is impossible (s21: No), the process returns to the detection step (s10).
As described above, the
携帯情報端末7の近距離無線受信ステップ(s30)では次の処理が実行される。
(1)先ず、コンピュータの中央処理装置39は、ペアリングにより登録されたMACアドレスに対応する排尿検知器5がピコネット内に存在しているか、Bluetoothモジュール35aを用いて検索する(s31)。
(2)ピコネット内に排尿検知器5が存在しなかった場合(s32:No)には、中央処理装置39は排尿検知器5の検索を繰り返す。
(3)一方、排尿検知器5が存在した場合(s32:Yes)には、中央処理装置39は、その排尿検知器5に関するリストを液晶ディスプレイ33に表示させる(s33)。このリストは、検索された排尿検知器5のMACアドレスに基づいて要介護者テーブルから抽出された要介護者の氏名を一覧にしたものが好ましい。
(4)そして、中央処理装置39は、タッチパネル31を介して選択されたリストの中の一つに対応する排尿検知器5に対して通信を開始する(s34)。
(5)排尿検知器5から検出情報が送信されると(s22)、中央処理装置39はBluetoothモジュール35aを用いて検出情報を受信する(s35)。
このように携帯情報端末7のコンピュータは、近距離にある排尿検知器5から無線で送信された検出情報を受信する近距離無線通信部として機能する。
In the short distance wireless reception step (s30) of the portable information terminal 7, the following processing is executed.
(1) First, the
(2) When the
(3) On the other hand, when the
(4) Then, the
(5) When the detection information is transmitted from the urination detector 5 (s22), the
Thus, the computer of the portable information terminal 7 functions as a short-range wireless communication unit that receives detection information transmitted wirelessly from the
携帯情報端末7の表示ステップ(s41)では、中央処理装置39は、受信した検出情報に対応する表示情報を生成して液晶ディスプレイ33に表示させる。このとき、上記の通信ステップ(s30)で選択された氏名を表示するのが好ましい。表示情報としては、例えば「○○様のおむつ3に排尿がありました。」や「○○様のおむつ3に排尿はありません。」など、排尿の有無に関する情報、又は、「○○様のセンサ9が外れています。」といったセンサ9の有無に関する情報である。このように携帯情報端末7のコンピュータは、受信した検出情報に基づいて排尿の有無に関する情報、及びセンサ9の有無に関する情報の表示を行う表示部として機能する。なお、排尿の有無に関する情報やセンサ9の有無に関する情報をアイコンで表示してもよい。
In the display step (s41) of the portable information terminal 7, the
本実施形態に係る排尿検知システム1によれば、要介護者が着用しているおむつ3に排尿があったとき、一対の線状導体23が導通して、センサ部の出力信号の電圧レベルが変化する。この電圧レベルの変化に応じたデジタル信号がADC13aから出力されてマイクロコンピュータ17に入力される。この結果、マイクロコンピュータ17の中央処理装置27が取得するセンサ出力値と閾値との関係が変化し、排尿があったことを示す検出情報が設定される。そして、見回りの介護スタッフが要介護者に近づいたときに、携帯情報端末7(マスタ)のピコネットに当該要介護者の排尿検知器5(スレーブ)が属することとなり、携帯情報端末7と排尿検知器5との間で通信が開始される。検出情報を受信した携帯情報端末7の液晶ディスプレイ33には、「○○様のおむつ3に排尿がありました。」などの情報が表示される。このような排尿検知システム1によると、見回りの介護スタッフは要介護者に近づくと、即座におむつ3の状態(排尿の有無)を知ることができる。よって、多くの要介護者を見回る介護スタッフにとっては、要介護者の衣類を脱がせておむつ3の状態を確認するといった作業を軽減することができる。また、このような作業を無くすことができるので、夜間の見回りにおいて、要介護者の睡眠を妨げることがない。
According to the
[本実施形態の変形例]
(イ)本実施形態の排尿検知器5および携帯情報端末7に用いられるBluetoothモジュール15a,35aにおける通信は、ペアリングを用いない通信方式であってもよい。
[Modification of this embodiment]
(A) Communication in the
例えば、排尿検知器5のBluetoothモジュール15aは、送信相手を特定することなく、周期的に、検出情報および検知器情報を送信し続けてもよい。この場合、近距離無線送信ステップ(s20)において、携帯情報端末7と通信可能か否かを判断するステップ(s21)を省略することができる。また、携帯情報端末7は、受信ステップ(s30)において、排尿検知器5を検索するステップ(s31)から排尿検知器5と通信を開始するステップ(s34)までを省略することができる。このような携帯情報端末7は、検出情報を受信するステップ(s35)において、検出情報と共に検知器情報を受信する。また、表示ステップ(s41)において、受信した検知器情報を検索キーとして要介護者情報を要介護者テーブルから抽出し、受信した検出情報と要介護者情報を対応付けた表示情報を生成して表示させる。
For example, the
(ロ)本実施形態の排尿検知器5および携帯情報端末7の有する近距離無線通信モジュール15,35は、Bluetoothモジュール15a,35aに限定されず、電波を用いた他の無線通信規格のモジュールであってもよい。さらに、近距離無線通信モジュール15,35は、電波による無線通信に限定されず、赤外線等の光を用いた無線通信モジュールであってもよい。このように、携帯情報端末7と排尿検知器5は、両機器が有する通信モジュールの通信可能エリア内において、互いに直接的に通信するものである。そして、このようなエリア内における直接的な通信を、本発明において、近距離に情報を送信する、及び近距離の機器から送信された情報を受信する、という。
(B) The short-range
(ハ)携帯情報端末7の記憶装置37には、受信した検出情報を蓄積する検出履歴テーブルを設けてもよい。この検出履歴テーブルのフィールドには、検出情報、この検出情報を送信した排尿検知器5の検知器情報、及び検出情報の受信日時が含まれており、検出情報を受信するたびにレコードが追加される。また、携帯情報端末7の中央処理装置39は、検出履歴テーブルに記憶されている情報を抽出して表示情報を生成してもよい。このような表示情報としては、例えば、抽出された検出情報、検知器情報、及び受信日時を、時系列に並べた一覧表示情報が好ましい。また、中央処理装置39は、抽出した検知器情報に対応する要介護者情報を要介護者テーブルから抽出し、上記の検知器情報に代えて要介護者情報を加えた一覧表示情報を生成してもよい。
(C) The
(ニ)排尿検知器5のADC13aはマイクロコンピュータ17に内蔵されてもよい。
(D) The
(ホ)また、ADC13aに代えて比較器を検出回路13として用いてもよい。この比較器は、入力の一方にセンサ部の出力信号が接続され、入力の他方には要介護者の排尿を認識可能な電圧レベルが入力され、出力がマイクロコンピュータ17の入力に接続される。
(E) A comparator may be used as the
(ヘ)また、センサ部は、上記の態様に限定されず、一対の線状導体23の間に生じる抵抗成分に応じた振幅のパルスを出力するセンサ回路11aを含んでもよい。このようなセンサ回路11aの構成としては種種の回路構成を採用することができるが、その一例を図4に示す。
(F) The sensor unit is not limited to the above-described mode, and may include a
図4に示すセンサ回路11aは、端子パッド26bとマイクロコンピュータ17の一の出力端子の間に直列に接続された抵抗器29aと、端子パッド26dとマイクロコンピュータ17の他の出力端子の間に直列に接続された抵抗器29bと、を備える。このセンサ回路11aに接続されたコネクタ基板25に対してセンサ9が接続される。このとき、端子パッド26aと端子パッド26bが電気的に接続され、端子パッド26cと端子パッド26dが電気的に接続される。このため、抵抗器29a、抵抗器28、及び抵抗器29bが直列接続されることとなる。そして、端子パッド26bに生じる信号が、センサ部の出力信号として、ADC13aに入力される。
The
マイクロコンピュータ17の中央処理装置27は、一の出力端子および他の出力端子から、互いに逆位相のパルスを出力する。パルスの周波数やデューティー比は、センサ9を構成する材料に応じて適宜定められるが、例えば周波数は10〜30Hzであり、デューティー比は1対1である。そして、パルスのフェーズごとに、検出ステップ(s10)が実行される。すなわち、中央処理装置27は、A/D変換(s11)に先立って、各出力端子の信号レベルを切り換えて出力する信号切替ステップを実行する。
The
このように互いに逆位相のパルスがセンサ回路11aに入力される。以下、互いに逆位相のパルスをまとめて入力パルスともいう。一の出力端子からのパルスは、抵抗器29aおよび端子パッド26bを介して線状導体の一方23aに入力される。他の出力端子からの逆位相のパルスは、抵抗器29bおよび端子パッド26dを介して線状導体の他方23bに入力される。
In this way, pulses having phases opposite to each other are input to the
センサ9が濡れていないとき、直列接続された抵抗器29a、抵抗器28、及び抵抗器29bには、入力パルスにより交流が流れる。各抵抗器29a,28,29bに交流が流れることにより、所定の振幅のパルス(以下、基準振幅パルスという)がセンサ部から出力される。この基準振幅パルスは、入力パルスが各抵抗器29a,28,29bにより分圧されて成るパルスである。
一方、センサ9が濡れたとき、一対の線状導体23間に抵抗成分が生じる。そして、このセンサ9の抵抗成分と抵抗器28とが並列に接続されて成る合成抵抗(以下、センサ合成抵抗という)が生じる。抵抗器29a、センサ合成抵抗、及び抵抗器29bに、入力パルスによる交流が流れ、基準振幅パルスよりも振幅の小さいパルスがセンサ部から出力される。
さらに、センサ9がコネクタ基板25から外れたときには、端子パッド26aと端子パッド26b間の接続が解除されるので、交流が流れない。よって、一の出力端子からのパルスが抵抗器29aを経てセンサ部から出力される。すなわち、基準振幅パルスよりも振幅の大きいパルスが出力される。
When the
On the other hand, when the
Further, when the
センサ部から出力されたパルスは、ADC13aに入力される。中央処理装置27は、入力パルスの各フェーズにおいて信号切替ステップを実行した後、A/D変換(s11)を行う。そして、中央処理装置27は、ADC13aから値を取得し、前回のフェーズで取得したセンサ出力値との差分を求める。この差分は、センサ部からの出力信号(パルスの振幅)に対応するものであり、センサ9の状態を示すセンサ出力値として用いられる(s12)。次に、中央処理装置27は、センサ出力値を予め定められた閾値の各々(着脱基準値および濡れ基準値)と比較することにより、排尿の有無およびセンサ9の有無を検出する。
The pulse output from the sensor unit is input to the
このように、センサ部に対して互いに逆位相の2つのパルスを入力し、一対の線状導体23の極性を周期的に反転させることにより、尿が介在したときに一対の線状導体23の間に分極が生じない。このため排尿の有無を正確に検出することができる。
In this way, by inputting two pulses having opposite phases to the sensor unit and periodically inverting the polarities of the pair of
(ト)排尿検知器5の動作フローの検知ステップ(s10)において、センサ出力値と比較される濡れ基準値は一つに限られず、複数であってもよい。この濡れ基準値の各々は、予め、おむつ3の吸収量に対応させて段階的に定めておく。この場合において排尿検知器5の中央処理装置27は、取得したセンサ出力値を各濡れ基準値と比較し(s13)、センサ出力値と最も近似する濡れ基準値を検出情報に設定する(s14)。この検出情報を受信した携帯情報端末7の中央処理装置39は、予め基準値の各々に対応させて記憶装置37に記憶しておいた吸収比率を読み出して、例えば「おむつ3の吸収量の○○%に達しました。」のような表示情報を生成し、液晶ディスプレイ33に表示させる(s41)。このように、複数の濡れ基準値を設け、各基準値と比較した結果に応じて検出情報を設定し、この検出情報の内容に対応した情報を液晶ディスプレイ33に表示させることで、おむつ3の吸水性能に見合ったタイミングで交換することができる。
(G) In the detection step (s10) of the operation flow of the
(チ)本実施形態の排尿検知システム1の動作フローの他の例として、図5に示すように、排尿検知器5の検知ステップ(s10)および近距離無線送信ステップ(s20)、並びに携帯情報端末7の近距離無線受信ステップ(s30)、比較ステップ(s51)、及び表示ステップ(s41)を含む態様であってもよい。
(H) As another example of the operation flow of the
この排尿検知器5の検知ステップ(s10)では、センサ出力値を閾値と比較(s13(図1))する処理が省かれており、取得したセンサ出力値が検出情報として設定される(s14a)。携帯情報端末7の近距離無線受信ステップ(s30)では、中央処理装置39は、排尿検知器5から検出情報として送信されたセンサ出力値を受信する(s32a)。比較ステップ(s51)では、中央処理装置39は、予め記憶装置37に記憶させておいた排尿の有無を判断するための閾値、及びセンサ9の有無を判断するための閾値を読み出して、これらの閾値とセンサ出力値を比較する。そして、表示ステップ(s41)では、比較の結果に応じて排尿の有無に関する情報、又はセンサ9の有無に関する情報を液晶ディスプレイ33に表示させる。
In the detection step (s10) of the
このように排尿検知器5は、比較部を有しておらず、センサ部の出力信号からセンサ出力値を取得する取得部と、このセンサ出力値を検出情報として設定する設定部と、を含む態様であってもよい。また、携帯情報端末7のコンピュータは、検出情報としてのセンサ出力値を受信する近距離無線通信部、受信したセンサ出力値と閾値を比較する比較部、及び比較結果に応じ情報を表示する表示部として機能してもよい。
Thus, the
(リ)また、上記の比較ステップ(s51)に代えて、携帯情報端末7の中央処理装置39は、受信した検出情報に対して所定の重み付けを行うステップを実行してもよい。この重み係数は、例えば、検出情報をセンサ9の濡れ程度(%)として表示するのに適した係数が採用される。また、検出情報を尿に含まれる塩分程度(%)として表示するのに適した係数であってもよい。
(I) In place of the comparison step (s51), the
以上、実施形態に係る排尿検知システム1について説明したが、本発明は、その他の形態で実施することもできる。なお、以下の説明において、上記実施態様と基本的に同様の構成には同じ符号を付すこととし、上記実施形態と共通する事項に関する説明については、簡単な言及に止めるか、又は適宜省略することとする。
The
[他の実施形態に係る排尿検知システム]
次に、図6および図7に基づいて、他の実施形態に係る排尿検知システム41を説明する。この排尿検知システム41は、排尿検知器5と、携帯情報端末43と、サーバ45と、クライアント47と、を備えている。携帯情報端末43、サーバ45、及びクライアント47は、それぞれネットワーク通信モジュール49,51,53を用いて、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)に代表されるコンピュータネットワーク55に接続されており、所定のプロトコルを用いて互いに通信可能となっている。
[Urination detection system according to another embodiment]
Next, a
サーバ45は、ネットワーク通信モジュール51、中央処理装置57、及び記憶装置61を有するコンピュータにより実現されており、中央処理装置57が記憶装置61に記憶されているプログラムをロードすることにより、下記のステップを実行する。
The
クライアント47は、ネットワーク通信モジュール53、中央処理装置59、記憶装置63、タッチパネル65等の入力装置、及び液晶ディスプレイ67等の表示装置を有するコンピュータにより実現されており、中央処理装置59が記憶装置63に記憶されているプログラムをロードすることにより、下記のステップを実行する。このクライアント47には、代表的には、上述のスマートデバイスが用いられる。
The
図7に示すように、他の実施形態に係る排尿検知システム41の動作フローは、二点鎖線で囲まれている既述の動作フローに加えて、携帯情報端末43の情報送信ステップ(s61)、サーバ45の情報転送ステップ(s70)、並びにクライアント47の情報取得ステップ(s80)、表示情報生成ステップ(s91)、及び表示ステップ(s92)を含んでいる。
As shown in FIG. 7, the operation flow of the
携帯情報端末43の情報送信ステップ(s61)では、コンピュータの中央処理装置39が、ネットワーク通信モジュール49を用いて情報をサーバ45に送信する。送信される情報としては、代表的には、要介護者情報、及び排尿検知器5から受信した検出情報である。このように、携帯情報端末43のコンピュータは、コンピュータネットワーク55を介して情報を送信するネットワーク通信部として機能する。
In the information transmission step (s 61) of the
サーバ45の情報転送ステップ(s70)では、先ず、コンピュータの中央処理装置57が、ネットワーク通信モジュール51を用いて携帯情報端末43から情報を受信する(s71)。この情報は記憶装置61に設けられたテーブルに登録される。このようなテーブルとしては、代表的には、検出情報および要介護者情報をフィールドに含む履歴テーブルである。
次に、クライアント47からの情報のリクエストを受信し(s72)、このリクエストに応じて、受信した情報を送信する(s73)。これらの情報は、代表的には上述の検出情報および要介護者情報である。クライアント47に送信される検出情報および要介護者情報は一つのレコードに限定されず、リクエストを受信した際に未送信となっているレコード群を履歴テーブルから読み出して一括して送信してもよい。このようにサーバ45は、コンピュータネットワーク55を介して携帯情報端末43から情報を受信する受信部、及び受信した情報をクライアント47に送信する送信部を有するネットワーク通信部として機能する。
In the information transfer step (s70) of the
Next, a request for information from the
(1)クライアント47の情報取得ステップ(s80)では、中央処理装置59がサーバ45に対して情報のリクエストを送信し(s81)、リクエストに対応する情報をサーバ45から受信する(s82)。
(2)表示情報生成ステップ(s91)では、中央処理装置59が、受信した情報に基づいて表示情報を生成する。例えば、複数の検出情報および要介護者情報を一括して受信したときには「○○様、××様、□□様のおむつ3が濡れています。」などの表示情報を生成する。
(3)情報表示ステップ(s92)では、中央処理装置59が表示情報を液晶ディスプレイ67に表示させる。
このようにクライアント47は、コンピュータネットワーク55を介してサーバ45にリクエストを送信して情報を取得するネットワーク通信部、取得した情報に基づいて表示情報を生成する表示情報生成部、及び表示情報を液晶ディスプレイ67に表示させる表示部として機能する。
(1) In the information acquisition step (s80) of the
(2) In the display information generation step (s91), the
(3) In the information display step (s92), the
In this way, the
他の実施形態に係る排尿検知システム41によれば、コンピュータネットワーク55を介した情報の共有が可能となる。例えば、検出情報の共有が可能となるので、携帯情報端末43の使用者である介護スタッフはおむつ3の状態をその場ですぐに確認できるとともに、クライアント47の使用者は現場にいなくてもおむつ3の状態を知ることができる。すなわち、クライアント47の使用者が他の介護スタッフである場合には、遠隔地においておむつ3の状態を把握できるので、必要に応じて見回りの介護スタッフの応援に駆けつけることができる。
According to the
[他の実施形態の変形例]
(イ)他の実施形態に係る排尿検知システム41は、介護スタッフによって要介護者のおむつ3が交換されたことをクライアント47に通知するように構成されてもよい。
[Modifications of Other Embodiments]
(A) The
具体的には、携帯情報端末43は次のステップを実行する。
(1)上記の表示ステップ(s41)において、コンピュータの中央処理装置39は、おむつ3を交換した旨の交換情報を入力するためのGUI(Graphical User Interface)を表示させる。
(2)上記の情報送信ステップ(s61)において、中央処理装置39は、タッチパネル31を介して交換情報が入力されたときに、この交換情報と要介護者情報をサーバ45に送信する。
このように、携帯情報端末43のコンピュータは、交換情報の入力を受け付ける受付部として機能する。また、携帯情報端末43のネットワーク通信部は、交換情報と要介護者情報をサーバ45に送信する機能を有している。
Specifically, the
(1) In the display step (s41), the
(2) In the information transmission step (s61), when the exchange information is input via the
Thus, the computer of the
サーバ45の中央処理装置57は、上記の情報転送ステップ(s70)において、交換情報および要介護者情報を携帯情報端末43から受信し(s71)、クライアント47からのリクエスト(s72)に応じて、交換情報および要介護者情報を送信する(s73)。なお、記憶装置61には、交換日時および要介護者情報をフィールドに含む交換履歴テーブルが設けられており、中央処理装置57は、交換情報を受信するたびに、その受信日時をおむつ3の交換日時として要介護者情報と共に交換履歴テーブルに蓄積する。
In the information transfer step (s70), the
クライアント47は次のステップを実行する。
(1)情報取得ステップ(s80)では、中央処理装置59がサーバ45に対して交換情報および要介護者情報のリクエストを送信し(s81)、これらの情報をサーバ45から受信する(s82)。このリクエストの送信は周期的に行われるのが好ましい。
(2)表示情報生成ステップ(s91)では、中央処理装置59が、受信した交換情報および要介護者情報に基づいて表示情報を生成する。この表示情報としては、例えば「○○様、××様のおむつ3が交換されました。」などの情報である。
(3)情報表示ステップ(s92)では、中央処理装置59が表示情報を液晶ディスプレイ67に表示させる。
これによりクライアント47の液晶ディスプレイ67にはおむつ3が交換された旨の情報が表示される。上記の態様によれば、クライアント47の使用者は、その場にいなくても要介護者のおむつ3が交換されたことを知ることができる。
The
(1) In the information acquisition step (s80), the
(2) In the display information generation step (s91), the
(3) In the information display step (s92), the
As a result, information indicating that the
(ロ)また、他の実施形態に係る排尿検知システム41は、おむつ3の交換に関する統計をクライアント47に提供するように構成されてもよい。
(B) Further, the
具体的には、サーバ45の中央処理装置57は、クライアント47からのリクエスト(s72)に応じて、要介護者情報に対応する交換日時を交換履歴テーブルから抽出して、交換日時をクライアント47に送信する(s73)。
Specifically, the
クライアント47は次のステップを実行する。
(1)情報取得ステップ(s80)では、中央処理装置59が、サーバ45に対して、検索キーとなる要介護者情報と共に交換日時のリクエストを送信し(s81)、交換日時をサーバ45から受信する(s82)。なお、リクエストの送信(s81)に先立って、要介護者情報を入力するためのGUIを液晶ディスプレイ67に表示させる。
(2)表示情報生成ステップ(s91)では、中央処理装置59が、受信した交換日時に基づいて統計処理を行い、この統計処理の結果に基づいて表示情報を生成する。この統計処理は、例えば、交換日時に基づいて日ごと、月ごとに交換回数を集計する処理であり、「○○様の本日のおむつ交換回数は4回です」や、「○○様の今月のおむつ交換回数は130回です」などの表示情報が生成される。
(3)情報表示ステップ(s92)では、中央処理装置59が表示情報を液晶ディスプレイ67に表示させる。
これにより、クライアント47の使用者は、おむつ3の在庫管理がし易くなる。また、上記の情報表示ステップ(s92)において交換日時をリスト表示してもよい。これにより、クライアント47の使用者は、おむつ3を交換するタイミングを把握できる。
The
(1) In the information acquisition step (s80), the
(2) In the display information generation step (s91), the
(3) In the information display step (s92), the
As a result, the user of the
(ハ)また、他の実施形態に係る排尿検知システム41は、要介護者情報および検知器情報をサーバ45で一元的に管理してもよい。
(C) In addition, the
具体的には、携帯情報端末43の中央処理装置39は、要介護者テーブルに記憶されている要介護者情報および検知器情報を抽出し、サーバ45に送信する。このとき、その携帯情報端末43に個別に付与されている端末識別情報を共に送信する。なお、この情報送信ステップ(s61)は、要介護者テーブルにレコードが追加、変更される度に実行されるのが好ましい。このように、携帯情報端末43のネットワーク通信部は、要介護者情報および検知器情報をサーバ45に送信する機能を有している。
Specifically, the
サーバ45の中央処理装置57は、携帯情報端末43から要介護者情報、検知器情報、及び端末識別情報を受信するステップを実行する(s71)。サーバ45は、受信したこれらの情報を対応付けて記憶装置61のテーブルに記憶させる。このテーブルとしては、フィールドに要介護者情報、検知器情報、端末識別情報、及び受信日時を含む管理テーブルである。これにより、要介護者の情報をサーバ45で一元管理することができる。
The
また、サーバ45の中央処理装置57は、クライアント47からのリクエスト(s72)に応じて管理テーブルからレコードを抽出し、抽出したレコードをクライアント47に送信する(s73)。
The
クライアント47は次のステップを実行する。
(1)情報取得ステップ(s80)では、中央処理装置59がサーバ45に対して要介護者情報、検知器情報、及び/又は端末識別情報を検索キーとするリクエストを送信し(s81)、サーバ45からの情報を受信する(s82)。
(2)表示情報生成ステップ(s91)では、中央処理装置59が、受信した情報に基づいて表示情報を生成し、情報表示ステップでは、中央処理装置59が表示情報を液晶ディスプレイに表示させる。(s92)
The
(1) In the information acquisition step (s80), the
(2) In the display information generation step (s91), the
さらに、携帯情報端末43と排尿検知器5は、互いの端末識別情報および検知器情報がサーバ45の管理テーブルに対応付けられていることを条件として通信可能となってもよい。
Furthermore, the
(ニ)上記の各態様において、表示情報生成ステップはサーバ45の中央処理装置57が実行してもよい。具体的には、サーバ45の中央処理装置57は、クライアント47からのリクエスト(s72)に応じて、受信した情報や記憶装置61に記憶された情報に基づいて表示情報を生成する表示情報生成ステップ、及び生成した表示情報をクライアント47に送信する表示情報送信ステップを実行してもよい。また、この場合に、クライアント47の中央処理装置59は、表示情報を受信する表示情報受信ステップ、及び表示情報を液晶ディスプレイ67に表示させる表示ステップを実行してもよい。
(D) In each of the above aspects, the display information generation step may be executed by the
(ホ)また、他の実施形態のサーバ45およびクライアント47の各部の機能を一台のコンピュータに集約してもよい。すなわち、一台のコンピュータを、携帯情報端末43から情報を受信する受信部、受信した情報を記憶する記憶部、受信した情報に基づいて表示情報を生成する表示情報生成部、及び表示情報を表示手段に表示させる表示部として機能させてもよい。
(E) In addition, the functions of the respective units of the
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用または効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施してもよい。 The present invention can be carried out in a mode in which various improvements, modifications, or variations are added based on the knowledge of those skilled in the art without departing from the spirit of the present invention. Moreover, you may implement in the form which substituted any invention specific matter to the other technique within the range which produces the same effect | action or effect.
例えば、本発明は、要介護者が着用しているおむつに排尿があったことを検知する排尿検知システムに限定されない。すなわち、本発明のシステムは、尿に限定されず、その他の種々の液体の検知に用いることができる。 For example, the present invention is not limited to a urination detection system that detects that urination has occurred in a diaper worn by a care recipient. That is, the system of the present invention is not limited to urine, and can be used to detect other various liquids.
1,41 排尿検知システム(液体検知システム)
5 排尿検知器(液体検知器)
7,43 携帯情報端末
9 センサ
11 センサ回路
13 検出回路
15,35 近距離無線通信モジュール
17 マイクロコンピュータ
33 液晶ディスプレイ
45 サーバ
47 クライアント
55 コンピュータネットワーク
1,41 Urination detection system (liquid detection system)
5 Urination detector (liquid detector)
7, 43
Claims (4)
前記液体検知器から送信された前記検出情報を受信する通信部、及び該受信した検出情報に基づいて液体の存在に関する表示を行う表示部を有する情報端末と、
を備える液体検知システム。 A liquid detector having a sensor unit that changes an output signal by contacting the liquid, a detection unit that obtains detection information about the presence of the liquid based on the output signal, and a communication unit that transmits the detection information;
An information terminal having a communication unit that receives the detection information transmitted from the liquid detector, and a display unit that displays the presence of the liquid based on the received detection information;
A liquid detection system comprising:
前記情報端末は、前記検出情報を前記サーバに送信するネットワーク通信部を有し、
前記サーバは、前記情報端末から送信された検出情報を受信するネットワーク通信部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体検知システム。 A server capable of communicating with the information terminal via a computer network;
The information terminal has a network communication unit that transmits the detection information to the server,
The server includes a network communication unit that receives detection information transmitted from the information terminal.
The liquid detection system according to claim 1.
前記サーバのネットワーク通信部は、前記受信した検出情報を前記クライアントに送信し、
前記クライアントは、前記サーバから送信された検出情報を受信するネットワーク通信部、及び該受診した検出情報に基づいて前記液体の有無に関する表示を行う表示部を有する、
請求項1または請求項2に記載の液体検知システム。 A client capable of communicating with the server via the computer network;
The network communication unit of the server transmits the received detection information to the client,
The client includes a network communication unit that receives the detection information transmitted from the server, and a display unit that displays the presence or absence of the liquid based on the detected detection information.
The liquid detection system according to claim 1 or 2.
前記液体検知器の通信部、および前記携帯情報端末の通信部は、互いに近距離にあるときに無線により通信を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の液体検知システム。 The information terminal is a portable information terminal;
4. The liquid detection according to claim 1, wherein the communication unit of the liquid detector and the communication unit of the portable information terminal perform wireless communication when they are at a short distance from each other. system.
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