JP2017018963A - Manufacturing method for hollow tubes having u-shaped bent parts and manufacturing device for hollow tubes having u-shaped bent parts - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、熱交換器や自動車部品などに使用される中空管、特にU字形状に曲げられた部分(U字曲がり部分)を有する中空管(U字曲がり管)を、ハイドロフォーミングを適用して製造するための方法、およびその実施のために使用される装置に関するものである。 The present invention relates to a hollow tube used for a heat exchanger, an automobile part, etc., in particular, a hollow tube (U-shaped bent tube) having a U-shaped bent portion (U-shaped bent portion). The invention relates to a method for applying and manufacturing, and to an apparatus used for its implementation.
熱交換器や自動車部品、建築内装材・外装材、あるいは化学プラントなどにおいては、直線状のパイプ(直管)の一部に、U字形状に曲げられた部分を有する中空管を用いることがある。ここで、U字形状に曲げられた部分(U字曲がり部分)とは、2以上の直管部の間に、各直管部の軸線方向に対し所定の角度をなす方向に突出して、その突出部分がU字形状をなす部分、と言い換えることができる。典型的な例としては、図33の(a)あるいは(b)に示しているように、共通軸線Oを有する二つの直管部1A、1Bの間に、それらの直管部1A、1Bの軸線方向に対して直角をなす方向に突出するU字曲がり部分3を有する中空管5がある。ここで、図33の(a)の例の場合、一方の直管部1AからU字曲がり部分3に向かってほぼ直角に曲がる第1の曲がり部7Aと、U字曲がり部分3内においてほぼ直角に曲がる第2、第3の曲がり部7B、7Cと、U字曲がり部分3から他方の直管部1Bに向かってほぼ直角に曲がる第4の曲がり部7Dとの合計4箇所の曲がり部を有している。また図33の(b)の例の場合は、一方の直管部1AからU字曲がり部分3に向かってほぼ直角に曲がる第1の曲がり部9Aと、U字曲がり部分3内において所定の曲率でほぼ180°に曲がる第2の曲がり部9Bと、U字曲がり部分3から他方の直管部1Bに向かってほぼ直角に曲がる第3の曲がり部9Cとの合計3箇所の曲がり部を有している。
In heat exchangers, automobile parts, building interior materials / exterior materials, chemical plants, etc., use a hollow pipe having a U-shaped bent part of a straight pipe (straight pipe). There is. Here, the portion bent into a U-shape (a U-shaped bent portion) is projected between two or more straight pipe portions in a direction forming a predetermined angle with respect to the axial direction of each straight pipe portion. In other words, the protruding portion is a U-shaped portion. As a typical example, as shown in FIG. 33 (a) or (b), between two
このようなU字形状に曲げられた部分を有する中空管(以下単にU字曲がり管と称する)、特に鋼管や銅管、アルミ管などの金属管からなるU字曲がり管を製造するための従来の方法としては、せん断曲げプレス機によって直管に曲げ加工を複数回繰り返す方法がある。また、類似の方法として、いわゆるパイプベンダーを用い、直管に曲げ加工を施す方法もある。これらの直管に対する曲げ加工によってU字曲がり管を成形する場合、曲げによって中空管が潰れないように、予め中空管内に砂等の充填材を充填しておくことが通常である。 A hollow tube having a U-shaped bent portion (hereinafter simply referred to as a U-shaped bent tube), particularly a U-shaped bent tube made of a metal tube such as a steel tube, a copper tube, or an aluminum tube. As a conventional method, there is a method of repeatedly bending a straight pipe a plurality of times by a shear bending press. As a similar method, there is a method of bending a straight pipe using a so-called pipe bender. When a U-shaped bent pipe is formed by bending the straight pipe, it is usual to previously fill the hollow pipe with a filler such as sand so that the hollow pipe is not crushed by bending.
また、鋳造やダイキャストによって、金属溶湯から直接、U字曲がり管を製造する方法も知られている。この場合、中子を用いて中空部を形成することが行なわれる。 A method of manufacturing a U-shaped bent pipe directly from a molten metal by casting or die casting is also known. In this case, the hollow portion is formed using a core.
前述のようなせん断曲げプレス機やパイプベンダーを用い、直管に曲げ加工を施す方法によって、図33の(a)あるいは(b)に示すようなU字曲がり管を得るためには、複数回の曲げ加工を施す必要があり、そのため生産性が低くならざるを得ない。また、予め砂などの充填材を充填しておく必要があり、その充填、および加工後の充填材除去のための作業も、生産性向上の阻害要因となる。
さらにこれらの曲げ加工による方法では、U字曲がり部分3内における平行部間の間隔Sが小さいU字曲がり管、特に図33の(b)に示しているように、U字曲がり部分3における180°曲げの曲げ部9B、すなわちU字形状の頂部の曲率半径rが小さいU字曲がり管を得ることは極めて困難であった。
In order to obtain a U-shaped bent pipe as shown in FIG. 33 (a) or (b) by a method of bending a straight pipe using a shear bending press or a pipe bender as described above, a plurality of times are required. Therefore, the productivity must be lowered. In addition, it is necessary to preliminarily fill with a filler such as sand, and the work for filling and removing the filler after processing also becomes an impediment to productivity improvement.
Furthermore, in these bending methods, the U-bend tube having a small interval S between the parallel portions in the
一方、鋳造やダイキャストによって、金属溶湯からダイレクトにU字曲がり管を製造する方法では、薄肉のU字曲がり管を製造することが困難であり、また生産性も低く、特に中子の成形に手間を要する問題がある。 On the other hand, it is difficult to manufacture thin U-shaped bent pipes by casting or die casting directly from molten metal, and it is difficult to manufacture thin U-shaped bent pipes. There is a problem that takes time.
ところで、最近では、液圧を利用したハイドロフォーミングが普及しつつある。
ハイドロフォーミングは、成形用素材として、鋼管やステンレス鋼管、あるいはアルミ管などの中空管状の素材(素材管)を用い、その素材管を金型のキャビティ内にセットして、素材管内に水などの加圧用液体を充填し、素材管内に高圧の液圧を加えると同時に、必要に応じて素材管の両端部からその軸線方向に沿って圧縮(軸押し)して、素材管を金型の内面形状に沿った形状に成形する加工法であり、複雑な形状の中空部材を一体に形成することができるため、近年、自動車などの各種部品の製造に適用されるようになっている。
そしてこのようなハイドロフォーミングを利用しつつ、曲がり部分を有する中空管を製造する方法が、例えば特許文献1、特許文献2等によって提案されている。
By the way, recently, hydroforming using hydraulic pressure is becoming widespread.
Hydroforming uses a hollow tubular material (material tube) such as a steel tube, stainless steel tube, or aluminum tube as a forming material. The material tube is set in a cavity of a mold, and water or the like is placed in the material tube. Fill the pressurizing liquid and apply a high hydraulic pressure to the material tube. At the same time, compress the material tube from both ends of the material tube along the axial direction as needed. In this process, a hollow member having a complicated shape can be integrally formed, and has recently been applied to the manufacture of various parts such as automobiles.
And the method of manufacturing the hollow tube which has a bending part, utilizing such hydroforming is proposed by
特許文献1で提案されている方法は、ハイドロフォーミングを利用して、曲がり部分を有しかつその曲がり部分の径が拡大している中空管、すなわち膨出部付きの曲がり管を製造する方法についてのものであり、その特許文献1の方法について、図34の(a)〜(c)を参照して説明する。
The method proposed in
図34の(a)において、金型10は、上下に分離可能な上型10Aと下型10Bとによって構成されている。上型10Aには下向きの凸部12が形成され、また下型10Bには、上型10Aの凸部12に対応して上向きの凹部13が形成されている。一方、素材管14は、その両端の管端部14A、14Bが、管端封止部材15A、15Bによってシールされる(図34の(c)参照)。なおこれらの管端封止部材15A、15Bは、単に素材管11内の空間を密閉するばかりでなく、素材管14をその軸線方向に沿って圧縮する(軸押しする)ための軸押し部材を兼ねており、その少なくとも一方は、図示しない油圧シリンダなどの軸押し駆動装置に連結される。またこれらの管端封止部材15A、15Bには、素材管11内に加圧用液体、例えば水を導入したり、素材管11内の残留空気を排出したりするための流路17が形成される。
In FIG. 34A, the
そして、図34の(a)に示すように、上型10Aと下型10Bとを離隔させた状態(金型開放状態)で素材管14を下型10B上に配置して、管端部14A、14Bを下型10Bの素材管端部支持部位16A、16Bに支持させ、次いで図34の(b)に示すように、上型10Aを降下させて、素材管14の中間部分を上型10Aの凸部12に沿って曲げ変形させる。さらに、図34の(c)に示すように、素材管14内に加圧用液体を導入(矢印)して、素材管14内を加圧用液体で満たし、引き続き加圧用液体により素材管14内を高圧に加圧する。同時に軸押し部材を兼ねた管端封止部材15A、15Bによって、素材管14にその軸線方向に沿った荷重(軸押し力)を加える。これによって素材管14の曲げ部分が拡径され、膨出部付きの曲がり管が得られる。
Then, as shown in FIG. 34 (a), the
このような特許文献1に示される方法は、確かにハイドロフォーミングを適用してはいるが、液圧を利用したハイドロフォーミングと言えるのは、後段の拡径加工だけであって、前段の曲げ加工自体は、上型10Aの凸部12を素材管に物理的に押し付けることによる塑性変形を利用しており、液圧は利用していない。そしてこのような方法では、前述のようなせん断曲げプレス機やパイプベンダーを用いた場合と同様に、U字曲がり部分内における平行部間の間隔Sが小さいU字曲がり管、特に図33の(b)に示したように、U字曲がり部分3における180°曲げの曲げ部9Bの曲率半径rが小さいU字曲がり管を得ることは極めて困難であった。
Although the method disclosed in
また特許文献2には、2以上の曲がり部を有し、かつその曲がり部の断面形状として角形などの異形断面を有する金属管を、ハイドロフォーミングを利用して製造する方法が開示されている。しかしながらこの特許文献2の方法も、前段の曲がり部形成過程では、上型の物理的押し付けによる曲げを利用しており、後段の断面形状成形工程で初めて液圧を利用しているに過ぎない、したがって特許文献1に示される方法と同様に、U字曲がり部分内における平行部間の間隔Sが小さいU字曲がり管、特にU字曲がり部分3における180°曲げの曲げ部9Bの曲率半径rが小さいU字曲がり管を得ることは極めて困難であった。
Patent Document 2 discloses a method of manufacturing a metal tube having two or more bent portions and having a deformed cross section such as a square as the cross section of the bent portion using hydroforming. However, the method of Patent Document 2 also uses bending by physical pressing of the upper die in the former bending portion forming process, and only uses the hydraulic pressure for the first time in the subsequent sectional shape forming step. Therefore, similarly to the method shown in
本発明は、前記事情を背景としてなされたもので、高い生産性をもって、U字曲がり部分を有する中空管を効率的に製造することができ、しかもU字曲がり部分における平行部間間隔や頂部曲率半径が小さい中空管を容易に得ることができる方法を提供し、併せてその方法の実施に最適な装置を提供することを課題としている。 The present invention has been made in the context of the above circumstances, and can efficiently manufacture a hollow tube having a U-shaped bent portion with high productivity, and the interval between the parallel portions and the top portion in the U-shaped bent portion. It is an object of the present invention to provide a method capable of easily obtaining a hollow tube having a small radius of curvature, and to provide an apparatus optimal for carrying out the method.
本発明者は、上述の課題を解決するため、種々実験・検討を重ねた結果、素材管に曲げ加工を施すに際して、ハイドロフォーミングのための金型構造に巧みな工夫を凝らすことにより、ハイドロフォーミングの軸押し力と液圧印加を利用して、U字曲がり部分、特に平行部間間隔や曲率半径が小さいU字曲がり部分を容易に形成し得ることを見い出し、本発明をなすに至った。 In order to solve the above-mentioned problems, the present inventor has conducted various experiments and examinations. As a result, when bending a material pipe, the inventor has devised a mold structure for hydroforming to make hydroforming. It has been found that a U-shaped bent portion, particularly a U-shaped bent portion having a small interval between the parallel portions and a small radius of curvature can be easily formed by utilizing the axial pushing force and the hydraulic pressure application.
したがって本発明の要旨とするところは、下記の通りである。
すなわち、本発明の基本的な態様(第1の態様)によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、
2以上の直管部の間に、その直管部の軸線方向に対し所定の角度をなす方向に突出するU字曲がり部分を有する中空管を製造するための方法であって、
上型を構成する型部材と下型を構成する型部材との間に、中空管状をなす素材管が挿入される溝部が形成されるとともに、前記上下の型部材の少なくとも一方の型部材に、前記溝部内の空間に連続しかつ他方の型部材の内部に向かって窪む少なくとも一つの凹部が形成され、しかも少なくとも前記他方の型部材の側には、前記溝部内の空間を経て前記凹部内に向けて進退し得る少なくとも一つの突き出し部材が設けられた金型を用い、
前記溝部に素材管を配置し、その素材管の両端部を、軸押し部材を兼ねる管端封止部材によりシールして、素材管の内側空間に液圧を加えるとともに、素材管をその両端部からその軸線に沿った方向に加圧しながら(すなわち軸押ししながら)、前記他方の型部材の側から前記突き出し部材を前記凹部内に向けて進出させて、素材管の長手方向の中間部を前記凹部内に押し込み、これによってその凹部内に、素材管のU字曲がり部分を形成することを特徴とするものである。
Therefore, the gist of the present invention is as follows.
That is, a manufacturing method of a hollow tube having a U-shaped bent portion according to the basic aspect of the present invention (first aspect)
A method for producing a hollow tube having a U-shaped bent portion projecting in a direction forming a predetermined angle with respect to an axial direction of the straight pipe portion between two or more straight pipe portions,
Between the mold member that constitutes the upper mold and the mold member that constitutes the lower mold, a groove portion into which a material tube having a hollow tubular shape is inserted is formed, and at least one of the upper and lower mold members, At least one recess that is continuous with the space in the groove and is recessed toward the inside of the other mold member is formed, and at least the other mold member has a space in the recess through the space in the groove. Using a mold provided with at least one protruding member capable of moving forward and backward,
A material pipe is disposed in the groove, and both ends of the material pipe are sealed by a pipe end sealing member that also serves as a shaft pushing member, and a hydraulic pressure is applied to the inner space of the material pipe, and the material pipe is attached to both ends of the material pipe. From the side of the other mold member, the projecting member is advanced toward the inside of the concave portion while pressing in the direction along the axis thereof (that is, axially pushing), and the intermediate portion in the longitudinal direction of the material tube is It pushes in the said recessed part, The U-shaped bending part of a raw material pipe | tube is formed in the recessed part by this, It is characterized by the above-mentioned.
このような第1の態様の製造方法では、素材管内に液圧を加えるとともに、素材管を軸押ししながら、突き出し部材を前記凹部内に向けて進出させて、素材管の長手方向の中間部を前記凹部内に押し込むという、簡単なプロセスによって、素材管の中間部に効率的にU字曲がり部分を形成することができる。そして、得られる中空管のU字曲がり部分の平行部間の間隔もしくはU字曲がり部分の頂部の曲率半径は、突き出し部材の厚み(素材管の軸線方向に沿った方向の厚み)もしくは突き出し部材先端の曲率半径によって決定されるから、突き出し部材の厚みもしくは突き出し部材先端の曲率半径を適切に小さい値に定めておくことによって、U字曲がり部分の平行部間の間隔もしくはU字曲がり部分の頂部の曲率半径が小さい中空管を容易に得ることができる。 In such a manufacturing method of the first aspect, while applying a hydraulic pressure in the material pipe and pushing the material pipe axially, the projecting member is advanced toward the concave portion so that the intermediate part in the longitudinal direction of the material pipe The U-bent portion can be efficiently formed in the intermediate portion of the material pipe by a simple process of pushing the material into the recess. And the space | interval between the parallel parts of the U-shaped bending part of the hollow tube obtained, or the curvature radius of the top part of a U-shaped bending part is the thickness (thickness of the direction along the axial direction of a raw material pipe | tube) or a protruding member Since it is determined by the radius of curvature of the tip, by setting the thickness of the protruding member or the radius of curvature of the protruding member tip to an appropriately small value, the interval between the parallel portions of the U-shaped bent portion or the top of the U-shaped bent portion A hollow tube having a small curvature radius can be easily obtained.
また本発明の第2の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、前記第1の態様の製造方法において、前記突き上げ部材の進出を停止させた後、素材管の軸線方向への加圧(軸押し)を継続させたまま、素材管の内側空間に加える液圧を高めることによって、前記凹部内のU字曲がり部分を、凹部の内面に沿った形状に成形することを特徴とするものである。 Moreover, the manufacturing method of the hollow pipe | tube which has a U-shaped bending part by the 2nd aspect of this invention is a manufacturing method of the said 1st aspect, After stopping advance of the said pushing-up member, it is to the axial direction of a raw material pipe | tube. The U-bent portion in the concave portion is formed into a shape along the inner surface of the concave portion by increasing the hydraulic pressure applied to the inner space of the material tube while continuing the pressurization (shaft pushing) of It is what.
このような第2の態様の製造方法では、U字曲がり部分の外面形状を、所望の形状に高精度で成形することができる。 In the manufacturing method of such a 2nd aspect, the outer surface shape of a U-shaped bending part can be shape | molded to a desired shape with high precision.
また本発明の第3の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、前記第1もしくは第2の態様の製造方法において、前記前記突き出し部材を進出させて素材管の長手方向の中間部を前記凹部内に押し込む過程の中途で、突き出し部材の進出を停止させ、引き続き突き出し部材を後退させて、突き出し部材の進出停止後は、素材管の内側空間に加える液圧と素材管にその両端部から軸線方向に沿って加える加圧力のみによって素材管の中間部を、前記凹部内に押し込むことを特徴とするものである。 According to a third aspect of the present invention, there is provided a method for manufacturing a hollow tube having a U-shaped bent portion. In the manufacturing method according to the first or second aspect, the protruding member is advanced to extend in the longitudinal direction of the material tube. In the middle of the process of pushing the intermediate part into the recess, the advancement of the protruding member is stopped, and the protruding member is subsequently retracted.After the advancement of the protruding member is stopped, the hydraulic pressure applied to the inner space of the material pipe and the material pipe The intermediate portion of the material pipe is pushed into the concave portion only by the pressure applied along the axial direction from the both end portions.
このような第3の態様の製造方法では、凹部内への素材管中間部の押し込みの過程の後半では、U字状に曲げられた部分の内側に突き出し部材が介在しない状態となるため、U字曲がり部分として、その頂部の曲率半径が零もしくは零に近い中空管を得ることができる。 In such a manufacturing method of the third aspect, in the latter half of the process of pushing the intermediate portion of the material pipe into the recess, the protruding member is not interposed inside the U-shaped bent portion. As a bent portion, a hollow tube having a curvature radius of zero or close to zero can be obtained.
さらに本発明の第4の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、前記第1もしくは第2の態様の製造方法において、前記金型として、さらに、前記一方の型部材に、前記凹部内において前記他方の型部材に向けて進退し得るカウンタ部材を備えたものを用い、前記突き出し部材を進出させて素材管の中間部を前記凹部内に押し込むと同時に、その素材管の中間部の外面を前記カウンタ部材の先端面に当接させながらカウンタ部材を後退させることを特徴とするものである。 Furthermore, the manufacturing method of the hollow tube which has the U-shaped bending part by the 4th aspect of this invention WHEREIN: In the manufacturing method of the said 1st or 2nd aspect, as said metal mold | die, further on said one mold member, In the recess, a counter member that can be advanced and retracted toward the other mold member is used. The protruding member is advanced to push the intermediate portion of the material tube into the recess, and at the same time, the intermediate portion of the material tube. The counter member is retracted while bringing the outer surface of the portion into contact with the front end surface of the counter member.
このような第4の態様の製造方法では、素材管の中間部が前記凹部内に押し込まれて曲げ変形される過程で、カウンタ部材の先端面に素材管の曲げ部分の頂部外面が接しながら曲げ変形されるため、素材管の径が局部的に拡大してしまったり、素材管が異常な形状に変形したりして、本来の正しい曲げ形状が得られなくなるような事態が発生することを有効に防止することができる。 In such a manufacturing method of the fourth aspect, in the process in which the intermediate portion of the material pipe is pushed into the recess and bent, the bending is performed while the top surface of the bent portion of the material tube is in contact with the tip surface of the counter member. It is effective for the situation that the diameter of the material pipe expands locally or the material pipe deforms into an abnormal shape and the original correct bending shape cannot be obtained due to deformation. Can be prevented.
また本発明の第5の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、前記第4の態様の製造方法において、前記突き上げ部材の進出およびカウンタ部材の後退を停止させた後、素材管の軸線方向への加圧を継続させたまま、素材管の内側空間に加える液圧を高めることによって、前記U字曲がり部分を、前記カウンタ部材の先端面および凹部の内側面に沿った形状に成形することを特徴とするものである。 A method for manufacturing a hollow tube having a U-shaped bent portion according to the fifth aspect of the present invention is the method for manufacturing a hollow tube according to the fourth aspect, wherein after the advancing member and the counter member are retracted, While increasing the pressure in the axial direction of the tube, by increasing the hydraulic pressure applied to the inner space of the material tube, the U-shaped bent portion is shaped along the tip surface of the counter member and the inner surface of the recess. It is characterized in that it is molded.
このような第5の態様の製造方法では、第2の態様の製造方法と同様に、U字曲がり部分の外面形状を、所望の形状に高精度で成形することができる。 In the manufacturing method of the fifth aspect as described above, the outer surface shape of the U-bent portion can be formed with high accuracy into a desired shape as in the manufacturing method of the second aspect.
また本発明の第6の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、前記第1〜第5のいずれかの態様の製造方法において、前記金型として、前記上下の型部材の一方の型部材に、前記溝部内の空間に連続しかつ他方の型部材の内部に向かって窪む一つの前記凹部が形成され、しかも少なくとも前記他方の型部材の側に、前記溝部内の空間を経て前記凹部内に向けて進退し得る一つの突き出し部材が設けられた金型を用いることを特徴とするものである。 Moreover, the manufacturing method of the hollow pipe | tube which has a U-shaped bending part by the 6th aspect of this invention is a manufacturing method of the said any one aspect of the said 1st-5th. One mold member is formed with one concave portion that is continuous with the space in the groove portion and is recessed toward the inside of the other mold member, and at least the space in the groove portion on the other mold member side. And using a mold provided with one protruding member capable of moving forward and backward in the recess.
このような第6の態様の製造方法によれば、素材管の中間部に、一つのU字曲がり部分が形成された中空管を得ることができる。 According to the manufacturing method of such a 6th aspect, the hollow tube in which one U-shaped bending part was formed in the intermediate part of the raw material pipe | tube can be obtained.
また本発明の第7の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、前記第1〜第5のいずれかの態様の製造方法において、前記金型として、前記上下の型部材の一方の型部材に、前記溝部内の空間に連続しかつ他方の型部材の内部に向かって窪む2以上の凹部が、前記溝部の長さ方向に間隔を置いて形成され、かつ他方の型部材に、前記2以上の凹部に対応して、前記溝部内の空間を経てそれぞれ各凹部内に向けて進退し得る2以上の突き出し部材が設けられた金型を用いることを特徴とするものである。 Moreover, the manufacturing method of the hollow pipe | tube which has a U-shaped bending part by the 7th aspect of this invention is a manufacturing method of the said any one of the 1st-5th aspect. One mold member is formed with two or more recesses that are continuous with the space in the groove and recessed toward the inside of the other mold member, and are spaced apart in the length direction of the groove. The member is characterized by using a mold provided with two or more projecting members that can be advanced and retracted into the respective recesses through the spaces in the grooves corresponding to the two or more recesses. is there.
このような第7の態様の製造方法では、素材管における長さ方向に離れた2箇所以上の個所に同時にU字曲がり部分を形成することができる。 In the manufacturing method of such a 7th aspect, a U-shaped bending part can be simultaneously formed in two or more places which were separated in the length direction in a raw material pipe.
また本発明の第8の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、前記第1〜第5のいずれかの態様の製造方法において、
前記金型として、前記他方の型部材に、1以上の第1の突き出し部材が前記溝部の長さ方向に所定間隔を置いて配設され、かつ前記一方の型部材に、1以上の第2の突き出し部材が前記第1の突き出し部材の位置に対して溝部の長さ方向に所定距離だけずれた位置に配設され、しかも前記一方の型部材には、前記第1の突き出し部材に対応する第1の凹部が形成され、かつ前記他方の型部材には、前記第2の突き出し部材に対応する第2の凹部が形成されたものを用い、
前記溝部に素材管を配置し、その素材管の両端部を、軸押し部材を兼ねる管端封止部材によりシールして、素材管の内側空間に液圧を加えるとともに、素材管をその両端部からその軸線に沿った方向に加圧しながら、前記他方の型部材の側から前記第1の突き出し部材を進出させて、素材管の長手方向の中間部を、前記第1の凹部内に押し込み、次いで前記一方の型部材の側から、前記第2の突き出し部材を進出させて、素材管の長手方向の中間部を、前記第2の凹部内に押し込み、これによって素材管の長手方向の中間部に反対方向に連続して屈曲する二つ以上のU字曲がり部分を形成することを特徴とするものである。
Moreover, the manufacturing method of the hollow tube which has a U-shaped bending part by the 8th aspect of this invention WHEREIN: In the manufacturing method of the said any one of the 1st-5th aspect,
As the mold, one or more first protruding members are disposed on the other mold member at a predetermined interval in the length direction of the groove portion, and one or more second members are disposed on the one mold member. The protruding member is disposed at a position shifted by a predetermined distance in the length direction of the groove portion with respect to the position of the first protruding member, and the one mold member corresponds to the first protruding member. A first recess is formed, and the other mold member is formed with a second recess corresponding to the second protruding member.
A material pipe is disposed in the groove, and both ends of the material pipe are sealed by a pipe end sealing member that also serves as a shaft pushing member, and a hydraulic pressure is applied to the inner space of the material pipe, and the material pipe is attached to both ends of the material pipe. From the side of the other mold member, the first projecting member is advanced from the side of the other mold member while pressing in the direction along the axis, and the intermediate portion in the longitudinal direction of the material tube is pushed into the first recess. Next, the second projecting member is advanced from the side of the one mold member, and the intermediate portion in the longitudinal direction of the material tube is pushed into the second recess, whereby the intermediate portion in the longitudinal direction of the material tube Two or more U-shaped bent portions that are continuously bent in the opposite direction are formed.
このような第8の態様の製造方法では、長手方向の中間部に、交互に逆方向に連続して屈曲する二つ以上のU字曲がり部分を有する中空管を、簡単なプロセスで効率的に得ることができる。 In the manufacturing method according to the eighth aspect, a hollow tube having two or more U-shaped bent portions that are continuously bent in opposite directions alternately in the middle portion in the longitudinal direction can be efficiently produced by a simple process. Can get to.
また本発明の第9の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、前記第8の態様の製造方法において、前記金型として、さらに、少なくとも一方の型部材に、その凹部内において他方の型部材に向けて進退し得るカウンタ部材を備えたものを用い、
前記少なくとも一方の突き出し部材を進出させて素材管の中間部を凹部内に押し込むと同時に、その押し込まれた素材管の中間部の外面を前記カウンタ部材の先端面に当接させながらカウンタ部材を後退させることを特徴とするものである。
According to a ninth aspect of the present invention, there is provided a method for manufacturing a hollow tube having a U-shaped bent portion. In the manufacturing method according to the eighth aspect, at least one mold member is further provided in the recess as the mold. Using a counter member capable of moving back and forth toward the other mold member in
The at least one protruding member is advanced to push the intermediate portion of the material pipe into the recess, and at the same time, the counter member is retracted while the outer surface of the pushed intermediate portion of the material pipe is brought into contact with the tip surface of the counter member. It is characterized by making it.
このような第9の態様の製造方法では、長手方向の中間部に、交互に逆方向に連続して屈曲する二つ以上のU字曲がり部分を有し、しかも第4の態様の製造方法と同様にカウンタ部材を用いているため、局部的な拡径や異常な変形の発生を招くことなく、本来の正しい曲げ形状を容易に得ることができる。 In the manufacturing method of the ninth aspect as described above, the intermediate portion in the longitudinal direction has two or more U-bent portions that are continuously bent alternately in opposite directions, and the manufacturing method of the fourth aspect Similarly, since the counter member is used, the original correct bent shape can be easily obtained without causing local diameter expansion or abnormal deformation.
また本発明の第10の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、前記第8および第9のいずれかの態様の製造方法において、前記金型として、前記他方の型部材に、二つの第1の突き出し部材が前記溝部の長さ方向に所定間隔を置いて配設され、かつ前記一方の型部材に、一つの第2の突き出し部材が前記二つの第1の突き出し部材の中間位置に配設され、しかも前記一方の型部材には、前記第1の突き出し部材に対応する第1の凹部が形成され、かつ前記他方の型部材には、前記第2の突き出し部材に対応する第2の凹部が形成されたものを用い、素材管の長手方向の中間部に、反対方向に連続して屈曲する三つのU字曲がり部分を形成することを特徴とするものである。 According to a tenth aspect of the present invention, there is provided a method for manufacturing a hollow tube having a U-shaped bent portion, in the manufacturing method according to any one of the eighth and ninth aspects, wherein the other mold member is used as the mold. The two first protruding members are disposed at a predetermined interval in the length direction of the groove portion, and one second protruding member is provided on the one mold member with respect to the two first protruding members. The first mold member is provided with a first recess corresponding to the first protrusion member, and the other mold member corresponds to the second protrusion member. The second concave portion is formed, and three U-shaped bent portions that are continuously bent in the opposite direction are formed in the middle portion in the longitudinal direction of the material tube.
このような第10の態様の製造方法では、長手方向の中間部に、交互に逆方向に連続して屈曲する三つのU字曲がり部分を有する中空管、すなわち略W字形状の曲がり部分を有する中空管を、簡単なプロセスで効率的に得ることができる。 In the manufacturing method according to the tenth aspect, the hollow tube having three U-shaped bent portions that are continuously bent in the opposite directions alternately in the middle portion in the longitudinal direction, that is, the substantially W-shaped bent portion. It is possible to efficiently obtain a hollow tube having a simple process.
また本発明の第11の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、第1〜第10のいずれかの態様の方法によって素材管の中間部の所定の個所に1または2以上のU字曲がり部分を形成した後、さらに素材管の中間部の別の個所に1または2以上のU字曲がり部分を同じ方法によって形成する工程を1または2回以上行ない、これによって多数のU字曲がり部分を有する中空管を製造することを特徴とするものである。 Moreover, the manufacturing method of the hollow pipe | tube which has a U-shaped bending part by the 11th aspect of this invention is 1 or 2 or more in the predetermined part of the intermediate part of the raw material pipe | tube by the method of the aspect in any one of the 1st-10th aspect. After forming the U-shaped bent portion, the step of forming one or more U-shaped bent portions in another part of the intermediate portion of the material pipe by the same method is performed one or more times. A hollow tube having a bent portion is manufactured.
さらに本発明の第12の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造方法は、第1〜第10のいずれかの態様の方法によって素材管の中間部の所定の個所に1または2以上のU字曲がり部分を形成した後、さらにそのU字曲がり部分の中間部分に別の1または2以上のU字曲がり部分を同じ方法によって形成する工程を1または2回以上行ない、これによって多数の曲がり部分を有する中空管を製造することを特徴とするものである。 Furthermore, in the method for producing a hollow tube having a U-shaped bent portion according to the twelfth aspect of the present invention, one or two or more are provided at predetermined positions in the intermediate portion of the material pipe by the method according to any one of the first to tenth aspects. After the U-curved portion is formed, another step of forming one or more U-curved portions in the middle portion of the U-curved portion by the same method is performed one or more times. A hollow tube having a bent portion is manufactured.
一方本発明の第13、第14の態様は、U字曲がり部分を有する中空管を製造するための装置についてのものである。 On the other hand, the thirteenth and fourteenth aspects of the present invention relate to an apparatus for producing a hollow tube having a U-shaped bent portion.
すなわち本発明の第13の態様のU字曲がり部分を有する中空管の製造装置は、
2以上の直管部の間に、その直管部の軸線方向に対し所定の角度をなす方向に突出するU字曲がり部分を有する中空管を製造するための装置であって、
上型を構成する型部材と下型を構成する型部材とからなる金型を備え、
かつ前記二つの型部材の間に、中空管状をなす素材管が挿入される溝部が形成されるとともに、前記二つの型部材の少なくとも一方の型部材に、前記溝部内の空間に連続しかつ他方の型部材の内部に向かって窪む少なくとも一つの凹部が形成され、しかも少なくとも他方の型部材の側には、前記溝部内の空間を経て前記凹部内に向けて進退し得る少なくとも一つの突き出し部材が設けられていることを特徴とするものである。
That is, the manufacturing apparatus of a hollow tube having a U-shaped bent portion according to the thirteenth aspect of the present invention
An apparatus for producing a hollow tube having a U-shaped bent portion protruding in a direction forming a predetermined angle with respect to the axial direction of the straight pipe portion between two or more straight pipe portions,
A mold comprising a mold member constituting the upper mold and a mold member constituting the lower mold;
A groove portion into which a hollow tube-shaped material pipe is inserted is formed between the two mold members, and at least one of the two mold members is continuous with the space in the groove portion and the other At least one recess that is recessed toward the inside of the mold member, and at least one projecting member that can advance and retract toward the recess through the space in the groove on the side of the other mold member Is provided.
また本発明の第14の態様によるU字曲がり部分を有する中空管の製造装置は、前記第13の態様の製造装置において、前記金型における前記一方の型部材に、前記凹部内において前記他方の型部材に向けて進退し得るカウンタ部材が設けられていることを特徴とするものである。 According to a fourteenth aspect of the present invention, there is provided a manufacturing apparatus for a hollow tube having a U-shaped bent portion, in the manufacturing apparatus according to the thirteenth aspect, the one mold member in the mold and the other in the recess. A counter member capable of advancing and retreating toward the mold member is provided.
本発明によれば、高い生産性をもって、U字曲がり部分を有する中空管を効率的に製造することができ、しかもU字曲がり部分における平行部間間隔や頂部曲率半径が小さい中空管を容易に得ることができる。 According to the present invention, a hollow tube having a U-shaped bent portion can be efficiently manufactured with high productivity, and a hollow tube having a small space between the parallel portions and a small radius of curvature at the U-shaped bent portion. Can be easily obtained.
次に本発明について詳細に説明する。 Next, the present invention will be described in detail.
図1〜図4には、本発明の第1の実施形態のU字曲がり部を有する中空管の製造方法を実施するための装置構成の要部、特に金型部分の一例を示し、図5にはその第1の実施形態におけるU字曲がり部を有する中空管の製造方法を段階的に示し、さらに図6にはその第1の実施形態によって製造されたU字曲がり部を有する中空管の一例を示す。なお図1〜図4は、素材管37を金型31の所要個所に配置しかつ型締めした状態(但し加工開始前の状態)で示している。
1 to 4 show an example of a main part of an apparatus configuration for carrying out the method of manufacturing a hollow tube having a U-shaped bent part according to the first embodiment of the present invention, particularly a mold part. 5 shows stepwise a method of manufacturing a hollow tube having a U-shaped bent portion in the first embodiment, and FIG. 6 shows a medium having a U-shaped bent portion manufactured by the first embodiment. An example of an empty tube is shown. 1 to 4 show a state in which the
図1〜図4において、金型31は、上型を構成する型部材33Aと、下型を構成する型部材33Bとによって構成されており、これらの型部材33A、33Bは、図示しない型締め手段によって型締めされる構成となっている。金型31を構成する型部材33A、33Bの材質は特に限定されるものではなく、通常のハイドロフォーミング用の金型と同様に、FCD250、S50C、SKD11などによって構成すれば良い。なお以下の説明では、上型を構成する型部材33Aを上型部材33Aと称し、下型を構成する型部材33Bを下型部材33Bと称することとする。
1 to 4, the
下型部材33Bの上面は、本実施形態では全体として平面状をなすように作られ、かつその下型部材33Bの上面には、断面が半円形の半割り溝(下型溝)35Bが水平方向に沿って上向きに形成されている。また上型部材33Aの下面には、下型部材33Bの半割り溝(下型溝)35Bに対応して、断面が半円形の半割り溝(上型溝)35Aが水平方向に沿って下向きに形成されている。そして、型締めした状態では、これらの下型溝35Bおよび上型溝35Aが、全体として断面円形をなす溝部35を形成することになる。この溝部35は、本発明の製造法の適用対象となる中空な素材管37を収容するためのものである。そこで下型溝35Bおよび上型溝35Aの最大径(すなわち溝部35の内径)は、素材管37の外径Rと同じかそれよりわずかに大きい寸法に定められる。
In the present embodiment, the upper surface of the
ここで、上型部材33Aおよび下型部材33Bにおける溝部35(上型溝35A、下型溝35B)の両端部付近は、素材管37の両端部37A、37Bを支持するための管端支持部43A、43Bとされている。これらの管端支持部43A、43Bは、型締め状態で、素材管37の両端部付近(より正確には、素材管37の両端部37A、37Bとそれに続く管端封止部材45A、45B)が、その素材管37の長さ方向に沿って移動することを許容するように素材管37を支持する構成とされている。管端封止部材45A、45Bは、素材管37内の空間を封止するためのものであり、しかも素材管37をその軸線方向に沿ってその両端側から中間部分に向けて加圧(軸押し)するための軸押し部材を兼ねたものである。そしてこれらの管端封止部材45A、45Bには、素材管37内に液圧付与のための水などの液体を導入したり、また素材管37内から残留空気を排出(エア抜き)したりするための1または2以上の流路47A,47Bが軸線方向に沿って形成されている。
Here, in the
さらに前記金型31の上型部材33Aには、上型溝35A内の空間に連続しかつ上方(上型部材33Aの内部)に向かって窪む凹部39が形成されている。この凹部39は、図1に示しているように、上型溝35Aの長さ方向(したがって素材管37の長さ方向)に沿った断面が、略矩形状をなすように(したがって逆U字形状もしくは下向きのコ型に)作られ、また上型溝35Aの長さ方向(したがって素材管37の長さ方向)に直交する断面は、図2に示しているように、上型溝35Aの最大幅(したがって溝部35の最大幅)と実質的に同じ幅W1で上方に窪んだ形状とされている。ここで、凹部39における、上型溝35Aの長さ方向と平行な方向の幅W2、すなわち上型溝35Aの長さ方向に直交する二つの内側面39A、39Bの間隔W2は、素材管37の外径Rの2倍を越える寸法、通常は素材管37の外径Rの2倍に、後述する突き出し部材41の厚みTを加えた寸法と同じかまたはそれよりわずかに大きい寸法、望ましくは〔R×2+T〕の1.0倍〜1.2倍に定めることが適当である。なお凹部39の深さ(凹部39の開口端から内底面39Aまでの距離)Dは、得るべきU字曲げ部分の高さに応じて定めれば良い。
Further, the
また下型部材33Bには、上型部材33Aの凹部39の中央に対応する位置に、突き出し部材41が設けられている。この突き出し部材41は、上下方向に沿う長板状もしくは棒状に作られたものであって、流体圧シリンダなどの進退駆動手段42によって、溝部35の長さ方向に対し直交する垂直面内で、上方に進退し得るように構成されている。そしてこの突き出し部材41は、その上端41Aの断面(溝部35の長さ方向に沿った断面)が、滑らかに凸状に湾曲するように作られている。ここで、突き出し部材41の厚みT(溝部35の長さ方向に沿った方向の厚み)は特に限定されないが、この厚みTは後述するように素材管37にU字曲がり部を形成する際において、そのU字形状の平行部間の間隔(スペース;図6参照)Sに対応することになるから、最終的に形成すべきU字曲がり部のスペースSに応じて定めておけば良い。本実施形態の場合、スペースSを素材管37の外径よりも小さくするべく、突き出し部材41の厚みTは、素材管37の外径よりも小さく(したがって溝部35の最大径よりも小さく)設定している。またこの突き出し部材41は、その先端(図示の例では上端)41Aを滑らかな凸面(凸湾曲面)とすることが望ましい。その先端41Aの望ましい曲率半径は、素材管37の材質や硬さ、外径や肉厚によっても異なるが、外径が21.7〜114.3mm程度で肉厚が1.2〜5.0mm程度の一般的な構造用炭素鋼管を対象とする場合、突き出し部材41の先端41Aの曲率半径は、3.0mm〜10.0mmとなるようにすることが望ましい。さらに突き出し部材41の材質は特に限定されないが、通常は金型31と同様な材質、例えばFCD250、S50C、SKD1などによって構成すれば良い。
なおこの突き出し部材41は、初期状態(非作動時)においては、その先端(図示の例では上端)41Aが、下型部材33Bの下型溝35Bの底面位置もしくはそれよりわずかに低い位置に位置している。
The
In the initial state (when not operating), the protruding
次に図1〜図4に示す装置を用いて、素材管37にU字曲がり部分を形成する方法について、図5(a)〜(g)を参照して説明する。
なお素材管37の材質は、冷間もしくは温間での塑性加工が可能な材料であれば特に限定されず、例えば炭素鋼、ステンレス鋼、銅もしくは銅合金、アルミもいくはアルミ合金、チタンもしくはチタン合金などを適用することができる。
Next, a method for forming a U-shaped bent portion in the
The material of the
素材管37の両端部(管端部37A、37B)には、予め、軸押し部材を兼ねた管端封止部材45A、45Bを取り付けておく。そして図5(a)に示すように、素材管37を、その中間部37Cの下半部分が下型部材33Bの下型溝35B内に位置するように、下型部材33B上に載置する。さらに上型部材33Aを降下させて、その上型部材33Aの上型溝35A内に素材管37の中間部の上半部分が挿入された状態で、型締めする。型締めした状態を図5(b)に示す。
Tube
型締めした状態では、素材管37は、その両端部37A、37Bが、軸線方向への移動を許容された態様で、上型部材33Aと下型部材33Bとの間に支持されている。そして素材管37の中間部は、上型溝35Aと下型溝35Bとからなる溝部35内に挿入された状態となっている。なおこの段階では、突き出し部材41はその先端が未だ溝部35内に突出していない状態となっている。なおまた、通常はこの段階で素材管37内に、水などの液圧付与のための液体を充満させておく。この際には、素材管37内に空気が残留しないように、エア抜きを行ないながら液体を充満させる。なお場合によっては、型締め以前の段階で、液体を素材管37内に充満させておいても良いことはもちろんである。
In the clamped state, the
次いで図5(c)に示すように、管端封止部材45の流路47A,47Bを経て素材管37内に液圧を付与しながら、管端封止部材45A、45Bを図示しない流体圧シリンダなどの機械的加圧手段によってその両側から軸線方向に沿って加圧駆動(すなわち軸押し)し、同時に突き出し部材41を、上方に向けて進出させ、その突き出し部材41の先端によって素材管37の中間部を押し上げる。これによって、素材管37の中間部は、凹部39内において上方に突出する方向への曲げ変形が開始される。すなわち曲げ変形部位37Dが形成され始める。なお素材管37内は液圧が加わっているため、潰れることなく曲げ変形が開始される。
Next, as shown in FIG. 5 (c), the pipe end sealing members 45 </ b> A and 45 </ b> B are not shown in fluid pressure while applying a fluid pressure into the
このようにして、液圧付与と軸押しを行ないながら突き出し部材41の上方への進出を継続させれば、図5(d)に示すように、素材管37の中間部が逆U字形状に変形しながら凹部39内に押し込まれる。そして図5(e)に示すように変形部位(U字曲げ部)37Dの上部が凹部39の内底面39Cに接した後、さらに液圧を高めれば、図5(f)に示すようにその変形部位が曲げ変形部位37Dが、凹部39の内面のほぼ全面に沿った形状に成形される。
In this way, if the advancement of the protruding
その後は、常法に従って液圧付与を停止させるとともに、軸押し加圧力を解除し、突き出し部材41を原位置まで復帰(後退)させ、金型31を開放する。またそれに前後して素材管37内の加圧用液体を排出し、素材管37を金型31から取り出して、管端封止部材45A、45Bを素材管37から取り外せば、一連の加工プロセス(U字曲がり部を有する中空管の製造プロセス)が終了する(図5(g)参照)。
Thereafter, the application of the hydraulic pressure is stopped according to a conventional method, the axial pressing force is released, the protruding
このようにして本実施形態により加工が終了した中空管5の一例を図6に示す。
図6に示すように、この中空管5は、共通軸線Oを有する二つの直管部1A、1Bの間に、それらの直管部1A、1Bの軸線方向に対して直角をなす方向に突出するU字曲がり部分3を有するものとなっている。ここで、U字曲がり部分3の断面形状は、凹部39の内面形状および突き出し部材の41の外面形状によって決定される。そして本実施形態の場合、断面がほぼ矩形状をなすように成形されるが、これに限定されるものではなく、後に改めて説明するように、凹部39の内面形状および突き出し部材の41の外面形状を変更することによって、種々の異なる断面形状を有するように成形することが可能である。
FIG. 6 shows an example of the
As shown in FIG. 6, this
なお、突き出し部材41を上昇させる際の上昇速度(進出速度)は、素材管37の材質や硬さ、寸法(外径および肉厚)によっても最適な速度は異なるが、素材管37の両側部分の軸線方向移動速度(軸押し速度)と等しいことが望ましい。軸押し速度は特に限定されるものではなく、素材管37の材質や硬さ、寸法(外径および肉厚)によっても最適な速度は異なるが、外径が21.7〜114.3mm程度で肉厚が1.2〜5.0mm程度の一般的な構造用炭素鋼管を対象とする場合、軸押し速度は1.0〜10.0mm/sec程度となるように定めることが望ましい。また軸押し力および液圧は、突き出し部材41の上昇速度を考慮して定めれば良いが、軸押し力は通常は10kN〜3000kN程度、液圧は10MPa〜200MPa程度が好ましい。
The rising speed (advance speed) when raising the protruding
前述の第1の実施形態では、図5の(b)〜(f)に示したように、素材管37の中間部の曲がり部分の上面が凹部39の内底面39Cに接するまで、突き出し部材41を凹部39内に進出させることとしたが、場合によっては、突き出し部材41の進出を中途で停止させ、引き続き突き出し部材41を後退させても良い。その場合の例を、第2の実施形態として、図7(a)〜(d)に示す。
In the above-described first embodiment, as illustrated in FIGS. 5B to 5F, the protruding
この場合、図7(a)〜(b)に示すように、液圧付与および軸押しを行ないながら、突き出し部材41を進出させてその先端を凹部39に向けて若干突出させ、これにより素材管37の中間部に若干の曲げ変形を与えた後、液圧付与および軸押しを継続しながら、突き出し部材41の進出を停止させ、引き続き図7(c)に示すように突き出し部材41を後退させ、さらに液圧付与および軸押しを継続させる。すなわち初期に形成された曲げ部分37Dから突き出し部材41を引き抜き、そのまま液圧付与および軸押しを継続させる。このようにすれば、初期の突き出しによって形成された曲げ部分が軸押し力によって180°曲げもしくはそれに近い状態まで曲げが進行するとともに、その曲げ部分が凹部39内の上方に押し込まれる。そして、180°曲げもしくはそれに近い状態の曲げ部分37Dの上面が凹部39の内底面39Cに接し、さらにその凹部内面に沿った形状となるまで変形が継続され、180°曲げもしくはそれに近い曲げのU字形状の曲げ部分が形成される。言い換えれば、初期の突き出しによって曲げ変形が契機付けられれば(イニシエートされれば)、軸押しと液圧付与を継続することによって、最終的に凹部39の内面に沿って180°曲げもしくはそれに近い曲げのU字部分を形成することができるのである。
In this case, as shown in FIGS. 7A to 7B, while the hydraulic pressure is applied and the shaft is pushed, the protruding
このようにして得られた中空管5の一例を図8に示す。この中空管5は、U字曲がり部分3における平行部間のスペースSが零またはそれに近いもの、言い換えれば、U字曲がり部分3の曲げ内側の曲率半径が零もしくはそれに近いものとなっている。なおこの第2の実施形態の場合、凹部39における、上型溝35Aの長さ方向と平行な方向の幅W2(図1参照)、すなわち上型溝35Aの長さ方向に直交する二つの内側面39A、39Bの間隔W2は、第1の実施形態の場合よりも比較的小さく設定しておくことが望ましい。具体的には、素材管37の外径Rと突き出し部材41の厚みTとの関係で、〔R×2+T〕の1.0倍〜1.2倍程度に定めることが適当である。
An example of the
図9、図10には、本発明の第3の実施形態に使用される装置の金型部分を示し、図11(a)〜(d)にはそれを用いて第3の実施形態の方法を実施している状況を段階的に示す。なお図9、図10は、素材管37を金型31の所要個所に配置しかつ型締めした状態(但し加工開始前の状態)で示している。
なおまた、図9、図10において、図1〜図4に示した第1の実施形態に使用される装置と同じ要素については同じ符号を付し、その詳細は省略する。
FIGS. 9 and 10 show a mold part of an apparatus used in the third embodiment of the present invention, and FIGS. 11A to 11D show the method of the third embodiment using the same. Shows the status of the implementation step by step. 9 and 10 show a state in which the
In addition, in FIG. 9, FIG. 10, the same code | symbol is attached | subjected about the same element as the apparatus used for 1st Embodiment shown in FIGS. 1-4, and the detail is abbreviate | omitted.
図9、図10において、上型部材33Aの凹部39内には、例えば厚板状のカウンタ部材49が配設されている。このカウンタ部材49は、その水平断面の形状として凹部39の水平方向断面の形状と相似形状で、かつ凹部39内において上下動(昇降)可能となるように、凹部39の水平方向断面の寸法よりもわずかに小さい寸法に作られている。またカウンタ部材49の下面(先端面)49Aは、実質的に水平な平面とされている。そしてこのカウンタ部材49は、流体圧シリンダなどの第2の進退駆動手段51によって、凹部39内で昇降し得るように構成されている。
9 and 10, for example, a thick plate-
このような第3の実施形態の方法においては、型締めを行なっただけの加工開始前の段階では、図11(a)に示すように、突き出し部材41は後退させた状態、カウンタ部材49はその下面49Aが素材管37の上面に接するように進出(下降)させた状態としておく。そして、図11(b)〜(c)に示すように、突き出し部材41を進出(上昇)させると同時に、カウンタ部材49を、突き出し部材41の進出速度と等速で後退(上昇)させる。これによって素材管37の中間部は、その上面がカウンタ部材49の下面49Aに接しながら曲げ変形されることになる。すなわち、曲げ変形の進行中に、その曲げ部位の上方に余計な空間がないため、局部的に素材管の径が拡大してしまったり、異常な形状に変形したりして、本来の正しい曲げ形状が得られなくなるような事態が発生することを有効に防止することができる。
In such a method of the third embodiment, at the stage before the start of processing just by performing mold clamping, as shown in FIG. 11A, the protruding
図12〜図14には、本発明の第4の実施形態のU字曲がり部を有する中空管の製造方法を実施するための装置構成の要部、特に金型部分の一例を示し、図15にはその第4の実施形態におけるU字曲がり部を有する中空管の製造方法を段階的に示し、さらに図16にはその第4の実施形態によって製造されたU字曲がり部を有する中空管の一例を示す。なお図12〜図14は、素材管37を金型31の所要個所に配置しかつ型締めした状態(但し加工開始前の状態)で示している。
なおまた、図12〜図14において、図1〜図4に示した第1の実施形態に使用される装置と同じ要素については同じ符号を付し、その詳細は省略する。
FIGS. 12 to 14 show an example of a main part of an apparatus configuration for carrying out the method for manufacturing a hollow tube having a U-shaped bent part according to the fourth embodiment of the present invention, particularly an example of a mold part. 15 shows a step-by-step manufacturing method of a hollow tube having a U-shaped bent portion in the fourth embodiment, and FIG. 16 shows a medium having a U-shaped bent portion manufactured by the fourth embodiment. An example of an empty tube is shown. 12 to 14 show a state in which the
In addition, in FIGS. 12-14, the same code | symbol is attached | subjected about the same element as the apparatus used for 1st Embodiment shown in FIGS. 1-4, and the detail is abbreviate | omitted.
図12〜図14において、上型部材33Aには、第1の凹部(以下これを上型凹部と記す)53Aが形成されており、また下型部材33Bには、第2の凹部(以下これを下型凹部と記す)53Bが形成されている。
12-14, the
上型凹部53Aは、前記第1の実施形態における凹部39(図1〜図3参照)と同様に、上型溝35Aからその上方に連続する空間を形成するものであり、その全体的な形状は、ほぼ矩形状をなすように形成されている。その上型凹部33Aの幅(溝部35の長さ方向に沿った方向の長さ;したがって素材管37の軸線方向に沿った長さ)W2は、素材管37の外径Rの4倍より若干大きい程度、より正確には、素材管37の外径Rの4倍に、後述する第1の突き出し部材55Aおよび二つの第2の突き出し部材55B1、55B2の合計厚みを加算した寸法と同程度かまたはそれよりわずかに大きい寸法、すなわち第1の突き出し部材55Aおよび二つの第2の突き出し部材55B1、55B2の厚みがそれぞれTであるとすれば、〔R×4+T×3〕もしくはそれよりわずかに大きい程度に定められている。また上型凹部53Aの前後の間隔W1(図13参照)は、素材管37の外径Rと同じかまたはそれよりわずかに大きい寸法となるように定められている。
The
下型凹部53Bは、下型溝35Bからその下方に連続する空間を形成するものであり、その全体的な形状は、ほぼ矩形状をなすように形成されている。その下型凹部53Bの幅(溝部35の長さ方向に沿った方向の長さ;したがって素材管37の軸線方向に沿った長さ)W3は、素材管37の外径Rの2倍より若干大きい程度、より正確には、素材管37の外径の2倍に、後述する第1の突き出し部材55Aおよび二つの第2の突き出し部材55B1、55B2の合計厚みを加算した寸法と同程度かまたはそれよりわずかに大きい寸法、すなわち第1の突き出し部材55Aおよび二つの第2の突き出し部材55B1、55B2の厚みがそれぞれTであるとすれば、〔R×4+T×3〕もしくはそれよりわずかに大きい程度に定められている。また下型凹部53Bの前後の間隔W4(図14参照)は、素材管37の外径Rと同じかまたはそれよりわずかに大きい寸法となるように定められている。
The
さらに上型部材33Aの上型凹部53Aには、第1の突き出し部材(以下これを上型突き出し部材と記す)55Aが、下方に進退可能に配設されており、一方下型部材33Bの下型凹部53Bには、一対の第2の突き出し部材(以下これを下型突き出し部材と記す)55B1、55B2が、上方に進退可能に配設されている。
Further, in the
これらの上型突き出し部材55Aおよび一対の下型突き出し部材55B1、55B2は、それぞれ第1の実施形態における突き出し部材41と同様に、垂直方向(したがって素材管37の軸線方向に対し直交する方向)に沿った長板状もしくは棒状をなすものである。そして上型突き出し部材55Aは、上型凹部53Aの中央部(溝部35の長さ方向における上型凹部53Aの中央部)において、流体圧シリンダなどの進退駆動手段57Aにより鉛直方向に沿って進退されるように構成されている。また一対の下型突き出し部材55B1、55B2は、下型凹部53Bの両端部(溝部35の長さ方向における下型凹部53B両端部)において、流体圧シリンダなどの進退駆動手段57B1、57B2により垂直方向に沿って進退されるように構成されている。
The upper
次に図12〜図14に示す装置を用いて第4の実施形態の方法を実施するプロセスについて、図15(a)〜(d)を参照して説明する。なおこの実施形態では、型締めを行なっただけの加工開始前の段階では、図15(a)に示すように、下型突き出し部材55B1、55B2は、その先端が素材管37の下面に接する位置もしくはそれよりも下方に位置するように後退させた状態としておく。一方上型突き出し部材55Aは、図15(a)の実線で示すように、上型凹部53Aの内底面の位置まで後退させた状態としておくのが通常であるが、場合によっては次工程に入る前の段階で、図15(a)の鎖線で示すように上型突き出し部材55Aの先端(下端)が素材管37の上面に接する位置まで下降させておくことも許容される。
Next, a process for performing the method of the fourth embodiment using the apparatus shown in FIGS. 12 to 14 will be described with reference to FIGS. In this embodiment, at the stage prior to the start of processing after the mold clamping, as shown in FIG. 15A, the lower
そして、素材管37内に水などの液圧付与のための液体を充満させた後、液圧付与および軸押しを行ないながら、図15(b)に示すように、上型突き出し部材55Aを下降させる。これによって素材管37の中間部は、下方に曲げ変形させられ、下型凹部53B内に押し込まれる。すなわち下方に向かって突出する第1の曲げ部位37Eが形成される。
Then, after the
次いで、図15(c)に示すように、一対の下型突き出し部材55B1、55B2を同時に等速で上昇させる。これによって、素材管37の中間部のうち、第1の曲げ部位37Eの両側の部分が、上方に曲げ変形させられ、上型凹部53A内に押し込まれる。すなわち第1の曲げ部位37Eの両側において上方に向かって突出する一対の第2の曲げ部位37F、37Gが形成される。
Next, as shown in FIG. 15C, the pair of lower
このようにして第2の曲げ部位37F、37Gの上面が上型凹部53Aの内底面に接した後、さらに軸押ししながら、液圧を高めれば、最終的に、図15(d)に示すように、第1の曲げ部位37Eの外面が下型凹部53Bの内底面および下型突き出し部材55B1、55B2の側面に沿い、かつ一対の第2の曲げ部位37F、37Gの外面が上型凹部53Aの内底面および側面と上型突き出し部材55Aの側面に沿った形状となるように成形される。
After the upper surfaces of the second
このようにして得られた曲げ部を有する中空管の外観を図16に示す。図16に示すように、中空管5は、共通軸線Oを有する二つの直管部1A、1Bの間に、それらの直管部1A、1Bの軸線方向に対して直角をなしかつ交互に逆方向に突出する三つのU字曲がり部分3A、3B、3Cを有するものとなっている。すなわち、全体として逆W字形状に曲げられた部分を有するものとなっている。
FIG. 16 shows the appearance of the hollow tube having a bent portion thus obtained. As shown in FIG. 16, the
なお上記の第4の実施形態では、カウンタ部材を用いていないが、第3の実施形態(図9〜図11参照)と同様に、カウンタ部材を用いてもよく、その場合の例を、第5の実施形態として、図17、図18に示す。
なお図17において、各カウンタ部材および各カウンタ部材を駆動させるための進退駆動手段以外は、図9〜図11に示した実施形態と同様である。
Although the counter member is not used in the fourth embodiment, a counter member may be used as in the third embodiment (see FIGS. 9 to 11). 17 and 18 show the fifth embodiment.
17 is the same as the embodiment shown in FIGS. 9 to 11 except for the counter members and the advance / retreat driving means for driving the counter members.
図17において、上型凹部53A内には、上型突き出し部材55Aの両側に相当する部位に、一対のカウンタ部材(以下これを上型カウンタ部材と記す)49A1、49A2が配設され、また下型凹部53B内には、一対の下型突き出し部材55B1、55B2の間の位置に、カウンタ部材(以下これを下型カウンタ部材と記す)49Bが配設されている。これらの各カウンタ部材49A1、49A2、49Bは、それぞれ図示しない流体圧シリンダなどの進退駆動手段によって進退されるように構成されている。
In FIG. 17, in the
図17に示す装置を用いて第5の実施形態の方法を実施するプロセスについて、図18(a)〜(d)を参照して説明する。なおこの実施形態では、型締めを行なっただけの加工開始前の段階では、図18(a)に示すように、下型突き出し部材55B1、55B2は、その先端(上端)が素材管37の下面に接する位置に後退させた状態とし、下型カウンタ部材49Bは、その上面が素材管37の下面に接する位置まで進出させた状態としておく。一方上型突き出し部材55Aは、その先端(下端)が素材管37の上面に接するように、また上型カウンタ部材49A1、49A2も、その下面が素材管37の上面に接するように位置させておく。
A process for implementing the method of the fifth embodiment using the apparatus shown in FIG. 17 will be described with reference to FIGS. In this embodiment, as shown in FIG. 18 (a), the lower
そして、素材管37内に水などの液圧付与のための液体を充満させた後、液圧付与および軸押しを行ないながら、図18(b)に示すように、上型突き出し部材55Aを下降させると同時に、下型カウンタ部材49Bを等速で下降させる。これによって素材管37の中間部は、その下面が下型カウンタ部材49Bの上面に接しながら、下方に曲げ変形させられ、下型凹部53B内に押し込まれる。すなわち下方に向かって突出する第1の曲げ部位37Eが形成される。
Then, after filling the
次いで、図18(c)に示すように、一対の下型突き出し部材55B1、55B2を同時に等速で上昇させると同時に、一対の上型カウンタ部材49A1、49A2を同じ速度で上昇させる。これによって、素材管37の中間部のうち、第1の曲げ部位37Eの両側の部分が、上型カウンタ部材49A1、49A2の上面に接しながら上方に曲げ変形させられ、上型凹部53A内に押し込まれる。すなわち第1の曲げ部位37Eの両側において上方に向かって突出する一対の第2の曲げ部位37F、37Gが形成される。
Next, as shown in FIG. 18C, the pair of lower
このようにして上型カウンタ部材49A1、49A2が上限位置(上型カウンタ部材49A1、49A2の上面が上型凹部53Aの内底面に接する位置)に達した後、さらに軸押ししながら、液圧を高めれば、最終的に、図18(d)に示すように、第1の曲げ部位37Eの外面が下型突き出し部材55B1、55B2の側面および下型カウンタ部材49Bの上面に沿い、かつ一対の第2の曲げ部位37F、37Gの外面が上型凹部53Aの内側面、上型突き出し部材55Aの側面および上型カウンタ部材49A1、49A2の下面に沿った形状となるように成形される。
このように第5の実施形態においては、前述の第3の実施形態と同様にカウンタ部材を用いているため、曲げ変形の進行中に、その曲げ部位の上方もしくは下方に余計な空間がないため、局部的に素材管の径が拡大してしまったり、異常な形状に変形したりして、本来の正しい曲げ形状が得られなくなるような事態が発生することを有効に防止することができる。
Thus, after the upper
As described above, in the fifth embodiment, since the counter member is used as in the third embodiment, there is no extra space above or below the bending portion during the bending deformation. It is possible to effectively prevent a situation in which the original correct bending shape cannot be obtained due to the local expansion of the diameter of the material pipe or the deformation to an abnormal shape.
さらに本発明の方法によれば、二つのU字曲がり部分が連続して逆方向に突出する部分を有する中空管、例えば図19に示すように、共通軸線Oを有する二つの直管部1A、1Bの間に、それらの直管部1A、1Bの軸線方向に対して直角をなす一方向に突出する第1のU字曲がり部分3Aと、そのU字曲がり部分3Aの突出方向に対し反対方向に突出する第2のU字曲がり部分3Bとが連続して形成された中空管、すなわち略S字形状に曲がる部分を有する中空管を製造することも可能である。
その場合の例を、第6の実施形態として図20、図21に示す。
Furthermore, according to the method of the present invention, a hollow tube having a portion in which two U-shaped bent portions continuously protrude in opposite directions, for example, two
Examples of such cases are shown in FIGS. 20 and 21 as a sixth embodiment.
図20に示す装置は、基本的には、第5の実施形態(図17、図18参照)における一対の下型突き出し部材55B1、55B2のうちの一方(55B2)、および上型カウンタ部材49A1、49A2のうちの一方(49A2)を省いた構成、と言うことができる。
このような構成の装置を用いて素材管37を加工して、過程を図21に示している。この図21の加工過程は、基本的には図18に示した第5の実施形態における加工過程に準じたものであり、そこでここではその過程の詳細な説明は省略する。
なおここでは、図21(b)に示すように上型突き出し部材55Aおよび下型カウンタ部材49Bを下降させて下側のU字曲がり部分を形成した後、改めて図21(c)に示すように下型突き出し部材55B1および上型カウンタ部材49A1を上昇させて、上側のU字曲がり部分を形成しているが、場合によっては、上型突き出し部材55Aおよび下型カウンタ部材49Bの下降と、下型突き出し部材55B1および上型カウンタ部材49A1の上昇とを同時に等速で行なうことにより、上下のU字曲がり部分を同時に形成してもよい。
The apparatus shown in FIG. 20 basically has one (55B 2 ) of the pair of lower
The
Here, as shown in FIG. 21B, after the upper
さらに本発明の方法によれば、2段U字形状の曲がり部分を有する中空管5、すなわち、図22に示しているように、共通軸線Oを有する二つの直管部1A、1Bの間に、それらの直管部1A、1Bの軸線方向に対して直角をなす方向に突出する相対的に大きなU字曲がり部分3Hが形成され、さらにその相対的に大きなU字曲がり部分3H内における中間部(頂部)に、相対的に小さなU字曲がり部分3Iが形成された中空管5を製造することもできる。このような2段U字形状の曲がり部分を有する中空管を製造する場合の例を、第7の実施形態として図23、図24に示す。
Furthermore, according to the method of the present invention, the
図23において、上型部材33Aには、上型溝35Aに連続する凹部として、溝部35の長さ方向における幅W2aが相対的に大きい凹部(以下大凹部と記す)57が形成されており、さらにその大凹部57の内底面から窪む凹部として、溝部35の長さ方向における幅W2bが相対的に小さい凹部(以下小凹部と記す)59が形成されている。そして小凹部59内には、流体圧シリンダなどの進退駆動手段61によって鉛直方向に進退されるカウンタ部材49Cが配設されている。
一方下型部材33Bには、突き出しブロック63が、昇降可能に設けられている。この突き出しブロック63は、流体圧シリンダなどの進退駆動手段65によって全体的に昇降せしめられるものであり、さらにこの突き出しブロック63には、前記第1の実施形態における突き出し部材41と同様な突き出し部材67が進退可能に設けられており、この突き出し部材67は、突き出しブロック63に固定された流体圧シリンダなどの進退駆動手段69によって、突き出しブロック63に対し相対的に進退可能とされている。
In FIG. 23, a recess (hereinafter referred to as a large recess) 57 having a relatively large width W2a in the length direction of the
On the other hand, a protruding
このような図23に示す装置を用いて素材管37に2段U字曲がり部分を形成する過程を、図24(a)〜(d)に示す。
金型31に素材管37をセットしかつ素材管37内を液圧付与のための水などの液体を充満させ、型締めした段階(図24(a)参照)では、突き出しブロック63はその上面が素材管37の下面に接し、かつカウンタ部材49Cの下面(先端面)は、大凹部57の内底面と面一とされている。
FIGS. 24A to 24D show a process of forming a two-stage U-shaped bent portion in the
At the stage where the
そして、液圧付与および軸押しを行ないながら、図24(b)に示すように、突き出しブロック63を全体的に上昇させれば、素材管37の中間部が大凹部57内に押し込まれて、相対的に大きなU字曲がり部分3Hが形成される。
Then, while applying the hydraulic pressure and pushing the shaft, as shown in FIG. 24B, if the protruding
次いで、液圧付与および軸押しを継続させながら、図24(c)に示すように、突き出し部材67を突き出しブロック63に対して相対的に上昇させるとともに、カウンタ部材49Cを等速で上昇させれば、素材管37における前述の相対的に大きなU字曲がり部分3Aの中間部位が小凹部59内に押し込まれ、相対的に小さなU字曲がり部分3Iが形成される。その後、さらに軸押しおよび液圧付与を行なえば、図24(d)に示すように、各U字曲がり部分3H、3Iが、大凹部57、小凹部59の各内面およびカウンタ部材49Cの下面に沿った形状に成形される。
Next, as shown in FIG. 24C, while continuing to apply the hydraulic pressure and pushing the shaft, the protruding
なお以上の各実施形態では、加工前の素材管37は直線状のものとして示したが、予加工によって曲がりが予め付与されたものであってもよい。その場合、金型31を構成する上型部材33Aおよび下型部材33Bの形状、特に溝部35を構成する上型溝35Aおよび下型溝35Bの形状を、予加工による曲がり形状に適合するように設定すれば良い。その場合の一例(第1の実施形態に準じた例)を、第8の実施形態として図25に示す。
In each of the above embodiments, the
また、前述のところでは、最終的に得るべきU字曲がり部を有する中空管について、図33の(a)あるいは(b)を参照して、共通軸線Oを有する二つの直管部1A、1Bの間に、それらの直管部1A、1Bの軸線方向に対して直角をなす方向に突出するU字曲がり部分3を有する中空管5と説明したが、U字曲がり部分3の両側の二つの直管部1A、1Bは、必ずしも共通軸線Oを有するものでなくてもよく、一方の直管部1Aの軸線と他方の直管部1Bの軸線とがある角度をなすような場合にも適用可能である。その場合の曲がり部形成のための装置の一例を、第9の実施形態として図26に示す。
In addition, as described above, with respect to the hollow tube having the U-shaped bent portion to be finally obtained, with reference to FIG. 33 (a) or (b), two
さらに本発明の方法では、素材管37における長さ方向に離れた2箇所以上の個所にU字曲がり部分を同時に形成することも可能である。その場合の装置構成の一例を、第10の実施形態として、図27に示す。この第10の実施形態は、基本的には、同一の金型31内に、前記第1の実施形態と同様な構成要素を、溝部35の長さ方向に離隔した位置に二つ並べて設けたものである。すなわち、上型部材33Aにおける溝部35の長さ方向に離隔した位置に、二つの凹部39を形成しておき、かつ下型部材33Bにおける前記各凹部39に対応する位置に、それぞれ突き出し部材41を配設した構成としている。
Furthermore, in the method of the present invention, it is also possible to simultaneously form U-bent portions at two or more locations in the
なお、素材管37における長さ方向に離れた2箇所以上の個所にU字曲がり部分を形成するための方法としては、例えば第11の実施形態として図28に示すように、素材管37の一部に本発明の方法(例えば第1の実施形態による方法)によって第1のU字曲がり部分3Jを形成し、その後、改めて素材管37における別の個所に、本発明の方法(例えば第1の実施形態による方法)によって第2のU字曲がり部分3Kを形成し、さらに逐次このような過程を繰り返せば、多数のU字曲がり部分3J、3K、3Lを有する中空管を製造することができる。
In addition, as a method for forming U-shaped bent portions at two or more locations separated in the length direction of the
また前述の各実施形態では、凹部39の内底面および側面を実質的に平坦な面とし、また突き出し部材41の外面も、先端の湾曲面を除き実質的に平坦な面としておくことにより、U字曲がり部分3の断面形状が矩形状をなす中空管を製造することとしているが、本発明の方法においては、凹部39の内底面および側面の形状および突き出し部材41の外面の形状を変更することによって、種々の断面形状を有するU字曲がり部分を形成することができる。
Further, in each of the above-described embodiments, the inner bottom surface and the side surface of the
例えば断面形状が円形をなすU字曲がり部分を得たい場合には、図29、図30に示しているように、突き出し部材41の先端41Aおよび側面41B、41Cの断面形状を凹湾曲状の半円形とし、併せて凹部39の内底面39Cおよび側面39D,39Eの断面形状を凹湾曲状の半円形とすれば良い。また例えば断面形状が多角形をなすU字曲がり部分を得たい場合には、図31、図32に示しているように、突き出し部材41の先端41Aおよび側面41B、41Cの断面形状を凹状の多角形とし、併せて凹部39の内底面39Cおよび側面39D、39Eの断面形状を凹状の多角形とすれば良い。その他、必要に応じて種々の断面形状を有するU字曲がり部分を形成することができる。
なお凹部内にカウンタ部材を配設する場合は、凹部の内底面の断面形状の代わりに、カウンタ部材の先端面の断面形状を、上述のような凹湾曲状の半円形あるいは凹状の多角形等に設定すれば良いことはもちろんである。
For example, when it is desired to obtain a U-shaped bent portion having a circular cross-sectional shape, the cross-sectional shapes of the
When the counter member is disposed in the recess, the cross-sectional shape of the tip surface of the counter member is replaced with a concave-curved semicircle or concave polygon as described above instead of the cross-sectional shape of the inner bottom surface of the recess. Of course, it should be set to.
以下に本発明の実施例を示す。なお以下の実施例は、本発明による作用、効果を確認するためのものであり、実施例に記載した条件が、本発明の技術的範囲を限定するものでないことはもちろんである。 Examples of the present invention are shown below. In addition, the following examples are for confirming the operation and effect of the present invention, and it is needless to say that the conditions described in the examples do not limit the technical scope of the present invention.
〔実施例1〕
この実施例1は、第1の実施形態に対応するものであり、金型としては、図1〜図4に示すようなものを用い、図5(a)〜(g)に示す方法に従って素材管を加工して、U字曲がり部分を有する中空管を製造した。ここで、金型31における溝部35はその断面が全体として円形で、内径38.1mmとした。また上型部材33Aの凹部39は、溝部35の長さ方向に沿った方向の幅(内側面39A、39B間の間隔)W2を85.0mm、溝部35の長さ方向に直交する方向の内面間距離W1を40.0mm、深さを120.0mmとした。一方、突き出し部材41としては、その厚みTが5.0mmで、先端面が曲率半径2.5mmで凸面状に湾曲しているものを用いた。素材管37としては、外径が38.1mm、肉厚が2.3mmの、機械構造用炭素鋼鋼管:STKM13Bからなる中空管を用いた。
[Example 1]
This Example 1 corresponds to the first embodiment, and as a mold, a material as shown in FIGS. 1 to 4 is used, and a material according to the method shown in FIGS. 5 (a) to 5 (g). The tube was processed to produce a hollow tube with a U-bend. Here, the
具体的には、素材管37の両端に管端封止部材45A、45Bを取り付けて、溝部35内に配置し、素材管内に加圧用液体として水を充填し、溝部35内に配置し、型締めしてから、管端封止部材に、軸線方向に50kNの加圧力(軸押し力)を加えるとともに、素材管37内の加圧用液体に20MPaの圧力を加えた。そしてその軸押しおよび液圧付与を継続させながら、素材管37をその両側から5.0mm/secの速度で軸押し駆動させ、かつ突き出し部材41を、5.0mm/secの速度で上昇させた。そして凹部39の内底面に素材管の一部が接した段階で、突き出し部材41の上昇を停止させるとともに、液圧を80MPaに上昇させた。
Specifically, pipe
その結果、図6に示したようなU字曲げ部を有する中空管を得ることができた。ここで、成形後の中空管製品を調べたところ、凹部内面に沿った形状に精確に加工されていることが確認された。さらに、U字曲げ部の外周面の外観についても、特に割れ(クラック)や凹凸、皺の発生もなく、良好な外観品質を有していることが確認された。 As a result, a hollow tube having a U-shaped bend as shown in FIG. 6 was obtained. Here, when the molded hollow tube product was examined, it was confirmed that it was precisely processed into a shape along the inner surface of the recess. Furthermore, the appearance of the outer peripheral surface of the U-shaped bent portion was also confirmed to have good appearance quality, particularly without occurrence of cracks, irregularities, and wrinkles.
〔実施例2〕
この実施例2は、第2の実施形態に対応するものであり、製造装置としては、実施例1と同様なものを用い、素材管としては、実施例1と同様の機械構造用炭素鋼鋼管:STKM13Bからなる外径が38.1mm、肉厚が2.3mmのものを用い、図7(a)〜(d)に示す方法に従って素材管を加工して、U字曲がり部分を有する中空管を製造した。ここで、金型31における溝部35は,その断面が全体として円形で、内径38.1mmとした。また上型部材33Aの凹部39は、溝部35の長さ方向に沿った方向の幅(内側面39A、39B間の間隔)W2を85.0mm、溝部35の長さ方向に直交する方向の内面間距離W1を40.0mm、深さを120.0mmとした。一方、突き出し部材41としては、その厚みTが5.0mmで、先端面が曲率半径2.5mmで凸面状に湾曲しているものを用いた。
[Example 2]
This Example 2 corresponds to the second embodiment, and the same manufacturing apparatus as that of Example 1 is used as the manufacturing apparatus, and the carbon steel pipe for machine structure similar to that of Example 1 is used as the material pipe. : Using STKM13B with an outer diameter of 38.1 mm and a wall thickness of 2.3 mm, the material tube is processed according to the method shown in FIGS. 7A to 7D, and has a U-shaped bend. A tube was manufactured. Here, the
実施例1と同様に素材管37の両端に管端封止部材45A、45Bを取り付けて、溝部35内に配置し、素材管内に加圧用液体として水を充填し、溝部35内に配置し、型締めしてから、型締めしてから、管端封止部材に、軸線方向に50kNの加圧力(軸押し力)を加えるとともに、素材管37内の加圧用液体に20MPaの圧力を加えた。そしてその軸押しおよび液圧付与を継続させながら、素材管37をその両側から5.0mm/secの速度で軸押し駆動させ、かつ突き出し部材41を5.0mm/secの速度で上昇させ、凹部39の内底面に素材管が接するよりも前の時点で、突き出し部材41を下降させた。引き続き、軸押しおよび液圧付与を継続させ、凹部39の内底面に素材管の一部が接した段階で、液圧を80MPaに上昇させた。
As in Example 1, pipe
その結果、図8に示したようなU字曲げ部を有する中空管、すなわちU字曲げ部の内側曲率半径がほぼ零の中空管を得ることができた。ここで、成形後の中空管製品を調べたところ、凹部内面に沿った形状に高精度で加工されていることが確認された。さらに、U字曲げ部の外周面の外観についても、特に割れ(クラック)や凹凸、皺の発生もなく、良好な外観品質を有していることが確認された。 As a result, it was possible to obtain a hollow tube having a U-shaped bent portion as shown in FIG. 8, that is, a hollow tube having a substantially zero inner curvature radius. Here, when the molded hollow tube product was examined, it was confirmed that the hollow tube product was processed into a shape along the inner surface of the recess with high accuracy. Furthermore, the appearance of the outer peripheral surface of the U-shaped bent portion was also confirmed to have good appearance quality, particularly without occurrence of cracks, irregularities, and wrinkles.
〔実施例3〕
この実施例3は、第3の実施形態に対応するものであり、金型としては、図9、図10に示すようにカウンタ部材49を備えたものを用い、図11(a)〜(d)に示す方法に従って素材管を加工して、U字曲がり部分を有する中空管を製造した。
Example 3
This Example 3 corresponds to the third embodiment, and a mold having a
ここで、金型31における溝部35はその断面が全体として円形で、内径38.1mmとした。また上型部材33Aの凹部39は、溝部35の長さ方向に沿った方向の幅(内側面39A、39B間の間隔)W2を、85.0mm、溝部35の長さ方向に直交する方向の内面間距離W1を、40.0mm、深さを140.0mmとし、カウンタ部材49はその厚みを20.0mmとした。したがってカウンタ部材49が最も後退した状態での凹部39の開口端からカウンタ部材49の先端面までの深さは120.0mmである。
一方、突き出し部材41としては、その厚みTが5.0mmで、先端面が曲率半径2.5mmで凸面状に湾曲しているものを用いた。素材管37としては、外径が38.1mm、肉厚が2.3mmの、機械構造用炭素鋼鋼管:STKM13Bからなる中空管を用いた。
Here, the
On the other hand, as the protruding
実施例1と同様に素材管37の両端に管端封止部材45A、45Bを取り付けて、溝部35内に配置し、素材管内に加圧用液体として水を充填し、溝部35内に配置し、型締めしてから、型締めしてから、管端封止部材に、軸線方向に50kNの加圧力(軸押し力)を加えるとともに、素材管37内の加圧用液体に20MPaの圧力を加えた。そしてその軸押しおよび液圧付与を継続させながら、素材管37をその両側から5.0mm/secの速度で軸押し駆動させ、かつ突き出し部材41を5.0mm/secの速度で上昇させると同時に、カウンタ部材49を同じく5.0mm/secの速度で上昇させ、凹部39の内底面にカウンタ部材49の上面が接した段階で、突き出し部材41の上昇を停止させるとともに、液圧を80MPaに上昇させた。
As in Example 1, pipe
その結果、実施例1の場合と同等に、図6に示すようなU字曲げ部を有する中空管を得ることができた。ここで、成形後の中空管製品を調べたところ、凹部内面に沿った形状に精確に加工されていることが確認された。さらに、U字曲げ部の外周面の外観についても、特に割れ(クラック)や凹凸、皺の発生もなく、良好な外観品質を有していることが確認された。 As a result, a hollow tube having a U-shaped bent portion as shown in FIG. Here, when the molded hollow tube product was examined, it was confirmed that it was precisely processed into a shape along the inner surface of the recess. Furthermore, the appearance of the outer peripheral surface of the U-shaped bent portion was also confirmed to have good appearance quality, particularly without occurrence of cracks, irregularities, and wrinkles.
〔実施例4〕
この実施例4は、第4の実施形態に対応するものであり、金型としては、図12〜図14に示すようなものを用い、図15(a)〜(d)に示す方法に従って素材管を加工して、図16に示すような略W字形状をなす複数のU字曲がり部分を有する中空管を製造した。ここで、金型31における溝部35はその断面が全体として円形で、内径38.1mmとした。また上型部材33Aの上型凹部53Aは、溝部35の長さ方向に沿った方向の幅(内側面39A、39B間の間隔)W2を175.0mm、溝部35の長さ方向に直交する方向の内面間距離W1を40.0mm、深さを120.0mmとした。一方、下型部材33Bの下型凹部53Bは、溝部35の長さ方向に沿った方向の幅(内側面39A、39B間の間隔)W3を85.0mm、溝部35の長さ方向に直交する方向の内面間距離W4を40.0mm、深さを120.0mmとした。また各突き出し部材(上型突き出し部材55A、下型突き出し部材55B1、55B2)としては、その厚みTが5.0mmで、先端面が曲率半径2.5mmで凸面状に湾曲しているものを用いた。素材管37としては、外径が38.1mm、肉厚が2.3mmの、機械構造用炭素鋼鋼管:STKM13Bからなる中空管を用いた。
Example 4
This Example 4 corresponds to the fourth embodiment. As the mold, the one shown in FIGS. 12 to 14 is used, and the material is manufactured according to the method shown in FIGS. 15 (a) to (d). The tube was processed to produce a hollow tube having a plurality of U-shaped bent portions having a substantially W shape as shown in FIG. Here, the
具体的には、素材管37の両端に管端封止部材45A、45Bを取り付けて、溝部35内に配置し、素材管内に加圧用液体として水を充填し、溝部35内に配置し、型締めしてから、管端封止部材に、軸線方向に50kNの加圧力(軸押し力)を加えるとともに、素材管37内の加圧用液体に20MPaの圧力を加えた。そしてその軸押しおよび液圧付与を継続させながら、素材管37をその両側から5.0mm/secの速度で軸押し駆動させ、かつ上型突き出し部材55Aを、5.0m/secの速度で下降させた。そして下型凹部53Bの内底面に素材管の一部が接した段階で、上型突き出し部材55Aの下降を停止させ、下型突き出し部材55B1、55B2の上昇(上昇速度5.0mm/sec)を開始させた。次いで、上型凹部53Aの内底面に素材管の一部が接した段階で、下型突き出し部材55B1、55B2の上昇を停止させるとともに、液圧を80MPaに上昇させた。
Specifically, pipe
その結果、図16に示したような複数のU字曲げ部が連続する略W字形状の曲げ部を有する中空管を得ることができた。ここで、成形後の中空管製品を調べたところ、凹部内面に沿った形状に精確に加工されていることが確認された。さらに、U字曲げ部の外周面の外観についても、特に割れ(クラック)や凹凸、皺の発生もなく、良好な外観品質を有していることが確認された。 As a result, a hollow tube having a substantially W-shaped bent portion in which a plurality of U-shaped bent portions continued as shown in FIG. 16 could be obtained. Here, when the molded hollow tube product was examined, it was confirmed that it was precisely processed into a shape along the inner surface of the recess. Furthermore, the appearance of the outer peripheral surface of the U-shaped bent portion was also confirmed to have good appearance quality, particularly without occurrence of cracks, irregularities, and wrinkles.
以上、本発明の好ましい実施形態、実施例を説明したが、本発明はこれらの実施形態、実施例に限定されないことはもちろんであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。 The preferred embodiments and examples of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to these embodiments and examples, and additions and omissions of configurations are within the scope of the present invention. , Substitutions, and other changes are possible.
本発明のU字曲がり管の製造方法および装置は、熱交換器、あるいは自動車部品、建築内装部品、建築外装部品、門扉等の屋外装置物、その他、化学プラント部品や、各種液体処理装置の部品などに使用される中空管の製造に適している。 The manufacturing method and apparatus of the U-shaped bent pipe of the present invention includes a heat exchanger, an automotive part, an architectural interior part, an architectural exterior part, an outdoor device such as a gate, other chemical plant parts, and various liquid processing equipment parts. Suitable for manufacturing hollow tubes used in
1A、1B 直管部
3、3A〜3L U字曲がり部分
5 中空管
31 金型
33A 上型部材
33B 下型部材
35 溝部
37 素材管
37A、37B 両端部
39、53A、53B 凹部
41、55A、55B1、55B2 突き出し部材
42、42A1、42A2、42B 進退駆動手段
45A、45B 管端封止部材
49、49A1、49A2、49B カウンタ部材
1A, 1B
Claims (14)
上型を構成する型部材と下型を構成する型部材との間に、中空管状をなす素材管が挿入される溝部が形成されるとともに、前記上下の型部材の少なくとも一方の型部材に、前記溝部内の空間に連続しかつ他方の型部材の内部に向かって窪む少なくとも一つの凹部が形成され、しかも少なくとも前記他方の型部材の側には、前記溝部内の空間を経て前記凹部内に向けて進退し得る少なくとも一つの突き出し部材が設けられた金型を用い、
前記溝部に素材管を配置し、その素材管の両端部を、軸押し部材を兼ねる管端封止部材によりシールして、素材管の内側空間に液圧を加えるとともに、素材管をその両端部からその軸線に沿った方向に加圧しながら、前記他方の型部材の側から前記突き出し部材を前記凹部内に向けて進出させて、素材管の長手方向の中間部を前記凹部内に押し込み、これによってその凹部内に、素材管のU字曲がり部分を形成することを特徴とするU字曲がり部分を有する中空管の製造方法。 A method for producing a hollow tube having a U-shaped bent portion projecting in a direction forming a predetermined angle with respect to an axial direction of the straight pipe portion between two or more straight pipe portions,
Between the mold member that constitutes the upper mold and the mold member that constitutes the lower mold, a groove portion into which a material tube having a hollow tubular shape is inserted is formed, and at least one of the upper and lower mold members, At least one recess that is continuous with the space in the groove and is recessed toward the inside of the other mold member is formed, and at least the other mold member has a space in the recess through the space in the groove. Using a mold provided with at least one protruding member capable of moving forward and backward,
A material pipe is disposed in the groove, and both ends of the material pipe are sealed by a pipe end sealing member that also serves as a shaft pushing member, and a hydraulic pressure is applied to the inner space of the material pipe, and the material pipe is attached to both ends of the material pipe. While pushing in the direction along the axis, the protruding member is advanced from the side of the other mold member into the recess, and the intermediate portion in the longitudinal direction of the material tube is pushed into the recess. A method of manufacturing a hollow tube having a U-shaped bent portion, characterized in that a U-shaped bent portion of a material pipe is formed in the recess.
前記突き出し部材を進出させて素材管の中間部を前記凹部内に押し込むと同時に、その素材管の中間部の外面を前記カウンタ部材の先端面に当接させながらカウンタ部材を後退させることを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかの請求項に記載のU字曲がり部分を有する中空管の製造方法。 As the mold, further, the one mold member is provided with a counter member capable of moving back and forth toward the other mold member in the recess,
The protruding member is advanced to push the intermediate portion of the material pipe into the recess, and at the same time, the counter member is moved backward while the outer surface of the intermediate portion of the material pipe is brought into contact with the front end surface of the counter member. A method of manufacturing a hollow tube having a U-shaped bent portion according to claim 1 or 2.
前記溝部に素材管を配置し、その素材管の両端部を、軸押し部材を兼ねる管端封止部材によりシールして、素材管の内側空間に液圧を加えるとともに、素材管をその両端部からその軸線に沿った方向に加圧しながら、前記他方の型部材の側から前記第1の突き出し部材を進出させて、素材管の長手方向の中間部を、前記第1の凹部内に押し込み、次いで前記一方の型部材の側から、前記第2の突き出し部材を進出させて、素材管の長手方向の中間部を、前記第2の凹部内に押し込み、これによって素材管の長手方向の中間部に反対方向に連続して屈曲する二つ以上のU字曲がり部分を形成することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかの請求項に記載のU字曲がり部分を有する中空管の製造方法。 As the mold, one or more first protruding members are disposed on the other mold member at a predetermined interval in the length direction of the groove portion, and one or more second members are disposed on the one mold member. The protruding member is disposed at a position shifted by a predetermined distance in the length direction of the groove portion with respect to the position of the first protruding member, and the one mold member corresponds to the first protruding member. A first recess is formed, and the other mold member is formed with a second recess corresponding to the second protruding member.
A material pipe is disposed in the groove, and both ends of the material pipe are sealed by a pipe end sealing member that also serves as a shaft pushing member, and a hydraulic pressure is applied to the inner space of the material pipe, and the material pipe is attached to both ends of the material pipe. From the side of the other mold member, the first projecting member is advanced from the side of the other mold member while pressing in the direction along the axis, and the intermediate portion in the longitudinal direction of the material tube is pushed into the first recess. Next, the second projecting member is advanced from the side of the one mold member, and the intermediate portion in the longitudinal direction of the material tube is pushed into the second recess, whereby the intermediate portion in the longitudinal direction of the material tube 6. A hollow tube having a U-shaped bent portion according to any one of claims 1 to 5, wherein two or more U-shaped bent portions that are continuously bent in the opposite direction to each other are formed. Manufacturing method.
前記少なくとも一方の突き出し部材を進出させて素材管の中間部を凹部内に押し込むと同時に、その押し込まれた素材管の中間部の外面を前記カウンタ部材の先端面に当接させながらカウンタ部材を後退させることを特徴とする請求項8に記載のU字曲がり部分を有する中空管の製造方法。 As the mold, further, at least one mold member provided with a counter member capable of moving back and forth toward the other mold member in the recess,
The at least one protruding member is advanced to push the intermediate portion of the material pipe into the recess, and at the same time, the counter member is retracted while the outer surface of the pushed intermediate portion of the material pipe is brought into contact with the tip surface of the counter member. The manufacturing method of the hollow tube which has a U-shaped bending part of Claim 8 characterized by the above-mentioned.
素材管の長手方向の中間部に、反対方向に連続して屈曲する三つのU字曲がり部分を形成することを特徴とする請求項8、請求項9のいずれかの請求項に記載のU字曲がり部分を有する中空管の製造方法。 As the mold, two first projecting members are disposed on the other mold member at a predetermined interval in the length direction of the groove portion, and one second projecting member is disposed on the one mold member. A member is disposed at an intermediate position between the two first protruding members, and the first mold member has a first recess corresponding to the first protruding member, and the other mold member. Is used in which a second recess corresponding to the second protruding member is formed,
10. The U-shape according to claim 8, wherein three U-shaped bent portions that are continuously bent in opposite directions are formed in an intermediate portion in a longitudinal direction of the material tube. A method for producing a hollow tube having a bent portion.
上型を構成する型部材と下型を構成する型部材とからなる金型を備え、
かつ前記二つの型部材の間に、中空管状をなす素材管が挿入される溝部が形成されるとともに、前記二つの型部材の少なくとも一方の型部材に、前記溝部内の空間に連続しかつ他方の型部材の内部に向かって窪む少なくとも一つの凹部が形成され、しかも少なくとも他方の型部材の側には、前記溝部内の空間を経て前記凹部内に向けて進退し得る少なくとも一つの突き出し部材が設けられていることを特徴とするU字曲がり部分を有する中空管の製造装置。 An apparatus for producing a hollow tube having a U-shaped bent portion protruding in a direction forming a predetermined angle with respect to the axial direction of the straight pipe portion between two or more straight pipe portions,
A mold comprising a mold member constituting the upper mold and a mold member constituting the lower mold;
A groove portion into which a hollow tube-shaped material pipe is inserted is formed between the two mold members, and at least one of the two mold members is continuous with the space in the groove portion and the other At least one recess that is recessed toward the inside of the mold member, and at least one projecting member that can advance and retract toward the recess through the space in the groove on the side of the other mold member An apparatus for producing a hollow tube having a U-shaped bent portion.
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