JP2017016620A - 通信端末、通信システム、通信制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信端末、通信システム、通信制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 通信端末は、インターネット通信用のサービスを利用することで、インターネットによる通信を開始し、イントラネット通信用のサービスを利用することで、イントラネットによる通信を開始することができる。しかしながら、利用する通信ネットワークを通信の相手に応じて変えるためには、通信端末は、通信を開始する度、利用者から利用するサービスの指定を受け付けなければならなくなる。【解決手段】 宛先候補の中から指定された宛先を示す宛先情報がIPアドレスによって表されている場合、送受信部11は、イントラネットを介した端末10間の接続を管理する管理システム50aに宛先情報によって示される接続先との接続を要求し、通信IDによって表されている場合、送受信部11は、インターネットを介した端末10間の接続を管理する管理システム50xに宛先情報によって示される接続先との接続を要求する。【選択図】図5

Description

本発明は、通信端末、通信システム、通信制御方法、及びプログラムに関する。
近年、当事者の移動の経費や時間を削減する要請等に伴い、通信ネットワークを介して通信端末間で通信を行う通信システムが普及している。通信システムにおいて、通信端末は、インターネットを利用して広域の相手側の通信端末と通信したり、イントラネットを利用してオンプレミスの相手側の通信端末とセキュアな通信をしたりすることができる。
通信端末間の通信を開始する場合に、通信端末において、宛先候補が表示された宛先リストの中から一以上の宛先を選択して、通信端末間の通信を管理する管理システムへ選択された宛先との通信の開始を要求する方法が知られている(特許文献1参照)。
通信端末は、インターネット通信用のサービスを利用することで、インターネットによる通信を開始し、イントラネット通信用のサービスを利用することで、イントラネットによる通信を開始することができる。しかしながら、利用する通信ネットワークを通信の相手に応じて変えるためには、通信端末は、通信を開始する度、利用者から利用するサービスの指定を受け付けなければならなくなるという課題が生じる。
請求項1に係る発明の通信端末は、他の通信端末と接続するときの接続先の候補の表示を制御する表示制御手段と、前記接続先の候補の中から接続先の指定を受け付ける受付手段と、指定された接続先を示す接続先情報が第1の形式によって表されている場合には、イントラネットを介した通信端末間の接続を管理する第1の管理システムに前記接続先情報によって示される接続先との接続を要求し、前記接続先情報が第2の形式によって表されている場合には、インターネットを介した通信端末間の接続を管理する第2の管理システムに前記接続先情報によって示される接続先との接続を要求する要求手段と、を有することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、利用する通信ネットワークを通信の相手に応じて変える場合に、通信端末は、通信を開始する度、利用者から利用するサービスの指定を受け付けなくても良くなるという効果を奏する。
図1は、一実施形態に係る通信システムの全体構成図である。 図2は、一実施形態に係る通信端末の外観図である。 図3は、一実施形態に係る通信端末のハードウェア構成図である。 図4は、一実施形態に係る通信管理システムのハードウェア構成図である。 図5は、一実施形態に係る通信システムの一部を構成する通信端末、及び通信管理システムの機能ブロック図である。 図6は、通信の開始要求をするまでの処理を示したシーケンス図である。 図7は、宛先リストを統合する処理の一例を示したフロー図である。 図8は、宛先リストの表示例である。 図9は、接続要求先を決定する処理を示すフロー図である。 図10(A)は、通信端末が宛先と接続する処理を示したシーケンス図である。
図10(B)は、通信端末が宛先と接続する処理を示したシーケンス図である。
図11は、接続要求先を決定する処理を示すフロー図である。 図12は、実施形態の変形例に係る通信システムの概略図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、「通信端末」は単に「端末」として表され、「通信管理システム」は単に「管理システム」として表されている。
<<通信システムの全体構成>>
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略図である。図1に示されているように、通信システム1は、複数の端末(10a,10b,10x)、複数の中継装置(30a,30x)、及び複数の管理システム(50a,50x)によって構築されている。この通信システム1によって、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。
端末(10a,10b)、中継装置30a、及び管理システム50aは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、VPN(Virtual Private Network)等のイントラネットによって構築される通信ネットワーク2aによって通信可能に接続される。イントラネットは、会社の専用線によって構築されていても良い。端末(10a,10x)、中継装置30x、管理システム50xは、インターネットを含む通信ネットワーク2iによって通信可能に接続される。通信ネットワーク(2a,2i)には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)、携帯電話網等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。また、端末(10a,10b,10x)、中継装置(30a,30x)、及び管理システム(50a,50x)は、それぞれ同一の地域又は国に配置されていても異なる地域又は国に配置されていても良い。なお、図1では、一例として、通信システム1に2つの管理システム(50a,50x)が配置されているが、通信システム1において、管理システム(50a,50x)と同様の機能を有する他の管理システムが端末10と通信可能に配置されていても良い。
なお、以下では、複数の端末(10a,10b,10x)のうち任意の端末は、「端末10」と表され、複数の中継装置(30a,30x)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。また、複数の管理システム(50a,50x,…)のうち任意の管理システムは、「管理システム50」と表されている。通信ネットワーク(2a,2i)のうち任意の通信ネットワークは、「通信ネットワーク2」と表されている。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、及び管理システム50の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明している。
また、各端末10は、音データ又は画像データを含むコンテンツデータの送受信により、ユーザ間の通話を可能にする。更に、端末10は、所定の通信方式(通話の宛先と接続又は切断をするための呼制御方式、及び通話データをIPパケット化するための符号化方式)を利用して、通話データの送受信を行う。
また、上述の呼制御方式としては、(1)SIP(Session Initiation Protocol)、(2)H.323、(3)SIPを拡張したプロトコル、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコル、(5)SIPのMESSAGEメソッドを利用したプロトコル、(6)インターネットリレーチャットのプロトコル(IRC(Internet Relay Chat))、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコル等が挙げられる。このうち、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコルは、例えば、(4-1)XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)、又は(4-2)ICQ(登録商標)、AIM(登録商標)、若しくはSkype(登録商標)などで利用されるプロトコルである。また、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコルは、例えば、Jingleである。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、一実施形態に係る端末10の外観図である。
図2に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、吸気面を介して端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130に収音用孔1131が形成されていることで、後述する内蔵型のマイク114は、音声、物音、雑音等の音を収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能になっている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。
カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。カメラハウジング1300はアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能になっている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。他の例としては、端末10は、一般の汎用コンピュータあるいは携帯電話端末、プロジェクタ、電子ホワイトボード、電子看板(デジタルサイネージ)等であってもよい。端末10として用いるコンピュータに、マイクやカメラが備わっていない場合には、外付けのマイクおよびカメラをコンピュータに接続させることができる。また、端末10が汎用コンピュータや携帯電話端末等である場合には、無線LANや携帯電話網などによる無線通信により、端末10と通信ネットワーク2とを接続しても良い。また、端末10として汎用コンピュータを用いる場合には、当該コンピュータに後述する端末10の処理を実行するためのアプリケーションをインストールしておくことができる。
なお、中継装置30及び管理システム50は、それぞれ一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU101(Central Processing Unit)、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102(Read Only Memory)、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103(Random Access Memory)、端末10用のプログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD105(Solid State Drive)、フラッシュメモリやICカード(Integrated Circuit Card)等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111(Interface)を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音を入力する内蔵型のマイク114、音を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する音入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像等を表示する表示部である。ディスプレイ120の一例として液晶や有機EL(Organic Electroluminescence)が挙げられる。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、筐体1100の接続口1132に差し込まれたUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
図4は、一実施形態に係る管理システム50のハードウェア構成図である。管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、管理システム50用のプログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD205(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM213(Compact Disc Read Only Memory)に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
一方、中継装置30は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図5は、一実施形態に係る通信システム1の一部を構成する端末10、及び管理システム50の機能ブロック図である。なお、図5では、端末10、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<管理システムの機能構成>
管理システム(50a,50x)は、送受信部51、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム(50a,50x)用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能である。また、管理システム(50a,50x)は、HD204により構築される記憶部5000を有している。更に、記憶部5000には、以下に示すようなテーブルによってDBが構築される。
(宛先リスト管理テーブル)
表1は、管理システム50aにおいて管理されている宛先リスト管理テーブルを示す。管理システム50aの記憶部5000には、表1に示されているような宛先リスト管理テーブルによって宛先リスト管理DB5003が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通信の開始要求元の端末10の通信ID毎に、この端末10において指定可能な宛先を示す宛先情報、及び宛先名(端末名)が関連付けられて管理される。なお、通信IDは、通信システム1において、通信先を特定するための情報である。通信IDとしては、特に限定されないが、例えば、端末10の識別情報、端末10のユーザのアカウント等が含まれる。以下、端末10aの通信IDは「01a」、端末10bの通信IDは「01b」、端末10xの通信IDは「01x」であるものとして説明を続ける。
宛先情報は、端末10が宛先と接続するときの接続先を示す情報である。管理システム50aは、イントラネット(通信ネットワーク2a)を介した端末10間の通信を管理する。イントラネット内の通信において、接続先である宛先の端末10はIPアドレスにより特定可能であるので、管理システム50aの宛先リスト管理テーブルでは宛先情報としてIPアドレスが管理されている。
Figure 2017016620
表2は、管理システム50xにおいて管理されている宛先リスト管理テーブルを示す。管理システム50xの記憶部5000には、表2に示されているような宛先リスト管理テーブルによって宛先リスト管理DB5003が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通信の開始要求元の端末10の通信ID毎に、この端末10において指定可能な宛先を示す宛先情報、及び宛先名(端末名)が関連付けられて管理される。
管理システム50xは、インターネット(通信ネットワーク2i)を介した端末10間の通信を管理する。管理システム50xでは、端末10が自システムにログインするときに、端末10のインターネット接続用のIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスと端末の通信IDを関連付けて管理する。これにより、管理システム50xは、通信IDから対応するIPアドレスを取得して宛先の端末10を特定可能になるため、管理システム50xの宛先リスト管理テーブルでは宛先情報として通信IDが管理されている。
Figure 2017016620
(管理システムの各機能構成)
次に、管理システム(50a,50x)の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム(50a,50x)の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、管理システム(50a,50x)の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、CPU201からの命令、及びネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して各端末、装置又はシステムと各種データまたは情報の送受信を行う。
記憶・読出部59は、CPU201からの命令及びHDD205によって実現され、又はCPU201からの命令によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを抽出したりする処理を行う。
<端末の機能構成>
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、表示制御部13、宛先管理部14、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
また、端末10は、図3に示されているROM102、RAM103、フラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。更に、記憶部1000には、以下に示すようなテーブルによってDBが構築される。
(宛先リスト管理テーブル)
表3は、端末10において管理されている宛先リスト管理テーブルを示す。記憶部1000には、表3に示されているような宛先リスト管理テーブルによって宛先リスト管理DB1003が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、自端末10において指定可能な宛先を示す宛先情報、及び宛先名(端末名)が関連付けられて管理される。
端末10の宛先リスト管理テーブルにおいて管理されている宛先情報及び宛先名(端末名)は、管理システム(50a,50x)からそれぞれ取得した情報である。このため、宛先情報には、IPアドレスの形式で表されたものと、通信IDの形式で表されたものが含まれている。
Figure 2017016620
(取得先管理テーブル)
表4は、端末10において管理されている取得先管理テーブルを示す。記憶部1000には、表4に示されているような取得先管理テーブルによって取得先管理DB1004が構築されている。この取得先管理テーブルでは、宛先情報を含む宛先リストの取得先であるサーバの名称、このサーバが設置される通信ネットワーク2を示す設置区分、及び取得先のURL(Uniform Resource Locator)が関連付けられて管理される。なお、サーバの名称、設置区分、及びURLは、端末10において入力された情報に基づいて、記憶・読出部19によって追加、削除、又は変更可能である。取得先管理テーブルで宛先リストの取得先を複数管理しておくことで、端末10は複数の取得先から宛先リストをそれぞれ取得して、それらを統合することができる。
Figure 2017016620
(端末の各機能構成)
次に、端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、端末10の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部11は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して、通信相手の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
操作入力受付部12は、CPU101からの命令、並びに操作ボタン(108a,108b,108c,108d,108e)及び電源スイッチ109によって実現され、ユーザによる各種入力又は各種選択を受け付ける。
表示制御部13は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、画像をディスプレイ120において表示するための制御を行う。
宛先管理部14は、CPU101からの命令によって実現され、通信を開始するときに宛先リストを作成したり、宛先リストから選択された宛先の宛先情報を取得したりすることで宛先の管理を行う。
記憶・読出部19は、CPU101からの命令及びSSD105によって実現され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<<実施の形態の処理又は動作>>
続いて、通信システム1における処理方法を説明する。まずは、図6を用いて、端末10aが宛先を指定して管理システム50a又は管理システム50xへ通信の開始要求をするまでの処理について説明する。図6は、通信の開始要求をするまでの処理を示したシーケンス図である。
端末10aの電源をONにした後の任意のタイミングで、端末10aの宛先管理部14は、取得先管理テーブル(表4参照)から宛先リストの取得先の各名称、各設置区分、及び各URLを抽出する(ステップS1)。
端末10aが、ステップS1で抽出された情報に基づいて各管理システム(50a,50x,…)へログインすると、宛先管理部14は、ステップS1で抽出された各URLによって示される各取得先にアクセスして、宛先リストの取得を要求する(ステップS2−1,S2−2,S2−3)。各管理システム(50a,50x,…)の送受信部51が、端末10aによる宛先リストの取得の要求を受信すると、記憶・読出部59は、端末10aの通信ID「01a」を検索キーとして各宛先リスト管理テーブル(表1,表2参照)を検索し、対応する宛先情報及び宛先名を読み出す。管理システム(50a,50x,…)の送受信部51は、読み出された宛先情報及び宛先名を端末10aへ送信する。これにより、端末10aの送受信部11は、自端末において指定可能な宛先の宛先情報及び宛先名が含まれた各宛先リストを受信することにより取得する(ステップS2−1,S2−2,S2−…)。なお、通信ネットワーク2のトラブルにより、端末10aが管理システム50側の宛先リスト管理テーブルへのアクセスに失敗することも想定される。アクセスに失敗した場合、端末10aは、予め定められた回数、宛先リスト管理テーブルへのアクセスをリトライする。予め定められた回数、リトライしてもアクセスに失敗した場合、端末10aの宛先管理部14は、アクセス失敗により宛先リストを取得できなかった旨、判断する。
端末10aの記憶・読出部19は、管理システム(50a,50x,…)のそれぞれから取得された各宛先リストに含まれる宛先情報及び宛先名を関連付けて自端末の宛先リスト管理テーブル(表3参照)へ記録する(ステップS3)。ステップS3の処理について、図7を用いてより詳細に説明する。図7は、宛先リストを統合する処理の一例を示したフロー図である。
まず、宛先管理部14は、受信した宛先リストに含まれる一の宛先情報及び宛先名の組を取得し、取得した組のうち宛先情報と同一の宛先情報が、自端末の宛先リスト管理テーブル(表3参照)に登録されているか否かを判断する(ステップS3−1)。
ステップS3−1で同一の宛先情報が登録されている(YES)と判断された場合、取得した宛先名と同一の宛先名が自端末の宛先リスト管理テーブル(表3参照)において、取得した宛先情報と同一の宛先情報に対応付けて登録されているか否かを判断する(ステップS3−2)。
ステップS3−2において、宛先情報は同一であるが宛先名は同一ではない(NO)と判断された場合、表示制御部13は、取得した宛先情報及び宛先名の組を、自端末の宛先リスト管理テーブルにおいて上書登録するか、破棄するか、別アドレスとして登録するかの選択を受け付ける画面をディスプレイ120に出力する。これにより、操作入力受付部12は、上書登録するか、破棄するか、別アドレスとして登録するかの選択をユーザから受け付ける(ステップS3−3)
ステップS3−3において別アドレスとして登録する選択が受け付けられた場合、宛先管理部14は、取得した宛先情報及び宛先名の組を自端末の宛先リスト管理テーブルに追加することにより登録する(ステップS3−5)。
ステップS3−3において上書登録する選択が受け付けられた場合、宛先管理部14は、宛先リスト管理テーブルにおいて、取得した宛先情報と同一と判断された宛先情報のレコードを削除する(ステップS3−4)。続いて、宛先管理部14は、取得した宛先情報及び宛先名の組を自端末の宛先リスト管理テーブルに追加することにより登録する(ステップS3−5)。
ステップS3−3において破棄する選択が受け付けられた場合、宛先管理部14は、取得した宛先情報及び宛先名の組を破棄する旨の判断をして、取得した宛先情報及び宛先名の組を自端末の宛先リスト管理テーブルに登録しない(ステップS3−6)。
端末10aの宛先管理部14は、各管理システム(50a,50x,…)から取得した宛先リストに含まれるすべての宛先情報及び宛先名の組に対して上記のステップS3−1乃至S3−6の処理を繰り返す。これにより、各管理システム(50a,50x,…)から取得した宛先リストは、自端末の宛先リスト管理テーブルに統合される。
なお、上記のステップS3−1乃至S3−6の処理方法は一例であって、他の処理方法を用いることもできる。例えば、宛先管理部14は、取得した宛先情報及び宛先名の組に対して上書、破棄、別アドレスでの登録の選択を受け付けた後(ステップS3−3)、選択された結果を記憶部1000において管理しても良い。これにより、宛先管理部14は、再び同じ宛先情報及び宛先名の組を取得したときに、記憶部1000において管理されている選択結果に基づいて、処理を進めることができる。
続いて、宛先リストの統合処理が完了してからの処理について説明する。ユーザによる操作に応じて、操作入力受付部12が宛先リストの要求を受け付けると、宛先管理部14は、自端末の宛先リスト管理テーブルに基づいて宛先リストの画面を作成する(ステップS4)。この宛先リストには、ステップS3の処理により、各管理システム(50a,50x,…)から取得した各宛先リストに含まれる宛先情報及び宛先名の組が含まれている。作成された宛先リストの画面は表示制御部13によって、ディスプレイ120へ出力される。図8は、宛先リストの表示例である。図8に示されているように、宛先リスト140には取得した宛先情報及び宛先名が関連付けられて表示されたボタン(140b,140c,140x,140y)が含まれている。なお、各ボタンは宛先名が表示されていれば宛先情報が表示されていなくても良い。また、宛先名が示された各ボタンには、宛先管理部14によって、宛先名に対応する宛先情報のリンクが貼られている。
ユーザによる操作に応じて、操作入力受付部12によって、通信の開始要求先の宛先名が表示されているボタンの押下が受け付けられると(ステップS5)、宛先管理部14は押下されたボタンのリンクから宛先情報を読み出すことによって宛先情報を取得する(ステップS6)。
続いて、宛先管理部14は、取得された宛先情報によって示される宛先との接続の要求先を決定する(ステップS7)。ステップS7の処理について図9を用いて詳細に説明する。図9は、接続要求先を決定する処理を示すフロー図である。
まず、宛先管理部14は、ステップS6において取得された宛先情報がIPアドレス形式か否かを判断する(ステップS7−1)。ステップS7−1において宛先情報がIPアドレス形式であると判断された場合、宛先管理部14は、イントラネット回線(通信ネットワーク2a)と接続して、管理システム50aへ宛先との接続を要求する旨の決定をする(ステップS7−2)。ステップS7−1において宛先情報がIPアドレス形式ではないと判断された場合、宛先管理部14は、インターネット回線(通信ネットワーク2i)と接続して、管理システム50xへ宛先との接続を要求する旨の決定をする(ステップS7−3)。
続いて、図10(A)を用いて、管理システム50aへ宛先との接続を要求する処理について説明する。図10(A)は、端末が宛先と接続する処理を示したシーケンス図である。以下、宛先管理部14によってIPアドレス形式の宛先情報「1.2.1.4」が取得され(図8参照)、宛先との接続を管理システム50aへ要求する旨決定された場合(ステップS7−2参照)について説明する。
まず、端末10aの送受信部11は、宛先との接続の要求として、宛先情報「1.2.1.4」で示される端末10bとの通信の開始要求を管理システム50aへ送信する(ステップS21)。この開始要求にはステップS6で取得された宛先情報が含まれる。管理システム50aの送受信部51は、開始要求を受信すると受信した開始要求を宛先である端末10bへ送信する(ステップS22)。
端末10bの送受信部11は、開始要求を受信すると、ユーザによる操作入力に応じて、開始要求に対する応答を管理システム50aへ送信する(ステップS23)。以下、端末10bから管理システム50aへ開始要求に対して許可する旨の応答を送信した場合について説明を続ける。
管理システム50aの送受信部51が、通信の開始要求を許可する旨の応答を受信すると、管理システム50aは、任意の方法により、端末(10a,10b)間の中継装置30aを介したイントラネット通信を確立する制御を行う(ステップS24)。端末(10a,10b)間の通信が確立されると(ステップS25)、端末(10a,10b)は自端末で生成された会議参加者或いは会議資料の画像データ及び音データを中継装置30aへ送信する。中継装置30aは、一方の端末(10a,10b)から送られてきた画像データ及び音データを、他方の端末(10b,10a)へ送信する。これにより、端末(10a,10b)間では、テレビ会議を開始することができる。
続いて、図10(B)を用いて、管理システム50xへ宛先との接続を要求する処理について説明する。図10(B)は、端末が宛先と接続する処理を示したシーケンス図である。以下、宛先管理部14によって通信ID形式の宛先情報「01x」が取得され(図8参照)、宛先との接続を管理システム50xへ要求する旨決定された場合(ステップS7−3参照)について説明する。
まず、端末10aの送受信部11は、宛先との接続の要求として、宛先情報「01x」で示される端末10xとの通信の開始要求を管理システム50xへ送信する(ステップS41)。この開始要求にはステップS6で取得された宛先情報が含まれる。管理システム50xの送受信部51は、開始要求を受信すると受信した開始要求を宛先である端末10xへ送信する(ステップS42)。
端末10xの送受信部11は、開始要求を受信すると、ユーザによる操作入力に応じて、開始要求に対する応答を管理システム50xへ送信する(ステップS43)。以下、端末10xから管理システム50xへ開始要求に対して許可する旨の応答を送信した場合について説明を続ける。
管理システム50xの送受信部51が、通信の開始要求を許可する旨の応答を受信すると、管理システム50xは、公知の方法により、端末(10a,10x)間の中継装置30xを介したインターネット通信を確立する制御を行う(ステップS44)。端末(10a,10x)間の通信が確立されると(ステップS45)、端末(10a,10x)は自端末で生成された会議参加者或いは会議資料の画像データ及び音データを中継装置30xへ送信する。中継装置30xは、一方の端末(10a,10x)から送られてきた画像データ及び音データを、他方の端末(10x,10a)へ送信する。これにより、端末(10a,10x)間では、テレビ会議を開始することができる。
<<<実施形態の変形例A>>>
続いて、上記実施形態の変形例Aについて、上記実施形態とは異なる点を説明する。変形例Aでは、各管理システム(50a,50b)の各宛先リスト管理テーブルにおいて、ドメイン形式の宛先情報が含まれている場合について説明する
表5は、管理システム50aにおいて管理されている宛先リスト管理テーブルを示す。表5の宛先リスト管理テーブルには、宛先情報としてIPアドレス形式、及びドメイン形式で表されるものが含まれている。ドメイン形式の宛先情報には、例えば、ABC社のホストのドメイン名「example.abc.com」が含まれている。
Figure 2017016620
表6は、管理システム50xにおいて管理されている宛先リスト管理テーブルを示す。表6の宛先リスト管理テーブルには、宛先情報として通信ID形式、及びドメイン形式で表されるものが含まれている。ドメイン形式の宛先情報には、例えば、XYZ社のホストのドメイン名「example.xyz.com」が含まれている。
Figure 2017016620
変形例Aにおいて、端末10aが各管理システム(50a,50x)から宛先リストを取得すると、記憶・読出部19は、宛先リストに含まれる宛先情報及び宛先名を関連付けて自端末の宛先リスト管理テーブルへ記憶する(ステップS3参照)。これにより、端末10aの宛先リスト管理テーブルには、表7に示される各宛先情報、及び宛先名が記録される。表7は、端末10aにおいて管理されている宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。
Figure 2017016620
図11は、接続要求先を決定する処理を示すフロー図である。ステップS7−1において宛先情報がIPアドレス形式ではないと判断された場合、宛先管理部14は、ステップS6において取得された宛先情報と、自端末の宛先情報をドメイン形式で表したときの宛先情報と、を比較する。宛先管理部14は、これらの宛先情報が共通のドメイン名を含むか否かを判断する(ステップS7−A)。例えば、端末10aの宛先情報がドメイン形式では「a@example.abc.com」と表され、ステップS6において取得された宛先情報が「b@example.abc.com」であれば、ステップS7−Aにおいて共通のドメイン名「example.abc.com」を含むと判断される。端末10aの宛先情報がドメイン形式では「a@example.abc.com」と表され、ステップS6において取得された宛先情報が「x@example.xyz.com」である場合には、ステップS7−Aにおいて共通のドメイン名を含まないと判断される。
ステップS7−Aにおいて共通のドメイン名を含むと判断された場合、宛先管理部14は、イントラネット回線(通信ネットワーク2a)と接続して、管理システム50aへ宛先との接続を要求する旨の決定をする(ステップS7−2)。ステップS7−Aにおいて共通のドメイン名を含まないと判断された場合、宛先管理部14は、インターネット回線(通信ネットワーク2i)と接続して、管理システム50xへ宛先との接続を要求する旨の決定をする(ステップS7−3)。管理システム50xでは、宛先情報に含まれるドメイン名からドメインネームサーバにIPアドレスを問い合わせることで、開始要求元の端末10と宛先の端末10との間の通信の確立を制御することができる。変形例Aによると、宛先情報に異なる形式のものが混在している場合でも、宛先管理部14は、適切な接続要求先を選択できるようになる。
<<<実施形態の変形例B>>>
続いて、上記実施形態の変形例Bとして、上記実施形態とは異なる点について説明する。図12は、上記実施形態の変形例に係る通信システムの概略図である。変形例Bにおいて端末(10a,10b)は、図3に示されているテレビ会議用のハードウェア構成に加えて、タッチパネルや電子ペン等の電子黒板用のハードウェア構成を備えている。これにより、端末(10a,10b)は、自端末において生成された手書き操作に基づくストロークデータを通信相手の端末へ送信することができる。中継装置30aは、端末10間で、コンテンツデータとしてストロークデータを中継する。管理システム50aは、電子黒板用のサーバであって、端末10間のストロークデータの送信による通信の呼制御を行う。
更に、端末10aは、テレビ会議端末としての端末10xへ画像データ及び音データを送信することができる。中継装置30xは、端末10間で、画像データ及び音データを中継する。管理システム50xは、テレビ会議用のサーバであって、端末10間で画像データ及び音データの送信による通信の呼制御を行う。
変形例Bにおいて、上記実施形態の処理が実行される場合に、端末10aの宛先管理部14がIPアドレス形式の宛先情報を取得するときには(ステップS6参照)、端末10aは、電子黒板用のサーバである管理システム50aへ発信する(ステップS21参照)。一方、端末10aの宛先管理部14がIPアドレス形式ではない宛先情報を取得するときには(ステップS6参照)、端末10aは、テレビ会議用のサーバである管理システム50xへ発信する(ステップS41参照)。このように、変形例Bでは、端末10aは、取得される宛先情報の形式に応じて、利用するサービスを使い分けることができる。
<<実施形態の主な効果>>
上記実施形態の通信制御方法によると、端末10の表示制御部13(表示制御手段の一例)は、他の端末10と接続するときの接続先の候補として宛先情報が示された宛先リストの表示を制御する(表示制御処理の一例)。端末10の操作入力受付部12(受付手段の一例)は、宛先候補の中から宛先の指定を受け付ける(受付処理の一例)。指定された宛先の端末10を示す宛先情報(接続先情報の一例)がIPアドレス(第1の形式の一例)によって表されている場合、送受信部11(要求手段の一例)は、イントラネットを介した端末10間の接続を管理する管理システム50a(第1の管理システムの一例)に宛先情報によって示される接続先との接続を要求する(要求処理の一例)。宛先情報が通信ID(第2の形式の一例)によって表されている場合、送受信部11は、インターネットを介した端末10間の接続を管理する管理システム50x(第2の管理システムの一例)に宛先情報によって示される接続先との接続を要求する(要求処理の一例)。利用する通信ネットワークを通信の相手に応じて変える場合でも、端末10aは、宛先情報の形式に応じて接続要求先の管理システム50を決定することで、通信を開始する度、利用者から接続要求先の指定を受け付けなくても良くなる。
宛先管理部14(決定手段の一例)は、宛先情報がドメイン形式(第3の形式の一例)によって表されている場合に、宛先情報に基づいて、管理システム50a及び管理システム50xから接続要求先を決定する。送受信部11は、宛先管理部14によって決定された接続要求先に接続を要求する。これにより、端末10aは、ドメイン形式の宛先情報が混在している場合でも、適切な管理システム50に接続を要求できる。
この場合、宛先管理部14は、自端末10をドメイン形式で表した情報に含まれるドメイン名と、宛先情報に含まれるドメイン名とが共通する場合には、管理システム50aを接続要求先に決定し、自端末10をドメイン形式で表した情報に含まれるドメイン名と、宛先情報に含まれるドメイン名が共通しない場合には、管理システム50xを接続要求先に決定する。これにより、端末10はドメイン名に基づいて適切な管理システム50へ接続を要求できる。
端末10の宛先リスト管理DB1003(管理手段の一例)は、端末10において指定可能な宛先の候補毎にこの宛先を示す宛先情報を管理する。これにより、端末10では、宛先リスト管理DB1003において管理されている情報に基づいて、指定された宛先の宛先情報を取得できる。
端末10の送受信部11(取得手段の一例)は、宛先情報を管理する複数の管理システム(50a,50x,…)のそれぞれから通信ネットワーク(2a,2i)を介して宛先情報を取得する。端末10の宛先リスト管理DB1003は、送受信部11によって複数の管理システム(50a,50x,…)のそれぞれから取得された宛先情報を管理する。これにより、複数の管理システム(50a,50x,…)においてそれぞれ異なる形式で管理される宛先リストを、端末10の宛先リスト管理DB1003において一つの宛先リストとして管理することができる。この場合、端末10aでは、サービス毎に宛先リストを管理しなくても良くなるので、宛先リストの管理に伴う負荷を軽減できる。また、ユーザは、サービス毎に宛先リストを使い分けなくても良くなる。
端末10aの操作入力受付部12(受付手段の一例)は、複数の管理システム(50a,50x,…)のそれぞれから取得された宛先情報、及び宛先リスト管理DB1003において管理されている宛先情報が共通する場合に、共通する宛先情報を管理するか否かを示す情報の入力を受け付ける。操作入力受付部12によって管理する旨の情報が受け付けられた場合に、宛先リスト管理DB1003は、取得された宛先情報を管理する。これにより、共通する宛先情報を管理するか否かを任意に選択することが可能となる。
管理システム50aの宛先リスト管理DB5003(第1の管理手段の一例)は、IPアドレスにより表される宛先情報を管理する。管理システム50aの送受信部51(第1の送信手段の一例)は、宛先リスト管理DB5003において管理されている宛先情報を端末10へ送信する(第1の送信処理の一例)。管理システム50xの宛先リスト管理DB5003(第2の管理手段の一例)は、通信IDにより表される宛先情報を管理する。管理システム50xの送受信部51(第2の送信手段の一例)は、宛先リスト管理DB5003において管理されている宛先情報を端末10へ送信する(第2の送信処理の一例)。これにより、端末10では、IPアドレスにより表される宛先情報、及び通信IDにより表される宛先情報の両方を管理することができる。
また、上記実施形態の変形例Bによると、管理システム50aは、端末10間のストロークデータ(第1のコンテンツデータの一例)の送信による通信を確立する制御を行う。管理システム50xは、端末10間の画像データ、及び音データ(第2のコンテンツデータの一例)の送信による通信を確立する制御を行う。これにより、端末10は、選択される宛先情報の形式に応じて、利用するサービスを使い分けることができる。
<<実施形態の補足>>
端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルによって、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて流通されるようにしてもよい。また、上記記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等が挙げられる。また、上記記録媒体、あるいは、これらプログラムが記憶されたHD(Hard Disk)は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供可能である。
また、上記実施形態における端末10、中継装置30、及び管理システム50は、単一の装置によって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数の装置によって構築されていてもよい。
また、上記では、端末10の一例として電子黒板およびテレビ会議端末について説明したが、これに限るものではない。例えば、端末10として、図5の各機能を備える他の装置を用いることもできる。他の装置としては、例えば、プロジェクタ、デジタルサイネージ、テキスト共有装置、カーナビゲーション端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、遠隔診断装置等が挙げられる。
上記実施形態では、宛先情報がIPアドレス、通信ID、又はドメイン形式で表される場合について説明した。しかしながら、宛先情報は、端末10の接続先を特定できるものであればこれに限られない。例えば、宛先情報は、中継装置30上に設けられるアクセス先を示す会議IDで合っても良い。
2a 通信ネットワーク
2i 通信ネットワーク
10 端末
11 送受信部
12 操作入力受付部
13 表示制御部
14 宛先管理部
19 記憶・読出部
30 中継装置
50 管理システム
51 送受信部
59 記憶・読出部
特開2015−29252号公報

Claims (12)

  1. 他の通信端末と接続するときの接続先の候補の表示を制御する表示制御手段と、
    前記接続先の候補の中から接続先の指定を受け付ける受付手段と、
    指定された接続先を示す接続先情報が第1の形式によって表されている場合には、イントラネットを介した通信端末間の接続を管理する第1の管理システムに前記接続先情報によって示される接続先との接続を要求し、前記接続先情報が第2の形式によって表されている場合には、インターネットを介した通信端末間の接続を管理する第2の管理システムに前記接続先情報によって示される接続先との接続を要求する要求手段と、を有する
    ことを特徴とする通信端末。
  2. 前記接続先情報が第3の形式によって表されている場合に、前記接続先情報に基づいて、前記第1の管理システム及び前記第2の管理システムから接続要求先を決定する決定手段を有しており、
    前記要求手段は、前記決定手段によって決定された接続要求先に前記接続を要求することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記第3の形式によって表されている接続先情報はドメイン名を含んでおり、
    前記決定手段は、自通信端末を前記第3の形式で表した情報に含まれるドメイン名と、前記接続先情報に含まれるドメイン名とが共通する場合には、前記第1の管理システムを接続要求先に決定し、自通信端末を前記第3の形式で表した情報に含まれるドメイン名と、前記接続先情報に含まれるドメイン名とが共通しない場合には、前記第2の管理システムを接続要求先に決定することを特徴とする請求項2に記載の通信端末。
  4. 接続先の候補毎に前記接続先を示す接続先情報を管理する管理手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信端末。
  5. 前記接続先情報を管理する複数の管理システムのそれぞれから前記接続先情報を取得する取得手段を有しており、
    前記管理手段は、前記取得手段によって複数の前記管理システムのそれぞれから取得された前記接続先情報を管理することを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  6. 複数の前記管理システムのそれぞれから取得された接続先情報、及び前記管理手段において管理されている接続先情報が共通する場合に、前記取得された接続先情報を管理するか否かを示す情報の入力を受け付ける受付手段を有しており、
    前記受付手段によって管理する旨の情報が受け付けられた場合に、前記管理手段は前記取得された接続先情報を管理することを特徴とする請求項5に記載の通信端末。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信端末と、
    前記第1の管理システムと、
    前記第2の管理システムと、
    を有することを特徴とする通信システム。
  8. 前記第1の管理システムは、
    第1の形式により表される接続先情報を管理する第1の管理手段と、
    前記第1の管理手段において管理されている接続先情報を前記通信端末へ送信する第1の送信手段と、を有しており、
    前記第2の管理システムは、
    第2の形式により表される接続先情報を管理する第2の管理手段と、
    前記第2の管理手段において管理されている接続先情報を前記通信端末へ送信する第2の送信手段と、を有していることを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記第1の管理システムは、通信端末間の第1のコンテンツデータの送信による通信を確立する制御を行い、
    前記第2の管理システムは、通信端末間の第2のコンテンツデータの送信による通信を確立する制御を行うことを特徴とする請求項7又は8に記載の通信システム。
  10. 通信端末に、
    他の通信端末と接続するときの接続先の候補を表示する表示制御処理と、
    前記接続先の候補の中から接続先の指定を受け付ける受付処理と、
    指定された接続先を示す接続先情報が第1の形式によって表されている場合には、イントラネットを介した通信端末間の接続を管理する第1の管理システムに前記接続先情報によって示される接続先との接続を要求し、前記接続先情報が第2の形式によって表されている場合には、インターネットを介した通信端末間の接続を管理する第2の管理システムに前記接続先情報によって示される接続先との接続を要求する要求処理と、を実行させる
    ことを特徴とする通信制御方法。
  11. 第1の形式により表される接続先情報を管理する第1の管理手段を有する第1の管理システムに、
    前記第1の管理手段において管理されている接続先情報を前記通信端末へ送信する第1の送信処理を実行させ、
    第2の形式により表される接続先情報を管理する第2の管理手段を有する第2の管理システムに、
    前記第2の管理手段において管理されている接続先情報を前記通信端末へ送信する第2の送信処理を実行させることを特徴とする請求項10に記載の通信制御方法。
  12. 通信端末に、
    他の通信端末と接続するときの接続先の候補を表示する表示制御処理と、
    前記接続先の候補の中から接続先の指定を受け付ける受付処理と、
    指定された接続先を示す接続先情報が第1の形式によって表されている場合には、イントラネットを介した通信端末間の接続を管理する第1の管理システムに前記接続先情報によって示される接続先との接続を要求し、前記接続先情報が第2の形式によって表されている場合には、インターネットを介した通信端末間の接続を管理する第2の管理システムに前記接続先情報によって示される接続先との接続を要求する要求処理と、を実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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