JP2017009762A - 投影装置、投影装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影画面の位置合わせが正しく行われたか否かをユーザが容易に判断できるようにするための技術を提供する。
【解決手段】投影装置4000以外の他投影装置4500が投影する投影画面における第1の部分領域の色を取得する。投影装置4000が投影する投影画面において第1の部分領域と重ね合わせるための第2の部分領域の色を、該取得した色に基づいて決定する(第1の決定)。投影装置4000が投影する投影画面において第2の部分領域以外の領域である第3の部分領域の色を、第1の部分領域の色と第2の部分領域の色とに基づいて決定する(第2の決定)。第1の決定で決定した色を有する第2の部分領域と第2の決定で決定した色を有する第3の部分領域とを含む投影画面を投影する。
【選択図】図4

Description

本発明は、投影技術に関するものである。
近年、展示会やショールーム等では、高解像度かつ高輝度の大型映像を用いて、迫力のある演出や臨場感を高めた展示が行われるようになった。このような大型映像は直視型のディスプレイでは実現が難しく、複数台の液晶プロジェクタを用いて実現されることが多い。
このような複数台の液晶プロジェクタで投影された映像をつなぎ合わせることで高解像度の映像を実現することは、マルチプロジェクションと呼ばれている。その際に映像の継ぎ目を目立たなくさせるためにエッジブレンドと呼ばれる技術がある。さらに、画面の輝度を高める技術として、複数台の液晶プロジェクタで投影された映像を重ねあわせて1つの映像を構成するスタック投影と呼ばれる技術がある。
これらの技術は、複数台の液晶プロジェクタの投影画面の位置を高精度にあわせる必要があり、設置が難しいという課題がある。このような課題に対して、特許文献1には、白い表示部と黒い表示部からなる調整用パタンを用いて、投影画面の位置合わせを簡便に行うという技術が開示されている。
特開2002−365718号公報
しかしながら、マルチプロジェクションの際の位置合わせにおいて、白と黒の調整用パタンを用いた場合、白や黒の領域が重なることで生じる、輝度の異なる白や黒が生じるために、ユーザが目で判別しづらいという課題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、投影画面の位置合わせが正しく行われたか否かをユーザが容易に判断できるようにするための技術を提供する。
本発明の一様態は、投影装置であって、前記投影装置以外の他投影装置が投影する投影画面における第1の部分領域の色を取得する取得手段と、前記投影装置が投影する投影画面において前記第1の部分領域と重ね合わせるための第2の部分領域の色を、前記取得手段が取得した色に基づいて決定する第1の決定手段と、前記投影装置が投影する投影画面において前記第2の部分領域以外の領域である第3の部分領域の色を、前記第1の部分領域の色と前記第2の部分領域の色とに基づいて決定する第2の決定手段と、前記第1の決定手段が決定した色を有する前記第2の部分領域と前記第2の決定手段が決定した色を有する前記第3の部分領域とを含む投影画面を投影する投影手段とを備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、投影画面の位置合わせが正しく行われたか否かをユーザが容易に判断できる。
投影装置1000の機能構成例を示すブロック図。 投影画面同士を、一部を重ね合わせて連結させるための手順を説明する図。 決定部1020及び決定部1040のそれぞれが行う処理のフローチャート。 第2の実施形態に係るシステムの構成例を示すブロック図。 取得部4030及び取得部4530のそれぞれが行う処理のフローチャート。 第3の実施形態に係るシステムの構成例を示すブロック図。 投影装置のハードウェア構成例を示すブロック図。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
本実施形態では、次のような投影装置の一例について説明する。該投影装置は、該投影装置以外の他投影装置が投影する投影画面における第1の部分領域の色を取得し、該投影装置が投影する投影画面において第1の部分領域と重ね合わせるための第2の部分領域の色を、該取得した色に基づいて決定する(第1の決定)。そして、該投影装置は、該投影装置が投影する投影画面において第2の部分領域以外の領域である第3の部分領域の色を、第1の部分領域の色と第2の部分領域の色とに基づいて決定する(第2の決定)。そして、該投影装置は、第1の決定で決定した色を有する第2の部分領域と第2の決定で決定した色を有する第3の部分領域とを含む投影画面を投影する。
先ず、本実施形態に係る投影装置1000の機能構成例について、図1のブロック図を用いて説明する。投影装置1000は、液晶プロジェクタに代表される投影装置であって、壁面やスクリーンなどの投影面(平面とは限らず、曲面であっても良い)に対して投影画面を投影する装置である。また、投影装置1000を複数台用意し、複数台の投影装置1000から投影した投影画面を、その一部を重ねあわせながら連結させることにより、1台の投影装置1000で投影した投影画面よりも高解像度な投影画面を投影面上に形成させることが可能となる。さらに、複数台の投影装置1000から投影した投影画面を重ねあわせることにより、輝度を増した投影画面を投影面上に形成することも可能である。
取得部1030は、投影装置1000以外の投影装置から投影される投影画面に含まれている「ガイド」の色を取得し、該取得した色を示す情報1130を決定部1020及び決定部1040に対して送出する。本実施形態では、一方の投影装置による投影画面におけるガイドと、他方の投影装置による投影画面におけるガイドと、を重ね合わせることで、それぞれの投影画面を連結させる。
後述するように、投影装置1000以外の投影装置から投影される投影画面に含まれている「ガイド」の色を取得する方法には様々な方法が考えられる。本実施形態では、投影装置1000以外の投影装置から投影される投影画面に含まれている「ガイド」の色の候補として複数の色を、不図示の表示画面に一覧表示してユーザに提示する。そして、この一覧を見たユーザが不図示の操作部を操作することで該一覧のうち1つを選択すると、取得部1030は、該選択された色を「投影装置1000以外の投影装置から投影される投影画面に含まれている「ガイド」の色」として取得する。
決定部1020は、投影装置1000が投影する投影画面におけるガイドの配置位置やその形状、色など、該投影画面において該ガイドを規定する情報1120を、情報1130に基づいて決定する。そして決定部1020は、決定した情報1120を、生成部1010及び決定部1040に対して送出する。
決定部1040は、投影装置1000が投影する投影画面においてガイドが占める領域以外の領域(背景領域)の色を、情報1130及び情報1120に基づいて決定し、該決定した色を示す情報1140を生成する。そして決定部1040は、該生成した情報1140を、生成部1050に対して送出する。
生成部1050は、投影装置1000が投影する投影画面のうち背景領域を生成する処理を行うものであり、情報1140が表す色を有する背景領域を生成する。そして生成部1050は、色が決定した背景領域を有する投影画面を表す信号1150を生成し、該生成した信号1150を生成部1010に対して送出する。生成部1050は、例えば映像の特定の座標にグラフィックスを合成させるOSD(オンスクリーンディスプレイ)機能を持ったグラフィックスコントローラである。また、生成部1050は、映像の継ぎ目を目立たなくさせるエッジブレンドと呼ばれる機能を有しても良い。エッジブレンドとは、複数の投影装置を用いて投影画面の一部を重ねあわせた際に映像の内側から外部にかけてグラデーションになるよう映像処理を施し、映像の継ぎ目を目立たなくさせる技術である。この場合、生成部1050は、上記のようにして生成した投影画面に対してエッジブレンド処理を施し、該エッジブレンド処理を施した投影画面を表す信号1150を生成して送出する。
生成部1010は、信号1150が表す投影画面において情報1120が表す領域に、該情報1120が表す色及び形状を有するガイドを配置することで、該投影画面を完成させる。そして生成部1010は、完成させた投影画面を表す信号1110を投影部1060に対して送出する。生成部1010は、例えば、生成部1050と同様、OSD機能を持ったグラフィックスコントローラである。
投影部1060は、信号1110に基づく投影画面を投影するものであり、例えば、投影部1060は、メタルハイドロランプやLEDに代表される光源からLCDパネルに光を通して映像を投影する装置である。
次に、このような構成を有する投影装置1000、該投影装置1000以外の投影装置である投影装置1500、のそれぞれの投影装置による投影画面を、一部を重ね合わせて連結させるための手順について、図2を用いて説明する。この手順は、所謂マルチプロジェクション実施時における投影画面の位置合わせにおけるものである。マルチプロジェクションとは、2つの投影装置から投影される映像の一部を重ねあわせることにより1つの投影映像を構成する投影方法である。なお、3台以上の投影装置による投影画面を連結させる場合であっても、図2を用いた以下の説明を、各装置間に適用すればよい。
図2には、投影装置1000による投影画面2000と投影装置1500による投影画面2500とを連結させる手順について示しており、投影画面2000と投影画面2500との間の距離に応じて状態1〜3に分けて示している。図2(a)及び図2(b)には、それぞれ状態1,2(マルチプロジェクションを行う際の投影画面の位置合わせが未完了)を示しており、図2(c)には、状態3(マルチプロジェクションを行う際の投影画面の位置合わせが完了している)を示している。
先ず、図2(a)を用いて状態1について説明する。上記の通り、状態1では、マルチプロジェクションを行う際の投影画面の位置合わせは未完了であり、状態1から位置合わせが開始される。
投影画面2000には、該投影画面2000の縦サイズと同じ縦サイズを有し且つ投影画面2000の横サイズよりも小さい横サイズを有する帯状のガイド2100,2110が配置されている。ガイド2110は、投影画面2000の右端に設けられており、ガイド2100は、ガイド2110から左方に規定の距離だけ離間した位置に設けられている。また、投影画面2000においてガイド2100,2110以外の領域2200,2210が背景領域となっている。
一方、投影画面2500には、該投影画面2500の縦サイズと同じ縦サイズを有し且つ投影画面2500の横サイズよりも小さい横サイズを有する帯状のガイド2600,2610が配置されている。ガイド2600は、投影画面2500の左端に設けられており、ガイド2610は、ガイド2600から右方に規定の距離だけ離間した位置に設けられている。また、投影画面2500においてガイド2600,2610以外の領域2700,2710が背景領域となっている。
以降の位置合わせでは、ガイド2100とガイド2600とを重ね合わせるように(ガイド2110とガイド2610とを重ね合わせるように)投影画面2000と投影画面2500とを連結させることを目的とする。このように、ガイドとは、この連結のための目印として利用されるものである。
また、図2においてXは、ガイド2100とガイド2600との間の距離、Yは、ガイド2110とガイド2600との間の距離を表す。ガイド2100がガイド2600よりも左側に位置している場合には、距離Xはプラスの値となり、逆に、ガイド2100がガイド2600よりも右側に位置している場合には、距離Xはマイナスの値になるものとする。また、ガイド2100とガイド2600とが完全に重なった場合には、距離Xは0になる。ガイド2110がガイド2600よりも左側に位置している場合には、距離Yはプラスの値となり、逆に、ガイド2110がガイド2600よりも右側に位置している場合には、距離Yはマイナスの値になるものとする。また、ガイド2110とガイド2600とが完全に重なった場合には、距離Yは0になる。このような距離X,Yを用いて状態1を表現すると、状態1とは、距離X,Yが共にプラスの値となっている状態であり、投影画面2000及び投影画面2500が重なっていない状態である。
次に、ガイド(2100、2110、2600、2610)及び背景領域(2200、2210、2700、2710)の色について説明する。上記の通り、以降の位置合わせでは、ガイド2100とガイド2600とを重ね合わせるように(ガイド2110とガイド2610とを重ね合わせるように)投影画面2000と投影画面2500とを連結させることを目的とする。このとき、このような連結が完了しているのか否かをユーザに明確に視認させるべく、図2では、ガイド2100、2110の色を赤(R=128、G=0、B=0)、ガイド2600、2610の色を緑(R=0、G=128、B=0)としている。また、背景領域2200、2210、2700、2710の色を、ガイド2100、2110の色(赤)とガイド2600、2610の色(緑)とを加法混色した色である黄色(R=128、G=128、B=0)としている。なお、背景領域2200,2210のうち投影画面2500(背景領域2710)と重なる背景領域2210については、左端の色が黄色(R=128、G=128、B=0)で、右端に近づくにつれてR及びGの値が小さくなるようになっている。同様に、背景領域2700,2710のうち投影画面2000(背景領域2210)と重なる背景領域2710については、右端の色が黄色(R=128、G=128、B=0)で、左端に近づくにつれてR及びGの値が小さくなるようになっている。つまり、背景領域2210と背景領域2710とを完全に重ね合わせた状態では、背景領域2210(背景領域2710)上の任意の位置における色は黄色(R=128、G=128、B=0)となる。それぞれの投影画面におけるガイドの色及び背景領域の色の決定方法については、図3のフローチャートを用いて後述する。
状態1では、投影画面2000及び投影画面2500が離間して配置されていることは明白であるから、この状態を見たユーザは、マルチプロジェクション時の位置合わせが完了していないと認識できる。そしてユーザは、投影装置1000及び投影装置1500のうち一方若しくは両方を移動させるか、若しくは該一方若しくは両方に備わっている操作部を操作して映像の投影位置を移動させるなどして、投影画面2000及び投影画面2500をより近接させる。状態1よりも投影画面2000及び投影画面2500を近接させ、投影画面2000及び投影画面2500をその一部を重ねて連結させている状態2について、図2(b)を用いて説明する。
状態2では、ガイド2100は依然ガイド2600よりも右側に位置しているため、距離Xはプラスの値となっている。一方、ガイド2110はガイド2600よりも右側に位置しているため、距離Yはマイナスの値となっている。
ここで、状態2におけるガイド及び背景領域の色について説明する。状態2において、ガイド2100についてはまだ投影画面2500とは重なっていないため、ガイド2100の色は赤(R=128、G=0、B=0)として視認される。ガイド2110については投影画面2500(背景領域2710)と重なっているため、ガイド2110の色は、背景領域2710の色と加法混色された色としてユーザに視認される。ここで、背景領域2710においてガイド2110と重なっている部分の色が黄色(R=64,G=64、B=0)であるとする。このとき、ガイド2110の色は、ガイド2110の色(R=128、G=0、B=0)と、背景領域2710においてガイド2110と重なっている部分の色(R=64,G=64、B=0)と、が加法混色された色として視認される。すなわち、ガイド2110の色は、オレンジ色(R=192、G=64、B=0)として視認される。
ガイド2610については、まだ投影画面2000とは重なっていないため、ガイド2610の色は緑(R=0,G=128、B=0)として視認される。ガイド2600については投影画面2000(背景領域2210)と重なっているため、ガイド2600の色は、背景領域2210の色と加法混色された色としてユーザに視認される。ここで、背景領域2210においてガイド2600と重なっている部分の色が黄色(R=64,G=64、B=0)であるとする。このとき、ガイド2600の色は、ガイド2600の色(R=0,G=128、B=0)と、背景領域2210においてガイド2600と重なっている部分の色(R=64,G=64、B=0)と、が加法混色された色として視認される。すなわち、ガイド2600の色は、黄緑色(R=64、G=192、B=0)となる。
状態2では、投影画面2000及び投影画面2500は状態1よりは近接している。しかし、投影画面2000及び投影画面2500を見たユーザには、黄色、赤色、オレンジ色、黄緑色、緑色(それぞれ、背景領域2200、2700の色、ガイド2100の色、ガイド2110の色、ガイド2600の色、ガイド2610の色)が視認される。このように、ガイド2100とガイド2600(ガイド2110とガイド2610)とが完全に一致していないと、ガイド及び背景領域が全て同じ色で視認されるのではなく、様々な色でもって視認されることになる。これによりユーザは、ガイド2100とガイド2600(ガイド2110とガイド2610)とが完全に一致していない(マルチプロジェクションを行う際の投影画面の位置合わせは未完了である)ことを視認することができる。
次に、投影画面2000及び投影画面2500を状態2よりも更に近接させて、ガイド2100とガイド2600(ガイド2110とガイド2610)とを完全に一致させた状態3について、図2(c)を用いて説明する。
状態3では、ガイド2100とガイド2600とは完全に一致しており、そのため、距離Xの値は0となっている。一方、ガイド2110はガイド2600よりも右側に位置しているため、距離Yはマイナスの値となっている。
ここで、状態3におけるガイド及び背景領域の色について説明する。状態3において、ガイド2100はガイド2600と完全に一致しているため、ガイド2100の色は、ガイド2100の色(R=128、G=0、B=0)と、ガイド2600の色(R=0、G=128、B=0)と、が加法混色された色として視認される。すなわち、ガイド2100の色は、黄色(R=128、G=128、B=0)、すなわち、背景領域2200,2700と同じ色として視認される。また、状態3では、ガイド2110はガイド2610と完全に一致している。そのため、ガイド2110の色は、ガイド2110の色(R=128、G=0、B=0)と、ガイド2610の色(R=0、G=128、B=0)と、が加法混色された色として視認される。すなわち、ガイド2110の色は、黄色(R=128、G=128、B=0)、すなわち、背景領域2200,2700と同じ色として視認される。
また、状態3では、背景領域2210は背景領域2710と完全に一致している。上記の通り、背景領域2210と背景領域2710とを完全に重ね合わせた状態では、背景領域2210(背景領域2710)上の任意の位置における色は、黄色(R=128、G=128、B=0)となる。これは、背景領域2210上の位置Pにおける色と背景領域2710上の位置Pにおける色とが加法混色された色は、位置Pに関係なく、常に同じ色(R=128、G=128、B=0)となることに起因する。然るに、背景領域2210と背景領域2710とが一致して重なっている領域の色は、均一な黄色(R=128,G=128、B=0)となり、背景領域2200,2700と同じ色として視認される。
このように、ガイド2100とガイド2600(ガイド2110とガイド2610)とを完全に一致させた状態3では、ガイド及び背景領域の何れも同じ黄色(R=128、G=128、B=0)として視認される。これによりユーザは、ガイド2100とガイド2600(ガイド2110とガイド2610)とが完全に一致している(マルチプロジェクションを行う際の投影画面の位置合わせは完了した)ことを視認することができる。
次に、決定部1020が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図3(a)を用いて説明する。
<ステップS3010>
決定部1020は、マルチプロジェクション実施時の位置合わせの開始指示が入力されたか否かを判断する。マルチプロジェクション実施時の位置合わせの開始指示は、例えば、ユーザが不図示の操作部を操作して本装置に入力することができる。もちろん、この開始指示の入力方法はこれに限るものではない。この開始指示が入力されていないのであれば、投影画面にガイドを設ける必要はないので、処理はステップS3010で待機することになり、ステップS3020以降の処理は行わない。一方、この開始指示が入力された場合には、処理はステップS3020に移行する。
<ステップS3020>
決定部1020は、取得部1030から情報1130を取得する。図2の場合、取得部1030は、自装置(投影装置1000)以外の投影装置である投影装置1500が投影する投影画面2500中のガイド2600及び2610の色(R=0、G=128、B=0)を示す情報1130を取得することになる。然るにこの場合、決定部1020は、色(R=0、G=128、B=0)を示す情報1130を取得部1030から取得する。
<ステップS3030>
決定部1020は、情報1130に基づいて、自装置(投影装置1000)が投影する投影画面中のガイドの色を決定する。情報1130に基づいて、自装置(投影装置1000)が投影する投影画面中のガイドの色を決定する方法には様々な方法が考えられる。例えば、情報1130が表す色(R,G,B)=(x、y、z)(x、y、z、はそれぞれ、R,G,Bの値)とする。このとき、x、y、zのうち非0を0にし、x、y、zのうち0であるものを対象とし、該対象のうちより先頭(xが最も先頭、y、zと続く)のみを規定の値に更新することで得られる色を、自装置が投影する投影画面中のガイドの色として決定する。図2の場合、決定部1020は、色(R=0、G=128、B=0)を示す情報1130に基づいて、投影画面2000中のガイド2100及び2110の色を決定する。然るにこの場合、非0であるGの値を0とし、値が0であるR,Bのうちより先頭のRの値を規定の値(ここでは128とする)とした色(R=128、G=0、B=0)を、ガイド2100及び2110の色として決定する。
このように、自装置が投影する投影画面中のガイドの色を自装置以外の投影装置が投影する投影画面中のガイドの色と区別しやすい色に決定することで、どちらの投影装置によって投影されているガイドであるのかを、ユーザが視認しやすくすることができる。なお、自装置が投影する投影画面中のガイドの色を、自装置以外の投影装置が投影する投影画面中のガイドの色の補色などに決定することで、自装置以外の投影装置が投影する投影画面中のガイドの色と区別しやすい色に決定するようにしても構わない。
<ステップS3040>
決定部1020は、ステップS3030で決定したガイドの色に加え、投影部1060が投影する投影画面における該ガイドの配置位置やサイズ、形状など、投影画面上で該ガイドを規定するための情報1120を生成する。そして決定部1020は、該生成した情報1120を、生成部1010及び決定部1040に対して送出する。更に決定部1020は、生成部1010に対して、該情報1120に基づいて投影画面上にガイドを生成する(描画する)よう、指示する。図2の場合、決定部1020は、投影画面2000中のガイド2100及び2110の色(R=128、G=0、B=0)、配置位置、サイズ、形状等を規定する情報1120を生成部1010及び決定部1040に対して送出する。
<ステップS3050>
決定部1020は、マルチプロジェクション実施時の位置合わせが完了していることを示す完了指示が入力されたか否かを判断する。このような完了指示は、例えば、ユーザが不図示の操作部を操作して本装置に入力することができる。もちろん、この完了指示の入力方法はこれに限るものではない。この完了指示が入力されていないのであれば、処理を引き続き続けるために、処理はステップS3020に戻り、この完了指示が入力された場合には、処理はステップS3060に移行する。なお、ステップS3020及びS3030の処理は最初に1回だけ行い、完了指示が入力されていない場合には、処理をステップS3040に移行させるようにしても構わない。この場合、最初のステップS3020及びS3030の処理に基づく情報1120に基づくガイドの描画指示を行うことになる。
<ステップS3060>
決定部1020は、生成部1010に対して、ガイドの描画を停止するよう指示する。
次に、決定部1040が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図3(b)を用いて説明する。
<ステップS3510>
決定部1040は、マルチプロジェクション実施時の位置合わせの開始指示が入力されたか否かを判断する。この判断は、上記のステップS3010と同様にして行う。開始指示が入力されていないのであれば、処理はステップS3510で待機することになり、ステップS3520以降の処理は行わない。一方、この開始指示が入力された場合には、処理はステップS3520に移行する。
<ステップS3520>
決定部1040は、取得部1030から情報1130を取得する。図2の場合、決定部1040は、色(R=0、G=128、B=0)を示す情報1130を取得部1030から取得する。
<ステップS3521>
決定部1040は、上記のステップS3040において決定部1020から送出された情報1120を、該決定部1020から取得する。
<ステップS3530>
決定部1040は、ステップS3520で取得した情報1130が示す色と、ステップS3521で取得した情報1120が示す色と、に基づいて、投影部1060が投影する投影画面における背景領域の色を決定する。本実施形態では、ステップS3520で取得した情報1130が示す色と、ステップS3521で取得した情報1120が示す色と、を加法混色した色を、背景領域の色として決定する。図2の場合、ステップS3520では、決定部1040は、色(R=0、G=128、B=0)を示す情報1130を取得しており、ステップS3521では、決定部1040は、色(R=128、G=0、B=0)を示す情報1120を取得している。然るにこの場合、決定部1040は、色(R=0、G=128、B=0)と色(R=128、G=0、B=0)とを加法混色した黄色(R=128,G=128、B=0)を、背景領域の色として決定する。
<ステップS3540>
決定部1040は、ステップS3530で決定した背景領域の色を示す情報1140を、生成部1050に対して送出すると共に、投影部1060が投影する投影画面中の背景領域を、該情報1140が示す色で描画するよう、生成部1050に対して指示する。
これにより生成部1050は、投影画面における背景領域を情報1140が示す色で描画する。本ステップでは、投影画面全体を背景領域とし、該背景領域を情報1140が示す色で描画しても構わないし、情報1120が規定するガイドの描画領域以外を背景領域とし、該背景領域を情報1140が示す色で描画しても構わない。図2の場合、生成部1050は、投影画面2000において背景領域2200及び2210を、情報1140が示す黄色(R=128,G=128、B=0)で描画する。なお、生成部1050は、背景領域2210については、左端の色が黄色(R=128、G=128、B=0)で、右端に近づくにつれてR及びGの値が小さくなるように描画する。そして生成部1050は、背景領域を情報1140が示す色で描画した投影画面を、信号1150として生成部1010に対して送出する。
一方、生成部1010は、生成部1050から受けた信号1150が表す投影画面上に、情報1120(配置位置、ガイドのサイズ、形状、色など)に基づくガイドを描画(重畳)することで、投影部1060が投影する投影画面を完成させる。図2の場合、生成部1010は、生成部1050から受けた投影画面上に、情報1120が示す赤色(R=128、G=0、B=0)のガイド2100,2110を図2に示す如く配置(描画)することで、投影画面2000を完成させる。そして生成部1010は、この完成させた投影画面を信号1110として投影部1060に対して送出する。投影部1060は、信号1110に基づく投影画面を投影する。
<ステップS3550>
決定部1040は、マルチプロジェクション実施時の位置合わせが完了していることを示す完了指示が入力されたか否かを判断する。この判断は、上記のステップS3050と同様にして行う。この完了指示が入力されていないのであれば、処理はステップS3520に戻り、この完了指示が入力された場合には、処理はステップS3560に移行する。なお、ステップS3520〜S3530の処理は最初に1回だけ行い、完了指示が入力されていない場合には、処理をステップS3540に移行させ、最初に生成された情報1140に基づく背景領域の描画指示を行うようにしても構わない。
<ステップS3560>
決定部1040は、生成部1050に対して、背景領域の描画を停止するよう指示する。
<変形例>
本実施形態では、マルチプロジェクション実施時の位置合わせが完了していることを示す完了指示は、ユーザが投影画面を目視し、投影されている全てのガイド及び背景領域が同じ色で視認された場合にユーザが操作部を操作して入力するものであった。しかし、次のような構成を採用することで、マルチプロジェクション実施時の位置合わせが完了していることを示す完了指示を発行するようにしても構わない。すなわち、マルチプロジェクションによって投影されているそれぞれの投影画面を撮像するカメラを設け、投影装置若しくは外部機器が該カメラによる撮像画像中のガイド及び背景領域の色を画像認識処理により認識する。そして投影装置若しくは外部機器が、該画像認識処理の結果、撮像画像中の全てのガイド及び背景領域の色が同じであるか否かを判断し、同じである場合に上記完了指示を発行する。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、投影装置1000以外の投影装置から投影される投影画面に含まれている「ガイド」の色は、ユーザが不図示の操作部を操作して選択した色であった。本実施形態では、投影装置1000以外の投影装置から投影される投影画面に含まれている「ガイド」の色を、自身で決定する若しくは他方の投影装置から通信によって取得する。以下では、第1の実施形態との差分について重点的に説明し、以下で特に触れない限りは、第1の実施形態と同様であるものとする。
以下では、図4に例示する如く、無線若しくは有線でもって接続された2台の投影装置4000,4500を例にとり説明する。なお、図4において、図1に示した機能部と同じ機能部には同じ参照番号を付しており、該機能部に係る説明は省略する。
投影装置4000は、基本的には図1に示した投影装置1000と同様の構成を有しているが、取得部1030の代わりに、投影装置4500とのデータ通信を行う取得部4030を有する点が投影装置1000とは異なる。同様に、投影装置4500は、基本的には図1に示した投影装置1000と同様の構成を有しているが、取得部1030の代わりに、投影装置4000とのデータ通信を行う取得部4530を有する点が投影装置1000とは異なる。取得部4030が行う処理について、図5のフローチャートに従って説明する。
<ステップS5010>
取得部4030は、マルチプロジェクション実施時の位置合わせの開始指示が入力されたか否かを判断する。この判断は、上記のステップS3010と同様にして行う。開始指示が入力されていないのであれば、処理はステップS5010で待機することになり、ステップS5011以降の処理は行わない。一方、この開始指示が入力された場合には、処理はステップS5011に移行する。
<ステップS5011>
取得部4030は、通信が可能な外部機器が自身に接続されているか否かを判断する。この判断は周知の技術でもって行うことができる。この判断の結果、通信が可能な外部機器が自身に接続されている場合には、処理はステップS5012に進み、通信が可能な外部機器が自身に接続されていない場合には、処理はステップS5010に戻る。
なお、通信が可能な外部機器が一定時間以上見つからなかった場合、第1の実施形態のように、「ガイド」の色の候補として複数の色を不図示の表示画面に一覧表示してユーザに提示し、ユーザに何れか1つの色を選択させても構わない。
<ステップS5012>
処理がステップS5012に移行したということは、通信が可能な外部機器が見つかったということであり、以下ではこの外部機器が図4では投影装置4500である場合について説明する。
取得部4030は、投影装置4000及び投影装置4500のうち通信のマスタを決定する。通信のマスタとなる投影装置は、先に情報1130を決定して該情報1130をスレイブ側に送信する。通信のマスタを決定する方法には様々な方法があり、特定の方法に限るものではないは、以下では一例として、マルチプロジェクション時に投影する投影画面の位置に応じて決定するものとする。より具体的には、マルチプロジェクション時により左側に投影画面を投影する投影装置をマスタとして決定する。投影装置4000がマルチプロジェクション時に左側の投影画面を投影し、投影装置4500が右側の投影画面を投影していた場合、投影装置4000が通信のマスタとなる。
<ステップS5020>
取得部4030は、投影装置4000がマスタであるか否かを判断する。この判断の結果、投影装置4000がマスタである場合には、処理はステップS5021に移行し、投影装置4500がマスタである場合には、処理はステップS5030に移行する。以下では、投影装置4000がマスタであるものと判断されたとする。
<ステップS5021>
取得部4030は、規定の方法により一色を決定し、該決定した一色を示す情報1130を生成する。例えば、取得部4030は、R,G,Bのうち何れか1つの値を規定値(例えば128)とし、残りの2つの値を0とするなどして、例えば、緑色(R=0、G=128、B=0)を示す情報1130を生成しても良い。そして取得部4030は、このようにして生成した情報1130を決定部1020に対して送出する。
<ステップS5022>
決定部1020は、第1の実施形態と同様にして、情報1130に基づいて、投影装置4000の投影部1060が投影する投影画面におけるガイドに係る情報1120を生成するので、取得部4030は、該生成された情報1120を取得する。
<ステップS5023>
取得部4030は、ステップS5022で決定部1020から取得した情報1120のうち、ガイドの色に関する情報を抽出し、該抽出した情報を情報4130として投影装置4500に対して送信する。そして処理はステップS5010に戻る。
次に、取得部4530が行う処理について、図5のフローチャートに従って説明する。なお、取得部4530がステップS5010,S5011において行う処理は、取得部4030がステップS5010,S5011で行う処理と同じであるため、その説明は省略する。
<ステップS5012>
取得部4530は、ステップS5012における取得部4030と同様の判断を行い、その結果、投影装置4500は通信のスレイブであると判断する。
<ステップS5020>
取得部4530は、投影装置4500がマスタであるか否かを判断する。上記のように、投影装置4500は通信のスレイブであると判断したため、処理はステップS5030に移行する。
<ステップS5030>
取得部4530は、取得部4030が上記のステップS5023において送信した情報4130を受信する。
<ステップS5040>
取得部4530は、ステップS5030において受信した情報4130を、上記の情報1130として、投影装置4500の決定部1020及び決定部1040に対して送出する。
なお、マスタとなった投影装置の取得部が外部と自身のガイドの色を決定して、スレイブとなった投影装置の取得部に通知しても良い。その場合、スレイブ側の決定部1020は、すでに決定された自身のガイドの色を通知されるので、演算することなく通知されたガイドの色を自身のガイドの色として用いる。
[第3の実施形態]
第2の実施形態では、投影装置1000以外の投影装置から投影される投影画面に含まれている「ガイド」の色を、自身で決定する若しくは他方の投影装置から通信によって取得していた。本実施形態では、投影装置1000以外の投影装置から投影される投影画面に含まれている「ガイド」の色を、該投影画面をカメラなどの撮像装置によって撮像し、撮像画像を用いることで、該投影画面に含まれている「ガイド」の色を取得する。以下では、第1の実施形態との差分について重点的に説明し、以下で特に触れない限りは、第1の実施形態と同様であるものとする。
以下では図6に例示する如く、投影装置6000は、投影装置6500によって投影された投影画面2500を撮像し、該撮像により得られる撮像画像を用いて投影画面2500に含まれているガイド2600、2610の色を取得する構成を例にとり説明する。なお、図6において、図1に示した機能部と同じ機能部には同じ参照番号を付しており、該機能部に係る説明は省略する。
取得部6030は、投影装置6500によって投影された投影画面2500の静止画像若しくは動画像を撮像可能な撮像部を有する。取得部6030は、撮像部が撮像した撮像画像(動画像を撮像した場合には各フレームの画像)中に写っている投影画面2500の領域を認識する。撮像画像から投影画面2500を認識するための方法については様々な方法が考え得る。例えば、投影画面2500の4隅にマーカを表示し、撮像画像からマーカを認識し、認識したマーカの位置を4隅とする領域を投影画面2500の領域として認識する。
そして、認識した投影画面2500の領域から、ガイド2600、2610を認識する。例えば、取得部6030は、投影画面2500におけるガイド2600、2610のレイアウト情報を取得しておく。そして取得部6030は、認識した投影画面2500の領域から、このレイアウト情報に基づくレイアウトで配置されているガイド2600、2610を認識し、該認識したガイド2600、2610の領域から色を検出する。そして取得部6030は、このようにして取得した色を示す情報1130を、決定部1020及び決定部1040に対して送出する。
[第4の実施形態]
第1〜3の実施形態では、ガイドとして「投影画面の縦サイズと同じ縦サイズを有し且つ投影画面の横サイズよりも小さい横サイズを有する帯状のガイド」を用いた。このような、垂直方向に長辺をとる長方形のガイドは、水平方向に投影画面の位置合わせを行うために考慮されたものであって、位置合わせの目的等によっては、十字型やクロスハッチ等の形状を有するガイドを用いても構わない。
また、第1〜3の実施形態では、色成分としてRGBを採用し、各色成分(R,G,B)の値(画素値)を8ビットで表現しているが、色成分及び色成分の値の表現ビット数はこれらに限るものではない。もちろん、第1〜3の実施形態においてガイド及び背景領域の色として用いた色は、他の色であっても構わない。
[第5の実施形態]
図1,4,6に示した各機能部の全てをハードウェアで構成しても構わないが、一部をソフトウェアで構成しても構わない。図1,4,6に示した投影装置に適用可能なハードウェア構成の一例を図7に示す。
CPU701は、RAM702やROM703に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、投影装置全体の動作制御を行うと共に、投影装置が行うものとして上述した各処理を実行若しくは制御する。
RAM702は、ROM703からロードされたコンピュータプログラムやデータ、I/F708を介して外部から受信したデータ、を格納するためのエリアを有する。更にRAM702は、CPU701が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。このように、RAM702は、各種のエリアを適宜提供することができる。
ROM703には、投影装置の設定データや、投影装置が行うものとして上述した各処理をCPU701に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが格納されている。ROM703に格納されているコンピュータプログラムやデータは、CPU701による制御に従って適宜RAM702にロードされ、CPU701による処理対象となる。
操作部704は、ボタン群などのユーザインターフェースで構成され、ユーザが操作することで各種の指示をCPU701に対して入力することができる。例えば、上記の開始指示や選択指示、完了指示などは、ユーザが操作部704を操作することで入力することができる。
表示部705は、液晶画面などの表示装置であって、CPU701による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。例えば、表示部705には、投影装置1000以外の投影装置から投影される投影画面に含まれている「ガイド」の色の候補である複数の色を一覧表示することができる。なお、操作部704と表示部705とを一体化してタッチパネルを構成しても構わない。
投影部707は、上記の投影部1060に相当するものである。I/F708は、外部の機器との通信を行うためのインターフェースとして機能するものである。CPU701、RAM702、ROM703、操作部704、表示部705、投影部707、I/F708は何れも、バス709に接続されている。なお、図7の構成を第3の実施形態に適用する場合には、図7の構成に、更に、撮像装置を加える必要がある。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1030:取得部 1020:決定部 1040:決定部 1010:生成部 1050:生成部 1060:投影部

Claims (11)

  1. 投影装置であって、
    前記投影装置以外の他投影装置が投影する投影画面における第1の部分領域の色を取得する取得手段と、
    前記投影装置が投影する投影画面において前記第1の部分領域と重ね合わせるための第2の部分領域の色を、前記取得手段が取得した色に基づいて決定する第1の決定手段と、
    前記投影装置が投影する投影画面において前記第2の部分領域以外の領域である第3の部分領域の色を、前記第1の部分領域の色と前記第2の部分領域の色とに基づいて決定する第2の決定手段と、
    前記第1の決定手段が決定した色を有する前記第2の部分領域と前記第2の決定手段が決定した色を有する前記第3の部分領域とを含む投影画面を投影する投影手段と
    を備えることを特徴とする投影装置。
  2. 前記取得手段は、前記第1の部分領域の色の候補としてユーザに提示された複数の色のうち該ユーザにより選択された色を取得することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記取得手段は、前記投影装置及び前記他投影装置のち前記投影装置が通信のマスタである場合には、規定の方法により一色を決定し、該決定した一色を前記第1の部分領域の色として取得すると共に、前記第1の決定手段が決定した色を前記他投影装置に対して送信することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  4. 前記取得手段は、前記投影装置及び前記他投影装置のち前記投影装置が通信のスレイブである場合には、前記他投影装置から前記第1の部分領域の色を取得することを特徴とする請求項1又は3に記載の投影装置。
  5. 前記取得手段は、前記他投影装置が投影している投影画面を撮像し、該撮像によって得られる撮像画像中の前記第1の部分領域の色を取得することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  6. 前記第1の決定手段は、前記取得手段が取得した色を構成する各色成分の値のうち非0の色成分の値を0にし且つ該各色成分の値のうち0の色成分を規定の値にすることで得られる色を、前記第2の部分領域の色として決定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の投影装置。
  7. 前記第1の決定手段は、前記取得手段が取得した色の補色を前記第2の部分領域の色として決定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の投影装置。
  8. 前記第2の決定手段は、前記第1の部分領域の色と前記第2の部分領域の色とを加法混色した色を、前記第3の部分領域の色として決定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の投影装置。
  9. 前記他投影装置が投影する投影画面において前記第1の部分領域とは異なる領域の色は、前記第2の決定手段が決定した色と同じであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の投影装置。
  10. 投影装置の制御方法であって、
    前記投影装置以外の他投影装置が投影する投影画面における第1の部分領域の色を取得する取得工程と、
    前記投影装置が投影する投影画面において前記第1の部分領域と重ね合わせるための第2の部分領域の色を、前記取得工程で取得した色に基づいて決定する第1の決定工程と、
    前記投影装置が投影する投影画面において前記第2の部分領域以外の領域である第3の部分領域の色を、前記第1の部分領域の色と前記第2の部分領域の色とに基づいて決定する第2の決定工程と、
    前記第1の決定工程で決定した色を有する前記第2の部分領域と前記第2の決定工程で決定した色を有する前記第3の部分領域とを含む投影画面を投影する投影工程と
    を備えることを特徴とする投影装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9の何れか1項に記載の投影装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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