JP2017003637A - Blood vessel model device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、カテーテル操作等の手技のシミュレーションに使用される血管モデル装置に関する。 The present invention relates to a blood vessel model device used for simulation of procedures such as catheter operation.
低侵襲の血管内治療法として、カテーテルを用いた手術、例えば、自己拡張ステント留置術が知られている。自己拡張ステント留置術を行う場合、術者は、患者の検査データに基づいて血管内に留置される最適なステントを選択して、術前のシミュレーションにより、ステントを血管内における所定の位置に留置できることを確認することが望ましい。 As a minimally invasive endovascular treatment method, surgery using a catheter, for example, self-expanding stent placement, is known. When performing self-expanding stent placement, the surgeon selects the optimal stent to be placed in the blood vessel based on the patient's examination data, and places the stent in a predetermined position in the blood vessel through preoperative simulation. It is desirable to confirm that this is possible.
特許文献1には、カテーテル操作のシミュレーションに使用される薄板状の血管モデルが開示されている。この血管モデルには複数の疑似血管流路が設けられており、いずれかの疑似血管を用いて、カテーテル操作等のシミュレーションが行われる。特許文献2には、心血管系を立体的かつ忠実に再現した血管モデルが開示されている。 Patent Document 1 discloses a thin blood vessel model used for simulation of catheter operation. This blood vessel model is provided with a plurality of pseudo blood vessel channels, and simulation of catheter operation or the like is performed using any of the pseudo blood vessels. Patent Document 2 discloses a blood vessel model in which the cardiovascular system is reproduced three-dimensionally and faithfully.
術者は、実際の手術と同様の環境でシミュレーションを行うことにより、実際の手術を迅速かつ正確に行うことができる。しかし、シミュレーション環境が実際の手技環境と大きく異なっている場合に、実際の患者における血管の態様とは大きく異なる状態でシミュレーションが行われるおそれがある。 The surgeon can perform the actual operation quickly and accurately by performing the simulation in the same environment as the actual operation. However, when the simulation environment is significantly different from the actual procedure environment, the simulation may be performed in a state that is significantly different from the state of the blood vessel in the actual patient.
特許文献1に記載された血管モデルには、複数の疑似血管流路が設けられている。しかし、特許文献1に記載された血管モデルでは、疑似血管流路の形状等を容易に変更することができない。また、特許文献2に記載された血管モデルは比較的大きく、輸送や携帯に不向きである。 The blood vessel model described in Patent Document 1 is provided with a plurality of pseudo blood vessel channels. However, in the blood vessel model described in Patent Document 1, the shape of the pseudo blood vessel channel and the like cannot be easily changed. Moreover, the blood vessel model described in Patent Document 2 is relatively large and is not suitable for transportation or carrying.
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カテーテル操作等のシミュレーションを、患者の血管の態様に合わせたバリエーションに変更できる血管モデル装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a blood vessel model device capable of changing a simulation such as a catheter operation into a variation in accordance with a blood vessel of a patient.
(1) 本発明に係る血管モデル装置は、上面及び側面に開口する溝状の疑似血管部を有する平板形状のモデル本体と、上記モデル本体の上面を覆った状態、及び当該上面が露出した状態に状態変化可能な透光性を有するカバー部材と、を具備し、上記モデル本体は、上記疑似血管部の一部である第1血管部を有する基部と、上記基部に着脱可能であり、上記疑似血管部の一部であって上記第1血管部と連続する第2血管部を有する交換部品と、を有する。 (1) A blood vessel model device according to the present invention includes a flat plate-shaped model main body having a groove-like pseudo blood vessel portion that opens on the upper surface and side surfaces, a state in which the upper surface of the model main body is covered, and a state in which the upper surface is exposed. The model body is detachable from the base and a base having a first blood vessel that is a part of the pseudo blood vessel. A replacement part having a second blood vessel part which is a part of the pseudo blood vessel part and is continuous with the first blood vessel part.
血管モデル装置は、交換部品を交換することにより、モデル本体の疑似血管部を、第2血管部分の形状が異なる態様にすることができる。従って、患者の血管の態様に応じた状態で、カテーテル操作等の手技のシミュレーションが可能になる。また、疑似血管部が平板形状のモデル本体に設けられているので、血管モデル装置が小型化される。 The blood vessel model device can change the pseudo blood vessel portion of the model main body into a mode in which the shape of the second blood vessel portion is different by exchanging replacement parts. Therefore, it is possible to simulate a procedure such as a catheter operation in a state according to the state of the blood vessel of the patient. Further, since the pseudo blood vessel part is provided in the flat model body, the blood vessel model device is miniaturized.
(2) 好ましくは、上記交換部品を加熱する加熱部を更に有する。 (2) Preferably, it further has a heating part for heating the replacement part.
血管モデル装置を用いたステント留置術のシミュレーションでは、形状回復温度(Af点)が体温付近にある自己拡張ステントが、20℃程度の室温では完全に拡張しない場合がしばしば起こりえる。そのために、血管モデルを体温付近まで加熱可能な部品を配置することで、より実際に近い環境でステント留置術を模擬することができる。 In a stent placement simulation using a blood vessel model device, a self-expanding stent having a shape recovery temperature (Af point) near the body temperature often does not completely expand at a room temperature of about 20 ° C. Therefore, by placing components that can heat the blood vessel model to near body temperature, stent placement can be simulated in a more realistic environment.
(3) 好ましくは、上記交換部品の温度を表示する温度表示部を更に有する。温度表示部は、上記基部に取り付けられていてもよいし、モデル本体の外部に設けられていてもよい。 (3) Preferably, it further has a temperature display part for displaying the temperature of the replacement part. The temperature display part may be attached to the base part or may be provided outside the model body.
血管モデル装置を用いたシミュレーションにおいて、温度表示部によって、加熱部による第2血管部の加熱状態を容易に確認することができる。 In the simulation using the blood vessel model device, the heating state of the second blood vessel portion by the heating portion can be easily confirmed by the temperature display portion.
(4) 好ましくは、上記第1血管部は、少なくともヒトの上半身の血管から頸動脈へ至る部分を含む血管形状を模擬したものであり、上記第2血管部は、少なくともヒトの頸動脈の一部を含む血管形状を模擬したものである。 (4) Preferably, the first blood vessel portion simulates a blood vessel shape including at least a portion extending from a blood vessel of a human upper body to the carotid artery, and the second blood vessel portion is at least one of the human carotid artery. This simulates the blood vessel shape including the part.
血管モデル装置を用いて頸動脈ステント留置術のシミュレーションを行う場合に、実際の温度環境に近い状態でのシミュレーションが可能になる。 When simulating carotid artery stenting using a blood vessel model device, simulation in a state close to an actual temperature environment is possible.
本発明によれば、三次元の複雑かつ大型な血管モデルを使用することなく、患者の血管の態様に近い状態で、カテーテル操作等のシミュレーションを簡便に行うことができる。 According to the present invention, it is possible to easily perform a simulation such as a catheter operation in a state close to a patient's blood vessel without using a three-dimensional complicated and large blood vessel model.
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。なお、本実施形態は、本発明の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様を変更できることは言うまでもない。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described. In addition, this embodiment is only one embodiment of this invention, and it cannot be overemphasized that an embodiment can be changed in the range which does not change the summary of this invention.
図1(A)〜(C)及び図2に示されるように、血管モデル装置10は、直方体形状(平板状)に構成されている。血管モデル装置10は、図2に示されるように、ヒトの実際の血管形状を模擬した疑似血管部を上部に有するモデル本体20と、図2に示されるように、モデル本体20の上面を覆う透明なカバー板30(カバー部材の一例)とを有する。モデル本体20は、例えばポリアセタール(POM)によって、長手方向に沿った長さが300mm程度、長手方向に直交する方向に沿った長さが200mm程度、厚さが17mm程度に形成されている。
As shown in FIGS. 1A to 1C and FIG. 2, the blood
なお、以下の説明においては、血管モデル装置10の厚さ方向が上下方向7に沿った状態において、血管モデル装置10の長手方向に沿った方向を「左右方向9」とし、左右方向9に直交する方向を「前後方向8」とする。また、血管モデル装置10における前後方向8の前側を「前面側」、後側を「後面側」とし、前面側から後面側に向かって左右方向9の「左側」及び「右側」が定義される。
In the following description, in the state where the thickness direction of the blood
カバー板30の前後方向8及び左右方向9に沿ったそれぞれの長さは、モデル本体20と同様の長さになっており、厚さが5mm程度になっている。カバー板30は、例えば、透光性を有するアクリル樹脂によって構成されている。
Each length of the
図1(A)に示されるように、カバー板30は、モデル本体20の基部21上に載置された状態で、基部21の上面と整合状態になる。このような状態では、透明なカバー板30を通して、モデル本体20の上面を目視することができる。なお、図1(A)において、透明なカバー板30を通して目視できるモデル本体20の構成については実線で示して符号を付している。
As shown in FIG. 1A, the
カバー板30の後面部は、基部21の後面部と、一対の蝶番31によって連結されている。各蝶番31は、カバー板30及びモデル本体20の後面部における左右方向9の両端近傍に、それぞれ取り付けられている。
The rear surface portion of the
カバー板30は、基部21の上面に載置された状態で、前面側に位置する部分が上方への回動可能になっている。カバー板30が上方に回動されると、モデル本体20の上面が露出される。カバー板30が基部21の上面に載置された状態になると、カバー板30における前面側の2つのコーナー部が、それぞれ、ビス32によって、モデル本体20の基部21に固定可能である。カバー板30が基部21に対してビス32によって固定されると、カバー板30がモデル本体20に対して回動不能になる。
The
モデル本体20は、基部21と、基部21に対して着脱可能に嵌合された交換部品22とを有する。基部21には、交換部品22が嵌合される凹部23が設けられている。凹部23は、基部21における左側の側部の後面側に設けられている。
The model
図2に示されるように、凹部23は、底面23Aを有している。凹部23は、平面視で長方形状に形成されており、左右方向9に沿った長さは、モデル本体20における左右方向9に沿った長さの1/3程度になっている。凹部23は、基部21の左側に位置する左側面21Bに開口している。凹部23の開口は、基部21の後面側の側縁に対して20mm程度の間隔を空けた位置から、前方に100〜105mm程度の長さにわたって形成されている。
As shown in FIG. 2, the
底面23Aにおける右側の端部には前後方向8に沿って段差23Bが形成されている。また、底面23Aの左側の側部には、前後方向の中程に、切り欠き部23Cが設けられている。切り欠き部23Cは、一定の深さに形成されている。底面23A上には、薄板状のヒータ41(加熱部)が着脱可能に設けられている。ヒータ41は、例えば、面状発熱体によって、底面23Aよりも一回り小さな長方形状に構成されている。ヒータ41の下面には、切り欠き部23C内に嵌合可能な突部41A(図1(C)参照)が設けられている。突部23Cが切り欠き部23C内に嵌合されることにより、ヒータ41が凹部23内において位置決めされる。
A
図2に示されるように、交換部品22は、基部21に設けられた凹部23の内部空間内に整合状態で嵌合するブロック状に構成されている。交換部品22が基部21の凹部23内に嵌合されることによって、平板状のモデル本体20になる。
As shown in FIG. 2, the
交換部品22の底面における右側の端部には、凹部23の底面23Aに形成された段差部23B内に嵌合される突部22Dが前後方向8に沿って設けられている。交換部品22の突部22Dが段差部23B内に嵌合されると、交換部品22は、凹部23内において移動しない状態に固定される。この状態では、交換部品22の上面と基部21の上面とは同一平面内に位置している。ヒータ41は、凹部23に装着された交換部品22を加熱する。
At the right end of the bottom surface of the
モデル本体20に設けられた疑似血管部は、基部21の上部に設けられた第1血管部24と、交換部品22の上部に設けられた第2血管部25とを有する。交換部品22の第2血管部25は、基部21の凹部23に交換部品22が装着されると、基部21の第1血管部24に連続した状態になる。
The pseudo blood vessel portion provided in the
交換部品22に設けられた第2血管部25は、交換部品22の上面に開口した溝状に構成されている。本実施形態では、自己拡張ステントを頸動脈内に留置する頸動脈ステント留置術のシミュレーションに適するように、第1血管部24及び第2血管部25が構成されている。
The second
基部21の上部に設けられた第1血管部24は、基部21の上面に開口した溝状であって、第1血管部24は、ヒトの上半身において頸動脈に連続する血管部分の形状を模擬した形状に構成されている。
The first
交換部品22の第2血管部25は、頸動脈における総頸動脈の一部を模擬した形状の第1幹線部25Aと、外頸動脈の形状を模擬した形状の第1分岐部25Bと、内頸動脈の形状を模擬した形状の第2分岐部25Cと、を有する。
The second
第1幹線部25Aは、基部21の左右方向9に沿った直線状に形成されている。第1幹線部25Aの右側の端部は、交換部品22の右側に位置する右側面22Bに開口している。第1幹線部25Aの左側の端部は、交換部品22における左右方向9のほぼ中間に位置している。
The first
第1分岐部25Bは、第1幹線部25Aの左側の端部から後面側の左方向に向かって傾斜状態で延出している。第2分岐部25Cは、第1幹線部25Aの左側の端部から前面側の左方向に向かって傾斜状態で延出している。第1分岐部25B及び第2分岐部25Cのそれぞれの左側の端部は、交換部品22の左側面22Aに開口している。
The
基部21における凹部23の底面23Aに装着されたヒータ41は、交換部品22の第2分岐部25Cにおける左側の側部の下方に位置している。ヒータ41は、凹部23内に装着された交換部品22を加熱する。
The
基部21に設けられた第1血管部24は、凹部23から右方向に直線状に延出する1本の第2幹線部24Dを有する。第2幹線部24Dは、凹部23内に嵌合された交換部品22の第1幹線部25Aに連続している。また、第2幹線部24Dの右側の端部からは、第1アプローチ部24A、第2アプローチ部24B、第3アプローチ部24Cが分岐している。
The first
第2幹線部24Dは、総頸動脈の一部を模擬した形状であり、凹部23から右方向に直線状に延出している。第2幹線部24Dにおける右側の端部は、基部21の前方に向かって湾曲した接続部24Eになっている。接続部24Eは、基部21における左右方向9の中間の位置よりも右側に位置している。
The
第1アプローチ部24Aは、第2幹線部24Dの接続部24Eから、基部21における前方の右側に向かって傾斜状態で延出する傾斜部24Gを有する。傾斜部24Gにおける基部21の前面側の端部には、右方向に直線状に延出する第1導入部24Hが連続して設けられている。第1導入部24Hの右側の端部は、基部21の右側面21Cに開口する第1開口部24Xになっている。第1導入部24Hの第1開口部24Xは、基部21の右側面21Cにおける前後方向8の中間位置よりも前面側に位置している。
24 A of 1st approach parts have the
第2アプローチ部24Bは、第2幹線部24Dの接続部24Eから前方の左側に向かって延出した湾曲部24Jを有する。湾曲部24Jは左方向に突出するように湾曲しており、第1アプローチ部24Aよりも大きな湾曲状態になっている。湾曲部24Jには、右方向に直線状に延出する第2導入部24Kが連続して設けられている。第2導入部24Kの右側の端部は、基部21の右側面21Cに開口する第2開口部24Yになっている。第2導入部24Kの第2開口部24Yは、第1アプローチ部24Aにおける第1導入部24Hの第1開口部24Xよりも前面側に位置している。
The
第3アプローチ部24Cは、第2幹線部24Dの接続部24Eから基部21の前面側における左方向に向かって直線状に延出する遠位側ガイド部24Mを有する。遠位側ガイド部24Mには、左方向に突出するように湾曲した湾曲部24Nが連続して設けられている。湾曲部24Nには、基部21の前面側における右方向に向かって直線状に延出した近位側ガイド部24Pが連続して設けられている。近位側ガイド部24Pには、右方向に直線状に延出する第3導入部24Qが連続して設けられている。第3導入部24Qの右側の端部は、基部21の右側面21Cに開口する第3開口部24Zになっている。第3導入部24Qの第3開口部24Zは、第2アプローチ部24Bにおける第2導入部24Kの第2開口部24Yよりも前面側に位置している。
The
基部21に対して着脱可能な交換部品22は、予め複数が準備されている。各交換部品22における第2血管部25の形状は、それぞれ異なっている。カテーテル操作のシミュレーションに際しては、カテーテルが挿入される患者の血管の形状に類似した形状の第2血管部25を有する交換部品22が、基部21に装着される。
A plurality of
図1(A)に模式的に示されるように、モデル本体20の基部21には、凹部23の前側に、ヒータ41によって加熱される交換部品22の温度を検出する温度センサ42が設けられている。また、基部21の内部には、温度センサ42の前面側に制御部44が設けられている。制御部44は温度表示部43を有する。温度表示部43は、制御部44における前側の側部に配置されており、表示面が基部21の上面に露出した状態になっている。制御部44は、温度センサ42によって検出された交換部品22の温度に基づいてヒータ41を制御し、また、検出された温度を温度表示部43に表示する。
As schematically shown in FIG. 1A, a
ヒータ41と、温度センサ42と、制御部44のそれぞれには、電源から電力が供給される。電源としては、家庭用の交流電流を直流電流に変換するAC−DC変換器、バッテリー等が用いられる。
Electric power is supplied to each of the
<血管モデル装置10の使用例>
血管モデル装置10は、例えば、形状記憶合金によって形成される自己拡張ステントを頸動脈内に留置する頸動脈ステント留置術のシミュレーションに使用される。頸動脈ステント留置術の概要は、検査によって取得された患者の情報に基づいて決定される。シミュレーションを実行する際には、患者(ヒト)の頸動脈の形状に類似した形状の第2血管部25を有する交換部品22が選択される。また、患者の頸動脈に適したステントが装着されたカテーテルが準備されて、当該カテーテルを用いてシミュレーションが行われる。
<Usage example of blood
The blood
選択された交換部品22をモデル本体20の基部21に装着する際には、カバー板30における前面側の2つのコーナー部をそれぞれモデル本体20の基部21に固定する各ビス32が取り外される。次いで、カバー板30の前面側部分を上方に持ち上げる。これにより、図2に示されるように、モデル本体20の上面が上方に開放される。このような状態になると、基部21に交換部品22が装着されている場合には、当該交換部品22が取り除かれる。その後、選択された所定の交換部品22が凹部23内に装着される。この場合、前述の交換部品22、すなわち、頸動脈の一部を模擬した第2血管部25を有する交換部品22が基部21に装着される。
When the selected
次いで、カバー板30が下方に回動されて、図1(A)に示されるように、基部21及び交換部品22の上面がカバー板30によって覆われた状態とされる。その後、カバー板30における前面側の2つのコーナー部のそれぞれを、ビス32によってモデル本体20の基部21に固定する。
Next, the
このような状態になると、実際のステント留置術においてカテーテルが挿入される血管の経路に基づいて、第1血管部24における第1アプローチ部24A、第2アプローチ部24B、第3アプローチ部24Cのいずれかを選択して、ステント留置術のシミュレーションが実行される。
In such a state, any of the
この場合、ステント留置術に使用されるステントが、形状記憶合金によって構成された自己拡張型であることから、ヒータ41によって、交換部品22を、37℃程度に加熱する。交換部品22の温度は、温度表示部43において表示される。交換部品22が37℃程度に加熱されると、ステント留置術のシミュレーションが開始される。
In this case, since the stent used for stent placement is a self-expanding type made of a shape memory alloy, the
ステント留置術においてカテーテルを大腿動脈から頸動脈に挿入する場合のシミュレーションには、第1アプローチ部24Aが選択される。このために、カテーテルの操作者(術者)は、カテーテルの先端部を、例えば、基部21の右側面21Cに開口する第1開口部24Xから挿入する。操作者は、カテーテルの先端が、第1導入部24H、傾斜部24G、第2幹線部24Dの接続部24E、さらには、第2幹線部24Dから第2血管部25に達するように、カテーテルを操作する。
The
この場合、カテーテルの先端位置は、透明なカバー板30を通して目視により確認することができる。
In this case, the distal end position of the catheter can be confirmed visually through the
その後、カテーテルの操作により、ステントを、例えば、第2血管部25における第2分岐部25Cに位置させる。モデル本体20が所定温度になっていると、第2分岐部25C内に位置されたステントは、収縮状態から拡張状態になる。
Thereafter, the stent is positioned at, for example, the
ステントが拡張状態になったことが確認されると、操作者は、カテーテルを、第2血管部25における第2分岐部25C、第1血管部24の第2幹線部24D、第1アプローチ部24Aから順次引き抜く。以上により、頸動脈に対するステント留置術のシミュレーションが終了する。シミュレーションが終了した後、カバー板30が回動されてモデル本体20の上面が開放されることにより、第2分岐部25Cに留置されたステントが容易に取り除かれる。
When it is confirmed that the stent is in the expanded state, the operator inserts the catheter into the
なお、血管モデル装置10の第2アプローチ部24B、また、第3アプローチ部24Cを用いてシミュレーションを実施することもできる。
In addition, it is also possible to perform a simulation using the
<実施形態の作用効果>
本実施形態の血管モデル装置10は、交換部品22がモデル本体20の基部21に着脱可能であることから、実際に行われる頸動脈ステント留置術等における患者の血管を模擬した環境において、カテーテル操作等のシミュレーションを行うことができる。
<Effects of Embodiment>
In the blood
基部21は、交換部品22を加熱するヒータ41を有するために、ステントが形状記憶合金によって構成された自己拡張型の場合に、所定温度で拡張状態に変化すること等を確認することができる。
Since the
ヒータ41によって加熱された交換部品22の温度を表示する温度表示部43が設けられていることによって、交換部品22の加熱状態を容易に確認できる。
By providing the
平板形状のモデル本体20に設けられた第1血管部24は、少なくともヒトの上半身の血管から頸動脈へ至る部分を含む血管形状を模擬したものであり、交換部品22の第2血管部25は、少なくともヒトの頸動脈の一部を含む血管形状を模擬したものである。これにより、頸動脈にカテーテルを挿入する際のカテーテル操作のシミュレーションを行うことができる。この場合、第1血管部24及び第2血管部25は、シミュレーションに必要とされる最小限の血管部分を模擬した形状であることから、血管モデル装置を小型化することができる。その結果、血管モデル装置の輸送、携帯等が容易になり、簡便に手技のシミュレーションが行える。
The first
なお、交換部品22としては、上記のように頸動脈の一部を模擬した第2血管部25を有するものだけでなく、例えば、図3に示されるように、波状に湾曲した血管部分を模擬した第2血管部25を有するものが、予め準備される。
The
[変形例]
温度表示部43を有する制御部44は、基部21内に設ける構成に限らず、図4に模式的に示されるように、基部21の外部に設けられる構成であってもよい。
[Modification]
The
また、図4に示された血管モデル装置10において、図5に示されるように、血管の狭窄部を模擬するために、例えばU字形状の合成樹脂製の模擬血管部品26を、交換部品22における第2血管部25の一部(例えば、第2分岐部25C)に装着してもよい。模擬血管部品26の着脱は、カバー板30が回動されてモデル本体20の上面が開放された状態で容易に行うことができる。
Further, in the blood
模擬血管部品26は、図6(A)及び(B)に示されるように、上部が開放された溝状であって、第2血管部25内に嵌合可能に形成される。模擬血管部品26は、第2血管部25内に嵌合されると、外周面が第2血管部25の内周面に密着されて、第2血管部25から上方に突出しない形状とされる。第2血管部25の内部は、病変血管における狭窄部位に対応するように、幅方向の両側に位置する各側部が、それぞれ内側に向かって盛り上がっている。これにより、模擬血管部品26における幅方向の両側に位置する各側部の間隔が、第2血管部25よりも短くなる。模擬血管部品26の幅方向の両側に位置する各側部は、例えば、図6(A)及び(B)に示されるように、滑らかに内側に盛り上がっていてもよいが、表面が凹凸形状になっていてもよい。また、模擬血管部品26は、幅方向の両側に位置する側部が盛り上がっている必要はなく、いずれか一方だけが盛り上がっていてもよい。このような模擬血管部品26を用いることによって、血管狭窄部へのステント留置におけるステントの挙動をシミュレーションすることができる。
As shown in FIGS. 6A and 6B, the simulated
さらに、上記実施形態では、モデル本体20における疑似血管部の第1血管部24を、ヒトの頸動脈の一部と、ヒトの上半身の血管から頸動脈へ至る部分を含む血管形状の一部を模擬した形状を有する構成したが、このような構成に限らない。例えば、カテーテルが挿入される経路となる大腿動脈の全体の形状を模擬した形状に構成してもよい。
Furthermore, in the above-described embodiment, the first
また、疑似血管部を、ヒトの頸動脈以外の血管の形状、例えば冠動脈、肝動脈等の血管形状に模擬した形状に構成してもよい。従って、モデル本体20の形状、大きさ等も、上記実施形態とは異なる構成であってもよい。血管モデルを用いたシミュレーションも、ステント留置術に限らず、他のカテーテル操作のシミュレーションであってもよい。
Further, the pseudo blood vessel portion may be configured in a shape simulating a blood vessel shape other than a human carotid artery, for example, a blood vessel shape such as a coronary artery or a hepatic artery. Accordingly, the shape, size, etc. of the model
カバー板30は、上記のようにモデル本体20に対して上下方向に回動可能に取り付けられる構成に限らず、モデル本体20に対してスライド可能であったり、着脱可能であったりする構成が採用されてもよい。
The
10・・・・血管モデル装置
20・・・・モデル本体
21・・・・基部
22・・・・交換部品
23・・・・凹部
24・・・・第1血管部
24A・・・第1アプローチ部
24B・・・第2アプローチ部
24C・・・第3アプローチ部
24X・・・第1開口部
24Y・・・第2開口部
24Z・・・第3開口部
25・・・・第2血管部
30・・・・カバー板
41・・・・ヒータ
42・・・・温度センサ
43・・・・温度表示部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
上記モデル本体の上面を覆った状態、及び当該上面が露出した状態に状態変化可能な透光性を有するカバー部材と、を具備し、
上記モデル本体は、
上記疑似血管部の一部である第1血管部を有する基部と、
上記基部に着脱可能であり、上記疑似血管部の一部であって上記第1血管部と連続する第2血管部を有する交換部品と、を有する血管モデル装置。 A flat plate-shaped model main body having a groove-like pseudo blood vessel portion opening on the upper surface and side surfaces;
A state of covering the upper surface of the model body, and a cover member having translucency capable of changing the state to a state in which the upper surface is exposed,
The model body is
A base portion having a first blood vessel portion that is a part of the pseudo blood vessel portion;
A blood vessel model device comprising: a replacement part having a second blood vessel portion that is detachable from the base portion and is part of the pseudo blood vessel portion and is continuous with the first blood vessel portion.
上記第2血管部は、少なくともヒトの頸動脈の一部を含む血管形状を模擬したものである請求項1から3のいずれかに記載の血管モデル装置。 The first blood vessel part simulates a blood vessel shape including at least a part from a blood vessel of a human upper body to a carotid artery,
The blood vessel model device according to any one of claims 1 to 3, wherein the second blood vessel portion simulates a blood vessel shape including at least a part of a human carotid artery.
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