JP2017002885A - 揺動運動による発電機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】海の波やうねりあるいは風等を揺動板で受けて、単純な構成で効率よく発電する機構。【解決手段】揺動軸と、軸を回転させて発電するタイプの発電機の軸および発電機外装に対し、揺動軸からそれぞれ回転連結方向の異なる一方向クラッチを介して回転力が伝わるように構成したことを特徴とする揺動体による発電機構。【選択図】図1
Description
本発明は、発電エネルギーを発電機に伝達する方法に関するものである。
一般的な揺動体の揺動を発電機に発電エネルギーとして変換する発電機構としては波力で揺動する板や浮力体の相対的な動きで油圧ポンプを駆動して圧力に変換後、発電機を回転させるような機構が実用化あるいは提案されている。
しかし、例えば特許文献1においては、波受け部材と波受け部材の揺動運動で作動油を圧縮するポンプと、蓄圧部と油圧モーターと、それらのユニット間を流れる作動油と、配管および発電機からなり、波受け部材の揺動運動を発電機を回転させるための回転エネルギーに変換する構成が複雑である。その結果、故障する確率が高くなるという問題があり、常にメンテナンスが必要不可欠となる。また、作動油の漏れで河川や海を汚染する可能性もある。
特許文献2においては、波受け部材の一方向の揺動で発電機を回転させ、フライホィールで発電機の回転を保持する構成が提案されている。しかし、揺動する波受け部材の両方向の揺動に対応していないので、効率が悪い。
一方、コイルに対して、マグネットを往復動させて、磁界を変化させることで、発電を行うような単純な構造の懐中電灯もあるが、大きな電力は発生できないという欠点があった。
解決しようとする問題点は、複雑なエネルギー変換機構ではメンテナンスが常に必要である点であり、簡単な構造では発電効率が低い点にある。
本発明は、揺動手段と発電機とのエネルギー伝達機構を最も単純にすると同時に、発電効率を上げることを最も主要な特徴とする。
本発明の揺動手段と発電機とのエネルギー伝達機構は、非常に単純な構成で揺動手段のいずれの方向の揺動に対しても発電できるという利点がある。
発電機は多極化されたハブダイナモのように、1回転で複数回の磁極の反転が生じることで、発電する効率の高いものを用い、波受け板の揺動軸が往動時は発電機の軸(コイルと鉄心を支える軸)を回転させ、復動時は発電機外装(磁石を支える外装)を発電機の軸とは逆方向に回転するように構成することで、実現した。
図1は、本発明装置の1実施例の断面図であって、ユニット構造にしたものである。まず、構成を説明する。図1において、10は発電機外装でアルミからなる。11は4セグメントからなるフェライトマグネットでそれぞれ8極に着磁されており、合計32極が円周状に配置されている。
12はプラスチックのギヤAで、発電機外装10と同軸で一体的に固定される。13はフライホィールAで、鉄からなり、発電機外装10と同軸で一体的に固定される。ギヤA12とフライホィールAがなければ、自転車のハブダイナモのタイヤとスポークとともに回転するマグネットローター部に相当する。
20は鉄やステンレスからなる軸で、21はコイルと鉄芯である。鉄心はコイルをはさんで、両側から櫛歯のように分岐しており、32極の磁石に対し、16本ずつ計32本の歯が互いに接触しないように噛み合った状態に構成され、軸20と一体に固定される。この部分が自転車のハブダイナモの車軸固定部に相当する。
軸20の両側に発電機外装10はベアリングを介して回転自在に軸支される。22はプラスチックのギヤBで軸20と同軸で一体に固定される。23はフライホィールBで鉄からなり、軸20と同軸で一体的に固定される。軸20の両端はベアリングで軸支されている。24はスリップリングで、前述したコイルと接続され、回転体から外部へ発生した電力を出力する手段である。
30は入力軸パイプであって、後述する一方向クラッチが噛み込む時に削れ難いような材質の軸受け鋼や硬質のステンレスからなる。両端をベアリングで回転自在に軸支されている。31はギヤCで真鍮からなり、入力軸パイプ30に軸支されていて、ギヤB22と噛み合っている。32は一方向クラッチCで、右側面から見て、入力軸パイプ30がCWの方向の回転では入力軸パイプ30に噛み合い回転が伝わる。ギヤC31は一方向クラッチC32と一体に固着しており、ギヤC31を回転させることになる。しかしCCWの回転では噛み合わず、抵抗なく回転する。
33はギヤDで真鍮からなり、入力軸パイプ30に軸支されていて、ギヤA12と噛み合っている。34は一方向クラッチDでこちらは、入力軸パイプ30がCCWの方向の回転では入力軸パイプ30に噛み合い回転が伝わる。ギヤD33は一方向クラッチD34と一体に固着しており、ギヤD33を回転させることになる。しかしCWの回転では噛み合わず抵抗なく回転する。40は出力端子であり、発生した電力を外部へ出力する。
次に、この作用を説明する。入力軸パイプ30がCWの方向に揺動回転すると、一方向クラッチC32は噛み合い、ギヤC31に回転が伝わり、これに噛み合うギヤB22がCCWに回転するので、軸20と一体のコイルと鉄芯21が回転することで、発電する。この回転はフライホィールB23の慣性力でしばらく保持される。一方、ギヤD33にはCWの回転では噛み合わず回転は伝わらない。この時、ギヤB22はフライホィールB23の慣性力でCCWに回転している。これに噛み合うギヤC31はCWに回転しているので、入力軸パイプ30がCCWに揺動方向を変えても一方向クラッチC32は噛み合わないで空転する。
入力軸パイプ30がCCWの方向に揺動回転すると、一方向クラッチD34は噛み合い、ギヤD33に回転が伝わり、これに噛み合うギヤA12がCWに回転するので、発電機外装10と一体のフェライトマグネット11がCWに回転することで発電する。この回転はフライホィールA13の慣性力でしばらく保持される。一方、ギヤC31にはCCWの回転では噛み合わず回転は伝わらない。この時、ギヤA12はフライホィールA13の慣性力でCWに回転している。これに噛み合うギヤD33はCCWに回転しているので、入力軸パイプ30がCWに揺動方向を変えても一方向クラッチD34は噛み合わないで空転する。
つまり、入力軸パイプ30が揺動回転すると、往動時はコイルと鉄芯21を復動時にはフェライトマグネット11を、互いに逆方向に回転するよう駆動するので、効率よく発電を行える。
電圧が回転数(磁極の変動数)に比例するとすると、例えば60rpmで3Vが発生する通常のハブダイナモの場合、120rpmでは6Vが発生すると仮定すると、この揺動発電機構では、60rpmになる揺動条件においては、軸と発電機外装が各々逆方向に回転するため、60x60=3600rpmで回転していることになるので、3Vの60倍の180V発生することになる。実際には発電で生じる回転抵抗もあって、このように高い電圧にはならないが、非常に高い発電効率となる。つまり、ゆるやかな揺動運動であっても十分発電できる。
図2は上記図1のユニットに揺動手段を組み合わせた場合の例を示す。50は揺動軸である。入力軸パイプ30に勘合でき、揺動力を伝えることができるように構成される。51は揺動板で、一端を揺動軸に固定されている。図2の状態で、揺動板51が水面下にあると、海面の波力を受けて揺動板51が移動し、揺動軸51を揺動させることで、上述した作用で発電がおこなわれる。
図3は他の実施例で、発電機の軸20を長くして、ギヤを介さず直列に揺動軸を組み合わせた断面図である。25は揺動軸50と一体で一方向クラッチD34の外周と一体となる円筒体である。また、発電機外装10が一方向クラッチD34と噛み合う円筒部は削れにくい軸受け鋼のシリンダーと一体にしておく。その他、図2と同じ番号は同じ機能の部品であるこのような構成であれば、ギヤを介さないためより単純な構造となり、メンテナンスがより少なくなる。
このように、揺動軸を勘合することで、効率よく発電がおこなえるユニット構造にしたことで、波の打ち寄せによる運動エネルギー以外にも、うねりによる浮体の上下動等でも効率のよい発電が可能である。また、風の方向の変化を揺動板で受け、揺動力を得ることで発電も可能である。
上述したように、発電機の軸(コイルと鉄心を支える軸)と、発電機外装(磁石を支える外装)を互いに逆方向に回転するように構成することで、非常に効率良く発電が可能なので、例えば、風力発電においては、発電機の軸(コイルと鉄心を支える軸)を回転させるプロペラと、発電機外装(磁石を支える外装)を回転するプロペラを設け、互いに逆位相にすることで、発電効率のよい風力発電もできる。この考え方は他のタイプの風力発電でも水力発電でも適応できる。
揺動タイプにおいては、自動車のタイヤを支えるリンクの上下動で発電したり、シーソーやぶらんこ等往復動する子供の遊具でも発電できるので、遊具で遊ぶことで発電した電力でイルミネーションを点灯して楽しむこともできる。
10 発電機外装
11 磁石
12 ギヤA
13 フライホィールA
20 軸
21 コイルと鉄芯
22 ギヤB
23 フライホィールB
24 スリップリング
30 入力軸パイプ
31 ギヤC
32 一方向クラッチC
33 ギヤD
34 一方向クラッチD
40 出力端子
50 揺動軸
51 揺動板
11 磁石
12 ギヤA
13 フライホィールA
20 軸
21 コイルと鉄芯
22 ギヤB
23 フライホィールB
24 スリップリング
30 入力軸パイプ
31 ギヤC
32 一方向クラッチC
33 ギヤD
34 一方向クラッチD
40 出力端子
50 揺動軸
51 揺動板
Claims (3)
- 揺動軸と、回転させて発電するタイプの発電機から成り、揺動軸が往動時は発電機の軸を回転させ、復動時は発電機外装を発電機の軸とは逆方向に回転するように構成したことを特徴とする揺動体による発電機構。
- 揺動軸と、回転させて発電するタイプの発電機と、該発電機の軸および発電機外装に対し、それぞれ回転連結方向の異なる一方向クラッチを介して該揺動軸の揺動方向に応じて該発電機の軸および該発電機外装へ揺動力が伝わるように構成したことを特徴とする揺動体による発電機構。
- 軸を回転させて発電するタイプの発電機の軸と発電機本体を互いに逆方向に回転させる構造を特徴とした発電機の機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015133087A JP2017002885A (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 揺動運動による発電機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015133087A JP2017002885A (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 揺動運動による発電機構 |
Publications (1)
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JP2017002885A true JP2017002885A (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=57751752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015133087A Pending JP2017002885A (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 揺動運動による発電機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017002885A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7498725B2 (ja) | 2019-03-25 | 2024-06-12 | ジーアイジー・エナジー・エルエルシー | エネルギー変換デバイス及び関連システム |
-
2015
- 2015-06-15 JP JP2015133087A patent/JP2017002885A/ja active Pending
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