JP2016539559A - ワイヤレス・ネットワークにおけるランダム・アクセス手順を改善するための方法および装置 - Google Patents

ワイヤレス・ネットワークにおけるランダム・アクセス手順を改善するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本開示の実施形態は、ワイヤレス通信システムにおけるランダム・アクセスを改善するための方法および装置に関連する。この方法は、基地局によって送信されたシステム情報に、第2のメッセージの送信に関する情報、または、第2のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を含めるステップと、基地局によって送信された第2のメッセージに、第3のメッセージの送信に関する情報、または、第3のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を含め、PDCCHスケジューリング無しで、ランダム・アクセス手順を達成するようにするステップと、貧弱なカバレッジ・パフォーマンスを有するUEのスペクトル効率を改善するステップと、システムの実施複雑さを低減するステップと、を備える。本開示の実施形態は、本方法を実行するための対応する装置を提供する。

Description

本開示の実施形態は、ワイヤレス・ネットワークにおける端末のランダム・アクセス手順に関し、特に、ランダム・アクセス手順を改善するための方法および装置に関する。
AMachineタイプ通信(MTC)デバイスは、特定のアプリケーションのためにマシンによって使用されるユーザ端末(UE)である。そのようなMTCデバイスの一例は、スマート・メータである。これらのスマート・メータのうちのいくつかは、地下室に配置されており、高い侵入損失を被り、したがって、MTCデバイスがネットワークと通信することは困難である。この状況の観点では、いくつかの標準化団体が、そのようなMTCデバイスの通信を保証するための技術仕様を立案している。たとえば、3GPPでは、新たなワーク・アイテム、すなわち、「低価格MTC UEカバレッジ拡張」のワーク・アイテムが承認された。カバレッジ拡張態様に関するこの研究は、そのようなMTC UE(たとえば、地下室に配置されたMTC UE)のカバレッジを15dB拡張することを目的としている。これらUEは、本明細書ではカバレッジ拡張MTC UE(CE−MTC UE)と称される。
カバレッジ拡張に関する研究の間、たとえば、3GPPにおけるこのトピックの研究アイテム・フェーズの間、反復が、CE−MTC UEカバレッジ問題を解決するための主な方法であることが認識される。(100秒において)必要とされる反復の量は相当なものであり、これは、スペクトル効率への著しい低下に至る。したがって、最悪の無線条件のCE−MTC UEをターゲットとする単一の反復レベルを有することと比較して、異なるカバレッジ・レベルにおいて、CE−MTC UEのためのいくつかの反復レベルを設定することが、よりスペクトル効率的に優れている。
CE−MTC UEの場合、上述した反復の方法は、ランダム・アクセス(RACH)手順を含む、様々なデータおよびメッセージの送信手順に適用される必要があることが認識されるべきである。ランダム・アクセス手順は、以下のメッセージ交換からなる。
1)アップリンクにおけるプリアンブル送信(メッセージ1)
2)ダウンリンクにおけるランダム・アクセス応答(RAR)(メッセージ2)
3)アップリンクにおけるメッセージ3(たとえば、RRC接続要求)
4)ダウンリンクにおけるメッセージ4(競合解決メッセージ)。
現在の3GPP LTE技術仕様では、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が、RARおよびメッセージ4のためのリソース割当を示すために使用され、UEが、RARおよびメッセージ4のためのリソース割当情報を取得するために、RA−RNTIおよびC−RNTIそれぞれによってPDCCHをモニタし、その後、示されたリソースにおいて、RARおよびメッセージ4の内容をモニタする。PDCCHもまた、高い侵入損失を被るので、UEがPDCCHを正しく検出できるように、多くの反復も必要となり得る。これは、PDCCHを使用することによってRARおよびメッセージ4をスケジューリングする現在のランダム・アクセス方法を、リソース効率的にしない。
その間、PDCCHはまた、通常のUE(非CE−MTC UE)によってもモニタされる共通情報を伝送するために使用されるので、共通情報を伝送するPDCCHへ反復が適用されるのであれば、通常のUEの動作は、影響を受けるであろう。
上記問題に基づいて、PDCCHスケジューリング無しでランダム・アクセスを達成するためにランダム・アクセス手順を改善し、したがって、リソース効率を改善することが所望される。
上述したように、PDCCHを使用することによってRARおよびメッセージ4をスケジューリングする現在のランダム・アクセス方法は、リソース効率的ではないので、スケジューリングのためのPDCCHの送信が、ランダム・アクセス手順から省略され得るのであれば、リソース効率が改善され、システム複雑さが低減され得る。しかしながら、現在の先行技術では、PDCCHスケジューリング無しでどのようにしてランダム・アクセス手順を実施するのかに関する詳細はない。本開示に従う実施形態は、PDCCHスケジューリング無しでランダム・アクセスを実施し、上述した問題を解決するために、ランダム・アクセス手順を改善するための方法および装置を提供することを目的とする。
本開示の1つの態様に従って、基地局において、ワイヤレス通信ネットワークにおけるランダム・アクセス手順のための方法が提供され、ランダム・アクセス手順は、第1のメッセージ、第2のメッセージ、第3のメッセージ、および第4のメッセージを含み、この方法は、
第2のメッセージの送信に関する情報を備えるか、または、第2のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備える、システム情報を送信するステップと、
第1のワイヤレス・リソース・ブロックで送信された第1のメッセージを、端末から受信するステップと、
第2のメッセージの送信に関する情報に従って、第2のワイヤレス・リソース・ブロックで、第2のメッセージを端末へ送信するステップであって、第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えるか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備える、ステップと、
第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のワイヤレス・リソース・ブロックで送信された第3のメッセージを、端末から受信するステップと、
システム情報に含まれる第4のメッセージの送信に関する情報、および/または、第2のメッセージに含まれる第4のメッセージの送信に関する情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末へ第4のメッセージを送信するステップと、を備える。
この方法の実施形態において、システム情報に含まれる第2のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージの送信に関する情報とはそれぞれ、第2のメッセージの復号候補セットと、第4のメッセージの復号候補セットとを備え、第2のメッセージの復号候補セットと、第4のメッセージの復号候補セットとにおける各候補は、以下の情報のうちの少なくとも1つのアイテムによって記述される。
−使用された物理リソースのサイズを示すための情報、
−使用された物理リソースの場所を示すための情報であって、物理リソースの場所情報は、時間と周波数の情報を備える、情報、
−使用された変調コーディング・フォーマットを示すための情報、
−使用された反復数を示すための情報、
−使用されたスクランブリング・コードを示すための情報。
この方法の別の実施形態において、第2のメッセージの送信に関する情報、および/または、第4のメッセージの送信に関する情報は、以下の手法でシステム情報に含まれ得る。
システム情報に含まれる各RACHリソースが、第2のメッセージの送信に関する対応する情報にマップされ、および/または、第4のメッセージの送信に関する対応する情報にマップされるように、各RACHリソースのためのマッピング基準を定義する。
その間、本方法のいくつかの実施形態に従って、システム情報に含まれる各RACHリソースは、以下のパラメータのうちの1つまたは複数によって定義される。
−周波数リソース、
−時間リソース、
−符号分割多重のためのコードワード・リソース、および
−反復レベル。
いくつかのオプションの実施形態において、異なるRACHリソースがマップされる、第2のメッセージの送信に関する情報、 および/または、第4のメッセージの送信に関する情報は、マッピング基準に従って、少なくとも部分的にオーバラップする。
本方法のさらなる実施形態に従って、システム情報は、第2のメッセージの復号候補セット、および/または、第4のメッセージの復号候補セットにおける第1の候補のインジケーションのみを備え、他の候補のインジケーションは、あらかじめ決定された基準に従って、第1の候補のインジケーションに基づいて導出され得る。
さらなる実施形態に従って、第2のメッセージの復号候補セット、および/または、第4のメッセージの復号候補セットにおける候補は、物理リソース・オフセットによって示される。ここで、物理リソース・オフセットは、周波数および/または時間におけるオフセットである。
いくつかのさらなる実施形態において、物理リソース・オフセットは、少なくとも、以下のオフセットのうちの1つを備える。
−RACHリソースに対するオフセット、および
−第2のワイヤレス・リソース・ブロックに対するオフセット。
本方法の他のいくつかの実施形態において、第2のメッセージに含まれる第4のメッセージの送信に関する情報の例は、第4のメッセージの復号候補セットであり、別の例は、システム情報に含まれる第4のメッセージの復号候補セットにおける1つの候補を示すインデクスである。
いくつかの実施形態において、第1のメッセージ、第2のメッセージ、第3のメッセージ、および第4のメッセージ、およびその前に生じる別のメッセージ、のうちの1つまたは複数の間に、あらかじめ決定された時間インタバルが存在する。さらに、いくつかの実施形態に従って、異なるメッセージのあらかじめ決定された時間インタバルが変動し得る。他のいくつかの実施形態において、あらかじめ決定された時間インタバルは、各メッセージに対して同じである。いくつかの実施形態に従って、あらかじめ決定された時間インタバルは、システム情報に含まれるか、または、技術仕様によって定義される。
本方法の実施形態において、第2のメッセージおよび/または第4のメッセージは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、エボルブド物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH)、または物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で送信され、第2のワイヤレス・リソース・ブロックおよび第4のワイヤレス・リソース・ブロックはそれぞれ、PDCCHのためのリソース・ブロック、またはePDCCHのためのリソース・ブロックまたはPDSCHのためのリソース・ブロックに対応する。
本開示の別の態様に従って、UE側でのワイヤレス通信ネットワークにおけるランダム・アクセス手順のための方法が提供され、ランダム・アクセス手順は、第1のメッセージ、第2のメッセージ、第3のメッセージ、および第4のメッセージを含み、この方法は、
第2のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第2のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、システム情報を受信するステップと、
第1のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局へ第1のメッセージを送信するステップと、
第2のメッセージの送信に関する情報に従って、第2のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局から第2のメッセージを受信するステップであって、第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、ステップと、
第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局へ第3のメッセージを送信するステップと、
システム情報に含まれている、および/または、第2のメッセージに含まれている、第4のメッセージの送信に関する情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局から第4のメッセージを受信するステップと、を備える。
本開示の第3の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいてランダム・アクセス手順を実行するための装置に関し、この装置は、
第2のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第2のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、システム情報を送信するための第1の送信モジュールと、
第1のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末から送信された第1のメッセージを受信するための第1の受信モジュールと、
第2のメッセージの送信に関する情報に従って、第2のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末へ第2のメッセージを送信するための第2の送信モジュールであって、第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と第4の送信に関する情報との両方を備えている、第2の送信モジュールと、
第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末から送信された第3のメッセージを受信するための第2の受信モジュールと、
システム情報に含まれる第4のメッセージの送信に関する情報、および/または、第2のメッセージに含まれる第4のメッセージの送信に関する情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末へ第4のメッセージを送信するための第3の送信モジュールと、を備える。
本開示の第4の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいてランダム・アクセス手順を実行するための別の装置であり、この装置は、
第2のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第2のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、システム情報を受信するための第1の受信モジュールと、
第1のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局へ第1のメッセージを送信するための第1の送信モジュールと、
第2のメッセージの送信に関する情報に従って、第2のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局から第2のメッセージを受信するための第2の受信モジュールであって、第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、第2の受信モジュールと、
第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のワイヤレス・リソース・ブロックで、第3のメッセージを送信するための第2の送信モジュールと、
システム情報に含まれる第4のメッセージの送信に関する情報、および/または、第2のメッセージに含まれる第4のメッセージの送信に関する情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局から第4のメッセージを受信するための第3の受信モジュールと、を備える。
本開示のいくつかの実施形態に従って、本開示は、PDCCHスケジューリング無しでランダム・アクセスを達成するためにランダム・アクセス手順を改善し、したがって、リソース効率を改善し得る。
本開示の実施形態に従う方法および/または装置のいくつかの実施形態は、単なる例によって、図面を参照して、以下に記述される。
本開示に従って、実施形態において、ランダム・アクセス手順中の端末と基地局との間でのメッセージ交換の概要図である。 実施形態に従う基地局における典型的な方法のフローチャートである。 実施形態に従うUEにおける典型的な方法のフローチャートである。 実施形態に従って図2aおよび図2bにおいて図示されるステップに対応する時間シーケンスの概要図である。 オフセットの形式で示されたRARリソース候補セットの概要図である。 オフセットの形式で示された第4のメッセージのためのリソース候補セットの概要図である。 オフセットを使用することにより候補リソースを示す別の例を例示する図である。 本開示の実施形態に従って図2aの方法を実行するための基地局の概要図である。 本開示の実施形態に従って図2bの方法を実行するためのUEの概要図である。
当業者に周知であるいくつかの機能または構成は、不必要な詳細において本開示の実施形態を不明瞭にすることを阻止するために、以下の記述において省略される。
本開示の実施形態は、ワイヤレス・ネットワークにおけるランダム・アクセス手順に対する改善に関し、貧弱なカバレッジ・パフォーマンスを有する端末のリソース効率を改善し、システムの実施複雑さを低減することが意図されている。
本開示の態様は、非限定的な特定の例を参照して記述されるであろう。当業者であれば、本開示は、本明細書に開示された例に限定されず、より広範に適用され得ることを理解するであろう。その上、本開示およびその実施形態の以下の記述は、特定の典型的なネットワーク構成および配備のみのためであり、主に、非限定的な例として特定の技術仕様を参照して記述されていることが認識されるべきである。具体的には、本開示およびその実施形態は、典型的なネットワーク構成および配備のための非限定的な例として、主に3GPP技術仕様を描いている。特に、本明細書に記述された典型的な例を活用する非限定的な通信システムの例として、LTE/LTE−A通信システムが使用される。したがって、本明細書に提示された典型的な例の描写は、主として、LTE/LTE−Aにおける技術用語を引用している。これらの技術用語は、本明細書に提示された非限定的な例のコンテキストにおいてのみ使用され、したがって、本開示を限定することは意図されていない。一方、他の任意のネットワーク構成およびシステム配備は、本明細書に述べられた特徴と矛盾しない限り使用され得る。
以下の記述では、本開示の様々な実施形態および実施態様を記述するために、いくつかの代替方法が使用される。これらの代替解決手段のすべては、いくつかの要求および制限に従って、個別に、または、任意の可能な組合せで提供され得ることが理解され得る。
図1は、ランダム・アクセス手順中の、端末と基地局との間でのメッセージ交換の概要図である。ランダム・アクセス手順を開始する前に、UEは先ず、ダウンリク同期を得るために、基地局からの同期信号(図1に図示せず)をモニタし、次に、システム情報を含むブロードキャスト信号を受信することが注目される。この手順は、図1において100によって図示されている。システム情報は、ランダム・アクセス・リソース(本明細書ではRACHリソースとして称される)の割当に関する情報、すなわち、RACHプリアンブル信号(本明細書では、第1のメッセージまたはメッセージ1と呼ばれる)を送信するためのリソース、を含む。このリソースは、時間、周波数、およびプリアンブル信号シーケンスのコードワードとともに記述され得る。いくつかの実施形態において、RACHリソース割当に関する情報はさらに、たとえば、カバレッジ拡張を必要とするMTC UE(CE−MTC UE)のための利用可能な反復数または反復レベルのインジケーションのような、CE−MTC UEのための特定のRACHリソース・インジケーションを備え得る。RACHリソース割当に関する情報は、どこからRACHプリアンブル信号が送られるのかを決定するため、および/または、RACHプリアンブル信号の送信フォーマットを決定するために、ステップ101において端末によって使用されるであろう。
他のいくつかの実施形態において、システム情報はさらに、第2のメッセージ(RAR、本明細書では、Msg2とも呼ばれる)の送信に関する情報を備えるか、または、第2のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージ(Msg4とも呼ばれる)の送信に関する情報との両方、たとえば、UEから見られるような、Msg2および/またはMsg4の復号候補セットでもあるMsg2および/またはMsg4の送信候補セット、を備える。Msg2および/またはMsg4の復号候補セットにおける各候補は、以下の情報の1つまたは複数のアイテムによって示され得る。
−周波数および時間の情報を含む候補リソースの場所、
−候補リソースのサイズ、
−対応するメッセージの変調コーディング・フォーマット、
−対応するメッセージの反復数または反復レベル、および
−対応するメッセージのスクランブリング・コード。
インジケーション情報は、受信時におけるブラインド復号の数および複雑さを低減する際にUEを支援するであろう。
いくつかの実施形態において、Msg2および/またはMsg4の復号候補セットは、明示的な方式で示され得る。たとえば、絶対的なリソース場所が、LTE PDCCHにおいて、ダウンリンク制御情報(DCI)におけるリソース割当によって使用されるインジケーション・フォーマットによって示される。
他のいくつかの実施形態において、Msg2および/またはMsg4の復号候補セットは、物理リソース・オフセットの方式で示され得る。たとえば、RACHリソースに対する候補リソースのオフセットが示される。別の例として、RACHリソースに対するオフセットは、Msg2の復号候補セットを示すために使用され得る。そして、Msg2の復号候補セットに対するオフセットは、Msg4の復号候補セットを示すために使用され得る。これらの例において、オフセットは、周波数および/または時間におけるオフセットであり得る。
他のいくつかの実施形態において、Msg2および/またはMsg4について、複数の復号候補が存在する場合、それらのうちの1つだけ、たとえば、候補セットにおける第1の候補の情報のみが示され、残りの候補の情報は、あらかじめ定義されたルールによって導出され得る。
さらなる実施形態において、第2のメッセージの送信に関する情報と、システム情報に含まれる第4のメッセージの送信に関する情報とは、あらかじめ決定されたマッピング関係によって暗黙的に示され、たとえば、システム情報は、RACHリソース(時間、周波数、プリアンブル信号シーケンスのコードワード、反復レベル)のみを明示的に示し、その間、マッピング関係が定義され、これによって、各RACHリソースは、Msg2の1つの復号候補セットに対応するようになるか、または、Msg2の復号候補セットと、Msg4の復号候補セットとの両方に対応するようになる。異なるRACHリソースに対応する復号候補セットがオーバラップし、たとえば、極端なケースでは、異なるRACHリソースに対応する復号候補セットは、完全に同じになり、たとえば、すべてのRACHリソースが、同じ復号候補セットに対応することが注目されるべきである。
明示的または暗黙的に示される情報は、Msg2およびMsg4の送信リソースおよび/または送信フォーマットおよび/またはスクランブリング・コードの決定を容易にするために、ステップ102およびステップ104それぞれにおいて端末によって使用される。
RACHリソースに関する情報が検出された後、必要な場合、たとえば、送信されるべきアップリンク・データが存在する場合、端末は、101においてRACHプリアンブル信号を送信し、したがって、ランダム・アクセス手順を開始する。プリアンブル信号は、本明細書では、第1のメッセージとも呼ばれる。100を参照して上述したように、第1のメッセージの送信のために使用されるリソース(たとえば、時間、周波数、プリアンブル信号シーケンスのコードワード、および反復レベル)は、受信したシステム情報に従って、端末によって決定される。たとえば、リソースが、RACHプリアンブル信号を送信するためのシステム情報によって示される利用可能なRACHリソースからランダムに選択されるか、または、いくつかの実施形態では、システム情報によって示されるCE−MTC UEのRACHリソースからランダムに選択される。いくつかの実施形態において、UEは、それ自身の測定結果と、システム情報におけるRACHリソースのインジケーションとに従って、適切なRACHリソースを選択し得る。
このメッセージが基地局に到着し、正しく検出された後、これに応答して、基地局は、ステップ102において、端末へ第2のメッセージ(RAR、Msg2とも呼ばれる)を送信する。100を参照して上述したように、第2のメッセージの送信のために使用されるリソースおよび/または送信フォーマット(たとえば、変調コーディング・フォーマット、反復数)が、システム情報に含まれる第2のメッセージの送信に関する情報、たとえば、第2のメッセージの復号候補セット、に従って決定される。いくつかの実施形態に従って、第2のメッセージの送信において使用されるスクランブリング・コードはまた、システム情報に含まれる第2のメッセージの送信に関する情報に従って決定され得る。したがって、UEは、検出する場合にのみ、対応するスクランブリング・コードを検出し、したがって、すべてのRARコンテンツに関する不必要な検出および復号を回避する。
第2のメッセージ(RAR)を送信するために使用されるリソースは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)リソース、エボルブドPDCCHリソース、またはPDSCHリソースであり得る。
さらに、このケースでは、第2のメッセージの復号候補セットにおける候補はそれぞれ、PDCCH候補リソース、ePDCCH候補リソース、およびPDSCH候補リソースである。送信のためにPDCCHリソースを使用する利点は、RA−RNTIおよびPDCCHサーチ空間の再使用を可能にすることである。この方法はPDCCHリソースを使用するが、スケジューリング情報以外のRARを送信するので、それに同伴するPDSCHは送信されないであろうことが注目されるべきである。ePDCCHリソースが送信のために使用される場合、そのリソースは、ePDCCH物理リソース・ブロック・セット(ePDCCH PRBセット)、スクランブリング・コード等によって定義されるであろう。これは、ブラインド検出のために他のサーチ空間を定義する必要なく、ePDCCHを検出するために現在のサーチ空間方法の再使用を可能にする。同様に、このケースにおいてePDCCHにおいて送信されるものは、スケジューリング情報ではないので、その後同伴するPDSCH送信はない。PDSCHリソースが送信のために使用される場合、それは、PDSCHがPDCCHスケジューリングを必要としないという点において通常のPDSCH送信とは異なる。
いくつかの実施形態において、第2のメッセージの送信と、第1のメッセージの送信/受信との間に、あらかじめ決定された時間インタバルが存在する。すなわち、基地局は、第1のメッセージの受信後、あらかじめ決定された時間インタバルの遅れの後に第2のメッセージを送信し、UEは、あらかじめ決定された時間インタバルに従って、適切な時間ポイントにおいて第2のメッセージを受信する。いくつかの実施形態において、あらかじめ決定された時間インタバル情報が、規格において定義される一方、他のいくつかの実施形態において、あらかじめ決定された時間インタバルが、システム情報によってUEへ通知される。UEは、あらかじめ決定された時間インタバルを活用して、第2のメッセージのブラインド検出数を低減し、したがって、電力を節約し得る。
いくつかの実施形態に従って、送信された第2の情報は、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージの送信に関する情報との両方、たとえば、送信リソースおよび/または送信フォーマットのインジケーションを備えている。実施形態に従って、第4のメッセージの送信に関する情報は、システム情報に含まれるMsg4の復号候補セットにおける1つの候補に関するインデクス値であり得る。
第2のメッセージを正しく受信した後、UEは、第2のメッセージにおけるインジケーションに従って、第3のメッセージの送信リソースおよび/またはフォーマット、たとえば、第3のメッセージの送信リソースおよび/または送信フォーマットに関するインジケーションを決定し、103において、基地局へ第3のメッセージを送信する。いくつかの実施形態において、第3のメッセージの送信と、第2のメッセージの送信/受信との間に、あらかじめ決定された時間インタバルが存在し、すなわち、UEは、第2のメッセージの受信後、あらかじめ決定された時間インタバルの遅れの後に第3のメッセージを送信し、基地局は、あらかじめ決定された時間インタバルに従って、適切な時間ポイントにおいて第3のメッセージを受信する。いくつかの実施形態において、あらかじめ決定された時間インタバルの情報が、規格において定義される一方、他のいくつかの実施形態では、あらかじめ決定された時間インタバルが、システム情報によってUEへ通知される。
いくつかの実施形態において、第3のメッセージの送信と、第4のメッセージの送信との間にも、あらかじめ決定された時間インタバルが存在し、すなわち、基地局が、第3のメッセージの受信後、あらかじめ決定された時間インタバルの遅れの後にステップ104においてUEへ第4のメッセージを送信し、UEは、あらかじめ決定された時間インタバルに従って、適切な時間ポイントにおいて第4のメッセージを受信する。いくつかの実施形態において、あらかじめ決定された時間インタバル情報が、規格において定義される一方、他のいくつかの実施形態では、あらかじめ決定された時間インタバルが、システム情報によってUEへ通知される。あらかじめ決定された時間インタバルは、第1のメッセージと第2のメッセージとの間の上記あらかじめ決定された時間インタバルと、第2のメッセージと第3のメッセージとの間の上記あらかじめ決定された時間インタバルと、同一であり得るか、異なり得る。
上述したように、第4のメッセージの送信のために使用されるリソースおよび/または送信フォーマットは、システム情報に含まれるメッセージ4の送信に関する情報に従って、または、第2のメッセージに含まれる第4のメッセージの送信に関する情報に従って決定され得るか、または、両情報に従って決定され得る。たとえば、実施形態において、システム情報は、第4のメッセージの復号候補セットに関する情報を含んでおり、第2のメッセージはさらに、インデクス値を使用して、候補セットのうちのどの候補が、UEの第4のメッセージの送信/復号のために使用されるべきであるかを示す。
第4のメッセージが正しく検出された後、ランダム・アクセス手順が終了し、第4のメッセージが正しく検出されない場合、後続するHARQ再送信手順が存在し得る。そして、再送信の最大数に達した後、HARQ手順は失敗し、UEは、後の期間において再度、新たなHARQ手順を開始する必要がある。
本開示のいくつかの実施形態における改善されたランダム・アクセス手順が、図1を参照して上記要約された後、基地局およびUEにおいて本開示の方法を実施するための実施形態のフローチャートをそれぞれ示す図2aおよび図2bが参照される。図2aは、基地局における典型的な方法のフローチャートを例示し、図2bは、UEにおける典型的な方法のフローチャートを例示する。
図2aの典型的な実施形態において、基地局は先ず、ステップ200においてシステム情報を送信する。システム情報は、定期的に送信され、システム情報は、第2のメッセージ(RAR、本明細書ではMsg2と呼ばれる)の送信に関する情報を備えているか、または、第2のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージ(Msg4と呼ばれる)の送信に関する情報との両方、たとえば、UEから見られるような、Msg2および/またはMsg4の復号候補セットでもあるMsg2および/またはMsg4の送信候補セットを備えている。Msg2および/またはMsg4の復号候補セットにおける各候補は、以下の情報のうちの1つまたは複数のアイテムによって示され得る。
−周波数および時間の情報を含む候補リソースの場所、
−候補リソースのサイズ、
−対応するメッセージの変調コーディング・フォーマット、
−対応するメッセージの反復数または反復レベル、および
−対応するメッセージのスクランブリング・コード。
図1の描写において述べられるように、第2のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージの送信に関する情報とが、明示的または暗黙的な方式で示され得る。明示的なインジケーションの例は、LTE PDCCHにおいて、ダウンリンク制御情報(DCI)におけるリソース割当によって使用されるインジケーション・フォーマットを使用して絶対的なリソース場所を示す。他のいくつかの実施形態において、Msg2および/またはMsg4の復号候補セットは、物理リソース・オフセットの方式で示され、たとえば、RACHリソースに対する候補リソースのオフセットが示される。別の例として、RACHリソースに対するオフセットは、Msg2の復号候補セットを示すために使用され得る。また、Msg2の復号候補セットに対するオフセットが、Msg4の復号候補セットを示すために使用され得る。これらの例において、オフセットは、頻度および/または時間におけるオフセットであり得る。
他のいくつかの実施形態において、Msg2および/またはMsg4のための複数の復号候補が存在する場合、そのうちの1つのみが示され、たとえば、候補セットにおける第1の候補の情報のみが示される一方、残りの候補の情報は、あらかじめ定義されたルールによって取得され得る。
さらなる実施形態において、第2のメッセージの送信に関する情報と、システム情報に含まれる第4のメッセージの送信に関する情報とを暗黙的に示す例は、たとえば、システム情報が単にRACHリソース(時間、周波数、プリアンブル信号シーケンスのコードワード、反復レベル)を明示的に示し、その間に、マッピング関係が定義され、これによって、各RACHリソースが、Msg2の1つの復号候補セットに対応するか、または、Msg2の1つの復号候補セットと、Msg4の1つの復号候補セットとの両方に対応するようになることである。異なるRACHリソースに対応する復号候補セットがオーバラップし、たとえば、極端なケースでは、異なるRACHリソースに対応する復号候補セットが完全に同じであり、たとえば、すべてのRACHリソースが、同じ復号候補セットに対応することが注目されるべきである。
その後、ステップ201において、基地局は、端末からの第1のメッセージを検出する。第1のメッセージは、LTEにおけるRACHプリアンブル信号に対応する。第1のメッセージを検出するためのワイヤレス・リソースは、システム情報に含まれるRACHリソースに関する情報によって指定される。RACHリソースに関する情報は、時間、周波数、プリアンブル信号シーケンスのコードワード等のインジケーションであり得る。いくつかの実施形態において、RACHリソースに関する情報はさらに、カバレッジ拡張を必要とするMTC UE(すなわち、CE−MTC UE)のための特定のRACHリソースのインジケーション、たとえば、CE−MTC UEの利用可能な反復数または反復レベルのインジケーション、を備え得る。RACHリソースに関する情報に基づいて、基地局は、どこでRACHプリアンブル信号を受信するのかを決定する、および/または、RACHプリアンブル信号の送信フォーマットを決定する。システム情報で指定された多くの種類のRACHリソースおよび送信フォーマットが存在するのであれば、基地局は、それぞれの可能なリソースにおいて可能なRACHフォーマットをブラインド検出し、第1のワイヤレス・リソースで第1のメッセージを検出する。
この実施形態に従って、第1のメッセージの受信後、あらかじめ決定された時間インタバルt1遅れて、基地局は、ステップ202を実行する、すなわち、第2のメッセージ(RAR)をUEへ送る。第2のメッセージは、第2のワイヤレス・リソースで実行される。ステップ200を参照して上述したように、第2のワイヤレス・リソースは、システム情報によって明示的または暗黙的に示され得る。明示的または暗黙的なインジケーションの例は、ステップ200に関する描写においてすでに提示されており、したがって、ここではさらに詳述されないであろう。
送信された第2の情報は、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージの送信に関する情報との両方、たとえば、送信リソースおよび/または送信フォーマットのインジケーション、を備えている。実施形態に従って、第4のメッセージの送信に関する情報は、システム情報に含まれるMsg4の復号候補セットにおける1つの候補に関するインデクス値であり得る。
第2のメッセージを送った後、基地局は、あらかじめ決定された時間インタバルt2遅れた後、ステップ203において、UEから第3のメッセージ(LTEにおけるメッセージ3に対応する、または、Msg3として示される)を受信する。第3のメッセージは、第3のワイヤレス・リソースにおいて受信される。これは、第2のメッセージにおいて、第3のメッセージの送信に関する情報によって指定される。
同様に、第3のメッセージの受信後、基地局は、あらかじめ決定された時間インタバルt3遅れた後、ステップ204において、UEへ第4のメッセージ(LTEにおけるメッセージ4に対応する、または、Msg4として示される)を送信する。第4のメッセージは、第4のワイヤレス・リソースにおいて実行される。ステップ200を参照して上述したように、第4のワイヤレス・リソースおよび/または第4のメッセージの送信フォーマットは、システム情報によって明示的または暗黙的に示され得る。明示的または暗黙的なインジケーションの例はすでに、ステップ200に関する描写において提示されており、ここではさらに詳述されないであろう。
図2bは、UE側における対応する典型的な方法のフローチャートを例示する。図2bの典型的な実施形態において、UEは先ず、ステップ210においてシステム情報を受信する。システム情報は、定期的に送信され、システム情報は、第2のメッセージ(RAR、本明細書ではMsg2と呼ばれる)の送信に関する情報を備えているか、または、第2のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージ(Msg4とも呼ばれる)の送信に関する情報との両方、たとえば、Msg2および/またはMsg4の送信候補セットを備えている。これは、UEから見られるような、Msg2および/またはMsg4の復号候補セットでもある。Msg2および/またはMsg4の復号候補セットにおける各候補は、以下の情報の1つまたは複数のアイテムによって示され得る。
−周波数および時間の情報を含む候補リソースの場所、
−候補リソースのサイズ、
−対応するメッセージの変調コーディング・フォーマット、
−対応するメッセージの反復数または反復レベル、および
−対応するメッセージのスクランブリング・コード。
図1の描写において述べられたように、第2のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージの送信に関する情報とが、明示的または暗黙的な方式で示され得る。明示的なインジケーションの例は、LTE PDCCHにおいて、ダウンリンク制御情報(DCI)におけるリソース割当によって使用されるインジケーション・フォーマットを用いて、絶対的なリソース場所を示している。他のいくつかの実施形態において、Msg2および/またはMsg4の復号候補セットは、物理リソース・オフセットの方式で示され、たとえば、RACHリソースに対する候補リソースのオフセットが示される。別の例として、RACHリソースに対するオフセットは、Msg2の復号候補セットを示すために使用され、Msg2の復号候補セットに対するオフセットは、Msg4の復号候補セットを示すために使用され得る。これらの例において、オフセットは、周波数および/または時間におけるオフセットであり得る。
他のいくつかの実施形態において、Msg2および/またはMsg4の複数の復号候補が存在する場合、それらのうちの1つのみが示され、たとえば、この候補セットにおける第1の候補の情報のみが示される一方、残りの候補の情報は、あらかじめ定義されたルールによって取得され得る。
さらなる実施形態において、第2のメッセージの送信に関する情報と、システム情報に含まれる第4のメッセージの送信に関する情報とを暗黙的に示す例は、たとえば、システム情報は単にRACHリソース(時間、周波数、プリアンブル信号シーケンスのコードワード、反復レベル)を明示的に示し、その間に、マッピング関係が定義され、これによって、各RACHリソースが、 Msg2の復号候補セットに対応するか、 または、Msg2の復号候補セットと、Msg4の復号候補セットとの両方に対応するようになることである。異なるRACHリソースに対応する復号候補セットがオーバラップし、たとえば、極端なケースでは、異なるRACHリソースに対応する復号候補セットは、完全に同じであり得る、たとえば、すべてのRACHリソースが、同じ復号候補セットに対応することが注目されるべきである。
その後、ステップ211において、UEは、基地局へ第1のメッセージを送り、第1のメッセージを送るためのワイヤレス・リソースが、システム情報に含まれるRACHリソースに関する情報によって指定される。RACHリソースに関する情報は、時間、周波数、プリアンブル信号シーケンスのコードワード等のインジケーションであり得る。いくつかの実施形態において、RACHリソースに関する情報はさらに、カバレッジ拡張を必要とするMTC UE(CE−MTC UE)のための特定のRACHリソース・インジケーション、たとえば、CE−MTC UEの利用可能な反復数または反復レベルのインジケーションを備え得る。RACHリソースに関する情報に基づいて、UEは、どこからRACHプリアンブル信号が送られるべきであるかを決定し、および/または、RACHプリアンブル信号の送信フォーマットを決定する。システム情報で指定された多くの種類のRACHリソースおよび送信フォーマットが存在するのであれば、UEは、複数のRACHリソースからランダムに選択し得るか、または、測定および/または選択基準に基づいて、そこから適切なRACHリソースを選択するであろう。
この実施形態に従って、第1のメッセージの受信後、あらかじめ決定された時間インタバルt1遅れて、UEは、ステップ212を実行する、すなわち、基地局から第2のメッセージ(RAR)を受信する。第2のメッセージは、第2のワイヤレス・リソースで検出される。ステップ210を参照して上述したように、第2のワイヤレス・リソースは、システム情報によって明示的または暗黙的に示され得る。明示的または暗黙的なインジケーションの例はすでに、ステップ210に関する描写において提示されており、ここではさらに詳述されないであろう。
受信された第2の情報は、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージの送信に関する情報との両方、たとえば、送信リソースおよび/または送信フォーマットのインジケーションを備えている。実施形態に従って、ここにおける第4のメッセージの送信に関する情報は、システム情報に含まれるMsg4の復号候補セットにおける候補に関するインデクス値であり得る。
第2のメッセージを受信した後に、UEは、あらかじめ決定された時間インタバルt2遅れた後、ステップ213において基地局へ第3のメッセージを送る。第3のメッセージは、第3のワイヤレス・リソースにおいて送られ、第3のワイヤレス・リソースは、第2のメッセージにおいて、第3のメッセージの送信に関する情報によって指定される。
同様に、第3のメッセージを送った後、UEは、あらかじめ決定された時間インタバルt3遅れた後、ステップ214において、基地局から第4のメッセージを受信する。第4のメッセージは、第4のワイヤレス・リソースにおいて検出される。ステップ210を参照して上述したように、第4のワイヤレス・リソースおよび/または第4のメッセージの送信フォーマットは、システム情報によって明示的または暗黙的に示され得る。明示的または暗黙的なインジケーションの例は、ステップ200に関する描写においてすでに提示されているので、ここではさらに詳述されることはないであろう。
図2aにおけるあらかじめ決定された時間インタバルt1、t2、t3、t4はそれぞれ、図2bにおけるあらかじめ決定された時間インタバルt1、t2、t3、t4に等しいが、t1、t2、t3、t4のいずれか2つは、同じであり得るか、異なり得ることが注目されるべきである。あらかじめ決定された時間インタバルt1、t2、t3、t4は、規格/技術仕様において指定され得るか、または、システム情報において基地局によってUEへ通知され得る。図3は、実施形態に従って図2aおよび図2bに図示されるステップに対応する時間シーケンスの概要図を例示しており、ここでは、あらかじめ決定された時間インタバルt1、t2、t3、t4の例が図示されている。図3の実施形態において、第1のメッセージ(プリアンブル信号)が送られた後、時間インタバルt1の遅れ後、第2のメッセージが送信され、第2のメッセージによって使用されるリソースが、RARのためのワイヤレス・リソース(PRB)候補セットから選択される。RARのワイヤレス・リソース(PRB)候補セットは、システム情報に含まれる。第2のメッセージが送られた後、第3のメッセージ(メッセージ3)が、時間インタバルt2の遅れ後に送られる。同様に、第3のメッセージが送られた後、第4のメッセージ(メッセージ4)が、時間インタバルt3の遅れ後に送られ、第4のメッセージによって使用されるリソースが、第4のメッセージのワイヤレス・リソース(PRB)候補セットから選択される。第4のメッセージのワイヤレス・リソース(PRB)候補セットは、システム情報に含まれているか、または、第2のメッセージに含まれている。
例として、図4は、オフセットの形式で示されるRARワイヤレス・リソース候補セットの概要図を例示する。この例において、RARワイヤレス・リソース候補セットは、RACHリソースに対するオフセット1(オフセット1)と、第1の候補リソースに対するオフセット2(オフセット2)とによって示される2つの候補リソースを含む。いくつかの実施形態において、インジケーションは、1つのみのオフセットを用いて実行され、たとえば、第1の候補リソースを示すためにオフセット1のみが使用され、あらかじめ決定されたルールに従って第2の候補リソースが取得され、たとえば、オフセット2=オフセット1という方式で、または、オフセット2が固定値に等しいという方式で、ルールが設定される。
別の例として、図5は、オフセットの形式で示された第4のメッセージのワイヤレス・リソース候補セットの概要図を例示する。この例において、第4のメッセージのワイヤレス・リソース候補が、RAR候補リソースに対するオフセットであるオフセット3(オフセット3)によって示される。したがって、第4のメッセージの候補リソースが、RAR候補リソースおよびオフセット3に関するインジケーションに基づいて決定され得る。これは単なる典型的な実施形態であり、他の実施形態では、第4のメッセージの候補リソースを示すためのオフセットはまた、RACHリソースに対するオフセットでもあり得ることが認識されるべきである。
図6は、オフセットを使用することによって候補リソースを示す別の例を例示する。この例において、オフセットは、RACHの反復レベルに依存する。たとえば、第1のメッセージの送信、すなわち、RACHプリアンブル信号の送信が、第1の反復レベルを適用しているのであれば、RARの候補リソースが、RACHリソースに対するオフセット1を使用して決定され、第1のメッセージの送信、すなわち、RACHプリアンブル信号の送信が、第2の反復レベルを適用しているのであれば、RARの候補リソースが、RACHリソースに対するオフセット1と他のオフセットp(オフセット−p)の追加の結果を使用して決定され得る。
図7は、本開示の実施形態に従って、図2aの方法を実行するための基地局700の概要図を例示する。図面に図示されるように、この実施形態における基地局は、少なくとも以下のモジュールを備える。
第2のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第2のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えているシステム情報を送信するための第1の送信モジュール701。
第1のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末から送信された第1のメッセージを受信するための第1の受信モジュール702。
第2のメッセージの送信に関する情報に従って、第2のワイヤレス・リソース・ブロックで端末へ第2のメッセージを送信するための第2の送信モジュール703。ここで、第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている。
第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末から送信された第3のメッセージを受信するための第2の受信モジュール704。
システム情報に含まれる第4のメッセージの送信に関する情報、および/または、第2のメッセージに含まれる第4のメッセージの送信に関する情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末へ第4のメッセージを送信するための第3の送信モジュール705。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、第2のメッセージの送信およびシステム情報における第4のメッセージの送信に関する情報が、明示的な方式(たとえば、絶対的なリソースおよび/または送信フォーマット・インジケーション)または暗黙的な方式(たとえば、RACHリソース/送信フォーマットを用いたあらかじめ定義されたマッピング)で示され得る。明示的なインジケーションまたは暗黙的なインジケーションの例は、図2a〜図2bの描写において提示されており、ここでは、それ以上詳述されないであろう。第2のメッセージおよび第4のメッセージの送信に関する情報の内容は、第2のメッセージおよび第4のメッセージそれぞれの送信のための候補セットであり得る。候補セットにおける各候補は、以下の情報の1つまたは複数のアイテムによって示され得る。
−周波数および時間の情報を含む候補リソースの場所、
−候補リソースのサイズ、
−対応するメッセージの変調コーディング・フォーマット、
−対応するメッセージの反復数または反復レベル、および
−対応するメッセージのスクランブリング・コード。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、第1のメッセージを受信するための第1のワイヤレス・リソースが、システム情報に含まれるRACHリソースに関する情報によって指定される。たとえば、RACHのためにCE−MTC UEによって使用され得るリソース(時間、周波数、コードワード、反復数、または反復レベル)が、システム情報において示され得る。そして、対応するRACH送信フォーマット(たとえば、反復数)が、異なるRACH物理リソース(時間、周波数、コードワード)のために明示的または暗黙的に指定され得る。システム情報で指定された複数のRACHリソースが存在するのであれば、第1の受信モジュール702は先ず、システム情報に従って、可能なRACH物理リソースおよび送信フォーマットを決定し、その後、それぞれの可能な物理リソースで、可能なRACHフォーマットをブラインド検出し得る。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、第2の送信モジュール703は、あらかじめ決定された時間インタバルt1に従って、第2のメッセージの送信期間を決定し、システム情報における第2のメッセージの送信に関する情報に従って、第2のメッセージの送信のための第2のワイヤレス・リソースおよびある送信フォーマットを決定し、第2のメッセージを送信する。上述したように、システム情報における第2のメッセージの送信に関する情報は、明示的または暗黙的に示され得る。明示的または暗黙的なインジケーションの例は、図2aおよび図2bの描写においてすでに提示されているので、さらに詳述されることはないであろう。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、装置における第2の受信モジュール704は、あらかじめ決定された時間インタバルt2に従って、第3のメッセージの受信時間を決定し、第2のメッセージにおける第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のメッセージの受信および検出のための第3のワイヤレス・リソースおよびある送信フォーマットを決定し、第3のメッセージを受信する。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、装置における第3の送信モジュール705は、あらかじめ決定された時間インタバルt3に従って、第4のメッセージの送信時間を決定し、システム情報における第4のメッセージの送信に関する情報、および/または、第2のメッセージにおける第4のメッセージの送信に関する情報に従って、第4のメッセージの送信のための第4のワイヤレス・リソースおよびある送信フォーマットを決定し、第4のメッセージを送信する。上記描写したように、システム情報における第4のメッセージの送信に関する情報は、明示的または暗黙的に示され得る。明示的または暗黙的なインジケーションの例は、図2aおよび図2bの描写にすでに提示されているので、さらに詳述されることはないであろう。
図8は、本開示の実施形態に従って、図2bの方法を実行するためのUE 800の概要図を例示する。図面に図示されるように、実施形態におけるUE 800は、少なくとも以下のモジュールを備える。
第2のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第2のメッセージの送信に関する情報と、第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えているシステム情報を受信するための第1の受信モジュール801。
第1のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局へ第1のメッセージを送信するための第1の送信モジュール802。
第2のメッセージの送信に関する情報に従って、基地局から、第2のメッセージを、第2のワイヤレス・リソースで受信するための第2の受信モジュール803。ここで、第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている。
第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のワイヤレス・リソース・ブロックで、第3のメッセージを送信するための第2の送信モジュール804。
システム情報に含まれる第4のメッセージの送信に関する情報、および/または、第2のメッセージに含まれる第4のメッセージの送信に関する情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局から第4のメッセージを受信するための第3の受信モジュール805。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、システム情報における第2のメッセージと第4のメッセージの送信に関する情報は、明示的な方式(たとえば、絶対的なリソースおよび/または送信フォーマットのインジケーション)で、または、暗黙的な方式(たとえば、RACHリソース/送信フォーマットを用いてあらかじめ定義されたマッピング)で示され得る。明示的なインジケーションまたは暗黙的なインジケーションの例は、図2a〜図2bの描写において提示されており、ここではそれ以上詳述されないであろう。第2のメッセージおよび第4のメッセージの送信に関する情報の内容は、第2のメッセージおよび第4のメッセージそれぞれの送信の候補セットであり得る。候補セットにおける各候補は、以下の情報のうちの1つまたは複数のアイテムによって示され得る。
−周波数および時間の情報を含む候補リソースの場所、
−候補リソースのサイズ、
−対応するメッセージの変調コーディング・フォーマット、
−対応するメッセージの反復数または反復レベル、および
−対応するメッセージのスクランブリング・コード。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、第1のメッセージを受信するための第1のワイヤレス・リソースは、システム情報に含まれるRACHリソースに関する情報によって指定される。たとえば、RACHのためにCE−MTC UEによって使用され得るリソース(時間、周波数、コードワード、反復数または反復レベル)は、システム情報において示され、対応するRACH送信フォーマット(たとえば、反復数)は、異なるRACH物理リソース(時間、周波数、コードワード)のために明示的または暗黙的に指定され得る。システム情報において指定された複数のRACHリソースが存在するのであれば、第1の送信モジュール802は先ず、システム情報に従って、可能なRACH物理リソースおよび送信フォーマットを決定し、その後、UEの測定およびある選択ルールに従って、可能なリソースから1つをランダムに選択するか、または、1つのRACHリソースを選択する。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、第2の受信モジュール803は、あらかじめ決定された時間インタバルt1に従って、第2のメッセージの送信時間を決定し、システム情報における第2のメッセージの送信に関する情報に従って、第2のメッセージの検出のための第2のワイヤレス・リソースおよびある送信フォーマットを決定し、第2のメッセージを受信し、検出する。上記描写におけるように、システム情報における第2のメッセージの送信に関する情報は、明示的または暗黙的に示され得る。明示的または暗黙的なインジケーションの例はすでに図2aおよび図2bの描写において提示されているので、さらに詳述されることはないであろう。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、装置における第2の送信モジュール804は、あらかじめ決定された時間インタバルt2に従って、第3のメッセージの送信時間を決定し、第2のメッセージにおける第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のメッセージの送信のための第3のワイヤレス・リソースおよびある送信フォーマットを決定し、第3のメッセージを送信する。
本開示の装置のいくつかの実施形態において、第3の受信モジュール805は、あらかじめ決定された時間インタバルt3に従って、第4のメッセージの送信時間を決定し、システム情報における第4のメッセージの送信に関する情報、および/または、第2のメッセージにおける第4のメッセージの送信に関する情報に従って、第4のメッセージの受信のための第4のワイヤレス・リソースおよびある送信フォーマットを決定し、第4のメッセージを受信する。上記描写におけるように、システム情報における第4のメッセージの送信に関する情報は、明示的または暗黙的に示され得る。
明示的または暗黙的なインジケーションの例は、図2aおよび図2bの描写においてすでに提示されており、さらに詳述されることはないであろう。
さらに、図7および図8の典型的なブロック図は、本開示に緊密に関連する機能モジュールのみを図示しており、これらのモジュールに加えて、UEおよび基地局は、他のモジュールを備え得ることが注目に値する。さらに、これら例は、これらモジュールを個々に図示しているが、実際は、当業者によって認識され得るように、これらモジュールのいくつかまたはすべては、特定の実施形態では、同じハードウェアまたはソフトウェアまたはファームウェアまたはこれらの組合せによって実現され得る。図7における1つのモジュールの機能は、他のいくつかの実施形態では、いくつかの個々のモジュールによって実行され得る。
当業者によって認識され得るように、図7および図8におけるモジュールは、たとえば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組合せの方式で実現され、本開示の装置は、プロセッサおよびメモリを備え得る。ここで、メモリは、プロセッサが、図2aまたは図2bにおけるステップの動作の完了と、図7〜図8のモジュールの機能の実行とを行わせるように、プロセッサによって実行される命令を記憶するために使用される。ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組合せによるこれら実施方法は、当業者にとって容易に想到されるので、本明細書では、これらは網羅的にはリストされていない。
さらに、この記述および図面は単に、例によって本開示の原理を例示するだけである。したがって、当業者であれば、本明細書に明示的に記述も例示もされていない様々な構成を設計し得るが、本開示の原理を反映することができ、本開示の精神および範囲に含まれていることが認識される。その上、本明細書に開示されたすべての例は、主に、本開示の原理と、本技術分野の概念の発展への発明者の寄与とに対する読者の理解を支援するための例示目的のみのために特に意図されており、そのような具体的に開示された例および条件に限定されるとして解釈されないであろう。さらに、本原理、態様、および実施形態、およびそれらの特有の例をここで開示しているすべての記述は、それらの均等物をカバーすることが意図されている。

Claims (15)

  1. ワイヤレス通信ネットワークにおけるランダム・アクセス手順のための方法であって、
    第2のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、前記第2のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、システム情報を送信するステップと、
    第1のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末から送信された第1のメッセージを受信するステップと、
    前記第2のメッセージの送信に関する情報に従って、第2のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記第2のメッセージを前記端末へ送信するステップであって、前記第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、前記第3のメッセージの送信に関する情報と前記第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、ステップと、
    前記第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記端末から送信された前記第3のメッセージを受信するステップと、
    前記システム情報に含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報、および/または、前記第2のメッセージに含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記端末へ前記第4のメッセージを送信するステップと、
    を備える方法。
  2. 前記第2のメッセージの送信に関する前記情報と、前記システム情報に含まれる第4のメッセージの送信に関する前記情報とはそれぞれ、前記第2のメッセージの復号候補セットと、前記第4のメッセージの復号候補セットとを備え、前記第2のメッセージの前記復号候補セットと、前記第4のメッセージの前記復号候補セットにおける各候補は、以下の情報、すなわち、
    −使用された物理リソースのサイズを示すための情報、
    −前記使用された物理リソースの場所を示すための情報であって、前記物理リソースの前記場所情報は、時間と周波数の情報を備える、情報、
    −使用された変調コーディング・フォーマットを示すための情報、
    −使用された反復数を示すための情報、および
    −使用されたスクランブリング・コードを示すための情報、
    のうちの少なくとも1つのアイテムによって記述される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のメッセージの送信に関する前記情報、および/または、前記第4のメッセージの送信に関する前記情報は、
    各RACHリソースが、前記第2のメッセージの送信に関する対応する情報にマップされるか、および/または、前記第4のメッセージの送信に関する対応する情報にマップされるように、前記システム情報に含まれる各RACHリソースのためのマッピング基準を定義することによって前記システム情報に含められ、
    前記システム情報に含まれる各RACHリソースは、以下のパラメータ、すなわち、
    −周波数リソース、
    −時間リソース、
    −符号分割多重のためのコードワード・リソース、および
    −反復レベル、
    のうちの1つまたは複数によって定義される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記システム情報は、前記第2のメッセージの前記復号候補セット、および/または、前記第4のメッセージの前記復号候補セット、における第1の候補のインジケーションのみを備える、請求項2に記載の方法。
  5. 前記第2のメッセージの前記復号候補セット、および/または、前記第4のメッセージの前記復号候補セット、における候補は、物理リソース・オフセットによって示され、前記物理リソース・オフセットは、周波数および/または時間におけるオフセットであり、
    前記物理リソース・オフセットは、少なくとも、以下のオフセット、すなわち、
    −RACHリソースに対するオフセット、
    −前記第2のメッセージの前記復号候補セットに対するオフセット、および
    −前記第2のワイヤレス・リソース・ブロックに対するオフセット、
    のうちの1つを少なくとも備える、請求項2に記載の方法。
  6. 前記第2のメッセージに含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報は、前記第4のメッセージの復号候補セットを備えているか、または、前記システム情報に含まれる前記第4のメッセージの前記復号候補セットにおける候補を示すインデクスを備えている、請求項2に記載の方法。
  7. 前記第1のメッセージ、第2のメッセージ、第3のメッセージ、および第4のメッセージ、およびその前に生じる別のメッセージ、のうちの1つまたは複数の間に、あらかじめ決定された時間インタバルが存在する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2のメッセージおよび/または前記第4のメッセージは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)で送信され、前記第2のワイヤレス・リソース・ブロックおよび/または前記第4のワイヤレス・リソース・ブロックは、PDCCHリソース・ブロックに対応するか、または、
    前記第2のメッセージおよび/または前記第4のメッセージは、エボルブド物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH)で送信され、前記第2のワイヤレス・リソース・ブロックおよび/または前記第4のワイヤレス・リソース・ブロックは、ePDCCHリソース・ブロックに対応するか、または、
    前記第2のメッセージおよび/または前記第4のメッセージは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で送信され、前記第2のワイヤレス・リソース・ブロックおよび/または前記第4のワイヤレス・リソース・ブロックは、PDSCHリソース・ブロックに対応する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
  9. ワイヤレス通信ネットワークにおけるランダム・アクセス手順のための方法であって、
    第2のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、前記第2のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、システム情報を受信するステップと、
    第1のワイヤレス・リソース・ブロックで、基地局へ第1のメッセージを送信するステップと、
    前記第2のメッセージの送信に関する情報に従って、第2のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記基地局から前記第2のメッセージを受信するステップであって、前記第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、前記第3のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、ステップと、
    前記第3のメッセージの送信に関する情報に従って、第3のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記基地局へ前記第3のメッセージを送信するステップと、
    前記システム情報に含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報、および/または、前記第2のメッセージに含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記基地局から前記第4のメッセージを受信するステップと、
    を備える方法。
  10. 前記第2のメッセージの送信に関する前記情報と、前記システム情報に含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報とはそれぞれ、前記第2のメッセージの復号候補セットと、前記第4のメッセージの復号候補セットとを備え、前記第2のメッセージの前記復号候補セットと、前記第4のメッセージの前記復号候補セットと、における各候補は、以下の情報、すなわち、
    −使用された物理リソースのサイズを示すための情報、
    −前記使用された物理リソースの場所を示すための情報であって、前記物理リソースの前記場所情報は、時間と周波数の情報を備える、情報
    −使用された変調コーディング・フォーマットを示すための情報、
    −使用された反復数を示すための情報、および
    −使用されたスクランブリング・コードを示すための情報、
    のうちの少なくとも1つのアイテムによって記述される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第2のメッセージの送信に関する前記情報、および/または、前記第4のメッセージの送信に関する前記情報は、
    各RACHリソースが、前記第2のメッセージの送信に関する対応する情報にマップされるか、および/または、前記第4のメッセージの送信に関する対応する情報にマップされるように、前記システム情報に含まれる各RACHリソースのためのマッピング基準を定義することによって前記システム情報に含められ、
    前記システム情報に含まれる各RACHリソースは、以下のパラメータ、すなわち、
    −周波数リソース、
    −時間リソース、
    −符号分割多重のためのコードワード・リソース、および
    −反復レベル、
    のうちの1つまたは複数によって定義される、請求項9に記載の方法。
  12. 前記システム情報は、前記第2のメッセージの前記復号候補セット、および/または、前記第4のメッセージの前記復号候補セット、における第1の候補のインジケーションのみを備える、請求項10に記載の方法。
  13. 前記第2のメッセージの前記復号候補セット、および/または、前記第4のメッセージの前記復号候補セット、における候補は、物理リソース・オフセットによって示され、前記物理リソース・オフセットは、周波数および/または時間におけるオフセットであり、
    前記物理リソース・オフセットは、以下のオフセット、すなわち、
    −RACHリソースに対するオフセット、
    −前記第2のメッセージの前記復号候補セットに対するオフセット、および
    −前記第2のワイヤレス・リソース・ブロックに対するオフセット、
    のうちの1つを少なくとも備える、請求項10乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  14. ワイヤレス通信ネットワークにおいてランダム・アクセス手順を実行するための装置であって、
    第2のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、前記第2のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、システム情報を送信するための第1の送信モジュールと、
    第1のワイヤレス・リソース・ブロックで、端末から送信された第1のメッセージを受信するための第1の受信モジュールと、
    前記第2のメッセージの送信に関する前記情報に従って、第2のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記端末へ前記第2のメッセージを送信するための第2の送信モジュールであって、前記第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、第3のメッセージの送信に関する情報と前記第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、第2の送信モジュールと、
    前記第3のメッセージの送信に関する前記情報に従って、前記第3のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記端末から送信された前記第3のメッセージを受信するための第2の受信モジュールと、
    前記システム情報に含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報、および/または、前記第2のメッセージに含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記端末へ前記第4のメッセージを送信するための第3の送信モジュールと、
    を備える装置。
  15. ワイヤレス通信ネットワークにおいてランダム・アクセス手順を実行するための装置であって、
    第2のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、前記第2のメッセージの送信に関する情報と第4のメッセージの送信に関する情報との両方を備えている、システム情報を受信するための第1の受信モジュールと、
    第1のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記基地局へ第1のメッセージを送信するための第1の送信モジュールと、
    前記第2のメッセージの送信に関する前記情報に従って、第2のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記基地局から前記第2のメッセージを受信するための第2の受信モジュールであって、前記第2のメッセージは、第3のメッセージの送信に関する情報を備えているか、または、前記第3のメッセージの送信に関する情報と前記第4の送信に関する情報との両方を備えている、第2の受信モジュールと、
    前記第3のメッセージの送信に関する前記情報に従って、第3のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記第3のメッセージを送信するための第2の送信モジュールと、
    前記システム情報に含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報、および/または、前記第2のメッセージに含まれる前記第4のメッセージの送信に関する前記情報に従って、第4のワイヤレス・リソース・ブロックで、前記基地局から前記第4のメッセージを受信するための第3の受信モジュールと、
    を備える装置。
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