JP2016534350A - 粉末製品用のデバイス - Google Patents

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Abstract

本発明は、本体(2)と、少なくとも2つの先端部(3a、3b)と、を備える、筒型形状を有するデバイス(1)であって、これら先端部(3a、3b)の少なくとも1つが、楕円(6)を形成する開口部(5)を備え、V字形(4)であり、i)デバイス(1)の中心及び長手方向の軸線(7)と、ii)V字形(4)によって形成される接線(8)との間の角度αが10°未満である、デバイス(1)に関する。【選択図】 図3

Description

本発明は、特に、粉末形態を有する製品を、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取取り出するように構成された、特定の形状を有するデバイスに関する。
製品、特に、消費財は、様々な物理的形態にて存在する。例えば、それらは、固体、液体、又は粘性であり得る。固体の場合、製品は、粉末形態、すなわち、粒状形態とされ得る。この特定の形態は固体の微粒子を含むため、製品の分注を容易にするのに特に好適である。取り出して送達する製品の量もより一層調節できる。
製品は、様々な種類の材料(プラスチック、ガラス、金属、ボール紙等)で作製され得る種々のタイプの容器(パッケージ、パウチ、箱、瓶等)に保存することができる。容器は、また、種々の形状を有し得る。容器は、剛性とすることもできるが、特に、プラスチックフィルム、紙及び/又はアルミニウムなどの可撓性材料がその製造に用いられる場合は、逆に、可撓性又は半可撓性とすることもできる。容器はいくつかの機能を満足する。容器は、消費者に対し、安全、衛生的かつ便利な手法で製品を調整する、運搬する、保存する及び分配することを可能にするだけでなく、商用広告のための視覚的サポートも提供することがある。
製品又はその一部を、ディスペンサグラス、ビーカー、スプーン又はスコップなどの、容器から取り出して送達するための種々のデバイスが存在し、それらは多種多様な形状を有し得る。例えば、消費者は、一般に、洗浄用粉末を取り出し、かつ1回量を計り取るためにプラスチックカップを使用する。コーヒー粉末、チョコレート粉末、乳児用調製粉乳及び乳児用シリアルなどの粉末食品製品に関しては、消費者は、通常、スプーン又はスコップを使用する。これらのものは、一般に、小さなキャビティ(又は小皿)を有するハンドルを備える。スコップのいくつかの例は、国際公開第2012009124号及び国際公開第201285783号に見ることができる。
しかしながら、既存のデバイスはいくつかの欠点を呈する。これらデバイスを使用して製品を容器からその使用場所へと(例えば、カップ又は哺乳瓶等へと)移動させるとき、粉末製品の一部が落下し、失われるおそれがある。これは特に、デバイス内の粉末が多量であること、提供の速度及び/又は製品の流動性(粉末小粒(powder granules)のサイズが小さくなるほど増加する)に起因するものである。既存のスプーン及びスコップのキャビティ(又は小皿)は、その小さなサイズ及びその広がった形状のため、それが収容するすべての粉末を保持することはできない。この製品のロスは、ロスとなった粉末を廃棄しなければならない消費者にとっては経済的な欠点である。また、これにより、移動場所がロスとなった粉末だらけになるために汚れることから、消費者に、いくらかの不快感を生じさせる可能性もある。
加えて、既存のデバイスでは、粉末製品の正確な1回量を得ることが可能になるとは限らない。これは、特に、スプーン及びスコップを使用する場合に当てはまるが、これは、粉末製品が、取り出されるときに、キャビティ(又は小皿)の上に堆積を形成する傾向があるからである。
したがって、粉末製品を容器から取り出すこと、任意選択的に、同じ時間で(in the same time)、取り出された量が1回分となることを可能にするデバイスを開発する必要がある。また、製品を、製品ロスが全くないか、製品ロスが限定された状態で送達することができ、かつまた、広範な粉末製品に使用できるデバイスが必要である。
したがって、本発明の目的は、本体と、少なくとも2つの先端部と、を備える、筒型形状を有するデバイスであって、これら先端部の少なくとも1つが、楕円を形成する開口部を備え、V字形であり、デバイスの中心長手方向軸線と、V字形によって形成される接線との間の角度αが10°未満である、デバイスを提供することである。
本発明の別の目的は、本発明のデバイスと、粉末製品を含む容器と、を備える、部品キットである。
本発明は、また、食品製品、特に、粉末ブイヨン、粉末スープ、乳児用調製粉乳、乳児用シリアル、コーヒー粉末、チョコレート粉末又は任意の他の種類の粉末などの粉末製品を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るための、本発明のデバイスの使用に関する。
本発明の別の目的は、本発明のデバイスを用いて粉末製品を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るための方法である。
したがって、本発明の第1の目的は、本体と、少なくとも2つの先端部と、を備える、筒型形状を有するデバイスであって、これら先端部の少なくとも1つが、楕円を形成する開口部を備え、V字形であり、i)デバイスの中心及び長手方向の軸線と、ii)V字形によって形成される接線との間の角度αが10°未満である、デバイスである。
本願に記載される種々の態様、特徴、実施例及び実施形態は、互換性があること、及び/又はともに組み合わせることができることに留意されたい。
本発明のデバイスは、いくらかの製品を収容することができる密閉容積を画定する筒型形状を有する。デバイスは、少なくとも2つの先端部によって境界が定められた本体(チューブ)を備える。チューブは、内側面及び外側面によって境界が定められた壁を有し、壁厚は、1ミリメートル未満〜数センチメートル(a few centimetres)、例えば、0.1mm〜2cm、又は0.5mm〜1.5cm、又は0.8mm〜1cmの寸法とされ得る。
デバイスは、一般に、2つの先端部を有する。これら先端部は、通常、両側、つまり、デバイスが垂直/直立とされる場合は、一般に、底部先端部及び上部先端部に配置されているが、これは必須ではない。しかしながら、デバイスがより多くの先端部(例えば、3つ、4つ等)、例えば、底部先端部及び2つの上部先端部、を有し得るいくつかの実施形態もあり得る。
本発明のデバイスは、種々の形状を有し得る。いくつかの実施形態では、デバイスは長手形状を有する。いくつかの他の実施形態においては、デバイスは湾曲形状を有する。
デバイスの形状、特に、デバイスの本体及び/又は先端部の形状は、用途、製品の種類及び/又は消費者のタイプに応じて適合される。
いくつかの実施形態では、本発明のデバイス及び/又は本発明のデバイスの本体は規則的な形状を有する。これは、デバイスの(すなわち、チューブの)及び/又は本体(すなわち、本体のチューブ)の直径がその長さに沿って一定であることを意味する。デバイスのチューブの直径は、一般に、2、3センチメートル(few centimetres)〜数センチメートル(several centimetres)、例えば、10mm〜50mm、又は10mm〜35mm、又は10mm〜20mmである。
いくつかの他の実施形態においては、本発明のデバイス及び/又は本発明のデバイスの本体は、不規則な形状を有する。これは、デバイス及び/又は本体の直径がその長さに沿って一定でないこと、すなわち、その長さに沿って変化することを意味する。変化は、比例(例えば、デバイスの頂部からデバイスの底部への比例的減少)などの、規則的なものとすることができ、例えば、漏斗形状を有することができる。あるいは、変化は不規則なもの(例えば、ランダムな変化)とすることもできる。
本発明のデバイス及び/又は本発明のデバイスの本体は、また、規則的な形状及び不規則な形状の両方を有し得る。すなわち、デバイス/デバイスの本体の少なくとも一部は規則的な形状を有し、別の部分は不規則な形状を有する。
チューブの直径に関して同様に、チューブの幅もまた、その長さに沿って一定とすることも、その長さに沿って一定としないことも、これらの組み合わせとすることもできる。例えば、円錐形状(すなわち、漏斗形状)を有するデバイスでは、広い方の開口部が狭い方の開口部よりも大きな幅を有する。
デバイスのチューブは規則的な形状又は不規則な形状を有し得る。チューブの断面は、例えば、円、長円形を形成し得る。あるいは、例えば、三日月形などの、凹形状又は凸形状を有し得る。
デバイスの先端部は、同じ形状又は異なる形状を有し得る。いくつかの実施形態においては、デバイスの先端部は異なる形状を有する。
本発明によるデバイスの少なくとも1つの先端部は、V字形(すなわち傾斜先端部)である。これは一般に底部先端部である。いくつかの特定の実施形態においては、デバイスのすべての先端部がV字形である。
V字形は、頂点又は点により終端し得る。あるいは、V字形はわずかな湾曲を形成し得る。いくつかの有利な実施形態においては、V字形はわずかな湾曲によって終端する。この特定の実施形態においては、本発明によるデバイスの少なくとも1つの先端部はU字形を有する。
この、V字形である1つの先端部は、楕円形態を有する開口部(開口部がデバイスの長さに対し傾斜している)、すなわち、楕円を形成する開口部を備える。いくつかの実施形態では、開口部の一部のみが楕円形態を有する。特定の実施形態においては、V字形である先端部の少なくとも上部が楕円形態を有する。いくつかの実施形態では、開口部全体が楕円形態を有する。
V字形は、デバイスの中心及び長手方向の軸線に対して斜めに切断することにより得ることができ、それによって、傾斜先端部を得る。
特に有利な実施形態においては、この開口部は、デバイスを粉末製品内によりうまく挿入するために鋭利に切断される。
いくつかの実施形態では、本発明によるデバイスの他方の先端部(又は先端部(複数))は、また、デバイスの長さに対して傾斜又は垂直とすることができ、かつ鋭利又は不規則とされ得る開口部を備え得る。これは一般に上部先端部(又は先端部(複数))である。
本発明のデバイスは、したがって、少なくとも、
楕円を形成する開口部を備え、V字形である1つの先端部(通常、底部先端部)と、
開口部を備える1つの先端部(通常、上部先端部)と、
を備え得る。
本発明のいくつかの他の実施形態においては、デバイスの他方の先端部(又は先端部(複数))は閉じることができる。
本発明のデバイスは、したがって、少なくとも、
楕円を形成する開口部を備え、V字形である1つの先端部(通常、底部先端部)と、
閉じられた1つの先端部(通常、上部先端部)と、
を備え得る。
この閉じた先端部は密閉され得る。この先端部は、曲線である、直線である、又はデザインパターンを備えるなどの、異なるタイプの形状を有し得る。デザインパターンの存在は、デバイスの全般的なデザインの一部とされ得る、及び/又は、また、消費者による本発明のデバイスのより適切な取り扱いを補助してもよい。
本発明のデバイスは、全般的に、垂直デバイスである。すなわち、デバイスが使用されるとき、デバイスは(例えば、それが水平に保管され得る場合であっても)垂直/直立に配置される。実際、スプーン又はスコップに対する、本発明の特定の利点の1つは、例えば、製品の移動のためにデバイスを垂直に使用できるということであり、これがなければ、製品は落下したり、デバイスからすべり出たりする。このため、移動中の製品のロスがない。これは、消費者が、製品の移動のために、製品を収容するデバイスを横に又は水平に保持することに特に注意を払う必要がないことを意味する。しかしながら、デバイスを垂直/直立で使用することが有利であったとしても、デバイスを横に(斜めに)又は水平に使用することも依然として可能である。前に述べたように、楕円を形成する開口部を備え、V字形である先端部は、一般に、デバイスの底部先端部であり、この特定の先端部から粉末製品をデバイス内に入れる。
i)デバイスの中心及び長手方向の軸線と、ii)少なくとも1つの先端部のV字形によって形成される接線との間の角度αは、10°未満である。実際、この角度αが10°以上である場合、容器から粉末製品を適切に取り出すことが不可能となる。つまり、製品がすべり出るためデバイス内に残らない。
角度αは、通常、4°〜9.5°、又は4°〜9°、又は5°〜9°、又は5°〜8°である。角度αは、例えば、4°、5°、6°、7°、8°若しくは9°とされ得るか、又は、角度αは、その間の任意の値、例えば、その間の任意の少数の値(4.1°、4.2°、4.3°等)を有し得る。7°の角度αが特に有利な例である。
V字形である少なくとも1つの先端部の開口部を形成する楕円は、デバイスの長さに対し傾斜している。角度β(デバイスの接線長手方向の軸線に対し、V字形である先端部の楕円によって形成される傾斜角に相当する)は、5°〜30°、若しくは8°〜25°、若しくは10°〜20°、若しくは13°〜18°、例えば、13°、14°、15°、16°、17°若しくは18°、又はその間の任意の値、例えば、その間の任意の少数の値(13.1°、13.2°、13.3°等)とされ得る。15°の角度βが特に適切な例である。
本発明によるデバイスは、2、3センチメートル(few centrimetres)〜数デシメートル(several decimetres)の長さ(l.d.)を有し得る。いくつかの実施形態では、デバイスは、60mm〜180mm、又は65〜120mm、又は70mm〜90mmの長さ(l.d.)を有する。長さ(l.d.)は、一般に、デバイスの頂部(つまり上部先端部)からデバイスの底部(つまり底部先端部)までの寸法である。
デバイスの頂部から楕円の頂部までを測定した場合、楕円の頂部は、一般に、デバイスの長さ(l.d.)の半分であるか、デバイスの長さ(l.d.)の半分を超える距離(l.t.e)に位置する。例えば、楕円の頂部は、デバイスの頂部の1/2、2/3、3/4、4/5等に位置し得る。
楕円の頂部(V字形である開口部の上部分の上縁端を意味する)における本体の直径Ω(又はデバイスの幅)は、1、2センチメートル(few centimetres)〜数センチメートル(several centimetres)、例えば、10mm〜40mm、又は10mm〜30mm、又は15mm〜25mm、又は17mm〜23mmとされ得る。直径Ωは、例えば、18mm又は20mmとされ得る。
楕円の長さ(l.e.)は、実施形態に応じて、1、2センチメートル(few centimetres)〜数センチメートル(several centimetres)である。いくつかの実施形態では、楕円の長さ(l.e.)は、25mm〜55mm、又は有利には、38mm〜50mmの範囲内で選択され得る。
楕円の幅(w.e.)は、実施形態に応じて、1、2センチメートル(few centimetres)〜数センチメートル(several centimetres)である。いくつかの実施形態では、楕円の幅(w.e.)は、9mm〜14mm、又は有利には、10mm〜13mmの範囲で選択され得る。
本発明のいくつかの特定の例においては、楕円は、以下の長さ(l.e.)及び幅(w.e.)を有し得る。
38mm×10mm
40mm×10mm
40mm×11mm
40mm×12mm
41mm×12mm
42mm×11mm
50mm×13mm
例えば、角度αが約9°の場合、楕円は、以下の範囲の長さ(l.e.)及び幅(w.e.)、つまり、38mm×10mm〜42mm×11mmを有し得る。また、角度αが5°〜8°の場合、楕円は、以下の範囲の長さ(l.e.)及び幅(w.e.)、つまり、40mm×10mm〜50mm×13mmを有してもよい。
楕円の長さ(l.e.)と幅(w.e.)との比は、一般に、3〜5、特に、3〜4.5、又は3.3〜4.1である。いくつかの実施形態では、比は、また、3.6〜4.1、例えば、3.8〜4とされ得る。
いくつかの有利な実施形態においては、本発明のデバイスは、デバイス上、すなわち、デバイスの外側表面上に少なくとも1つの目盛を備える。デバイスは、少なくとも2つ、3つ、4つ、5つ、6つ又はそれを更に超える数の目盛を有してもよい。目盛により、消費者が、デバイスに充填する製品を目測で計り取ることが可能になる。例えば、製品の充填を(デバイスの底部から)3番目の目盛まででやめると、(デバイスの底部から)4番目の目盛まで製品を満たすより少ない製品を保持することが可能になる。したがって、所望であれば、消費者は、要望及び/又は必要に応じて製品の1回量を計り取ることができ、この方法は、特定量の製品を所望するたびに再現可能である。
目盛は、任意の適切な形態を有してもよい。例えば、目盛は、デバイスを完全に又は部分的に取り囲む少なくとも1本の線とすることができ、あるいは、また、デバイスを完全に又は部分的に取り囲む少なくとも1つの切欠によって作製してもよい。また、充填レベルを示す数(充填された製品の定量的な量、又は充填の割合、又は単に1、2、3等のデジタル数字など)があってもよい。
デバイスがいくつかの目盛を有する場合、それらは同様の又は異なる距離(d)にて互いに離れていてもよい。
いくつかの実施形態では、各目盛は、2つの連続する目盛の間におけるデバイスの密閉容積が、他の2つの連続する目盛の間の密閉容積に類似するような状態で離れている。場合などにおいては、デバイスの形状(例えば、本体の直径がその長さに沿って一定であってもなくても)に応じて、距離(d)は異なっても異なっていなくてもよい。
本発明によるデバイスは、種々の種類の材料で作製されてもよい。デバイスはプラスチック材料で作製されると有利である。例えば、デバイスは、ポリプロピレン、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレン、ポリオレフィン、エチレン酢酸ビニル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、エチレンビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、シリコン等で作製され得る。
本発明のデバイスは、当業者に既知の任意の適切な技術によって作製してもよい。例えば、デバイスは、3D印刷によって、又はデバイスの所望の形状を有する金型に材料を溶融状態で射出することからなる射出成形などの射出方法を用いることによって作製してもよい。デバイスは、また、熱成形(thermoformation)によって、すなわち、(例えば、初めはシートの形態の)材料を加熱し、その後、それをデバイスの所望の形状を有するキャビティ内に熱望し(aspiring)、その後、少なくとも1つの先端部にて切断し、本発明による筒状デバイスの開口部を得ることによって作製してもよい。
実施形態に応じて、本発明のデバイスは透明であっても不透明であってもよい。透明なデバイスにより、客がデバイス内に充填される製品を見ることが可能になる。これは、また、デバイスの表面の目盛の使用に加えて及び/又はデバイスの表面の目盛の使用の代わりに、客が製品を目測で計り取るための別の手法とされ得る。
本発明のデバイスは、その内部に製品が(少なくとも一時的に)とどまることができるように、通常、剛性であるか、わずかに可撓性がある。デバイスは剛性であると有利である。
すでに述べたように、本発明によるデバイスは、その用途、充填される製品の種類及び/又はターゲットとする客に応じた種々の形状/デザインを有してもよい。デバイスは、また、単一の又はいくつかの色を有してもよい。
例えば、デバイスは、(例えば、規則的な形状の)シンプルなモノクロームチューブ(monochrome tube)とされ得る。これは、例えば、乳児用調製粉乳のような製品の場合に該当し得る。あるいは、デバイスは、(本発明のデバイスの必須の特徴が存在することを条件として)果物、野菜又は動物の形状のような、任意の所望の物品の形状/デザインを有し得る。これら形状/デザインは、特に、客が子供である場合に、デバイスを使用することを楽しむため、魅力的なものとなる。例えば、デバイスは、例えば、オレンジ色のチューブ及び緑色のデザインパターン(ニンジンの尾(tail of the carrot))を有する、ニンジンの形態を有してもよい。これにより、子供にとって、例えば、土のように見えるいくらかのカカオ粉末においてこの特定のデバイスを使用することが特に面白くなる。デバイスは、また、それが必須の特徴を有することを条件として、例えば、バナナ(湾曲形状)又は玩具フィギュア(toy figurine)の形状を有してもよい。
前に述べたように、本発明によるデバイスは、粉末製品を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るのに適している。デバイスの適合性を定義するために、本願に記載される試験Tを使用してもよい。本発明のデバイスは、粉末製品が、200g/L〜600g/L、例えば、250g/L〜580g/L、又は250g/L〜480g/Lの密度を有する場合、特に効率的である。
本発明のデバイスは、また、粉末製品が、30μm〜500μm、及び特に、50μm〜400μm、例えば、80μm〜300μm、又は100μm〜200μm、又は120μm〜180μmの粒度分布(すなわち、粒子のサイズ、粒径分布(granulometry)とも呼ばれる)及び/若しくは平均粒度分布(すなわち、容器内の種々の粒子の平均サイズ。粒子のサイズが異なる場合があるため)を有する場合、特に効率的である。特定の例は、156μmの平均粒度分布を有する粉末製品である。
本発明のデバイスは、粉末製品が、200g/L〜600g/L、例えば、250g/L〜580g/L、又は250g/L〜480g/Lの密度、並びに30μm〜500μm、及び特に、50μm〜400μm、例えば、80μm〜300μm、又は100μm〜200μm、又は120μm〜180μmの粒度分布及び/又は平均粒度分布の両方を有する場合、特に効率的である。
加えて、デバイスは、また、粉末製品が、デバイスの内側に粉末製品が貼り付くことを可能とする組成を有する場合、及び/又はグルコース及び塩などの、粉末製品に少しの粘着性を持たせるいくらかの架橋剤又は凝集剤を含む場合、特に効率的である。いくつかの粉末製品はこれらの成分を含み、当業者に既知の、そのような粉末製品を得るための多くの手法がある。例として、粉末製品中に砂糖及び/又は塩(例えば、少なくとも3重量%又は少なくとも10重量%又は少なくとも20重量%)が存在することにより、乾燥しすぎない製品を得ることが可能になる。別の例は、コーヒー粉末中にマイクログラインドコーヒーが(例えば、3重量%)存在するものである。
粉末製品は、非常に多種多様なものであり得る。粉末製品は有利には食品製品であるが、同様に、客が本発明によるデバイスを使用するのに関心がある任意の他の種類の粉末製品(例えば、洗浄用粉末)であってもよい。
粉末食品製品は、例えば、粉末ブイヨン(野菜又は肉を基にした、キューブではなく分散形態の)、粉末スープ、乳児用調製粉乳、乳児用シリアル、コーヒー粉末、チョコレート粉末、又は任意の他の粉末若しくは飲料粉末とされ得る。粉末食品製品は、特に、乳児用調製粉乳、乳児用シリアル、コーヒー粉末又はチョコレート粉末であってもよい。
本発明の別の目的は、本発明のデバイスと、粉末製品を備える(又は備え得る)容器と、を備えるキット(又は部品キット(kit of part)又は部品のキット(kit−of−part))である。容器は、粉末製品を受容するように適合されている。前に述べたように、粉末製品は、粉末ブイヨン、粉末スープ、乳児用調製粉乳、乳児用シリアル、コーヒー粉末、チョコレート粉末又は任意の他の粉末などの粉末食品製品であってもよい。
容器は、任意の適切な形状を有してもよい。容器は、例えば、基部と、開口部と、少なくとも1つの(1つ、2つ、3つ、4つ又はこれを超える)側壁(しかし、通常、4つの側壁)と、を備えてもよく、容器は、例えば、蓋で閉じることができ、これにより、容器の内容物が空気と長時間の接触をしないため、衛生上の問題が回避される。蓋により、容器を閉じる、つまり気密的に閉じることが可能になる。容器は、また、蓋が容器を閉じるときに蓋をその所定位置に維持するためのいくつかの保持手段(例えば、保持要素)を備えてもよい。当業者であれば、使用できる種々の蓋について認識している。例えば、蓋は、容器の頂部(すなわち開口部)に付加される別個の部品とされ得る。この蓋は、ねじ止めすることができるか、あるいは、この蓋は、形状の相補性によって容器の本体に単に嵌め込むことができる。蓋は、また、例えばヒンジなどの任意のリンク手段(例えば、リンク要素)によって容器に連結することができる。
容器のタイプは、それが収容し得る粉末製品に応じて適合される。容器は、また、種々の形状を有し得る。例えば、容器は、箱であっても、パッケージであっても、瓶であっても、パウチであっても、ブリキ缶であってもよい。容器は、矩形(平行六面体(parrallepipedic))であっても、長円形(例えば、ブリキ缶、ドイパック)等であってもよい。
特定の実施形態においては、キットの容器には、容易に扱うことができるように剛性がある。いくつかの他の実施形態においては、キットの容器は、可撓性であっても半可撓性であってもよい。容器は、例えば、厚紙、ガラス、プラスチック又は金属材料で作製され得る。
キット内において、本発明のデバイスは、容器内、例えば、粉末製品内に直接配置できる、のいずれか(either)であるが、特に、衛生及び利便性の理由から、客が自身の指を製品の奥深くまで入れすぎることを避けるため、開口部にあるか、少なくとも容器の開口部の近傍にあることが好ましい。
より良好な衛生及び利便性を提供するため、デバイスは、有利には、粉末製品から分離されてもよい。デバイスは、例えば、キットの容器の蓋の下(すなわち、蓋の内部面又は内面に)に取り付けてもよく、あるいは、新しい製品の上にあることが多い、容器の開口部にある層上(すなわち、粉末製品上方)に取り付けてもよい。デバイスは、また、容器の外側、例えば、蓋の頂部、又は容器の1つの側面などの、容器の任意の他の適切な部分に配置してもよい。これらの場合では、デバイスを容器上に保持することを補助する小さな固定デバイスがあってもよい。デバイスは、当業者が容易に決定する任意の適切な手段で取り付けられても固定されてもよい。単に例として、これは、接着片、又はデバイスを保持する可撓性タブ等の特定の固定要素の使用により行ってもよい。
本発明は、また、粉末製品を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るための、本発明によるデバイスの使用に関する。本発明は、また、本発明によるデバイスを用いて、粉末製品を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るための方法に関する。前に述べたように、粉末製品は、200g/L〜600g/L、例えば、250g/L〜580g/L、若しくは250g/L〜480g/Lの密度、並びに/又は30μm〜500μm、及び特に、50μm〜400μm、例えば、80μm〜300μm、若しくは100μm〜200μm、若しくは120μm〜180μmの粒度分布及び/若しくは平均粒度分布を有することが好適である。粉末製品は、また、いくらかの架橋剤又は凝集剤を含んでもよい。粉末製品は、任意の種類の製品であってもよい。粉末製品は、粉末ブイヨン(キューブではない)、粉末スープ、乳児用調製粉乳、乳児用シリアル、コーヒー粉末、チョコレート粉末、又は任意の他の粉末若しくは飲料粉末などの粉末食品製品であり得る。
消費者はいくらかの粉末製品を欲するたびに容器を開け、本発明のデバイスを特定のレベルまで満たすことによっていくらかの製品を取り出し、その後、製品を容器からその使用場所(例えば、カップ又は哺乳瓶等)へと移動させ、最後に、製品をその使用場所に送達する。本発明のデバイスにおいては、製品の送達は、一般に、1本若しくは数本の指でデバイスを、又は使用場所(例えば、カップ若しくは瓶)となる受容部(recipient)をデバイスで、軽くたたくことのいずれかによって行われる。
したがって、本発明の別の目的は、いくらかの粉末製品を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るための方法であって、
a)本発明のデバイスを容器の上に配置するステップであって、容器が、開いており、いくらかの粉末製品を収容している、ステップと、
b)デバイスを粉末製品に挿入するステップと、
c)デバイスを取り出すステップであって、デバイスはここで、内部にいくらかの粉末製品を収容している、ステップと、
d)粉末製品を、容器からその使用場所へと移動させるステップと、
e)粉末製品をその使用場所に又は使用場所内に送達するステップと、
を含む、方法である。
この方法は、また、試験Tとして使用してもよい。
第1のステップa)においては、本発明のデバイスは空である。容器は開いた状態にある。すなわち、消費者は、容器の内容物、すなわち、粉末製品にアクセスすることが可能である。デバイスは、垂直に、斜めに、又は水平に配置され得る。デバイスは、垂直に配置されると有利である。ステップb)で粉末製品をデバイス内に入れることができ、それによって、デバイスの密閉容積の少なくとも一部を満たすように、V字形である先端部は底部に配置される。
第2のステップb)は、通常、デバイスを特定のレベルまで押すことによって行われる。消費者は、製品の特定の1回量となる特定のレベルまで、デバイスを(例えば、自身の手又は指で)粉末製品に押し込んでもよい。そのような1回量は、消費者のニーズによる。したがって、消費者は、より多くの又は少ない製品を得るために、容器の粉末製品にデバイスをより多く又は少なく押し込むかどうかを決定する。前に述べたように、製品の1回量は、デバイス上のいくつかの目盛の存在によって、及び/又はデバイスが透明材料で作製されることによって、視覚的に容易に分かるようになる。
デバイスは、垂直に挿入することができるが、同様に、斜め又は水平にも挿入することができる。デバイスは、垂直に挿入されると有利である。
方法は、したがって、ステップb)の後かつステップc)の前にステップb’)を含んでもよく、このステップb’)は、デバイスを、特定の角度、例えば、5度〜360度回すことからなる。
実際、挿入されると、デバイスは、ステップc)へと進む前にも、例えば、数度又は全回転まで回転させることができる。デバイスは、例えば、45°(1/8回転)、又は90°(1/4回転)、又は180°(1/2回転)又はそれを超えて回転させることができる。これにより、粉末製品をデバイス内部により良好に保持することが可能になる。
連続するステップc)において、デバイスが取り出されると、驚くべきことに、粉末製品はデバイス内に残っている。これは、本発明者により作製されたデバイスの必須の特徴の慎重な選択によるものである。
デバイスは、垂直に取り出してもよいが、また、斜めに又は水平に取り出してもよい。デバイスは、垂直に取り出されると有利である。
ステップd)において移動させる間、粉末製品のロスは全くないか、限定される。
前に記載したように、送達ステップe)は、一般に、1本若しくは数本の指でデバイスを、又は新たな使用場所を成す受容部(新たな容器、プレート、ボウル、カップ若しくは瓶等)をデバイスで、軽くたたくことのいずれかによって行われる。
容器内の粉末製品の残量がわずかになると、本発明のデバイスを用いて取り出すことのできる残りの粉末製品を十分な量を得るために、粉末製品は、(例えば、容器を傾けることによって)容器の、隅の1つなどの場所に集めることができる。
容器がそれ以上の粉末製品を含んでいなければ、消費者がいくつかのオプションを考慮する可能性がある。例えば、容器は、いくらかの新たな粉末製品を満たすことにより再度使用してもよい。消費者は、したがって、同じキット要素(すなわち、最初のデバイスと容器の両方)を使用し続けてもよい。逆に、消費者は、粉末製品を収容し得る新たな容器を購入することができるが、依然として、前のキットの同じデバイスを使用することができる。あるいは、消費者は、また、別の完全に新しいキットの購入を望んでもよい。
本発明のデバイスを別個に購入すること、及び本発明のデバイスを、粉末製品を含んでもよい容器内で使用することも可能とされ得ることに留意されたい。
本発明及びそのいくつかの特定の実施形態について、添付の図に関し、ここでより詳細に記載する。図は、本発明を実施する手法を示すものであり、添付の特許請求の範囲に該当する他の可能な実施形態を制限するものと捉えるべきではない。
規則的な形状を有する本体と、2つの先端部と、を備える、筒型形状を有する、本発明によるデバイスを示す。2つの先端部の1つは、楕円を形成する開口部を備え、V字形である。他方の先端部は開口部を含む。 漏斗形状(本体の長さに沿って本体の直径の規則的な変化を有する不規則な形状)を有する本体と、2つの先端部と、を備える、筒型形状を有する、本発明によるデバイスを示す。2つの先端部の1つは、楕円を形成する開口部を備え、V字形である。他方の先端部は閉じている。 本体の長さに沿って本体の直径の不規則な変化を有する不規則な形状を有する本体を備える、筒型形状を有する、本発明によるデバイスのいくつかの図を示す。デバイスの全般的な形状はニンジンを表す。デバイスは2つの先端部を有し、2つの先端部の1つは、楕円を形成する開口部を備え、V字形である。他方の先端部は閉じており、デザインパターン(ニンジンの尾(tail of the carrot))を備える。 デバイス(1)の、上側からの図である。 デバイス(1)の、下側からの図である。 デバイス(1)の前部側面図である。 デバイス(1)の後部図(hindsight view)である。 デバイス(1)の側面図である。 デバイス(1)の側面図である。 この特定のデバイス(1)の3D図である。 本発明によるデバイスの別の実施形態を示す。デバイスは、筒型形状を有し、かつ本体の長さに沿って本体の直径の規則的な変化を有する不規則な形状を有する本体を備える。デバイスは、一種のシャベルを表す。デバイスは2つの先端部を有する。2つの先端部の1つは、楕円を形成する開口部を備え、V字形である。他方の先端部は閉じており、デザインパターン(キュー(queue)の形態のチューブ)を備える。 デバイスの正面図である。 デバイスの3D図である。 本発明による部品キットを示す。 粉末製品を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るために、本発明によるデバイスを使用する種々のステップを示す。 カカオ粉末に対し、本発明によるデバイスを使用する種々のステップを示す写真である。 コーヒー粉末に対し、本発明によるデバイスを使用する種々のステップを示す写真である。 乳児用シリアルに対し、本発明によるデバイスを使用する種々のステップを示す写真である。
図及び/又は明細書において、参照符号は以下の技術的特徴部に対応する。
(1)デバイス
(2)デバイス(1)の本体
(3)デバイス(1)の先端部
(4)デバイス(1)の先端部の少なくとも1つによって形成されるV字形
(5)デバイス(1)の先端部の少なくとも1つの開口部
(6)開口部(5)によって形成される楕円
(7)デバイス(1)の中心及び長手方向の軸線
(8)V字形(4)によって形成される接線
(9)デバイス(1)の接線長手方向の軸線
(10)楕円(6)の頂部
(11)目盛
(12)粉末製品
(13)粉末製品(12)を含み得る容器
(14)容器(13)の基部
(15)容器(13)の開口部
(16)容器(13)の側壁
(17)容器(13)の蓋
(18)粉末製品(12)の使用場所
α:デバイス(1)の中心及び長手方向の軸線(7)と、V字形(4)によって形成される接線(8)との間の角度
β:デバイス(1)の接線長手方向の軸線(9)に対する楕円(6)の傾斜角に相当する角度
Ω:楕円(6)の頂部(10)にて測定された、デバイス(1)の本体(2)の直径
(l.d.)デバイス(1)の長さ
(l.e.)楕円(6)の長さ
(l.t.e)デバイス(1)の頂部から楕円(6)の頂部(10)までの距離
(w.e.)楕円(6)の幅
(d)2つの連続する目盛(11)の間の距離
(E)V字形(4)の端部
以下の段落では、本願で使用されるいくつかの用語及び表現の定義を述べる。
表現「筒型形状を有するデバイス」又は「(中空)筒状デバイス」とは、中空筒型形状を有するデバイス、すなわち、デバイスの形状が、いくらかの製品、特に、いくらかの粉末製品を含み得る密閉容積を有するチューブであることを意味する。密閉容積は、中空筒型形状を有するデバイスの壁の内部側によって画定され(すなわち、境界が定められる)、この密閉容積は、デバイスが少なくともいくらかの製品を収容することを可能にするように構成されている。これは、中空部が、数ミリメートル(a few millimetres)〜数センチメートル(a few centimetres)、例えば、5mm〜5cm、例えば、1cm〜3cmの寸法(例えば、幅/長さ)を有し得ることを意味する。例えば、中空筒型形状は、少なくとも0.5cm、又は少なくとも1cm、又は少なくとも2cm、又は少なくとも5cm、又は少なくとも8cm、又は少なくとも10cmの製品を収容してもよい。
デバイスの中空部の寸法は、その長さに沿って一定とすることも不定とすることもできる。いくつかの実施形態では、例えば、デバイスの中空部の寸法は、デバイスの上部先端部から底部先端部まで減少させることができる。加えて、密閉容積の形状は、チューブに沿って、規則的とすることも不規則とすることもできる。特定の実施形態においては、デバイスの中空部は一定の寸法を有し、例えば、チューブが、上部先端部から底部先端部まで一定の直径を持つ中空リング(hollow ring)の境界を定める場合、密閉容積は規則的な形状を有する。
「本体」又は「デバイスの本体」は、デバイスの少なくとも2つの先端部の間にある、デバイスの部分と理解すべきである。本体は、一般に、長手方向の軸線を有する。
「デバイスの直径」及び「デバイスの本体の直径」は、(デバイスの又はその本体の)チューブの外径に相当する。これは、デバイスをその長さに対して垂直に切断した(すなわち断面)ときに測定され得るものであり、一般に、中心を通る、チューブの最も長い距離に相当する。実施形態に応じて、チューブは規則的な形状又は不規則な形状を有し得る。チューブの断面は、例えば、円を形成し得る。この場合、直径は、最大距離(円の最長弦)、すなわち、円の中心を通り、終点が円上にある直線分に相当する。チューブの断面は、例えば、長円形又は楕円形を成し得る。同じく、直径は中心を通る最大距離に相当する。しかしながら、凸形状又は凹形状では、直径は、その境界に正接する2本の対向する平行線間に形成され得る最大距離と定義される。
「チューブの幅」は、一般に、デバイスをその長さに対し垂直に切断した(すなわち断面)ときに中心を通る、チューブの最短(及び外側)距離に相当する。しかしながら、凸形状では、この幅は、その境界に正接する2本の対向する平行線間に形成され得る最短距離と定義される。いくつかの実施形態、例えば、チューブの断面が円を形成する場合、チューブの幅は、デバイスの直径に相当してもよい。いくつかの他の実施形態においては、例えば、チューブの断面が長円形を成す場合、この幅はより小さくなる。
「直径Ω」は、楕円の上部縁端で測定した(デバイスの又はその本体の)チューブの直径に相当する。
特に指示がない限り、幅、長さ及び直径の各測定値は外側を測定される。
デバイスの「先端部」は、デバイスの底部(すなわち「底部先端部」)又はデバイスの頂部(すなわち「上部先端部」)に位置し得るデバイスの端部部分である。
デバイスが直立/垂直に保持される場合(すなわち、楕円を形成する開口部を備え、V字形である先端部が下に位置する場合)、デバイスの底部は、デバイスの最も低い部分に画定され得る。デバイスが直立/垂直に保持される場合、デバイスの頂部はデバイスの最も高い部分に画定される。
表現「V字形である先端部」とは、先端部の形状が縮小し、V字又はU字(すなわち傾斜先端部)を形成すること意味するものである。先端部は、頂点又は点(すなわち、チューブの直径が0になるか、0に近づく)によって終端する(すなわち、先端部が終了する)か、あるいは、先端部はわずかな湾曲を形成し得る(すなわち、チューブの直径は0にならないか、0に近づかない)。このV字形である先端部の終端は、本発明では、Eとも称される。特定の実施形態においては、デバイスはU字形を有する先端部を有する。
先端部は、開口部を含み得るか、あるいは、閉じることができる。本発明では、デバイスの先端部の少なくとも1つが開口部を備える。「開口部」は間隙である。閉じられた先端部とは、いくらかの粉末製品をデバイス内に入れた場合、製品がこの閉じた先端部を通じて外に出ることはできないことを意味する。例えば、それは密閉された先端部である。
表現「楕円形態の開口部」、「楕円形態を有する開口部」及び「楕円を形成する開口部」は、区別なく使用され得る。これらは、開口部がデバイスの長さに対して傾斜しており(傾めである)、かつ好ましくは、鋭利に切断されることを意味する。楕円はおおむね規則的であってよい。すなわち、特に、Eが、小さな円(すなわち、曲線)で終端するか、頂点で終端するかどうかに応じて、楕円は、規則的な形態を有することも不規則な形態を有することもできる。前に述べたように、楕円を形成する開口部という表現と、(例えば、図2に示されるように)開口部の一部のみが楕円を形成することと理解され得る。特定の実施形態においては、開口部の少なくとも上部分が楕円を形成する。別の特定の実施形態においては、(例えば、図1、図3及び図4に示されるように)開口部全体が楕円を形成する。
「角度α」は、i)デバイスの中心及び長手方向の軸線(中心長手方向軸線とも呼ばれる)と、ii)少なくとも1つの先端部(一般に、底部先端部)のV字形によって形成される接線との間の角度である。本発明では、この角度は10°未満でなければならない。
「角度β」は、デバイスの壁の外側面に沿う接線長手方向の軸線(デバイスの接線長手方向の軸線とも呼ばれる)に対する、楕円の傾斜角に相当する。したがって、(デバイスが斜めに又は水平に使用され得る場合であっても)デバイスが粉末製品に対し垂直に使用される場合、角度βは、粉末製品へのデバイスの進入角(penetration angle)に相当する。
表現「粉末形態の製品」、「粉末製品(a powdered product)」、「粉末製品(powder product)」、「粉末形態を有する製品(a product having a powder form)」、「粉末形態の製品(a product with a powder form)」は、区別なく使用され得る。これらは、粒状形態を有する製品を意味する。前に述べたように、粉末製品は、一般に、200g/L〜600g/L、例えば、250g/L〜580g/L、若しくは250g/L〜480g/Lの密度、並びに/又は30μm〜500μm、及び特に、50μm〜400μm、例えば、80μm〜300μm、若しくは100μm〜200μm、若しくは120μm〜180μmの粒度分布及び/若しくは平均粒度分布を有する。粉末製品は、また、いくらかの架橋剤又は凝集剤を含んでもよい。
粉末製品は、本発明のデバイスにより、容器からその使用場所へと移動させることができる。表現「その使用場所」とは、元の容器と異なる新たな物理的場所を意味するものであり、粉末製品は(例えば、消費のため)直接使用されるか、後の使用までとどまるかのいずれかである。粉末製品の種類及び粉末の移動の目的に応じて、その使用場所は、一般に、例えば、新たな容器、プレート、ボウル、カップ、哺乳瓶又は任意の他の適切な物品などの受容部である。
表現「キット」、「部品キット(kit of part)」及び「部品のキット(kit−of−part)」は、本発明において、区別なく使用され得る。
動詞「運搬する(transport)」及び「移動させる(transfer)」は区別なく使用され得る。
動詞「送達する(deliver)」及び「分注する(dispense)」もまた、区別なく使用され得る。これらは、粉末製品の分配又は送達を意味する。
用語「一般に(generally)」及び「通常(typically)」が特定の特徴に関連して使用される場合、この特定の特徴は必須ではなく、むしろ任意とみなされるべきである。
本発明のいくつかの特定の実施形態を、添付の図に関し、ここでより詳細に記載する。
図1は、本発明の特定の実施形態を示す。図1は、本発明による、筒型形状を有するデバイス(1)を示す(前部側面図)。デバイス(1)は、規則的な形状を有する本体(2)を備える、すなわち、本体(2)の直径はその長さに沿って一定である。デバイス(1)は2つの先端部(3a、3b)を有する。
先端部(3a)(又は底部先端部)は、楕円(6)を形成する開口部(5a)を備え、V字形(4)である。前に述べたように、デバイス(1)の中心及び長手方向の軸線(7)と、V字形(4)によって形成される接線(8)との間の角度αは、通常、4°〜9°、又は5°〜8°である。特定の実施形態においては、角度αは8°である。
端部Eは、わずかな湾曲によって作製される。
先端部(3b)(又は上部先端部)は、開口部(5b)を備える。前に述べたように、開口部(5b)は種々の形状を有し得る。この特定の実施形態においては、開口部(5b)はデバイスの長さに対し垂直である。
この実施形態においては、デバイス(1)は、充填レベル(丸で囲まれたデジタル数字1、2、3及び4)を示す数に対応づけられた、切欠でできた4つの目盛(11a、11b、11c、11d)を含む。各目盛は別の目盛から同様の距離(d)にて離れており、2つの連続する目盛の間(例えば、11aと11bとの間)の密閉容積は、他の2つの連続する目盛の間(11bと11cとの間又は11cと11dとの間)の密閉容積に類似する。
この特定の実施形態は、母親が、例えば、乳児用調製粉乳又は乳児用シリアルを送達する/1回量を計り取るために使用する場合、特に好適とされ得る。
図2は、本発明の別の実施形態である。図2は、漏斗形状(本体(2)の長さに沿って本体(2)の直径の規則的な変化を有する不規則な形状)を有する本体(2)を備える、筒型形状を有するデバイス(1)を示す(前部側面図)。デバイス(1)は2つの先端部(3a、3b)を有する。
先端部(3a)(又は底部先端部)は、楕円(6)を形成する開口部(5)を備え、V字形(4)である。特定の実施形態においては、角度αは6°である。端部Eは、頂点によって形成され、楕円(6)は、したがって、不規則な形態を有する。
先端部(3b)(又は上部先端部)は閉じている。
この実施形態においては、デバイス(1)は、デバイス(1)を完全に取り囲む1本の線でできた3つの目盛(11a、11b、11c)を含む。2つの連続する目盛(11aと11bとの間)を隔てる距離(d1)は、他の2つの連続する目盛(11bと11cとの間)を隔てる距離(d2)とは異なり、本場合においては、d1>d2であるが、これら2組の連続する目盛の間の密閉容積は類似している。
図3は、本発明によるデバイス(1)のいくつかの図を示す。デバイス(1)はニンジンの形状を有する。デバイス(1)は、3Dプリンタを用いて剛性プラスチック材料から作製される。このデバイスは、例えば、カカオ粉末等の製品に特に好適である。デバイス(1)は2つの先端部(3a、3b)を有する。
先端部(3a)(又は底部先端部)は、楕円(6)を形成する開口部(5)を備え、V字形(4)である。端部Eは、わずかな湾曲によって作製される。特定の実施形態においては、角度αは7°である。
先端部(3b)(又は上部先端部)は閉じており、かつデザインパターン(ニンジンの尾)を備える。このパターンは、デバイスの全般的なデザイン(ニンジン)の一部であるが、また、消費者によるデバイスのより適切な取り扱いを補助する。この特定の野菜の外観をより想起させるために、チューブはオレンジ色であってもよく、尾は緑であってもよい。
図3Aは、デバイス(1)の、上側から、すなわち、ニンジンの尾である先端部(3b)の図である。
図3Bは、デバイス(1)の、下側から、すなわち、先端部(3a)の図である。開口部(5)及び最大先端部(3b)が示される。この図ではまた、楕円(6)の頂部(10)にて測定された本体(2)の直径Ωも示される。特定の実施形態においては、直径Ωは18.7mmの値を有する。
図3Cは、デバイス(1)の前部側面図である。特定の実施形態においては、デバイス(1)は、80mmの全長(l.d.)を有する(デザインパターンを含む)。
端部Eは、わずかな湾曲によって作製される。
特定の実施形態においては、楕円(6)の頂部(10)は、デバイス(1)の長さ(l.d.)の半分の距離(l.t.e)、すなわち、デバイス(1)の頂部から40mmの距離にある。したがって、楕円の長さ(l.e.)もまた40mmとなり、楕円の幅(w.e.)は12mmとなり、楕円の長さ(l.e.)と幅(w.e.)との比は3.33となる。この図ではまた、楕円(6)の頂部(10)にて測定された本体(2)の直径Ωも示される。
図3Dは、デバイス(1)の後部図(hindsight view)である。この実施形態においては、デバイス(1)は、デバイス(1)を完全に取り囲むいくつかの切欠によって作製された5つの目盛(11a、11b、11c、11d、11e)を備える。本実施例では、切欠の厚さもまた異なる(11bでは0.9mm、11cでは1.2mm、11dでは2.3mm)が、いくつかの他の実施形態においては、それらは、また、類似してもよい。
2つの連続する目盛(11)を隔てる距離(d)、及びそれらの間の密閉容積はすべて異なる。特定の実施形態においては、例えば、11aは底部から3mmにあり、11bは底部から15mm、11cは底部から32mm、11dは底部から45mm、及び11eは底部から59mmにある(切欠の中央から底部先端部3aの端部、すなわち、Eまでを測定した場合)。11aと11bとの間の距離は12mm、11bと11cとの間の距離は17mm、11cと11dとの間の距離は13mm、及び11dと11eとの間の距離は14mmである。
この特定の実施形態においては、チューブの断面は長円形を成す。デバイスの(すなわちチューブの)直径はその長さに沿って変化し、例えば、11bでは13.3mm、11cでは17.4mm、11dでは18.5mm、及び楕円(6)の頂部(10)では18.7mm(=直径Ω)である。チューブの幅もまた、その長さに沿って変化し、この実施形態においては、チューブの幅はデバイスの直径よりも小さく、例えば、11bでは9mm、11cでは15.5mmである。
図3E及び図3Fは、デバイス(1)の側面図である。特定の実施例においては、デバイス(1)の接線長手方向の軸線(9)に対する楕円(6)の傾斜角に相当する角度βは15°である。
図3Gは、この特定のデバイス(1)の3D図である。
したがって、特定の実施形態においては、図3に記載されるデバイスは以下の測定値を有する。
角度α=7°
直径Ω=18.7mm
l.d.=80mm
l.t.e=40mm
l.e.=40mm
w.e.=12mm
いくつかの目盛(例えば、5つ)
当然、種々の実施形態が存在し得る。例えば、種々の図で記載した種々の長さ、直径、角度は、本発明に包含される多くの他の適切なデバイスを提供するために変更することができる。例として、別の適切な実施形態は図3に記載したデバイスとされ得るが、以下の測定値を有する。
角度α=8°
直径Ω=15mm
l.d.=70mm
l.t.e=42mm
l.e.=38mm
w.e.=10mm
いくつかの目盛、例えば、2mmの厚さを有し、かつ14mm離間した、切欠によって作製された3つの目盛11a、11b、11c
別の実施形態は、図3に記載したデバイスとされ得るが、以下の測定値を有する。
角度α=5°
直径Ω=23mm
l.d.=90mm
l.t.e=50mm
l.e.=40mm
w.e.=11mm
目盛なし
図4は、本発明によるデバイス(1)の別の実施形態を示す。図4Aは、デバイスの正面図を示し、図4Bは、3D図である。デバイス(1)は筒型形状を有し、本体(2)の長さに沿って本体(2)の直径の規則的な変化を有する不規則な形状を有する本体(2)を備える。デバイス(1)は剛性である。デバイス(1)は一種のショベルを表し、コーヒー世界の精神を想起させるために金などの色であってもよい。このデバイス(1)は、例えば、コーヒー粉末などの製品に対し特に好適である。
デバイス(1)は2つの先端部(3a、3b)を有する。
先端部の1つ(3a)は、楕円(6)を形成する開口部(5)を備え、V字形(4)である。特定の実施形態においては、デバイス(1)の中心及び長手方向の軸線(7)と、V字形(4)によって形成される接線(8)との間の角度αは7°である。
他方の先端部(3b)は閉じており、デザインパターン(キュー(queue)の形態のチューブ)を備える。
特定の実施形態においては、測定値は以下のものである。
直径Ω=18.7mm
l.d.=111mm
l.t.e=73mm
l.e.=38mm
w.e.=10mm
また、目盛はない。
図5は、本発明による部品キットを示す。部品キットは、本発明のデバイス(1)と、いくらかの粉末製品(12)を収容する容器(13)と、を備える。容器(13)は、1つの底部(14)と、消費者が粉末製品(12)にアクセスすることを可能にする1つの開口部(15)と、を有する箱である。容器(13)は、また、4つの側面(16a、16b、16c、16d)と、箱を閉じることを可能にする1つの蓋(17)と、を有する。
後に、いくらかの粉末製品(12)を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るために使用するため、容易に把持できるように、本発明のデバイス(1)は、容器(13)の蓋(17)に、接着片(不図示)によって取り付けられている。
図6は、粉末製品を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るために、本発明によるデバイスを使用する種々のステップのいくつかを示す。
図6.1によって示される第1のステップにおいては、本発明のデバイス(1)(図3に示されるニンジンデバイスとされ得る)が容器(13)の上に垂直に配置される。容器(13)は、基部(14)と、容器(13)の内容物へのアクセスを得るために開かれている開口部(15)と、を備え、かついくらかの粉末製品(12)を収容している。
その後、図6.2によって示されるように、消費者が(手で)デバイス(1)を特定のレベルまで(例えば、最後の目盛まで)押すことによって、デバイス(1)は、容器(13)の粉末製品(12)内に垂直に挿入される。
次のステップは図6.3によって示される。デバイス(1)は垂直に取り出される。ここで、デバイス(1)はいくらかの粉末製品(12)を内部に収容している。
粉末製品(12)は、その後、例えば、手の簡単な動きによって、容器(13)からその使用場所(18)へと移動される(不図示)。
図6.4によって示されるように、粉末製品(12)は、最後に、例えば、乳児用調製粉乳若しくは乳児用シリアル用の哺乳瓶、又は例えば、コーヒー粉末若しくはカカオ粉末用のボウルなどの、その使用場所(18)に送達される。
図7の写真は、NestleのNesquik(登録商標)粉末などのカカオ粉末に対し、本発明によるデバイスを使用する種々のステップを示す。
図7.1では、図3のニンジンデバイスは、プラスチック製Nesquik容器の上に垂直に配置される。
その後、図7.2によって示されるように、消費者が(手で)ニンジンデバイスを特定のレベルまで(例えば、最後の目盛まで)押すことによって、デバイスは、プラスチック製Nesquik容器のカカオ粉末内に垂直に挿入される。図7.3によって示されるように、デバイスは、その後、垂直に取り出される。ここで、デバイスはいくらかのカカオ粉末を内部に収容している。カカオ粉末は、その後、プラスチック製Nesquik容器からカップへと移動される(不図示)。最後に図7.4及び図7.5によって示されるように、カカオ粉末製品は、最後に、ニンジンデバイスでカップを軽くたたくことによってカップ内に送達される。
図8の写真は、NestleのNescafe Azera(登録商標)などのコーヒー粉末に対し、本発明によるデバイスを使用する種々のステップを示す写真である。
図8.1では、図3のニンジンデバイスが、コーヒー粉末を収容しているブリキ缶容器の上に垂直に配置される。その後、図8.2によって示されるように、消費者が(手で)ニンジンデバイスを特定のレベルまで(例えば、最後の目盛まで)押すことによって、デバイスは、ブリキ缶容器のコーヒー粉末内に垂直に挿入される。図8.3によって示されるように、デバイスは、その後、垂直に取り出される。ここで、デバイスはいくらかのコーヒー粉末を内部に収容している。コーヒー粉末は、その後、ブリキ缶容器からカップへと移動される(不図示)。最後に、図8.4及び図8.5によって示されるように、客は、最後に、デバイスを自身の指で軽くたたくことによってコーヒー粉末製品をカップ内に送達する。
図9は、乳児用シリアルに対し、本発明によるデバイスを使用する種々のステップを示す写真である。
図9.1では、図3のニンジンデバイスが、乳児用シリアル粉末を収容する可撓性パック(又はパウチ)容器の上に垂直に配置される。その後、図9.2によって示されるように、消費者が(手で)ニンジンデバイスを特定のレベルまで(例えば、最後の目盛まで)押すことによって、デバイスは、可撓性パック容器の乳児用シリアル粉末内に垂直に挿入される。図9.3によって示されるように、デバイスは、その後、垂直に取り出される。ここで、デバイスはいくらかの乳児用シリアル粉末を内部に収容している。乳児用シリアル粉末は、その後、可撓性パック容器から哺乳瓶へと移動される(不図示)。最後に、図9.4及び図9.5によって示されるように、乳児用シリアル粉末製品は、最後に、デバイスで哺乳瓶を軽くたたくことによって哺乳瓶内に送達される。
他の種類のデバイスについても試験した。
実験Aでは、いくつかのデバイスを作製し、試験した。これらはすべて、楕円を形成する開口部を備え、V字形である1つの先端部(底部先端部)を有し、デバイスの中心及び長手方向の軸線と、V字形によって形成される接線との間の角度αは10°であった。これらデバイスの全長(l.d.)は80mmであった。楕円の種々の長さ(l.e.)及び幅(w.e.)について試験した。
37mm×10mm
41mm×11mm
47mm×13mm
50mm×14mm
それぞれの場合において、デバイスは、粉末製品を適切に保持することはできず、これは、この粉末製品(又はその大部分)がすべり出たことによる。これらデバイスは本発明の一部ではない。したがって、10°未満の角度αを有することが、本発明によるデバイスに必須の特徴である。
実験Bのために他のデバイスを作製した。これらはすべて、楕円を形成する開口部を備え、V字形である1つの先端部(底部先端部)を有する。実験Aと同様に、これらデバイスの全長(l.d.)は80mmであった。種々の角度α並びに楕円の種々の長さ(l.e.)及び幅(w.e.)について試験した。
角度α=9°、l.e.x w.e.=42mm×11mm
角度α=9°、l.e.x w.e.=38mm×10mm
角度α=8°、l.e.x w.e.=38mm×10mm
角度α=7°、l.e.x w.e.=41mm×12mm
角度α=7°、l.e.x w.e.=50mm×13mm
角度α=5°、l.e.x w.e.=40mm×10mm
角度α=5°、l.e.x w.e.=40mm×11mm
それぞれの場合において、デバイスは、粉末製品を適切に保持し、かつ送達することができた。これらデバイスは本発明の一部である。
実験Cでは、他のデバイスを作製した。これらはすべて、楕円を形成する開口部を備え、V字形である1つの先端部(底部先端部)を有し、長さ(l.d.)は実験A及び実験Bのものに類似していた。以下の角度α並びにこれら種々の長さ(l.e.)及び幅(w.e.)を有する楕円についても試験した。
角度α=5°、l.e.x w.e.=28mm×9mm
角度α=7°、l.e.x w.e.=28mm×10mm
角度α=7°、l.e.x w.e.=35mm×10mm
これらデバイスもまた、本発明の一部である。これらは、しかしながら、デバイスを満たすこと、及び空にすることをわずかにより複雑にする(が依然として可能である)、より短い楕円の長さにより、実験Bのデバイスわずかに利便性が低い(a little bit less convenience that the devices of experiment B)。したがって、(実験Bと同様に)38mm〜50mmの楕円の長さ(l.e.)が特に有利である。
実験A、実験B及び実験Cのそれぞれでは、デバイスを、本発明に記載される方法(すなわち、試験T)に従って、特に、
a)デバイス(空)を容器の上に配置するステップであって、容器が、開いており、いくらかの粉末製品(本場合においては、粉末製品は480g/Lの密度及び156μmの平均粒度分布を有するカカオ粉末であった)を収容している、ステップと、
b)デバイスを特定のレベル(このレベルはデバイスの頂部の近傍であった)まで押すことによって、デバイスを粉末製品に挿入するステップと、
c)デバイスを取り出し、デバイスがここで、いくらかの粉末製品を内部に含んでいる(保持している)かどうかを評価するステップと、
d)粉末製品を、容器からその使用場所(カップ)へと移動させるステップと、
e)粉末製品をその使用場所(カップ)に送達するステップと、
によって試験した。
デバイスの、本発明への適合性は、デバイスがすべての異なるステップa)からe)において成功したかどうか、特に、ステップc)を実施したときに、粉末製品をデバイスが適切に(つまりその大部分、例えば、ステップb)でデバイス内に入れる製品の、少なくとも80%、又は少なくとも85%、又は少なくとも90%、又は少なくとも92%、又は少なくとも95%、又は少なくとも98%、又は少なくとも99%を)保持することができたかどうかによって決定した。
ステップa)、ステップb)及びステップc)は垂直にて行った。適切な結果が得られたデバイスについては、デバイスを斜め及び同様に水平にて使用し、他の試験を行い、成功を収めた。ステップb)の後かつステップc)の前にステップb’)を追加した場合の他の試験でも成功を収めた。このステップb’)はデバイスを特定の角度回すことからなる。いくつかの角度(45°、90°、180°)についても同様に試験し、これらではすべて満足な結果が得られた。
別の一連の実験では、図3のデバイスを用いて、いくつかの種類の製品についても試験した。本発明のデバイスは、以下のこれら製品に対して特に好適である。
480g/L及び580g/Lの密度、50μm〜400μmの粒度分布、156μmの平均粒度分布を有する粉末カカオ製品(NESQUIK(登録商標)、Nestle)
250g/Lの密度を有する粉末乳児用シリアル(Baby cereals good Night、Nestle)
450g/Lの密度を有する粉末乳児用調製粉乳
270g/Lの密度を有する粉末コーヒー製品(NESCAFE Azera(登録商標))
粉末ブイヨン(Maggi(登録商標)Bouillon、Legums、牛肉及び子牛肉)
いくつかの液体製品及び粘性製品(ゲル、ゼリー、氷、ジャム、マーマレード)についても試験したが、粉末形態ではないこれら製品に関して、本発明のデバイスはあまり便利でないか、あるいは、特に好適ではない。
本発明を特定の実施形態とともに記載してきたが、記載した実施例に限定されるものと解釈すべきではない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によって設定する。特許請求の範囲の文脈では、用語「備える(comprising)」又は「備える(comprises)」は他の可能となる要素又はステップを排除するものではない。また、「a」又は「an」等のような参照符への言及は、複数を排除するものと解釈すべきではない。特許請求の範囲における、図に示される要素に対する参照符号の使用もまた、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではない。更に、種々の請求項又は明細書の一部で言及した個々の特徴は、おそらくは有利に組み合わせてもよく、種々の請求項又は明細書の一部におけるこれら特徴への言及は、特徴の組み合わせが可能でなく、かつ有利でないことを排除するものではない。

Claims (23)

  1. 本体(2)と、少なくとも2つの先端部(3a、3b)と、を備える、筒型形状を有するデバイス(1)であって、前記先端部(3a、3b)の少なくとも1つが、楕円(6)を形成する開口部(5)を含み、V字形(4)であり、前記デバイス(1)の中心長手方向軸線(7)と、前記V字形(4)によって形成される接線(8)との間の角度αが10°未満である、デバイス(1)。
  2. 前記デバイス(1)の前記本体(2)が、規則的な形状、不規則な形状又はこれらの組み合わせを有する、請求項1に記載のデバイス(1)。
  3. 楕円(6)を形成する開口部(5a)を含み、V字形(4)である1つの先端部(3a)と、
    開口部(5b)を含む1つの先端部(3b)と、を備える、請求項1又は2に記載のデバイス(1)。
  4. 楕円(6)を形成する開口部(5)を含み、V字形(4)である1つの先端部(3a)と、
    閉じられた1つの先端部(3b)と、を備える、請求項1又は2に記載のデバイス(1)。
  5. 前記角度αが、4°〜9.5°、例えば、4°、5°、6°、7°、8°若しくは9°、又はその間の任意の値である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  6. 前記デバイス(1)の接線長手方向の軸線(9)に対する前記楕円(6)の傾斜角に相当する角度βが、5°〜30°、又は8°〜25°、又は10°〜20°、又は13°〜18°、例えば、13°、14°、15°、16°、17°若しくは18°である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  7. 前記デバイス(1)の長さ(l.d.)が60mm〜180mmである、請求項1〜6のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  8. 前記楕円(6)の頂部(10)における、前記本体(2)の直径Ωが10mm〜40mmである、請求項1〜7のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  9. 前記楕円(6)の長さ(l.e.)が25mm〜55mm、例えば、38mm〜50mmである、請求項1〜8のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  10. 前記楕円(6)の幅(w.e.)が9mm〜14mm、例えば、10mm〜13mmである、請求項1〜9のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  11. 前記楕円(6)の前記長さ(l.e.)と前記幅(w.e.)との比が、3〜5、特に、3.5〜4.5、又は3.6〜4.1、又は3.8〜4である、請求項1〜10のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  12. 少なくとも1つの目盛(11)、例えば、少なくとも2つ、3つ、4つ、5つ又は6つの目盛(11a、11b、11c、11d、11e、11f)を備える、請求項1〜11のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  13. 剛性であり、かつプラスチック材料でできている、請求項1〜12のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  14. 果物又は野菜又は動物の形状を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  15. 粉末製品(12)を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るのに適している、請求項1〜14のいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  16. 前記粉末製品(12)が、200g/L〜600g/Lの密度、並びに/又は、30μm〜500μmの粒度分布及び/若しくは平均粒度分布を有する、請求項15に記載のデバイス(1)。
  17. 前記粉末製品(12)が、粉末ブイヨン、粉末スープ、乳児用調製粉乳、乳児用シリアル、コーヒー粉末、チョコレート粉末、又は任意の他の粉末若しくは飲料粉末などの食品製品である、請求項15又は16に記載のデバイス(1)。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載のデバイス(1)と、粉末製品(12)を含み得る容器(13)と、を備える、部品キット。
  19. 粉末製品(12)を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るための、請求項1〜17のいずれか一項に記載のデバイス(1)の使用。
  20. 粉末製品(12)を取り出す、収容する、移動させる、送達する及び/又は1回量を計り取るための方法であって、
    a)請求項1〜20のいずれか一項に記載のデバイス(1)を前記容器(13)の上に配置するステップであって、前記容器(13)が、開いており、いくらかの粉末製品(12)を収容している、ステップと、
    b)前記デバイス(1)を前記粉末製品(12)に挿入するステップと、
    c)前記デバイス(1)を取り出すステップであって、前記デバイス(1)はここで、内部にいくらかの粉末製品(12)を含んでいる、ステップと、
    d)前記粉末製品(12)を、前記容器(13)からその使用場所(18)へと移動させるステップと、
    e)前記粉末製品(12)をその使用場所(18)に又はその使用場所(18)内に送達するステップと、を含む、方法。
  21. ステップb)の後かつステップc)の前にステップb’)を含み、前記ステップb’)が、前記デバイス(1)を5度〜360度回すことからなる、請求項20に記載の方法。
  22. 前記粉末製品(12)が、200g/L〜600g/Lの密度、並びに/又は、30μm〜500μmの粒度分布及び/若しくは平均粒度分布を有する、請求項19に記載の使用又は請求項20若しくは21に記載の方法。
  23. 前記粉末製品(12)が、粉末ブイヨン、粉末スープ、乳児用調製粉乳、乳児用シリアル、コーヒー粉末、チョコレート粉末、又は任意の他の粉末若しくは飲料粉末などの食品製品である、請求項19に記載の使用又は請求項20若しくは21に記載の方法。
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