JP2016526419A - 飲料を製造するための混合チャンバ - Google Patents
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Abstract
本発明は、飲料を製造するための混合チャンバ(2)であって、横方向底壁(21)及び長手方向上向き壁(22)を含むチャンバ本体と、上向き壁を貫通して設けられる少なくとも1つの希釈液流入口(4)と、底壁を貫通して設けられる少なくとも1つの飲料送出流出口(5)と、を備え、チャンバは、長手方向上向き壁の表面にエンボス加工区域(6)を含み、このエンボス加工区域は希釈液流入口に面している、混合チャンバ(2)に関する。【選択図】 図2
Description
本発明は、飲料原材料と希釈液とを混合することによって飲料を調製するためのマシンに関する。
国際出願第WO 2008/071613号には、1回分の飲料可溶性原材料を希釈液と混合する起泡性飲料を調製するための混合チャンバが記述されている。こうした混合チャンバは、特に、可溶性インスタントコーヒーからの起泡性コーヒー飲料の調製に適合される。混合チャンバは、コーヒーを溶解させて泡立てるために、水を用いて十分な攪拌が提供される。コーヒーの調製終了時に、チャンバは水での簡単なすすぎ洗いにより、新たなコーヒーの調整前のコーヒー残留物が排出されており、十分にチャンバの清掃が行われる。
こうした混合チャンバは、通常、3−in−1コーヒーミックスと称されるインスタントコーヒーと乳製品と砂糖との混合物などの乳成分含有飲料の調製には適合されていないことが観察された。実際は、先行技術の混合チャンバを用いてこうした飲料を製造することによって、起泡性飲料を作りだすが、多くの場合、調製終了時には、残留物がチャンバ内に滞留する。乳成分が存在するため、衛生上の理由でこれらの残留物を容認することはできない。
したがって、特に、上述のマシンで噴霧乾燥インスタントコーヒーの使用が不可である乳成分含有可溶性飲料原材料と共に用いることができるような、こうした混合チャンバのすすぎ洗いを改良する必要がある。
第1の態様によれば、本発明は、飲料を製造するための混合チャンバであって、
横方向底壁、長手方向上向き壁を含むチャンバと、
上向き壁を貫通して設けられる少なくとも1つの希釈液流入口と、
底壁を貫通して設けられる少なくとも1つの飲料送出流出口と、を備え、
チャンバは、長手方向上向き壁の表面にエンボス加工区域を含み、このエンボス加工区域は希釈液流入口に面している、混合チャンバに関する。
横方向底壁、長手方向上向き壁を含むチャンバと、
上向き壁を貫通して設けられる少なくとも1つの希釈液流入口と、
底壁を貫通して設けられる少なくとも1つの飲料送出流出口と、を備え、
チャンバは、長手方向上向き壁の表面にエンボス加工区域を含み、このエンボス加工区域は希釈液流入口に面している、混合チャンバに関する。
本チャンバは、様々な形状を取り得る。好ましい様式では、長手方向上向き壁は、実質的に円筒形である。希釈液のジェットの影響により衝撃を受け、かつ、循環させられるとき、チャンバからの液体の流出を確実に阻止するために、この壁は、その長手方向距離(又は高さ)は、その直径(又は幅)よりも長くなっている。例えば、チャンバの断面が六角形などの多角形又は楕円形など、他の形状が予想され得る。
本発明によれば、底壁は、1つの液体流出口又は複数の液体流出口を含む。
好ましくは、上向き壁は、液体の排出を促すために、実質的に垂直である。デバイスは、動作後、チャンバ内に固体の残余物又は飲料の泡が実質的に残っていないという意味で自浄式であることが示されている。希釈液により、チャンバの内側表面をすすぎ洗いすることができる。このため、液体残余物又は固体残余物は、流出口(複数可)へと完全に排出されることができる。実際に、清潔な状態を維持し、衛生上の問題を回避するために、チャンバから完全に排出させ、チァンバをすすぎ洗いできることが重要である。
本チャンバは、ブレード又はホイッパーなどの任意の作動要素を備えていない。
チャンバの長手方向上向き壁表面のある区域は、エンボス加工されており、その区域は、希釈液流入口に面している。このため、エンボス加工区域は、希釈液流入口に面するように、希釈液流入口に対向する壁面に配置される。
好ましくは、エンボス加工区域は、希釈液ジェットがこのエンボス加工区域に当たるときに、特に、希釈液のジェットがエンボス加工区域の表面に対して本質的に垂直にエンボス加工区域に当たるときに、希釈液のミストを形成するように構成された設計を呈する。
特定の実施形態によれば、エンボス加工区域の設計には、チャンバの上向き壁から立ち上がり、互いに隣り合って配置される複数のピラミッド形状要素を含む。「ピラミッド形状要素」とは、基部が多角形であり、頂部(頂点)で接触する三角形である側面を呈する多面体であることが理解される。
ピラミッド形状要素は次から次へと配置されており、希釈液ジェットがピラミッド体の1つの面に当たると、異なる方向に配向されるいくつかの小ジェットに分割されて、これが次のピラミッド体の面に当たって小ジェット自体が更に細分され得る。この現象が再現されて、希釈液のミストが形成される。
好ましくは、すべてのピラミッド形状要素が同じ形状を呈し、更に本発明はまた、異なる形状及びサイズのピラミッド体要素を含んで実現され得る。
好ましくは、それぞれのピラミッド体は、非対称であり、その頂部がわずかに上向きに傾斜している。この構成は、生じた希釈液のミストに上方への動きをもたらし、これによりチャンバの頂部カバーまで拡散し、チャンバの全容積を清浄にすることができる。
好ましくは、本チャンバは、消費者に単回量の飲料を調製するために設計されており、これは、8〜15cm3を含む内容積を呈するチャンバである。好ましい実施形態によれば、チャンバは、70〜90mmを含む高さ、40〜50mmを含む直径を有する円筒形状を呈する。40〜50mmを含む直径を呈するチャンバでは、エンボス加工区域は、通常、少なくとも1cm2の表面を呈する。好ましい実施形態によれば、希釈液流入口は、0,2〜1mmを含み、好ましくは0,3〜0,8mmを含み、更に好ましくは、0,4〜0,6mmを含む流出口直径を呈する希釈液用ノズルである。
好ましい実施形態によれば、希釈液流入口は、チャンバ内側の長手方向軸に従って配向されており、エンボス加工区域は、この長手方向軸上に配置される。次に、希釈液流入口から放出される希釈液ジェットは、エンボス加工区域に当たる。
特定の実施形態によれば、希釈液流入口の長手方向軸は、好ましくは、5〜30°を含む角度で、下向きに傾斜していてもよい。
好ましくは、希釈液流入口は、チャンバ内側の長手方向軸に沿って配向されており、この軸は、チャンバの長手方向中心軸に対してオフセットしている。
好ましくは、エンボス加工区域は、長手方向上向き壁の底部の隣に配置される。この構成により、希釈液のミストを用いたチャンバ全容積のすすぎ洗いが可能になる。
好ましい実施形態によれば、混合チャンバは、プラスチック材料で成形されてもよく、エンボス加工区域は、チャンバと共に成形されてもよい。希釈液流入口もまた、チャンバと共に成形されてもよい。
好ましい様式によれば、チャンバ頂部は、開閉可能なカバーにより覆われてもよい。好ましい実施形態によれば、開閉可能なカバーの底面は、凹形である。この形状は、カバー底面に堆積するミストの希釈液滴がこの面を流れ、カバーの縁部に案内されており、次いで、チャンバの側壁に沿って流れることができるように構成されている。その結果として、チャンバ壁及びカバーの効果的なすすぎ洗いを達成し得る。
本発明の2番目に好ましい様式は、チャンバはカバーを備えないが、チャンバがマシンの内側に配置されるとき、飲料製造マシンと協働してチャンバ上にカバーを提供するものである。このカバーの底部は、好ましくは、凹形である。
別の実施形態によれば、混合チャンバは、ハンドル部を備え得る。操作者は、このハンドル部を掴んで、飲料製造マシンにチャンバを保持し、及び飲料製造マシンから取り出すことができる。
第2の態様によれば、本発明は、上記のチャンバなどの混合チャンバを含み、かつ、希釈液流入口に接続可能な希釈液供給手段を備える飲料製造マシンに関する。
本発明によれば、希釈液は、本デバイスの機能及び条件を用いて、飲料可溶性原材料を溶解するよう適合された任意の好適な液体であり得る。好ましい希釈液は、温水又は冷水のいずれかである。概して、飲料製造マシンの希釈液供給部は、少なくとも、希釈液送出を作動するための希釈液タンク、希釈液ポンプ、希釈液ヒーター及び弁を含む。また、この供給部は、高温の希釈液又は周囲温度の希釈液のいずれかを送出するための選択弁を含んでもよい。
好ましくは、飲料製造マシンは、混合チャンバを取り外し可能に配置し、かつ、混合チャンバ希釈液流入口を希釈液供給部に接続するための収容領域を含み得る。
本発明の第2の様式では、混合チャンバの頂部は、いかなるカバーもなく、このため、収容領域の上部は、混合チャンバが収容領域内に配置されるときに、混合チャンバ上にカバーを形成するように構成されている。好ましくは、混合チャンバの上方にカバーを形成するように構成された収容領域の上部は、凹形底面を呈する。
この第2の様式によれば、飲料製造マシンは、粉末で飲料可溶性原材料提供するために、チャンバの頂部開口部の上方に配置される飲料可溶性原材料の分注ユニットを含み得る。分注ユニットは、粉末リザーバと関連付けられ得る。粉末分注ユニットによる供給は、粉末に手を触れることなく、自動的に制御され得る。別の様式では、分注ユニットは、液体濃縮物リザーバと関連付けられ得る。
本マシンは、異なる可溶性飲料原材料を混合するように構成された、少なくとも2つの混合チャンバの組を含む。特に、チャンバは、その飲料流出口の形状及びサイズが異なってもよい。例えば、3−in−1飲料など、重要な飲料サイズを呈する飲料調製用混合チャンバは、コーヒーエスプレッソなど、より少量の飲料サイズを呈する起泡性飲料調製用混合チャンバよりも大きい流出口(複数可)表面を呈する。流出口(複数可)のサイズ又は表面部分により、飲料をより長くチャンバに保持することができ、発泡が増加し得る。
第3の態様によれば、本発明は、上述のものなどの飲料製造マシンによる飲料製造方法であって、
−可溶性原材料をチャンバ内に導入するステップと、
−希釈液を希釈液流入口から導入するステップと、を含む、方法に関する。
−可溶性原材料をチャンバ内に導入するステップと、
−希釈液を希釈液流入口から導入するステップと、を含む、方法に関する。
特に、本発明の第1の様式では、本マシンが、チャンバの頂部が開閉可能なカバーによって覆われている混合チャンバを含む場合、可溶性原材料をチャンバ内に導入するステップは、
−マシンの収容領域から混合チャンバを取り外すステップと、
−混合チャンバのカバーを開けて、可溶性飲料原材料を内部に導入するステップと、
−カバーを閉じて、マシンの収容領域内に混合チャンバを設置するステップと、にあり得る。
−マシンの収容領域から混合チャンバを取り外すステップと、
−混合チャンバのカバーを開けて、可溶性飲料原材料を内部に導入するステップと、
−カバーを閉じて、マシンの収容領域内に混合チャンバを設置するステップと、にあり得る。
原材料の分注は、スプーン及び飲料原材料ジャーを用いて手動で行われ得る。更に好ましくは、スティック状の包みの内容物が、混合チャンバ内に導入される。本実施形態は、原材料の量が常に同じであるために、より一貫した飲料調製を提供する。
好ましくは、希釈液のジェットが混合チャンバ内に高速で形成されており、それにより、ノズルから放出される希釈液ジェットがチャンバを横断してエンボス加工区域に当たるように、希釈液が希釈液流入口を介して導入される。
特に、40mm〜50mmを含む直径を呈する円筒形チャンバ及び0,2〜1,0mmを含む流出口直径を呈する希釈液流入口ノズルの好ましい実施形態では、ノズルにおいて少なくとも600kPa(6バール)の圧力で水が送出されることにより、エンボス加工区域に当たり、ミストを形成するのに十分な速度のジェットが生成され得る。より具体的には、40mm〜50mmを含む直径のチャンバ及び0,4〜0,5mmを含む流出口直径を呈する希釈液流入口ノズルでは、約750kPa(7,5バール)の圧力でノズル内に水が導入される。したがって、希釈液ノズル流出口の直径、チャンバの直径、希釈液の流速は、概して、水のジェットがエンボス加工区域に当たるとき、ミスト効果を得るために適合される。
好ましくは、希釈液は、可溶性飲料原材料が溶解し、混合チャンバがすすぎ洗いされるような時間の間、希釈液流入口に導入される。希釈液を導入している間、第1のステップでは、可溶性飲料原材料が溶解されており、その結果製造された飲料が、流出口を介して分配されており、第2のステップでは、チャンバがすすぎ洗いされる。
可溶性飲料原材料は、水溶きコーヒーパウダー、チョコレートパウダー、ミルクパウダー、及びそれらの混合物の一覧から選択される任意の飲料原材料であってもよい。コーヒーミックスとして公知の砂糖とインスタントコーヒーとミルクパウダーとの混合物が好ましい。水溶き紅茶、無水料理用原材料及び/又はミルクベースの原材料など、他の可溶性粉末原材料を使用してもよい。本発明のデバイス及び方法は、希釈液による液体濃縮物の溶解にも適用可能である。このような液体濃縮物は、コーヒー、チョコレート又はミルク濃縮物であってもよい。
本発明の特徴及び利点は、以下の図と関連して、更に良く理解されよう。
図1を参照すると、デバイスに入れる可溶性飲料原材料及び希釈液から飲料を製造するための本発明の混合チャンバ2を含む飲料製造マシン1が示されている。
混合チャンバ2に希釈液、より具体的には、温水を供給できるように、マシン内に希釈液供給回路が設けられる。このために、新鮮な水を補充することができる水リザーバ11が設けられる。水ポンプ10により、リザーバ11から、サーモブロック(thermoblock)又はカートリッジタイプのヒーターなどの水加熱システム9へ、及び最終的には、逆止弁14へ希釈液が輸送される。ポンプは、ピストンポンプ、ダイヤフラムポンプ又は蠕動ポンプなどの任意のタイプのポンプであってもよい。最終的に、水は、チューブ8によって、デバイスに供給される。
図1に示されているように、混合チャンバ2は、飲料液体を受容するための飲用カップが配置される供給トレイ14の上に直接設置され得る。一般に、混合チャンバ2は、清掃するために、また、任意により分注するために、マシンから取り外し可能である。マシンは、内側でチャンバを固定し、混合チャンバの希釈液流入口4とマシンの希釈液供給チューブ8との間に協働をもたらすための混合チャンバ収容領域7を含む。
次に好ましい実施形態では、飲料製造マシンは、分注システム16に連結される可溶性飲料原材料17のリザーバ15を含むことができる。国際公開第WO 2009/153157号に記載されているように、混合チャンバは、分注システムの下に配された位置に移動可能であり得る。分注システムは、混合チャンバへの原材料の要求分注量に応じて計量する主要機能を有する。リザーバ15は、恒久的なホッパー、又は可溶性原材料を含有する使い捨てパッケージであってもよい。分注システム16は、分注用スクリュー、往復分注ピストン又は回転円板など、任意の好適なシステムであってもよい。また、当然ながら、分注技術は、可溶性原材料の性質に依存する。可溶性原材料は通常、乾燥飲料粉末である。しかし、液体濃縮物であってもよい。デバイスは、制御装置12及びコマンド13によって促されるときに、手動又は自動で、要求に応じて、原材料が供給される。マシン内において、リザーバ及び分注システムが任意である点はわかるであろう。このため、デバイスは、好ましくは、チャンバ2をマシンから取り外し、さじでチャンバ内に可溶性飲料原材料を導入する、又はスティック状の包みの内容物を注ぐことによって、手動により供給される。
制御装置12が更に提供され得、ユーザーがマシンを起動する、又はマシンのコマンド13を押して指示するときに、希釈液がチャンバ内に導入される、又は、分注システム4による可溶性飲料原材料の分注とポンプ6による希釈液とが協働する。
図2〜図5は、本発明による混合チャンバ2を示す。図2では、点線は、外側からは見えない要素に関連付けられる。チャンバは、円筒形であり、チャンバ本体を形成する横方向底壁21及び長手方向上向き壁22を有する。チャンバ本体は、その頂部に壁を有していないが、その頂部は、開閉可能カバー3で覆われる。カバーは、チャンバ本体にヒンジ31によって取り付けられる。図4に示すように、カバーの底面32は凹形である。チャンバは、底壁を貫通して設けられる少なくとも1つの飲料送出流出口5を備える。図4及び図5に示すように、飲料送出流出口は、チャンバ底壁中央部の複数の穴51から構成され得る。通常、穴の数、それらの位置及びそれらの表面は、チャンバ内で調製される可溶性飲料原材料の種類によって規定される。特に、これらの特徴は、チャンバ内に導入される飲料原材料の溶解度及び飲料原材料の量に従属し得る。一例として、3−in−1コーヒーミックスからミルク入りコーヒーを調製するには、混合チャンバに導入するとチャンバ容積の少なくとも半分が充填される、多量の粉末を必要とする。あふれないようにするために、飲料が製造されるとすぐに排出される必要があり、そのため数多くの飲料流出口の穴が設けられる。
チャンバは、上向き壁22を貫通して設けられる1つの希釈液流入口4を備える。チャンバ内での希釈液のジェット方向を画定する希釈液流入口の長手方向軸線YY’は、下向きに傾斜している。そのうえ、この長手方向軸線YY’は、チャンバの長手方向中央軸Oに対して、オフセットしている。好ましい実施形態によれば、希釈液流入口は、0,4〜0,6mmを含む直径を呈するパイプである。このパイプは、好ましくは、チャンバ本体と共に成形されている。
チャンバの長手方向上向き壁22表面の区域6は、エンボス加工されている。このエンボス加工区域6は、希釈液流入口4に面するように、希釈液流入口に対向する壁面上に配置される。次に、希釈液流入口の長手方向軸YY’は、図2及び図4に示すように、エンボス加工区域6の少なくとも一部分で交差する。
図6a、図6b及び図6cは、本発明の好ましい実施形態によるエンボス加工区域6の拡大図及び断面図である。エンボス加工区域6の設計は、チャンバの上向き壁22から立ち上がり、別のピラミッド形状要素61と隣り合って配置される類似のピラミッド形状要素61を含む。ピラミッド体は、4つの三角形側面を呈する。ピラミッド体の面は、エンボス加工区域に当たる希釈液のジェットが、異なる方向に配向されており、隣接するピラミッド体に当たることが可能な複数の小ジェットに分割されるように配向されている。好ましくは、ピラミッド体は、1つの三角形側面61aが、チャンバの頂部に面するように位置合わせされる。図6bに示すように、この頂面61aは、好ましくは、ピラミッド体の底面61bよりも傾斜が小さい。図6cに示すように、1つの側面61dは、好ましくは、ピラミッド体の他の側面61eよりも傾斜が小さく、結果として、ピラミッド体61の頂点61cもわずかに横に傾斜している。ピラミッド体のこれらの非対称性により、チャンバ全体内へのミストの分散に役に立ち得る。実際に、上述のように、希釈液ジェットの長手方向軸YY’は、下向きに傾斜し、チャンバの長手方向中央軸Oに対してオフセットしているため、非対称性により、チャンバ中央部及びその頂部へのミストの再配向が可能である。
エンボス加工区域6は、好ましくは、側壁22の底部の隣に配置される。次に、希釈液のミストは、チャンバの全容積にわたって、上方向に拡散し得る。
本チャンバは、比較的小型の飲料システムでは、40〜50mmの直径を有し得る。例えば、更に多量の送出能力を提供する飲料マシン用に、より大規模のチャンバを、想定することができる。
図7a及び図7bは、本発明による混合チャンバ底部の流出口の代替設計を示す。流出口は、スロット51の形態であり、飲料が製造され次第、チャンバから可能な限り迅速に排出できるように十分に大きい。3つのリブ52は、飲料を飲み物容器に静かに案内するために、2つの並列スロットの間に配置される。
飲料が図2〜図6の混合チャンバによって調製されるとき、チャンバをマシンから取り外し、カバー3を開け、及び飲料原材料の用量をチャンバ内に導入することによって、可溶性飲料原材料の用量がチャンバ内に導入される。この操作では、顧客は、チャンバをマシンの外へ引っ張り出してチャンバを飲料マシンから取り外し、カバーを開け、少なくともスプーン1杯の飲料原材料又はスティック状の包みの内容物をチャンバ内に投入し得る。次にカバーを閉めて、チャンバの希釈液流入口がマシンの希釈液供給手段8と協働するように、マシンの混合チャンバ収容領域7内にチャンバを再配置する。
次いで、希釈液が希釈液流入口4を介してチャンバ内に導入されることによって、飲料の調製が開始される。希釈液は、高速の希釈液ジェットがチャンバ内で形成されるような流れで、希釈液流入口4内に導入される。十分な速度に達する希釈液ジェットを得、その結果、チャンバ内で飲料原材料を溶解し、エンボス加工区域に当たるための高せん断力をもたらす十分な運動エネルギーに到達させるために、希釈液ノズル流出口の直径、チャンバ直径及び希釈液の流速は、適切に適合される。
一例として、40〜50mmを含むチャンバ直径、0,45〜0,5mmを含む希釈液流入口ノズル及び水ポンプによる約750kPa(7,5バール)の水供給にて、良好な結果が得られ、水の流速約270mL/分が得られ、これは、チャンバ内で可溶性飲料原材料を溶解し、かつジェットがエンボス加工区域に当たるとチャンバ内でミストが形成されるのに十分であった。
希釈液は、飲料原材料粉末と混ざり、これを溶解する。国際公開第WO 2008/071613号に詳細に記載されているように、希釈液流入口の向きは、混合を向上させるために、最適化され得る。溶解物から生じた飲料は、飲料流出口5からマシンの領域14に配置された飲用カップ内に排出される。粉末が完全に溶解された後も、チャンバを清掃するために、希釈液の導入は継続して行われ、希釈液のジェットが希釈液のミストを形成するエンボス加工区域に当たり、チャンバの内容積全体にわたって拡散する。ミストがチャンバ頂部に到達するときに、カバー3によって止められ、ミストの液滴が留まる。図4の矢印Aによって示すとおり、カバー3の凹状の向きにより、希釈液滴をカバーからチャンバの側壁22の頂部に滑らせるようにすることができる。次に、希釈液は、カバーの表面上、側壁上、及び底壁上を流れ、それらをすすぎ洗いし、流出口5を介して排出される。通常、希釈液のミストがチャンバから漏れないように、カバーとチャンバの頂部縁部との接触は十分であるが、通常、チャンバは、大気から隔絶されていない。
本発明の次に好ましい実施形態によれば、混合チャンバは、分注システム16により、手動ではなく自動的に分注されており、混合チャンバ2は、図2〜図6の混合チャンバと同一の機構を呈し得るが、ただしチャンバ本体に取り付けられたカバー6を有しない。実際に、自動分注では、混合チャンバは、分注位置に移動されたとき、開いたままであるものとする。したがって、マシンは、混合チャンバが混合位置に配置されると混合チャンバの上にカバーを形成するように構成されたチャンバ収容領域7を有する。カバーの底部は、好ましくは、凹形である。
Claims (15)
- 飲料を製造するための混合チャンバ(2)であって、
横方向底壁(21)及び長手方向上向き壁(22)を含むチャンバ本体と、
前記上向き壁を貫通して設けられた少なくとも1つの希釈液流入口(4)と、
前記底壁を貫通して設けられた少なくとも1つの飲料送出流出口(5)と、を備え、
前記チャンバは、前記長手方向上向き壁の表面にエンボス加工区域(6)を含み、前記エンボス加工区域は前記希釈液流入口に面している、混合チャンバ(2)。 - 前記エンボス加工区域(6)は、希釈液のジェットが前記エンボス加工区域に当たるときに希釈液のミストを形成するように構成された設計を呈する、請求項1に記載の混合チャンバ。
- 前記エンボス加工区域の前記設計は、前記チャンバの上向き壁(22)から立ち上がり互いに隣り合って配置される複数のピラミッド形状要素(61)を含む、請求項2に記載の混合チャンバ。
- 前記エンボス加工区域(6)は、前記長手方向上向き壁の底部の隣りに配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の混合チャンバ。
- 前記混合チャンバは、プラスチック材料で成形されており、前記エンボス加工区域(6)は、前記チャンバと共に成形されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の混合チャンバ。
- 前記チャンバの頂部は、開閉可能なカバー(3)によって覆われている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の混合チャンバ。
- 前記カバーの底面(32)は、凹形である、請求項6に記載の混合チャンバ。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の混合チャンバを含み、かつ、前記希釈液流入口(4)に接続可能な1つの希釈液供給手段を備える、飲料製造マシン。
- 前記混合チャンバを前記マシン内に取り外し可能に配置し、かつ、前記混合チャンバの希釈液流入口を前記希釈液供給部に接続するための、収容領域(7)を含む、請求項8に記載の飲料製造マシン。
- 前記混合チャンバの頂部は、カバーを有しておらず、前記収容領域(7)の上部は、前記混合チャンバが前記収容領域内に配置されるときに前記混合チャンバの上方にカバーを形成するように構成されている、請求項9に記載の飲料製造マシン。
- 前記マシンは、異なる可溶性飲料原材料を混合するように構成された少なくとも2つの混合チャンバの組を含む、請求項8〜10のいずれか一項に記載の飲料製造マシン。
- 請求項8〜11のいずれか一項に記載の飲料製造マシン内での飲料製造方法であって、
可溶性原材料を前記チャンバ(2)内に導入するステップと、
希釈液を前記希釈液流入口(4)から導入するステップと、を含む、方法。 - 前記マシンは、混合チャンバ(2)を含み、前記チャンバの頂部は、開閉可能なカバー(3)によって覆われており、前記チャンバに可溶性飲料原材料を分注する前記ステップは、
a)前記マシンの前記収容領域(7)から前記混合チャンバ(2)を取り外すステップと、
b)前記混合チャンバの前記カバー(3)を開けて、可溶性飲料原材料を内部に導入するステップと、
c)前記カバー(3)を閉じて、前記マシンの前記収容領域(7)内に前記混合チャンバを配置するステップと、にある、請求項12に記載の方法。 - 前記希釈液は、希釈液のジェットが前記混合チャンバ(2)内で形成されるように、前記希釈液流入口(4)を介して導入される、請求項12又は13に記載の方法。
- 前記希釈液は、飲料の前記可溶性原材料が溶解し、前記混合チャンバがすすぎ洗いされるような時間の間、前記希釈液流入口(4)に導入される、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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EP13173842 | 2013-06-26 | ||
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