関連出願の相互参照
[0001] 本願は、2013年4月4日に出願された、「NCT上のEMBMSサポートによるサービス連続性(SERVICE CONTINUITY WITH EMBMS SUPPORT ON NCT)」と題する、中国PCT出願番号第PCT/CN2013/073764号の利益を主張し、参照によってその全体が本明細書に明確に組み込まれている。
[0002] 本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より具体的には、非自立型キャリア(a non-self-standing carrier)上の発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)(eMBMS)サポートによるサービス連続性に関する。
[0003] ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト、等のような、様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることができる多元接続ネットワークであり得る。そのような多元接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、および単一キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
[0004] ワイヤレス通信ネットワークは、多くのユーザ機器(UE)のための通信をサポートすることができる多くの基地局を含み得る。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は、基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、UEから基地局への通信リンクを指す。
[0005] 一態様において、ワイヤレス通信のための方法、コンピュータプログラム製品、および装置が提供される。装置は、UEであり得る。UEは、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数、および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のプライマリコンポーネントキャリア(PCC)周波数を示す情報を受信する。UEは、非自立型キャリア周波数上で利用可能なMBMSサービスを受信するための情報を取得するために、1つ以上のPCC周波数のうちの1つのPCC周波数についてのプリファレンス(preference)を選択する。UEは、取得された情報に基づいて非自立型キャリア周波数上で利用可能なMBMSサービスを受信する。
[0006] 一態様において、ワイヤレス通信のための方法、コンピュータプログラム製品、および装置が提供される。装置は、ネットワークエンティティであり得る。ネットワークエンティティは、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数、および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す情報を受信する。ネットワークエンティティは、情報をUEに送る。
[0007] 図1は、テレコミュニケーションシステムの例を概念的に示すブロック図である。
[0008] 図2は、テレコミュニケーションシステムにおけるダウンリンクフレーム構造の例を概念的に示すブロック図である。
[0009] 図3は、概念的に示すブロック図であって、本開示の一態様に従って構成された基地局/eノードBおよびUEの設計を概念的に示すブロック図である。
[0010] 図4Aは、連続的なキャリアアグリゲーションのタイプを開示する。
[0011] 図4Bは、非連続的なキャリアアグリゲーションのタイプを開示する。
[0012] 図5は、MACレイヤのデータアグリゲーションを開示する。
[0013] 図6は、複数のキャリア構成において無線リンクを制御するための方法を示すブロック図である。
[0014] 図7は、ネットワークアーキテクチャの例を示す図である。
[0015] 図8Aは、マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワークにおける発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスチャネル構成の例を示す図である。
[0016] 図8Bは、マルチキャストチャネルスケジューリング情報媒体アクセス制御の制御要素のフォーマットを示す図である。
[0017] 図9は、典型的な方法を示すための図である。
[0018] 図10は、ワイヤレス通信の第1の方法のフローチャートである。
[0019] 図11は、ワイヤレス通信の第2の方法のフローチャートである。
[0020] 図12は、典型的な装置における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念的なデータフロー図である。
[0021] 図13は、処理システムを用いる装置のためのハードウェアの実現の例を示す図である。
[0022] 図14は、典型的な装置における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念的なデータフロー図である。
[0023] 図15は、処理システムを用いる装置のためのハードウェアの実現の例を示す図である。
詳細な説明
[0024] 添付図面に関連して以下に述べられる詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されたものであり、本明細書で説明される概念が実施され得る唯一の構成を表すように意図されたものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念が、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることは、当業者にとって明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念をあいまいにすることを避けるために、周知の構造およびコンポーネントがブロック図の形態で示される。
[0025] 本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のネットワークのような様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば同義で使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000等のような無線技術を実現し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現し得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、フラッシュOFDMA、等のような無線技術を実現し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスド(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新リリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と呼ばれる団体からの文書に説明されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と呼ばれる団体からの文書に説明されている。本明細書で説明される技法は、上述されたワイヤレスネットワークおよび無線技術、並びに、他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に使用され得る。明確さのために、技法のある特定の態様は、LTEに関して以下に説明され、以下の説明の大部分でLTE用語が使用される。
[0026] 図1は、ワイヤレス通信ネットワーク100を示し、これは、LTEネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、多数の発展型ノードB(eノードB)110および他のネットワークエンティティを含み得る。eNBは、UEと通信する局であり、また、基地局、アクセスポイント等とも称され得る。ノードBは、UEと通信する局の別の例である。
[0027] 各eノードB110は、特定の地理的エリアのための通信カバレッジを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、eノードBのカバレッジエリアおよび/またはこのカバレッジエリアにサービス提供するeノードBサブシステムを指すことができる。
[0028] eノードBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのための通信カバレッジを提供し得る。マクロセルは、比較的広い地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的狭い地理的エリアをカバーし、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的狭い地理的エリア(例えば、住居)をカバーし、フェムトセルとの関連を有するUE(例えば、限定加入者グループ(CSG)内のUE、住居内のユーザのためのUE、等)による制限されたアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのeノードBは、マクロeノードBと称され得る。ピコセルのためのeノードBは、ピコeノードBと称され得る。フェムトセルのためのeノードBは、フェムトeノードBまたはホームeノードBと称され得る。図1に示される例では、eノードB110a、110b、および110cはそれぞれ、マクロセル102a、102b、および102cのためのマクロeノードBであり得る。eノードB110xは、ピコセル102xのためのピコeノードBであり得る。eノードB110yおよび110zは、それぞれフェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeノードBであり得る。eノードBは、1つまたは複数の(例えば、3つの)セルをサポートし得る。
[0029] ワイヤレスネットワーク100はまた、リレー局を含み得る。リレー局は、アップストリーム局(たとえば、eノードBまたはUE)から、データの送信および/または他の情報を受信し、ダウンストリーム局(たとえば、UEまたはeノードB)に、データの送信および/または他の情報を送る局である。リレー局はまた、他のUEのための送信をリレーするUEであり得る。図1で示される例では、リレー局110rは、eノードB110aとUE120rとの間の通信を容易にするために、eノードB110aおよびUE120rと通信し得る。リレー局はまた、中継eノードB、リレー、等とも称され得る。
[0030] ワイヤレスネットワーク100は、例えば、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレー、等のような異なるタイプのeノードBを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのeノードBは、ワイヤレスネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレッジエリア、および干渉に対する異なる影響を有し得る。例えば、マクロeノードBが高い送信電力レベル(例えば、20ワット)を有し得るのに対し、ピコeノードB、フェムトeノードB、およびリレーは、より低い送信電力レベル(例えば、1ワット)を有し得る。
[0031] ワイヤレスネットワーク100は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作では、eノードBは、同様のフレームタイミングを有し得、異なるeノードBからの送信は、時間的にほぼアラインされ(be approximately aligned in time)得る。非同期動作では、eノードBは、異なるフレームタイミングを有し得、異なるeノードBからの送信は、時間的にアラインされない可能性がある。本明細書で説明される技法は、同期動作と非同期動作の両方に使用され得る。
[0032] ネットワークコントローラ130は、eノードBのセットに結合し、これらのeノードB110のための調整および制御を提供し得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeノードB110と通信し得る。eノードB110はまた、例えば、ワイヤレスバックホールまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に、互いに通信し得る。
[0033] UE120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分布され得、各UEは、固定式または移動式であり得る。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局、等とも称され得る。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、等であり得る。UEは、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレー、等と通信可能であり得る。図1において、両方向矢印の実線は、UEとサービングeノードBとの間の所望の送信を示し、これは、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でUEにサービス提供するように指定されたeノードBである。両方向矢印の破線は、UEとeノードBとの間の干渉する送信を示す。
[0034] LTEは、ダウンリンク上で直交周波数分割多重(OFDM)を、アップリンク上で単一キャリア周波数分割多重(SC−FDM)を、利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を複数(K)個の直交サブキャリアに分割し、これは、一般的に、トーン、ビン、等とも称される。各サブキャリアは、データにより変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は、固定であり、サブキャリアの合計数(K)は、システム帯域幅に依存し得る。例えば、サブキャリアの間隔は15kHzであり、(「リソースブロック」と呼ばれる)最小リソース割り振りは、12個サブキャリア(または180kHz)であり得る。したがって、ノミナルな(nominal)FFTサイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに分割され得る。例えば、サブバンドは、1.08MHz(すなわち、6個のリソースブロック)をカバーし、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ1、2、4、8、または16個のサブバンドが存在し得る。
[0035] 図2は、LTEにおいて使用されるダウンリンクフレーム構造を示す。ダウンリンクのための送信タイムラインは、無線フレームの単位に分割され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(例えば、10ミリ秒(ms))を有し得、0〜9のインデックスを有する10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つのスロットを含み得る。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスを有する20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間、例えば、(図2に示すような)通常のサイクリックプレフィックスの場合は7個のシンボル期間、または拡張されたサイクリックプレフィックスの場合は6個のシンボル期間を含み得る。各サブフレームにおける2L個のシンボル期間は、0〜2L−1のインデックスを割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに分割され得る。各リソースブロックは、1つのスロットにおいてN個のサブキャリア(例えば、12個のサブキャリア)をカバーし得る。
[0036] LTEにおいて、eノードBは、eノードBにおける各セルについてのプライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)を送り得る。プライマリおよびセカンダリ同期信号は、それぞれ、図2に示されるように、通常のサイクリックプレフィックスの場合、各無線フレームのサブフレーム0および5の各々におけるシンボル期間6および5において送られ得る。同期信号は、セルの検出および獲得のためにUEによって使用され得る。eノードBは、サブフレーム0のスロット1におけるシンボル期間0〜3において、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送り得る。PBCHは、ある特定のシステム情報を搬送し得る。
[0037] eNBは、図2における第1のシンボル期間全体において描写されているが、各サブフレームの第1のシンボル期間の一部のみで物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルに使用されるシンボル期間の数(M)を伝達し、ここで、Mは、1、2、または3に等しく、サブフレーム毎に変わり得る。Mはまた、例えば、10個未満のリソースブロックを有する小さなシステム帯域幅では、4に等しくなり得る。図2に示される例では、M=3である。eノードBは、各サブフレームの第1のM個のシンボル期間(図2ではM=3)において、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送り得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送(HARQ)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのアップリンクおよびダウンリンクリソース割り振りに関する情報とアップリンクチャネルに関する電力制御情報とを搬送し得る。図2における第1のシンボル期間には示されていないが、PDCCHおよびPHICHもまた、第1のシンボル期間に含まれることが理解されるべきである。同様に、PHICHおよびPDCCHはまた、図2ではそのようには示されていないが、第2および第3のシンボル期間の両方に存在する。eノードBは、各サブフレームの残りのシンボル期間において、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、「発展型ユニバーサル地上無線接続(E−UTRA);物理チャネルおよび変調(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)」と題する、公的に利用可能な3GPP TS 36.211において説明されている。
[0038] eノードBは、eノードBによって使用されるシステム帯域幅の中心である1.08MHzにおいて、PSS、SSS、およびPBCHを送り得る。eノードBは、PCFICHおよびPHICHを、これらのチャネルが送られる各シンボル期間において、システム帯域幅全体にわたって送り得る。eノードBは、システム帯域幅のある特定の部分においてUEのグループにPDCCHを送り得る。eノードBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送り得る。eノードBは、すべてのUEに対してブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICH、およびPHICHを送り得、特定のUEに対してユニキャスト方式でPDCCHを送り得、また、特定のUEに対してユニキャスト方式でPDSCHを送り得る。
[0039] 多数のリソース要素が各シンボル期間において利用可能であり得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし得、1つの変調シンボルを送るために使用され得、これは、実数または複素数であり得る。各シンボル期間における参照信号に使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG)内に配置され得る。各REGは、1つのシンボル期間において4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、4つのREGを占有し、これらは、シンボル期間0において周波数にわたってほぼ等しく間隔を空けられ得る。PHICHは、3つのREGを占有し、これらは、1つ以上の設定可能なシンボル期間において周波数にわたって拡散され得る。例えば、PHICHのための3つのREGはすべて、シンボル期間0に属し得る、またはシンボル期間0、1、および2内に拡散され得る。PDCCHは、9、18、32、または64個のREGを占有し、これらは、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る。REGのある特定の組み合わせのみが、PDCCHに対して許可され得る。
[0040] UEは、PHICHおよびPCFICHに使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHのために、REGの異なる組み合わせを探索し得る。探索するための組み合わせの数は、典型的にPDCCHに対して許可される組み合わせの数より少ない。eノードBは、UEが探索するであろう任意の組み合わせにおいてPDCCHをUEに送り得る。
[0041] UEは、複数のeノードBのカバレッジ内にあり得る。これらのeノードBのうちの1つが、UEにサービス提供するために選択され得る。サービングeノードBは、受信電力、経路損失、信号対雑音比(SNR)、等のような様々な基準に基づいて選択され得る。
[0042] 図3は、基地局/eノードB110およびUE120の設計のブロック図を示し、これらは、図1における基地局/eノードBのうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る。制限された関連付けシナリオでは、基地局110は、図1におけるマクロeノードB110cであり得、UE120は、UE120yであり得る。基地局110はまた、何らかの他のタイプの基地局であり得る。基地局110はアンテナ634a〜634tを備え得、UE120はアンテナ652a〜652rを備え得る。
[0043] 基地局110において、送信プロセッサ620は、データソース612からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ640から制御情報を受信し得る。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH、等のためのものであり得る。データは、PDSCH、等のためのものであり得る。プロセッサ620は、データおよび制御情報を処理(例えば、符号化およびシンボルマッピング)して、データシンボルおよび制御シンボルをそれぞれ取得し得る。プロセッサ620はまた、例えば、PSS、SSSのための参照シンボル、およびセル特有の参照信号を生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ630は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または参照シンボルに空間処理(例えば、プリコーディング)を実行し得、出力シンボルストリームを変調器(MOD)632a〜632tに提供し得る。各変調器632は、(例えば、OFDM、等のために)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器632はさらに、出力サンプルストリームを処理(例えば、アナログへの変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器632a〜632tからのダウンリンク信号は、それぞれ、アンテナ634a〜634tを介して送信され得る。
[0044] UE120において、アンテナ652a〜652rは、基地局110からダウンリンク信号を受信し得、受信された信号を、それぞれ、復調器(DEMOD)654a〜654rに提供し得る。各復調器654は、受信されたそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各復調器654はさらに、(例えば、OFDM、等のために)入力サンプルを処理して、受信されたシンボルを取得し得る。MIMO検出器656は、すべての復調器654a〜654rからの受信されたシンボルを取得し、適用可能な場合、受信されたシンボルにMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供し得る。受信プロセッサ658は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調、デインタリーブ、復号)し、データシンク660にUE120のための復号されたデータを提供し、コントローラ/プロセッサ680に復号された制御情報を提供し得る。
[0045] アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ664は、データソース662から(例えば、PUSCHのための)データを、およびコントローラ/プロセッサ680から(例えば、PUCCHのための)制御情報を、受信および処理し得る。プロセッサ664はまた、参照信号のための参照シンボルを生成し得る。送信プロセッサ664からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ666によってプリコードされ、(例えば、SC−FDM、等のために)変調器654a〜654rによってさらに処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE120からのアップリンク信号が、アンテナ634によって受信され、復調器632によって処理され、適用可能な場合にはMIMO検出器636によって検出され、受信プロセッサ638によってさらに処理されて、UE120によって送られた、復号されたデータおよび制御情報を取得し得る。プロセッサ638は、データシンク639に復号されたデータを提供し、コントローラ/プロセッサ640に復号された制御情報を提供し得る。
[0046] コントローラ/プロセッサ640および680は、それぞれ、基地局110およびUE120における動作を指示し得る。プロセッサ640および/または基地局110における他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明される技法のための様々な処理の実行を遂行または指示し得る。プロセッサ680および/またはUE120における他のプロセッサおよびモジュールはまた、図4および図5に示される機能ブロック、および/または本明細書で説明される技法のための他の処理の実行を遂行または指示し得る。メモリ642および682は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ644は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上のデータ送信のためにUEをスケジューリングし得る。
[0047] 一構成において、ワイヤレス通信のためのUE120は、UEの接続モード中に干渉する基地局からの干渉を検出するための手段と、干渉する基地局の発生リソース(yielded resource)を選択するための手段と、発生リソース上の物理ダウンリンク制御チャネルのエラー率を取得するための手段と、誤り率が所定のレベルを超えたことに応答して実行可能な、無線リンク障害を宣言する(declaring)ための手段を含む。一態様において、前述の手段は、前述の手段によって記載された機能を実行するように構成された、(単数または複数の)プロセッサ、コントローラ/プロセッサ680、メモリ682、受信プロセッサ658、MIMO検出器656、復調器654a、およびアンテナ652aであり得る。別の態様において、前述の手段は、前述の手段によって記載された機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置であり得る。
キャリアアグリゲーション
[0048] LTE−アドバンスドUEは、各方向における送信に使用される合計100MHz(5つのコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションに割り振られる20MHz帯域幅までのスペクトルを使用する。一般に、ダウンリンクよりも少ないトラフィックがアップリンク上で送信されるので、アップリンクスペクトル割り振りは、ダウンリンク割り振りよりも小さくなり得る。例えば、アップリンクに20MHzが割り当てられる場合、ダウンリンクは100MHzを割り当てられ得る。これらの非対称FDD割り当ては、スペクトルを節約し、ブロードバンド加入者による典型的な非対称帯域幅利用に適している。
キャリアアグリゲーションタイプ
[0049] LTE−アドバンスドモバイルシステムについては、連続的なCAおよび非連続的なCAのような、2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)方法が提案されている。それらは、図4Aおよび図4Bに示される。非連続的なCAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが周波数帯域に沿って分離されたときに生じる(図4B)。一方、連続的なCAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが互いに隣接するときに生じる(図4A)。非連続的なCAと連続的なCAの両方は、LTEアドバンスドUEの単一ユニットにサービス提供するために複数のLTE/コンポーネントキャリアをアグリゲートする。
[0050] 複数のRF受信ユニットおよび複数のFFTは、キャリアが周波数帯域に沿って分離されているので、LTE−アドバンスドUEでは非連続的なCAにより展開され得る。非連続的なCAは広い周波数範囲にわたって複数の分離されたキャリアを介してデータ送信をサポートするので、伝搬経路損失、ドップラーシフトおよび他の無線チャネル特性は、異なる周波数帯域において大きく異なり得る。
[0051] 従って、非連続的なCAアプローチの下で広帯域データ送信をサポートするために、方法は、異なるコンポーネントキャリアためのコーディング、変調、および送信電力を適応的に調節するために使用され得る。例えば、エンハンスドノードB(eNB)が各コンポーネントキャリア上で固定された送信電力を有するLTE−アドバンスドシステムでは、各コンポーネントキャリアのサポート可能な変調およびコーディングまたは有効なカバレッジが異なり得る。
データアグリゲーションスキーム
[0052] 図5は、国際モバイルテレコミュニケーション(IMT)アドバンスドシステムのための媒体アクセス制御(MAC)レイヤ(図5)で異なるコンポーネントキャリアから送信ブロック(TB)をアグリゲートすることを示す。MACレイヤのデータアグリゲーションでは、各コンポーネントキャリアは、MACレイヤにおいてそれ自体の独立したハイブリッド自動再送要求(HARQ)エンティティと、物理レイヤにおいてそれ自体の送信構成パラメータ(例えば、送信電力、変調およびコーディングスキーム、および複数のアンテナ構成)を有する。同様に、物理レイヤでは、コンポーネントキャリア毎に1つのHARQエンティティが提供される。
制御シグナリング
[0053] 一般に、複数のコンポーネントキャリアのための制御チャネルシグナリングを展開するための3つの異なるアプローチが存在する。第1は、各コンポーネントキャリアがそれ自体のコード化された制御チャネルを与えられているLTEシステムにおいて制御構造のマイナーな修正を伴う。
[0054] 第2の方法は、異なるコンポーネントキャリアの制御チャネルを一緒にコード化し、専用のコンポーネントキャリアにおいて制御チャネルを展開することを伴う。複数のコンポーネントキャリアに関する制御情報は、この専用の制御チャネルでは、シグナリングコンテンツとして統合されるだろう。結果として、LTEシステムにおける制御チャネル構造との後方互換性は維持されるが、一方でCAにおけるシグナリングオーバーヘッドが低減される。
[0055] 異なるコンポーネントキャリアのための複数の制御チャネルは、一緒にコード化され、その後、第3のCA方法によって形成された周波数帯全体にわたって送信される。このアプローチは、UE側における高電力消費の負担で、制御チャネルにおける低いシグナリングオーバーヘッドおよび高い復号性能を提供する。しかしながら、この方法は、LTEシステムとの互換性がない。
ハンドオーバ制御
[0056] CAがIMT−アドバンスドUEに使用される場合、複数のセルにわたるハンドオーバプロシージャ中に送信連続性をサポートすることがより望ましい。しかしながら、特定のCA構成およびサービス品質(QoS)要件を備えた、受信するUE(incoming UE)のために十分なシステムリソース(すなわち、良質な送信品質を備えたコンポーネントキャリア)をリザーブすることは、次のeノードBにとって困難である可能性がある。この理由は、2つ(またはそれより多い)の隣接したセル(eノードB)のチャネル条件が特定のUEに対して異なり得るからである。1つのアプローチにおいて、UEは、各隣接したセルにおいて1つのコンポーネントキャリアのみの性能を測定する。これは、LTEシステムにおけるものと同様の測定遅延、複雑さ、およびエネルギー消費を提供する。対応するセルにおける他のコンポーネントキャリアの性能の推定は、1つのコンポーネントキャリアの測定結果に基づき得る。この推定に基づいて、ハンドオーバ決定および送信構成が決定され得る。
[0057] 様々な例にしたがって、(キャリアアグリゲーションとも称される)マルチキャリアシステムにおいて動作するUEは、「プライマリキャリア」と称され得る同じキャリア上で、制御およびフィードバック機能のような、複数のキャリアのある特定の機能をアグリゲートするように構成される。サポートのためのプライマリキャリアに依存する残りのキャリアは、関連付けられたセカンダリキャリアと称される。例えば、UEは、オプションの専用チャネル(DCH)、スケジュールされていない許可、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、および/または物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって提供されるもののような制御機能をアグリゲートし得る。シグナリングおよびペイロードは、UEにeノードBによってダウンリンク上で、およびeノードBにUEによってアップリンク上で、の両方で送信され得る。
[0058] いくつかの実施形態では、複数のプライマリキャリアが存在し得る。さらに、セカンダリキャリアは、LTE RRCプロトコルのための3GPPの技術仕様書36.331に説明されているような、レイヤ2のプロシージャであるRLFプロシージャおよび物理チャネル確立を含む、UEの基本的な動作に影響を与えることなく追加、または削除され得る。
[0059] 図6は、一例にしたがって、物理チャネルをグループ化することで、複数のキャリアワイヤレス通信システムにおける無線リンクを制御するための方法600を示す。示されるように、方法は、ブロック605において、プライマリキャリアおよび1つ以上の関連付けられたセカンダリキャリアを形成するために、制御機能を少なくとも2つのキャリアから1つのキャリア上にアグリゲートすることを含む。次にブロック610において、プライマリキャリアおよび各セカンダリキャリアのために通信リンクが確立される。その後、ブロック615において、プライマリキャリアに基づいて通信が制御される。
[0060] 図7は、LTEネットワークアーキテクチャ700を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ700は、発展型パケットシステム(EPS)700と称され得る。EPS700は、1つ以上のユーザ機器(UE)702、発展型UMTS地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)704、発展型パケットコア(EPC)710、およびオペレータのインターネットプロトコル(IP)サービス722を含み得る。EPSは、他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡潔さのために、これらのエンティティ/インタフェースは示されていない。示されるように、EPSは、パケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に理解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0061] E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)706および他のeNB708を含み、マルチキャスト協調エンティティ(MCE)728を含み得る。eNB706は、UE702に対してユーザおよび制御プレーンプロトコル終端(terminations)を提供する。eNB706は、バックホール(例えば、X2インタフェース)を介して、他のeNB708に接続され得る。MCE728は、eMBMSについての時間/周波数無線リソースを割り振り、eMBMSについての無線構成(例えば、変調およびコーディングスキーム(MCS))を決定する。MCE728は、別個のエンティティまたはeNB706の一部であり得る。eNB706はまた、基地局、ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または何らかの他の適切な用語で称され得る。eNB706は、UE702のためにEPC710へのアクセスポイントを提供する。UE702の例は、セルラ電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線機(satellite radio)、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(例えば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、または任意の他の同様の機能するデバイスを含む。UE702はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、移動端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で称され得る。
[0062] eNB706は、EPC710に接続される。EPC710は、モビリティ管理エンティティ(MME)712、ホーム加入者サーバ(HSS)720、他のMME714、サービングゲートウェイ716、MBMSゲートウェイ724、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)726、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ718を含み得る。MME712は、UE702とEPC710との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME712は、ベアラおよび接続管理を提供する。すべてのユーザIPパケットは、それ自体がPDNゲートウェイ718に接続されるサービングゲートウェイ716を通じて転送される。PDNゲートウェイ718は、UE IPアドレス割り振りのみならず、その他の機能も提供する。PDNゲートウェイ718およびBM−SC726は、IPサービス722に接続される。IPサービス722は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス(PSS)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM−SC726は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を提供し得る。BM−SC726は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとしての役割を果たし得、PLMN内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用され得、MBMS送信をスケジュールおよび配信するために使用され得る。MBMSゲートウェイ724は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属するeNB(例えば、706、708)にMBMSトラフィックを分配するために使用され得、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関連課金情報(related charging information)を集めることを担い得る。
[0063] 図8Aは、MBSFNにおけるeMBMSチャネル構成の例を示す図750である。セル752’におけるeNB752は、第1のMBSFNエリアを形成し得、セル754’におけるeNB754は、第2のMBSFNエリアを形成し得る。eNB752、754は、例えば、合計8つのMBSFNエリアまで、他のMBSFNエリアにそれぞれ関連し得る。MBSFNエリア内のセルは、リザーブされたセルに指定され得る。リザーブされたセルは、マルチキャスト/ブロードキャストコンテンツを提供しないが、セル752’、754’に時間同期され、MBSFNエリアへの干渉を制限するために、MBSFNリソース上の制限された電力を有する。MBSFNエリアにおける各eNBは、同じeMBMS制御情報およびデータを同期して送信する。各エリアは、ブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャストサービスをサポートし得る。ユニキャストサービスは、例えば、音声コール(voice call)のような、特定のユーザを対象としたサービスである。マルチキャストサービスは、例えば、加入者ビデオサービスのような、ユーザのグループによって受信され得るサービスである。ブロードキャストサービスは、例えば、ニュースブロードキャストのような、すべてのユーザによって受信され得るサービスである。図8Aを参照すると、第1のMBSFNエリアは、UE770に特定のニュースブロードキャストを提供する等によって、第1のeMBMSブロードキャストサービスをサポートし得る。第2のMBSFNエリアは、UE760に異なるニュースブロードキャストを提供する等によって、第2のeMBMSブロードキャストサービスをサポートし得る。各MBSFNエリアは、複数の物理マルチキャストチャネル(PMCH)(例えば、15個のPMCH)をサポートする。各PMCHは、マルチキャストチャネル(MCH)に対応する。各MCHは、複数(例えば、29個)のマルチキャスト論理チャネルを多重化することができる。各MBSFNエリアは、1つのマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を有し得る。したがって、1つのMCHは、1つのMCCHおよび複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を多重化し得、残りのMCHは、複数のMTCHを多重化し得る。
[0064] UEは、eMBMSサービスアクセスの利用可能性および対応するアクセス層構成を発見するために、LTEセルにキャンプオン(camp on)することができる。第1のステップでは、UEは、システム情報ブロック(SIB)13(SIB13)を獲得し得る。第2のステップでは、SIB13に基づいて、UEは、MCCH上でMBSFNエリア構成メッセージを獲得し得る。第3のステップでは、MBSFNエリア構成メッセージに基づいて、UEは、MCHスケジューリング情報(MSI)MAC制御要素を獲得し得る。SIB13は、(1)セルによってサポートされる各MBSFNエリアのMBSFNエリア識別子、(2)MCCH繰り返し期間(例えば、32、64、…、256フレーム)、MCCHオフセット(例えば、0、1、…、10フレーム)、MCCH修正期間(例えば、512、1024フレーム)、シグナリング変調およびコーディングスキーム(MCS)、繰り返し期間およびオフセットによって示されるような無線フレームのどのサブフレームがMCCHを送信することができるかを示すサブフレーム割り振り情報のような、MCCHを獲得するための情報、および(3)MCCH変更通知構成を示す。MBSFNエリア毎に1つのMBSFNエリア構成メッセージが存在し得る。MBSFNエリア構成メッセージは、(1)PMCH内の論理チャネル識別子によって識別される各MTCHの一時的モバイルグループアイデンティティ(TMGI)およびオプションのセッション識別子、(2)MBSFNエリアの各PMCHを送信するための割り振られたリソース(すなわち、無線フレームおよびサブフレーム)およびこのエリアにおけるすべてのPMCHのための割り振られたリソースの割り振り期間(例えば、4、8、…、256フレーム)、および(3)MSI MAC制御要素が送信されるMCHスケジューリング期間(MSP)(例えば、8、16、32、…、または1024無線フレーム)を示し得る。
[0065] 図8Bは、MSI MAC制御要素のフォーマットを示す図790である。MSI MAC制御要素は、1MSP毎に1回送られ得る。MSI MAC制御要素は、PMCHの各スケジューリング期間の第1のサブフレームにおいて送られ得る。MSI MAC制御要素は、PMCH内の各MTCHの停止フレームおよびサブフレームを示すことができる。MBSFNエリア毎のPMCH毎に1つのMSIが存在し得る。
[0066] 非自立型キャリアは、同期/SIB/PBCHシグナリングのないキャリアまたはDLのみでペアULキャリアを有さないキャリアを含む、自立できない任意のキャリアである。非自立型キャリアは、(SIB/PBCHシグナリングのない)新たなキャリアタイプ(NCT)、(同期/SIB/PBCHシグナリングのない)専用のMBSFNキャリア、DLのみのキャリア、または任意のUEのためのプライマリコンポーネントキャリア(PCC)ではないセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)であり得る。非自立型キャリアは、同期、SIB、および/PBCHがキャリア上で送信されないため、またはキャリアが関連付けられたULキャリアを有さないため、UEがキャンプすることができないキャリアである。非自立型キャリアは、エンハンスドスペクトル効率、改良された異種ネットワークのためのサポート、およびエネルギー効率を提供し得る。非自立型キャリアは、レガシーLTEキャリアとアグリゲートされ得る。レガシーLTEキャリアは、ベースキャリアまたはPCCとも称され得る。非自立型キャリア(例えば、NCT)では、共有参照信号またはセル固有の参照信号(CRS)が5番目のサブフレーム毎に送信され、単一のアンテナポートから送られ得、エンハンスドPDCCH(E−PDCCH)のみがサポートされ得、PDSCH送信が復調参照信号(DM−RS)に基づき得、制御チャネルの共通探索スペースが定義されず、システム情報ブロック(SIB)またはページングが送信されない。
[0067] LTEリリース11で導入されたサービス連続性は、UEが(単数または複数の)セルを変更する場合、MBSFNを介して(単数または複数の)MBMSサービスを受信し始める、または受信し続けることを可能にする。ネットワークから導入されたMBMS支援情報は、(1)ユーザサービス記述(USD:user service description)(USDでは、各サービスについては、アプリケーション/サービスレイヤがTMGI、セッション開始および終了時間、MBMSサービスエリアに属するMBMSサービスエリアアイデンティティ(SAI)および周波数を提供する)、および(2)システム情報(MBMSおよび非MBMSセルが(SystemInformationBlockType15とも称される)SIB 15(SIB15)において現在の周波数および各隣接周波数のMBMS SAIを示す)を含み得る。
[0068] UEは、関連するeMBMSサービスを提供する周波数を決定し得る。サービングセルがSIB15を提供する場合、UEは、サービングセルのSIB15に示されるような周波数の(単数または複数の)MBMS SAIのうちの1つがUSDにおけるこのMBMSサービスのために示されるとき、周波数がMBSFNを介してMBMSサービスを提供している、と考慮し得る。サービングセルがSIB15を提供しない場合、(RRC_IDLE状態/モードとも称される)RRCアイドル状態/モードにあるUEは、(SystemInformationBlockType13とも称される)SIB 13(SIB13)が提供されるセルをUEが再選択する限り、MBMSサービスのためのUSDに含まれる周波数がこのMBMSサービスを提供している、と考慮し得る。
[0069] 一度UEがMBMSサービスを提供する周波数を決定すると、UEは、RRCアイドル状態にある場合、セルの再選択のために対応する周波数の優先順位を決め得る、または(RRC_CONNECTED状態/モードとも称される)RRC接続状態/モードにある場合、(MBMS関心インジケーションメッセージとも称される)RRCメッセージMBMSIntersetIndicationにおける周波数を示し得る。しかしながら、従来のサービス連続性におけるプロシージャは、eMBMSサービスがベースキャリア上ではなく、非自立型キャリア上に提供される場合のシナリオには対処しない。より具体的には、UEは概して非自立型キャリアのための関連付けられたベースキャリアを認識しておらず、ベースキャリアは非自立型キャリア上のeMBMSを受信するためにUEに必要なシステムおよびMBMS通知情報をすべて提供するので、MBMS周波数レイヤの優先順位を決めることは、UEが、UEにとって関心のあるサービス(a service of interest to the UE)を有する対応する非自立型キャリアにキャンプオンすること、またはそれに接続することを許可しない。よって、非自立型キャリア上のeMBMSの受信によるサービス連続性を可能にすることが現在必要である。
[0070] UEが非自立型キャリア上のeMBMSを受信するためには、UEは、ベースキャリアに関連する周波数の優先順位を決めることができるようにする必要があり得る。一度UEがベースキャリアにキャンプオンすると、UEは、非自立型キャリア上でのeMBMS受信に関して要求された情報(例えば、システム情報およびMCCH変更通知メッセージ)をすべて獲得し得る。一構成において、USDは、サービス毎に、セッション開始および終了時間、周波数、MBMS SAI、およびTMGIを提供し得る。周波数は、ベースキャリア周波数のリストおよび/または(単数または複数の)非自立型キャリア周波数を含み得る。一構成において、ベースキャリア上のSIB15は、現在の周波数の、および各隣接周波数のMBMS SAIを提供する。周波数がMBMSサービスエリアにおける非自立型キャリア周波数に属する場合、関連付けられたベースキャリア周波数がさらに提供され得る。SIB15に示されるような非自立型キャリア周波数のSAIがUSDに示される場合、UEは、ベースキャリア周波数の優先順位を決め得る。ベースキャリアと非自立型キャリアとの間の関連付けは、SIB15において送られ得る、または何らかの他のSIBにおいて送られ得る。
[0071] eNBがSIB15をブロードキャストせず、UEがサービス連続性のためだけにUSDに依存し得る、ある特定の展開シナリオが存在する。よって、セルがサービス連続性をサポートしないシナリオに対して備える(provision)ために、(1)周波数がMBMSサービスエリアにおける非自立型キャリア周波数に属する場合、関連付けられたベースキャリア周波数が、USDにおいてさらに提供され得る、および(2)ベースキャリアおよび非自立型キャリアの周波数情報が、動作、管理、および維持(OAM)エンティティを介してBM−SCに利用可能にされ得る。
[0072] 周波数の優先順位付けは、セルの再選択を実行するためのRRCアイドル状態にあるUEに有効であり得る。RRC接続状態にあるUEでは、UEは、MBMS関心インジケーションメッセージにおいて関心のある周波数(a frequency of interest)を示し得る。UEが非自立型キャリア上に提供された周波数上のMBMSサービスに関心がある場合、UEは、MBMS関心インジケーションメッセージにおけるベースキャリア周波数または非自立型キャリア周波数のいずれかを示し得る。eNBにおける非自立型キャリアとベースキャリアとの間の隣接周波数の関連付けの知識(knowledge)を持って、ソースセルは、それに応じて必要であれば対応するターゲットセルにUEをハンドオーバし得る。一構成において、UEが関連付けられた非自立型キャリア上に提供されたサービスに関心がある場合、UEはベースキャリア周波数を示す。UEは、同じベースキャリアに関連する異なる非自立型キャリア上でその関心を変更し得るので、非自立型キャリア周波数をシグナリングすることは、UEからMBMS関心インジケーションを頻繁に報告することとなり、それによりシステムオーバヘッドが増加する。
[0073] 1つの非自立型キャリアは、複数のベースキャリアにアタッチされ得る。SIB15または他のSIBは、同じ非自立型キャリアに関連するベースキャリア周波数のリストを示し得、ここで、ベースキャリア周波数のリストは、各ベースキャリアに関連する各周波数を有する複数の周波数を含む。オプションで、USDは、同じ非自立型キャリアに関連するベースキャリア周波数のリストを提供し得る。UEは、ベースキャリアの優先順位を決め得る、または最良のユニキャスト測定値(unicast measurement)を有するベースキャリア周波数を示し得る。
[0074] eMBMSが非自立型キャリア周波数上でサポートされた場合のサービス連続性に関する設計態様は、上に提供されている。USDは、サービス毎に、セッション開始および終了時間、周波数、MBMS SAI、およびTMGIを提供し得る。周波数は、ベースキャリア周波数および/または非自立型キャリア周波数を含み得る。SIB15は、現在の周波数の、および各隣接周波数のMBMS SAIを提供し得る。周波数がMBMSサービスエリアにおける非自立型キャリアに属する場合、関連付けられたベースキャリア周波数のリストがさらに提供され得る。そのような関連付けは、SIB15に追加され得る、または別のSIBにおいて送られ得る。SIB15に示されるような非自立型キャリア周波数のSAIがUSDに示される場合、UEは、ベースキャリア周波数の優先順位を決め得る。2つ以上のベースキャリア周波数が関連付けられたリストに含まれる場合、UEは、最良のユニキャスト測定値(例えば、最高RSRPおよび/RSRQ)を有するベースキャリアの優先順位を決め得る。あるいは、2つ以上のベースキャリア周波数が関連付けられたリストに含まれる場合、UEは、等しい優先順位を有する、関連付けられたリストにおけるすべてのベースキャリア周波数の優先順位を決め得る。RRCアイドル状態にあるUEは、3GPP TS 36.304で定義されるようなユニキャスト測定値に基づく等しい優先セル再選択基準(equal priority cell reselection criteria)に従い得る。RRC接続状態にあるUEは、好まれる周波数として最良のユニキャスト測定値を有する、関連付けられたリストの中の周波数を示し得る。ユニキャスト測定値は、典型的に、3GPP TS 36.214で定義されるようなRSRPおよび/RSRQから成る。セルがサービス連続性をサポートしないシナリオに対して備えるために、(1)周波数がMBMSサービスエリアにおける非自立型キャリア周波数に属する場合、関連付けられたベースキャリア周波数のリストが、USDにさらに提供され得る(2つ以上のベースキャリア周波数が関連付けられたリストに含まれる場合、UEが、最良のユニキャスト測定値を有するベースキャリアの優先順位を決め得る)、および(2)非自立型キャリアおよびベースキャリアの周波数情報が、OAMエンティティを介してBM−SCに利用可能にされ得る。関心のあるサービスが非自立型キャリア上に提供される場合、RRC接続状態にあるUEは、非自立型キャリア周波数ではなく、関連付けられたベースキャリア周波数をシグナリングし得る。2つ以上のベースキャリア周波数が同じ非自立型キャリアについての関連付けられたリストに含まれる場合、UEは最良のユニキャスト測定値を有する関連付けられたリストの中のベースキャリア周波数を示し得る。
[0075] 図9は、典型的な方法を示す図900である。図9に示されるように、ネットワークエンティティ(例えば、eNB)904は、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア(例えば、NCT、専用のMBSFNキャリア、ペアULキャリアのないDLのみのキャリア、または別のUEのためのPCCではないSCC)周波数916、および非自立型キャリア周波数916がアタッチされる(1つのPCC周波数914を含む)1つ以上のPCC周波数を示す情報908を受信する。ネットワークエンティティは、情報910をUE902に送る。PCCと非自立型キャリア周波数との関係に関する少なくとも4つの起こり得るシナリオが存在する:(1)UEがRCC接続状態にある場合、非自立型キャリア周波数は、PCCのSCCとしてUEに割り当てられ得る;(2)UEがRCC接続状態にある場合、非自立型キャリア周波数は、SCCとしてUEに割り当てられず、UEは、PCC上のシステム情報ブロードキャスト毎に非自立型キャリア周波数のセルを選択し得る;(3)UEがRCCアイドル状態にある場合、UEは、PCCと非自立型キャリア周波数を同時に受信し得る;および(4)UEがRCCアイドル状態にある場合、非自立型キャリア周波数およびPCCは、時分割多重(TDM)において受信機を共有し得る(例えば、非自立型キャリアおよびPCCは、時分割多重化され、UEは、他のキャリアを受信するためにある1つのキャリアからチューンアウェイ(tune away)する必要がある)。
[0076] 一構成において、ネットワークエンティティ904は、UE902から1つ以上のPCC周波数のうちの1つのPCC周波数914についてのプリファレンス912を受信し得る。1つのPCC周波数914および非自立型キャリア周波数916は、ネットワークエンティティ(例えば、eNB)906に関連する。ネットワークエンティティ904は、UE902によって好まれる1つのPCC周波数914にUE902をハンドオフし得る(すなわち、UEは好まれる周波数でセルにハンドオフされる)。一構成において、ネットワークエンティティ904は、UE902から非自立型キャリア周波数916についてのプリファレンスを受信し得る。ネットワークエンティティ904は、非自立型キャリア周波数916にアタッチされるPCC周波数914にUE902をハンドオフし得る。PCC周波数914は、1つ以上のPCC周波数のうちの1つであり得る。非自立型キャリア周波数916は、NCT、専用のMBSFNキャリア周波数、DLのみのキャリア周波数、または別のUEのためのPCC周波数ではないSCC周波数であり得る。
[0077] UE902は、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数916、および非自立型キャリア周波数916がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す情報910受信し得る。UE902は、非自立型キャリア周波数916上で利用可能なMBMSサービスを受信するための情報を取得するために、1つ以上のPCC周波数のうちの1つのPCC周波数914についてのプリファレンスを選択する。UE902は、取得された情報910に基づいて非自立型キャリア周波数916上で利用可能なMBMSサービスを受信する。非自立型キャリア周波数916は、NCT、専用のMBSFNキャリア周波数、DLのみのキャリア周波数、または別のUEのためのPCC周波数ではないSCC周波数であり得る。情報910は、(BM−SCから生じる)USDまたはSIBのうちの少なくとも1つにおいて受信され得る。SIBは、SIB15または他のSIBであり得る。
[0078] UE902は、USDを受信し得る。USDは、非自立型キャリア周波数916がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示し得る。UE902は、SIBを受信し得る。SIBは、非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示し得る。UE902は、SIBを受信し得る。SIBは、複数の周波数および非自立型キャリア周波数である複数の周波数の各々についての1つ以上のPCC周波数を示し得る。UE902は、USDおよびSIBを受信し得る。USDは、利用可能なMBMSサービスに関連する第1のSAIを示し得、SIBは、非自立型キャリア周波数916および非自立型キャリア周波数916がアタッチされる1つ以上のPCC周波数に関連する第2のSAIを示し得る。UE902は、第1のSAIおよび第2のSAIが同じである場合、1つのPCC周波数914についてのプリファレンスを選択し得る。
[0079] UE902は、1つ以上のPCC周波数が1より大きい場合、ユニキャスト測定値に基づいて1つのPCC周波数914についてのプリファレンスを選択し得る。UE902は、等しい優先順位を有する1つ以上のPCC周波数の優先順位を決めることで1つのPCC周波数914についてのプリファレンスを選択し得る。UE902は、UEがRRCアイドル状態にある場合、3GPP TS 36.304で定義されるようなユニキャスト測定値に基づく等しい優先セル再選択基準に従い、1つのPCC周波数914が好まれることを決定し得る。UE902は、UE902がRRC接続状態にある場合、1つのPCC周波数914または非自立型キャリア周波数916を示すMBMS関心インジケーションメッセージを送ることで1つのPCC周波数914についてのプリファレンスを選択し得る。MBMS関心インジケーションメッセージは、UE902がRRC接続状態にある場合、1つのPCC周波数914を示し得る。
[0080] 上記に説明されたサービス連続性およびサービス発見の概念(service discovery)はまた、隣接セルのためのMBSFNエリアにわたるサービス連続性およびサービス発見まで拡張されることができる。この場合は、サービングeNBは、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数に関連する利用可能なサービスエリアID、および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のセルアイデンティティを示す。UEは、UEがRRCアイドル状態にある場合、関心のあるMBMSサービスを受信するために非自立型キャリア周波数がアタッチされる隣接セルを選択し得る。RRC接続状態では、UEは、関心のあるMBMSサービスを受信するために非自立型キャリア周波数がアタッチされる、好まれるセルアイデンティティを報告し得る。
[0081] 図10は、ワイヤレス通信の第1の方法のフローチャートである。方法は、UEによって実行され得る。ステップ1002において、UEは、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数、および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す情報を受信する。非自立型キャリア周波数は、NCT、専用のMBSFNキャリア周波数、DLのみのキャリア周波数、または別のUEのためのPCC周波数ではないSCC周波数であり得る。ステップ1002において、情報は、USDまたはSIBにおいて受信され得る。一例において、情報はSIB15において受信され得る。一例において、ステップ1002では、UEはUSDを受信し、USDは非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す。別の例において、ステップ1002では、UEはSIBを受信し、SIBは非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す。別の例において、ステップ1002では、UEはSIBを受信し、SIBは複数の周波数および非自立型キャリア周波数である複数の周波数の各々についての1つ以上のPCC周波数を示す。さらに別の例において、ステップ1002では、UEはUSDおよびSIBを受信する。USDは、利用可能なMBMSサービスに関連する第1のSAIを示し得、SIBは、非自立型キャリア周波数および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数に関連する第2のSAIを示し得る。UEは、第1のSAIおよび第2のSAIが同じである場合、1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択し得る。ステップ1004において、UEは、非自立型キャリア周波数上で利用可能なMBMSサービスを受信するための情報を取得するために、1つ以上のPCC周波数のうちの1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択する。一例において、ステップ1004では、UEは、1つ以上のPCC周波数が1より大きい場合、ユニキャスト測定値に基づいて1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択し得る。一例において、ステップ1004では、UEがRRCアイドル状態にある場合、UEは、1つのPCC周波数の優先順位を決めることで1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択し得る。一例において、ステップ1004では、UEがRRC接続状態にある場合、UEは、1つのPCC周波数または非自立型キャリア周波数を示すMBMS関心インジケーションメッセージを送ることで1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択し得る。UEがRRC接続状態にある場合、MBMS関心インジケーションメッセージは、1つのPCC周波数を示し得る。ステップ1006において、UEは、取得された情報に基づいて非自立型キャリア周波数上で利用可能なMBMSサービスを受信する。
[0082] 図11は、ワイヤレス通信の第2の方法のフローチャートである。方法は、eNBのような、ネットワークエンティティによって実行され得る。ステップ1102において、ネットワークエンティティは、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数、および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す情報を受信する。非自立型キャリア周波数は、NCT、専用のMBSFNキャリア周波数、DLのみのキャリア周波数、または別のUEのためのPCC周波数ではないSCC周波数であり得る。ステップ1104において、ネットワークエンティティは、情報をUEに送る。ステップ1106において、ネットワークエンティティは、UEから1つ以上のPCC周波数のうちの1つのPCC周波数についてのプリファレンスを、またはUEから非自立型キャリア周波数についてのプリファレンスを、受信する。ステップ1108において、ネットワークエンティティは、UEによって好まれる1つのPCC周波数に、または非自立型キャリア周波数にアタッチされるPCC周波数に、UEをハンドオフする。PCC周波数は、1つ以上のPCC周波数のうちの1つである。
[0083] 図12は、典型的な装置1202における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念的なデータフロー図1200である。装置は、UEであり得る。装置は、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数、および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す情報を受信するように構成された受信モジュール1204を含む。受信モジュール1204は、MBMSモジュール1208に受信された情報を提供するように構成され得る。受信モジュール1204は、第1のセル1250から情報を受信し得る。装置は、さらに、非自立型キャリア周波数上で利用可能なMBMSサービスを受信するための情報を取得するために、1つ以上のPCC周波数のうちの1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するように構成されたプリファレンス選択モジュール1206を含む。受信モジュール1204は、取得された情報に基づいて非自立型キャリア周波数上で利用可能なMBMSサービスを受信するようにさらに構成され得る。受信モジュール1204は、MBMSモジュール1208に利用可能なMBMSサービスを提供するように構成され得る。受信モジュール1204は、第2のセル1260から利用可能なMBMSサービスを受信し得る。第1および第2のセル1250、1260は、同じeNBに関連し得る、または異なるeNBに関連し得る。
[0084] 非自立型キャリア周波数は、NCT、専用のMBSFNキャリア周波数、DLのみのキャリア周波数、または別のUEのためのPCC周波数ではないSCC周波数であり得る。情報は、USDまたはSIBにおいて受信され得る。受信モジュール1204は、MBMSモジュール1208にUSD/SIBを提供し得る。情報が受信されるSIBは、SIB15であり得る。受信モジュール1204は、USDが、非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示すUSDを受信するように構成され得る。受信モジュール1204は、SIBが、非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示すSIBを受信するように構成され得る。受信モジュール1204は、SIBが、複数の周波数および非自立型キャリア周波数である複数の周波数の各々についての1つ以上のPCC周波数を示すSIBを受信するように構成され得る。受信モジュール1204は、USDおよびSIBを受信するように構成され得る。そのような構成において、USDは、利用可能なMBMSサービスに関連する第1のSAIを示し、SIBは、非自立型キャリア周波数および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数に関連する第2のSAIを示す。さらに、プリファレンス選択モジュール1206は、第1のSAIおよび第2のSAIが同じである場合、1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するように構成される。プリファレンス選択モジュール1206は、1つ以上のPCC周波数が1より大きい場合、ユニキャスト測定値に基づいて1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するように構成され得る。プリファレンス選択モジュール1206は、UEがRRCアイドル状態にある場合、1つのPCC周波数の優先順位を決めることで1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するように構成され得る。プリファレンス選択モジュール1206は、UEがRRC接続状態にある場合、1つのPCC周波数または非自立型キャリア周波数を示すMBMS関心インジケーションメッセージを送ることで1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するように構成され得る。MBMS関心インジケーションメッセージは、UEがRRC接続状態にある場合、1つのPCC周波数を示し得る。
[0085] 装置は、前述の図10のフローチャートにおけるアルゴリズムのステップの各々を実行する更なるモジュールを含み得る。したがって、前述の図10のフローチャートにおける各ステップはモジュールによって実行され得、装置は、これらのモジュールのうちの1つ以上を含み得る。モジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを実施するように特に構成された1つ以上のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実現されるか、プロセッサによる実現のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはこれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0086] 図13は、処理システム1314を用いる装置1202’のためのハードウェア実現の例を示す図1300である。処理システム1314は、概してバス1324によって表される、バスアーキテクチャで実現され得る。バス1324は、処理システム1314の特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1324は、プロセッサ1304、モジュール1204、1206、1208、および1210、並びにコンピュータ可読媒体/メモリ1306によって表される、1つ以上のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を共にリンクさせる。バス1324はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクさせ得るが、これらは当該技術分野において周知であるため、これ以上は説明されない。
[0087] 処理システム1314は、トランシーバ1310に結合され得る。トランシーバ1310は、1つ以上のアンテナ1320に結合される。トランシーバ1310は、送信媒体を介して他の様々な装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1310は、1つ以上のアンテナ1320から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1314に提供する。加えて、トランシーバ1310は、処理システム1314から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つ以上のアンテナ1320に適用される信号を生成する。処理システム1314は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に結合されたプロセッサ1304を含む。プロセッサ1304は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1304によって実行されたとき、処理システム1314に、任意の特定の装置に関して上記に説明された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1306はまた、ソフトウェアを実行するとき、プロセッサ1304によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムはさらに、モジュール1204、1206、1208、および1210のうちの少なくとも1つを含む。モジュールは、プロセッサ1304において実行中の、コンピュータ可読媒体/メモリ1306中に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1304に結合された1つ以上のハードウェアモジュール、またはこれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1314は、UE120のコンポーネントであり得、メモリ682および/またはTXプロセッサ664、RXプロセッサ658、およびコントローラ/プロセッサ680のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0088] 一構成において、ワイヤレス通信のための装置1202/1202’は、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数、および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す情報を受信するための手段を含む。装置は、非自立型キャリア周波数上で利用可能なMBMSサービスを受信するための情報を取得するために、1つ以上のPCC周波数のうちの1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するための手段をさらに含む。装置は、取得された情報に基づいて非自立型キャリア周波数上で利用可能なMBMSサービスを受信するための手段をさらに含む。
[0089] 非自立型キャリア周波数は、NCT、専用のMBSFNキャリア周波数、DLのみのキャリア周波数、または別のUEのためのPCC周波数ではないSCC周波数であり得る。情報は、USDまたはSIBのうちの少なくとも1つにおいて受信され得る。SIBは、SIB15であり得る。一構成において、装置は、USDを受信するための手段をさらに含み、USDは、非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す。一構成において、装置は、SIBを受信するための手段をさらに含み、SIBは、非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す。一構成において、装置は、SIBを受信するための手段をさらに含み、SIBは、複数の周波数および非自立型キャリア周波数である複数の周波数の各々についての1つ以上のPCC周波数を示す。一構成において、装置は、USDおよびSIBを受信するための手段をさらに含む。そのような構成において、USDは、利用可能なMBMSサービスに関連する第1のSAIを示し、SIBは、非自立型キャリア周波数および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数に関連する第2のSAIを示し、第1のSAIおよび第2のSAIが同じである場合に1つのPCC周波数についてのプリファレンスが選択される。一構成において、1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するための手段は、1つ以上のPCC周波数が1より大きい場合、ユニキャスト測定値に基づいて1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するように構成される。一構成において、1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するための手段は、UEがRRCアイドル状態にある場合、1つのPCC周波数の優先順位を決めるように構成される。一構成において、1つのPCC周波数についてのプリファレンスを選択するための手段は、UEがRRC接続状態にある場合、1つのPCC周波数または非自立型キャリア周波数を示すMBMS関心インジケーションメッセージを送るように構成される。MBMS関心インジケーションメッセージは、UEがRRC接続状態にある場合、1つのPCC周波数を示し得る。
[0090] 前述の手段は、前述の手段によって記載された機能を実行するように構成された装置1202’の処理システム1314および/または装置1202の前述のモジュールのうちの1つ以上であり得る。上記に説明されたように、処理システム1314は、TXプロセッサ664、RXプロセッサ658、およびコントローラ/プロセッサ680を含み得る。したがって、一構成において、前述の手段は、前述の手段によって記載された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ664、RXプロセッサ658、およびコントローラ/プロセッサ680であり得る。
[0091] 図14は、典型的な装置1402における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念的なデータフロー図1400である。装置は、ネットワークエンティティ(eNB)であり得る。装置は、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数、および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す情報を受信するように構成された受信モジュール1404を含む。情報または情報サブセット(例えば、USD)は、BM−SC1440から受信され得る。受信モジュール1404は、MBMSモジュール1408に受信された情報を提供するように構成される。装置は、MBMSモジュール1408から情報を受信し、情報をUE1450に送るように構成された送信モジュール1410をさらに含む。
[0092] 受信モジュール1404は、UEから1つ以上のPCC周波数のうちの1つのPCC周波数についてのプリファレンスを受信するように構成され得る。装置は、UEによって好まれる1つのPCC周波数にUEをハンドオフするように構成されたハンドオフモジュール1406をさらに含み得る。受信モジュール1404は、UEから非自立型キャリア周波数についてのプリファレンスを受信するように構成され得る。ハンドオフモジュール1406は、非自立型キャリア周波数にアタッチされるPCC周波数にUEをハンドオフするように構成され得る。PCC周波数は、1つ以上のPCC周波数のうちの1つである。非自立型キャリア周波数は、NCT、専用のMBSFNキャリア周波数、DLのみのキャリア周波数、または別のUEのためのPCC周波数ではないSCC周波数であり得る。
[0093] 装置は、前述の図11のフローチャートにおけるアルゴリズムのステップの各々を実行する更なるモジュールを含み得る。したがって、前述の図11のフローチャートにおける各ステップはモジュールによって実行され得、装置は、これらのモジュールのうちの1つ以上を含み得る。モジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを実施するように特に構成された1つ以上のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実現されるか、プロセッサによる実現のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはこれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0094] 図15は、処理システム1514を用いる装置1402’のためのハードウェア実現の例を示す図1500である。処理システム1514は、概してバス1524によって表される、バスアーキテクチャで実現され得る。バス1524は、処理システム1514の特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1524は、プロセッサ1504、モジュール1404、1406、1408、および1410、並びにコンピュータ可読媒体/メモリ1506によって表される、1つ以上のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を共にリンクさせる。バス1524はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクさせ得るが、これらは当該技術分野において周知であるため、これ以上は説明されない。
[0095] 処理システム1514は、トランシーバ1510に結合され得る。トランシーバ1510は、1つ以上のアンテナ1520に結合される。トランシーバ1510は、送信媒体を介して他の様々な装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1510は、1つ以上のアンテナ1520から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1514に提供する。加えて、トランシーバ1510は、処理システム1514から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つ以上のアンテナ1520に適用される信号を生成する。処理システム1514は、コンピュータ可読媒体/メモリ1506に結合されたプロセッサ1504を含む。プロセッサ1504は、コンピュータ可読媒体/メモリ1506に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1504によって実行されたとき、処理システム1514に、任意の特定の装置に関して上記に説明された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1506はまた、ソフトウェアを実行するとき、プロセッサ1504によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムはさらに、モジュール1404、1406、1408、および1410のうちの少なくとも1つを含む。モジュールは、プロセッサ1504において実行中の、コンピュータ可読媒体/メモリ1506中に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1504に結合された1つ以上のハードウェアモジュール、またはこれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1514は、eNB110のコンポーネントであり得、メモリ642および/またはTXプロセッサ620、RXプロセッサ638、およびコントローラ/プロセッサ640のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0096] 一構成において、ワイヤレス通信のための装置1402/1402’は、利用可能なMBMSサービス、利用可能なMBMSサービスが提供される非自立型キャリア周波数、および非自立型キャリア周波数がアタッチされる1つ以上のPCC周波数を示す情報を受信するための手段を含む。装置は、UEに情報を送るための手段をさらに含む。装置は、UEから1つ以上のPCC周波数のうちの1つのPCC周波数についてのプリファレンスを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、UEによって好まれる1つのPCC周波数にUEをハンドオフするための手段をさらに含み得る。装置は、UEから非自立型キャリア周波数についてのプリファレンスを受信するための手段をさらに含み得る。装置は、非自立型キャリア周波数にアタッチされるPCC周波数にUEをハンドオフするための手段をさらに含み得、PCC周波数は、1つ以上のPCC周波数のうちの1つである。非自立型キャリア周波数は、NCT、専用のMBSFNキャリア周波数、DLのみのキャリア周波数、または別のUEのためのPCC周波数ではないSCC周波数であり得る。
[0097] 前述の手段は、前述の手段によって記載された機能を実行するように構成された装置1402’の処理システム1514および/または装置1402の前述のモジュールのうちの1つ以上であり得る。上記に説明されたように、処理システム1514は、TXプロセッサ620、RXプロセッサ638、およびコントローラ/プロセッサ640を含み得る。したがって、一構成において、前述の手段は、前述の手段によって記載された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ620、RXプロセッサ638、およびコントローラ/プロセッサ640であり得る。
[0098] 当業者は、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを理解するであろう。例えば、上記説明の全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表され得る。
[0099] 当業者はさらに、本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実現され得ることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に上述されている。そのような機能がハードウェアとして実現されるかソフトウェアとして実現されるかは、システム全体に課された特定のアプリケーションおよび設計の制約に依存する。当業者は、説明された機能を、特定のアプリケーション毎に異なる方法で実現し得るが、そのような実現の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものとして解釈されるべきではない。
[00100] 本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書で説明された機能を実行するように設計された汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、またはこれらの任意の組み合わせで、実現または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替において、このプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシン(state machine)であり得る。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結した1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成のような、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実現され得る。
[00101] 本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組み合わせで、具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当該技術で既知の任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。典型的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、かつ記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替において、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在し得る。ASICは、ユーザ端末内に存在し得る。代替において、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内の離散コンポーネントとして存在し得る。
[00102] 1つ以上の典型的な設計において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実現され得る。ソフトウェアで実現された場合、その機能は、コンピュータ可読媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶または送信され得る。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることができる任意の入手可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶デバイス、または、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されることができ、かつ、汎用または専用コンピュータ、または汎用または専用プロセッサによってアクセスされることができる、任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続は、厳密にはコンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光学ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここでディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、一方ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00103] 本開示の先の説明は、本開示を製造または使用することをいずれの当業者にも可能にさせるために提供される。本開示に対する様々な変更は、当業者に容易に理解され、本明細書において定義された一般的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱せずに、他の変形例に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるように意図されたものではなく、本明細書で開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が付与されるべきである。