JP2016515549A - カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物 - Google Patents

カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、上気道感染症の予防的処置における使用のための、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物を開示する。

Description

本発明の対象は、上気道感染症の予防的処置における使用のためのカラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物である。
発明の背景
毎年、数百万人の人々が、おもにウイルス感染に起因する上気道感染症(URIまたはURTI)を患う。症例の約30〜40%はライノウイルス感染症に起因する。その他のウイルスには、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスおよびエンテロウイルスが含まれる。もうひとつの感染源は細菌性の攻撃であり、その一部は二次感染である。URIは上気道、すなわち鼻、サイナス、咽頭または喉頭に影響を与え、一般的にへんとう炎(へんとう腺の炎症)、中耳炎、鼻炎(鼻粘膜の炎症)、鼻副鼻腔炎または副鼻腔炎(前頭骨、篩骨、上顎および蝶形骨を含む鼻孔および鼻傍サイナスの炎症)、鼻咽頭炎(鼻咽喉炎または普通感冒であり、鼻孔、咽頭、下咽頭、口蓋垂およびへんとう腺の炎症を引き起こす)、咽頭炎(咽頭、下咽頭、口蓋垂およびへんとう腺の炎症)、喉頭蓋炎または声門上炎(喉頭の上部および声門上部の炎症)、喉頭炎−喉頭の炎症、喉頭気管炎(喉頭、気管および声門下部の炎症)、および気管炎(気管および声門下部の炎症)のような疾患を含む。URIを引き起こす200種超のライノウイルスが知られている。地域により、URI発症の標準的リスクは、ほとんどの先進工業国における年間ひとりあたり10エピソード未満から、一部のアフリカおよびアジア諸国における年間ひとりあたり最高数百エピソードまでにわたる。中央アメリカ、アフリカおよびアジアにおける総合的なリスクは約100エピソードである。一部の地域において、主として東部アフリカ海岸でおよび中央アジアにおいて、リスクは年間およそ200エピソードのレベルまたはそれ以上に達する。
URIを引き起こすウイルスおよび細菌は、おもに感染した人がくしゃみや咳をして出す飛沫を介して人から人へ広がる。場合によっては、汚染された表面(たとえば、ドアの取っ手、調理台、電話)に人が触れた後、鼻、口または目のような粘膜を含む身体の部分に触れた場合に、ウイルスおよび細菌は広がり得る。このように、これらの疾患は学校のような混雑した条件でもっとも容易に広がる。ほとんどの人々は完全に回復するが、URI由来の病気欠勤日は毎年経済に莫大な損害を引き起こしている。他の医学的状態(たとえば糖尿病または癌)を有するかもしくは免疫系が弱っている人々、高齢者、または乳幼児のようなハイリスク集団では、URIの結果として死亡することさえ稀にある。感冒のピーク期は秋、真冬、そしてまた春先における、学校および幼稚園が始まる時期である。高い医学的基準および衛生的基準を有する西洋先進工業国では、小児は年間に最高でおよそ8回感冒に罹り、成人は年間に大体4回感冒に罹り、高齢者は年間に約2回感冒に罹る。URIエピソードの総数はそれより少し高い可能性がある。インフルエンザまたは感冒のウイルスに感染した人々は、ウイルスが体に入った24時間後に伝染力を有するようになる(症状が出現する前であることが多い)。成人は約6日間感染力を有し(ウイルスを他人に広げ得)続け、小児は最高10日間感染力を有し続ける。
URIに対する一般的な予防手段には、単なる頻繁な手洗い、咳やくしゃみを袖の中にするというような一般行動、およびワクチン接種が含まれる。ワクチン接種は6ヶ月未満の乳児、卵または鶏タンパク質アレルギー、該ワクチン成分のいずれかに対するアレルギー、インフルエンザワクチンに対するアレルギー反応の病歴のある人、あるいは急性疾患の場合には不適切である。
したがって、URIに対する、好ましくはライノウイルス感染症に対する、およびより好ましくは普通感冒に対する、さらなる予防手段を提供することが必要とされていた。
たとえばエキナセア(Echinacea)またはカラマツ由来のアラビノガラクタンが免疫系を刺激することが、Yaleら(Arch. Intem. Med. 2004, 164, 1237-1241(非特許文献1))およびTurnerら(AAC, 2000, 44, 1708-1709(非特許文献2))によって、現実の疾患に対する結果を参照することなく、報告されている。
カラマツ由来のアラビノガラクタン抽出物が、URIに、好ましくはライノウイルスに起因する疾患に、またはより好ましくは普通感冒に罹るリスクを現実の対象において効果的に減らすことができることを示すものは、現在の技術水準において存在しない。
アラビノガラクタン(カラマツアラビノガラクタン、ガラクトアラビニン(galactoarabinin)、カラマツ繊維、またはカラマツガム(larch gum)とも称される;CAS: [9036-66-2])は、15000〜60000ダルトンの分子量を有する高度に分岐した多糖で、およそ6:1比のガラクトース単位およびアラビノース単位から成る(アラビノガラクタン)(スキーム1)。適切には、植物源はアメリカカラマツ(Larix laricina;イースタンラーチ)またはニシカラマツ(Larix occidentalis;ウエスタンラーチ)由来である。通常、カラマツ由来のアラビノガラクタンは一定量のポリフェノール類を含んでいる。典型的には、ポリフェノール類はおよそ1〜4重量%、より好ましくはおよそ2重量%で存在する。カラマツアラビノガラクタンは米国食品医薬品局(FDA)によってGRAS(Generally Recognized As Safe)認証の直接食品添加物として承認されている。カラマツの樹皮および/または木材(チップまたはおがくず)(カラマツ属(Larix)種)の抽出物であるResistAid(商標)は、商業的に入手可能な形態のアラビノガラクタンである。
構造式:
Figure 2016515549
スキーム1:ResistAid(商標)におけるアラビノガラクタンの化学構造
Yaleら、Arch. Intern. Med. 2004, 164, 1237-1241 Turnerら、AAC, 2000, 44, 1708-1709
発明の開示
驚くべきことに、添付の特許請求の範囲に規定されているように対象における適応免疫反応を増強するためにアラビノガラクタンを含有する組成物を使用することによって、上に述べた技術上の課題が解決される。
本発明者らは、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物の連日投与が上気道感染症の予防的処置において効果的に使用され得ることを初めて示すことができた。
添付の特許請求の範囲に記載の「対象」とは、脊椎動物、好ましくはほ乳類および鳥類であり、より好ましくはヒト、ブタ、家禽、肉牛、イヌ、ネコ、ヤギおよびウマであり、最も好ましくはヒトである。
本発明に記載の「アラビノガラクタン」はおよそ100:1から1:1比、好ましくは6:1のガラクトース単位およびアラビノース単位から成る任意の化合物に関すると理解されなくてはならない。具体的には、本発明に記載のアラビノガラクタンは各単位のC-6位に置換基を持つ、2(1→3)結合したβ-D-ガラクトピラノシル単位の骨格を有することで特徴付けられることが好ましい。これらの側鎖のほとんどはa(1→6)-β-D-結合を含むガラクトビオシル単位およびα-L-アラビノフラノシル単位である。しかし、本発明の範囲は、アラビノガラクタン誘導体、たとえばアラビノガラクタンが種々の量のタンパク質と共有結合状態にあるもの(Classenら、Carbohydrate Research, 2000, 327, 497-504に記載のアラビノガラクタン-タンパク質(AGP))も、包含する。他の誘導体には、四級化された形態または脂質付加された形態のアラビノガラクタンが含まれる。
本発明によれば、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類は、好ましくはカラマツ樹(カラマツ属種)、特にアメリカカラマツ(イースタンラーチ)またはニシカラマツ(ウエスタンラーチ)に由来する。
上気道感染症の予防的処置における使用のための、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物を主張する。
ライノウイルスに起因する疾患の予防的処置における使用のための、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物をさらに主張する。
また、普通感冒の予防的処置における使用のための、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物であるガラクトピラノシルも、主張される。
上記疾患に一致して、本発明者らはさらに、上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒からなる群より選択される疾患の予防的長期処置における使用のための組成物も主張する。
上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒から選択される疾患に対する抵抗性の増強において予防的効果を有する、請求項1〜3のいずれか一項記載の組成物。
好ましい態様において、未処置の対象と比較して疾患事象数を減らすために、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む上記組成物を、上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒から選択される疾患に罹るリスクが高い対象の処置に使用することができる。
本発明が意味する普通感冒に罹るリスクが高い対象とは、たとえば高感染性の地域にいる人々、睡眠不足の人々、または免疫系が弱っている人々である。より具体的には、リスクが高いそのような対象は、たとえば65歳以上の高齢者、老人ホームまたは長期療養施設に居住している人々、肺疾患(たとえば、喘息、慢性閉塞性肺疾患)のある患者、心臓の状態が弱い(たとえば、狭心症、鬱血心不全の)患者、糖尿病、その他の代謝性疾患、腎臓の問題、血液の障害(たとえば、貧血)があるか病的肥満であるまたは全身的に免疫系が弱っている(たとえば、ステロイド系の薬を飲んでいる、癌を有する、またはHIVを有する)と診断された患者、および合併症の高リスク患者、さらに、URIがありふれている地域に旅行する人々、6ヶ月から23ヶ月齢の乳児、または6ヶ月齢から18歳の長期薬物療法を受けている小児、2歳から4歳の健康な幼児、さらに、医師、看護師、薬剤師のような医療従事者である。動物にとってのリスクの増加は大規模または集約的な畜産産業で生じる。ウイルスが動物からヒトへ(またはその逆)移動し得る場合には、そのような動物のなかで働くかまたは近くに居住している人々も罹患する可能性がある。
別の好ましい態様において、未処置の対象と比較して疾患事象数を減らすために、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む上記組成物を、上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒から選択される疾患に罹る感受性が高い対象の処置に使用することができる。
URIに対する感受性が高い対象とは、上述の群のうち、すでに少なくとももう一つの疾患を患っているおよび/または健康状態が最適ではない人々である。
一般に、上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒から選択される疾患に罹るリスクおよび/または感受性、好ましくは普通感冒に罹るリスクおよび/または感受性が高い人々、好ましくは、乳児、幼児、児童などの小児、睡眠困難を有するまたは睡眠不足の人々、ストレスを抱える人々、高齢者、栄養状態の悪い人々は、未処置の状態で6ヶ月間に少なくとも3回の普通感冒を発症する。
カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む本組成物、たとえばLonza(スイス)から商業的に入手可能なResistAid(商標)を、毎日投与するとよい。
適切には、上記組成物の投与は春および/または秋の感冒のピーク期の前に始まり、好ましくは感冒のピーク期の30日前に、より好ましくは感冒のピーク期の60日前に始まる。一般に、好ましくは本組成物は少なくとも30日間の、より好ましくは少なくとも60日間の、さらに好ましくは少なくとも12週間の長期投与として投与される。
本組成物は適切には、液体または固体の形態で投与される。それは食品および飼料および任意の種類の飲料と混ぜることができる。
予防的効果に達するには本組成物は、対象あたりおよそ0.5gから15gの一日量で、より好ましくは1.0gから7gの量で投与されるべきである。毎日、15gを超えても対象、特にヒトの健康に悪影響はない。好ましくは、処置は毎日1.5gから4.5gで行われるが、最も好ましくは毎日1.5gである。別の好ましい態様において、一日用量は毎日最高3回まで投与され、より好ましくは、各投与量は組成物およそ1.5gである。
本発明者らは、普通感冒の発症を予防するためのカラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物の使用も主張する。
医薬、好ましくは上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒からなる群より選択される疾患を予防するための医薬の製造のための、上記組成物の使用をさらに主張する。
本発明者らは、栄養製品の製造のための、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物の使用も主張する。該栄養製品は、上気道感染症の発症を積極的に予防するためのヒトまたは動物の身体の処置法における使用にそれぞれ直接的または間接的に適している、食品、食品添加物、サプリメント食品、飼料、飼料添加物およびサプリメント飼料からなる群より選択されることができる。栄養製品は機能性飲料、バー(bar)、朝食用シリアルなどのような機能性食品、または、たとえばカプセル、錠剤、液体(たとえばアンプル/薬ビンで提供される)、乾燥粉末、ブレンドまたはプレミックスのような栄養補助食品も含む。
最後に、上記のカラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物を投与することを特徴とする、上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒からなる群より選択される疾患の予防的処置法も主張する。
本発明は、次の非限定的実施例と試験成果においてさらに説明される。
実施例1:二重盲検試験
1.1 試験目的
このanalyse&realize(a&r、ベルリン、ドイツ)によって実施された多施設共同プラセボ対照二重盲検無作為化臨床試験の目標は、上気道感染症に対する感受性が高い対象におけるResistAid(商標)の予防的効果を示すこととした。
主要評価項目はResistAid(商標)試験群とプラセボ試験群の間の比較における感冒エピソード数の減少とした。
副次的評価項目はエピソードの継続時間の短縮とエピソードの強さの低下とした。
安全性および追加的なパラメータには、治験責任医師と対象の両者が査定した有効性および耐薬性の包括的な評価、および諸有害事象、安全性臨床検査項目(safety laboratory parameter)、特殊臨床検査項目(special laboratory parameter)(白血球分化)および食習慣の査定が含まれた。
1.2 試験対象
最大の解析対象集団(FAS)群は199名の対象からなり、12名の対象が、治験実施計画書に適合した(PP)対象集団から除外されて、187名の対象になった。健康診断でも血液分析でも確認された結果、全対象は試験の始まりの時および終わりの時に健康であった。
1.3 試験デザイン
臨床試験は、上気道感染症に対する感受性が高い対象に適用できるように管理された。
12週の試験期間中、101/97名の対象(FAS/PP)が治験薬(ResistAid(商標))を、さらに98/90名の対象(FAS/PP)がプラセボ(マルトデキストリン)を毎日一回摂取するものとした。対象は治験薬(4.5gの粉末)の入った小袋の内容物をおよそ100から150mL の液体に溶かし、該調製飲料を朝食時に摂取するように指示された。その他のすべての食習慣は不変に維持された。
計3回の基本面会が行われた:面会1は試験開始時(=ベースライン)、6週後の管理面会および12週後の終了面会である。加えて、感冒エピソードごとに開始時と5日目にエピソード面会が行われた。感冒エピソードの正確な日付はCRFに記録された。
面会1と管理面会の間、および管理面会と終了面会の間に、1回または複数回の感冒エピソードが起こる可能性があった。エピソードの期間中、対象は14日間にわたり、対象の日誌に感冒の症状を記録し査定した。日誌は各エピソード面会の第2回目の面会時に治験責任医師によってチェックされた。
試験の終了時(終了面会)に、治験責任医師および対象は治験薬の包括的な有効性および耐薬性を査定した。試験の開始および終了時に、対象は食事日誌に食習慣を記録した。さらに、安全性臨床検査項目も特殊臨床検査項目(白血球分化)も査定された。
治験責任医師は面会1および管理面会ごとに、対象に追加で8日間分の予備量を含む治験薬を手渡した。服薬順守の査定のために、管理面会時および終了面会時の両方で、未使用の小袋は治験責任医師に返却された。
1.4 分析
主要評価項目は、プラセボと比較した実薬(verum)群における、12週の試験期間後の感冒エピソード数の減少と定義された。したがって、第一のパラメータは感冒エピソード数NumberCEとした。
したがって、統計帰無仮説H0は両群の平均感冒エピソード数間に差がないとのステートメントを暗示するので次のように表される。
H0: NumberCE(実薬)=NumberCE (プラセボ)
帰無仮説は、対立仮説HA
HA: NumberCE(実薬)≠NumberCE(プラセボ)(両側検定)
および、
HA: NumberCE(実薬)<NumberCE(プラセボ)(片側検定)
のそれぞれに対立させて検証するものとした。
この仮説が順位和によって証明できるように、ノンパラメトリック・マン・ホイットニーU検定を使用するものとした。全検定は、5.0%(両側検定)または2.5%(片側検定)の有意水準(第一種の誤り)で行うこととした。
副次的評価項目(個々の感冒エピソードの継続時間の短縮および強さの低下)ならびに安全性および追加的なパラメータ(有効性および耐薬性の包括的な評価、諸有害事象(AE)数、臨床検査項目(laboratory parameter)、および食習慣)は主としてノンパラメトリック手順を用いて評価されるものとする。群間比較のためにマン・ホイットニーU検定を、群内(前/後)比較のためにウイルコクソン検定を用いるものとする。さらに、従属サンプルの比較のためにフリードマン検定を、比例値の評価のためにカイ二乗検定を用いるものとする。小さいサンプルサイズ(たとえば、下位集団)の場合は、正確確率検定を用いるものとする。観察値の規模がその種の検定に妥当な場合には、パラメトリック手順で分析を補足する。
正常分散値の状態はチェック不要としたが、ノンパラメトリックとパラメトリック間の差異があった場合には、考察するものとする。
主要評価項目および副次的評価項目も安全性およびその他の変数も、すべて分析的調査に加えて記述的に査定された。計量的データ(連続的データ)には統計的特性が付与された(数、平均、標準偏差、中央値、極値、および四分位数)。順序データ(不連続データ)には度数分布が実施された。すべての名目データ(カテゴリーデータ)は度数分布表にまとめた。適切な場合には、計量的データ値は、度数分布を決定するために臨床基準に従って複数の順序分類に統合した。反復面会で収集されたデータは反復測定での多変量解析法を用いて調べた。
臨床検査項目は計量的パラメータとして評価されるものとする;加えて、参考範囲からの逸脱も評価されるものとする。
全検定は80%の検出力で、5.0%(両側検定)の、または片側検定については2.5%の有意水準(第一種の誤り)で行われるものとする。95%の信頼区間が決定されるものとする。
予備分析と組み合わせた統計的検定から得られた全p値で主要評価項目の検定を超えるものは暫定的に記載されるものとする。
最大の解析対象集団群(FAS)については全統計的検定が行われるものとする。少なくとも、主要評価項目に関しては、妥当例解析対象集団(VCAS)において追加的分析が行われるものとする。両集団の結果は比較されて、いかなる相違も議論されるものとする。
FAS集団は、少なくとも一用量の治験薬(治療目的)を受けた全対象からなる。VCAS集団はFAS群のうち、深刻なプロトコル違反なしに臨床試験計画(CIP)に従って臨床試験を完了した全対象からなる。FASおよびVCAS集団の割付はデータの開封前に行われるものとする。追加的基準に基づいた任意の下位集団の分析は必要に応じて行えるが、計画された諸統計分析に定められた上記の規則を適用する。
エピソードの査定に関しては、観察された数値が独立(別の対象由来のエピソード)である場合および従属(同一対象のエピソード)である場合の可能性を考慮すべきである。したがって、1エピソードに関連するパラメータは、罹患対象数にもとづいて分析してもよいし(対象あたりのエピソード数と関係なく)、エピソード数にもとづいて分析してもよい(1名の対象が複数回のエピソードを持つかに関係なく)が、分析の根拠はそれぞれ述べられるものとする。
1.5 結果
CRFには計191の感冒エピソードが記録され、全部で132名の対象(199名の対象の66.3%)が罹患した。そのうち3エピソードは、インフルエンザワクチン接種の後に続いたために、無効と見なされた(普通感冒と似た症状)。したがって、計130名の対象(65.3%)が罹患した188エピソードが分析された。試験群間には、感冒エピソードに罹患した対象数に関して差があった:V群58.4%(101名のうち59名)対P群72.4%(98名のうち71名);pChi=0.038。
すべてのエピソードを考慮した場合(インフルエンザワクチン接種の後に続いた事例を含む)、計132名の対象が罹患した191エピソードが分析された。試験群間には、感冒エピソードに罹患した対象数に関して差があった:V群60.3%(101名のうち61名)対P群72.4%(98名のうち71名);pChi=0.072。
1.6 有効性評価項目
ResistAid(商標)の摂取は感冒エピソードの平均回数の減少をもたらした(PP対象集団 - 実薬:0.85±0.82対プラセボ:1.10±0.85;Pu=0.040)。エピソードの総数はプラセボ群と比較してResistAid(商標)群では統計的に有意な差を示した(PP対象集団 - 実薬:82[n=97]対プラセボ:99[n=90])。
1回または複数回のエピソードを患った対象の割合は活性群と比較してプラセボ群で有意に高かった(PP対象集団 - 実薬:59.8%対プラセボ:74.4%、PChi=0.033)。
1.7 結論と考察
このプラセボ対照二重盲検無作為化並行群間比較試験は、ResistAid(商標)の摂取が、プラセボと比較した普通感冒のエピソード数の有意な減少に関連することを示した。感冒を発症しなかった未処置対象はおよそ25%だけであったが、感冒を発症しなかった処置対象はおよそ40%であった。このように、感冒を発症しなかった対象数は63%増加した。アラビノガラクタン製剤を補うことは普通感冒のエピソード数を23%減少させ、このことは侵入する病原体に対する免疫応答をResistAid(商標)が調節している可能性を示している。本試験はResistAid(商標)の優れた安全性プロフィールを実証した。
1.8 安全性
12週の試験期間に、計3回の基本面会が行われた:面会1(試験開始)、管理面会(6週目)および終了面会(12週目)である。加えて、感冒エピソードごとに開始時と5日目にエピソード面会がスケジュール設定された。対象ごとのエピソード面会数は、試験期間に起こるエピソード数によって変動した。
エピソードの期間中、対象は14日間にわたり、対象の日誌に感冒の症状を記録し査定した。終了面会時に、治験責任医師および対象は治験薬の包括的な有効性および耐薬性を査定した。試験の開始および終了時に、対象は食事日誌に食習慣を記録し、安全性臨床検査項目/特殊臨床検査項目(白血球分化)が査定された。鎮痛剤および抗生物質の使用はCRF および対象の日誌に記録された。抗生物質で処置されたどのエピソードも、関連する変数の評価には含めなかった。
1.9 略語
CRF 症例報告書
FAS 最大の解析対象集団
GRAS Generally Recognized As Safe(一般に安全と認められる)
P プラセボ
pChi カイ二乗検定p値
PP 治験実施計画書に適合した(完了試験)
Pu マン・ホイットニーU検定p値
URIまたはURTI 上気道感染症
V 実薬;面会
VCAS 妥当例解析対象集団
実施例2:簡易テスト試験
10名の健康な対象に、治験薬の1.5g小袋の内容物をおよそ50mLの液体に溶かして該調製飲料を毎日一回摂取するように指示した。サンプル群は小さいが、実施例1のプラセボ群に鑑みて、同様に感冒エピソード数の減少が観察された。

Claims (15)

  1. 上気道感染症の予防的処置における使用のための、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物。
  2. ライノウイルスに起因する疾患の予防的処置における使用のための、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物。
  3. 普通感冒の予防的処置における使用のための、カラマツ樹由来のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物。
  4. 上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒から選択される疾患の予防的長期処置における使用のための、請求項1〜3のいずれか一項記載の組成物。
  5. 上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒から選択される疾患に対する抵抗性の増強において予防的効果を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の組成物。
  6. 未処置の対象と比較して疾患事象数を減らすために、上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒から選択される疾患に罹るリスクが高い対象を処置するための、請求項1〜5のいずれか一項記載の組成物。
  7. 未処置の対象と比較して疾患事象数を減らすために、上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒から選択される疾患に罹る感受性が高い対象を処置するための、請求項1〜6のいずれか一項記載の組成物。
  8. 投与が毎日適用される、請求項1〜7のいずれか一項記載の組成物。
  9. 投与が春および/または秋の感冒のピーク期の前に始まる、好ましくは感冒のピーク期の30日前に始まる、より好ましくは感冒のピーク期の60日前に始まる、請求項1〜8のいずれか一項記載の組成物。
  10. 液体または固体の形態で投与される、請求項1〜9のいずれか一項記載の組成物。
  11. 対象あたり一日量0.5gから15gで投与される、より好ましくは1.0gから7gの量で投与される、請求項1〜10のいずれか一項記載の組成物。
  12. 普通感冒の発症の予防のための、請求項1〜11のいずれか一項記載のアラビノガラクタンおよびポリフェノール類を含む組成物の使用。
  13. 医薬の製造のための、請求項1〜12のいずれか一項記載の組成物の使用。
  14. 栄養製品の製造のための、請求項1〜12のいずれか一項記載の組成物の使用。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項記載の組成物を投与することを特徴とする、上気道感染症、ライノウイルスに起因する疾患、および普通感冒から選択される疾患の予防的処置法。
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