JP2016511519A - フレキシブルエクステンションを有するマルチプラグスライドアダプタ - Google Patents
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Abstract
マルチプラグスライドアダプタが開示される。第1端子台を有する第1コネクタは、上流側ケーブルに接続される。第1端子台は、下流側第1コネクタプラグにも接続される。変換アダプタは、第1コネクタに移動可能に結合され、第1コネクタプラグを受容する第1コネクタソケットを含む。変換アダプタから第2コネクタを空間オフセットするエクステンションは、第1コネクタソケットに接続され、変換アダプタから延びる。第2端子台を有する第2コネクタは、エクステンションおよび下流側第2コネクタプラグに接続される。第1コネクタプラグと第2コネクタプラグとは、異なる構成規格に従う。【選択図】図5A
Description
関連出願に対するクロスレファレンスは適用されない。
連邦支援の研究/開発に関する声明は適用されない。
連邦支援の研究/開発に関する声明は適用されない。
本開示は、概して電子デバイスの電源およびデータ相互接続用の電気コネクタに関し、より詳しくはフレキシブルエクステンションを有するマルチプラグスライドアダプタに関する。
多くの種類の携帯型電子デバイスが、現在のところ市場に存在し、それぞれ独自のニーズを満たしている。例えば、電子リーダ、音楽プレーヤー、ゲームコンソール、携帯電話、携帯端末、デジタルスチルおよびビデオカメラ、GPS/ナビゲーション機器などがある。しかしながら、これらの異なる機能を単一のデバイスに収束させる傾向が高まっており、最も典型的なのは、スマートフォン、およびそれほどではないにせよ、タブレットなどの少し大きい形のファクタデバイスである。そのようなデバイスは、前述の機能性を実行するソフトウェアアプリケーションが書き込み可能である汎用データ処理装置を組み込む。さらに、これらのデバイスは、アプリケーションおよび関連データを保存する十分なメモリ空間、同様にデータ転送の便宜のためのWiFiおよびBluetooth(登録商標)などの様々な無線通信様式を有する。多機能デバイスの普及および人気にもかかわらず、専用デバイスが、ある者にとって特定の状況で望ましいことがある。従って、典型的に、多くの者が日常生活を通じて多数の携帯型電子デバイスを携行および使用する。
他の電子デバイス同様に、機能の継続は電源の使用可能度に基づく。ほとんど全ての場合において、携帯型電子デバイスは、搭載バッテリまたは少なくともそれから電力を保持するまたは引き込む能力を含む。車内使用に特定される、および外部DC電源がいつでも利用できるようなデバイスがいくつかあり、その場合、搭載バッテリは必要ないかもしれない。デバイスの内部空間が制限されていない場合、およびデバイスがあまり電力を引き込まないまたは常時使用を意図していない場合、AA、AAA、および同類のものなどの標準構成使い捨てバッテリが使用され得る。しかしながら、多くのスリムフォームファクタデバイスは、ハウジングの制限された範囲内に収まる独自に構成されたバッテリを必要とし、電力枯渇の際のそこへのアクセスは限られ得る。従って、そのようなデバイスは、外部アダプタに接続可能な搭載充電回路を組み込む。
電子デバイスは、いくつかの異なる方法で電源に接続可能である。最も簡単なモダリティの1つは、同軸コネクタプラグを有するAC電源アダプタであり、同軸コネクタプラグは、デバイスの対応するソケット内に受け取られる。通電容量に応じて、プラグおよびソケットの大きさと形は、変化することができる。この変化および製造業者間の標準化の欠如は、多くの所有、同様の所要電力を有する他のデバイスと互換性がなかった製造業者特有のコネクタおよびアダプタ、の広がりにつながる。従って、携帯型電子デバイス用の電源接続を標準化する動きがある。
多くの製造業者が、デバイスに電力を供給するのにユニバーサル・シリアル・バス(USB)コネクタ、特にマイクロBプラグ、を現在利用している。当然ながら、USBコネクタは、主にデータ伝送リンクであり、従ってスマートフォンおよび音楽プレーヤーなどのデバイスに適し、デバイスは、汎用コンピューターに接続し、そこからデータをダウンロードする。追加的に、しかしながら、USB規格は、相互接続したデバイスに5VDC出力を供給する1つのラインを定め、それによって別々の電源アダプタおよび接続の必要性をなくす。USB/マイクロBコネクタプラグの幅広い採用にもかかわらず、ある製造業者は、デバイスのアプリケーションに優れていると思われる代替コネクタプラグを発展させてきた。これらは、カリフォルニア州クパチーノのアップル社によって開発された、30ピンドックコネクタおよびLightningコネクタを含む。
こうして、異なるデバイスに給電および充電する多数のアダプタおよびケーブルに関連する困難および不都合に、多くの者が今もなお直面している。1つのプラグ規格と別のものとを切り替える、当技術分野で知られているデバイスがあり、変換アダプタは、1つの規格のソケットと、データ/電力源に接続された1次プラグから切り離されることができる別の規格の出力プラグと、を有する。出力プラグが変換アダプタと一体化され、単一の構造ユニットにおける相互接続のチェーンに沿った各ソケットプラグインターフェースの多数の障害点の集中に付帯するある種の不都合がある。従って、当技術分野で、改良されたフレキシブルエクステンションを有するマルチプラグスライドアダプタの必要性がある。
本開示の実施形態は、マルチプラグアダプタを検討する。アダプタは、上流側ケーブルに接続される第1端子台付きの第1コネクタを有することができる。第1端子台は、下流側第1コネクタプラグにも接続されることができる。追加的に、アダプタは、第1コネクタに移動可能に結合される変換アダプタを含むことができる。変換アダプタは、第1コネクタプラグを受容する第1コネクタソケットを含むことができる。エクステンションもあってよく、エクステンションは、第1コネクタソケットに接続され、変換アダプタから延びることができる。アダプタは、第2端子台を有する第2コネクタをさらに含むことができ、第2端子台は、エクステンションおよび下流側の第2コネクタプラグに接続されることができる。第1コネクタプラグおよび第2コネクタプラグは、異なる構成規格に従うことができる。さらに、エクステンションは、変換アダプタから第2コネクタを空間オフセットすることができる。
別の実施形態も、マルチプラグアダプタを検討する。第1コネクタハウジングを有する第1コネクタがあってよく、第1コネクタハウジングは、第1端子台を収容する。特に、第1端子台は、上流側ケーブルおよび下流側第1コネクタプラグに接続可能である。変換アダプタもあってよく、変換アダプタは、アダプタハウジングを含むことができ、アダプタハウジングは、第1コネクタソケットに移動可能に結合され、第1コネクタプラグを受容する第1コネクタソケットを収容する。アダプタは、フレキシブルエクステンションケーブルをさらに含むことができ、フレキシブルエクステンションケーブルは、第1コネクタソケットに接続され、アダプタハウジングから突き出る。第2コネクタハウジングを有する第2コネクタが追加的にあってもよく、第2コネクタハウジングは、第2端子台を収容し、第2端子台は、エクステンションおよび下流側第2コネクタプラグに接続できる。第1コネクタプラグおよび第1コネクタプラグは、異なる構成規格に従うことができる。フレキシブルエクステンションケーブルは、変換アダプタから第2コネクタを空間オフセットすると理解される。
別の実施形態に従って、複数の下流側接続の1つに上流側接続を選択的に結合するデバイスが検討される。デバイスは、第1ハウジングを有する第1コネクタを含み、第1ハウジングは、上流側接続に接続された第1端子台を収容する。第1端子台は、第1プラグに接続されることもでき、第1プラグは、複数の下流側接続の第1のものに接続可能である。第1ハウジングは、一対の向かい合った長手方向側壁によって定めることができ、長手方向側壁は、それぞれスライド溝をさらに定める。デバイスは、アダプタハウジングを含む回転可能アダプタを含むこともでき、アダプタハウジングは、本体部および一対の向かい合ったコネクタアームによって定められ、コネクタアームは本体部から延びる。アダプタハウジングは、第1プラグを受容する第1ソケットを収容することができる。コネクタアームのそれぞれは、円筒形旋回軸を含むことができ、円筒形旋回軸は、第1ハウジングの長手方向側壁のスライド溝のそれぞれ1つに係合可能である。デバイスは、エクステンションを含んでもよく、エクステンションは、第1ソケットに接続され、アダプタハウジングから突き出る。さらに、デバイスは、第2ハウジングを有する第2コネクタを含むことができ、第2ハウジングは、第2端子台を収容する。エクステンションは、複数の下流側接続の第2のものに接続可能である第2プラグと同様に、第2端子台に接続する。現在検討されている実施形態は、添付図面と共に読まれる場合に以下の詳細な説明を参照することによって、最も良く理解される。
ここに開示される様々な実施形態のこれらのおよび他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および図面に関してより良く理解される。
同じ要素を示すのに、共通の符号が図および詳細な説明を通じて使用される。
添付図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、マルチプラグアダプタの望ましい実施形態の記述を意図し、それが発展または利用可能な形態のみで表すことを意図していない。詳細な説明は、示されている実施形態と共にアダプタを発展および動作させる機能を示す。しかしながら、同一または同等の機能を、異なる実施形態によって実現でき、異なる実施形態が本開示の範囲内に含まれることも意図する。第1、第2、遠位、近位、および同類のものなどの関係語の使用は、かかる要素間の実際のかかる関係または順序を必ずしも必要または示唆することなく、別の要素から1つを区別するためだけに用いられることが、さらに理解される。
図1は、マルチプラグアダプタ10の一実施形態を示し、マルチプラグアダプタ10は、本開示によって考慮されるように上流側接続12と下流側接続14とを結合する。以下でさらに詳しく論じるように、下流側接続14より多くあってよく、従って図1に示されている1つは特に第1下流側接続14aとしても参照されてよい。いくつかの実施形態では、マルチプラグアダプタ10の接続は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)規格に従い、それに伴うdata+、data−、識別子、電源(VCC)およびアースラインおよびそれのコネクタを含む。これに関して、上流側接続12は、USBホスト装置にであってよく、下流側接続14は、スマートフォン、音楽プレーヤー、または同様のものなどの周辺機器にであってよい。上流側接続12との間でデータが送信されない場合があってもよく、周辺機器を充電するまたは動作させるための電力のみが提供される。そのような実行のための上流側接続12は、USBホスト装置にまたは専用のACアダプタにまたは他の電源類にであってもよい。本開示の様々な特徴がUSB接続に関して説明されたが、当業者は、そのような特徴が電力およびデータ伝達用の他の種類の接続に同様に適用できると認識する。
マルチプラグアダプタ10は、第1コネクタ16、変換アダプタ18、および第2コネクタ20から概して構成され、第2コネクタ20は、エクステンション22を有する変換アダプタ18に接続される。第1コネクタ16は、変換アダプタ18にまたは別の周辺機器に電気的に接続可能であり、別の周辺機器は、そこへ受け入れる対応するソケットを有する。第1コネクタ16が変換アダプタ18に電気的に接続されるとき、それはエクステンション22によって第2コネクタ20にも電気的に接続される。上流側接続12と第1下流側接続14aは、従ってつながっている。
図2に追加的に言及し、第1コネクタ16は、上流側接続12用の上流側ケーブル24に取り付けられている。一実施形態によると、第1コネクタ16は、コネクタハウジング26を含み、コネクタハウジング26は、上端28および向かい合った下端30によって定められ、下端30に上流側ケーブル24が取り付けられる上端28に配置されるのは、第1コネクタプラグ32であり、第1コネクタプラグ32は、第1端子台34に取り付け可能または一体化可能である。当業者に認識されるように、上流側ケーブル24は、上記の様々なUSB信号線に対応する複数の信号配線を含む。コネクタハウジング26の外側で、これらの個々の信号配線は上流側ケーブル24内にまとめられるが、それらは、コネクタハウジング26の内側で端子突起36への個々の接続のために分けられる。上流側ケーブル24に典型的に適用される軸方向(けん引)力および横方向(曲げ)力の弾力性のため、上流側ケーブル24の前方部全体が、コネクタハウジング26に固定される。特に、コネクタハウジング26に取り付けられたフレキシブルグロメット38があってよく、それを通じて上流側ケーブル24が挿入および固定される。
端子突起36は、第1端子台34の一部であり、そこから第1コネクタプラグ32に露出する個々のコンタクト40への導電性トレースがあってよい。コンタクト40は、プラグ本体42内に配置されると考えられる。第1端子台34は、コネクタハウジング26に取り付けられ、第1コネクタプラグ32が、コネクタハウジング26の上端28によって定められる開口29から突き出るようになっている。本開示の一実施形態に従って、プラグ本体42の構造の大きさと形は、中のコンタクト40のレイアウトおよび配置と同様に、USBマイクロBに適合すると考えられる。しかしながら、これはほんの一例であり、本開示の範囲から逸脱することなく、USBマイクロA、USBミニA、および同類のものなどの他の適切な接続またはプラグ規格で置き換えることができる。
第1コネクタプラグ32は標準化されるが、コネクタハウジング26はそうする必要がなく、下記にさらに十分に説明するように、概して変換アダプタ18の形に適合する。それは、前面44および向かい合った後面46、同様に左側壁48aおよび右側壁48bを含む一対の長手方向側壁48によってさらに定められ、第1コネクタ16の長手方向挿入軸との並行関係のためにそのように参照される。
側壁48は、間に細長の部分を含む近位端54および向かい合った遠位端56によって特徴づけられる外側に向くスライド溝52をそれぞれ定める。
第1コネクタ16およびそれの副部品の寸法および形状特徴は、主に変換アダプタ18によって決まり、その逆もそうである。本開示の様々な実施形態によると、第1コネクタ16は、変換アダプタ18に移動可能に結合される。場合によっては、変換アダプタ18は、第1アダプタに移動可能に結合されると見なされ得るが、いずれにせよ、これらの2つの構成要素間の移動可能な係合が表現されている。
一般に、変換アダプタ18は、第1コネクタ16を2つの下流側接続14の1つを選択的に上流側接続12と共にするのに使用できるモダリティであると理解される。この目的のために、図3Aおよび図4に示されているように、変換アダプタ18は、第1コネクタソケット60を含み、第1コネクタソケット60は、上記の第1コネクタプラグ32を受容する。これに関して、第1コネクタソケット60は、このプラグ(すなわちUSBマイクロB第1コネクタプラグ32)を受け取るソケットのUSBマイクロB規格に同様に従うと理解される。第1コネクタソケット60の各コンタクトは、ソケット端子台62に個々に接続されることができる。
第1コネクタソケット60およびソケット端子台62は、アダプタハウジング64に収容および搭載される。図4の分解斜視図に最も良く示されているように、一実施例では、アダプタハウジング64は、上ハウジングシェル64aおよび下ハウジングシェル64bによって定めることができる。シェル64a,64bの2つの半分は、実質的に同じであると理解され、下記にさらに十分に説明するように、アダプタハウジング64の様々な特徴を共に定める。図3Aおよび図3Bに言及し、アダプタハウジング64は、上記の第1コネクタソケット60およびソケット端子台62を収容する本体部66によっても定められる。追加的に、アダプタハウジング64は、一対の向かい合ったコネクタアーム68によって定められることができ、コネクタアーム68は、本体部66から長手方向に延びる。あるいは、アダプタハウジング64は、第1コネクタ受容スロット70を定めることができ、第1コネクタ受容スロット70は、それの名称が示唆しているように、第1コネクタ16を受容する。第1コネクタ受容スロット70は、内向き長手方向壁72によって、同様に横壁74によって、定められることができ、横壁74は、第1コネクタソケット60用の開口を定める。より詳細には、左内向き長手方向壁72aおよび向かい合った右内向き長手方向壁72bがある。
しかしながら、遠位端75は円筒形の旋回軸76を含むことが、定められる。左内向き長手方向壁72a(すなわち左コネクタアーム68a)は、左旋回軸76aを含み、右内向き長手方向壁72b(すなわち左コネクタアーム68b)は、右旋回軸76bを含む。2つの旋回軸76は、軸アライメントし、互いに内向きに延び、それぞれの内向き長手方向壁72からどちらも突き出ている。
前述の通り、本開示の様々な実施形態は、変換アダプタ18との第1コネクタ16の移動可能でスライドおよび回転する係合を検討する。これに関して、旋回軸76は、対応する反対側の側壁48のそれぞれのスライド溝52に係合可能であると理解される。旋回軸76の直径は、従ってスライド溝52の幅にわずかに摩擦嵌合するような大きさであると理解される。この線に沿って、旋回軸76の高さは、わずかに摩擦嵌合/スライド係合するような大きさであると理解され、従って適切な深さを有する。
旋回軸76とスライド溝52との係合とは別に、第1コネクタ16は、第1コネクタ受容スロット70に収まると理解される。横壁74は、コネクタハウジング26の幅に対応し、コネクタハウジング26の長さ(すなわち上端28と下端30との間の側壁48)は、横壁74からアダプタハウジング64の遠位端78までの長さと実質的に同じである。特に、図1に示されているように第1コネクタプラグ32が第1コネクタソケット60に完全に挿入され、アダプタハウジング64の遠位端78は、コネクタハウジング26の下端30と同一平面になり、アダプタハウジング64の横壁74は、コネクタハウジング26の上端28と同一平面になる。この位置で、旋回軸76は、スライド溝52の遠位端56に当接する、または少なくとも実質的にそれの方を向くと、理解される。これは、アダプタハウジング64に対するコネクタハウジング26の最小引込位置を表す。
これから図5に言及し、第1コネクタ16は、変換アダプタ18から伸長することができる。第1コネクタプラグ32が第1コネクタソケット60から取り出されるとき、旋回軸76は、スライド溝52の細長の部分58に沿ってスライドする。第1コネクタプラグ32が第1コネクタソケット60を外れると、一つには旋回軸76の円形形状によって、第1コネクタ16は自由に回転可能である。第1コネクタ16は、旋回軸76がスライド溝52の近位端54に当接するように完全に伸長することができる。スライド溝52の近位端54も遠位端56も、旋回軸76の円形形状に対応する丸みを帯び、第1コネクタ16が完全に伸長したにもかかわらず回転可能のままになっている。第1コネクタ16は、しかしながら、それが回転することができる前に、この位置まで伸長する必要はない。
図5Bは、第1コネクタソケット60から外された第1コネクタプラグ32を示し、第1コネクタ16が変換アダプタ18に対して90度回転している。第1コネクタプラグ32は、従って第2下流側接続14bに自由に接続できる。旋回軸76がスライド溝52内にとどまるので、第1コネクタ16は、まだ変換アダプタ18とスライド係合している。
旋回軸76は、アダプタハウジング64によって定められる厚さに対して中央に配置されると理解される。アダプタハウジング64が上下シェル64a,64bで構成される実施形態では、旋回軸76は、上半円筒体76aおよび下半円筒体76bによって特徴づけられもする。コネクタハウジング26およびアダプタハウジング64は、同じ厚さを有すると理解され、従って、コネクタハウジング26の前面44は、アダプタハウジング64の前面79と同一平面上にあると理解される。そのようなものとして、スライド溝52は、コネクタハウジング26の厚さ(すなわち側壁48の幅)に対して中央に定められるとも理解される。
変換アダプタ18に移動可能に係合した第1コネクタの一実施形態が示されたが、これはほんの一例であって限定するものではない。第1コネクタ16が変換アダプタ18に移動可能に係合する他の適切なモダリティに、本開示の範囲から逸脱せずに置き換えることができる。
前述の通り、第1コネクタソケット60およびソケット端子台62は、アダプタハウジング64内に収容される。この目的のために、アダプタハウジング64、およびそのそれぞれの上下シェル64a,64bは、そのために形作られたレセプタクル82を定める。2つのシェル64a,64bは、従って第1コネクタソケット60およびソケット端子台62を挟み、互いに摩擦係合する。当業者は、アダプタハウジング64の製造を単純化する様々な可能な構成を認識する。
再び図1に言及し、本開示の様々な実施形態は、変換アダプタ18に取り付けられるエクステンション22を包含する。図4の分解斜視図に示されているように、エクステンション22は、ソケット端子台62によって、第1コネクタソケット60に間接的に接続される。上流側ケーブル24のように、エクステンション22は、第1コネクタソケット60のコンタクトに対応する複数の信号線を含むと理解される。エクステンション22は、変換アダプタ18に取り付けられる近位端84と、第2コネクタ20に取り付けられる遠位端86と、によって定められる。
図3Cに示されているように、変換アダプタ18、および特にそれのアダプタハウジング64は、前述した遠位端78、および近位端80によって定められる。様々な実施形態に従って、エクステンション22は、近位端80の開口88から突き出る。エクステンション22は、個々の信号線を含むフレキシブルケーブルであってよい。与えられ得る機械的応力からケーブルを隔てるために、グロメット90があり、グロメット90は、アダプタハウジング64の近位端80によって定められる対応するノッチ92に形状が適合する。
一実施形態に従って、第2コネクタ20は、アップル社からのLightningと称される独自仕様に従い得る。他のコネクタ仕様も実施することができ、アップル社からの30ピンドックコネクタ、またはいずれにせよ第1コネクタ16のそれと異なる他の適切な仕様などである。異なる機械仕様を有するにもかかわらず、電力レベルを含む、第1コネクタ16および第2コネクタ20を介して送信される信号は、同じであり、USBホスト/周辺機器規格に従うと理解される。再び、第2コネクタ20は、第1下流側接続14aの対応するソケットに受容されることができる。第2コネクタ20は、下流側プラグとも称される第2コネクタプラグ98を有すると考えられ、第2コネクタプラグ98は、第2コネクタ端子台100に固定され、第2コネクタ端子台100にエクステンション22の個々の信号線が終端する。第2コネクタ端子台100は、コネクタハウジング102内に収容される。第2コネクタプラグ98は、コネクタハウジング102の遠位端104から突き出るが、エクステンション22は、コネクタハウジング102の向かい合った近位端106に取り付けられる。
エクステンション22は、第2コネクタ20を変換アダプタ18から空間オフセットする。特に充電器の場合のように頻繁に着脱されるように設計されているコネクタでは、損傷の可能性は高い。可動係合機構は、特に堅固な非可動のコネクタまたはアダプタに対して、構造的な脆弱性を表し得る。第2コネクタ20の空間オフセットは、従ってマルチプラグアダプタ10の異なる部分に共通に受ける力をシフトさせることが想定される。
ここに示されている詳細は、ほんの一例として本発明の実施形態の事例的議論のためであり、最も有用で容易に理解されると思われるアダプタの原理および概念的見地の記述を提供するために提示される。これに関して、開示の基礎的理解に必要である以上に詳細を示そうとはしていない。図面と共に詳細な説明によって、開示されているアダプタのいくつかの形態をどのように実際に具現化できるかが、当業者に明らかになる。
Claims (20)
- マルチプラグアダプタであって、第1コネクタと、変換アダプタと、エクステンションと、第2コネクタと、を備え、
第1コネクタは、第1端子台を含み、第1端子台は、上流側ケーブルと、下流側第1コネクタプラグと、に接続され、
変換アダプタは、第1コネクタに移動可能に結合され、第1コネクタプラグを受容する第1コネクタソケットを含み、
エクステンションは、第1コネクタソケットに接続され、変換アダプタから延び、
第2コネクタは、第2端子台を含み、第2端子台は、エクステンションと、下流側第2コネクタプラグと、に接続され、
第1コネクタプラグと第2コネクタプラグとは、異なる構成規格に従い、エクステンションは、変換アダプタから第2コネクタを空間オフセットする、マルチプラグアダプタ。 - 請求項1のアダプタであって、第1コネクタプラグは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)USBマイクロB規格プラグである、アダプタ。
- マルチプラグアダプタであって、第1コネクタと、変換アダプタと、フレキシブルエクステンションケーブルと、第2コネクタと、を備え、
第1コネクタは、第1端子台を収容する第1コネクタハウジングを有し、第1端子台は、上流側ケーブルと、下流側第1コネクタプラグと、に接続され、
変換アダプタは、アダプタハウジングを含み、アダプタハウジングは、第1コネクタに移動可能に結合され、第1コネクタプラグを受容する第1コネクタソケットを含み、
フレキシブルエクステンションケーブルは、第1コネクタソケットに接続され、アダプタハウジングから突き出ており、
第2コネクタは、第2端子台を収容する第2コネクタハウジングを有し、第2端子台は、エクステンションと、下流側第2コネクタプラグと、に接続され、
第1コネクタプラグと第2コネクタプラグとは、異なる構成規格に従い、フレキシブルエクステンションケーブルは、変換アダプタから第2コネクタを空間オフセットする、マルチプラグアダプタ。 - 請求項3のアダプタであって、変換アダプタは、ソケット端子台を含み、ソケット端子台は、第1コネクタソケットと、フレキシブルエクステンションケーブルと、に接続され、ソケット端子台は、アダプタハウジング内に収容される、アダプタ。
- 請求項4のアダプタであって、アダプタハウジングは、開口を定め、開口を通じてフレキシブルエクステンションケーブルが延びる、アダプタ。
- 請求項5のアダプタであって、フレキシブルグロメットを備え、
フレキシブルグロメットは、アダプタハウジングの開口に配置され、フレキシブルエクステンションケーブルの部分を囲む、アダプタ。 - 請求項3のアダプタであって、アダプタハウジングは、上ハウジングシェルと下ハウジングシェルとを含む、アダプタ。
- 請求項3のアダプタであって、
第1コネクタハウジングは、一対の外側に向く長手方向スライド溝を定め、
アダプタハウジングは、第1コネクタ受容スロットを定め、アダプタハウジングの内側に向く長手方向壁は、第1コネクタ受容スロットを定め、第1コネクタ受容スロットは、第1コネクタハウジングのスライド溝とスライド係合して受け取られる旋回軸をそれぞれ含む、アダプタ。 - 請求項8のアダプタであって、一対の外側に向く長手方向スライド溝は、近位端と、向かい合った遠位端と、によってそれぞれ定められ、近位端は、アダプタハウジングに対する第1コネクタハウジングの最大伸長位置に対応する、アダプタ。
- 請求項9のアダプタであって、遠位端は、アダプタハウジングに対する第1コネクタハウジングの最小引込位置に対応する、アダプタ。
- 請求項9のアダプタであって、第1コネクタハウジングは、アダプタハウジングと回転可能に係合している、アダプタ。
- 請求項11のアダプタであって、外側に向く長手方向スライド溝の近位端と遠位端とは、円形に定められた旋回軸に対応して円形である、アダプタ。
- 請求項3のアダプタであって、第1コネクタプラグは、USBマイクロB規格プラグである、アダプタ。
- 上流側接続を複数の下流側接続の1つに選択的に結合するデバイスであって、デバイスは、第1コネクタと、回転可能アダプタと、エクステンションと、第2コネクタと、を備え、
第1コネクタは、第1端子台を収容する第1ハウジングを有し、第1端子台は、上流側接続と、第1プラグと、に接続され、第1プラグは、複数の下流側接続の第1のものに接続可能であり、第1ハウジングは、一対の向かい合った長手方向側壁によって定められ、一対の向かい合った長手方向側壁は、それぞれスライド溝をさらに定め、
回転可能アダプタは、アダプタハウジングを含み、アダプタハウジングは、本体部と、一対の向かい合ったコネクタアームと、によって定められ、本体部は、第1プラグを受容する第1ソケットを収容し、一対の向かい合ったコネクタアームは、本体部から延び、コネクタアームのそれぞれは、円筒形旋回軸を含み、円筒形旋回軸は、第1ハウジングの長手方向側壁のスライド溝のそれぞれ1つに係合可能であり、
エクステンションは、第1ソケットに接続され、アダプタハウジングから突き出ており、
第2コネクタは、第2端子台を収容する第2コネクタハウジングを有し、第2端子台は、エクステンションと、複数の下流側接続の第2のものに接続可能である第2プラグと、に接続される、デバイス。 - 請求項14のデバイスであって、エクステンションは、フレキシブルケーブルである、デバイス。
- 請求項14のデバイスであって、エクステンションは、アダプタから第2コネクタを空間オフセットする、デバイス。
- 請求項14のデバイスであって、スライド溝は、近位端と、向かい合った遠位端と、によってそれぞれ定められ、遠位端は、アダプタハウジングに対する第1コネクタの最大伸長位置に対応する、デバイス。
- 請求項17のデバイスであって、スライド溝の近位端は、アダプタハウジングに対する第1コネクタハウジングの最小引込位置に対応する、デバイス。
- 請求項14のデバイスであって、第1プラグと第2プラグとは、異なる構成規格に従う、デバイス。
- 請求項14のデバイスであって、第1プラグは、USBマイクロB規格プラグである、デバイス。
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