相互参照
本願は、出願番号が201310547631.0であって、出願日が2013年11月6日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。
本発明は、画像識別の分野に関し、特にテレビ局ロゴ識別方法、装置、テレビ、およびシステムに関する。
テレビは、テレビ番組を放送している際、現在放送中のチャネルを識別し、チャネル名をユーザに知らせる必要がある。デジタル・テレビは、セットトップボックスのプロバイダーによって提供される対照テーブルに基づいて、現在放送中のチャネルを判断することができることに対し、アナログ・テレビは、通常、周波数テーブルに基づいて現在放送中のチャネルを判断することができる。同一のチャネルに対しても、周波数テーブルが全国の各地によって異なっているため、周波数テーブルによってアナログ・テレビの放送中のチャネルを判断することは、非常に困難になる。
アナログ・テレビにより放送されているチャネルの識別は、テレビ局のロゴを識別することにより実現されることができる。各チャネルは、独自のテレビ局ロゴを有するので、現在放送中のチャネルのテレビ局ロゴを識別した後、チャンネル名を知ることは、容易になる。テレビ局ロゴを識別する関連の方法は、まず、テレビ画面の画像を取得し、テレビ画面の画像の上部における4分の1の領域をマッチング領域として選択し、次に、予めデータベースに記憶されている全ての標準のテレビ局ロゴを、1つずつマッチング領域に代入して図形検索を行い、最後に、図形検索により得られたマッチング確率に基づいて、マッチング確率が最も高い標準のテレビ局ロゴを、現在放送中のテレビチャネルのテレビ局ロゴとして選択する。ここで、図形検索とは、データベースにおける標準のテレビ局ロゴとマッチング領域の画像とに対してマッチング搜索を行なうことを意味する。
発明者らは、本発明を実現する過程において、上記の方法が少なくとも次のような欠点があることを見出した。即ち、関連技術では、テレビ画面の画像の上部における4分の1の領域をマッチング領域として選択するが、テレビのスクリーンがますます大きくなる傾向であるので、過渡に大きいマッチング領域が選択されるようになり、演算量が多くなってしまい、テレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまう。
上記の関連技術におけるテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいため、テレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決ために、本発明に係る実施例は、テレビ局ロゴ識別方法、装置、テレビおよびシステムを提供する。前記技術案は、次の通りである。
本発明に係る実施例の第1の方面によれば、本発明は、テレビ局ロゴ識別方法を提供し、前記方法は、
テレビ画面の画像を取得するステップと、
予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択するステップと、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するステップと、
を含む
第1の可能な実施形態において、前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するステップは、
前記テレビ画面の画像の色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換するステップと、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するステップと、
各画素について計算された前記差値を合計することによりマッチング値を得るステップと、
前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するサブステップと
を含む。
第1の方面の第1の可能な実施形態に基づいて、第2の可能な実施形態において、前記標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するステップは、
前記標準のテレビ局ロゴにおける各前記画素について、前記画素の輝度値が0であるか否かを検出するステップと、
前記画素の輝度値が0でない場合、前記画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するステップと、
を含む。
第1の方面の第1の可能な実施形態に基づいて、第3の可能な実施形態において、前記方法は、さらに、
前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴに対応する、前記標準のテレビ局ロゴの領域の大きさと正の相関関係になるマッチング閾値を取得するステップと、
最も小さい前記マッチング値と前記マッチング閾値との大きさを比較するステップと、
最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より大きい場合、識別が失敗し、サーバーに前記テレビ画面の画像を送信するステップと、
最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より小さい場合、前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するステップを実行するステップと、
を含む。
第1の方面、第1の方面の第1の可能な実施形態、第1の方面の第2の可能な実施形態、または第1の方面の第3の可能な実施形態に基づいて、第4の可能な実施形態において、前記方法は、さらに、
サーバーに記憶された、前記標準のテレビ局ロゴ、前記標準のテレビ局ロゴの位置情報、および前記標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む前記標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出するステップと、
検出の結果、更新された場合、前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を前記サーバーからダウンロードして更新するステップと
を含む。
第1の方面の第4の可能な実施形態に基づいて、第5の可能な実施形態において、前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を前記サーバーからダウンロードして更新するステップは、
前記サーバーへ地元の地域情報を送信するステップと、
前記サーバーが前記地元の地域情報に基づいてフィードバックした、少なくとも1つの前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信するステップと、
を含む。
第1の方面、第1の方面の第1の可能な実施形態、第1の方面の第2の可能な実施形態、第1の方面の第3の可能な実施形態、第1の方面の第4の可能な実施形態、または第1の方面の第5の可能な実施形態に基づいて、第6の可能な実施形態において、前記方法は、さらに、
前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn(n>1)回の識別結果を記録するステップと、
前記連続してn回の識別結果中にm回(1≦m<n)を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出するステップと、
検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、前記同一の識別結果を正しい識別結果として選択し、前記正しい識別結果と前記チャネルとの対応関係を構築するステップと、
を含む。
第1の方面の第6の可能な実施形態と組み合わせると、第7の可能な実施形態において、前記方法は、さらに、
前記連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果を、前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対する最新の1回((第k回、k>n))の識別結果に取替えるステップと、
前記連続してn回の識別結果中に、m回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出するステップと、
検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、引き続き前記同一の識別結果が前回の前記正しい識別結果と同一であるか否かを検出するステップと、
検出の結果、異なる場合、今回検出された前記同一の識別結果を、新たな正しい識別結果とするステップと、
を含む。
本発明に係る実施例の第2の方面によれば、テレビ局ロゴ識別装置を提供し、前記装置は、
テレビ画面の画像を取得するための画像取得モジュールと、
予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択するための領域選択モジュールと、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するためのテレビ局ロゴ識別モジュールと、
を備える。
第1の可能な実施形態において、前記テレビ局ロゴ識別モジュールは、
前記テレビ画面の画像の色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換するためのカラー変換ユニットと、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するための差値計算ユニットと、
各画素について計算された前記差値を合計することによりマッチング値を得るための差値合計ユニットと、
前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するためのテレビ局ロゴ識別ユニットと、
を備える。
第2の方面の第1の可能な実施形態に基づいて、第2の可能な実施形態において、前記差値計算ユニットは、
前記標準のテレビ局ロゴにおける各前記画素について、前記画素の輝度値が0であるか否かを検出するための輝度検出サブユニットと、
前記画素の輝度値が0でない場合、前記画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するための差値計算サブユニットと、
備える。
第2の方面の第1の可能な実施形態に基づいて、第3の可能な実施形態において、前記テレビ局ロゴ識別モジュールは、さらに、
前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴに対応する、前記標準のテレビ局ロゴの領域の大きさと正の相関関係になるマッチング閾値を取得するための閾値取得ユニットと、
最も小さい前記マッチング値と前記マッチング閾値との大きさを比較するための閾値比較ユニットと、
最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より大きい場合、識別が失敗し、サーバーに前記テレビ画面の画像を送信するための第1の実行ユニットと、
最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より小さい場合、前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するステップ、を実行するための第2の実行ユニットと
を備える。
第2の方面、第2の方面の第1の可能な実施形態、第2の方面の第2の可能な実施形態、または第2の方面の第3の可能な実施形態に基づいて、第4の可能な実施形態において、前記装置は、さらに、
サーバーに記憶された、前記標準のテレビ局ロゴ、前記標準のテレビ局ロゴの位置情報、および前記標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む前記標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出するための情報検出モジュールと、
更新されたことを検出した場合、前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を前記サーバーからダウンロードして更新するための情報ダウンロードモジュールと、
を備える。
第2の方面の第4の可能な実施形態に基づいて、第5の可能な実施形態において、前記情報ダウンロードモジュールは、
前記サーバーへ地元の地域情報を送信するための情報送信ユニットと、
前記サーバーが前記地元の地域情報に基づいてフィードバックした、少なくとも1つの前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信するための情報受信ユニットと、
を備える。
第2の方面、第2の方面の第1の可能な実施形態、第2の方面の第2の可能な実施形態、第2の方面の第3の可能な実施形態、第2の方面の第4の可能な実施形態、または第2の方面の第5の可能な実施形態に基づいて、第6の可能な実施形態において、前記装置は、さらに、
前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn(n>1)回の識別結果を記録するための結果記録モジュールと、
連続してn回の識別結果中に、m(1≦m<n)回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出するための第1の検出モジュールと、
検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、前記同一の識別結果を正しい識別結果として選択し、前記正しい識別結果と前記チャネルとの対応関係を構築するための第1の実行モジュールと、
を備える。
第2の方面の第6の可能な実施形態に基づいて、第7の可能な実施形態において、前記装置は、さらに、
前記連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果を前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対する最新の1回(第k回、k>n)の識別結果に取り替えるための結果取替モジュールと、
前記連続してn回の識別結果中に、m回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出するための第2の検出モジュールと、
検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、前記同一の識別結果が前回の前記正しい識別結果と同一であるか否かを引き続き検出するための第3の検出モジュールと、
検出の結果、異なる場合、今回検出されたた前記同一の識別結果を新たな正しい識別結果とするための第2の実行モジュールと、
を備える。
本発明の実施例の第3の方面によれば、本発明は、テレビを提供し、前記テレビは、例えば、第2の方面、または第2の方面の様々な可能の実現形態のいずれかに記載の前記テレビ局ロゴ識別装置を備える。
本発明の実施例の第4の方面によれば、本発明は、テレビを提供し、1つまたは複数のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶され、且つ前記1つ又は複数のプロセッサによって実行される1つ又は複数のモジュールと、を備え、
前記1つ又は複数のモジュールは、
テレビ画面の画像を取得する機能と、
予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する機能と、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する機能と、
を有する。
本発明の実施例の第5の方面によれば、本発明は、テレビ局ロゴ識別システムを提供し、前記システムは、テレビ、および前記テレビと接続されるサーバーを備え、
前記テレビは、例えば、第3の方面または第4の方面に記載のテレビである。
本発明の実施例により提供される技術案は、次のような有益な効果を有することができる。
テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴの識別速度を向上させる効果に達した。
上記の一般的な説明および後述の詳細な説明は、単なる例示のみであり、本発明を限定するものではないことが理解されるべきである。
以下、本発明の実施例をより明瞭に説明するために、実施例において使用される図面を簡単に説明し、以下説明された図面が、本発明のいくつかの実施例のみであり、当業者にとって、創造的労力をしなくても、これらの図面から他の図面を得られることも明らかである。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法に関する実施環境の構成を模式的に示す図である。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。
本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法に関するテレビ局ロゴの位置を模式的に示す図である。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法において位置情報を取得する場合の模式図である。
本発明のもう1つの実施例にり提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の構成を模式的に示すブロック図である。
本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の構成を模式的に示すブロック図である。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別システムの構成を模式的に示すブロック図である。
本発明の各実施例に係るテレビの構成を模式的に示す図である。
上記図面を通じて本発明の明確な実施例を例示し、以下にさらに詳しく記述する。このような図面と文字記述は本発明の旨の範囲を制限するものではなく、特定の実施例を参照することによって、本技術分野の当業者に本発明の概念を理解させるためのものである。
以下、本発明の目的、技術案、および利点をより明確にするために、実施形態と図面を併せて、本発明についてさらに詳細に説明する。しかしながら、以下記載される実施例は、すべての実施例ではなく、本発明の部分の実施例のみである。当業者にとつて、本発明の実施例に基づいて、創造的な労力をしない前提下で取得されるすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
図1は、本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法に関する実施環境の構成を模式的に示す図であり、当該実施環境は、テレビ110、およびサーバー120を備える。
テレビ110は、アナログテレビである。
テレビ110は、有線ネットワーク、または無線ネットワークを介してサーバー120と接続される。
サーバー120は、1つのサーバー、または複数のサーバーからなるサーバー群、または1つのクラウドコンピューティングサービスセンターであってもよい。サーバー120における標準のテレビ局ロゴのデータベースには、標準のテレビ局ロゴおよび標準のテレビ局ロゴの位置情報を含む各標準のテレビ局ロゴの基本情報が記憶されている。当該基本情報は、標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値、および標準のテレビ局ロゴに対応するチャネル名、チャネルネットワークのID(Identity)等の情報のうちの1つ又は複数を更に含んでもよい。
図2は、本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。当該テレビ局ロゴ識別方法は、図1に示す実施環境におけるテレビ側に適用される。当該テレビ局ロゴ識別方法は、以下のステップ202、204、206を含んでもよい。
ステップ202では、テレビ画面の画像を取得する。
ステップ204では、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する。
ステップ206では、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、さらに、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴを識別する速度を向上させる効果に達した。
図3Aは、本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。当該テレビ局ロゴ識別方法は、図1に示す実施環境に適用される。当該テレビ局ロゴ識別方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ301では、サーバーが1つのチャネルのテレビ画面の画像を取得する。
サーバーは、2つの手段により1つのチャネルのテレビ画面の画像を取得することができる。1つの手段は、サーバーがインターネットまたはテレビサービス・プロバイダー等の場所から取得することであり、もう1つの手段は、テレビがテレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別できないとき、当該テレビ画面の画像をサーバーに送信する。
ステップ302では、サーバーがテレビ画面の画像における標準のテレビ局ロゴおよび標準のテレビ局ロゴの位置情報を識別する。
サーバーは、技術者により入力された制御指令及び予め記憶された標準のテレビ局ロゴに基づいて、テレビ画面の画像における標準のテレビ局ロゴ、および標準のテレビ局ロゴの位置情報を識別する。サーバーにおいて予め記憶される標準のテレビ局ロゴは、技術者により、予めインターネットからダウンロードしたこれらの標準のテレビ局ロゴを分類し、且つ各標準のテレビ局ロゴのサイズを確定した後、これらの標準のテレビ局ロゴをサーバーに記憶することにより得ることができる。
標準のテレビ局ロゴの位置情報は、標準のテレビ局ロゴのテレビ画面の画像における位置である。異なるチャネルの標準のテレビ局ロゴの、同一のサイズおよび同一のアスペクト比を有するテレビ画面における位置に差異が存在する。例えば、図3Bに示すように、標準のテレビ局ロゴAの位置は、標準のテレビ局ロゴBの位置よりも、やや左上方に位置する。また、同一の標準のテレビ局ロゴの、異なるサイズ、または異なるアスペクト比を有するテレビ画面における位置にも、差異が存在する。例えば、図3Cに示すように、標準のテレビ局ロゴAの、16:9のテレビ画面における位置と、4:3のテレビ画面における位置とが異なっている。
具体的に、当該ステップは、次のようなサブステップを含む。
第一のサブステップでは、座標系を作成する。
図3Dに示すように、テレビ画面の左上隅を座標系の原点として、テレビ画面の隣接の2つの辺を座標軸として座標系を作成する。ただし、画素の辺長の値を単位長さとする。
第二のサブステップでは、座標系から各標準のテレビ局ロゴの位置情報を読み出す。
図3Dに示すように、標準のテレビ局ロゴAの左上隅および右下隅の2つの頂点を2つの特徴点として選択し、左上隅の特徴点a1の座標及び右下隅の特徴点a2の座標を位置情報として読み出し記憶する。ただし、左上隅の特徴点a1の座標が(50、50)であり、右下隅の特徴点a2の座標が(200、100)であるものとする。
もちろん、標準のテレビ局ロゴAの左下隅および右上隅の2つの頂点を、2つの特徴点として選択してもよく、または、標準のテレビ局ロゴAの左上隅、左下隅、右上隅および右下隅の4つの頂点を、4つの特徴点としてを選択してもよい。また、位置情報は、標準のテレビ局ロゴAの左上隅頂点、および標準のテレビ局ロゴAの長さおよび幅の値を選択することにより表示されてもよい。要するには、位置情報についての表示方式は様々な方式が存在し、標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における具体的な位置を表示すればよい。これについて、本発明は具体的に限定しない。
ステップ303では、サーバーが、標準のテレビ局ロゴおよび標準のテレビ局ロゴの位置情報にに基づいて、標準のテレビ局ロゴの基本情報を生成する。
各標準のテレビ局ロゴの基本情報は、それぞれ、当該標準のテレビ局ロゴおよび当該標準のテレビ局ロゴの位置情報を含み、且つ両者の間に対応関係がある。本発明の各実施例において、標準のテレビ局ロゴとは、テレビ局ロゴの図形を意味する。
ステップ304では、サーバーが、標準のテレビ局ロゴの基本情報をテレビへ送信する。
ネットワーク接続された場合に、テレビは、標準のテレビ局ロゴの基本情報をサーバーからダウンロードし、且つダウンロードした標準のテレビ局ロゴの基本情報を、当該端末のローカル・テレビ局ロゴ・データベースに記憶することができる。
これに対応して、テレビは、サーバーにより送信されてくる標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信する。
ステップ305では、テレビがテレビ画面の画像を取得する。
ユーザがチャネル(テレビ局)を検索または変更する場合、テレビは、現在放送中のチャネルのテレビ画面の画像を自動的にインターセプトする。テレビ画面の画像を取得するための方法は、、例えば、第三者のアプリ・プログラム、またはいくつかのスクリプト・プログラムを介してテレビの放送したテレビ信号を直接に取得し、その後、テレビ信号により形成された一連の連続した画面の中のある時刻の画面をインターセプトするなどの、様々な方法がある。
ステップ306では、テレビが、テレビ画面の画像の色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換する。
通常、元のテレビ画面の画像の色空間は、RGB色空間(赤、緑、青のモードで表示された色空間)であり、輝度と色度の混合による影響を解消するために、テレビ画面の画像を、RGB色空間から、輝度と色度とが分離された色空間へ変換する必要がある、テレビのアプリにおいては、通常、YUV色空間を用いてもよい。その中でも、Yは輝度信号であり、UおよびVは色度信号である。YUV色空間を用いることは、輝度信号Yと、色度信号U、Vとが分離したためである。当該実施例により提供されたテレビ局ロゴ識別方法では、輝度信号Yの大きさを計算して比較することにより、テレビ局ロゴの識別を実現し、識別精度が高い。輝度信号Yの大きさは、0〜255の間であり、その中でも、黒色のY値は0であり、白色のY値が255である。
ステップ307では、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、テレビが、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する。
当該実施例では、テレビの予め記憶された同一の標準のテレビ局ロゴの位置情報が1つのみであることを例として説明する。具体的には、標準のテレビ局ロゴAの位置情報が(50、50)および(200、100)であると仮定すると、テレビ画面の画像における座標(50、50)の点を標準のテレビ局ロゴAのマッチング領域の左上隅の頂点と選択し、且つテレビ画面の画像における座標(200、100)の点を標準のテレビ局ロゴAのマッチング領域の右下隅の頂点として選択することで、上記の左上隅の頂点および右下隅の頂点により構成された矩形領域を、標準のテレビ局ロゴAのマッチング領域とする。標準のテレビ局ロゴBの位置情報が(80、65)および(230、115)であると仮定すると、前記テレビ画面の画像おける座標(80、65)の点を標準のテレビ局ロゴBのマッチング領域の左上隅の頂点として選択し、且つ前記テレビ画面の画像における座標(230、115)の点を標準のテレビ局ロゴBのマッチング領域の右下隅の頂点として選択することで、上記の左上隅の頂点および右下隅の頂点により構成された矩形領域を、標準のテレビ局ロゴBのマッチング領域とする。
また、同一の標準のテレビ局ロゴの位置情報が複数である場合、各位置情報が異なるの画面のアスペクト比に対応する。上記のステップ302に記載のように、同一の標準のテレビ局ロゴの、異なるサイズまたは異なるアスペクト比を有するテレビ画面における位置にも差異が存在する。したがって、テレビに予め記憶された同一の標準のテレビ局ロゴの位置情報が複数である場合、テレビは、また、テレビ画面の画像の画面アスペクト比を取得する必要があり、その後、標準のテレビ局ロゴの、画面アスペクト比に対応する位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する。
ステップ308では、標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、テレビが、標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算する。
当該ステップを実行する前に、テレビは、サーバーからダウンロードした標準のテレビ局ロゴの色空間を輝度と色度とが分離された色空間へ変換する必要もある。ステップ306においてテレビ画面の画像の色空間をYUV色空間へ変換すれば、、各標準のテレビ局ロゴの色空間をYUV色空間へ変換する必要もある。もちろん、テレビ側の計算量を減少し、識別速度を向上させるために、各標準のテレビ局ロゴの色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換するステップは、通常、サーバーにより実行されており、テレビがサーバーから、変換された各標準のテレビ局ロゴを直接にダウンロードすることができる。
ステップ308では、標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、テレビは、標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算する。例えば、標準のテレビ局ロゴAのある画素の輝度値が86であり、当該標準のテレビ局ロゴAのマッチング領域にける対応する画素の輝度値が85である場合、両方の差値は1である。通常、差値は、一方の輝度値から他方の輝度値を減算して得られた値の絶対値である。
また、計算量を減少し且つ識別精度を向上させるために、当該ステップは、次のようなサブステップを含んでもよい。
第一は、標準のテレビ局ロゴにおける各画素について、テレビは、画素の輝度値が0であるか否かを検出する。
各標準のテレビ局ロゴを選択して処理する過程において、標準のテレビ局ロゴの背景を、一般的に黒色に設定する。標準のテレビ局ロゴにおける背景が黒色の部分の画素の輝度値は0である。標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値の間の差値を計算する前に、画素の輝度値が0であるか否かを検出する。輝度値が0である場合、計算しなく、輝度値が0でない部分、即ち、背景が黒色でない部分のみについて計算する。
当該ステップは、計算量を減少し、識別速度を向上させることができるとともに、識別精度を向上させることもできる。ノイズポイント(noise points)が存在するために、標準のテレビ局ロゴおよびテレビ画面の画像における同一の画素の間の輝度値には差異が存在し、少ない画素をできるだけ選択して計算することで、ノイズポイントによる誤差の影響を減少し、識別精度を向上させることができる。
第二は、画素の輝度値が0でない場合、テレビは、画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算する。
本実施例では、標準のテレビ局ロゴにおける画素の輝度値が0でない部分、即ち、背景が黒色でない部分のみについて計算する。
ステップ309では、テレビが各画素について計算された前記差値を合計するによりマッチング値を得る。
標準のテレビ局ロゴAの位置情報は、(50、50)および(200、100)であり、且つ座標の単位長さが画素の辺長の値であるため、標準のテレビ局ロゴAは、(200−50)×(100−50)=7500個の画素を有する。当該標準のテレビ局ロゴAに黒色の画素が存在しない場合、7500個の画素について計算された輝度値の差値を合計するによりマッチング値を得る。ただし、この計算された標準のテレビ局ロゴAのマッチング値は30であると仮定する。また、当該標準のテレビ局ロゴAに黒色の画素が存在すれば、これらの黒色の画素を除去する必要がある。
ステップ310では、テレビはマッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴに対応するマッチング閾値を取得する。
標準のテレビ局ロゴのマッチング値は小さいほど、当該標準のテレビ局ロゴの輝度値とマッチング領域の輝度値との間の差は小さくなることを説明し、さらに、当該標準のテレビ局ロゴとテレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとの類似度は高くなることを説明する。したがって、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴは、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴである可能性が最も高い。
しかしながら、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴは、必ずしも、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴではない。新たなチャネルが現れる場合、テレビが当該新たなチャネルの標準のテレビ局ロゴを予め記憶していなければ、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴを当該新たなチャネルのテレビ局ロゴとして選択することも、不適当である。この点について、当該ステップにおいて、
サーバーにより各標準のテレビ局ロゴに対してマッチング閾値を設定する。マッチング閾値は、通常50〜70である。すべての標準のテレビ局ロゴに対して同一のマッチング閾値、例えば、60を設定してもよい。しかしながら、テレビ局ロゴ識別の精度を向上させるために、異なる標準のテレビ局ロゴに対して異なるマッチング閾値を設定してもい。標準のテレビ局ロゴの面積が大きいほど、ノイズポイントによる影響が大きくなるため、計算されたマッチング値は、相対的に大きくなる。逆に、標準のテレビ局ロゴ面積が小さいほど、ノイズポイントにyろう影響が小さくなるため、算出されたマッチング値は、相対的に小さくなる。したがって、標準のテレビ局ロゴの領域のサイズによって、異なる標準のテレビ局ロゴに対して異なるマッチング閾値を設定してよく、且つマッチング閾値と標準のテレビ局ロゴの領域のサイズと正の相関関係になる。
マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴは、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴであるか否かについて、さらに検証するために、テレビは、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴに対応するマッチング閾値を取得する。テレビがサーバーからダウンロードした標準のテレビ局ロゴの基本情報は、当該標準のテレビ局ロゴおよび当該標準のテレビ局ロゴの位置情報に加えて、当該標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値を含んでもよい。
ステップ311では、テレビが最も小さいマッチング値とマッチング閾値との大きさを比較する。
テレビは、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴに対応するマッチング閾値を取得した後、最も小さいマッチング値とマッチング閾値との大きさを比較する。
ステップ312では、最も小さいマッチング値がマッチング閾値より大きい場合、識別が失敗し、サーバーにテレビ画面の画像を送信する。
最も小さいマッチング値が当該マッチング値に対応する標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値より大きい場合、マッチング領域と当該最も小さいマッチング値に対応する標準のテレビ局ロゴとの類似度は十分ではなく、当該マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴが現在放送中のチャネルのテレビ局ロゴではない可能性は大きい。この場合、新たなチャネルが現れていると判断でき、即ち、テレビは、まだ当該新たなチャネルの標準のテレビ局ロゴを予め記憶していない。テレビは、テレビ画面の画像をサーバーに送信する。サーバーは、上記のステップ301〜304により、テレビ画面の画像における標準のテレビ局ロゴ、および標準のテレビ局ロゴの位置情報を識別し、標準のテレビ局ロゴの基本情報を生成してテレビに送信する。そして、テレビは、上記のステップ305およびその後のステップを実行し、テレビ局ロゴを改めて識別する。
ステップ313では、比較の結果、マッチング閾値より小さい場合、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴを、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別する。
最も小さいマッチング値が当該マッチング値に対応する標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値より小さい場合、マッチング領域と当該最も小さいマッチング値に対応する標準のテレビ局ロゴとの類似度が非常に十分であることを説明し、当該マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴが現在放送中のチャネルのテレビ局ロゴであると判断でき、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴを、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別する。
さらに、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別した後、テレビ局ロゴとチャネル名との間の対応関係に基づいて、現在放送中のチャネルのチャネル名を得ることができる。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしますという問題を解決することができ、マッチング領域を縮小させ、さらに、テレビ局ロゴを識別する速度を向上させる効果に達した。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、輝度と色度とが分離された色空間、例えばYUV色空間を用いることにより、マッチング領域と標準のテレビ局ロゴの輝度値との差を算出してテレビ局ロゴの識別を実現することができ、アルゴリズムが簡単で精度も高い。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、画素の輝度値が0であるか否かを検出し、標準のテレビ局ロゴにける背景が黒色でない部分のみの各画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を算出することにより、計算量を減少し且つ識別精度を向上させることができる。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、各標準のテレビ局ロゴに対してマッチング閾値を設定し、各標準のテレビ局ロゴのマッチング値を計算した後、最も小さいマッチング値とマッチング閾値との大きさを比較し、比較の結果、最も小さいマッチング値がマッチング閾値より大きい場合、テレビ画面の画像をサーバーに送信し、サーバーから新たな標準のテレビ局ロゴの基本情報を返送する。これにより、関連技術の新たなテレビ局ロゴを識別することができない問題を解決し、且つ新たなテレビ局ロゴを識別することができる効果に達した。
また、多くの標準のテレビ局ロゴの一部は、半透明であるので、この一部の半透明の領域の輝度値を算出する場合、マッチング領域がテレビ画面の背景によって影響される程度が比較的大きく、最終的に得られたマッチング値がやや大きくなってしまい、誤差が発生した、ということを留意すべきである。この点について、本発明に係る処理は、サーバーに記憶された各標準のテレビ局ロゴに対し、当該標準のテレビ局ロゴの不透明な部分のみを残しておくことである。これにより、識別の精度を向上させることができる。
図4は、本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式に示すフローチャートである。当該テレビ局ロゴ識別方法は、図1に示す実施環境におけるテレビ側に適用される。当該テレビ局ロゴ識別方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ401では、サーバーに記憶された、標準のテレビ局ロゴ、標準のテレビ局ロゴの位置情報、および標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出する。
テレビがネットワークを介してサーバーと接続された場合、ユーザがテレビをオンにするたびに、テレビは、サーバーに登録して、サーバーに記憶された標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出する。基本情報は、標準のテレビ局ロゴ、標準のテレビ局ロゴの位置情報、および標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む。図3に示す実施例では、各標準のテレビ局ロゴに対してマッチング閾値を設定した作用および効果を説明したので、これについて、当該実施例では、重複の説明を省略する。新たなテレビ局ロゴの識別を実現する必要がある場合、標準のテレビ局ロゴの基本情報を、サーバーからダウンロードすることができる。基本情報は、標準のテレビ局ロゴ、および標準のテレビ局ロゴの位置情報を含む。また、基本情報は、標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値、および標準のテレビ局ロゴに対応するチャネル名、チャネルネットワークID等の情報の1つ又は複数を更に含んでもよい。
ステップ402では、更新されたことを検出した場合、標準のテレビ局ロゴの基本情報をサーバーからダウンロードして更新する。
具体的に、当該ステップは、次のいくつかサブステップを含んでもよい。
第1のサブステップは、サーバーへ地元の地域情報を送信する。
異なる地域によって、受信されるテレビ・チャネルの数量および種類に差異があり、例えば、中国江蘇省では、30のテレビ・チャネルのテレビ信号を受信することができるが、中国北京地域では、50のテレビ・チャネルのテレビ信号を受信することができる。したがって、テレビにおけるバッファー空間を拡大するとともにテレビ局ロゴ識別の速度を向上させるために、単に地元により受信されたテレビ・チャネルに対応する標準のテレビ局ロゴの基本情報のみをダウンロードする必要がある。
第2のサブステップは、サーバーが前記地元の地域情報に基づいてフィードバックした、少なくとも1つの標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信する。
サーバー側は、異なる地域の情報に基づいて、記憶された標準のテレビ局ロゴの基本情報を予め分類し、テレビ側へ所在地域の標準のテレビ局ロゴの基本情報をフィードバックすることができる。
ステップ403では、テレビ画面の画像を取得する。
ユーザがチャネルを検索または変更する場合、テレビは、テレビ画面の画像を取得する。
ステップ404では、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する。
ステップ405では、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域のマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。
上記のステップ403〜ステップ405は、図3に示す実施例に係るステップ305〜ステップ313における全部または一部であり、図3に示す実施例において詳細に説明したので、ここでは、重複の説明を省略する。
ステップ406では、テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn(n>1)回の識別結果を記録する。
テレビにおいてローカル・バッファーメモリを追加してもよく、当該ローカル・バッファーメモリは、各チャネルのうち最新の連続してn回の識別結果(n=10と仮定する)を記録するためのものである。また、説明をより明確にするために、チャネル・ネットワークのIDを用いて識別結果を表す。標準のテレビ局ロゴ一と同様に、異なるチャネルは、異なるの標準のテレビ局ロゴに対応し、異なるのチャネル名に対応し且つ異なるチャネルネットワークのIDに対応する。テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別した後、チャネル・ネットワークのIDを用いて識別結果を表すことができる。したがって、当該ローカル・バッファーメモリに記録された情報は、次の表1に示すようにしてもよい。
ステップ407では、連続してn回の識別結果中に、m(1≦m<n)回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出する。
本発明を実現する過程において、発明人らは、30個のチャネルを基にして実験を行った。発明人らは、上記のステップ403〜ステップ405により、いずれかのテレビ画面の画像、即ち、いずれかのチャネルに対してテレビ局ロゴを1回で識別するとき、識別の精度が約80%であることを見だした。識別精度を99.99%以上に向上させたい場合、少なくとも7回の識別を繰り返す必要があり、当該計算式は、精度P=1−(1−80%)^7=99.99%である。
当該実施例では、n=10であり、且つm=7である場合、識別精度が99.99%以上である。
ステップ408では、検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、同一の識別結果を正しい識別結果として選択し、正しい識別結果とチャネルとの対応関係を構築する。
n=10で、且つm=7である場合、新たにテレビ局ロゴの識別をもう一回行うとき、連続して10回の識別結果中に7回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出し、検出の結果、7回を超える同一の識別結果が存在する場合、同一の識別結果を正しい識別結果として選択する。同時に、正しい識別結果とチャネルとの対応関係を構築する。
上記の表1に示すように、例えば、チャネル0の対応するチャネルネットワークのIDが5であり、チャネル1の対応するチャネルネットワークのIDが8であり、チャネル2の対応するチャネルネットワークのIDが22であり、チャネル54の対応するチャネルネットワークのIDが11であることが挙げられる。ただし、識別結果は、チャネルネットワークのIDで表す。
特に、連続してn回の識別結果中にm回を超える同一の識別結果が存在しない場合、正しい識別結果とチャネルとの対応関係を構築しないが、多数回の識別を行った後、連続してn回の識別結果中にm回を超える同一の識別結果が存在する場合、正しい識別結果とチャネルとの対応関係を構築することができる。例えば、チャネル4に対する連続して10回の識別結果におけるチャネルネットワークのIDは、それぞれ6、15、15、6、15、15、15、22、15、および15であるので、7回を超える同一の識別結果が存在しておらず、最大6回の同一の識別結果しか存在しないため、チャネル4とチャネルネットワークのIDである15との対応関係を構築しなく、次のステップ409〜ステップ412を引き続き実行する。
ステップ409では、連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果をテレビ画面の画像に対応するチャネルに対する最新の1回(第k回、k>n)の識別結果に取り替える。
チャネル4に対して第11回のテレビ局ロゴの識別を行った後、得られた第11回の識別結果におけるチャネルネットワークのIDが15であると仮定すると、連続して10回の識別結果のうち最初の1回の識別結果、即ち、チャネルネットワークのIDが6の識別結果を15に取り替え、得られた新たな最新の連続して10回の識別結果は、15、15、6、15、15、15、22、15、15、および15になる。最新の1回の識別結果と連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果とが同一であるか否かに関わらず、当該ステップの取替操作を実行する。
ステップ410では、連続してn回の識別結果中に、m回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出する。
連続して10回の識別結果中に、7回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出する。この場合、7回を超える同一の識別結果が存在し、チャネルネットワークのIDは15であることを見出した。
ステップ411では、検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、引き続き同一の識別結果が前回の正しい識別結果と同一であるか否かを検出する。
通常、連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果は、最新の1回の識別結果により連続的に取り替えられる過程において、当該チャネルについて、常にm回を超える同一の識別結果が存在し、且つ当該m回を超える同一の識別結果は、当該チャネルの正しい識別結果となる。
しかしながら、例えば、1つのチャネルについて、もともとm回を超える同一の識別結果が既に存在する場合、即ち、当該チャネルについて既に正しい識別結果が存在する場合、その後の何回の識別を通じて、当該何回の識別結果のいずれもが当該正しい識別結果と異なっていることを見出し、元の識別結果が当該何回の識別結果により連続的に取り替えられ後、改めてm回を超える同一の識別結果が現れるとき、新たに現れるm回を超える同一の識別結果が、前回の正しい識別結果と同一であるか否かを検出する。
ステップ412では、検出の結果、異なる場合、今回検出された同一の識別結果を、新たな正しい識別結果とする。
検出の結果、異なる場合、今回検出された同一の識別結果を、新たな正しい識別結果とすることにより、当該チャネルが既に存在する正しい識別結果を取り替える。
上記をまとめて言えば、本実施例で提供されたテレビ局ロゴ識別方法では、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域と選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明ににおいて、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたテレビ局ロゴのマッチング領域が大きいによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、更にマッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴの識別速度を向上させる効果に達した。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn回の識別結果を記録し、当該連続してn回の識別結果中にm回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出し、当該m回を超える同一の識別結果を正しい識別結果と選択することにより、1回の識別による誤差を避けて、大幅に識別の精度を向上させる。
以下は、本発明に係る装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実行することに用いられてもよい。本発明に係る装置の実施例に記載されない詳細について、本発明に係る方法の実施例を参照することができる。
図5は、本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の構成を模式的にに示すブロック図である。当該テレビ局ロゴ識別装置は、ソフトウェア、ハードウエアまたは両方の組み合わせにより実現され、テレビの全部または一部となることができる。当該テレビ局ロゴ識別装置は、画像取得モジュール510、領域選択モジュール520、およびテレビ局ロゴ識別モジュール530を含んでもよい。
画像取得モジュールは510は、テレビ画面の画像を取得するためのものである。
領域選択モジュール520は、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記位置情報は、前記標準のテレビ局ロゴテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報にに基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択するためのものである。
テレビ局ロゴ識別モジュール530は、前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するためのものである。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、さらに、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴを識別する速度を向上させる効果に達した。
図6は、本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の構成を模式的に示すブロック図である。当該テレビ局ロゴ識別装置は、ソフトウェア、ハードウエアまたは両方の組み合わせにより実現され、テレビの全部または一部となる。当該テレビ局ロゴ識別装置は、情報検出モジュール501、情報ダウンロードモジュール502、画像取得モジュール510、領域選択モジュール520、およびテレビ局ロゴ識別モジュール530を含んでもよい。
情報検出モジュール501は、サーバーに記憶された、前記標準のテレビ局ロゴ、前記標準のテレビ局ロゴの位置情報、および前記標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む前記標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出するためのものである。
情報ダウンロードモジュール502は、更新されたことを検出した場合、前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を前記サーバーからダウンロードして更新するためのものである。
具体的には、前記情報ダウンロードモジュール502は、情報送信ユニット502a、および情報受信ユニット502bを含む。
前記情報送信ユニット502aは、前記サーバーへ地元の地域情報を送信するためのものである。
前記情報受信ユニット502bは、前記サーバーが前記地元の地域情報に基づいてフィードバックした、少なくとも1つの前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信するためのものである。
画像取得モジュールは510は、テレビ画面の画像を取得するためのものである。
領域選択モジュール520は、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択するためのものである。
テレビ局ロゴ識別モジュール530は、前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するためのものである。
具体的には、前記テレビ局ロゴ識別モジュール530は、カラー変換ユニット530a、差値計算ユニット530b、差値合計ユニット530c、およびテレビ局ロゴ識別ユニット530dを含んでもよい。
前記カラー変換ユニット530aは、前記テレビ画面の画像の色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換するものである。
前記差値計算ユニット530bは、前記標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するためのものである。
具体的には、前記差値計算ユニット530bは、輝度検出サブユニット530b1、および差値計算サブユニット530b2を含む。
前記輝度検出サブユニット530b1は、前記標準のテレビ局ロゴにおける各前記画素について、前記画素の輝度値が0であるか否かを検出するためのものである。
前記差値計算サブユニット530b2は、前記画素の輝度値が0でない場合、前記画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するためのものである。
前記差値合計ユニット530cは、各画素について計算された前記差値を合計することによりマッチング値を得るためのものである。
前記テレビ局ロゴ識別ユニット530dは、前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するためのものである。
前記テレビ局ロゴ識別モジュール530は、さらに、閾値取得ユニット530e、閾値比較ユニット530f、第1の実行ユニット530g、および第2の実行ユニット530hを含んでもよい。
前記閾値取得ユニット530eは、前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局のロに対応する、前記標準のテレビ局ロゴの領域の大きさと正の相関関係になるマッチング閾値を取得するためのものである。
前記閾値比較ユニット530fは、最も小さい前記マッチング値と前記マッチング閾値との大きさを比較するためのものである。
前記第1の実行ユニット530gは、最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より大きい場合、識別が失敗し、サーバーに前記テレビ画面の画像を送信するためのものである。
前記第2の実行ユニット530hは、最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より小さい場合、上述した、前記マッチング値最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するステップ、を実行するためのものである。
結果記録モジュール531は、前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn回の識別結果(n>1)を記録するためのものである。
第1の検出モジュール532は、連続してn回の識別結果中に、m(1≦m<n)回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出するためのものである。
第1の実行モジュール533は、検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、前記同一の識別結果を正しい識別結果として選択し、前記正しい識別結果と前記チャネルとの対応関係を構築するためのものである。
結果取替モジュール534は、前記連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果を、前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対する最新の1回(第k回、k>n)の識別結果に取り替えるためのものである。
第2の検出モジュール535は、前記連続してn回の識別結果中に、m回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出するためのものである。
第3の検出モジュール536は、検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、引き続き前記同一の識別結果が前回の前記正しい識別結果と同一であるか否かを検出するためのものである。
第2の実行モジュール537は、検出の結果、異なる場合、今回検出された前記同一の識別結果を新たな正しい識別結果とするためのものである。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことにるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴの識別速度を向上させる効果に達した。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、輝度と色度とが分離された色空間、例えばYUV色空間を用いることにより、マッチング領域と標準のテレビ局ロゴの輝度値との差を算出してテレビ局ロゴの識別を実現することができ、アルゴリズムが簡単で精度も高い。
また、本実施例で提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、画素の輝度値が0であるか否かを検出し、標準のテレビ局ロゴにける背景が黒色でない部分のみの各画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を算出することにより、計算量を減少し且つ識別精度を向上させることができる。
また、本実施例で提供されたテレビ局ロゴ識別装置は、各標準のテレビ局ロゴに対してマッチング閾値を設定し、各標準のテレビ局ロゴのマッチング値を計算した後、最も小さいマッチング値とマッチング閾値との大きさを比較し、比較の結果、最も小さいマッチング値がマッチング閾値より大きい場合、テレビ画面の画像をサーバーに送信し、サーバーから新たな標準のテレビ局ロゴの基本情報を返送する。これにより、関連技術の、新たなテレビ局ロゴを識別することができない問題を解決し、且つ新たなテレビ局ロゴを識別することができる効果に達した。
また、本実施例で提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn回の識別結果を記録し、当該連続してn回の識別結果中にm回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出し、当該m回を超える同一の識別結果を正しい識別結果として選択することにより、1回の識別でによる誤差を避けて、大幅に識別の精度を向上させる。
図7は、本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別システムの構成を模式的に示すブロック図である。当該テレビ局ロゴ識別システムは、テレビ720、およびサーバー740を備える。
テレビ720は、図5または図6に示すテレビ局ロゴ識別装置を含み、当該テレビ局ロゴ識別装置は、ソフトウェア、ハードウエア、または両方の組み合わせにより実現され、テレビの全部または一部となる。
テレビ720とサーバー740とは、有線ネットワーク、または無線ネットワークを介して接続される。
サーバー740は、テレビ720へ標準のテレビ局ロゴの基本情報を提供するこためのものである。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別システムは、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしますという問題を解決することができ、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴの識別速度を向上させる効果に達した。
説明すべきことは、上記の実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置がテレビ局ロゴを識別する際、上記各機能モジュールに区画して機能を発揮することを例示して説明したが、実際の応用において、必要に応じて、上記機能を異なる機能モジュールに割り当てて実現してもよい。即ち、装置の内部構成を異なるモジュールに区画して、上記の全部或いは部分的な機能を実現してもよい。また、上記実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の趣旨は、テレビ局ロゴ識別方法とその趣旨が同じであり、その具体的な実現過程は方法の実施例に記載されているため、ここではその具体的な説明を省略する。
図8は、本発明の各実施例に係るテレビの構成を模式的に示す図である。当該テレビは、上記の実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を実施するためのものである。本発明の実施例に係るテレビは、様々な流れおよび方法を達成するようにコンピュータ・プログラム指令を実行するためのプロセッサ、情報およびプログラム指令を格納するためのRAMおよびROM、データおよび情報を記憶するためのメモリ、I/Oデバイス、インタフェース、アンテナなどのうちの一つ又は複数を含んでもよい。
テレビ500は、通信モジュール510、コンンピューターが読み取り可能な記録媒体を一つ以上含むメモリ520、入力ユニット530、1つ以上の処理コアを有するプロセッサ540、および電源550等の部品を含む。当業者は、図5に示すテレビ500の構成は、テレビに対する限定ではなく、該テレビ500が、図示した部品より多い数、または少ない数の部品を備えてもよく、或いは、幾つかの部品の組み合わせ、または異なる部品配置を有してもよい、ことを理解すべきである。
通信モジュール510は、情報の送受信、または通話中において、信号を受信及び送信するためのものである。特に、通信モジュール510は、受信された情報を1つ以上のプロセッサ540に渡して処理させる。通信モジュール510は、RF回路、無線接続モジュールまたは有線接続モジュールであってもよい。RF回路510は、アンテナ、少なくとも1つのアンプ、チューナー、1つ又は複数の発振器、加入者識別モジュール(SIM)カード、受発信機、カプラー、LNA(Low Noise Amplifier、ローノイズアンプ)、デュプレクサ等を含むが、これらに限らない。。なお、RF回路510は、無線通信でネットワーク、及び他の装置と通信することができる。無線連続モジュールは、WiFiモジュール、またはブルートゥース・モジュールであってもよい。ユーザは、無線連続モジュールを利用して他のテレビにより送信された情報を送受信することができる。有線接続モジュールは、ネットワークケーブルなどの他の接続線を介して他のTVに接続されて情報を送受信するモジュールであってもよい。
メモリ520は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するためのものであり、プロセッサ540は、メモリ520に記憶されたソフトウェア・プログラム及びモジュールを実行することで、各種機能のアプリ及びデータ処理を実施する。メモリ520には、主に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域を有する。プログラム記憶領域には、OS、少なくとも1つの機能を実行するアプリ(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等が記憶される。データ記憶領域には、テレビ500の使用により作成されたデータ(例えば、オーディオ・データ、電話帳等)等が記憶される。また、メモリ520は、高速RAM(Random Access Memory)を含んでもよく、さらに、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、或いは他の揮発性のSSD(solid state drive)メモリを含んでもよい。また、メモリ520は、プロセッサ540及び入力ユニット55がメモリ520にアクセスできるように、メモリ制御器をさらに含んでもよい。
入力ユニット530は、数字或いはキャラクター情報の入力を受け付け、及び、ユーザ設定及び機能制御に関するキーボード、マウス、ジョイスティック、光学ボールやトラックボールにより信号入力を発生させるためのものである。入力ユニット530は、タッチセンシティブ表面531及び他の入力装置532を含んでもよい。タッチセンシティブ表面531は、タッチパネルやタッチパッドとも呼ばれ、ユーザがその表面上や付近に対するタッチ操作(例えば、ユーザが指やタッチペンなどの任意の適した物や付属品を使用して、タッチセンシティブ表面531上やタッチセンシティブ表面531付近に対して行う操作)を収集するとともに、予め設定されたプログラムにしたがって、関連する接続装置を駆動する。タッチセンシティブ表面531は、選択的に、タッチ検出手段及びタッチ制御器の2つの部分を含んでもよい。ここで、タッチ検出手段は、ユーザのタッチ位置を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、そのタッチ情報をタッチ制御器に送信する。タッチ制御器は、タッチ検出手段からタッチ情報を受信し、当該情報を接触点座標に変換してプロセッサ580に送信するとともに、プロセッサ580からのコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの様々な方式によりタッチセンシティブ表面531を実現することができる。入力ユニット55は、タッチセンシティブ表面531に加えて、他の入力装置532をさらに含んでもよい。他の入力装置532は、物理的なキーボード、ファンクションキー(例えば、ボリュームボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、ジョイスティック等の中の一つ又は複数を含んでもよいが、これらに限らない。
プロセッサ540は、テレビ500の制御センターであり、各種のインタフェース及び回路を介してテレビ全体の各部と接続され、メモリ520内に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行または作動させるとともに、メモリ520内に格納されたデータを呼び出すことによって、テレビ500の各種機能の実行及びデータの処理を実現することで、テレビ全体をコントロールする。プロセッサ540は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよく、アプリプロセッサとモデムプロセッサを集積して構成されてもよい。ここで、アプリプロセッサは、主に、OS、ユーザインタフェース、及びアプリなどを処理し、モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。また、上記モデムプロセッサがプロセッサ540に集積されなくてもよい、ことを理解すべきである。
テレビ500は、さらに、各部に電力を供給する電源550(例えば、バッテリー)を含み、当該電源550は、電源管理システムを介してプロセッサ540にロジック的に接続されることにより、電源管理システムを介して充電・放電管理、及び電力管理等の機能を実現することができる。電源550は、さらに、1つ或いは1つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源故障検出回路、電源コンバータ又はインバータ、電源状態インジケータ等の任意のアセンブリを含んでもよい。
テレビ500は、図示してはいないが、カメラ、ブルートゥースモジュール等をさらに含んでもよいが、ここで、その具体的な説明を省略する。本実施例において、テレビは、さらに、前記テレビの、片手で制御可能な領域内にある物理的制御キー、メモリ、および1つ又は複数のモジュールを備える。前記1つ又は複数のモジュールは、前記メモリに記憶されるとともに、前記1つ又は複数のプロセッサにより、例えば本発明の図2、図3Aまたは図4に示す実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法に係るテレビ側の指令を実行するように配置される。
なお、典型的には、本発明に記載の電子装置は、例えば携帯電話、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)等の各種の手持ちテレビ装置であってもよいため、本発明の保護範囲をある特定タイプに限定すべきではない。
なお、本発明に係る方法は、さらに、CPUにより実行されるコンピュータプログラムとしても実現されることができる。当該コンピュータプログラムは、コンピューターが読み取り可能な記録媒体に記憶されてもよい。該コンピュータプログラムがCPUにより実行されると、本発明の方法において限定される上述の機能が実現される
なお、上記の方法の各ステップ及びシステム要素は、コントローラ、及びコントローラに上記のステップ又は要素の機能を実現させるコンピュータプログラムを記録するためのコンピュータが読取り可能な記録媒体によりも実現されることができる。
なお、当業者であれば、本発明に記載のコンピュータが読取り可能な記録媒体(例えば、メモリ)は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであってもよく、あるいは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を備えてもよいことを理解すべきである。例えば、不揮発性メモリには、ROM(Read Only Member)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、又はフラッシュメモリが含まれてもよく、揮発性メモリには、外部のバッファーメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)が含まれてもよいが、両方ともこれに限定されないものではない。例えば、RAMは、SRAM(synchronous RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)、DDR SDRAM(Double−Data−Rate SDRAM)、ESDRAM(Enhanced SDRAM)、SLDRAM(Synchronous link RAM)及びDRRAM(Direct Rambus RAM)などの多くの形式により実現可能であるが、これに限定されないものではない。ここで上記の記録媒体を開示するのは、本発明の保護範囲にこれらの記録媒体及び他の適したタイプの記録媒体を含ませるためであって、これらのみに限定されないことを意図する。
当業者は、更に、本発明に記載の種々の例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせにより実現され得る、ことを理解すべきである。ハードウェアとソフトウェアの間のこのような互換性を明確に説明するために、種々の例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップの機能について、以上において通常的な説明を行っている。このような機能が、ソフトウェアにより実現されるか、又は、ハードウェアにより実現されるかは、具体的なアプリ、及びシステム全体に課される設計上の制約により選択される。当業者は、具体的なアプリそれぞれにおいて、様々な方式を選択して前記機能を実現してもよく、このような選択は、本発明の範囲を逸脱したものとして解釈されるべきではない。
以上の開示内容に結び付けられて説明される種々の例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、上述の機能を行なうように設計された汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Pocessor)、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGA(Field−programmable Gate Array)または他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、或いは、これら部材の任意の組み合わせによって、実現又は実行されることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、マイクロプロセッサの代わりに、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサは、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと1つ又は複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、或いは任意のこのような他の構成といった、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実現されてもよい。
以上の開示内容に結び付けられて説明される方法、又は、アルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はこの両者の組合せに直接的に含まれる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、又は当該分野において公知の他の形態で存在する任意の記憶媒体に格納されてもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出すことができ、且つ、プロセッサが記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代案として、前記記憶媒体はプロセッサと一体的に集積されてもよい。プロセッサと記憶媒体はASICに格納されてもよい。ASICはユーザのテレビに格納されてもよい。代案として、プロセッサと記憶媒体は別個のコンポーネントとしてユーザのテレビに格納されてもよい。
1つ又は複数の例示的な設計として、前記機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの任意の組み合わせによって実現されることができる。ソフトウェアにより実現される場合、前記機能を1つ又は複数の指令、又はコードとしてコンピュータ読取り可能な媒体に記憶するか、又は、コンピュータ読取り可能な媒体を用いて伝送する。コンピュータ読取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、該通信媒体には、コンピュータプログラムを1つの位置から他の位置へ伝送するための任意の媒体が含まれる。記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータによりアクセス可能な任意の使用可能媒体であり得る。例として、当該コンピュータ読取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は他の光ディスク記憶デバイス、ディスク記憶デバイス又は他の磁性記憶デバイスを含んでもよく、或いは、携帯できるもの、又は記憶形態が指令又はデータ構造である必要なプログラムコードを記憶するためのもので、且つ、汎用又は専用コンピュータ或いは汎用又は専用プロセッサアクセスによりアクセス可能な任意の他の媒体であり得るが、これに限定されるものではない。なお、任意の接続であっても、コンピュータ読取り可能な媒体として称されることができる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は、赤外線、ワイヤレス及びマイクロ波のような無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ又は他のリモートソースからソフトウェアを送信する場合、上記の同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は、赤外線、ワイヤレス及びマイクロ波のような無線技術の何れもが媒体の定義に含まれる。以上の磁気ディスク及び光ディスクは、CD(campact disk)、レーザーディスク、光ディスク、DVD(digital versatile disc)、フロッピー・ディスク、ブルーレイディスクを含み、磁気ディスクは、通常磁性を利用してデータの再生を行なうものであり、光ディスクは、レーザ光を用いて光学的にデータの再生を行なうものである。また、以上の構成の組み合わせもコンピュータ読取り可能な媒体の範囲に含まれるべきである。
以上の開示内容により、本発明の実施例を例示的に示しているが、請求項により限定される本発明の範囲を逸脱しない限り、多種の変更及び修正を行うことができる。以上に開示された実施例に基づく方法請求項の機能、ステップ及び/又はジェスチャーは、ある特定の手順で実行する必要はない。なお、本発明に係る要素は、個体として記載又は要求されているが、単数であると明確に限定されていない限り、複数であってもよい。
以上の実施例の説明において、その例外を明瞭にサポートする以外、、本明細書において用いられる単数形式の「1つ」(「a」、「an」、「the」)とは、複数形式も含むことを意味することを、理解すべきである。また、本明細書おいて用いられる「および/または」とは、関連して示されている一つまたは一つ以上の項目の任意の組合せ、およびすべての可能な組み合わせを含むことを意味することも、理解すべきである。
上記の本発明の実施例の番号は、単に説明のために用いられるものであり、実施例の優劣を表すものではない。
当業者は、上記の実施例の全部または一部のステップは、ハードウエアにより実現されてもよいし、プログラムにより関連するハードウエアに指令を出すことにより実現されるてもよく、前記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、上記の記憶媒体は、ROM、磁気ディスク、または光ディスク等であってもよい、ということは理解すべきである
上記の内容は、本発明の好ましい実施例に過ぎなく、本発明に対する限定ではなく、本発明の趣旨及び原則範囲内で行われる任意の修正、均等の取替、改良などは、その何れも本発明の保護範囲に含まれるべきである。
相互参照
本願は、出願番号が201310547631.0であって、出願日が2013年11月6日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。
本発明は、画像識別の分野に関し、特にテレビ局ロゴ識別方法、装置、テレビ、システム、プログラム及び記録媒体に関する。
テレビは、テレビ番組を放送している際、現在放送中のチャネルを識別し、チャネル名をユーザに知らせる必要がある。デジタル・テレビは、セットトップボックスのプロバイダーによって提供される対照テーブルに基づいて、現在放送中のチャネルを判断することができることに対し、アナログ・テレビは、通常、周波数テーブルに基づいて現在放送中のチャネルを判断することができる。同一のチャネルに対しても、周波数テーブルが全国の各地によって異なっているため、周波数テーブルによってアナログ・テレビの放送中のチャネルを判断することは、非常に困難になる。
アナログ・テレビにより放送されているチャネルの識別は、テレビ局のロゴを識別することにより実現されることができる。各チャネルは、独自のテレビ局ロゴを有するので、現在放送中のチャネルのテレビ局ロゴを識別した後、チャンネル名を知ることは、容易になる。テレビ局ロゴを識別する関連の方法は、まず、テレビ画面の画像を取得し、テレビ画面の画像の上部における4分の1の領域をマッチング領域として選択し、次に、予めデータベースに記憶されている全ての標準のテレビ局ロゴを、1つずつマッチング領域に代入して図形検索を行い、最後に、図形検索により得られたマッチング確率に基づいて、マッチング確率が最も高い標準のテレビ局ロゴを、現在放送中のテレビチャネルのテレビ局ロゴとして選択する。ここで、図形検索とは、データベースにおける標準のテレビ局ロゴとマッチング領域の画像とに対してマッチング搜索を行なうことを意味する。
発明者らは、本発明を実現する過程において、上記の方法が少なくとも次のような欠点があることを見出した。即ち、関連技術では、テレビ画面の画像の上部における4分の1の領域をマッチング領域として選択するが、テレビのスクリーンがますます大きくなる傾向であるので、過渡に大きいマッチング領域が選択されるようになり、演算量が多くなってしまい、テレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまう。
上記の関連技術におけるテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいため、テレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決ために、本発明に係る実施例は、テレビ局ロゴ識別方法、装置、テレビ、システム、プログラム及び記録媒体を提供する。前記技術案は、次の通りである。
本発明に係る実施例の第1の方面によれば、本発明は、テレビ局ロゴ識別方法を提供し、前記方法は、
テレビ画面の画像を取得するステップと、
予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択するステップと、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するステップと、
を含む
第1の可能な実施形態において、前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するステップは、
前記テレビ画面の画像の色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換するステップと、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するステップと、
各画素について計算された前記差値を合計することによりマッチング値を得るステップと、
前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するサブステップと
を含む。
第1の方面の第1の可能な実施形態に基づいて、第2の可能な実施形態において、前記標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するステップは、
前記標準のテレビ局ロゴにおける各前記画素について、前記画素の輝度値が0であるか否かを検出するステップと、
前記画素の輝度値が0でない場合、前記画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するステップと、
を含む。
第1の方面の第1の可能な実施形態に基づいて、第3の可能な実施形態において、前記方法は、さらに、
前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴに対応する、前記標準のテレビ局ロゴの領域の大きさと正の相関関係になるマッチング閾値を取得するステップと、
最も小さい前記マッチング値と前記マッチング閾値との大きさを比較するステップと、
最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より大きい場合、識別が失敗し、サーバーに前記テレビ画面の画像を送信するステップと、
最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より小さい場合、前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するステップを実行するステップと、
を含む。
第1の方面、第1の方面の第1の可能な実施形態、第1の方面の第2の可能な実施形態、または第1の方面の第3の可能な実施形態に基づいて、第4の可能な実施形態において、前記方法は、さらに、
サーバーに記憶された、前記標準のテレビ局ロゴ、前記標準のテレビ局ロゴの位置情報、および前記標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む前記標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出するステップと、
検出の結果、更新された場合、前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を前記サーバーからダウンロードして更新するステップと
を含む。
第1の方面の第4の可能な実施形態に基づいて、第5の可能な実施形態において、前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を前記サーバーからダウンロードして更新するステップは、
前記サーバーへ地元の地域情報を送信するステップと、
前記サーバーが前記地元の地域情報に基づいてフィードバックした、少なくとも1つの前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信するステップと、
を含む。
第1の方面、第1の方面の第1の可能な実施形態、第1の方面の第2の可能な実施形態、第1の方面の第3の可能な実施形態、第1の方面の第4の可能な実施形態、または第1の方面の第5の可能な実施形態に基づいて、第6の可能な実施形態において、前記方法は、さらに、
前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn(n>1)回の識別結果を記録するステップと、
前記連続してn回の識別結果中にm回(1≦m<n)を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出するステップと、
検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、前記同一の識別結果を正しい識別結果として選択し、前記正しい識別結果と前記チャネルとの対応関係を構築するステップと、
を含む。
第1の方面の第6の可能な実施形態と組み合わせると、第7の可能な実施形態において、前記方法は、さらに、
前記連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果を、前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対する最新の1回((第k回、k>n))の識別結果に取替えるステップと、
前記連続してn回の識別結果中に、m回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出するステップと、
検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、引き続き前記同一の識別結果が前回の前記正しい識別結果と同一であるか否かを検出するステップと、
検出の結果、異なる場合、今回検出された前記同一の識別結果を、新たな正しい識別結果とするステップと、
を含む。
本発明に係る実施例の第2の方面によれば、テレビ局ロゴ識別装置を提供し、前記装置は、
テレビ画面の画像を取得するための画像取得モジュールと、
予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択するための領域選択モジュールと、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するためのテレビ局ロゴ識別モジュールと、
を備える。
第1の可能な実施形態において、前記テレビ局ロゴ識別モジュールは、
前記テレビ画面の画像の色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換するためのカラー変換ユニットと、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するための差値計算ユニットと、
各画素について計算された前記差値を合計することによりマッチング値を得るための差値合計ユニットと、
前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するためのテレビ局ロゴ識別ユニットと、
を備える。
第2の方面の第1の可能な実施形態に基づいて、第2の可能な実施形態において、前記差値計算ユニットは、
前記標準のテレビ局ロゴにおける各前記画素について、前記画素の輝度値が0であるか否かを検出するための輝度検出サブユニットと、
前記画素の輝度値が0でない場合、前記画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するための差値計算サブユニットと、
備える。
第2の方面の第1の可能な実施形態に基づいて、第3の可能な実施形態において、前記テレビ局ロゴ識別モジュールは、さらに、
前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴに対応する、前記標準のテレビ局ロゴの領域の大きさと正の相関関係になるマッチング閾値を取得するための閾値取得ユニットと、
最も小さい前記マッチング値と前記マッチング閾値との大きさを比較するための閾値比較ユニットと、
最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より大きい場合、識別が失敗し、サーバーに前記テレビ画面の画像を送信するための第1の実行ユニットと、
最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より小さい場合、前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するステップ、を実行するための第2の実行ユニットと
を備える。
第2の方面、第2の方面の第1の可能な実施形態、第2の方面の第2の可能な実施形態、または第2の方面の第3の可能な実施形態に基づいて、第4の可能な実施形態において、前記装置は、さらに、
サーバーに記憶された、前記標準のテレビ局ロゴ、前記標準のテレビ局ロゴの位置情報、および前記標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む前記標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出するための情報検出モジュールと、
更新されたことを検出した場合、前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を前記サーバーからダウンロードして更新するための情報ダウンロードモジュールと、
を備える。
第2の方面の第4の可能な実施形態に基づいて、第5の可能な実施形態において、前記情報ダウンロードモジュールは、
前記サーバーへ地元の地域情報を送信するための情報送信ユニットと、
前記サーバーが前記地元の地域情報に基づいてフィードバックした、少なくとも1つの前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信するための情報受信ユニットと、
を備える。
第2の方面、第2の方面の第1の可能な実施形態、第2の方面の第2の可能な実施形態、第2の方面の第3の可能な実施形態、第2の方面の第4の可能な実施形態、または第2の方面の第5の可能な実施形態に基づいて、第6の可能な実施形態において、前記装置は、さらに、
前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn(n>1)回の識別結果を記録するための結果記録モジュールと、
連続してn回の識別結果中に、m(1≦m<n)回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出するための第1の検出モジュールと、
検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、前記同一の識別結果を正しい識別結果として選択し、前記正しい識別結果と前記チャネルとの対応関係を構築するための第1の実行モジュールと、
を備える。
第2の方面の第6の可能な実施形態に基づいて、第7の可能な実施形態において、前記装置は、さらに、
前記連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果を前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対する最新の1回(第k回、k>n)の識別結果に取り替えるための結果取替モジュールと、
前記連続してn回の識別結果中に、m回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出するための第2の検出モジュールと、
検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、前記同一の識別結果が前回の前記正しい識別結果と同一であるか否かを引き続き検出するための第3の検出モジュールと、
検出の結果、異なる場合、今回検出されたた前記同一の識別結果を新たな正しい識別結果とするための第2の実行モジュールと、
を備える。
本発明の実施例の第3の方面によれば、本発明は、テレビを提供し、前記テレビは、例えば、第2の方面、または第2の方面の様々な可能の実現形態のいずれかに記載の前記テレビ局ロゴ識別装置を備える。
本発明の実施例の第4の方面によれば、本発明は、テレビを提供し、1つまたは複数のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶され、且つ前記1つ又は複数のプロセッサによって実行される1つ又は複数のモジュールと、を備え、
前記1つ又は複数のモジュールは、
テレビ画面の画像を取得する機能と、
予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する機能と、
前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する機能と、
を有する。
本発明の実施例の第5の方面によれば、本発明は、テレビ局ロゴ識別システムを提供し、前記システムは、テレビ、および前記テレビと接続されるサーバーを備え、
前記テレビは、例えば、第3の方面または第4の方面に記載のテレビである。
本発明の実施例の第6の方面によれば、本発明は、プロセッサに実行されることにより、前記のテレビ局ロゴ識別方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明の実施例の第7の方面によれば、本発明は、前記のプログラムが記録された記録媒体を提供する。
本発明の実施例により提供される技術案は、次のような有益な効果を有することができる。
テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴの識別速度を向上させる効果に達した。
上記の一般的な説明および後述の詳細な説明は、単なる例示のみであり、本発明を限定するものではないことが理解されるべきである。
以下、本発明の実施例をより明瞭に説明するために、実施例において使用される図面を簡単に説明し、以下説明された図面が、本発明のいくつかの実施例のみであり、当業者にとって、創造的労力をしなくても、これらの図面から他の図面を得られることも明らかである。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法に関する実施環境の構成を模式的に示す図である。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。
本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法に関するテレビ局ロゴの位置を模式的に示す図である。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法において位置情報を取得する場合の模式図である。
本発明のもう1つの実施例にり提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の構成を模式的に示すブロック図である。
本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の構成を模式的に示すブロック図である。
本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別システムの構成を模式的に示すブロック図である。
本発明の各実施例に係るテレビの構成を模式的に示す図である。
上記図面を通じて本発明の明確な実施例を例示し、以下にさらに詳しく記述する。このような図面と文字記述は本発明の旨の範囲を制限するものではなく、特定の実施例を参照することによって、本技術分野の当業者に本発明の概念を理解させるためのものである。
以下、本発明の目的、技術案、および利点をより明確にするために、実施形態と図面を併せて、本発明についてさらに詳細に説明する。しかしながら、以下記載される実施例は、すべての実施例ではなく、本発明の部分の実施例のみである。当業者にとつて、本発明の実施例に基づいて、創造的な労力をしない前提下で取得されるすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
図1は、本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法に関する実施環境の構成を模式的に示す図であり、当該実施環境は、テレビ110、およびサーバー120を備える。
テレビ110は、アナログテレビである。
テレビ110は、有線ネットワーク、または無線ネットワークを介してサーバー120と接続される。
サーバー120は、1つのサーバー、または複数のサーバーからなるサーバー群、または1つのクラウドコンピューティングサービスセンターであってもよい。サーバー120における標準のテレビ局ロゴのデータベースには、標準のテレビ局ロゴおよび標準のテレビ局ロゴの位置情報を含む各標準のテレビ局ロゴの基本情報が記憶されている。当該基本情報は、標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値、および標準のテレビ局ロゴに対応するチャネル名、チャネルネットワークのID(Identity)等の情報のうちの1つ又は複数を更に含んでもよい。
図2は、本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。当該テレビ局ロゴ識別方法は、図1に示す実施環境におけるテレビ側に適用される。当該テレビ局ロゴ識別方法は、以下のステップ202、204、206を含んでもよい。
ステップ202では、テレビ画面の画像を取得する。
ステップ204では、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する。
ステップ206では、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、さらに、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴを識別する速度を向上させる効果に達した。
図3Aは、本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式的に示すフローチャートである。当該テレビ局ロゴ識別方法は、図1に示す実施環境に適用される。当該テレビ局ロゴ識別方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ301では、サーバーが1つのチャネルのテレビ画面の画像を取得する。
サーバーは、2つの手段により1つのチャネルのテレビ画面の画像を取得することができる。1つの手段は、サーバーがインターネットまたはテレビサービス・プロバイダー等の場所から取得することであり、もう1つの手段は、テレビがテレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別できないとき、当該テレビ画面の画像をサーバーに送信する。
ステップ302では、サーバーがテレビ画面の画像における標準のテレビ局ロゴおよび標準のテレビ局ロゴの位置情報を識別する。
サーバーは、技術者により入力された制御指令及び予め記憶された標準のテレビ局ロゴに基づいて、テレビ画面の画像における標準のテレビ局ロゴ、および標準のテレビ局ロゴの位置情報を識別する。サーバーにおいて予め記憶される標準のテレビ局ロゴは、技術者により、予めインターネットからダウンロードしたこれらの標準のテレビ局ロゴを分類し、且つ各標準のテレビ局ロゴのサイズを確定した後、これらの標準のテレビ局ロゴをサーバーに記憶することにより得ることができる。
標準のテレビ局ロゴの位置情報は、標準のテレビ局ロゴのテレビ画面の画像における位置である。異なるチャネルの標準のテレビ局ロゴの、同一のサイズおよび同一のアスペクト比を有するテレビ画面における位置に差異が存在する。例えば、図3Bに示すように、標準のテレビ局ロゴAの位置は、標準のテレビ局ロゴBの位置よりも、やや左上方に位置する。また、同一の標準のテレビ局ロゴの、異なるサイズ、または異なるアスペクト比を有するテレビ画面における位置にも、差異が存在する。例えば、図3Cに示すように、標準のテレビ局ロゴAの、16:9のテレビ画面における位置と、4:3のテレビ画面における位置とが異なっている。
具体的に、当該ステップは、次のようなサブステップを含む。
第一のサブステップでは、座標系を作成する。
図3Dに示すように、テレビ画面の左上隅を座標系の原点として、テレビ画面の隣接の2つの辺を座標軸として座標系を作成する。ただし、画素の辺長の値を単位長さとする。
第二のサブステップでは、座標系から各標準のテレビ局ロゴの位置情報を読み出す。
図3Dに示すように、標準のテレビ局ロゴAの左上隅および右下隅の2つの頂点を2つの特徴点として選択し、左上隅の特徴点a1の座標及び右下隅の特徴点a2の座標を位置情報として読み出し記憶する。ただし、左上隅の特徴点a1の座標が(50、50)であり、右下隅の特徴点a2の座標が(200、100)であるものとする。
もちろん、標準のテレビ局ロゴAの左下隅および右上隅の2つの頂点を、2つの特徴点として選択してもよく、または、標準のテレビ局ロゴAの左上隅、左下隅、右上隅および右下隅の4つの頂点を、4つの特徴点としてを選択してもよい。また、位置情報は、標準のテレビ局ロゴAの左上隅頂点、および標準のテレビ局ロゴAの長さおよび幅の値を選択することにより表示されてもよい。要するには、位置情報についての表示方式は様々な方式が存在し、標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における具体的な位置を表示すればよい。これについて、本発明は具体的に限定しない。
ステップ303では、サーバーが、標準のテレビ局ロゴおよび標準のテレビ局ロゴの位置情報にに基づいて、標準のテレビ局ロゴの基本情報を生成する。
各標準のテレビ局ロゴの基本情報は、それぞれ、当該標準のテレビ局ロゴおよび当該標準のテレビ局ロゴの位置情報を含み、且つ両者の間に対応関係がある。本発明の各実施例において、標準のテレビ局ロゴとは、テレビ局ロゴの図形を意味する。
ステップ304では、サーバーが、標準のテレビ局ロゴの基本情報をテレビへ送信する。
ネットワーク接続された場合に、テレビは、標準のテレビ局ロゴの基本情報をサーバーからダウンロードし、且つダウンロードした標準のテレビ局ロゴの基本情報を、当該端末のローカル・テレビ局ロゴ・データベースに記憶することができる。
これに対応して、テレビは、サーバーにより送信されてくる標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信する。
ステップ305では、テレビがテレビ画面の画像を取得する。
ユーザがチャネル(テレビ局)を検索または変更する場合、テレビは、現在放送中のチャネルのテレビ画面の画像を自動的にインターセプトする。テレビ画面の画像を取得するための方法は、、例えば、第三者のアプリ・プログラム、またはいくつかのスクリプト・プログラムを介してテレビの放送したテレビ信号を直接に取得し、その後、テレビ信号により形成された一連の連続した画面の中のある時刻の画面をインターセプトするなどの、様々な方法がある。
ステップ306では、テレビが、テレビ画面の画像の色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換する。
通常、元のテレビ画面の画像の色空間は、RGB色空間(赤、緑、青のモードで表示された色空間)であり、輝度と色度の混合による影響を解消するために、テレビ画面の画像を、RGB色空間から、輝度と色度とが分離された色空間へ変換する必要がある、テレビのアプリにおいては、通常、YUV色空間を用いてもよい。その中でも、Yは輝度信号であり、UおよびVは色度信号である。YUV色空間を用いることは、輝度信号Yと、色度信号U、Vとが分離したためである。当該実施例により提供されたテレビ局ロゴ識別方法では、輝度信号Yの大きさを計算して比較することにより、テレビ局ロゴの識別を実現し、識別精度が高い。輝度信号Yの大きさは、0〜255の間であり、その中でも、黒色のY値は0であり、白色のY値が255である。
ステップ307では、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、テレビが、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する。
当該実施例では、テレビの予め記憶された同一の標準のテレビ局ロゴの位置情報が1つのみであることを例として説明する。具体的には、標準のテレビ局ロゴAの位置情報が(50、50)および(200、100)であると仮定すると、テレビ画面の画像における座標(50、50)の点を標準のテレビ局ロゴAのマッチング領域の左上隅の頂点と選択し、且つテレビ画面の画像における座標(200、100)の点を標準のテレビ局ロゴAのマッチング領域の右下隅の頂点として選択することで、上記の左上隅の頂点および右下隅の頂点により構成された矩形領域を、標準のテレビ局ロゴAのマッチング領域とする。標準のテレビ局ロゴBの位置情報が(80、65)および(230、115)であると仮定すると、前記テレビ画面の画像おける座標(80、65)の点を標準のテレビ局ロゴBのマッチング領域の左上隅の頂点として選択し、且つ前記テレビ画面の画像における座標(230、115)の点を標準のテレビ局ロゴBのマッチング領域の右下隅の頂点として選択することで、上記の左上隅の頂点および右下隅の頂点により構成された矩形領域を、標準のテレビ局ロゴBのマッチング領域とする。
また、同一の標準のテレビ局ロゴの位置情報が複数である場合、各位置情報が異なるの画面のアスペクト比に対応する。上記のステップ302に記載のように、同一の標準のテレビ局ロゴの、異なるサイズまたは異なるアスペクト比を有するテレビ画面における位置にも差異が存在する。したがって、テレビに予め記憶された同一の標準のテレビ局ロゴの位置情報が複数である場合、テレビは、また、テレビ画面の画像の画面アスペクト比を取得する必要があり、その後、標準のテレビ局ロゴの、画面アスペクト比に対応する位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する。
ステップ308では、標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、テレビが、標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算する。
当該ステップを実行する前に、テレビは、サーバーからダウンロードした標準のテレビ局ロゴの色空間を輝度と色度とが分離された色空間へ変換する必要もある。ステップ306においてテレビ画面の画像の色空間をYUV色空間へ変換すれば、、各標準のテレビ局ロゴの色空間をYUV色空間へ変換する必要もある。もちろん、テレビ側の計算量を減少し、識別速度を向上させるために、各標準のテレビ局ロゴの色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換するステップは、通常、サーバーにより実行されており、テレビがサーバーから、変換された各標準のテレビ局ロゴを直接にダウンロードすることができる。
ステップ308では、標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、テレビは、標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算する。例えば、標準のテレビ局ロゴAのある画素の輝度値が86であり、当該標準のテレビ局ロゴAのマッチング領域にける対応する画素の輝度値が85である場合、両方の差値は1である。通常、差値は、一方の輝度値から他方の輝度値を減算して得られた値の絶対値である。
また、計算量を減少し且つ識別精度を向上させるために、当該ステップは、次のようなサブステップを含んでもよい。
第一は、標準のテレビ局ロゴにおける各画素について、テレビは、画素の輝度値が0であるか否かを検出する。
各標準のテレビ局ロゴを選択して処理する過程において、標準のテレビ局ロゴの背景を、一般的に黒色に設定する。標準のテレビ局ロゴにおける背景が黒色の部分の画素の輝度値は0である。標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値の間の差値を計算する前に、画素の輝度値が0であるか否かを検出する。輝度値が0である場合、計算しなく、輝度値が0でない部分、即ち、背景が黒色でない部分のみについて計算する。
当該ステップは、計算量を減少し、識別速度を向上させることができるとともに、識別精度を向上させることもできる。ノイズポイント(noise points)が存在するために、標準のテレビ局ロゴおよびテレビ画面の画像における同一の画素の間の輝度値には差異が存在し、少ない画素をできるだけ選択して計算することで、ノイズポイントによる誤差の影響を減少し、識別精度を向上させることができる。
第二は、画素の輝度値が0でない場合、テレビは、画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算する。
本実施例では、標準のテレビ局ロゴにおける画素の輝度値が0でない部分、即ち、背景が黒色でない部分のみについて計算する。
ステップ309では、テレビが各画素について計算された前記差値を合計するによりマッチング値を得る。
標準のテレビ局ロゴAの位置情報は、(50、50)および(200、100)であり、且つ座標の単位長さが画素の辺長の値であるため、標準のテレビ局ロゴAは、(200−50)×(100−50)=7500個の画素を有する。当該標準のテレビ局ロゴAに黒色の画素が存在しない場合、7500個の画素について計算された輝度値の差値を合計するによりマッチング値を得る。ただし、この計算された標準のテレビ局ロゴAのマッチング値は30であると仮定する。また、当該標準のテレビ局ロゴAに黒色の画素が存在すれば、これらの黒色の画素を除去する必要がある。
ステップ310では、テレビはマッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴに対応するマッチング閾値を取得する。
標準のテレビ局ロゴのマッチング値は小さいほど、当該標準のテレビ局ロゴの輝度値とマッチング領域の輝度値との間の差は小さくなることを説明し、さらに、当該標準のテレビ局ロゴとテレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとの類似度は高くなることを説明する。したがって、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴは、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴである可能性が最も高い。
しかしながら、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴは、必ずしも、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴではない。新たなチャネルが現れる場合、テレビが当該新たなチャネルの標準のテレビ局ロゴを予め記憶していなければ、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴを当該新たなチャネルのテレビ局ロゴとして選択することも、不適当である。この点について、当該ステップにおいて、
サーバーにより各標準のテレビ局ロゴに対してマッチング閾値を設定する。マッチング閾値は、通常50〜70である。すべての標準のテレビ局ロゴに対して同一のマッチング閾値、例えば、60を設定してもよい。しかしながら、テレビ局ロゴ識別の精度を向上させるために、異なる標準のテレビ局ロゴに対して異なるマッチング閾値を設定してもい。標準のテレビ局ロゴの面積が大きいほど、ノイズポイントによる影響が大きくなるため、計算されたマッチング値は、相対的に大きくなる。逆に、標準のテレビ局ロゴ面積が小さいほど、ノイズポイントにyろう影響が小さくなるため、算出されたマッチング値は、相対的に小さくなる。したがって、標準のテレビ局ロゴの領域のサイズによって、異なる標準のテレビ局ロゴに対して異なるマッチング閾値を設定してよく、且つマッチング閾値と標準のテレビ局ロゴの領域のサイズと正の相関関係になる。
マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴは、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴであるか否かについて、さらに検証するために、テレビは、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴに対応するマッチング閾値を取得する。テレビがサーバーからダウンロードした標準のテレビ局ロゴの基本情報は、当該標準のテレビ局ロゴおよび当該標準のテレビ局ロゴの位置情報に加えて、当該標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値を含んでもよい。
ステップ311では、テレビが最も小さいマッチング値とマッチング閾値との大きさを比較する。
テレビは、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴに対応するマッチング閾値を取得した後、最も小さいマッチング値とマッチング閾値との大きさを比較する。
ステップ312では、最も小さいマッチング値がマッチング閾値より大きい場合、識別が失敗し、サーバーにテレビ画面の画像を送信する。
最も小さいマッチング値が当該マッチング値に対応する標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値より大きい場合、マッチング領域と当該最も小さいマッチング値に対応する標準のテレビ局ロゴとの類似度は十分ではなく、当該マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴが現在放送中のチャネルのテレビ局ロゴではない可能性は大きい。この場合、新たなチャネルが現れていると判断でき、即ち、テレビは、まだ当該新たなチャネルの標準のテレビ局ロゴを予め記憶していない。テレビは、テレビ画面の画像をサーバーに送信する。サーバーは、上記のステップ301〜304により、テレビ画面の画像における標準のテレビ局ロゴ、および標準のテレビ局ロゴの位置情報を識別し、標準のテレビ局ロゴの基本情報を生成してテレビに送信する。そして、テレビは、上記のステップ305およびその後のステップを実行し、テレビ局ロゴを改めて識別する。
ステップ313では、比較の結果、マッチング閾値より小さい場合、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴを、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別する。
最も小さいマッチング値が当該マッチング値に対応する標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値より小さい場合、マッチング領域と当該最も小さいマッチング値に対応する標準のテレビ局ロゴとの類似度が非常に十分であることを説明し、当該マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴが現在放送中のチャネルのテレビ局ロゴであると判断でき、マッチング値が最も小さい標準のテレビ局ロゴを、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別する。
さらに、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別した後、テレビ局ロゴとチャネル名との間の対応関係に基づいて、現在放送中のチャネルのチャネル名を得ることができる。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしますという問題を解決することができ、マッチング領域を縮小させ、さらに、テレビ局ロゴを識別する速度を向上させる効果に達した。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、輝度と色度とが分離された色空間、例えばYUV色空間を用いることにより、マッチング領域と標準のテレビ局ロゴの輝度値との差を算出してテレビ局ロゴの識別を実現することができ、アルゴリズムが簡単で精度も高い。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、画素の輝度値が0であるか否かを検出し、標準のテレビ局ロゴにける背景が黒色でない部分のみの各画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を算出することにより、計算量を減少し且つ識別精度を向上させることができる。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、各標準のテレビ局ロゴに対してマッチング閾値を設定し、各標準のテレビ局ロゴのマッチング値を計算した後、最も小さいマッチング値とマッチング閾値との大きさを比較し、比較の結果、最も小さいマッチング値がマッチング閾値より大きい場合、テレビ画面の画像をサーバーに送信し、サーバーから新たな標準のテレビ局ロゴの基本情報を返送する。これにより、関連技術の新たなテレビ局ロゴを識別することができない問題を解決し、且つ新たなテレビ局ロゴを識別することができる効果に達した。
また、多くの標準のテレビ局ロゴの一部は、半透明であるので、この一部の半透明の領域の輝度値を算出する場合、マッチング領域がテレビ画面の背景によって影響される程度が比較的大きく、最終的に得られたマッチング値がやや大きくなってしまい、誤差が発生した、ということを留意すべきである。この点について、本発明に係る処理は、サーバーに記憶された各標準のテレビ局ロゴに対し、当該標準のテレビ局ロゴの不透明な部分のみを残しておくことである。これにより、識別の精度を向上させることができる。
図4は、本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を模式に示すフローチャートである。当該テレビ局ロゴ識別方法は、図1に示す実施環境におけるテレビ側に適用される。当該テレビ局ロゴ識別方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ401では、サーバーに記憶された、標準のテレビ局ロゴ、標準のテレビ局ロゴの位置情報、および標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出する。
テレビがネットワークを介してサーバーと接続された場合、ユーザがテレビをオンにするたびに、テレビは、サーバーに登録して、サーバーに記憶された標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出する。基本情報は、標準のテレビ局ロゴ、標準のテレビ局ロゴの位置情報、および標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む。図3に示す実施例では、各標準のテレビ局ロゴに対してマッチング閾値を設定した作用および効果を説明したので、これについて、当該実施例では、重複の説明を省略する。新たなテレビ局ロゴの識別を実現する必要がある場合、標準のテレビ局ロゴの基本情報を、サーバーからダウンロードすることができる。基本情報は、標準のテレビ局ロゴ、および標準のテレビ局ロゴの位置情報を含む。また、基本情報は、標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値、および標準のテレビ局ロゴに対応するチャネル名、チャネルネットワークID等の情報の1つ又は複数を更に含んでもよい。
ステップ402では、更新されたことを検出した場合、標準のテレビ局ロゴの基本情報をサーバーからダウンロードして更新する。
具体的に、当該ステップは、次のいくつかサブステップを含んでもよい。
第1のサブステップは、サーバーへ地元の地域情報を送信する。
異なる地域によって、受信されるテレビ・チャネルの数量および種類に差異があり、例えば、中国江蘇省では、30のテレビ・チャネルのテレビ信号を受信することができるが、中国北京地域では、50のテレビ・チャネルのテレビ信号を受信することができる。したがって、テレビにおけるバッファー空間を拡大するとともにテレビ局ロゴ識別の速度を向上させるために、単に地元により受信されたテレビ・チャネルに対応する標準のテレビ局ロゴの基本情報のみをダウンロードする必要がある。
第2のサブステップは、サーバーが前記地元の地域情報に基づいてフィードバックした、少なくとも1つの標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信する。
サーバー側は、異なる地域の情報に基づいて、記憶された標準のテレビ局ロゴの基本情報を予め分類し、テレビ側へ所在地域の標準のテレビ局ロゴの基本情報をフィードバックすることができる。
ステップ403では、テレビ画面の画像を取得する。
ユーザがチャネルを検索または変更する場合、テレビは、テレビ画面の画像を取得する。
ステップ404では、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、テレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択する。
ステップ405では、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域のマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。
上記のステップ403〜ステップ405は、図3に示す実施例に係るステップ305〜ステップ313における全部または一部であり、図3に示す実施例において詳細に説明したので、ここでは、重複の説明を省略する。
ステップ406では、テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn(n>1)回の識別結果を記録する。
テレビにおいてローカル・バッファーメモリを追加してもよく、当該ローカル・バッファーメモリは、各チャネルのうち最新の連続してn回の識別結果(n=10と仮定する)を記録するためのものである。また、説明をより明確にするために、チャネル・ネットワークのIDを用いて識別結果を表す。標準のテレビ局ロゴ一と同様に、異なるチャネルは、異なるの標準のテレビ局ロゴに対応し、異なるのチャネル名に対応し且つ異なるチャネルネットワークのIDに対応する。テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別した後、チャネル・ネットワークのIDを用いて識別結果を表すことができる。したがって、当該ローカル・バッファーメモリに記録された情報は、次の表1に示すようにしてもよい。
ステップ407では、連続してn回の識別結果中に、m(1≦m<n)回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出する。
本発明を実現する過程において、発明人らは、30個のチャネルを基にして実験を行った。発明人らは、上記のステップ403〜ステップ405により、いずれかのテレビ画面の画像、即ち、いずれかのチャネルに対してテレビ局ロゴを1回で識別するとき、識別の精度が約80%であることを見だした。識別精度を99.99%以上に向上させたい場合、少なくとも7回の識別を繰り返す必要があり、当該計算式は、精度P=1−(1−80%)^7=99.99%である。
当該実施例では、n=10であり、且つm=7である場合、識別精度が99.99%以上である。
ステップ408では、検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、同一の識別結果を正しい識別結果として選択し、正しい識別結果とチャネルとの対応関係を構築する。
n=10で、且つm=7である場合、新たにテレビ局ロゴの識別をもう一回行うとき、連続して10回の識別結果中に7回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出し、検出の結果、7回を超える同一の識別結果が存在する場合、同一の識別結果を正しい識別結果として選択する。同時に、正しい識別結果とチャネルとの対応関係を構築する。
上記の表1に示すように、例えば、チャネル0の対応するチャネルネットワークのIDが5であり、チャネル1の対応するチャネルネットワークのIDが8であり、チャネル2の対応するチャネルネットワークのIDが22であり、チャネル54の対応するチャネルネットワークのIDが11であることが挙げられる。ただし、識別結果は、チャネルネットワークのIDで表す。
特に、連続してn回の識別結果中にm回を超える同一の識別結果が存在しない場合、正しい識別結果とチャネルとの対応関係を構築しないが、多数回の識別を行った後、連続してn回の識別結果中にm回を超える同一の識別結果が存在する場合、正しい識別結果とチャネルとの対応関係を構築することができる。例えば、チャネル4に対する連続して10回の識別結果におけるチャネルネットワークのIDは、それぞれ6、15、15、6、15、15、15、22、15、および15であるので、7回を超える同一の識別結果が存在しておらず、最大6回の同一の識別結果しか存在しないため、チャネル4とチャネルネットワークのIDである15との対応関係を構築しなく、次のステップ409〜ステップ412を引き続き実行する。
ステップ409では、連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果をテレビ画面の画像に対応するチャネルに対する最新の1回(第k回、k>n)の識別結果に取り替える。
チャネル4に対して第11回のテレビ局ロゴの識別を行った後、得られた第11回の識別結果におけるチャネルネットワークのIDが15であると仮定すると、連続して10回の識別結果のうち最初の1回の識別結果、即ち、チャネルネットワークのIDが6の識別結果を15に取り替え、得られた新たな最新の連続して10回の識別結果は、15、15、6、15、15、15、22、15、15、および15になる。最新の1回の識別結果と連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果とが同一であるか否かに関わらず、当該ステップの取替操作を実行する。
ステップ410では、連続してn回の識別結果中に、m回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出する。
連続して10回の識別結果中に、7回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出する。この場合、7回を超える同一の識別結果が存在し、チャネルネットワークのIDは15であることを見出した。
ステップ411では、検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、引き続き同一の識別結果が前回の正しい識別結果と同一であるか否かを検出する。
通常、連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果は、最新の1回の識別結果により連続的に取り替えられる過程において、当該チャネルについて、常にm回を超える同一の識別結果が存在し、且つ当該m回を超える同一の識別結果は、当該チャネルの正しい識別結果となる。
しかしながら、例えば、1つのチャネルについて、もともとm回を超える同一の識別結果が既に存在する場合、即ち、当該チャネルについて既に正しい識別結果が存在する場合、その後の何回の識別を通じて、当該何回の識別結果のいずれもが当該正しい識別結果と異なっていることを見出し、元の識別結果が当該何回の識別結果により連続的に取り替えられ後、改めてm回を超える同一の識別結果が現れるとき、新たに現れるm回を超える同一の識別結果が、前回の正しい識別結果と同一であるか否かを検出する。
ステップ412では、検出の結果、異なる場合、今回検出された同一の識別結果を、新たな正しい識別結果とする。
検出の結果、異なる場合、今回検出された同一の識別結果を、新たな正しい識別結果とすることにより、当該チャネルが既に存在する正しい識別結果を取り替える。
上記をまとめて言えば、本実施例で提供されたテレビ局ロゴ識別方法では、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域と選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明ににおいて、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたテレビ局ロゴのマッチング領域が大きいによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、更にマッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴの識別速度を向上させる効果に達した。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法では、テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn回の識別結果を記録し、当該連続してn回の識別結果中にm回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出し、当該m回を超える同一の識別結果を正しい識別結果と選択することにより、1回の識別による誤差を避けて、大幅に識別の精度を向上させる。
以下は、本発明に係る装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実行することに用いられてもよい。本発明に係る装置の実施例に記載されない詳細について、本発明に係る方法の実施例を参照することができる。
図5は、本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の構成を模式的にに示すブロック図である。当該テレビ局ロゴ識別装置は、ソフトウェア、ハードウエアまたは両方の組み合わせにより実現され、テレビの全部または一部となることができる。当該テレビ局ロゴ識別装置は、画像取得モジュール510、領域選択モジュール520、およびテレビ局ロゴ識別モジュール530を含んでもよい。
画像取得モジュールは510は、テレビ画面の画像を取得するためのものである。
領域選択モジュール520は、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記位置情報は、前記標準のテレビ局ロゴテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報にに基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択するためのものである。
テレビ局ロゴ識別モジュール530は、前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するためのものである。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、さらに、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴを識別する速度を向上させる効果に達した。
図6は、本発明のもう1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の構成を模式的に示すブロック図である。当該テレビ局ロゴ識別装置は、ソフトウェア、ハードウエアまたは両方の組み合わせにより実現され、テレビの全部または一部となる。当該テレビ局ロゴ識別装置は、情報検出モジュール501、情報ダウンロードモジュール502、画像取得モジュール510、領域選択モジュール520、およびテレビ局ロゴ識別モジュール530を含んでもよい。
情報検出モジュール501は、サーバーに記憶された、前記標準のテレビ局ロゴ、前記標準のテレビ局ロゴの位置情報、および前記標準のテレビ局ロゴのマッチング閾値のうちの前の2つまたは3つ全てを含む前記標準のテレビ局ロゴの基本情報が更新されたか否かを検出するためのものである。
情報ダウンロードモジュール502は、更新されたことを検出した場合、前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を前記サーバーからダウンロードして更新するためのものである。
具体的には、前記情報ダウンロードモジュール502は、情報送信ユニット502a、および情報受信ユニット502bを含む。
前記情報送信ユニット502aは、前記サーバーへ地元の地域情報を送信するためのものである。
前記情報受信ユニット502bは、前記サーバーが前記地元の地域情報に基づいてフィードバックした、少なくとも1つの前記標準のテレビ局ロゴの基本情報を受信するためのものである。
画像取得モジュールは510は、テレビ画面の画像を取得するためのものである。
領域選択モジュール520は、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴのテレビ画面における位置である前記標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいて、前記テレビ画面の画像から前記位置情報に対応する領域を前記標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択するためのものである。
テレビ局ロゴ識別モジュール530は、前記標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応する前記マッチング領域とのマッチング結果に基づいて、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別するためのものである。
具体的には、前記テレビ局ロゴ識別モジュール530は、カラー変換ユニット530a、差値計算ユニット530b、差値合計ユニット530c、およびテレビ局ロゴ識別ユニット530dを含んでもよい。
前記カラー変換ユニット530aは、前記テレビ画面の画像の色空間を、輝度と色度とが分離された色空間へ変換するものである。
前記差値計算ユニット530bは、前記標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、前記標準のテレビ局ロゴの各画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するためのものである。
具体的には、前記差値計算ユニット530bは、輝度検出サブユニット530b1、および差値計算サブユニット530b2を含む。
前記輝度検出サブユニット530b1は、前記標準のテレビ局ロゴにおける各前記画素について、前記画素の輝度値が0であるか否かを検出するためのものである。
前記差値計算サブユニット530b2は、前記画素の輝度値が0でない場合、前記画素の輝度値と、対応する前記マッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を計算するためのものである。
前記差値合計ユニット530cは、各画素について計算された前記差値を合計することによりマッチング値を得るためのものである。
前記テレビ局ロゴ識別ユニット530dは、前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するためのものである。
前記テレビ局ロゴ識別モジュール530は、さらに、閾値取得ユニット530e、閾値比較ユニット530f、第1の実行ユニット530g、および第2の実行ユニット530hを含んでもよい。
前記閾値取得ユニット530eは、前記マッチング値が最も小さい前記標準のテレビ局のロに対応する、前記標準のテレビ局ロゴの領域の大きさと正の相関関係になるマッチング閾値を取得するためのものである。
前記閾値比較ユニット530fは、最も小さい前記マッチング値と前記マッチング閾値との大きさを比較するためのものである。
前記第1の実行ユニット530gは、最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より大きい場合、識別が失敗し、サーバーに前記テレビ画面の画像を送信するためのものである。
前記第2の実行ユニット530hは、最も小さい前記マッチング値が前記マッチング閾値より小さい場合、上述した、前記マッチング値最も小さい前記標準のテレビ局ロゴを、前記テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴとして識別するステップ、を実行するためのものである。
結果記録モジュール531は、前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn回の識別結果(n>1)を記録するためのものである。
第1の検出モジュール532は、連続してn回の識別結果中に、m(1≦m<n)回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出するためのものである。
第1の実行モジュール533は、検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、前記同一の識別結果を正しい識別結果として選択し、前記正しい識別結果と前記チャネルとの対応関係を構築するためのものである。
結果取替モジュール534は、前記連続してn回の識別結果のうち最初の1回の識別結果を、前記テレビ画面の画像に対応するチャネルに対する最新の1回(第k回、k>n)の識別結果に取り替えるためのものである。
第2の検出モジュール535は、前記連続してn回の識別結果中に、m回を超える同一の識別結果が存在するか否かを改めて検出するためのものである。
第3の検出モジュール536は、検出の結果、m回を超える同一の識別結果が存在する場合、引き続き前記同一の識別結果が前回の前記正しい識別結果と同一であるか否かを検出するためのものである。
第2の実行モジュール537は、検出の結果、異なる場合、今回検出された前記同一の識別結果を新たな正しい識別結果とするためのものである。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことにるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしまうという問題を解決することができ、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴの識別速度を向上させる効果に達した。
また、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、輝度と色度とが分離された色空間、例えばYUV色空間を用いることにより、マッチング領域と標準のテレビ局ロゴの輝度値との差を算出してテレビ局ロゴの識別を実現することができ、アルゴリズムが簡単で精度も高い。
また、本実施例で提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、画素の輝度値が0であるか否かを検出し、標準のテレビ局ロゴにける背景が黒色でない部分のみの各画素の輝度値と、対応するマッチング領域における対応する画素の輝度値との差値を算出することにより、計算量を減少し且つ識別精度を向上させることができる。
また、本実施例で提供されたテレビ局ロゴ識別装置は、各標準のテレビ局ロゴに対してマッチング閾値を設定し、各標準のテレビ局ロゴのマッチング値を計算した後、最も小さいマッチング値とマッチング閾値との大きさを比較し、比較の結果、最も小さいマッチング値がマッチング閾値より大きい場合、テレビ画面の画像をサーバーに送信し、サーバーから新たな標準のテレビ局ロゴの基本情報を返送する。これにより、関連技術の、新たなテレビ局ロゴを識別することができない問題を解決し、且つ新たなテレビ局ロゴを識別することができる効果に達した。
また、本実施例で提供されるテレビ局ロゴ識別装置は、テレビ画面の画像に対応するチャネルに対して、連続してn回の識別結果を記録し、当該連続してn回の識別結果中にm回を超える同一の識別結果が存在するか否かを検出し、当該m回を超える同一の識別結果を正しい識別結果として選択することにより、1回の識別でによる誤差を避けて、大幅に識別の精度を向上させる。
図7は、本発明の1つの実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別システムの構成を模式的に示すブロック図である。当該テレビ局ロゴ識別システムは、テレビ720、およびサーバー740を備える。
テレビ720は、図5または図6に示すテレビ局ロゴ識別装置を含み、当該テレビ局ロゴ識別装置は、ソフトウェア、ハードウエア、または両方の組み合わせにより実現され、テレビの全部または一部となる。
テレビ720とサーバー740とは、有線ネットワーク、または無線ネットワークを介して接続される。
サーバー740は、テレビ720へ標準のテレビ局ロゴの基本情報を提供するこためのものである。
上記をまとめて言えば、本実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別システムは、テレビ画面の画像を取得した後、予め記憶された標準のテレビ局ロゴそれぞれについて、標準のテレビ局ロゴの位置情報に基づいてテレビ画面の画像から位置情報に対応する領域を標準のテレビ局ロゴのマッチング領域として選択し、その後、標準のテレビ局ロゴそれぞれと、対応するマッチング領域とのマッチング結果に基づいて、テレビ画面の画像におけるテレビ局ロゴを識別する。本発明において、マッチング領域を標準のテレビ局ロゴ自身のサイズまで縮小させるので、関連技術のテレビ画面の画像から選択されたマッチング領域が大きいことによるテレビ局ロゴの識別速度が過渡に遅くなってしますという問題を解決することができ、マッチング領域を縮小させ、テレビ局ロゴの識別速度を向上させる効果に達した。
説明すべきことは、上記の実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置がテレビ局ロゴを識別する際、上記各機能モジュールに区画して機能を発揮することを例示して説明したが、実際の応用において、必要に応じて、上記機能を異なる機能モジュールに割り当てて実現してもよい。即ち、装置の内部構成を異なるモジュールに区画して、上記の全部或いは部分的な機能を実現してもよい。また、上記実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別装置の趣旨は、テレビ局ロゴ識別方法とその趣旨が同じであり、その具体的な実現過程は方法の実施例に記載されているため、ここではその具体的な説明を省略する。
図8は、本発明の各実施例に係るテレビの構成を模式的に示す図である。当該テレビは、上記の実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法を実施するためのものである。本発明の実施例に係るテレビは、様々な流れおよび方法を達成するようにコンピュータ・プログラム指令を実行するためのプロセッサ、情報およびプログラム指令を格納するためのRAMおよびROM、データおよび情報を記憶するためのメモリ、I/Oデバイス、インタフェース、アンテナなどのうちの一つ又は複数を含んでもよい。
テレビ500は、通信モジュール510、コンンピューターが読み取り可能な記録媒体を一つ以上含むメモリ520、入力ユニット530、1つ以上の処理コアを有するプロセッサ540、および電源550等の部品を含む。当業者は、図5に示すテレビ500の構成は、テレビに対する限定ではなく、該テレビ500が、図示した部品より多い数、または少ない数の部品を備えてもよく、或いは、幾つかの部品の組み合わせ、または異なる部品配置を有してもよい、ことを理解すべきである。
通信モジュール510は、情報の送受信、または通話中において、信号を受信及び送信するためのものである。特に、通信モジュール510は、受信された情報を1つ以上のプロセッサ540に渡して処理させる。通信モジュール510は、RF回路、無線接続モジュールまたは有線接続モジュールであってもよい。RF回路510は、アンテナ、少なくとも1つのアンプ、チューナー、1つ又は複数の発振器、加入者識別モジュール(SIM)カード、受発信機、カプラー、LNA(Low Noise Amplifier、ローノイズアンプ)、デュプレクサ等を含むが、これらに限らない。。なお、RF回路510は、無線通信でネットワーク、及び他の装置と通信することができる。無線連続モジュールは、WiFiモジュール、またはブルートゥース・モジュールであってもよい。ユーザは、無線連続モジュールを利用して他のテレビにより送信された情報を送受信することができる。有線接続モジュールは、ネットワークケーブルなどの他の接続線を介して他のTVに接続されて情報を送受信するモジュールであってもよい。
メモリ520は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するためのものであり、プロセッサ540は、メモリ520に記憶されたソフトウェア・プログラム及びモジュールを実行することで、各種機能のアプリ及びデータ処理を実施する。メモリ520には、主に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域を有する。プログラム記憶領域には、OS、少なくとも1つの機能を実行するアプリ(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等が記憶される。データ記憶領域には、テレビ500の使用により作成されたデータ(例えば、オーディオ・データ、電話帳等)等が記憶される。また、メモリ520は、高速RAM(Random Access Memory)を含んでもよく、さらに、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、或いは他の揮発性のSSD(solid state drive)メモリを含んでもよい。また、メモリ520は、プロセッサ540及び入力ユニット55がメモリ520にアクセスできるように、メモリ制御器をさらに含んでもよい。
入力ユニット530は、数字或いはキャラクター情報の入力を受け付け、及び、ユーザ設定及び機能制御に関するキーボード、マウス、ジョイスティック、光学ボールやトラックボールにより信号入力を発生させるためのものである。入力ユニット530は、タッチセンシティブ表面531及び他の入力装置532を含んでもよい。タッチセンシティブ表面531は、タッチパネルやタッチパッドとも呼ばれ、ユーザがその表面上や付近に対するタッチ操作(例えば、ユーザが指やタッチペンなどの任意の適した物や付属品を使用して、タッチセンシティブ表面531上やタッチセンシティブ表面531付近に対して行う操作)を収集するとともに、予め設定されたプログラムにしたがって、関連する接続装置を駆動する。タッチセンシティブ表面531は、選択的に、タッチ検出手段及びタッチ制御器の2つの部分を含んでもよい。ここで、タッチ検出手段は、ユーザのタッチ位置を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、そのタッチ情報をタッチ制御器に送信する。タッチ制御器は、タッチ検出手段からタッチ情報を受信し、当該情報を接触点座標に変換してプロセッサ580に送信するとともに、プロセッサ580からのコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの様々な方式によりタッチセンシティブ表面531を実現することができる。入力ユニット55は、タッチセンシティブ表面531に加えて、他の入力装置532をさらに含んでもよい。他の入力装置532は、物理的なキーボード、ファンクションキー(例えば、ボリュームボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、ジョイスティック等の中の一つ又は複数を含んでもよいが、これらに限らない。
プロセッサ540は、テレビ500の制御センターであり、各種のインタフェース及び回路を介してテレビ全体の各部と接続され、メモリ520内に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行または作動させるとともに、メモリ520内に格納されたデータを呼び出すことによって、テレビ500の各種機能の実行及びデータの処理を実現することで、テレビ全体をコントロールする。プロセッサ540は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよく、アプリプロセッサとモデムプロセッサを集積して構成されてもよい。ここで、アプリプロセッサは、主に、OS、ユーザインタフェース、及びアプリなどを処理し、モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。また、上記モデムプロセッサがプロセッサ540に集積されなくてもよい、ことを理解すべきである。
テレビ500は、さらに、各部に電力を供給する電源550(例えば、バッテリー)を含み、当該電源550は、電源管理システムを介してプロセッサ540にロジック的に接続されることにより、電源管理システムを介して充電・放電管理、及び電力管理等の機能を実現することができる。電源550は、さらに、1つ或いは1つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源故障検出回路、電源コンバータ又はインバータ、電源状態インジケータ等の任意のアセンブリを含んでもよい。
テレビ500は、図示してはいないが、カメラ、ブルートゥースモジュール等をさらに含んでもよいが、ここで、その具体的な説明を省略する。本実施例において、テレビは、さらに、前記テレビの、片手で制御可能な領域内にある物理的制御キー、メモリ、および1つ又は複数のモジュールを備える。前記1つ又は複数のモジュールは、前記メモリに記憶されるとともに、前記1つ又は複数のプロセッサにより、例えば本発明の図2、図3Aまたは図4に示す実施例により提供されるテレビ局ロゴ識別方法に係るテレビ側の指令を実行するように配置される。
なお、典型的には、本発明に記載の電子装置は、例えば携帯電話、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)等の各種の手持ちテレビ装置であってもよいため、本発明の保護範囲をある特定タイプに限定すべきではない。
なお、本発明に係る方法は、さらに、CPUにより実行されるコンピュータプログラムとしても実現されることができる。当該コンピュータプログラムは、コンピューターが読み取り可能な記録媒体に記憶されてもよい。該コンピュータプログラムがCPUにより実行されると、本発明の方法において限定される上述の機能が実現される
なお、上記の方法の各ステップ及びシステム要素は、コントローラ、及びコントローラに上記のステップ又は要素の機能を実現させるコンピュータプログラムを記録するためのコンピュータが読取り可能な記録媒体によりも実現されることができる。
なお、当業者であれば、本発明に記載のコンピュータが読取り可能な記録媒体(例えば、メモリ)は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであってもよく、あるいは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を備えてもよいことを理解すべきである。例えば、不揮発性メモリには、ROM(Read Only Member)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、又はフラッシュメモリが含まれてもよく、揮発性メモリには、外部のバッファーメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)が含まれてもよいが、両方ともこれに限定されないものではない。例えば、RAMは、SRAM(synchronous RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)、DDR SDRAM(Double−Data−Rate SDRAM)、ESDRAM(Enhanced SDRAM)、SLDRAM(Synchronous link RAM)及びDRRAM(Direct Rambus RAM)などの多くの形式により実現可能であるが、これに限定されないものではない。ここで上記の記録媒体を開示するのは、本発明の保護範囲にこれらの記録媒体及び他の適したタイプの記録媒体を含ませるためであって、これらのみに限定されないことを意図する。
当業者は、更に、本発明に記載の種々の例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせにより実現され得る、ことを理解すべきである。ハードウェアとソフトウェアの間のこのような互換性を明確に説明するために、種々の例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップの機能について、以上において通常的な説明を行っている。このような機能が、ソフトウェアにより実現されるか、又は、ハードウェアにより実現されるかは、具体的なアプリ、及びシステム全体に課される設計上の制約により選択される。当業者は、具体的なアプリそれぞれにおいて、様々な方式を選択して前記機能を実現してもよく、このような選択は、本発明の範囲を逸脱したものとして解釈されるべきではない。
以上の開示内容に結び付けられて説明される種々の例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、上述の機能を行なうように設計された汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Pocessor)、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGA(Field−programmable Gate Array)または他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、或いは、これら部材の任意の組み合わせによって、実現又は実行されることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、マイクロプロセッサの代わりに、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサは、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと1つ又は複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、或いは任意のこのような他の構成といった、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実現されてもよい。
以上の開示内容に結び付けられて説明される方法、又は、アルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はこの両者の組合せに直接的に含まれる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、又は当該分野において公知の他の形態で存在する任意の記憶媒体に格納されてもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出すことができ、且つ、プロセッサが記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代案として、前記記憶媒体はプロセッサと一体的に集積されてもよい。プロセッサと記憶媒体はASICに格納されてもよい。ASICはユーザのテレビに格納されてもよい。代案として、プロセッサと記憶媒体は別個のコンポーネントとしてユーザのテレビに格納されてもよい。
1つ又は複数の例示的な設計として、前記機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの任意の組み合わせによって実現されることができる。ソフトウェアにより実現される場合、前記機能を1つ又は複数の指令、又はコードとしてコンピュータ読取り可能な媒体に記憶するか、又は、コンピュータ読取り可能な媒体を用いて伝送する。コンピュータ読取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、該通信媒体には、コンピュータプログラムを1つの位置から他の位置へ伝送するための任意の媒体が含まれる。記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータによりアクセス可能な任意の使用可能媒体であり得る。例として、当該コンピュータ読取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は他の光ディスク記憶デバイス、ディスク記憶デバイス又は他の磁性記憶デバイスを含んでもよく、或いは、携帯できるもの、又は記憶形態が指令又はデータ構造である必要なプログラムコードを記憶するためのもので、且つ、汎用又は専用コンピュータ或いは汎用又は専用プロセッサアクセスによりアクセス可能な任意の他の媒体であり得るが、これに限定されるものではない。なお、任意の接続であっても、コンピュータ読取り可能な媒体として称されることができる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は、赤外線、ワイヤレス及びマイクロ波のような無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ又は他のリモートソースからソフトウェアを送信する場合、上記の同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は、赤外線、ワイヤレス及びマイクロ波のような無線技術の何れもが媒体の定義に含まれる。以上の磁気ディスク及び光ディスクは、CD(campact disk)、レーザーディスク、光ディスク、DVD(digital versatile disc)、フロッピー・ディスク、ブルーレイディスクを含み、磁気ディスクは、通常磁性を利用してデータの再生を行なうものであり、光ディスクは、レーザ光を用いて光学的にデータの再生を行なうものである。また、以上の構成の組み合わせもコンピュータ読取り可能な媒体の範囲に含まれるべきである。
以上の開示内容により、本発明の実施例を例示的に示しているが、請求項により限定される本発明の範囲を逸脱しない限り、多種の変更及び修正を行うことができる。以上に開示された実施例に基づく方法請求項の機能、ステップ及び/又はジェスチャーは、ある特定の手順で実行する必要はない。なお、本発明に係る要素は、個体として記載又は要求されているが、単数であると明確に限定されていない限り、複数であってもよい。
以上の実施例の説明において、その例外を明瞭にサポートする以外、、本明細書において用いられる単数形式の「1つ」(「a」、「an」、「the」)とは、複数形式も含むことを意味することを、理解すべきである。また、本明細書おいて用いられる「および/または」とは、関連して示されている一つまたは一つ以上の項目の任意の組合せ、およびすべての可能な組み合わせを含むことを意味することも、理解すべきである。
上記の本発明の実施例の番号は、単に説明のために用いられるものであり、実施例の優劣を表すものではない。
当業者は、上記の実施例の全部または一部のステップは、ハードウエアにより実現されてもよいし、プログラムにより関連するハードウエアに指令を出すことにより実現されるてもよく、前記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、上記の記憶媒体は、ROM、磁気ディスク、または光ディスク等であってもよい、ということは理解すべきである
上記の内容は、本発明の好ましい実施例に過ぎなく、本発明に対する限定ではなく、本発明の趣旨及び原則範囲内で行われる任意の修正、均等の取替、改良などは、その何れも本発明の保護範囲に含まれるべきである。