JP2016503878A - 原子炉において共用経路の器具及び照射ターゲットを管理するためのシステム及び方法 - Google Patents

原子炉において共用経路の器具及び照射ターゲットを管理するためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

システム及び方法が、原子炉への区別されたアクセスを可能にする。システムは、所望の時期に照射ターゲット装填及び回収システム、計器システム、及び他の外部のシステムに進入経路を提供するが、望ましくない時期においてはそのようなアクセスを制限する。システムは、空間を共用するように戦略的に配置でき、所望のシステムのみを原子炉に接続する選択機構を使用する。選択機構は、別個の経路、フォーク、ダイバータ、ターンテーブル、及び他の種類の選択部を含む。このようなシステムにおける管理方法は、異なるシステム及び機能の間で、同時かつ異なる所望の時点においてのみ、原子炉及び進入経路の使用を可能にする。既存のTIP駆動部並びに他の公知の器具及び設備システムが、アクセス制限を有する任意の核施設において使用可能であるアクセス管理システム及び方法において使用可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、原子炉において共用経路の器具及び照射ターゲットを管理するためのシステム及び方法に関する。
元素及びその特定の同位体を、親材料を適切な放射線で照射することによって所望の娘同位体への変換を生じさせることで、形成することができる。例えば、貴金属及び/又は放射性同位体を、このような照射によって形成することができる。従来、粒子加速器又は特別に設計された非商用の試験炉が、このような照射を達成し、比較的少量の所望の同位体を製造するために使用されている。
放射性同位体は、控え目な量及び種類の電離放射線を放出でき、有用な娘生成物を形成できることから、医療及び工業の様々な用途を有している。例えば、放射性同位体は、がん関連の治療、医療における撮像及び標識付け技術、がん及び他の疾患の診断、並びに医療における滅菌において有用である。
数日又は数時間程度の半減期を有する放射性同位体は、従来、加速器又は低出力の非発電用の炉において安定な親同位体を照射することによって生成される。これらの加速器又は炉は、医療又は工業の施設において現場に配置され、或いは近傍の生成施設に配置される。とりわけ寿命の短い放射性同位体は、比較的速い減衰時間及び特定の用途において必要とされる放射性同位体の正確な量ゆえに、迅速に搬送されなければならない。更に、放射性同位体の現場での生成は、一般的に、最終的な使用の施設においては費用、場所、及び/又は安全性の面で手が出しにくい煩雑かつ高価な照射及び抽出の設備を必要とする。
米国特許出願公開第2011/051875号明細書
典型的な実施形態は、照射ターゲット装填/回収システム、器具システム、並びに運転中又は全般的なアクセス不可の時期に原子炉へのアクセスを必要とする可能性がある他の外部のシステムなどの複数のシステムの間で原子炉の内部へのアクセスを可能にするためのシステム及び方法を含む。典型的なシステムは、外部のアクセス可能な地点から原子炉への進入経路を提供する。更に、典型的なシステムは、ユーザ又は操作者がいくつかのシステムの間でそのようなアクセスを選択的に可能/不可能にすることを可能にする。例えば、典型的な実施形態のシステムは、任意の種類の選択機構を使用して、所望のシステムだけを原子炉にアクセスする進入経路に接続する一方で、他のシステムを同じアクセスから遮断することができる。このような選択的なアクセスの管理は、異なるシステム及び機能の間での原子炉及び進入経路の多重の同時使用を可能にすることができる。例えば、器具の送入及び計装管における測定を、原子炉の炉心における照射ターゲットの照射と同時に実行することが、そのようなターゲットを選択機構によって別途出し入れできる場合に可能である。このような管理は、複数のシステム及び用途の間の干渉を軽減又は防止できる一方で、アクセス制限の時期における原子炉への意図せぬアクセス又は有害なアクセスの低減又は防止を保証する。
典型的な実施形態が、添付の図面を詳しく説明することによって更に明らかになるであろう。添付の図面において、類似の構成要素は、類似の参照番号によって表されている。添付の図面は、あくまでも例示として示されているにすぎず、それらに描かれる条項を限定するものではない。
従来の商用の原子炉の説明図である。 典型的な実施形態の照射ターゲットシステムの図であり、システム選択部はターゲット装填の状態にある。 典型的な実施形態のシステム選択部の図である。 種々の状態の典型的な実施形態のシステム選択部の図である。 典型的な実施形態のシステム選択部の図である。
本明細書は、特許書類であり、その検討及び理解においては、一般的な広い解釈の方法が適用されなければならない。本明細書において説明及び提示されるものはすべて、添付の特許請求の範囲の技術的範囲に包含される主題の一例である。本明細書に開示される具体的な構造及び機能の詳細はいずれも、典型的な実施形態を製作及び使用する方法を説明する目的のためのものにすぎない。本明細書に具体的には開示されないいくつかの異なる実施形態も、添付の特許請求の範囲の技術的範囲に包含され、したがって特許請求の範囲は、多数の代替の形態にて具現化可能であり、本明細書に記載の典型的な実施形態だけに限定されると解釈されてはならない。
用語「第1」、「第2」、などが、本明細書において種々の構成要素を説明して使用されるかもしれないが、これらの用語は、決してそれらの構成要素を限定するものではない。これらの用語は、あくまでも或る構成要素を別の構成要素から区別するために使用されているに過ぎない。例えば、例示の実施形態の技術的範囲から外れることなく、第1の要素を第2の要素と称することもでき、同様に、第2の要素を第1の要素と称することもできる。本明細書において使用されるとき、用語「及び/又は」は、そこに挙げられた項目のうちの1つ以上からなる任意且つすべての組み合わせを含む。
或る構成要素が、別の構成要素に対して「接続され」、「結合させられる」、「対にされる」、「取り付けられる」、或いは「固定される」など、或る空間的又は物理的関係にて言及される場合、その構成要素は、別の構成要素に対して直接的に接続され、或いは結合させられても、若しくは介在の構成要素が存在してもよい。対照的に、例えば或る構成要素が別の構成要素に対して「直接接続される」、或いは「直接結合させられる」として言及される場合、介在の構成要素は存在しない。構成要素間の関係を説明するために使用される他の用語も、同様な方法で解釈されなければならない(例えば、「の間に」に対する「の間に直接的に」、「に隣接」に対する「に直接隣接」、など)。同様に、「通信可能に接続され」などの用語は、無線での接続であっても、無線での接続でなくても、中間の機器又はネットワークなどを含む2つの機器の間の情報交換経路のあらゆる変種を含む。
本明細書において使用されるとき、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「前記(the)」は、「のみ(only)」、「単一の(single)」、及び/又は「1つの(one)」などといった用語による表現によってそのようでないことが明示的に示されない限り、単数形及び複数形の両方を含むように意図される。更に、「有する(have)」、「有している(having)」、「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、及び/又は「含んでいる(including)」などの用語は、本明細書において使用される場合、そこで述べられている特徴、工程、動作、構成要素、思想、及び/又は構成部品の存在を指定しているが、それ自身は1つ以上の他の特徴、工程、動作、構成要素、構成部品、思想、及び/又はこれらのグループの存在又は追加を排除するものではないことを、理解できるであろう。
また、後述される構造及び動作が、説明及び/又は図面に記載の順序とは異なる順序で生じてもよいことに、注意すべきである。例えば、連続して示された2の動作及び/又は図が、関係する機能/活動に応じて、実際には同時に実行されてもよく、場合によっては逆順で実行されてもよい。同様に、後述される典型的な方法における個々の動作は、後述される単独の動作に加えて、循環又は他の一連の動作をもたらすように、反復的に実行されても、個別に実行されても、或いは順次的に実行されてもよい。後述される特徴及び機能を任意の有効な組み合わせにて有するあらゆる実施形態が、典型的な実施形態の技術的範囲に包含されると見なされるべきである。
図1は、典型的な実施形態及び典型的な方法において使用することができる従来の原子炉圧力容器10の説明図である。原子炉圧力容器10は、例えば世界中で従来発電用として使用されている100MWe級又は更に大型の商用軽水炉であってよい。原子炉圧力容器10は、従来、事故の場合に放射能を閉じ込め、原子炉容器10の動作中に原子炉容器10へのアクセスを防止するように機能するアクセス障壁411内に収容されている。本明細書において定義されるとおり、アクセス障壁は、安全性及び放射線などの運転上の危険に起因して、原子炉の運転中に或る領域について人間のアクセスを防止するあらゆる構造体である。したがって、アクセス障壁411は、原子炉運転中は密閉されてアクセス不可能である封じ込め用の建物、原子炉の周囲の領域を囲むドライウェルの壁、原子炉遮蔽壁、計装管50へのアクセスを防止する人間の動作に対する障壁、などであってよい。
ドライウェル20として知られる原子炉容器10の下方の空洞が、ポンプ、ドレイン、計装管、及び/又は制御棒駆動装置など、容器に仕える機器を収容する役割を果たす。図1に示され、本明細書において定義されるように、少なくとも1つの計装管50が、容器10内に延び、炉心15の運転中に核燃料並びに比較的高レベルの中性子束及び他の放射線を含む炉心15の付近へと延び、炉心15へと延び、或いは炉心15を貫いて延びている。従来からの原子炉に存在し、本明細書において定義されるように、計装管50は、容器10内に入れられ、容器10の外部で開口しており、容器10の外部から炉心15に近接する位置への空間的なアクセスを、計装管50によって原子炉の内部及び炉心から依然として物理的に隔てつつ、可能にしている。計装管50は、おおむね円筒形であってよく、容器10の高さにつれて広がってよいが、他の計装管の形状も、この業界において見ることができる。計装管50は、例えば約1〜0.5インチの内径を有することができる。
計装管50の末端は、原子炉容器10の下方においてドライウェル20内に位置することができる。従来、計装管50は、中性子検出器及び他の種類の検出器を、ドライウェル20内の下端に位置する開口を通って計装管50内に挿入することを可能にする。これらの検出器を、炉心15内の状態を監視するために、計装管50を通って上方へと延ばすことができる。従来の監視装置の種類の例として、広領域検出器(WRNM)、中性子源領域監視装置(SRM)、中間領域監視装置(IRM)、及び移動式炉心内プローブ(TIP)が挙げられる。計装管50及び計装管50に挿入されたあらゆる監視装置へのアクセスは、従来、封じ込め及び放射線の危険ゆえに、運転の停止時に限られている。
容器10が、商用の沸騰水型原子炉において一般的に見られる構成要素とともに示されているが、典型的な実施形態及び方法は、原子炉内に延びる計装管50又は他のアクセス管を有しているいくつかの異なる種類の原子炉において使用可能である。例えば、100メガワット未満〜数ギガワットの定格出力を有し、図1に示した位置とは異なるいくつかの位置に計装管を有している加圧水型原子炉、重水炉、黒鉛減速型原子炉、などが、典型的な実施形態及び方法において使用可能であろう。したがって、典型的な方法において使用可能な計装管は、さまざまな種類の原子炉の炉心の流束への囲まれたアクセスを可能にする炉心の周囲の任意の配置であってよい。
本出願の出願人は、炉心15の運転又は補給を妨げることなく短期間の放射性同位体を大規模な方法で比較的迅速かつ常に生成するために、計装管50を使用できることに気が付いた。更に、本出願の出願人は、アクセス障壁411の内側の領域へのアクセスのために運転中の原子炉を停止させる必要なく、短期間の放射性同位体を生成し、アクセス障壁411の内側から取り出す必要性を認識した。典型的な方法は、方法例は、照射ターゲットを計装管50に挿入し、動作中又は放射線を生成している炉心15に照射ターゲットを曝すことで、中性子束及び動作中の炉心15において一般的に遭遇される放射線に照射ターゲットを曝すことを含む。炉心の流束が、時間の経過につれて、照射ターゲットの大部分を、医療の用途に使用することができる短期間の放射性同位体などの有用な放射性同位体に変換する。その後に、照射ターゲットを、たとえ継続中の炉心15の動作の最中であっても、計装管50から引き出し、医療及び/又は工業における使用のために取り出すことができる。
本出願の出願人は、計装管50において生成される放射性同位体の量を最大化する必要性を理解しているが、このような必要性が、動作中のアクセス障壁411を貫く比較的少数の繊細な経路によって制限されていることも認識している。そのようなアクセス障壁411を貫く経路は、TIPの実行時に計装管50に挿入されるTIPプローブなど、既存の器具との適合性を必要とする可能性がある。典型的な実施形態及び方法は、照射ターゲット250を計装管50に第1のアクセス地点から出し入れできるようにする一方で、TIP管を他の場合において計装管50に第2のアクセス地点から確実に出し入れできるようにすることで、この課題に対処する。このように、計装管50の複数の動作及び用途を、原子力発電所などのアクセスが難しい環境において安全に達成することができる。
図2は、進入経路と、装填/回収システムと、駆動システムとを有する典型的な実施形態の照射ターゲット送入/回収システム1000の概略図である。図2は、装填の構成にあるときの典型的なシステム1000の種々の構成要素を示しており、その各部分は、本出願と同時に係属中の2011年12月28日に出願された「Systems and Methods for Processing Irradiation Targets Through a Nuclear Reactor」という名称の出願第13/339,345号において説明されており、この出願は、その全体がここでの言及によって本明細書に援用される。図2に示されるとおり、典型的な実施形態の照射ターゲット送入/回収システム1000は、タイムリー、自動的、且つ/又は消費を促進する方法での照射ターゲットの装填、照射、及び回収を促進するための1つ以上の構成様子を含むことができ、或いは使用することができる。システム1000は、1つ以上の照射ターゲットのためにアクセス障壁411の外部から計装管50への経路を提供する進入経路と、アクセス障壁411の外部において新たな照射ターゲットの挿入及び照射ターゲットの回収を可能にする装填/回収システムと、照射ターゲットを計装管50と典型的な実施形態のシステム1000における装填/回収との間で移動させる駆動システムとを備える。
典型的な実施形態のシステム1000における進入経路は、照射ターゲット250のために、アクセス障壁411の外側の回収又は装填領域などのアクセス可能位置と1つ以上の計装管50との間の信頼できる移動経路を提供し、したがって照射ターゲット250を、照射のために、この経路において、運転中の原子炉炉心15内又はその付近の位置に移動させることができる。典型的な経路は、典型的な実施形態のシステム1000において、アクセス可能位置と運転中の原子炉炉心との間の照射ターゲットの輸送経路をもたらすために、管類、フレーム、ワイヤ、チェーン、コンベア、など、単独又は組み合わせにて使用される多数の送入機構を含むことができる。図2に示される具体的な例として、進入経路は、装填用合流部1200と原子炉内の計装管50との間をいくつかの部分にて延び、或いは連続的に延びる貫通管1100(1100a及び1100bを含む)を備えることができる。
貫通管1100は、可撓又は堅固であってよく、照射ターゲット250を貫通管1100に進入させ、且つ/又は貫通管1100を通って進入させること、並びに種々の構造体及び貫通物をアクセス障壁411の内側及びアクセス障壁411の内部において案内することを、適切に可能にするようなサイズを有することができる。貫通管1100は、連続的に密封されても、或いは接続の分岐合流点などに開口を備えてもよい。貫通管1100は、他の管及び/又は構造体との合流が可能であり、更には/或いは中断を含むことができる。接合部及び/又は存在しうる終点/起点において密封及び堅固に嵌め合わせられた貫通管1100について考えられる1つの利点は、貫通管1100が、ターゲットの取り出しに使用することができる空気圧をより良好に維持できる点にあり、照射ターゲット250及び典型的な実施形態のシステム1000において照射生成物として形成されるあらゆる生成物(気体、流体、固体、粒子、など)の更なる封じ込めを提供できる点にある。
貫通管1100を、例えばアルミニウム、ステンレス鋼、炭素鋼、ニッケル合金、PVC、PFA、ゴム、など、運転中の原子炉の環境において自身の物理的な特性を維持し、自身に接触する照射ターゲット250からの物質と有意に反応したり、そのような物質を取り込んだりすることがない材料で製作することができる。貫通管1100は、円筒形であってよく、或いは照射ターゲット250の貫通管1100への進入及び/又は通過を可能にする任意の他の形状であってよい。例えば、貫通管1100は、0.5インチの直径を有するおおむね円形の断面と、球形の照射ターゲット250が貫通管1100内を転がることを可能にする滑らかな内側表面とを有することができる。そのような典型的な貫通管1100の使用の1つの潜在的な利点は、内部での着実な照射ターゲットの移動のための計装管50におおむね一致する直径及び配置であってよいが、移動を制限する配置、形状、及びサイズなど、貫通管1100又は典型的な実施形態において使用される任意の他の進入経路の別の配置、形状、及びサイズが、所望され、好都合であり、使用されるかもしれない。
典型的な実施形態のシステム1000に用いられる貫通管1100は、照射ターゲットをアクセス障壁411の外側において貫通管1100に出し入れすることができる装填用合流部1200に位置する起点からの経路を提供する。例えば、図2に示されるとおり、貫通管1100は、照射ターゲット250を、装填用合流部1200から、例えば鋼製のライニングを備える鉄筋コンクリート製の閉じ込め壁又はドライウェル壁或いは従来の原子力発電所における任意の他のアクセス制限であってよいアクセス障壁411に導く。
典型的な実施形態のシステム1000において使用することができる進入経路は、照射ターゲット250を計装管50に進入させることができるアクセス障壁411を貫いて原子炉容器10に至る経路を提供する。例えば、図2に示されるように、貫通管1100は、アクセス障壁411を貫通し、計装管50まで延びている。貫通管1100は、既存のTIP管貫通部など、アクセス障壁411の既存の貫通部を通過でき、或いは貫通管1100のために作られた新たな貫通部を使用してもよい。貫通管1100は、計装管50に到達する前に、アクセス障壁411の内側の任意の他の物体を通り抜け、或いは通過する。
環状の原子炉台座412が、原子炉容器10の直下においてドライウェル20に存在してもよく、貫通管1100は、図2において台座412の貫通部を通過して図示されている。進入経路が、図2に貫通管1100によって示されている特定の典型的な経路の他に、いくつかの異なる経路を辿ることができ、種々の原子炉の設計において種々の障害物を通り抜けることができることを、理解すべきである。同様に、進入経路は、必ずしも一貫的又は一様である必要はなく、例えば貫通管1100が、台座412の貫通部の両側で終わり、台座412の貫通部に接続され、照射ターゲット250が貫通管1100の間の貫通部を通過可能であってよい。
典型的な実施形態のシステム1000において使用することができる進入経路は、計装管50で終わっても、計装管50の内部で終わってもよい。図2に示されるように、貫通管1100は、貫通管1100から計装管50への照射ターゲット250の通過を可能にする計装管50の基部に位置するフランジ1110を終端とする。同様に、貫通管1100を、原子炉の壁411及び/又は台座412を貫く単一の貫通部からいくつかの計装管50へのアクセスを提供するインデクサに接続することができる。そのようなシステムは、本出願と同時に係属中である2012年5月22日に出願された「Systems and Methods for Processing Irradiation Targets Through Multiple Instrumentation Tubes in a Nuclear Reactor」という名称の出願第13/477,244号に記載されており、この出願は、その全体がここでの言及によって本明細書に援用される。
典型的な実施形態において使用することができる進入経路は、一部分又は全体が既存であってよく、更には/或いは予め計画された停止の際などの原子力発電所の封じ込め領域及び/又はアクセス制限領域へのアクセス時に設置されてよい。例えば、貫通管1100を、停止の際にアクセス障壁411に設置することができ、貫通管1100をアクセス障壁411及び台座412の貫通部に通し、アクセス障壁411の内側の領域及び原子炉容器10の下方のドライウェル20において移動させて固定し、更にフランジ1110に固定することができる。貫通管1100のうちのアクセス障壁411の外部に延びる部分は、任意の時点において装填用合流部1200に設置可能である。貫通管1100を、照射ターゲット250を計装管50に出し入れすべく移動させることができる経路を保ちつつ、アクセス障壁411の内部の種々の地点において固定でき、且つ/又はドライウェル20又はアクセス障壁411によって境界付けられる他の空間における混雑又は混乱を最小限にするように既存の設備を迂回させることができる。やはり、ワイヤガイド、メッシュ、区画、掘削トンネル、などを含む他の進入経路が、封じ込め部分などのアクセス制限領域の外部から動作中の原子炉の計装管への経路を提供するために、典型的な実施形態において使用可能である。
システム1000は、全体が二重目的であってよく、TIP駆動部或いは他の器具及び原子炉構成部品とともに等しく使用されてよい。或いは、システム100は、自身の駆動機構、経路、リザーバ、などを備え、他の器具又はTIP駆動部との使用を排除して、同位体の製造及び回収に専用であってもよい。或いは、システム1000は、一部において排他であり、他の部分において共用であってよい。例えば、台座412及び/又はドライウェル20の外側において、典型的な実施形態のシステム1000は、照射ターゲットの生成及び回収に専用であってよい。台座412及びドライウェル20の内部においては、空間が貴重である可能性があり、新たな専用の構成部品の設置及び/又は他の構成部品の移動は、望ましくないかもしれず、したがって典型的なシステム1000は、従来のTIP駆動部及び器具と経路を共用することができる。
二重の共有の機能は、いくつかの方法で達成することができる。例えば、図2に示されるように、台座412の内部において、進入経路1100は、照射ターゲット250及びTIPの通過を含む他の従来の装置の両方を搬送するために使用することができる共用の進入経路1100bであってよい。台座412の外側において、進入経路は、照射ターゲット250の搬送及び回収にのみ用いられる専用の経路1100aであってよい。システム選択部630が、いくつかのシステムの間で台座412の内側の少なくとも共用の進入経路1100bへのアクセスを選択的に提供することができる。例えば、既存のTIP管300及び専用の経路1100aを、システム選択部630を介して共用の経路1100bに選択的に接続することができる。当然のことながら、2つ以上のシステム選択部630が、典型的なシステム1000において使用可能であってよく、更には/或いはシステム選択部630を、台座412の外側以外の地点において、複数の既存のシステム及び/又は新たなシステムに共用の経路へのアクセスを提供するために使用することができる。
システム選択部630は、任意の所望の時点において、共用の経路1100bへのアクセスを選択的に提供することができる。例えば、専用の経路1100aに、照射ターゲットの挿入及び/又は回収時にアクセスすることができる一方で、すべての照射ターゲット250が回収されたとき、又はすべての照射ターゲット250が特定の計装管50内に保持されているときなど、照射ターゲット250が共用の経路1100bを使用していないとき、TIP管300に、標準的なTIPの実行においてアクセスすることができる。このように、照射ターゲットの照射及びTIPの実行を、複数の計装管に対して同時に実行することができる。システム選択部630を、例えば時間枠及び/又は検出される設備の状態に基づいて、手動、遠隔操作、及び/又は自動で動作させることができる。同様に、システム選択部630は、代理人事件番号5.0020.1(24IG259330)にて本出願と一緒に出願された本出願と同時に係属中のRunkleらによる出願「Systems and Methods for Retaining and Removing Irradiation Targets in a Nuclear Reactor」における保持機構及び他のシステムと一緒に使用可能であってよく、この出願は、その全体がここでの言及によって本明細書に援用される。更に、システム選択部630は、援用される出願第13/477,244号に記載のシステムにおいて、システムの選択のためにこの出願に記載の種々の機構を置き換え、更には/或いはこの出願に記載の機構と一緒に使用するために、フランジ1110において使用可能であってよい。
図3は、典型的な実施形態のシステム選択部630の断面を示す図である。図3に示されるとおり、典型的な実施形態のシステム選択部630は、少なくとも1つのモータ634に接続された選択ブロック633を備える。選択ブロック633は、その位置に応じて、いくつかの異なる経路を提供する。例えば、選択ブロック633は、互いに上下方向に離れて位置する開口部を有する2つの別個の経路631及び632を含むことができる。別個の上側の経路632が、照射ターゲットの装填及び回収のシステムの構成部品に仕える専用の経路1100aに接続可能である一方で、別個の下側の経路631は、従来のTIP駆動部並びにセンサ又は他の機器に仕えるTIP管300に接続可能である。選択ブロック633の上下方向における位置に基づいて、経路631及び632のうちの一方だけを、計装管50(図2)に向かう共用の経路1100bに整列させ、この経路1100bに開くことができる。例えば、図3に示されるとおり、TIP管300及びTIP管300内の器具のみが共用の経路1100b及び計装管にアクセスできる一方で、専用の経路1100a及び専用の経路1100aを通って移動する照射ターゲットは共用の経路1100bから遮断されるように、別個の下側の経路631だけが、共用の経路1100bにつながる。選択ブロック633の上下移動によって、この機能を逆転させることができる。
選択ブロック633は、運転中の原子炉の環境並びに放射性同位体及び器具の搬送に適合する種々の材料で製造することができる。例えば、選択ブロック633について、アルミニウム又はステンレス鋼合金が使用可能であり、高品位なプラスチック又はセラミックスも使用可能である。別個の経路632及び631は、同じ材料から形成されてよく、有意な物質の取り込み又は引っ掛かりを伴わない経路631及び621の滑らかな通過をもたらすために、比較的平滑かつ連続的な内面と、想定される器具及び照射ターゲット250に一致する形状とを有することができる。照射ターゲット250が、いくつかの典型的な実施形態のシステムにおいては、球状であるとして示されているが、経路632及び/又は631が、角柱形、オブロイド(obloid)、ワイヤ、チェーン、などを含む照射ターゲット及び器具の両方の種々の形状及び構成に対応するような形状及びサイズであってよいことを、理解すべきである。
典型的な実施形態のシステム選択部630は、密封されたピストン635及びモータ634の歯車と噛み合う溝を備えることができるクランクシャフト638を介し、或いは任意の他の駆動の構成を介して、選択ブロック633をモータ634に接続することができる。例えば、モータ634を、モータ634の正確な半回転によって経路632及び631の間の切り替えに必要な距離だけ選択ブロック633が移動するように寸法付け、クランクシャフト638にキーで取り付けることで、選択ブロック633の位置の信頼性及び予測性を改善することができる。典型的な実施形態のシステム選択部630は、モータ634に適切な制御を提供するために、1つ以上の電気スイッチ及びアクチュエータ636を更に備えることができる。例えば、スイッチ及びアクチュエータ636を、選択ブロック633の確実な移動のためのモータ634の正確な回転をもたらすように設定でき、更に/或いはアクチュエータ636を、所望の事例において選択ブロック633を適切な時点で移動させるようにプログラムすることができる。このようにして、典型的な実施形態のシステム選択部630は、自身によるフェールセーフと標準的な動作特性とを有する自己完結の動作ユニットであることができる。当然ながら、遠方のユーザが適切な信号伝達を通じて選択ブロック633の作動及び移動方向を指示することができ、且つ/又はシステム選択部630が状態、位置、エラー、などについてのフィードバックをユーザに提供できるように、制御室又は他の外部の操作者からの遠隔通信を、任意の通信接続を介して、典型的な実施形態のシステム選択部630に提供してもよい。
図4a及び4bは、典型的な実施形態のシステム選択部630の側面図であり、選択ブロック633の2つの異なる状態を示している。図4aにおいては、別個の上側の経路632だけが共用の進入経路1100bにつながり、この進入経路1100bに接続された計装管へのアクセスを有するように、ピストン635及び選択ブロック633が下降している。この状態において、完全な進入経路1100が、1100aと1100bとの間に形成され、計装管及び装填/回収システムについて照射ターゲットの装填及び/又は回収をもたらすことができる。この状態において、別個の下側の経路631は、共用の進入経路1100bに接続されておらず、この状態においては遮断されている。或いは、TIP器具の選択ブロック633への進入さえも更に防止及び/又は阻止するために、TIP管300は、図4aの状態において、別個の下側の経路631につながっていなくてもよい。図4bにおいては、別個の下側の経路631だけが共用の進入経路1100bにつながり、この進入経路1100bに接続された計装管へのアクセスを有するように、ピストン635及び選択ブロック633が上昇している。この状態においては、完全な進入経路が、TIP管300と共用の進入経路1100bとの間に形成され、照射ターゲット及び照射ターゲットの回収/装填システムとの相互作用を生じることなくTIP又は他の器具を計装管に出し入れするためのアクセスを提供することができる。この状態において、別個の上側の経路632は、共用の進入経路1100bに接続されておらず、この状態においては遮断されている。或いは、照射ターゲットの選択ブロック633への進入さえも更に防止及び/又は阻止するために、照射ターゲットの進入経路1100aは、図4aの状態において、別個の上側の経路632につながっていなくてもよい。
図5は、選択ブロック633(図3)並びに選択ブロック内の別個の経路631及び632(図3)の特定の位置によって種々の入り口及び出口1100a、1100b、300を受け入れて整列させることができる外側フレーム639を備える典型的な実施形態のシステム選択部630を示す図である。外側フレーム639は、典型的な実施形態のシステム選択部630によって選択的に整列させられてはいない経路を、末端において遮断するようにも機能することができる。このようにして、ただ1つのシステムのみが、共用の進入経路1100b及び共用の進入経路1100bに接続された計装管50(図2)への最終的なアクセスを有することができる。典型的な実施形態のシステム選択部630においては、外側フレーム639の遮断の性質ゆえに、整列していないシステムを、アクセス又は閉塞或いは故障の発生から更に保護することができる。更に、典型的な実施形態のシステム選択部630と相互作用するシステムの間の種々の入り口及び出口が、任意の位置又は向きを有することができ、例えば図5において、TIP管300及び専用の進入経路1100aが、図3〜5の例とは反対の上下位置にあることを、理解すべきである。
典型的な実施形態のシステム選択部630は、選択ブロック633における上下の区別の機能を有するものとして示されているが、進入経路又は駆動モータに対して水平方向又は他の斜めの選択ブロック633の移動、駆動、及び配置も、典型的な実施形態において使用可能であることを、理解すべきである。例えば、モータ634は、選択ブロック633において横並びであってよい2つ以上の別個の経路631/632の間の選択のために、クランクシャフト638、ピストン635、及び選択ブロック633を水平方向に駆動することができる。更に、ただ1つの選択ブロック633によって3つ以上の別個の経路を提供することもでき、いくつかの別個の活動及び計装管50(図2)へのアクセスの必要性に対処しつつ、いくつかの他の不要な経路を遮断するために、ただ1つの共用の進入経路1100aへの3つ以上の別個のアクセス経路を生み出すことができることを、理解すべきである。
また更に、システム選択部630について、他の構成も、システム1000における典型的な実施形態として使用可能であることを、理解すべきである。例えば、回転式のY字管を、異なる時点において計装管へのアクセスを必要とする種々のシステムの間の区別に使用することができる。或いは、システム選択部630は、上下方向又は水平方向の移動を使用する代わりに、例えば回転するターンテーブルを使用することができる。また更に、システム選択部630は、原子炉の環境において共有アクセスのための複数のシステムの間の区別に使用することができる種々の公知のダイバータ(diverter)、セレクタ、ゲート(gating)機構、及びルータを使用することができる。
このように、典型的な実施形態及び方法を説明したが、典型的な実施形態について、依然として以下の特許請求の範囲の技術的範囲の中で、ありふれた実験を通じて変更及び置き換えが可能であることを、当業者であれば理解できるであろう。例えば、種々の進入経路を選択するシステム選択部の種類及び位置は、図面に提示及び説明された特定のシステムに限定されず、原子力発電所のアクセス制限領域又は計装管に機器をアクセスさせるための1つの経路を確実に選択するための他の特定の装置及びシステムも、典型的な実施形態として同様に使用可能であり、特許請求の範囲の技術的範囲に包含される。更に、典型的なシステム及び方法が、公知の軽水炉の設計、黒鉛減速炉、及び/又は溶融塩原子炉、並びに任意の他の原子力施設の設計など、原子炉への無制限なアクセスを防止するアクセス障壁を有する任意の種類の原子力施設において使用可能であることを、理解すべきである。そのような変種は、以下の特許請求の範囲の技術的範囲から外れるものとみなされるべきではない。
10 原子炉圧力容器
15 炉心
20 ドライウェル
50 計装管
100 システム
250 照射ターゲット
300 TIP管
411 アクセス障壁
412 原子炉台座
630 システム選択部
631 経路
632 経路
633 選択ブロック
634 モータ
635 ピストン
636 アクチュエータ
638 クランクシャフト
639 外側フレーム
1000 照射ターゲット送入/回収システム
1100 貫通管、進入経路
1100a 専用の経路、進入経路
1100b 共用の進入経路
1110 フランジ
1200 装填用合流部

Claims (20)

  1. 原子炉への照射ターゲット(250)及び器具のアクセスを管理するためのシステム(1000)であって、
    原子炉のアクセス障壁(411)の外側の起点を、前記アクセス障壁(411)の内側の原子炉に延びている計装管(50)に接続しており、少なくとも1つの照射ターゲット(250)及び器具を、前記計装管(50)に移動させることができ、少なくとも1つの器具用経路(300)及び前記器具用経路(300)とは別個の少なくとも1つの照射ターゲット用経路(1100a)の一方と、少なくとも1つの共用の経路(1100b)とを含んでいる進入経路(1100)と、
    前記器具用経路(300)及び前記照射ターゲット用経路(1100a)の一方だけを前記共用の経路(1100b)に接続して前記進入経路(1100)を形成するように構成された選択部(630)とを備えるシステム(1000)。
  2. 前記照射ターゲット用経路(1100a)は、照射ターゲット装填/回収システムに接続され、
    前記器具用経路(300)は、TIPシステムに接続される、
    請求項1に記載のシステム(1000)。
  3. 前記選択部(630)は、原子炉の台座(412)に配置されている、請求項1に記載のシステム(1000)。
  4. 前記共用の経路(1100b)は、前記選択部(630)を前記計装管(50)に接続し、完全に前記台座(412)の内側を延びており、前記照射ターゲット用経路(1100a)及び前記器具用経路(300)は、完全に前記台座(412)の外側を延びている、請求項3に記載のシステム(1000)。
  5. 前記共用の経路(1100b)は、前記選択部(630)を複数の計装管(50)に接続している、請求項1に記載のシステム(1000)。
  6. 前記アクセス障壁(411)は、原子炉の封じ込めの建物である請求項1に記載のシステム(1000)。
  7. 前記照射ターゲット用経路(1100a)及び前記共用の経路(1100b)の内部を移動することができる少なくとも1つの照射ターゲット(250)
    を更に備える、請求項1に記載のシステム(1000)。
  8. 前記少なくとも1つの照射ターゲット(250)は、複数の照射ターゲットであり、前記複数の照射ターゲットは、球状である、請求項7に記載のシステム(1000)。
  9. 前記照射ターゲット用経路(1100a)及び前記共用の経路(1100b)は、照射ターゲット装填/回収システムを、前記選択部(630)を介して前記計装管(50)に連続的に接続する管であり、
    前記管は、前記複数の照射ターゲットを管内で転がすことができるように寸法付けられている、請求項8に記載のシステム(1000)。
  10. 前記選択部(630)は、
    前記器具用経路(300)にだけつながるように構成された第1の選択経路(631)と、
    前記第1の選択経路(631)とは別であり、前記照射ターゲット用経路(1100a)にだけつながるように構成された第2の選択経路(632)と
    を備えている、請求項1に記載のシステム(1000)。
  11. 前記選択部(630)は、前記第1及び第2の選択経路(631、632)を含んでいる可動ブロック(633)を更に備え、前記第1及び第2の選択経路(631、632)の一方だけが、前記可動ブロック(633)の位置に基づいて前記共用の経路(1100b)につながる、請求項10に記載のシステム(1000)。
  12. 前記選択部(630)は、少なくとも1つのモータ(634)と、前記可動ブロック(633)を前記モータ(634)に接続するピストン(635)とを更に備え、前記モータ(634)は、前記可動ブロック(633)を前記位置に移動させるべく回転するように構成されている、請求項11に記載のシステム(1000)。
  13. 前記選択部(630)は、前記共用の経路(1100b)に接続されていない前記第1及び第2の選択経路(631、632)の少なくとも一方を遮断するように構成された外側フレーム(639)を更に備える、請求項11に記載のシステム(1000)。
  14. 原子炉への器具及び照射ターゲット(250)のアクセスを管理する方法であって、
    照射ターゲット用経路(1100a)を共用の経路(1100b)と組み合わせることで、原子炉のアクセス障壁(411)の外側から原子炉の少なくとも1つの計装管(50)への第1の進入経路を生成することと、
    前記照射ターゲット用経路(1100a)及び前記共用の経路(1100b)を通って前記計装管(50)に照射ターゲット(250)を出し入れすることと、
    前記第1の進入経路を無効にし、器具用経路(300)を共用の経路(1100b)と組み合わせることで、前記アクセス障壁(411)の外側から原子炉の前記計装管(50)への第2の進入経路を生成することと、
    前記器具用経路(300)及び前記共用の経路(1100b)を通って前記計装管(50)に器具を出し入れすることとを含む方法。
  15. 前記照射ターゲット(250)を前記計装管(50)内に保つことによって前記計装管(50)内の前記照射ターゲット(250)を照射することで、原子炉の炉心(15)からの放射線で前記照射ターゲット(250)を所望の娘生成物に実質的に変換すること
    を更に含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記照射及び前記器具の出し入れは、前記少なくとも1つの計装管(50)のうちの別個の計装管(50)において同時に実行される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の進入経路の生成及び前記第2の進入経路の生成は、前記第1又は第2の進入経路を形成するために前記器具用経路(300)及び前記照射ターゲット用経路(1100a)の一方だけを前記共用の経路(1100b)に接続するように構成された選択部(630)を動作させることを含む、請求項14に記載の方法。
  18. 前記選択部(630)は、原子炉のドライウェル(20)のすぐ外側に配置され、前記アクセス障壁(411)は、原子炉の封じ込めの構造体である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記選択部(630)は、
    前記器具用経路(300)にだけつながるように構成された第1の選択経路(631)と、
    前記第1の選択経路(631)とは別であり、前記照射ターゲット用経路(1100a)にだけつながるように構成された第2の選択経路(632)と、
    前記第1及び第2の選択経路(631、632)を含んでいる可動ブロック(633)と
    を備えており、
    前記第1及び第2の選択経路(631、632)の一方だけが、前記可動ブロック(633)の位置に基づいて前記共用の経路(1100b)につながる、請求項17に記載の方法。
  20. 照射ターゲット(250)及び器具を管理するためのシステム(1000)であって、
    計装管(50)を備えている原子炉と、
    器具及び照射ターゲット(250)を、原子炉のアクセス障壁(411)の外側と前記計装管(50)との間で出し入れするための手段と
    を備えており、
    前記手段は、前記アクセス障壁(411)の内側へのアクセスを前記照射ターゲット(250)及び前記器具に選択的に提供するように構成された少なくとも1つの選択部(630)を備えているシステム(1000)。
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