JP2016501789A - おもちゃ装置を備えたキャップ - Google Patents

Abstract

可撓性パッケージ（１００）用の保証シール（１４）を備えたキャップ（１）は、おもちゃコンパートメント（２２、４４）と、キャップを振り動かすことによっておもちゃコンパートメント（２２、４４）内で自由に移動するボール（４２）とを有する。

Description

本発明は、特に、フルーツジュースおよびピューレ、ヨーグルト、ソフトドリンクなどの子供用飲料を含むビンまたは容器用の、たとえばプラスチックのキャップに関する。詳細には、本発明は、可撓性パッケージ用のキャップに関する。

欧州特許出願公開第１５３８１０５（Ａ１）号明細書 国際公開第２００８／０５０３６１（Ａ１）号パンフレット

本発明は、パッケージが無傷であることを確実にする保証シールが設けられ、それと同時に、キャップは、ビンまたは容器から分離された後、おもちゃとして使用され得ることからパッケージの購入を促すという点で、子供用の飲料の容器に特に適している。

そのような目的は、請求項１によって作り出されたキャップによって達成される。

本発明によるキャップの特性および利点は、添付の図を参照して、非限定的な例としてなされる以下の説明から明白になるであろう。

第１の実施形態による、本発明によるキャップの上方から見た図である。 第１の実施形態による、本発明によるキャップの下方から見た図である。 第１の断面平面による、図１ａおよび図１ｂのキャップの断面図である。 第２の断面平面による、図１ａおよび図１ｂのキャップの断面図である。 本発明による、キャップに施されたおもちゃ装置の側面図である。 図４のおもちゃ装置の上方から見た平面図である。 別の実施形態による、本発明によるキャップの上方から見た図である。 別の実施形態による、本発明によるキャップの下方から見た図である。 第１の断面平面による、図６ａおよび図６ｂのキャップの断面図である。 第２の断面平面による、図６ａおよび図６ｂのキャップの断面図である。 本発明によるキャップに施されたおもちゃ装置の上方から見た図である。 本発明によるキャップに施されたおもちゃ装置の下方から見た図である。 さらに別の実施形態による、本発明によるキャップの上方から見た図である。 さらに別の実施形態による、本発明によるキャップの下方から見た図である。 第１の断面平面による、図１１ａおよび図１１ｂのキャップの断面図である。 第２の断面平面による、図１１ａおよび図１１ｂのキャップの断面図である。 本発明によって作り出されたキャップが取り付けられ得る可撓性パッケージの容器、およびストローを備えるストロー組立体の変形例を示す図である。

添付の図を参照して、参照番号１は、全体的に、フルーツジュースおよびピューレ、ヨーグルト、ソフトドリンクのようなものなどの子供用飲料の容器用の、好ましくはプラスチックのキャップを示す。特に、キャップ１は、たとえば本出願人の名における文献、欧州特許出願公開第１５３８１０５（Ａ１）号明細書に示されたタイプの可撓性パッケージを閉じるものである。

好ましくは、可撓性パッケージは、可撓性材料のシートで作り出された２つの前壁と、側部と考えられるもの、たとえばまちとを備える容器と、容器の前壁の間にシール式に溶接された、ストローを備えるストロー組立体とを備える。

キャップ１は、主要軸Ｘに沿って延びる管状の密閉壁２を備える主要本体３を備え、密閉壁２には、容器にねじ込むための、特に、そのストローにねじ込むためのねじ山４が内部に設けられる。

側壁２は、ストローの挿入を可能にする入口開口６が存在する下側端部から、壁２を閉じる底部８が存在する上側端部まで延びる。

好ましくは、底部８は、前記底部８とストローの間にシールを形成するのに適したシーリング組立体を内部に備える。たとえば、シーリング組立体は、底部８から軸方向に突出する同心のシーリングリップ１０、１２の対を備える。

下側端部の、入口開口６において、主要本体３は、キャップ１が容器から緩められるときに少なくとも一部分内で裂けるのに適した保証シール１４を備える。

たとえば、保証シール１４は、キャップ１を容器から緩める際に破損するのに適した脆弱化された部分を備える、複数の連結点内で密閉壁２に連結された環状のバンド１６を備える。

特に、保証シール１４は、たとえば、ストロー組立体から突出する隆起部などの容器の抵抗要素と係合するのに適しており、前記脆弱化された部分は、キャップと前記抵抗要素の間の相対回転の結果破損するのに適している。

保証シールの実施形態の１つの例は、本出願人の名における国際公開第２００８／０５０３６１（Ａ１）号パンフレットに説明されている。

さらに、主要本体３は、密閉壁２を取り囲む、連続のまたは別個のセクションから構成された把持壁２０を備える。好ましくは、把持壁２０は、密閉壁２から径方向に離れ、キャップの内側にコンパートメント２２を形成する。

把持壁２０は、密閉壁２に連結され、たとえば、主要本体３は、把持壁２０を密閉壁２に連結する、内側コンパートメント２２内に配置された少なくとも１つのタブ２３、好ましくは、３つまたは４つの角度的に等距離にあるタブを備える。

好ましい実施形態によれば、把持壁２０は、たとえば、密閉壁２を取り囲む円形冠の形態の主要開口２４が存在する密閉壁２の下側端部の高さにある下側端部から、前記把持壁２０の自由リム２８によって境界付けられた付属開口２６が好ましくは存在する上側端部まで軸方向に延びる。

好ましい実施形態によれば、把持壁２０は、底部８または密閉壁２の上方を軸方向に延びる。換言すれば、自由リム２８および付属開口２６は、底部８または密閉壁２の上方に軸方向に配置され、それによって前記底部８または前記密閉壁２と、前記付属開口２６との間に、組立体コンパートメント３０を形成する。

好ましくは、主要本体３は、たとえば射出成形によって、たとえばプラスチック材料の一体品で作り出される。

キャップ１は、さらに、キャップを振り動かすことによって装置のおもちゃコンパートメント内で移動する、ボールなどの少なくとも１つのおもちゃ要素４２が設けられた、主要本体３に適用可能なおもちゃ装置４０を備える。

たとえば、おもちゃ装置４０は、把持壁２０の自由リム２８に配置される。

好ましくは、おもちゃ装置４０は、要素４２が中で移動する付属コンパートメント４４を有するカバー４６を備える。

好ましい実施形態によれば、色付けされたまたは透明のカバー４６は、中に含まれるおもちゃ要素４２が見えるように少なくとも部分的に透明である。

別の実施形態によれば、カバー４６は、不透明であり、それにより、おもちゃ要素４２は見えないが、子供は、おもちゃ要素４２が移動するときのその衝撃によって生じる音を聞くことができる。

好ましくは、カバー４６は、把持壁２０、特に、その自由リム２８と係合されて適所に留まり、したがってそれ自体を、少なくとも部分的に組立体コンパートメント３０内に位置決めし、好ましくは少なくとも部分的にその外部へと突出して、たとえばドームを形成する。

好ましくは、本発明によるキャップは、膨張する場合に空気がキャップを通り抜けるための安全通路を備え、その上部において、外部環境と内側コンパートメント２２を連通させる。

たとえば、前記安全通路は、おもちゃ装置４０と付属開口２６の自由リム２８との間に作り出される。

たとえば、図１ａから図５に示す本発明の第１の実施形態によれば、おもちゃ装置４０は、たとえばプレートの形態、たとえばディスク形状の付属ベース５０を備え、付属ベース５０は、組立体コンパートメント３０内に収容され、好ましくは主要本体３のタブ２３上に載置する。

前記実施形態によれば、カバー４６は、前記カバー４６と主要壁３の底部８との間に保持され続ける付属ベース５０上にも作用するように、把持壁２０とスナップ係合するのに適している。

特に、そのような目的に合わせて、カバー４６は、係合タブ５１を備え、係合タブ５１は、好ましくは互いから分かれて円周方向に延び、径方向に突出し、把持壁２０とスナップ係合するのに適している。

前記実施形態によれば、おもちゃ要素４２が中で移動するおもちゃコンパートメントは、前記カバー４６およびベース５０によって境界付けられ、付属コンパートメント４４に対応する。

たとえば図６ａから図１０ｂに示す別の実施形態によれば、おもちゃコンパートメントは、カバー４６によっておよび主要本体３によって、特に、密閉壁２の底部８によってまたは前記密閉壁２によってまたはタブ２３によって画定され、それにより、前記カバー４６と前記底部８または前記密閉壁２または前記タブ２３との間に、通路５５が、おもちゃ要素４２が横断しないように十分狭くして作り出される。

換言すれば、おもちゃ要素４２は、付属コンパートメント４４から内側コンパートメント２２まで通路５５を横断するのに適さないような寸法を有する。

特に、カバー４６は、内部に径方向の延長部Ａ１、たとえば底部８または密閉壁２と共に、おもちゃ要素４２が横断できない通路５５を形成するような直径を有する中央部分４６ａを備える（図８）。

加えて、前記カバー４６は、中央部分４６ａから径方向に突出する係合部分４６ｂを備え、係合部分４６ｂは、前記係合部分４６ｂに重なるそれぞれのタブ２３と共に、おもちゃ要素４２が横断できない通路５５を形成するような円周方向延長部Ｂを内部に有するが（図９）、好ましくは、内側の径方向延長部Ａ２は、中央部分４６ａの内側の径方向延長部Ａ１より大きい。

前記係合部分４６ｂは、外部的には、把持壁２０とスナップ係合するのに適しており、一方で、好ましくは、中央部分４６ａは、把持壁２０と係合しない。

加えて、前記係合部分４６ｂは、角度を付けて、たとえば、角度的に等距離で離され、それによってこれらの間に、中央部分４６ａおよび付属開口２６の自由リム２８と共に、膨張発生時に空気が通るための安全通路５８を画定する（図８）。

たとえば、図１１ａから図１３に示すさらに別の実施形態によれば、カバー４６の付属コンパートメント４４は、たとえばおもちゃ要素４２が横断するのに十分な幅でカバー４６と前記底部８または前記密閉壁２との間に形成された通路６０によって、主要本体の内側コンパートメント２２に向かって開いている。

前記実施形態によれば、内側コンパートメント２２は、おもちゃ要素４２の外側に向かって閉じられる。たとえば、キャップ１は、主要開口２４に配置された環状の境界付けストリップ７０を備え、それによっておもちゃ要素４２が横断できない二次通路７２を形成する。

たとえば、境界付けストリップ７０は、密閉壁２または保証シール１４または把持壁２と共働して前記二次通路７２を形成する。

好ましくは、境界付けストリップ７０は、主要本体３のタブ２３にスナップ締め付けされる。

別の実施形態によれば、境界付けストリップは、内側コンパートメント２２の主要開口２４を完全に閉じる。

前記実施形態によれば、おもちゃコンパートメントは、カバー４６および主要本体３の内側コンパートメント２２によって境界付けられた付属コンパートメント４４から構成される。

例として、図１４は、容器１００を示しており、容器１００は、可撓性材料のシートで作り出され、側部Ｂによって接合された２つの前壁Ａと、ストロー組立体Ｃであって、ストローＤを備え、容器の前壁間にシール式に溶接され、本発明によるキャップ１がそれに対して適用可能である、ストロー組立体とＣを備えて可撓性のパッケージを形成する。

革新的なことに、本発明によるキャップは、キャップをおもちゃとして使用できることから、特に子供の目を引き付ける容器またはビンを作り出す。特に、キャップを動かすことにより、外側からも見えるおもちゃ要素によって、音が作り出される。

当業者は、上記で説明したキャップに対して改変を加え、それによって付属の特許請求の範囲によって定義された保護の範囲にすべて含まれる付随する要求事項を満たしてよいことが明確である。

１ キャップ
２ 密閉壁
３ 主要本体
４ ねじ山
６ 入口開口
８ 底部
１０ シーリングリップ
１２ シーリングリップ
１４ 保証シール
１６ バンド
２０ 把持壁
２２ コンパートメント
２３ タブ
２４ 主要開口
２６ 付属開口
３０ 組立体コンパートメント
４０ おもちゃ装置
４２ おもちゃ要素
４４ 付属コンパートメント
４６ カバー
４６ａ 中央部分
４６ｂ 係合部分
５０ ベース
５１ 係合タブ
５５ 通路
５８ 安全通路
６０ 通路
７０ 境界付けストリップ
７２ 二次通路
１００ 容器

Claims (16)

1. 特に子供用の特に液体食品を含むための容器用のキャップ（１）であって、
   −主要本体（３）であって、
   ａ）一方の側では閉じられ、他方では入口開口（６）が設けられた管状密閉壁（２）であって、前記キャップを前記容器にねじ込むためのねじ山（４）が内部に設けられる、管状密閉壁（２）と、
   ｂ）保証シール（１４）であって、前記容器の抵抗要素と係合可能な前記密閉壁（２）に回転式に接合され、前記抵抗要素に関連する前記キャップの前記回転のための破損可能な部分が設けられる、保証シール（１４）とを備える、主要本体（３）と、
   −おもちゃコンパートメント（２２、４４）、および前記キャップを振り動かすことによって前記おもちゃコンパートメント（２２、４４）内で自由に移動し、前記おもちゃコンパートメント内に閉じ込められたおもちゃ要素（４２）と、
   を備えるキャップ（１）。
2. 前記主要本体（３）が、把持壁（２０）であって、前記密閉壁（２）を取り囲み、径方向に離れ、前記密閉壁（２）と回転式に一体化し、それによって前記密閉壁（２）と共に、主要開口（２４）によって前記入口開口（６）側で外側に向かって開く内側コンパートメント（２２）を画定する、把持壁（２０）を備える、請求項１に記載のキャップ。
3. 前記主要本体（３）が、前記把持壁（２０）を前記密閉壁（２）に連結する、前記内側コンパートメント（２２）内に収容された少なくとも１つのタブ（２３）を備える、請求項２に記載のキャップ。
4. 前記主要本体（３）に施された、視界に対して少なくとも部分的に透明であるカバー（４６）を備えるおもちゃ装置（４０）を備え、前記カバー（４６）は、前記おもちゃコンパートメント（２２、４４）を少なくとも部分的に境界付ける、請求項１から３のいずれか一項に記載のキャップ。
5. 前記密閉壁（２０）が、前記カバー（４６）と係合して前記カバー（４６）を適所に保持する、請求項４に記載のキャップ。
6. 前記おもちゃ装置（４０）が、前記密閉壁（２）によって支持されたベース（５０）を備え、前記カバー（４６）が、前記ベース（５０）の上に載り、それにより、前記おもちゃコンパートメント（４４）は、前記ベース（５０）によっておよび前記カバー（４６）によって境界付けされる、請求項４および５に記載のキャップ。
7. 前記カバー（４６）と前記密閉壁（２）との間に、通路（５５）が、前記付属コンパートメント（２２）に向かって作り出され、前記通路（５５）は、前記おもちゃ要素（４２）が横断しないよう十分に狭い、請求項４および５に記載のキャップ。
8. 前記カバー（４６）と前記タブ（２３）の間に、通路（５５）が、前記付属コンパートメント（２２）に向かって作り出され、前記通路（５５）は、前記おもちゃ要素（４２）が横断しないよう十分に狭い、請求項４または５および請求項３に記載のキャップ。
9. 前記カバー（４６）が、前記把持壁（２０）と係合されない中央部分（４６ａ）と、前記中央部分（４６ａ）から径方向に突出し、前記把持壁（２０）とスナップ係合するのに適した係合部分（４６ｂ）とを備える、請求項４から８のいずれか一項および請求項２に記載のキャップ。
10. 前記カバー（４６）の前記付属コンパートメント（４４）が、前記おもちゃ要素（４２）が横断するのに十分な広さの通路（６０）によって、前記主要本体（３）の前記内側コンパートメント（２２）と連通しており、それにより、前記おもちゃコンパートメントは、前記付属コンパートメント（４４）および前記内側コンパートメント（２２）から構成される、請求項４および５に記載のキャップ。
11. 前記内側コンパートメント（２２）の前記主要開口（２４）が、前記おもちゃ要素（４２）の退出を防止するように部分的に妨害される、請求項１０に記載のキャップ。
12. 前記主要本体（３）に施された環状境界付けストリップ（７０）を備えて、前記内側コンパートメント（２２）の前記主要開口（２４）を少なくとも部分的に妨害する、請求項１１に記載のキャップ。
13. 膨張発生時に外側からの空気が通ることを可能にするために上方に作り出された安全通路（５８）を備える、請求項１から１２のいずれか一項に記載のキャップ。
14. 前記主要本体（３）が、プラスチック材料の一体品で作り出される、請求項１から１３のいずれか一項に記載のキャップ。
15. ストローと、前記ストローにねじ込むのに適したキャップとを備える密閉組立体であって、前記キャップが、請求項１から１４のいずれか一項によって作り出される、密閉組立体。
16. 可撓性パッケージングであって、
    −可撓性材料のシートで作り出された２つの前壁を備える容器と、
    −ストローを備え、前記容器の前記前壁の間にシール式に溶接されたストロー組立体と、
    −請求項１から１４のいずれか一項に記載のキャップ（１）と、
    を備える、可撓性パッケージング。

Images