JP2016500176A - ライセンスの以前および現在の状態から決定されるアプリケーション・モード - Google Patents

ライセンスの以前および現在の状態から決定されるアプリケーション・モード Download PDF

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Abstract

本明細書において開示するのは、アプリケーション・ライセンシングを容易にするシステム、方法、およびソフトウェアである。少なくとも1つの実施態様では、アプリケーションを起動するとき、またはそれ以外でアプリケーションに関与するときに、アプリケーションに対するライセンスの以前の状態を識別する。加えて、このアプリケーションに対するライセンスの現在の状態も識別する。以前の状態および現在の状態に基づいて、どのモードでアプリケーションを提示するかについて決定を行う。次いで、決定したモードでアプリケーションの提示を開始することができる。【選択図】図1

Description

[0001] 本開示の態様は、コンピューター・ハードウェアおよびソフトウェア技術に関し、特に、ソフトウェア・ライセンシング技術に関する。
[0002] ソフトウェア製品の不正使用および不正配信を防止するために、種々のライセンシング・モデルおよび技術が存在する。例えば、解決手段の中には、ソフトウェアを認証するための製品鍵またはトークン、ならびにアクセスを管理するためのユーザー名およびパスワードを伴うものがある。解決手段の中には、インストール中にソフトウェア製品を認証するものがある。他の解決手段には、アプリケーションが起動される毎に認証を要求するものもあり、一方更に他の解決手段には、その変形または組み合わせ、あるいは完全に異なるメカニズムを採用する場合もある。
[0003] 多くの状況において、内部、外部、または他の場所に格納されているライセンス情報を参照して、ソフトウェア・ライセンスの状態を判定するのが通例である。このライセンス情報は、例えば、ライセンスが現在有効である(current)こと、失効していること、未払いであること等を示すことができる。次いで、ライセンスの状態に基づいて、当のアプリケーションを提示することができ、また場合によっては全く提示できない。例えば、ライセンス失効の検出時に、アプリケーションの限定バージョンが提示されることもあり、ユーザーは、ライセンスを購入または更新するために、ウェブサイトまたはアプリケーション販売店を訪問するように促されることもある。
[0004] 所与のライセンス実施枠組みの有効性とユーザー体験の品質との均衡を取ることは、多くのソフトウェア開発者に直面する1つの課題となっている。一般に、実施枠組みが厳格である程、即ち、厳しい程、不正使用および配信に対抗して所与のソフトウェア製品に付与される予防策は強くなる。しかしながら、このようなライセンス実施は、最適ではないユーザー体験に通じる可能性もある。
[0005] 本明細書において提供するのは、アプリケーション・ライセンシングを容易にするシステム、方法、およびソフトウェアである。少なくとも1つの実施態様では、あるアプリケーションに対するライセンスの以前の状態を、そのアプリケーションを起動するときまたはそれ以外で関与する(engage)ときに、識別する。加えて、アプリケーションに対するライセンスの現在の状態も識別する。以前の状態および現在の状態に基づいて、アプリケーションをどのモードで提示するかに関して決定を行う。次いで、決定したモードでのアプリケーションの提示を開始することができる。
[0006] この全体像は、技術的開示において以下で更に説明する概念から選択したものを、簡略化した形態で紹介するために設けられている。尚、この全体像は、特許請求する主題の主要な特徴または必須の特徴を識別することを意図するのではなく、特許請求する主題の範囲を限定することを意図するのでもないことは、理解されてしかるべきである。
[0007] 本開示の多くの態様は、以下の図面を参照すると、一層良く理解することができる。これらの図面に関連付けて様々な実施態様を説明するが、本開示は、本明細書において開示される実施形態に限定されるのではない。逆に、全ての代替、変更、および均等を包含することを意図している。
図1は、一実施態様におけるアプリケーション環境を示す。 図2は、一実施態様におけるライセンス・プロセスを示す。 図3は、一実施形態における計算システムを示す。 図4は、一実施態様における通信デバイスを伴う動作シナリオを示す。 図5は、一実施態様における通信デバイスを更に示す。 図6は、一実施態様における動作シナリオを示す。 図7は、一実施形態における動作シナリオを示す。 図8は、一実施形態における動作シナリオを示す。 図9は、一実施態様における動作シナリオを示す。
[0017] 本明細書において説明する実施態様は、アプリケーション・ライセンシングの改善に備え、これによって、アプリケーションまたは一揃いのアプリケーションに対するライセンスの以前の状態、およびこのアプリケーションまたは一揃いのアプリケーションに対するライセンスの現在の状態の双方に少なくとも基づいて、アプリケーション・モードを決定する。ライセンスの以前の状態および現在の状態を考慮することによって、柔軟なアプリケーションの使用に対処しつつも、ライセンス・メカニズムを順応させる(accommodate)ことができる。
[0018] 例えば、ライセンスの現在の状態が失効であっても、ユーザーがこのアプリケーションを使用し続けることを許可することもできる。これは、ライセンスの以前の状態が支払い済みのとき、または他の方法で許可されているときに、行うことができる。他の例では、ライセンスの以前の状態が最近失効した場合であっても、ユーザーがこのアプリケーションを使用し続けることを許可することもできる。このような場合、このような使用は、ライセンスの現在の状態をチェックしながら、許可される。場合によっては、現在の状態が未払いと報告されている場合もあり得るが、この場合、アプリケーション全体の使用を継続することができる。しかしながら、最近のライセンスの失効をユーザーに警告し、ライセンスを購入するまたは他の方法で許可することができるようなメカニズムを提供するというような、他の措置を講ずることもできる。
[0019] 実施態様の中には、ライセンスの現在の状態を判定するときに、ライセンスの以前の状態を更新し、更新した以前の状態を得ることができるようにしてもよい。したがって、アプリケーションの次の起動中、ライセンスの現在の状態と共に、更新された以前の状態が検査される。
[0020] 図面を参照すると、図1は、ライセンスの以前の状態および現在の状態に基づいてアプリケーションの使用を許可するライセンス・プロセスを採用することができるアプリケーション環境を示す。図2は、ライセンス・プロセスを示し、一方図3は、これらのライセンス・プロセスおよびアプリケーション環境を実現することができる計算システムを示す。図4は、通信デバイスの動作を示し、それ自体は更に図5に示される。図6〜図9は、図4および図5における通信デバイスを伴う様々な動作シナリオを示す。
[0021] これより図1に移ると、一実施態様におけるアプリケーション環境100が示されている。アプリケーション環境100は、アプリケーション101、ローカル・ライセンス情報103、リモート・ライセンス情報105、提示モード107、および提示モード109を含む。アプリケーション101は、ライセンス、条件、あるいはその使用および配信を制限する他の制約または指針を受ける任意のソフトウェア・アプリケーションまたは製品とすればよい。アプリケーション101の例は、生産性アプリケーション、通信アプリケーション、共同作業アプリケーション、ゲーミング・アプリケーション、企業用アプリケーション、および移動体用アプリケーション、そしてこれらの任意の組み合わせまたは変形、更にはその使用および配信について少なくとも何らかの制約を受ける他のタイプのアプリケーションを含む。
[0022] ローカル・ライセンス情報103は、アプリケーション101に対するライセンスの以前の状態を識別することができる任意の情報とすればよく、一方リモート・ライセンス情報105は、アプリケーション101に対するライセンスの現在の状態を識別することができる任意の情報とすればよい。また、ローカル・ライセンス情報103およびリモート・ライセンス情報105は、相対的なレイテンシーに関しても解釈することができる。ローカル・ライセンス情報103は、ライセンスの以前の状態をライセンスの現在の状態と比較して識別するときに伴うレイテンシーが短くなるように格納すること、またはリモート・ライセンス情報に関係する位置に格納することができる。
[0023] 例えば、ローカル・ライセンス情報103は、アプリケーション101に関してローカルに格納されている任意の情報でもよく、その少なくとも一部がアプリケーション101に対するライセンスの以前の状態を表すデーターを含めばよい。リモート・ライセンス情報105は、アプリケーション101に関して離れて格納されている任意の情報でもよく、その少なくとも一部が、アプリケーション101に対するライセンスの現在の状況を現すデーターを含めばよい。単に例示の目的のために限って端的に図3を参照すると、ローカル・ライセンス情報103は記憶システム303上に格納されればよく、一方リモート・ライセンス情報105は、計算システム300から離れており、通信インターフェース307を通じてアクセス可能な何らかの他のシステムに格納されればよい。
[0024] 他の例では、ローカル・ライセンス情報103がアプリケーション101から離れて格納されてもよく、一方リモート・ライセンス情報105もアプリケーション101から離れて格納されてもよい。このような例では、ライセンスの以前の状態を判定するときに伴うレイテンシーは、ライセンスの現在の状態を識別するときに伴うレイテンシーよりも、なおも少なくすることができる。これは、ローカル・ライセンス情報103が、リモート・ライセンス情報105が存在するかもしれない場所に対して相対的にアプリケーション101に近い場所に格納されるときというように、多数のシナリオで発生することがあり得る。
[0025] 提示モード107は、アプリケーション101に対するライセンスの以前の状態および現在の状態双方に依存して、ディスプレイのようなユーザー・インターフェースを介してアプリケーションを提示することができる1つのモードを表す。また、提示モード109は、アプリケーション101に対するライセンスの以前の状態および現在の状態双方に基づいて、アプリケーション101を提示することができる他のモードも表す。提示モード107の塗りつぶし様式(fill style)は、種々のアプリケーション・モードが、ライセンスに対する以前および現在の状態に可能な種々の組み合わせに基づいて可能であることを実証するために、提示モード109の塗りつぶし様式とは異なる。例えば、1つの状態の組み合わせが1つの特定のアプリケーション・モードに対応することができ、一方他の状態の組み合わせが他の異なるアプリケーション・モードに対応することができる。どのモードでアプリケーションを提示するかは、アプリケーションのどの特徴(feature)、サービス、ツール、および他の側面が入手可能であるかに影響を及ぼすこともある。
[0026] 図2は、アプリケーション・ライセンシングを容易にするための実施態様において採用することができるライセンス・プロセス200を示す。ライセンス・プロセス200についての以下の論述は、その動作を例示するために、アプリケーション環境100を参照しながら進める。動作において、アプリケーション101を起動したことまたはこれに関与したことに応答して、アプリケーション101に対するライセンスの以前の状態、およびアプリケーション101に対するライセンスの現在の状態を識別する(ステップ201)。アプリケーション101は、種々の仕方で起動すること、またはそれ以外で関与することができる。例えば、アプリケーション101は、アプリケーション101と関与する要望を示すタッチ、クリック、またはジェスチャーのような、ユーザー入力またはコマンドに応答して起動されてもよい。他の例では、アプリケーション101が既に開いている即ち実行しているのでもよく、あるいは少なくとも既に起動されていてもよく、ユーザーは、アプリケーション101のビューにナビゲートすればよい。更に他の例では、他のアプリケーションまたはソフトウェア・コンポーネントがアプリケーション101をコールする、またはそれ以外でアプリケーション101に関与するアクションを開始するのでもよい。
[0027] 次いで、アプリケーション101を提示することができるモードを、アプリケーション101に対するライセンスの以前の状態およびライセンスの現在の状態に基づいて決定する(ステップ203)。前述のように、多数の状態の組み合わせが可能であり得る。種々の組み合わせは、種々のアプリケーション・モードに対応することができる。例えば、いくつかの組み合わせが1つのモードに対応してもよく、一方他の複数の組み合わせが他の1つのモードに対応してもよい。更に他の例では、各組み合わせが唯一のアプリケーション・モードに対応するのでもよい。尚、種々の組み合わせ、アプリケーション・モード、およびその対応が可能であり、本開示の範囲内に該当すると考えられることを注記しておく。
[0028] 次いで、先に決定されたモードにしたがって、アプリケーション101を提示することができる(ステップ205)。各モードは、他のモードに対して、種々の面で異なってよい。例えば、あるモードが、他のモードでは見られないまたは利用できない特徴、サービス、またはツールを含んでもよい。他の例では、1つのモードにおいて利用可能な特徴、サービス、またはツールが、他のモードにおけるそれらと同一または同様であるが、その利用可能性が、時間、使用頻度、または他の何らかの相応する制限要因に関して制限されてもよい。尚、モード間において種々の相違が可能であり、本開示の範囲に該当すると考えられることを注記しておく。
[0029] ライセンス・プロセス200は、全体的に、ライセンスの以前および現在の状態を識別し、アプリケーション・モードを判定し、このモードにしたがってアプリケーションを提示することを示すが、ライセンス・プロセス200の変形も可能である。例えば、ライセンス・プロセス200の1つの変形は、前述のステップの各々を実際に実行することに加えて、またはその代わりに、前述のステップの各々を開始する(initiate)ことを伴ってもよい。例えば、ライセンス・プロセス200の1つの変形は、以前および現在の状態の識別を開始し、アプリケーション・モードの判定を開始し、このモードにしたがってアプリケーションの提示を開始することの一部または全部を含んでもよい。
[0030] 図3を参照すると、計算システム300は、ライセンス・プロセス200またはその変形を相応に実装することができるあらゆる計算装置、システム、または複数のシステムを代表することができる。任意に、計算システム300は、アプリケーション環境100の全部または一部を実現するのに適するのでもよい。計算システム300の例には、セル・フォン、タブレット・コンピューター、ラップトップ・コンピューター、ノートブック・コンピューター、およびゲーミング・デバイスのような移動体計算デバイス、ならびにあらゆる他のタイプの移動体計算デバイスおよびそのあらゆる組み合わせまたは変形が含まれる。また、計算システム300の例には、デスクトップ・コンピューター、サーバー・コンピューター、および仮想機械、ならびに、他のあらゆるタイプの計算システム、その変形、またはその組み合わせも含まれる。
[0031] 計算システム300は、処理システム301、記憶システム303、ソフトウェア305、通信インターフェース307、およびユーザー・インターフェース309を含む。処理システム301は、記憶システム303、通信インターフェース307、およびユーザー・インターフェース309に動作可能に結合される。処理システム301は、ソフトウェア305を記憶システム303からロードして実行する。全体的には計算システム300によって、具体的には処理システム301によって実行されると、ソフトウェア305は、ライセンス・プロセス200またはその変形について本明細書において説明したように、計算システム300に動作するように指令する。計算システム300は、任意に、追加のデバイス、特徴、または機能も含むことができるが、簡潔にするという目的上、ここでは論じない。
[0032] 更に図3を参照すると、処理システム301は、マイクロプロセッサーと、ソフトウェア305を記憶システム303から引き出して実行する他の回路とを含むこともできる。処理システム301は、1つの処理デバイス内部に実装されてもよいが、プログラム命令を実行するときに協働する多数の処理デバイスまたはサブシステムに跨がって分散されてもよい。処理システム301の例には、汎用中央処理ユニット、特定用途プロセッサー、および論理デバイス、ならびにあらゆる他のタイプの処理デバイス、その組み合わせ、または変形が含まれる。
[0033] 記憶システム303は、処理システム301によって読み取り可能であり、ソフトウェア305を格納することができる任意のコンピューター読み取り可能記憶媒体を含むことができる。記憶システム303は、揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含むことができ、これらは、コンピューター読み取り可能命令、データー構造、プログラム・モジュール、または他のデーターというような情報の格納のための任意の方法または技術で実現される。記憶媒体に加えて、実施態様の中には、記憶システム303が、ソフトウェア305を伝達することができる通信媒体も含むことができる場合もある。記憶システム303は、1つの記憶デバイスとして実装されてもよいが、同じ場所に配置された、または互いに対して分散された多数の記憶デバイスまたはサブシステムに跨がって実装されてもよい。記憶システム303は、処理システム301と通信することができる、コントローラーのような、追加のエレメントも含むことができる。
[0034] 記憶媒体の例には、ランダム・アクセス・メモリー、リード・オンリー・メモリー、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュ・メモリー、仮想メモリーおよび非仮想メモリー、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク・ストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望の情報を格納するために使用することができ、命令実行システムによってアクセスすることができる他のあらゆる媒体、更にはこれらのあらゆる組み合わせまたは変形、あるいは他のあらゆるタイプの記憶媒体が含まれる。伝搬信号は、記憶媒体には該当しない。
[0035] ソフトウェア305は、プログラム命令で実現することができ、機能の中でもとりわけ、全体的には計算システム300によって、または具体的には処理システム301によって実行されると、計算システム300または処理システム301に、ライセンスの以前および現在の状態を識別し、このライセンスの以前および現在の状態に基づいてアプリケーション・モードを決定し、決定したモードにしたがってアプリケーションを提示するように指令する。ソフトウェア305は、オペレーティング・システム・ソフトウェアまたは他のアプリケーション・プログラムのような、追加のプロセス、プログラム、またはコンポーネントも含むことができる。また、ソフトウェア305は、ファームウェア、または処理システム301によって実行可能な何らかの他の形態の機械読み取り可能処理命令も含むことができる。
[0036] 少なくとも1つの実施態様では、プログラム命令は、ローカル・ライセンス情報に少なくとも部分的に基づいてソフトウェア・アプリケーションに対するライセンスの第1状態を判定するように処理システム301に指令する第1プログラム命令と、リモート・ライセンス情報に少なくとも部分的に基づいてソフトウェア・アプリケーションに対するライセンスの第2状態を判定するように処理システム301に指令する第2プログラム命令と、ライセンスの第1状態およびライセンスの第2状態に少なくとも部分的に基づいてソフトウェア・アプリケーションを提示するときに従うアプリケーション・モードを決定するように処理システム301に指令する第3プログラム命令とを含むことができる。
[0037] 実施態様の中には、プログラム命令が、アプリケーションの現在の状態に基づいて、アプリケーションに対するライセンスの以前の状態を、更新された以前の状態に更新するように処理システム301に指令する第4プログラム命令を含むとよい場合もある。その後のアプリケーションの起動に応答して、第4プログラム命令は、アプリケーションに対するライセンスの更新された以前の状態およびその後の現在の状態を識別し、更新された以前の状態およびその後の現在の状態に少なくとも基づいて、その後のアプリケーション・モードを決定するように処理システム301に指令し、その後のアプリケーション・モードにしたがってアプリケーションの提示を開始するように処理システム301に指令することができる。シナリオの中には、第4プログラム命令が、前述のアプリケーション・モードにおいてソフトウェア・アプリケーションを提示するように、計算システム300の処理システム301または他のエレメントに指令するとよい場合もある。
[0038] 一般に、ソフトウェア305は、処理システム301にロードされ実行されると、計算システム300全体を汎用計算システムから、実施態様毎に本明細書において説明するようなアプリケーション・ライセンシングを容易にするようにカスタム化された特殊目的計算システムに変換することができる。実際、記憶システム303上においてソフトウェア305をエンコードすると、記憶システム303の物理構造を変換することができる。物理構造の具体的な変換は、この説明の異なる実施態様における種々の要因に依存してもよい。このような要因の例には、記憶システム303の記憶媒体を実現するために使用された技術、コンピューター記憶媒体が主ストレージまたは副ストレージのどちらとして特徴付けられるかを含むことができるが、これらに限定されるのではない。
[0039] 例えば、コンピューター記憶媒体が半導体ベースのメモリーとして実現される場合、ソフトウェア305は、プログラムがその中でエンコードされると、半導体メモリーの物理状態を変換することができる。例えば、ソフトウェア305は、半導体メモリーを構成するトランジスター、キャパシター、または他のディスクリート回路エレメントの状態を変換することができる。同様の変換は、磁気媒体または光媒体に関しても行うことができる。本説明の範囲から逸脱することなく、物理媒体の他の変換も可能であり、以上の例は、この論述を容易にするためにのみ挙げられたに過ぎない。
[0040] 尚、計算システム300は、全体的に、ライセンス・プロセス200(およびその変形)、そして任意にアプリケーション環境100の全部または一部を実現するためにソフトウェア305が配備および実行される計算システムを表すことを意図していることは理解されてしかるべきである。しかしながら、計算システム300は、ソフトウェア305を実現する(stage)ことができ、ソフトウェア305を配信、移送、ダウンロード、またはそれ以外の方法で、配備および実行、または更に追加の配信のために更に他の計算システムに提供することができるあらゆる計算システムを表すこともできる。
[0041] 再度図1を参照すると、ソフトウェア305を採用する計算システム300の動作によって、アプリケーション環境100に関して変換を実行することができる。一例として、アプリケーション101は、ライセンス・プロセス200またはその変形に従うとき、1つの状態から他の状態に変換されると考えることができる。第1状態では、計算システム300は、アプリケーション101に対するライセンスの以前および現在の状態に基づいて、アプリケーション101を提示モード107でレンダリングすることができる。以前の状態または現在の状態、あるいは双方のいずれかに関して変化が生じたときに、計算システム300は提示モード109でアプリケーション101をレンダリングすることができる。
[0042] 再度図3を参照すると、通信インターフェース307は、通信接続と、計算システム300と他の計算システム(図示せず)間における通信を、通信ネットワークまたはネットワークの集合体(図示せず)を通じて可能にするデバイスとを含むことができる。統合してシステム間通信を可能にする接続およびデバイスの例には、ネットワーク・インターフェース・カード、アンテナ、電力増幅器、RF回路、送受信機、および他の通信回路を含むことができる。これらの接続およびデバイスは、金属、ガラス、空気、または任意の他の適した通信媒体のように、通信媒体を通じて通信して、他の計算システムまたはシステムのネットワークと通信を交換することができる。前述の通信媒体、ネットワーク、接続、およびデバイスは、周知でありここで延々と論ずる必要はない。
[0043] ユーザー・インターフェース309は、マウス、音声入力デバイス、ユーザーからジェスチャーを受けるタッチ入力デバイス、非接触ジェスチャーおよびユーザーによる他の動きを検出する動き入力デバイス、ならびにユーザーからユーザー入力を受けることができる他の相当する入力デバイスおよび関連する処理エレメントを含むことができる。ディスプレイ、スピーカー、触覚系デバイス、および他のタイプの出力デバイスというような出力デバイスも、ユーザー・インターフェース309に含むことができる。前述のユーザー入力デバイスは、当技術分野では周知であり、ここで延々と論ずる必要はない。また、ユーザー・インターフェース309は、先に論じた種々のユーザー入力および出力デバイスをサポートするために、処理システム301によって実行可能な関連ユーザー・インターフェース・ソフトウェアも含むことができる。 ユーザー・インターフェース・ソフトウェアおよびデバイスは、別々にまたは互いに組み合わせて、更に他のハードウェアおよびソフトウェア・エレメントと組み合わせて、グラフィカル・ユーザー・インターフェース、自然ユーザー・インターフェース、または他のあらゆる種類のユーザー・インターフェースを提供することができる。
[0044] 図4は、通信デバイス401によるライセンス・プロセス200のアプリケーションを伴う一実施態様における動作シナリオ400を示す。通信デバイス401は、制御エレメント403およびディスプレイ・システム405を含む。通信デバイス401は、図5に関して更に詳細に説明する他のコンポーネントを含む。これらのコンポーネントには、処理システム501、記憶システム503、ソフトウェア505、通信インターフェース507、およびユーザー・インターフェース509が含まれる。ソフトウェア505は、アプリケーション434を含み、アプリケーション434自体がライセンス・プロセス200を含む。ライセンス・プロセス200は、任意に、アプリケーション434とは別個に実装されてもよい。
[0045] 動作において、ユーザー・インターフェース509と併せて、処理システム501は、オペレーティング・システム・エレメントのような、ソフトウェア505の一部をロードし実行して、ディスプレイ・システム405による表示のために、アプリケーション・メニュー407をレンダリングする。オペレーティング・システムの例には、Windows(登録商標)、iOS、およびAndroid、ならびに他のあらゆる適したオペレーティング・システムが含まれる。アプリケーション・メニュー407は、アプリケーション・アイコン411〜419を含む。アプリケーション・アイコン411〜419は、各々、通信デバイス401上にインストールされているアプリケーションに対応する。アプリケーション・アイコン411〜419から1つを選択すると、対応するアプリケーションが起動される。尚、アプリケーションは、アプリケーション・ハブのような、他のビュー内部から選択されてもよいことを注記しておく。
[0046] 動作シナリオ400において、アプリケーション・アイコン414が時点Tにおいて選択される。例示の目的に限って、アプリケーション・アイコン414はアプリケーション434に対応すると過程する。時点Tにおいて、通信デバイス401は、アプリケーション434に対するライセンスの以前の状態を識別する。これは、通信デバイス401内部に格納されている、ローカルに格納されたライセンス情報を参照することによって遂行することができる。時点Tにおいて、通信デバイス401はライセンシング・サービス421と通信して、アプリケーション434に対するライセンスの現在の状態を識別する。ライセンシング・サービス421は、種々のソースからプロビジョニング・データーを取得する、製品鍵を取得する、無鍵許可を与える、およびユーザー対機械関係を管理するというような、多数の機能を実行することができる。
[0047] ライセンスの以前および現在の状態を識別し終えると、時点Tにおいて、アプリケーション434を提示することができるアプリケーション・モードを識別する。先に論じたように、以前および現在のライセンス状態には多数の組み合わせが可能であり得るので、多数のアプリケーション・モードも可能であり得る。異なるアプリケーション・モード間において可能な多様さを例示するために、2つのアプリケーション提示例を紹介する。
[0048] 最初に、時点T5Aにおいて、モードAにしたがってアプリケーション434を提示する。この例では、アプリケーション434は、4つの特徴435、436、437、および438と共に提示される。しかしながら、特徴437は、ディスエーブルされた状態で示されている。対照的に、時点T5Bにおいて、4つの特徴全てがイネーブルされた状態で示されており、特徴437を含む。これは、アプリケーション・モードが特徴レベルで異なってもよい一面を単に実証することを意図している。アプリケーション・モードが異なることができる他の仕方も可能であり、本開示の範囲内に該当すると考えることができる。
[0049] 図6〜図9は、通信デバイス401によるライセンス・プロセスの応用を更に説明する様々な動作シーケンスを示す。図6を参照すると、シーケンス600において、アプリケーション434は、記憶システム503に格納されているローカル・ライセンス情報をチェックして、アプリケーション434に対するライセンスの以前の状態を判定する。このシーケンスでは、例示の目的のために、以前の状態が支払い済みであると仮定する。ライセンスの以前の状態が支払い済みであるので、アプリケーション434を最大モードで提示することができる。
[0050] その間に、アプリケーション434はライセンシング・サービス421と通信して、アプリケーション434に対するライセンスの現在の状態を判定する。このシーケンスでは、現在の状態は最近失効したことになっている。ライセンスの現在の状態を判定したとき、アプリケーション434は、ライセンスの以前の状態を支払い済みから最近消失に更新する。このように、次回アプリケーション434が起動されるとき、以前の状態はライセンスの最近の失効を正確に反映する。
[0051] 図7では、シーケンス700が提示されることによって、ライセンスの以前の状態の開始値が最近失効になる。これは、アプリケーション434を起動して、記憶システム503に格納されているライセンシング情報を調べるときに判定することができる。ライセンスは失効しているが、以前の状態が単に最近失効したに過ぎないので、アプリケーション434を最大モードで提示することができる。
[0052] また、アプリケーション434はライセンシング・サービス421と通信して、ライセンシング・サービス421によって維持されているライセンスの現在の状態をチェックする。この図では、現在の状態は支払い済みになっている。アプリケーション434は、これにしたがって、ライセンスの以前の状態を、最近失効から支払い済みに更新する。このように、次回アプリケーション434が起動されるときに、以前の状態は、ライセンスがもはや最近失効したのではなく、支払い済みであることを正確に反映する。
[0053] 図8を参照すると、シーケンス800は、アプリケーション434の起動から開始し、この時点において、記憶システム503に格納されているローカル・ライセンス情報がチェックされ、ライセンスの以前の状態が求められる。このシーケンスでは、例示の目的のために、以前の状態が最近失効になっていると仮定する。ライセンスは失効しているが、以前の状態は単に最近失効したに過ぎないので、アプリケーション434を最大モードで提示することができる。次に、ライセンシング・サービス421によって維持されているリモート・ライセンス情報を入手して、アプリケーション434に対するライセンスの現在の状態を判定する。
[0054] このシーケンスでは、例示の目的のために、現在の状態が未払いであると仮定する。ライセンスの現在の状態が未払いである状況では、多数の応答が誘起される可能性がある。この図では、ライセンスが未払い状態であるという警告がユーザーに与えられる。ユーザーが、ライセンスを購入するというような、種々の措置を講ずることも可能であるとよい。いずれの場合でも、記憶システム503に格納されているライセンスの以前の状態は、未払いに更新されて、ライセンスがもはや最近失効状態ではないことを反映する。
[0055] 図9において、シーケンス900は、アプリケーション434が起動されるときにも開始する。アプリケーション434を起動するとき、記憶システム503に格納されているローカル・ライセンス情報をチェックして、アプリケーション434に対するライセンスの以前の状態を判定する。このシーケンスでは、例示の目的のために、以前の状態が未払いであると仮定する。以前の状態が未払いなので、アプリケーション434は限定モードで提示される場合もある。例えば、限定モードは、最大モードにおけるそれらに対して少ない特徴、ツール、または他の側面を含むのでもよい。シナリオによっては、限定モードを無料モードまたはお試しモードと見なしてもよい。
[0056] また、シーケンス900は購入選択肢も含み、この購入選択肢は、アプリケーション434に最大モードでの提示の資格を与えるために実行することができる。アプリケーション434または他の何らかのユーティリティは、ライセンシング・サービス421と通信して、ライセンスを購入する、またそうでなければ更新することができる。例えば、ユーザーは、アプリケーション販売店を通じてアプリケーション434を即座に購入し、登録に基づく使用のためにサイン・アップすることができ、あるいは有効な登録、ボリューム・ライセンス、または他のライセンシング方式と関連付けられた識別情報(identity)を使用してサイン・インすることも潜在的に可能である。尚、購入選択肢は、アプリケーション・アクセスを許可することができる多くの異なる方法の一例に過ぎないことを注記しておく。
[0057] このシナリオでは、記憶システム503に格納されているローカル・ライセンス情報を更新して、ライセンスの状態が現在では支払い済みであることを反映することができる。このように、次回アプリケーション434が起動されるとき、ライセンスの以前の状態は、アプリケーション434に対するライセンスが既に支払われており、アプリケーション434を最大モードで提示することを許可することを正確に反映する。
[0058] 他のシナリオでは、ライセンスの購入を試すことを可能にしなくてもよい。例えば、通信デバイス401がライセンシング・サービス421と通信することができないために、アプリケーション434がライセンシング・サービス421と通信できないこともあり得る。このようなシナリオでは、アプリケーション434を最大モードで提示できるように、例外を許してもよい。このように、少なくとも一時的に、限定モードでアプリケーション434を提示することを回避することもできる。
[0059] 状況によっては、アプリケーション434がライセンシング・サービス421と通信できない期間を追跡してもよい。この期間を期間判断基準と比較して、アプリケーション434を最大モードで提示することができるように例外を許可してもよいか否か判断することができる。例えば、この期間を閾値時間量と比較するのでもよい。期間が閾値時間量を超えない場合、アプリケーション434を最大モードで提示することができる。この期間が閾値時間量と一致するまたはこれを超える場合、例外を許可せず、アプリケーション434を限定モードで提示するように処理を進めるのでもよい。
[0060] 実施態様の中には、アプリケーションが、一揃いのアプリケーションにおけるいくつかのアプリケーションの内の1つである場合もある。ライセンスの以前の状態は、アプリケーションに関連する開発者のプロファイルに基づいて、アクセス可能にしてもよい。このように、ローカル・ライセンス情報には、一揃いの中にある多数のアプリケーションのいずれかに代表してアクセスすることができる。例えば、一揃いのアプリケーションに対してライセンスを取得し、このライセンスの以前の状態を示すライセンス情報を格納することができる。リモート・ライセンス情報は、オンライン・ライセンス・サービスまたは他の何らかの離れたデーター・ストアに格納することができる。リモート・ライセンス情報は、一揃いに対するライセンスの現在の状態を示すことができ、アプリケーションの開発者、ユーザーの識別情報、ライセンスの識別情報、または他のあらゆるタイプの適した識別情報というような、種々の情報に基づいてアクセス可能であるとよい。
[0061] アプリケーションの一揃いから1つのアプリケーションを起動するとき、このアプリケーションに関連する開発者プロファイルに基づいて、ローカル・ライセンス情報にアクセスすることができる。したがって、この一揃いから他のアプリケーションが起動されるとき、同じローカル・ライセンス情報にアクセスすればよい。実際に、このような構成は、アプリケーションの一揃いに属するか否かには関係なく、いずれのアプリケーションについてのライセンス情報へのアクセスも、アプリケーションの開発者の識別情報またはプロファイルに基づいて管理することを可能にする。
[0062] 実施態様の中には、開発者プロファイルによって示されるアプリケーションの開発者の識別情報に基づいてアクセス可能なデーター構造に、ローカル・ライセンス情報を格納し、ここから引き出すとよい場合がある。ローカル・ライセンス情報を引き出すためには、アプリケーションは、データー構造にアクセスするためのユーティリティ・アプリケーションに要求を伝えればよい。ユーティリティ・アプリケーションの一例に、キーチェーン・サービス・アプリケーション(keychain service application)がある。
[0063] このようなキーチェーン・サービス・アプリケーションまたはキーチェーン・ユーティリティの1つを伴う種々のシナリオでは、アプリケーションに関連する開発者プロファイルに基づいてアクセス可能なキーチェーン・データー構造にライセンスの以前の状態を格納することができるように、アプリケーションはライセンスの以前の状態をキーチェーン・ユーティリティに伝えることができる。このアプリケーションまたは同じ開発者に関連する他のアプリケーションも、キーチェーン・ユーティリティと通信して、ライセンスの以前の状態にアクセスすることができる。
[0064] 再度図5を参照すると、通信デバイス401は、アプリケーション434およびライセンス・プロセス200またはその変形を相応に実現できるあらゆる計算装置、システム、または複数のシステムを現すことができる。通信デバイス401の例には、セル・フォン、タブレット・コンピューター、ラップトップ・コンピューター、ノートブック・コンピューター、およびゲーミング・デバイスのような移動体計算デバイス、ならびに他のあらゆるタイプの移動体計算デバイス、更にはそのあらゆる組み合わせまたは変形が含まれる。尚、通信デバイス401の特徴および機能は、デスクトップ・コンピューター、サーバー・コンピューター、および仮想機械、ならびにあらゆる他のタイプの計算システム、その変形または組み合わせにも同様に適用できることを注記しておく。
[0065] 通信デバイス401は、処理システム501、記憶システム503、ソフトウェア505、通信インターフェース507、およびユーザー・インターフェース509を含む。処理システム501は、動作可能に記憶システム503、通信インターフェース507、およびユーザー・インターフェース509に結合されている。処理システム501は、ソフトウェア505を記憶システム503からロードして実行する。全体的には通信デバイス401によって、具体的には処理システム501によって実行されると、ソフトウェア505は、ライセンス・プロセス200またはその変形について本明細書において説明したように、通信デバイス401に動作するように指令する。通信デバイス401は、任意に、簡潔さの目的のためにここでは論じなかった追加のデバイス、特徴、または機能を含むこともできる。
[0066] 更に図5を参照すると、処理システム501は、マイクロプロセッサー、およびソフトウェア505を記憶システム503から引き出して実行する他の回路を含むことができる。処理システム501は、1つの処理デバイス内部に実装すればよいが、プログラム命令を実行するときに協働する多数の処理デバイスまたはサブシステムに跨がって分散されてもよい。処理システム501の例には、汎用中央処理ユニット、特定用途プロセッサー、および論理デバイス、ならびに他のあらゆるタイプの処理デバイス、その組み合わせ、または変形が含まれる。
[0067] 記憶システム503は、処理システム501によって読み取り可能でありソフトウェア505を格納することができるあらゆるコンピューター読み取り可能媒体または記憶媒体を含むことができる。記憶システム503は、揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含み、コンピューター読み取り可能命令、データー構造、プログラム・モジュール、または他のデーターのような情報の格納のための任意の方法または技術で実現することができる。記憶システム503は、1つの記憶デバイスとして実現することもできるが、互いに対して同じ場所に配置されたまたは分散された多数の記憶デバイスまたはサブシステムに跨がって実現されてもよい。記憶システム503は、処理システム501と通信することができるコントローラーのような追加のエレメントも含むことができる。記憶媒体の例には、ランダム・アクセス・メモリー、リード・オンリー・メモリー、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュ・メモリー、仮想メモリーおよび非仮想メモリー、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク・ストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは所望の情報を格納するために使用することができ、命令実行システムによってアクセスすることができる他のあらゆる媒体、更にはそのあらゆる組み合わせまたは変形、あるいは他のあらゆるタイプの記憶媒体が含まれる。伝搬信号は、記憶媒体に該当しない。
[0068] ソフトウェア505は、プログラム命令で実現することができ、機能の中でもとりわけ、全体的には通信デバイス401によって、または具体的には処理システム501によって実行されると、ライセンスの以前および現在の状態を識別し、このライセンスの以前および現在の状態に基づいてアプリケーション・モードを決定し、決定したモードでアプリケーションを提示するように、通信デバイス401または処理システム501に指令することができる。ソフトウェア505は、オペレーティング・システム・ソフトウェアまたは他のアプリケーション・ソフトウェアのような、追加のプロセス、プログラム、またはコンポーネントも含むことができる。また、ソフトウェア505は、ファームウェア、または処理システム501によって実行可能な何らかの他の形態の機械読み取り可能処理命令も含むことができる。一般に、ソフトウェア505は、処理システム501内にロードされ実行されると、通信デバイス401全体を汎用計算システムから、実施態様毎に本明細書において説明したように、アプリケーション・ライセンシングを容易にするようにカスタム化された特殊目的計算システムに変換することができる。
[0069] 通信インターフェース507は、通信デバイス401と、他の計算システム(図示せず)またはライセンシング・サービス421のようなサービスとの間において、通信ネットワークまたはネットワークの集合体(図示せず)を介した通信を可能にする通信接続およびデバイスを含むことができる。統合してシステム間通信を可能にする接続およびデバイスの例には、ネットワーク・インターフェース・カード、アンテナ、電力増幅器、RF回路、送受信機、および他の通信回路を含むことができる。前述のネットワーク、接続、およびデバイスは、周知であり、ここで延々と論ずる必要はない。
[0070] ユーザー・インターフェース509は、音声入力デバイス、ユーザーからジェスチャーを受けるタッチ入力デバイス、非接触ジェスチャーおよびユーザーによる他の動きを検出する動き入力デバイス、ならびにユーザーからユーザー入力を受けることができる他の相当する入力デバイスおよび関連する処理エレメントを含むことができる。ディスプレイ・システム405、スピーカー、触覚系デバイス、および他のタイプの出力デバイスというような出力デバイスも、ユーザー・インターフェース509に含まれてもよい。前述のユーザー入力デバイスは、当技術分野では周知であり、ここで延々と論ずる必要はない。また、ユーザー・インターフェース509は、先に論じた種々のユーザー入力および出力デバイスをサポートするために、処理システム501によって実行可能な関連ユーザー・インターフェース・ソフトウェアも含むことができる。 ユーザー・インターフェース・ソフトウェアおよびデバイスは、別々にまたは互いに組み合わせて、更には他のハードウェアおよびソフトウェア・エレメントと併せて、グラフィカル・ユーザー・インターフェース、自然ユーザー・インターフェース、または他のあらゆる種類のユーザー・インターフェースを提供することができる。
[0071] 図に示した機能ブロック図、動作シーケンス、および流れ図は、本開示の新規な態様を実行するための例示的なアーキテクチャー、環境、および方法を表す。説明を簡素にするという目的に限って言うと、本明細書において含まれる方法は、機能図、動作シーケンス、または流れ図の形態にするとよく、一連のアクト(act)として説明するとよいが、これらの方法は、アクトの順序には限定されないことは言うまでもないことであり、認められてしかるべきである。何故なら、一部のアクトは、これらの方法によれば、本明細書において示し説明したものとは異なる順序で起こること、および/または他のアクトと同時に起こることもできるからである。例えば、1つの方法は、代わりに、状態図におけるように一連の相互関係付けられた状態またはイベントとして表すこともできることは、当業者には理解され認められよう。更に、方法において示される全てのアクトが、新規な実施態様に必要とされるのではない。
[0072] ここに含まれた説明および図は、どのように最良の態様を行い使用するかについて当業者に教示するために、具体的な実施態様を描写した。発明原理を教示する目的上、従来の態様は簡略化または省略されたものもある。当業者には、本発明の範囲に該当する、これらの実施態様からの変形が認められよう。また、当業者には、以上で説明した特徴は、種々の仕方で組み合わせて多数の実施態様を形成できることが認められよう。その結果、本発明は、以上で説明した具体的な実施態様に限定されるのではなく、特許請求の範囲およびその均等物によってのみ限定されるものとする。

Claims (10)

  1. アプリケーション・ライセンシングを容易にする方法であって、
    アプリケーションの現在の使用を開始したことに応答して、前記アプリケーションに対するライセンスの現在の状態を判定するステップと、
    前記アプリケーションの現在の使用を開始したことに応答して、前記アプリケーションの以前の使用中に判定された前記アプリケーションに対するライセンスの以前の状態を識別するステップと、前記ライセンスの以前の状態および前記ライセンスの現在の状態に少なくとも部分的に基づいてアプリケーション・モードを決定するステップと、
    前記アプリケーションの現在の使用中に、前記アプリケーション・モードにしたがって前記アプリケーションを提示するステップと、
    を含む、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、更に、通信デバイスと、当該通信デバイスから離れたライセンシング・サービスとの間において通信を開始して、前記ライセンスの現在の状態を含むリモート・ライセンス情報を入手し、前記ライセンスの以前の状態を含むローカル・ライセンス情報を引き出すステップを含む、方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、更に、前記現在の状態に基づいて、前記ライセンスの以前の状態を更新された以前の状態に更新するために、前記ローカル・ライセンス情報を処理するステップを含む、方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、更に、前記アプリケーションの開発者の識別情報に基づいてアクセス可能なデーター構造から、前記ローカル・ライセンス情報を引き出すステップを含む、方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、前記データー構造がキーチェーン・データー構造を含む、方法。
  6. 請求項4に記載の方法において、前記アプリケーション・モードが、少なくとも最大モードおよび限定モードの内1つを含む、方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、前記以前の状態が、少なくとも、支払い済み、未払い、および最近失効の内1つを含み、前記現在の状態が、少なくとも、支払い済み、未払い、および最近失効の内1つを含む、方法。
  8. 計算装置であって、
    記憶システムと、
    前記記憶システム上に格納された第1プログラム命令であって、処理システムによって実行されると、少なくとも部分的にローカル・ライセンス情報に基づいてソフトウェア・アプリケーションに対するライセンスの第1状態を判定するように、前記処理システムに指令する、第1プログラム命令と、
    前記記憶システム上に格納された第2プログラム命令であって、前記処理システムによって実行されると、少なくとも部分的にリモート・ライセンス情報に基づいて、前記ソフトウェア・アプリケーションに対するライセンスの第2状態を判定するように、前記処理システムに指令する、第2プログラム命令と、
    前記記憶システム上に格納された第3プログラム命令であって、前記処理システムによって実行されると、少なくとも前記ライセンスの第1状態と前記ライセンスの第2状態とに基づいて、前記ソフトウェア・アプリケーションを提示するときに従うアプリケーション・モードを決定するように、前記処理システムに指令する、第3プログラム命令と、
    を含む、計算装置。
  9. 請求項8に記載の計算装置において、前記ソフトウェア・アプリケーションが、前記第1プログラム命令と、前記第2プログラム命令と、前記第3プログラム命令とを含む生産性アプリケーションを含む、計算装置。
  10. 請求項8に記載の計算装置であって、更に、
    前記処理システムが、前記第1プログラム命令と、前記第2プログラム命令と、前記第3プログラム命令とを実行するように構成され、
    前記記憶システム上に格納され、前記アプリケーションの開発者の識別情報に基づいてアクセス可能なデーター構造を含み、前記データー構造がキーチェーン・データー構造を含む、計算装置。
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