JP2016224646A - ログ保存条件生成装置、ログ保存条件生成方法 - Google Patents

ログ保存条件生成装置、ログ保存条件生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016224646A
JP2016224646A JP2015109467A JP2015109467A JP2016224646A JP 2016224646 A JP2016224646 A JP 2016224646A JP 2015109467 A JP2015109467 A JP 2015109467A JP 2015109467 A JP2015109467 A JP 2015109467A JP 2016224646 A JP2016224646 A JP 2016224646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
log
condition generation
module
storage condition
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015109467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6607705B2 (ja
Inventor
将計 八木
Masakazu Yagi
将計 八木
毅 福田
Takeshi Fukuda
毅 福田
統宙 月舘
Tsunamichi TSUKIDATE
統宙 月舘
朋仁 蛯名
Tomohito Ebina
朋仁 蛯名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2015109467A priority Critical patent/JP6607705B2/ja
Priority to PCT/JP2016/065147 priority patent/WO2016194673A1/ja
Publication of JP2016224646A publication Critical patent/JP2016224646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6607705B2 publication Critical patent/JP6607705B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/30Monitoring
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/30Monitoring
    • G06F11/34Recording or statistical evaluation of computer activity, e.g. of down time, of input/output operation ; Recording or statistical evaluation of user activity, e.g. usability assessment

Abstract

【課題】ソフトウエアモジュールの性質に応じてログ情報の取得条件を設定できる。【解決手段】本発明にかかるログ保存条件生成装置は、自動車用電子制御装置、すなわちECUに含まれる複数のソフトウエアモジュールのログ情報を保存する条件、すなわちログ取得条件を生成する。ログ保存条件生成装置は、複数のソフトウエアモジュールの性質、すなわち性質表、および取得ルールが入力される入力部と、ソフトウエアモジュールの性質および保存ルールに基づき、各々のソフトウエアモジュールに関するログ情報を取得するタイミング、および取得する情報を決定する条件生成部、すなわち生成部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ログ保存条件生成装置、およびログ保存条件生成方法に関する。
近年、組込みソフトウェアの大規模化、複雑化が進んでおり、既存のソフトウエアモジュールを組合せて機能を実現することが一般に行われる。自動車などの車両制御装置に用いられるElectronic Control Unit(ECU)も同様であり、ECUでは、複数のベンダーが開発した品質レベルの異なるソフトウエアモジュールが混在する構成が多くみられる。ECUに不具合が発生した際に、その原因を究明するためにログ情報を保存することが有用であるが、ECUが使用できるリソースは非常に限定的なので、多くの情報をログとして出力することができない。
特許文献1には、正常データと異常データとを比較して相違集合を算出し、障害発生条件を算出できるかを判断し、障害発生条件の算出の可否に基づき取得する入出力信号を変化させる発明が開示されている。
特開2009−222453号公報
特許文献1に記載の発明では、ソフトウエアモジュールの性質に応じたログ取得の設定ができない。
本発明にかかるログ保存条件生成装置は、自動車用電子制御装置に含まれる複数のソフトウエアモジュールのログ情報を保存する条件を生成するログ保存条件生成装置である。本発明にかかるログ保存条件生成装置は、複数のソフトウエアモジュールの性質、および保存ルールが入力される入力部と、ソフトウエアモジュールの性質および保存ルールに基づき、各々のソフトウエアモジュールに関するログ情報を取得するタイミング、および取得する情報を決定する条件生成部とを備える。
本発明にかかるソフトウエアモジュールのログ情報を保存する条件をコンピュータが生成するログ保存条件生成方法は、自動車用電子制御装置を構成する複数のソフトウエアモジュールのログ情報を保存する条件を生成する方法である。本発明にかかるソフトウエアモジュールに関するログ情報を保存する条件を生成する方法は、入力される、ベンダー、品質レベル、検証観点の少なくとも1つを含むソフトウエアモジュールの性質、および入力される保存ルールに基づき、複数のソフトウエアモジュールに関するログ情報を取得するタイミング、および取得する情報をコンピュータが決定する。
本発明によれば、ソフトウエアモジュールの性質に応じてログ情報の取得条件を設定できる。
ECUの構成を示すブロック図 ログ保存条件生成装置およびECUの概念図 性質表の一例を示す図 ルールの一例を示す図 ログ取得条件の一例を示す図 保存されるログ情報の一例を示す図 第2の実施の形態に係るログ保存条件生成装置およびECUの概念図 ソフトウエアモジュール同士の接続、および機能ブロックの構成の一例を示す図 接続表の一例を示す図 第2の実施の形態における生成部の動作を示すフローチャート 第3の実施の形態におけるECUの構成を示すブロック図 第3の実施の形態に係るログ保存条件生成装置およびECUの概念図
(第1の実施の形態)
以下、図1〜6を参照して、本発明によるログ保存条件生成装置の第1の実施の形態を説明する。
図1は、車両に搭載される自動車用電子制御装置、すなわちECUの構成を示すブロック図である。車両には複数のECUが搭載されるが、図1には1つのECUのみを記載している。ECU100は、CPU10、RAM11、およびフラッシュメモリ12から構成される。フラッシュメモリ12は、当該ECU100のログ情報が保存されるログ保存領域13を含む。フラッシュメモリ12には、ECU100を動作させるプログラム14が保存される。プログラム14は、RAM11に展開されてCPU10により実行される。このプログラム14は、後述するA〜Tの20のソフトウエアモジュール(以下、モジュール)から構成される。たとえば、プログラム14は1つの実行可能ファイルであり、A〜Tの各々のソフトウエアモジュールは、オブジェクトファイルである。ソフトウエアモジュールは相互に通信を行い、情報の授受や関数の起動などを行う。以下では、仮想的な通信路であるノードによりモジュール同士が接続されているとする。
図2は、第1の実施の形態に係るログ保存条件生成装置およびECU100の概念図である。
図2では、プログラム14を構成するソフトウエアモジュールA〜Tのうち、一部のみを図示している。いずれのソフトウエアモジュールも構成が同じなので、以下ではソフトウエアモジュールAを用いて説明する。それぞれのソフトウエアモジュールが取得するログ情報は、ログ保存領域13に保存される。
ソフトウエアモジュールAは、ログ取得条件111と、ログ管理関数112と、その他のプログラム113とを含む。ログ管理関数112は、ログ取得条件111の記述に従ってログ情報を取得し、ログ保存領域13に保存する。たとえば、ログ管理関数112のソースコードにはログ情報を取得する条件は記載されておらず、ログ管理関数112のソースコードとログ取得条件111に記載された情報とを結合させてからソフトウエアモジュールAがコンパイルされる。これにより、オブジェクトファイルであるソフトウエアモジュールAは、ログ取得条件111の記述に従ってログ情報を取得し、ログ保存領域13に保存する。
ログ管理関数112にはログ取得条件111が含まれていないため、以下のような利点を有する。たとえばログ管理関数112を含むモジュールを制作委託する場合に、モジュールの制作を委託する段階ではログ情報を取得する条件を網羅的に示せばよく、ログ情報を取得する条件を確定させる必要がない。
ログ取得条件111は、後述するログ保存条件生成装置102により生成される。
ログ保存条件生成装置102は、入力部102aおよび不図示のCPU、ROM、RAMを備える計算機である。CPUは、ROMに保存されている後述する動作を行うプログラムをRAMに展開して実行する。生成部102bは、このプログラムの機能を機能ブロックとして表したものである。入力部102aは、通信インタフェースまたはキーボードであり、後述する性質表103および取得ルール104が入力される。
性質表103は、ソフトウエアモジュールの性質を示した一覧表であり、開発ベンダー、品質レベル、検証観点から構成される。「開発ベンダー」は、少なくとも自社か否かを判断できる情報である。「品質レベル」は、品質を表す指標であり、たとえば当該モジュールが適合するIEC61508の安全度水準に基づき決定される。「検証観点」は、当該モジュールにおいて検証が完了しているテスト観点、すなわち正常に動作することが確認されたテスト項目である。
図3に性質表103の一例を示す。図3には、ソフトウエアモジュールA〜Tについて、開発ベンダー、品質レベル、検証観点の一覧が示されている。「開発ベンダー」は、ソフトウエアモジュールの製造が、自社であるα社、または自社ではないβ社、γ社のいずれであるかが示される。「品質レベル」は、IEC61508の安全度水準が3以上の場合には「高い」、それ以外の場合は「低い」と示される。「検証観点」は、形式検証、状態遷移試験、負荷試験、タイミング試験、のうち検証が完了しているテスト観点には○の印が示される。性質表103には、ソフトウエアモジュールAは、自社であるα社により開発され、品質レベルは低く、タイミング試験による検証が行われていることが示されている。
取得ルール104は、ソフトウエアモジュールの性質に基づきログ取得条件111を生成する条件の一覧である。取得ルール104により、たとえばベンダーが自社でない場合、品質レベルが低い場合、および検証観点が少ない場合の少なくとも1つを満たす場合に、ログ情報を取得する頻度を増加させる、またはログ情報として取得する情報を増加させる旨が規定される。
図4に取得ルール104の一例を示す。取得ルール104は、ログ取得条件と、ソフトウエアモジュールの性質との組み合わせから構成される。
ログ取得条件は、タイミングと、取得内容と、消去条件とから構成される。
タイミングは、ログ情報を取得するタイミングを示すものであり、たとえば「エラー発生時」、「一周期ごと」、「変数の変化時」の3つがある。「エラー発生時」は、ソフトウエアモジュールが組み込まれているECUに、何らかのエラーが発生するたびにログ情報が取得されることを示す。「一周期ごと」は、ECUの所定の制御周期ごとにログ情報が取得されることを示す。「変数の変化時」は、当該ソフトウエアモジュールが保持する変数が変化した時にログ情報が取得されることを示す。
取得内容は、ログ情報として取得する内容を示すものであり、たとえば「タイムスタンプ」、「処理内容」、「変数の値」の3つがある。「タイムスタンプ」とは、時間に関する情報を示すものであり、現在時刻または稼働開始からの経過秒数を示す。「処理内容」とは、ソフトウエアモジュールが最後に実行した処理の内容を示すものであり、たとえば“モジュールCを呼びだした”旨や“モジュールDに値5を出力した”旨である。「変数の値」とは、当該ソフトウエアモジュールが保持する変数の名称とその値の組合せを示す。
(動作例)
ログ保存条件生成装置102の動作例を説明する。
ログ保存条件生成装置102の生成部102bは、入力部102aに性質表103および取得ルール104が入力されると、以下の動作を行う。すなわち、生成部102bは、性質表103に記載されたモジュールごとに取得ルール104に記載されたいずれかのソフトウエアモジュールの性質に該当するか否かを判断する。生成部102bは、該当する性質があるとそのモジュールのログ取得条件111として出力する。生成部102bは、該当する性質がない場合はログ取得条件111をブランクにする。この場合、そのモジュールのログ情報は取得されない。
図5は、図3に示した性質表103と図4に示した取得ルール104に基づいて、生成部102bが生成したソフトウエアモジュールA〜Tのログ取得条件111を示す。たとえばソフトウエアモジュールAは、自社かつ品質が低いというソフトウエアモジュールの性質に該当するので、変数が変化するたびに、タイムスタンプ、および変数の値が取得され、1年後に消去される。
ログ管理関数112は、ログ取得条件111の記述に従ってログ情報を取得し、ログ保存領域13に保存する。ログ保存領域13には、ログ管理関数112が取得したログ情報に加えて、ログ情報の通し番号、およびログ情報を取得したモジュールの名称が保存される。
図6は、ログ保存領域13に保存されるログ情報の一例を示す図である。図6は、図5に示すログ取得条件に対応しており、モジュールAはタイムスタンプと変数の値が保存され、モジュールBはタイムスタンプ、処理内容、および変数の値が保存され、モジュールCは処理内容が保存される。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)本発明にかかるログ保存条件生成装置102は、自動車用電子制御装置、すなわちECU100に含まれる複数のソフトウエアモジュールのログ情報を保存する条件、すなわちログ取得条件111を生成する。ログ保存条件生成装置102は、複数のソフトウエアモジュールの性質、すなわち性質表103、および取得ルール104が入力される入力部102aと、ソフトウエアモジュールの性質および保存ルールに基づき、各々のソフトウエアモジュールに関するログ情報を取得するタイミング、および取得する情報を決定する条件生成部、すなわち生成部102とを備える。
ログ保存条件生成装置102をこのように構成したので、ソフトウエアモジュールの性質に応じてログ情報の取得条件を設定できる。
複数のベンダーにより開発されたソフトウエアモジュールが混在する場合に、最も品質レベルの低いモジュールに水準を合せて全モジュールのログを出力すると、過剰にログが出力される。しかし、ログ保存条件生成装置102はソフトウエアモジュールの性質に応じて、それぞれのログ情報の取得条件を設定できるので、このような問題が生じない。
ログ保存条件生成装置102は、オペレータによる操作を必要とせずにログ取得条件111を生成することができる。
(2)性質表103に記載されるソフトウエアモジュールの性質とは、ベンダー、品質レベル、検証観点の少なくとも1つを含む。
そのため生成部102bは、モジュールのベンダーが自社であるか否か、品質レベルの高低、および検証観点に基づき、ログ情報の取得条件を設定できる。
(3)品質レベルとは、IEC規格61508における安全度水準である。
そのため、客観的な基準を用いて品質レベルを評価することができる。
(変形例1)
第1の実施の形態では、入力部102aから性質表103および取得ルール104が入力された。しかし、性質表103および取得ルール104のいずれか一方が、ログ保存条件生成装置102のROMに保存されていてもよい。
(変形例2)
第1の実施の形態では、性質表103の「品質レベル」は、IEC61508の安全度水準に基づき決定された。しかし、他の基準に基づいて決定されてもよい。
(第2の実施の形態)
図7〜10を参照して、本発明によるログ保存条件生成装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、一部のソフトウエアモジュールのみがログ管理関数を備える点で、第1の実施の形態と異なる。
図7は、第2の実施の形態に係るログ保存条件生成装置102およびECU100の概念図である。ログ保存条件生成装置102には、性質表103および取得ルール104に加えて、後述する接続表105も入力される。
以下では、ある機能を実現する複数のソフトウエアモジュールのグループを機能ブロックと呼ぶ。いずれのソフトウエアモジュールも、同じ機能ブロック内の他のソフトウエアモジュールの要求に応じて処理内容や変数の値を送信する。ログ保存条件生成装置102が決定したソフトウエアモジュールのみログ管理関数112を備える。
図8に、ソフトウエアモジュール同士の接続、および機能ブロックの構成の一例を示す。前述のとおり、仮想的な通信路であるノードによりモジュール同士が接続される。図8に示すソフトウエアモジュールの名称は、一文字目が属する機能ブロックの識別子、2文字目が機能ブロック内の識別子である。たとえば、機能ブロックAは、3つのソフトウエアモジュールAa、Ab、Acから構成される。図8にはA〜Gの7つの機能ブロックが記載される。
モジュールAaは、同一機能ブロック内のモジュールAbおよびモジュールAbとノードにより接続される。モジュールAaは、機能ブロックBに属するモジュールBa、およびインタフェースとノードにより接続される。インタフェースは、機能ブロック同士の接続を提供する。すなわちモジュールAaは、インタフェースを通じて機能ブロックB〜Gと接続される。
ログ保存条件生成装置102には、性質表103および取得ルール104に加えて、モジュール間の接続および機能ブロックの構成を示す接続表105が入力される。
図9は、図8に示したモジュール同士の接続、および機能ブロックの構成に対応する接続表105である。図9では機能ブロックA〜Bに属するモジュールの接続、すなわちモジュール間のノードの有無が○印の有無で表現される。図9では機能ブロックC〜Gに属するモジュールとの接続の記載は省略されている。
ログ保存条件生成装置102は、接続表105に基づき、機能ブロックごとにログ管理関数112を備えるモジュールを決定する。機能ブロック内における接続されるノードが最も多いモジュールがログ管理関数112を備えるモジュールとして決定され、接続されるノード数が同一であれば、インタフェースに接続されるモジュールが優先される。たとえば、機能ブロックAでは、モジュールAaに接続される同一ブロック内のノード数が2、モジュールAbおよびモジュールAcは1なので、モジュールAaがログ管理関数112を備えるモジュールとして決定される。機能ブロックBでは、モジュールBbおよびモジュールBcのいずれも接続されるノード数が2なので、インタフェースに接続されるモジュールBbがログ管理関数112を備えるモジュールとして決定される。
ログ保存条件生成装置102は、決定したログ管理関数112を備えるモジュールにそのモジュールが属する機能ブロックの全てのモジュールのログ取得条件を設定する。これにより、図8の例ではモジュールAaのログ管理関数112は、モジュールAa、Ab、Acのログ情報を取得し、ログ保存領域13に保存する。ログ保存領域13に保存されるログ情報は、第1の実施の形態と同様である。
(フローチャート)
ログ保存条件生成装置102の生成部102bの動作を、フローチャートを用いて説明する。以下に説明する各ステップの実行主体は、ログ保存条件生成装置102のCPUである。ログ保存条件生成装置102は、入力部102aに性質表103、取得ルール104、および接続表105が入力されると動作を開始する。
図10は、第2の実施の形態における生成部102bの動作を示すフローチャートである。
ステップS201において、全てのモジュールのログ取得条件を算出し、ステップS202に進む。具体的な算出方法は、第1の実施の形態で説明したとおりである。
ステップS202において、機能グループごとに、同一グループ内で接続数が最大のモジュールを算出し、ステップS203に進む。
ステップS203において、機能グループごとに、ステップS202において算出した同一グループ内で接続数が最大のモジュールに、ログ管理関数112を備えさせステップS204に進む。
ステップS204において、ステップS203においてログ管理関数112を備えさせたモジュールに、そのモジュールが属する機能ブロック内の全てのモジュールに対応するログ取得条件を設定し、図10に示すフローチャートを終了する。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)入力部102aには、ノードにより接続される複数のソフトウエアモジュール同士の接続関係が接続表105として入力される。生成部102bは、ソフトウエアモジュールに接続されるノードの数に基づき、ログを取得するソフトウエアモジュールを決定する。
そのため、生成部102bが同一機能グループ内で多くのノードが接続されたモジュールをログ取得関数を備えるモジュールとして決定することで、効率よくログ情報を収集することができる。
(2)入力部102aには、複数のソフトウエアモジュールが機能に基づきグループ分けされた情報が接続表105として入力される。生成部102bは、他のグループ、すなわち他の機能ブロックに属するソフトウエアモジュールと接続されるノードの数に基づき、ログを取得するソフトウエアモジュールを決定する。
他の機能ブロックに属するモジュールと接続されるモジュールには多くの情報が集まるので、そのモジュールにおいてログ情報を取得することにより、効率よくログ情報を収集することができる。
(第2の実施の形態の変形例1)
第1の実施の形態では、当該モジュールの性質に基づきログ取得条件が決定された。しかし、隣接するモジュールの性質に基づきログ取得条件が決定されてもよい。
たとえば、取得ルール104が隣接するモジュールのベンダーが自社であるか否かを判断条件の1つに含んでもよい。
(第2の実施の形態の変形例2)
上記、第2の実施の形態の変形例1において、さらに、性質表103にモジュールの性質として、同じ機能ブロック内の他のモジュールからの要求に応じた処理内容や変数の値の送信の可否(以下、ログ情報転送の可否)、およびログ管理関数112の具備の可否が設定されていてもよい。
ログ情報転送が不可能なモジュールに関するログ情報は、当該モジュール自身がログ管理関数112を備える場合か、他のモジュールから間接的に得られる場合に得られる。たとえば、ログ情報転送が不可能なモジュールAから、ログ情報転送が可能なモジュールBに変数が出力された場合に、以下のように間接的に情報が得られる。すなわち、モジュールAのログ情報として出力した変数を得ることはできないが、モジュールBのログ情報として入力された変数を得ることにより、間接的にモジュールAが出力した変数が間接的に得られる。
このような場合に、取得ルール104には、隣接するモジュールの性質が、ログ管理関数112を備えることが不可能であり、なおかつ、同じ機能ブロック内の他のモジュールからの要求に応じた処理内容や変数の値の送信が不可能であれば、以下の動作を行う旨を規定してもよい。すなわち、当該モジュールがその隣接するモジュールとの間で送受信する変数の値、および動作指令を取得する。
この変形例によれば、モジュールのソースコードが不明であり、ライブラリ形式など変更が不可能な形式で提供された場合に、そのモジュールに関するログ情報を取得することができる。
(第2の実施の形態の変形例3)
第2の実施の形態では、プログラム14がA〜Gの7つの機能ブロックから構成された。しかし、プログラム14を構成する機能ブロックの数はこれに限定されない。たとえば、プログラム14が1つの機能ブロックのみから構成され、プログラム14が1つのログ管理関数112のみを備えてもよい。
(第3の実施の形態)
図11〜12を参照して、本発明によるログ保存条件生成装置の第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、ログ取得条件がモジュールに組み込まれない点で、第1の実施の形態と異なる。
図11は、第3の実施の形態における、ある1つのECU100の構成を示すブロック図である。ECU100のフラッシュメモリ12には、ログ取得条件111が保存される。ただし、ログ取得条件111は、全てのモジュールに関するログ取得条件がまとめて1つのファイルに保存されてもよいし、モジュールごとに個別のファイルに保存されてもよい。
図12は、第3の実施の形態に係るログ保存条件生成装置およびECU100の概念図である。ログ管理関数112は、フラッシュメモリ12に保存されるログ取得条件111の記載に基づき動作する。すなわち、プログラム14にはログ取得条件111が組み込まれていない。
そのため、ログ取得条件111が変更された場合でも、オブジェクトファイルであるモジュールを再構成する必要がなく、そのまま利用することができる。一方、第1の実施の形態では、ログ管理関数112のソースコードとログ取得条件111に記載された情報とが結合されてからオブジェクトファイルであるモジュールがコンパイルされる。そのため、第1の実施の形態ではログ取得条件111が変更されると、モジュールを再度コンパイルする必要があった。第3の実施の形態では、再度のコンパイルが不要であり、モジュールを簡便に再利用することができる。
上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
13 … ログ保存領域
100 … ECU
102 … ログ保存条件生成装置
102 … 生成部
102a … 入力部
102b … 生成部
103 … 性質表
104 … 取得ルール
105 … 接続表
111 … ログ取得条件
112 … ログ管理関数

Claims (6)

  1. 自動車用電子制御装置に含まれる複数のソフトウエアモジュールのログ情報を保存する条件を生成するログ保存条件生成装置であって、
    前記複数のソフトウエアモジュールの性質、および保存ルールが入力される入力部と、
    前記ソフトウエアモジュールの性質および前記保存ルールに基づき、各々の前記ソフトウエアモジュールに関するログ情報を取得するタイミング、および取得する情報を決定する条件生成部とを備えるログ保存条件生成装置。
  2. 請求項1に記載のログ保存条件生成装置において、
    前記ソフトウエアモジュールの性質とは、
    ベンダー、品質レベル、検証観点の少なくとも1つを含み、
    前記条件生成部は、ソフトウエアモジュールの性質、および前記保存ルールに基づき、
    ベンダーが自社でない場合、品質レベルが低い場合、および検証観点が少ない場合の少なくとも1つを満たす場合に、
    ログ情報を取得する頻度を増加させる、またはログ情報として取得する情報を増加させる、ログ保存条件生成装置。
  3. 請求項2に記載のログ保存条件生成装置において、
    前記品質レベルとは、IEC規格61508における安全度水準であるログ保存条件生成装置。
  4. 請求項1に記載のログ保存条件生成装置において、
    前記入力部には、ノードにより接続される前記複数のソフトウエアモジュール同士の接続関係がさらに入力され、
    前記条件生成部は、前記ソフトウエアモジュールに接続されるノードの数に基づき、ログ情報を取得するソフトウエアモジュールを決定するログ保存条件生成装置。
  5. 請求項4に記載のログ保存条件生成装置において、
    前記入力部には、前記複数のソフトウエアモジュールが機能に基づきグループ分けされた情報がさらに入力され、
    前記条件生成部は、他の前記グループに属するソフトウエアモジュールと接続されるノードの数に基づき、ログ情報を取得するソフトウエアモジュールを決定するログ保存条件生成装置。
  6. 自動車用電子制御装置を構成する複数のソフトウエアモジュールのログ情報を保存する条件をコンピュータが生成するログ保存条件生成方法であって、
    前記複数のソフトウエアモジュールの性質、および保存ルールがコンピュータに入力されるステップと、
    入力された前記複数のソフトウエアモジュールの性質および入力された前記保存ルールに基づき、前記複数のソフトウエアモジュールに関するログ情報を取得するタイミング、および取得する情報をコンピュータが生成するステップと、を実行するログ保存条件生成方法。

JP2015109467A 2015-05-29 2015-05-29 ログ保存条件生成装置、ログ保存条件生成方法 Active JP6607705B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015109467A JP6607705B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 ログ保存条件生成装置、ログ保存条件生成方法
PCT/JP2016/065147 WO2016194673A1 (ja) 2015-05-29 2016-05-23 ログ保存条件生成装置、ログ保存条件生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015109467A JP6607705B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 ログ保存条件生成装置、ログ保存条件生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016224646A true JP2016224646A (ja) 2016-12-28
JP6607705B2 JP6607705B2 (ja) 2019-11-20

Family

ID=57441497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015109467A Active JP6607705B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 ログ保存条件生成装置、ログ保存条件生成方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6607705B2 (ja)
WO (1) WO2016194673A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000311102A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Denso Corp 電子制御装置
JP2008210135A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Tokyo Metropolis ログ取得方法、ログ取得システム及びログ取得プログラム
WO2012011145A1 (ja) * 2010-07-20 2012-01-26 株式会社 日立製作所 ソフトウェア保守支援装置及びそれにより検証した電子制御装置
WO2012111167A1 (ja) * 2011-02-14 2012-08-23 株式会社日立製作所 トレース情報取得方法、コンピュータシステム及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000311102A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Denso Corp 電子制御装置
JP2008210135A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Tokyo Metropolis ログ取得方法、ログ取得システム及びログ取得プログラム
WO2012011145A1 (ja) * 2010-07-20 2012-01-26 株式会社 日立製作所 ソフトウェア保守支援装置及びそれにより検証した電子制御装置
WO2012111167A1 (ja) * 2011-02-14 2012-08-23 株式会社日立製作所 トレース情報取得方法、コンピュータシステム及びプログラム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
武藤祐子 ほか2名: "呼び出し関係を用いた単体テストおよび静的検査の可視化手法の改善とその評価", レクチャーノート/ソフトウェア学37 ソフトウェア工学の基礎XVIII, JPN6016028331, 30 November 2011 (2011-11-30), JP, pages 163 - 168 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016194673A1 (ja) 2016-12-08
JP6607705B2 (ja) 2019-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10241852B2 (en) Automated qualification of a safety critical system
CN110188135B (zh) 文件生成方法及设备
US20160080462A1 (en) Data processing method and apparatus in service-oriented architecture system, and the service-oriented architecture system
US20130031532A1 (en) Method, computer, and device for validating execution of tasks in adaptable computer systems
US20180123899A1 (en) Technology agnostic network simulation
US9646252B2 (en) Template clauses based SAT techniques
US20200326952A1 (en) Modification procedure generation device, modification procedure generation method and storage medium for storing modification procedure generation program
JP6607705B2 (ja) ログ保存条件生成装置、ログ保存条件生成方法
JP6576884B2 (ja) 制御アプリケーション生成支援装置、及び制御アプリケーション生成支援方法
JP2014174609A (ja) ハードウェア構成見積システム、ハードウェア構成見積方法及びハードウェア構成見積プログラム
US20150277858A1 (en) Performance evaluation device, method, and medium for information system
JP6664880B2 (ja) 電子デバイスを備える電子システム、そのようなシステムを備える回路遮断器、デバイス間に非互換性がある場合に偏差指標を生成するための方法および関連するコンピュータ・プログラム製品
US20180129516A1 (en) Parameter determination device, parameter determination method, and medium
CN114556238A (zh) 用于在云计算环境中生成资产信息的数字表示的方法和系统
CN112699648A (zh) 数据处理方法及装置
JP2017151594A (ja) 支援装置、支援方法及びプログラム
WO2017104571A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、記録媒体
JP6756680B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
KR102545640B1 (ko) 철도차량 시스템의 소프트웨어 개발 시스템 및 방법
US11645061B2 (en) Construction automation tool for automatic creation of a procedure generation program for changing complex systems
Grus Implementation of Integration Testing Test Cases Generation Tool
CN109901990B (zh) 一种业务系统的测试方法、装置及设备
US20220261319A1 (en) Fault isolation system, method and program
JP2014241072A (ja) 命令生成装置、命令生成方法、及び、命令生成プログラム
US20150127787A1 (en) Deployment device and deployment method

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170126

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190115

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6607705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250