JP2016224279A - Optical element change-over device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、顕微鏡などを含む画像測定装置に用いられる光学素子切替装置に係り、特に、光学素子を切り替えた際に生じる振動を低減し迅速に測定を開始することが可能な光学素子切替装置に関する。 The present invention relates to an optical element switching apparatus used in an image measuring apparatus including a microscope, and more particularly to an optical element switching apparatus capable of reducing vibrations generated when switching optical elements and starting measurement quickly. .
従来、特許文献1に示すような光学素子切替装置が用いられている。この光学素子切替装置は、固定部材と、1つ以上の光学素子を保持し固定部材に移動可能に支持される可動部材と、固定部材に支持され可動部材に係合し1つ以上の光学素子それぞれを光軸上に位置決めをする係合機構と、を備える。この光学素子切替装置では、可動部材に設けられた位置決めのための凹部に、係合機構を構成するクリックボールを落とし込んで、各光学素子の位置決めを行う構成となっている。
Conventionally, an optical element switching device as shown in
しかしながら、このような構成の光学素子切替装置では、凹部にクリックボールを落とし込むとその際に振動が発生する。このため、測定(単なる観察を含む)に影響が出ない程度まで振動が小さくなるように、光学素子の切り替えから測定の開始までに相応の時間待たなければならなかった。 However, in the optical element switching device having such a configuration, vibration occurs when the click ball is dropped into the recess. For this reason, it has been necessary to wait for an appropriate time from the switching of the optical element to the start of the measurement so that the vibration is reduced to such an extent that the measurement (including simple observation) is not affected.
本発明は、前記の問題点を解決するべくなされたもので、光学素子を切り替えた際に生じる振動を低減し迅速に測定を開始することが可能な光学素子切替装置を提供することを課題とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and it is an object of the present invention to provide an optical element switching device capable of reducing vibrations generated when switching optical elements and starting measurement quickly. To do.
本願の請求項1に係る発明は、固定部材と、1つ以上の光学素子を保持し該固定部材に移動可能に支持される可動部材と、該固定部材に支持され該可動部材に係合し該1つ以上の光学素子それぞれを光軸上に位置決めをする係合機構と、を備える光学素子切替装置において、前記可動部材には、前記1つ以上の光学素子それぞれに対応して、前記位置決めのための凹部を備える主デテント及び凸部を備える補助デテントが設けられ、前記係合機構が、該主デテントに係合する主ベアリング部材と、該補助デテントに係合する補助ベアリング部材と、を備え、前記可動部材の移動方向において、前記凹部によって前記主ベアリング部材にかかる力が前記凸部によって前記補助ベアリング部材にかかる力よりも大きくされていることにより、前記課題を解決したものである。
The invention according to
本願の請求項2に係る発明は、前記係合機構を、前記光学素子の側面側から前記主デテント及び前記補助デテントに押圧力を与える配置としたものである。 In the invention according to claim 2 of the present application, the engagement mechanism is arranged to apply a pressing force to the main detent and the auxiliary detent from the side surface side of the optical element.
本願の請求項3に係る発明は、前記主ベアリング部材及び前記補助ベアリング部材をともに、円筒形状としたものである。 In the invention according to claim 3 of the present application, both the main bearing member and the auxiliary bearing member are formed in a cylindrical shape.
本願の請求項4に係る発明は、前記凸部の中央部を所定の長さで平坦な形状としたものである。 In the invention according to claim 4 of the present application, the central portion of the convex portion is formed into a flat shape with a predetermined length.
本願の請求項5に係る発明は、前記主ベアリング部材が前記凹部に係合している状態においてのみ、前記補助ベアリング部材が前記凸部に係合するようにしたものである。 The invention according to claim 5 of the present application is such that the auxiliary bearing member is engaged with the convex portion only in a state where the main bearing member is engaged with the concave portion.
本願の請求項6に係る発明は、前記主ベアリング部材が主デテントに係合している状態においてのみ、前記補助ベアリング部材が前記補助デテントに係合するようにしたものである。 The invention according to claim 6 of the present application is such that the auxiliary bearing member is engaged with the auxiliary detent only in a state where the main bearing member is engaged with the main detent.
本願の請求項7に係る発明は、前記可動部材を、円盤形状とし、前記固定部材に対して回転させることで、前記1つ以上の光学素子の切り替えを行うようにしたものである。 In the invention according to claim 7 of the present application, the one or more optical elements are switched by rotating the movable member with respect to the fixed member.
本願の請求項8に係る発明は、前記可動部材を、電動駆動するようにしたものである。 The invention according to claim 8 of the present application is such that the movable member is electrically driven.
本発明によれば、光学素子を切り替えた際に生じる振動を低減し迅速に測定を開始することが可能となる。 According to the present invention, it is possible to reduce vibration generated when the optical element is switched and to start measurement quickly.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。 Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
本発明に係る第1実施形態について、図1〜図7を用いて説明する。 1st Embodiment which concerns on this invention is described using FIGS.
最初に、図1を用いて、光学素子切替装置が用いられる画像測定装置の概略構成について説明する。 First, a schematic configuration of an image measuring apparatus using the optical element switching device will be described with reference to FIG.
画像測定装置100は、図1に示す如く、ベース102と、ベース102上に立設された1対のコラム104と、1対のコラム104間に渡されたビーム(図示せず)と、を備える。ビーム上には、X方向及びZ方向へ移動するXZ移動機構(図示せず)が配置されており、それらは上部カバー106の内側に収納されている。XZ移動機構上には、画像検出ユニット110が取り付けられている。画像検出ユニット110には、照明系108が設けられている。なお、ベース102には、ベース面102AをY方向へ移動可能とするY移動機構(図示せず)が組み込まれている。このため、ベース面102Aに載置される被測定物に対して、画像検出ユニット110を相対的に3次元的に移動させることができ、画像測定装置100は被測定物を3次元で測定することが可能とされている。
As shown in FIG. 1, the image measuring apparatus 100 includes a
次に、図2(A)、(B)〜図4を用いて、画像検出ユニット110及び光学素子切替装置120の概略構成について説明する。
Next, schematic configurations of the
画像検出ユニット110は、図2(A)、(B)に示す如く、対物レンズ112と、光学素子切替装置120で切り替えられる光学素子126と、対物レンズ112と光学素子126で形成される画像を検出するCCDカメラ114と、を備える。つまり、画像検出ユニット110は、光学素子切替装置120で切り替えられる光学素子126で、様々な画像(例えば、倍率が異なるような画像)を検出することができる。
As shown in FIGS. 2A and 2B, the
光学素子切替装置120は、図2(A)、(B)〜図4に示す如く、ケーシング(固定部材)122と、ターレット(可動部材)130と、駆動装置134と、係合機構138と、位置確認機構142と、を備える。なお、図4に示す如く、パルスモータなどの駆動装置134は制御基板CUに接続されている。そして、制御基板CUから出力される駆動信号により、駆動装置134は駆動される。このため、光学素子切替装置120は、画像検出ユニット110の光軸Oに対して、ターレット130に保持された光学素子126を電動で移動させ切り替えるパワーターレットとして機能する。なお、図4に示す如く、制御基板CUには、記憶部MRが設けられており、駆動装置134の駆動制御のための各種初期値などが記憶されている。
As shown in FIGS. 2A and 2B, the optical
以下に、光学素子切替装置120の各構成要素について説明する。
Below, each component of the optical
ケーシング122は、図2(A)、(B)、図3(A)、(B)に示す如く、ターレット130だけでなく、駆動装置134と、係合機構138と、位置確認機構142と、を支持している。そして、ケーシング122は、対物レンズ112とCCDカメラ114も支持し、画像検出ユニット110のケーシングとしても機能している。
As shown in FIGS. 2A, 2 </ b> B, 3 </ b> A and 3 </ b> B, the
ターレット130は、図2(A)、(B)、図5(A)、(B)等に示す如く、4つの光学素子126を保持しケーシング122に移動可能に支持されている。具体的には、ターレット130は、図5(A)、(B)、図6(A)、(B)に示す如く、円盤形状の大径部131及び小径部132を備え、互いの中心を一致させた状態で一体化された形態とされている。そして、大径部131においては、回転中心から等距離の径方向位置で、周方向に等間隔で(90度おきに)光学素子126が光学素子保持部131Cにより保持されている。なお、ターレット130の中心には、シャフト129が連結されている。このため、シャフト129を中心に、ターレット130がケーシング122に対して回転することで、4つの光学素子126の切り替えが行われる構成となっている。シャフト129には、図3(B)、図4に示す如く、従動プーリ136が設けられている。
The
また、ターレット130には、図5(A)、(B)、図6(A)、(B)に示す如く、主デテント131A及び補助デテント132Aが設けられている。主デテント131A及び補助デテント132Aは、ケーシング122に対して係合機構138で所定の位置(所定の角度)で保持され、ターレット130上の4つの光学素子126それぞれを位置決めする部材である。具体的に、主デテント131A及び補助デテント132Aはそれぞれ、大径部131の外周側面及び小径部132の外周側面で構成されている(つまり、主デテント131A及び補助デテント132Aはそれぞれ、光軸Oとほぼ平行、言い換えれば光学素子126の側面とほぼ平行に設けられている)。そして、4つの光学素子126それぞれに対応して、主デテント131Aには位置決めのための略V字形状の凹部131Bが備えられ、補助デテント132Aには位置決めのための略台形状の凸部132Bが備えられている。ターレット130の周方向において、図7に示す如く、凹部131Bの中心位置と凸部132Bの中心位置とは同じ角度で一致している。なお、凸部132Bの中央部132BBは、所定の長さで平坦な形状とされている。本実施形態では、光学素子126が4つとされていることから、凹部131B及び凸部132Bは、ターレット130に90度間隔で設けられている。なお、本実施形態では、光学素子126が、例えば、倍率の異なる中間レンズであるが、偏光板や位相板などであってもよい。
Further, the
駆動装置134は、図4に示す如く、ターレット130を移動(回転)させるための装置である。具体的には、電動のパルスモータなどである。駆動装置134には、駆動プーリ135が設けられ、タイミングベルト137を介して、ターレット130に連結された従動プーリ136を回転させる構成となっている。つまり、ターレット130は、駆動装置134によって、電動駆動される。
The
係合機構138は、図5(A)、(B)、図6(A)、(B)に示す如く、ケーシング122に支持されターレット130に係合し4つの光学素子126それぞれを光軸O上に位置決めをする機構である。具体的に、係合機構138は、主係合機構139と補助係合機構140とを備える。主係合機構139は、保持部材139Aと、主ベアリング部材139Bと、軸部材139BBと、板ばね139Cと、を備える。同様に、補助係合機構140は、保持部材140Aと、補助ベアリング部材140Bと、軸部材140BBと、板ばね140Cと、を備える。
As shown in FIGS. 5A, 5B, 6A, and 6B, the engaging
図5(A)、(B)、図6(A)、(B)に示す如く、保持部材139A、140Aはそれぞれ、一対の支持部139AA、140AAを備えるコの字形状の部材であり、主デテント131A、補助デテント132Aに対峙するように、ケーシング122の内側に固定されている。一対の支持部139AA、140AAのターレット130側でそれぞれ、板ばね139C、140Cの端部が支持されている。
As shown in FIGS. 5A, 5B, 6A, and 6B, the holding
板ばね139C、140Cの中央部にはそれぞれ、主ベアリング部材139B、補助ベアリング部材140Bを非接触で配置可能とする開口部139CA、140CAが設けられている(開口部139CAのみを図5(B)に示す)。そして、図5(B)に示す如く、その開口部139CA、140CAを跨ぐように、板ばね139C、140Cにはそれぞれ、2つの屈曲部139CB、140CBが設けられている。屈曲部139CB、140CBはそれぞれ、主ベアリング部材139B、補助ベアリング部材140Bを支持する軸部材139BB、140BBを保持可能としている。そして、屈曲部139CB、140CBは、軸部材139BB、140BBに対して、ターレット130の径方向外側に配置されている。即ち、この屈曲部139CB、140CBで、軸部材139BB、140BBをターレット130側に押圧する構成となっている。つまり、板ばね139C、140Cはそれぞれ、主ベアリング部材139B、補助ベアリング部材140Bを介して、(ほぼ光学素子126の側面と平行である)主デテント131A、補助デテント132Aに押圧力を与えることができる(即ち、係合機構138は、光学素子126の側面側から主デテント131A及び補助デテント132Aに押圧力を与える配置とされている)。なお、屈曲部139CB、140CBはそれぞれ、ターレット130の回転中心に対して周方向で同一の角度となるように設けられている(互いの屈曲部は周方向で異なる角度とされていてもよい)。
Openings 139CA and 140CA that allow the
図5(A)、(B)、図6(A)、(B)に示す如く、軸部材139BB、140BBにはそれぞれ、主ベアリング部材139B、補助ベアリング部材140Bが、転動体などを介して回転可能に支持されている。主ベアリング部材139B及び補助ベアリング部材140Bはともに、円筒形状である。そして、それぞれが軸部材139BB、140BBを介して板ばね139C、140Cに押圧されて、主デテント131A及び補助デテント132Aに係合する構成(直接接触する構成)となっている。
As shown in FIGS. 5A, 5B, 6A, and 6B, the shaft members 139BB and 140BB are respectively rotated by the
ここで、図7に示す如く、本実施形態では、主ベアリング部材139Bの押圧力を補助ベアリング部材140Bの押圧力よりも大きくしている。このため、ターレット130の移動方向Pにおいて、凹部131Bによって主ベアリング部材139Bにかかる力Fmが凸部132Bによって補助ベアリング部材140Bにかかる力Fsよりも大きくされている(Fm>Fs)。また、本実施形態では、凹部131Bの角度範囲はθ2であり、凸部132Bの角度範囲はθ1(<θ2)である。つまり、主ベアリング部材139Bが凹部131Bに係合している状態においてのみ、補助ベアリング部材140Bが凸部132Bに係合するようにされている。そして、主ベアリング部材139Bが主デテント131Aに絶えず係合して、且つ補助ベアリング部材140Bも補助デテント132Aに絶えず係合するようにされている。
Here, as shown in FIG. 7, in this embodiment, the pressing force of the
位置確認機構142は、図3(A)、図4に示す如く、(3つの)センサ144とインデックスプレート146とを備える。センサ144は、例えば、発光素子と受光素子とから構成されるフォトカプラなどである。インデックスプレート146は、円盤形状でありターレット130を支持するシャフト129に固定されている。インデックスプレート146の周方向の複数個所(例えば90度毎に3か所)には、光学素子126の位置に対応するスリット(図示せず)が設けてある。例えば、そのスリットをセンサ144の発光素子からの光が通過し受光素子でその光を受光した際には、センサ144が‘H’信号を出力する。そして、インデックスプレート146で、センサ144の発光素子からの光が遮られた際には、センサ144が‘L’信号を出力する。これらの‘H’信号及び‘L’信号は、図4に示す如く、制御基板CUに出力される。結果的に、各光学素子126を移動制御した位置(角度)は、センサ144の出力を制御基板CUで処理することで確認することができる。
As shown in FIGS. 3A and 4, the
このように、本実施形態では、係合機構138が主デテント131Aに係合する主ベアリング部材139Bと、補助デテント132Aに係合する補助ベアリング部材140Bと、を備えている。そして、凹部131Bによって主ベアリング部材139Bにかかる力Fmが、凸部132Bによって補助ベアリング部材140Bにかかる力Fsよりも大きくされている(Fm>Fs)。このため、主ベアリング部材139Bが主デテント131Aの凹部131Bに落とし込まれる際には、補助ベアリング部材140Bが補助デテント132Aの凸部132Bに乗り上げる状態となる。即ち、主ベアリング部材139Bが落とし込まれる際に補助ベアリング部材140Bで逆の付勢(ブレーキ)をかけることができ、主ベアリング部材139Bが落し込まれる際に生じる加速度を、補助ベアリング部材140Bである程度低減することが可能となる。即ち、主デテント131Aによる位置決めの際に生じる過剰な衝撃を低減できるので、振動(音を含む)を低減することが可能となる。同時に、振動による係合機構138、主デテント131A、及び補助デテント132Aの摩耗なども防止でき、長期に亘り位置決め精度を高精度に保つことができる。また、あくまでも主デテント131Aの凹部131Bにかかる力Fmが力Fsよりも優勢なので、確実に且つ安定に係合機構138で光学素子126の位置決めをすることが可能となる。同時に、主デテント131Aで位置決めの役割、補助デテント132Aで振動低減のための付勢付与と、役割を明確に分離できる。このため、主デテント131Aと補助デテント132Aの形状の最適化を容易に行うことができる。加えて、位置決めのためのデテントが、主デテント131Aと補助デテント132Aの2つであることから、位置決めを2か所で行うので、1か所で行う場合に比べて、主デテント131Aにかかる応力を相応に低減でき、位置決めで生じる摩耗を少なくすることができる。
Thus, in the present embodiment, the
なお、主デテント131Aと補助デテント132Aとはどのような材質で構成してもよいが、本実施形態では、主デテント131Aと補助デテント132Aとをターレット130と同じ金属で構成することができる。このときには、主デテント131Aと補助デテント132Aとに寿命などのばらつきがなく同一となり管理しやすく、加工・成形も容易である。
The
また、本実施形態では、係合機構138が、光学素子126の側面側から主デテント131A及び補助デテント132Aに押圧力を与える配置とされている。このため、ターレット130の光学素子126の配置と形状の自由度を高くでき、且つ光学素子切替装置120の光軸O方向への長さも短くすることが可能となる。なお、これに限らず、光学素子の配置される面側から係合機構が、主デテント及び補助デテントに押圧力を与える配置となっていてもよい。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、主ベアリング部材139B及び補助ベアリング部材140Bがともに、円筒形状とされている。このため、主ベアリング部材及び補助ベアリング部材が球形状である場合に比べて、主ベアリング部材139B及び補助ベアリング部材140Bが主デテント131A及び補助デテント132Aに接触する面積を広くすることができる。即ち、主デテント131A及び補助デテント132Aと主ベアリング部材139B及び補助ベアリング部材140Bの摩耗を低減でき、高い位置決め精度を長期間保つことが可能である。なお、これに限らず、主ベアリング部材及び補助ベアリング部材はともに、円筒形状とされていなくてもよい。例えば、いずれかが球形状であってもよいし、どちらも球形状であってもよい。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、凸部132Bの中央部132BBは所定の長さで平坦な形状とされている。このため、主ベアリング部材139Bが凹部131Bに落し込まれる際には、過剰に加速が生じず、且つその位置決めのための力が低下するといったことが防止できる。即ち、光学素子126をより正確に位置決めすることが可能となる。同時に、凸部132Bの形状の加工も容易となり低コスト化が可能である。なお、これに限らず、凸部の中央部が平坦な形状とされておらず、例えば、凸部の中央部が若干凸状態あるいは凹状態となっていてもよい。
Moreover, in this embodiment, center part 132BB of
また、本実施形態では、主ベアリング部材139Bが凹部131Bに係合している状態においてのみ、補助ベアリング部材140Bが凸部132Bに係合するようにされている。このため、凹部131Bで主ベアリング部材139Bが落ち込み始めてから、ターレット130に逆の付勢をかけることができる。即ち、凹部131Bによる位置決めの工程を凸部132Bで邪魔されることがなく、主デテント131Aの凹部131Bまでの移動を迅速に行うことが可能となる。なお、これに限らず、主ベアリング部材が凹部に係合する前から、補助ベアリング部材が凸部に係合するようにされていてもよい。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、ターレット130が、円盤形状とされ、ケーシング122に対して回転することで、4つの光学素子126の切り替えが行われる。このため、ターレット130への光学素子126の配置位置の違いが基本的になく、光学素子126を高い位置決め精度で等しく行うことができる。同時に、ターレット130の大きさも、長方形形状である場合に比べて、コンパクトにすることができる。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、ターレット130が電動駆動されている。このため、ターレット130に付与される移動のための力は一定とすることができ、それに合わせて板ばね139C、140Cの力を最適化することができる。つまり、光学素子126の正確な位置決めが実現できると同時に、光学素子切替装置120の長寿命化を図ることができる。なお、これに限らず、ターレットが手動で移動される構成であってもよい。
In the present embodiment, the
即ち、本実施形態によれば、光学素子126を切り替えた際に生じる振動を低減し迅速に測定を開始することが可能となる。
That is, according to the present embodiment, it is possible to reduce the vibration generated when the
本発明について上記実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでもない。 Although the present invention has been described with reference to the above embodiment, the present invention is not limited to the above embodiment. That is, it goes without saying that improvements and design changes can be made without departing from the scope of the present invention.
例えば、上記実施形態では、ターレット130は円盤形状であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2実施形態として図8(A)、(B)、図9(A)、(B)に示すような構成であってもよい。
For example, in the above embodiment, the
本実施形態では、図8(A)、(B)、図9(A)、(B)に示す如く、光学素子切替装置220が、固定部材222上に直動スライダ229を介して、1つの光学素子226を保持する可動部材230を配置する構成である。この光学素子226は、光軸O上に出し入れされる部材である。例えば、可動部材230にラック236が設けられ、駆動装置234に設けられたピニオン235で、ラック236に噛み合い、可動部材230は固定部材222に対して直線状に移動制御される。主デテント231Aは可動部材230の(図8(A)の)上側面に設けられ、係合機構238の主係合機構239が主デテント231Aに対峙するように固定部材222に配置されている。また、補助デテント232Aは可動部材230の(図8(A)の)下側面に設けられ、係合機構238の補助係合機構240が補助デテント232Aに対峙するように固定部材222に配置されている。本実施形態では、光学素子226の配置数を円盤形状のときに比べて、容易に増減させることができる。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 8A, 8 B, 9 A, and 9 B, the optical
また、上記実施形態では、主ベアリング部材が主デテントに絶えず係合(接触)して、且つ補助ベアリング部材も補助デテントに絶えず係合(接触)するようにされていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、主ベアリング部材が主デテントに絶えず係合していなくてもよいし、補助ベアリング部材も補助デテントに絶えず係合していなくてもよい。あるいは、主ベアリング部材が主デテントに絶えず係合していない場合でも、主ベアリング部材が主デテントに係合している状態においてのみ、補助ベアリング部材が補助デテントに係合するようにされていてもよい。この場合には、主デテントだけに可動部材の位置決めの負荷がほとんどかかるので、駆動装置の負荷を低減して長寿命化が可能である。あるいは、主ベアリング部材が主デテントに係合していない状態でも、補助ベアリング部材が補助デテントに係合している状態があってもよい。 In the above embodiment, the main bearing member is constantly engaged (contacted) with the main detent, and the auxiliary bearing member is also constantly engaged (contacted) with the auxiliary detent. It is not limited. For example, the main bearing member may not be constantly engaged with the main detent, and the auxiliary bearing member may not be constantly engaged with the auxiliary detent. Alternatively, even if the main bearing member is not constantly engaged with the main detent, the auxiliary bearing member may be engaged with the auxiliary detent only when the main bearing member is engaged with the main detent. Good. In this case, since the load for positioning the movable member is almost applied only to the main detent, the load on the driving device can be reduced and the life can be extended. Alternatively, even when the main bearing member is not engaged with the main detent, the auxiliary bearing member may be engaged with the auxiliary detent.
また、上記実施形態では、光学素子が1つあるいは4つとされていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、光学素子は1つ以上であればよい。 In the above embodiment, the number of optical elements is one or four, but the present invention is not limited to this. For example, the number of optical elements may be one or more.
本発明は、顕微鏡などを含む画像測定装置に用いられる光学素子切替装置に広く適用することができる。 The present invention can be widely applied to an optical element switching device used in an image measuring device including a microscope.
100…画像測定装置
102…ベース
102A…ベース面
104…コラム
106…上部カバー
108…照明系
110…画像検出ユニット
112…対物レンズ
114…CCDカメラ
120、220…光学素子切替装置
122…ケーシング
126、226…光学素子
129…シャフト
130…ターレット
131…大径部
131A、231A…主デテント
131B、231B…凹部
131C…光学素子保持部
132…小径部
132A、232A…補助デテント
132B、232B…凸部
132BB…中央部
134、234…駆動装置
135…駆動プーリ
136…従動プーリ
137…タイミングベルト
138、238…係合機構
139、239…主係合機構
139A、140A、239A、240A…保持部材
139AA、140AA…支持部
139B、239B…主ベアリング部材
139BB、140BB…軸部材
139C、140C…板ばね
139CA、140CA…開口部
139CB、140CB…屈曲部
140、240…補助係合機構
140B、240B…補助ベアリング部材
142…位置確認機構
144…センサ
146…インデックスプレート
222…固定部材
229…直動スライダ
230…可動部材
235…ピニオン
236…ラック
CU…制御基板
Fm、Fs…力
MR…記憶部
O…光軸
P…移動方向
DESCRIPTION OF SYMBOLS 100 ...
Claims (8)
前記可動部材には、前記1つ以上の光学素子それぞれに対応して、前記位置決めのための凹部を備える主デテント及び凸部を備える補助デテントが設けられ、
前記係合機構は、該主デテントに係合する主ベアリング部材と、該補助デテントに係合する補助ベアリング部材と、を備え、
前記可動部材の移動方向において、前記凹部によって前記主ベアリング部材にかかる力が前記凸部によって前記補助ベアリング部材にかかる力よりも大きくされている
ことを特徴とする光学素子切替装置。 A fixed member, a movable member that holds one or more optical elements and is movably supported by the fixed member, and is supported by the fixed member and engages with the movable member to light each of the one or more optical elements. In an optical element switching device comprising an engagement mechanism for positioning on an axis,
The movable member is provided with a main detent having a concave portion for positioning and an auxiliary detent having a convex portion corresponding to each of the one or more optical elements.
The engagement mechanism includes a main bearing member that engages with the main detent, and an auxiliary bearing member that engages with the auxiliary detent,
The optical element switching device, wherein a force applied to the main bearing member by the concave portion is greater than a force applied to the auxiliary bearing member by the convex portion in the moving direction of the movable member.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110819A JP2016224279A (en) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | Optical element change-over device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015110819A JP2016224279A (en) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | Optical element change-over device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016224279A true JP2016224279A (en) | 2016-12-28 |
Family
ID=57747891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015110819A Pending JP2016224279A (en) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | Optical element change-over device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016224279A (en) |
-
2015
- 2015-05-29 JP JP2015110819A patent/JP2016224279A/en active Pending
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