JP2016223928A - 面測定方法及び面測定装置 - Google Patents

面測定方法及び面測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016223928A
JP2016223928A JP2015111133A JP2015111133A JP2016223928A JP 2016223928 A JP2016223928 A JP 2016223928A JP 2015111133 A JP2015111133 A JP 2015111133A JP 2015111133 A JP2015111133 A JP 2015111133A JP 2016223928 A JP2016223928 A JP 2016223928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
axis direction
head
principal axis
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015111133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6356632B2 (ja
Inventor
明 猿田
Akira Saruta
明 猿田
俊行 小熊
Toshiyuki Oguma
俊行 小熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagata Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Nagata Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagata Seisakusho Co Ltd filed Critical Nagata Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2015111133A priority Critical patent/JP6356632B2/ja
Publication of JP2016223928A publication Critical patent/JP2016223928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6356632B2 publication Critical patent/JP6356632B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

【課題】対象物の面の位置を非接触センサの利点を用いて高い精度で測定する面測定方法及び面測定装置を提供する。
【解決手段】測定ヘッド4uから対象物OBに向けて収束し軸上色収差を備えた態様の複数の波長を含む照明光が放出されるとともに、測定ヘッド4uにより照明光の反射光が取得され、反射光のうち対象物OBの面So1に焦点を結ぶ光の波長λsが光検出部5uにより検出され、測定ヘッドに対する面So1の主軸方向の相対位置Lsが波長λsから導出される。また、測定ヘッド4uの主軸方向の位置がヘッド位置検出器により検出される。面So1の位置測定時において、相対位置Lsの値が光検出部5uにより波長が既定の精度で測定可能な測定可能位置範囲内となるように、測定ヘッド4uの主軸方向の位置が制御され、相対位置Lsの値と、この値が得られた時の測定ヘッド4uの主軸方向の位置の値とに基づき、面So1の主軸方向の位置が求められる。
【選択図】図4

Description

本発明は面測定方法及び面測定装置に係り、特に、レンズの光学面の測定に基づいて光軸の位置や中心厚を求める場合に好適な測定方法及び装置に関する。
一般に、レンズの中心厚を測定する場合には、レンズ表裏面に当接する測定子を備えた接触式センサを用いるか、或いは、レーザ光等を用いた光学式の、若しくは、超音波等を用いた音響式の非接触センサなどを用いて、レンズの両面の間の距離を測定し、中心厚を求めていた(特許文献1及び2参照)。
特開2009−258098号公報 特開2011−145135号公報
しかしながら、上記特許文献1の方法では、測定子をレンズの表面及び裏面に当接させた状態で測定を行う必要があるため、測定子の当接によりレンズに損傷を与える虞がある。また、測定子の当接によるレンズの変形により測定点の測定精度を高くすることができないという問題点もある。さらに、表裏両面でそれぞれ実施した4つの測定点から表面及び裏面に対応する球面を算出して中心厚を求めているために、上下の測定軸のずれやレンズの光軸ずれの影響を受けることはないものの、上記の測定点の誤差に起因して算出される球面の誤差が大きくなるため、光軸の位置や中心厚の精度が悪いという問題点もある。
一方、上記特許文献2の方法では、非接触センサを用いているために上記のような問題は生じないが、上下の測定軸間の調整作業やレンズの光軸位置の調整作業などを機械的な位置決めによって行うため、上下の測定軸間のずれやレンズの光軸のずれに起因して生ずる誤差が避けられないという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、レンズ等の光学面などといった、対象物の面の位置を、非接触センサの利点を用いて高い精度で測定することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の面測定方法は、対象物の面の主軸方向の位置測定が実施される面測定方法であって、前記対象物に対して前記主軸方向に配置され、前記主軸方向に移動可能に構成された測定ヘッドから、前記対象物に向けて収束し、軸上色収差を備えた態様の複数の波長を含む照明光が放出され、かつ、前記測定ヘッドにより前記照明光の反射光が取得され、該反射光のうち前記対象物の面に焦点を結ぶ光の波長が光検出部により検出されて、前記測定ヘッドに対する前記対象物の面の前記主軸方向の相対位置が前記光検出部による前記波長の検出値から導出されるとともに、前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置がヘッド位置検出器により検出され、前記対象物の面の位置測定時において、前記相対位置の値が、前記光検出部により前記波長が既定の精度で測定可能な測定可能位置範囲内となるように、前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置が制御され、前記測定可能位置範囲内の前記相対位置の値と、この値が得られた時の前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置の値とに基づいて、前記対象物の面の前記主軸方向の位置が求められることを特徴とする。
本発明において、前記測定ヘッドは、前記対象物に対して、前記主軸方向と交差する平面に沿って相対移動可能に構成され、前記測定ヘッドの前記対象物に対する前記平面に沿った相対移動の前後の複数の測定位置で前記対象物の面の位置測定が実施されることが好ましい。この場合には、前記測定ヘッドが前記対象物に対して前記平面に沿って相対移動する過程で、前記相対位置の値が、前記光検出部により前記波長が検出可能な検出可能位置範囲内になるように、前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置が制御されることが望ましい。ここで、測定ヘッドの主軸方向の位置の制御態様は、前記相対位置の値が常に前記検出可能位置範囲内に維持される制御態様であってもよいが、前記相対位置の値が前記検出可能位置範囲から逸脱したときに、前記相対位置の値を前記検出可能位置範囲内に戻す制御態様であってもよい。
本発明において、4以上の複数の前記測定位置において前記位置測定が実施され、該位置測定により得られた前記対象物の面上の4以上の複数の位置座標に基づいて、前記対象物の面に対応する球面が算出されることが好ましい。
本発明において、前記4以上の複数の測定位置は、前記対象物の面の外形の内接円の20%以下の半径を有する中心円内の領域に限定して設定されることが好ましい。特に、上記複数の測定位置は、10%以下の半径を有する中心円内の領域に限定して設定されることが望ましい。この場合において、前記4以上の複数の測定位置は、前記中心円内において、前記内接円の中心点の周りの複数の角度位置に分散して配置されることが望ましい。例えば、前記複数の測定位置は、同一の半径位置にある複数の測定位置が前記中心点の周りに等角度間隔で配置される場合がある。また、前記複数の測定位置は、異なる半径位置にある複数の測定位置が前記中心点の周りの異なる角度位置に配置される場合がある。
本発明において、4を越える数の複数の前記測定位置において前記位置測定が実施され、該位置測定により得られた前記対象物の面上の4を越える数の複数の位置座標に最小二乗法が適用されることにより、前記対象物の面に対応する球面が算出されることが好ましい。
本発明において、前記対象物の面の反対側にある他方の面に対して、4以上の複数の測定位置において前記位置測定が実施され、該位置測定により得られた前記対象物の他方の面上の4以上の複数の位置座標に基づいて、前記対象物の他方の面に対応する球面が算出され、前記対象物の面に対応する前記球面と、前記対象物の他方の面に対応する前記球面とに基づいて、前記対象物の軸線の位置若しくは中心厚が算出されることが好ましい。この場合、前記対象物の面を測定する第1の前記測定ヘッドと、前記対象物の他方の面を測定する第2の前記測定ヘッドとを設けることが望ましい。なお、前記対象物がレンズである場合には、前記軸線の位置は光軸の位置である。
次に、本発明の面測定装置は、対象物の面の主軸方向の位置測定のための面測定装置であって、前記対象物に対して主軸方向に配置され、前記対象物に向けて収束し、軸上色収差を備えた態様の複数の波長を含む照明光を放出し、かつ、該照明光の反射光を取得する測定ヘッドと、該測定ヘッドを前記主軸方向に移動可能に駆動するヘッド駆動機構と、前記反射光のうち前記対象物の面に焦点を結ぶ光の波長を検出し、該波長から前記対象物の面の前記主軸方向の相対位置を導出する光検出部と、前記測定ヘッドの前記主軸方向の位置を検出するヘッド位置検出器と、前記対象物の面の位置測定時において、前記相対位置の値が、前記光検出部により前記波長が既定の精度で測定可能な測定可能位置範囲内となるように、前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置を制御し、前記測定可能位置範囲内の前記相対位置の値と、この値が得られた時の前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置の値とに基づいて、前記対象物の面の前記主軸方向の位置を求める制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明において、前記測定ヘッドを前記対象物に対して前記主軸方向と交差する平面に沿って相対移動可能に構成する平面駆動機構をさらに具備し、前記制御部は、前記測定ヘッドの前記対象物に対する前記平面に沿った相対移動の前後の複数の測定位置で前記対象物の面の位置測定を実施することが好ましい。この場合にはさらに、前記制御部は、前記平面駆動機構により前記測定ヘッドが前記対象物に対して前記平面に沿って相対移動する過程で、前記相対位置の値が、前記光検出部により前記波長が検出可能な検出可能位置範囲内になるように、前記ヘッド駆動機構により前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置を制御することが好ましい。ここで、ヘッド駆動機構による測定ヘッドの主軸方向の位置の制御態様は、前記相対位置の値が常に前記検出可能位置範囲内に維持される制御態様であってもよいが、前記相対位置の値が前記検出可能位置範囲から逸脱したときに、前記相対位置の値を前記検出可能位置範囲内に戻す制御態様であってもよい。
本発明において、前記制御部は、4以上の複数の前記測定位置において前記位置測定を実施し、該位置測定により得られた前記対象物の面上の4以上の複数の位置座標に基づいて、前記対象物の面に対応する球面を算出することが好ましい。
本発明において、前記4以上の複数の測定位置は、前記対象物の面の外形の内接円の20%以下の半径を有する中心円内の領域に限定して設定されることが好ましい。特に、上記複数の測定位置は、10%以下の半径を有する中心円内の領域に限定して設定されることが望ましい。この場合において、前記4以上の複数の測定位置は、前記中心円内において、前記内接円の中心点の周りの複数の角度位置に分散して配置されることが望ましい。例えば、前記複数の測定位置は、同一の半径位置にある複数の位置が前記中心点の周りに等角度間隔で配置される場合がある。また、前記複数の測定位置は、異なる半径位置にある複数の測定位置が前記中心点の周りの異なる角度位置に配置される場合がある。
本発明において、前記制御部は、4を越える数の複数の前記測定位置において前記位置測定を実施し、該位置測定により得られた前記対象物の面上の4を越える数の複数の位置座標に最小二乗法が適用されることにより、前記対象物の面に対応する球面が算出されることが好ましい。
本発明において、前記制御部は、前記対象物の面の反対側にある他方の面に対して、4以上の複数の位置における前記位置測定を実施することにより、前記対象物の他方の面の4以上の複数の位置座標を求め、該4以上の複数の位置座標に基づいて前記対象物の他方の面に対応する球面と、前記対象物の面に対応する球面とに基づいて、前記対象物の軸線の位置若しくは中心厚を算出することが好ましい。なお、前記対象物がレンズである場合には、前記軸線の位置は光軸の位置である。
本発明によれば、接触センサの利点を生かしつつ、高い精度で面の位置を測定できる面測定方法及び面測定装置を実現することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明に係る面測定装置の実施形態の構造を模式的に示す概略正面図である。 同実施形態の構造を模式的に示す概略側面図である。 同実施形態の構造を模式的に示す概略平面図である。 同実施形態の共焦点変位センサの全体構成及び原理を示す説明図である。 同実施形態の共焦点変位センサにおける光源スペクトルと反射光強度との関係を示す説明図(a)及び検出出力比と距離との関係の一例を示すグラフ(b)である。 同実施形態の制御系の全体構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態の測定ヘッドの移動経路の例を示す説明図である。 同実施形態における対象物の面に対する複数の測定位置の例を示す平面図である。 同実施形態を用いたマスターレンズの連続計測時の中心厚の計測値を示すグラフである。 図9に示すデータの前回計測値との差を示すグラフである。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。最初に、図1乃至図3を参照して、本発明に係る面測定方法を実施するために用いる面測定装置の全体構成について説明する。
本実施形態の面測定装置1は、防振脚部を取り付けた設置盤上に固定された支持台2と、該設置盤上に固定され、支持台2の上方へ伸びる支柱部3とを備えている。支柱部3には、第1測定ヘッド4uと、第2測定ヘッド4dが、それぞれ支持台2の台板に対する上下位置において図示の上下方向(Z軸方向、上記主軸方向に相当する。)に移動可能に取り付けられている。具体的には、第1測定ヘッド4u及び第2測定ヘッド4dはそれぞれ支柱部3に対してZ軸方向に移動可能に案内されたスライダ12g、12hに取り付けられている。このスライダ12g,12hは、サーボモータ11u,11dの出力軸に連結されたボールねじ12u,12dにおいてリードスクリュー12aに螺合するナット12bにより駆動される。このスライダ12g,12hのZ軸方向の位置は、リニアスケール等の高精度なヘッド位置検出器6u,6dによって検出可能とされている。なお、図1〜図3には図示されていないが、ナット12bのZ軸方向の位置を検出するためのマグネスケールなどのサーボ用位置検出器13u,13d(図7参照)が設けられている。
支持台2上には、対象物OBが載置される載置台7を支持し、Z軸方向と直交する平面方向(図示例ではXY平面に沿った方向)に移動可能に構成するとともに、当該平面方向に駆動するXYテーブルが構成される。具体的には、上記載置台7は上テーブル8に支持され、上テーブル8は駆動機構8a(サーボモータ14yとボールねじ15y)と案内機構8bによってY軸方向に移動可能に構成される。また、上テーブル8は下テーブル9に支持され、下テーブル9は駆動機構9a(サーボモータ14xとボールねじ15x)と案内機構9bによってX軸方向に移動可能に構成される。これらのX軸方向とY軸方向の駆動機構8a,9aは、Z軸方向の上記駆動機構(サーボモータ11u,11d及びボールねじ12u、12dからなる。)と同様に構成されている。また、X軸方向とY軸方向の案内機構8b,9bは、Z軸方向の上記スライダ12g、12hと同様に構成されている。
本実施形態において、載置台7に載置される対象物OBの面を測定する第1測定ヘッド4uと第2測定ヘッド4dは、それぞれ、共焦点変位センサのセンサヘッドを構成している。この共焦点変位センサの概略構成は図4に模式的に示される。なお、本実施形態において、第1測定ヘッド4uと第2測定ヘッド4dとは同じ構造を有し、基本的には同様の方法が適用され、同様に動作するので、以下において、第2測定ヘッド4dについては説明を省略し、第1測定ヘッド4uについてのみ説明する。
共焦点変位センサの測定ヘッド4uは、光ファイバ44の先端面コア等によって構成されるピンホール44aから出射する光を集光するコリメートレンズ45と、コリメートレンズ45によって集光された光を対象物OBに向けて収束させる対物レンズ46とを有する。光軸上色収差が大きい対物レンズ46を用いることにより、光の波長によって対物側の焦点距離が異なり、可視領域であれば青色光は近く、赤色光は遠くに合焦する。光源41から光ファイバ42を介して光結合器43を介して連結された光ファイバ44は、光源41から出射される白色若しくは広帯域の光Pを導くことにより、上記ピンホール44aにおいて白色若しくは広帯域の点光源を構成する。このため、対象物OBとは反対側にある共焦点の位置は上記ピンホール44aにおいて共通とみなすことができ、対象物OBの面So1に合焦する光の波長は、測定ヘッド4uに対する対象物OBの主軸方向の位置によって変化する。また、上記ピンホール44aは、対象物OBに合焦した波長λsの反射光Qのみを通過させる選択的色フィルタとして機能するので、当該反射光Qが選択的に光ファイバ44、光結合器43、光ファイバ51を経由して光検出部5uに導かれる。図において光検出部5uの下に示されるグラフは、上記反射光Qの光スペクトルの例である。ここで、対象物OBの面So1に合焦する光の波長λsと合焦位置の関係が予めわかっていれば、この波長λsに対応する距離Lsの位置に対象物OBの面So1が存在することがわかる。
図5(a)には、共焦点センサの検出可能波長範囲D(λ)(波長λのスペクトル範囲)若しくは検出可能位置範囲D(L)(距離Lの範囲)と、光源41の光スペクトルとの関係を示す。図示例では、光源41の光スペクトルとして白色LED(青色LEDチップの出射面上に黄色傾向体を配置したもの)を用いているため、図示のように可視光領域でも波長λによって光Pの光量が大きく異なる。特に、本例では、500nm付近で大きな光量の落ち込みがあるため、この領域を避けることによって反射光Qの強度を高めることができるから、検出精度を向上できる。実際には、光源41の光スペクトルだけでなく、当該光スペクトルと、対象物OBの面So1における光反射率(通常は波長分散を有する。)との積によって反射光Qの強度が定まる。
本実施形態では、光検出部5uにおける波長検出が可能な範囲である上記検出可能波長範囲D(λ)若しくは検出可能位置範囲D(L)の中に、さらに、既定の精度以上の精度が得られる範囲である、測定可能波長範囲E(λ)(波長λのスペクトル範囲)若しくは測定可能位置範囲E(L)(距離Lの範囲)を設定する。図示例では、上記検出可能波長範囲D(λ)は、可視光を用いた場合には、例えば、450〜750nm程度、上記検出可能位置範囲D(L)は0.5〜3.5mm程度である。また、上記測定可能波長範囲E(λ)は、例えば、550〜650nm程度、上記測定可能位置範囲E(L)は1.5〜2.5mm程度である。本実施形態に用いられる共焦点センサでは、図5(b)に示すように、測定ヘッド4uに対する対象物OBの面So1の主軸方向の相対位置を示す、後述する検出信号Zus,Zdsの出力は、上記検出可能位置範囲D(L)内において距離Lと比例する。ただし、本発明において、当該検出信号の出力は、結果として距離Lを導出することができる態様であればよく、したがって、距離Lと既定の相関を有するものであればよい。
図6は、本実施形態の面測定装置1の制御系の概略構成を示す構成ブロック図である。制御部10は専用の制御回路の他に、MPU(マイクロプロセッサユニット)やパーソナルコンピュータ等により構成することもできる。制御部10には、第1測定ヘッド4uのZ軸方向の位置を制御するための駆動機構(サーボモータ11u及びボールねじ12u)を駆動するための駆動回路10Zu、第2測定ヘッド4dのZ軸方向の位置を制御するための駆動機構(サーボモータ11d及びボールねじ12d)を駆動するための駆動回路10Zd、載置台7のX軸方向の位置を制御するための駆動機構9a(サーボモータ14x及びボールねじ15x)を駆動するための駆動回路10X、及び、載置台7のY軸方向の位置を制御するための駆動機構8a(サーボモータ14y及びボールねじ15y)を駆動するための駆動回路10Yとが接続されている。
第1測定ヘッド4u及び第2測定ヘッド4dはボールねじ12u,12dによってZ軸方向に駆動される。第1測定ヘッド4u及び第2測定ヘッド4dのZ軸方向の位置は、リニアスケール(リニアエンコーダ)などで構成されるヘッド位置検出器6u,6dによって検出され、これらのヘッド位置検出器6u,6dからは、第1測定ヘッド4u及び第2測定ヘッド4dの絶対位置を示す検出信号Zu0,Zd0がそれぞれ出力される。上記ヘッド位置検出器6u,6dは、第1測定ヘッド4u及び第2測定ヘッド4dのZ軸方向の位置を正確に検出するために、上記サーボモータ11u,11d及びボールねじ12u,12dからなる駆動機構やスライダ12g、12hからなる案内機構とは別に支柱部3に取り付けられ、スライダ12g、12hからなる案内機構によってZ軸方向に案内された第1測定ヘッド4u及び第2測定ヘッド4dの位置を直接に検出するように構成されている。また、上記ヘッド位置検出器6u,6dは、サーボ用位置検出器13u,13dよりも高精度に位置を検出できるもの、例えば、光学式の検出器を用いることが好ましい。
第1測定ヘッド4d及び第2測定ヘッド4dは、それぞれ光検出部5u,5dに接続される。これらの光検出部5u,5dは、共焦点変位センサとしての機能に基づいて検出した波長λsを示す信号、若しくは、当該波長λsに対応する、測定ヘッドの先端から検出面までの距離Lsを示す信号、或いは、これらと既定の対応関係を有する信号などからなる、検出面の相対位置を示す検出信号Zus,Zdsを出力する。また、光検出部5u,5dは、上記機能により検出した波長λsの光強度を示す信号、或いは、当該光強度と既定の対応関係を有する信号などからなる、反射光強度を示す検出信号Ius,Idsを出力する。なお、この検出信号Ius,Idsは、制御部10において反射光強度を監視し、後述する位置測定時において、反射光強度が既定の最小値と最大値の間にあるか否かを判定するためのものである。反射光強度が最小値を下回れば、充分な光強度がないために検出精度が確保できないため、測定を中止したり、警告をしたり、再測定を促したりする。反射光強度が最大値を上回れば、光強度が飽和し、精度のよい測定ができない虞があるため、やはり、測定を中止したり、警告をしたり、再測定を促したりすることが好ましい。
サーボモータ11u,11dによって動作するボールねじ12u,12dのZ軸方向の位置は、それぞれ、マグネスケール等のサーボ用位置検出器13u,13dによって検出される。これらのサーボ用位置検出器13u,13dの検出値は、上記駆動回路10Zu,10Zdにそれぞれフィードバックされる。また、サーボモータ14x,14yによって動作するボールねじ15x,15yの各X軸方向及びY軸方向の位置は、それぞれ、マグネスケール等のサーボ用位置検出器16x,16yによって検出される。これらのサーボ用位置検出器16x,16yの検出値は、上記駆動回路10X,10Yにそれぞれフィードバックされる。
次に、上記構成において、面測定装置1により、対象物OBの面So1,So2を測定する方法、或いは、面測定装置1の動作態様について説明する。なお、対象物OBは、本発明において測定されるべき少なくとも一つの面を備えたものであれば特に限定されない。しかし、本実施形態では、対象物OBがレンズ(凸レンズ、凹レンズ、メニスカスレンズなどの光学レンズ)である場合を例示する。
図7は、第1測定ヘッド4uと、載置台7に装着された対象物OBとの関係を模式的に示す説明図である。本実施形態において、第1測定ヘッド4uと第2測定ヘッド4dとは同じ構造を有し、基本的には同様の方法が適用され、同様に動作するので、以下において、第2測定ヘッド4dについては説明を省略し、第1測定ヘッド4uについてのみ説明する。
載置台7に対象物OBが装着されるとき、第1測定ヘッド4uは、初期位置として対象物OBから離間した退避位置に配置されている。そして、制御部10に対する所定の操作により、第1測定ヘッド4uは、上記退避位置から、対象物OBに向けて移動を開始し、面So1を検出する面サーチ動作(Sstep)を実行する。この面サーチ動作において、第1測定ヘッド4uは、第1測定ヘッド4uから出射した光Pの反射光Qが光検出部5uにて検出された状態で、上記駆動機構(11u,12u)及び案内機構(12g)によりZ軸方向に移動し、対象物OBの面So1に向けて接近する。この第1測定ヘッド4uの移動過程において、制御部10は、光検出部5uの検出信号Zusを観察しつづけており、面So1が上記検出可能位置範囲D(L)内に配置されるようになると、光検出部5uの検出信号Zusから波長λs及び距離Lsに対応する検出面So1のZ軸方向の相対位置が出力される。この検出信号Zusにより検出面So1のZ軸方向の相対位置が検出されると、上記制御部10は、面So1が検出されたことを認識して、第1測定ヘッド4uの移動を停止させる。このときの第1測定ヘッド4uのZ軸方向の位置の制御は、制御部10からの位置指令に基づき、駆動回路10Zu、サーボモータ11u及びボールねじ12uからなる駆動機構を介して、サーボ用位置検出器13uの位置フィードバックによる制御下で実施される。
次に、第1測定ヘッド4uによる面So1のZ軸方向の位置測定を、現在のXY平面位置において実施する場合には、第1測定ヘッド4uのZ軸方向の位置を微調整する測定位置決め動作(Pstep)を実施する。この測定位置決め動作は、第1測定ヘッド4uに対する面So1の相対位置の値が上記測定可能位置範囲E(L)内に入るように、第1測定ヘッド4uのZ軸方向の位置を移動させることによって実行される。このとき、制御部10は、光検出部5uの検出信号Zusを観察しながら、この検出信号Zusが示す面So1の相対位置の値が上記測定可能位置範囲E(L)に入るか否かを判定し、面So1の相対位置の値が測定可能位置範囲E(L)に入った状態で第1測定ヘッド4uを停止させる。このとき、第1測定ヘッド4uは、測定可能位置範囲E(L)に対応するZ軸方向の範囲内に位置決めされなければならない。このため、制御部10では、第1測定ヘッド4uの位置検出信号としてヘッド位置検出器6uにより得られるZ軸方向の位置を示す検出信号Zu0を用い、この検出信号Zu0をフィートバック信号として用いて制御することにより、第1測定ヘッド4uをZ軸方向に位置決めする。
上記のようにして第1測定ヘッド4uがZ軸方向に位置決めされると、制御部10は、第1測定ヘッド4uのZ軸方向の位置を示す検出信号Zu0と、面So1のZ軸方向の相対位置を示す検出信号Zusとに基づいて、面So1のZ軸方向の位置Pzu1を求める。この位置は、Pzu1=P(Zu0)+P(Zus)である。ここで、P(Zu0)は、検出信号ZuOにより得られる第1測定ヘッド4uのZ軸方向の位置であり、P(Zus)は、検出信号Zusにより得られる面So1のZ軸方向の相対位置である。以上が、測定位置MPにおける面So1のZ軸方向の位置を測定する位置測定動作(Mstep)である。
本実施形態において、面So1を測定する場合、面So1のZ軸方向の位置を複数のXY平面上の測定位置MPにおいて測定する必要がある。特に、本実施形態では、後述するように、面So1,So2を示す球面を計算するため、少なくとも4つの測定位置MPにおいて位置測定を実施することが必要となる。このため、別のXY平面上の位置から一つの測定位置MPへ移動する場合に、或いは、測定が完了した一つの測定位置MPから別の測定位置MP′へ移動する場合に、測定位置移動動作(Tstep)を実施する。この測定位置移動動作は、本実施形態の場合には、X軸方向及びY軸方向の駆動機構8a,9a及び案内機構8b,9bにより、載置台7に装着された対象物OBをXY平面上で移動させることにより実施される。このとき、制御部10は、上記検出信号Zusを監視し、測定されるべき面So1のZ軸方向の相対位置の値が上記検出可能位置範囲D(L)内に配置されているか否かを確認する。そして、面So1のZ軸方向の相対位置の値が検出可能位置範囲D(L)から外れそうになると、制御部10は、第1測定ヘッド4uをZ軸方向の逆向きに移動させることにより、上記相対位置の値が検出可能位置範囲D(L)内にある状態を維持する。ただし、制御部10は、上記相対位置の値が検出可能位置範囲D(L)から逸脱したことを検知して、当該相対位置の値を検出可能位置範囲D(L)内に戻すように制御してもよい。
上記のようにして第1測定ヘッド4uをXY平面上で移動させた後にXY平面上の別の測定位置MPで停止させると、上記と同様にZ軸方向の上記測定位置決め動作(Pstep)を実施し、面So1のZ軸方向の相対位置の値が測定可能位置範囲E(L)内に配置されるようにする。そして、上記と同様の位置測定動作(Mstep)を実施し、移動後の測定位置MPにおける面So1のZ軸方向の位置Pzu1を求める。その後、さらに別の測定位置MPがあれば、上記の測定位置移動動作(Tstep)、測定位置決め動作(Pstep)及び位置測定動作(Mstep)を繰り返す。
図8は、本実施形態の測定位置MPの設定例を示すXY平面図である。図示例は、対象物OBとして平面形状が半径Rの円形のレンズを想定したものである。複数の測定位置MPは、中心点Oと、この中心点Oの周囲の半径rの円形範囲(中心円)の内部に設定されている。ここで、半径rは、半径Rの20%以下であることが好ましく、10%以下であることがさらに望ましい。なお、対象物OBの面So1,So2が非円形である場合には、当該非円形の面の内接円の半径をRとして、複数の測定位置MPを配置する領域(中心円)の半径rを定めればよい。
本実施形態では、図示の複数の測定位置MPとして、中心点O、半径rの円周上の3点、半径r/2の円周上の3点、半径r/4の円周上の3点、半径r/8の円周上の3点の合計13点を設定する。すなわち、中心点Oの周りに2(i=1〜nの自然数)の半径を有するn個の円周が設定され、各円周上に複数の測定位置MPがそれぞれ配置される態様で、半径r=2の中心円の範囲内に全ての測定位置MPが配列される。ただし、一つの円周上に配列された各点は中心点Oの周りに等角度間隔で配列される。また、半径rの円周上の各点の組、半径r/2の円周上の各点の組、半径r/4の円周上の各点の組、及び、半径r/8の円周上の各点の組では、各組内の各点の配列位置が、いずれも、隣接する半径の他の組内の各点の配列位置に対して180度反転した角度位置になるように設定されている。このように構成すると、半径rの円形の領域内において、中心点Oの周りの方位に均一に分散した態様で、しかも、中心点Oに近いほど高密度となるように、複数の測定位置MPを配置することができる。なお、この例における測定位置MPの測定順は、例えば、中心点Oから、最内周の円周上に配列された各点を測定し、その次の外周側に隣接した円周上に配列された各点を測定し、というように、内周側から外周側へ向けて螺旋状に測定していくことができる。ただし、本発明の測定方向はこのような態様に限定されない。
上記の複数の測定位置の配列例は、本実施形態の面測定装置1において、対象物OBの曲面状の面So1に対応する球面を求める場合に好適な例である。すなわち、本実施形態では、上述のように共焦点変位センサを用いてZ軸方向の面So1の位置を測定しているが、XY平面上で中心点Oから離れるほど、面So1はZ軸方向と直交するXY平面に対して傾斜するため、反射光Qの検出強度が低下し、位置検出の精度が悪化する。したがって、測定位置MPを、面So1のうち上記平面に対する傾斜角の小さい中心点Oに近い領域に限定することにより、位置検出の精度低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、上述のように4つ以上の複数の測定位置MPの位置座標に基づいて、面So1に対応する球面を計算する。この場合、XY平面上の測定範囲が広がると、XY方向の駆動機構8a,9a及び案内機構8b,9bの誤差が大きくなることで、上記位置座標の精度が低下する虞がある。上述のようにXY平面上の中心点Oに近い領域に限定して測定を行うことにより、XY方向の機構誤差による影響を最小限に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、対象物OBとしてレンズを用いる場合に、後述するように、レンズの表面So1と裏面So2のそれぞれに対応する球面を、それぞれ4つ以上の複数の測定位置MPの位置座標から計算し、両球面からレンズの光軸の位置と、当該光軸に沿った中心厚とを求める。このため、光軸の位置と中心厚の算出には、XY平面上の中央領域の測定位置MPだけで充分であり、XY平面上の測定範囲を広げると、却って、計算する球面の精度が低下してしまう。これは、実際の面So1,So2は、球面レンズの場合でも真の球面ではないし、非球面レンズなどのように面So1,So2がそもそも球面ではない場合もあるので、XY平面上の測定範囲を光軸の位置と中心厚を算出するのに不要な範囲まで広げてしまうと、光軸の位置や中心厚の算出に本来的に必要でない領域の面位置の誤差にも影響されることになるからである。
次に、上記複数の測定位置MPの位置座標に基づいて、対象物OBの面So1に対応する球面の算出過程について説明する。まず、中心座標が(x,y,z)であり、半径がrである球面の式は以下の式のようになる。
(x−x+(y−y+(z−z=r
球面を求めるには、上記式の4つの未知数x,y,z,rを求めればよいので、基本的に面So1の4つの測定位置MPの位置座標(x、y、z)、(x、y、z)、(x、y、z)、(x、y、z)がわかっていれば、面So1に対応する球面を求めることができる。
しかしながら、上記の方法では、4つの位置座標のうちの一つに僅かな誤差があっても、球面が大きく変化するので、実際の面So1との差異が大きくなり、光軸の位置や中心厚の誤差も大きくなる。このため、4より多い測定位置MPで測定し、4より多い数(上記例では13)の位置座標(x、y、z)を用いて、何らかの処理によって面So1に対応する最も確からしい球面を求めることが好ましい。この場合に、最小二乗法によって4より多い数m(mは自然数、上記例では13)の位置座標について、当該位置座標との間の距離の二乗和SMが最小値となる球面を求めることで、球面の精度を高めることができる。
上記の最小二乗法では、i=1〜mの自然数として、iに関する以下の数式1に示す二乗和SMを最小にする中心座標(x,y,z)及び半径rを求める。
Figure 2016223928
このときの二乗和SMの最小値は、以下の数式2の4つの式が成立したときに得られる。これらの式は、上記SMを上記4つの未知数のうちの一つで偏微分した値が0になる条件を示す。
Figure 2016223928
なお、複数の測定位置MPの位置座標に基づいて面So1に対応する球面を求める方法は、上記に限らず、種々の公知の方法にて行うことができる。また、4つを越える数の測定位置MPの位置座標に基づいて最も確からしい球面を求める方法も同様である。
上記のレンズの表面So1に対する測定方法及び球面の算出方法は、裏面So2に対する測定方法及び球面の算出方法に適用できる。そして、第1測定ヘッド4uにより測定された表面So1に対応する球面1と、第2測定ヘッド4dにより測定された裏面So2に対応する球面2とに基づいて、以下のように、レンズの光軸の位置、及び、中心厚を求めることができる。
最初に、制御部10は、球面1(中心座標(x01,y01,z01)及び半径r1)と、球面2(中心座標(x02,y02,z02)及び半径r2)の関係により、表面So1と裏面So2の曲面の態様を判定し、対象物OBの形状を決定する。球面1において、中心座標(x01,y01,z01)が第1測定ヘッド4uによる測定位置MPの位置座標(xi1,yi1,zi1)よりも下方にあれば表面So1は凸曲面である。一方、中心座標(x01,y01,z01)が測定位置MPの位置座標(xi1,yi1,zi1)よりも上方にあれば表面So1は凹曲面である。また、球面2において、中心座標(x02,y02,z02)が第2測定ヘッド4dによる測定位置MPの位置座標(xi2,yi2,zi2)よりも下方にあれば裏面So2は凹曲面である。一方、中心座標(x02,y02,z02)が測定位置MPの位置座標(xi2,yi2,zi2)よりも上方にあれば裏面So2は凸曲面である。これらの組合せにより、レンズが両凸レンズ、両凹レンズ、メニスカスレンズ凸凹と凹凸の4つのタイプのいずれであるかが判別できる。なお、球面1の中心座標(x01,y01,z01)と、球面2の中心座標(x02,y02,z02)とを結ぶ線分(或いは、両位置座標を通過する線)がレンズの光軸を示すことになる。
次に、球面1の中心座標(x01,y01,z01)と、球面2の中心座標(x02,y02,z02)の間の距離(中心間距離)をL=√{(x01−x02+(y01−y02+(z01−z02}によって算出する。そして、この中心間距離Lに基づいて、上記のタイプ別に中心厚を算出する。まず、両凸レンズの場合には、中心厚はh=r+r−Lによって求められる。また、両凹レンズの場合には、中心厚はh=L−r−rによって求められる。さらに、メニスカスレンズの場合において、表面So1が凸、裏面So2が凹の場合には、z01>z02であれば、中心厚はh=r+L−rにより求められ、z01<z02であれば、中心厚はh=r−L−rにより求められる。また、メニスカスレンズの場合において、表面So1が凹、裏面So2が凸の場合には、z01>z02であれば、中心厚はh=r+L−rで求められ、z01<z02であれば、中心厚はh=r−L−rにより求められる。
本実施形態では、面測定装置1において、さらに面のZ軸方向の位置を精度よく測定するために、第1測定ヘッド4uと第2測定ヘッド4dとの間の第1基準対象物(マスター基板)によるZ軸原点合わせ処理と、第2基準対象物(マスターレンズ)による算定結果調整処理と、第1測定ヘッド4u及び第2測定ヘッド4dのZ軸倒れ補正処理と、を行うようにしている。
上記Z軸原点合わせ処理では、既定の厚みdを有する平行平板からなる第1基準対象物(マスター基板)を上記載置台7に装着し、第1測定ヘッド4uによる第1基準対象物の表面のZ軸方向の位置測定と、第2測定ヘッド4dによる第1基準対象物の裏面のZ軸方向の位置測定とを上述の方法で実施し、表面のZ座標の値がPzu1、裏面のZ座標値がPzd2であれば、Δz=(Pzu1−Pzd2)−dをオフセット量として記録する。そして、このZ軸方向のオフセット量Δzを用いて、第1測定ヘッド4uによる測定値のZ軸方向の原点と、第2測定ヘッド4dによる測定値のZ軸方向の原点とを一致させる。
上記算出結果調整処理では、第2基準対象物(マスターレンズ)の中心厚がh=hに形成されているため、この第2基準対象物を上記対象物OBとして測定し、上述と同様の方法で中心厚を求めた結果、中心厚h=h′となった場合には、中心厚hに関するオフセット値としてΔh=h−h′を設定し、記録する。そして、その後の測定においては、上記の方法で算出した中心厚をhsとしたとき、最終的な中心厚の値をh=hs+Δhによって求める。このオフセット値Δhは、なるべく温度や湿度などの環境条件を反映したものとするため、直前に測定して用いることが望ましい。
上記Z軸倒れ補正処理では、図示しない基準スケールを用いて、リニアスケール等からなるヘッド位置検出器6u,6dの目盛誤差を測定し、そのうちの標尺定数(単位長さ当たりのずれ量)に相当する値を、第1測定ヘッド4u及び第2測定ヘッド4dの移動方向のZ軸に対する倒れ角に起因して生ずる誤差であるとして、下記の比例定数による補正を行うようにしている。第1測定ヘッド4u及び第2測定ヘッド4dのZ軸方向の真の位置がP(Zu0)、P(Zd0)であるとすると、上記移動方向がZ軸に対して傾斜していることによる比例定数がΔc(<1)であることが測定結果から判明した場合、実際の検出信号Zu0、Zd0によって得られる測定ヘッド4u,4dの位置は、P(Zu0)=Δc×P(Zu0)、P(Zd0)=Δc×P(Zd0)となるので、補正後の位置を、P(Zu0)=P(Zu0)/Δc、P(Zd0)=P(Zd0)/Δcによって算出する。
以上説明した本実施形態の面測定装置1、及び、この面測定装置1を用いた面測定方法は、対象物OBの面So1,So2の主軸方向(Z軸方向)の位置を測定する装置若しくは方法である。この位置の測定には共焦点センサを用いる。共焦点センサの測定ヘッド4u,4dは主軸方向に移動可能とされる。測定ヘッド4u,4dは、光源41の光Pを対象物OBに向けて出射し、対物レンズ46により軸上色収差を有する態様で収束させる。また、測定ヘッド4u,4dは、上記光Pの反射光Qを対象物OBから受けて光検出部5u,5dに導く。光検出部5u,5dでは、対象物OBの面So1,So2で合焦した光の波長λsを検出する。この波長λsの検出は、測定ヘッド4u,4dに対して、その波長λsに対応する距離Lsの位置に面So1,So2が配置されていることを示す。
測定ヘッド4u,4dは主軸方向に移動可能に構成される。測定ヘッド4u,4dの主軸方向の位置(検出信号Zu0,Zd0により示されるP(Zu0),P(Zd0))はヘッド位置検出器6u,6dによって検出される。また、測定ヘッド4u,4dに対する対象物OBの面So1,So2の主軸方向の相対位置(検出信号Zus,Zdsによって示されるP(Zus),P(Zds))は光検出部5u,5dによって出力される。制御部10は、上記測定ヘッドの位置P(Zu0),P(Zd0)と、上記面の相対位置P(Zus),P(Zds)とから、面So1,So2のZ軸方向の位置Pzu1=P(Zu0)+P(Zus)、Pzd2=P(Zd0)+P(Zds)を求める。ここで、測定ヘッドの主軸方向の位置は、対象物OBに対して静止した装置1等の部位を基準とした位置である。また、相対位置は、対象物OBに対して主軸方向に移動可能な測定ヘッド4u,4dを基準とした面So1,So2の主軸方向の位置である。
測定ヘッド4u,4dを含む主軸方向の位置測定システムは、対象物OBの面So1,So2の主軸方向の相対位置(測定ヘッドに対する位置)を検出可能位置範囲D(L)内において非接触で検出可能である。また、測定ヘッド4u,4dを含む主軸方向の位置測定システムは、面So1,So2の主軸方向の相対位置を測定可能位置範囲E(L)内において既定の精度により非接触で測定可能である。測定可能位置範囲E(L)は検出可能位置範囲D(L)内に含まれ、多くの場合には、検出可能位置範囲D(L)よりも狭い領域である。ここで、距離Lは、測定ヘッド4u,4dと面So1,So2との間の距離である。本実施形態では、対象物OBの面So1,So2の位置測定時においては、測定ヘッド4u,4dの主軸方向の相対位置が測定可能位置範囲E(L)内に配置されるように、測定ヘッド4u,4dの主軸方向の位置を制御する。これによって、対象物OBの面So1,So2の主軸方向の位置を求める際に既定の精度を確保することができる。
ここで、共焦点センサによる或る面の主軸方向の相対位置の測定精度は、光源41から出射される光Pのスペクトル分布と、対象物OBの面So1,So2による反射光Qの光反射率分布とによって定まる。スペクトル分布は光源41の選定に依存する。本実施形態では、白色LEDを採用するが、ハロゲンランプなどの他の光源を用いてもよい。光源41のスペクトル分布により、光Pの強度の高い波長領域や低い波長領域が決定され、これに応じて、検出可能波長範囲D(λ)や測定可能波長範囲E(λ)が定まり、これらに対応して、検出可能位置範囲D(L)や測定可能位置範囲E(L)が定まる。また、光反射率分布は対象物OBの材質や面So1,So2の主軸方向に対する角度、平滑性、配置などに依存する。透明材などの低反射率の素材、上記角度が大きくなる面形状、平滑性に欠ける面形状などにより、反射光強度は低下する。対象物OBの光Pに対する光学特性、面So1,So2の角度や面形状により、反射光Qの高い波長領域や低い波長領域が決定され、これに応じて、検出可能波長範囲D(λ)や測定可能波長範囲E(λ)が定まり、これらに対応して、検出可能位置範囲D(L)や測定可能位置範囲E(L)が定まる。
本実施形態では、XY平面に沿って測定ヘッド4u.4dが移動し、測定位置MPに到達する。このとき、制御部10は、測定されるべき面の主軸方向の相対位置の値が検出可能位置範囲D(L)内になるように、測定ヘッド4u,4dのZ軸方向の位置を制御する。これは、測定ヘッド4u,4dが測定位置MPに到達した後に、位置測定のために、上記相対位置の値が測定可能位置範囲E(L)内になるようにするための、測定ヘッド4u,4dのZ軸方向の位置の移動量を減少させるのに役立つ。位置測定時の直前の測定ヘッド4u,4dの移動は、装置1に振動や撓みを発生させ、測定ヘッド4u,4dの位置が安定するまでに必要な時間を増大させる。上記移動量が少なければ、測定ヘッド4u,4dの位置も安定し、また、安定するまでの時間も短縮する。したがって、面のZ軸方向の位置測定の精度を高めることができる。なお、測定ヘッド4u,4dが測定位置MPに到達した時点で、上記相対位置の値が検出可能位置範囲D(L)内であって、しかも、測定可能位置範囲E(L)内になっていても構わない。
本実施形態では、上記面測定装置1を用いて、上記方法でレンズの中心厚の計測を連続的に繰り返す実験を行った。計測開始時刻は夕刻の17時47分、計測終了時刻は翌日午前中の9時10分であり、合計472回の中心厚の計測を実施した。対象物OBとして、上記第2基準対象物であるマスターレンズ(厚みが15.9960mm、直径が250mm)をセットし、これを繰り返し測定した。これを図9に示す。また、前回計測値との差を示すグラフを図10に示す。これによれば、外来の振動や人の出入りによる温度変動の影響で、17時47分から22時過ぎまでは、中心厚の計測値が0.5μmの幅で変動していた。一方、22時37分から翌朝8時30分までは、上記外来の振動や温度変化がなくなったためか、中心厚の計測値の変動幅は0.05〜0.1μmとなった。このような極めて高い計測精度は、従来の測定器で得られる精度に比べると、2桁以上高い値を備えている。
尚、本発明の面測定方法及び面測定装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、対象物OBの面So1の主軸方向の位置を測定する第1測定ヘッド4uと、他方の面So2の主軸方向の位置を測定する第2測定ヘッド4dとを別々に設けたが、上記レンズのように透光性を備えた対象物であれば、当該対象物の光屈折率を考慮することにより、一方の測定ヘッドのみで二つの面So1とSo2の主軸方向の位置を共に測定することも可能である。
1…面測定装置、2…支持台、3…支柱部、4u…第1測定ヘッド、4d…第2測定ヘッド、5u,5d…光検出部、6u,6d…位置検出器、7…載置台、8…上テーブル、8a,9a…駆動機構、8b,9b…案内機構、9…下テーブル、10…制御部、10Zu,10Zd,10X、10Y…駆動回路、11u,11d,14x,14y…サーボモータ、12u,12d,15x,15y…ボールねじ、12g、12h…スライダ、13u,13d,16x,16y…サーボ用位置検出器、41…光源、42,44,51…光ファイバ、43…光結合器、44a…ピンホール(光ファイバの端面のコア部)、45…コリメートレンズ、46…対物レンズ、L,Ls…距離、λ,λs…波長、D(L)…検出可能位置範囲、D(λ)…検出可能波長範囲、E(L)…測定可能位置範囲、E(λ)…測定可能波長範囲、Zu0,Zd0…検出信号(測定ヘッドの絶対位置)Zus,Zds…検出信号(検出面の相対位置)、Ius,Ids…検出信号(反射光強度)、MP…測定位置、OB…対象物(レンズ)、So1…面(表面)、So2…面(裏面)、h…中心厚

Claims (11)

  1. 対象物の面の主軸方向の位置測定が実施される面測定方法であって、
    前記対象物に対して前記主軸方向に配置され、前記主軸方向に移動可能に構成された測定ヘッドから、前記対象物に向けて収束し、軸上色収差を備えた態様の複数の波長を含む照明光が放出され、かつ、前記測定ヘッドにより前記照明光の反射光が取得され、
    該反射光のうち前記対象物の面に焦点を結ぶ光の波長が光検出部により検出されて、前記測定ヘッドに対する前記対象物の面の前記主軸方向の相対位置が前記光検出部による前記波長の検出値から導出されるとともに、
    前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置がヘッド位置検出器により検出され、
    前記対象物の面の位置測定時において、前記相対位置の値が、前記光検出部により前記波長が既定の精度で測定可能な測定可能位置範囲内となるように、前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置が制御され、
    前記測定可能位置範囲内の前記相対位置の値と、この値が得られた時の前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置の値とに基づいて、前記対象物の面の前記主軸方向の位置が求められることを特徴とする面測定方法。
  2. 前記測定ヘッドは、前記対象物に対して、前記主軸方向と交差する平面に沿って相対移動可能に構成され、
    前記測定ヘッドの前記対象物に対する前記平面に沿った相対移動の前後の複数の測定位置で前記対象物の面の位置測定が実施されることを特徴とする請求項1に記載の面測定方法。
  3. 前記測定ヘッドが前記対象物に対して前記平面に沿って相対移動する過程で、前記相対位置の値が、前記光検出部により前記波長が検出可能な検出可能位置範囲内になるように、前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置が制御されることを特徴とする請求項2に記載の面測定方法。
  4. 4以上の複数の前記測定位置において前記位置測定が実施され、該位置測定により得られた前記対象物の面上の4以上の複数の位置座標に基づいて、前記対象物の面に対応する球面が算出されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の面測定方法。
  5. 前記4以上の複数の測定位置は、前記対象物の面の外形の内接円の20%以下の半径を有する中心円内の領域に限定して設定されることを特徴とする請求項4に記載の面測定方法。
  6. 4を越える数の複数の前記測定位置において前記位置測定が実施され、該位置測定により得られた前記対象物の面上の4を越える数の複数の位置座標に最小二乗法が適用されることにより、前記対象物の面に対応する球面が算出されることを特徴とする請求項4又は5に記載の面測定方法。
  7. 前記対象物の面の反対側にある他方の面に対して、4以上の複数の測定位置において前記位置測定が実施され、該位置測定により得られた前記対象物の他方の面上の4以上の複数の位置座標に基づいて、前記対象物の他方の面に対応する球面が算出され、前記対象物の面に対応する前記球面と、前記対象物の他方の面に対応する前記球面とに基づいて、前記対象物の軸線の位置若しくは中心厚が算出されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の面測定方法。
  8. 前記対象物の面を測定する第1の前記測定ヘッドと、前記対象物の他方の面を測定する第2の前記測定ヘッドとを設けることを特徴とする請求項7に記載の面測定方法。
  9. 対象物の面の主軸方向の位置測定のための面測定装置であって、
    前記対象物に対して主軸方向に配置され、前記対象物に向けて収束し、軸上色収差を備えた態様の複数の波長を含む照明光を放出し、かつ、該照明光の反射光を取得する測定ヘッドと、
    該測定ヘッドを前記主軸方向に移動可能に駆動するヘッド駆動機構と、
    前記反射光のうち前記対象物の面に焦点を結ぶ光の波長を検出し、該波長から前記対象物の面の前記主軸方向の相対位置を導出する光検出部と、
    前記測定ヘッドの前記主軸方向の位置を検出するヘッド位置検出器と、
    前記対象物の面の位置測定時において、前記相対位置の値が、前記光検出部により前記波長が既定の精度で測定可能な測定可能位置範囲内となるように、前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置を制御し、前記測定可能位置範囲内の前記相対位置の値と、この値が得られた時の前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置の値とに基づいて、前記対象物の面の前記主軸方向の位置を求める制御部と、
    を具備することを特徴とする面測定装置。
  10. 前記測定ヘッドを前記対象物に対して前記主軸方向と交差する平面に沿って相対移動可能に構成する平面駆動機構をさらに具備し、
    前記制御部は、前記測定ヘッドの前記対象物に対する前記平面に沿った相対移動の前後の複数の測定位置で前記対象物の面の位置測定を実施することを特徴とする請求項9に記載の面測定装置。
  11. 前記制御部は、前記平面駆動機構により前記測定ヘッドが前記対象物に対して前記平面に沿って相対移動する過程で、前記相対位置の値が、前記光検出部により前記波長が検出可能な検出可能位置範囲内になるように、前記ヘッド駆動機構により前記測定ヘッドの前記主軸方向の前記位置を制御することを特徴とする請求項10に記載の面測定装置。
JP2015111133A 2015-06-01 2015-06-01 面測定方法及び面測定装置 Active JP6356632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111133A JP6356632B2 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 面測定方法及び面測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111133A JP6356632B2 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 面測定方法及び面測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016223928A true JP2016223928A (ja) 2016-12-28
JP6356632B2 JP6356632B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=57747931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015111133A Active JP6356632B2 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 面測定方法及び面測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6356632B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107504897A (zh) * 2017-09-14 2017-12-22 东莞市三姆森光电科技有限公司 基于光谱波长的非接触式位移测量方法及其测量装置
KR20200105498A (ko) * 2018-01-17 2020-09-07 스카이버스 리미티드 3차원 재구성 시스템 및 3차원 재구성 방법
CN112880575A (zh) * 2021-01-15 2021-06-01 许昌学院 一种用于光学元器件检测的高精度测厚仪

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1062142A (ja) * 1996-08-19 1998-03-06 Ricoh Co Ltd レンズ面形状の測定方法
US5880846A (en) * 1997-07-09 1999-03-09 Yeda Research And Development Co. Ltd. Method and apparatus for color-coded optical profilometer
JP2007536535A (ja) * 2004-05-06 2007-12-13 カール マール ホールディング ゲーエムベーハー 光プローブチップを有する測定装置
JP2008286624A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Omron Corp 計測装置
JP2009258098A (ja) * 2008-03-25 2009-11-05 Panasonic Corp レンズ測定装置、レンズ測定方法及びレンズ製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1062142A (ja) * 1996-08-19 1998-03-06 Ricoh Co Ltd レンズ面形状の測定方法
US5880846A (en) * 1997-07-09 1999-03-09 Yeda Research And Development Co. Ltd. Method and apparatus for color-coded optical profilometer
JP2007536535A (ja) * 2004-05-06 2007-12-13 カール マール ホールディング ゲーエムベーハー 光プローブチップを有する測定装置
JP2008286624A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Omron Corp 計測装置
JP2009258098A (ja) * 2008-03-25 2009-11-05 Panasonic Corp レンズ測定装置、レンズ測定方法及びレンズ製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107504897A (zh) * 2017-09-14 2017-12-22 东莞市三姆森光电科技有限公司 基于光谱波长的非接触式位移测量方法及其测量装置
CN107504897B (zh) * 2017-09-14 2023-06-23 广东三姆森科技股份有限公司 基于光谱波长的非接触式位移测量方法及其测量装置
KR20200105498A (ko) * 2018-01-17 2020-09-07 스카이버스 리미티드 3차원 재구성 시스템 및 3차원 재구성 방법
US11448498B2 (en) 2018-01-17 2022-09-20 Skyverse Limited Three-dimensional reconstruction system and three-dimensional reconstruction method
KR102469816B1 (ko) * 2018-01-17 2022-11-22 스카이버스 테크놀로지 씨오., 엘티디. 3차원 재구성 시스템 및 3차원 재구성 방법
CN112880575A (zh) * 2021-01-15 2021-06-01 许昌学院 一种用于光学元器件检测的高精度测厚仪

Also Published As

Publication number Publication date
JP6356632B2 (ja) 2018-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101238348B (zh) 表面的测量装置和方法
JP5871519B2 (ja) 2光束アッセンブリ及びクロマティックポイントセンサ装置の動作方法
WO2017107777A1 (zh) 一种旋转对称未知非球面面形误差的测量方法及其测量装置
CN108801178B (zh) 差动共焦自准直中心偏和曲率半径测量方法与装置
CN104007560A (zh) 光学镜头辅助装调装置
CN104848802B (zh) 法线跟踪式差动共焦非球面测量方法与系统
JP6356632B2 (ja) 面測定方法及び面測定装置
CN102519368A (zh) 法向位移和角度传感光学测头及测量方法
CN105209852A (zh) 表面形状测量方法以及其装置
CN103123251B (zh) 差动共焦内调焦法透镜光轴及厚度测量方法
CN114577125B (zh) 一种非接触式光学透镜中心厚度测量方法及测量装置
CN105136024B (zh) 光路切换装置及集成多个测头的微纳米测量系统
CN113804651B (zh) 一种基于多波长像散探头的透镜折射率测量装置及方法
US11073370B2 (en) OCT measurement device with back-reflection
CN110500971B (zh) 粗糙度测量探针,具有粗糙度测量探针的装置以及相对应的使用
TW201903351A (zh) 非接觸式鏡片曲率半徑與厚度檢測裝置及其檢測方法
CN113654457A (zh) 光谱共焦测头波长与位移映射关系标定装置及拟合方法
CN116136394B (zh) 一种集成点线双模式的激光测头装置及结构曲面测量方法
JP2019152554A (ja) レンズ厚測定装置
GB2337815A (en) Thickness meter for thin transparent objects
CN105890872A (zh) 大芯径光纤端面检测方法及设备
EP2236978A1 (en) Optical measuring device and method to determine the shape of an object and a machine to shape the object.
CN110388875B (zh) 能提高测量范围的微纳米三维接触式测量探头及控制方法
JP2009133727A (ja) 屈折率測定方法及び装置
US10495441B2 (en) Probing element and coordinate measuring machine for measuring at least one measurement object

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6356632

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250