JP2016222231A - 避難用船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】水位上昇時に浮上する避難用船舶について、良好な管理状態を維持し、かつ、安全に使用できることである。
【解決手段】防水性を有する船体と、船体に一端を保持されるひも状連結部材と、船体に設けられた出入扉と、出入扉の閉状態を維持し、解錠用遠隔操作装置の操作による解錠信号で解錠することができる施錠部と、船体の出入扉より上方に設けられたハッチとを有する避難用船舶で、避難が必要になった際に遠隔から出入扉を解錠するとともに、既に出入扉が閉じられた後ではハッチを開けて、避難者を船体内に入れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、津波などの水位上昇の際に、浮上して被災者を避難させるための避難用船舶の中で、特に、良好な管理状態を維持し、かつ、安全に使用できる避難用船舶に関する。
地震に伴う津波による海面上昇については、その被害が甚大となるが、それを完全に防止することは極めて難しいことから、近年、被害の発生を少なくする減災の検討が進められている。また、近年の気象変動から、津波以外にも、台風や高潮などの発生が増えており、それによる潮位(海面)の上昇が頻発し、大きな被害も発生している。
これらの水位上昇による被害を防止あるいは減少させるためには、被災者を収容し、水位上昇時に浮上する船舶などの装置あるいは構造物を準備しておくことが有効である。
例えば、特許文献1には、平常時地面に接地し、津波と遭遇時には浮力により浮き上がる船体で、船体は可動する吊り材あるいは方杖に連結される津波避難所(避難用船舶)の技術思想が開示されている。
これによれば、津波による水位上昇に伴って、被災者を収容した船舶が、支柱または基礎に回転自在に連結された吊り材に支持された状態で浮上し、津波が治まるまで避難することができる。
しかし、特許文献1の津波避難所(避難用の船舶)においては、吊り材、あるいは支柱のような剛体を船舶の支持のために用いているが、津波による破壊力(津波力)によって破損する恐れが極めて高い。また、破損を避けるためには、高い強度の素材・寸法のものを用いる必要があり、実用的ではないという問題点があった。
更に、この津波避難所(避難用の船舶)を平常時にどのように管理するについても開示がなく、出入口についても外からの引き戸との開示があるのみであり、平常時の、降雨・積雪などへの備え、塵芥の処理、子供や犯罪者による悪用などの恐れがあるという問題点もあった。
特開2006−193133号公報
解決しようとする問題点は、水位上昇時に浮上する避難用船舶について、良好な管理状態を維持し、かつ、安全に使用できる避難用船舶を提供することである。
本発明の避難用船舶は、
−防水性を有する船体と、
−船体に一端を保持されるひも状連結部材と、
−船体に設けられた出入扉と、
−出入扉の閉状態を維持し、解錠用遠隔操作装置の操作による解錠信号で解錠することができる施錠部と
−船体の出入扉より上方に設けられたハッチと
を有することを特徴とする。
このようにすれば、防水性を有する船体を有することで、保管時の降雨・積雪などの侵入、使用時の波浪による浸水を防止することができ、更に、既に出入扉が閉じられた後で到着した避難者、あるいは、船体が既に浮上した後で泳いでたどりつく避難者は、ハッチを開けて船体内に入ることができる。
また、ひも状連結部材の他端を外部の強固な基礎に保持させれば、使用時(浮上時)には、水面の上昇とともに船体がひも状連結部材を延伸しながら上昇することができ、更に、剛体でなく、チェーン、ロープなどのようなひも状連結部材を用いて、避難用船舶を基礎と連結させるから、剛体を用いて連結する場合に比べ、保管時の収納が容易であり、破損の恐れが小さくなる。
更に、出入扉を遠隔からの指示で解錠できるようにしたから、保管時に無用の者の立ち入りを防止することができ、使用時には、管理者が出むかなくても遠隔から、即座に解錠ができるため、緊急で避難を必要としている者にも、適切に利用させることができ、人命救助に多大な効果を発揮する。
また、本発明の避難用船舶は、波動の進行方向に対向する方向に船体の船首を向けるように設けられた複数のひも状連結部材を有することを特徴としてもよい。
これによれば、最も津波力の影響を受ける波動の進行方向に、波動の衝撃を和らげるような構造を有する船首が対向するようにしたので、避難用船舶の破損、転覆などの恐れを小さくすることができる。
また、本発明の避難用船舶は、ひも状連結部材が、保管時に船体下方の空間に収容されることを特徴としてもよい。このようにすれば、ひも状部材が整然と収容され、使用時まで、安全に保管されるとともに美観を損ねることがない。
また、本発明は、
防水性を有する船体と、船体に設けられた出入扉と、船体に一端を保持されたひも状連結部材と、船体に設けられた出入扉と、出入扉の閉状態を維持し、遠隔からの指示で解錠することができる施錠部と、船体の出入扉より上方に設けられたハッチとを有する避難用船舶と、
ひも状連結部材の他端を保持する基礎と、
施錠部を遠隔地から解錠するための解錠用遠隔操作装置と
を有する避難用船舶利用システムという態様であってもよい。
これによれば、システム全体として、最適な避難用船舶を用いたシステムが実現できる。
このように本発明の避難用船舶または避難用船舶利用システムは、避難用船舶の保管時(非浮上時)には良好な管理状態に維持することができ、使用時(浮上時)には、速やかにかつ安全に使用ができて、人命救助に多大な効果を奏する。
本発明の一実施形態の避難用船舶の保管時の斜視図である。 本発明の一実施形態の避難用船舶の使用時の斜視図である。 本発明の一実施形態の避難用船舶の施錠部の説明図である。
本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態の避難用船舶の、保管時(非浮上時)の斜視図であり、図2は本発明の一実施形態の避難用船舶の、使用時(浮上時)の斜視図である。
避難用船舶1は、船舶の主要部分を形成する部分で、内部に避難者を収容できる、防水性のある船体10と、船体10に設けられた、人や物品の出入りのための出入扉11と、出入扉11の閉状態を維持し、遠隔からの指示で解錠することができる施錠部12とを有する。
船体10は、金属製(好ましくは鋼板製)の一体構造であり、紡錘形あるいは円筒の両側、すなわち、船首101と船尾102に半球状の部分を設けた形状をしている。側面には、出入扉11が設けられており、また、上部にも人や物品の出入りが可能なハッチ103が設けられていてもよく、更に、ハッチ103の外側に、手摺部104を有する上部甲板105を設けてもよい。更に、船体10の側面には、上部甲板105に上がるためのはしご106が設けられていてもよい。更に、保管時に船体10を安定して載置しておくための底部が略水平のスカート部107を有していてもよい。
ここで、船体10は、一体構造で形成されており、水の侵入を防止することができるようになっている。また、出入扉11、ハッチ103なども防水性を確保するように、シールなどによって隙間が塞がれるようになっている。
船体10の材質は、金属製が強度や耐久性の面で好ましいが、樹脂製、コンクリート製、あるいは木製であってもよい。但し、水の浸入を防ぎつつ、空気の流通は確保するように、適宜、通風口や小窓を設けることが望ましい。
また、船体10も、2以上の部分、例えば、船体下部と船体上部に分割されていて、それらを結合した構造でもよく、その場合は、下部は金属製(好ましくは鋼鉄製)とし、上部は、金属製が好適だが、樹脂製でもよく、あるいは布製でもよく、それらの組合せでもよい。材質によっては、軽量化などの利点が生じる。上部と下部との間は、溶接やねじ締結などで固着してもよいし、蝶番、金具、ファスナーなどで脱着可能に構成してもよい。
また、船体10は、その先端部分(船首101及び船尾102)が、ほぼ半球状の曲面で形成されており、これによって、先端部分に津波を受けた場合に、その津波力を減殺することができる。
ただし、この形状に限定されるものではなく、船首101の先端に向かって狭まっていくクリッパー型船首、傾斜船首、あるいは、直立船首などであってもよく、津波などの波の衝撃を和らげられる構造になっていればよい。また、船首101、船尾102の両方が同一構造でなくてもよく、例えば、船尾102は衝撃緩和構造でなくてもよい場合もある。
船体10の内部には、被災者が滞在できる空間があり、必要に応じて、トイレ区画、居住区画などの区画に分けられていてもよい。
更に、図示しない貯水槽を備えて、その中に水を蓄えておき、トイレ、流し台などの設備を有してもよい。更には、蓄電または発電機能を備えて、照明やTVなどの電気製品を使用できるようにしてもよし、保管時には外部から電源供給を受けてもよい。
なお、浮上時、浮上中の津波襲来時、あるいは、津波終息後の降下時の衝撃を少なくするために、船体10内部に、壁面、天井面、床面、間仕切り、柱などがある場合には、それらに衝撃吸収材(スポンジなど)を設置するようにしてもよい。更には、避難者の安全のため、つり革(吊り輪)、衝撃吸収材で覆った掴まり棒、シートベルトなどを設置するようにしてもよい。
出入扉11は、船体10の側板部分に設けられる。図では、外側から見て右側にヒンジ部を設け、左側に開閉用のノブを設けた外開き扉である。出入扉11の船体10と接する部分は、出入扉11を閉じた状態で浸水などがないようにシール構造とすることが好ましい。
なお、出入扉11として、片側にヒンジを有する外開き扉とすることが、外部からの避難者を受け入れるのに最も好適であるが、内開き扉であってもよく、そのようにすると、風雨などの外圧で外に向かって開きにくい場合には効果がある。
または、上部にヒンジを有する上方跳ね上げ式の扉でもよい。この場合は、足元にスペースができ、出入りが容易という利点がある。あるいは、下部にヒンジを有する下方への旋回方式の扉でもよい。この場合は、出入扉11の高さが地表面から高い場合に出入扉11を階段またはスロープとして使用することができるという利点がある。
または、左右または上下にスライドする方式の扉であってもよい。旋回して開閉することが、風圧や水圧で困難な場合には、効果がある。
図3は、本発明の避難用船舶にかかる施錠部の説明図である。施錠部12は、出入扉11を開閉不可の状態に施錠したり、開閉可の状態に解錠したりするもので、操作者によって、鍵穴に鍵を挿入させて施錠・解錠動作をさせるほか、電気、磁気などの信号によって施錠・解錠動作をさせる、例えば電気錠となっている。すなわち、施錠部12は、出入扉11の開閉を可能とする施錠・解錠機構121と、それを作動させる施錠・解錠制御部122とから構成されていることが望ましいが、それらは一体で構成されてもよい。
これらの技術は既に実用化されており、例えば、株式会社松村エンジニアリングのノアケル(登録商標)では、電話により、施錠・解錠制御部に相当する「電話解錠器」を作動させて、施錠・解錠機構に相当する「リモコンロック」を解錠するようになっている。この例では、これらの制御部及び機構は、電池駆動のため、電源設備は不要である。
そのほかにも、インターネット回線などの通信回線を用いて、施錠・解錠制御部122が解除指令を受信して、施錠・解錠機構121を作動させてもよい。なお、このような機構において、電池駆動で対応できない場合は、図示しない外部電源との接続手段を設ければよい。
また、図示するように、避難用船舶1の外部の遠隔地には、解錠用遠隔操作装置20が置かれている。これは、例えば、避難用船舶1が低地の海岸近くに設置されていた場合に、津波の恐れがない高台の、市役所などの官庁や、防災センタ、公民館などに設置されるものである。
先に述べた具体例であれば、一般電話機あるいは携帯電話機がこれに相当する。また、インターネットを利用する場合であれば、ルータ、アクセスポイントなどの接続用装置と、サーバ、パソコン、タブレットなどの情報端末装置を用意すればよい。
ここで、避難用船舶1は、保管時(非浮上時)にはコンクリートなどで整地された船舶載置部16に載置されている。船舶載置部16には、地表面から掘り下げられた穴部161が4個所設けられており、各穴部161の底には、基礎14が設けられている。基礎14は、穴部161の底部から地中に十分な深さで敷設し、津波力にも十分耐えられる強度とする。
船体10の下部には、避難用船舶1と基礎14とを連結する鋼鉄製のチェーン15が設けられている。チェーン15は、一方の端が、船体10の船首105側の下面の左右、及び船尾102側の下面の左右の4個所に連結され、他方の端が、対応した4個所の基礎14に連結される。
ここで、チェーン15の4個所の船体10側の取付部で形成される四角形と、基礎14の4個所で形成される四角形とがほぼ合同で、かつチェーン15の取付長がほぼ等しければ、チェーン15の延伸時にも、船舶載置部16の面と、船体10の船底部とが平行状態を保つことができ、安定した浮上状態を維持することができる。
チェーン15は、想定される水位上昇時にも避難用船舶1を保持できる延伸時の長さを有しており、各穴部161の容積(開口部と深さの積)は、保管時(非浮上時)の、たるんだチェーン15を収容できる容積とする。なお、チェーン15については、浮上時に絡まったりすることがないことが重要であり、必要に応じて絡まり防止機構を設けてもよい。
このようにすれば、避難用船舶1の保管時(非浮上時)において、その出入扉11の位置が低く設定できるため、出入りが便利になる。更に、チェーン15が、避難用船舶1の下方に完全に収納されているため、いたずら、損傷、盗難などを防止することができる。
この場合、穴部161については、雨水などの進入防止策(密閉蓋など)をとるか、あるいは、排水処理機構を設けて、浸水によるトラブルを防止するものとする。また、穴部161は、チェーン15に対応した数より少なくてもよく、広範囲に掘り下げて複数のチェーン15の収容に共用してもよい。
ここで、船体10の載置される方向は、船首101部分が、津波(沖からの押し波)の進行方向と対向する方向に載置され、船尾102部分が、その逆方向に載置されるものとする。
なお、避難用船舶1と基礎14とを連結するものを鋼鉄製のチェーン15として説明したが、材質は鋼鉄製に限定せず、強度の高い金属や繊維質の素材であればよく、また、チェーン15に限定されず、ロープ、ワイア、綱など、剛体でなく、必要に応じて、たたんだり延ばしたりすることが可能な、ひも状の連結部材であればよい。
それらの本数についても、4本に限定するものではなく、1本以上であればよく、浮上時の避難用船舶の安定性と費用などの面から決定すればよい。
次に、この構成による避難用船舶1の作用・動作について説明する。
図1が、避難用船舶1の保管時(非浮上時)の状態で、出入扉11は、施錠部12により施錠され、外部より人が侵入できないようになっている。また、避難用船舶1は、船体載置部16上に安定して載置されている。
ここで、地震に伴う津波が発生した場合には、例えば市役所などの官庁に設置された解錠用遠隔操作装置20を、責任者が操作して、避難用船舶1の出入扉11の施錠を解く信号を発する。
これを受けた避難用船舶1の施錠部12は、施錠・解錠制御部122が施錠・解錠機構121を作動させて、解錠を行う。
津波からの避難を求める避難者は、避難用船舶1の出入扉11を開けて、避難用船舶1の内部に入る。避難者が入りきったら、出入扉11を避難者が閉じる。必要に応じて、内部からロックをしたり、浸水防止の措置をしたりする。
津波が到来し、水位が上がり始めると、避難用船舶1も、浮力を受けて、チェーン15を延伸させながら浮かび始める。チェーン15が十分延伸した状態では、図2に示すように、船体10の船首101部分が、津波による、沖からの押し波(図中矢印W方向)の進行方向と対向する方向に載置されており、先に述べたチェーン15と基礎14との関係とあいまって、避難用船舶1の浮上時には、船首101方向が、押し波に対向する方向にしっかりと維持され、避難用船舶1の横からの波を受けることが少なく、転覆などの危険は少なくなる。
更に、押し波とは反対方向の、津波による陸地から海へ向かっての引き波に対しても引き波の方向に対向する船尾102部分(引き波に対しては船首とみなしてもよい)も、船首101と同様の半球状の曲面で形成してあるため、避難用船舶1の安定を保つことができる。
なお、既に出入扉11が閉じられた後で到着した避難者、あるいは、船体10が既に浮上した後で泳いでたどりつく避難者は、出入扉11が水圧などで開けることが困難な場合もあり、はしご106、あるいは手摺部104を使い、上部甲板105を経由して、ハッチ103を外から開けて船体10内に入るようにしてもよい。船体10の上部まで水面が到達していない場合には、ハッチ103を開くことは支障がない。
また、このハッチ103についても、出入扉11と同様に、遠隔操作で解錠可能な施錠部を設けてもよい。保管時のいたずら防止などの効果はある。あるいは、内部からのみ開扉できる構造であってもよい。構造が簡略化できる利点はある。
また、避難用船舶1を載置する船体載置部16については、ほぼ地表面と同等のレベルで、コンクリートなどで整地をしたものとしたが、これに限らず、地表面より高くしてもよい。保管時の降雨などによる影響を少なくすることができるし、船体載置部16の内側をえぐった形状とすれば、穴部161を設けなくてもチェーン15を収容できる。また、地表面より低くしてもよい場合もある。避難用船舶1の構造上、上部に出入扉11を設ける方がよい場合などに適する。また、コンクリート構造に限定されず、状況に応じて、アスファルト構造、アルミなどのデッキ構造、処理なしの地上面であってもよく、その広さも限定されず、避難用船舶1の下面より狭くても、あるいは広大な整地面の一部であってもよい。
なお、本発明は、避難用船舶1だけでなく、これまでに述べた避難用船舶1と、避難用船舶のひも状連結部材の他端を保持する基礎14と、避難用船舶の施錠部を遠隔地から解錠するための解錠用遠隔操作装置20とを有する避難用船舶利用システム100という態様であってもよい。
また、これまで、避難用船舶として、船舶に限定して説明したが、船舶に限定せず、箱形形状で、浮力を受けて浮上し、内部に避難者や物資を乗せられる構造物であれば、どのようなものであってもよい。例えば、船舶以外の乗物(水陸両用車、貨車など)、コンテナ、家屋(プレハブ住宅など)なども対象となる。
1 避難用船舶
10 船体
11 出入扉
12 施錠部
14 基礎
15 チェーン
16 船体載置部
20 解錠用遠隔操作装置
100 避難用船舶利用システム

Claims (4)

  1. −防水性を有する船体と、
    −前記船体に一端を保持されるひも状連結部材と、
    −前記船体に設けられた出入扉と、
    −前記出入扉の閉状態を維持し、解錠用遠隔操作装置の操作による解錠信号で解錠することができる施錠部と
    −前記船体の前記出入扉より上方に設けられたハッチと
    を有することを特徴とする避難用船舶。
  2. 波動の進行方向に対向する方向に前記船体の船首を向けるように設けられた複数の前記ひも状連結部材を有することを特徴とする請求項1に記載の避難用船舶。
  3. 前記ひも状連結部材が、前記船体下方の空間に収容されることを特徴とする請求項1に記載の避難用船舶。
  4. −防水性を有する船体と、前記船体に設けられた出入扉と、前記船体に一端を保持されたひも状連結部材と、前記船体に設けられた出入扉と、前記出入扉の閉状態を維持し、遠隔からの指示で解錠することができる施錠部と、前記船体の前記出入扉より上方に設けられたハッチとを有する避難用船舶と、
    −前記ひも状連結部材の他端を保持する基礎と、
    −前記施錠部を遠隔地から解錠するための解錠用遠隔操作装置と
    を有する避難用船舶利用システム。


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