JP2016221697A - ID card and ID card manufacturing method - Google Patents
ID card and ID card manufacturing method Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016221697A JP2016221697A JP2015107433A JP2015107433A JP2016221697A JP 2016221697 A JP2016221697 A JP 2016221697A JP 2015107433 A JP2015107433 A JP 2015107433A JP 2015107433 A JP2015107433 A JP 2015107433A JP 2016221697 A JP2016221697 A JP 2016221697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- card
- face image
- card substrate
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Abstract
Description
本発明の実施形態は、IDカード及びIDカード製造方法に関する。 Embodiments described herein relate generally to an ID card and an ID card manufacturing method.
近年、自動車運転免許証や従業員証等、資格所有者本人の確認が必要な身分証明書に、熱転写方式を用いて顔画像や氏名・住所・生年月日等の文字情報等を印刷したプラスチック製のIDカードが実用されている。 In recent years, plastics printed with face images, character information such as name, address, date of birth, etc. using a thermal transfer method on identification cards that require confirmation of the qualified owner, such as a driver's license or employee ID card Made ID cards are in practical use.
このようなIDカードの製造においては、罫線や共通模様等のパターン情報層が印刷済みであり、更に、顔画像の顔画像層を受像しやすくするための受像層、及びカード全体を破損や偽造から防護するために最表面を被覆する保護層を接着しやすくするための定着層が形成済みである、プラスチックを基材とするカードが準備される。このカードに、各カード個別の顔画像や文字情報を印刷し、顔画像層の上に顔画像の染料インクの昇華防止用にUVカット層を形成し、最表面に透明な保護層を形成することで、プラスチック製のIDカードは製造される。 In manufacturing such an ID card, pattern information layers such as ruled lines and common patterns have been printed, and the image receiving layer for facilitating the reception of the face image layer of the face image, and the entire card is damaged or counterfeit A card made of plastic is prepared in which a fixing layer for facilitating the adhesion of a protective layer covering the outermost surface is already formed to protect against damage. The face image and character information of each card is printed on this card, a UV cut layer is formed on the face image layer to prevent dye ink sublimation of the face image, and a transparent protective layer is formed on the outermost surface. Thus, a plastic ID card is manufactured.
しかしながら、顔画像層を熱転写方式により印刷する際に、顔画像層の一部の領域に印刷不良が生じる場合があった。 However, when the face image layer is printed by the thermal transfer method, a print defect may occur in a part of the face image layer.
そこで、本発明が解決しようとする課題は、顔画像層の印刷不良の発生を抑えたIDカード及びIDカード製造方法を提供することである。 Accordingly, the problem to be solved by the present invention is to provide an ID card and an ID card manufacturing method that suppress the occurrence of printing defects on the face image layer.
上記課題を解決するために、実施形態のIDカードは、カード基材と、前記カード基材上の矩形の開口領域を除いた前記カード基材全面に形成された定着層と、前記カード基材上の前記開口領域内にある印刷領域に印刷された顔画像層と、前記定着層及び前記顔画像層を介して前記カード基材上の前記カード基材全面に形成された保護層と、を具備し、
前記開口領域は、前記カード基材の上端から前記開口領域の上端までの距離をa、前記カード基材の下端から前記開口領域の下端までの距離をb、前記カード基材の上端から前記印刷領域の上端までの距離をA、前記カード基材の下端から前記印刷領域の下端までの距離をB、としたとき、2[mm]≦a≦A、かつ2[mm]≦b≦B、かつ0.67≦a/b≦1.5である。
In order to solve the above problems, an ID card according to an embodiment includes a card base, a fixing layer formed on the entire surface of the card base excluding a rectangular opening region on the card base, and the card base. A face image layer printed in a print area in the opening area above, and a protective layer formed on the entire surface of the card base on the card base via the fixing layer and the face image layer. Equipped,
The opening area is a distance from the upper end of the card base to the upper end of the opening area, b is a distance from the lower end of the card base to the lower end of the opening area, and the printing from the upper end of the card base. 2 [mm] ≦ a ≦ A and 2 [mm] ≦ b ≦ B, where A is the distance to the upper end of the region and B is the distance from the lower end of the card base to the lower end of the printing region, And 0.67 ≦ a / b ≦ 1.5.
また、実施形態のIDカード製造方法は、前記カード基材上の矩形の開口領域を除いた前記カード基材全面に、定着層を形成する定着層形成ステップと、前記カード基材上の前記開口領域内にある印刷領域に顔画像層を印刷する顔画像層印刷ステップと、前記定着層及び前記顔画像層を介して前記カード基材上の前記カード基材全面に保護層を形成する保護層形成ステップと、を有し、前記開口領域は、前記カード基材の上端から前記開口領域の上端までの距離をa、前記カード基材の下端から前記開口領域の下端までの距離をb、前記カード基材の上端から前記印刷領域の上端までの距離をA、前記カード基材の下端から前記印刷領域の下端までの距離をB、としたとき、2[mm]≦a≦A、かつ2[mm]≦b≦B、かつ0.67≦a/b≦1.5である。 Further, the ID card manufacturing method of the embodiment includes a fixing layer forming step of forming a fixing layer on the entire surface of the card substrate excluding a rectangular opening region on the card substrate, and the opening on the card substrate. A face image layer printing step for printing a face image layer in a print region within the region, and a protective layer for forming a protective layer on the entire surface of the card substrate on the card substrate via the fixing layer and the face image layer Forming the opening area, wherein the opening area is a distance from the upper end of the card base to the upper end of the opening area, b is a distance from the lower end of the card base to the lower end of the opening area, When the distance from the upper end of the card base to the upper end of the printing area is A, and the distance from the lower end of the card base to the lower end of the printing area is B, 2 [mm] ≦ a ≦ A and 2 [Mm] ≦ b ≦ B and 0.67 ≦ a A b ≦ 1.5.
以下、実施形態のIDカード10及びIDカード10製造方法を、図面を参照して説明する。
Hereinafter, an
まず、図1及び図2を参照して、実施形態のIDカード10の構成を説明する。図1は、実施形態のIDカード10の一例を示す正面図である。図2は、実施形態のIDカード10を、図1のa−a’で示す断面図である。
First, with reference to FIG.1 and FIG.2, the structure of
図1に示したIDカード10は、例えば、所有者を識別するための運転免許証である。このIDカード10は、顔画像層5と、文字情報層6と、パターン情報層2と、が印刷されていることが視認できる。顔画像層5は、所有者の顔画像がフルカラーで印刷されたものである。文字情報層6は、所有者の生年月日や運転免許証の有効期限日等が文字で印刷されたものである。パターン情報層2は、「運転免許証」や「東京都公安委員会」という記載等、発行する運転免許証に共通する事項が予め印刷されたものである。
The
図2に示すように、実施形態のIDカード10は、カード基材1に複数の層が印刷・形成されたものである。
As shown in FIG. 2, the
図2の断面図で最下層にあるカード基材1は、パターン情報層2が予め印刷された、四隅に丸み形状を持つ、矩形のプラスチック製の基材である。
The
パターン情報層2が予め印刷された側のカード基材1の表面上には、受像層3が全面に形成されている。受像層3は、後述する顔画像層5や文字情報層6の印刷時に、インクリボンから転写される染料インクを受容し、染料インクの転写を定着しやすくするものである。受像層3は、例えば、ポリビニルブチラール樹脂をイソシアネート化合物で硬化させた受像剤からなる。
An
受像層3の上には、定着層4が、所定の矩形の開口領域を除いたカード基材1全面に形成されている。定着層4は、後述する保護層8の形成時に、保護層8の接着を安定させるものである。定着層4は、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂を含有するインクを紫外線で硬化させた無色透明の定着剤からなる。
On the
また、受像層3の上には、顔画像層5が、前記開口領域内にある、例えば矩形の、印刷領域に印刷されている。顔画像層5は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)のカラーリボンに塗布された昇華性染料インクが、熱したサーマルヘッドによって転写されることで、印刷される。顔画像層5の印刷領域は、定着層4が形成されていない開口領域内に収まるため、顔画像層5は、定着層4を介することなく、直接受像層3の上に印刷される。
On the
定着層4の上には、文字情報層6が、顔画像層5の印刷領域と重ならない所定の領域に印刷されている。文字情報層6は、K(ブラック)のリボンに塗布された熱転写型インクが、熱したサーマルヘッドによって転写されることで、印刷される。
On the
さらに、顔画像層5の上には、UVカット層7が、顔画像層5を被覆する所定の領域に形成されている。UVカット層7は、顔画像層5を構成する昇華性染料インクが時間の経過に伴い昇華するのを防止するものである。UVカット層7は、例えば、アクリル樹脂等の無色透明のUVカットフィルムからなる。
Further, a
そしてIDカード10の最表面、すなわち、UVカット層7、文字情報層6、及び定着層4の上には、保護層8が全面に形成されている。保護層8は、IDカード10全体を破損や偽造から防護するものである。保護層8は、例えば、エポキシ系UV硬化型樹脂又はアクリル系UV硬化型樹脂等のUV硬化型樹脂を含有する無色透明の保護フィルムからなる。保護フィルムを熱転写することで、保護層8を形成する。
A
定着剤は、この保護層8の接着性を保つために塗布されている。保護フィルムを熱転写する際、熱圧着により熱溶融した定着剤と保護フィルムの溶融物が、それぞれ定着剤に含有されるビスフェノールA型エポキシ樹脂に相溶することで、保護層8と定着層4との間で高い接着性が得られるのである。
The fixing agent is applied to maintain the adhesion of the
次に、図3乃至図5を参照して、実施形態のIDカード10の製造工程及び印刷・形成される各層について説明する。図3は、実施形態のIDカード10の製造工程の一例を示すフローチャートである。図4は、実施形態のIDカード10の各層の印刷・形成領域の一例を示す図である。図4中の斜線で示す領域は、各層の印刷・形成領域である。図5は、顔画像層印刷ステップ(後述するステップS105)から保護層形成ステップ(後述するステップS108)までの製造工程を実行する製造装置の一例を示す図である。
Next, with reference to FIG. 3 thru | or FIG. 5, the manufacturing process of
まず、プラスチック製の大判シートを複数枚重ね、熱プレスを施して大判シートの厚さを整え、例えば、540[mm]×850[mm]の矩形の型を用いて、打ち抜きプレス機で大判シートを打ち抜く。このようにして、IDカード10のカード基材1を準備する(ステップS101)。
First, a plurality of large sheets made of plastic are stacked and heat-pressed to adjust the thickness of the large sheet. For example, using a rectangular mold of 540 [mm] × 850 [mm], a large sheet is punched with a punching press. Punch out. In this way, the
続いて、カード基材1の表面に、シルクスクリーン印刷方式により、パターン情報層2を印刷する(ステップS102)。
Subsequently, the
次に、受像剤を、パターン情報層2が予め印刷された側のカード基材1の表面上に塗布し、硬化させる。このようにして、受像層3を形成する(ステップS103)。受像層3が形成される領域は、カード基材1の表面全面である、図4(a)の斜線で示す領域である。
Next, the image receiving agent is applied on the surface of the
続いて、定着剤を、受像層3の上に塗布し、硬化させる。このようにして、定着層4を形成する(ステップS104)。定着層4が形成される領域は、所定の矩形の開口領域を除いたカード基材1全面である、図4(b)の斜線で示す領域である。
Subsequently, a fixing agent is applied on the
詳細は、図6を参照して説明する。図6に示すように、所定の条件を充足した開口領域を有する領域に定着層4を形成することで、顔画像層5の印刷時に、受像層3と定着層4との摩擦係数の差に起因するインクリボンのしわの発生を抑制でき、顔画像層5の転写欠け、すなわち印刷不良が、発生し難くなる。
Details will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 6, by forming the
次に、インクリボンに塗布された昇華性染料インク(Y、M、C)を順に、受像層3の上に、熱したサーマルヘッドによって転写させる。図5のステップS105(Y)、ステップS105(M)、ステップS105(C)に示す転写装置を用いて、転写を行う。このようにして、顔画像層5を印刷する(ステップS105)。顔画像層5が印刷される領域は、定着層4が形成されていない受像層3の領域の一部、すなわち前記開口領域内にある印刷領域である、図4(c)の斜線で示す領域である。なお、Y、M、Cの転写の順番は問わない。
Next, the sublimation dye ink (Y, M, C) applied to the ink ribbon is sequentially transferred onto the
また、インクリボンに塗布された熱転写型インク(K)を、定着層4の上に、熱したサーマルヘッドによって転写させる。図5のステップS106(K)に示す転写装置を用いて、転写を行う。このようにして、文字情報層6を印刷する(ステップS106)。文字情報層6が印刷される領域は、顔画像層5の印刷領域と重複しない所定の領域である、図4(d)の斜線で示す領域である。
Further, the thermal transfer type ink (K) applied to the ink ribbon is transferred onto the
さらに、UVカットフィルムを、顔画像層5の上に転写させる。図5のステップS107に示す転写装置を用いて、転写を行う。このようにして、UVカット層7を形成する(ステップS107)。UVカット層7が形成される領域は、顔画像層5の印刷領域を被覆する所定の領域である、図4(e)の斜線で示す領域である。なお、UVカット層7が形成される領域は、顔画像層5の印刷領域を被覆する領域であれば、顔画像層5の印刷領域と一致しなくてもよい。
Further, the UV cut film is transferred onto the
なお、ステップS105とステップS106とは、並行して行われる等同時に行われてもよいし、順番は問わず順次行われてもよい。また、ステップS107は、ステップS105の後であれば、ステップS106の前に行われても構わない。 Note that step S105 and step S106 may be performed simultaneously, such as being performed in parallel, or may be performed sequentially regardless of the order. Further, step S107 may be performed before step S106 as long as it is after step S105.
最後に、保護フィルムを、これまでに印刷・形成したUVカット層7、文字情報層6、及び定着層4の上に転写させる。図5のステップS108に示す転写装置を用いて、保護フィルムを熱圧着により転写する。このようにして、保護層8を形成する(ステップS108)。保護層8が形成される領域は、カード基材1の表面全面である、図4(f)の斜線で示す領域である。
Finally, the protective film is transferred onto the UV cut
以上により、実施形態のIDカード10が製造される。
As described above, the
ここで、図6を参照して、定着層4が形成される領域の所定の条件について説明する。図6は、定着層4が形成される領域を示す図である。図6中の斜線で示す領域は、定着層4が形成される領域である。
Here, with reference to FIG. 6, the predetermined conditions of the region where the
図6に示すように、定着層4が形成される領域は、所定の矩形の開口領域を除いたカード基材1全面である。カード基材1の上端から定着層4が形成されない開口領域の上端までの距離をa、カード基材1の下端から定着層4が形成されない開口領域の下端までの距離をb、カード基材1の上端から顔画像層5の印刷領域の上端までの距離をA、カード基材1の下端から顔画像層5の印刷領域の下端までの距離をB、と定義する。
As shown in FIG. 6, the area where the
このとき、以下の式(1)乃至式(3)の全てを充足する場合に、顔画像層5の印刷時に、受像層3と定着層4との摩擦係数の差に起因するインクリボンのしわの発生を抑制でき、顔画像層5の印刷不良が発生し難くなる。
At this time, when all of the following formulas (1) to (3) are satisfied, the wrinkles of the ink ribbon caused by the difference in the friction coefficient between the
(1)2[mm]≦a≦A
(2)2[mm]≦b≦B
(3)0.67≦a/b≦1.5
式(1)及び式(2)の下限については、それぞれ、IDカード10の端部から最低2[mm]の幅を有しない場合、最低2[mm]の幅を有しない端部において、定着層4の接着性が低下するためである。
(1) 2 [mm] ≦ a ≦ A
(2) 2 [mm] ≦ b ≦ B
(3) 0.67 ≦ a / b ≦ 1.5
Regarding the lower limits of the formula (1) and the formula (2), when the width of the
式(1)及び式(2)の上限については、それぞれ、定着層4が形成される領域が顔画像層5の印刷領域と重複すると、顔画像層5の印刷が受像層3の上にできず、インクリボンの染料インクがうまく転写されないためである。
Regarding the upper limits of the formula (1) and the formula (2), when the area where the
式(3)については、a/bが式(3)の範囲内であれば、顔画像層5の印刷時に生じるインクリボンのしわが最小限に抑えられ、印刷不良が生じないためである。なお、受像層3と定着層4とから発生する摩擦力によりインクリボンを抑える力が均等となり、インクリボンにしわが発生しないため、a/b=1の場合が特に好ましい。
With respect to the formula (3), if a / b is within the range of the formula (3), the wrinkles of the ink ribbon generated when the
なお、図6に示すように、カード基材1の左端から定着層4が形成されない開口領域の左端までの距離をc、カード基材1の右端から定着層4が形成されない開口領域の右端までの距離をd、カード基材1の左端から顔画像層5の印刷領域の左端までの距離をC、カード基材1の右端から顔画像層5の印刷領域の右端までの距離をD、と定義する。
As shown in FIG. 6, the distance from the left end of the
このとき、以下の式(4)乃至式(5)の全てを充足する場合に、顔画像層5の印刷時に、受像層3と定着層4との摩擦係数の差に起因するインクリボンのしわの発生を抑制でき、顔画像層5の印刷不良が発生し難くなる。
At this time, when all of the following formulas (4) to (5) are satisfied, the wrinkles of the ink ribbon caused by the difference in the coefficient of friction between the
(4)c=C
(5)d=D
すなわち、定着層4が形成されない開口領域の左端及び右端については、それぞれ、顔画像層5の印刷領域の左端及び右端と一致させるものとする。
(4) c = C
(5) d = D
That is, the left end and the right end of the opening area where the
c>Cや、d>Dの場合、定着層4が形成される領域が顔画像層5の印刷領域と重複してしまい、顔画像層5の印刷が受像層3の上にできず、インクリボンの染料インクがうまく転写されないためである。
In the case of c> C or d> D, the area where the
一方、c<Cや、d<Dの場合、顔画像層5の印刷時にインクリボンのしわが生じ、印刷不良が生じてしまうためである。
On the other hand, if c <C or d <D, the ink ribbon wrinkles when the
次に、図7及び図8を参照して、定着層4が形成される領域のバリエーションについて説明する。図7は、定着層4が形成される領域のバリエーションを示す図である。図7中の斜線で示す領域は、定着層4が形成される領域である。
Next, with reference to FIGS. 7 and 8, variations of the region where the
図8は、図7で示した各バリエーションの定着層4が形成される領域を有するIDカード10について、顔画像層5の印刷不良発生試験の合否の結果をまとめた表である。顔画像層5の印刷不良発生試験の合否は、顔画像層5の印刷不良の有無と、保護層8の接着性の良不良と、顔画像層5の印刷画質の良不良と、を目視確認した結果に基づく。
FIG. 8 is a table summarizing the pass / fail results of the print defect occurrence test of the
ここでは、実施形態のIDカード10として、免許証を例にとって説明する。免許証は、全面のサイズが540[mm]×850[mm]であり、A=160[mm]、B=3[mm]、C=580[mm]、D=3[mm]である。いずれのバリエーションにおいても、c=C、d=Dとする。
Here, a license is described as an example of the
図7(b−1)は、式(1)乃至式(3)を全て充足した定着層4が形成される領域を斜線で示した図である。図8の実施例1乃至実施例5が、図7(b−1)に対応する。このように式(1)乃至式(3)を全て充足する場合、顔画像層5の印刷不良が見られず、かつ、保護層8の接着性及び顔画像層5の印刷画質は維持され、これらの観点において品質上の問題がないIDカード10が製造されることが分かる。
FIG. 7B-1 is a diagram in which the area where the
実施例1では、a=2.0[mm]、b=3.0[mm]、a/b=0.67である。実施例2では、a=2.0[mm]、b=2.5[mm]、a/b=0.80である。実施例3では、a=2.0[mm]、b=2.0[mm]、a/b=1.00である。実施例4では、a=2.5[mm]、b=2.0[mm]、a/b=1.25である。実施例5では、a=3.0[mm]、b=2.0[mm]、a/b=1.50である。この他にも、式(1)乃至式(3)を全て充足する値をとるa及びbを設定すれば、顔画像層5の印刷不良が見られず、保護層8の接着性及び顔画像層5の印刷画質が維持されたIDカード10が製造される。
In Example 1, a = 2.0 [mm], b = 3.0 [mm], and a / b = 0.67. In Example 2, a = 2.0 [mm], b = 2.5 [mm], and a / b = 0.80. In Example 3, a = 2.0 [mm], b = 2.0 [mm], and a / b = 1.00. In Example 4, a = 2.5 [mm], b = 2.0 [mm], and a / b = 1.25. In Example 5, a = 3.0 [mm], b = 2.0 [mm], and a / b = 1.50. In addition to this, if a and b that satisfy all the expressions (1) to (3) are set, printing failure of the
特に、実施例3のようにa/b=1.00と設定すると、摩擦力によりインクリボンを抑える力が均等となり、インクリボンにしわが発生しないため、特に高品質のIDカード10が製造される。
In particular, when a / b = 1.00 as in the third embodiment, the force for holding the ink ribbon by the frictional force becomes uniform, and the ink ribbon is not wrinkled. Therefore, a particularly high
図7(b−2)は、式(3)を充足しない定着層4が形成される領域を斜線で示した図である。図8の比較例1乃至比較例4が、図7(b−2)に対応する。このように式(3)を充足しない場合、顔画像層5の印刷不良が生じてしまうことが分かる。なお、保護層8の接着性及び顔画像層5の印刷画質については、影響が無い。
FIG. 7B-2 is a diagram in which a region where the
比較例1では、a=2.0[mm]、b=4.0[mm]、a/b=0.50である(なお、この例は式(2)も充足しないため、顔画像層5の印刷画質も不良となっている)。比較例2では、a=2.0[mm]、b=3.5[mm]、a/b=0.57である(なお、この例は式(2)も充足しないため、顔画像層5の印刷画質も不良となっている)。比較例3では、a=3.5[mm]、b=2.0[mm]、a/b=1.75である。比較例4では、a=3.7[mm]、b=2.0[mm]、a/b=1.83である。この他にも、式(3)を充足しない値をとるa及びbを設定すると、顔画像層5の印刷不良が生じたIDカード10が製造されてしまう。
In Comparative Example 1, a = 2.0 [mm], b = 4.0 [mm], and a / b = 0.50 (Note that since this example does not satisfy Expression (2), the face image layer The print image quality of 5 is also poor). In Comparative Example 2, a = 2.0 [mm], b = 3.5 [mm], and a / b = 0.57 (Note that since this example does not satisfy Equation (2), the face image layer The print image quality of 5 is also poor). In Comparative Example 3, a = 3.5 [mm], b = 2.0 [mm], and a / b = 1.75. In Comparative Example 4, a = 3.7 [mm], b = 2.0 [mm], and a / b = 1.83. In addition, if a and b that take values that do not satisfy Expression (3) are set, the
図7(b−3)は、式(1)の下限を充足しない定着層4が形成される領域を斜線で示した図である。図8の比較例5及び比較例6が、図7(b−3)に対応する。このように式(1)の下限を充足しない場合、顔画像層5の印刷不良は生じないが、保護層8の接着性に影響が出ることが分かる。すなわち、a<2[mm]の場合、保護層8が安定して接着されない。特に、a=0[mm]の場合、定着層4がない上側を起点に、保護層8が端から剥がれやすくなってしまい、保護層8の接着性が維持できない。
FIG. 7B-3 is a diagram in which a region where the
比較例5では、a=0.0[mm]、b=2.0[mm]である(なお、この例は式(3)も充足しないため、顔画像層5の印刷不良も生じている)。比較例6では、a=1.8[mm]、b=2.7[mm]、a/b=0.67である。この他にも、式(1)の下限を充足しない値をとるaを設定すると、保護層8の接着性が安定しないIDカード10が製造されてしまう。
In Comparative Example 5, a = 0.0 [mm] and b = 2.0 [mm] (Note that since this example does not satisfy Equation (3), printing failure of the
図7(b−4)は、式(1)の上限を充足しない定着層4が形成される領域を斜線で示した図である。図8の比較例7が、図7(b−4)に対応する。このように式(1)の上限を充足しない場合、顔画像層5の印刷不良は生じないが、顔画像の印刷画質に影響が出ることが分かる。すなわち、a>Aの場合、顔画像層5の印刷領域の一部が、定着層4が形成されている領域と重複して受像層3と接しないため、その重複箇所においてインクリボンの染料インクがうまく転写されない。
FIG. 7B-4 is a diagram in which the region where the
比較例7では、a=161.0[mm]、b=2.0[mm]、a/b=80.50である(なお、この例は式(3)も充足しないため、顔画像層5の印刷不良も生じている)。この他にも、式(1)の上限を充足しない値をとるaを設定すると、顔画像の印刷画質が不良であるIDカード10が製造されてしまう。
In Comparative Example 7, a = 161.0 [mm], b = 2.0 [mm], and a / b = 80.50 (Note that since this example does not satisfy Equation (3), the face image layer 5) printing failure has also occurred. In addition, if a is set to take a value that does not satisfy the upper limit of the expression (1), the
図7(b−5)は、式(2)の下限を充足しない定着層4が形成される領域を斜線で示した図である。図8の比較例8及び比較例9が、図7(b−5)に対応する。このように式(2)の下限を充足しない場合、顔画像層5の印刷不良は生じないが、保護層8の接着性に影響が出ることが分かる。すなわち、b<2[mm]の場合、保護層8が安定して接着されない。特に、b=0[mm]の場合、定着層4がない下側を起点に、保護層8が端から剥がれやすくなってしまい、保護層8の接着性が維持できない。
FIG. 7B-5 is a diagram in which the region where the
比較例8では、a=2.0[mm]、b=0.0[mm]である(なお、この例は、式(3)も充足しないため、顔画像層5の印刷不良も生じている)。比較例9では、a=2.7[mm]、b=1.8[mm]、a/b=1.50である。この他にも、式(2)の下限を充足しない値をとるbを設定すると、保護層8の接着性が安定しないIDカード10が製造されてしまう。
In Comparative Example 8, a = 2.0 [mm] and b = 0.0 [mm] (Note that this example does not satisfy Equation (3), and thus printing failure of the
図7(b−6)は、式(2)の上限を充足しない定着層4が形成される領域を斜線で示した図である。図8の比較例10が、図7(b−6)に対応する。このように式(2)の上限を充足しない場合、顔画像層5の印刷不良は生じないが、顔画像の印刷画質に影響が出ることが分かる。すなわち、b>Bの場合、顔画像層5の印刷領域の一部が、定着層4が形成されている領域と重複して受像層3と接しないため、その重複箇所においてインクリボンの染料インクがうまく転写されず、転写性が低下する。
FIG. 7B-6 is a diagram in which the region where the
比較例10では、a=3.0[mm]、b=4.0[mm]である。この他にも、式(2)の上限を充足しない値をとるbを設定すると、顔画像の印刷画質が不良であるIDカード10が製造されてしまう。
In Comparative Example 10, a = 3.0 [mm] and b = 4.0 [mm]. In addition to this, if b is set to take a value that does not satisfy the upper limit of Expression (2), the
図7(b−7)は、定着層4が全く形成されていない場合を示した図である。図8の比較例11が、図7(b−7)に対応する。このように定着層4が形成されない状態である場合、摩擦係数の差に起因するインクリボンのしわが生じないため顔画像層5の印刷不良は生じないが、保護層8の接着性を補助する定着剤が無いため保護層8の接着性が悪化する。
FIG. 7B-7 is a diagram showing a case where the
図7(b−8)は、定着層4が、開口領域を有さず、全面に形成されている場合を示した図である。図8の比較例12が、図7(b−8)に対応する。このように定着層4が全面に形成された状態だと、摩擦係数の差に起因するインクリボンにしわが生じないため顔画像層5の印刷不良は生じないが、顔画像層5の印刷領域に、染料インクの転写を補助する受像剤ではなく定着剤があるため染料インクがうまく転写されず転写性が低下し、顔画像の印刷画質が悪化する。
FIG. 7B-8 is a diagram showing a case where the
以上、実施形態のIDカード10及び実施形態のIDカード10の製造方法によれば、受像層3と定着層4との摩擦係数の差に起因する、顔画像層5の印刷時のインクリボンのしわを発生しにくくし、顔画像層5の印刷時に生じていた顔画像層5の転写欠け、すなわち印刷不良を抑えることができる。さらに、実施形態のIDカード10及び実施形態のIDカード10の製造方法によれば、最表面を被覆する保護層8の接着性と顔画像層5の印刷画質も良好である。
As described above, according to the
ここでは、免許証を例にとって説明したが、実施形態に係るIDカード10は、顔画像を有し、所有者を識別するIDカード10であれば、従業員証や、保険証、ポイントカード、診察券、クレジットカード等であってもよい。これらのIDカード10は、一般的に、540[mm]×850[mm]程度であり、顔画像の位置に寄らず、式(1)乃至式(3)を充足する矩形の開口領域を除いたカード基材1全面に定着層4を形成することで、印刷不良の発生を抑える効果が得られる。
Here, although the license has been described as an example, the
また、パターン情報層2や、文字情報層6や、UVカット層7は、実施形態に応じて省略される場合もある。
The
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. These embodiments and their modifications are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
10…IDカード
1…カード基材
2…パターン情報層
3…受像層
4…定着層
5…顔画像層
6…文字情報層
7…UVカット層
8…保護層
DESCRIPTION OF
まず、プラスチック製の大判シートを複数枚重ね、熱プレスを施して大判シートの厚さを整え、例えば、54[mm]×85[mm]の矩形の型を用いて、打ち抜きプレス機で大判シートを打ち抜く。このようにして、IDカード10のカード基材1を準備する(ステップS101)。
First, a plurality of large sheets made of plastic are stacked and heat-pressed to adjust the thickness of the large sheet. For example, using a rectangular mold of 54 [mm] × 85 [mm] , a large sheet is punched with a punching press. Punch out. In this way, the
ここでは、実施形態のIDカード10として、免許証を例にとって説明する。免許証は、全面のサイズが54[mm]×85[mm]であり、A=16[mm]、B=3[mm]、C=58[mm]、D=3[mm]である。いずれのバリエーションにおいても、c=C、d=Dとする。
Here, a license is described as an example of the
比較例7では、a=16.1[mm]、b=2.0[mm]、a/b=8.50である(なお、この例は式(3)も充足しないため、顔画像層5の印刷不良も生じている)。この他にも、式(1)の上限を充足しない値をとるaを設定すると、顔画像の印刷画質が不良であるIDカード10が製造されてしまう。
In Comparative Example 7, a = 16.1 [mm] , b = 2.0 [mm], and a / b = 8.50 (Note that since this example also does not satisfy Equation (3), the face image layer 5) printing failure has also occurred. In addition, if a is set to take a value that does not satisfy the upper limit of the expression (1), the
ここでは、免許証を例にとって説明したが、実施形態に係るIDカード10は、顔画像を有し、所有者を識別するIDカード10であれば、従業員証や、保険証、ポイントカード、診察券、クレジットカード等であってもよい。これらのIDカード10は、一般的に、54[mm]×85[mm]程度であり、顔画像の位置に寄らず、式(1)乃至式(3)を充足する矩形の開口領域を除いたカード基材1全面に定着層4を形成することで、印刷不良の発生を抑える効果が得られる。
Here, although the license has been described as an example, the
Claims (7)
前記カード基材上の矩形の開口領域を除いた前記カード基材全面に形成された定着層と、
前記カード基材上の前記開口領域内にある印刷領域に印刷された顔画像層と、
前記定着層及び前記顔画像層を介して前記カード基材上の前記カード基材全面に形成された保護層と、
を具備し、
前記開口領域は、
前記カード基材の上端から前記開口領域の上端までの距離をa、
前記カード基材の下端から前記開口領域の下端までの距離をb、
前記カード基材の上端から前記印刷領域の上端までの距離をA、
前記カード基材の下端から前記印刷領域の下端までの距離をB、としたとき、
2[mm]≦a≦A、かつ2[mm]≦b≦B、かつ0.67≦a/b≦1.5
であるIDカード。 A card substrate;
A fixing layer formed on the entire surface of the card substrate excluding a rectangular opening region on the card substrate;
A face image layer printed on a print area in the opening area on the card substrate;
A protective layer formed on the entire surface of the card substrate on the card substrate through the fixing layer and the face image layer;
Comprising
The open area is
The distance from the upper end of the card substrate to the upper end of the opening area is a,
B, the distance from the lower end of the card substrate to the lower end of the opening region,
A distance from the upper end of the card base to the upper end of the printing area, A,
When the distance from the lower end of the card substrate to the lower end of the printing area is B,
2 [mm] ≦ a ≦ A, 2 [mm] ≦ b ≦ B, and 0.67 ≦ a / b ≦ 1.5
ID card.
を更に具備し、
前記定着層は、前記受像層を介して前記カード基材上の矩形の開口領域を除いた前記カード基材全面に形成され、
前記顔画像層は、前記受像層を介して前記カード基材上の前記開口領域内にある印刷領域に印刷され、
前記保護層は、前記受像層を更に介して前記カード基材上の前記カード基材全面に形成される、
請求項1に記載のIDカード。 Further comprising an image receiving layer formed on the entire surface of the card substrate on the card substrate;
The fixing layer is formed on the entire surface of the card substrate excluding a rectangular opening region on the card substrate through the image receiving layer,
The face image layer is printed on a print area in the opening area on the card substrate through the image receiving layer,
The protective layer is formed on the entire surface of the card base on the card base through the image receiving layer.
The ID card according to claim 1.
を更に具備し、
前記保護層は、前記文字層を更に介して前記カード基材上の前記カード基材全面に形成される、
請求項1又は請求項2に記載のIDカード。 A character layer printed on the card substrate through the fixing layer;
The protective layer is formed on the entire surface of the card base on the card base through the character layer.
The ID card according to claim 1 or 2.
を更に具備し、
前記保護層は、前記UVカット層を更に介して前記カード基材上の前記カード基材全面に形成される、
請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のIDカード。 Further comprising a UV cut layer formed on the card substrate through the face image layer;
The protective layer is formed on the entire surface of the card base on the card base through the UV cut layer.
The ID card according to any one of claims 1 to 3.
前記カード基材の左端から前記開口領域の左端までの距離をc、
前記カード基材の右端から前記開口領域の右端までの距離をd、
前記カード基材の左端から前記印刷領域の左端までの距離をC、
前記カード基材の右端から前記印刷領域の右端までの距離をD、としたとき、
さらに、c=Cかつd=D
である請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のIDカード。 The open area is
A distance from the left end of the card base to the left end of the opening area c,
The distance from the right end of the card substrate to the right end of the opening area is d,
C, the distance from the left end of the card substrate to the left end of the printing area,
When the distance from the right end of the card substrate to the right end of the printing area is D,
Furthermore, c = C and d = D
The ID card according to any one of claims 1 to 4, wherein:
前記カード基材上の前記開口領域内にある印刷領域に顔画像層を印刷する顔画像層印刷ステップと、
前記定着層及び前記顔画像層を介して前記カード基材上の前記カード基材全面に保護層を形成する保護層形成ステップと、
を有し、
前記開口領域は、
前記カード基材の上端から前記開口領域の上端までの距離をa、
前記カード基材の下端から前記開口領域の下端までの距離をb、
前記カード基材の上端から前記印刷領域の上端までの距離をA、
前記カード基材の下端から前記印刷領域の下端までの距離をB、としたとき、
2[mm]≦a≦A、かつ2[mm]≦b≦B、かつ0.67≦a/b≦1.5
であるIDカード製造方法。 A fixing layer forming step for forming a fixing layer on the entire surface of the card substrate excluding a rectangular opening region on the card substrate;
A face image layer printing step of printing a face image layer in a print area in the opening area on the card substrate;
A protective layer forming step of forming a protective layer on the entire surface of the card substrate on the card substrate through the fixing layer and the face image layer;
Have
The open area is
The distance from the upper end of the card substrate to the upper end of the opening area is a,
B, the distance from the lower end of the card substrate to the lower end of the opening region,
A distance from the upper end of the card base to the upper end of the printing area, A,
When the distance from the lower end of the card substrate to the lower end of the printing area is B,
2 [mm] ≦ a ≦ A, 2 [mm] ≦ b ≦ B, and 0.67 ≦ a / b ≦ 1.5
ID card manufacturing method.
を更に有し、
前記定着層形成ステップは、前記受像層を介して前記カード基材上の矩形の開口領域を除いた前記カード基材全面に、定着層を形成し、
前記顔画像層印刷ステップは、前記受像層を介して前記カード基材上の前記開口領域内にある印刷領域に、顔画像層を印刷し、
前記保護層形成ステップは、前記受像層を更に介して前記カード基材上の前記カード基材全面に、保護層を形成する、
請求項6に記載のIDカード製造方法。 An image receiving layer forming step of forming an image receiving layer on the entire surface of the card substrate on the card substrate;
The fixing layer forming step forms a fixing layer on the entire surface of the card substrate excluding a rectangular opening region on the card substrate through the image receiving layer,
In the face image layer printing step, a face image layer is printed on a print area in the opening area on the card substrate through the image receiving layer,
The protective layer forming step forms a protective layer on the entire surface of the card base on the card base through the image receiving layer.
The ID card manufacturing method according to claim 6.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015107433A JP2016221697A (en) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | ID card and ID card manufacturing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015107433A JP2016221697A (en) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | ID card and ID card manufacturing method |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016221697A true JP2016221697A (en) | 2016-12-28 |
Family
ID=57745052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015107433A Pending JP2016221697A (en) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | ID card and ID card manufacturing method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016221697A (en) |
-
2015
- 2015-05-27 JP JP2015107433A patent/JP2016221697A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5304018B2 (en) | Method for manufacturing patch intermediate transfer recording medium | |
US9821548B2 (en) | Intermediate transfer film having substantially transparent alignment marks | |
US20110281041A1 (en) | Vehicle identification number (vin) label | |
JPH06130899A (en) | Transparent malfeasance preventing seal for protecting document | |
BRPI1014948B1 (en) | process for securing an ID and secure ID | |
US11813885B2 (en) | Laminated body | |
EP2081775B1 (en) | Method for producing a data carrier and data carrier produced therefrom | |
JP2013109434A (en) | Rfid tag manufacturing paper sheet and rfid tag manufacturing method | |
PH26483A (en) | Secure image production | |
JP2016221697A (en) | ID card and ID card manufacturing method | |
JP5413236B2 (en) | Image display body, personal authentication medium and blank medium | |
JP2002351322A (en) | Method of manufacturing label and label | |
KR100467048B1 (en) | Color ribbon for the prevention of counterfeiting by photo-transfering, preparing method thereof, and security film using the same | |
CN113214786A (en) | Equipment and method for preparing certificates of glue, thermal transfer film and security card | |
JP2020066204A (en) | Intermediate transfer foil and positioning method thereof | |
JP2017087503A (en) | Printed matter and method of manufacturing the same | |
JP2017052203A (en) | Thermal transfer ribbon and ID card | |
EP3608119B1 (en) | Image forming method and image forming apparatus | |
JPH03270993A (en) | Id card and id booklet | |
JP7354547B2 (en) | information display | |
JP2009274291A (en) | Patch intermediate transfer recording medium and forgery prevention medium using the same | |
JP2021037655A (en) | Laminated product, booklet, and method for manufacturing laminated product | |
IT201800004918A1 (en) | Security label for enhanced code protection. | |
JP2015174243A (en) | Core sheet printing method, and card | |
JPH11320827A (en) | Transfer printer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20170220 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170921 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170921 |