JP2016212678A - 電子機器及び処理実行プログラム - Google Patents

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Tomohito Iwamura
朋仁 岩村
昌雅 川村
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Abstract

【課題】タッチパネルのタッチ面における水の移動を様々な種類のタッチ操作の何れかと誤判定することを抑制する。
【解決手段】電子機器10Aの導出部12により、検出した座標を示す座標情報を出力するタッチパネル42から時系列に出力された座標情報に基づいて、該座標情報が示す位置の移動速度を導出し、実行部14Aにより、導出部12によって導出された移動速度と所定の速度閾値とを比較し、該比較結果に基づいて予め定められた処理を実行する。
【選択図】図1

Description

開示の技術は、電子機器及び処理実行プログラムに関する。
従来、電子機器に設けられたタッチパネルに何らかの原因で水滴が付着した場合の、ユーザによるタッチ操作が行われたとの誤判定を低減する技術として、タッチパネルにおける各スイッチのオン時間の長短に基づいて、水滴の付着の有無を判定する技術があった。
この技術によれば、タッチスイッチが継続的にオン状態とされている期間であるオン時間が、人間がタッチパネルに対してタップ操作を行う場合の最低時間以下となっている場合、或いは最高時間以上となっている場合に、このオン状態を無効としている。
特開2008−112334号公報
しかし、上記従来の技術では、ユーザによるタップ操作のみが対象とされており、フリック操作、スワイプ操作、ピンチ操作等に代表される様々な種類のタッチ操作には対応することができなかった。なお、この問題は、上記電子機器がスマートフォン、タブレット端末、携帯型音楽プレーヤ等の携帯性の高い装置であり、該装置を、浴室や台所等に持ち込んだり、屋外や屋内プール等に持ち出したりした場合に生じる可能性が高い問題である。
開示の技術は、一つの側面として、タッチパネルのタッチ面における水の移動を、様々な種類のタッチ操作の何れかと誤判定することを抑制することを目的とする。
開示の技術は、検出した座標を示す座標情報を出力するタッチパネルを含む。また、開示の技術は、前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報に基づいて、該座標情報が示す位置の移動速度を導出する導出部を含む。さらに、開示の技術は、前記導出部によって導出された移動速度と所定の速度閾値とを比較し、該比較結果に基づいて予め定められた処理を実行する実行部を含む。
開示の技術は、一つの側面として、タッチパネルのタッチ面における水の移動を、様々な種類のタッチ操作の何れかと誤判定することを抑制することができる、という効果を有する。
第1実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。 実施形態に係る各種演算式の説明に供する模式図である。 第1実施形態に係るタブレット端末の概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係る座標テーブルの一例を示す図表である。 実施形態に係る誤判定抑制機能の原理の説明に供する図であり、タッチパネルに水滴が付着した場合の各種グラフである。 実施形態に係る誤判定抑制機能の原理の説明に供する図であり、タッチパネルにタッチ操作を行った場合の各種グラフである。 実施形態に係る誤判定抑制機能の原理の説明に供する図であり、タッチパネルに水滴が付着した状態を示す正面図である。 実施形態に係る誤判定抑制機能の原理の説明に供する図であり、タッチパネルに付着した水滴が流れる場合の状態を示す正面図である。 実施形態に係る座標検出処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る水滴判定処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。 第2実施形態に係るタブレット端末の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る水滴判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本実施形態に係る電子機器10Aが示されている。図1に示すように、本実施形態に係る電子機器10Aは、導出部12、実行部14A、主記憶部38及びタッチパネル42を備えている。
タッチパネル42は、検出した物体の接触位置の座標を示す座標情報を出力する。本実施形態に係る電子機器10Aでは、タッチパネル42として、物体と導電膜との間での静電容量の変化を捉えて、該物体の接触位置を検出する静電容量方式のタッチパネルを適用している。
また、導出部12は、タッチパネル42から時系列に出力された座標情報に基づいて、該座標情報が示す位置の移動速度を導出する。本実施形態に係る導出部12では、次の式(1)により移動速度vを演算により導出している。なお、図2に示すように、式(1)におけるx及びyは、タッチパネル42から直近に出力された座標情報により示される位置nを示す2次元座標系のX座標及びY座標を表す。同様に、式(1)におけるxn−1及びyn−1は、タッチパネル42から上記直近より1回前に出力された座標情報によって示される位置(n−1)を示す2次元座標系のX座標及びY座標を表す。さらに、式(1)におけるrateは、タッチパネル42における座標情報の出力周期(秒)を示すレポートレートを表す。
Figure 2016212678
また、導出部12は、タッチパネル42から時系列に出力された座標情報が示す座標位置の軌跡の内積をさらに導出する。本実施形態に係る導出部12では、次の式(2)により内積Nを演算により導出している。なお、図2に示すように、式(2)におけるx及びyと、xn−1及びyn−1は、式(1)と同様のものである。また、式(2)におけるxn−2及びyn−2は、タッチパネル42から上記直近より2回前に出力された座標情報によって示される位置(n−2)を示す2次元座標系のX座標及びY座標を表す。
Figure 2016212678
さらに、導出部12は、タッチパネル42から時系列に出力された座標情報に基づいて、該座標情報が示す位置の移動量を導出する。本実施形態に係る導出部12では、次の式(3)により移動量Mを演算により導出している。なお、図2に示すように、式(3)におけるx及びyは式(1)と同様のものであり、xn−2及びyn−2は式(2)と同様のものである。すなわち、移動量Mは、タッチパネル42から直近に出力された座標情報により示される位置nと、タッチパネル42から該直近より2回前に出力された座標情報によって示される位置(n−2)との間のユークリッド距離に相当する。
Figure 2016212678
そして、実行部14Aは、導出部12によって導出された移動速度vと所定の速度閾値とを比較し、かつ、導出部12によって導出された内積Nと所定の内積閾値とを比較し、かつ、導出部12によって導出された移動量Mと所定の移動量閾値とを比較する。そして、実行部14Aは、これらの比較結果に基づいて予め定められた処理を実行する。なお、本実施形態に係る実行部14Aでは、移動速度vが速度閾値を下回り、かつ、内積Nが内積閾値を上回った場合、上記予め定められた処理を実行する。また、本実施形態に係る実行部14Aでは、移動速度vが速度閾値を下回り、かつ、内積Nが内積閾値以下となり、かつ、移動量Mが移動量閾値以下となった場合、上記予め定められた処理を実行する。なお、本実施形態に係る実行部14Aでは、上記予め定められた処理として、タッチパネル42によって検出された座標を示す座標情報を、実行中の上位プログラム16に通知する処理を実行する。
なお、電子機器10Aにおける導出部12は開示の技術に係る導出部の一例であり、実行部14Aは開示の技術に係る実行部の一例である。
電子機器10Aは、例えば図3に示すタブレット端末30Aで実現することができる。タブレット端末30Aは、タブレット端末30Aの全体的な動作を司るメインプロセッサ32を備えている。
メインプロセッサ32には、無線部34、オーディオ入出力部36、上述した主記憶部38、表示部40及びサブプロセッサ44が接続されている。
無線部34は、アンテナ50が接続されており、アンテナ50を介して受信した無線信号を電気信号に変換してメインプロセッサ32に出力したり、メインプロセッサ32から入力された電気信号を無線信号に変換してアンテナ50を介して送信したりする。
オーディオ入出力部36は、図示しないマイクロフォン及びスピーカが接続されている。そして、オーディオ入出力部36は、マイクロフォンから入力された音声信号を電気信号に変換してメインプロセッサ32に出力したり、メインプロセッサ32から入力された電気信号を音声信号に変換してスピーカに出力したりする。
主記憶部38は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現することができる。主記憶部38はメインプロセッサ32に内蔵されていてもよく、外付けされていてもよい。主記憶部38には、上述した上位プログラム16が記憶されている。なお、本実施形態に係る上位プログラム16は、タッチパネル42から出力された座標情報を用いて何らかの処理を行うものとされている。
表示部40は、メインプロセッサ32による制御に応じて画面データにより示される画像を表示する。本実施形態に係るタブレット端末30Aでは、表示部40として液晶ディスプレイを用いているが、これに限らない。例えば、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の他のディスプレイを表示部40として適用してもよい。上述したタッチパネル42は表示部40の表示面に重ね合わされて設けられている。
サブプロセッサ44は、上述したタッチパネル42に接続されており、タッチパネル42から出力された座標情報が入力される。また、サブプロセッサ44には、副記憶部46が接続されている。
副記憶部46もまた、HDDやフラッシュメモリ等によって実現することができる。副記憶部46には、タブレット端末30Aを電子機器10Aとして機能させるための座標検出プログラム46Aが記憶されている。サブプロセッサ44は、座標検出プログラム46Aを副記憶部46から読み出して、内蔵されているメモリ44Aに展開し、座標検出プログラム46Aが有するプロセスを順次実行する。
座標検出プログラム46Aは、導出プロセス46A1及び実行プロセス46A2Aを有する。サブプロセッサ44は、導出プロセス46A1を実行することで、図1に示す導出部12として動作する。また、サブプロセッサ44は、実行プロセス46A2Aを実行することで、図1に示す実行部14Aとして動作する。これにより、座標検出プログラム46Aを実行したタブレット端末30Aが、電子機器10Aとして機能することになる。なお、座標検出プログラム46Aは開示の技術における処理実行プログラムの一例である。
一方、副記憶部46には、座標テーブル記憶領域46Bが設けられている。図4には、本実施形態に係る座標テーブル記憶領域46Bに記憶される座標テーブル60の構成の一例が示されている。
図4に示すように、本実施形態に係る座標テーブル60は、識別子及び座標情報の各情報が含まれている。
識別子は、タッチパネル42から出力された座標情報を、該タッチパネル42のタッチ面において検出されている単一又は複数の位置が該タッチ面から離脱することなく継続的に移動又は静止されていると見なせる座標情報群毎に区分するための情報である。従って、同時点でタッチパネル42のタッチ面における複数の箇所に水滴が付着していたり、ユーザの指先が接触していたりする場合等には、座標テーブル60には、該箇所毎に異なる識別子が付与された状態で、座標情報群が時系列順に記憶されることになる。
なお、電子機器10Aは、可搬型のパーソナル・コンピュータ、またはPDA(Personal Digital Assistant)の機能を搭載した携帯型の端末であるスマート端末等であってもよい。また、電子機器10Aは、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
ところで、本実施形態に係るタブレット端末30Aには、タッチパネル42に何らかの原因で水滴が付着した場合における、ユーザによるタッチ操作が行われたとの誤判定を低減する誤判定抑制機能が搭載されている。なお、水滴がタッチパネル42に付着する原因としては、浴室、プール、台所等の人が水に接する場所へのタブレット端末30Aの持ち込みや、雨天時におけるタブレット端末30Aの屋外での使用等を例示することができる。以下、誤判定抑制機能について説明する。
図5には、タブレット端末30Aのタッチパネル42のタッチ面に付着した水滴が該タッチ面上を移動した場合における各種物理量の時間的な推移の一例が示されている。また、図6には、タブレット端末30Aのタッチパネル42のタッチ面に対して、ユーザの指がタッチ面に接触している位置を基準として左右方向に比較的高速でフリック操作を行った場合における図5と同様の各種物理量の時間的な推移の一例が示されている。なお、図5及び図6では、上記物理量として、タッチパネル42からサブプロセッサ44に連続的に入力される座標情報に基づいて得られる、各座標情報により示される位置の移動距離、移動速度、及び連続的な3点の位置の内積の3種類の物理量が示されている。また、図5では、縦軸の最大値を超える一部の物理量については図示を省略している。
一例として図5及び図6に示すように、タブレット端末30Aのタッチパネル42に付着した水滴が移動する場合、その移動距離や移動速度は、人による操作では発生し得ないほど大振幅で変化しており、人による操作とは明らかに異なっている。なお、ここでいう人による操作には、タップ操作、フリック操作、スワイプ操作、ピンチ操作等の様々な種類のタッチ操作が含まれる。
また、タブレット端末30Aのタッチパネル42に付着した水滴が移動する場合には、他の水滴や自身が移動した軌跡上に残存する水分との間で結合や離散が発生するため、直線的な動きとはならない可能性が高い。
すなわち、タブレット端末30Aのタッチパネル42のタッチ面に付着した水滴が移動する場合、一例として図7に示すように、該水滴による水が広がりをもって表示部40の周縁部に向けて流れる。なお、タッチパネル42に付着した水滴が移動する状況としては、表示部40の表示面が水平以外の状態となっている状況や、該表示面が水平の状態となっていても、該表示面に対して比較的強い風が吹き付けている状況等を例示することができる。
この場合、上記水滴による水が、一例として図8に示すように、周囲の水との間で結合や離散を繰り返しつつ流れるため、その重心位置が直線的に移動することは希である。これに対し、タッチパネル42では、静電容量の変化が生じている領域の重心位置の座標を示す情報が座標情報として出力される。このため、水滴が付着し、かつ、該水滴による水がタッチパネル42のタッチ面を流れる場合には、タッチパネル42から時系列に出力される座標情報により示される位置は、多くの場合、蛇行したものとなる。
このため、一例として図5及び図6に示すように、タッチパネル42のタッチ面で水が移動した場合にタッチパネル42から出力される座標情報が示す位置の軌道の内積は、タッチパネル42をユーザが指先によって操作した場合に比較して小さくなる傾向にある。なお、図5に示した内積では、一部に突発的に高い値を示しているが、これは例外的に生じたものである。
そこで、本実施形態に係るタブレット端末30Aでは、上記移動速度及び上記内積の、タッチパネル42に付着した水滴による水の流れと、タッチパネル42に対する人による操作との違いを利用して、誤判定抑制機能を実現する。
次に、本実施形態の作用を説明する。本実施形態では、メインプロセッサ32によって上位プログラム16が実行され、かつ、タッチパネル42から座標情報の入力が開始された場合に、サブプロセッサ44によって座標検出プログラム46Aを実行させる。この座標検出プログラム46Aの実行により、図9に示す座標検出処理が行われる。以下、該座標検出処理について説明する。
座標検出処理のステップ100において、導出部12は、タッチパネル42から座標情報を受信し、受信した座標情報を副記憶部46の座標テーブル記憶領域46Bに記憶する。なお、この際、タッチパネル42のタッチ面における複数の箇所に水滴が付着していたり、ユーザの指先が接触していたりする場合等には、サブプロセッサ44は、タッチパネル42から該複数の箇所に対応する複数の座標情報が受信される。この場合、導出部12は、該箇所毎に異なる識別子を設定し、受信した各座標情報を対応する識別子に関連付けて、副記憶部46の座標テーブル記憶領域46Bに記憶する。従って、座標テーブル記憶領域46Bには、座標テーブル60として、座標情報が上記複数の箇所の各々毎に区分されて記憶される。以下では、共通の識別子に関連付けて記憶された座標情報群を、「同一系統座標情報群」という。
次のステップ102において、導出部12は、この時点で副記憶部46の座標テーブル記憶領域46Bに記憶されている全ての同一系統座標情報群について、座標情報が3時点分以上記憶されたか否かを判定する。そして、導出部12は、ここで否定判定となった場合はステップ100に戻る一方、肯定判定となった場合はステップ104に移行する。
ステップ104において、実行部14Aは、図10に示す水滴判定処理を行う。なお、本実施形態では、1回の水滴判定処理で、一つの同一系統座標情報群を対象として処理を行う。以下では、1回の水滴判定処理で処理対象としている同一系統座標情報群を「対象座標情報群」という。
水滴判定処理のステップ200において、導出部12は、副記憶部46の座標テーブル記憶領域46Bの対象座標情報群から、直近に記憶した座標情報から3時点分の座標情報を読み出す。そして、実行部14Aは、読み出した座標情報を用いて、前述した式(1)、式(2)及び式(3)により移動速度v、内積N及び移動量Mを算出する。なお、この際、実行部14Aは、移動距離vの算出を、直近に記憶した座標情報から2時点分の座標情報を用いて行う。
次のステップ202において、実行部14Aは、算出した移動速度vが予め定められた速度閾値以上であるか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ204に移行する。なお、上記速度閾値は、移動速度vが該閾値以上である場合に水の移動が検出されたと見なせる値として、タブレット端末30Aの実機を用いた実験や、タブレット端末30Aの設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等により得られた値を用いてもよい。また、上記速度閾値は、タブレット端末30Aのユーザにタッチパネル42等を介して入力させる形態としてもよい。
ステップ204において、実行部14Aは、算出した内積Nが予め定められた内積閾値以下であるか否かを判定し、否定判定となった場合は後述するステップ208に移行する一方、肯定判定となった場合はステップ206に移行する。なお、上記内積閾値は、内積Nが該閾値以下である場合に水の移動が検出されたと見なせる値として、タブレット端末30Aの実機を用いた実験や、タブレット端末30Aの設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等により得られた値を用いてもよい。また、上記内積閾値は、タブレット端末30Aのユーザにタッチパネル42等を介して入力させる形態としてもよい。
ステップ206において、実行部14Aは、算出した移動量Mが予め定められた移動量閾値を上回っているか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ208に移行する。なお、上記移動量閾値は、移動量Mが該閾値を上回った場合に水の移動が検出されたと見なせる値として、タブレット端末30Aの実機を用いた実験や、タブレット端末30Aの設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等により得られた値を用いてもよい。また、上記移動量閾値は、タブレット端末30Aのユーザにタッチパネル42等を介して入力させる形態としてもよい。
ステップ208において、実行部14Aは、ステップ200の処理によって読み出した3時点の座標情報を上位プログラム16に送信し、その後に本水滴判定処理を終了する。
一方、ステップ202において肯定判定となった場合、又はステップ206において肯定判定となった場合は、水の移動が検出されたと見なして、座標情報の上位プログラム16への送信を行うことなく本水滴判定処理を終了する。水滴判定処理が終了すると、座標検出処理(図9参照。)のステップ106に移行する。
ステップ106において、導出部12は、全ての同一系統座標情報群についてステップ104による水滴判定処理を実行したか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ104に戻る一方、肯定判定となった場合にはステップ108に移行する。なお、ステップ104において繰り返し水滴判定処理を行う場合には、それまでに処理対象としなかった同一系統座標情報群を対象座標情報群とする。
ステップ108において、導出部12は、タッチパネル42から座標情報が受信されなくなったか否かを判定することにより、タッチパネル42のタッチ面から全ての物が離脱されたか否かを判定する。ここで否定判定となった場合はステップ100に戻る一方、肯定判定となった時点で本座標検出処理を終了する。
以上、詳細に説明したように、本実施形態では、検出した座標を示す座標情報を出力するタッチパネルから時系列に出力された座標情報に基づいて、該座標情報が示す位置の移動速度を導出する。また、本実施形態では、導出した移動速度と所定の速度閾値とを比較し、該比較結果に基づいて予め定められた処理を実行する。このため、本実施形態では、タッチパネルのタッチ面における水が流れる速度と、ユーザによるタッチ操作時の指先の移動速度との違いを利用して、その後の処理を切り替えることができる。この結果、タッチパネルのタッチ面における水の移動を、様々な種類のタッチ操作の何れかと誤判定することを抑制することができる。
また、本実施形態では、タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の軌跡の内積をさらに導出し、移動速度と速度閾値とを比較し、かつ、内積と所定の内積閾値とを比較して、これらの比較結果に基づいて前記予め定められた処理を実行する。このため、内積を用いない場合に比較して、より高精度に上記誤判定を抑制することができる。
特に、本実施形態では、移動速度が速度閾値を下回り、かつ、内積が内積閾値を上回った場合、上記予め定められた処理として、タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する。このため、タッチパネルによって検出された座標を用いた不要な処理の実行を回避することができる。
また、本実施形態では、タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の移動量をさらに導出する。また、本実施形態では、移動速度が速度閾値を下回り、かつ、内積が内積閾値以下となり、かつ、移動量が所定の移動量閾値以下となった場合、上記予め定められた処理として、タッチパネルにより検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する。このように、上記移動量を用いることにより、タッチパネルのタッチ面にユーザの指先が静止している状況を、水滴が付着した状況と切り分けることができる結果、効果的に上記誤判定を抑制することができる。
また、本実施形態では、タッチパネルとして静電容量方式のタッチパネルを用いている。このため、静電容量方式のタッチパネルを用いた電子機器について、該タッチパネルのタッチ面における水の移動を、様々な種類のタッチ操作の何れかと誤判定することを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、開示の技術に係る電子機器をタブレット端末として構成している。このため、可搬性が高く、水滴が付着する状況となりやすいタブレット端末について、該タッチパネルのタッチ面における水の移動を、様々な種類のタッチ操作の何れかと誤判定することを抑制することができる。
特に、本実施形態では、タッチパネルにより検出された座標情報が水の移動によるものか否かの判定を上位プログラムで行う必要がないため、座標情報を利用する複数の上位プログラムの各々を変更する必要がない。
〔第2実施形態〕
次に開示の技術の第2実施形態について説明する。まず、図11を参照して、本第2実施形態に係る電子機器10Bの機能的な構成について説明する。なお、図11における図1に示す電子機器10Aと同一の構成要素については図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。
図11に示すように、本第2実施形態に係る電子機器10Bは、実行部14Aに代えて、実行部14Aとは異なる処理を実行する実行部14Bが用いられている点が電子機器10Aと異なっている。
本第2実施形態に係る実行部14Bは、上記予め定められた処理として、タッチパネル42のタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する。なお、電子機器10Bにおける実行部14Bは開示の技術に係る実行部の一例である。
電子機器10Bは、例えば図12に示すタブレット端末30Bで実現することができる。以下、図12を参照して、本第2実施形態に係るタブレット端末30Bの構成について説明する。なお、図12における図3のタブレット端末30Aと同一の構成要素については図3と同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、本第2実施形態に係るタブレット端末30Bは、タブレット端末30Aの実行プロセス46A2Aに代えて、実行することで実行部14Bとして動作する実行プロセス46A2Bを有している点がタブレット端末30Aと異なっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。本実施形態でも、メインプロセッサ32によって上位プログラム16が実行され、かつ、タッチパネル42から座標情報の入力が開始された場合に、サブプロセッサ44によって座標検出プログラム46Aを実行させる。この座標検出プログラム46Aの実行により、図9に示す座標検出処理が行われる。ただし、本第2実施形態に係る座標検出処理では、ステップ104において実行される水滴判定処理が図13に示す水滴判定処理となる点が上記第1実施形態に係る座標検出処理と異なっている。このため、以下では、図13を参照して、該水滴判定処理について説明する。なお、図13における図10と同一の処理を実行するステップについては図10と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
水滴判定処理のステップ202において肯定判定となった場合、又はステップ206において肯定判定となった場合、実行部14Bは、水の移動が検出されたと見なして、ステップ210に移行し、予め定められた報知処理を実行した後、本水滴判定処理を終了する。なお、本実施形態では、上記報知処理として、オーディオ入出力部36を用いて、タッチパネル42のタッチ面に水滴が付着したことを報知するものとして予め定められた警報音を鳴動させているが、これに限るものではない。例えば、上記報知処理として、表示部40により予め定められた警告メッセージを表示させる形態や、該警告メッセージの表示と上記警報音の鳴動とを双方とも実行する形態としてもよい。
以上、詳細に説明したように、本実施形態では、上記移動速度が速度閾値以上となった場合、上記予め定められた処理として、タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する。このため、ユーザは水滴が付着していることを容易に把握することができる。
さらに、本実施形態では、移動速度が速度閾値を下回り、かつ、内積が内積閾値以下となり、かつ、移動量が所定の移動量閾値を上回った場合、上記予め定められた処理として、タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する。このように、上記移動量を用いることにより、タッチパネルのタッチ面にユーザの指先が静止している状況を、水滴が付着した状況と切り分けることができる結果、効果的に水滴が付着したことを報知することができる。
なお、上記各実施形態では、移動速度v、内積N及び移動量Mの全てを算出しておき、移動速度vを用いた判定、内積Nを用いた判定及び移動量Mを用いた判定を順次行っているが、これに限らない。例えば、各判定の直前に該判定で用いる移動速度v、内積N及び移動量Mの何れか1つのみを算出する形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、移動速度v、内積N及び移動量Mの全てを用いて、水の移動が検出されたか否かを判定しているが、これに限らない。例えば、移動速度vのみを用いて水の移動が検出されたか否かを判定する形態としてもよい。この場合、図10及び図13に示される水滴判定処理において、ステップ204及びステップ206の処理を削除し、ステップ202において否定判定となった場合はステップ208に移行する処理を行うことになる。
また、移動量Mを用いることなく、移動速度v及び内積Nのみを用いて、水の移動が検出されたか否かを判定する形態としてもよい。この場合、図10及び図13に示される水滴判定処理において、ステップ206の処理を削除し、ステップ204にて肯定判定となった場合は、図10の処理の場合は水滴判定処理を終了することになり、図13の処理の場合はステップ210に移行することになる。
また、上記各実施形態では、移動速度vとして式(1)により算出されるものを適用する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、速度閾値を変更することにより、次の式(4)〜式(6)の何れかによって算出されるものとしてもよい。
Figure 2016212678
Figure 2016212678
Figure 2016212678
同様に、移動量Mについても、式(3)により算出されるものを適用する形態に限らず、例えば、移動量閾値を変更することにより、次の式(7)〜式(8)の何れかによって算出されるものとしてもよい。
Figure 2016212678
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これらの場合、式(1)により移動速度vを算出する場合や、式(3)により移動量Mを算出する場合に比較して、演算負荷を低減することができる。
また、上記各実施形態では、移動量Mとして、直近に検出された座標位置と、該直近の2回前に検出された座標位置との間の距離を適用する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、直近に検出された座標位置と、該直近の1回前に検出された座標位置との間の距離や、直近の1回前に検出された座標位置と、該直近の2回前に検出された座標位置との間の距離を移動量Mとして適用してもよい。
また、上記各実施形態では、タッチパネル42のタッチ面における水の蛇行の程度を示す物理量として内積を適用した場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、該物理量として外積を適用するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、速度閾値、内積閾値及び移動量閾値の何れの閾値も固定値とする場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タブレット端末のタッチパネル42のタッチ面の地軸に対する傾斜角に応じて各閾値を適宜変更する形態としてもよい。なお、この場合、タブレット端末にジャイロセンサ等のセンサを設ける必要がある。この場合、タッチパネル42のタッチ面の傾斜角に応じて的確な閾値を設定することができるため、より的確に上記誤判定を抑制することができる。
また、タブレット端末にジャイロセンサを設けた場合には、タッチパネル42のタッチ面が下向きとされているか否かを判定し、下向きとされている場合には誤判定抑制機能の実行を停止する形態としてもよい。
また、上記第1実施形態では、上記予め定められた処理の一例として上位プログラムへ座標情報を通知する処理を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、上位プログラムへの座標情報の通知が別プログラムによって行われる態様において、タッチ面上の水滴の移動を検知した場合に、上記別プログラムによる座標情報の通知を停止させる処理を行うようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、同一の同一系統座標情報群に対して水滴判定処理を継続的に実行する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、水滴判定処理によって、検出された座標情報が水の移動によるものであると判定された同一系統座標情報群については、その後の座標情報の上位プログラムへの通知を行わないようにする形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、上記水の移動によるものか否かを一度の判定によって確定する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数回連続して上記水の移動によるものと判定された場合に、該判定を確定する形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、座標検出プログラム46Aを副記憶部46に予め記憶(インストール)しておく態様を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、座標検出プログラム46Aを、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)等の記録媒体から媒体読み書き装置を介してタブレット端末30の副記憶部46に読み込む形態としてもよく、ネットワークを介して外部装置から副記憶部46にダウンロードする形態としてもよい。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
検出した座標を示す座標情報を出力するタッチパネルと、
前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報に基づいて、該座標情報が示す位置の移動速度を導出する導出部と、
前記導出部によって導出された移動速度と所定の速度閾値とを比較し、該比較結果に基づいて予め定められた処理を実行する実行部と、
を含む電子機器。
(付記2)
前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回った場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する、
付記1記載の電子機器。
(付記3)
前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値以上となった場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する、
付記1又は付記2記載の電子機器。
(付記4)
前記導出部は、前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の軌跡の内積をさらに導出し、
前記実行部は、前記移動速度と前記速度閾値とを比較し、かつ、前記内積と所定の内積閾値とを比較して、これらの比較結果に基づいて前記予め定められた処理を実行する、
付記1記載の電子機器。
(付記5)
前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値を上回った場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する、
付記4記載の電子機器。
(付記6)
前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値以下となった場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する、
付記4又は付記5記載の電子機器。
(付記7)
前記導出部は、前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の移動量をさらに導出し、
前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値以下となり、かつ、前記移動量が所定の移動量閾値を上回った場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する、
付記4記載の電子機器。
(付記8)
前記導出部は、前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の移動量をさらに導出し、
前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値以下となり、かつ、前記移動量が所定の移動量閾値以下となった場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する、
付記4記載の電子機器。
(付記9)
前記タッチパネルは、静電容量方式のタッチパネルである、
付記1〜付記8の何れか1項記載の電子機器。
(付記10)
タブレット端末として構成された、
付記1〜付記9の何れか1項記載の電子機器。
(付記11)
検出した座標を示す座標情報を出力するタッチパネルから時系列に出力された座標情報に基づいて、該座標情報が示す位置の移動速度を導出し、
導出した移動速度と所定の速度閾値とを比較し、該比較結果に基づいて予め定められた処理を実行する、
ことを含む処理をコンピュータに実行させるための処理実行プログラム。
(付記12)
前記移動速度が前記速度閾値を下回った場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する、
付記11記載の処理実行プログラム。
(付記13)
前記移動速度が前記速度閾値以上となった場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する、
付記11又は付記12記載の処理実行プログラム。
(付記14)
前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の軌跡の内積をさらに導出し、
前記移動速度と前記速度閾値とを比較し、かつ、前記内積と所定の内積閾値とを比較して、これらの比較結果に基づいて前記予め定められた処理を実行する、
付記11記載の処理実行プログラム。
(付記15)
前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値を上回った場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する、
付記14記載の処理実行プログラム。
(付記16)
前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値以下となった場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する、
付記14又は付記15記載の処理実行プログラム。
(付記17)
前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の移動量をさらに導出し、
前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値以下となり、かつ、前記移動量が所定の移動量閾値を上回った場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する、
付記14記載の処理実行プログラム。
(付記18)
前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の移動量をさらに導出し、
前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値以下となり、かつ、前記移動量が所定の移動量閾値以下となった場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する、
付記14記載の処理実行プログラム。
(付記19)
前記タッチパネルは、静電容量方式のタッチパネルである、
付記11〜付記18の何れか1項記載の処理実行プログラム。
(付記20)
前記タッチパネルは、タブレット端末に設けられている、
付記11〜付記19の何れか1項記載の処理実行プログラム。
10A、10B 電子機器
12 導出部
14A、14B 実行部
30A、30B タブレット端末
32 メインプロセッサ
34 無線部
36 オーディオ入出力部
38 主記憶部
40 表示部
42 タッチパネル
44 サブプロセッサ
44A メモリ
46 副記憶部
46A 座標検出プログラム
46A1 導出プロセス
46A2A、46A2B 実行プロセス
46B 座標テーブル記憶領域
60 座標テーブル

Claims (9)

  1. 検出した座標を示す座標情報を出力するタッチパネルと、
    前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報に基づいて、該座標情報が示す位置の移動速度を導出する導出部と、
    前記導出部によって導出された移動速度と所定の速度閾値とを比較し、該比較結果に基づいて予め定められた処理を実行する実行部と、
    を含む電子機器。
  2. 前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回った場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する、
    請求項1記載の電子機器。
  3. 前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値以上となった場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する、
    請求項1又は請求項2記載の電子機器。
  4. 前記導出部は、前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の軌跡の内積をさらに導出し、
    前記実行部は、前記移動速度と前記速度閾値とを比較し、かつ、前記内積と所定の内積閾値とを比較して、これらの比較結果に基づいて前記予め定められた処理を実行する、
    請求項1記載の電子機器。
  5. 前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値を上回った場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する、
    請求項4記載の電子機器。
  6. 前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値以下となった場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する、
    請求項4又は請求項5記載の電子機器。
  7. 前記導出部は、前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の移動量をさらに導出し、
    前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値以下となり、かつ、前記移動量が所定の移動量閾値を上回った場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルのタッチ面に水滴が付着したことを報知する処理を実行する、
    請求項4記載の電子機器。
  8. 前記導出部は、前記タッチパネルから時系列に出力された座標情報が示す位置の移動量をさらに導出し、
    前記実行部は、前記移動速度が前記速度閾値を下回り、かつ、前記内積が前記内積閾値以下となり、かつ、前記移動量が所定の移動量閾値以下となった場合、前記予め定められた処理として、前記タッチパネルによって検出された座標情報を上位のプログラムに通知する処理を実行する、
    請求項4記載の電子機器。
  9. 検出した座標を示す座標情報を出力するタッチパネルから時系列に出力された座標情報に基づいて、該座標情報が示す位置の移動速度を導出し、
    導出した移動速度と所定の速度閾値とを比較し、該比較結果に基づいて予め定められた処理を実行する、
    ことを含む処理をコンピュータに実行させるための処理実行プログラム。
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