JP2016210598A - Sheet conveyance device and ink jet type image formation apparatus having the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シート搬送装置およびこれを備えるインクジェット式画像形成装置に関する。 The present invention relates to a sheet conveying apparatus and an ink jet image forming apparatus including the same.
インクジェット式画像形成装置は、シートを一対のローラーに挟持させて搬送するシート搬送装置を備えている。画像形成後のシートが一対のローラーに挟持されると、未乾燥のインクが画像面側のローラーに付着する場合があった。この場合、後続のシートは、ローラーからインクの再転写を受けて汚染される。 The ink jet image forming apparatus includes a sheet conveying device that conveys a sheet while being sandwiched between a pair of rollers. When the image-formed sheet is sandwiched between a pair of rollers, undried ink may adhere to the image-side roller. In this case, the subsequent sheet is contaminated by retransfer of ink from the roller.
上記のような問題を解決するために、様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載の記録シート排出ローラー装置(シート搬送装置)は、シートを挟持して回転する駆動ローラーと従動ローラーとを備えている。従動ローラーの外周面には、シートに対して多数箇所で点接触または面接触する小面積接触外周面が形成されている。これにより、シートに対する従動ローラーの接触面積が減少するため、インクの再転写が抑制される。なお、駆動ローラーおよび従動ローラーは、それぞれ、ローラー軸に対し所定間隔をおいて2つ固定されている。
In order to solve the above problems, various techniques have been proposed. For example, a recording sheet discharge roller device (sheet conveyance device) described in
ところで、インクの再転写を防止するためには、一対のローラーの間に形成されるニップ部の単位軸方向長さ当りの圧力(以下、「線圧」ともいう。)の影響も考慮する必要がある。しかしながら、上記したシート搬送装置は、インクの再転写とニップ部に作用する線圧との関係について全く考慮されていなかった。例えば、シートがニップ部の一部にのみ挟持されると、挟持された部分に圧力が集中して作用する。このため、圧力の高い部分のシート上のインクが従動ローラーに付着することがあった。つまり、上記したシート搬送装置は、インクの再転写を防止することができないこともあった。 Incidentally, in order to prevent retransfer of ink, it is necessary to consider the influence of the pressure per unit axial direction length (hereinafter also referred to as “linear pressure”) of the nip portion formed between the pair of rollers. There is. However, the above-described sheet conveying apparatus does not consider the relationship between the retransfer of ink and the linear pressure acting on the nip portion. For example, when the sheet is nipped only at a part of the nip portion, pressure concentrates on the nipped portion and acts. For this reason, the ink on the high pressure portion of the sheet may adhere to the driven roller. That is, the above-described sheet conveying device may not be able to prevent retransfer of ink.
本発明は、上記のような課題を解決するため、ニップ部に作用する線圧を一定範囲内にすることでシートに対するインクの再転写を抑制するシート搬送装置およびこれを備えるインクジェット式画像形成装置を提供する。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a sheet conveying apparatus that suppresses retransfer of ink to a sheet by setting the linear pressure acting on the nip portion within a certain range, and an ink jet image forming apparatus including the sheet conveying apparatus. I will provide a.
上記した目的を達成するため、本発明のシート搬送装置は、シートが搬送される搬送路において軸周りに回転可能に設けられる複数のローラーと、前記各ローラーの周面に圧接して複数のニップ部を形成する複数のニップ形成部材と、前記各ニップ形成部材を前記各ローラーに向けて押圧する複数の押圧機構と、を備え、各々の前記押圧機構は、各々の前記ニップ部に作用する線圧が一定範囲内になるように、前記各ローラーおよび前記各ニップ形成部材の軸方向長さに応じた押圧力に設定されている。 In order to achieve the above-described object, a sheet conveying apparatus according to the present invention includes a plurality of rollers provided to be rotatable around an axis in a conveyance path in which a sheet is conveyed, and a plurality of nips in pressure contact with a peripheral surface of each roller. A plurality of nip forming members that form portions, and a plurality of pressing mechanisms that press the nip forming members toward the rollers, each pressing mechanism acting on each nip portion. The pressing force is set according to the axial lengths of the rollers and the nip forming members so that the pressure is within a certain range.
上記した目的を達成するため、本発明のシート搬送装置は、シートが搬送される搬送路において軸周りに回転可能に設けられるローラーと、前記ローラーの周面に圧接してニップ部を形成するニップ形成部材と、前記ニップ形成部材を前記ローラーに向けて押圧する押圧機構と、前記ニップ部に挟持される前記シートの搬送方向に直交する幅方向長さに応じて、前記押圧機構が前記ニップ形成部材に作用させる押圧力の大きさを変更可能に構成される押圧力可変機構と、を備えている。 In order to achieve the above-described object, a sheet conveying apparatus according to the present invention includes a roller that is rotatably provided around an axis in a conveyance path in which a sheet is conveyed, and a nip that presses against a circumferential surface of the roller to form a nip portion. The pressing mechanism forms the nip according to a forming member, a pressing mechanism that presses the nip forming member toward the roller, and a length in a width direction perpendicular to a conveyance direction of the sheet held between the nip portions. And a pressing force variable mechanism configured to be able to change the magnitude of the pressing force applied to the member.
上記した目的を達成するため、本発明のインクジェット式画像形成装置は、上記のシート搬送装置を備えている。 In order to achieve the above object, an ink jet image forming apparatus of the present invention includes the above sheet conveying apparatus.
本発明によれば、ニップ部に作用する線圧を一定範囲内にすることでシートに対するインクの再転写を抑制することができる。 According to the present invention, it is possible to suppress the retransfer of the ink to the sheet by setting the linear pressure acting on the nip portion within a certain range.
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下、図1、図4および図5の紙面手前側を正面(前面)とし、その他、各図に示す方向を基準に説明する。なお、以下の説明では、「搬送方向」との用語は、シートSの搬送方向を指し、「幅方向」との用語は、搬送方向に直交するシートSの幅方向を指す。また、「上流」および「下流」並びにこれらに類する用語は、搬送方向の「上流」および「下流」並びにこれらに類する概念を指す。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the following description, the front side of the sheet of FIG. 1, FIG. 4 and FIG. In the following description, the term “conveying direction” refers to the conveying direction of the sheet S, and the term “width direction” refers to the width direction of the sheet S orthogonal to the conveying direction. The terms “upstream” and “downstream” and similar terms refer to “upstream” and “downstream” in the transport direction and similar concepts.
図1を参照して、第1実施形態に係るインクジェット式画像形成装置としてのプリンター1の全体構成について説明する。図1はプリンター1の構造を示す正面図である。
With reference to FIG. 1, an overall configuration of a
プリンター1は、装置本体2と、給紙カセット3と、手差しトレイ4と、排紙トレイ5と、を備えている。給紙カセット3は、装置本体2の下部に設けられている。手差しトレイ4は、装置本体2の上下方向中間部で右側面から右方向に延設されている。排紙トレイ5は、装置本体2の上部で左側面から左方向に延設されている。
The
給紙カセット3は、略矩形箱状に形成され、手前側に引き出し可能に構成されている。給紙カセット3の内部には、枚葉のシートS(の束)が収容される。同様に、手差しトレイ4上には、シートS(の束)が載置される。なお、シートSは、紙製に限らず、樹脂フィルム等であってもよい。なお、図示は省略するが、給紙カセット3や手差しトレイ4には、セットされたシートSのサイズを検知するためのセンサーが設けられている。
The
また、プリンター1は、カセット給紙部10と、手差し給紙部11と、搬送ユニット12と、記録部13と、制御装置14と、を装置本体2の内部に備えている。さらに、装置本体2の内部には、シートSを搬送する経路となる第1搬送路15と、第2搬送路16と、手差し搬送路17と、反転搬送路18とが形成されている。第1搬送路15は、給紙カセット3と搬送ユニット12との間に形成され、第2搬送路16は、搬送ユニット12と排紙トレイ5との間に形成されている。手差し搬送路17は、手差しトレイ4から延びて第1搬送路15の下流端部に合流している。反転搬送路18は、第2搬送路16の中間部と第1搬送路15の下流側とを連通させるように形成されている。
In addition, the
第1搬送路15、第2搬送路16および反転搬送路18には、それぞれ、シートSを搬送するために複数の搬送ローラー対21,22,23が適所に設けられている。第1搬送路15の下流端部には、第1搬送路15を搬送されるシートSを一時的に塞き止めて先端位置を揃えるレジストローラー対24が設けられている。なお、シートSは、その幅方向中央を、各搬送路15,16,17,18の幅方向中央に合せた状態(センター基準)で搬送される。
A plurality of
カセット給紙部10は、第1搬送路15の上流端部に設けられている。カセット給紙部10は、給紙カセット3内のシートSを1枚ずつ分離して第1搬送路15に送り出す。手差し給紙部11は、手差し搬送路17の上流端部に設けられている。手差し給紙部11は、手差しトレイ4上のシートSを1枚ずつ分離して手差し搬送路17に送り出す。
The cassette
搬送ユニット12は、装置本体2の中央部に設けられている。搬送ユニット12は、第1搬送ベルト12aと、第2搬送ベルト12bと、を有している。各搬送ベルト12a,12bは、複数のローラーに掛け回され、図1の矢印方向に走行駆動される。第2搬送ベルト12bは、第1搬送ベルト12aの下流側に配置されている。なお、各搬送ベルト12a,12bには、多数の吸気孔(図示せず)が形成されている。そして、吸引装置(図示せず)を駆動することで各搬送ベルト12a,12bの上面に吸引力が作用する。
The
記録部13は、4つのインクタンク13aと、4つのインクジェットヘッド13bと、を有している。4つのインクタンク13aは、装置本体2の上側で左右方向に並設されている。4つのインクタンク13aは、4色(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)のインク(液体)を収容している。4つのインクジェットヘッド13bは、第1搬送ベルト12aの上側に対向し、左右方向に並設されている。4つのインクジェットヘッド13bは、各色のインクに対応して設けられている。各インクジェットヘッド13bは、第1搬送ベルト12a上のシートSに対してインクを吐出する多数のノズル(図示せず)を備えている。
The
制御装置14は、プリンター1の各構成を統括制御するために設けられている。制御装置14は、演算処理装置やメモリー等(いずれも図示せず)を備え、制御対象となる各構成に電気的に接続されている。
The
ここで、プリンター1の動作について説明する。制御装置14は、入力された画像データに基づいて、以下のように画像形成処理を実行する。
Here, the operation of the
カセット給紙部10(手差し給紙部11)は、給紙カセット3内(手差しトレイ4上)のシートSを第1搬送路15(手差し搬送路17)に送り出す。給紙カセット3(手差しトレイ4)から送り出されたシートSは、第1搬送路15を通ってレジストローラー対24に到達する。レジストローラー対24は、シートSの斜行補正を行った後に、各インクジェットヘッド13bからのインク吐出動作に合せて第1搬送ベルト12aにシートSを送り出す。各インクジェットヘッド13bは、画像データに基づいて制御装置14に制御され、第1搬送ベルト12a上のシートSに向けてインクを吐出する。これにより、シートS上にインク画像が形成される。
The cassette paper feed unit 10 (manual paper feed unit 11) sends the sheet S in the paper feed cassette 3 (on the manual feed tray 4) to the first transport path 15 (manual transport path 17). The sheet S sent out from the paper feed cassette 3 (manual feed tray 4) reaches the
画像形成されたシートSは、第1搬送ベルト12aから第2搬送ベルト12bを通って第2搬送路16に送り出される。両面印刷を行わない(片面印刷)場合、シートSは、第2搬送路16から排紙トレイ5に排出される。一方、両面印刷を行う場合、シートSは、第2搬送路16から分岐した反転搬送路18に送られ、表裏反転された後に下流側に向けて搬送される。そして、反転搬送路18を搬送されたシートSは、再びレジストローラー対24を経て第1搬送ベルト12aに送られる。なお、シートS上に吐出されたインクは、第2搬送ベルト12bを通過する間に概ね乾燥する。
The sheet S on which an image has been formed is sent out from the first conveying
ところで、プリンター1の設置環境の温度や湿度によっては、インクを完全に乾燥させることができない場合もある。そこで、例えば、第2搬送路16に配置された各第2搬送ローラー対22は、未乾燥のインクの付着を抑制するシート搬送装置20を構成している。なお、複数のシート搬送装置20は、略同一構造であるため、以下、排紙トレイ5の近傍に配置されたシート搬送装置20について説明する。
By the way, depending on the temperature and humidity of the installation environment of the
以下、図2ないし図6を参照して、シート搬送装置20について説明する。図2はシート搬送装置20を示す斜視図である。図3はシート搬送装置20(ガイドフレーム25を除く)を示す斜視図である。図4は、図3のIV−IV断面図である。図5は、図3のV−V断面図である。図6は従動ローラー35とシートSのサイズとの関係を示す平面図である。
Hereinafter, the
図2に示すように、シート搬送装置20は、第2搬送路16の一部を形成する一対のガイドフレーム25に配設されている。すなわち、第2搬送路16は、一対のガイドフレーム25の間に構成されている。各ガイドフレーム25は、例えば、板金製で幅方向(前後方向)に長い矩形板状に形成されている。
As shown in FIG. 2, the
図2および図3に示すように、シート搬送装置20は、上記した第2搬送ローラー対22と、3つの押圧機構26と、を含んで構成されている。第2搬送ローラー対22は、幅方向(前後方向)に間隔をおいて並設される3つの駆動ローラー30と3つの従動ローラー35とを有している。3つの押圧機構26は、各従動ローラー35を各駆動ローラー30に向けて押圧する。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
図3に示すように、3つの駆動ローラー30は、それぞれ、円筒状に形成され、幅方向に延びる駆動軸31に固定されている。各駆動ローラー30は、例えば、アルミニウム製のローラー本体(図示せず)の外周面に硬度70°のエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)製の弾性層(図示せず)を有している。
As shown in FIG. 3, the three
図4および図5に示すように、各駆動ローラー30の上部は、下側のガイドフレーム25を貫通して第2搬送路16内に位置している。すなわち、3つの駆動ローラー30は、シートSが搬送される第2搬送路16において軸周りに回転可能に設けられている。駆動軸31の一端部には、ギア列(図示せず)等を介して駆動源としての駆動モーター32が連結されている(図3参照)。つまり、各駆動ローラー30は、駆動モーター32によって回転駆動される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the upper part of each
図3に示すように、3つの駆動ローラー30は、シートSをセンター基準で搬送するために、第2搬送路16の幅方向中央を基準に前後対称に配置されている。幅方向中央の駆動ローラー30(以下、「第1駆動ローラー30a」ともいう。)は、幅方向両側の各駆動ローラー30(以下、「第2駆動ローラー30b」ともいう。)よりも軸方向(幅方向)に長く形成されている。
As shown in FIG. 3, the three
図2および図3に示すように、ニップ形成部材としての3つの従動ローラー35は、それぞれ、円筒状に形成されている。図4および図5に示すように、各従動ローラー35は、アルミニウム製のローラー本体36の外周面に凹凸層37を有している。凹凸層37は、接着層にセラミックやガラスビーズ等から成る多数の粒子を固着させて構成されている。これにより、凹凸層37は、突出部分でシートSに対して点接触または面接触する。
As shown in FIGS. 2 and 3, the three driven
各従動ローラー35の下部は、上側のガイドフレーム25を貫通して第2搬送路16内に位置している。3つの従動ローラー35は、第2搬送路16内において各駆動ローラー30の周面に圧接して3つのニップ部38を形成している。これにより、各従動ローラー35は、各駆動ローラー30に圧接して従動回転する。
The lower part of each driven
図3に示すように、幅方向中央の従動ローラー35(以下、「第1従動ローラー35a」ともいう。)は、第1駆動ローラー30aと略同一の長さに形成され、第1駆動ローラー30aとの間に第1ニップ部38a(図4参照)を形成している。同様に、幅方向両側の各従動ローラー35(以下、「第2従動ローラー35b」ともいう。)は、第2駆動ローラー30bと略同一の長さに形成され、第2駆動ローラー30bとの間に第2ニップ部38b(図5参照)を形成している。
As shown in FIG. 3, the driven
図4および図5に示すように、各駆動ローラー30および各従動ローラー35は、正面視で互いに逆回転することでニップ部38に挟持されたシートSを下流側に送り出す。シートSの画像面(インク着弾面)は、各従動ローラー35側に向けられている。したがって、各従動ローラー35に形成される凹凸層37が、各ニップ部38を通過するシートSの画像面に接触する。凹凸層37は多数の凸部を有しているため、凹凸層37が存在しない場合に比べて、シートSに対する接触面積を減少させることができる。これにより、未乾燥のシートS上のインクが各従動ローラー35に付着することが抑制され、後続のシートSに対するインクの再転写を抑制することができる。なお、凹凸層37は、各従動ローラー35に代えて/加えて、各駆動ローラー30に形成されていてもよい。
As shown in FIG. 4 and FIG. 5, each driving
図3に示すように、3つの駆動ローラー30と3つの従動ローラー35とは、3つの搬送部40を構成している。具体的には、第1駆動ローラー30aと第1従動ローラー35aとが第1搬送部40aを構成し、2つの第2駆動ローラー30bと2つの第2従動ローラー35bとが2つの第2搬送部40bを構成している。
As shown in FIG. 3, the three
図6に示すように、第1搬送部40aは、幅方向寸法が最小となるシートS(例えば、ハガキ(92.2mm))に対応して配置されている。第1搬送部40a(第1ニップ部38a)は、第2搬送路16の幅方向略中央に配置され、且つ、ハガキの幅方向両端部を挟持不能な寸法に形成されている。詳細には、第1駆動ローラー30aおよび第1従動ローラー35aは、幅方向長さL1を80mmに設定されている。
As shown in FIG. 6, the
2つの第2搬送部40bは、第1搬送部40aよりも幅方向(軸方向)に短く形成され、他の幅方向寸法となるシートS(例えば、B5横置き等)に対応して配置されている。各第2搬送部40b(各第2ニップ部38b)は、レター(縦)サイズとB4(縦)/B5(横)サイズとの間に配置され、且つ、両サイズのシートSの幅方向両端部を挟持不能な寸法に形成されている。詳細には、各第2駆動ローラー30bおよび各第2従動ローラー35bは、幅方向長さL2を10mmに設定されている。
The two
以上のように、各駆動ローラー30と各従動ローラー35とは、定型サイズ(例えば、ハガキやB5等)のシートSの端部を避ける位置でニップ部38を形成している。
As described above, each driving
続いて、図2および図3に示すように、3つの押圧機構26は、第1押圧機構26aと、2つの第2押圧機構26bと、から構成されている。第1押圧機構26aは、第1駆動ローラー30aに向けて第1従動ローラー35aを押圧する。2つの第2押圧機構26bは、それぞれ、第2駆動ローラー30bに向けて第2従動ローラー35bを押圧する。
Subsequently, as shown in FIGS. 2 and 3, the three
第1押圧機構26aは、前後一対の第1軸受レバー41と、前後一対の連結レバー42と、第1コイルバネ43と、を含んで構成されている。
The first
前後一対の第1軸受レバー41は、第1従動ローラー35aの軸方向(幅方向)両側に配置されている。前後一対の第1軸受レバー41は、上側のガイドフレーム25に立設される前後一対の第1支持部材25aに支持されている(図2参照)。
The pair of front and rear first bearing levers 41 are disposed on both sides in the axial direction (width direction) of the first driven
前後一対の第1軸受レバー41は、第1従動ローラー35aの第1従動軸36aの軸方向両端部を軸支する第1軸受部41aを有している(図4も参照)。各第1軸受部41aは、正面視で第1軸受レバー41の左右方向略中央下部に形成されている。
The pair of front and rear first bearing levers 41 have first bearing
各第1軸受レバー41の左側には、前後一対の第1揺動軸41bが突設されている。各第1揺動軸41bは、第1従動ローラー35aと平行を成す方向(幅方向)に突出している。各第1揺動軸41bは、第1支持部材25aに形成される軸受穴(図示せず)に回動可能に係合している。すなわち、各第1軸受レバー41は、各第1揺動軸41bを中心として上下方向に揺動可能な状態で第1支持部材25aに支持される(図2参照)。
On the left side of each
各第1軸受レバー41の右側には、略矩形棒状の第1アーム部41cが形成されている。第1アーム部41cは、第1軸受部41aを挟んで第1揺動軸41bの反対側に延設されている。各第1アーム部41cは、第1従動ローラー35aの右側外周面よりも右側(下流側)に延びている(図4も参照)。
On the right side of each
前後一対の連結レバー42は、第1従動ローラー35aの右側且つ軸方向両側に配置されている。前後一対の連結レバー42は、上側のガイドフレーム25に立設される前後一対の連結支持部材25bに支持されている(図2参照)。
The pair of front and rear connecting
各連結レバー42の幅方向略中央部には、左右一対の連結揺動軸42aが突設されている。各連結揺動軸42aは、第1従動ローラー35aと直交を成す方向(搬送方向)に突出している(図4も参照)。各連結揺動軸42aは、連結支持部材25bに形成される軸受穴(図示せず)に回動可能に係合している。すなわち、各連結レバー42は、各連結揺動軸42aを中心として上下方向に揺動可能な状態で連結支持部材25bに支持される(図2参照)。
A pair of left and right connected rocking
各連結レバー42は、当接アーム部42bと接続アーム部42cとを有し、側面視でクランク状に形成されている(図3参照)。前後一対の当接アーム部42bは、それぞれ、連結揺動軸42aから第1従動ローラー35aの軸方向端部に向けて延設されている。前後一対の当接アーム部42bは、前後一対の第1軸受レバー41の第1アーム部41cの上面に当接している。前後一対の接続アーム部42cは、それぞれ、連結揺動軸42aから第1従動ローラー35aの軸方向中央に向けて略L字状に形成されている。
Each
付勢部材としての第1コイルバネ43は、前後一対の連結レバー42の間に架設されている。第1コイルバネ43の前後両端部は、前後一対の接続アーム部42cの先端部に形成されるフック部42dに係止されている。第1コイルバネ43は、第1従動ローラー35aと平行を成すように配置されている。第1コイルバネ43は、前後一対の連結レバー42を互いに引き寄せる方向(幅方向)に付勢している。
The
ここで、第1押圧機構26aの作用について説明する。第1コイルバネ43は、前後一対の連結レバー42(接続アーム部42c)を第1従動ローラー35aの軸方向中央に向けて引っ張る。すると、前後一対の連結レバー42は、それぞれ、各連結揺動軸42aを中心にして下方に回動する。すなわち、前後一対の連結レバー42(当接アーム部42b)は、前後一対の第1軸受レバー41の第1アーム部41cを押圧する方向に回動する。これにより、前後一対の第1軸受レバー41は、各第1揺動軸41bを中心にして下方に回動する。すなわち、前後一対の第1軸受レバー41は、第1従動ローラー35aを第1駆動ローラー30aに圧接させる方向(下方)に移動する。
Here, the operation of the first
以上のように、各連結レバー42は、第1コイルバネ43に付勢されて各第1軸受レバー41を押圧する方向に回動することで、第1従動ローラー35aを第1駆動ローラー30aに押圧する。この構成によれば、単一の第1コイルバネ43を用いることで、第1従動ローラー35aの軸方向に亘って略均一な押圧力を作用させることができる。また、第1コイルバネ43は、第1従動ローラー35aの軸方向に沿って配置されるため、例えば、第1コイルバネ43として巻き数が多く軸方向に長いコイルバネを用いることができる。すなわち、第1コイルバネ43のバネ定数を小さくすることができるため、第1コイルバネ43を固定する部品(例えば、各連結レバー42)の寸法誤差に基づく第1ニップ部38aの線圧のばらつきを少なくすることができる。
As described above, each
続いて、図2および図3に示すように、2つの第2押圧機構26bは、それぞれ、前後一対の第2軸受レバー45と、前後一対の第2コイルバネ46と、を含んで構成されている。なお、2つの第2押圧機構26bは、同一構成であるため、以下、前側の第2押圧機構26bに着目して説明する。
Subsequently, as shown in FIGS. 2 and 3, the two second
前後一対の第2軸受レバー45は、第2従動ローラー35bの軸方向(幅方向)両側に配置されている。前後一対の第2軸受レバー45は、上側のガイドフレーム25に立設される前後一対の第2支持部材25cに支持されている(図2参照)。
The pair of front and rear second bearing levers 45 are disposed on both sides of the second driven
前後一対の第2軸受レバー45は、第2従動ローラー35bの第2従動軸36bの軸方向両端部を軸支する第2軸受部45aを有している(図5も参照)。各第2軸受部45aは、正面視で第2軸受レバー45の左右方向略中央下部に形成されている。
The pair of front and rear second bearing levers 45 have
各第2軸受レバー45の右側には、前後一対の第2揺動軸45bが突設されている。各第2揺動軸45bは、第2従動ローラー35bと平行を成す方向(幅方向)に突出している。各第2揺動軸45bは、第2支持部材25cに形成される軸受穴(図示せず)に回動可能に係合している。すなわち、各第2軸受レバー45は、各第2揺動軸45bを中心として上下方向に揺動可能な状態で第2支持部材25cに支持される(図2参照)。
On the right side of each
各第2軸受レバー45の右側には、略板状の第2アーム部45cが形成されている。第2アーム部45cは、第2揺動軸45bを挟んで第2軸受部45aの反対側に延設されている。各第2アーム部45cは、第2従動ローラー35bの右側外周面よりも右側(下流側)に延びている(図5も参照)。
A substantially plate-like
付勢部材としての前後一対の第2コイルバネ46は、前後一対の第2アーム部45cと上側のガイドフレーム25との間に架設されている。各第2コイルバネ46は、ガイドフレーム25(または第2支持部材25c)の上面を支点として第2アーム部45cを上方に付勢している(図5も参照)。
The pair of front and rear second coil springs 46 as urging members is provided between the pair of front and rear
ここで、第2押圧機構26bの作用について説明する。前後一対の第2コイルバネ46は、前後一対の第2軸受レバー45(第2アーム部45c)を上方に押し出す。すると、各第2軸受レバー45は各第2揺動軸45bを中心に回動するため、各第2軸受レバー45の第2軸受部45aは下方に回動する。これにより、前後一対の第2軸受レバー45は、第2従動ローラー35bを第2駆動ローラー30bに圧接させる方向に移動する。
Here, the operation of the second
以上のように、各第2コイルバネ46は、各第2軸受レバー45を介して、第2従動ローラー35bを第2駆動ローラー30bに向けて押圧する。この構成によれば、第2従動ローラー35bは、前後一対の第2軸受レバー45に回転可能に支持されつつ、各第2軸受レバー45を介して各第2コイルバネ46の付勢力を受ける。これにより、第2従動ローラー35bの円滑な回転を担保することができると共に、第2従動ローラー35bに安定した押圧力を付与することができる。
As described above, each
以上説明した第1押圧機構26aおよび2つの第2押圧機構26bは、それぞれ、各駆動ローラー30a,30bおよび各従動ローラー35a,35b(ニップ部38a,38b)の軸(幅)方向長さに応じた押圧力F1,F2に設定されている。すなわち、各々のニップ部38a,38bに作用する線圧P1,P2(単位軸方向長さ当りの圧力)が一定(P1=P2)になるように、各々の押圧機構26a,26bの押圧力F1,F2(F1≠F2)が設定されている。
The first
例えば、第1実施形態に係るシート搬送装置20では、第1ニップ部38aに作用する線圧P1および第2ニップ部38bに作用する線圧P2は、それぞれ、12.5g/mmに設定されている。上記したように第1駆動ローラー30aおよび第1従動ローラー35aの幅方向長さL1は80mmであるため、第1従動ローラー35aに作用する押圧力F1は、1000gfに設定されている(F1=P1×L1)。同様に、第2駆動ローラー30bおよび第2従動ローラー35bの幅方向長さL2は10mmであるため、第2従動ローラー35bに作用する押圧力F2は、125gfに設定されている(F2=P2×L2)。
For example, in the
なお、押圧力F1は、第1コイルバネ43の付勢力、および、各第1軸受レバー41、各連結レバー42、第1従動ローラー35a等の重さ等を含み、第1従動ローラー35aから第1駆動ローラー30aに及ぼされる圧力を指す。同様に、押圧力F2は、各第2コイルバネ46の付勢力、および、各第2軸受レバー45、第2従動ローラー35b等の重さ等を含み、第2従動ローラー35bから第2駆動ローラー30bに及ぼされる圧力を指す。
The pressing force F1 includes the urging force of the
ここで、シートSの搬送について説明する。最小サイズのシートSとしてのハガキは、第1搬送部40aの第1ニップ部38aに線圧P1で挟持される(図6参照)。第1ニップ部38aに挟持されたシートSは、第1駆動ローラー30aおよび第1従動ローラー35aの回転によって下流側に搬送される。一方、例えば、B4(縦)サイズのシートSは、第1搬送部40aの第1ニップ部38aに線圧P1で挟持され、且つ、第2搬送部40bの第2ニップ部38bに線圧P2(=P1)で挟持される(図6参照)。各ニップ部38a,38bに挟持されたシートSは、各駆動ローラー30a,30bおよび各従動ローラー35a,35bの回転によって下流側に搬送される。
Here, the conveyance of the sheet S will be described. The postcard as the minimum-size sheet S is pinched by the linear pressure P1 in the
以上説明した第1実施形態に係るシート搬送装置20によれば、3つのニップ部38a,38bに作用する線圧P1,P2は、それぞれ、略一定に設定されている。したがって、シートSは略均一な線圧P1,P2で挟持されるため、シートS上の未乾燥のインクが、各従動ローラー35a,35bに付着することが抑制される。これにより、後続の他のシートSに対する各従動ローラー35a,35bからのインクの再転写を抑制することができる。なお、両面印刷の場合、シートSの画像面が各駆動ローラー30a,30bに接触することになるが、上記と同様に、線圧P1,P2を略一定に維持することで、未乾燥のインクが各駆動ローラー30a,30bに付着することが抑制される。
According to the
また、第1実施形態に係るシート搬送装置20によれば、各駆動ローラー30a,30bおよび各従動ローラー35a,35bは、定型サイズのシートSの端部に接触しないように配置されている。すなわち、第1搬送部40aの第1ニップ部38aおよび第2搬送部40bの第2ニップ部38bは、それぞれ、定型サイズのシートSの端部位置を跨がないように配置されている。このため、例えば、シートSが第1ニップ部38aと第2ニップ部38bとに挟持された状態で搬送される場合に、シートSの端部のみが挟持されることを防止することができる。したがって、シートSは、そのサイズに関わらず、略一定の線圧P1,P2で挟持される。これにより、シートSの端部に大きな線圧を作用させることを防止することができ、インクの再転写を有効に抑制することができる。
Further, according to the
次に、図7を参照して、第2実施形態に係るシート搬送装置50について説明する。図7はシート搬送装置50を示す斜視図である。なお、以下の説明では、上記した第1実施形態に係るシート搬送装置20と同様の構成については、その説明を省略し、同一の符号を付す。
Next, a
第2実施形態に係るシート搬送装置50は、各従動ローラー35(35a,35b)に代えて、各駆動ローラー30に圧接して従動走行するベルト53を含む3つのニップ形成部材51を備えている。また、第2実施形態に係るシート搬送装置50は、各押圧機構26a,26bを省略した構成となっている。なお、以下の説明では、幅方向中央のニップ形成部材51を「第1ニップ形成部材51a」と呼び、幅方向両側の各ニップ形成部材51を「第2ニップ形成部材51b」と呼ぶ。第1ニップ形成部材51aと第1駆動ローラー30aとが第1搬送部60aを構成し、2つの第2ニップ形成部材51bと2つの第2駆動ローラー30bとが2つの第2搬送部60bを構成している。
The
第1ニップ形成部材51aは、2つの第1テンションローラー52aと、第1ベルト53aと、を有している。2つの第1テンションローラー52aは、軸周りに回転可能に設けられている。第1ベルト53aは、2つの第1テンションローラー52aに掛け回されている。
The first
2つの第1テンションローラー52aは、それぞれ、円筒状に形成され、幅方向に延びる第1従動軸54aに固定されている。2つの第1テンションローラー52aは、平面視で第1駆動ローラー30aの左右両側で第1駆動ローラー30aと平行に配置されている。各第1テンションローラー52aの下部は、側面視で第1駆動ローラー30aの上部にオーバーラップしている。各第1テンションローラー52aの第1従動軸54aの前後両端部は、上側のガイドフレーム25に立設される前後一対の支持部材(図示せず)に軸支されている。
The two first tension rollers 52a are each formed in a cylindrical shape and fixed to a first driven
第1ベルト53aは、例えば、ゴム等の弾力性を有する材料で無端状に形成されている。第1ベルト53aは、例えば、自然長から約3%伸びた状態(伸長率)で2つの第1テンションローラー52aに掛け回されている。これにより、2つの第1テンションローラー52aに掛け回された第1ベルト53aには、所定の張力が作用している。第1ベルト53aは、自身に作用する張力によって第1駆動ローラー30aに向けて押圧力F1を発生させる押圧機構として機能する。
The first belt 53a is formed in an endless shape with a material having elasticity such as rubber, for example. For example, the first belt 53a is wound around the two first tension rollers 52a in a state (extension rate) of about 3% from the natural length. As a result, a predetermined tension is applied to the first belt 53a wound around the two first tension rollers 52a. The first belt 53a functions as a pressing mechanism that generates a pressing force F1 toward the
第2ニップ形成部材51bは、2つの第2テンションローラー52b(第2従動軸54b)と、第2ベルト53bと、を有している。第2ニップ形成部材51bは、上記した第1ニップ形成部材51aよりも軸方向(幅方向)に短く形成されている。第2ベルト53bに作用する張力は、第2駆動ローラー30bに向けて押圧力F2を発生させる。なお、第2ニップ形成部材51bは、軸方向長さを除いて第1ニップ形成部材51aと略同一構成を有しているため、その詳細な説明は省略する。なお、各ベルト53a,53bの表面には、第1実施形態に係る各従動ローラー35と同様に、凹凸層(図示せず)が形成されている。
The second nip forming member 51b has two
各第1テンションローラー52aは、第1駆動ローラー30aと略同一の長さに形成されている。第1ベルト53aと第1駆動ローラー30aとの間には、第1ニップ部55aが形成されている。同様に、各第2テンションローラー52bは、第2駆動ローラー30bと略同一の長さに形成されている。第2ベルト53bと第2駆動ローラー30bとの間には、第2ニップ部55bが形成されている。
Each first tension roller 52a is formed to have substantially the same length as the
第1実施形態に係るシート搬送装置20と同様に、第1ニップ部55aに作用する線圧P1および第2ニップ部55bに作用する線圧P2は、それぞれ、12.5g/mmに設定されている。押圧機構としての第1ベルト53aおよび2つの第2ベルト53bは、それぞれ、各ニップ部55a,55bに作用する線圧P1,P2が一定(P1=P2)になるような押圧力F1,F2(F1≠F2)に設定されている。
Similar to the
例えば、第1ベルト53aの伸長率を大きくすることで第1ベルト53aに作用する張力が大きくなるため、押圧力F1は大きくなる。これに対し、第1ベルト53aの伸長率を小さくすることで、押圧力F1は小さくなる。なお、各第2ベルト53bの伸張率と各押圧力F2との関係も同様である。このように、各ベルト53a,53bの伸長率を変更することで、各駆動ローラー30a,30bおよび各ベルト53a,53bの幅方向長さに応じた押圧力F1,F2が設定される。
For example, since the tension acting on the first belt 53a is increased by increasing the extension rate of the first belt 53a, the pressing force F1 is increased. On the other hand, the pressing force F1 is reduced by reducing the extension rate of the first belt 53a. The relationship between the extension rate of each
以上説明した第2実施形態に係るシート搬送装置50によれば、各ベルト53a,53bに作用する張力に基づいて各ニップ部55a,55bに作用する線圧P1,P2が設定される。これにより、コイルバネ等の付勢部材やこれを固定する部品等を省略することができるため、シート搬送装置50の構成を簡単にすることができる。
According to the
なお、以上説明した第1および第2実施形態に係るシート搬送装置20,50は、線圧P1と線圧P2とを一定(P1=P2)にするように押圧力F1,F2を設定していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、線圧P1,P2が一定範囲内(P1≠P2)になるように、押圧力F1,F2が設定されていてもよい。この場合、各線圧P2が線圧P1よりも小さく設定されていてもよい。ここで、一定範囲の線圧P1,P2とは、シートSの搬送力を確保することができると共に未乾燥のインクの付着を有効に抑制することのできる線圧であって、実験的・経験的に設定することが好ましい。
The
なお、第1および第2実施形態に係るシート搬送装置20,50は、1つの第1搬送部40a,60aと2つの第2搬送部40b,60bとを備えていたが、本発明はこれに限定されない。第1搬送部40a,60aおよび第2搬送部40b,60bは、それぞれ、1つ以上設けられていればよい。
The
なお、第1および第2実施形態に係るシート搬送装置20,50は、シートSをセンター基準で搬送するように構成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、シートSは、その幅方向一端部を、各搬送路15〜18の幅方向一端に合せた状態(片側合せ)で搬送されてもよい。一例として、図8に示すように、第1搬送部40aは、第2搬送路16の幅方向一端側に配置され、2つの第2搬送部40bは、第2搬送路16の幅方向他方側に並設されることが好ましい。
Although the
次に、図9ないし図11を参照して、第3実施形態に係るシート搬送装置70について説明する。図9はシート搬送装置70を示す斜視図である。図10はシート搬送装置70(ガイドフレーム25を除く)を示す斜視図である。図11はシート搬送装置70の押圧力可変機構74の作用を説明する斜視図である。なお、以下の説明では、上記した第1実施形態に係るシート搬送装置20と同様の構成については、その説明を省略し、同一の符号を付す。
Next, a
図9および図10に示すように、第3実施形態に係るシート搬送装置70は、各第2搬送部40bと各第2押圧機構26bとを省略し、単一の搬送部71(第2搬送ローラー対72)と単一の押圧機構73とを備えている。また、シート搬送装置70は、押圧力可変機構74を更に備えている。
As shown in FIGS. 9 and 10, the
搬送部71は、駆動ローラー80と従動ローラー81とを備えている。駆動ローラー80は、第2搬送路16において軸周りに回転可能に設けられている。ニップ形成部材としての従動ローラー81は、駆動ローラー80の周面に圧接してニップ部82を形成している。駆動ローラー80および従動ローラー81は、幅方向寸法が最大となるシートS(例えば、A3(縦)/A4(横))を搬送可能な幅方向長さに形成されている。なお、搬送部71は、軸方向長さを除いて第1実施形態に係る第1搬送部40aと略同一構成を有しているため、その詳細な説明は省略する。
The
押圧機構73は、従動ローラー81を駆動ローラー80に向けて押圧する。押圧機構73は、一対の軸受レバー85と、一対の連結レバー86と、コイルバネ87と、を有している。なお、押圧機構73は、第1実施形態に係る第1押圧機構26aと同一構成を有しているため、その詳細な説明は省略する。押圧機構73の作用も第1押圧機構26aと同一であって、各連結レバー86は、コイルバネ87に付勢されて、各軸受レバー85を押圧する方向に回動し、従動ローラー81を駆動ローラー80に押圧する。
The
押圧力可変機構74は、変位部材90と、駆動装置91と、を有している。変位部材90は、上側のガイドフレーム25の上面で左右方向にスライド可能に支持されている(図9参照)。駆動装置91は、上側のガイドフレーム25に固定されている(図9参照)。
The pressing force
変位部材90は、係合部90aと、ラック部90bと、を含み一体に形成されている。係合部90aは、右側を開放する略C字状断面を有し、コイルバネ87の幅方向中間部に左側から引っ掛けられている。ラック部90bは、係合部90aの下部から右方向に延設されている。ラック部90bの後側には、複数のラック歯90cが左右方向(搬送方向)に沿って並設されている。
The
駆動装置91は、電動モーター91aと、中間ギア91bと、を有している。電動モーター91aは、例えば、ステッピングモーターであって、出力軸(図示せず)の回転角度を制御可能に構成されている。電動モーター91aは、出力軸を下方に向ける姿勢でガイドフレーム25に固定されている(図9参照)。中間ギア91bは、電動モーター91aの出力軸に固定されるピニオンギア(図示せず)とラック部90bのラック歯90cとに噛み合っている。
The
押圧力可変機構74は、ニップ部82に挟持されるシートSの幅方向長さに応じて、押圧機構73が従動ローラー81に作用させる押圧力の大きさを変更可能に構成されている。すなわち、押圧力可変機構74は、コイルバネ87の長さを変更することでコイルバネ87の付勢力を調整するように構成されている。
The pressing force
例えば、最小サイズのシートSとしてのハガキを搬送する場合、図9に示すように、変位部材90は、コイルバネ87の長さを変更しない位置(以下、「基準位置」ともいう。)に変位している。したがって、コイルバネ87は、長さ変更されない状態で、最小サイズのシートSに対応した押圧力F10を従動ローラー81に作用させる。この状態で、ニップ部82には、線圧P1(例えば、12.5g/mm)が作用する。
For example, when conveying a postcard as the minimum-size sheet S, the
一方、ハガキ以外のサイズのシートSを搬送する場合、図11に示すように、変位部材90は、駆動装置91によって基準位置よりも右方向に移動され、コイルバネ87の中間部を右方向に引っ張る。これにより、コイルバネ87の長さが変更され、コイルバネ87の付勢力が増加する。
On the other hand, when conveying a sheet S of a size other than a postcard, as shown in FIG. 11, the
押圧力可変機構74の電動モーター91aは、プリンター1の制御装置14(図1参照)によって駆動制御される。制御装置14は、センサーの検知結果に基づいて、給紙カセット3や手差しトレイ4にセットされたシートSのサイズを認識する。また、制御装置14は、画像形成処理の指示情報に含まれるシートSのサイズを認識する。制御装置14のメモリーには、シートSのサイズと、基準位置からの変位部材90の移動量と、コイルバネ87の付勢力と、を対応させるテーブル等が記憶されている。そして、制御装置14は、画像形成処理時に搬送されるシートSのサイズ(幅方向長さ)に合わせて、ニップ部82に作用する線圧P1を一定にするようにコイルバネ87の付勢力(押圧力)を変更する押圧変更制御を実行する。
The
ここで、押圧力可変機構74の作用(押圧変更制御)について説明する。なお、以下、変位部材90は基準位置に変位しており、ハガキ以外のサイズのシートSが搬送される場合について説明する。
Here, the operation (press change control) of the pressing force
制御装置14は、押圧変更制御を実行開始すると、シートSのサイズやテーブルの参照結果等に基づいて、電動モーター91aを駆動制御する。電動モーター91aは、制御装置14に制御されて、出力軸を所定角度だけ回転させる。電動モーター91a(出力軸)の回転力は、中間ギア91bを回転させると共に変位部材90(ラック部90b)を右方向に直動させる(図11の矢印参照)。これにより、変位部材90は、基準位置よりも右方向に移動され、コイルバネ87の長さを変更する。この状態で、コイルバネ87は、ニップ部82に作用する線圧P1を維持するような押圧力F20(>F10)を従動ローラー81に作用させる。
When starting to execute the pressure change control, the
以上説明した第3実施形態に係るシート搬送装置70によれば、押圧力可変機構74は、コイルバネ87の長さを変更することで、コイルバネ87の付勢力を調整する。これにより、コイルバネ87は、シートSの幅方向長さに応じた最適な押圧力を従動ローラー81に作用させることができる。したがって、シートSのサイズに関わらず、シートSを略一定の線圧P1で挟持しつつ搬送することができる。これにより、シートS上の未乾燥のインクが従動ローラー81等に付着することが抑制され、後続のシートSに対する従動ローラー81等からのインクの再転写を抑制することができる。
According to the
なお、以上説明した第3実施形態に係るシート搬送装置70は、線圧P1を維持にするように押圧力F10,F20を設定していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、線圧P1が一定範囲内になるように、押圧力F10,F20が設定されていてもよい。ここで、一定範囲の線圧P1とは、シートSの搬送力を確保することができると共に未乾燥のインクの付着を有効に抑制することのできる線圧であって、実験的・経験的に設定することが好ましい。
Although the
なお、以上説明した第1〜第3実施形態に係るシート搬送装置20,50,70は、第2搬送路16に配置された第2搬送ローラー対22に適用されていたが、本発明はこれに限定されない。第1搬送路15や反転搬送路18に配置された第1搬送ローラー対21や反転搬送ローラー対23が、上記したシート搬送装置20,50,70を構成していてもよい。
In addition, although the
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係るシート搬送装置およびこれを備えるインクジェット式画像形成装置における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えや組み合わせが可能であって、上記実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。 The description of the above embodiment shows one aspect of the sheet conveying device according to the present invention and an ink jet image forming apparatus including the same, and the technical scope of the present invention is limited to the above embodiment. is not. The components in the above embodiment can be appropriately replaced or combined with existing components and the like, and the description of the above embodiment does not limit the content of the invention described in the claims. .
1 プリンター(インクジェット式画像形成装置)
16 第2搬送路(搬送路)
20,50,70 シート搬送装置
26a 第1押圧機構(押圧機構)
26b 第2押圧機構(押圧機構)
30a 第1駆動ローラー(ローラー)
30b 第2駆動ローラー(ローラー)
35a 第1従動ローラー(ニップ形成部材)
35b 第2従動ローラー(ニップ形成部材)
37 凹凸層
38a,55a 第1ニップ部(ニップ部)
38b,55b 第2ニップ部(ニップ部)
40a,60a 第1搬送部
40b,60b 第2搬送部
41 第1軸受レバー(軸受レバー)
42,86 連結レバー
43 第1コイルバネ(付勢部材)
45 第2軸受レバー(軸受レバー)
46 第2コイルバネ(付勢部材)
51a 第1ニップ形成部材(ニップ形成部材)
51b 第2ニップ形成部材(ニップ形成部材)
52a 第1テンションローラー(テンションローラー)
52b 第2テンションローラー(テンションローラー)
53a 第1ベルト(ベルト)
53b 第2ベルト(ベルト)
71 搬送部
73 押圧機構
74 押圧力可変機構
80 駆動ローラー
81 従動ローラー
82 ニップ部
85 軸受レバー
87 コイルバネ
S シート
1 Printer (inkjet image forming device)
16 Second transport path (transport path)
20, 50, 70
26b Second pressing mechanism (pressing mechanism)
30a First drive roller (roller)
30b Second drive roller (roller)
35a First driven roller (nip forming member)
35b Second driven roller (nip forming member)
37
38b, 55b Second nip (nip)
40a, 60a
42, 86 Connecting
45 Second bearing lever (bearing lever)
46 Second coil spring (biasing member)
51a First nip forming member (nip forming member)
51b Second nip forming member (nip forming member)
52a First tension roller (tension roller)
52b Second tension roller (tension roller)
53a First belt (belt)
53b Second belt (belt)
71 Conveying
Claims (10)
前記各ローラーの周面に圧接して複数のニップ部を形成する複数のニップ形成部材と、
前記各ニップ形成部材を前記各ローラーに向けて押圧する複数の押圧機構と、を備え、
各々の前記押圧機構は、各々の前記ニップ部に作用する線圧が一定範囲内になるように、前記各ローラーおよび前記各ニップ形成部材の軸方向長さに応じた押圧力に設定されていることを特徴とするシート搬送装置。 A plurality of rollers provided to be rotatable around an axis in a conveyance path in which a sheet is conveyed;
A plurality of nip forming members that form a plurality of nip portions in pressure contact with the circumferential surface of each roller;
A plurality of pressing mechanisms for pressing the nip forming members toward the rollers,
Each of the pressing mechanisms is set to a pressing force according to the axial lengths of the rollers and the nip forming members so that the linear pressure acting on each of the nip portions is within a certain range. A sheet conveying apparatus.
前記複数の搬送部は、
前記搬送方向に直交する幅方向寸法が最小となる前記シートに対応して配置される第1搬送部と、
前記第1搬送部よりも軸方向に短く形成され、他の幅方向寸法となる前記シートに対応して配置される第2搬送部と、を含んでいることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。 The plurality of rollers and the plurality of nip forming members constitute a plurality of transport units,
The plurality of transport units are
A first transport unit disposed corresponding to the sheet having a minimum width direction dimension orthogonal to the transport direction;
3. A second conveyance unit that is formed shorter than the first conveyance unit in the axial direction and is disposed corresponding to the sheet having another width-direction dimension. Sheet transport device.
前記各ニップ形成部材は、前記各ローラーに圧接して従動回転する従動ローラーを含み、
前記各押圧機構は、
前記従動ローラーの軸方向両端部を軸支すると共に前記ローラーに圧接する方向に移動可能に設けられる一対の軸受レバーと、
前記一対の軸受レバーを付勢して、前記従動ローラーを前記ローラーに向けて押圧する一対の付勢部材と、を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のシート搬送装置。 Each of the rollers is rotationally driven by a drive source,
Each of the nip forming members includes a driven roller that rotates while being pressed against each of the rollers.
Each of the pressing mechanisms is
A pair of bearing levers provided so as to be movable in the direction in which the driven roller is axially supported at both ends in the axial direction and pressed against the roller;
A pair of urging members that urge the pair of bearing levers and press the driven roller toward the roller. Sheet conveying device.
前記各ニップ形成部材は、前記各ローラーに圧接して従動回転する従動ローラーを含み、
前記各押圧機構は、
前記従動ローラーの軸方向両端部を軸支すると共に前記従動ローラーを前記ローラーに圧接させる方向に移動可能に設けられる一対の軸受レバーと、
前記一対の軸受レバーに当接すると共に前記一対の軸受レバーを押圧する方向に回動可能に設けられる一対の連結レバーと、
前記一対の連結レバーの間に架設され、前記一対の連結レバーを互いに引き寄せる方向に付勢する付勢部材と、を有し、
前記各連結レバーは、前記付勢部材に付勢されて前記各軸受レバーを押圧する方向に回動することで、前記従動ローラーを前記ローラーに押圧することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のシート搬送装置。 Each of the rollers is rotationally driven by a drive source,
Each of the nip forming members includes a driven roller that rotates while being pressed against each of the rollers.
Each of the pressing mechanisms is
A pair of bearing levers provided so as to be pivotally supported at both ends in the axial direction of the driven roller and movable in a direction in which the driven roller is pressed against the roller;
A pair of connecting levers that abut on the pair of bearing levers and that are pivotable in a direction to press the pair of bearing levers;
An urging member that is laid between the pair of coupling levers and urges the pair of coupling levers in a direction to draw them together.
The said each connecting lever is urged | biased by the said urging | biasing member, and rotates the direction which presses each said bearing lever, The said driven roller is pressed to the said roller, The Claim 1 thru | or 3 characterized by the above-mentioned. The sheet conveying apparatus according to any one of the above.
前記各ニップ形成部材は、
軸周りに回転可能に設けられる複数のテンションローラーと、
前記複数のテンションローラーに掛け回され、前記ローラーに圧接して従動走行するベルトと、を有し、
前記各ベルトは、自身に作用する張力によって前記各ローラーに向けて押圧力を発生させる前記押圧機構として機能することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のシート搬送装置。 Each of the rollers is rotationally driven by a drive source,
Each nip forming member is
A plurality of tension rollers provided rotatably around an axis;
A belt that is wound around the plurality of tension rollers and is driven in contact with the rollers,
4. The sheet conveying device according to claim 1, wherein each belt functions as the pressing mechanism that generates a pressing force toward each roller by a tension acting on the belt. 5.
前記ローラーの周面に圧接してニップ部を形成するニップ形成部材と、
前記ニップ形成部材を前記ローラーに向けて押圧する押圧機構と、
前記ニップ部に挟持される前記シートの搬送方向に直交する幅方向長さに応じて、前記押圧機構が前記ニップ形成部材に作用させる押圧力の大きさを変更可能に構成される押圧力可変機構と、を備えていることを特徴とするシート搬送装置。 A roller provided rotatably around an axis in a conveyance path in which a sheet is conveyed;
A nip forming member that forms a nip portion in pressure contact with the circumferential surface of the roller;
A pressing mechanism for pressing the nip forming member toward the roller;
A pressing force variable mechanism configured to be able to change the magnitude of the pressing force that the pressing mechanism acts on the nip forming member in accordance with the length in the width direction orthogonal to the conveyance direction of the sheet held by the nip portion. And a sheet conveying apparatus.
前記ニップ形成部材は、前記ローラーに圧接して従動回転する従動ローラーを含み、
前記押圧機構は、
前記従動ローラーの軸方向両端部を軸支すると共に前記従動ローラーを前記ローラーに圧接させる方向に移動可能に設けられる一対の軸受レバーと、
前記一対の軸受レバーに当接すると共に前記一対の軸受レバーを押圧する方向に回動可能に設けられる一対の連結レバーと、
前記一対の連結レバーの間に架設され、前記一対の連結レバーを互いに引き寄せる方向に付勢する付勢部材と、を有し、
前記各連結レバーは、前記付勢部材に付勢されて前記各軸受レバーを押圧する方向に回動することで、前記従動ローラーを前記ローラーに押圧し、
前記押圧力可変機構は、前記付勢部材の長さを変更することで前記付勢部材の付勢力を調整することを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。 The roller is rotationally driven by a drive source,
The nip forming member includes a driven roller that rotates while being pressed against the roller,
The pressing mechanism is
A pair of bearing levers provided so as to be pivotally supported at both ends in the axial direction of the driven roller and movable in a direction in which the driven roller is pressed against the roller;
A pair of connecting levers that abut on the pair of bearing levers and that are pivotable in a direction to press the pair of bearing levers;
An urging member that is laid between the pair of coupling levers and urges the pair of coupling levers in a direction to draw them together.
Each connecting lever is urged by the urging member and rotates in a direction to press each bearing lever, thereby pressing the driven roller against the roller.
The sheet conveying apparatus according to claim 7, wherein the pressing force variable mechanism adjusts a biasing force of the biasing member by changing a length of the biasing member.
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