JP2016208105A - 通信装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

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直剛 柴田
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Junichi Kani
淳一 可児
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Abstract

【課題】要求遅延時間が小さいデータの要求遅延時間を満足しつつ全体のスループットを向上させることができる並列処理の通信装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る通信装置は、送信処理または受信処理をそれぞれ分担して実行する1次信号処理部と2次信号処理部とを備え、前記1次信号処理部が入力された通信データに対して第1の信号処理を施した後に前記2次信号処理部に転送し、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送し、前記1次信号処理部が前記2次信号処理部から転送されたデータに対して第3の信号処理を施した後に出力する通信装置であって、前記1次信号処理部は、前記2次信号処理部に転送するデータのデータ転送サイズを、前記通信データに要求される要求遅延時間に基づいて決定する転送サイズ決定部を有することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、通信システムにおいて送信処理又は受信処理を行う通信装置、通信方法、及びプログラムに関する。
光アクセスネットワークでは、光通信端末間で光信号をやり取りすることで通信が行われる。送信側の光通信端末は、送りたいデータに対して各種信号処理を施した後、光信号へ変換して信号を送信し、受信側の光通信端末は、受信した光信号を電気信号へ変換し、各種信号処理を施すことで信号を取り出す。例えば光アクセスネットワークでは図1に示すPONシステムが広く採用されている。PONシステムでは、誤り訂正符号化・復号化、暗号化・復号化、フレーム化・デフレーム化等がOLTやONUの信号処理に該当する。
光通信における信号処理をコンピュータのCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)で処理させる事が検討されている(例えば、非特許文献1を参照。)。例えばGE−PON及び10G−EPONでは、受信感度改善のため、リードソロモン符号と呼ばれる誤り訂正符号が用いられる。10G−EPONでは、223byteのデータに対して誤り訂正符号化を施し、255byteの誤り訂正符号化されたデータを出力する。誤り訂正符号化処理をCPUまたはGPUで行う場合、複数の223byteのデータをバッファリングし、これら223byteのデータを各コアへ入力し、各コアで並列処理を行うことで、高速処理を実現する。
一般的に、逐次処理性能はGPUと比べCPUの方が高いが、並列演算性能はGPUの方が高い等、得意不得意がある。このため、CPUとGPUの二つを信号処理に用いることが検討されており、GPUはCPUより転送されたデータに対して一部の信号処理を行い演算結果をCPUへ返す。この時、CPU−GPU間の通信は、PCI Express等のIOバス、または両者で共有された記憶装置を介して行われる。
以下では、送信したいデータ系列(入力データ系列)に対して信号処理を行う1次信号処理部と、該1次信号処理部から転送されたデータに対して信号処理を行い演算結果を1次信号処理部へ伝送する2次信号処理部を有する、通信装置の送受信方法を、基本技術とよぶ。図2は、基本技術の装置である光通信端末の構成例を説明する図である。
光通信端末は、データが入力された際、該データに対して送信処理を施す1次信号処理部11と、1次信号処理部から受信したデータに対して信号処理を施す2次信号処理部12と、1次信号処理部の出力するデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換部13と、D/A変換部の出力するアナログ電気信号を光信号へ変換するE/O変換部14とを有する。
また光通信端末は、光信号を受信した際、光信号を電気信号へ変換するO/E変換部24と、O/E変換部の出力するアナログ信号をデジタル信号へ変換するA/D変換部23と、A/D変換部の出力するデジタル信号に対して信号処理を施す1次信号処理部21と、1次信号処理部から受信したデータに対して信号処理を施す2次信号処理部22とを有する。
例えば、1次信号処理部(11、21)はCPU、2次信号処理部(12、22)はGPUである。また、PONシステムの場合、光通信端末は、OLTまたはONUである。
図3は、基本技術の1次信号処理部(11、21)及び2次信号処理部(12、22)の構成を説明する図である。
1次信号処理部(11、21)は、入力データ系列に対して信号処理を行う信号処理部(#1)31と、信号処理部#1の出力を貯めるバッファ部32と、バッファ部より所定のサイズのデータを取り出して2次信号処理部へ転送し、また2次信号処理部より演算結果を受信する送受信部33と、2次信号処理部より受信した演算結果に対して信号処理を施す信号処理部(#3)34と、を有する。
2次信号処理部(12、22)は、1次信号処理部より転送されたデータに対して信号処理を施す信号処理部(#2)36と、信号処理部#2の出力を貯めるバッファ部37と、1次信号処理部より転送されたデータを受信し、またバッファ部より所定のサイズの演算結果を取り出して1次信号処理部へ伝送する送受信部35と、を有する。
信号処理部#1、#2、#3は、それぞれ別の信号処理を行う。送信または受信に必要な信号処理のうち、最初から第一の途中までを1次信号処理部が行い、前記第一の途中から前記第二の途中までを2次信号処理部が行い、前記第二の途中から最後までを1次信号処理部が行う場合、図3の通り信号処理部#1〜#3が必要である。また、送信または受信に必要な信号処理のうち、最初から途中までを1次信号処理部が行い、前記途中から最後までを2次信号処理部が行う場合、信号処理部#3は不要である。一方、送信または受信に必要な信号処理のうち、最初から途中までを2次信号処理部が行い、前記途中から最後までを1次信号処理部が行う場合、信号処理部#1は不要である。例えば送信に必要な信号処理がフレーム化・符号化の二つであった場合、フレーム化を1次信号処理部、符号化を2次信号処理部で行えば、信号処理部#3は不要であるし、フレーム化を2次信号処理部、符号化を1次信号処理部で行えば、信号処理部#1は不要である。
山田義朗、他、"エラスティック光ネットワークに向けた可変冗長度FECの提案とGPUによる実装・評価"、IEICE technical report CS2012−135, pp.193−198, Mar. 2013.
図4は、1次信号処理部から2次信号処理部へのデータ転送サイズとスループットの関係を説明する図である。スループットは、データ転送サイズを、1次信号処理部より転送されたデータが信号処理を施されて1次信号処理部へ戻ってくるまでの時間(2次信号処理部遅延時間)で割った値である。
1次信号処理部から2次信号処理部へのデータ転送サイズが増大するほど、転送に伴うオーバーヘッドが相対的に小さくなるためスループットは向上するが、バッファリングに伴い遅延時間が増大する。つまり、基本技術には、スループット向上のためにデータ転送サイズの増加を図ると、VoIP等の要求遅延時間が小さいデータについても遅延時間が増大して要求遅延時間を満足することが困難になるという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、複数の信号処理部で信号処理を行う際に要求遅延時間が小さいデータの要求遅延時間を満足しつつ全体のスループットを向上させることができる通信装置、通信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信装置及び通信方法は、上記目的を達成するために、1次信号処理部へ入力されるデータ系列の種類に応じて、2次信号処理部へのデータ転送サイズを切換えることとした。
具体的には、本発明に係る通信装置は、通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備え、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信装置であって、
前記1次信号処理部は、前記2次信号処理部との間で転送されるデータのデータ転送サイズを、前記通信データに要求される要求遅延時間に基づいて決定する転送サイズ決定部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る通信方法は、通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分割し、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備える通信装置で、
前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信方法であって、
前記1次信号処理部と前記2次信号処理部との間で転送されるデータのデータ転送サイズを、前記通信データに要求される要求遅延時間に基づいて決定する転送サイズ決定手順を行うことを特徴とする。
本発明では、1次信号処理部が、2次信号処理部に転送するデータのサイズを、当該送信または受信データに要求される遅延時間が短いデータ種別ほど小さく設定する。このため、遅延時間に対する要求の厳しいデータに対しては、要求値を満たす低遅延な信号処理を、遅延時間に対する要求の緩いデータに対しては、高いスループットの信号処理を実現することができる。
従って、本発明は、複数の信号処理部で信号処理を行う際に要求遅延時間が小さいデータの要求遅延時間を満足しつつ全体のスループットを向上させることができる通信装置及び通信方法を提供することができる。
本発明に係る通信装置の前記転送サイズ決定部は、データのデータ種別ごとに前記データ転送サイズを決定してもよい。
また、本発明に係る通信装置の前記転送サイズ決定部は、データ転送サイズを、前記2次信号処理部へ転送したデータが信号処理を施されて戻ってくるまでの時間で割った値であるスループットがデータ転送サイズ毎に設定されており、前記要求遅延時間未満で前記スループットが最大となるように前記データ転送サイズを決定することを特徴とする。
データ転送サイズを小さくすればするほど遅延が小さくなるが、スループットが悪化する。このため、本通信装置は、データ転送サイズとスループットとの関係に基づいて遅延時間が要求遅延時間を満たしつつスループットが最大となるデータ転送サイズを選択する。本通信装置は、データの要求遅延時間を満たしつつスループットを最大化することができる。
本発明に係る通信装置の1次信号処理部および2次信号処理部は、それぞれCPUまたはGPUとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
CPUを1次信号処理部として機能させるプログラムは、通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備え、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信装置のうち、前記1次信号処理部をコンピュータに実現させるプログラムであって、
前記コンピュータに、前記1次信号処理部と前記2次信号処理部との間で転送されるデータのデータ転送サイズを、前記通信データに要求される要求遅延時間に基づいて決定させることを特徴とする。
GPUを2次信号処理部として機能させるプログラムは、通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備え、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信装置のうち、前記2次信号処理部をコンピュータに実現させるプログラムであって、
前記コンピュータに、前記1次信号処理部から転送されたデータ転送サイズの情報に基づいて、第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送するデータのサイズを前記データ転送サイズに設定させることを特徴とする。
本発明は、複数の信号処理部で信号処理を行う際に要求遅延時間が小さいデータの要求遅延時間を満足しつつ全体のスループットを向上させることができる通信装置、通信方法、及びプログラムを提供することができる。
PONシステムの構成を説明する図である。 基本技術の光通信端末の構成を説明する図である。 基本技術の1次信号処理部及び2次信号処理部の構成を説明する図である。 1次信号処理部から2次信号処理部へのデータ転送サイズとスループットの関係を説明する図である。 本発明に係る通信装置の構成を説明する図である。 本発明に係る通信装置の1次信号処理部から2次信号処理部へのデータ転送サイズとスループットの関係を説明する図である。 本発明に係る通信装置の構成を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
本実施形態の通信装置は、通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備え、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信装置であって、
前記1次信号処理部は、前記2次信号処理部との間で転送されるデータのデータ転送サイズを、前記通信データに要求される要求遅延時間に基づいて決定する転送サイズ決定部を有することを特徴とする。
具体的には、本通信装置は、1次信号処理部でデータ系列の種類に応じて振分けを行い、遅延時間に対する要求の緩いデータ(データ#1)と、遅延時間に対する要求の厳しいデータ(データ#2)を別々のバッファに貯め、それらを別々の転送サイズで2次信号処理部へ転送する。
図5は、本実施形態の通信装置101の構成を説明する図である。通信装置101は、1次信号処理部41と2次信号処理部42を備える。
1次信号処理部41は、基本技術と異なり、データ系列の種類に応じてデータの出力先を切換えるデータ振分け部61と、データ系列の種類ごとにデータを貯めるバッファ部(52−1、52−2)と、2次信号処理部42へデータを転送する際のデータ転送サイズを決定する転送サイズ決定部62を有する。また、1次信号処理部41は、2次信号処理部42とデータ等の送受信を行う送受信部53を有する。
通信装置101がOLTまたはONUであると想定する。この時データ振分け部61は、Ethernet(登録商標)フレームに格納されているCoS(Class of Service)値や、IPヘッダに格納されているToS(Type of Service)値でデータ種別を識別する。例えば、データ振分け部61は、ToS値またはCoS値とアプリケーションの対応表を基に、VoIP等のアプリケーションと判定されたデータをデータ#2としてバッファ部52−2へ振り分け、他のデータをデータ#1としてバッファ部52−1へ振り分ける。
転送サイズ決定部62は、それぞれのバッファ部(52−1、52−2)に含まれるデータのデータ転送サイズを決定する。決定手法は次の通りである。
第一の決定手法:転送サイズ決定部62は、データのデータ種別ごとに前記データ転送サイズを決定する。
第二の決定手法:転送サイズ決定部62は、データ転送サイズを、2次信号処理部42へ転送したデータが信号処理を施されて戻ってくるまでの時間で割った値であるスループットがデータ転送サイズ毎に設定されており、前記要求遅延時間未満で前記スループットが最大となるように前記データ転送サイズを決定する。
図6は、通信装置101における1次信号処理部41と2次信号処理部42との間のデータ転送サイズとスループットとの関係を説明する図である。図6が転送サイズ決定部62に設定されたデータ転送サイズ毎のスループットの情報である。データ#1は遅延要求が比較的緩いため、データ転送サイズを大きく設定することで、高いスループットを実現する。一方データ#2は遅延要求が比較的厳しいため、データ#1の場合と比べデータ転送サイズを小さく設定することで、スループットは低下するが、遅延時間が低減される。ただし、データ転送サイズを過剰に小さくするとスループットが悪化するため、データ#2の要求遅延時間Aを超過しない範囲でデータ転送サイズを大きくしておくことが望ましい。
基本技術において遅延要求を満足するためにデータ#1及びデータ#2ともに小さいデータ転送サイズを設定した場合と比べ、本実施形態は、データ#1に大きいデータ転送サイズを設定できるためスループットが向上する。また基本技術において遅延時間を無視してデータ#1及びデータ#2ともに大きいデータ転送サイズを設定した場合と比べ、本実施形態は、データ#2に小さいデータ転送サイズを設定できるため遅延要求の厳しいデータの遅延時間を満足できる。
通信装置101を通信システムに設置する際は、予めデータ転送サイズごとの遅延時間ならびにスループットを算出しておく必要がある。そして、要求遅延時間が設定されているデータ種別に対しては、遅延時間が要求遅延時間より小さくなるようデータ転送サイズを設定する。要求遅延時間が2次信号処理部遅延時間を含み規定されている場合は、前記要求遅延時間の中で2次信号処理部遅延時間に要求される遅延時間を設定する必要がある。また要求スループットが設定されているデータ種別に対しては、スループットが要求スループットより大きくなるようデータ転送サイズを設定する。
転送サイズ決定部62は、上述のようにデータ転送サイズを決定するとともに、いずれかのバッファ部よりデータを出力する。この動作は、周期的、または所定のタイミングで行うよう設定することができる。
周期的に行う場合、転送サイズ決定部62はタイマーを有しており、一定の周期で各バッファ部よりデータを出力し、その際データを出力したバッファ部に保存されているデータ種別に対応するデータ転送サイズを設定する。この一定の周期は、バッファ部ごとに設定可能である。各バッファ部に対して周期は、データ転送サイズを通信装置101に入力されるデータ伝送速度で除算した値より長く、データ種別に設定された要求遅延時間より短い値に設定する必要がある。
ここで、設定したデータ転送サイズの量がバッファ部に貯まっていない場合、転送サイズ決定部62は、バッファ部のデータにゼロパディングしてデータ転送サイズと等しくして出力するか、または一時的にデータ転送サイズをバッファに貯まっている量と等しい値まで低減する。バッファ部のデータにゼロパディングしてデータ転送サイズと等しくした場合、信号処理部(#3)54は、パディングされたデータの演算結果に該当する箇所を除去する必要がある。
一方、所定のタイミングで行う場合、転送サイズ決定部62は、データ転送サイズと等しいデータ量がバッファ部に貯まった時点で、バッファ部のデータを出力することとしても良い。ただし、転送サイズ決定部62は、データ#2に対しては、空の状態のバッファ部にデータが貯まった段階でタイマーを起動して時間を計測し、所定時間が経過すれば、データ転送サイズより小さいデータ量しかバッファ内に貯まっていなくとも、出力する必要がある。前記所定時間は、要求遅延時間のうち、バッファリングに許容される時間を指す。この場合、周期的に行う場合と同様、転送サイズ決定部62は、バッファ部のデータにゼロパディングしてデータ転送サイズと等しくして出力するか、または一時的にデータ転送サイズをバッファ部に貯まっている量と等しい値まで低減する必要がある。
転送サイズ決定部62は、決定した第1転送サイズの情報を2次信号処理部42へ転送する。
2次信号処理部42は、1次信号処理部41とデータ等の送受信を行う送受信部55、1次信号処理部41から転送されたデータに第2の信号処理を施す信号処理部(#2)56、第2の信号処理を施したデータを一時的に蓄積するバッファ部57を有する。さらに、2次信号処理部42は、1次信号処理部41から転送された前記情報に基づいて、第2の信号処理を施した後に1次信号処理部41に転送するデータのサイズを前記データ転送サイズに設定する転送サイズ抽出部63を有する。
2次信号処理部42は、1次信号処理部41から通知される前記情報で第2の信号処理を施すデータのデータ転送サイズを知ることができる。これに基づき、転送サイズ抽出部63は、バッファ部57が蓄積する1次信号処理部41へ転送するデータの転送サイズを変更する。転送サイズ抽出部63が1次信号処理部41へ転送するデータの転送サイズを変更することで、データの要求遅延時間を満足でき、スループットの改善も図れる。
(実施形態2)
図7は、本実施形態の通信装置102の構成を説明する図である。通信装置102は、図5の通信装置101と比較すると、1次信号処理部41のバッファ部が1つ(バッファ部52のみ)であり、データ振分部61が無いことが相違点である。通信装置102の転送サイズ決定部62は、バッファ部52のデータの中で次に2次信号処理部42へ転送する予定のデータにデータ#2が含まれるか否かで、前記データのデータ転送サイズを変更する。
転送サイズ決定部62は、実施形態1と異なり、バッファ部52中のデータ種別を観測し、観測結果に基づきデータ転送サイズを決定して変更する。つまり、バッファ部52にデータ#2が含まれていない場合は、データ#1に対応するデータ転送サイズを設定するが、バッファ部52にデータ#2が含まれている場合は、データ#2に対応するデータ転送サイズを設定する。このため、バッファ部52にデータ#2が含まれている場合、データ#1もデータ#2に対応するデータ転送サイズで転送されることになる。
決定したデータ転送サイズは、2次信号処理部42へ通知される。2次信号処理部42の動作は実施形態1の説明と同じである。
(実施形態3)
コンピュータに次のプログラムを読み込ませることで、当該コンピュータを通信装置101や通信装置102として機能させることができる。
(a)コンピュータのCPUを1次信号処理部として機能させるプログラム
このプログラムは、通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備え、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信装置のうち、前記1次信号処理部をコンピュータに実現させるプログラムであって、
前記コンピュータに、前記1次信号処理部と前記2次信号処理部との間で転送されるデータのデータ転送サイズを、前記通信データに要求される要求遅延時間に基づいて決定させることを特徴とする。
(b)コンピュータのGPUを2次信号処理部として機能させるプログラム
このプログラムは、通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備え、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信装置のうち、前記2次信号処理部をコンピュータに実現させるプログラムであって、
前記コンピュータに、前記1次信号処理部から転送されたデータ転送サイズの情報に基づいて、第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送するデータのサイズを前記データ転送サイズに設定させることを特徴とする。
これらのプログラムをコンピュータに読み込ませることでコンピュータのCPUが1次信号処理部41として機能し、GPUが2次信号処理部42として機能するため、CPUとGPUで通信処理の分担を実現できる。さらに、当該コンピュータは、信号処理の分担時に要求遅延時間が小さいデータの要求遅延時間を満足しつつ全体のスループットを向上させることができる。
本明細書において、「要求遅延時間が長い」、「要求遅延時間が緩い」、あるいは「要求遅延時間が短い」、「要求遅延時間が厳しい」等は、通信システム上に設定された基準の遅延時間に対してアプリケーションに設定されている要求遅延時間が長い、あるいは要求遅延時間が短いことを意味する。
[付記]
以下は、本実施形態の通信装置を説明したものである。
<課題>
通信装置でのスループット向上のためには、データ転送サイズの増加が必要だが、VoIP等の要求遅延時間が小さいデータが要求値を満たせない可能性がある。
<解決手段>
データ系列の種類に応じて、2次信号処理部へのデータ転送サイズを切換える。
(1):光通信システムにおいて、送信または受信処理のいずれかを、1次信号処理部と、1次信号処理部より転送されたデータに対して信号処理を行い演算結果を1次信号処理部へ転送し返す2次信号処理部とで行う際、1次信号処理部で転送されるデータの種別に応じて、転送するデータのサイズを変更する、ことを特徴とする光通信装置。
(2):前記転送するデータのサイズを、1次信号処理部で決定し、2次信号処理部へ転送することを特徴とする、上記(1)に記載の光通信装置。
(3):前記転送するデータのサイズを、要求遅延時間が短いデータ種別ほど小さく設定することを特徴とする、上記(1)〜(2)に記載の装置。
(4):前記転送するデータのサイズを、各データ種別が要求遅延時間を満足できるよう設定することを特徴とする、上記(1)〜(3)に記載の装置。
<効果>
本発明により、遅延時間に対する要求の厳しいデータに対しては、要求値を満たす低遅延な信号処理を施しながら、遅延時間に対する要求の緩いデータに対しては、高いスループットでの信号処理を実現できる。
11、21、41:1次信号処理部
12、22、42:2次信号処理部
13:D/A変換部
14:E/O変換部
23:A/D変換部
24:O/E変換部
31、51:信号処理部#1
32、52、52−1、52−2:バッファ部
33、53:送受信部
34、54:信号処理部#3
35、55:送受信部
36、56:信号処理部#2
37、57:バッファ部
61:データ振分部
62:転送サイズ決定部
63:転送サイズ抽出部
101、102:通信装置

Claims (6)

  1. 通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備え、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信装置であって、
    前記1次信号処理部は、前記2次信号処理部との間で転送されるデータのデータ転送サイズを、前記通信データに要求される要求遅延時間に基づいて決定する転送サイズ決定部を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記転送サイズ決定部は、データのデータ種別ごとに前記データ転送サイズを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記転送サイズ決定部は、
    データ転送サイズを、前記2次信号処理部へ転送したデータが信号処理を施されて戻ってくるまでの時間で割った値であるスループットがデータ転送サイズ毎に設定されており、
    前記要求遅延時間未満で前記スループットが最大となるように前記データ転送サイズを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備える通信装置で、
    前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信方法であって、
    前記1次信号処理部と前記2次信号処理部との間で転送されるデータのデータ転送サイズを、前記通信データに要求される要求遅延時間に基づいて決定する転送サイズ決定手順を行うことを特徴とする通信方法。
  5. 通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備え、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信装置のうち、前記1次信号処理部をコンピュータに実現させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、前記1次信号処理部と前記2次信号処理部との間で転送されるデータのデータ転送サイズを、前記通信データに要求される要求遅延時間に基づいて決定させることを特徴とするプログラム。
  6. 通信データの送信処理または受信処理を第一の信号処理と第二の信号処理に分け、第一の信号処理を実行する1次信号処理部と第二の信号処理を実行する2次信号処理部とを備え、前記2次信号処理部が前記1次信号処理部から転送されたデータに対して第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送する通信装置のうち、前記2次信号処理部をコンピュータに実現させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、前記1次信号処理部から転送されたデータ転送サイズの情報に基づいて、第2の信号処理を施した後に前記1次信号処理部に転送するデータのサイズを前記データ転送サイズに設定させることを特徴とするプログラム。
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