JP2016207239A - ホログラム記録再生装置及び再生位置ずれ検出方法 - Google Patents

ホログラム記録再生装置及び再生位置ずれ検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】再生時に参照光とホログラムの相対位置ずれを検出する際の検出感度を増大させること。
【解決手段】ホログラム記録再生装置10は、空間光変調器312により少なくとも一部に周期性を有する2次元パターン100のデータを付加した信号光でサーボページ500を記録する。再生時は、サーボページに参照光307を照射し、空間フィルタ314の光透過部314aの周辺に配置した光検出器906により再生光306を検出し、参照光とサーボページとの位置ずれを検出する。2次元パターン100として例えばチェックパターンを用いることで、光透過部314aの周辺に再生光の回折ピークが発生し、高感度に位置ずれを検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホログラフィを用いて光情報記録媒体に情報を記録再生する記録再生装置及び再生時の再生位置ずれ検出方法に関する。
ホログラム記録再生装置において、光情報記録媒体上にホログラムを高密度に記録する場合、角度多重するページデータ数(多重数)を増加させると同時に、多重記録されたページデータ(以降、ブックと呼ぶ)を媒体上により密に敷き詰めて配置することが必要となる。またホログラムの再生時は、参照光の照射位置とホログラム位置とを精度良く位置合わせすることが必要となる。再生時の高精度位置決め方法として、特許文献1には、再生光の一部をビームスプリッタで分割し、4分割PDにより受光して空間フィルタに対する再生対象ホログラムの位置ずれを検出し、ホログラム媒体を動かして補正する方法が記載されている。また特許文献2には、空間フィルタの開口部周辺に照射される再生光を検出することで参照光とホログラムの相対位置ずれを検出し、記録再生装置の機構(例えば空間フィルタ)を移動して位置ずれを補正する方法が記載されている。
特開2007−304263号公報 国際公開第2014/083619号
特許文献1ではホログラム媒体を動かして位置ずれの補正を行っているのに対し、特許文献2では例えば空間フィルタを移動させて位置ずれの補正を行っている。これらを比較すると、重量の小さい空間フィルタを移動させる方式の方がアクセス性に優れ、高速再生に適している。ただし特許文献2の検出方式の場合、再生光が通過する空間フィルタの開口部周辺での再生光の強度分布のずれを検出するものであるから、位置ずれ量が小さくなるほど開口部周辺での光強度が微弱になり、位置ずれの検出感度が低下するという課題がある。
本発明の目的は、再生時に参照光とホログラムの相対位置ずれを検出する際の検出感度を増大させるホログラム記録再生装置及び再生位置ずれ検出方法を提供することである。
本発明によるホログラム記録再生装置は、信号光に記録するデータを付加する空間光変調器と、データが付加された信号光が通過する光透過部を有する空間フィルタと、空間フィルタを通過した信号光を光情報記録媒体に照射する対物レンズと、光情報記録媒体に形成された再生対象のホログラムに参照光を照射し、得られた再生光の内、空間フィルタの光透過部周辺に照射された再生光を検出する光検出器と、光検出器の出力に基づいて、参照光と再生対象ホログラムとの位置ずれを検出する再生位置ずれ検出部と、再生位置ずれ検出部の検出信号に基づき空間フィルタの位置を移動させることで参照光と再生対象ホログラムとの位置ずれを補正する位置ずれ補正部と、を備える。そして、空間光変調器により少なくとも一部に周期性を有する2次元パターンのデータを付加した信号光でサーボページを記録し、再生時はサーボページに参照光を照射し、得られた再生光を光検出器で検出することで参照光と再生対象ホログラムとの位置ずれを検出する。
本発明による再生位置ずれ検出方法は、空間光変調器により少なくとも一部に周期性を有する2次元パターンのデータを信号光に付加し、光情報記録媒体にサーボページとして記録するステップと、参照光を光情報記録媒体に照射することによりサーボページからの再生光を得るステップと、空間フィルタの光透過部周辺に配置した光検出器により光透過部周辺に照射される再生光を検出するステップと、光検出器からの信号を演算することにより、参照光とサーボページとの位置ずれを検出するステップと、を備える。
本発明によれば、再生時に参照光とホログラムの相対位置ずれを検出する際の検出感度が増大し、高精度の位置決めが可能となる。その結果、光情報記録媒体にブックを高密度に記録した場合でも、安定して位置ずれを検出することが可能になり、大容量のホログラム記録の実現に寄与するものとなる。
本実施例による位置ずれ信号の増大方法を説明する図。 ホログラム記録再生装置の全体構成を示すブロック図。 ピックアップ11の内部構成と記録動作を示す図。 ピックアップ11の内部構成と再生動作を示す図。 光情報記録媒体に多重記録するホログラムデータを示す模式図。 記録用の信号生成回路86の内部構成と記録信号処理を示す図。 再生用の信号処理回路85の内部構成と再生信号処理を示す図。 記録時のデータ処理フローを示す図。 再生時のデータ処理フローを示す図。 空間フィルタを用いた再生位置ずれ検出方法を示す図。 位置ずれ量と検出信号との関係を示す図。 再生位置ずれが発生した場合の再生光学系を示す図。 再生位置ずれの補正方法を示す図。 信号光を局在化させるための2次元パターンの他の例を示す図。 本実施例による再生位置ずれ検出信号の改善効果を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図2は、ホログラム記録再生装置の全体構成を示すブロック図である。ホログラム記録再生装置10は、入出力制御回路90を介して外部制御装置91と接続されている。情報を記録する場合には、外部制御装置91から記録する情報信号を入出力制御回路90により受信する。再生する場合には、再生した情報信号を入出力制御回路90により外部制御装置91に送信する。
ホログラム記録再生装置10は、ピックアップ11、再生用参照光光学系12、キュア光学系13、ディスク回転角度検出用光学系14、及び回転モータ50を備えており、光情報記録媒体1は回転モータ50によって回転可能な構成となっている。
ピックアップ11は、参照光と信号光を光情報記録媒体1に照射してホログラフィを利用してデジタル情報を記録媒体に記録する。この際、記録する情報信号はコントローラ89によって信号生成回路86を介してピックアップ11内の空間光変調器に送られ、信号光は空間光変調器によって変調される。
光情報記録媒体1に記録した情報を再生する場合は、ピックアップ11から出射された参照光を記録時とは逆の向きに光情報記録媒体1に入射させる光波(再生用参照光)を再生用参照光光学系12にて生成する。再生用参照光によって再生される再生信号光をピックアップ11内の後述する光検出器によって検出し、信号処理回路85によって信号を再生する。
光情報記録媒体1に照射する参照光と信号光の照射時間は、ピックアップ11内のシャッタの開閉時間をコントローラ89によってシャッタ制御回路87を介して制御することで調整する。
キュア光学系13は、光情報記録媒体1のプリキュアおよびポストキュアに用いる光ビームを生成する役割を果たす。プリキュアとは、光情報記録媒体1内の所望の位置に情報を記録する際、所望位置に参照光と信号光を照射する前に予め所定の光ビームを照射する前工程である。ポストキュアとは、光情報記録媒体1内の所望の位置に情報を記録した後、該所望の位置に追記不可能とするために所定の光ビームを照射する後工程である。
ディスク回転角度検出用光学系14は、光情報記録媒体1の回転角度を検出するために用いられる。光情報記録媒体1を所定の回転角度に調整する場合は、ディスク回転角度検出用光学系14によって回転角度に応じた信号を検出し、検出された信号を用いてコントローラ89によってディスク回転モータ制御回路88を介して光情報記録媒体1の回転角度を制御する。
光源駆動回路82からは所定の光源駆動電流がピックアップ11、キュア光学系13、ディスク回転角度検出用光学系14内の光源に供給され、各々の光源は所定の光量で光ビームを発光する。ピックアップ11とキュア光学系13は、光情報記録媒体1の半径方向に位置をスライドできる機構が設けられており、アクセス制御回路81を介して位置制御が行われる。
ところで、ホログラフィの角度多重の原理を利用した記録方式では、参照光角度のずれに対する許容誤差が極めて小さい。従って、ピックアップ11内に、参照光角度のずれ量を検出する機構を設けて、サーボ信号生成回路83にてサーボ制御用の信号を生成し、サーボ制御回路84を介して該ずれ量を補正するためのサーボ機構を備えている。
再生位置ずれ検出回路201は、ピックアップ11で得られる信号に基づいて再生位置ずれを検出する回路であり、検出された再生位置ずれ情報はコントローラ89に入力され、サーボ制御回路84、アクセス制御回路81などに必要な制御情報が展開される。
なお、ピックアップ11、キュア光学系13、ディスク回転角度検出用光学系14は、いくつかの光学系構成または全ての光学系構成をひとつに纏めて簡素化しても構わない。
図3は、ピックアップ11の内部構成と記録動作を示す図である。光源301を出射した光ビームはコリメートレンズ302を透過し、シャッタ303に入射する。シャッタ303が開いている時は、光ビームはシャッタ303を通過した後、例えば2分の1波長板などで構成される光学素子304によってp偏光とs偏光の光量比が所望の比などになるよう偏光方向が制御された後、偏光ビームスプリッタ(PBS)プリズム305に入射する。
PBSプリズム305を透過した光ビームは信号光306として働き、ビームエキスパンダ308によって光ビーム径が拡大された後、位相マスク309、リレーレンズ310、PBSプリズム311を透過して空間光変調器312に入射する。
空間光変調器312によって2次元の情報が付加された信号光306は、PBSプリズム311を反射し、リレーレンズ313ならびに空間フィルタ314を伝播する。その際信号光306は、リレーレンズ313は収束して空間フィルタ314の開口部を通過する。その後、信号光は対物レンズ315によって光情報記録媒体1に集光する。ここに位相マスク309は、信号光306にランダムな位相(波面収差)を付加し、信号光がレンズ315によって集光される光情報記録媒体1上並びに空間フィルタ314上で信号光を拡散させる。これにより、光情報記録媒体1が局所的に露光され、同一箇所への情報の多重が制限されるのを緩和する役割を果たす。
一方、PBSプリズム305を反射した光ビームは参照光307として働き、偏光方向変換素子316によって記録時または再生時に応じて所定の偏光方向に設定された後、ミラー317,318を経由してガルバノミラー319に入射する。ガルバノミラー319はアクチュエータ320によって角度を調整可能であり、レンズ321,322を通過した後に光情報記録媒体1に入射する参照光の入射角度を、所望の角度に設定することができる。なお、参照光の入射角度を設定するために、ガルバノミラー319に代えて、参照光の波面を変換する素子を用いても構わない。
このように信号光と参照光とを光情報記録媒体1において、互いに重ね合うように入射させることで、記録媒体内には干渉縞パターンが形成され、このパターンを記録媒体に書き込むことで情報を記録する。1つの入射角度の参照光にて記録されるデータを「ページ」と呼ぶ。また、ガルバノミラー319によって光情報記録媒体1に入射する参照光の入射角度を変化させることで、角度多重による記録を行う。参照光の入射角度を変化させて多重記録したデータを「ブック」と呼ぶ。
図4は、ピックアップ11の内部構成と再生動作を示す図である。記録した情報を再生する場合は、参照光307を光情報記録媒体1に入射し、光情報記録媒体1を透過した光ビームを再生用参照光光学系12に導き、アクチュエータ323によって角度調整可能なガルバノミラー324にて反射させることで、その再生用参照光を生成する。
この再生用参照光によって再生された再生信号光306は、対物レンズ315、リレーレンズ313ならびに空間フィルタ314を通過する。その後、再生光はPBSプリズム311を透過して撮像素子325に入射し、記録した信号を再生する。撮像素子325としては例えばCMOSイメージセンサーやCCDイメージセンサーなどの撮像素子を用いることができるが、ページデータを再生可能であれば、どのような素子であっても構わない。
図5は、光情報記録媒体に多重記録するホログラムデータを示す模式図である。光情報記録媒体1には、X方向に複数のブック510を隣接させて記録するが、各ブックの再生時にはサーボページを利用して再生位置決めを行う。そのためブックの記録時には、参照光の角度を変化させて複数のデータページ501を多重記録するとともに、再生位置ずれを検出するための特有のパターンを有するサーボページ500を追加して記録する。サーボページ500と複数のデータページ501は光情報記録媒体1上の同じ位置に記録され、1つのブック510を形成している。よって、再生時にサーボページ500の位置決めを行うことで、同一ブック内に含まれる全てのデータページ501の位置決めもなされることになる。
図6は、記録用の信号生成回路86の内部構成と記録信号処理を示す図である。出力制御回路90にユーザデータの入力が開始されると、入出力制御回路90はコントローラ89にユーザデータの入力が開始されたことを通知する。コントローラ89は本通知を受け、信号生成回路86に入出力制御回路90から入力される1ページ分のデータを記録処理するよう命ずる。コントローラ89からの処理命令は制御用ライン608を経由し、信号生成回路86内のサブコントローラ601に通知される。本通知を受けサブコントローラ601は、各信号処理回路を並列に動作させるよう制御用ライン608を介して各信号処理回路の制御を行う。
先ずメモリ制御回路603に、データライン609を介して入出力制御回路90から入力されるユーザデータをメモリ602に格納するよう制御する。メモリ602に格納したユーザデータがある一定量に達すると、CRC演算回路604でユーザデータをCRC化する制御を行う。次にCRC化したデータに、スクランブル回路605で擬似乱数データ列を加えるスクランブル化を施し、誤り訂正符号化回路606でパリティデータ列を加える誤り訂正符号化する制御を行う。ピックアップインターフェース回路607は、メモリ602から誤り訂正符号化したデータを空間光変調器312上の2次元データの並び順で読み出し、再生時に基準となるマーカーを付加した後、ピックアップ11内の空間光変調器312に2次元データを転送する。
本実施例では、メモリ602はユーザデータを格納するとともに、予めサーボページ500用のデータを格納している。サーボページ500はデータ再生時に参照光とブック位置のずれを検出するために用いるページであり、後述する「チェックパターン」のような特有パターンのデータからなる。サーボページをブック内に挿入して記録することで、当該ブックに含まれる各データページの再生位置ずれを補正することができる。サブコントローラ601の制御によりピックアップインターフェース回路607は、メモリ602からサーボページ用のデータを読み出し、2次元データとしてピックアップ11内の空間光変調器312へ転送する。
図7は、再生用の信号処理回路85の内部構成と再生信号処理を示す図である。ここでは、信号処理回路85によるデータページ501の再生処理について説明する。なお、サーボページ500の再生については再生位置ずれ検出回路201で処理する。データページとサーボページの処理の切り替えはコントローラ89が制御する。
コントローラ89はピックアップ11内の撮像素子325が画像データを検出すると、信号処理回路85にピックアップ11から入力される1ページ分のデータを再生処理するよう命ずる。コントローラ89からの処理命令は制御用ライン711を経由し、信号処理回路85内サブコントローラ701に通知される。本通知を受け、サブコントローラ701は各信号処理回路を並列に動作させるよう制御用ライン711を介して各信号処理回路の制御を行う。先ず、メモリ制御回路703に、データライン712を介して、ピックアップ11からピックアップインターフェース回路710を経由して入力される画像データをメモリ702に格納するよう制御する。
メモリ702に格納されたデータがある一定量に達すると、画像位置検出回路709でメモリ702に格納された画像データ内からマーカーを検出して有効データ範囲を抽出する制御を行う。次に検出されたマーカーを用いて画像歪み補正回路708で、画像の傾き・倍率・ディストーションなどの歪み補正を行い、画像データを期待される2次元データのサイズに変換する制御する。サイズ変換された2次元データを構成する複数ビットの各ビットデータを、2値化回路707において“0”、“1”判定する2値化し、メモリ702上に再生データの出力の並びでデータを格納する制御を行う。次に誤り訂正回路706で各データ列に含まれる誤りを訂正し、スクランブル解除回路705で擬似乱数データ列を加えるスクランブルを解除した後、CRC演算回路704でメモリ702上のユーザデータ内に誤りが含まれない確認を行う。その後、入出力制御回路90にメモリ702からユーザデータを転送する。
図8Aと図8Bは、記録時と再生時のデータ処理フローを示す図である。
図8Aは記録データ処理フローであり、入出力制御回路90において記録データ受信後、空間光変調器312上の2次元データに変換するまでの信号生成回路86での処理を示す。
まず、記録するデータがサーボページかデータページかを判定する(S800)。サーボページの場合は、メモリ602からサーボページ用データを読み出し(S809)、空間光変調器にデータパターンを転送する(S807)。なお、サーボページの記録順序が予め定められている場合には(例えば先頭ページとする)、ページ番号からサーボページであることを判定することができる。
記録するデータがデータページの場合は、ユーザデータを受信する(S801)。ユーザデータに対する信号処理として、複数のデータ列に分割、再生時エラー検出が行えるように各データ列をCRC化し(S802)、オンピクセル数とオフピクセル数をほぼ等しくし、同一パターンの繰り返しを防ぐことを目的にデータ列に擬似乱数データ列を加えるスクランブルを施した後(S803)、再生時エラー訂正が行えるようにリード・ソロモン符号等の誤り訂正符号化を行う(S804)。次にこのデータ列をM×Nの2次元データに変換し、それを1ページデータ分繰返すことで1ページ分の2次元データを構成する(S805)。このように構成した2次元データに対して再生時の画像位置検出や画像歪補正での基準となるマーカーを付加する(S806)。
信号処理を完了したページ用データ(2次元パターン)を、空間光変調器312に転送する(S807)。1つのブックに含まれるページデータの記録が終了したかどうかを判定し(S808)、残りのデータがあればS800に戻り上記工程を繰り返す。
図8Bは再生データ処理フローであり、撮像素子325で2次元データを検出後、入出力制御回路90における再生データ送信までの信号処理回路85での処理を示している。
まず、再生するデータがサーボページかデータページかを判定する(S810)。サーボページの場合は、再生位置ずれ検出回路201により参照光と再生対象ホログラムとの位置ずれを検出する(S822)。検出した位置ずれ量に基づき、後述するように空間フィルタ314の位置を移動させることで位置ずれを補正する(S823)。サーボページの処理順序をブックの先頭とすれば、以下のページ再生時の位置ずれをなくすことができる。
再生するデータがデータページの場合は、撮像素子325で検出された画像データが信号処理回路85に転送される(S811)。画像データの信号処理では、画像に含まれるマーカーを基準に画像位置を検出し(S812)、画像の傾き・倍率・ディストーションなどの歪みを補正した後(S813)、2値化処理を行い(S814)、マーカーを除去することで(S815)、1ページ分の2次元データを取得する(S816)。このようにして得られた2次元データを複数のデータ列に変換した後、誤り訂正処理を行い(S817)、パリティデータ列を取り除く。次にスクランブル解除処理を施し(S818)、CRCによる誤り検出処理を行ってCRCパリティを削除する(S819)。
信号処理を完了したページデータを、入出力制御回路90経由で送信する(S820)。1つのブックに含まれるページデータの再生が終了したかどうかを判定し(S821)、残りのデータがあればS810に戻り上記工程を繰り返す。
次に、データ再生時の位置ずれ検出と補正方法について説明する。再生時に参照光307とホログラムの相対位置ずれが生じると、撮像素子325での再生出力が低下する。本実施例では、空間フィルタ314の開口部周辺に照射される再生信号光を検出することで参照光とホログラムの相対位置ずれを検出し、空間フィルタ314の位置を移動させることで位置ずれを補正する構成としている。
図9は、空間フィルタを用いた再生位置ずれ検出方法を示す図である。
(a)は空間フィルタ314の光入射面を示し、中央には光透過部(開口部)314aを有する。開口部の形状は矩形状であり、このようなフィルタは「ポリトピックフィルタ」とも呼ばれる。光透過部314aには光軸901で示す再生信号光が通過する。光情報記録媒体1が円盤ディスクの場合、X方向は円周方向、Y方向は半径方向を示す。空間フィルタ314の光透過部314aの周辺部である光遮光部314bには、再生光の入射側に4個の光検出器906(A〜Dで示す)を配置する。光透過部314aを挟んで、光検出器AとBはX方向に対向し、光検出器CとDはY方向に対向している。
(b)は再生位置ずれ検出回路201の内部構成を示す。検出回路201は、光検出器A〜Dの信号を信号線905で入力し、2つの減算回路902,903で差分演算することでX方向とY方向の再生位置ずれ検出信号(A−B),(C−D)を得る。例えば、再生信号光がX軸のプラス方向に位置ずれΔXが発生している場合は、信号光が光検出器Aに偏って入射することで、検出回路201の減算回路902を介して(A−B)>0の信号が出力される。同様に、再生信号光がY軸のプラス方向に位置ずれΔYが発生している場合は、信号光が光検出器Cに偏って入射することで、検出回路201の減算回路903を介して(C−D)>0の信号が出力される。このように、検出信号(A−B),(C−D)により再生位置ずれ量とずれ方向を検出することができる。
図10は、位置ずれ量と検出信号との関係を示す図である。横軸はX方向、Y方向のずれ量ΔX,ΔY、縦軸は検出回路201からの検出信号(A−B),(C−D)を示す。当然ながら、検出信号はずれ量にほぼ比例して得られる。直線の傾き(勾配)K1,K2は、光検出器906の感度と再生信号光の強度に依存する。
空間フィルタ314に入射する再生信号光の強度分布が破線S1で示すように単一ピークの場合には、光検出器906を配置する光遮光部314bでの光強度は低く、検出信号の勾配(K1)は小さい。この場合、再生信号光の中心部での強度を高めればその周辺部である光遮光部314bでの強度も高めることはできるが、光源から出射できるピーク強度には限度がある。
これに対し、再生信号光の強度分布が実線S2で示すように複数のピークをもつようにすれば、光遮光部314bでの光強度は高くなり、検出信号の勾配(K2)を大きくすることができる。そこで本実施例では、再生信号光の強度分布が実線S2の分布となるよう、サーボページに後述するような特有の2次元パターンを使用している。
図11は、再生位置ずれが発生した場合の再生光学系を示す図である。ブック再生位置ずれが発生すると、再生信号光306の位置が空間フィルタ314の光透過部(開口部)314aからずれて、空間フィルタ314の光遮光部(周辺部)314bの位置に照射される。その結果、信号光306は撮像素子325まで到達できない、あるいは到達しても再生信号レベルが減衰してしまう。そこで、光遮光部314bに照射された信号光を図9に示した空間フィルタ314上の光検出器906(A〜D)で検出し、信号線905を介して再生位置ずれ検出回路201によりずれ量を検出する。
図12は、再生位置ずれの補正方法を示す図である。ここでは補正方法として、空間フィルタ314の位置をX,Y方向に移動可能なアクチュエータ(位置ずれ補正部)1201により、314’の位置まで移動させる。これにより、信号光306は空間フィルタ314の光透過部(開口部)314aを通過し、撮像素子325まで到達させることができる。空間フィルタ314の位置ずらし量は、再生位置ずれ検出回路201の検出信号(A−B),(C−D)に基づいてサーボ信号生成回路83が決定し、サーボ制御回路84を介してアクチュエータ1201を制御する。そして、検出信号(A−B),(C−D)が予め定めた閾値以下となった時点で補正を完了する。位置付けが完了したら、そのままページデータの再生を開始する。
なお、図9(a)に示す光検出器に906(A〜D)について、本実施例では空間フィルタ314上に配置したが、配置位置は空間フィルタ314上に限定するものではなく、空間フィルタ314と光学的に等価となる面に配置してもよい。例えば、対物レンズ315と空間フィルタ314の間にビームスプリッタを配置して再生信号光の一部を分離し、分離された信号光をレンズで集光する構成とし、該レンズの焦点面に光検出器を配置してもよい。
また、図12における再生位置ずれの補正では空間フィルタ314の位置を移動させるようにしたが、これに限定するものではない。例えば、空間フィルタ314は固定し対物レンズ315を移動させてもよいし、あるいは光情報記録媒体1を移動させてもよい。
ここで本実施例における、再生位置ずれ信号の強度を増大させる方法について説明する。上記したように、再生位置ずれ検出のため、再生時の信号光306のうち空間フィルタ314の光透過部314aを通過しない信号光、すなわち光遮光部314bの光量を光検出器906で検出している。ここで、通常のデータページ(2次元ランダムパターン)を記録した場合には、それから再生される信号光306の強度は、空間フィルタ314上では光軸901にピークがあり、周辺ほど弱くなる。このため、空間フィルタの遮光部314bに照射される信号光の光量は元々少なく、信号光306と空間フィルタ314との間で位置ずれが生じても遮光部314bに配置した光検出器906で検出できる信号レベルは低く、位置ずれ信号が微弱になる(図10における勾配Kが小さい)という課題があった。
そこで本実施例では、再生される信号光306の強度が、空間フィルタ314の光透過部314aだけでなく、その周辺の光遮光部314bにもピークを発生させて、光検出器906への光強度が増大するように構成する。すなわち図10に示すように強度分布をS1からS2に変え、感度をK1からK2に向上させる。そのため、特有の2次元パターンを有するサーボページを導入し、サーボページを再生することで位置ずれの検出と補正を行うようにした。これにより、ブック再生位置ずれに対して、高感度で位置ずれを検出することができ、精度良くブック再生位置制御およびページデータ再生を行うことができる。
図1は、本実施例による位置ずれ信号の増大方法を説明する図である。(a)はサーボページ500として使用する特有の2次元パターンの例、(b)は空間フィルタ314の形状、(c)は空間フィルタ314上の信号光306の強度分布である。
(a)で示すように、空間光変調器312に表示して記録する2次元パターン100として、例えば2次元のチェックパターン(市松模様)を用いる。すなわち、信号“1”と“0”のピクセルをX方向とY方向に交互に配列させたパターンである。このような周期性を有する2次元パターンで変調された信号光は、リレーレンズ313により収束させると、その焦点面に配置した空間フィルタ314面において、回折現象による回折ピークを発生させることができる。
(c)は空間フィルタ314上での再生信号光306の強度分布を示し、光軸中心のピークの他に、X方向とY方向に所定間隔で回折ピークが発生している。すなわち、ピーク位置が局在化している。この回折ピークの発生位置(間隔)は、2次元パターン100のピッチ(ピクセルサイズ)px、pyに依存する。この現象は、特有パターンの記録時と同様、特有パターンの再生時にも発生する。よって、回折ピーク位置を(b)の空間フィルタ314の光透過部314aのサイズAx,Ayに合わせるように(a)の2次元パターン100のピッチを決めれば、空間フィルタ314の光遮光部314bを照射する信号光の光量が増大する。すなわち、参照光307とホログラムの相対位置ずれが生じた際、光遮光部314bに配置した光検出器906で再生信号光306を効率よく検出し、再生位置ずれを高感度に検出することができる。
ここで、空間フィルタ314の光透過部314aの周辺にて再生信号光306の回折光のピークを発生させるための、2次元パターン100のピッチと、空間フィルタ314の光透過部314aのサイズとの関係を説明する。空間光変調器312における2次元パターンのX、Y方向のピッチ(ピクセルサイズ)をpx,py、光源301の波長をλ、リレーレンズ313の焦点距離をfとする。リレーレンズ313の焦点面上での信号光306の(m,n)次回折光の位置(ux,uy)は、
ux=m・f・λ/px,uy=n・f・λ/py (m,nは整数) (1)
で与えられる。
空間フィルタ314の光透過部314aのサイズをAx,Ayとするとき、回折光が光透過部314aの周辺部(縁)に集光されるためには、ux≒Ax、uy≒Ayであればよいから、2次元パターンのピクセルサイズpx,pyは、
px≒m・f・λ/Ax,py≒n・f・λ/Ay (m,nは整数) (2)
とすればよい。具体的には、例えばAx=Ay=2mm,λ=405nm,f=40mm,m=n=1の場合には、px≒py≒8.1μmとすればよい。
空間フィルタ上での信号光を局在化させるための2次元パターンとして、チェックパターン以外のパターンも使用可能である。また、サーボページの全てのピクセルに周期性を持たせる必要はなく、一部のピクセルに周期性を持たせることによっても、同様の効果が得られる。
図13は、信号光を局在化させるための2次元パターンの他の例を示す図である。空間光変調器312に表示する2次元パターンと、空間フィルタ314上での再生信号光306の強度分布の関係を示す。
(a)は比較のためにランダムパターンの場合を示したもので、一般の記録データの場合に相当する。空間フィルタ314上では信号光は中央のピークに強く局在し、回折光は発生しない。
(b)は図1で示したチェックパターンの場合で、光透過部314aの4隅に1次の回折光が発生している状態である。
(c)は、矩形リングパターンの場合であり、光透過部314aの4辺に1次の回折光が発生している。
(d)は、楕円リングパターンの場合で、光透過部314aの縁部に1次の回折光が発生している。
このように、2次元方向に周期性を有するパターンであれば、その回折作用により、光透過部314aの周辺に信号光を局在化させることができる。
また、空間光変調器312にて2次元パターンを表示する代わりに、空間フィルタ314の光透過部314aの周辺に光を局在化させる部品を具備してもよい。例えば空間フィルタと光学的に等価な面に回折格子を設けるのでもよい。
図14は、本実施例による再生位置ずれ検出信号の改善効果を示す図である。(a)は比較のために2次元パターンとしてランダムパターンを用いたとき、(b)は本実施例におけるチェックパターン(図1(a)、図13(b))を用いたときの、X方向及びY方向のずれ量に対する検出信号レベルを示している。X方向及びY方向は図9(a)に示す方向であり、光透過部314aはY方向を長辺とする1:2の長方形とし、これに合わせてチェックパターンのピッチを設定している。縦軸の検出信号は図9(a)に示す各光検出器A〜Dの出力及びそれらの差分信号(A−B),(C−D)を相対値で示している。
この結果から明らかなように、ランダムパターンの場合と比較しチェックパターンを用いることで、検出感度(同一ずれ量に対する検出信号レベル)が増大し、X方向で約3倍、Y方向で約6倍の大幅な改善を図ることができた。また、チェックパターンで得られる検出感度はX方向とY方向でほぼ等しく、光透過部314aの形状(縦横比)に依存しないと言える。このような検出感度の改善は、図13(c)(d)に示す他のパターンにおいても同様に得られる。
なお、本実施例の光検出器906(A〜D)を用いれば、再生位置ずれだけでなく、再生時のデフォーカス量、すなわち信号光の光軸方向(Z方向)のずれ量も検出することが可能である。その場合にもチェックパターンを用いることで、検出感度を増大させることができる。
以上説明したように、本実施例では、少なくとも一部に周期性を有する2次元パターンをサーボページとして導入することで、ブック再生位置ずれに対し高感度で位置ずれを検出することができる。これより、大容量・高密度のホログラム記録再生において高精度の位置決めが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:光情報記録媒体、10:ホログラム記録再生装置、11:ピックアップ、12:再生用参照光光学系、83:サーボ信号生成回路、84:サーボ制御回路、85:信号処理回路、86:信号生成回路、89:コントローラ、90:入出力制御回路、91:外部制御装置、100:2次元パターン、201:再生位置ずれ検出回路、301:光源、306:信号光、307:参照光、309:位相マスク、311:PBSプリズム、312:空間光変調器、313:リレーレンズ、314:空間フィルタ、314a:光透過部、314b:光遮光部、315:対物レンズ、319:ガルバノミラー、320:アクチュエータ、321,322:レンズ、323:アクチュエータ、324:ガルバノミラー、325:撮像素子、500:サーボページ、501:データページ、510:ブック、901:光軸、906:光検出器、1201:アクチュエータ。

Claims (10)

  1. 参照光と信号光を干渉させ、得られた干渉縞をホログラムとして光情報記録媒体に記録し、または、前記光情報記録媒体に参照光を照射して記録されているホログラムを再生するホログラム記録再生装置において、
    前記光ビームを出射する光源と、
    前記光ビームを前記参照光と前記信号光とに分岐する分岐素子と、
    前記信号光に記録するデータを付加する空間光変調器と、
    データが付加された前記信号光が通過する光透過部を有する空間フィルタと、
    前記空間フィルタを通過した前記信号光を前記光情報記録媒体に照射する対物レンズと、
    前記空間光変調器と前記対物レンズの間に配置され、前記信号光を前記空間フィルタの位置に収束させるリレーレンズと、
    前記参照光を前記光情報記録媒体に照射する再生用参照光光学系と、
    前記光情報記録媒体に形成された再生対象のホログラムに前記参照光を照射し、得られた再生光の内、前記空間フィルタを通過した再生光を検出して再生信号を生成する撮像素子と、
    前記再生光の内、前記空間フィルタの前記光透過部周辺に照射された再生光を検出する光検出器と、
    前記光検出器の出力に基づいて、前記参照光と再生対象ホログラムとの位置ずれを検出する再生位置ずれ検出部と、
    前記再生位置ずれ検出部の検出信号に基づき前記空間フィルタの位置を移動させることで前記参照光と再生対象ホログラムとの位置ずれを補正する位置ずれ補正部と、を備え、
    記録時は、前記空間光変調器により少なくとも一部に周期性を有する2次元パターンのデータを付加した信号光でサーボページを記録し、
    再生時は、前記サーボページに前記参照光を照射し、得られた再生光を前記光検出器で検出することで前記参照光と再生対象ホログラムとの位置ずれを検出することを特徴とするホログラム記録再生装置。
  2. 請求項1に記載のホログラム記録再生装置であって、
    前記サーボページの記録に用いる2次元パターンは、信号“1”と“0”のピクセルを2次元方向に交互に配列させたチェックパターンであることを特徴とするホログラム記録再生装置。
  3. 請求項2に記載のホログラム記録再生装置であって、
    前記空間光変調器における前記チェックパターンのピクセルのサイズをpx,pyとし、前記空間フィルタの前記光透過部のサイズをAx,Ayとしたとき、
    px≒m・f・λ/Ax,py≒n・f・λ/Ay(ただし、m,n:整数、f:リレーレンズの焦点距離、λ:光源の波長)
    としたことを特徴とするホログラム記録再生装置。
  4. 請求項1に記載のホログラム記録再生装置であって、
    前記光検出器は、前記空間フィルタの前記光透過部を挟んで対向するように配置し、
    前記再生位置ずれ検出部は、対向して配置された前記光検出器からの信号の差分演算を行うことで位置ずれを検出することを特徴とするホログラム記録再生装置。
  5. 請求項1に記載のホログラム記録再生装置であって、
    前記ピックアップは、前記参照光の前記光情報記録媒体への入射角度を調整する角度調整部を有し、
    前記光情報記録媒体には、該光情報記録媒体の同一位置において前記参照光の入射角度を変えながら複数のページを1つのブックとして多重記録するものであって、
    前記ブックには、前記参照光の入射角度を変えて前記サーボページを追加して記録し、
    前記ブックを再生するとき、当該ブックに含まれる前記サーボページの位置ずれを検出して補正することで、当該ブックに含まれる他のページに対する位置ずれを補正することを特徴とするホログラム記録再生装置。
  6. 参照光と信号光を干渉させ、得られた干渉縞をホログラムとして記録した光情報記録媒体に対し、参照光を照射して記録されているホログラムを再生するときの再生位置ずれ検出方法において、
    前記光情報記録媒体に、空間光変調器により少なくとも一部に周期性を有する2次元パターンのデータがサーボページとして記録されている場合、
    前記参照光を前記光情報記録媒体に照射することにより前記サーボページからの再生光を得るステップと、
    前記再生光を再生用の撮像素子へ導く空間フィルタにおいて、該空間フィルタの光透過部周辺に配置した光検出器により該光透過部周辺に照射される再生光を検出するステップと、
    前記光検出器からの信号を演算することにより、前記参照光と前記サーボページとの位置ずれを検出するステップと、
    を備えることを特徴とする再生位置ずれ検出方法。
  7. 請求項6に記載の再生位置ずれ検出方法であって、
    前記サーボページの記録に用いる2次元パターンは、信号“1”と“0”のピクセルを2次元方向に交互に配列させたチェックパターンであることを特徴とする再生位置ずれ検出方法。
  8. 請求項7に記載の再生位置ずれ検出方法であって、
    前記空間光変調器における前記チェックパターンのピクセルのサイズをpx,pyとし、前記空間フィルタの前記光透過部のサイズをAx,Ayとしたとき、
    px≒m・f・λ/Ax,py≒n・f・λ/Ay(ただし、m,n:整数、f:信号光を空間フィルタの位置に収束させるリレーレンズの焦点距離、λ:参照光と信号光の波長)
    としたことを特徴とする再生位置ずれ検出方法。
  9. 請求項6に記載の再生位置ずれ検出方法であって、
    前記光検出器は、前記空間フィルタの前記光透過部を挟んで対向するように配置し、
    対向して配置された前記光検出器からの信号の差分演算を行うことで位置ずれを検出することを特徴とする再生位置ずれ検出方法。
  10. 請求項6に記載の再生位置ずれ検出方法であって、
    前記光情報記録媒体には、該光情報記録媒体の同一位置において前記参照光の入射角度を変えながら複数のページを1つのブックとして多重記録するものであって、
    前記ブックには、前記参照光の入射角度を変えて前記サーボページが追加して記録されていることを特徴とする再生位置ずれ検出方法。
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