JP2016189963A - 把持器、持針器及びアタッチメント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】持針器1であって、開閉軸線周りに回動して開閉可能とされ、挟持部により対象物を挟持する挟持アーム部材13と、前記挟持アーム部材13を、前記閉状態における挟持アーム部材13の長手方向と直交しかつ前記回動軸線と直交する第2方向に形成された回動軸線周りに回動可能に支持する回動支持部材とを有する把持部10と、前記挟持アーム部材13を開閉操作する開閉操作部32を有する挟持アーム開閉駆動部20と、前記挟持アーム部材13を前記回動軸線周りに回動操作する回動操作部54を有する挟持アーム部材回動駆動部40とを備え、前記挟持アーム部材13に対する開閉動作を、前記回動軸線を含む範囲内で伝達することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
すなわち、垂直接線方向の回動に応じて姿勢が変化する挟持アーム部材に対して、挟持アーム部材を開閉するための回動動作を確実に伝達するためには、挟持アーム部材の回動姿勢と対応する三次元空間の任意の位置及び方向から挟持アーム部材と連結することが有効であり、以下に示す技術事項が有効であるとの結論を得て、本発明を完成した。
(1)挟持アーム部材の開閉動作を三次元空間における限定された伝達位置(小さな範囲)で伝達するうえで、挟持アーム部材の開閉動作を、垂直接線方向の回動動作の回動軸線上(又はその軸線を含む範囲内)で伝達することが有効である。
(2)挟持アーム部材の姿勢に関わらず、挟持アーム部材の姿勢と対応する三次元の任意の方向から開閉力を伝達するうえで、挟持アーム部材を開閉するための回動動作を自在連結部材(例えば、球体、自在継手、ユニバーサルジョイント等)を用いて構成することが有効である。
請求項1に記載の発明は、対象物を把持する把持器であって、第1方向に沿って形成された開閉軸線周りに回動して開閉可能とされ、閉状態において互いに接近した挟持部により対象物を挟持する一対の挟持アーム部材と、前記一対の挟持アーム部材を、前記閉状態における前記一対の挟持アーム部材の長手方向と直交しかつ前記第1方向と直交する第2方向に形成された回動軸線周りに回動可能に支持する回動支持部材と、を有する把持部と、前記一対の挟持アーム部材を開閉操作する開閉操作部を有し、前記開閉操作部の開閉操作により前記一対の挟持アーム部材を開閉動作させる第1の駆動部と、前記一対の挟持アーム部材を前記回動軸線周りに回動操作する回動操作部を有し、前記回動操作により前記一対の挟持アーム部材を回動動作させる第2の駆動部と、を備え、前記一対の挟持アーム部材に対する開閉動作を、前記回動軸線上又は前記回動軸線を含む範囲内で伝達することを特徴とする。
また、持針器、アタッチメントを小型化することができる。
また、この明細書で、一対の挟持アーム部材に対する開閉動作を回動軸線上又は回動軸線を含む範囲内で伝達するとは、例えば、把持器の長手方向を意味する。
また、この明細書で、アタッチメントとは、把持部と、第1駆動部、第2駆動部の一部を含んだ構成とされてもよい。
また、この明細書において、対象物とは、生体(一部を含む)や組織、穿孔器具、切開器具、縫合針等を含むものとする。
また、把持器、アタッチメントを容易に小型化することができる。
その結果、手術等において、対象物を安全かつ安定的に取り扱うことができる。
また、本発明に係る持針器によれば、狭小空間において、縫合針を垂直接線方向に効率的かつ安定的に運針することができる。
また、本発明に係るアタッチメントによれば、挟持アーム部材を、容易かつ効率的に交換することができ、使い捨てすることによって手術における衛生状態を確保することができる。
なお、持針器1は、縫合針に代えて、生体(一部を含む)や組織、穿孔器具、切開器具等を対象物とする把持器として用いてもよい。
そして、挟持アーム部材設置凹部111Hの両側は、互いに対向する支持壁部111Wとされ、それぞれの支持壁部111Wには、同軸に配置された回動軸孔11Hが形成されている。
その結果、挟持アーム部材保持基台12は、把持部基台11に対して、挟持アーム回動軸16が構成する回動軸線J2周りに回動可能とされている。
また、挟持アーム部材保持基台12には、回動軸孔12Hが形成されるとともに、回動軸線J2からオフセットされた位置にアーム部121が形成されている。
また、スプリング受凹部133には、挟持アーム開動作スプリング15の一端側が挿入されており、この挟持アーム開動作スプリング15が、左挟持アーム部材13L、右挟持アーム部材13Rと、挟持アーム部材保持基台12の間に配置されることにより、左挟持アーム部材13Lの挟持部131Lと、右挟持アーム部材13Rの挟持部131Rが互いに近接する方向に付勢されている。
そして、挟持アーム開リンク部材22、22が互いに離間する方向に回動すると、ステンレスボール21を介して左右の挟持アーム部材13L、13Rを開動作させるようになっている。
また、開閉ロッド連結ピン29は、例えば、第2開閉リンク部材26の外周面に横方向に形成された孔に周防入されたスプリングピン291により抜け落ちないようになっている。
また、開閉操作レバー本体321は、開閉操作レバー支持軸34を介して持針器本体60に支持され、開閉操作レバー支持軸34周りに回動可能とされている。
また、開閉操作レバー本体321は、例えば、開閉操作レバー支持軸34に装着された開閉操作レバー戻しバネ35によって挟持アーム部材13が開く側に付勢されている。
また、開閉切換レバー322は、先端側に閉操作部322Aが形成され、基端側に開操作部322Bが形成されている。そして、開閉切換レバー322の基端側は、ラチェット機構37に連結されている。
また、第3回動リンク部材49は、第3回動リンク部材回動軸51を介して持針器本体60に支持されるとともに、第3回動リンク部材回動軸51周りに回動可能とされている。
また、持針器ケーシング61の内部には、挟持アーム開閉駆動部20と挟持アーム回動駆動部40が配置されている。
図4A、図4Bは、第1実施形態に係る持針器1の閉動作の概略を説明する図であり、図4Aは挟持アーム部材13を閉じる際の操作を示す正面図であり、図4Bは挟持アーム部材13の閉動作を示す平面図である。
(2)次に、図4Aに示すように、開閉切換レバー322の閉操作部322Aを矢印T11方向に押圧する。
(3)開閉切換レバー322の閉操作部322Aを矢印T11方向に押圧すると、開閉操作レバー本体321は、開閉操作レバー支持軸34周りに矢印F11方向に回動し、開閉ロッド部材28を矢印P11方向に移動する。
(4)開閉ロッド部材28を矢印P11方向に移動すると、第1開閉リンク部材24を介して挟持アーム開リンク部材22が挟持アーム開リンク部材回動軸23周りに回動して、ステンレスボール21を介して、回動軸線J2上において左右挟持部131L、131Rの第2端側(基端側)に位置されたステンレスボール受凹部132を押圧して、左右挟持部131L、131Rを開閉軸線J1周りに、矢印R11方向に回動して、左右の挟持アーム部材13L、13Rが閉じられる。
(5)また、ラチェット機構37では、この閉操作に際して、閉操作部322Aを押圧された開閉切換レバー322の位置に応じて、ラチェットロックバネ371により開閉切換レバー回動軸323周りに揺動され、可動側ラチェット歯381と固定側ラチェット歯391がロック、解除を繰り返しながら係合することで、開閉切換レバー322は押圧方向のみに移動する。
その結果、開閉操作レバー本体321は閉じ操作方向でロックされ、左右の挟持アーム部材13L、13Rの開き動作が抑制される。
図5Aから図5Dは、第1実施形態に係る持針器1の回動動作の概略を説明する図であり、図5Aは挟持アーム部材13を回動動作させる際の操作を示す正面図であり、図5Bから図5Dは挟持アーム部材13の回動動作させる際の第1から第3姿勢を示す平面図である。
(1)まず、回動操作レバー54が、図5Aに二点鎖線で示す時計回りの前進端側にあるものとする。このとき、挟持アーム部材13は、図5Aに示すように、第1姿勢(運針方向後退端側)に位置されている。
(2)次に、回動操作レバー54の指かけ凹部541に指(不図示)を引掛けて、図5Aに示すように、回動操作レバー54を回動操作レバー回動軸56周りに矢印T21方向(反時計回り)に回動する。
(3)回動操作レバー54を矢印T21方向に回動すると、第4回動リンク部材52、回動ロッド部材45は、それぞれ矢印F21、P21方向に移動する。
(4)図5Bに示すように、回動ロッド部材45が矢印P21方向に移動すると、挟持アーム部材13は、矢印R21方向に回動されて縫合針100を運針することができる。
(5)次に、回動操作レバー54が、図5Aに実線で示す中間位置に位置されると、挟持アーム部材13は、図5Bに示すように、第2姿勢(持針器1の長手方向)に位置される。
(6)次に、挟持アーム部材13が、図5Cに示す第2姿勢(又は中間位置)に位置された状態で、回動操作レバー54を、図5Aに示すように、矢印T21方向に回動すると、第4回動リンク部材52、回動ロッド部材45は、それぞれ矢印F21、P21方向に移動する。
その結果、図5Cに示すように、挟持アーム部材13は矢印R21方向に回動される。
(7)一方、回動操作レバー54を矢印T22に回動すると、第4回動リンク部材52、回動ロッド部材45は、それぞれ矢印F22、P22方向に移動する。
その結果、図5Cに示すように、挟持アーム部材13は矢印R22方向に回動される。
(8)次に、挟持アーム部材133が、図5Dに示す第3姿勢(又は中間位置)に位置された状態で、図5Aに二点鎖線で示す時計回りの後退端側にある回動操作レバー54を、矢印T22方向に回動すると、第4回動リンク部材52、回動ロッド部材45は、それぞれ矢印F22、P22方向に移動する。
その結果、図5Dに示すように、挟持アーム部材13は矢印R22方向に回動される。
図6A、図6Bは、持針器1の開動作させる際の操作の概略を説明する図であり、図6Aはラチェット機構37を解除する際の操作を示す正面図であり、図6Bはラチェット機構37が解除された後の動作を示す正面図である。
(1)まず、図6Aに示すように、開閉切換レバー322の開操作部322Bを矢印T12方向に押圧する。
(2)開閉切換レバー322の開操作部322Bを矢印T12方向に押圧すると、ラチェット機構37においてラチェットロックバネ371が圧縮されて、開閉切換レバー322が開閉切換レバー回動軸323周りに矢印F12方向に回動される。
(3)開閉切換レバー322が、開閉切換レバー回動軸323周りに矢印F12方向に回動されると、可動側ラチェット歯381と固定側ラチェット歯391との係合がなくなり、ラチェット機構37が解除される。
(4)ラチェット機構37が解除されると、開閉切換レバー322は矢印G12方向に移動可能となる。
(5)開閉切換レバー322は矢印G12方向に移動すると、開閉操作レバー(開閉操作部)32は、開閉操作レバー戻しバネ35の付勢力により、開閉操作レバー支持軸34周りに矢印G12方向に回動する。
(6)また、開閉ロッド部材28は、開閉ロッド戻しスプリング36の付勢力よって矢印P12方向に移動する。
(7)開閉ロッド部材28が矢印P12方向に移動すると、第1開閉リンク部材24、挟持アーム開リンク部材22、ステンレスボール21を介して伝達されていた左右挟持部131L、131Rに対する閉動作が開場されて、挟持アーム開動作スプリング15の付勢力により、左右挟持部131L、131Rが開閉軸線J1周りに、矢印R12方向に回動して、左右の挟持アーム部材13L、13Rが開かれる。
(2)次に、図7Bに示すように、例えば、挟持アーム部材13で挟持した縫合針100を狭小空間に位置する第1の生体組織S1及び第2の生体組織S2の近傍に配置する。
そして、挟持アーム部材13を矢印R21方向に回動して縫合針100の長手方向に運針して、縫合針100を第1の生体組織S1に突き刺す。このとき、第1の生体組織S1に対する持針器1の姿勢及び位置を適宜調整する。
(3)次いで、図7Cに示すように、第1の生体組織S1を通過した縫合針100を第2の生体組織S2に向かって運針する。
(4)次いで、図7Dに示すように、第1の生体組織S1と第2の生体組織S2を突き当てるとともに、縫合針100を矢印R21方向に運針して第2の生体組織S2に突き刺す。
そして、挟持アーム部材13を一旦開いて、縫合針100の先端側を挟持し直すとともに縫合針100を第2の生体組織S2から引き抜いて、縫合糸101によって第1の生体組織S1と第2の生体組織S2を接続する。
また、把持器1、アタッチメント2を効率的に小型化することができる。
その結果、手術等において、縫合針100を安全かつ安定的に取り扱うことができる。
以下、把持器1Aの動作について説明する。
(2)次に、図8Aに示すように、挟持アーム部材13を開いた状態で、回動操作レバー54を矢印T22方向に操作して、挟持アーム部材13を矢印R22方向に回動させて挟持アーム部材13を血管Y3の近傍に位置させる。
(3)次いで、図8Aに示すように、開閉操作レバー32を矢印T11方向に操作して挟持アーム部材13を矢印11方向に閉じて血管Y3を把持する。
(4)次に、図8Bに示すように、回動操作レバー54を矢印T12方向に操作して、血管Y3を挟持したまま挟持アーム部材13を矢印R21方向に回動させて、血管Y3の向きを変える。
以上のように、把持器1Aを使用することにより、例えば、血管をはじめとする生体の一部や生体組織の姿勢を容易かつ安定して変えることが可能となり、挟小空間内の小さなスペースにおける対象物の把持や向き変更等、困難な手技を効率的に行うことができる。
例えば、上記実施の形態においては、挟持アーム部材13の開閉軸J1が左右の挟持アーム部材13L、13Rのそれぞれと対応して設けられている場合について説明したが、左右の挟持アーム部材13L、13Rに共用される開閉軸J1を有する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、開閉操作レバー(開閉操作部)32がラチェット機構37を備える場合について説明したが、ラチェット機構37をいずれの位置に配置するかは、任意に設定することができる。
また、ラチェット機構37を、上記以外の構成としてもよい。
J2 回動軸線
S1、S2 生体組織
Y1、Y2 生体
Y3 血管(対象物)
1 持針器(把持器)
2 アタッチメント
1A 把持器
10 把持部
11 把持部基台
11H 回動軸孔
111H 挟持アーム部材設置凹部
111W 支持壁部
112H 軸方向連結孔
113H アタッチメント連結窓(横方向窓)
114H アタッチメント連結窓(上下方向窓)
115H 開閉ロッド孔
116H 回動ロッド孔
117H アタッチメント取付孔
12 挟持アーム部材保持基台
121 アーム部
12H 回動軸孔
13 挟持アーム部材(一対の挟持アーム部材)
13L 左挟持アーム部材
13R 右挟持アーム部材
13H 開閉軸孔
131R 挟持部
131L 挟持部
132 ステンレスボール受凹部(球体の受け面)
133 スプリング受凹部
14 挟持アーム開閉軸
15 挟持アーム開動作スプリング
16 挟持アーム回動軸
20 挟持アーム開閉駆動部(第1駆動部)
21 ステンレスボール(球体、自在連結部材)
22 挟持アーム開リンク部材
221 ステンレスボール受凹部
23 挟持アーム開リンク部材回動軸
24 第1開閉リンク部材
25 第1開閉連結ピン
26 第2開閉リンク部材
27 第2開閉連結ピン
28 開閉ロッド部材
29 開閉ロッド連結ピン
291 スプリングピン
30 第3開閉リンク部材
31 第3開閉連結ピン
32 開閉操作レバー(開閉操作部)
321 開閉操作レバー本体
322 開閉切換レバー
322A 閉操作部
322B 開操作部
323 開閉切換レバー回動軸
33 第4開閉連結ピン
34 開閉操作レバー支持軸
35 開閉操作レバー戻しバネ
351 開閉操作レバー戻しバネ可動端受部
352 開閉操作レバー戻しバネ固定端受部
36 開閉ロッド戻しスプリング
37 ラチェット機構
371 ラチェットロックバネ
38 可動側ラチェット部材
381 可動側ラチェット歯
382 可動側ラチェット部材回動軸
39 固定側ラチェット部材
391 固定側ラチェット歯
40 挟持アーム回動駆動部(第2駆動部)
41 挟持アーム回動リンク部材
42 挟持アーム回動リンク部材連結ピン
43 第1回動リンク部材
44 第1回動連結ピン
45 回動ロッド部材
46 回動ロッド連結ピン
47 第2回動リンク部材
48 第2回動連結ピン
49 第3回動リンク部材
50 第3回動連結ピン
51 第3回動リンク部材回動軸
52 第4回動リンク部材
53 第4回動連結ピン
54 回動操作レバー(回動操作部)
541 回動操作レバー指かけ凹部
55 回動操作レバー連結ピン
56 回動操作レバー回動軸
60 持針器本体
61 持針器ケーシング
62 ロッドガイド部材
63 ロッドパイプ
64 ロッドパイプ取付ナット
65 スリーブ
100 縫合針
Claims (10)
- 対象物を把持する把持器であって、
第1方向に沿って形成された開閉軸線周りに回動して開閉可能とされ、閉状態において互いに接近した挟持部により対象物を挟持する一対の挟持アーム部材と、前記一対の挟持アーム部材を、前記閉状態における前記一対の挟持アーム部材の長手方向と直交しかつ前記第1方向と直交する第2方向に形成された回動軸線周りに回動可能に支持する回動支持部材と、を有する把持部と、
前記一対の挟持アーム部材を開閉操作する開閉操作部を有し、前記開閉操作部の開閉操作により前記一対の挟持アーム部材を開閉動作させる第1の駆動部と、
前記一対の挟持アーム部材を前記回動軸線周りに回動操作する回動操作部を有し、前記回動操作により前記一対の挟持アーム部材を回動動作させる第2の駆動部と、
を備え、
前記一対の挟持アーム部材に対する開閉動作を、
前記回動軸線上又は前記回動軸線を含む範囲内で伝達することを特徴とする把持器。 - 請求項1に記載の把持器であって、
前記回動支持部材は、
前記一対の挟持アーム部材に対する開閉動作を、三次元の任意の方向から伝達可能な自在連結部材とされていることを特徴とする把持器。 - 請求項2に記載の把持器であって、
前記自在連結部材は、
前記回動軸線上又は前記回動軸線を含む範囲に配置された球体と、
前記一対の挟持アーム部材に形成された前記球体の受け面と、
を備えることを特徴とする把持器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の把持器であって、
前記開閉操作部による閉操作を保持するラチェット機構を備えることを特徴とする把持器。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の把持器であって、
ラチェット機構は、
前記開閉操作部における操作により、解除可能とされていることを特徴とする把持器。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の把持器であって、
前記開閉操作部は、
前記回動操作を、前記第2方向の軸線回りに回動して入力される開閉操作レバーを備えることを特徴とする把持器。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の把持器において、前記一対の挟持アーム部材により挟持する対象物が縫合針であることを特徴とする持針器。
- 対象物を把持する把持器に適用されるアタッチメントであって、
第1方向に沿って形成された開閉軸線周りに回動して開閉可能とされ、閉状態において互いに接近した挟持部により対象物を挟持する一対の挟持アーム部材と、前記一対の挟持アーム部材を、前記閉状態における前記一対の挟持アーム部材の長手方向と直交しかつ前記第1方向と直交する第2方向に形成された回動軸線周りに回動可能に支持する回動支持部材を有する把持部を、備え、
前記一対の挟持アーム部材に対する開閉動作は、
前記回動軸線上又は前記回動軸線を含む範囲内で伝達するように構成されていることを特徴とするアタッチメント。 - 請求項8に記載のアタッチメントであって、
前記回動支持部材は、
前記一対の挟持アーム部材に対する開閉動作を、三次元の任意の方向から伝達可能な自在連結部材とされていることを特徴とするアタッチメント。 - 請求項9に記載のアタッチメントであって、
前記自在連結部材は、
前記回動軸線上又は前記回動軸線を含む範囲に配置された球体と、
前記一対の挟持アーム部材に形成された前記球体の受け面と、
を備えることを特徴とするアタッチメント。
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