JP2016181501A - Led照明装置 - Google Patents

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JP2016181501A
JP2016181501A JP2015246602A JP2015246602A JP2016181501A JP 2016181501 A JP2016181501 A JP 2016181501A JP 2015246602 A JP2015246602 A JP 2015246602A JP 2015246602 A JP2015246602 A JP 2015246602A JP 2016181501 A JP2016181501 A JP 2016181501A
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佳史 藤本
Yoshifumi Fujimoto
佳史 藤本
裕剛 清水
Hirotake Shimizu
裕剛 清水
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Abstract

【課題】 設置や交換の作業を適切に行うことが可能なLED照明装置を提供すること。
【解決手段】複数のLEDチップ22を備えるLED照明装置A1であって、複数のLEDチップ22が搭載されており、x方向に沿って延びる細長状のLEDユニット2と、z方向においてLEDユニット2を支持するベース1と、捻じりバネ62、捻じりバネ62の弾性力が閉方向に付勢され且つベース1に開閉可能に取り付けられたアーム部61、およびアーム部61と係合し且つLEDユニット2に取り付けられた係合部材65を有しており、アーム部61が閉状態であるときにLEDユニット2にベース1に対してz方向において近接する近接状態をとらせるとともに、アーム部61が開状態であるときにLEDユニット2にベース1に対してz方向において離間する離間状態をとらせる取付手段6と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LED照明装置に関する。
特許文献1には、従来のLED照明装置の一例が開示されている。同文献に開示されたLED照明装置は、長矩形状の基板と、基板上に実装された複数のLEDチップと、基板を収容する管と、端子と、LEDチップを点灯させるための回路とを備えている。基板上には複数のLEDチップおよび端子に接続される配線が形成されている。このLED照明装置は、端子を一般用蛍光灯照明器具のソケットの差込口に嵌合させることにより、複数のLEDチップを発光させることができるように構成されている。
しかしながら、一般用蛍光灯照明器具のソケットを用いることなく、天井に設置可能なLED照明装置が求められる場合がある。このような場合であっても、設置や部品の交換に際して、適切に作業を行うことが可能であることが求められる。
省電力化を目的として、蛍光灯に代わる照明手段としてLED発光部を有するLED照明灯が提案されている。図39は、従来のLED照明灯の一例を示している(特許文献2参照)。同図に示すLED照明灯Xは、支持部材91、LED発光部92、透光カバー93および電源部94を備えている。透光カバー93は、円筒形状であり、支持部材91、複数のLED発光部92および電源部94を収容している。支持部材91は、LED発光部92を支持ており、LED発光部92からの放熱を促進する機能を果たしうる。LED発光部92は、透光カバー93の軸方向に沿って支持部材91上に配列された複数のLEDモジュールと、これらのLEDモジュールを支持する基板からなる。電源部94は、たとえば商用の100V電力をLED発光部92の発光に適した直流電力に変換する。透光カバー93は、LED発光部92からの光を拡散させつつ透過させるものであり、たとえば透明な樹脂材料に白色などの拡散材が混入された材質からなる。LED照明灯Xは、一般的な直管形蛍光灯の代替品として用いられる。支持部材91および透光カバー93の両端には、一対の口金(図示略)が設けられる。これらの口金は、LED照明灯Xを照明器具に取り付けるために用いられる。
支持部材91と透光カバー93とは、互いに異なる材質からなることが一般的である。支持部材91が金属からなり、透光カバー93が樹脂からなる場合、LED照明灯Xの使用時における温度変化によって、支持部材91と透光カバー93の熱膨張または熱収縮に差異が生じる。このため、前記口金に対して、支持部材91と透光カバー93が別々に相対動するような挙動を示す。この挙動が過度に生じると、たとえば透光カバー93と前記口金との間に隙間が生じるおそれがある。このようなことでは、透光カバー93内に湿気や水分が浸入してしまうことが懸念される。
LED発光部92から出射された光は、透光カバー93を透過するものと、透光カバー93の内面によって反射されるものとに分けられる。透光カバー93の内面によって反射された光がいずれかの部位によって吸収されてしまうと、LED照明灯Xの輝度が低下してしまう。
実開平6−54103号公報号公報 特開2004−335426号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、設置や交換の作業を適切に行うことが可能なLED照明装置を提供することをその課題とする。また、本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、温LED発光部の基板を適切に固定しつつ、高輝度化を図ることが可能なLED照明灯を提供することをその課題とする。また、温度変化が生じる環境においてより適切に使用することが可能なLED照明灯を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供されるLED装置は、複数のLEDチップを備え、前記複数のLEDチップが搭載されており、第1の方向に沿って延びる細長状のLEDユニットと、前記第1の方向に対して直角である第2の方向において前記LEDユニットを支持する支持体と、弾性部材、該弾性部材の弾性力が閉方向に付勢され且つ前記支持体に開閉可能に取り付けられたアーム部、および該アーム部と係合し且つ前記LEDユニットに取り付けられた係合部材を有しており、前記アーム部が閉状態であるときに前記LEDユニットに前記支持体に対して前記第2の方向において近接する近接状態をとらせるとともに、前記アーム部が開状態であるときに前記LEDユニットに前記支持体に対して前記第2の方向において離間する離間状態をとらせる取付手段と、を備えている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、前記第1の方向および前記第2の方向を含む平面において回動する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、前記閉状態であるときに前記支持体に前記第2の方向において最も近接し、前記開状態であるときに前記第2の方向において前記支持体から最も離間する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、前記閉状態であるときに前記第1の方向に沿った姿勢をとる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、前記開状態であるときに前記第2の方向に沿った姿勢をとる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、前記閉状態において前記LEDユニット側に凸である円弧状部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、前記円弧状部の根元側に繋がる一対の側板部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の側板部には、軸部材が挿通される貫通孔が設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記軸部材は、前記弾性部材を貫通する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、先端に設けられており且つ前記係合部材に係合する係合部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記離間状態において、前記係合部材は前記アーム部の前記係合部と係合し、前記近接状態において、前記係合部材は前記アーム部のうち前記係合部よりも根本寄りの部位に当接する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、金属からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、バネ鋼からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記アーム部は、樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記弾性部材は、前記閉状態において前記アーム部を前記閉状態に維持しうる弾性力を発揮する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記弾性部材は捻じりバネである。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記取付手段は、前記アーム部を前記支持体に取り付ける固定部材を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記固定部材は、前記弾性部材の一端を収容する溝状部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDユニットは、前記複数のLEDチップを支持する基板を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDチップは、前記基板において前記第1の方向に沿って配列されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDユニットは、前記基板を支持する支持部材を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、前記第1の方向に延びている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、前記第1の方向に対して直角である断面形状が一定である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持体は、金属板を折り曲げ加工することによって形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持体は、前記基板を支持する支持板部と、該支持板部の両側端から前記支持体側に起立する一対の側板部とを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記各側板部の先端は、折り返されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDユニットは、前記LEDチップからの光を透過させるカバーを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記カバーは、前記LEDチップからの光を拡散させつつ透過させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記カバーは、樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記カバーは、前記第1の方向に対して直角である断面形状が一定である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記カバーは、前記支持部材に対して固定されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記カバーは、前記第2の方向において前記支持体とは反対側に膨出する膨出部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記カバーは、前記支持部材と係合する一対の係合部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記カバーは、前記第1の方向視において前記支持部材よりも大である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持体は、前記LEDユニットの一部を収容する溝部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持体は、前記溝部の両側に位置する一対の斜面部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持体には、取付対象部位に設けられた電源ケーブルを挿通させる貫通孔と、該貫通孔を挟んで前記LEDユニットの電源部とは反対側に固定されており且つ前記電源部から延びるケーブルと接続される中間ケーブルと、が設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDユニットの前記取付手段による支持位置と前記第1の方向における前記LEDユニットの端縁との距離は、前記LEDユニットの前記第1の方向における長さの3%以上25%以下である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1の方向において互いに離間して配置された2つの上記取付手段を備える。
本発明の第2の側面によって提供されるLED照明灯は、複数のLEDチップを具備するLED発光部と、前記LED発光部を支持する細長状の支持部材と、前記LED発光部および前記支持部材を収容し、かつ前記LED発光部からの光を透過する筒形状の透光カバーと、前記支持部材の両端に位置する一対の口金と、を備え、前記口金は、本体ケース、環状固定具および環状パッキンを有しており、前記本体ケースは、前記支持部材に対して固定されており、前記環状固定具は、前記本体ケースに対して固定されており、前記環状パッキンは、前記環状固定具に対して固定されているとともに、前記透光カバーの長手方向端部から内方に退避した位置において、前記透光カバーに外嵌されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体ケースは、前記透光カバーに対して相対動可能とされている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状固定具は、前記透光カバーに対して相対動可能とされている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状固定具は、前記本体ケースに対して径方向外側に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体ケースは、前記透光カバーに対して径方向外側に配置されており、且つ長手方向において前記透光カバーと重なる部分を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状固定具は、前記本体ケースに対して係合により固定されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体ケースは、径方向外方に突出する突起を有しており、前記環状固定具は、前記突起に係合する係合孔を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状固定具は、周方向において互いに分割された複数の個片部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状パッキンは、前記環状固定具に対して係合により固定されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状固定具は、径方向内方から径方向外方に凹む環状溝を有しており、前記環状パッキンは、径方向外方に突出し、且つ前記環状溝と係合する外部係合環状突起を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状溝は、周方向全周にわたって形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記外部係合環状突起は、周方向全周にわたって形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状パッキンは、前記環状固定具の長手方向内方端に隣接し、且つ径方向外方に突出する外部先端環状突起を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記外部先端環状突起は、周方向全周にわたって形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状パッキンは、径方向外方から径方向内方に突出し、且つ長手方向内方端に位置する内部先端環状突起を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部先端環状突起は、前記透光カバーに当接している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部先端環状突起は、周方向全周にわたって形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状パッキンは、径方向外方から径方向内方に突出し、且つ長手方向において前記先端環状突起よりも外方に位置する内部中間環状突起を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部中間環状突起は、前記透光カバーに当接している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部中間環状突起は、周方向全周にわたって形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状パッキンは、互いに長手方向に離間配置された複数の前記内部中間環状突起を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体ケースは、前記支持部材に対してねじによって固定されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体ケースには、前記ねじを挿通させるねじ用孔が設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、前記ねじが固定される筒状部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記筒状部は、前記支持部材の長手方向全長にわたって設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、一対の前記筒状部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、長手方向に延びる平板帯状の天板部と、この天板部の幅方向両端に繋がる一対の側板部と、を有している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の筒状部は、前記側板部の端部に設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光カバーは、各々が径方向内方に突出し、且つ前記支持部材の前記一対の筒状部に係合する一対の内方リブを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の内方リブは、前記透光カバーの長手方向全長にわたって設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、前記支持部材の前記天板部に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、各々が前記LEDチップ、このLEDチップを覆う透光樹脂、および実装端子を有する複数のLEDモジュールを含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光樹脂は、前記LEDチップからの光によって励起されることにより前記LEDチップからの光とは異なる波長の光を発する蛍光材料が混入されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、前記複数のLEDモジュールが搭載されており、且つ前記天板部に固定された基板を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材に係合し、且つ前記LED発光部の前記基板を前記支持部材に対して固定する固定具を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、金属からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、Alからなる。
本発明の第3の側面によって提供されるLED照明灯は、複数のLEDチップを具備するLED発光部と、前記LED発光部を支持する細長状の支持部材と、前記LED発光部および前記支持部材を収容し、かつ前記LED発光部からの光を透過する筒形状の透光カバーと、前記支持部材の両端に位置する一対の口金と、を備え、前記LED発光部は、各々が前記LEDチップ、このLEDチップを覆う透光樹脂、および実装端子を有する複数のLEDモジュールと、前記複数のLEDモジュールが搭載された基板と、を有し、前記支持部材は、長手方向に延びる平板帯状の天板部と、この天板部の幅方向両端に繋がる一対の側板部と、を有しており、前記支持部材に係合し、前記支持部材の前記天板部の幅方向に互いに離間して配置されており、且つ前記支持部材の前記天板部との間に前記LED発光部の前記基板を挟むとともに前記LEDモジュールを露出させる外天板部をそれぞれが有する、前記支持部材よりも反射率が高い材質からなる一対の固定具を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記固定具は、白色である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記固定具は、樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、金属からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、アルミからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板は、前記LEDモジュールを実装するための配線パターンと、前記配線パターンを覆うレジスト層とを含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記レジスト層は、白色である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板の厚さ方向視において、前記固定具の前記外天板部と前記レジスト層とが重なっている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板の厚さ方向視において、前記固定具の前記外天板部と前記配線パターンとは、互いに重ならない。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板の厚さ方向視において、前記固定具の前記外天板部と前記レジスト層および前記配線パターンとが重なっている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板の厚さ方向視において、前記LED発光部および前記一対の固定具の外観において前記一対の固定具の前記外天板部が占める割合である第1高反射領域率が、64%以上80%以下である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板の厚さ方向視および幅方向視において、前記支持部材、前記LED発光部および前記一対の固定具の外観において前記一対の固定具が占める割合である三方第1高反射領域率が、69%以上79%以下である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板の厚さ方向視において、前記LED発光部および前記一対の固定具の外観において前記一対の固定具の前記外天板部および前記レジスト層が占める割合である第2高反射領域率が、90%以上95%以下である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記固定具は、前記外天板部に繋がり、且つ前記支持部材の前記側板部に対して幅方向外方に位置する外側板部をそれぞれ有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、前記天板部と前記一対の側板部との間に介在し、長手方向視において円弧形状である一対の円弧部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、前記天板部と前記一対の円弧部との連結部分から幅方向外方に位置する一対の外方リブを有しており、前記一対の固定具と前記一対の外方リブとが係合している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記外方リブは、前記天板部に沿って幅方向外方に延出する一対の拡幅部と、前記一対の拡幅部から前記一対の側板部とは反対側に起立する一対の起立部と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記固定具は、前記外方リブの前記拡幅部に対して前記起立部とは反対側において前記外側板部から突出する下方リブを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記固定具は、前記外方リブの前記起立部に対して幅方向外方において前記外側板部から突出する外側方リブを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記固定具は、前記外方リブの前記起立部に対して前記幅方向内方において前記外天板部から突出する内側方リブを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光樹脂は、前記LEDチップからの光によって励起されることにより前記LEDチップからの光とは異なる波長の光を発する蛍光材料が混入されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数のLEDモジュールは、出射する光の色温度が互いに異なる第1LEDモジュールと第2LEDモジュールとを含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1LEDモジュールは、昼白色を出射する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2LEDモジュールは、電球色を出射する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記口金は、本体ケース、環状固定具および環状パッキンを有しており、前記本体ケースは、前記支持部材に対して固定されており、前記環状固定具は、前記本体ケースに対して固定されており、前記環状パッキンは、前記環状固定具に対して固定されているとともに、前記透光カバーの長手方向端部から内方に退避した位置において、前記透光カバーに外嵌されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体ケースは、前記支持部材に対してねじによって固定されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体ケースには、前記ねじを挿通させるねじ用孔が設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、前記ねじが固定される筒状部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記筒状部は、前記支持部材の長手方向全長にわたって設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、一対の前記筒状部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の筒状部は、前記側板部の端部に設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光カバーは、各々が径方向内方に突出し、且つ前記支持部材の前記一対の筒状部に係合する一対の内方リブを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の内方リブは、前記透光カバーの長手方向全長にわたって設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、前記支持部材の前記天板部に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体ケースは、前記透光カバーに対して相対動可能とされている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状固定具は、前記透光カバーに対して相対動可能とされている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状固定具は、前記本体ケースに対して径方向外側に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体ケースは、前記透光カバーに対して径方向外側に配置されており、且つ長手方向において前記透光カバーと重なる部分を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状固定具は、前記本体ケースに対して係合により固定されている。
本発明によれば、前記アーム部が閉状態をとることにより、前記LEDユニットが近接状態をとっている。前記アーム部には、前記弾性部材から閉方向への弾性力が付与されるため、近接状態が安定的に維持される。この結果、通常の使用時には、前記LEDユニットが前記支持体に対して安定して固定される。一方、前記LEDユニットの設置作業や前記LEDユニットのいずれかの構成要素を交換する作業などを行う際には、使用者が前記弾性部材の弾性力を上回る力で前記LEDユニットを前記支持体から離間させようとすると、前記アーム部が開状態をとる。これにより、前記LEDユニットは、前記支持体から離間した離間状態をとる。この際、前記係合部材が前記アーム部と係合するため、前記LEDユニットが、前記支持体から誤って落下することなどを防止することができる。したがって、前記LED照明装置によれば、設置や交換の作業を適切に行うことが可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置を示す平面図である。 図1のLED照明装置を示す正面図である。 図1のIII−III線に沿う要部拡大断面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図1のLED照明装置のLEDユニットを示す断面図である。 図1のLED照明装置のベースを示す平面図である。 図1のLED照明装置の取付手段を示す要部斜視図である。 図1のLED照明装置の取付手段を示す要部平面図である。 図8のIX−IX線に沿う要部断面図である。 図1のLED照明装置の取付手段のアーム部を示す斜視図である。 図1のLED照明装置の取付手段のアーム部を示す平面図である。 図1のLED照明装置の取付手段のアーム部を示す正面図である。 図1のLED照明装置の取付手段の固定部材を示す斜視図である。 図1のLED照明装置の取付手段の固定部材を示す平面図である。 図1のLED照明装置の取付手段の固定部材を示す正面図である。 図1のLED照明装置の取付手段の固定部材を示す側面図である。 図1のLED照明装置のLEDモジュールを示す断面図である。 図1のLED照明装置の一状態を示す要部拡大断面図である。 図1のLED照明装置の離間状態を示す要部拡大断面図である。 LEDユニットの変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に基づくLED照明灯の一例を示す正面図である。 図21のXXII−XXII線に沿う断面図である。 図21のLED照明灯を示す要部断面図である。 図21のLED照明灯を示す要部平面図である。 図22のXXV−XXV線に沿う要部断面図である。 図21のLED照明灯を示す要部拡大断面図である。 図21のLED照明灯の一方の口金の本体ケースを示す正面図である。 図21のLED照明灯の一方の口金の本体ケースを示す側面図である。 図21のLED照明灯の他方の口金の本体ケースを示す正面図である。 図21のLED照明灯の他方の口金の本体ケースを示す側面図である。 図21のLED照明灯の環状固定具を示す正面図である。 図21のLED照明灯の環状固定具を示す分解斜視図である。 図21のLED照明灯の環状パッキンを示す斜視図である。 図21のLED照明灯の環状パッキンを示す正面図である。 図34のXXXV−XXXV線に沿う断面図である。 図21のLED照明灯のLEDモジュールを示す断面図である。 本発明の第3実施形態に基づくLED照明灯を示す要部平面図である。 本発明の第4実施形態に基づくLED照明灯を示す要部断面図である。 従来のLED照明灯の一例を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜21における符号と、これらの図を参照して説明する第1実施形態のLED照明装置A1の符号および語句とはこれらの実施形態についてのみ有効であり、後述する図21〜図38における符号とこれらの図を参照して説明する第2実施形態のLED照明灯A2ないし第4実施形態のLED照明灯A4の符号および語句とは、独立している。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置を示している。本実施形態のLED照明装置A1は、ベース1、LEDユニット2および2つの取付手段6を備えている。LED照明装置A1は、たとえば天井に取り付けられることにより、室内照明に用いられる。LED照明装置A1のx方向長さは、たとえば1250mm程度であり、y方向の幅は、たとえば230mm程度であり、z方向の高さは、たとえば49mm程度である。なお、x方向は、本発明で言う第1の方向に相当し、z方向は、本発明で言う第2の方向に相当する。y方向は、x方向およびz方向のいずれに対しても直角である方向である。
図1は、LED照明装置A1を示す平面図である。図2は、LED照明装置A1を示す正面図である。図3は、図1のIII−III線に沿う要部拡大断面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿う断面図である。
ベース1は、天井などに取り付けられるものであり、且つLEDユニット2を支持するものである。図6は、ベース1を示す平面図である。ベース1は、本発明で言う支持体の一例に相当する。本実施形態のベース1は、溝部11、一対の斜面部12、貫通孔13,14および中間ケーブル16を有している。
ベース1は、たとえば金属板を折り曲げ加工等することによって形成されている。ベース1のx方向の長さは、たとえば1250mm程度であり、y方向の幅はたとえば230mm程度である。
溝部11は、LEDユニット2を収容する部位である。溝部11は、z方向に凹んでおり、x方向に長く延びている。一対の斜面部12は、溝部11のy方向両端に繋がっており、y方向外方に位置している。斜面部12は、y方向において溝部11から離間するほど、図中z方向上方(LEDユニット2の出射方向とは反対側)に位置するように傾斜している。
貫通孔13,14は、ベース1の溝部11をz方向に貫通している。本実施形態においては、貫通孔13は、ベース1のx方向中央に位置している。貫通孔13は、LED照明装置A1の取付対象部位である天井などに設けられた電源ケーブル81を挿通させるものである。これにより、電源ケーブル81は、溝部11の外方から溝部11の内方へと導かれる。貫通孔14は、ベース1のx方向図中右側に位置している。貫通孔14は、後述するLEDユニット2の電源部5のケーブル51を挿通させるものである。これにより、ケーブル51は、溝部11の外方から溝部11の内方へと導かれる。
中間ケーブル16は、後述するLEDユニット2の電源部5のケーブル51と接続されるものである。また、中間ケーブル16の根元には端子台が設けられている。この端子台に電源ケーブル81が接続されることにより、電源ケーブル81と中間ケーブル16とが導通する。中間ケーブル16は、貫通孔13を挟んでLEDユニット2の電源部5とはx方向において反対側に設けられている。
LEDユニット2は、LED照明装置A1の光源機能を発揮するユニットである。LEDユニット2は、z方向においてベース1によって支持されている。また、LEDユニット2は、ベース1によってx方向およびy方向においても支持されている。LEDユニット2は、x方向に長く延びる細長状であり、ベース1の溝部11に収容される。
LEDユニット2は、複数のLEDモジュール20、基板35、支持部材3、カバー4および電源部5を備えている。図5は、LEDユニット2を示す断面図である。
図17は、LEDモジュール20の一例を示す拡大断面図である。LEDモジュール20は、リード21、LEDチップ22、封止樹脂23、およびリフレクタ24を備えている。1対のリード21は、たとえばCu合金からなり、その一方にLEDチップ22が搭載されている。リード21のうちLEDチップ22が搭載された面と反対側の面は、LEDモジュール20を面実装するために用いられる実装端子とされている。
LEDチップ22は、LEDモジュール20の光源であり、たとえば青色光を発光可能とされている。封止樹脂23は、LEDチップ22を保護するためのものである。封止樹脂23は、LEDチップ22からの光によって励起されることにより黄色光を発する蛍光物質を含む透光樹脂を用いて形成されている。これにより、LEDモジュール20は、白色を照射することができる。上記蛍光物質としては、黄色光を発するものに代えて、赤色光を発するものと緑色光を発するものとを混合して用いてもよい。リフレクタ24はたとえば白色樹脂からなり、LEDチップ22から側方に発された光を上方に反射するためのものである。
基板35は、x方向を長手方向、y方向を幅方向とする帯状であり、たとえばセラミックスあるいはガラスエポキシ樹脂からなる。本実施形態においては、基板35には、複数のLEDモジュール20がx方向に沿って一列に搭載されている。
支持部材3は、基板35を支持している。支持部材3は、x方向に延びている。また、支持部材3は、x方向に対して直角である断面形状が一定である。本実施形態においては、支持部材3は、金属板を折り曲げ加工することによって形成されている。支持部材3には、貫通孔33が設けられている。
支持部材3は、支持板部31および一対の側板部32を有している。支持板部31は、x方向を長手方向、y方向を幅方向とする帯板状であり、基板35を支持する部位である。一対の側板部32は、支持板部31のy方向両側端からベース1側に起立している。側板部32のz方向端部は、折り返されている。
カバー4は、LEDモジュール20のLEDチップ22からの光を透過させる。また、本実施形態においては、カバー4は、LEDモジュール20のLEDチップ22からの光を拡散させつつ透過させる。より具体的には、カバー4は、乳白色の半透明の樹脂からなる。カバー4は、x方向に対して直角である断面形状が一定である。また、本実施形態においては、カバー4は、z方向視において支持部材3よりも大である。
図示された例においては、カバー4は、膨出部41および一対の係合部42を有する。膨出部41は、z方向においてベース1とは反対側に膨出している。一対の係合部42は、支持部材3の一対の側板部32と係合する部位である。係合部42は、たとえば膨出部41からz方向図中上方に起立した部位の先端部分が折り返された形状とされている。
電源部5は、たとえば商用AC100V電力をLEDモジュール20のLEDチップ22を発行させるのに適したDC36Vないしは24Vに変換する機能を果たすものである。電源部5は、支持部材3の支持板部31と一対の側板部32に囲まれた空間に配置されており、基板35とは支持板部31を挟んで反対側に位置している。また、電源部5は、図2および図6に示すように、ベース1のx方向一方寄りに配置されている。図4に示すように、電源部5と基板35とは、LEDケーブル29によって接続されている。LEDケーブル29は、支持部材3の貫通孔33を通じて配置されている。
取付手段6は、ベース1に対してLEDユニット2を固定するとともに、LEDユニット2をベース1に対して意図した距離をおいて離間させた状態を維持するためのものである。かかる意図により、取付手段6は、LEDユニット2にベース1に対してz方向において近接する近接状態と、LEDユニット2にベース1に対してz方向において離間する離間状態と、をとらせる。本実施形態においては、2つの取付手段6がx方向に互いに離間して配置されている。
取付手段6は、アーム部61、捻じりバネ62、固定部材63および係合部材65を有する。
図7〜図9は、互いに組み合わされたアーム部61、捻じりバネ62および固定部材63を示している。図10〜図12は、アーム部61を示している。図13〜図16は、固定部材63を示している。
アーム部61は、固定部材63を介して、ベース1に開閉可能に取り付けられている。アーム部61は、たとえば金属または樹脂からなる。金属材料の例としては、ステンレス鋼などの剛体としての金属、またはバネ鋼などの弾性挙動を顕著に示す金属が挙げられる。
図2および図3は、アーム部61が閉状態をとった状態を示している。また、図19は、アーム部61が開状態をとった状態を示している。図2および図3に示すように、アーム部61が閉状態をとると、LEDユニット2が近接状態をとる。一方、図19に示すように、アーム部61が開状態をとると、LEDユニット2が離間状態をとる。
アーム部61は、円弧状部611、係合部612および1対の側板部613を有する。円弧状部611は、閉状態においてLEDユニット2側に凸である円弧形状をなしている。係合部612は、アーム部61の先端に設けられており、係合部材65と係合する。図示された例においては、係合部612は、アーム部61の先端部分が折られることによって形成されている。一対の側板部613は、円弧状部611の根元側に繋がっている。一対の側板部613の各々には、貫通孔614が設けられている。貫通孔614には、軸部材66が挿通される。
捻じりバネ62は、アーム部61に対して閉方向に向かう弾性力を付与するものであり、本発明で言う弾性部材の一例である。捻じりバネ62の一端は固定部材63に作用力および反作用力を付与可能に接しまたは固定されており、他端はアーム部61に作用力および反作用力を付与可能に接しまたは固定されている。捻じりバネ62は、閉状態にあるアーム部61に閉方向の弾性力を付与するように設定および配置されていることが好ましい。
固定部材63は、アーム部61をベース1に対して取り付けるためのものであり、ベース1に固定されている。固定部材63は、溝状部631および一対の貫通孔632を有する。溝状部631は、捻じりバネ62の一端を収容している。一対の貫通孔632は、軸部材66が挿通される。アーム部61および固定部材63の双方に軸部材66が挿通されることにより、アーム部61は、固定部材63に対して開閉可能に支持されている。また、固定部材63には、貫通孔633が形成されている。固定部材63をベース1に固定するには、たとえばビス、リベットまたはボルトなどを貫通孔633に挿通し、これらをベース1に固定する手法を採用できる。
係合部材65は、LEDユニット2に固定されており、アーム部61の係合部612と係合する部位である。係合部材65は、窓部651を有している。窓部651は、たとえば矩形状であり、アーム部61が挿通されている。本実施形態においては、取付手段6によるLEDユニット2の支持位置とLEDユニット2のx方向端との距離Dは、LEDユニット2のx方向の長さLの3%以上25%以下である。なお、取付手段6によるLEDユニット2の支持位置は、本実施形態においては、係合部材65の窓部651においてアーム部61が当接するため、窓部651の位置として定義される。
本実施形態においては、アーム部61は、x方向およびz方向を含む平面において回動する。アーム部61は、閉状態であるときにベース1にz方向において最も近接し、開状態であるときにz方向においてベース1から最も離間する。アーム部61は、閉状態であるときにx方向に沿った姿勢をとる。アーム部61は、開状態であるときにz方向に沿った姿勢をとる。
次に、LED照明装置A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、図2および図3に示す状態においては、アーム部61が閉状態をとることにより、LEDユニット2が近接状態をとっている。アーム部61には、捻じりバネ62から閉方向への弾性力が付与されるため、近接状態が安定的に維持される。この結果、通常の使用時には、LEDユニット2がベース1に対して安定して固定される。一方、LEDユニット2の設置作業やLEDユニット2のいずれかの構成要素を交換する作業などを行う際には、使用者が捻じりバネ62の弾性力を上回る力でLEDユニット2をベース1から離間させようとすると、アーム部61が開状態に向かい、図19に示す開状態をとる。これにより、LEDユニット2は、ベース1から離間した離間状態をとる。この際、係合部材65がアーム部61と係合するため、LEDユニット2が、ベース1から誤って落下することなどを防止することができる。したがって、LED照明装置A1によれば、設置や交換の作業を適切に行うことが可能である。
アーム部61とは別体とされた弾性部材としての捻じりバネ62を備えることにより、捻じりバネ62は、弾性力を発揮する機能のみが担保されればよい。たとえば、アーム部61と捻じりバネ62とを一体的に形成すると、アーム部61に相当する箇所にも弾性力を発揮することが求められる。しかしながら、アーム部61および捻じりバネ62をたとえば、バネ鋼などによって一体的に形成すると、開閉の動作において塑性変形してしまうことが懸念される。本実施形態においては、アーム部61には、弾性力の発揮が不要であるため、アーム部61として適切な剛性を有しうる構成とすることができる。また、捻じりバネ62は、意図しない塑性変形を生じない構成を選択することができる。
なお、アーム部61をバネ鋼によって形成した場合、図18に示す閉状態と開状態との間の状態において、アーム部61の先端がLEDユニット2に干渉しかけても、アーム部61が撓むことにより、この干渉を回避することができる。この結果、アーム部61の長さをより長くすることができる。これは、離間状態におけるベース1とLEDユニット2との距離を拡大するのに適している。
円弧状部611を有することにより、開状態においても、LEDユニット2の係合部材65に安定して係合することができる。アーム部61の先端に係合部612を設けておくことは、安定した係合に好ましい。
開状態となったアーム部61に付与される捻じりバネ62からの弾性力は、アーム部61の先端をx方向外方へと向かわせる方向に働く。この方向の力は、LEDユニット2を直ちにz方向上方へと向かわせるようには作用しない。このため、使用者がLEDユニット2を下降させることによってLEDユニット2に離間状態をとらせると、捻じりバネ62からの弾性力が作用しつつも、LEDユニット2の離間状態が維持される。
x方向に離間して配置された2つの取付手段6を備えることにより、LEDユニット2を安定して支持することができる。また、離間状態においては、2つの取付手段6において、アーム部61の先端をx方向外方にそれぞれ向かわせる弾性力が付勢されている。これにより、LEDユニット2をx方向においてより安定して支持しておくことができる。
距離Dが、長さLの3%以上25%以下であることにより、LEDユニット2をより安定して支持することができる。
ベース1の貫通孔13には、電源ケーブル81が導かれる。この貫通孔13とLEDユニット2の電源部5とをx方向において重ならないように配置することにより、電源部5と電源ケーブル81とが干渉することを回避することが可能である。これは、LED照明装置A1のz方向高さを低くするのに適している。
図20は、LEDユニット2の変形例を示す断面図である。
本変形例においては、支持部材3がアルミなどの押出成形によって形成されている。支持部材3は、断面略コの字状である。また、電源部5は、支持部材3の支持板部31および一対の側板部32によって囲まれた空間に、その全体が収容されている。また、カバー4のy方向寸法は、支持部材3と略同じとされている。このような変形例であっても、設置や交換の作業を適切に行うことが可能である。
本発明に係るLED照明装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るLED照明装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
図21〜図38における符号とこれらの図を参照して説明する第2実施形態のLED照明灯A2ないし第4実施形態のLED照明灯A4の符号および語句とは、これらの実施形態についてのみ有効であり、上述した図1〜21における符号と、これらの図を参照して説明する第1実施形態のLED照明装置A1の符号および語句とは、独立している。
図21〜図26は、本発明の第2実施形態に基づくLED照明灯の一例を示している。本実施形態のLED照明灯A2は、支持部材1、LED発光部2、透光カバー3、一対の固定具4および一対の口金5を備えている。LED照明灯A2は、一般的な直管形蛍光灯の代替品として用いられることが意図されており、たとえば、店舗の屋外に設置された看板の光源として用いられる。
図21は、LED照明灯A2を示す正面図である。図22は、図21のXXII−XXII線に沿う断面図である。図23は、図21のXXII−XXII線に沿う要部拡大断面図である。図24は、LED発光部2および固定具4を主に示す要部平面図である。図25は、図22のXXV−XXV線に沿う要部断面図である。図26は、図21のLED照明灯を示す要部拡大断面図である。なお、以降の説明において、長手方向とは、支持部材1および透光カバー3が長く延びる方向であり、且つ透光カバー3の軸方向であり、図21における図中左右方向である。また、以降の説明において、軸方向外方とは、LED照明灯A2の外部に向かう側であり、図21における左右方向外側を意味する。また、軸方向内方とは、LED照明灯A2の外部に向かう側であり、図21における左右方向内側を意味する。径方向とは、長手方向を軸方向とした場合に、LED照明灯A2の中心から放射状に延びる方向である。周方向とは、長手方向を軸方向として、これを取り囲む方向である。さらに図22における左右方向を幅方向と呼ぶ場合がある。
支持部材1は、LED発光部2を支持し、かつLED発光部2からの熱を放散する役割を果たすものである。また、支持部材1は、透光カバー3に収容されている。本実施形態においては、支持部材1は、天板部11、一対の側板部12、一対の筒状部13、一対の円弧部15および一対の外方リブ14を有する。支持部材1は、たとえばAlなどの金属からなり、いわゆる押出成形によって形成される。
天板部11は、長手方向に延びる長矩形状とされ、かつLED発光部2が取り付けられている。一対の側板部12は、天板部11の幅方向両端からLED発光部2とは反対側に延びている。このような構成により、支持部材1は、長手方向視略コの字状とされている。
一対の筒状部13は、一対の側板部12の図中下方端に設けられている。筒状部13は、内部に長手方向に延びる空間を有しているものであればよい。本実施形態においては、筒状部13は、長手方向視C字状とされており、これ以外にたとえば長手方向視円形状であってもよい。一対の筒状部13は、支持部材1の長手方向全長にわたって設けられている。
一対の円弧部15は、天板部11と一対の側板部12との間に介在している。円弧部15は、長手方向視において円弧形状である
一対の外方リブ14は、天板部11と一対の円弧部15との連結部分に設けられており、幅方向外方に位置する。一対の外方リブ14は、支持部材1の長手方向全長にわたって設けられている。一対の外方リブ14は、一対の固定具4と係合している。
外方リブ14は、拡幅部141および起立部142を有する。拡幅部141は、天板部11に沿って幅方向外方に延出する部位である。起立部142は、拡幅部141から側板部12とは反対側に起立する部位である。
LED発光部2は、LED照明灯A2の光源であり、本実施形態においては、たとえば昼光色などの白色光を発する。本実施形態のLED発光部2は、複数のLEDモジュール20および基板27を備えている。基板27は、たとえばガラスエポキシ樹脂からなるプリント配線基板であり、長矩形状である。
複数のLEDモジュール20は、長手方向に沿って1列に配置されており、基板27に搭載されている。なお、複数のLEDモジュール20が複数列に配置された構成であってもよい。本実施形態においては、複数のLEDモジュール20の主出射方向は、図22における図中上方と一致している。なお、主出射方向とは、LEDモジュール20から発せられる光の略中心方向を指すものである。主出射方向を中心として、LEDモジュール20からの光が広がるように出射される。ただし、主出射方向における輝度が最大である必要はない。
図36は、LEDモジュール20の一例を示している。同図のLEDモジュール20は、LEDチップ21、一対のリード22、ケース23および透光樹脂24を具備している。LEDチップ21は、たとえばGaN系半導体からなり、たとえば青色光を発する。透光樹脂24は、LEDチップ21を覆っており、たとえば透明樹脂に蛍光材料が混入された材質からなる。この蛍光材料は、LEDチップ21からの青色光によって励起されることにより黄色光を発する。この蛍光材料の種類および濃度は、LEDチップ21からの青色光とこの蛍光材料からの黄色光とが混色することにより昼白色などの白色を呈するように調整されている。一対のリード22は、LEDチップ21を支持し、かつLEDチップ21への導通経路となるものであり、たとえばCu合金などからなる。ケース23は、たとえば白色樹脂からなり、LEDチップ21を囲む枠状である。ケース23の内側面は、LEDチップ21からの光を反射することによりこの光を出射させるリフレクタとして機能している。
基板27は、配線パターン271およびレジスト層272を含んでいる。配線パターン271は、複数のLEDモジュール20を実装するためのものであり、基板27の上面に形成されている。配線パターン271は、Cu,Ni,Ag等をメッキすることによって形成されている。レジスト層272は、配線パターン271の大部分を覆うものであり、基板27の上面のほとんどを覆っている。レジスト層272は、樹脂からなり、本実施形態においては、白色である。また、レジスト層272には、LEDモジュール20と配線パターン271とを導通させるための複数の開口が形成されている。
図24に示すように、本実施形態においては、複数のLEDモジュール20が長手方向に沿って1列に配置されている。複数のLEDモジュール20は、複数の第1LEDモジュール20Aと複数の第2LEDモジュール20Bとを含んでいる。第1LEDモジュール20Aと第2LEDモジュール20Bとは、それぞれが発する光の色温度が異なる。本実施形態においては、第1LEDモジュール20Aは、昼光色の光を発し、第2LEDモジュール20Bは、電球色を発する。複数の第1LEDモジュール20Aと複数の第2LEDモジュール20Bとの発光輝度をそれぞれ制御することによりLED照明灯A2から出射される光の色温度を制御する、いわゆる調光制御を行うことができる。
本実施形態においては、第1LEDモジュール20Aと第2LEDモジュール20Bとは、長手方向において交互に配置されている。また、複数の第1LEDモジュール20Aは、各々が互いに直列に接続された複数の第1LEDモジュール20Aからなる複数組が、互いに並列に接続された構成とされている。また、複数の第1LEDモジュール20Bは、各々が互いに直列に接続された複数の第1LEDモジュール20Bからなる複数組が、互いに並列に接続された構成とされている。
LED照明灯A2は、たとえば看板などの照明器具に取り付けるために、電源ケーブル81を備える。この電源ケーブル81は、たとえば、口金5の貫通孔59を通じて口金5および透光カバー3の内部に挿入されている。また、この電源ケーブル81から商用の100V交流電力などが供給される場合、LED発光部2のLEDチップ21を点灯させるのに適した直流電力に交流電力を変換するための電源部5を内蔵する。電源部5と基板27とは、LEDケーブル29によって接続されている。
透光カバー3は、LED発光部2からの光を拡散させつつ透過させるものであり、本実施形態においては、支持部材1およびLED発光部2および一対の固定具4を収容している。透光カバー3は、長手方向を軸方向とする円筒形状である。透光カバー3は、たとえばポリカーボネート樹脂に乳白色の拡散材が混入された材質からなる。また、本実施形態においては、透光カバー3の熱膨張率は、支持部材1の熱膨張率よりも大である。なお、透光カバー3は、LED発光部2からの光を透過するものであればよく、顕著な拡散機能を果たさない透明な材質からなるものであってもよい。透光カバー3の厚さは、たとえば0.8〜2.0mmである。また、透光カバー3には、一対の内方リブ32が形成されている。一対の内方リブ32は、径方向において内方に突出しており、支持部材1の一対の筒状部13と係合する。一対の内方リブ32は、透光カバー3の長手方向全長にわたって形成されている。
一対の固定具4は、LED発光部2の基板27を支持部材1の天板部11に対して固定するためのものである。一対の固定具4は、幅方向に離間しており、互いの間から複数のLEDモジュール20を露出させている。固定具4の材質は特に限定されないが、支持部材1よりも反射率が高い材質からなる。本実施形態においては、固定具4は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの白色樹脂からなる。固定具4は、支持部材1の外方リブ14を抱え込むようにして外方リブ14と係合する。この係合状態において、支持部材1の天板部11と固定具4との間にLED発光部2の基板27が保持される。なお、基板27の天板部11への固定は、一対の固定具4による固定に加えて、接着剤や接着テープなどの接合手段を用いてもよい。
固定具4は、外側板部41および外天板部42を有する。外天板部42は、支持部材1の天板部11とともに、基板27を挟む部分である。外側板部41は、外天板部42に繋がり、且つ支持部材1の側板部12に対して幅方向外方に位置する。
固定具4は、下方リブ43、複数の外側方リブ44および内側方リブ46を有する。
下方リブ43は、外方リブ14の拡幅部141に対して起立部142とは反対側において外側板部41から突出している。外側方リブ44は、外方リブ14の起立部142に対して幅方向外方において外側板部41から突出している。本実施形態においては、1つの固定具4に2つの外側方リブ44が設けられている。内側方リブ46は、外方リブ14の起立部142に対して幅方向内方において外天板部42から下方に突出する。
図24に示す平面視における外観において、一対の固定具4の外天板部42の幅方向寸法は、8mm程度である。また、一対の固定具4の下方リブ43同士の距離は、9mmである。このため、平面視における支持部材1、LED発光部2および固定具4の外観において、一対の固定具4の外天板部42が占める割合は、本例において64%である。この割合を、本発明においては、第1高反射領域率という。
さらに、支持部材1、LED発光部2および固定具4の平面視および側面視における外観においては、一対の固定具4が占める割合を、三方第1高反射領域率と定義する。この三方第1高反射領域率は、透光カバー3の一対の内方リブ32よりも図22における上方部分が対象となる。本例においては、三方第1高反射領域率は、69%である。
また、同図においては、基板27のうちLEDモジュール20を実装するための領域以外には、レジスト層272が設けられている。このため、平面視における支持部材1、LED発光部2および固定具4の外観において、一対の固定具4の外天板部42およびレジスト層272が占める割合は、本例において95%である。この割合を、本発明においては、第2高反射領域率という。
一対の口金5は、支持部材1および透光カバー3の長手方向両端に位置している。後述するように本実施形態の一対の口金5は、支持部材1に対して固定されている。口金5は、本体ケース51、環状固定具52および環状パッキン53を具備している。後述する具体的構成により、本体ケース51は、支持部材1に対して固定されており、環状固定具52は、本体ケース51に対して固定されており、環状パッキン53は、環状固定具52に対して固定されているとともに、透光カバー3の長手方向端部から内方に退避した位置において、透光カバー3に外嵌されている。また、本体ケース51は、透光カバー3に対して相対動可能とされている。環状固定具52は、透光カバー3に対して相対動可能とされている。
図27および図28は、図21において図中左方に位置する口金5を示している。図29および図30は、図21において図中右方に位置する口金5を示している。一対の口金5は、互いに全く同じ構成であってもよいし、本発明が意図する効果を奏する範囲において互いに異なる構成であってもよい。本実施形態においては、図中左方に位置する口金5が付加的な機能を備えている点において、図中右方に位置する口金5と異なっている。一対の口金5は、それぞれ本体ケース51、環状固定具52および環状パッキン53を備える点で共通している。ただし、本体ケース51の付加的な機能が互いに異なる。
本体ケース51は、口金5の土台となるものであり、たとえば樹脂からなる。図27〜図30に示すように、この本実施形態の本体ケース51は、筒状部511、底部512、一対の凹部513、一対のねじ用孔514および複数の突起515を有する。
筒状部511は、透光カバー3の長手方向を軸方向とする筒状の部分である。図25に示すように、筒状部511は、透光カバー3に対して径方向外側に配置されており、透光カバー3の長手方向端部付近を収容している。これにより、口金5は、長手方向において透光カバー3と重なる部分を有する。
底部512は、筒状部511の長手方向外方を塞ぐ部分である。底部512の具体的形状等は特に限定されないが、図25に示すように底部512は、透光カバー3の端部31とは当接しておらず、適切な大きさに設定された隙間が設けられている。
凹部513は、底部512から長手方向内方に凹んでいる。図28および図30に示すように、本実施形態においては、各本体ケース51に2つずつの凹部513が形成されている。
ねじ用孔514は、凹部513の底部に設けられており、凹部513の底部を長手方向に貫通している。図25に示すように、ねじ用孔514は、ねじ59を挿通させるためのものである。また、ねじ用孔514は、長手方向視における位置が、支持部材1の筒状部13と一致している。そして、凹部513に挿通されたねじ59が、筒状部13にたとえば螺合することによって固定されている。これにより、口金5は、支持部材1に対してねじ59によって固定されている。
複数の突起515は、径方向外方に突出している。より具体的には、複数の突起515は、筒状部511から突出している。図28および図30に示すように、本実施形態においては、2つずつの突起515が径方向両側に配置されている。径方向片側においては、2つの突起515が周方向に離間して配置されている。本実施形態の突起515は、径方向視矩形状であるが、突起515の形状は特に限定されない。また、突起515の頂面は、長手方向および周方向に沿った形状とされている。
また、図27および図28に示すように、図21における図中左方に位置する口金5の本体ケース51には、内圧調整弁519が設けられている。内圧調整弁519は、内部の圧力が所定の圧力を超えた場合に、内部の気体を外部に放出することにより、内部の圧力を所定の圧力以下に維持する機能を果たす。
環状固定具52は、全体として環状、より具体的には筒状とされており、本体ケース51に対して径方向外側に配置されている。環状固定具52は、たとえば樹脂からなる。具体的には、環状固定具52は、本体ケース51の筒状部511を外側から囲むように配置されている。図31は、環状固定具52を示す正面図であり、図32は、環状固定具52を示す分解斜視図である。
本実施形態の環状固定具52は、一対の個片部520からなる。一対の個片部520は、周方向において互いに分割されている。本実施形態の個片部520は、周方向において180度の方位を占める。一対の個片部520は、それぞれ係合突起523および係合孔521が設けられている。係合突起523および係合凹部524は、個片部520の周方向端部に設けられている。一対の個片部520の周方向端部同士を対面させると、互いの係合突起523と係合凹部524とが係合する関係となっている。これにより、一対の個片部520同士が連結される。
環状固定具52は、複数の係合孔521および環状溝522を有している。
係合孔521は、環状固定具52(一対の個片部520)を径方向に貫通しており、本体ケース51の突起515と係合するためのものである。このため、本実施形態の環状固定具52は、本体ケース51の4つの突起515に対応して、4つの係合孔521を有している。2つずつの係合孔521が径方向両側に配置されている。径方向片側においては、2つの係合孔521が周方向に離間して配置されている。また、係合孔521の形状は特に限定されないが、本実施形態の突起515の形状に対応して、径方向視矩形状とされている。各係合孔521と各突起515とが係合することにより、環状固定具52は、本体ケース51に対して係合により固定されている。
環状溝522は、環状固定具52の内面において径方法内方から径方向外方に凹んでいる。環状溝522は、周方向全周にわたって形成されている。環状溝522は、環状固定具52を環状パッキン53と係合させるためのものである。
環状パッキン53は、透光カバー3に外嵌されることにより、透光カバー3内の気密性を高めるためのものであり、たとえば比較的軟質の樹脂あるいはゴム等からなる。図33は、環状パッキン53を示す斜視図であり、図34は、環状パッキン53を示す正面図であり、図35は、図34のXXXV−XXXV線に沿う断面図である。図26および図33〜図35に示すように、環状パッキン53は、筒状部531、外部係合環状突起532、外部先端環状突起533、複数の内部中間環状突起534および内部先端環状突起535を有する。
筒状部531は、環状パッキン53の本体をなす部位である。本実施形態においては、環状パッキン53に外部先端環状突起533および複数の内部中間環状突起534が設けられていることにより、図26に示すように、筒状部531の内面は、透光カバー3には当接していない。
外部係合環状突起532は、筒状部531から径方向外方に突出している。外部係合環状突起532は、環状固定具52の環状溝522に嵌り込む。これにより、環状固定具52と環状パッキン53とは互いに係合している。外部係合環状突起532は、周方向全周にわたって形成されている。
外部先端環状突起533は、環状固定具52の長手方向内方端に隣接し、且つ筒状部531から径方向外方に突出している。また、外部先端環状突起533は、環状パッキン53の長手方向内方端付近に設けられている。外部先端環状突起533は、周方向全周にわたって形成されている。
内部先端環状突起535は、筒状部531の内面において径方向外方から径方向内方に突出し、且つ長手方向内方端に位置する。図26に示すように、内部先端環状突起535は、透光カバー3に当接している。内部先端環状突起535は、周方向全周にわたって形成されている。
複数の内部中間環状突起534は、筒状部531の内面において径方向外方から径方向内方に突出し、且つ長手方向において内部先端環状突起535よりも外方に位置する。図26に示すように、複数の内部中間環状突起534は、透光カバー3に当接している。複数の内部中間環状突起534は、周方向全周にわたって形成されている。本実施形態においては、2つの内部中間環状突起534が形成されている。2つの内部中間環状突起534は、互いに長手方向に離間配置されている。また、2つの内部中間環状突起534は、長手方向において、外部係合環状突起532とは異なる位置に設けられている。外部係合環状突起532は、長手方向において、2つの内部中間環状突起534の間に位置している。
次に、LED照明灯A2の作用について説明する。
本実施形態によれば、LED発光部2の基板27が一対の固定具4の外天板部42によって支持部材1の天板部11に対して固定されている。また、一対の固定具4は、支持部材1よりも反射率が高い材質からなる。このため、支持部材1およびLED発光部2のみを備える構成と比較して、支持部材1、LED発光部2および固定具4の外観は、より反射率が高い領域が大きい。これにより、LED発光部2からの光のうち透光カバー3の内面によって内方に反射された光を、固定具4によって反射し、透光カバー3を透過させて出射することが可能である。したがって、LED発光部2の基板27を適切に固定しつつ、LED照明灯A2の高輝度化を図ることができる。
固定具4が白色樹脂からなることは、固定具4をより高反射な部材とするのに適している。支持部材1がアルミからなることにより、LED発光部2からの熱を放散することができる。
基板27に白色のレジスト層272が形成されていることにより、LED照明灯A2の高輝度化をさらに促進することができる。固定具4の外天板部42が基板27の配線パターン271とは重ならない構成とすることにより、外天板部42によって配線パターン271が損傷することを回避することができる。
第1高反射領域率が、64%であることにより、配線パターン271の損傷を回避しつつ、LED照明灯A2の高輝度化を適切に図ることができる。三方第1高反射領域率が、69%であることにより、平面視においてのみでなく、LED発光部2からの光が透光カバー3の内面によって反射された後に支持部材1の側方に進行してきた場合であっても、固定具4によって反射する効果が期待できる。さらに、第2高反射領域率が、95%であることにより、支持部材1、LED発光部2および固定具4の上面に進行してきた光のほとんどを相対的に高い反射率の部位によって透光カバー3へと反射することができる。
図22および図23に示すように、下方リブ43を設けることにより、下方リブ43と外天板部42とによって外方リブ14を図中上下方向に挟む格好となる。これにより、支持部材1に対する固定具4の上下方向位置を規定することができる。また、内側方リブ46を設けることにより、内側方リブ46と外側板部41とによって外方リブ14を幅方向において挟む格好となる。これにより、支持部材1に対する固定具4の幅方向位置を規定することができる。さらに、外側方リブ44を設けることにより、外側方リブ44と内側方リブ46とによって外方リブ14を挟む構造となっている。これは、支持部材1に対する固定具4の幅方向位置の精度を高めるのに適している。複数の外側方リブ44を設けることは、高精度化に有利である。
口金5において、本体ケース51、環状固定具52および環状パッキン53が互いに固定されている。環状パッキン53は、透光カバー3に外嵌されているものの、透光カバー3に対して固定されているものではない。このため、LED照明灯A2の使用環境において温度変化が生じると、透光カバー3は、支持部材1とは熱膨張係数が顕著に異なるため、透光カバー3と支持部材1とは熱変形の度合いが大きく異なる。この差異、支持部材1と本体ケース51、環状固定具52および環状パッキン53とが、長手方向において一体的な挙動を示し、環状パッキン53は、透光カバー3に対して相対動することとなる。環状パッキン53は、透光カバー3の長手方向端部から退避した位置にあるため、透光カバー3に対して相対動しても、透光カバー3から外れることなく、透光カバー3内の気密性を保ち続ける。したがって、LED照明灯A2は、温度変化が生じる環境においてより適切に使用することが可能である。
本体ケース51および環状固定具52が、透光カバー3に対して相対動可能である。これにより、透光カバー3の挙動が本体ケース51および環状固定具52を介して支持部材1によって拘束されることを回避することができる。
本体ケース51と透光カバー3とが長手方向において重なる部分を有することにより、温度変化によって伸縮が生じた際に、透光カバー3が本体ケース51から抜け出てしまうことを防止することができる。
環状固定具52を係合によって本体ケース51に固定することにより、組み立てや分解をより容易とすることができる。本体ケース51の突起515と環状固定具52の係合孔521とを設けることは、本体ケース51と環状固定具52との係合を実現するのに合理的である。環状固定具52が複数の個片部520からなるため、突起515を係合孔521に嵌めこむようにして複数の個片部520同士を連結することにより、環状固定具52を本体ケース51に対して適切に取り付けることができる。
環状パッキン53を係合によって環状固定具52に固定することにより、組み立てや分解をより容易とすることができる。環状パッキン53の外部係合環状突起532と環状固定具52の環状溝522とを設けることは、環状固定具52と環状パッキン53との係合を実現するのに合理的である。
環状パッキン53が外部先端環状突起533を有することにより、温度変化、特に常温からより高温となる変化が生じた場合に、相対的に伸長する透光カバー3に伴って、環状パッキン53が環状固定具52の内側に入り込んでしまうことを阻止することができる。
内部中間環状突起534を設けることにより、環状パッキン53と透光カバー3との接触面積を減少させることができる。環状パッキン53がゴムなどの柔軟性に富む材質からなる場合、接触面積の現象により、摩擦力を低減させることが可能である。これにより、透光カバー3に対して環状パッキン53をよりスムーズに相対動させることができる。複数の内部中間環状突起534を設けることにより、摩擦力の低減と環状パッキン53を透光カバー3に安定して外嵌させることとを両立することができる。
内部先端環状突起535を設けることにより、環状パッキン53の長手方向内方、すなわち環状パッキン53と外部との境界において、気密性をより確実に確保することができる。
ねじ59を支持部材1の筒状部13に螺合させることにより、支持部材1と本体ケース51とをより確実に固定させることができる。一対の筒状部13は、支持部材1の長手方向全長にわたって形成されており、透光カバー3の一対の内方リブ32と係合している。これにより、支持部材1に対して透光カバー3が周方向にずれてしまうことを阻止することができる。
一対の固定具4によってLED発光部2の基板27を支持部材1に対して固定することにより、比較的長尺の基板27であっても、長手方向全長にわたって支持部材1に沿わせることができる。
図37および図38は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図37は、本発明の第3実施形態に基づくLED照明灯を示している。本実施形態のLED照明灯A3は、一対の固定具4とLED発光部2の基板27との関係が、上述した実施形態と異なっている。本実施形態においては、一対の固定具4の外天板部42は、平面視において、レジスト層272に重なるとともに、配線パターン271にも重なっている。また、同図によく表れているように、一対の固定具4の外天板部42の幅方向内端縁は、複数のLEDモジュール20に隣接する位置に配置されている。
このような構成により、本実施形態においては、第1高反射領域率が、80%とされている。また、三方第1高反射領域率は、79%となっている。第2高反射領域率は、LED照明灯A2と同様に95%程度である。
このような実施形態によれば、LED照明灯A3の高輝度化をさらに高めることができる。また、LED照明灯A2およびLED照明灯A3から理解できるように、第1高反射領域率の下限は、外天板部42を配線パターン271とは重ならない構成とした場合であり、上限は、外天板部42がLEDモジュール20に隣接する構成とした場合である。したがって、第1高反射領域率は、64%以上80%以下であることが好ましい。同様に、三方第2高反射領域率は、69%以上79%以下であることが好ましい。また、第2高反射領域率は、90%以上95%以下であることが好ましい。
図38は、本発明の第4実施形態に基づくLED照明灯を示している。本実施形態のLED照明灯A4は、口金5の構成が上述した実施形態と異なっている。本実施形態の口金5は、本体ケース51および端子55を有している。本体ケース51は、たとえば樹脂からなる有底円筒形状の部材である。端子55には溝部56が設けられている。溝部56には、透光カバー3が挿入されている。端子55は、電源ケーブル81によって、LED発光部2に電力供給するための電源部5に接続されている。電源部5と基板27とは、LEDケーブル29によって接続されている。このような実施形態によっても、LED発光部2の基板27を適切に固定しつつ、LED照明灯A4の高輝度化を図ることができる。
本発明に係るLED照明灯は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るLED照明灯の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明によって提供されるLED照明灯の技術的構成について、以下に付記する。
〔付記1A〕
複数のLEDチップを具備するLED発光部と、
前記LED発光部を支持する細長状の支持部材と、
前記LED発光部および前記支持部材を収容し、かつ前記LED発光部からの光を透過する筒形状の透光カバーと、
前記支持部材の両端に位置する一対の口金と、を備え、
前記口金は、本体ケース、環状固定具および環状パッキンを有しており、
前記本体ケースは、前記支持部材に対して固定されており、
前記環状固定具は、前記本体ケースに対して固定されており、
前記環状パッキンは、前記環状固定具に対して固定されているとともに、前記透光カバーの長手方向端部から内方に退避した位置において、前記透光カバーに外嵌されている、LED照明灯。
〔付記2A〕
前記本体ケースは、前記透光カバーに対して相対動可能とされている、付記1Aに記載のLED照明灯。
〔付記3A〕
前記環状固定具は、前記透光カバーに対して相対動可能とされている、付記1Aまたは2Aに記載のLED照明灯。
〔付記4A〕
前記環状固定具は、前記本体ケースに対して径方向外側に配置されている、付記1Aないし3Aのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記5A〕
前記本体ケースは、前記透光カバーに対して径方向外側に配置されており、且つ長手方向において前記透光カバーと重なる部分を有する、付記4Aに記載のLED照明灯。
〔付記6A〕
前記環状固定具は、前記本体ケースに対して係合により固定されている、付記5Aに記載のLED照明灯。
〔付記7A〕
前記本体ケースは、径方向外方に突出する突起を有しており、
前記環状固定具は、前記突起に係合する係合孔を有する、付記6Aに記載のLED照明灯。
〔付記8A〕
前記環状固定具は、周方向において互いに分割された複数の個片部を含む、付記6Aまたは7Aに記載のLED照明灯。
〔付記9A〕
前記環状パッキンは、前記環状固定具に対して係合により固定されている、付記6Aないし8Aのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記10A〕
前記環状固定具は、径方向内方から径方向外方に凹む環状溝を有しており、
前記環状パッキンは、径方向外方に突出し、且つ前記環状溝と係合する外部係合環状突起を有する、付記9Aに記載のLED照明灯。
〔付記11A〕
前記環状溝は、周方向全周にわたって形成されている、付記10Aに記載のLED照明灯。
〔付記12A〕
前記外部係合環状突起は、周方向全周にわたって形成されている、付記11Aに記載のLED照明灯。
〔付記13A〕
前記環状パッキンは、前記環状固定具の長手方向内方端に隣接し、且つ径方向外方に突出する外部先端環状突起を有する、付記10Aないし12Aのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記14A〕
前記外部先端環状突起は、周方向全周にわたって形成されている、付記13Aに記載のLED照明灯。
〔付記15A〕
前記環状パッキンは、径方向外方から径方向内方に突出し、且つ長手方向内方端に位置する内部先端環状突起を有する、付記10Aないし14Aのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記16A〕
前記内部先端環状突起は、前記透光カバーに当接している、付記15Aに記載のLED照明灯。
〔付記17A〕
前記内部先端環状突起は、周方向全周にわたって形成されている、付記15Aまたは16Aに記載のLED照明灯。
〔付記18A〕
前記環状パッキンは、径方向外方から径方向内方に突出し、且つ長手方向において前記先端環状突起よりも外方に位置する内部中間環状突起を有する、付記15Aないし17Aのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記19A〕
前記内部中間環状突起は、前記透光カバーに当接している、付記18Aに記載のLED照明灯。
〔付記20A〕
前記内部中間環状突起は、周方向全周にわたって形成されている、付記18Aまたは19Aに記載のLED照明灯。
〔付記21A〕
前記環状パッキンは、互いに長手方向に離間配置された複数の前記内部中間環状突起を有する、付記18Aないし20Aのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記22A〕
前記本体ケースは、前記支持部材に対してねじによって固定されている、付記1Aないし21Aのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記23A〕
前記本体ケースには、前記ねじを挿通させるねじ用孔が設けられている、付記22Aに記載のLED照明灯。
〔付記24A〕
前記支持部材は、前記ねじが固定される筒状部を有する、付記23Aに記載のLED照明灯。
〔付記25A〕
前記筒状部は、前記支持部材の長手方向全長にわたって設けられている、付記24Aに記載のLED照明灯。
〔付記26A〕
前記支持部材は、一対の前記筒状部を有する、付記25Aに記載のLED照明灯。
〔付記27A〕
前記支持部材は、長手方向に延びる平板帯状の天板部と、この天板部の幅方向両端に繋がる一対の側板部と、を有している、付記26Aに記載のLED照明灯。
〔付記28A〕
前記一対の筒状部は、前記側板部の端部に設けられている、付記27Aに記載のLED照明灯。
〔付記29A〕
前記透光カバーは、各々が径方向内方に突出し、且つ前記支持部材の前記一対の筒状部に係合する一対の内方リブを有する、付記28Aに記載のLED照明灯。
〔付記30A〕
前記一対の内方リブは、前記透光カバーの長手方向全長にわたって設けられている、付記29Aに記載のLED照明灯。
〔付記31A〕
前記LED発光部は、前記支持部材の前記天板部に支持されている、付記27Aないし30Aのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記32A〕
前記LED発光部は、各々が前記LEDチップ、このLEDチップを覆う透光樹脂、および実装端子を有する複数のLEDモジュールを含む、付記31Aに記載のLED照明灯。
〔付記33A〕
前記透光樹脂は、前記LEDチップからの光によって励起されることにより前記LEDチップからの光とは異なる波長の光を発する蛍光材料が混入されている、付記32Aに記載のLED照明灯、付記Aに記載のLED照明灯。
〔付記34A〕
前記LED発光部は、前記複数のLEDモジュールが搭載されており、且つ前記天板部に固定された基板を有する、付記32Aまたは33Aに記載のLED照明灯。
〔付記35A〕
前記支持部材に係合し、且つ前記LED発光部の前記基板を前記支持部材に対して固定する固定具を備える、付記34Aに記載のLED照明灯。
〔付記36A〕
前記支持部材は、金属からなる、付記1Aないし35Aのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記37A〕
前記支持部材は、Alからなる、付記35Aに記載のLED照明灯。
〔付記1B〕
複数のLEDチップを具備するLED発光部と、
前記LED発光部を支持する細長状の支持部材と、
前記LED発光部および前記支持部材を収容し、かつ前記LED発光部からの光を透過する筒形状の透光カバーと、
前記支持部材の両端に位置する一対の口金と、を備え、
前記LED発光部は、各々が前記LEDチップ、このLEDチップを覆う透光樹脂、および実装端子を有する複数のLEDモジュールと、前記複数のLEDモジュールが搭載された基板と、を有し、
前記支持部材は、長手方向に延びる平板帯状の天板部と、この天板部の幅方向両端に繋がる一対の側板部と、を有しており、
前記支持部材に係合し、前記支持部材の前記天板部の幅方向に互いに離間して配置されており、且つ前記支持部材の前記天板部との間に前記LED発光部の前記基板を挟むとともに前記LEDモジュールを露出させる外天板部をそれぞれが有する、前記支持部材よりも反射率が高い材質からなる一対の固定具を備える、LED照明灯。
〔付記2B〕
前記固定具は、白色である、付記1Bに記載のLED照明灯。
〔付記3B〕
前記固定具は、樹脂からなる、付記2Bに記載のLED照明灯。
〔付記4B〕
前記支持部材は、金属からなる、付記1Bないし3Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記5B〕
前記支持部材は、アルミからなる、付記4Bに記載のLED照明灯。
〔付記6B〕
前記基板は、前記LEDモジュールを実装するための配線パターンと、前記配線パターンを覆うレジスト層とを含む、付記1Bないし5Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記7B〕
前記レジスト層は、白色である、付記6Bに記載のLED照明灯。
〔付記8B〕
前記基板の厚さ方向視において、前記固定具の前記外天板部と前記レジスト層とが重なっている、付記6Bまたは7Bに記載のLED照明灯。
〔付記9B〕
前記基板の厚さ方向視において、前記固定具の前記外天板部と前記配線パターンとは、互いに重ならない、付記8Bに記載のLED照明灯。
〔付記10B〕
前記基板の厚さ方向視において、前記固定具の前記外天板部と前記レジスト層および前記配線パターンとが重なっている、付記8Bに記載のLED照明灯。
〔付記11B〕
前記基板の厚さ方向視において、前記LED発光部および前記一対の固定具の外観において前記一対の固定具の前記外天板部が占める割合である第1高反射領域率が、64%以上80%以下である、付記6Bないし10Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記12B〕
前記基板の厚さ方向視および幅方向視において、前記支持部材、前記LED発光部および前記一対の固定具の外観において前記一対の固定具が占める割合である三方第1高反射領域率が、69%以上79%以下である、付記6Bないし11Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記13B〕
前記基板の厚さ方向視において、前記LED発光部および前記一対の固定具の外観において前記一対の固定具の前記外天板部および前記レジスト層が占める割合である第2高反射領域率が、90%以上95%以下である、付記6Bないし12Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記14B〕
前記固定具は、前記外天板部に繋がり、且つ前記支持部材の前記側板部に対して幅方向外方に位置する外側板部をそれぞれ有する、付記1Bないし13Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記15B〕
前記支持部材は、前記天板部と前記一対の側板部との間に介在し、長手方向視において円弧形状である一対の円弧部を有する、付記14Bに記載のLED照明灯。
〔付記16B〕
前記支持部材は、前記天板部と前記一対の円弧部との連結部分から幅方向外方に位置する一対の外方リブを有しており、
前記一対の固定具と前記一対の外方リブとが係合している、付記15Bに記載のLED照明灯。
〔付記17B〕
前記外方リブは、前記天板部に沿って幅方向外方に延出する一対の拡幅部と、前記一対の拡幅部から前記一対の側板部とは反対側に起立する一対の起立部と、を有する、付記16Bに記載のLED照明灯。
〔付記18B〕
前記固定具は、前記外方リブの前記拡幅部に対して前記起立部とは反対側において前記外側板部から突出する下方リブを有する、付記17Bに記載のLED照明灯。
〔付記19B〕
前記固定具は、前記外方リブの前記起立部に対して幅方向外方において前記外側板部から突出する外側方リブを有する、付記17Bまたは18Bに記載のLED照明灯。
〔付記20B〕
前記固定具は、前記外方リブの前記起立部に対して前記幅方向内方において前記外天板部から突出する内側方リブを有する、付記17Bないし19Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記21B〕
前記透光樹脂は、前記LEDチップからの光によって励起されることにより前記LEDチップからの光とは異なる波長の光を発する蛍光材料が混入されている、付記1Bないし20Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記22B〕
前記複数のLEDモジュールは、出射する光の色温度が互いに異なる第1LEDモジュールと第2LEDモジュールとを含む、付記21Bに記載のLED照明灯。
〔付記23B〕
前記第1LEDモジュールは、昼白色を出射する、付記22Bに記載のLED照明灯。
〔付記24B〕
前記第2LEDモジュールは、電球色を出射する、付記22Bまたは23Bに記載のLED照明灯。
〔付記25B〕
前記口金は、本体ケース、環状固定具および環状パッキンを有しており、
前記本体ケースは、前記支持部材に対して固定されており、
前記環状固定具は、前記本体ケースに対して固定されており、
前記環状パッキンは、前記環状固定具に対して固定されているとともに、前記透光カバーの長手方向端部から内方に退避した位置において、前記透光カバーに外嵌されている、付記1Bないし24Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記26B〕
前記本体ケースは、前記支持部材に対してねじによって固定されている、付記25Bに記載のLED照明灯。
〔付記27B〕
前記本体ケースには、前記ねじを挿通させるねじ用孔が設けられている、付記26Bに記載のLED照明灯。
〔付記28B〕
前記支持部材は、前記ねじが固定される筒状部を有する、付記27Bに記載のLED照明灯。
〔付記29B〕
前記筒状部は、前記支持部材の長手方向全長にわたって設けられている、付記28Bに記載のLED照明灯。
〔付記30B〕
前記支持部材は、一対の前記筒状部を有する、付記29Bに記載のLED照明灯。
〔付記31B〕
前記一対の筒状部は、前記側板部の端部に設けられている、付記30Bに記載のLED照明灯。
〔付記32B〕
前記透光カバーは、各々が径方向内方に突出し、且つ前記支持部材の前記一対の筒状部に係合する一対の内方リブを有する、付記31Bに記載のLED照明灯。
〔付記33B〕
前記一対の内方リブは、前記透光カバーの長手方向全長にわたって設けられている、付記32Bに記載のLED照明灯。
〔付記34B〕
前記LED発光部は、前記支持部材の前記天板部に支持されている、付記30Bないし33Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記35B〕
前記本体ケースは、前記透光カバーに対して相対動可能とされている、付記25Bないし34Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記36B〕
前記環状固定具は、前記透光カバーに対して相対動可能とされている、付記25Bないし35Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記37B〕
前記環状固定具は、前記本体ケースに対して径方向外側に配置されている、付記25Bないし36Bのいずれかに記載のLED照明灯。
〔付記38B〕
前記本体ケースは、前記透光カバーに対して径方向外側に配置されており、且つ長手方向において前記透光カバーと重なる部分を有する、付記37Bに記載のLED照明灯。
〔付記39B〕
前記環状固定具は、前記本体ケースに対して係合により固定されている、付記38Bに記載のLED照明灯。
A1 LED照明装置
1 ベース
11 溝部
12 斜面部
13 貫通孔
16 中間ケーブル
2 LEDユニット
20 LEDモジュール
21 リード
22 LEDチップ
23 封止樹脂
24 リフレクタ
3 支持部材
31 支持板部
32 側板部
35 基板
4 カバー
41 膨出部
42 係合部
5 電源部
51 ケーブル
6 取付手段
61 アーム部
611 円弧状部
612 係合部
613 側板部
614 貫通孔
62 捻じりバネ
63 固定部材
631 溝状部
632 貫通孔
633 貫通孔
65 係合部材
651 窓部
66 軸部材
81 電源ケーブル
A2〜A4 LED照明灯
1 支持部材
11 天板部
12 側板部
13 筒状部
15 円弧部
14 外方リブ
141 拡幅部
142 起立部
2 LED発光部
20 LEDモジュール
20A LEDモジュール
20B LEDモジュール
21 LEDチップ
22 リード
23 ケース
24 透光樹脂
27 基板
271 配線パターン
272 レジスト層
3 透光カバー
31 端部
32 内方リブ
4 固定具
41 外側板部
42 外天板部
43 下方リブ
44 外側方リブ
46 内側方リブ
5 口金
51 本体ケース
511 筒状部
512 底部
513 凹部
514 ねじ用孔
515 突起
519 内圧調整弁
52 環状固定具
520 個片部
521 係合孔
522 環状溝
523 係合突起
524 係合凹部
53 環状パッキン
531 筒状部
532 外部係合環状突起
533 外部先端環状突起
534 内部中間環状突起
535 内部先端環状突起
55 端子
56 溝部
59 ねじ

Claims (39)

  1. 複数のLEDチップを備え、
    前記複数のLEDチップが搭載されており、第1の方向に沿って延びる細長状のLEDユニットと、
    前記第1の方向に対して直角である第2の方向において前記LEDユニットを支持する支持体と、
    弾性部材、該弾性部材の弾性力が閉方向に付勢され且つ前記支持体に開閉可能に取り付けられたアーム部、および該アーム部と係合し且つ前記LEDユニットに取り付けられた係合部材を有しており、前記アーム部が閉状態であるときに前記LEDユニットに前記支持体に対して前記第2の方向において近接する近接状態をとらせるとともに、前記アーム部が開状態であるときに前記LEDユニットに前記支持体に対して前記第2の方向において離間する離間状態をとらせる取付手段と、を備えている、LED照明装置。
  2. 前記アーム部は、前記第1の方向および前記第2の方向を含む平面において回動する、請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記アーム部は、前記閉状態であるときに前記支持体に前記第2の方向において最も近接し、前記開状態であるときに前記第2の方向において前記支持体から最も離間する、請求項2に記載のLED照明装置。
  4. 前記アーム部は、前記閉状態であるときに前記第1の方向に沿った姿勢をとる、請求項3に記載のLED照明装置。
  5. 前記アーム部は、前記開状態であるときに前記第2の方向に沿った姿勢をとる、請求項3または4に記載のLED照明装置。
  6. 前記アーム部は、前記閉状態において前記LEDユニット側に凸である円弧状部を有する、請求項1ないし5のいずれかに記載のLED照明装置。
  7. 前記アーム部は、前記円弧状部の根元側に繋がる一対の側板部を有する、請求項6に記載のLED照明装置。
  8. 前記一対の側板部には、軸部材が挿通される貫通孔が設けられている、請求項7に記載のLED照明装置。
  9. 前記軸部材は、前記弾性部材を貫通する、請求項8に記載のLED照明装置。
  10. 前記アーム部は、先端に設けられており且つ前記係合部材に係合する係合部を有する、請求項6ないし9のいずれかに記載のLED照明装置。
  11. 前記離間状態において、前記係合部材は前記アーム部の前記係合部と係合し、
    前記近接状態において、前記係合部材は前記アーム部のうち前記係合部よりも根本寄りの部位に当接する、請求項10に記載のLED照明装置。
  12. 前記アーム部は、金属からなる、請求項6ないし11のいずれかに記載のLED照明装置。
  13. 前記アーム部は、バネ鋼からなる、請求項12に記載のLED照明装置。
  14. 前記アーム部は、樹脂からなる、請求項12に記載のLED照明装置。
  15. 前記弾性部材は、前記閉状態において前記アーム部を前記閉状態に維持しうる弾性力を発揮する、請求項1ないし14のいずれかに記載のLED照明装置。
  16. 前記弾性部材は捻じりバネである、請求項15に記載のLED照明装置。
  17. 前記取付手段は、前記アーム部を前記支持体に取り付ける固定部材を有する、請求項16に記載のLED照明装置。
  18. 前記固定部材は、前記弾性部材の一端を収容する溝状部を有する、請求項17に記載のLED照明装置。
  19. 前記LEDユニットは、前記複数のLEDチップを支持する基板を有する、請求項1ないし18のいずれかに記載のLED照明装置。
  20. 前記LEDチップは、前記基板において前記第1の方向に沿って配列されている、請求項19に記載のLED照明装置。
  21. 前記LEDユニットは、前記基板を支持する支持部材を有する、請求項19または20に記載のLED照明装置。
  22. 前記支持部材は、前記第1の方向に延びている、請求項21に記載のLED照明装置。
  23. 前記支持部材は、前記第1の方向に対して直角である断面形状が一定である、請求項22に記載のLED照明装置。
  24. 前記支持体は、金属板を折り曲げ加工することによって形成されている、請求項23に記載のLED照明装置。
  25. 前記支持体は、前記基板を支持する支持板部と、該支持板部の両側端から前記支持体側に起立する一対の側板部とを有する、請求項24に記載のLED照明装置。
  26. 前記各側板部の先端は、折り返されている、請求項25に記載のLED照明装置。
  27. 前記LEDユニットは、前記LEDチップからの光を透過させるカバーを有する、請求項21ないし26のいずれかに記載のLED照明装置。
  28. 前記カバーは、前記LEDチップからの光を拡散させつつ透過させる、請求項27に記載のLED照明装置。
  29. 前記カバーは、樹脂からなる、請求項28に記載のLED照明装置。
  30. 前記カバーは、前記第1の方向に対して直角である断面形状が一定である、請求項29に記載のLED照明装置。
  31. 前記カバーは、前記支持部材に対して固定されている、請求項27ないし30のいずれかに記載のLED照明装置。
  32. 前記カバーは、前記第2の方向において前記支持体とは反対側に膨出する膨出部を有する、請求項31に記載のLED照明装置。
  33. 前記カバーは、前記支持部材と係合する一対の係合部を有する、請求項32に記載のLED照明装置。
  34. 前記カバーは、前記第1の方向視において前記支持部材よりも大である、請求項31ないし33のいずれかに記載のLED照明装置。
  35. 前記支持体は、前記LEDユニットの一部を収容する溝部を有する、請求項1ないし34のいずれかに記載のLED照明装置。
  36. 前記支持体は、前記溝部の両側に位置する一対の斜面部を有する、請求項35に記載のLED照明装置。
  37. 前記支持体には、取付対象部位に設けられた電源ケーブルを挿通させる貫通孔と、該貫通孔を挟んで前記LEDユニットの電源部とは反対側に固定されており且つ前記電源部から延びるケーブルと接続される中間ケーブルと、が設けられている、請求項1ないし36のいずれかに記載のLED照明装置。
  38. 前記LEDユニットの前記取付手段による支持位置と前記第1の方向における前記LEDユニットの端縁との距離は、前記LEDユニットの前記第1の方向における長さの3%以上25%以下である、請求項1ないし37のいずれかに記載のLED照明装置。
  39. 前記第1の方向において互いに離間して配置された2つの上記取付手段を備える、請求項1ないし38のいずれかに記載のLED照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108397753A (zh) * 2018-04-19 2018-08-14 温州大学 一种灯管管座的卡扣机构
CN110397867A (zh) * 2019-06-27 2019-11-01 厦门阳光恩耐照明有限公司 一种灯管自动固定装置和灯具
CN110397867B (zh) * 2019-06-27 2024-04-26 厦门阳光恩耐照明有限公司 一种灯管自动固定装置和灯具

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