JP2016179171A - 立位姿勢評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】立位姿勢バランスを評価し、ロコモや認知症の予防・早期発見に資する装置を提供する。
【解決手段】立位姿勢評価装置10は、頭上3Dカメラ12、体圧センサ14、制御装置16、及びディスプレイ18を備える。頭上3Dカメラ12で評価対象者の頭上画像を撮影し、頭部重心位置を床面に投影した位置gheadを算出する。体圧センサ14で評価対象者の身体重心位置を床面に投影した位置gfpを算出する。制御装置16は、頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpの乖離の程度や時間的変化に基づいて立位姿勢バランスを評価し、評価結果をディスプレイ18に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、立位姿勢評価システムに関する。
高齢化社会の到来に伴い、健康寿命・介護予防を阻害する主な要因である、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)、運動器症候群(ロコモティブシンドローム)、認知症の予防・早期発見が喫緊の課題となっている。ここで、ロコモティブシンドローム(以下、「ロコモ」と略記する)とは、一般に、加齢等に伴う様々な運動器疾患で、バランス能力、体力、移動能力の低下や転倒で寝たきりや要介護状態に陥るリスクの高い状態をいう。
特許文献1には、下肢筋力や運動機能が低下している運動障害者や高齢者等の利用者を対象に、歩行時や起居動作時の安定性を確保して転倒を防止することができる、動作安定支援装置および動作安定支援方法を提供することを目的とした動作安定支援装置が記載されている。利用者の靴底の接地面の圧力を検出する圧力センサ、および、少なくとも一方の靴の側方に安定支持板を展開可能な安定化機構に接続された制御部を備え、圧力センサにより検出された圧力に基づいて、重心位置を算出し、算出した重心位置が支持基底面の外側となるか否かを判定することにより、側方転倒の可能性を判定し、側方転倒の可能性が判定された場合に、安定化機構を制御して安定支持板を展開させる制御を行うことが記載されている。
特許文献2には、若年者から高齢者まですべての年代の被検者を対象とし、足部バランス修正能力を評価し訓練することで、被検者のバランス能力、及び転倒予防を含めた健康維持管理に役立つことを目的とした足部バランス評価装置が記載されている。計測器の上に両足、または片足で立った被検者の母趾部、母趾球部、小趾球部、及び踵部からの圧変動を捉える計測部と、圧変動計測部から得られる信号を増幅する信号増幅部と、増幅される結果を解析し、解析された結果を保存し、結果から判断された評価を被検者個人間や他人とで比較し、結果から被検者に適した訓練方法を選択する比較評価部、データベース部と、その結果や蓄積した結果から導き出される訓練方法を表示するディスプレイ表示部が記載されている。
特許文献3には、人体の平衡異常を検出する体重計が記載されている。処理ユニットがプレート上に位置するユーザの全体重をセンサの信号から決定し、この体重を表示手段に表示すること、処理ユニットで受信したセンサのデータから比較によって力の分布が不良であることを検出することが記載されている。
特許文献4には、立位姿勢バランス機能の維持・向上のためのトレーニングを行うとともにCOP動揺および体幹部動揺に基づいて立位姿勢バランスを総合的に評価するシステムが記載されている。人が両足で立って乗ることができる踏み板を有し、踏み板上の人の足圧中心の動揺により所定方向に傾動し、当該傾斜を検出するバランスボードと、バランスボードに乗っている人の頭部の動揺を検出する頭部動揺検出器と、バランスボードおよび頭部動揺検出器の各検出結果を受け、バランスボードの傾斜変動とそれに乗っている人の頭部の動揺とに基づいてその人の立位姿勢バランスを評価する処理装置が記載されている。
特開2012−11136号公報 特開2012−176170号公報 特表2010−504123号公報 特開2014−204759号公報
立位は、筋・骨格・神経・脳の複雑な調整機能で成り立っており、脳が高度に機能してバランスを維持していると考えられる。また、ロコモや認知症の程度、あるいは疲労の程度によって、頭部、身体に関するそれぞれの指標の関係性を含んだ立位姿勢バランスに影響を与えられるものと考えられる。従って、立位姿勢における頭部、身体に関するそれぞれの指標の関係性を含んだバランス(以下、これを「立位姿勢バランス」という)を検証することで、例えばロコモや認知症の程度、あるいは疲労の程度を客観的に評価し得る。
立位姿勢バランスは、例えば、立位姿勢にある評価対象者の頭部、体幹等の各体節の指標が(個人差を踏まえた上で)ほぼ一直線上に整列しているか否かにより判定できるが、一般的な従来技術のように、単に立位姿勢の評価対象者の足の裏の圧力のバランスを評価するだけでは頭部と身体の指標の関係が分からないため、立位姿勢バランスを判定することができない。
本発明の目的は、頭部の指標と身体の指標とを用いて立位姿勢バランスを評価できる装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、立位姿勢にある評価対象者の頭部重心を床面に投影した頭部重心位置と、身体重心を床面に投影した身体重心位置をそれぞれ検出する重心位置検出手段と、検出された前記頭部重心位置と、前記身体重心位置を用いて前記評価対象者の立位姿勢バランスを評価する評価手段とを備える立位姿勢評価装置である。
請求項2に記載の発明は、前記評価手段は、前記頭部重心位置と前記身体重心位置の距離を閾値と比較することで評価する請求項1に記載の立位姿勢評価装置である。
請求項3に記載の発明は、前記評価手段は、前記頭部重心位置と前記身体重心位置の少なくともいずれかの時間に関する2次微分値を閾値と比較することで評価する請求項1,2のいずれかに記載の立位姿勢評価装置である。
請求項4に記載の発明は、前記評価手段は、前記頭部重心位置と前記身体重心位置の少なくともいずれかのリサージュ図形の面積を閾値と比較することで評価する請求項1,2のいずれかに記載の立位姿勢評価装置である。
請求項5に記載の発明は、前記重心位置検出手段は、撮影手段が撮影した頭部の画像から前記頭部重心位置を検出し、圧力測定手段が測定した圧力に関する情報から前記身体重心位置を算出することを特徴とする請求項1に記載の立位姿勢評価装置である。
請求項6に記載の発明は、前記撮影手段は、3Dカメラであることを特徴とする請求項5に記載の立位姿勢評価装置である。
請求項7に記載の発明は、前記評価手段は、前記頭部重心位置のリサージュ図形と前記身体重心位置のリサージュ図形を同一基準面にマッピングしたときの2つのリサージュ図形の外接領域の面積を閾値と比較することで評価する請求項6に記載の立位姿勢評価装置である。
請求項8に記載の発明は、前記評価手段は、前記頭部重心位置のリサージュ図形と前記身体重心位置のリサージュ図形を同一基準面にマッピングする場合に、評価対象者の身長を用いて補正する請求項7に記載の立位姿勢評価装置である。
請求項9に記載の発明は、前記評価手段は、前記頭部重心位置のリサージュ図形と前記身体重心位置のリサージュ図形を同一基準面にマッピングする場合に、前記3Dカメラの位置と前記圧力測定手段の位置のずれを用いて補正する請求項7に記載の立位姿勢評価装置である。
請求項10に記載の発明は、前記重心位置検出手段は、前記頭部重心位置を検出する場合に、前記評価対象者の頭部に装着された突起マーカの頂点を検出する請求項6−9のいずれかに記載の立位姿勢評価装置である。
請求項1に記載の発明によれば、単に体圧(足の裏の圧力)を用いた場合と比べて、より正確に立位姿勢バランスを評価できる。
請求項2乃至請求項10に記載の発明によれば、さらに、立位姿勢バランス低下の程度を定量的に評価できる。
実施形態の立位姿勢評価装置の外観図である。 実施形態の頭部重心位置と身体重心位置の関係を示す図である。 実施形態の頭部重心位置と身体重心位置の関係を示す図(その2)である。 実施形態の構成ブロック図である。 実施形態の処理フローチャートである。 頭部重心位置の算出説明図である。 頭部重心位置と身体重心位置の乖離及びリサージュ図形を示す図である。 頭部重心位置と身体重心位置の乖離及びリサージュ図形を示す図(その2)である。 身体重心位置の2次微分波形図である。 重心間隔の変位を示す図である。 重心リサージュ面積の変位を示す図である。 各種の身体特徴を示す図である。 他の実施形態の突起マーカの装着説明図である。 他の実施形態の処理フローチャートである。 データ抽出期間の説明図である。 分析処理の詳細フローチャートである。 スケール調整の模式図(その1)である。 スケール調整の模式図(その2)である。 2つのリサージュ図形の外接領域の説明図である。 トータル面積の測定結果を示す図である。 年齢とトータル面積との関係を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
まず、本実施形態の基本原理について説明する。
<基本原理>
本実施形態の基本原理は、頭部、体幹等の各体節の指標がほぼ一直線上に整列しているか否かにより立位姿勢バランスを判定できることを前提とし、頭部の重心と身体(体幹)の重心を検出し、これら頭部重心と身体重心の関係、より詳しくは頭部重心と身体重心をそれぞれ床面に投影して得られる位置関係を評価することで立位姿勢バランスを評価するものである。頭部重心と身体重心をそれぞれ床面に投影して得られる位置が互いにほぼ一致していれば立位姿勢バランスがとれている、あるいは立位姿勢バランスが正常にあるといえ、頭部重心と身体重心をそれぞれ床面に投影して得られる位置が互いに許容範囲を超えて乖離していれば立位姿勢バランスがとれていない、あるいは立位姿勢バランスが異常といえる。ここで、「ほぼ一致」とは、個人差及び統計的誤差を考慮して一定の幅を許容する意である。
頭部重心位置(床面に投影した位置)は、例えば立位姿勢の評価対象者を頭上のカメラから撮影して得られた画像から検出することができる。また、身体重心位置(床面に投影した位置)は、例えば立位姿勢の評価対象者が乗る体圧センサからの信号で検出することができる。頭部重心位置は、頭部のみの重心位置であり、身体重心位置は、頭部を含む身体全体の重心位置である。
2つの重心位置が一致していれば頭部の重心と身体の重心がほぼ同一の鉛直線上にあり立位姿勢バランスがとれていると評価できる。また、2つの重心位置が互いに乖離していれば、その乖離の程度や時間的変化を用いて立位姿勢バランス低下の程度を定量評価できる。本実施形態では、このように単に身体の重心位置のみならず、頭部重心位置と身体重心位置を共に用い、頭部重心位置と身体重心位置を関連付けて立位姿勢バランスを評価する。
本実施形態では、立位姿勢バランスの低下は、脳のバランス調整機能の低下を反映しているとし、立位姿勢バランスを評価することでロコモ障害や認知症の可能性、あるいは疲労の程度を評価する。
定期検診や人間ドック等の医療機関での診断によりロコモ障害や認知症等を発見することは可能であるが、より簡易な装置で手軽に(日常的に)検査することでロコモ障害や認知症等の可能性を評価できることが望ましい。本実施形態では、カメラと体圧センサと制御装置の簡易な構成でこれを実現する。
なお、ロコモ障害と認知症、疲労は、言うまでもなく厳密には互いに異なる症例であるが、本実施形態ではこれらに共通する初期症状として立位姿勢バランスの低下に着目し、これを簡易に視認可能に評価するものである。
次に、本実施形態について具体的に説明する。但し、以下の構成は一例であり、本発明はこれらの具体的構成に限定されるものではない。
<基本構成>
図1は、立位姿勢評価装置10の外観斜視図を示す。立位姿勢評価装置10は、評価対象者の身長及び体重を測定する測定器に外観形状が類似しており、評価対象者が立位姿勢で踏み板の上に乗るように構成される。立位姿勢評価装置10は、頭上3Dカメラ12と、体圧センサ14と、ディスプレイ18を備える制御装置16から構成される。
頭上3Dカメラ12は、立位姿勢評価装置10の支柱上部から水平方向に延設された支持具に下向きに取り付けられる。頭上3Dカメラ12は、評価対象者が立位姿勢評価装置10の体圧センサ14の所定位置に足を乗せて立位したときに、評価対象者のほぼ頭上に位置するように支持具に設けられる。頭上3Dカメラ12は、評価対象者を頭上から撮影し、撮影して得られた画像データを制御装置16に出力する。支持具が支柱に沿って上下動自在とし、評価対象者の身長に応じて評価対象者の頭部と頭上3Dカメラ12との距離を調整可能とするのが好ましい。
一般に、3Dカメラは、3次元ディスプレイに表示するための3Dコンテンツを撮影するために用いられ、右目用の映像と左目用の映像を撮影できるように、カメラを2個組み合わせたものを用いる。カメラの配置は人間の両目の配置に近くなるように,レンズ間距離を人間の目の間隔に合わせて50mm以内に水平に並べる。2台のカメラを一体化させたものを用いることもでき、レンズと撮像素子を1組とし、これを2組用意するもの、右目用と左目用のレンズと一つの撮像素子を組み合わせるものを用いても良い。この場合、撮像素子を右目用レンズ向けと左目用レンズ向けの2領域に分けて、両方の映像を同時に撮影する。本実施形態において、頭上3Dカメラ12は、特に評価対象者の頭部各部との距離を検出するために用いられる。
体圧センサ14は、立位姿勢評価装置10の踏み板上に設けられ、評価対象者の体圧を検出する。体圧センサ14には、人の左右の足形がマークされ、評価対象者はこの足形マークを基準として体圧センサ14上に足を乗せる。頭上3Dカメラ12と体圧センサ14との位置関係、より特定的には頭上3Dカメラと体圧センサ14の足形マークとの位置関係は、評価対象者が足形マークに足を乗せて立位したときにその頭上に頭上3Dカメラ12が位置するように位置決めされる。勿論、頭上3Dカメラ12が評価対象者の頭上に正確に位置する必要はなく、頭上3Dカメラ12の画角の範囲内に評価対象者の頭部が位置すればよい。体圧センサ14は、評価対象者が足を乗せて立位したときの体圧を検出し、体圧データを制御装置16に出力する。
体圧センサ14は、圧電素子等の圧力センサであり、評価対象者が足を乗せたときの圧力(荷重)を電気信号に変換して出力する。体圧センサ14は、足形マークの全領域に設けてもよく、あるいは特定位置のみに設けてもよい。例えば、親指の付け根近傍、小指の付け根近傍、踵の3箇所(左右の足形で合計6箇所)に設けてもよい。体圧センサ14で検出された体圧(荷重)は、評価対象者の身体の重心位置を算出するために用いられるものであり、この用途にとって適切な位置に設ければよい。
制御装置16は、プロセッサ、メモリ、入出力インタフェース、及びディスプレイ18を備える。制御装置16は、頭上3Dカメラ12で得られた画像データを受信し、この画像データから評価対象者の頭部重心位置gheadを算出する。より正確には、頭部重心位置を床面(足の接地面)に投影した位置を算出する。また、制御装置16は、体圧センサ14で得られた体圧データを受信し、この体圧データから評価対象者の身体重心位置gfpを算出する。より正確には、身体の重心位置を床面(足の接地面)に投影した位置を算出する。人が圧力センサ上に乗った場合に身体重心位置を算出する技術は公知であり、例えば圧力センサを親指の付け根近傍、小指の付け根近傍、踵の3箇所(左右の足形で合計6箇所)に設けた場合には、これら6個の圧力センサからの電気信号を処理して圧力分布を算出し、圧力分布の中心を身体重心位置とする。制御装置16は、これら頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpに基づいて、評価対象者の立位姿勢バランスを評価し、ディスプレイ18に表示する。
ディスプレイ18は、評価対象者が立位姿勢で体圧センサ14の上に乗ったときに評価結果を容易に視認できるように評価対象者の顔部に対向する位置に設けられる。
制御装置16は、ディスプレイ18を備える小型コンピュータあるいはタブレット端末で実現し得る。評価対象者が容易に操作できるようにディスプレイ18をタッチパネルで構成してもよい。
図2は、頭上3Dカメラ12で得られた画像データから算出された頭部重心位置gheadと、体圧センサ14で得られた体圧データから算出された身体重心位置gfpとの位置関係を示す。図2(a)は、評価対象者を頭上から見た平面図に頭部重心位置gheadを重畳した図であり、図2(b)は、床面(足の接地面)に頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpを重畳した図である。
また、図3は、様々な立位姿勢における頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpの乖離状態を示す。正しい立位姿勢(健康状態にある立位姿勢)では、頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpはほぼ一致する状態にある。他方、ロコモや認知症、あるいは疲労等で立位姿勢が崩れると、頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpが徐々に乖離していく傾向にある(勿論、実際にはロコモ障害や認知症ではなく、単に立位姿勢が悪い場合もあろうが、本実施形態ではこの場合も広義にはロコモ障害の可能性があるとする)。
他方、評価対象者が立位姿勢にあるとき、身体は常に微動あるいは大きく揺動し得るので、身体重心位置gfpは時間の経過とともに変動し得る。このため、図2に示すように、身体重心位置gfpはリサージュ図形100を描くことになる。図には示していないが、頭部重心位置gheadも同様にリサージュ図形を描く。
制御装置16は、頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpの乖離状態と、重心位置のリサージュ図形の分析結果に基づいて、総合的に評価対象者の立位姿勢バランスを評価する。
図4は、立位姿勢評価装置10の構成ブロック図を示す。上記のように、立位姿勢評価装置10は、頭上3Dカメラ12、体圧センサ14、制御装置16及びディスプレイを備え、制御装置16は、機能ブロックとして、受信部161,164、頭重心抽出部162、身体重心抽出部165、重心差異算出部163、リサージュ分析部166及び表示制御部167を備える。
受信部161は、頭上3Dカメラ12からの画像データを受信し、頭重心抽出部162に出力する。
受信部164は、体圧センサ14からの体圧データを受信し、身体重心抽出部165に出力する。
頭重心抽出部162は、画像データを用いて評価対象者の頭部重心位置ghead(床面に投影した位置)を算出する。具体的には、頭重心抽出部162は、入力した画像データから、距離の最も近い部分(最短距離)を検出し、この最短部分から深さΔd(Δdは所定値であり、例えば10cm)の範囲内にある領域における面積の中心を頭部重心位置gheadとして算出する。頭重心抽出部162は、算出した頭部重心位置gheadを重心差異算出部163に出力する。
身体重心抽出部165は、体圧データを用いて評価対象者の身体重心位置gfp(床面に投影した位置)を算出する。具体的には、身体重心抽出部165は、検出された体圧分布の中心位置を身体重心位置gfpとして算出する。身体重心抽出部165は、算出した身体重心位置gfpを重心差異算出部163及びリサージュ分析部166に出力する。
重心差異算出部163は、頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpとの乖離を検出し、表示制御部167に出力する。
リサージュ分析部166は、身体重心位置gfpのリサージュ図形100を分析し、その分析結果を表示制御部167に出力する。なお、リサージュ分析部166は、頭部重心位置gheadのリサージュ図形を同様に分析してもよい。
表示制御部167は、算出された重心位置の乖離及びリサージュ図形の分析結果をディスプレイ18に表示するとともに、算出された重心位置の乖離及びリサージュ図形の分析結果をそれぞれ閾値と比較することで立位姿勢バランスを評価してその評価結果、すなわちロコモ障害や認知症等の可能性をディスプレイ18に表示する。評価対象者は、ディスプレイ18に表示されたこれらの分析結果を視認することで、自分の立位姿勢バランスを確認できる。また、自己の正しい重心位置が可視化されるので、その重心位置に合わせるように訓練することも可能である。例えば、頭部の重心位置が身体の重心位置よりも若干前方にあるため、両者を一致させるように背筋を伸ばす等である。表示形態は任意に設定できる。例えば、正常な場合は特に表示せず、ロコモ障害等の可能性がある場合のみ表示する、あるいは正常/ロコモ障害等の可能性有りを問わず評価結果を表示する等である。表示制御部167は、機能的に判定部と表示制御部から構成されていてもよく、判定部で重心位置の乖離及びリサージュ図形の分析結果をそれぞれ閾値と比較することで立位姿勢バランスを評価しその評価結果を表示制御部に出力してもよい。
図4において、頭重心抽出部162、身体重心抽出部165、重心差異算出部163、リサージュ分析部166、表示制御部167は、いずれもプロセッサで実現することができる。プロセッサは、フラッシュROM等のプログラムメモリに記憶された処理プログラムを読み出し、これを順次実行することで各機能を実行する。勿論、各機能を専用回路で実行してもよい。制御装置16は、常に動作状態にあってもよく、あるいは通常はスタンバイ状態あるいはスリープ状態にあり、評価対象者が体圧センサ14に足を乗せて体圧センサ14から有意の体圧データが出力された場合に動作状態に移行してもよい。
次に、本実施形態の処理内容を詳細に説明する。
<処理内容>
図5は、本実施形態の全体処理フローチャートを示す。
評価対象者が体圧センサ14の足形マークに乗ると立位姿勢評価装置10が起動し、頭上3Dカメラ12で評価対象者の頭部を撮影するとともに、体圧センサ14で評価対象者の体圧を検出する。
制御装置16は、頭上3Dカメラ12からの画像データを用いて評価対象者の頭部重心位置gheadを抽出する(S101)。一定の周期で順次抽出される頭部重心位置を
head(t1),ghead(t2),ghead(t3),・・・・
とする。t1,t2,t3,・・・は抽出時間を示す。
次に、これと並行して、体圧センサ14からの体圧データを用いて評価対象者の身体重心位置gfpを抽出する(S102)。一定の周期で順次抽出される身体重心位置を
fp(t1),gfp(t2),gfp(3),・・・
とする。
次に、制御装置16は、頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpの間の距離dggの、一定時間tの間の平均値Δdを算出する(S103)。あるタイミングにおける重心間の距離dggは、そのタイミングにおける頭部重心位置ghead、身体重心位置gfpの床面上の任意の基準点を原点とする座標をそれぞれ(x1,y1)、(x2,y2)とすると、
dgg=|x2−x1|+|y2−y1|
で算出される。なお、ルート計算量を減らすために、距離dggを用いるのではなく、その2乗dggを用いてもよい。一定時間tは任意に設定し得るが、例えば10秒等に設定する。そして、算出した距離の平均値Δdを閾値Th1と大小比較する(S104)。閾値Th1は、正常な立位姿勢における距離とそうでない立位姿勢における距離を識別し得る統計値として予め制御装置16のメモリに格納される。大小比較するのは、2つの重心位置が一致しているほど、言い換えれば距離が小さいほど立位姿勢バランスがとれていると評価できることに基づく。
重心間の距離の平均値Δdが閾値Th1より大きい場合(Δd>Th1)、制御装置16は、ロコモ障害や認知症、あるいは疲労蓄積の可能性があると判定する(S105)。そして、詳細検査等の早期対応が必要と判定し(S106)、距離の平均値Δdとともにロコモ障害・疲労蓄積の可能性がある旨、及び早期対応が必要である旨のメッセージをディスプレイ18に表示する(S107)。このとき、頭部重心位置ghead及び身体重心位置gfpも合わせて表示する。
また、制御装置16は、身体重心位置gfpの時系列データ
fp(t1),gfp(t2),gfp(t3),・・・
のリサージュ分析を実行する(S108)。このリサージュ分析では、身体重心位置gfpの時間に関する2次微分値
Δa=dgfp/dt
を算出し、あるいは身体重心位置gfpのリサージュ図形100の面積Δrsを算出する(S108)。2次微分値Δaは、身体重心位置gfpの加速度を表す。ロコモ障害や認知症の場合、立位姿勢バランスを崩しても俊敏に元の姿勢に戻る対応ができないことが医学的知見で知られている。従って、ロコモ障害がなく正常な場合には、単位時間の重心位置gfpの変化量が大きく、2次微分値Δaも大きくなる。言い換えれば、2次微分値Δaが小さい場合には、ロコモ障害等の疑いがある。
また、リサージュ図形の面積Δrsは、重心位置gfpの変動する範囲を表す。ロコモ障害や認知症の場合、立位姿勢のバランスが大きく崩れる傾向にある。言い換えれば、面積Δrsが大きい場合には、ロコモ障害等の疑いがある。
リサージュ分析で身体重心位置gfpの2次微分値Δaあるいは面積Δrsを算出した後、制御装置16は、算出したΔaを閾値Th2と大小比較し、あるいは算出したΔrsを閾値Th3と大小比較する(S109)。閾値Th2及びTh3は、閾値Th1と同様に統計値として予めメモリに格納される。
2次微分値Δaが閾値Th2より小さい場合(Δa<Th2)、あるいは面積Δrsが閾値Th3より大きい場合(Δrs>Th3)、ロコモ障害等の可能性があると判定し(S105)、ΔaあるいはΔrsとともにその旨のメッセージをディスプレイ18に表示する(S107、S108)。
他方、Δdが閾値Th1以下である場合、かつ、Δaが閾値Th2以上である場合あるいはΔrsが閾値Th3以下である場合には、制御装置16は、立位姿勢バランスがとれており問題ないと判定し(S110)、ディスプレイ18に表示する(S107)。
図5の処理フローチャートから明らかなように、本実施形態では、Δd、Δa、Δrsの少なくともいずれかが閾値との大小関係で異常な場合に、ロコモ障害等の可能性があると判定される。すなわち、たとえΔdが閾値Th1以下であったとしても、Δaが閾値Th2以下であればロコモ障害等の可能性があると判定される。また、たとえΔaが閾値Th2以上であったとしてもΔdが閾値Th1以上であればロコモ障害等の可能性があると判定される。
なお、図5の処理フローチャートでは、S109の処理でΔaあるいはΔrsをそれぞれ閾値Th2、Th3と大小比較しているが、S108の処理でΔa及びΔrsをともに分析し、S109の処理でΔaを閾値Th2と大小比較するとともに、Δrsを閾値Th3と大小比較してもよい。この場合にも、ΔaあるいはΔrsの少なくともいずれかが閾値との大小関係で異常な場合、ロコモ障害等の可能性があると判定される。
また、図5の処理フローチャートでは、身体重心位置gfpのリサージュ分析により2次微分値ΔaあるいはΔrsを算出しているが、同様に頭部重心位置gheadのリサージュ分析により2次微分値あるいは面積を算出し、これらをそれぞれ閾値と大小比較してもよい。
図5の処理フローチャートで用いられ得る評価パラメータをまとめると、以下の通りである。
重心間距離:dggあるいはdgg
身体重心位置gfpの2次微分値:Δa
身体重心位置gfpのリサージュ面積:Δrs
頭部重心位置gheadの2次微分値:Δb
頭部重心位置gheadのリサージュ面積:Δrsb
これら全ての評価パラメータをそれぞれ閾値と大小比較してもよく、いずれかを選択的に閾値と大小比較してもよい。
次に、各評価パラメータについて説明する。
<頭部重心位置ghead
図6は、図5におけるS101の処理、すなわち頭部重心位置gheadを抽出する処理を模式的に示す。
図6(a)は、頭上3Dカメラ12で評価対象者を撮影するときの正面図である。なお、図では説明の都合上、横向きの状態で評価対象者が示されているが、実際には正面を向いた状態で撮影する。頭上3Dカメラ12は、既述したように、評価対象者の頭部各部までの距離を検出する。図において、頭上3Dカメラ12の画像(右目用の画像と左目用の画像)から得られた距離のうち、最短距離x、及びここからさらにΔdだけ離れた(深さΔd)距離を示す。このΔdは、大凡、評価対象者の耳の上端位置に対応するものである。
図6(b)は、頭上3Dカメラ12の画像から得られた距離のうち、最短距離xから深さΔdまでの部分を等高線で表示したものである。このx〜x+Δdまでの距離範囲内の画像データが、頭部重心位置gheadを算出するための基礎となる画像データである。
図6(c)は、図6(b)に示すx〜x+Δdまでの距離範囲内の画像データの輪郭、及びこの領域の面積中心として算出される頭部重心位置gheadを示す。
なお、頭上画像から頭部重心位置gheadを算出する際に、評価対象者の髪型が影響を与え得る場合には、評価対象者が頭部にフィットするキャップをかぶって矯正する等の措置を講じてもよい。あるいは、頭上3Dカメラ12に対して一定の位置関係にある正面補助ないし側面補助カメラを配置し、これらの補助カメラで得られた画像データで頭上画像に存在する髪型の影響を補正して重心位置gheadを算出してもよい。
図7は、頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpとの位置関係を示す。2つの重心位置をそれぞれghead(x1,y1)、gfp(x2,y2)とすると、2つの重心間距離dggは、既述したように
dgg=|x2−x1|+|y2−y1|
で算出される。また、図7には、重心位置と併せてそれぞれの重心位置の時間的変動、すなわちリサージュ図形を示す。
図8は、本実施形態における立位姿勢バランスを評価する際に用いられるパラメータである、2つの重心位置ghead,gfp、2つの重心間の距離dgg、リサージュ図形、及びリサージュ図形面積をまとめて示す。図において、リサージュ図形200は重心位置gheadのリサージュ図形である。リサージュ図形100あるいはリサージュ図形200の面積は、リサージュ図形の外接矩形の面積として定義される。勿論、これは一例であり、リサージュ図形の外接円の面積として定義してもよい。dggが大きい場合、gheadやgfpの時間的な変動が小さく動きが緩慢な場合、gheadやgfpのリサージュ図形の面積が大きい場合には、ロコモ障害等の可能性があると判定される。
<重心位置の2次微分値>
図9は、身体の重心位置gfpの2次微分値の変化を示す。図9(a)は、正常な評価対象者の2次微分値であり、図9(b)はロコモ障害の可能性がある評価対象者の2次微分値である。正常な場合には、立位姿勢のバランスを維持すべく姿勢回復動作を細かく頻繁に行うため、2次微分値は大きくなる。これに対し、ロコモ障害等の可能性がある場合、この姿勢回復動作が遅れ、動作が緩慢となるため、2次微分値は小さくなる。従って、2次微分値を閾値と大小比較し、閾値以下であれば重心矯正運動が緩慢、すなわちロコモ障害等の可能性ありと判定し得る。
<重心間の距離>
図10は、重心間の距離dggの変化を示す。なお、図では計算を簡略化するためにdggの変化を示す。重心間の距離dggは、例えば時間とともに徐々に低下し、やがて一定値の近傍に落ち着く。一定時間の距離の平均値を算出し、これを閾値と大小比較することで、どの程度頭部重心位置gheadと身体重心位置gfpが乖離しているかを評価し、閾値以上であれば立位姿勢バランスが崩れている、すなわちロコモ障害等の可能性ありと判定し得る。
<リサージュ図形面積>
図11は、リサージュ図形の面積を示す。横軸は頭部重心位置gheadのリサージュ図形200の面積Sgh、縦軸は身体重心位置gfpのリサージュ図形100の面積Sgfである。図において、左下にいくほど両方のリサージュ図形の面積がともに小さく、右上にいくほど両方のリサージュ図形の面積がともに大きいことを示す。図5の処理フローチャートに示すように、身体重心位置gfpのリサージュ図形100の面積Sgf(=Δrs)が閾値以上である場合にロコモ障害等の可能性ありと判定する他、頭部重心位置gheadのリサージュ図形200の面積Sghと重心位置gfpのリサージュ図形100の面積Sgfがともに閾値以上と大きい場合にロコモ障害等の可能性ありと判定し得る。なお、通常は身体重心位置gfpが変動すれば頭部重心位置gheadも変動すると考えられるから、Sgfが閾値以上である場合にはSghも閾値以上である場合が多いと考えられる。従って、Sgfをメイン評価パラメータとし、Sghをサブ評価パラメータとして処理してもよい。
以上のように、本実施形態では、頭上3Dカメラ12と体圧センサ14を備え、頭部の重心位置gheadと身体の重心位置gfpをともに用いて立位姿勢のバランスを評価するので、体圧センサ14からの体圧分布データのみを用いる場合に比べて立位姿勢バランスを高精度に評価でき、これによりロコモ障害や認知症等の予防・早期発見に資することができる。
本実施形態では、頭上3Dカメラ12及び体圧センサ14という簡易な構成で評価対象者の立位姿勢バランスを評価できるが、頭上3Dカメラ12で評価対象者を撮影する場合、頭部重心位置gheadを抽出するのみならず、評価対象者の身長や姿勢特徴、具体的には猫背や出腹等の程度も同時に評価できる。
図12は、頭上3Dカメラ12で得られた画像データから最短距離x及び最長距離(体圧センサ14までの距離)を算出することで評価対象者の身長ΔLを検出する様子、及び評価対象者の各種姿勢特徴を示す。頭上3Dカメラ12で頭上から撮影し、深さΔdを調整することで、猫背の有無や出腹の有無等を確認できる。この場合、「立位姿勢」と「立位姿勢バランス」をそれぞれ評価するといえる。
本実施形態の立位姿勢評価装置10で得られた立位姿勢バランスの評価結果は、他の測定器での測定結果と統合して、評価対象者の健康状態を総合的に評価するのが好ましい。例えば、制御装置16が通信装置を備え、通信装置を介して評価結果をサーバコンピュータに送信する。サーバコンピュータ(あるいはクラウド)は、他の測定機器、例えば血圧計等の測定結果も収集し、これらの結果を総合的に評価して予防や早期発見を行う。
健康診断や人間ドック等で個人データを収集することは公知であるが、これにさらに立位姿勢バランスの評価結果が加わるということができる。
本実施形態では、図5の処理フローチャートに示すように、重心間距離の平均値Δd、身体重心位置gfpの2次微分値Δa、身体重心位置gfpのリサージュ面積Δrsのいずれかが閾値との関係で異常である場合にロコモ障害等の可能性有りと判定しているが、重心間距離の平均値Δd、2次微分値Δa、面積Δrsのいずれもが閾値との関係で異常である場合にロコモ障害等の可能性有りと判定してもよい。また、既述したように、頭部重心位置gheadの2次微分値Δb、頭部重心位置gheadのリサージュ面積Δrsb(=Sgh)も併せて用いて判定してもよい。本実施形態に含まれ得る判定アルゴリズムを具体的に例示列挙すると、以下の通りである。但し、これらのうち、頭部重心位置ghead及び身体重心位置gfpを共に用いるアルゴリズム、具体的にはΔdを含むアルゴリズムが特に好ましい。
(1)Δd>閾値の場合にロコモ障害等の可能性有り
(2)Δa<閾値の場合にロコモ障害等の可能性有り
(3)Δrs>閾値の場合にロコモ障害等の可能性有り
(4)Δd>閾値、かつΔa<閾値の場合にロコモ障害等の可能性有り
(5)Δd>閾値、かつΔrs>閾値の場合にロコモ障害等の可能性有り
(6)Δa<閾値、かつΔrs>閾値の場合にロコモ障害等の可能性有り
(7)Δrs)>閾値、かつΔrsb>閾値の場合にロコモ障害等の可能性有り
(8)Δd>閾値、かつΔa<閾値、かつΔrs>閾値、かつΔrsb>閾値の場合にロコモ障害等の可能性有り
(9)Δd>閾値、かつΔa<閾値、かつΔb<閾値、かつΔrs>閾値、かつΔrsb>閾値の場合にロコモ障害等の可能性有り
本実施形態では、頭上3Dカメラ12で評価対象者を撮影しているが、3Dカメラでない2Dカメラで撮影して得られた画像データから頭部重心位置gheadを算出してもよい。
また、本実施形態では、評価対象者が体圧センサ14に両足を乗せた立位姿勢でバランスを評価しているが、評価対象者が体圧センサ14に片足のみを乗せた立位姿勢で重心位置gfpの2次微分値、あるいは重心位置gfpのリサージュ図形100の面積を評価してもよい。片足の場合の方がより顕著に2次微分値の変化、あるいは面積の変化が顕在化し得る。
さらに、本実施形態において、頭部重心位置gheadのリサージュ図形200と、身体重心位置gfpのリサージュ図形100の和の面積、つまりトータルの面積を用いて判定してもよい。以下、この場合の処理について説明する。
図13は、頭部重心位置gheadのリサージュ図形200を算出する際の前提となる、頭部重心位置gheadの他の検出方法を示す。評価対象者に突起マーカ20付きのヘッドセットを装着させ、突起マーカ20の頂点を頭部重心位置gheadとして追跡する。突起マーカ20は、例えば白色の円錐形状であり、赤外線を反射して赤外線方式の頭上3Dカメラ12で認識可能とする。頭上3Dカメラ12は、突起マーカ20の頂点を最近距離ポイントとして認識する。突起マーカ20の形状は円錐形状である必要はなく、他の形状、例えば三角錐形状であってもよい。なお、突起マーカ20は、評価対象者の身長を評価するためにも用いられる。すなわち、頭上3Dカメラ12と突起マーカ20の頂点との距離を測定し、予め既知の突起マーカ20の高さ分を考慮することで、評価対象者の身長データが得られる。勿論、評価対象者の身長を別途測定してもよい。
図14は、トータルの面積を用いてロコモ障害を判定する場合の処理フローチャートを示す。
まず、制御装置16からの指令に基づき、ナレーションが開始される(S201)。具体的には、「スタート」あるいは「測定を開始します。」等と音声出力され、評価対象者に対して測定の開始を知らせる。
次に,測定が開始され(S202)、頭部重心(頭部中心)位置gheadと身体重心(身体中心)位置gfpが算出される(S203−1,S203−2)。頭部重心位置gheadを時系列に算出することでその軌道データ、すなわちリサージュ図形200が算出される(S204−1)。また、頭部重心位置gheadから評価対象者の身長データが算出される(S204−2)。他方、身体重心位置gfpを時系列に算出することでその軌道データ、すなわちリサージュ図形100が算出される(S204−3)。
所定時間だけデータを取得すると測定を終了し(S205)、ナレーションが終了する(S206)。具体的には、「終了」あるいは「測定を終了します」等と音声出力され、評価対象者に対して測定の終了を知らせる。そして、制御装置16は、取得したデータを分析する。具体的には、頭部重心位置gheadのリサージュ図形200と身体重心位置gfpのリサージュ図形100を同一基準面上にマッピングし、マッピングされた2つのリサージュ図形を外接する領域の面積をトータル面積として算出し、算出したトータル面積を用いてロコモ障害の可能性を評価する(S207)。頭部重心位置gheadのリサージュ図形は頭上3Dカメラ12で得られた図形であり、他方、身体重心位置gfpのリサージュ図形は体圧センサ14で得られた図形であるから、2つのリサージュ図形を共に用いる場合にはこれら2つのリサージュ図形を同一基準面上にマッピングする必要があり、この際に各種の変換処理が必要となる。変換処理については後述する。
図15は、データ取得のタイミングを模式的に示す。データは、S201でナレーションが開始されてからS206でナレーションが終了するまでの間に取得されるが、ナレーションの開始から一定時間Δt、及びナレーション終了前の一定時間Δtはデータを取得しない。これは、ナレーションの開始直後及び終了直前は評価対象者の立位姿勢が安定しておらずデータの信頼性が低い可能性があることを考慮してデータから除外するためである。一定時間Δtは任意であるが例えば2,3秒とすることができ、データ取得時間は例えば30秒とすることができる。
図16は、S207における分析処理の詳細を示す。
第1は、スケール調整処理である(S301)。この処理では、評価対象者の身長を考慮し、基準身長に変換するための変換係数kを算出する。
第2は、位置調整である(S302)。この処理では、頭上3Dカメラ12の位置と体圧センサ14の中心位置がずれている場合に両位置を合わせるものである。リサージュ図形100とリサージュ図形200を同一基準面にマッピングし、そのトータル面積を用いて評価する場合、頭上3Dカメラ12の位置と体圧センサ14の中心位置が正確に一致していることが必要となる。頭上3Dカメラ12と体圧センサ14の位置ずれ量を(mx,my)とすると、これら(mx,my)をオフセットとして用いて位置ずれ量を補正する。
第3は、ノイズカット処理である(S303)。この処理では、突起マーカ20の最近ポイントを追跡する際に、一瞬追従ポイントが飛ぶ現象が生じることがあり、このような急激な変化が生じた場合をノイズとして除去するものである。具体的には、閾値をThとして、ある時刻に得られたデータ値をL、その一つ前のタイミングで得られたデータ値をLx−1として、L−Lx−1が閾値Thを超えている場合に、LをLx−1に置換することでノイズを除去する。
第4は、実距離変換処理である(S304)。この処理では、頭上3Dカメラ12で得られたピクセル距離を実距離に変換する。例えば、頭上3Dカメラ12の12ピクセル分を1cmに変換する等である。
図17は、S301のスケール調整処理を模式的に示す。基準身長を165cmとし、評価対象者の身長が175cmであった場合である。基準身長の場合の頭上3Dカメラ12と評価対象者との間の距離(基準距離)をSL=500mmとすると、身長175cmの場合の頭上3Dカメラ12と評価対象者との間の距離はSL=400mmとなる。このように頭上3Dカメラ12からの距離が変わると、たとえ評価対象者の実際の動きが同一であったとしても、リサージュ図形200の大きさが変化する。すなわち、頭上3Dカメラ12からの距離が近いほど、同じ移動量でもリサージュ図形200は大きくなる。従って、身長175cmの評価対象者の評価平面50でのリサージュ図形200を、基準身長165cmの評価対象者の評価平面60でのリサージュ図形200に変換することが必要となる。
図18は、評価平面50から評価平面60への変換の様子を示す。変換係数kは
k=頭上3Dカメラからの距離/基準距離
で与えられるから、図17の場合には、
k=400/500=0.8
となる。従って、評価平面50の原点(左下)座標を(0,0)、右上座標を(640,480)とし、中心座標を(320,240)とした場合、評価平面50での座標(x、y)は、評価平面60での座標(x’、y’)に、
x’=320+k・(x−320)=320+0.8・(x−320)
y’=240+k・(y−240)=240+0.8・(y−240)
で変換される。なお、上記の位置ずれ(mx、my)をも考慮し、位置ずれを補正した場合の座標(x’、y’)は、
x’=320+0.8・(x−320)+mx
y’=240+0.8・(y−240)+my
である。
以上の処理により、任意の身長の評価対象者に対して得られる頭部重心位置gheadのリサージュ図形200と身体重心位置gfpのリサージュ図形100を同一基準面上にマッピングし、これら2つのリサージュ図形100,200のトータル面積を算出する。
図19は、同一面にマッピングされた2つのリサージュ図形100,200から得られるトータル面積を模式的に示す。トータル面積は、同一基準面にマッピングされたリサージュ図形100,200に外接する領域(図では矩形領域)300の総面積として定義される。矩形領域300の面積は、リサージュ図形100,200が互いに重なり、それぞれの面積が小さいほど小さくなる。また、矩形領域300の面積は、リサージュ図形100,200が互いに分離し、それぞれの面積が大きいほど大きくなる。トータル面積が小さいほどバランスがとれておりロコモ障害の可能性が低いといえる。トータル面積を閾値と比較し、閾値を超えてトータル面積が大きい場合にはロコモ障害の可能性ありと評価し得る。閾値は固定値とする他、年齢や性別等に応じた可変値としてもよい。
図20(a)、(b)は、片足立ちを30秒間行った場合の、2人の評価対象者A(男性50歳代),B(女性70歳代)のそれぞれのトータル面積の一例を示す。評価対象者Aのリサージュ図形100,200の面積が小さいためトータル面積も相対的に小さい。他方、評価対象者Bのリサージュ図形100,200は互いに離間し、それぞれの面積も大きいためトータル面積も相対的に大きい。評価対象者Aについては立位姿勢のバランスがとれているのに対し、評価対象者Bは立位姿勢のバランスがくずれており、ロコモ障害の可能性が疑われる。なお、トータル面積を時系列上に表示することで、どの時点でバランスが崩れたかも容易に知ることができる。仮に、途中で片足立ちできずに中断した場合には、時間の経過に対して何秒まで片足立ちできたかで、運動機能の度合いを評価し得る。
図21は、複数の評価対象者を測定対象とした場合の、年齢とトータル面積との関係をプロットしたものである。図において、横軸は年齢であり、縦軸はトータル面積(cm)である。年齢とトータル面積の相間係数はr=0.808となり、高い正の相関性が得られる。一般に、年齢に応じて運動機能は低下すると考えられるから、トータル面積は運動機能の低下の度合い、さらにはロコモ障害の度合いを定量的に評価するための指標となり得る。また、トータル面積は、運動機能のみならず、脳調節機能に連動しているため認知症やアルツハイマー等の脳機能障害の早期発見やリハビリテーションの状況確認にも適用し得る。
本実施形態では、リサージュ図形100,200の外接領域を図19等に示すような矩形領域としたが、外接領域として円領域とし、当該円領域の面積をトータル面積としてもよい。
なお、本実施形態のトータル面積は、同一基準面にマッピングした2つのリサージュ図形100,200の外接領域の面積であるから、リサージュ図形100の面積とリサージュ図形200の面積の単なる和ではないことは言うまでもない。
また、トータル面積に加え、リサージュ図形100,200の総軌跡長や、平均位置からのバラツキ、軌跡の動揺速度等を組み合わせて総合的に評価してもよい。
さらに、本実施形態において、両足立ちの測定結果と、片足立ちの測定結果から総合的に評価してもよい。一般的には、両足立ちの方が立位姿勢のバランスはとりやすいから、両足立ちにおいてトータル面積が閾値を超えた場合にはロコモ障害の可能性が特に高いといえる。通常は片足立ちの測定とし、特定の場合に両足立ちの測定を行うことも好適であり、ディスプレイ18にユーザインタフェース(UI)としてスタートボタンやストップボタン、測定結果の表示ボタンを表示する他に、両足立ちとするか片足立ちとするかの選択ボタンを表示してもよい。
10 立位姿勢評価装置、12 頭上3Dカメラ、14 体圧センサ、16 制御装置、18 ディスプレイ。

Claims (10)

  1. 立位姿勢にある評価対象者の頭部重心を床面に投影した頭部重心位置と、身体重心を床面に投影した身体重心位置をそれぞれ検出する重心位置検出手段と、
    検出された前記頭部重心位置と、前記身体重心位置を用いて前記評価対象者の立位姿勢バランスを評価する評価手段と、
    を備える立位姿勢評価装置。
  2. 前記評価手段は、前記頭部重心位置と前記身体重心位置の距離を閾値と比較することで評価する請求項1に記載の立位姿勢評価装置。
  3. 前記評価手段は、前記頭部重心位置と前記身体重心位置の少なくともいずれかの時間に関する2次微分値を閾値と比較することで評価する請求項1,2のいずれかに記載の立位姿勢評価装置。
  4. 前記評価手段は、前記頭部重心位置と前記身体重心位置の少なくともいずれかのリサージュ図形の面積を閾値と比較することで評価する請求項1,2のいずれかに記載の立位姿勢評価装置。
  5. 前記重心位置検出手段は、撮影手段が撮影した頭部の画像から前記頭部重心位置を検出し、圧力測定手段が測定した圧力に関する情報から前記身体重心位置を算出することを特徴とする請求項1に記載の立位姿勢評価装置。
  6. 前記撮影手段は、3Dカメラであることを特徴とする請求項5に記載の立位姿勢評価装置。
  7. 前記評価手段は、前記頭部重心位置のリサージュ図形と前記身体重心位置のリサージュ図形を同一基準面にマッピングしたときの2つのリサージュ図形の外接領域の面積を閾値と比較することで評価する請求項6に記載の立位姿勢評価装置。
  8. 前記評価手段は、前記頭部重心位置のリサージュ図形と前記身体重心位置のリサージュ図形を同一基準面にマッピングする場合に、評価対象者の身長を用いて補正する請求項7に記載の立位姿勢評価装置。
  9. 前記評価手段は、前記頭部重心位置のリサージュ図形と前記身体重心位置のリサージュ図形を同一基準面にマッピングする場合に、前記3Dカメラの位置と前記圧力測定手段の位置のずれを用いて補正する請求項7に記載の立位姿勢評価装置。
  10. 前記重心位置検出手段は、前記頭部重心位置を検出する場合に、前記評価対象者の頭部に装着された突起マーカの頂点を検出する請求項6−9のいずれかに記載の立位姿勢評価装置。



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