JP2016178789A - Piezoelectric drive device and electronic clock - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、圧電駆動装置及び電子時計に関するものである。 The present invention relates to a piezoelectric driving device and an electronic timepiece.
従来、電圧を印加することにより伸縮する変位素子(圧電素子)を備える圧電駆動装置が知られている。
圧電駆動装置は、例えば、圧電素子に所定の電圧を印加することにより機械的な共振を生じさせ、この振動により作用部を楕円軌道を描くように動作させる。そして、作用部に動作対象物に加圧接触させることで、作用部の楕円運動を動作対象物に伝達し、動作対象物を移動(駆動)させるようになっている。
2. Description of the Related Art Conventionally, a piezoelectric driving device including a displacement element (piezoelectric element) that expands and contracts by applying a voltage is known.
The piezoelectric driving device, for example, causes mechanical resonance by applying a predetermined voltage to the piezoelectric element, and operates the action part to draw an elliptical orbit by this vibration. And by making the action part press-contact the action object, the elliptical motion of the action part is transmitted to the action object, and the action object is moved (driven).
圧電素子としては、モノモルフ(ユニモルフ)型、バイモルフ型、積層型がある。このうち、モノモルフ(ユニモルフ)型やバイモルフ型の圧電素子は、変位量は大きいが、小型かつ高効率でロータ等の動作対象物を移動(駆動)させる構成とすることが難しかった。
このため、従来、動作対象物を移動(駆動)させる圧電駆動装置としては、例えば「トラス型」のアクチュエータ等、積層型の圧電素子を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
The piezoelectric element includes a monomorph (unimorph) type, a bimorph type, and a laminated type. Among these, monomorph (unimorph) type and bimorph type piezoelectric elements have a large displacement, but it has been difficult to make a configuration that moves (drives) an operation target such as a rotor with a small size and high efficiency.
For this reason, conventionally, as a piezoelectric driving device for moving (driving) an operation target, a device using a laminated piezoelectric element such as a “truss type” actuator has been proposed (for example, see Patent Document 1). ).
しかしながら、特許文献1に記載されているような積層型の圧電素子を用いた圧電駆動装置は、剛性をもった構造であって軽量化が難しい。
また、積層型の圧電素子を用いるため、低電力での駆動が難しいとの問題がある。
However, a piezoelectric driving device using a laminated piezoelectric element as described in
In addition, since a laminated piezoelectric element is used, there is a problem that driving with low power is difficult.
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、小型軽量かつ低電力で効率よく駆動する圧電駆動装置及び電子時計を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a piezoelectric driving device and an electronic timepiece that are efficiently driven with small size, light weight and low power.
前記課題を解決するために、本発明に係る圧電駆動装置は、
一繋がりの板状の弾性部材で形成され、菱形形状の振動部と、前記振動部の一端側の角部に設けられた固定部と、前記振動部の他端側の角部に設けられた作用部と、を有する振動フレームと、
前記振動フレームにおける前記振動部を形成する4辺の内、固定側の2辺にそれぞれ配置された第1の圧電素子及び第2の圧電素子と、
を有することを特徴としている。
In order to solve the above-described problems, a piezoelectric driving device according to the present invention includes:
It is formed of a single plate-like elastic member, provided with a rhombus-shaped vibrating portion, a fixing portion provided at a corner portion on one end side of the vibrating portion, and a corner portion on the other end side of the vibrating portion. A vibration frame having an action part;
A first piezoelectric element and a second piezoelectric element respectively disposed on two sides of the fixed side among the four sides forming the vibrating portion of the vibration frame;
It is characterized by having.
本発明によれば、小型軽量かつ低電力で効率よく駆動することができるという効果を奏する。 According to the present invention, there is an effect that it can be efficiently driven with small size, light weight and low power.
以下、図1から図7を参照しつつ、本発明に係る圧電駆動装置及び電子時計の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
Hereinafter, an embodiment of a piezoelectric driving device and an electronic timepiece according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 7.
The embodiments described below are given various technically preferable limitations for carrying out the present invention, but the scope of the present invention is not limited to the following embodiments and illustrated examples.
図1は、圧電駆動装置とこれにより動作する動作対象物の正面図であり、図2は、図1における矢視II方向から見た圧電駆動装置の底面図である。
後述するように、圧電駆動装置100は、動作対象物Rが回転軸61を介して取り付けられた装置保持部材6のフレーム取付部3に取り付けられている。
本実施形態に係る圧電駆動装置100は、例えば電子時計である腕時計の日付機構等を構成するディスク針(例えば図7に示すディスク針510)を回転駆動させたり指針を動作させる運針機構を動作させるために適用されるものであり、動作対象物Rは、こうした機構を構成する歯車等と接続されるロータ等である。なお、圧電駆動装置100により動作させる対象は、ここに例示したものに限定されない。
FIG. 1 is a front view of a piezoelectric driving device and an operation object operated by the piezoelectric driving device, and FIG. 2 is a bottom view of the piezoelectric driving device viewed from the direction of arrow II in FIG.
As will be described later, the
The
図1及び図2に示すように、本実施形態の圧電駆動装置100は、振動フレーム1と、この振動フレーム1に設けられた2つの圧電素子2(第1の圧電素子2a及び第2の圧電素子2b)とを備えている。
なお、以下において、単に圧電素子2としたときは、圧電素子2a及び圧電素子2bを含むものとする。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
In the following description, the term “
振動フレーム1は、一繋がりの板状の弾性部材に折り曲げ加工を施すことで形成されている。
すなわち、振動フレーム1は、例えば薄板状の鉄材等で形成されており、バネ性を有する弾性変形可能な部材である。なお、振動フレーム1はバネ性を有する材料で形成されていればよく、振動フレーム1を形成する材料等は特に限定されない。
図1に示すよう、振動フレーム1は、ほぼ菱形形状の振動部10と、この振動部10の一端側(図1において下側)の角部に設けられた固定部11と、振動部10の他端側(図1において上側)の角部に設けられた作用部14とを有している。
The
That is, the
As shown in FIG. 1, the
図1及び図2に示すように、固定部11は、圧電駆動装置100を取付固定する部分であり、板状の弾性部材である振動フレーム1の両端部である固定端部11a,11bで構成されている。
本実施形態の圧電駆動装置100は、装置保持部材6のフレーム取付部3に固定部11が固定されることで装置保持部材6に取付固定されている。
具体的には、固定部11を構成する固定端部11a,11bをフレーム取付部3の両側に配置し、固定端部11a,11b及びフレーム取付部3を貫通する取り付けネジ4によってネジ止めすることで固定端部11a,11b及びフレーム取付部3を共締めする。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
The
Specifically, the fixed
フレーム取付部3は、所定の幅を有する部材であり、固定端部11a,11bは、フレーム取付部3を挟み込むように配置されることで、所定の間隔をあけて配置されている。
例えば、固定端部11a,11bの間隔を狭くした場合には、後述する振動部10及びその端部に設けられた作用部14の振幅が大きくなる。この場合、圧電駆動装置100の駆動力は低下するが駆動速度が速くなる。逆に、固定端部11a,11bの間隔を広くした場合には、振動部10及びその端部に設けられた作用部14の振幅が小さくなる。この場合、圧電駆動装置100の駆動速度は遅くなるが、駆動力は向上する。
このため、固定端部11a,11bの間隔をどの程度とするかは、圧電駆動装置100に求められる駆動速度や駆動力、また、振動部10及び作用部14の振動のしやすさに関わる振動フレーム1の硬さ(撓り易さ)等の各種条件に応じて適宜設定される。
The
For example, when the interval between the fixed
For this reason, how much the interval between the fixed
振動部10は、一対の固定端部11a,11bにそれぞれ連設されて、固定部11から離れる方向に拡開する固定側(固定部11が設けられている側)の2辺(以下これを「固定側辺部12a,12b」という。)と、この固定側辺部12a,12bに連設されて、作用部14に向かって狭窄する作用側(作用部14が設けられている側)の2辺(以下これを「作用側辺部13a,13b」という。)と、を備えるほぼ菱形形状の部である。
The
振動部10は、全体にバネ性を有し、振動フレーム1における固定部11の逆側に配置されている作用部14を外側(圧電駆動装置100の外側、図1において白抜き矢印で示す上側)に付勢する。
これにより、後述するように、作用部14は動作対象物Rに対して加圧された状態で接触するようになっており、振動部10は、圧電駆動装置100における与圧機構として機能する。
The
Thereby, as will be described later, the
本実施形態では、一対の固定側辺部12a,12bと作用側辺部13a,13bとのなす角度(すなわち、振動部における固定部11と作用部14をと結ぶ線を挟んで対向する角の角度)は、いずれもほぼ90度となっている。
なお、振動部10における固定部11と作用部14をと結ぶ線を挟んで対向する角の角度は、ほぼ直角である場合に限定されないが、本実施形態のように、菱形形状の振動部10における固定側辺部12a,12bと作用側辺部13a,13bとのなす角度をいずれもほぼ90度とした場合には、振動部10から作用部14に対して安定して与圧をかけることができるため、好ましい。
In the present embodiment, the angle formed by the pair of
Note that the angle of the opposing corners across the line connecting the
振動部10の2つの固定側辺部12a,12bには、圧電素子2(第1の圧電素子2a及び第2の圧電素子2b)がそれぞれ配置されている。
2つの圧電素子2(第1の圧電素子2a及び第2の圧電素子2b)は、電圧を印加することで伸縮等の変位をする変位素子である。
本実施形態の圧電素子2は、板状の振動部10の固定側辺部12a,12bの表裏に圧電素子を貼着することで形成されたバイモルフ型の圧電素子である。なお、圧電素子2(第1の圧電素子2a及び第2の圧電素子2b)は、バイモルフ型に限定されず、固定側辺部12a,12bの表裏いずれか一方のみに圧電素子を貼着したモノモルフ(ユニモルフ)型の圧電素子であってもよいが、応答性や変位量の大きさの点で優れるバイモルフ型の圧電素子を用いることが好ましい。
Piezoelectric elements 2 (first
The two piezoelectric elements 2 (first
The
2つの圧電素子2(第1の圧電素子2a及び第2の圧電素子2b)には、図示しない電極が設けられており、この電極にはそれぞれ図示しない電圧印加手段が電気的に接続されている。
電圧印加手段は、圧電素子2a,2bに交流の電圧を印加するものである。
図3は、電圧印加手段により圧電素子2a,2bに対して印加される交流電圧の波形の一例を示したグラフである。
例えば、図3において実線で示した波形は、電圧印加手段により圧電素子2aに対して印加される交流電圧の波形例であり、一点鎖線で示した波形は、電圧印加手段により圧電素子2bに対して印加される交流電圧の波形例である。
図3に示すように、圧電素子2a,2bに対して印加される電圧の波形は所定の位相差αが設けられた正弦波である。
本実施形態の電圧印加手段は、2つの圧電素子2a,2bに対して、位相をずらした交流電圧を各々入力することで、圧電素子2a,2bに縦方向と横方向の振動(共振)を発生させ、その組み合わせにより、振動フレーム1に設けられた作用部14に楕円振動を励起する。
The two piezoelectric elements 2 (the first
The voltage applying means applies an AC voltage to the
FIG. 3 is a graph showing an example of a waveform of an alternating voltage applied to the
For example, the waveform shown by the solid line in FIG. 3 is an example of the waveform of the AC voltage applied to the
As shown in FIG. 3, the waveform of the voltage applied to the
The voltage application means of the present embodiment inputs AC voltages with shifted phases to the two
なお、圧電素子2に電圧を印加することで生じる振動(共振)は、所定の周波数帯においてピークとなり、圧電素子2に印可される電圧の駆動周波数が当該所定の周波数帯に近いほど圧電素子2が大きく共振し、これに伴って作用部14の楕円運動の速度(すなわち、圧電駆動装置100の駆動速度)及び推力(すなわち、圧電駆動装置100の駆動力)も大きくなる。
このため、電圧印加手段は、2つの圧電素子2a,2bに対して、圧電素子2a,2bの共振がピークとなる周波数帯の駆動周波数で電圧を印加する。
また、電圧印加手段により印加される電圧の電圧値が高いほど、圧電素子2に生じる振動(共振)も大きくなり、作用部14の楕円運動の速度(すなわち、圧電駆動装置100の駆動速度)及び推力(すなわち、圧電駆動装置100の駆動力)も大きくなる。
このため、電圧印加手段による印加電圧値は、圧電駆動装置100の用途等に応じた所望の速度(駆動速度)と推力(駆動力)となるように適宜調整される。
なお、圧電素子2a,2bに対して印加する電圧の波形の位相差を変えることによって、作用部14における楕円運動の角度を変えることができる。これにより、動作対象物Rの回転方向を適宜正転・逆転させることができる。
Note that the vibration (resonance) generated by applying a voltage to the
For this reason, the voltage applying means applies a voltage to the two
Further, the higher the voltage value of the voltage applied by the voltage applying means, the greater the vibration (resonance) generated in the
For this reason, the voltage value applied by the voltage applying means is appropriately adjusted so as to have a desired speed (driving speed) and thrust (driving force) according to the application of the
In addition, the angle of the elliptical motion in the
本実施形態において、振動フレーム1の他端側(固定部11の設けられている側と反対側、図1において上側)の角部には直線状の部分である直状部14aが形成されており、作用部14は、この直状部14aに設けられている。
作用部14は、圧電駆動装置100が電子時計500(図7参照)内等に組み付けられた状態において、動作対象物Rの表面に当接し、圧電駆動装置100の振動等の動きを動作対象物Rに伝達する。
すなわち、作用部14は、後述する圧電素子2a,2bの伸縮により生じる振動によって楕円軌道を描くように動作(以下これを「楕円運動」という)し、この動きを動作対象物Rに伝達可能となっている。
In the present embodiment, a
The
That is, the
本実施形態では、作用部14が設けられている振動部10自体がバネ性を有しており、振動部10は作用部14を動作対象物Rに対して押し付ける方向(すなわち、図1において上向き矢印で示す方向)に付勢する与圧機構として機能する。これにより、作用部14は常に与圧のかかった状態で動作対象物Rに接しており、作用部14が後述するように楕円運動をしたときには、摩擦力によって当該楕円運動を動作対象物Rに伝達することができる。
In this embodiment, the
本実施形態の作用部14は、振動フレーム1の直状部14a上に固定された圧接チップ5を有している。圧接チップ5は、例えば正面視においてほぼ半円形状の蒲鉾形状の部材であり、半円の頂点部分が動作対象物Rの表面に当接する。
なお、圧接チップ5の大きさ、形状等は特に限定されず、例えば錘状や柱状の突起であってもよい。
圧接チップ5は、例えば、焼き入れを施したSUSやタングステン等の硬質な金属材料等で形成されている。なお、圧接チップ5を形成する材料等は、剛性、耐摩耗性等を備えるものであればよく、ここに例示したものに限定されない。また、圧接チップ5を振動フレーム1に設ける手法は特に限定されず、例えば接着固定、スポット溶接等の手法を用いることができる。
The
Note that the size, shape, and the like of the
The
このように、剛性、耐摩耗性等を備える材料で形成された圧接チップ5で作用部14を構成した場合には、動作対象物Rの表面に接する部分である作用部14の耐久性が向上するとともに、圧電素子2が伸縮することで振動部10が振動(共振)した際の作用部14の縦方向及び横方向における変位量を拡大させることが期待できる。
Thus, when the
図4(a)から図4(c)は、圧電素子2a,2bに対して電圧印加手段から図3に示すような電圧が印加された場合の圧電駆動装置100の動きを表した図である。
また、図5(a)は、図4(a)における圧電駆動装置100の動きを電圧の波形と対応させてさらに詳細に示した模式的な説明図であり、図5(b)は、図4(b)における圧電駆動装置100の動きを電圧の波形と対応させてさらに詳細に示した模式的な説明図であり、図6は、図4(c)における圧電駆動装置100の動きをさらに詳細に示した模式的な説明図である。
4 (a) to 4 (c) are diagrams showing the movement of the
FIG. 5A is a schematic explanatory view showing the movement of the
図3に実線で示すように、まず圧電素子2aに対して所定の周波数で電圧が印加されると、図4(a)に示すように、圧電素子2aが伸縮することにより、圧電素子2aが設けられている固定側辺部12a及び作用側辺部13bが振動し、圧電素子2aが設けられている固定側辺部12a及び作用側辺部13aの側から作用部14が動作対象物Rに摺接して、図4(a)に白抜き矢印で示す方向に振動する。
具体的には、図5(a)に示すように、圧電素子2aに電圧を印加すると圧電素子2aの内側が収縮し外側が伸長する。これにより、振動部10が図5(a)における右側から左側方向に倒れるように変形し、圧接チップ5は白抜き上向き矢印の方向に押し出されるように移動する。
また、圧電素子2aにマイナスの電圧を印加すると圧電素子2aの外側が収縮し内側が伸長する。これにより、振動部10が図5(a)における左側から右側方向(上記プラスの電圧を印加したときとは逆方向)に倒れるように変形し、圧接チップ5は白抜き下向き矢印の方向に引っ張られるように移動する。
As shown by a solid line in FIG. 3, when a voltage is first applied to the
Specifically, as shown in FIG. 5A, when a voltage is applied to the
When a negative voltage is applied to the
また、図3に一点鎖線で示すように、圧電素子2bに対して所定の周波数で電圧が印加されると、図4(b)に示すように、圧電素子2bが伸縮することにより、圧電素子2bが設けられている固定側辺部12b及び作用側辺部13aが振動し、圧電素子2bが設けられている固定側辺部12b及び作用側辺部13bの側から作用部14が動作対象物Rに摺接して、図4(b)に白抜き矢印で示す方向に振動する。
具体的には、図5(b)に示すように、圧電素子2bに電圧を印加すると圧電素子2bの内側が収縮し外側が伸長する。これにより、振動部10が図5(b)における左側から右側方向に倒れるように変形し、圧接チップ5は白抜き上向き矢印の方向に押し出されるように移動する。
また、圧電素子2bにマイナスの電圧を印加すると圧電素子2bの外側が収縮し内側が伸長する。これにより、振動部10が図5(b)における右側から左側方向(上記プラスの電圧を印加したときとは逆方向)に倒れるように変形し、圧接チップ5は白抜き下向き矢印の方向に引っ張られるように移動する。
Further, as shown by a dashed line in FIG. 3, when a voltage is applied to the
Specifically, as shown in FIG. 5B, when a voltage is applied to the
When a negative voltage is applied to the
図3に示すように、圧電素子2a,2bに対して一定の位相差を設けて同周波数の電圧を印加すると、図4(a)に白抜き矢印で示す方向の振動と図4(b)に白抜き矢印で示す方向の振動とが合成され、図4(c)及び図6に示すように作用部14が楕円運動をする。
前述のように作用部14は、動作対象物Rに対して圧接された与圧状態となっているため、作用部14と動作対象物Rとの間に生ずる摩擦力によって作用部14に励起された楕円運動が動作対象物Rに伝達され、動作対象物Rが所定方向に回転する。
As shown in FIG. 3, when a voltage having the same frequency is applied to the
As described above, since the
図7は、圧電駆動装置100を指針502等を備えた電子時計500(例えば腕時計)のケース501の内部等に実装した状態を示す図である。
前述のように、圧電駆動装置100を電子時計500のケース501(図7参照)の内部等に実装する場合には、圧電駆動装置100を保持する装置保持部材6を図示しない地板や基板上等にビス止め等により固定する。
なお、本実施形態では、圧電駆動装置100の下に与圧機構を構成するバネ等を配置しないため、圧電駆動装置100の固定部11を直接地板や基板上等に載置することができ、実装スペースが小さくて済む。
FIG. 7 is a diagram showing a state in which the
As described above, when the
In the present embodiment, since the spring or the like constituting the pressurizing mechanism is not disposed under the
図7では、日付窓503から数字を露出させることで日付表示を行うディスク針510を本実施形態の圧電駆動装置100によって回転駆動させる場合を例示している。
図7に示すように、圧電駆動装置100の作用部14は、ロータ等の動作対象物Rに当接しており、作用部14が楕円運動を行うことにより、動作対象物Rが回転するようになっている。なお、動作対象物Rの図示しない回転軸には、第1の歯車512が取り付けられており、この第1の歯車512は、ディスク針510の回転軸511に設けられている図示しないかな(小歯車)と噛み合っている。
ディスク針510には、その周縁に沿って日付を表す数字(1から31までの数字)が順に書かれている。圧電駆動装置100の作用部14によって動作対象物Rに楕円運動が伝達され、動作対象物Rが回転することにより、第1の歯車512を介してディスク針510が回転軸511を軸中心として回転すると、日付窓503から露出される数字が切り替えられ、これによって、適宜日付が表示できるようになっている。
なお、圧電駆動装置100によってディスク針510を回転させる構成は、ここに例示したものに限定されない。例えば圧電駆動装置100とディスク針510との間にさらに多くの歯車を介してもよい。
また、圧電駆動装置100によって回転駆動させる対象はディスク針510に限定されない。例えば指針502を回転駆動させるための駆動源として本実施形態の圧電駆動装置100を用いてもよい。
FIG. 7 illustrates a case where the
As shown in FIG. 7, the
On the
In addition, the structure which rotates the disk needle | hook 510 by the
Further, the object to be rotationally driven by the
次に、本実施形態における圧電駆動装置100及びこれを備える電子時計500の作用について説明する。
Next, the operation of the
本実施形態において、圧電駆動装置100を組み立てる際には、一繋がりの板状の弾性部材で形成された振動フレーム1の固定側辺部12a,12bにそれぞれ圧電素子2a,2bを取り付け、直状部14aに圧接チップ5を取り付けて作用部14を形成する。
また、圧電素子2a,2bの電極に電圧印加手段を電気的に接続する。
これにより圧電駆動装置100が完成する。
圧電駆動装置100を電子時計500に組み込む際には、ロータ等の動作対象物Rが取り付けられた装置保持部材6のフレーム取付部3に圧電駆動装置100の固定部11をネジ止め固定する。これにより、動作対象物Rの表面に作用部14の圧接チップ5が当接し、バネ性を有する振動部10によって動作対象物R側に付勢されることにより与圧がかかった状態となる。
In this embodiment, when assembling the
In addition, voltage applying means is electrically connected to the electrodes of the
Thereby, the
When the
圧電駆動装置100を動作させる際には、電圧印加手段から圧電素子2a,2bに対して、例えば図3に示したような位相差を設けた交流波形の電圧を所定の駆動周波数及び電圧値で印加する。
これにより、例えば図4(a)から(c)、図5(a)、図5(b)及び図6に示すように、圧電素子2a,2bが交互に伸縮・振動を繰り返し、圧電素子2a,2bが取り付けられている固定側辺部12a,12bを含む菱形形状の振動部10が振動して、振動フレーム1の一端に設けられた作用部14に楕円運動を励起する。
前述のように、作用部14は、振動部10のバネ性により常に動作対象物Rの表面に押圧された与圧状態となっているため、作用部14の楕円運動は、摩擦力により動作対象物R(例えばロータ)に伝達される。これにより、動作対象物R(例えばロータ)が所定方向に移動(回転)する。
When the
Thereby, for example, as shown in FIGS. 4A to 4C, FIG. 5A, FIG. 5B, and FIG. 6, the
As described above, since the
以上のように、本実施形態によれば、圧電駆動装置100は、一繋がりの板状の弾性部材で形成され、菱形形状の振動部10と、振動部10の一端側の角部に設けられた固定部11と、振動部10の他端側の角部に設けられた作用部14と、を有する振動フレーム1と、この振動フレーム1における振動部10を形成する固定側辺部12a,12bにそれぞれ配置された第1の圧電素子2a及び第2の圧電素子2bとを有している。
このように、第1の圧電素子2a及び第2の圧電素子2bを一繋がりの板状の弾性部材で形成された振動フレーム1に配置することにより、第1の圧電素子2a及び第2の圧電素子2bが伸縮した際の振動が振動フレーム1の全体に伝わって拡大され、変位量が大きくなるため、効率よく楕円運動を生じさせることができる。
また、本実施形態における圧電素子2a,2bは、バイモルフ型の圧電素子であるため、積層型の圧電素子を用いる場合と比較して圧電駆動装置100を小型軽量かつ低電力で効率よく駆動する構成とすることができる。
また、菱形形状の振動部10は、作用部14を動作対象物Rに対して押圧するバネ性を有しているため、作用部14(本実施形態では作用部14の圧接チップ5)を動作対象物Rの表面に押圧し、与圧状態とすることができる。このため、別途バネ等の与圧機構を設ける必要がなく、圧電駆動装置100を構成する部品点数が少なくて済み、小型で簡易な構造とすることができる。
また、電圧印加手段から圧電素子2a,2bに印加する電圧の駆動周波数が圧電素子2a,2bの共振周波数帯からずれると圧電駆動装置100の駆動速度及び駆動力が低下して圧電駆動装置100の駆動効率が低下する。このため、駆動周波数については、一旦圧電素子2a,2bの共振周波数帯に対応する駆動周波数に調整した後は変化させず、当該周波数に固定することが好ましい。しかし、伝達部を動作対象物の表面に押圧するための与圧機構を別途設ける場合には、与圧機構のバネの個体差(製造ばらつき)等を考慮して事後的に駆動周波数の設定や調整を行う必要が生じる。
この点、本実施形態では圧電駆動装置100を構成する振動部10が作用部14を与圧する与圧機構として機能する。このため、外部要素による圧電素子2a,2bの共振周波数の変動を抑えることができ、事後的に駆動周波数の設定や調整を行う必要がなく、圧電駆動装置100の電子時計500等への組み込み等を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、振動部10は、固定部11と作用部14をと結ぶ線を挟んで対向する角の角度が直角となるように構成されている。このため、作用部14に対して安定して与圧をかけることができる。
また、本実施形態では、固定部11を構成する固定端部11a,11bが所定の間隔をあけて配置されている。これにより、圧電素子2a,2bに電圧が印加されて振動部10が振動した際に、固定部11に対向する位置に配置されている作用部14の動きを安定させることができる。
また、本実施形態では、作用部14は、振動フレーム1上に固定された圧接チップ5を有している。この場合、圧接チップ5を剛性、耐摩耗性等を備える材料で形成することで、動作対象物Rの表面に接する部分である作用部14の耐久性が向上する。また、圧接チップ5をある程度重みのある部材とすることで、圧電素子2が伸縮することで振動部10が振動(共振)した際の作用部14の縦方向及び横方向における変位量を拡大させることが期待できる。
As described above, according to the present embodiment, the
As described above, the first
In addition, since the
Moreover, since the rhombus-shaped vibrating
Further, when the driving frequency of the voltage applied from the voltage applying means to the
In this respect, in the present embodiment, the vibrating
Moreover, in this embodiment, the
In the present embodiment, the
Further, in the present embodiment, the
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to such embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
例えば、本実施形態では、作用部14の楕円運動に伴って動作する動作対象物Rが圧電駆動装置100の外側(図1において上側)に配置されている場合を例示したが、動作対象物Rの配置はこれに限定されない。
例えば、図8に示す圧電駆動装置200のように、動作対象物Rを振動フレーム1の内側(図8において下側)に配置してもよい。
この場合には、作用部14を構成する圧接チップ7を振動フレーム1の直状部14aの下側(図8において下側)に設けて、動作対象物Rの表面に当接するように配置する。
このように、動作対象物Rを振動フレーム1の内側(図8において下側)に配置した場合には、圧電駆動装置200及びこれにより動作する動作対象物Rをよりコンパクトに電子時計500のケース501内等に配置することができ、一層の小型化・省スペース化を実現することができる。
For example, in the present embodiment, the case where the operation target R that moves along with the elliptical motion of the
For example, like the
In this case, the
As described above, when the operation target R is arranged inside the vibration frame 1 (lower side in FIG. 8), the
なお、このように、動作対象物Rを振動フレーム1の内側(図8において下側)に配置した場合には、振動部10のバネ性のみでは十分与圧が得られない可能性もある。
このため、図8に示すように、作用部14の圧接チップ7が設けられている直状部14aの裏面側(図8において上側)に、コイルバネ等の付勢部材81を有する与圧機構8を設けて、与圧機構8により作用部14に対して与圧をかけることが好ましい。
In this way, when the operation target R is arranged inside the vibration frame 1 (lower side in FIG. 8), there is a possibility that sufficient pressurization cannot be obtained only by the spring property of the
For this reason, as shown in FIG. 8, the
また、本実施形態のように、圧電素子2a,2bがバイモルフ型又はモノモルフ型の圧電素子である場合には、電圧を印加した際の変形量が大きく、振動フレーム1に大きな力がかかる。このため、振動フレーム1に適宜補強部を設けてもよい。
例えば、振動部10が大きく振動・変形した場合にも折れ等を生じないように、振動部10を構成する4つの辺のうち、作用側に配置されている作用側辺部13a,13bの全部又は一部に、作用側辺部13a,13bの延在方向に沿って補強部を設けることが好ましい。
これにより、変形量の大きなバイモルフ型の圧電素子を圧電駆動装置に用いた場合でも、振動フレーム1が圧電素子の伸縮に伴う振動・変形に耐えることができる。
図9(a)から図9(c)は、補強部を形成した作用側辺部15の一例を示す断面図である。
補強部は、図9(a)に示すように、作用側辺部15の延在方向に沿って設けられたリブ151であってもよいし、図9(b)に示すように、作用側辺部15の延在方向に沿って絞り加工を施すことで形成された溝部152であってもよいし、図9(c)に示すように、作用側辺部15の端縁部分に延在方向に沿って形成された立設部153であってもよい。
なお、補強部の形状等は図9(a)から図9(c)に例示したものに限定されず、各種形状を採用することができる。
Further, when the
For example, all of the working
Thereby, even when a bimorph piezoelectric element having a large deformation amount is used in the piezoelectric driving device, the
FIG. 9A to FIG. 9C are cross-sectional views showing an example of the working
The reinforcing portion may be a
In addition, the shape of a reinforcement part is not limited to what was illustrated to Fig.9 (a) to FIG.9 (c), Various shapes can be employ | adopted.
また、本実施形態では、圧電素子2a,2bに対して電圧印加手段から印加される電圧の波形が位相差が設けられた正弦波である場合を例示したが、圧電素子2a,2bに対して電圧印加手段から印加される電圧の波形は正弦波に限定されない。
例えば、電圧印加手段から印加される電圧の波形は鋸歯状の鋸波(三角波)であってもよく、この場合には、圧電素子2a,2bに対して印加する電圧の波形に位相差を設ける必要がない。
In the present embodiment, the case where the waveform of the voltage applied from the voltage applying unit to the
For example, the waveform of the voltage applied from the voltage application means may be a sawtooth sawtooth wave (triangular wave). In this case, a phase difference is provided in the waveform of the voltage applied to the
また、上記各本実施形態では、作用部14が振動フレーム1とは別部材である圧接チップ5を振動フレーム1上に固定することで構成されている場合を例示したが、作用部14は圧接チップ5を備えるものに限定されず、例えば、振動部10における固定部が設けられているのとは逆側の角部(すなわち、本実施形態では板状の振動フレーム1の直状部14a)に折り曲げ加工や絞り加工等を施すことで突起状の作用部14を形成してもよい。
Further, in each of the above embodiments, the case where the
また、上記各実施形態では、圧電駆動装置100を電子時計500に組み込む場合を例示したが、圧電駆動装置100を適用する対象は電子時計500に限定されない。
例えば、歩数計や心拍数計、高度計、気圧計等の端末装置に圧電駆動装置100を適用してもよい。
In each of the above embodiments, the case where the
For example, the
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
一繋がりの板状の弾性部材で形成され、菱形形状の振動部と、前記振動部の一端側の角部に設けられた固定部と、前記振動部の他端側の角部に設けられた作用部と、を有する振動フレームと、
前記振動フレームにおける前記振動部を形成する4辺の内、固定側の2辺にそれぞれ配置された第1の圧電素子及び第2の圧電素子と、
を有することを特徴とする圧電駆動装置。
<請求項2>
前記振動部は、前記固定部と前記作用部をと結ぶ線を挟んで対向する角の角度が直角となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電駆動装置。
<請求項3>
前記固定部は、前記板状の弾性部材の両端部である一対の固定端部で構成され、当該固定端部は、所定の間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧電駆動装置。
<請求項4>
前記振動フレームは、補強部を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の圧電駆動装置。
<請求項5>
前記作用部は、前記振動フレーム上に固定された圧接チップを有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の圧電駆動装置。
<請求項6>
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の圧電駆動装置と、
前記圧電駆動装置によって動作する動作対象物と
前記圧電駆動装置及び前記動作対象物を収容するケースと、
を備える電子時計。
Although several embodiments of the present invention have been described above, the scope of the present invention is not limited to the above-described embodiments, but includes the scope of the invention described in the claims and equivalents thereof.
The invention described in the scope of claims attached to the application of this application will be added below. The item numbers of the claims described in the appendix are as set forth in the claims attached to the application of this application.
[Appendix]
<Claim 1>
It is formed of a single plate-like elastic member, provided with a rhombus-shaped vibrating portion, a fixing portion provided at a corner portion on one end side of the vibrating portion, and a corner portion on the other end side of the vibrating portion. A vibration frame having an action part;
A first piezoelectric element and a second piezoelectric element respectively disposed on two sides of the fixed side among the four sides forming the vibrating portion of the vibration frame;
A piezoelectric drive device comprising:
<Claim 2>
2. The piezoelectric driving device according to
<Claim 3>
The said fixed part is comprised by a pair of fixed end part which is the both ends of the said plate-shaped elastic member, The said fixed end part is arrange | positioned at predetermined intervals, or characterized by the above-mentioned. The piezoelectric drive device according to
<Claim 4>
The piezoelectric drive device according to
<Claim 5>
5. The piezoelectric drive device according to
<Claim 6>
The piezoelectric driving device according to any one of
An operation object that is operated by the piezoelectric driving device; a case that houses the piezoelectric driving device and the operation object;
Electronic watch with
1 振動フレーム
2a,2b 圧電素子
5 圧接チップ
6 装置保持部材
10 振動部
11 固定部
12a,12b 固定側辺部
13a,13b 作用側辺部
14 作用部
100 圧電駆動装置
500 電子時計
501 ケース
R 動作対象物
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記振動フレームにおける前記振動部を形成する4辺の内、固定側の2辺にそれぞれ配置された第1の圧電素子及び第2の圧電素子と、
を有することを特徴とする圧電駆動装置。 It is formed of a single plate-like elastic member, provided with a rhombus-shaped vibrating portion, a fixing portion provided at a corner portion on one end side of the vibrating portion, and a corner portion on the other end side of the vibrating portion. A vibration frame having an action part;
A first piezoelectric element and a second piezoelectric element respectively disposed on two sides of the fixed side among the four sides forming the vibrating portion of the vibration frame;
A piezoelectric drive device comprising:
前記圧電駆動装置によって動作する動作対象物と
前記圧電駆動装置及び前記動作対象物を収容するケースと、
を備える電子時計。 The piezoelectric driving device according to any one of claims 1 to 5,
An operation object that is operated by the piezoelectric driving device; a case that houses the piezoelectric driving device and the operation object;
Electronic watch with
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015057072A JP2016178789A (en) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | Piezoelectric drive device and electronic clock |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
CN108322087A (en) * | 2018-03-04 | 2018-07-24 | 长春工业大学 | A kind of precision loaded type piezoelectric linear motor and its driving method |
-
2015
- 2015-03-20 JP JP2015057072A patent/JP2016178789A/en active Pending
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CN108322087B (en) * | 2018-03-04 | 2019-08-13 | 长春工业大学 | A kind of precision loaded type piezoelectric linear motor and its driving method |
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