JP2016178674A - 通信制御方法、基地局、及びホーム基地局 - Google Patents

通信制御方法、基地局、及びホーム基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】特定セルへのハンドオーバ手順を効率化することができる通信制御方法、基地局、ホーム基地局及びゲートウェイ装置を提供する。【解決手段】特定セルを形成するホーム基地局HeNB400と、前記特定セルへのユーザ端末UE100のハンドオーバを行うか否かを判断する基地局eNB200と、前記特定セルへのアクセス権について前記ユーザ端末の認証を行う移動管理装置MME300と、を含む移動通信システムに適用される通信制御方法は、前記基地局が、前記ユーザ端末から受信する測定報告に基づいて、前記特定セル及び前記ユーザ端末のそれぞれの情報を前記ホーム基地局に送信する送信ステップと、前記ホーム基地局が、前記基地局から通知された前記情報に基づいて、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する要求ステップと、を有する。【選択図】図12

Description

本発明は、移動通信システムにおける通信制御方法、基地局、ホーム基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、住居や会社に設けられる小型基地局であるホーム基地局の仕様が策定されている(非特許文献1参照)。
ホーム基地局は、CSG(Closed Subscriber Group)セル又はハイブリッドセルなどの特定セルを形成する。CSGセルは、アクセス権を有するユーザ端末(「CSGメンバー」と称される)のみがアクセス可能なセルである。ハイブリッドセルは、CSGメンバーでなくてもアクセス可能であるが、CSGメンバーが有利に取り扱われるセルである。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、ユーザ端末との無線通信を行う機能を示す用語としても使用されることに留意すべきである。
特定セルへのユーザ端末のハンドオーバ手順においては、コアネットワークに含まれる移動管理装置が、特定セルへのアクセス権についてユーザ端末の認証(アクセス制御)を行う。
3GPP技術仕様 「TS 36.300 V11.0.0」 2011年12月
しかしながら、ハンドオーバ手順の過程で移動管理装置がユーザ端末の認証を行う場合、コアネットワークを経由するハンドオーバ手順を行わざるを得なくなる。このため、ハンドオーバ手順に要する時間が長くなったり、コアネットワークのトラフィックが増加したりする問題がある。
そこで、本発明は、特定セルへのハンドオーバ手順を効率化することができる通信制御方法、基地局、ホーム基地局及びゲートウェイ装置を提供することを目的とする。
本発明の通信制御方法は、特定セルを形成するホーム基地局と、前記特定セルへのユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する基地局と、前記特定セルへのアクセス権について前記ユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、を含む移動通信システムに適用される通信制御方法であって、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと前記基地局が判断する前において、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求するステップを有することを特徴とする。
図1は、第1及び第2実施形態に係る移動通信システムの構成図である。 図2は、移動通信システムで使用される無線フレームの構成図である。 図3は、UEのブロック図である。 図4は、eNBのブロック図である。 図5は、MMEのブロック図である。 図6は、HeNBのブロック図である。 図7は、HeNB GWのブロック図である。 図8は、第1実施形態に係るeNBにおける事前認証の判定処理のフロー図である。 図9は、第1実施形態に係る動作シーケンス1のシーケンス図である。 図10は、第1実施形態に係る動作シーケンス2のシーケンス図である。 図11は、第1実施形態に係る動作シーケンス3のシーケンス図である。 図12は、第1実施形態に係る動作シーケンス4のシーケンス図である。 図13は、第2実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス図である。 図14は、第2実施形態に係るHeNBの動作フロー図である。 図15は、第3実施形態に係る移動通信システムの構成図である。 図16は、第3実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス図である。 図17は、第3実施形態に係るHeNB GWの動作フロー図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る通信制御方法は、特定セルを形成するホーム基地局と、前記特定セルへのユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する基地局と、前記特定セルへのアクセス権について前記ユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、を含む移動通信システムに適用される通信制御方法であって、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと前記基地局が判断する前において、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求するステップを有する。
このように、ハンドオーバ手順よりも前の段階で移動管理装置がユーザ端末の認証(以下、「事前認証」と称する)を行うことによって、ハンドオーバ手順の過程において、移動管理装置によるユーザ端末の認証を省略することができる。したがって、特定セルへのハンドオーバ手順を効率化することができる。
第1実施形態に係る通信制御方法は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと前記基地局が判断する前において、前記ユーザ端末の認証を前記基地局から前記移動管理装置に要求するステップを有する。
第1実施形態に係る通信制御方法は、前記通信制御方法は、前記基地局が、前記移動管理装置から得られた認証結果を保持するステップをさらに有する。
第1実施形態に係る通信制御方法は、前記通信制御方法は、前記基地局が、前記ユーザ端末からの測定報告に基づいて前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと判断した場合で、かつ、前記移動管理装置から認証成功を示す認証結果が得られている場合に、ハンドオーバ要求を前記ホーム基地局に送信するステップをさらに有する。
第1実施形態に係る通信制御方法は、前記基地局が、前記ユーザ端末からの測定報告に基づいて前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと判断した場合で、かつ、前記移動管理装置から認証成功を示す認証結果が得られていない場合に、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求するステップをさらに有する。
第1実施形態に係る通信制御方法は、前記基地局が、前記ユーザ端末からの測定報告に基づいて前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと判断した場合に、前記移動管理装置からの認証結果に関する情報をハンドオーバ要求と共に前記ホーム基地局に送信するステップをさらに有する。
第1実施形態に係る通信制御方法は、前記ホーム基地局が、前記基地局からの前記認証結果に関する情報が認証成功を示すことに応じて、前記基地局からの前記ハンドオーバ要求を許可するステップをさらに有する。
第1実施形態に係る通信制御方法は、前記ホーム基地局が、前記基地局からの前記認証結果に関する情報が、認証成功を示す認証結果が得られていないことを示すことに応じて、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求するステップをさらに有する。
第2実施形態に係る通信制御方法は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと前記基地局が判断する前において、前記ユーザ端末の認証を前記ホーム基地局から前記移動管理装置に要求する要求ステップを有する。
第2実施形態に係る通信制御方法は、前記基地局が、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと判断する前において、前記ユーザ端末から受信する測定報告に基づいて、前記特定セル及び前記ユーザ端末のそれぞれの情報を前記ホーム基地局に通知する通知ステップをさらに有する。前記要求ステップにおいて、前記ホーム基地局は、前記基地局から通知された前記情報に基づいて、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する。
このように、ハンドオーバ手順よりも前の段階で、事前認証に使用される情報をホーム基地局に通知することによって、ホーム基地局においてユーザ端末の認証を移動管理装置に適切に要求することができる。
第2実施形態に係る通信制御方法は、前記ホーム基地局が、前記要求ステップでの要求に応じて前記移動管理装置から得られた認証結果を前記ホーム基地局で保持する保持ステップをさらに有する。
第2実施形態に係る通信制御方法は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと前記基地局が判断した場合に、前記基地局から前記ホーム基地局にハンドオーバ要求を送信する送信ステップと、前記ホーム基地局が、前記保持ステップで保持された前記認証結果に基づいて、前記基地局からの前記ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断するステップと、をさらに有する。
第3実施形態に係る通信制御方法は、特定セルを形成するホーム基地局と、前記特定セルへのユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する基地局と、前記特定セルへのアクセス権について前記ユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、前記ホーム基地局を管理するゲートウェイ装置と、を含む移動通信システムに適用される。前記通信制御方法は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと前記基地局が判断する前において、前記ユーザ端末の認証を前記ゲートウェイ装置から前記移動管理装置に要求する要求ステップを有する。
第3実施形態に係る通信制御方法は、前記基地局が、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと判断する前において、前記ユーザ端末から受信する測定報告に基づいて、前記特定セル及び前記ユーザ端末のそれぞれの情報を前記ゲートウェイ装置に通知する通知ステップをさらに有し、前記要求ステップにおいて、前記ゲートウェイ装置は、前記基地局から通知された前記情報に基づいて、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する。
このように、ハンドオーバ手順よりも前の段階で、事前認証に必要な情報をゲートウェイ装置に通知することによって、ゲートウェイ装置においてユーザ端末の認証を移動管理装置に適切に要求することができる。
第3実施形態に係る通信制御方法は、前記ゲートウェイ装置が、前記要求ステップでの要求に応じて前記移動管理装置から得られた認証結果を保持する保持ステップをさらに有する。
第3実施形態に係る通信制御方法は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと前記基地局が判断した場合に、前記基地局から前記ゲートウェイ装置にハンドオーバ要求を送信する送信ステップと、前記ゲートウェイ装置が、前記保持ステップで保持された前記認証結果に基づいて、前記基地局からの前記ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断するステップと、をさらに有する。
第1実施形態に係る基地局は、特定セルを形成するホーム基地局と、前記特定セルへのアクセス権についてユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、を含む移動通信システムにおいて、前記特定セルへの前記ユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する。前記基地局は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと判断する前において、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する制御を行う制御部を有する。
第2実施形態に係るホーム基地局は、特定セルへのユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する基地局と、前記特定セルへのアクセス権について前記ユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、を含む移動通信システムにおいて、前記特定セルを形成する。前記ホーム基地局は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと前記基地局が判断する前において、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する制御を行う制御部を有する。
第2実施形態に係る基地局は、特定セルを形成するホーム基地局と、前記特定セルへのアクセス権についてユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、を含む移動通信システムにおいて、前記特定セルへの前記ユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する。前記基地局は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと判断する前において、前記ユーザ端末から受信する測定報告に基づいて、前記特定セル及び前記ユーザ端末のそれぞれの情報を前記ホーム基地局に通知する制御を行う制御部を有する。前記制御部によって通知される前記情報は、前記ホーム基地局において前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する際に使用される。
第3実施形態に係るゲートウェイ装置は、特定セルを形成するホーム基地局と、前記特定セルへのユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する基地局と、前記特定セルへのアクセス権について前記ユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、を含む移動通信システムにおいて、前記ホーム基地局を管理する。前記ゲートウェイ装置は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと前記基地局が判断する前において、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する制御を行う制御部を有する。
第3実施形態に係る基地局は、特定セルを形成するホーム基地局と、前記特定セルへのアクセス権についてユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、前記ホーム基地局を管理するゲートウェイ装置と、を含む移動通信システムにおいて、前記特定セルへの前記ユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する。前記基地局は、前記特定セルへの前記ハンドオーバを行うと判断する前において、前記ユーザ端末から受信する測定報告に基づいて、前記特定セル及び前記ユーザ端末のそれぞれの情報を前記ゲートウェイ装置に通知する制御を行う制御部を有する。前記制御部によって通知される前記情報は、前記ゲートウェイ装置において前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する際に使用される。
[第1実施形態]
本実施形態においては、リリース10以降の3GPP規格(すなわち、LTE Advanced)に基づいて構成される移動通信システムを例に説明する。
以下において、(1)移動通信システムの概要、(2)ブロック構成、(3)動作、(4)実施形態のまとめの順に説明する。
(1)移動通信システムの概要
図1は、本実施形態に係る移動通信システムの構成図である。図1に示すように、移動通信システムは、ユーザ端末(UE:User Equipment)100と、基地局(eNB:evolved Node−B)200と、移動管理装置(MME:Mobility Management Entity)300と、ホーム基地局(HeNB:Home evolved Node−B)400と、ゲートウェイ装置(HeNB GW:Home evolved Node−B Gateway)500と、を有する。
eNB200、HeNB400、及びHeNB GW500のそれぞれは、無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10に含まれるネットワーク装置である。MME300は、コアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)20に含まれるネットワーク装置である。
UE100は、ユーザが所持する移動型無線通信装置である。UE100は、通信中の状態に相当する接続状態において、接続を確立したセル(「サービングセル」と称される)との無線通信を行う。
UE100がユーザの移動に伴って移動する場合、UE100のサービングセルの変更が必要になる。UE100がRRC接続状態においてサービングセルを変更する動作は、「ハンドオーバ」と称される。ハンドオーバに係る一連の手順は、「ハンドオーバ手順」と称される。ハンドオーバ手順は、準備段階(Preparation)と、実行段階(Execution)と、完了段階(Completion)と、を含む。
本実施形態では、eNB200のセルをサービングセルとするUE100は、HeNB400のセルへ向けて移動しており、eNB200のセルからHeNB400のセルへのハンドオーバを行う。この場合、ハンドオーバ手順においてeNB200のセルは「ソースセル」であり、HeNB400のセルは「ターゲットセル」である。
eNB200は、マクロ基地局(MeNB)、ピコ基地局(PeNB)、又はホーム基地局(HeNB)である。本実施形態では、eNB200がMeNBである一例を想定して説明を進める。eNB200は、1又は複数のセルを形成する。eNB200は、UE100との無線通信を行う。
eNB200は、自身のセル配下のUE100について、ハンドオーバの決定権を有する。詳細には、eNB200は、UE100からの測定報告(Measurement Report)に基づいて、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断することができる。
eNB200は、EPC20との間の論理的な通信路であるS1インターフェイス上でEPC20との通信を行う。詳細には、eNB200は、S1インターフェイスの一種であるS1−MMEインターフェイス上でMME300との通信を行う。さらに、eNB200は、隣接するHeNB400との間の論理的な通信路であるX2インターフェイス上で、当該隣接するHeNB400との基地局間通信を行うことができる。
MME300は、制御情報を取り扱う制御プレーンに対応して設けられており、UE100に対する各種モビリティ管理や認証処理などを行う。MME300は、CSGセルへのアクセス権についてUE100の認証を行う。
CSGセルへの一般的なハンドオーバ手順は、S1インターフェイスを使用する。詳細には、MME300は、UE100の認証、詳細にはUE100が当該CSGセルのメンバーUEであるか否かの確認を行う。UE100が当該CSGセルのメンバーUEであることが確認された場合(すなわち、認証成功の場合)、当該CSGセルへのUE100のハンドオーバが可能になる。これに対し、UE100が当該CSGセルのメンバーUEであることが確認されない場合(すなわち、認証失敗の場合)、当該CSGセルへのUE100のハンドオーバは拒否される。
HeNB400は、屋内に設置可能な小規模な固定型無線通信装置である。HeNB400は、セルよりもカバー範囲が狭い特定セルを形成する。特定セルは、設定されるアクセスモードに応じて、「CSGセル」、「ハイブリッドセル」、又は「オープンセル」と称される。
CSGセルは、アクセス権を有するUE100(「メンバーUE」と称される)のみがアクセス可能なセルであり、CSG IDをブロードキャストする。UE100は、自身がアクセス権を有するCSGセルのCSG IDのリスト(「ホワイトリスト」と称される)を保持しており、当該ホワイトリストと、CSGセルがブロードキャストするCSG IDと、に基づいて、アクセス権の有無を判断する。
ハイブリッドセルは、メンバーUEが非メンバーUEよりも有利に取り扱われるセルであり、CSG IDに加えて、非メンバーUEにも解放されたセルであることを示す情報をブロードキャストする。UE100は、ホワイトリストと、ハイブリッドセルがブロードキャストするCSG IDと、に基づいて、アクセス権の有無を判断する。
このように、UE100は、ホワイトリストに基づいてアクセス権の有無を確認するものの、更新が遅れることでホワイトリストが最新の状態ではないことがある。このため、MME300においてUE100の認証を行うことで、アクセス権の有無をより確実に確認するようにしている。
オープンセルは、メンバーであるか否かを問わずUE100が同等に取り扱われるセルであり、CSG IDをブロードキャストしない。UE100の視点では、オープンセルはセルと同等である。
本実施形態では、HeNB400のセル(特定セル)がCSGセルである一例を想定して説明を進める。ただし、HeNB400のセル(特定セル)は、ハイブリッドセルであってもよい。
HeNB400は、S1インターフェイス(S1−MMEインターフェイス)上で、HeNB GW500を介してMME300との通信を行う。ただし、HeNB400は、HeNB GW500を経由しないS1インターフェイスがMME300との間に確立されている場合には、HeNB GW500を介さずにMME300と直接的に通信を行うこともできる。
HeNB400は、X2インターフェイスによりeNB200と接続されている。以下、X2インターフェイスによる接続を「X2接続」と適宜称する。
HeNB GW500は、EPC20(MME300)と複数のHeNB400との間で当該複数のHeNB400の集合を管理する。MME300の視点では、HeNB GW500はHeNB400と同等である。これに対し、HeNB400の視点では、HeNB GW500はMME300と同等である。HeNB GW500は、複数のHeNB400を代表してMME300との通信を行うことで、MME300と送受信すべきトラフィックを削減する。また、HeNB GW500は、自身の管理下にある一のHeNB400から他のHeNB400へのデータを中継することもできる。
図2は、本実施形態に係る移動通信システム(LTEシステム)で使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)を採用する。
図2に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用されるデータ領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用されるデータ領域である。
(2)ブロック構成
以下において、UE100、eNB200、MME300、HeNB400、及びHeNB GW500のそれぞれのブロック構成を説明する。
(2.1)UE
図3は、UE100のブロック図である。図3に示すように、UE100は、無線送受信部110と、記憶部120と、制御部130と、を含む。
無線送受信部110は、無線信号を送受信する。
記憶部120は、制御部130による制御に使用される各種情報を記憶する。記憶部120は、ホワイトリストを記憶する。また、記憶部120は、自身がアクセス権を有するCSGセルの位置に関する位置情報(フィンガープリント情報)を記憶する。
制御部130は、UE100の各種の機能を制御する。接続状態において、サービングセルとの無線通信を行うよう無線送受信部110を制御する。
制御部130は、eNB200のセルにおいて接続状態である際に、自身がアクセス権を有するCSGセルの位置に関する位置情報(フィンガープリント情報)に基づいて、自身がアクセス権を有するCSGセルの近傍に入ったことを検知すると、近接通知(Proximity Indication)をeNB200に送信するよう無線送受信部110を制御する。
当該近接通知に応じて、CSGセルに対する測定制御情報(Measurement configuration)をeNB200から無線送受信部110が受信すると、制御部130は、CSGセルの物理識別子(PCI:Physical Cell Identifier)を含む測定報告をeNB200に送信するよう無線送受信部110を制御する。
当該測定報告に応じて、報知情報(SI:System Information)の取得を要求する要求情報(SI request)をeNB200から無線送受信部110が受信すると、制御部130は、CSGセルの報知情報を取得し、当該報知情報を含む測定報告をeNB200に送信するよう無線送受信部110を制御する。当該測定報告は、CSGセルの識別子(CGI:Cell Global Identifier)、トラッキングエリア識別子(TAI:Tracking Area Identifier)、CSG ID、及び、CSGメンバーであるか否かを示すステータス情報(Membership status又はMember Indication)を含む。
その後、CSGセルへのハンドオーバ指示(H.O. Command)をeNB200から無線送受信部110が受信すると、制御部130は、CSGセルとの接続(RRCコネクション)を確立する処理を開始する。
(2.2)eNB
図4は、eNB200のブロック図である。図4に示すように、eNB200は、無線送受信部210と、ネットワーク通信部220と、記憶部230と、制御部240と、を含む。
無線送受信部210は、無線信号を送受信する。また、無線送受信部210は、1又は複数のセルを形成する。
ネットワーク通信部220は、S1インターフェイス上でMME300との通信を行う。ネットワーク通信部220は、X2インターフェイス上でHeNB400との基地局間通信を行う。
記憶部230は、制御部240による制御に使用される各種情報を記憶する。
制御部240は、eNB200の各種の機能を制御する。
配下のUE100からの近接通知(Proximity Indication)を無線送受信部210が受信すると、制御部240は、CSGセルに対する測定を指示するための測定制御情報(Measurement configuration)をUE100に送信するよう無線送受信部210を制御する。
当該測定制御情報に応じて、CSGセルの物理識別子(PCI:Physical Cell Identifier)を含む測定報告をUE100から無線送受信部210が受信すると、制御部240は、当該CSGセルの報知情報(SI:System Information)の取得を要求する要求情報(SI request)をUE100に送信するよう無線送受信部210を制御する。
当該要求情報に応じて、CSGセルの報知情報を含む測定報告をUE100から無線送受信部210が受信すると、制御部240は、当該測定報告に基づいて、当該CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断する。
本実施形態では、制御部240は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断する前において、UE100の認証(事前認証)をMME300に要求するようネットワーク通信部220を制御する。詳細には、UE100の認証要求(CSG verification request)をMME300に送信するようネットワーク通信部310を制御する。認証要求は、当該CSGセルのCSG ID及びUE100の識別情報を含む。
認証要求に応じて、認証結果(CSG verification Ack/Nack)をMME300からネットワーク通信部220が受信すると、制御部330は、当該認証結果を記憶(保持)するよう記憶部230を制御する。
制御部330は、このようにして得られた事前認証の結果をCSGセルへのハンドオーバ手順に使用する。ハンドオーバ手順の詳細については後述する。
(2.3)MME
図5は、MME300のブロック図である。図5に示すように、MME300は、ネットワーク通信部310と、記憶部320と、制御部330と、を含む。
ネットワーク通信部310は、S1インターフェイス上でeNB200及びHeNB GW500との通信を行う。
記憶部320は、制御部330による制御に使用される各種情報を記憶する。記憶部320は、UE100のアクセス権に関するCSG加入者情報(CSG Subscription Data)を記憶する。CSG加入者情報は、UE100の識別子と、当該UE100がアクセス権を有する各CSGセルのCSG IDとを対応付けたものである。
制御部330は、MME300の各種の機能を制御する。
UE100の認証要求(CSG verification request)をネットワーク通信部310が受信すると、制御部330は、当該認証要求に含まれるCSG ID及びUE100の識別情報と、記憶部320に記憶されているCSG加入者情報とに基づいて、当該UE100の認証を行う。
認証要求に含まれるCSG ID及びUE100の識別情報がCSG加入者情報において対応付けられている場合、制御部330は、認証成功と判断し、認証成功を示す応答(CSG verification Ack)を送信するようネットワーク通信部310を制御する。
一方、認証要求に含まれるCSG ID及びUE100の識別情報がCSG加入者情報において対応付けられていない場合、制御部330は、認証失敗と判断し、認証失敗を示す応答(CSG verification Nack)を送信するようネットワーク通信部310を制御する。
(2.4)HeNB
図6は、HeNB400のブロック図である。図6に示すように、HeNB400は、無線送受信部410と、ネットワーク通信部420と、記憶部430と、制御部440と、を含む。
無線送受信部410は、無線信号を送受信する。本実施形態では、無線送受信部410は、CSGセルを形成する。
ネットワーク通信部420は、S1インターフェイス上で、HeNB GW500を介してMME300との通信を行う。ネットワーク通信部420は、X2インターフェイス上でeNB200との基地局間通信を行う。
記憶部430は、制御部440による制御に使用される各種情報を記憶する。
制御部440は、HeNB400の各種の機能を制御する。制御部440は、CSGセルへのハンドオーバ手順に係る制御を行う。ハンドオーバ手順の詳細については後述する。
(2.5)HeNB GW
図7は、HeNB GW500のブロック図である。図7に示すように、HeNB GW500は、ネットワーク通信部510と、記憶部520と、制御部530と、を含む。
ネットワーク通信部510は、S1インターフェイス上でMME300及びHeNB400との通信を行う。
記憶部520は、制御部530による制御に使用される各種情報を記憶する。記憶部520には、HeNB GW500の管理下にあるHeNB400が登録されている。
制御部530は、HeNB GW500の各種の機能を制御する。制御部530は、複数のHeNB400の集合を管理する。制御部530は、複数のHeNB400を代表してMME300との通信を行うようネットワーク通信部510を制御する。
(3)動作
以下において、本実施形態に係る移動通信システムの動作を説明する。
(3.1)eNBにおける事前認証の判定処理
図8は、eNB200における事前認証の判定処理のフロー図である。
図8に示すように、ステップS11において、eNB200は、UE100からの測定報告(Measurement Report)を受信する。
ステップS12において、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、UE100のハンドオーバを行うか否かを判断する。UE100のハンドオーバを行うと判断した場合(ステップS12;YES)、ステップS13において、eNB200は、UE100のハンドオーバを実施する。
UE100のハンドオーバを行わないと判断した場合(ステップS12;NO)、ステップS14において、eNB200は、UE100からの測定報告にCSGセルのID(CSG ID)が含まれているか否かを確認する。UE100からの測定報告にCSGセルのIDが含まれていない場合(ステップS14;NO)、eNB200は、UE100の事前認証を実施しない(ステップS15)。
UE100からの測定報告にCSGセルのIDが含まれている場合(ステップS14;YES)、ステップS16において、eNB200は、当該CSGセルを形成するHeNB400とのX2接続を有しているか否かを確認する。当該CSGセルを形成するHeNB400とのX2接続を有していない場合(ステップS16;NO)、eNB200は、UE100の事前認証を実施しない(ステップS15)。
当該CSGセルを形成するHeNB400とのX2接続を有している場合(ステップS16;YES)、ステップS17において、eNB200は、UE100の事前認証を未だ実施していないか否かを確認する。UE100の事前認証を既に実施している場合(ステップS17;NO)、eNB200は、UE100の事前認証を実施しない(ステップS15)。
UE100の事前認証を未だ実施していない場合(ステップS17;YES)、ステップS18において、eNB200は、事前認証を行うべきCSG IDを特定するとともに、UE100の認証要求(CSG verification request)をMME300に送信する。
(3.2)動作シーケンス1
次に、移動通信システムの動作シーケンス1を説明する。図9は、動作シーケンス1のシーケンス図である。
図9に示すように、ステップS101において、UE100は、HeNB400からの報知情報をBCCH(Broadcast Control Channel)上で受信する。報知情報は、CGI、TAI、及びCSG IDを含む。
ステップS102において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMembership statusを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS103において、eNB200は、図8のフローにより、事前認証を実施すると判断する。
ステップS104において、eNB200は、UE100の認証要求(CSG verification request)をS1インターフェイス上でMME300に送信する。認証要求は、当該CSGセルのCSG ID及びUE100の識別情報を含む。
ステップS105において、MME300は、認証結果を示す応答(CSG verification response)をS1インターフェイス上でeNB200に送信する。ここでは、当該応答が認証成功(Ack)を示すと仮定して説明を進める。
ステップS106において、eNB200は、MME300から当該応答を受信し、MME300による認証の結果を記憶する。
ステップS107において、UE100は、HeNB400からの報知情報をBCCH上で受信する。報知情報は、CGI、TAI、及びCSG IDを含む。
ステップS108において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMembership statusを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS109において、eNB200は、図8のフローにより、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うと判断する。UE100のハンドオーバを行うと判断した時点から、ハンドオーバ手順における準備段階(Preparation)が開始する。
ステップS110において、eNB200は、ステップS106で記憶した認証結果が認証成功(Ack)を示すことを確認する。
ステップS111において、eNB200は、UE100の受け入れを要求するためのハンドオーバ要求(H.O. Request)をX2インターフェイス上でHeNB400に送信する。当該ハンドオーバ要求は、Membership statusを含む。
このように、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいてCSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合で、かつ、MME300から認証成功(Ack)を示す認証結果が得られている場合に、ハンドオーバ要求をHeNB400に送信する。
HeNB400は、eNB200からのハンドオーバ要求をX2インターフェイス上で受信すると、当該ハンドオーバ要求に基づいて、当該ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。ここでは、当該ハンドオーバ要求を許可すると仮定して説明を進める。
ステップS112において、HeNB400は、ハンドオーバ要求に対する肯定応答(H.O. Request Ack)をX2インターフェイス上でeNB200に送信する。
ステップS113において、eNB200は、HeNB400から肯定応答を受信したことに応じて、CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信する。
(3.3)動作シーケンス2
次に、移動通信システムの動作シーケンス2を説明する。本シーケンスは、動作シーケンス1と同様のシーケンスであるが、事前認証を行う前に、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断されたケースを説明する。図10は、動作シーケンス2のシーケンス図である。
図10に示すように、動作シーケンス2では、ステップS151からステップS156が行われずに、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断される。よって、ステップS157以降の動作を説明する。
ステップS157において、UE100は、HeNB400からの報知情報をBCCH上で受信する。報知情報は、CGI、TAI、及びCSG IDを含む。
ステップS158において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMembership statusを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS159において、eNB200は、図8のフローにより、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うと判断する。
ステップS160において、eNB200は、事前認証が実施されていないことを確認する。
ステップS161において、eNB200は、UE100の認証要求(CSG verification request)をS1インターフェイス上でMME300に送信する。認証要求は、当該CSGセルのCSG ID及びUE100の識別情報を含む。
このように、動作シーケンス2では、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいてCSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合で、かつ、MME300から認証成功を示す認証結果が得られていない場合に、UE100の認証をMME300に要求する。
ステップS162において、MME300は、認証結果を示す応答(CSG verification response)をS1インターフェイス上でeNB200に送信する。ここでは、当該応答が認証成功(Ack)を示すと仮定して説明を進める。
ステップS163において、eNB200は、認証成功(Ack)に応じて、UE100の受け入れを要求するためのハンドオーバ要求(H.O. Request)をX2インターフェイス上でHeNB400に送信する。当該ハンドオーバ要求は、Membership statusを含む。
HeNB400は、eNB200からのハンドオーバ要求をX2インターフェイス上で受信すると、当該ハンドオーバ要求に基づいて、当該ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。ここでは、当該ハンドオーバ要求を許可すると仮定して説明を進める。
ステップS164において、HeNB400は、ハンドオーバ要求に対する肯定応答(H.O. Request Ack)をX2インターフェイス上でeNB200に送信する。
ステップS165において、eNB200は、HeNB400から肯定応答を受信したことに応じて、CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信する。
(3.4)動作シーケンス3
次に、移動通信システムの動作シーケンス3を説明する。本シーケンスでは、動作シーケンス1及び2とは異なり、ハンドオーバ要求と共に認証結果をHeNB400に送信し、HeNB400は当該認証結果に基づいて当該ハンドオーバ要求の可否を判断する。図11は、動作シーケンス3のシーケンス図である。
図11に示すように、ステップS201において、UE100は、HeNB400からの報知情報をBCCH上で受信する。報知情報は、CGI、TAI、及びCSG IDを含む。
ステップS202において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMembership statusを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS203において、eNB200は、図8のフローにより、事前認証を実施すると判断する。
ステップS204において、eNB200は、UE100の認証要求(CSG verification request)をS1インターフェイス上でMME300に送信する。認証要求は、当該CSGセルのCSG ID及びUE100の識別情報を含む。
ステップS205において、MME300は、認証結果を示す応答(CSG verification response)をS1インターフェイス上でeNB200に送信する。
ステップS206において、eNB200は、MME300から当該応答を受信し、MME300による認証の結果を記憶する。
ステップS207において、UE100は、HeNB400からの報知情報をBCCH上で受信する。報知情報は、CGI、TAI、及びCSG IDを含む。
ステップS208において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMembership statusを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS209において、eNB200は、図8のフローにより、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うと判断する。
ステップS210において、eNB200は、ステップS206で認証結果を記憶していることを確認する。
ステップS211において、eNB200は、UE100の受け入れを要求するためのハンドオーバ要求(H.O. Request)をX2インターフェイス上でHeNB400に送信する。当該ハンドオーバ要求は、Membership statusと、MME300からの認証結果に関する情報(CSG Confirmed Information)を含む。当該認証結果に関する情報は、例えば、認証成功(Ack)を示す認証結果が得られているか(Confirmed)否かを示す。
このように、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいてCSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合に、MME300からの認証結果に関する情報をハンドオーバ要求と共にHeNB400に送信する。
ステップS212において、HeNB400は、eNB200からのハンドオーバ要求に基づいて、当該ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。詳細には、HeNB400は、eNB200からの認証結果に関する情報が認証成功(Confirmed)を示すことに応じて、eNB200からのハンドオーバ要求を許可する。ここでは、当該ハンドオーバ要求を許可すると仮定して説明を進める。
ステップS213において、HeNB400は、ハンドオーバ要求に対する肯定応答(H.O. Request Ack)をX2インターフェイス上でeNB200に送信する。
ステップS214において、eNB200は、HeNB400から肯定応答を受信したことに応じて、CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信する。
(3.5)動作シーケンス4
次に、移動通信システムの動作シーケンス4を説明する。本シーケンスは、動作シーケンス3と同様のシーケンスであるが、事前認証を行う前に、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断されたケースを説明する。図12は、動作シーケンス4のシーケンス図である。
図12に示すように、動作シーケンス4では、ステップS251からステップS256が行われずに、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断される。よって、ステップS257以降の動作を説明する。
ステップS257において、UE100は、HeNB400からの報知情報をBCCH上で受信する。報知情報は、CGI、TAI、及びCSG IDを含む。
ステップS258において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMembership statusを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS259において、eNB200は、図8のフローにより、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うと判断する。
ステップS260において、eNB200は、事前認証が実施されていないことを確認する。
ステップS261において、eNB200は、UE100の受け入れを要求するためのハンドオーバ要求(H.O. Request)をX2インターフェイス上でHeNB400に送信する。当該ハンドオーバ要求は、Membership statusと、MME300からの認証結果に関する情報(CSG Confirmed Information)を含む。当該認証結果に関する情報は、例えば、認証成功(Ack)を示す認証結果が得られているか(Confirmed)否かを示す。
ステップS262において、HeNB400は、eNB200からのハンドオーバ要求に基づいて、当該ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。詳細には、HeNB400は、eNB200からの認証結果に関する情報が認証成功(Confirmed)を示すことに応じて、eNB200からのハンドオーバ要求を許可する。ここでは、eNB200からの認証結果に関する情報が認証成功(Confirmed)を示していないと仮定して説明を進める。
ステップS263において、HeNB400は、UE100の認証要求(CSG verification request)をS1インターフェイス上でMME300に送信する。認証要求は、当該CSGセルのCSG ID及びUE100の識別情報を含む。
ステップS264において、MME300は、認証結果を示す応答(CSG verification response)をS1インターフェイス上でHeNB400に送信する。ここでは、当該応答が認証成功(Ack)を示すと仮定して説明を進める。
ステップS265において、HeNB400は、認証成功(Ack)に応じて、ハンドオーバ要求に対する肯定応答(H.O. Request Ack)をX2インターフェイス上でeNB200に送信する。
ステップS266において、eNB200は、HeNB400から肯定応答を受信したことに応じて、CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信する。
(4)実施形態のまとめ
以上説明したように、CSGセルを形成するHeNB400と、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断するeNB200と、CSGセルへのアクセス権についてUE100の認証を行うMME300と、を含む移動通信システムにおいて、eNB200は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断する前において、UE100の認証をMME300に要求する。
このように、ハンドオーバ手順よりも前の段階でMME300がUE100の認証(すなわち、事前認証)を行うことによって、ハンドオーバ手順の過程において、MME300によるUE100の認証を省略することができる。また、ハンドオーバ手順においてMME300を経由せずにeNB200からHeNB400へハンドオーバ要求を送信することができるため、MME300へのシグナリングを削減できる。
本実施形態では、eNB200は、MME300から得られた認証結果を保持する。そして、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいてCSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合で、かつ、MME300から認証成功を示す認証結果が得られている場合に、ハンドオーバ要求をHeNB400に送信する。
このように、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断した際に、事前認証によってMME300から認証成功を示す認証結果が得られていれば、ハンドオーバ要求を直接的に(すなわち、X2インターフェイス上で)HeNB400に送信することで、速やかにCSGセルへのハンドオーバを行うことができる。
本実施形態では、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいてCSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合で、かつ、MME300から認証成功を示す認証結果が得られていない場合に、UE100の認証をMME300に要求する。
このように、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断した際に、事前認証によってMME300から認証成功を示す認証結果が得られていなければ、UE100の認証をMME300に要求することで、CSGセルへのハンドオーバを可能な状態にすることができる。
本実施形態では、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいてCSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合に、MME300からの認証結果に関する情報をハンドオーバ要求と共にHeNB400に送信する。
このように、MME300からの認証結果に関する情報をハンドオーバ要求と共にHeNB400に送信することによって、HeNB400は、当該認証結果に関する情報に基づいて、当該ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断することができる。
本実施形態では、HeNB400は、eNB200からの認証結果に関する情報が認証成功を示すことに応じて、eNB200からのハンドオーバ要求を許可する。
このように、HeNB400は、UE100の正当性を確認した上で、eNB200からのハンドオーバ要求を許可することができる。
本実施形態では、HeNB400は、eNB200からの認証結果に関する情報が認証失敗を示すことに応じて、UE100の認証をMME300に要求する。
このように、HeNB400は、UE100の正当性を確認できなければ、UE100の認証をMME300に要求することで、CSGセルへのハンドオーバを可能な状態にすることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る移動通信システムについて、説明する。なお、上述した第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
上述した第1実施形態では、eNB200が、UE100の認証をMME300に要求したが、本実施形態では、HeNB400が、UE100の認証をMME300に要求する。
以下において、(1)ブロック構成、(2)動作、(3)実施形態のまとめの順に説明する。
(1)ブロック構成
以下において、本実施形態に係るeNB200、MME300、及びHeNB400のそれぞれのブロック構成を説明する。
(1.1)eNB
本実施形態では、制御部240は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断する前において、UE100から受信する測定報告に基づいて、CSGセル及びUE100のそれぞれの情報をHeNB400に通知する。詳細には、制御部240は、CSGセル及びUE100のそれぞれの情報を含む端末認証メッセージをX2インターフェイス上でHeNB400に送信するようネットワーク通信部220を制御する。ここで、CSGセルの情報とは、例えば、アクセスモード(CSG/ハイブリッド)及びCSG IDである。また、UE100の情報とは、UE100の識別情報であり、例えばRNTI(Radio Network Temporary ID)である。
また、制御部240は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合に、ハンドオーバ要求をX2インターフェイス上でHeNB400に送信するようネットワーク通信部220を制御する。そして、制御部240は、当該ハンドオーバ要求に対する肯定応答(H.O. Request Ack)をHeNB400からネットワーク通信部220が受信した場合に、当該CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信するよう無線送受信部210を制御する。
(1.2)MME
本実施形態において、HeNB400からの端末認証要求メッセージをS1インターフェイス上でネットワーク通信部310が受信すると、制御部330は、当該端末認証要求メッセージに含まれるCSG ID、アクセスモード、及びUE100の識別情報と、記憶部320に記憶されているCSG加入者情報とに基づいて、当該UE100の認証を行う。
端末認証要求メッセージに含まれるCSG ID及びUE100の識別情報がCSG加入者情報において対応付けられている場合、制御部330は、認証成功と判断し、認証成功を示す端末認証応答をS1インターフェイス上でHeNB400に送信するようネットワーク通信部310を制御する。当該端末認証応答は、CSG IDと、UE100がCSGメンバーであるか否かを示すステータス情報(Membership status)と、を含む。
なお、端末認証要求メッセージに含まれるCSG ID及びUE100の識別情報がCSG加入者情報において対応付けられていない場合、制御部330は、認証失敗と判断し、認証失敗を示す端末認証応答を送信するようネットワーク通信部310を制御する。
(1.3)HeNB
本実施形態において、制御部440は、eNB200からの端末認証メッセージをX2インターフェイス上でネットワーク通信部420が受信すると、当該端末認証メッセージに基づいて、上述した端末認証要求メッセージをS1インターフェイス上でMME300に送信するようネットワーク通信部420を制御する。
当該端末認証メッセージに応じて、認証結果を示す端末認証応答をS1インターフェイス上でMME300からネットワーク通信部420が受信すると、制御部440は、当該認証結果を保持するよう記憶部430を制御する。
その後、eNB200からのハンドオーバ要求をX2インターフェイス上でネットワーク通信部420が受信すると、制御部440は、記憶部430に保持されている認証結果に基づいて、当該ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。
制御部440は、当該ハンドオーバ要求を許可すると判断すると、当該ハンドオーバ要求に対する肯定応答(H.O. Request Ack)をX2インターフェイス上でeNB200に送信するようネットワーク通信部420を制御する。
なお、制御部440は、当該ハンドオーバ要求を拒否すると判断すると、当該ハンドオーバ要求に対する否定応答(H.O. Request Nack)をX2インターフェイス上でeNB200に送信するようネットワーク通信部420を制御する。
(2)動作
以下において、本実施形態に係る移動通信システムの動作を説明する。
(2.1)動作シーケンス
図13は、本実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス図である。本シーケンスでは、UE100が定期的(periodic)に測定報告を送信する場合の動作を説明する。
図13に示すように、ステップS301において、UE100は、HeNB400からの報知情報をBCCH(Broadcast Control Channel)上で受信する。報知情報は、CGI、TAI、及びCSG IDを含む。
ステップS302において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMember Indicationを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS303において、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断する。ここでは、eNB200がCSGセルへのUE100のハンドオーバを行わないと判断したと仮定して説明を進める。eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、端末認証メッセージをX2インターフェイス上でHeNB400に送信する。端末認証メッセージは、CSG ID及びアクセスモードを含む。また、端末認証メッセージは、UE100の識別情報を含む。
ステップS304において、HeNB400は、eNB200からの端末認証メッセージに基づいて、UE100の認証を行う。例えば、HeNB400は、端末認証メッセージに含まれるCSG IDが自身(HeNB400)のCSGセルのCSG IDと一致するか否かを確認する。ここでは、当該認証に成功したと仮定して説明を進める。
ステップS305において、HeNB400は、eNB200からの端末認証メッセージに基づいて、端末認証要求メッセージをS1インターフェイス上でMME300に送信する。端末認証要求メッセージは、CSG ID、アクセスモード、及びUE100の識別情報を含む。
ステップS306において、MME300は、HeNB400からの端末認証要求メッセージに含まれるCSG ID、アクセスモード、及びUE100の識別情報と、予め記憶しているCSG加入者情報とに基づいて、UE100の事前認証、すなわち、UE100がメンバーUEであるか否かの確認を行う。
ステップS307において、MME300は、ステップS306での認証結果を示す端末認証応答をS1インターフェイス上でHeNB400に送信する。当該端末認証応答は、CSG IDと、UE100がCSGメンバーであるか否かを示すステータス情報(Membership status)と、を含む。HeNB400は、MME300からの端末認証応答を受信すると、当該端末認証応答を事前認証の認証結果として保持する。
ステップS308において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMember Indicationを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS309において、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断する。ここでは、eNB200がCSGセルへのUE100のハンドオーバを行わないと判断したと仮定して説明を進める。eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、端末認証メッセージをX2インターフェイス上でHeNB400に送信する。端末認証メッセージは、CSG ID及びアクセスモードを含む。また、端末認証メッセージは、UE100の識別情報を含む。
HeNB400は、eNB200からの端末認証メッセージを受信すると、既に事前認証結果を保持していることから、当該端末認証メッセージを無視する。
ステップS310において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMember Indicationを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS311において、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断する。ここでは、eNB200がCSGセルへのUE100のハンドオーバを行うと判断したと仮定して説明を進める。ハンドオーバを行うと判断した時点から、ハンドオーバ手順における準備段階(H.O. Preparation)が開始する。
ステップS312において、eNB200は、UE100の受け入れを要求するためのハンドオーバ要求(H.O. Request)をX2インターフェイス上でHeNB400に送信する。
ステップS313において、HeNB400は、ステップS307で得られた事前認証結果を参照し、eNB200からのハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。詳細には、HeNB400は、ステップS307で得られた事前認証結果が認証成功を示すことに応じて、当該ハンドオーバ要求を許可すると判断する。HeNB400は、ステップS307で得られた事前認証結果が認証失敗を示すことに応じて、当該ハンドオーバ要求を拒否すると判断する。ここでは、HeNB400が当該ハンドオーバ要求を許可すると判断したと仮定して説明を進める。
ステップS314において、HeNB400は、eNB200からのハンドオーバ要求に対する肯定応答(H.O. Request Ack)をX2インターフェイス上でeNB200に送信する。
ステップS315において、eNB200は、HeNB400からの肯定応答(H.O. Request Ack)に応じて、CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信する。
(2.2)HeNBの動作
図14は、HeNB400の動作フロー図である。本フローでは、HeNB400は、端末認証タイマを使用して事前認証結果を管理する。
図14に示すように、ステップS400において、HeNB400は、eNB200からの端末認証メッセージを受信したか否かを確認する。
eNB200からの端末認証メッセージを受信しない場合(ステップS400;No)、ステップS401において、HeNB400は、端末認証タイマが満了したか否かを確認する。端末認証タイマが満了した場合(ステップS401;Yes)、ステップS402において、HeNB400は、保持している事前認証結果を破棄(クリア)する。
一方、eNB200からの端末認証メッセージを受信した場合(ステップS400;Yes)、ステップS403において、HeNB400は、事前認証結果を保持しているか否かを確認する。未だ事前認証を実施していない場合、又は、既に事前認証を実施したもののタイムアウトにより事前認証結果を破棄している場合には、HeNB400は、事前認証結果を保持していないことになる。
事前認証結果を保持している場合(ステップS403;No)、ステップS404において、HeNB400は、端末認証タイマをリセットする。
これに対し、事前認証結果を保持していない場合(ステップS403;Yes)、ステップS405において、HeNB400は、上述した端末認証要求メッセージをMME300に送信する。そして、HeNB400は、端末認証タイマを起動し(ステップS406)、MME300からの事前認証結果を受信及び保持する(ステップS407)。
(3)実施形態のまとめ
以上説明したように、CSGセルを形成するHeNB400と、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断するeNB200と、CSGセルへのアクセス権についてUE100の認証を行うMME300と、を含む移動通信システムにおいて、HeNB400は、CSGセルへのハンドオーバを行うとeNB200が判断する前において、UE100の認証をMME300に要求する。
このように、ハンドオーバ手順よりも前の段階でMME300がUE100の認証(すなわち、事前認証)を行うことによって、ハンドオーバ手順の過程において、MME300によるUE100の認証を省略することができる。また、ハンドオーバ手順においてMME300が介在しないようにすることができるため、MME300へのシグナリングを削減できる。
本実施形態では、eNB200は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断する前において、UE100から受信する測定報告に基づいて、CSGセル及びUE100のそれぞれの情報をHeNB400に通知する。HeNB400は、eNB200から通知された情報に基づいて、UE100の認証をMME300に要求する。
このように、ハンドオーバ手順よりも前の段階で、事前認証に使用される情報をHeNB400に通知することによって、HeNB400においてUE100の認証(事前認証)をMME300に適切に要求することができる。
本実施形態では、HeNB400が、MME300から得られた認証結果を保持する。eNB200は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合に、ハンドオーバ要求をHeNB400に送信する。HeNB400は、保持されている認証結果に基づいて、eNB200からのハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。
このように、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断した際に、ハンドオーバ要求を直接的に(すなわち、X2インターフェイス上で)HeNB400に送信し、HeNB400は、事前認証の結果に基づいて、当該ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。したがって、速やかにCSGセルへのハンドオーバを行うことができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る移動通信システムについて、説明する。なお、上述した第1実施形態及び第2実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
上述した第1実施形態では、eNB200が、UE100の認証をMME300に要求したが、本実施形態では、HeNB GW500が、UE100の認証をMME300に要求する。
以下において、(1)移動通信システムの概要、(2)ブロック構成、(3)動作、(4)実施形態のまとめの順に説明する。
(1)移動通信システムの概要
図15は、本実施形態に係る移動通信システムの構成図である。
本実施形態では、eNB200は、論理的な通信路であるX2インターフェイス上でHeNB GW500との通信を行うことができる。X2インターフェイスは、本来は基地局間通信のためのインターフェイスである。しかしながら、本実施形態では、eNB200とHeNB400との間にX2インターフェイスを確立できないケースを想定しており、eNB200とHeNB GW500との間にX2インターフェイスを確立している。従って、HeNB GW500は、X2インターフェイスによりeNB200と接続されている。
(2)ブロック構成
以下において、本実施形態に係るeNB200、MME300、及びHeNB GW500のそれぞれのブロック構成を説明する。
(2.1)eNB
ネットワーク通信部220は、S1インターフェイス上でMME300との通信を行う。また、本実施形態において、ネットワーク通信部220は、X2インターフェイス上でHeNB GW500との通信を行う。
本実施形態では、制御部240は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断する前において、UE100から受信する測定報告に基づいて、CSGセル及びUE100のそれぞれの情報をHeNB GW500に通知する。詳細には、制御部240は、CSGセル及びUE100のそれぞれの情報を含む端末認証メッセージをX2インターフェイス上でHeNB GW500に送信するようネットワーク通信部220を制御する。ここで、CSGセルの情報とは、例えば、アクセスモード(CSG/ハイブリッド)及びCSG IDである。また、UE100の情報とは、UE100の識別情報であり、例えばRNTI(Radio Network Temporary ID)である。
また、制御部240は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合に、ハンドオーバ要求をX2インターフェイス上でHeNB GW500に送信するようネットワーク通信部220を制御する。そして、制御部240は、当該ハンドオーバ要求を送信した後、HeNB400からのハンドオーバの指示(H.O. Command)を受信すると、当該CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信するよう無線送受信部210を制御する。
ただし、制御部240は、当該ハンドオーバ要求を送信した後、HeNB400からHENB GW500を介して受信するH.O. Request Ackの受信に応じて、CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信するよう無線送受信部210を制御してもよい。
(2.2)MME
本実施形態において、HeNB GW500からの端末認証要求メッセージをS1インターフェイス上でネットワーク通信部310が受信すると、制御部330は、当該端末認証要求メッセージに含まれるCSG ID、アクセスモード、及びUE100の識別情報と、記憶部320に記憶されているCSG加入者情報とに基づいて、当該UE100の認証を行う。
端末認証要求メッセージに含まれるCSG ID及びUE100の識別情報がCSG加入者情報において対応付けられている場合、制御部330は、認証成功と判断し、認証成功を示す端末認証応答をS1インターフェイス上でHeNB GW500に送信するようネットワーク通信部310を制御する。当該端末認証応答は、CSG IDと、UE100がCSGメンバーであるか否かを示すステータス情報(Membership status)と、を含む。
なお、端末認証要求メッセージに含まれるCSG ID及びUE100の識別情報がCSG加入者情報において対応付けられていない場合、制御部330は、認証失敗と判断し、認証失敗を示す端末認証応答を送信するようネットワーク通信部310を制御する。
(2.3)HeNB GW
ネットワーク通信部510は、S1インターフェイス上でMME300及びHeNB400との通信を行う。また、本実施形態において、ネットワーク通信部510は、X2インターフェイス上でeNB200との通信を行う。
制御部530は、eNB200からの端末認証メッセージをX2インターフェイス上でネットワーク通信部510が受信すると、当該端末認証メッセージに基づいて、上述した端末認証要求メッセージをS1インターフェイス上でMME300に送信するようネットワーク通信部510を制御する。
当該端末認証メッセージに応じて、認証結果を示す端末認証応答をS1インターフェイス上でMME300からネットワーク通信部510が受信すると、制御部530は、当該認証結果を保持するよう記憶部520を制御する。
その後、eNB200からのハンドオーバ要求をX2インターフェイス上でネットワーク通信部510が受信すると、制御部530は、記憶部520に保持されている認証結果に基づいて、当該ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。
制御部530は、当該ハンドオーバ要求を許可すると判断すると、ハンドオーバ要求をS1インターフェイス上でHeNB GW500に送信するようネットワーク通信部510を制御する。
(3)動作
以下において、本実施形態に係る移動通信システムの動作を説明する。
(3.1)動作シーケンス
図16は、本実施形態に係る移動通信システムの動作シーケンス図である。本シーケンスでは、UE100が定期的(periodic)に測定報告を送信する場合の動作を説明する。
図16に示すように、ステップS501において、UE100は、HeNB400からの報知情報をBCCH(Broadcast Control Channel)上で受信する。報知情報は、CGI、TAI、及びCSG IDを含む。
ステップS502において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMember Indicationを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS503において、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断する。ここでは、eNB200がCSGセルへのUE100のハンドオーバを行わないと判断したと仮定して説明を進める。eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、端末認証メッセージをX2インターフェイス上でHeNB GW500に送信する。端末認証メッセージは、CSG ID及びアクセスモードを含む。また、端末認証メッセージは、UE100の識別情報を含む。
ステップS504において、HeNB GW500は、eNB200からの端末認証メッセージに基づいて、UE100の認証を行う。例えば、HeNB GW500は、端末認証メッセージに含まれるCSG IDが自身(HeNB GW500)の管理下にあるHeNB400のCSGセルのCSG IDと一致するか否かを確認する。ここでは、当該認証に成功したと仮定して説明を進める。
ステップS505において、HeNB GW500は、eNB200からの端末認証メッセージに基づいて、端末認証要求メッセージをS1インターフェイス上でMME300に送信する。端末認証要求メッセージは、CSG ID、アクセスモード、及びUE100の識別情報を含む。
ステップS506において、MME300は、HeNB GW500からの端末認証要求メッセージに含まれるCSG ID、アクセスモード、及びUE100の識別情報と、予め記憶しているCSG加入者情報とに基づいて、UE100の事前認証、すなわち、UE100がメンバーUEであるか否かの確認を行う。
ステップS507において、MME300は、ステップS506での認証結果を示す端末認証応答をS1インターフェイス上でHeNB GW500に送信する。当該端末認証応答は、CSG IDと、UE100がCSGメンバーであるか否かを示すステータス情報(Membership status)と、を含む。HeNB GW500は、MME300からの端末認証応答を受信すると、当該端末認証応答を事前認証の認証結果として保持する。
ステップS508において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMember Indicationを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS509において、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断する。ここでは、eNB200がCSGセルへのUE100のハンドオーバを行わないと判断したと仮定して説明を進める。eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、端末認証メッセージをX2インターフェイス上でHeNB GW500に送信する。端末認証メッセージは、CSG ID及びアクセスモードを含む。また、端末認証メッセージは、UE100の識別情報を含む。
HeNB GW500は、eNB200からの端末認証メッセージを受信すると、既に事前認証結果を保持していることから、当該端末認証メッセージを無視する。
ステップS510において、UE100は、CGI、TAI、CSG ID、及びMember Indicationを含む測定報告をeNB200に送信する。
ステップS511において、eNB200は、UE100からの測定報告に基づいて、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断する。ここでは、eNB200がCSGセルへのUE100のハンドオーバを行うと判断したと仮定して説明を進める。ハンドオーバを行うと判断した時点から、ハンドオーバ手順における準備段階(H.O. Preparation)が開始する。
ステップS512において、eNB200は、UE100の受け入れを要求するためのハンドオーバ要求(H.O. Request)をX2インターフェイス上でHeNB GW500に送信する。
ステップS513において、HeNB GW500は、ステップS507で得られた事前認証結果を参照し、eNB200からのハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。詳細には、HeNB GW500は、ステップS507で得られた事前認証結果が認証成功を示すことに応じて、当該ハンドオーバ要求を許可すると判断する。HeNB GW500は、ステップS507で得られた事前認証結果が認証失敗を示すことに応じて、当該ハンドオーバ要求を拒否すると判断する。ここでは、HeNB GW500が当該ハンドオーバ要求を許可すると判断したと仮定して説明を進める。
ステップS514において、HeNB GW500は、CSGセルへのハンドオーバのためのハンドオーバ要求をS1インターフェイス上でHeNB400に送信する。当該ハンドオーバ要求は、当該CSGセルのCSG ID、及びUE100が当該CSGセルのメンバーUEであるか否かのステータス情報(Membership Status)を含む。
ステップS515において、HeNB400は、HeNB GW500からのハンドオーバ要求に応じて、CSGセルへの受け入れを決定し、当該CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をeNB200に送信する。
ステップS516において、eNB200は、HeNB400からのハンドオーバ指示(H.O. Command)に応じて、CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信する。
なお、ステップS515においては、HeNB400は、ハンドオーバの指示(H.O. Command)をeNB200に直接的に送信することに代えて、H.O. Request AckをHENB GW500経由でeNB200に送信してもよい。この場合、ステップS516において、eNB200は、HeNB400からのH.O. Request Ackに応じて、CSGセルへのハンドオーバの指示(H.O. Command)をUE100に送信する。
(3.2)HeNBの動作
図17は、HeNB GW500の動作フロー図である。本フローでは、HeNB GW500は、端末認証タイマを使用して事前認証結果を管理する。
図17に示すように、ステップS600において、HeNB GW500は、eNB200からの端末認証メッセージを受信したか否かを確認する。
eNB200からの端末認証メッセージを受信しない場合(ステップS600;No)、ステップS601において、HeNB GW500は、端末認証タイマが満了したか否かを確認する。端末認証タイマが満了した場合(ステップS601;Yes)、ステップS602において、HeNB GW500は、保持している事前認証結果を破棄(クリア)する。
一方、eNB200からの端末認証メッセージを受信した場合(ステップS600;Yes)、ステップS603において、HeNB GW500は、事前認証結果を保持しているか否かを確認する。未だ事前認証を実施していない場合、又は、既に事前認証を実施したもののタイムアウトにより事前認証結果を破棄している場合には、HeNB GW500は、事前認証結果を保持していないことになる。
事前認証結果を保持している場合(ステップS603;No)、ステップS604において、HeNB GW500は、端末認証タイマをリセットする。
これに対し、事前認証結果を保持していない場合(ステップS603;Yes)、ステップS605において、HeNB GW500は、上述した端末認証要求メッセージをMME300に送信する。そして、HeNB GW500は、端末認証タイマを起動し(ステップS606)、MME300からの事前認証結果を受信及び保持する(ステップS607)。
(4)実施形態のまとめ
以上説明したように、CSGセルを形成するHeNB400と、CSGセルへのUE100のハンドオーバを行うか否かを判断するeNB200と、CSGセルへのアクセス権についてUE100の認証を行うMME300と、HeNB400を管理するHeNB GW500と、を含む移動通信システムにおいて、HeNB GW500は、CSGセルへのハンドオーバを行うとeNB200が判断する前において、UE100の認証をMME300に要求する。
このように、ハンドオーバ手順よりも前の段階でMME300がUE100の認証(すなわち、事前認証)を行うことによって、ハンドオーバ手順の過程において、MME300によるUE100の認証を省略することができる。また、ハンドオーバ手順においてMME300が介在しないようにすることができるため、MME300へのシグナリングを削減できる。
本実施形態では、eNB200は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断する前において、UE100から受信する測定報告に基づいて、CSGセル及びUE100のそれぞれの情報をHeNB GW500に通知する。HeNB GW500は、eNB200から通知された情報に基づいて、UE100の認証をMME300に要求する。
このように、ハンドオーバ手順よりも前の段階で、事前認証に使用される情報をHeNB GW500に通知することによって、HeNB GW500においてUE100の認証(事前認証)をMME300に適切に要求することができる。
本実施形態では、HeNB GW500が、MME300から得られた認証結果を保持する。eNB200は、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断した場合に、ハンドオーバ要求をHeNB GW500に送信する。HeNB GW500は、保持されている認証結果に基づいて、eNB200からのハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。
このように、CSGセルへのハンドオーバを行うと判断した際に、ハンドオーバ要求を直接的に(すなわち、X2インターフェイス上で)HeNB GW500に送信し、HeNB GW500は、事前認証の結果に基づいて、当該ハンドオーバ要求を許可するか否かを判断する。したがって、速やかにCSGセルへのハンドオーバを行うことができる。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。
例えば、上述した実施形態では、CSGセルへのハンドオーバ手順を主として説明したが、ハイブリッドセルへのハンドオーバ手順に対して本発明を適用してもよい。
なお、米国仮出願第61/612049号(2012年3月16日出願)、米国仮出願第61/612003号(2012年3月16日出願)及び米国仮出願第61/612014号(2012年3月16日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る通信制御方法、基地局、ホーム基地局及びゲートウェイ装置は、特定セルへのハンドオーバ手順を効率化することができるため、移動通信分野において有用である。

Claims (7)

  1. 特定セルを形成するホーム基地局と、
    前記特定セルへのユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する基地局と、
    前記特定セルへのアクセス権について前記ユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、
    を含む移動通信システムに適用される通信制御方法であって、
    前記基地局が、前記ユーザ端末から受信する測定報告に基づいて、前記特定セル及び前記ユーザ端末のそれぞれの情報を前記ホーム基地局に送信する送信ステップと、
    前記ホーム基地局が、前記基地局から通知された前記情報に基づいて、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する要求ステップと、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記送信ステップにおいて、前記基地局は、前記情報を含むハンドオーバ要求をX2インターフェイス上で前記ホーム基地局に送信し、
    前記情報は、前記ユーザ端末がCSGメンバーであるか否かを示す「CSG Membership Status」を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記特定セルは、CSG IDを有し、
    前記要求ステップにおいて、前記ホーム基地局は、前記CSG IDと前記ユーザ端末の識別情報とをS1インターフェイス上で前記移動管理装置に通知することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 前記要求ステップにおいて、前記ホーム基地局は、前記特定セルのアクセスモードをS1インターフェイス上で前記移動管理装置に通知することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 前記要求ステップでの要求に応じて前記移動管理装置から得られた認証結果を前記ホーム基地局が受信する受信ステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  6. 特定セルへのユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する基地局と、前記特定セルへのアクセス権について前記ユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、を含む移動通信システムにおいて、前記特定セルを形成するホーム基地局であって、
    前記基地局から通知された情報に基づいて、前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する制御部を有することを特徴とするホーム基地局。
  7. 特定セルを形成するホーム基地局と、前記特定セルへのアクセス権についてユーザ端末の認証を行う移動管理装置と、を含む移動通信システムにおいて、前記特定セルへの前記ユーザ端末のハンドオーバを行うか否かを判断する基地局であって、
    前記ユーザ端末から受信する測定報告に基づいて、前記特定セル及び前記ユーザ端末のそれぞれの情報を前記ホーム基地局に通知する制御を行う制御部を有し、
    前記制御部によって通知される前記情報は、前記ホーム基地局において前記ユーザ端末の認証を前記移動管理装置に要求する際に使用されることを特徴とする基地局。
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