JP2016177215A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】可視光と赤外光の両方が含まれるシーンを撮影する場合であっても、どの波長に合焦するべきかを自動で判断して、所望の波長に合焦させることができる撮像装置を提供する。【解決手段】レンズ群101と、レンズ群101を光軸方向に移動させるレンズ駆動部102と、第1の波長帯と第2の波長帯に感度を持つイメージセンサ103と、イメージセンサ103の出力信号から第1の波長帯のエッジ量の積分値である第1の検波値を出力する第1の検波部105と、イメージセンサの出力信号から第2の波長帯のエッジ量の積分値である第2の検波値を出力する第2の検波部106と、第1の検波値105と第2の検波値106を所定の合成比率で合成して、オートフォーカス検波値を出力する検波値合成部107と、該オートフォーカス検波値に応じてレンズ駆動部102を制御するオートフォーカス制御部108と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置に関する。
本技術分野の背景技術として、例えば特許文献1がある。該公報には、「焦点位置調整装置およびカメラにおいて、簡素な構成により焦点位置調整時間を短縮することができるようにする」という課題を「焦点位置調整装置110は、被写体からの光を結像するレンズ1aと、被写体の像を、少なくとも2つの異なる波長または波長帯域の光を撮像面で光電変換して、少なくとも可視領域画像信号200a、赤外領域画像信号201aを生成する撮像素子2および撮像制御部3と、撮像面に対して、レンズ1aを光軸に沿う方向に移動させる焦点位置移動機構5と、生成された可視領域画像信号200a、赤外領域画像信号201aに基づいて、それぞれの波長または波長帯域での合焦状態を評価する合焦状態評価部と、合焦状態評価部の評価結果に基づいて、焦点位置移動機構5を駆動する移動制御部とを備える」ことで解決すると記載されている。
特許文献1では、例えば赤外光がオートフォーカス(Auto Focus,AF)の補助光として一時的に用いられているが、例えば最終的に撮影するシーンの中に可視光と赤外光の両方が光源として含まれるようなものに関しては考慮されていない。このようなシーンにおいては、最終的に可視光で合焦させるのが必ずしも良いとは限らず、どの波長に合焦すべきかを撮像装置が自動で選択できないことが課題となっていた。
上記目的を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。例えば、請求項1に記載の発明では、レンズ群と、レンズ群を光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、第1の波長帯と第2の波長帯に感度を持つイメージセンサと、イメージセンサの出力信号から第1の波長帯のエッジ量の積分値である第1の検波値を出力する第1の検波部と、イメージセンサの出力信号から第2の波長帯のエッジ量の積分値である第2の検波値を出力する第2の検波部と、第1の検波値と第2の検波値を所定の合成比率で合成して、オートフォーカス検波値を出力する検波値合成部と、オートフォーカス検波値に応じてレンズ駆動部を制御するオートフォーカス制御部と、を備える構成とする。
可視光と赤外光の両方が含まれるシーンを撮影する場合であっても、どの波長に合焦するべきかを判断して、所望の波長に合焦させることができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1の撮像装置100を示す構成図である。
撮像装置100は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置100は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、光学フィルタ着脱機構109、光学フィルタ制御部110、合成比率算出部111より構成される。
撮像装置100は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置100は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、光学フィルタ着脱機構109、光学フィルタ制御部110、合成比率算出部111より構成される。
レンズ群101は、被写体から来る光を結像させるためのレンズの一式である。
レンズ駆動部102は、レンズ群101を光軸方向に移動させてズーム倍率及び焦点距離を調整することができる。
レンズ駆動部102は、レンズ群101を光軸方向に移動させてズーム倍率及び焦点距離を調整することができる。
イメージセンサ103は、被写体から来る光を光電変換してRAW信号を出力する。イメージセンサ103は、複数の画素から構成され、各画素は、特定の波長帯の光を透過する特性の光学カラーフィルタと、光電変換素子から構成されている。イメージセンサ103は、各画素で光電変換された信号(以下、RAW信号)を出力する。
映像信号処理部104は、RAW信号を映像信号に変換する一連の処理を行い、一連の処理には、例えば、黒レベル減算処理、デモザイク処理、マトリクス処理、ホワイトバランス補正処理、ノイズ除去処理、エッジ強調処理、ガンマ補正処理などが含まれる。映像信号は、例えば輝度信号と色差信号で構成される。
波長1検波部105は、RAW信号を元に、可視光(400〜700nm)(波長1)の波長感度特性をもつ波長1信号を計算し、波長1信号に含まれるエッジの量を空間方向に積分した波長1検波値を出力する。
波長2検波部106は、RAW信号を元に、赤外光(700〜1000nm)(波長2)の波長感度特性をもつ波長2信号を計算し、波長2信号に含まれるエッジの量を空間方向に積分した波長2検波値を出力する。
波長2検波部106は、RAW信号を元に、赤外光(700〜1000nm)(波長2)の波長感度特性をもつ波長2信号を計算し、波長2信号に含まれるエッジの量を空間方向に積分した波長2検波値を出力する。
検波値合成部107は、波長1検波部105の出力と、波長2検波部106の出力を、合成比率算出部111が出力する合成比率信号k1に応じて合成する。波長1検波部105による波長1検波値の計算、波長2検波部106による波長2検波値の計算、検波値合成部107によるAF検波値の計算は、例えば数1〜数3により表される。
ただし、数1〜数3において、x、yは画像中の座標、M、Nは画像の大きさ、edge(I(x,y))は信号I(x,y)に含まれるエッジ成分を算出する関数、k1は0から1の範囲の値をとる合成比率信号である。
検波値合成部107は、波長1信号と波長2信号に含まれるエッジの量をそれぞれ空間方向に積分した情報を組合せて、合焦状態を示す指標となるAF検波値を計算する。波長1信号と波長2信号では、レンズ群101で発生する色収差のために合焦点が異なるため、検波値合成部107は、例えば数3のように、合成比率信号k1を入力の一つとし、合成比率信号k1を大きく設定することで可視光(400〜700nm)の波長によりよく合焦するように、合成比率信号k1を小さく設定することで赤外光(700〜1000nm)の波長によりよく合焦するように調整が可能である。これにより、可視光と赤外光の両方が含まれるシーンを撮影する場合であっても、所望の波長に合焦させることができるという効果が得られる。
AF制御部108は、AF検波値によって合焦状態を判定して、例えば山登り法などの探索アルゴリズムに基づいて、レンズ駆動部102を制御して合焦させる。
光学フィルタ制御部110は、光学フィルタ着脱機構109による特定の波長の光を反射または吸収する光学フィルタの着脱を制御する。本実施例では、赤外光(700〜1000nm)を吸収する光学フィルタを用いることとする。
合成比率算出部111は、光学フィルタ制御部110による光学フィルタ着脱制御状態によって、合成比率信号k1を出力する。光学フィルタに赤外光(700〜1000nm)のみを吸収するフィルタを使用する場合には、光学フィルタが有りの場合には合成比率信号k1の値を1に設定することで可視光のみに合焦するように制御する。昼間は光学フィルタを装着することで、可視光のみに合焦して人の目で見たものと同様な自然な映像を得ることができ、夜間は光学フィルタをはずすことで、可視光から赤外光までの広い範囲の所望の波長に合焦でき、光学フィルタ有りと比べて高い感度を持つ映像を得ることができる。
次に、イメージセンサ103、映像信号処理部104に関して補足説明する。例えばイメージセンサ103は、4種類の画素で構成され、それぞれの画素の波長感度特性が、400〜500nm(B:可視光の青)・500〜600nm(G:可視光の緑)・600〜700nm(R:可視光の赤)・700〜1000nm(Ir:赤外光)となるように調整されている。映像信号処理部104が各画素フィルタを混合して輝度を生成することで可視光と赤外光の両方に感度を持たせることができる。また、イメージセンサ103に入力された信号から可視光(400〜700nm)の波長のみを取り出してR,G,Bの各色を生成することでカラーの映像信号を生成することができる。このようにして、可視光と赤外光の両方に感度を持ち、かつカラーの映像信号を出力することができるカメラを構成することができる。
なお、本実施例では波長1信号が感度を有する波長1を可視光(400〜700nm)、波長2信号が感度を有する波長2を赤外光(700〜1000nm)としたが、この組合せに限定されるものではない。例えば波長1または波長2のいずれかが他の不可視光、すなわち紫外光や1000nm以上の遠赤外光であっても同様の効果を得ることが可能である。また、波長1信号が可視光と赤外光の両方に波長感度特性を有する構成や、あるいは波長2信号が可視光と赤外光の両方に波長感度特性を有する構成であっても構わない。例えば、イメージセンサ103が4種類の画素で構成され、それぞれの画素の波長感度特性が、BとIr、GとIr、RとIr、Irとなるように調整されている場合に、波長1検波部105はBとIr、GとIr、RとIrの波長感度特性の画素を用いてエッジの量を空間方向に積分したものを波長1検波値とし、波長2検波部106はIrの波長感度特性の画素を用いてエッジの量を空間方向に積分したものを波長2検波値とすれば、少ない計算量で可視光から赤外光までの広い範囲の所望の波長に合焦することが可能である。
図2は、本発明の実施例2の撮像装置200を示す構成図である。
撮像装置200は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置200は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、光源210、光源制御部211、合成比率算出部212より構成される。
撮像装置200は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置200は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、光源210、光源制御部211、合成比率算出部212より構成される。
図2のレンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、は、図1(実施例1)のものと同じ構成である。
光源210は、赤外光を照射して被写体を照らす光源である。光源制御信号に基づいて、照射状態ONまたはOFFに制御される。光源制御部211は、光源制御信号を光源210と、合成比率算出部212に出力する。合成比率算出部212は、光源制御信号に基づき、合成比率信号を計算し、検波値合成部107に出力する。
合成比率算出部212において、光源210がONの場合には赤外光が多く検出されるため、合成比率算出部212は合成比率信号k1の値を大きく設定して赤外光の波長により良く合焦するように検波値合成部107の合成比率の制御を行う。また、光源210がOFFの場合には、合成比率算出部212は実施例1と同様に光学フィルタ制御部110による光学フィルタ着脱制御状態に従い合成比率信号k1を出力する。この動作により、光源の状態に応じて、適切な波長に合焦させることができるという効果が得られる。
図3は、本発明の実施例3の撮像装置300を示す構成図である。
撮像装置300は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置300は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、時計部310、合成比率算出部311より構成される。
撮像装置300は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置300は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、時計部310、合成比率算出部311より構成される。
図3のレンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、は、図1(実施例1)のものと同じ構成である。
時計部310は、時刻を示す時刻信号を合成比率算出部311に出力する。合成比率算出部311は、時刻信号に基づき、可視光の波長が多い時間帯である日の出の時刻から日没の時刻の間はk1の値を大きく設定し、それ以外の可視光の波長が少ない時間帯ではk1の値を小さく設定する。上記の構成により、時刻に応じて、適切な波長に合焦させることができるという効果が得られる。
図4は、本発明の実施例4の撮像装置400を示す構成図である。
撮像装置400は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置400は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、波長1光量積算部411、波長2光量積算部412、合成比率算出部413より構成される。
撮像装置400は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置400は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、波長1光量積算部411、波長2光量積算部412、合成比率算出部413より構成される。
図4のレンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、は、図1(実施例1)のものと同じ構成である。
波長1光量積算部411は、RAW信号を元に、波長1信号の信号量を空間方向に積分した波長1光量積算値を出力する。波長2光量積算部412は、RAW信号を元に、波長2信号の信号量を空間方向に積分した波長2光量積算値を出力する。
波長1光量積算部411と波長2光量積算部412は、あらかじめ決定されたもしくは外部から設定可能なそれぞれ所望の光量積算範囲にて演算を行う。合成比率算出部413は、波長1光量積算部411から出力される波長1光量積算値と、波長2光量積算部412から出力される波長2光量積算値に応じて、合成比率信号を計算し、検波値合成部107に出力する。
波長1光量積算部411による波長1積算値の計算、波長2光量積算部412による波長2積算値の計算、合成比率算出部413による合成比率の計算は、次の数4〜数6により表される。
図5は波長1光量積算部411及び波長2光量積算部412における光量を積算する範囲の説明図である。
画面全体500は、RAW画像の空間全体を示す。画面全体500内で、波長1及び波長2の光量は、均一ではないとする。510は波長1信号の信号レベルが高い範囲、512は波長2信号の信号レベルが高い範囲をそれぞれ示している。被写体514は波長1の信号レベルが高い範囲内に配置されている。
画面全体500は、RAW画像の空間全体を示す。画面全体500内で、波長1及び波長2の光量は、均一ではないとする。510は波長1信号の信号レベルが高い範囲、512は波長2信号の信号レベルが高い範囲をそれぞれ示している。被写体514は波長1の信号レベルが高い範囲内に配置されている。
光量積算範囲516は、図4の波長1光量積算部411及び波長2光量積算部412における光量を積算する光量積算範囲を示す。光量積算範囲516内では、波長1の信号量が比較的高く、波長2信号の信号量が比較的低い範囲となるようにとなっている。このような場合には、数4〜数6に従って、合成比率信号k1は1.0に近い値となる。その結果、検波値合成部107において、波長1を主に含むAF検波値が出力され、波長1を主に用いた合焦を行うことができる。
本実施例の手法により、波長ごとの光量の比率に応じて、適切な波長で合焦させることができ、図5のように、領域によって波長の異なるシーンにおいても、所望の被写体514に合焦できるようになる。
図4を用いて、本発明の実施例5を実施例4と動作が異なる部分のみを説明する。
波長1光量積算部411と波長2光量積算部412は、空間全体を示す画面全体500を光量積算範囲として演算を行う。
波長1光量積算部411と波長2光量積算部412は、空間全体を示す画面全体500を光量積算範囲として演算を行う。
検波値合成部107の動作を図6を用いて説明する。積算範囲600は、RAW画像の空間全体を示している。積算範囲600内で、波長1及び波長2の光量は、均一ではないとする。610は波長1信号の信号レベルが高い範囲、611は波長2信号の信号レベルが高い範囲、612は波長1と波長2の光量が同レベルの範囲、613は被写体をそれぞれ示している。
検波値合成部107は、波長1光量積算部411と波長2光量積算部412の出力から、波長2光量積算部412の出力値の方が波長1光量積算部411より大きい場合には、図6のように波長2の光量が多い範囲が広いと判断し、合成比率k1を光量積算値1/光量積算値2のように演算して0に近づけるように制御する。光量積算値1/光量積算値2の比率と所定の閾値を比較して、閾値以上のときにはk1=1.0、閾値未満のときにはk1=0.0となるような式として、より急峻にk1の値を変えることもできる
本実施例の手法により、画面全体の波長ごとの光量の比率に応じて、適切な波長で合焦させることができ、図6のように、領域によって波長が異なりその領域の広さも異なるシーンにおいても、所望の被写体713に合焦できるようになる。
本実施例の手法により、画面全体の波長ごとの光量の比率に応じて、適切な波長で合焦させることができ、図6のように、領域によって波長が異なりその領域の広さも異なるシーンにおいても、所望の被写体713に合焦できるようになる。
図7は、本発明の実施例6の撮像装置700を示す構成図である。
撮像装置700は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置700は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、波長1光量積算部411、波長2光量積算部412、合成比率算出部413、画像認識部711より構成される。
撮像装置700は、本発明にかかる撮像装置である。撮像装置700は、レンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、波長1光量積算部411、波長2光量積算部412、合成比率算出部413、画像認識部711より構成される。
図7のレンズ群101、レンズ駆動部102、イメージセンサ103、映像信号処理部104、波長1検波部105、波長2検波部106、検波値合成部107、AF制御部108、波長1光量積算部411、波長2光量積算部412、合成比率算出部413は、図1(実施例1)および図4(実施例4)のものと同じ構成である。
画像認識部711は、映像信号処理部104から出力される画像から、所望の被写体が画面全体のどの位置にあるかを認識し、認識位置信号を出力する。合成比率算出部413は、認識位置信号と波長1光量積算部411と波長2光量積算部412で積算している光量積算範囲から、所望の被写体がある領域において多い波長の検波値を検波値合成部107が多く合成するように、合成比率k1を決定する。
また、合成比率算出部413は、認識位置信号から波長1光量積算部411と波長2光量積算部412の光量積算範囲を所望の被写体がある位置と設定し、波長1光量積算部411と波長2光量積算部412の出力値の大きいほうの波長の検波値を多く合成するように合成比率k1を決定してもよい。
本実施例の手法により、所望の被写体のある領域の波長の光量の比率に応じて、適切な波長で合焦させることができ、所望の被写体613に合焦できるようになる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成は、それらの一部又は全部が、ハードウェアで構成されても、プロセッサでプログラムが実行されることにより実現されるように構成されてもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100:撮像装置、101:レンズ群、102:レンズ駆動部、103:イメージセンサ、104:映像信号処理部、105:波長1検波部、106:波長2検波部、107:検波値合成部、108:AF制御部、109:光学フィルタ着脱機構、110:光学フィルタ制御部、111:合成比率算出部、200:撮像装置、210:光源、211:光源制御部、212:合成比率算出部、300:撮像装置、310:時計、311:合成比率算出部、400:撮像装置、411:波長1光量積算部、412:波長2光量積算部、413:合成比率算出部、500:積算範囲、510:波長1の光量が多い範囲、512:波長2の光量が多い範囲、514:被写体、516:光量積算範囲、600:積算範囲、610:波長1の光量が多いエリア、611:波長2の光量が多いエリア、612:波長1と波長2の光量が同程度のエリア、613:被写体、700:撮像装置、711:画像認識部
Claims (12)
- レンズ群と、
前記レンズ群を光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
少なくとも第1の波長帯に感度を持つ画素と、少なくとも第2の波長帯に感度を持つ画素とを有するイメージセンサと、
前記イメージセンサの出力信号から第1の波長帯のエッジ量の積分値である第1の検波値を出力する第1の検波部と、
前記イメージセンサの出力信号から第2の波長帯のエッジ量の積分値である第2の検波値を出力する第2の検波部と、
前記第1の検波値と前記第2の検波値を所定の合成比率で合成して、オートフォーカス検波値を出力する検波値合成部と、
前記オートフォーカス検波値に応じて前記レンズ駆動部を制御するオートフォーカス制御部と、
を有する撮像装置。 - レンズ群と、
前記レンズ群を光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
少なくとも第1の波長帯と第2の波長帯に感度を持つイメージセンサと、
前記イメージセンサの出力する第1の波長帯の信号と、前記イメージセンサの出力する第2の波長帯の信号と、を所定の合成比率で合成する信号合成部と、
前記信号合成部が出力する信号のエッジ量からオートフォーカス検波値を出力する合成波長検波部と、
前記オートフォーカス検波値に応じて前記レンズ駆動部を制御するオートフォーカス制御部と、
を有する撮像装置。 - 請求項1乃至2に記載の撮像装置であり、
所定の波長帯をカットする光学フィルタの着脱機構を有し、
前記光学フィルタの装着状態と非装着状態とで、前記所定の合成比率が異なることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至2に記載の撮像装置であり、
光源を有し、
前記光源の入状態と切状態とで、前記所定の合成比率が異なることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至2に記載の撮像装置であり、
時刻情報を出力する時計部を有し、
前記所定の合成比率が、前記時刻情報の示す時刻によって異なることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至2に記載の撮像装置であり、
前記所定の合成比率は、前記イメージセンサの出力する第1の波長帯の信号を積算した第1の光量積算信号と、前記イメージセンサの出力する第2の波長帯の信号を積算した第2の光量積算信号とに応じて制御されることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至2に記載の撮像装置であり、
前記所定の合成比率は、前記イメージセンサの出力する信号において、第1の波長帯の光量の多い領域の面積と、該所定の領域内において第2の波長帯の光量が多い領域の面積に応じて制御されることを特徴とする撮像装置。 - 請求項6に記載の撮像装置であり、
前記所定の被写体を認識する画像認識部を有し、
前記積算は、前記画像認識部によって認識された認識領域内の積算とすることを特徴とする撮像装置。 - 請求項7に記載の撮像装置であり、
前記所定の被写体を認識する画像認識部を有し、
前記面積は、前記画像認識部によって認識された検波領域内の積算によって算出することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至9に記載の撮像装置であり、
前記第1の波長帯は可視光であり、前記第2の波長帯は赤外光であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至9に記載の撮像装置であり、
前記第1の波長帯は可視光と赤外光であり、前記第2の波長帯は赤外光であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至9に記載の撮像装置であり、
前記第1の波長帯は可視光であり、前記第2の波長帯は可視光と赤外光であることを特徴とする撮像装置。
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JP2015058932A JP2016177215A (ja) | 2015-03-23 | 2015-03-23 | 撮像装置 |
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Cited By (1)
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JP2020120164A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | パナソニックi−PROセンシングソリューションズ株式会社 | カメラ装置およびカメラ装置の撮像制御方法 |
-
2015
- 2015-03-23 JP JP2015058932A patent/JP2016177215A/ja active Pending
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