JP2016176207A - tank - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はタンクに関する。 The present invention relates to a tank.
特許文献1は給水タンクシステムを開示する。特許文献1に開示された給水タンクシステムは、タンクと、水道本管と、タンク入水管と、タンク出水管と、給水管と、複数のエアバッグとを有する。タンク入水管は、水道本管からの水をタンク内に導く。タンク出水管は、タンク内の水を水道本管に送水する。給水管は、タンク出水管とは別系統でタンク内の水をタンク外に供給する。複数のエアバッグはタンク内に設けられている。複数のエアバッグの夫々は、独立した圧力調整器と送気管を介してガスボンベに接続されている。タンク入水管とタンク出水管とには、夫々一定以上の震動を感じると閉鎖される感震遮断弁が設けられている。 Patent document 1 discloses a water supply tank system. The water supply tank system disclosed in Patent Document 1 includes a tank, a water main, a tank inlet pipe, a tank outlet pipe, a water supply pipe, and a plurality of airbags. The tank inlet pipe guides water from the water main into the tank. The tank outlet pipe supplies the water in the tank to the water main. The water supply pipe is different from the tank water discharge pipe and supplies water in the tank to the outside of the tank. The plurality of airbags are provided in the tank. Each of the plurality of airbags is connected to a gas cylinder through an independent pressure regulator and an air supply pipe. The tank inlet pipe and the tank outlet pipe are each provided with a seismic isolation valve that is closed when a certain level of vibration is felt.
特許文献1に開示された給水タンクシステムによると、平時においては、タンクを介さずに水道水を直接送水することも、あるいは、タンクを介して送水することも、可能である。特許文献1に開示された給水タンクシステムによると、複数のエアバッグを、時間差を設けて順次膨張させることができる。したがって、一つのエアバッグが膨張し終えたときに一旦給水を停止させることにより、タンク内の使用水量及び残存水量を簡単に検知することが可能となる。さらに、最後のエアバッグの容量がわかっていれば、最後のエアバッグを膨張させる時点にて残存水量を的確に知ることができるので、給水可能人数の割り出しにも大いに役立つ。さらに、エアバッグを複数に分割することにより、1個のエアバッグの容量を小さくできるので、より円滑な膨張や折畳みが可能となる。 According to the water supply tank system disclosed in Patent Document 1, it is possible to directly feed tap water without going through the tank or through the tank during normal times. According to the water tank system disclosed in Patent Literature 1, a plurality of airbags can be inflated sequentially with a time difference. Therefore, by temporarily stopping water supply when one airbag has been inflated, it is possible to easily detect the amount of water used and the amount of remaining water in the tank. Furthermore, if the capacity of the last airbag is known, the amount of remaining water can be accurately known at the time when the last airbag is inflated. Furthermore, since the capacity of one airbag can be reduced by dividing the airbag into a plurality of parts, smoother inflation and folding are possible.
特許文献1に開示された給水タンクシステムには、水の汚染について改善の余地がある。これは、エアバッグの素材が水に溶け得ることが原因の一つである。特許文献1に開示された給水タンクシステムには、水が汚染されるリスクが低い素材の代わりにそのリスクが高い素材を採用しなければならない恐れがある。エアバックの素材に制約があるためである。制約があるのは、エアバックが膨張したり収縮したりするからである。本発明はこのような課題を解決するものである。本発明は、水の汚染の可能性を低下させ、かつ、滞留する水の量を抑え得るタンクを提供することにある。 The water supply tank system disclosed in Patent Document 1 has room for improvement with respect to water contamination. This is one of the causes that the airbag material can dissolve in water. In the water supply tank system disclosed in Patent Document 1, there is a possibility that a material having a high risk must be adopted instead of a material having a low risk of water being contaminated. This is because the air bag material is limited. There is a restriction because the airbag expands and contracts. The present invention solves such problems. It is an object of the present invention to provide a tank that can reduce the possibility of water contamination and suppress the amount of accumulated water.
図面を参照し本発明のタンクを説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためである。この欄で図中の符号を使用することには発明の内容を図示した範囲に限定する意図がない。 The tank of the present invention will be described with reference to the drawings. The reason why the symbols in the figure are used in this column is to help understand the content of the invention. The use of the symbols in the figure in this column is not intended to limit the scope of the invention to the scope shown.
上述した目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、タンクは、シリンダ10,110,210,310と、プランジャ12とを備える。シリンダ10,110,210,310は、プランジャ駆動流体と水とを収容する。プランジャ12は、プランジャ駆動流体が出入りする流体収容室60と水が出入りする水収容室62とにシリンダ10,110,210,310内を区切る。プランジャ12は、プランジャ駆動流体と水とから力を受けることによってシリンダ10,110,210,310内でシリンダ10,110,210,310の内周面に沿って移動する。シリンダ10,110,210,310が、流体通過部22と、水進入部26,326と、水排出部30,330とを有する。流体通過部22を流体収容室60に出入りするプランジャ駆動流体が通過する。水進入部26,326を、水収容室62内に進入する水が通過する。水排出部30,330は、水収容室62内の水を排出する。シリンダ10,110,210,310が、進入水誘導部と、排出水誘導部とをさらに有している。進入水誘導部は、水進入部26,326を通過して水収容室62内に入った水の進行方向をシリンダ10,110,210,310内におけるプランジャ12の移動方向に沿うよう誘導する。排出水誘導部は、シリンダ10,110,210,310内におけるプランジャ12の移動方向に沿って水収容室62内の水を水排出部30,330へ誘導する。
In order to achieve the above-described object, according to one aspect of the present invention, the tank includes
流体収容室60に出入りするプランジャ駆動流体が流体通過部22を通過する。プランジャ駆動流体は流体通過部22を経て流体収容室60内に入る。プランジャ12は、流体収容室60内のプランジャ駆動流体から力を受けることによってシリンダ10,110,210,310内でシリンダ10,110,210,310の内周面に沿って移動する。プランジャ12が移動することによって、水収容室62内の水は水排出部30,330から排出される。プランジャ12は、流体収容室60内からプランジャ駆動流体が出なくなるまでシリンダ10,110,210,310内を移動する。流体収容室60内からプランジャ駆動流体が出なくなったことによりプランジャ12が停止し、かつ、水進入部26と水排出部30,330とが連通した状態で水進入部26から水収容室62内に水が入ると、その水は水排出部30,330から排出される。これにより、本発明にかかるタンクは、流体収容室60内からプランジャ駆動流体が出ない状況下では水の供給路の一部となり、プランジャ駆動流体が流体通過部22を経て流体収容室60内に入る状況下では給水用のタンクとなる。一方、進入水誘導部は、進行方向がシリンダ10,110,210,310内におけるプランジャ12の移動方向に沿って、水収容室62内に入った水を誘導する。排出水誘導部は、シリンダ10,110,210,310内におけるプランジャ12の移動方向に沿って、水収容室62内の水を水排出部30,330へ誘導する。これにより、水収容室62内に入り進入水誘導部に誘導されている水の移動方向と、水収容室62内にあり排出水誘導部により誘導されている水の移動方向とは互いに沿っていることとなる。これらの水の移動方向は、一方が他方に沿い、他方が一方に沿うという関係である。一方が他方に沿い、他方が一方に沿うので、一方の流れは他方の流れを遮らない。しかも、それらの方向は、シリンダ10,110,210,310内におけるプランジャ12の移動方向に沿っている。プランジャ12の移動方向に沿っているので、水収容室62内に入った水はプランジャ12が配置されている方向へ向かい、水排出部30,330へ誘導される水はプランジャ12が配置されている方向から水排出部30,330方向へ誘導されることとなる。水収容室62内に入った水がいったんプランジャ12へ向かいそこか
ら水排出部30,330へ誘導されると、そうでない場合に比べ、シリンダ10,110,210,310内に滞留したままとなる水の量が減る。その結果、本発明にかかるタンクは、水の汚染の可能性を低下させることができ、かつ、滞留する水の量を抑え得る。
Plunger driving fluid entering and exiting the
また、上述した進入水誘導部が仕切部24,124,224を有していることが望ましい。仕切部24,124,224は、シリンダ10,110,210内におけるプランジャ12の移動範囲を制限するよう水収容室62内を連通可能に仕切る。この場合、排出水誘導部が、連通管部28を有していることが望ましい。連通管部28はシリンダ10,110,210内におけるプランジャ12の移動方向に沿う。連通管部28は仕切部24,124,224を貫通する。連通管部28は、シリンダ10,110,210外部と水収容室62内部とを連通させる。この場合、水進入部26が、仕切部24,124,224から見てプランジャ12とは反対側に配置されていることが望ましい。
In addition, it is desirable that the above-described approach water guiding part has
シリンダ10,110,210内におけるプランジャ12の移動範囲は、仕切部24,124,224によって制限される。仕切部24,124,224は、水進入部26から見てプランジャ12側に配置されている。これにより、水進入部26から水収容室62内に水が入ると、仕切部24,124,224によって移動範囲が制限されていたプランジャ12は、流体通過部22が配置されている方向へ移動する。これに伴い、流体収容室60内のプランジャ駆動流体は流体通過部22を経て流体収容室60から出る。これに伴い、水収容室62内に水が溜まる。本発明にかかるプランジャ12は、エアバッグに比べ、素材に関する制約が少ない。エアバッグの素材は膨張と収縮との繰り返しに耐える必要があるのに対しプランジャ12の素材にはそのような制約がないためである。これにより、例えば合成樹脂といった、エラストマーに比べて水に強い素材が水収容室62に対向するようにプランジャ12を構成することが可能になる。その結果、水の汚染の可能性を低下させることができる。
The movement range of the
もしくは、上述した仕切部24,224が、隙間形成部42,242を有していることが望ましい。隙間形成部42,242は、シリンダ10,210の内周面80との間で隙間90,290を形成する。
Alternatively, it is desirable that the
仕切部24,224が、隙間形成部42,242を有していると、水進入部26から入った水は隙間形成部42,242が形成している隙間90,290を経由して仕切部24,224とプランジャ12との間に流れる。仕切部24,224とプランジャ12との間に流れた水は、連通管部28を経由してシリンダ10,210外部へ流出する。これにより、隙間90,290から連通管部28へ向かう水の流れが形成される。その水の流れが形成されることにより、その水の流れが形成されない場合に比べ、水収容室62内に滞留する水が少なくなる。水収容室62内に滞留する水が少なくなるので、水収容室62内における水質低下が抑えられる。
When the
もしくは、上述したプランジャ12が凹面50を有していることが望ましい。凹面50は水収容室62に対向する。この場合、仕切部24,124,224が、凸面40,140,240を有していることが望ましい。凸面40,140,240は、プランジャ12の凹面50が押し付けられると凹面50に密着する。
Alternatively, it is desirable that the
凸面40,140,240が凹面50に密着することにより、これらの間の水は連通管部28の端部70を経由してシリンダ10,110,210外部へ押し出される。これにより、凸面40,140,240と凹面50とが密着しない場合に比べ、水収容室62内に滞留する水が少なくなる。水収容室62内に滞留する水が少なくなるので、水収容室62内の水における水質低下が抑えられる。しかも、仕切部24,124,224が凸面40,140,240を有しておりプランジャ12が凹面50を有している。これにより、プランジャ12が凸面を有し仕切部24,124,224が凹面を有する場合に比べ、水の流れの屈曲が緩やかになる。その結果、その水の流れがスムーズになる。
When the
また、上述した進入水誘導部が進入水誘導路形成面324を有していることが望ましい。進入水誘導路形成面324は、シリンダ310の一端のうち中心とは異なる位置に配置される。進入水誘導路形成面324は、シリンダ310内におけるプランジャ12の移動方向に沿って延びる。進入水誘導路形成面324は進入水誘導路を形成する。進入水誘導路は、シリンダ310外部と水収容室62内部とを連通させる。この場合、排出水誘導部が、排出水誘導路形成面328を有していることが望ましい。排出水誘導路形成面328は、シリンダ310の一端のうち中心から見て進入水誘導路形成面324とは反対側に配置される。排出水誘導路形成面328は、シリンダ310内におけるプランジャ12の移動方向に沿って延びる。排出水誘導路形成面328は排出水誘導路を形成する。排出水誘導路は、シリンダ310外部と水収容室62内部とを連通させる。
Moreover, it is desirable that the above-described approach water guiding portion has an approach water guiding
進入水誘導路形成面324は、シリンダ310内におけるプランジャ12の移動方向に沿って延びる。進入水誘導路形成面324は進入水誘導路を形成する。進入水誘導路は、シリンダ310外部と水収容室62内部とを連通させる。水は、進入水誘導路を経由して水収容室62内部に入る。水収容室62内部に水が入ると、それまで水収容室62内部に入っていた水の一部が水収容室62から排出される。排出される水は、排出水誘導路を経由してシリンダ10外部へ排出される。排出水誘導路は排出水誘導路形成面328によって形成される。排出水誘導路形成面328は、シリンダ310内におけるプランジャ12の移動方向に沿って延びる。これにより、水収容室62内部に入る水の流れと、水収容室62から排出される水の流れとが形成される。これらの流れは、シリンダ310の一端のうち中心から見て互いに反対側に配置される。互いに反対側に配置されるので、例えばこれらの流れがシリンダ310内においてごく近くにある場合に比べ、一方の流れが他方の流れを妨げることは少なくなる。その結果、シリンダ310内の水がスムーズに置換される。
The approach water guiding
本発明によれば、水の汚染の可能性を低下させ、かつ、滞留する水の量を抑え得る。 According to the present invention, the possibility of water contamination can be reduced, and the amount of retained water can be suppressed.
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰返さない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description, the same parts are denoted by the same reference numerals. Their names and functions are also the same. Therefore, detailed description thereof will not be repeated.
<第1実施形態>
[構造の説明]
図1は、本実施形態にかかるタンクの断面図である。図1に基づいて、本実施形態のタンクの構成を説明する。タンクは、シリンダ10と、プランジャ12とを備える。シリンダ10は、プランジャ駆動流体と水とを収容する。本実施形態の場合、プランジャ駆動流体として空気が用いられている。プランジャ12は、空気が出入りする流体収容室60と水が出入りする水収容室62とにシリンダ10内を区切る。プランジャ12は、空気と水とから力を受けることによってシリンダ10内でシリンダ10の内周面80に沿って移動する。
<First Embodiment>
[Description of structure]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a tank according to the present embodiment. Based on FIG. 1, the structure of the tank of this embodiment is demonstrated. The tank includes a
本実施形態の場合、シリンダ10は、合成樹脂製である。本実施形態の場合、シリンダ10は、円筒状の部材とその両端を塞ぐ蓋状の部材の対とからなる。本実施形態の場合、円筒状の部材は押出成型により成型される。本実施形態の場合、蓋状の部材は射出成型により成型される。シリンダ10は、筒部20と、流体通過部22と、仕切部24と、水進入部26と、連通管部28と、水排出部30とを有する。筒部20はプランジャ12を収容する。本実施形態の場合、筒部20は上述した円筒状の部材からなる。筒部20はプランジャ12と共に流体収容室60と水収容室62とを形成する。本実施形態の場合、流体通過部22は上述した蓋状の部材の一方に設けられる。流体通過部22を流体収容室60に出入りする空気が通過する。仕切部24は、水収容室62内部に配置される。仕切部24は、プランジャ12の動きを止める。これにより、シリンダ10内におけるプランジャ12の移動範囲は制限される。図1から明らかなように、仕切部24は、水進入部26から見てプランジャ12側に配置されている。その結果、シリンダ10内におけるプランジャ12の移動範囲は水進入部26から見て仕切部24よりも流体通過部22側となる。本実施形態の場合、水進入部26と連通管部28と水排出部30とは上述した蓋状の部材の他方に設けられる。水進入部26を通過して水収容室62内に水が進入する。連通管部28は本実施形態における排出水誘導部に相当する。本実施形態の場合、連通管部28は水収容室62内に配置される。本実施形態の場合、連通管部28はまっすぐである。連通管部28は、シリンダ10内におけるプランジャ12の移動方向に沿う。連通管部28は、仕切部24を貫通する。連通管部28は、水排出部30に連なっている。その結果、連通管部28はシリンダ10外部と水収容室62内部とを連通させる。水排出部30は、上述した蓋状の部材の他方からシリンダ10の外へ突出している。本実施形態の場合、水排出部30は管状である。水排出部30は連通管部28に連なっている。連通管部28を通過した水は水排出部30を通過してシリンダ10の外へ排出される。その結果、水排出部30は、水収容室62内の水を排出することとなる。連通管部28は、シリンダ10内におけるプランジャ12の移動方向に沿って水収容室62内の水を水排出部30へ誘導するこ
ととなる。
In the case of this embodiment, the
図2は、本実施形態にかかるタンクのうち水排出部30付近の断面図である。図3は、本実施形態にかかるタンクのうち仕切部24付近の斜視図である。図2および図3に基づいて、本実施形態の仕切部24の構成が説明される。仕切部24は、凸面40と、隙間形成部42とを有している。凸面40は、水収容室62に対向する。凸面40は、連通管部28の端部70を取囲む。本実施形態の場合、凸面40は、孔が設けられておらず、かつ、滑らかな面である。隙間形成部42は本実施形態における進入水誘導部に相当する。隙間形成部42は仕切部24の外縁に配置される。隙間形成部42は、シリンダ10の内周面80に隙間90をあけて沿う。これにより、隙間形成部42とシリンダ10の内周面80との間に隙間90が形成されることとなる。この隙間90は円環状である。仕切部24はこの隙間90に取り囲まれる。水進入部26を通過して水収容室62内に入った水はこの隙間90を通過する。すなわち、仕切部24は、水収容室62内を連通可能に仕切っている。本実施形態の場合、プランジャ12の移動方向に直交する断面についての隙間90の断面積の最小値は、その断面についての連通管部28の断面積に等しい。
FIG. 2 is a cross-sectional view of the vicinity of the
図4は、本実施形態にかかるプランジャ12の斜視図である。図1および図4に基づいて、本実施形態にかかるプランジャ12の構成を説明する。プランジャ12は、凹面50と、溝付環状部52と、Oリング54とを有している。凹面50は水収容室62に対向する。仕切部24の凸面40も水収容室62に対向する。その結果、凸面40は凹面50に対向することとなる。本実施形態の場合、凹面50は、孔が設けられておらず、かつ、滑らかな面である。溝付環状部52は、凹面50の外縁に連なっている。溝付環状部52の外周には溝が設けられている。本実施形態の場合、溝付環状部52は、凹面50と一体となっている。本実施形態の場合、凹面50と溝付環状部52とは、合成樹脂製である。本実施形態の場合、シリンダ10を構成する各部品と同様に、凹面50と溝付環状部52とは、射出成型により成型される。Oリング54は溝付環状部52の外周に設けられている溝へ嵌められている。Oリング54はシリンダ10の内周面80と溝付環状部52との間をシールする。
FIG. 4 is a perspective view of the
[使用方法の説明]
図5は、本実施形態にかかるタンクの流路としての使用状況を示す断面図である。図6は、本実施形態にかかるタンクの排水中の状況を示す断面図である。図5および図6に基づいて、本実施形態のタンクの使用方法を説明する。
[Description of usage]
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a usage situation as a flow path of the tank according to the present embodiment. FIG. 6 is a cross-sectional view showing a situation during drainage of the tank according to the present embodiment. Based on FIG. 5 and FIG. 6, the usage method of the tank of this embodiment is demonstrated.
本実施形態にかかるタンクは、給水配管の一部として使用される。本実施形態にかかるタンクの流体通過部22に図示されないガス管が接続される。このガス管には図示されない周知の三方弁が接続されている。水進入部26に図示されない周知の給水管が接続される。この給水管には図示されない周知の開閉弁が接続される。水排出部30に図示されない周知の排水管が接続される。この排水管にも、給水管に接続されたものとは別の、図示されない周知の開閉弁が接続される。
The tank concerning this embodiment is used as a part of water supply piping. A gas pipe (not shown) is connected to the
平時、本実施形態にかかるタンクにおいて、プランジャ12の溝付環状部52は、図5に示されるように、シリンダ10の端部(仕切部24が配置されている側とは反対側の端部)に接触している。水収容室62内部は水道水で満たされている。図示されない給水管から水進入部26に水道水が供給されると、その水道水は水収容室62に入る。水収容室62に入った水は、仕切部24の隙間形成部42とシリンダ10の内周面80との隙間90を通過する。その隙間90を通過することで、水収容室62に入った水の進行方向は、仕切部24により、プランジャ12の移動方向に沿うよう誘導されることとなる。その隙間90を通過した水は、連通管部28と水排出部30とを経て、シリンダ10の外へ排出される。連通管部28を経ることにより、水排出部30から排出される水は、プランジャ12の移動方向に沿って誘導されることとなる。これにより、本実施形態にかかるタンク内の水道水は入れ替わる。その結果、本実施形態にかかるタンクは、水道水の流路の一部となる。
In the tank according to the present embodiment, the grooved
災害その他の理由により給水管からの水道水の給水が途絶えると、本実施形態にかかるタンクを使用しようとする者(以下「使用者」と称される)は、給水管に接続された開閉弁を閉じる。その後、使用者は、空気の供給源と流体通過部22とが連通するように、ガス管に接続された三方弁を操作する。使用者は、ガス管に空気を供給する。これにより、空気が流体通過部22を経て流体収容室60に入る。空気が流体収容室60に入ると、図6に示されるように、プランジャ12はシリンダ10の内周面80に沿って移動する。これに伴い、水収容室62内の水道水は、連通管部28を経て、シリンダ10の外へ排出される。これにより、本実施形態にかかるタンク内の水道水を取り出すことができる。水道水が取り出されるにつれ、プランジャ12は仕切部24に近づく。最終的に、プランジャ12の凹面50が押し付けられると、凸面40は凹面50に密着する。凸面40が凹面50に密着すると、使用者は、ガス管への空気の供給を終了する。これにより、タンク内の水道水の取り出しは終了する。
When tap water supply from the water supply pipe is interrupted due to a disaster or other reason, a person who intends to use the tank according to this embodiment (hereinafter referred to as “user”) is an on-off valve connected to the water supply pipe. Close. Thereafter, the user operates the three-way valve connected to the gas pipe so that the air supply source and the
タンク内の水道水の取り出しが終了した後、給水管による水道水の供給が再開されると、使用者は、排水管に接続された開閉弁を閉じる。使用者は、空気の排出口と流体通過部22とが連通するように、ガス管に接続された三方弁を操作する。その後、使用者は、給水管に接続された開閉弁を開く。これにより、給水管から水進入部26に水道水が供給される。その水道水は水収容室62に入る。水道水が流体収容室60に入ると、プランジャ12はシリンダ10の内周面80に沿って移動する。これにより、本実施形態にかかるタンク内は水道水で満たされる。タンク内が水道水で満たされると、使用者は、排水管に接続された開閉弁を開く。その結果、本実施形態にかかるタンクを給水配管の一部として使用することが可能になる。
When the supply of tap water through the water supply pipe is resumed after the tap water in the tank is taken out, the user closes the on-off valve connected to the drain pipe. The user operates a three-way valve connected to the gas pipe so that the air outlet and the
[本実施形態にかかるタンクの効果]
本実施形態にかかるタンクは、溝付環状部52がシリンダ10の端部に接触している状況下では水の供給路の一部となり、空気が流体通過部22を経て流体収容室60内に入る状況下では給水用のタンクとなる。本実施形態にかかるプランジャ12は、エアバッグに比べ、素材に関する制約が少ない。エアバッグの素材は膨張と収縮との繰り返しに耐える必要があるのに対しプランジャ12の素材にはそのような制約がないためである。これにより、合成樹脂という、エラストマーに比べて水に強い素材が水収容室62に対向するようにプランジャ12を構成することが可能になる。その結果、水の汚染の可能性を低下させることができる。
[Effect of tank according to this embodiment]
In the tank according to this embodiment, the grooved
また、本実施形態の場合、水収容室62内に入り隙間90に誘導されている水の移動方向と、水収容室62内にあり連通管部28により誘導されている水の移動方向とは互いに沿っている。これらの水の移動方向は、一方が他方に沿い、他方が一方に沿うという関係である。一方が他方に沿い、他方が一方に沿うので、一方の流れは他方の流れを遮らない。しかも、それらの方向は、シリンダ10内におけるプランジャ12の移動方向に沿っている。プランジャ12の移動方向に沿っているので、水収容室62内に入った水はプランジャ12が配置されている方向へ向かい、水排出部30へ誘導される水はプランジャ12が配置されている方向から水排出部30へ誘導されることとなる。水収容室62内に入った水がいったんプランジャ12へ向かいそこから水排出部30へ誘導されると、そうでない場合に比べ、シリンダ10内に滞留したままとなる水の量が減る。その結果、本実施形態にかかるタンクは、水の汚染の可能性を低下させることができ、かつ、滞留する水の量を抑え得る。
In the case of the present embodiment, the movement direction of the water that enters the
また、本実施形態の場合、水進入部26から入った水は隙間形成部42とシリンダ10の内周面80との隙間90を経由して凹面50と凸面40との間に流れる。凹面50と凸面40との間に流れた水は、連通管部28の端部70を経由してシリンダ10外部へ流出する。これにより、隙間形成部42とシリンダ10の内周面80との隙間90から連通管部28の端部70へ向かう水の流れが形成される。その水の流れが形成されることにより、その水の流れが形成されない場合に比べ、水収容室62内に滞留する水が少なくなる。水収容室62内に滞留する水が少なくなるので、水収容室62内の水における水質低下が抑えられる。
In the case of this embodiment, the water that has entered from the
また、本実施形態の場合、凸面40の凸部が凹面50の凹部に密着することにより、これらの間の水は連通管部28の端部70を経由してシリンダ10外部へ押し出される。これにより、凸面40の凸部と凹面50の凹部とが密着しない場合に比べ、水収容室62内に滞留する水が少なくなる。水収容室62内に滞留する水が少なくなるので、水収容室62内の水における水質低下が抑えられる。
In the case of this embodiment, the convex portion of the
<第2実施形態>
[構造の説明]
図7は、本実施形態にかかるタンクのうち水排出部30付近の断面図である。図8は、図7のA−A断面図である。図7および図8に基づいて、本実施形態にかかるタンクの構成を説明する。本実施形態にかかるタンクは、シリンダ110と、プランジャ12とを備える。シリンダ110は、プランジャ駆動流体と水とを収容する。本実施形態の場合、第1の実施形態と同様に、プランジャ駆動流体として空気が用いられている。シリンダ110は、筒部20と、流体通過部22と、仕切部124と、水進入部26と、連通管部28と、水排出部30とを有する。
Second Embodiment
[Description of structure]
FIG. 7 is a cross-sectional view of the vicinity of the
仕切部124は、連通管部28の端部70に設けられる。仕切部124は、プランジャ12の動きを止める。仕切部124は、水進入部26から見てプランジャ12側に配置されている。仕切部124は、凸面140と、3箇所の貫通孔形成面142とを有している。凸面140は、水収容室62に対向する。凸面140は、連通管部28の端部70を取囲む。本実施形態の場合、凸面140は滑らかな面である。貫通孔形成面142は本実施形態における進入水誘導部に相当する。貫通孔形成面142はいずれも凸面140に取り囲まれる。貫通孔形成面142はそれぞれ貫通孔を形成する。これらの貫通孔は、プランジャ12の移動方向に沿っている。仕切部124の外縁部はシリンダ110の内周面80に沿っている。水進入部26を通過して水収容室62内に入った水はこれらの貫通孔を通過する。すなわち、仕切部124は、水収容室62内を連通可能に仕切っている。これらの貫通孔に水が流れることにより、仕切部124は、水進入部26を通過して水収容室62内に入った水の進行方向をシリンダ110内におけるプランジャ12の移動方向に沿うよう誘導することとなる。本実施形態の場合、プランジャ12の移動方向に直交する断面についてのこれらの貫通孔の断面積の合計は、その断面についての連通管部28の断面積に等しい。
The
その他の点は、上述された第1の実施形態にかかるタンクと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰返されない。 Other points are the same as those of the tank according to the first embodiment described above. Therefore, detailed description thereof will not be repeated here.
[使用方法の説明]
本実施形態にかかるタンクの使用方法は、上述された第1の実施形態にかかるタンクと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰返されない。
[Description of usage]
The method of using the tank according to this embodiment is the same as that of the tank according to the first embodiment described above. Therefore, detailed description thereof will not be repeated here.
[本実施形態にかかるタンクの効果]
本実施形態にかかるタンクは、上述された第1の実施形態にかかるタンクと同様に、水の汚染の可能性を低下させることができる。
[Effect of tank according to this embodiment]
The tank according to the present embodiment can reduce the possibility of water contamination, similar to the tank according to the first embodiment described above.
<第3実施形態>
[構造の説明]
図9は、本実施形態にかかるタンクのうち水排出部30付近の断面図である。図10は、図9のB−B断面図である。図9および図10に基づいて、本実施形態にかかるタンクの構成を説明する。本実施形態にかかるタンクは、シリンダ210と、プランジャ12とを備える。シリンダ210は、プランジャ駆動流体と水とを収容する。本実施形態の場合、第1の実施形態と同様に、プランジャ駆動流体として空気が用いられている。シリンダ210は、筒部20と、流体通過部22と、仕切部224と、水進入部26と、連通管部28と、水排出部30とを有する。
<Third Embodiment>
[Description of structure]
FIG. 9 is a cross-sectional view of the vicinity of the
仕切部224は、連通管部28の端部70に設けられる。仕切部224は、プランジャ12の動きを止める。仕切部224は、水進入部26から見てプランジャ12側に配置されている。仕切部224は、凸面240と、隙間形成部242とを有している。凸面240は、連通管部28の端部70を取囲む。本実施形態の場合、凸面240は滑らかな面である。隙間形成部242は本実施形態における進入水誘導部に相当する。隙間形成部242は、プランジャ12の移動方向に沿っている。隙間形成部242は、仕切部224における切欠きを形成する。仕切部224の外縁部はシリンダ210の内周面80に沿っている。隙間形成部242が形成した切欠きは、シリンダ210の内周面80との間に隙間290を形成する。水進入部26を通過して水収容室62内に入った水はこの隙間290を通過する。すなわち、仕切部224は、水収容室62内を連通可能に仕切っている。本実施形態の場合、プランジャ12の移動方向に直交する断面についてのこの隙間290の断面積は、その断面についての連通管部28の断面積に等しい。隙間290に水が流れることにより、仕切部224は、水進入部26を通過して水収容室62内に入った水の進行方向をシリンダ210内におけるプランジャ12の移動方向に沿うよう誘導することとなる。
The
その他の点は、上述された第1の実施形態にかかるタンクと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰返されない。 Other points are the same as those of the tank according to the first embodiment described above. Therefore, detailed description thereof will not be repeated here.
[使用方法の説明]
本実施形態にかかるタンクの使用方法は、上述された第1の実施形態にかかるタンクと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰返されない。
[Description of usage]
The method of using the tank according to this embodiment is the same as that of the tank according to the first embodiment described above. Therefore, detailed description thereof will not be repeated here.
[本実施形態にかかるタンクの効果]
本実施形態にかかるタンクは、上述された第1の実施形態にかかるタンクと同様に、水の汚染の可能性を低下させることができる。
[Effect of tank according to this embodiment]
The tank according to the present embodiment can reduce the possibility of water contamination, similar to the tank according to the first embodiment described above.
<第4実施形態>
[構造の説明]
図11は、本実施形態にかかるタンクの断面図である。図11に基づいて、本実施形態のタンクの構成を説明する。タンクは、シリンダ310と、プランジャ12とを備える。
<Fourth embodiment>
[Description of structure]
FIG. 11 is a cross-sectional view of a tank according to the present embodiment. Based on FIG. 11, the structure of the tank of this embodiment is demonstrated. The tank includes a
本実施形態の場合、シリンダ310は、円筒状の部材とその両端を塞ぐ蓋状の部材の対とからなる。本実施形態の場合、シリンダ310は、筒部20と、流体通過部22と、進入水誘導路形成面324と、水進入部326と、排出水誘導路形成面328と、水排出部330とを有する。本実施形態の場合、流体通過部22は上述した蓋状の部材の一方に設けられる。本実施形態の場合、進入水誘導路形成面324と、水進入部326と、排出水誘導路形成面328と、水排出部330とは、上述した蓋状の部材の他方に設けられる。進入水誘導路形成面324は、シリンダ310の一端のうち中心とは異なる位置に配置される。進入水誘導路形成面324は、プランジャ12の移動方向に沿って延びている。進入水誘導路形成面324は、進入水誘導路を形成する。水進入部326を通過した水は、進入水誘導路を経て水収容室62内に水が進入する。水が進入水誘導路内を経ることにより、水進入部326を通過して水収容室62内に入った水の進行方向は、シリンダ310内におけるプランジャ12の移動方向に沿うよう誘導されることとなる。排出水誘導路形成面328は、シリンダ310の一端のうち中心から見て進入水誘導路形成面324とは反対側に配置される。排出水誘導路形成面328は、プランジャ12の移動方向に沿って延びている。排出水誘導路形成面328は、排出水誘導路を形成する。水収容室62内の水は、まず排出水誘導路を経てから水排出部330に入る。水が排出水誘導路を経ることにより、その水の進行方向は、シリンダ310内におけるプランジャ12の移動方向に沿うよう誘導されることとなる。排出水誘導路は、水排出部330と共にシリンダ310外部と水収容室62内部とを連通させる。水排出部330は、排出水誘導路を通過した水を排出する。その結果、水排出部330は、水収容室62内の水を排出することとなる。
In the case of the present embodiment, the
その他の点は、上述された第1の実施形態にかかるタンクと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰返されない。 Other points are the same as those of the tank according to the first embodiment described above. Therefore, detailed description thereof will not be repeated here.
[使用方法の説明]
本実施形態にかかるタンクは、その設置にあたり、進入水誘導路形成面324が地面に近い位置に配置され、排出水誘導路形成面328が進入水誘導路形成面324に比べて地面から遠い位置に配置される。その他の点は、上述された第1の実施形態にかかるタンクと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰返されない。
[Description of usage]
In the installation of the tank according to the present embodiment, the approach water guiding
[本実施形態にかかるタンクの効果]
本実施形態にかかるタンクは、上述された第1の実施形態にかかるタンクと同様に、水の汚染の可能性を低下させることができる。
[Effect of tank according to this embodiment]
The tank according to the present embodiment can reduce the possibility of water contamination, similar to the tank according to the first embodiment described above.
また、本実施形態の場合、進入水誘導路を経て水収容室62内に入る水の移動方向と、排出水誘導路を経て水排出部330から排出される水の移動方向とが、互いに沿っている。これらの水の移動方向は、一方が他方に沿い、他方が一方に沿うという関係である。一方が他方に沿い、他方が一方に沿うので、一方の流れは他方の流れを遮らない。しかも、それらの方向は、シリンダ10内におけるプランジャ12の移動方向に沿っている。プランジャ12の移動方向に沿っているので、水収容室62内に入った水はプランジャ12が配置されている方向へ向かい、水排出部30へ誘導される水はプランジャ12が配置されている方向から水排出部30へ誘導されることとなる。水収容室62内に入った水がいったんプランジャ12へ向かいそこから水排出部30へ誘導されると、そうでない場合に比べ、シリンダ10内に滞留したままとなる水の量が減る。その結果、本実施形態にかかるタンクは、水の汚染の可能性を低下させることができ、かつ、滞留する水の量を抑え得る。しかも、本実施形態の場合、進入水誘導路形成面324が地面に近い位置に配置され、排出水誘導路形成面328が進入水誘導路形成面324に比べて地面から遠い位置に配置される。これにより、本実施形態にかかるタンクは、進入水誘導路形成面324と排出水誘導路形成面328とがその他の位置に配置された場合に比べ、水収容室62内に進入した気体が排出されやすくなる。
In the case of the present embodiment, the movement direction of the water entering the
しかも、本実施形態の場合、水収容室62内部に入る水の流れと、水収容室62から排出される水の流れとは、シリンダ310の一端のうち中心から見て互いに反対側に配置される。互いに反対側に配置されるので、例えばこれらの流れがシリンダ310内においてごく近くにある場合に比べ、一方の流れが他方の流れを妨げることは少なくなる。その結果、シリンダ310内の水がスムーズに置換される。
Moreover, in the case of this embodiment, the flow of water entering the
<変形例の説明>
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよいのはもちろんである。
<Description of modification>
The embodiments disclosed herein are illustrative in all respects. The scope of the present invention is not limited based on the above-described embodiment, and various design changes may be made without departing from the spirit of the present invention.
例えば、上述した本実施形態のタンクのうち、仕切部24,124,224は凸面40,140,240を有していなくてもよい。例えば、仕切部24,124,224は平坦な平面からなるものでもよい。同様に、プランジャ12は凹面50を有していなくてもよい。例えば、プランジャ12は平坦な平面からなるものでもよい。仕切部24,124,224は、シリンダ10,110,210内におけるプランジャ12の移動範囲を制限するよう水収容室62内を連通可能に仕切るものであればよい。
For example, in the tank of this embodiment described above, the
また、水排出部30,330に配水管を介して接続されるのはしぼり弁であってもよい。流体通過部22にガス管を介して接続されるのは三方弁に限定されない。例えば、三方弁の代わりに、プランジャ駆動流体の出入りを制御できる周知の弁と周知の管との組み合わせが接続されてもよい。流体通過部22には、そのような周知の弁と周知の管との組み合わせ又は周知の三方弁が直接接続されてもよい。
In addition, a squeeze valve may be connected to the
10,110,210,310…シリンダ
12…プランジャ
20…筒部
22…流体通過部
24,124,224…仕切部
26,326…水進入部
28…連通管部
30,330…水排出部
40,140,240…凸面
42,242…隙間形成面
50…凹面
52…溝付環状部
54…Oリング
60…流体収容室
62…水収容室
70…端部
80…内周面
90,290…隙間
10, 110, 210, 310 ...
Claims (5)
前記プランジャ駆動流体が出入りする流体収容室と前記水が出入りする水収容室とに前記シリンダ内を区切り、かつ、前記プランジャ駆動流体と前記水とから力を受けることによって前記シリンダ内で前記シリンダの内面に沿って移動するプランジャとを備え、
前記シリンダが、
前記流体収容室に出入りする前記プランジャ駆動流体が通過する流体通過部と、
前記水収容室内に進入する前記水が通過する水進入部と、
前記水収容室内の前記水を排出する水排出部とを有するタンクであって、
前記シリンダが、
前記水進入部を通過して前記水収容室内に入った水の進行方向を前記シリンダ内における前記プランジャの移動方向に沿うよう誘導する進入水誘導部と、
前記シリンダ内における前記プランジャの移動方向に沿って前記水収容室内の水を前記水排出部へ誘導する排出水誘導部とをさらに有していることを特徴とするタンク。 A cylinder containing the plunger drive fluid and water;
The inside of the cylinder is divided into a fluid storage chamber through which the plunger driving fluid enters and exits and a water storage chamber through which the water enters and exits, and by receiving force from the plunger driving fluid and the water, A plunger that moves along the inner surface;
The cylinder is
A fluid passage section through which the plunger driving fluid enters and exits the fluid storage chamber;
A water entry portion through which the water entering the water containing chamber passes;
A tank having a water discharge portion for discharging the water in the water containing chamber,
The cylinder is
An ingress water guiding section that guides the traveling direction of the water that has passed through the water ingress section and entered the water containing chamber along the moving direction of the plunger in the cylinder;
The tank further comprising: a discharge water guide portion that guides water in the water storage chamber to the water discharge portion along a moving direction of the plunger in the cylinder.
前記排出水誘導部が、前記シリンダ内における前記プランジャの移動方向に沿い、前記仕切部を貫通し、かつ、前記シリンダ外部と前記水収容室内部とを連通させる連通管部を有しており、
前記水進入部が、前記仕切部から見て前記プランジャとは反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のタンク。 The ingress water guiding portion has a partition portion that partitions the water accommodating chamber so as to allow communication so as to limit a movement range of the plunger in the cylinder;
The drainage water guiding portion has a communication pipe portion that extends along the moving direction of the plunger in the cylinder, penetrates the partition portion, and communicates the outside of the cylinder and the inside of the water storage chamber,
The tank according to claim 1, wherein the water entry portion is disposed on the side opposite to the plunger as viewed from the partition portion.
前記仕切部が、前記プランジャの前記凹面が押し付けられると前記凹面に密着する凸面を有していることを特徴とする請求項2に記載のタンク。 The plunger has a concave surface facing the water storage chamber;
The tank according to claim 2, wherein the partition portion has a convex surface that comes into close contact with the concave surface when the concave surface of the plunger is pressed.
前記排出水誘導部が、前記シリンダ外部と前記水収容室内部とを連通させる排出水誘導路を形成し、前記シリンダの一端のうち前記中心から見て前記水進入路とは反対側に配置され、かつ、前記シリンダ内における前記プランジャの移動方向に沿って延びる排出水誘導路形成面を有していることを特徴とする請求項1に記載のタンク。 The ingress water guiding portion forms an ingress water guiding path that connects the outside of the cylinder and the inside of the water storage chamber, and is disposed at a position different from the center of one end of the cylinder, and the inside of the cylinder It has an approach water guide path forming surface extending along the direction of movement of the plunger,
The discharge water guide part forms a discharge water guide path that communicates the outside of the cylinder and the inside of the water storage chamber, and is disposed on the opposite side of the water entrance path from the center of one end of the cylinder. The tank according to claim 1, further comprising a discharge water guide path forming surface extending along a moving direction of the plunger in the cylinder.
Priority Applications (1)
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