JP2016174644A - 陳列装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品の宣伝効果を向上させる陳列装置を提供する。【解決手段】商品20を陳列するためのワゴン100は、自装置を自律走行させるための移動機構30と、商品20の広告を表示するディスプレイ31と、タッチパネル32と、スピーカ33の報知部を備え、自律走行を行うことにより、走行経路に障害物が存在しても、2本の支柱14の間の4方向を同時に撮影可能な4方向カメラ34を利用することにより、撮影画像を解析して自律走行するように移動機構を制御するので障害物を回避して進むことができる。【選択図】図1
Description
本発明は、商品を陳列するための陳列装置に関する。
陳列装置に陳列された商品に関する情報を報知することは、当該商品を販売する上で重要である。このため、効果的に商品に関する情報を報知するための、様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、自動販売機に接近した者の属性(性別、年齢層)に対応する広告を表示する自動販売機システムが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の自動販売機システムでは、上記広告を視認する者が、上記自動販売機の設置場所付近に限定されるので、上記広告による商品の宣伝効果が上記設置場所付近に限定されることになる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、商品の宣伝効果を向上させることができる陳列装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る陳列装置は、商品を陳列するための陳列装置であって、上記課題を解決するために、自装置を自律走行させるための走行機構と、前記商品に関連した情報である商品関連情報を報知する報知部と、を備えることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、商品の宣伝効果を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。
〔実施形態1〕
まず、本発明の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
まず、本発明の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
(ワゴンの概要)
図1は、本実施形態に係るワゴンの外観を示す図である。本実施形態のワゴン(陳列装置)100は、主に食品売り場に配備され、1または複数種類の食品(商品)を陳列する平形オープンショーケースである。
図1は、本実施形態に係るワゴンの外観を示す図である。本実施形態のワゴン(陳列装置)100は、主に食品売り場に配備され、1または複数種類の食品(商品)を陳列する平形オープンショーケースである。
図1に示すように、ワゴン100は、上面が開口し、横、高さ、縦の順に長くなった略直方体である筐体10を備えている。なお、以下では、縦方向(図示の矢印の方向)を前後方向とする。
筐体10内の下部には、機械室(図示せず)が設けられ、該機械室には、図示しないが、バッテリ、無停電電源装置(Uninterrupted Power Supply)、空気調節機、空気清浄機、PC(Personal Computer)などが設けられている。また、筐体10の底部側面には、上記機械室に外気を取り入れるための吸気口11が設けられている。
筐体10内の上部には、商品20を陳列するための陳列部12が設けられている。該陳列部12には、1または複数種類の商品20が収納され、収納された商品20は、上記空気調節機により所定温度に維持され、上記空気清浄機により清浄な状態に維持される。なお、図1の例では、陳列部12に2種類の商品20a・20bが収納されている。
筐体10の両側面には、大型広告ボード13が設けられている。また、陳列部12の中央から2本の支柱14が上方に延びており、該支柱14の先端部には、小型広告ボード15が、横方向を法線として取り付けられている。
筐体10の上端開口部と、小型広告ボード15の下面とには、商品20を照明する照明部16が設けられている。照明部16には、LED(Light Emitting Diode)、蛍光灯などが利用される。
本実施形態では、筐体10の底部に、ワゴン100を自律走行させるための移動機構(走行機構)30が設けられている。また、2枚の大型広告ボード13には、大型(例えば46インチ)のディスプレイ(報知部)31が取り付けられている。また、小型広告ボード15の両面のそれぞれには、小型(例えば20インチ)のタッチパネル(報知部)32が、縦方向に2枚並べて取り付けられている。すなわち、小型広告ボード15には、4枚のタッチパネル32が取り付けられることになる。
さらに、小型広告ボード15の下面の適所には、スピーカ33が設けられている。また、2本の支柱14の間には、4方向を同時に撮影可能な4方向カメラ34が設けられている。この4方向カメラ34を利用することにより、ワゴン100の周囲を1回で撮影することができる。
移動機構30によりワゴン100を移動させることができる。また、ディスプレイ31およびタッチパネル32には、陳列部12に収納された商品20の広告(商品関連情報)が表示され、スピーカ33からは、当該商品20の広告が音声出力される。従って、買い物客は、移動しているワゴン100に注目して、ディスプレイ31およびタッチパネル32にて表示されたり、スピーカ33から音声出力されたりする上記商品20の広告を認識する可能性が高くなる。その結果、商品20の宣伝効果を向上させることができる。
また、ワゴン100は、自律走行を行うことにより、走行経路に障害物が存在しても、該障害物を回避して進むことができるので、所定の走行経路のみを移動する場合よりも確実に移動させることができる。その結果、上記商品20の宣伝効果を確実に向上させることができる。
なお、移動機構30の詳細については後述する。また、ディスプレイ31およびタッチパネル32には、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどのフラットパネルディスプレイを利用することが望ましい。また、ディスプレイ31の代わりにスクリーンを設置すると共に、筐体10の内部にプロジェクタを配備し、該プロジェクタからの光を上記スクリーンの背面に投影することにより、該スクリーンに画像を表示してもよい。また、2枚のディスプレイ31および4枚のタッチパネル32に表示する広告は、陳列部12に収納された商品20の広告であれば、同じでもよいし、異なってもよい。また、大型のディスプレイ31の表面には保護フィルムを設けることが望ましい。
また、本実施形態では、ワゴン100が自律走行することに伴う各種のデバイスが筐体10に設けられている。具体的には、筐体10の前面および背面のそれぞれには、インジケータ40およびバンパー41が設けられている。また、筐体10の4つのコーナ部17には、距離センサ、カメラなど、ワゴン100が自律走行するための各種センサが設けられている。
インジケータ40は、移動状態、右旋回状態、左旋回状態など、ワゴン100の走行に関する各種状態を示すものである。例えば、走行中であれば、前方のインジケータ40は水色に点滅し、後方のインジケータ40は橙色に点滅する。また、停止中であれば、インジケータ40は消灯する。バンパー41は、衝突時にワゴン100が破損することを防止するためのものである。なお、バンパー41には、外部の装置と通信するためのアンテナが内蔵されている。
なお、バンパー41の代わりに、小型のディスプレイを設けてもよい。この場合、該小型のディスプレイの表面には保護フィルムを設けることが望ましい。また、上記各種センサを、筐体10のコーナ部17に代えて、筐体10の前面および背面に設けてもよい。
(ワゴンの詳細)
図2は、本実施形態のワゴン100の概略構成を示す機能ブロック図である。図示のように、ワゴン100は、距離センサ(検出部)110、カメラ(検出部・撮影部)120、記憶部(記録部)130、制御部140、移動機構(走行機構)150、ディスプレイ(報知部)160、入力部170、および、スピーカ(報知部)180を備える。
図2は、本実施形態のワゴン100の概略構成を示す機能ブロック図である。図示のように、ワゴン100は、距離センサ(検出部)110、カメラ(検出部・撮影部)120、記憶部(記録部)130、制御部140、移動機構(走行機構)150、ディスプレイ(報知部)160、入力部170、および、スピーカ(報知部)180を備える。
距離センサ110は、ワゴン100のコーナ部17に配備され、ワゴン100からワゴン100の周辺の物体までの距離を測定するものである。距離センサ110は、測定した距離の情報を制御部140に送信する。本実施形態の距離センサ110は、赤外線投射方式の距離センサである。なお、距離センサ110として、他の公知の距離センサ、例えば赤外線以外のレーザ光または超音波などを用いた距離センサなどを用いてもよい。
カメラ120は、ワゴン100のコーナ部17に配備され、ワゴン100の周辺を撮影するものである。カメラ120は、該撮影により作成された撮影画像の情報を記憶部130および制御部140に送信する。なお、カメラ120としては、撮影画像をデジタルデータとして取得可能な任意の撮影装置を用いることができる。
記憶部130は、各種のデータおよびプログラムを記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクなどの記憶素子を備える構成である。制御部140は、ワゴン100内の各種構成を統括的に制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを備える構成である。記憶部130および制御部140には、ワゴン100に設けられたPCが利用される。なお、記憶部130および制御部140の詳細については後述する。
移動機構150は、ワゴン100を自律走行させるためのものであり、図1の移動機構30に対応する。移動機構150は、少なくとも1つのモータ151と、複数の車輪152とを備える。モータ151の回転および車輪152のステアリングは、制御部140により制御される。本実施形態では、移動機構150は、4つのモータ151と4つの車輪152とを備える。なお、モータ151および車輪152の数は4より多くても少なくてもよく、また、モータ151の数と車輪152の数とが一致していなくてもよい。
ディスプレイ160は、画像を表示出力するものであり、図1のディスプレイ31とタッチパネル32の表示部とに対応する。ディスプレイ160の表示出力は、制御部140により制御される。
入力部170は、入力デバイスをオペレータが操作することにより、該操作に基づく入力データを作成して制御部140に送信するものである。本実施形態では、入力部170は、広告すべき商品、すなわち陳列部12に収納された商品20を選択する場合などに利用される。入力部170は、図1のタッチパネル32のタッチセンサ部に対応する。なお、入力部170としては、キーボードなど、他の公知の入力デバイスを利用してもよい。
スピーカ180は、音声を出力するものであり、図1のスピーカ33に対応する。スピーカ180の音声出力は、制御部140により制御される。
本実施形態では、ワゴン100から所定の距離までの範囲内に位置し、かつ、陳列部12に陳列された商品20に視線を向けている買い物客を対象者として特定し、特定した対象者の属性を判定し、判定した属性に対応する、商品20の商品関連情報を選択して出力するものである。これにより、ワゴン100の周辺に位置する人に適した商品20の宣伝を行うことができるので、商品の宣伝効果をさらに向上させることができる。なお、対象者(人)属性の例としては、性別、年齢層(年代)、身長などが挙げられる。
(制御部および記憶部の詳細)
図2に示すように、記憶部130は、画像蓄積部131と、経路情報格納部132と、商品情報格納部133とを有する。なお、画像蓄積部131、経路情報格納部132、および商品情報格納部133は、全てまたは一部が同じ記憶媒体に含まれていてもよいし、それぞれが異なる記憶媒体に含まれていてもよい。
図2に示すように、記憶部130は、画像蓄積部131と、経路情報格納部132と、商品情報格納部133とを有する。なお、画像蓄積部131、経路情報格納部132、および商品情報格納部133は、全てまたは一部が同じ記憶媒体に含まれていてもよいし、それぞれが異なる記憶媒体に含まれていてもよい。
画像蓄積部131は、カメラ120により撮影された、ワゴンの周辺の撮影画像を記憶している。経路情報格納部132は、ワゴン100が走行する経路の情報を格納している。
商品情報格納部133は、陳列部12に陳列される商品20に関連する商品関連情報を格納している。この商品関連情報の例としては、当該商品20自身の情報、当該商品20を用いた料理のレシピ、当該商品20と併せて購入することが推奨される商品の情報、などが挙げられる。また、上記商品関連情報は、人の属性によって異なるものであってもよい。この場合、商品情報格納部133は、上記商品関連情報と上記属性の情報とが関連付けて記憶される。
図2に示すように、制御部140は、画像解析部141と、提供情報選択部142と、移動制御部143とを有する。
画像解析部141は、カメラ120により撮影され、画像蓄積部131に蓄積された撮影画像を解析するものである。画像解析部141は、解析結果を提供情報選択部142および移動制御部143に通知する。なお、画像解析部141の詳細については後述する。
提供情報選択部142は、画像解析部141からの解析結果に基づき、商品情報格納部133に格納された商品関連情報の中から、買い物客に提供すべきものを選択するものである。選択された商品関連情報は、ディスプレイ160を介して表示出力されたり、スピーカ180を介して音声出力されたりする。
移動制御部143は、通常時においては、ワゴン100が所定の領域を自律走行するように移動機構150を制御するものである。また、移動制御部143は、画像解析部141からの解析結果に基づき移動機構150を制御する。なお、移動制御部143における制御の詳細については後述する。
(画像解析部の詳細)
図2に示すように、画像解析部141は、対象者特定部141aと、属性判定部141bとを有する。
図2に示すように、画像解析部141は、対象者特定部141aと、属性判定部141bとを有する。
対象者特定部141aは、ワゴン100の周辺に位置する買い物客のうち、陳列部12に陳列された商品20の情報を報知する対象となる対象者を特定するものである。具体的には、対象者特定部141aは、距離センサ110により測定した周辺の物体までの距離と、カメラ120から直接的に、または画像蓄積部131を介して間接的に取得した周辺の撮影画像とに基づいて、上記対象者を特定する。対象者特定部141aは、特定した対象者を属性判定部141bに通知する。
属性判定部141bは、対象者特定部141aから通知された対象者の属性を判定する。属性判定部141bは、判定した属性に基づき、提供情報選択部142および移動制御部143に指示する。
(通常時におけるワゴン100の走行)
次に、上記構成のワゴン100の動作について説明する。本実施形態では、ワゴン100は、通常時においては、所定の領域を自律走行している。この時、移動制御部143は、経路情報格納部132に格納された経路情報に従って、モータ151の回転および車輪152のステアリングを制御する。また、移動制御部143は、距離センサ110およびカメラ120からの情報に基づき、進行方向に障害物が検出された場合には、当該障害物を回避して走行するように、モータ151の回転および車輪152のステアリングを制御する。モータ151の回転速度は、ワゴン100の走行速度が買い物客および他の設備の安全に配慮した速度(例えば7cm/s)になるように制御されることが望ましい。
次に、上記構成のワゴン100の動作について説明する。本実施形態では、ワゴン100は、通常時においては、所定の領域を自律走行している。この時、移動制御部143は、経路情報格納部132に格納された経路情報に従って、モータ151の回転および車輪152のステアリングを制御する。また、移動制御部143は、距離センサ110およびカメラ120からの情報に基づき、進行方向に障害物が検出された場合には、当該障害物を回避して走行するように、モータ151の回転および車輪152のステアリングを制御する。モータ151の回転速度は、ワゴン100の走行速度が買い物客および他の設備の安全に配慮した速度(例えば7cm/s)になるように制御されることが望ましい。
本実施形態では、対象者特定部141aが、ワゴン100から所定の距離(例えば2m)の範囲内に買い物客を検出した場合、移動制御部143は、モータ151の回転を減速または停止させ、ワゴン100を減速または停止させる。これにより、ワゴン100の周辺に位置する人は、ワゴン100に陳列された商品20を容易に取り出すことができる。
なお、上記の場合、移動制御部143は、モータ151の回転を停止させ、ワゴン100を停止させることが望ましい。これにより、ワゴン100が買い物客などに衝突することを防止し、安全性を向上させることができる。
(対象者を特定する処理)
図3は、対象者特定部141aが対象者を特定する処理を示すフローチャートである。図示のように、まず、距離センサ110が、ワゴン100の周辺に存在する物体までの距離を測定する(S101)と共に、カメラ120が、周辺の撮影画像を取得する(S102)。なお、ステップS101およびステップS102は、同時に実行してもよいし、任意の順番で実行してもよい。
図3は、対象者特定部141aが対象者を特定する処理を示すフローチャートである。図示のように、まず、距離センサ110が、ワゴン100の周辺に存在する物体までの距離を測定する(S101)と共に、カメラ120が、周辺の撮影画像を取得する(S102)。なお、ステップS101およびステップS102は、同時に実行してもよいし、任意の順番で実行してもよい。
次に、対象者特定部141aが、カメラ120により取得された撮影画像中に買い物客(人)の画像が含まれているかを判定する(S103)。この判定は、公知の顔検出処理を利用することにより実現できる。買い物客の画像が含まれていない場合、ステップS101に戻って上記動作を繰り返す。
一方、買い物客の画像が含まれている場合、対象者特定部141aは、ワゴン100から上記買い物客までの距離を取得する(S104)。これは、上記撮影画像における買い物客の画像の位置と、距離センサ110が測定した物体の方向とを用いて、当該買い物客に対応する当該物体を特定し、特定した物体までの距離を当該買い物客までの距離として取得することにより実現できる。
続いて、対象者特定部141aは、取得した買い物客までの距離が、所定の距離より近いかを判定する(S105)。当該距離が所定の距離以上である場合、ステップS101に戻って上記動作を繰り返す。一方、当該距離が所定の距離より近い場合、当該買い物客を対象者として特定し、属性判定部141bに通知する(S106)。その後、上記処理を終了する。
なお、ステップS105における所定の距離は、入力部170などにより任意に設定可能であり、例えば5mに設定してよい。
(商品の情報を報知する処理)
図4は、商品20の情報を報知する処理を示すフローチャートである。図示のように、まず、対象者特定部141aは、図3に示す処理を行って、対象者を特定する(S201)。
図4は、商品20の情報を報知する処理を示すフローチャートである。図示のように、まず、対象者特定部141aは、図3に示す処理を行って、対象者を特定する(S201)。
次に、対象者特定部141aは、上記対象者の視線を検出する(S202)。これは、上記撮影画像から上記対象者の顔の向き、目における瞳の位置などを検出することにより実現できる。続いて、対象者特定部141aは、検出した対象者の視線が、陳列部12に陳列された商品20の方を向いているかを判定する(S203)。当該視線が当該商品20の方を向いていない場合、当該対象者は、商品20の情報を報知すべき者ではないとして、上記処理を終了する。なお、ステップS202・S203は省略してもよい。
一方、当該視線が当該商品20の方を向いている場合、属性判定部141bが、当該対象者の属性を判定する(S204)。これは、上記対象者の顔画像から公知の手法によって実現できる。
次に、提供情報選択部142は、商品情報格納部133に格納されている商品関連情報の中から、属性判定部141bが判定した対象者の属性に対応した商品関連情報を選択し(S205)、選択した商品関連情報をディスプレイ160およびスピーカ180を介して出力する(S206)。その後、上記処理を終了する。
(変形例1−1)
なお、本実施形態では、上記対象者に該当する買い物客が1人である場合を想定しているが、複数人である場合もあり得る。この場合、対象者特定部141aは、該当する複数の買い物客のうち、ワゴン100に最も近い買い物客を上記対象者として特定し、特定した対象者の属性を属性判定部141bが判定してもよい。或いは、対象者特定部141aは、該当する複数の買い物客を上記対象者として特定し、特定した複数の対象者の属性を属性判定部141bが判定し、判定した複数の属性のうち、最も多い属性に対応した商品関連情報を、提供情報選択部142が選択してディスプレイ160およびスピーカ180を介して出力してもよい。
なお、本実施形態では、上記対象者に該当する買い物客が1人である場合を想定しているが、複数人である場合もあり得る。この場合、対象者特定部141aは、該当する複数の買い物客のうち、ワゴン100に最も近い買い物客を上記対象者として特定し、特定した対象者の属性を属性判定部141bが判定してもよい。或いは、対象者特定部141aは、該当する複数の買い物客を上記対象者として特定し、特定した複数の対象者の属性を属性判定部141bが判定し、判定した複数の属性のうち、最も多い属性に対応した商品関連情報を、提供情報選択部142が選択してディスプレイ160およびスピーカ180を介して出力してもよい。
(変形例1−2)
また、本実施形態では、ワゴン100から所定の距離の範囲内に買い物客が存在する場合、ワゴン100を減速または停止させているが、上記対象者の属性が、商品20に対応する属性と一致する場合に、当該対象者にワゴン100を接近させてもよい。
また、本実施形態では、ワゴン100から所定の距離の範囲内に買い物客が存在する場合、ワゴン100を減速または停止させているが、上記対象者の属性が、商品20に対応する属性と一致する場合に、当該対象者にワゴン100を接近させてもよい。
図5は、ワゴン100を上記対象者に接近させる処理を示すフローチャートである。なお、本変形例では、商品情報格納部133は、商品20に対応する属性の情報を格納している。例えば、陳列部12に子供向けの菓子が商品20として陳列されている場合、商品に対応する属性は、性別は男女いずれでもよく、年代は5〜10歳であると設定することができる。
図5に示すように、まず、対象者特定部141aは、図3に示す処理を行うことにより、対象者を特定する(S301)。次に、属性判定部141bが対象者の属性を判定する(S302)。
次に、属性判定部141bは、判定した対象者の属性が、陳列部12に陳列された商品20に対応しているかを、商品情報格納部133の属性の情報を参照して判定する(S303)。上記対象者の属性が商品20に対応していない場合、上記処理を終了する。
一方、上記対象者の属性が商品20に対応している場合、移動制御部143は、ワゴン100が上記対象者に接近するように、移動機構150を制御する(S304)。その後、上記処理を終了する。
なお、上記対象者に該当する買い物客が複数人である場合、対象者特定部141aは、該当する複数の買い物客を上記対象者として特定し、特定した複数の上記対象者について、ワゴン100からの距離が近い順に、図5に示す処理を行い、属性が商品20に対応する上記対象者が見つかるまで繰り返してもよい。
(付記事項)
なお、本実施形態では、ワゴン100には、ディスプレイ160およびスピーカ180の両方が設けられているが、何れか一方のみが設けられていてもよい。この場合でも、商品20の広告を出力できるので、本願発明の効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、ワゴン100には、ディスプレイ160およびスピーカ180の両方が設けられているが、何れか一方のみが設けられていてもよい。この場合でも、商品20の広告を出力できるので、本願発明の効果を奏することができる。
〔実施形態2〕
本発明の別の実施形態について、図6・図7を参照して説明する。本実施形態では、陳列部12に陳列された複数種類の商品20のうち、上記対象者の視線が向けられた商品20の商品関連情報を報知している。これにより、複数種類の商品20のうち、上記対象者が興味を有する商品20の商品関連情報が報知されるので、適切な商品関連情報が報知されることができる。
本発明の別の実施形態について、図6・図7を参照して説明する。本実施形態では、陳列部12に陳列された複数種類の商品20のうち、上記対象者の視線が向けられた商品20の商品関連情報を報知している。これにより、複数種類の商品20のうち、上記対象者が興味を有する商品20の商品関連情報が報知されるので、適切な商品関連情報が報知されることができる。
図6は、本実施形態のワゴン100の概略構成を示す機能ブロック図である。図6に示すワゴン100は、図2に示すワゴン100に比べて、属性判定部141bの代わりに商品特定部141cが設けられている点が異なり、その他の構成は同様である。
商品特定部141cは、対象者特定部141aが特定した対象者の視線が向けられた商品20を特定するものである。商品特定部141cは、特定した商品20に基づき、提供情報選択部142に指示する。
図7は、上記構成のワゴン100において、商品20の情報を報知する処理を示すフローチャートである。図示のように、まず、対象者特定部141aは、図4に示すステップS201〜S203と同様に、対象者を特定し(S401)、特定した対象者の視線を検出し(S402)、検出した対象者の視線が、陳列部12に陳列された商品20の方を向いているかを判定する(S403)。当該視線が当該商品20の方を向いていない場合、当該対象者は、商品20の情報を報知すべき者ではないとして、上記処理を終了する。
一方、当該視線が当該商品20の方を向いている場合、商品特定部141cは、当該視線が陳列部12の何れの種類の商品20に向いているかを特定する(S404)。
次に、提供情報選択部142は、商品情報格納部133に格納されている商品関連情報の中から、商品特定部141cが特定した商品20の商品関連情報を選択し(S405)、選択した商品関連情報をディスプレイ160およびスピーカ180を介して出力する(S406)。その後、上記処理を終了する。
〔実施形態3〕
本発明のさらに別の実施形態について、図8・図9を参照して説明する。本実施形態では、ワゴン100に陳列された商品20に興味を示して取得した買い物客の属性の情報を第1顧客情報として蓄積する一方、商品20に興味を示したが取得しなかった買い物客の属性の情報を第2顧客情報として蓄積している。
本発明のさらに別の実施形態について、図8・図9を参照して説明する。本実施形態では、ワゴン100に陳列された商品20に興味を示して取得した買い物客の属性の情報を第1顧客情報として蓄積する一方、商品20に興味を示したが取得しなかった買い物客の属性の情報を第2顧客情報として蓄積している。
具体的には、ワゴン100に接近し、ワゴン100に陳列された商品20を取得して、ワゴン100から離れた買い物客を特定し、特定した買い物客の属性の情報を第1顧客情報として蓄積している。また、当該商品20を取得したが戻した買い物客と、当該商品20に視線が所定の時間以上向いていたが当該商品20を取得しなかった買い物客とを特定し、特定した買い物客の属性の情報を第2顧客情報として蓄積している。
これにより、商品20に関する有用な顧客情報を収集することができる。特に、第2顧客情報は、商品20が購入されないので、従来は不明であった。従って、本実施形態では、第2顧客情報を取得できるので、従来よりも優れたマーケティング支援を行うことができる。
なお、商品20を取得したか否かは、上記撮影画像から買い物客が所持する商品20を検出することにより実現できる。なお、ワゴン100に接近中の買い物客が既に所持している商品20を上記撮影画像から検出すると共に、ワゴン100から離間中の買い物客が所持している商品20を上記撮影画像から検出し、接近中の商品20の数よりも離間中の商品20の数の方が多い場合に、商品20を取得したとみなすことが望ましい。また、陳列部12に陳列された商品20を撮影するカメラを小型広告ボード15の底面に設け、当該カメラが撮影した撮影画像を利用して、買い物客が商品20を取得したか否かを検出してもよい。
図8は、本実施形態のワゴン100の概略構成を示す機能ブロック図である。図8に示すワゴン100は、図2に示すワゴン100に比べて、記憶部130に顧客情報蓄積部134が追加されている点と、属性判定部141bの代わりに属性判定部141dが設けられている点とが異なり、その他の構成は同様である。
顧客情報蓄積部134は、第1顧客情報および第2顧客情報を蓄積している。
属性判定部141dは、図2に示す属性判定部141bの機能に下記の機能が追加されている。すなわち、属性判定部141dは、商品20を取得して離れた対象者の属性を判定し、判定した属性の情報を第1顧客情報として顧客情報蓄積部134に蓄積する。また、属性判定部141dは、商品20を取得して戻した対象者と、視線を商品20の方に所定時間以上向いていたが、商品20を取得しなかった対象者との属性を判定し、判定した属性の情報を第2顧客情報として顧客情報蓄積部134に蓄積する。
図9は、上記構成のワゴン100において、第1顧客情報および第2顧客情報を蓄積する処理を示すフローチャートである。図示のように、まず、対象者特定部141aは、図4に示すステップS201〜S203と同様に、対象者を特定し(S501)、特定した対象者の視線を検出し(S502)、検出した対象者の視線が、陳列部12に陳列された商品20の方を向いているかを判定する(S503)。当該視線が当該商品20の方を向いていない場合、当該対象者は、第1顧客情報および第2顧客情報を蓄積すべき者ではないとして、上記処理を終了する。
一方、当該視線が当該商品20の方を向いている場合、属性判定部141dは、当該対象者が商品20に視線を向けている時間の測定を開始し(S504)、当該対象者の属性を判定する(S505)。次に、当該対象者がワゴン100から所定の距離までの範囲から離れると(S506)、属性判定部141dは、上記時間の測定を終了する(S507)。
次に、属性判定部141dは、当該対象者が商品20を取得して離れた場合(S508にてYES)、当該対象者の属性の情報を第1顧客情報として顧客情報蓄積部134に記録する一方(S509)、当該対象者が商品20を取得したが戻した場合(S508にてNOかつS510にてYES)、或いは、当該対象者が商品20に視線を所定時間以上向けていたが、商品20を取得しなかった場合(S508にてNO、S510にてNO、かつS511にてYES)、当該対象者の属性の情報を第2顧客情報として顧客情報蓄積部134に記録する(S512)。一方、その他の場合(S511にてNO)、属性判定部141dは、当該対象者が商品20に興味を示さなかったとして、当該対象者の属性の情報を顧客情報蓄積部134には記録しない。その後、上記処理を終了する。
〔付記事項〕
なお、上記実施形態のワゴン100は、陳列部12に陳列された商品20を検出しているが、買い物客が所持している他の商品、周辺に位置する陳列棚に陳列された商品を検出してもよい。この場合、陳列部12に陳列された商品20と新たに検出された商品とを組み合わせた商品関連情報を出力することができる。例えば、陳列部12には豚肉が商品20として陳列される一方、周辺に位置する陳列棚に陳列された回鍋肉の素を検出した場合、上記豚肉を利用した回鍋肉のレシピを表示すると共に、上記回鍋肉の素を表示することができる。
なお、上記実施形態のワゴン100は、陳列部12に陳列された商品20を検出しているが、買い物客が所持している他の商品、周辺に位置する陳列棚に陳列された商品を検出してもよい。この場合、陳列部12に陳列された商品20と新たに検出された商品とを組み合わせた商品関連情報を出力することができる。例えば、陳列部12には豚肉が商品20として陳列される一方、周辺に位置する陳列棚に陳列された回鍋肉の素を検出した場合、上記豚肉を利用した回鍋肉のレシピを表示すると共に、上記回鍋肉の素を表示することができる。
なお、買い物客が所持している商品の判別および分類は、下記のように行うことができる。すなわち、野菜、果物など、包装されていない商品は、上記撮影画像から検出して判別し分類することができる。一方、包装された商品は、包装部分に記載された文字を認識することにより、当該商品名を判別し分類することができる。なお、このとき、説明文などの詳細な文字情報を除外するため、認識すべき文字のサイズの下限を規定することが望ましい。また、上記商品名および上記分類を対応付けて予め記憶部130に記憶することが望ましい。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図10を参照して説明する。本実施形態では、図2に示す画像解析部141が、外部のサーバ101に設けられている。
本発明の他の実施形態について、図10を参照して説明する。本実施形態では、図2に示す画像解析部141が、外部のサーバ101に設けられている。
図10は、本実施形態のワゴン100の概略構成を示す機能ブロック図である。図10に示すワゴン100は、図2に示すワゴン100に比べて、画像解析部141が省略されている点と、通信部190が新たに追加されている点とが異なり、その他の構成は同様である。
通信部190は、サーバ101と通信ネットワーク102を介して通信可能に接続するものである。具体的には、通信部190は、距離センサ110により測定した周辺の物体までの距離と、カメラ120から直接的に、または画像蓄積部131を介して間接的に取得した周辺の撮影画像とを、通信ネットワーク102を介してサーバ101に送信する。また、通信部190は、サーバ101による画像解析の結果を、サーバ101から通信ネットワーク102を介して受信し、制御部140に送出する。
このように、制御部140の一部の構成を外部の装置に設けることもできる。
〔実施例1〕
図11は、図1に示すワゴン100の使用例を示す図である。図示の例では、食品売り場にて複数のワゴン100が連動して走行している。これは、ワゴン100どうしが、バンパー41内のアンテナを介して通信することにより実現してもよい。或いは、前を進行するワゴン100の後面に或るマークを設け、後ろを進行するワゴン100は、が当該マークを追跡するように走行することにより実現してもよい。
図11は、図1に示すワゴン100の使用例を示す図である。図示の例では、食品売り場にて複数のワゴン100が連動して走行している。これは、ワゴン100どうしが、バンパー41内のアンテナを介して通信することにより実現してもよい。或いは、前を進行するワゴン100の後面に或るマークを設け、後ろを進行するワゴン100は、が当該マークを追跡するように走行することにより実現してもよい。
〔実施例2〕
図12は、図1に示すワゴン100とは別のワゴンの使用例を示す図である。図示のワゴン(陳列装置)200は、主に、ショッピングモール内の通路に配備され、1または複数種類の衣料品(商品)を見本として陳列するショーケースである。
図12は、図1に示すワゴン100とは別のワゴンの使用例を示す図である。図示のワゴン(陳列装置)200は、主に、ショッピングモール内の通路に配備され、1または複数種類の衣料品(商品)を見本として陳列するショーケースである。
図12に示すように、ワゴン200には、縦長板状の陳列台201が配備されている。陳列台201の両端部には、衣料品203を装着したマネキン202が配備され、陳列台201の両側部には、各種の衣料品203が装飾展示されている。
陳列台201の中央部からは、板状の支持部材204が上方に突設されている。支持部材204の上端部には、マネキン202および衣料品203を照明する縦長板状の照明部材205が配備されている。照明部材205の底面には、LED、蛍光灯などの照明デバイス206が設けられている。
本実施例では、陳列台201の下部に、ワゴン200を自律走行させるための移動機構(走行機構)207が設けられている。また、支持部材204の上部両側のそれぞれには、大型(例えば42インチ)のディスプレイ(報知部)208が2枚縦方向に並べて設置されている。すなわち、支持部材204には4枚の大型ディスプレイ208が取り付けられることになる。
ディスプレイ208と照明部材205との間の適所には、スピーカ(報知部)209が設けられており、さらに、距離センサ、カメラなど、ワゴン200が自律走行するための各種センサ210が設けられている。また、照明部材205の周面には、ワゴン200の走行に関する各種状態を示すインジケータ211が設けられている。
本実施例では、1枚の画像を2枚のディスプレイ208で表示している。ディスプレイ208には、衣料品203の広告が表示され、その両側部には、衣料品203を通信販売するサイトへのリンク先を示す2次元バーコード(商品関連情報)220が表示されている。これにより、買い物客は、ワゴン200に設けられた衣料品203を手に取って確かめることができる。また、スマートフォンなどのカメラ付き携帯端末にて上記2次元バーコード220を読み取り、読み取った2次元バーコード220が示すリンク先にアクセスすることにより、ワゴン200に設けられた衣料品203を通信販売にて購入することができる。
なお、ディスプレイ208の代わりに、衣料品203の広告と2次元バーコード220とを含むポスターを支持部材204に貼付してもよい。
〔実施例3〕
図13は、図1に示すワゴン100とは別のワゴンの使用例を示す図である。図示のワゴン(陳列装置)300は、主に、飲食店内の通路に配備され、1または複数種類の食品(商品)を陳列するショーケースである。
図13は、図1に示すワゴン100とは別のワゴンの使用例を示す図である。図示のワゴン(陳列装置)300は、主に、飲食店内の通路に配備され、1または複数種類の食品(商品)を陳列するショーケースである。
図13に示すように、ワゴン300には、縦長の下部筐体301が配備されている。下部筐体301には、図示しないが、バッテリ、無停電電源装置、空気調節機、PCなどが設けられている。
下部筐体301の上面は、各種の食品302(図示の例ではケーキ)を陳列するための陳列台303が設けられている。
下部筐体301の中央部からは、筒状の支持部材304が上方に突設されている。支持部材304の中央部では、各種の食品302を陳列するための陳列板305が貫通して設置されている。
支持部材304の上端部には、縦長の上部筐体306が配備されている。上部筐体306の下面の周縁部には、放出口307が形成されており、放出口307の付近に空気清浄機(図示せず)が設けられている。また、下部筐体301の上面の周縁部には、吸気口308が形成されている。
上記空気調節機にて冷却された冷気は、支持部材304および上部筐体306を通り、上記空気清浄機により浄化された後、放出口307から放出される。放出された冷気は、陳列板305および下部筐体301を通った後、吸気口308から排出される。排出された空気は、上記空気調整機により再び冷却される。これにより、上部筐体306と下部筐体301との間に冷気のカーテンが形成されることになり、陳列された食品302は冷蔵されることになる。
また、上部筐体306の下面の適所には、食品302を照明する照明部309が設けられている。照明部309には、LED、蛍光灯などが利用される。
本実施例では、下部筐体301の下部に、ワゴン300を自律走行させるための移動機構(走行機構)310が設けられている。
また、上部筐体306の適所には、スピーカ(報知部)311が設けられており、さらに、距離センサ、カメラなど、ワゴン300が自律走行するための各種センサ312が設けられている。また、上部筐体306の周面には、ワゴン300の走行に関する各種状態を示すインジケータ313が設けられている。本実施例では、食品302の広告がスピーカ311から音声出力されることになる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
ワゴン100の制御ブロック(特に制御部140)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
ワゴン100の制御ブロック(特に制御部140)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、ワゴン100は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る陳列装置は、商品(商品20・衣料品203・食品302)を陳列するための陳列装置(ワゴン100・200・300)であって、自装置を自律走行させるための走行機構(移動機構30・150・207・310)と、前記商品に関連した情報である商品関連情報を報知する報知部(ディスプレイ31・160・208、タッチパネル32、スピーカ33・180・209・311)と、を備えている。
本発明の態様1に係る陳列装置は、商品(商品20・衣料品203・食品302)を陳列するための陳列装置(ワゴン100・200・300)であって、自装置を自律走行させるための走行機構(移動機構30・150・207・310)と、前記商品に関連した情報である商品関連情報を報知する報知部(ディスプレイ31・160・208、タッチパネル32、スピーカ33・180・209・311)と、を備えている。
一般に、人は、静止している物体よりも移動している物体に注目する傾向にある。従って、人は、移動している陳列装置に注目して、報知部にて報知される商品関連情報を認識する可能性が高くなる。その結果、商品の宣伝効果を向上させることができる。また、上記陳列装置は、自律走行を行うことにより、走行経路に障害物が存在しても、該障害物を回避して進むことができるので、所定の経路のみを移動する場合よりも確実に移動することができる。その結果、上記商品の宣伝効果を確実に向上させることができる。
なお、上記報知部としては、例えば、情報を画像出力する表示デバイス、情報を音声出力するスピーカ、情報が掲示されたポスター、情報のリンク先を示す2次元バーコードなどを利用することができる。また、商品関連情報としては、例えば、上記商品の内容を示す情報、上記商品の販売を促進するための情報、上記商品を購入するためのサイトの情報、などが挙げられる。
本発明の態様2に係る陳列装置は、上記態様1において、自装置の周辺に位置する人を検出する検出部(距離センサ110、カメラ120)をさらに備えており、該検出部が人を検出した場合、前記走行機構は、減速または停止してもよい。この場合、上記陳列装置の周辺に位置する人は、上記陳列装置に陳列された商品を容易に取り出すことができる。
本発明の態様3に係る陳列装置は、上記態様1において、自装置の周辺に位置する人を検出する検出部をさらに備えており、該検出部が人を検出した場合、前記走行機構は、検出した人に近づくように移動してもよい。この場合、上記人は、上記陳列装置が近付いてくるので、当該陳列装置にさらに注目することになり、上記報知部にて報知される商品関連情報を認識する可能性がさらに高くなる。その結果、商品の宣伝効果をさらに向上することができる。
本発明の態様4に係る陳列装置は、上記態様1〜3において、自装置の周辺を撮影する撮影部(カメラ120)をさらに備えており、前記報知部は、前記撮影部が撮影した撮影画像に画像として含まれる人の属性に応じた前記商品関連情報を報知してもよい。この場合、上記陳列装置の周辺に位置する人に適した上記商品の宣伝を行うことができるので、商品の宣伝効果をさらに向上させることができる。なお、人の属性の例としては、性別、年齢層、身長などが挙げられる。
ところで、自装置に最も近い人は、上記陳列装置に陳列された商品に最も興味があると考えられる。そこで、本発明の態様5に係る陳列装置は、上記態様4において、前記撮影画像に複数の人の画像が含まれている場合、前記報知部は、自装置に最も近い人の属性に応じた前記商品関連情報を報知してもよい。この場合、上記商品を効果的に宣伝することができる。
本発明の態様6に係る陳列装置は、上記態様4において、前記撮影画像に複数の人の画像が含まれている場合、前記報知部は、前記複数の人の属性のうち、最も多い属性に応じた前記商品関連情報を報知してもよい。この場合、最も多い属性の人に適した上記商品の宣伝を行うことができるので、商品の宣伝効果をさらに向上させることができる。
ところで、自装置に視線を向けていない人は、上記陳列装置に陳列された商品に興味が無いと考えられる。そこで、本発明の態様7に係る陳列装置は、上記態様4〜6において、前記撮影画像に複数の人の画像が含まれている場合、前記報知部は、前記複数の人の中から、自装置に視線を向けていない人を、報知の対象から除外してもよい。この場合、上記商品に興味が無い人に応じた上記商品関連情報を報知することを回避できるので、上記商品を効果的に宣伝することができる。
本発明の態様8に係る陳列装置は、上記態様4〜7において、前記報知部は、陳列された商品のうち、前記撮影画像に画像として含まれる人の視線が向けられた商品の前記商品関連情報を報知してもよい。これは、複数種類の商品が上記陳列装置に陳列されている場合に好適である。
本発明の態様9に係る陳列装置は、上記態様1〜8において、陳列された商品に対して、所定の動作を行った人の属性を示す属性の情報を記録する記録部をさらに備えてもよい。この場合、上記所定の動作から、陳列された商品に対する興味の有無、該商品の取得の有無などを判定することができる。すなわち、上記記録部に記録される属性の情報は、上記商品に対する顧客情報として有用である。
本発明の態様10に係る陳列装置の制御方法は、商品を陳列するための陳列装置の制御方法であって、自装置を自律走行するように走行機構に指示するステップと、前記商品に関連した情報である商品関連情報を報知するように報知部に指示するステップと、を含んでいる。
上記の方法によると、上記態様1と同様の効果を奏することができる。
本発明の各態様に係る陳列装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記陳列装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記陳列装置をコンピュータにて実現させる陳列装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、陳列装置が走行すると共に、陳列装置に陳列された商品の商品関連情報を報知することにより、商品の宣伝効果を向上できるので、走行するスペースを有する任意の場所に、本発明の陳列装置を配備することができる。
10 筐体
12 陳列部
13・15 広告ボード
14 支柱
16・309 照明部
17 コーナ部
20 商品
30・150・207・310 移動機構(走行機構)
31・160・208 ディスプレイ(報知部)
32 タッチパネル(報知部)
33・180・209・311 スピーカ(報知部)
40・211・313 インジケータ
41 バンパー
100・200・300 ワゴン(陳列装置)
101 サーバ
102 通信ネットワーク
110 距離センサ(検出部)
120 カメラ(検出部・撮影部)
130 記憶部(記録部)
131 画像蓄積部
132 経路情報格納部
133 商品情報格納部
134 顧客情報蓄積部
140 制御部
141 画像解析部
141a 対象者特定部
141b・d 属性判定部
141c 商品特定部
142 提供情報選択部
143 移動制御部
151 モータ
152 車輪
170 入力部
190 通信部
201・303 陳列台
203 衣料品
204・304 支持部材
205 照明部材
206 照明デバイス
210・312 各種センサ
220 2次元バーコード
301 下部筐体
302 食品
305 陳列板
306 上部筐体
12 陳列部
13・15 広告ボード
14 支柱
16・309 照明部
17 コーナ部
20 商品
30・150・207・310 移動機構(走行機構)
31・160・208 ディスプレイ(報知部)
32 タッチパネル(報知部)
33・180・209・311 スピーカ(報知部)
40・211・313 インジケータ
41 バンパー
100・200・300 ワゴン(陳列装置)
101 サーバ
102 通信ネットワーク
110 距離センサ(検出部)
120 カメラ(検出部・撮影部)
130 記憶部(記録部)
131 画像蓄積部
132 経路情報格納部
133 商品情報格納部
134 顧客情報蓄積部
140 制御部
141 画像解析部
141a 対象者特定部
141b・d 属性判定部
141c 商品特定部
142 提供情報選択部
143 移動制御部
151 モータ
152 車輪
170 入力部
190 通信部
201・303 陳列台
203 衣料品
204・304 支持部材
205 照明部材
206 照明デバイス
210・312 各種センサ
220 2次元バーコード
301 下部筐体
302 食品
305 陳列板
306 上部筐体
Claims (5)
- 商品を陳列するための陳列装置であって、
自装置を自律走行させるための走行機構と、
前記商品に関連した情報である商品関連情報を報知する報知部と、を備えることを特徴とする陳列装置。 - 自装置の周辺に位置する人を検出する検出部をさらに備えており、
該検出部が人を検出した場合、前記走行機構は、検出した人に近づくように移動することを特徴とする請求項1に記載の陳列装置。 - 自装置の周辺を撮影する撮影部をさらに備えており、
前記報知部は、前記撮影部が撮影した撮影画像に画像として含まれる人の属性に応じた前記商品関連情報を報知することを特徴とする請求項1または2に記載の陳列装置。 - 前記報知部は、陳列された商品のうち、前記撮影画像に画像として含まれる人の視線が向けられた商品の前記商品関連情報を報知することを特徴とする請求項3に記載の陳列装置。
- 陳列された商品に対して、所定の動作を行った人の属性の情報を記録する記録部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の陳列装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021033636A (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-01 | 日本電気株式会社 | 什器制御サーバ、方法、システムおよびプログラム、ならびに可動什器 |
-
2015
- 2015-03-18 JP JP2015055362A patent/JP2016174644A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021033636A (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-01 | 日本電気株式会社 | 什器制御サーバ、方法、システムおよびプログラム、ならびに可動什器 |
JP7347000B2 (ja) | 2019-08-23 | 2023-09-20 | 日本電気株式会社 | 什器制御サーバ、方法、システムおよびプログラム、ならびに可動什器 |
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