JP2016170643A - 情報管理方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイムスタンプのハッシュ値を信頼ある機関に保存しておくと共に、タイムスタンプの対象となった原本ファイルと、それにより生成されたハッシュ値との関連付けを明確にする。【解決手段】ユーザから要求された対象データに基づいてハッシュ値を含むタイムスタンプデータを発行するタイムスタンプサーバ1と、発行されたタイムスタンプデータのハッシュ値に対して一意の保管IDを発行し、この保管IDとハッシュ値とを保管する保管サーバ3と接続可能に構成された装置である。対象データに対して、タイムスタンプサーバ1により発行されたタイムスタンプデータのうち、ハッシュ値を保管サーバ3に送信して保管要求を行う保管要求手段と、保管要求に対して、保管サーバ3が発行した保管IDを受信して、保管IDに関連付けて対象データを記憶するデータ記憶手段21を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、情報管理方法に関する技術であり、特にタイムスタンプの管理に好適なものである。
従来から電子ファイルに対してタイムスタンプを押すことが行われている。
このタイムスタンプは、主として、タイムスタンプの押印対象となるファイル(原本ファイル)に基づいて、ハッシュアルゴリズムにより計算したハッシュ値を計算し、このハッシュ値と必要に応じてTSA証明書(タイムスタンプ発行局の証明書)を添付するなどして「タイムスタンプ値」が構成されている。
そして、タイムスタンプ押印後、原本ファイルが改ざんされていないことの保証は、上述のハッシュ値により担保される。すなわち、タイムスタンプ発行時点でのハッシュ値と、検証時に再度原本ファイルから生成したハッシュ値を比較することで、このハッシュ値が変わっていなければ、原本ファイルの内容も変わっていないことが担保される仕組みとなっていた。
このような従来のタイムスタンプの技術としては、特許文献1記載のものなどがあり、従来技術記載の技術内容は本明細書の一部となる。
このタイムスタンプは、主として、タイムスタンプの押印対象となるファイル(原本ファイル)に基づいて、ハッシュアルゴリズムにより計算したハッシュ値を計算し、このハッシュ値と必要に応じてTSA証明書(タイムスタンプ発行局の証明書)を添付するなどして「タイムスタンプ値」が構成されている。
そして、タイムスタンプ押印後、原本ファイルが改ざんされていないことの保証は、上述のハッシュ値により担保される。すなわち、タイムスタンプ発行時点でのハッシュ値と、検証時に再度原本ファイルから生成したハッシュ値を比較することで、このハッシュ値が変わっていなければ、原本ファイルの内容も変わっていないことが担保される仕組みとなっていた。
このような従来のタイムスタンプの技術としては、特許文献1記載のものなどがあり、従来技術記載の技術内容は本明細書の一部となる。
上記従来のタイムスタンプシステムでは、原本ファイルが改竄されていないこと(原本性)を担保するものはハッシュ値であるが、このハッシュ値をなくしてしまった場合には、原本性の検証ができなくなってしまうという問題があった。
また、ハッシュ値を別のサーバ等にバックアップしておくことも考えられるが、その場合原本ファイルと当該ハッシュ値との関連付けは、これらのデータを管理しているデータベースの信頼性によることになり、非常に不安定なものとなってしまうという問題があった。
また、ハッシュ値を別のサーバ等にバックアップしておくことも考えられるが、その場合原本ファイルと当該ハッシュ値との関連付けは、これらのデータを管理しているデータベースの信頼性によることになり、非常に不安定なものとなってしまうという問題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、タイムスタンプのハッシュ値を信頼ある機関に保存しておくと共に、タイムスタンプの対象となった原本ファイルと、それにより生成されたハッシュ値との関連付けを明確にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係る情報処理方法は、ユーザからの要求だれた対象データに基づいてハッシュ値を含むタイムスタンプデータを発行するタイムスタンプ装置と、当該発行されたタイムスタンプデータのハッシュ値に対して一意の保管IDを発行し、この保管IDとハッシュ値とを保管する保管装置と接続可能に構成された情報処理装置により行われる方法であって、上記情報処理装置が、上記対象データに対して、上記タイムスタンプ装置により発行されたタイムスタンプデータのうち、当該ハッシュ値を上記保管装置に送信して保管要求を行う処理と、上記保管要求に対して、上記保管装置が発行した保管IDを受信して、上記保管IDに関連付けて上記対象データをデータ記憶手段に記憶する処理と、を有することを特徴とする。
上記タイムスタンプ装置に対して、対象データに対するタイムスタンプの発行を要求する処理をさら行うようにしてもよい。
上記タイムスタンプ発行装置により、タイムスタンプを発行する際に当該タイムスタンプを識別するタイムスタンプIDがさらに発行され、このタイムスタンプIDを上記保管装置にあわせて送信する処理と、上記データ記憶手段に対して、上記タイムスタンプIDを上記保管IDに関連付けてさらに記憶するようにしてもよい。
上記対象データを特定する情報(ファイル名)を本文に記載し、上記対象データを添付して、署名欄に上記取得したタイムスタンプデータを格納した中間PDFファイルを生成する処理と、上記保管要求手段は、上記取得した保管IDを本文に記載し、上記中間PDFファイルを添付して書名欄に上記中間PDFファイルに基づいて上記タイムスタンプ装置により生成されたタイムスタンプデータを格納した包袋PDFファイルを生成する処理とをさらに有してもよい。
本発明の一の観点にかかる情報処理装置は、ユーザからの要求だれた対象データに基づいてハッシュ値を含むタイムスタンプデータを発行するタイムスタンプ装置と、当該発行されたタイムスタンプデータのハッシュ値に対して一意の保管IDを発行し、この保管IDとハッシュ値とを保管する保管装置と接続可能に構成された装置であって、上記対象データに対して、上記タイムスタンプ装置により発行されたタイムスタンプデータのうち、当該ハッシュ値を上記保管装置に送信して保管要求を行う保管要求手段と、上記保管要求に対して、上記保管装置が発行した保管IDを受信して、上記保管IDに関連付けて上記対象データを記憶するデータ記憶手段と、を有することを特徴とする。
上記対象データを特定する情報(ファイル名)を本文に記載し、上記対象データを添付して、署名欄に上記取得したタイムスタンプデータを格納した中間PDFファイルを生成する中間PDFファイル生成手段と、上記保管要求手段は、上記取得した保管IDを本文に記載し、上記中間PDFファイルを添付して書名欄に上記中間PDFファイルに基づいて上記タイムスタンプ装置により生成されたタイムスタンプデータを格納した包袋PDFファイルを生成する包袋PDFファイル生成手段と、をさらに有してもよい。
本発明の一の観点にかかるコンピュータプログラムは、ユーザからの要求だれた対象データに基づいてハッシュ値を含むタイムスタンプデータを発行するタイムスタンプ装置と、当該発行されたタイムスタンプデータのハッシュ値に対して一意の保管IDを発行し、この保管IDとハッシュ値とを保管する保管装置と接続可能に構成されたコンピュータを情報処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって、上記コンピュータに対して、上記対象データに対して、上記タイムスタンプ装置により発行されたタイムスタンプデータのうち、当該ハッシュ値を上記保管装置に送信して保管要求を行う処理と、上記保管要求に対して、上記保管装置が発行した保管IDを受信して、上記保管IDに関連付けて上記対象データをデータ記憶手段に記憶する処理と、を実行させることを特徴とする。
上記対象データを特定する情報を本文に記載し、上記対象データを添付して、署名欄に上記取得したタイムスタンプデータを格納した中間PDFファイルを生成する処理と、上記保管要求手段は、上記取得した保管IDを本文に記載し、上記中間PDFファイルを添付して書名欄に上記中間PDFファイルに基づいて上記タイムスタンプ装置により生成されたタイムスタンプデータを格納した包袋PDFファイルを生成する処理と、をさらに実行させてもよい。
本発明によれば、タイムスタンプのハッシュ値を信頼ある機関に保存しておくと共に、タイムスタンプの対象となった原本ファイルと、それにより生成されたハッシュ値との関連付けを明確にすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の全体構成を示した図である。
図1において、本実施形態では、タイムスタンプサーバ1、ユーザ端末2、公的な機関等が運営する保管サーバ3がインターネット等のネットワークを介して接続可能に構成されている。
タイムスタンプサーバ1は、ユーザからの要求により、タイムスタンプデータを発行する処理を行う。このタイムスタンプデータには、タイムスタンプを発行した日時のほか、原本ファイルに基づいて所定のアルゴリズムで生成したハッシュ値などのデータを有し、これ以外にタイムスタンプ発行機関を表す証明書(TSA証明書)などのデータを含んでもよい。
このタイムスタンプサーバ1は、タイムスタンプ発行機関が保持する。
図1は、本実施形態の全体構成を示した図である。
図1において、本実施形態では、タイムスタンプサーバ1、ユーザ端末2、公的な機関等が運営する保管サーバ3がインターネット等のネットワークを介して接続可能に構成されている。
タイムスタンプサーバ1は、ユーザからの要求により、タイムスタンプデータを発行する処理を行う。このタイムスタンプデータには、タイムスタンプを発行した日時のほか、原本ファイルに基づいて所定のアルゴリズムで生成したハッシュ値などのデータを有し、これ以外にタイムスタンプ発行機関を表す証明書(TSA証明書)などのデータを含んでもよい。
このタイムスタンプサーバ1は、タイムスタンプ発行機関が保持する。
ユーザ端末2は、インターネット接続可能なコンピュータ端末である。ユーザ端末2は、いわゆるパーソナルコンピュータ端末、PDA(Personal Digital Assistant)端末などインターネット接続可能なコンピュータ端末であればいずれでもよい。
このユーザ端末2には、ハードディスクなどの記憶手段に記憶されていたコンピュータプログラムをCPUが実行することにより、データ記憶部21、タイムスタンプ取得部22、保管ID取得部23、認証処理部24を実現することができる。
データ記憶部21は、原本ファイルと、タイムスタンプデータと、また必要に応じて証明書データと、保管サーバ3が発行した保管IDとを記憶する記憶部である。
タイムスタンプ取得部22は、タイムスタンプサーバ1に対して原本ファイルに対するタイムスタンプデータの取得を要求する。このタイムスタンプ取得の処理は、タイムスタンプ取得部22が所定のハッシュアルゴリズムに基づいて、原本ファイルからハッシュ値を生成して、この生成されたハッシュ値をタイムスタンプサーバ1に送信することにより行うことができる。また、タイムスタンプ取得部22が原本ファイル自体をタイムスタンプサーバ1へ送信し、タイムスタンプサーバ1側でハッシュ値を生成するようにしてもよい。
保管ID取得部23は、タイムスタンプが取得できた時点で、当該タイムスタンプの少なくともハッシュ値データを保管サーバ3に送信することで、保管サーバ3から保管IDを取得し、取得した保管IDをデータ記憶部21に原本ファイルと関連付けて記憶する処理を行う。なお、保管サーバ3に送信するデータは、ハッシュ値だけでよいし、またタイムスタンプデータを送信してもよい。
認証処理部24は、保管サーバ3に対して、ユーザが現在保持しているハッシュ値が、保管サーバ3で預かっていたハッシュ値と一致するかの認証を要求する処理を行う。
このユーザ端末2には、ハードディスクなどの記憶手段に記憶されていたコンピュータプログラムをCPUが実行することにより、データ記憶部21、タイムスタンプ取得部22、保管ID取得部23、認証処理部24を実現することができる。
データ記憶部21は、原本ファイルと、タイムスタンプデータと、また必要に応じて証明書データと、保管サーバ3が発行した保管IDとを記憶する記憶部である。
タイムスタンプ取得部22は、タイムスタンプサーバ1に対して原本ファイルに対するタイムスタンプデータの取得を要求する。このタイムスタンプ取得の処理は、タイムスタンプ取得部22が所定のハッシュアルゴリズムに基づいて、原本ファイルからハッシュ値を生成して、この生成されたハッシュ値をタイムスタンプサーバ1に送信することにより行うことができる。また、タイムスタンプ取得部22が原本ファイル自体をタイムスタンプサーバ1へ送信し、タイムスタンプサーバ1側でハッシュ値を生成するようにしてもよい。
保管ID取得部23は、タイムスタンプが取得できた時点で、当該タイムスタンプの少なくともハッシュ値データを保管サーバ3に送信することで、保管サーバ3から保管IDを取得し、取得した保管IDをデータ記憶部21に原本ファイルと関連付けて記憶する処理を行う。なお、保管サーバ3に送信するデータは、ハッシュ値だけでよいし、またタイムスタンプデータを送信してもよい。
認証処理部24は、保管サーバ3に対して、ユーザが現在保持しているハッシュ値が、保管サーバ3で預かっていたハッシュ値と一致するかの認証を要求する処理を行う。
保管サーバ3は、公的な機関が運営するサーバである。
この保管サーバ3は、タイムスタンプのハッシュ値を保管するためのものである。
保管サーバ3は、管理データベース31と、保管ID発行部32、認証処理部33を有している。
管理データベース31は、ユーザから預かったハッシュ値と、ユーザからハッシュ値を預かった際にユーザに対して発行した保管IDを関連付けて記憶する記憶手段である。
保管ID発行部32は、ユーザからのハッシュ値の保管要求に基づいて、当該ハッシュ値に対応付けられたユニークな保管IDをユーザに対して発行する処理を行う。
認証処理部33は、ハッシュ値を預けたユーザからの認証要求により、ユーザが現在保持しているハッシュ値が、保管サーバ3で預かっていたハッシュ値と一致するかを認証する処理である。
この保管サーバ3は、タイムスタンプのハッシュ値を保管するためのものである。
保管サーバ3は、管理データベース31と、保管ID発行部32、認証処理部33を有している。
管理データベース31は、ユーザから預かったハッシュ値と、ユーザからハッシュ値を預かった際にユーザに対して発行した保管IDを関連付けて記憶する記憶手段である。
保管ID発行部32は、ユーザからのハッシュ値の保管要求に基づいて、当該ハッシュ値に対応付けられたユニークな保管IDをユーザに対して発行する処理を行う。
認証処理部33は、ハッシュ値を預けたユーザからの認証要求により、ユーザが現在保持しているハッシュ値が、保管サーバ3で預かっていたハッシュ値と一致するかを認証する処理である。
次に上述の実施形態の処理の流れを説明する。
図2において、先ずユーザが原本ファイルのタイムスタンプを取得する場合、ユーザ端末2のタイムスタンプ取得部22がタイムスタンサーバ1に対して、タイムスタンプ取得要求を送信する(S1)。
このタイムスタンプ取得要求には、あらかじめタイムスタンプ取得部22が、原本ファイルから所定のハッシュアルゴリズムに基づいてハッシュ値を生成し、これを送信するようにしてもよい。また、ハッシュ値をタイムスタンプサーバ1側で生成する場合には、タイムスタンプ取得要求の際に原本ファイル自体をタイムスタンプ井サーバ1に送信するようにしてもよい。
図2において、先ずユーザが原本ファイルのタイムスタンプを取得する場合、ユーザ端末2のタイムスタンプ取得部22がタイムスタンサーバ1に対して、タイムスタンプ取得要求を送信する(S1)。
このタイムスタンプ取得要求には、あらかじめタイムスタンプ取得部22が、原本ファイルから所定のハッシュアルゴリズムに基づいてハッシュ値を生成し、これを送信するようにしてもよい。また、ハッシュ値をタイムスタンプサーバ1側で生成する場合には、タイムスタンプ取得要求の際に原本ファイル自体をタイムスタンプ井サーバ1に送信するようにしてもよい。
タイムスタンプ発行要求がされると、タイムスタンプサーバ1はタイムスタンプデータを発行してユーザ端末2に送信する(S2)。
タイムスタンプが発行されるとユーザ端末2の保管ID取得部23は、保管サーバ3に対して保管IDの発行要求を行う(S3)。
この発行要求に際して、保管ID取得部23は、タイムスタンプデータのうち少なくともハッシュ値を保管サーバ3に送信する。なお、この発行要求の際、ハッシュ値だけでなく、タイムスタンプデータを送信してもよい。また必要に応じてユーザ情報などもあわせて送信するようにしてもよい。
この発行要求に際して、保管ID取得部23は、タイムスタンプデータのうち少なくともハッシュ値を保管サーバ3に送信する。なお、この発行要求の際、ハッシュ値だけでなく、タイムスタンプデータを送信してもよい。また必要に応じてユーザ情報などもあわせて送信するようにしてもよい。
保管IDの発行要求がされると、保管サーバ3の管理ID発行部32は、当該要求に対してユニークな保管IDを発行し、この保管IDに関連つけて受信したハッシュ値などのデータを管理データベース31に登録するとともに、発行した保管IDをユーザ端末2に送信する(S4)。
ユーザ端末2の保管ID取得部23は、取得した保管IDと、ハッシュ値を含むタイムスタンプデータを関連つけてデータ記憶部21に記憶する(S5)。この際、原本ファイルや登録者名などのユーザ情報もあわせて関連つけて記憶してもよい。
これにより、保管IDの発行とユーザ端末2での関連付けが終了する。
これにより、保管IDの発行とユーザ端末2での関連付けが終了する。
また、後日保管サーバ3に対して認証処理を行う場合、ユーザ端末2の認証処理部24が保管サーバ3に対して認証要求を送信する(S11)。
この認証要求には、認証対象となる少なくとも保管IDとハッシュ値を送信することにより行われる。また必要に応じてタイムスタンプデータ、ユーザを特定するユーザ情報を送信してもよい。
この認証要求には、認証対象となる少なくとも保管IDとハッシュ値を送信することにより行われる。また必要に応じてタイムスタンプデータ、ユーザを特定するユーザ情報を送信してもよい。
認証要求がされると、保管サーバ3の認証処理部33が、保管IDに基づいて管理データベース31を検索して登録されているハッシュ値などを特定し、このハッシュ値と認証要求がされたハッシュ値とを比較して、その認証結果をユーザ端末2に送信して(S12)、処理が終了する。
以上のように、上述の実施形態によれば、ユーザはタイムスタンプサーバ1により発行されたハッシュ値などを自分で保管するだけでなく、公的な機関が運営する保管サーバ3に登録し、認証できることから、ハッシュ値客観的な第三者が保管しておくことで、証明力を高めることができる。
第2の実施形態について、図3を参照して説明する。
図3に示した実施形態は、タイムスタンプを発行する際に、タイムスタンプサーバ1がユニークなタイムスタンプID(TSID)を発行し(S102)、このタイムスタンプID(TSID)をタイムスタンプデータ、保管IDとともに、データ記憶部21に関連付けて記憶しておく(S105)ようにした例であり、その他構成及び処理は上述の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図3に示した実施形態は、タイムスタンプを発行する際に、タイムスタンプサーバ1がユニークなタイムスタンプID(TSID)を発行し(S102)、このタイムスタンプID(TSID)をタイムスタンプデータ、保管IDとともに、データ記憶部21に関連付けて記憶しておく(S105)ようにした例であり、その他構成及び処理は上述の実施形態と同様であるため説明を省略する。
このように、第2の実施形態によれば、タイムスタンプサーバ1が発行したTSIDも紐付けて保存することで、タイムスタンプの発行から保管まで一連の流れを関連付けて証明することができる。
なお、第2の実施形態において、タイムスタンプID(TSID)を、保管サーバ3に送信して、保管IDに関連つけて保管サーバ3に登録しておくようにしてもよい。
次に第3の実施形態について、図4を参照して説明する。
第3に実施形態は、原本ファイル、タイムスタンプデータなどをPDFファイルにより関連付けたものである。
この実施形態では、まずタイムスタンプ取得部22が、タイムスタンプを取得する前に、PDFの本文に「原本ファイル名」を記入する(S101)。
この状態で、タイムスタンプ取得部22が、本文に原本ファイル名が記載されたPDFファイルに原本ファイルを添付して1つのPDFファイルとする(S102)。
この状態で、PDFファイルに基づいてハッシュ値を生成する(S103)。これにより、PDFファイルの本文に記載された内容及び、添付された原本データに基づいてハッシュ値が生成されるため、これらのいずれの値を変更してもハッシュ値が変わってしまうことになる。つまり、これにより、PDFファイルの本文に記載された内容及び、添付された原本データが紐付けられる。
上述のハッシュ値に基づいて、タイムスタンプサーバ1に対してタイムスタンプの発行を要求する(S104)。そして、発行されたタイムスタンプデータをPDFの署名エリアに埋め込む(S105)。なお、署名エリアは、ハッシュ値の算出とは無関係な(基礎とならない)エリアであるので、あとで追加できる。これで、原本ファイルと、ファイル名が記載された本文と、タイムスタンプデータが一体となったPDFファイル(「中間PDFファイル」という)が生成される。
第3に実施形態は、原本ファイル、タイムスタンプデータなどをPDFファイルにより関連付けたものである。
この実施形態では、まずタイムスタンプ取得部22が、タイムスタンプを取得する前に、PDFの本文に「原本ファイル名」を記入する(S101)。
この状態で、タイムスタンプ取得部22が、本文に原本ファイル名が記載されたPDFファイルに原本ファイルを添付して1つのPDFファイルとする(S102)。
この状態で、PDFファイルに基づいてハッシュ値を生成する(S103)。これにより、PDFファイルの本文に記載された内容及び、添付された原本データに基づいてハッシュ値が生成されるため、これらのいずれの値を変更してもハッシュ値が変わってしまうことになる。つまり、これにより、PDFファイルの本文に記載された内容及び、添付された原本データが紐付けられる。
上述のハッシュ値に基づいて、タイムスタンプサーバ1に対してタイムスタンプの発行を要求する(S104)。そして、発行されたタイムスタンプデータをPDFの署名エリアに埋め込む(S105)。なお、署名エリアは、ハッシュ値の算出とは無関係な(基礎とならない)エリアであるので、あとで追加できる。これで、原本ファイルと、ファイル名が記載された本文と、タイムスタンプデータが一体となったPDFファイル(「中間PDFファイル」という)が生成される。
この状態で上述のS3、S4の処理を行い、ハッシュ値を保管サーバ3に送信して、保管サーバ3から保管IDを取得する(S106)。
保管IDを取得したら、保管ID取得部23は、取得した保管IDを新たなPDFファイル(包袋PDFファイル)の本文に記載する(S107)。
そして、以前に生成しておいた中間PDFファイルを、この包袋PDFファイルに添付する(S108)。
再度、この包帯PDFファイルのハッシュ値を生成して、これをタイムスタンプサーバに送信し、タイムスタンプデータを取得し(S109)、包袋PDFファイルの署名エリアに埋め込む(S110)。
これにより、中間PDFファイルは、本文に記載されている保管IDと関連付けられて管理されることとなる。
保管IDを取得したら、保管ID取得部23は、取得した保管IDを新たなPDFファイル(包袋PDFファイル)の本文に記載する(S107)。
そして、以前に生成しておいた中間PDFファイルを、この包袋PDFファイルに添付する(S108)。
再度、この包帯PDFファイルのハッシュ値を生成して、これをタイムスタンプサーバに送信し、タイムスタンプデータを取得し(S109)、包袋PDFファイルの署名エリアに埋め込む(S110)。
これにより、中間PDFファイルは、本文に記載されている保管IDと関連付けられて管理されることとなる。
このように、第3の実施形態によれば、PDFファイルにより、必要なデータを全て関連付けて保持することができるから、管理が非常に簡単になる。
また、この生成された包袋PDFファイルのデータをデータベース化して管理してもよい。
また、この生成された包袋PDFファイルのデータをデータベース化して管理してもよい。
なお、上述の第3の実施形態で、中間PDFファイル、包袋PDFファイルは、ユーザ端末2で生成するのに代えて、タイムスタンプサーバ1又は、別途設けたサーバにより生成するようにしてもよい。
また、いずれの実施形態でも保管サーバ3はハッシュ値だけでなく、タイムスタンプデータ自体を保管してもよい。またそれに加えてユーザ情報などもあわせて保管するようにしてもよい。
また、あわせて、ユーザ端末2で、登録されたタイムスタンプデータ、保管ID、原本ファイルなどを紐付けて保存し、それらの期限管理を行うことができる。
また、あわせて、ユーザ端末2で、登録されたタイムスタンプデータ、保管ID、原本ファイルなどを紐付けて保存し、それらの期限管理を行うことができる。
なお、上述の各実施形態はこれを組み合わせて適用することもできる。また上述の各実施形態のユーザ端末用のコンピュータプログラム又はこれを記録媒体(CDROM等)に記憶させ、これを流通させることもできる。
1 タイムスタンプサーバ
2 ユーザ端末
3 保管サーバ
21 データ記憶部
22 タイムスタンプ取得部
23 保管ID取得部
24 認証処理部
31 管理データベース
32 保管ID発行部
33 認証処理部
2 ユーザ端末
3 保管サーバ
21 データ記憶部
22 タイムスタンプ取得部
23 保管ID取得部
24 認証処理部
31 管理データベース
32 保管ID発行部
33 認証処理部
Claims (8)
- ユーザからの要求だれた対象データに基づいてハッシュ値を含むタイムスタンプデータを発行するタイムスタンプ装置と、当該発行されたタイムスタンプデータのハッシュ値に対して一意の保管IDを発行し、この保管IDとハッシュ値とを保管する保管装置と接続可能に構成された情報処理装置により行われる方法であって、
上記情報処理装置が
上記対象データに対して、上記タイムスタンプ装置により発行されたタイムスタンプデータのうち、当該ハッシュ値を上記保管装置に送信して保管要求を行う処理と、
上記保管要求に対して、上記保管装置が発行した保管IDを受信して、上記保管IDに関連付けて上記対象データをデータ記憶手段に記憶する処理と、
を有することを特徴とする情報処理方法。 - 上記タイムスタンプ装置に対して、対象データに対するタイムスタンプの発行を要求する処理をさら行う、
請求項1記載の情報処理方法。 - 上記タイムスタンプ発行装置により、タイムスタンプを発行する際に当該タイムスタンプを識別するタイムスタンプIDがさらに発行され、このタイムスタンプIDを上記保管装置にあわせて送信する処理と、
上記データ記憶手段に対して、上記タイムスタンプIDを上記保管IDに関連付けてさらに記憶する、
請求項1記載の情報処理方法。 - 上記対象データを特定する情報を本文に記載し、上記対象データを添付して、署名欄に上記取得したタイムスタンプデータを格納した中間PDFファイルを生成する処理と、
上記保管要求手段は、上記取得した保管IDを本文に記載し、上記中間PDFファイルを添付して書名欄に上記中間PDFファイルに基づいて上記タイムスタンプ装置により生成されたタイムスタンプデータを格納した包袋PDFファイルを生成する処理と、
をさらに有する請求項1記載の情報処理方法。 - ユーザからの要求だれた対象データに基づいてハッシュ値を含むタイムスタンプデータを発行するタイムスタンプ装置と、当該発行されたタイムスタンプデータのハッシュ値に対して一意の保管IDを発行し、この保管IDとハッシュ値とを保管する保管装置と接続可能に構成された装置であって、
上記対象データに対して、上記タイムスタンプ装置により発行されたタイムスタンプデータのうち、当該ハッシュ値を上記保管装置に送信して保管要求を行う保管要求手段と、
上記保管要求に対して、上記保管装置が発行した保管IDを受信して、上記保管IDに関連付けて上記対象データを記憶するデータ記憶手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 上記対象データを特定する情報(ファイル名)を本文に記載し、上記対象データを添付して、署名欄に上記取得したタイムスタンプデータを格納した中間PDFファイルを生成する中間PDFファイル生成手段と、
上記保管要求手段は、上記取得した保管IDを本文に記載し、上記中間PDFファイルを添付して書名欄に上記中間PDFファイルに基づいて上記タイムスタンプ装置により生成されたタイムスタンプデータを格納した包袋PDFファイルを生成する包袋PDFファイル生成手段と、
をさらに有する、請求項5記載の情報処理装置。 - ユーザからの要求だれた対象データに基づいてハッシュ値を含むタイムスタンプデータを発行するタイムスタンプ装置と、当該発行されたタイムスタンプデータのハッシュ値に対して一意の保管IDを発行し、この保管IDとハッシュ値とを保管する保管装置と接続可能に構成されたコンピュータを情報処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって、
上記コンピュータに対して、
上記対象データに対して、上記タイムスタンプ装置により発行されたタイムスタンプデータのうち、当該ハッシュ値を上記保管装置に送信して保管要求を行う処理と、
上記保管要求に対して、上記保管装置が発行した保管IDを受信して、上記保管IDに関連付けて上記対象データをデータ記憶手段に記憶する処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。 - 上記対象データを特定する情報を本文に記載し、上記対象データを添付して、署名欄に上記取得したタイムスタンプデータを格納した中間PDFファイルを生成する処理と、
上記保管要求手段は、上記取得した保管IDを本文に記載し、上記中間PDFファイルを添付して書名欄に上記中間PDFファイルに基づいて上記タイムスタンプ装置により生成されたタイムスタンプデータを格納した包袋PDFファイルを生成する処理と、
をさらに実行させるコンピュータプルグラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015050278A JP2016170643A (ja) | 2015-03-13 | 2015-03-13 | 情報管理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015050278A JP2016170643A (ja) | 2015-03-13 | 2015-03-13 | 情報管理方法及び装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=56983884
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---|---|---|---|
JP2015050278A Pending JP2016170643A (ja) | 2015-03-13 | 2015-03-13 | 情報管理方法及び装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016170643A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018073348A (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-10 | 株式会社野村総合研究所 | サービス提供サーバ、サービス提供方法及びプログラム |
JP2019032692A (ja) * | 2017-08-08 | 2019-02-28 | アマノ株式会社 | プログラムおよびタイムスタンプ管理装置 |
JP7150263B1 (ja) | 2022-01-20 | 2022-10-11 | 株式会社ハートビーツ | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
-
2015
- 2015-03-13 JP JP2015050278A patent/JP2016170643A/ja active Pending
Cited By (5)
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