JP2016170520A - 入力装置及び該入力装置を備える電子機器 - Google Patents

入力装置及び該入力装置を備える電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】入力装置への水の浸入を検出し、水が回路基板に達する前に電子機器の電源を落として電子機器の損傷や損傷によるデータ損失を防止することを目的とする。【解決手段】上層配線シート21、下層配線シート22及びこれらの間に挿入されるスペーサ23を備えるメンブレン式の入力装置20を備える電子機器1において、入力装置20のキーの無い空き領域に上層配線シート21とスペーサ23を貫通する浸水検出孔25,35を複数箇所に設け、その中に水滴で短絡する接点41,42を設置し、接点41,42の短絡を電子機器1の制御装置10が検出した時に、制御装置10が電源を遮断することにより、電子機器1の機器破損とデータ損失を防止する。【選択図】図11

Description

本出願は入力装置及び該入力装置を備える電子機器に関する。
従来、パーソナルコンピュータ(以後パソコンと言う)やタブレット等の電子装置にデータを入力する入力装置としてキーボードがある。入力装置の内、キースイッチを指で押して入力を行う構造のパソコン用のキーボードでは、キーボード面から水が浸入する虞があった。キーボード面からの浸水に対して、防水キーボードも存在し、このような防水キーボードでは、バスタブ構造や排水構造や吸水材料の配置を採用することによって、物理的にキーボードより下(基板部分)に水が達しないようにしていた。排水構造を持つ防水型キーボードは、例えば特許文献1に開示があり、吸水材料を配置した情報機器の防水機構は、例えば特許文献2に開示がある。
しかし、パソコンの薄型・軽量化が進むにつれて、このような防水構造をとるスペースがなくなり、薄型軽量のノートパソコン等での防水対応が困難となった。一方、比較技術として、上記のような防水構造をとらなくても、キーボードの底面に防水シートを貼り巡らせ、キーボードと筐体の隙間も止水テープを貼る手法も提案されている。
実用新案登録第30234496号公報
特開2001−228950号公報
ところが、比較技術におけるキーボードの底面に防水シートを貼り巡らせ、キーボードと筐体の隙間も止水テープを貼る手法は、量産組み立て工数が増大し、貼り付け時の隙間の可能性、保守性が悪いという課題がある。また、前述したキーボードの防水構造では、ユーザーはキーボードが浸水した場合に、即座に手動作業でパソコンの電源を落とし、浸水によるパソコンの制御装置の損傷を防ぐ必要があった。
1つの側面では、本出願は、電子機器の入力装置に水が浸入した場合に、水が回路基板に達する前に浸水を検出し、電子機器の制御システムを自動的にシャットダウンすることにより、電子機器の損傷や損傷によるデータ損失を防止できる入力装置、及び入力装置を備える電子機器を提供することを目的とする。
1つの形態によれば、入力装置であって、先端部に接点を備える複数の配線パターンが形成された第1のシートと、先端部に接点を備える複数の配線パターンが形成され、第1のシートに重ね合された状態で接点同士が対向する第2のシートと、第1と第2のシートの間に重ね合わせて挿入され、挿入状態で接点位置に接点よりも大きな貫通孔を備えるシート状のスペーサと、第1のシートの接点位置の外側に取り付けられ、外部からの押圧によって変形して第1のシートの接点を押して貫通孔内を移動させ、第2のシートの接点に接触させる押圧部材と、第1のシートの、接点のない領域に設けられた第1の浸水検知孔と、スペーサに設けられ、第1の浸水検知孔に重なる第2の浸水検知孔と、第1と第2の浸水検知孔の内部に離間した状態で設けられた第1と第2の浸水検知接点と、第1と第2の浸水検知接点にそれぞれ接続し、第1と第2の浸水検知接点の短絡状態を第1と第2のシートの外部に通知可能な配線パターンとを備える入力装置が提供される。
他の形態によれば、先端部に接点を備える複数の配線パターンが形成された第1のシートと、先端部に接点を備える複数の配線パターンが形成され、第1のシートに重ね合された状態で接点同士が対向する第2のシートと、第1と第2のシートの間に重ね合わせて挿入され、挿入状態で接点位置に接点よりも大きな貫通孔を備えるシート状のスペーサと、第1のシートの接点位置の外側に取り付けられ、外部からの押圧によって変形して第1のシートの接点を押して貫通孔内を移動させ、第2のシートの接点に接触させる押圧部材と、第1のシートの、接点のない領域に設けられた第1の浸水検知孔と、スペーサに設けられ、第1の浸水検知孔に重なる第2の浸水検知孔と、第1と第2の浸水検知孔の内部に離間した状態で設けられた第1と第2の浸水検知接点と、第1と第2の浸水検知接点にそれぞれ接続し、第1と第2の浸水検知接点の短絡状態を第1と第2のシートの外部に通知可能な配線パターンとを備える入力装置、制御装置、及び制御装置に電源を供給するシステム電源を備える電子機器であって、浸水検知接点に接続する短絡通知用配線パターンが電子機器の制御装置に接続されており、制御装置は、配線パターンによって浸水検知接点の短絡状態を検知した時に、システム電源をシャットダウンする電子機器が提供される。
開示の入力装置及は、入力装置が浸水したことを直ちに検知できるという効果がある。また、開示の入力装置を備える電子機器は、入力装置が浸水を検知すると直ちにシステム電源をシャットダウンして浸水による制御部の損傷やデータの損失を防止することができるという効果がある。
(a)は入力装置としてキーボードを備えた電子機器の一例であるノート型パソコンの斜視図、(b)は(a)に示したキーボードがメンブレン式である場合にキートップの下に配置される配線パターンを備えた2枚のフィルムシートの一例の平面図である。 図1(a)に示したパソコンの内部の回路構成を示すブロック図である。 (a)はメンブレン式キーボードの1つのキーの断面構造及びキー接点のマイコンとの接続を示す説明図、(b)は(a)に示したキーが押下されてキー接点が接続された状態を示す説明図である。 図3(a)に示したキーが2つ並んだ部分の断面と各キー接点のマイコンとの接続を示す説明図である。 (a)はメンブレン式のキーボードにおけるフィルムシートの一例の展開図、(b)は(a)に示したフィルムシートを折り畳んでその間にスペーサを挿入する工程を示す斜視図である。 図4に示したキーボードのフィルムシートの上に水滴が落下した状態を示す断面図である。 (a)は図4に示したキーボードに本出願の第1の実施例の浸水検知装置が設置された状態を示す断面図、(b)は(a)に示した浸水検知装置によって浸水が検知された状態を示す断面図である。 端子と配線パターンが形成されたフィルムシートを中央部で折り畳み、間にスペーサを挿入して第1の実施例の浸水検知装置を有するメンブレン式のキーボードを形成する工程を示す説明図である。 第1の実施例の浸水検知装置が設置されたキーボードにおける浸水が検知されない状態を示す断面図である。 接点と配線パターンが形成されたフィルムシートを中央部で折り畳み、間にスペーサを挿入して第2の実施例の浸水検知装置を有するメンブレン式のキーボードを形成する工程を示す説明図である。 第2の実施例の浸水検知装置が設置されたキーボードにおいて浸水が検知された状態を示す断面図である。 第1及び第2の実施例の浸水検知装置における浸水検知電極のバターンの別の実施例を示す部分平面図である。 (a)は第1又は第2の実施例の浸水検知装置をメンブレン式のキーボードに設置する場合の配置レイアウトの第1の実施例を示す平面図、(b)は(a)に示したキーボードの側面図、(c)は第1又は第2の実施例の浸水検知装置をメンブレン式のキーボードに設置する場合の配置レイアウトの第2の実施例を示す平面図、(d)は(c)に示したキーボードの側面図である。 本出願の浸水検知装置を備えるパーソナルコンピュータの内部の回路構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明するが、その前に、本出願の入力装置を備える電子機器の一例を、ノート型パソコンを例とって説明する。なお、ここでは、入力装置をノート型パソコンのキーボードを例にとって説明するが、入力装置はキーボードに限定されるものではなく、電子機器もノート型パソコンに限定されない。
図1(a)は入力装置としてキーボード1Kを備えた電子機器であるノート型パソコン1を示している。ノート型パソコン1には、表面部1Fにキーボード1Kが設けられた本体部1Hと、本体部1Hに対して開閉できるディスプレイ部1Dがある。ディスプレイ部1Dには表示器1Lがあり、画像や文字を表示する。キーボード1Kには複数の入力キーがあり、このキーの押下により、情報がノート型パソコン1に入力される。
キーボード1Kがメンブレン式の場合、キーボード1Kの直下には入力キーの数に応じた一対の接点を備えるフィルムシートが取り付けられている。図1(b)はフィルムシート2の一例を示すものであり、2枚のフィルムシート2は後述するスペーサを介して重ね合わされる。フィルムシート2には入力キーの数に応じた接点2Tと、接点2Tをフィルムシート2の外部にあるマイクロコンピュータ(以後単にマイコンと言う)に導くパターン8がそれぞれ形成されている。2枚のフィルムシート2は接点2Tの位置を合せて重ね合わされ、接点に重なる位置のスペーサには孔が開いている。
2枚のフィルムシート2はメンブレンと呼ばれる2層の配線層である。フィルムシート2は以後、メンブレン2とも記す。メンブレン2の直上に置かれた入力キーが押下されると、上側の接点2Tと下側の接点2Tがショートし、これをマイコンが検知してどの入力キーが押下されたかを判断する。この例のメンブレン2には、上側のメンブレン2に8信号(ROW#3信号)分の配線パターンがあり、下側のメンブレン2に16信号(CLM#信号)分の配線パターンがあるが、この数はキーボードにより差がある。マトリクスとしては8×16=128キーを上限に持てるが、実際のキーボードのキーは100キー程度のため、マトリクスの一部は余っている。
図2は図1(a)に示したノート型パソコン1の内部の回路構成の一例を示すものである。ノート型パソコン1の内部には、キーボード1Kが接続されたマイコン10があり、マイコン10にはチップセット11、ファン12及びバッテリ13が接続されている。バッテリ13は一般に充電池であり、交流電源に接続するACアダプタ14で直流に変換された電力がシステム電源15を介して充電される。チップセット11には、メモリ17が接続されたCPU16,ディスプレイ部(図には表示部と記載)1D、ハードディスク等の記憶部18及びBIOS19が接続されている。BIOS19は回路基板(マザーボード)上のROMに搭載されているプログラムであり、キーボード1K,CPU16や記憶部18等の管理や制御を行う。
キーボード1Kから入力された信号はマイコン10からチップセット11を経由してBIOS19に通知される。BIOS19は、通知された信号をBIOS19が持つキーボードのマトリクスと照らし合わせ、どのキーが入力されたかを認識する。BIOS19がOS(オペレーティング・システム)に対して、押されたキーのキーコードを通知することにより、表示部1Dに表示されたアプリケーション上にユーザーが入力した文字が表示される。
ここで、一般的な入力装置であるメンブレン式キーボードの構造を図3から図6を用いて説明する。図3(a)はメンブレン式キーボードを備える入力装置20における1つのキー部5の断面構造と、キー部5のマイコン10との接続を示している。キー部5にはメンブレン2の上にキートップ3とキートップ3をメンブレン2の上に保持し、キートップ3の押下時に変形するラバードーム4がある。本来、キートップ3の下にはシザーと呼ばれるパンタグラフの構造が存在するが、図を見やすくするため、ここでは図示を省略してある。
メンブレン2には上層側メンブレン21と下層側メンブレン22があり、上層側メンブレン21と下層側メンブレン22はスペーサ23を挟んで貼り合されている。ラバードーム4の直下に位置するスペーサ23には貫通孔33が設けられている。貼り合されたメンブレン2はサポートパネルと呼ばれる板金24の上に取り付けられる。そして、上層側メンブレン21の下面には貫通孔33内に露出する上層側接点31があり、下層側メンブレン22の上面には貫通孔33内に露出する下層側接点32がある。
上層側接点31は配線パターン61で上層側メンブレン21の外部に引き出され、マイコン10に接続される。配線パターン61にはマイコン10からROW#信号が流れる。下層側接点32は配線パターン62で下層側メンブレン22の外部に引き出され、マイコン10に接続される。配線パターン62にはマイコン10からCLM#信号が流れる。キートップ3が押下されていない状態では、上層側接点31と下層側接点32は接触していない。
しかし、図3(b)に示すようにキートップ3が押下されると、ラバードーム4が押し潰され、ラバードーム4の下側の突起部がROW#が配線された上層側メンブレン21を押し潰し、ROW#1信号とCLM#1信号をショートさせる。マイコン10はこのショートを検知することで、キーの入力を検知する。一般的なキーボードは、図3(a)に示した構造がキーの数だけ存在する。そして、何れのキーが押下されたかを識別するために、各キーの押下によってショートされるROW#信号とCLM#信号の組み合せは全て異なる。
図4は図3(a)に示したキーが2つ並んだ部分の断面と各キー接点のマイコン10との接続を示すものであり、入力装置20の一部分を示している。左側のキーは、キートップ3が押下された時にROW#1信号とCLM#1信号がショートする。一方、右側のキーはキートップ3が押下された時にROW#2信号とCLM#2信号がショートする。
図5(a)はメンブレン式のキーボードにおけるフィルムシート2の一例を示すものであり、本図にはフィルムシート2の一部分が示されている。この例のフィルムシート2は、上層側メンブレン21と下層側メンブレン22が一体的に形成されており、中央部に折り畳みラインFがある。図4で示した2層の上層側メンブレン21と下層側メンブレン22は、実際には1枚のメンブレンシートを折り畳みラインFで折り畳んで重ねて形成されることが多い。
折り畳みラインFより上側が上層側メンブレン21であり、ROW#信号が入力される配線パターン61が形成され、下側が下層側メンブレン22であり、CLM#信号が入力される配線パターン62が形成される。これにより、フィルムシート2を折り畳むと、ROW#信号が入力される上層側接点31とCLM#信号が入力される下層側接点32が上下で重なり合うようになる。実際には、フィルムシート2を折り畳む時は、図5(b)に示すように、上層側メンブレン21と下層側メンブレン22の間に、貫通孔33が設けられたスペーサ23を挟む。このため、キーキャップ押下時でない限り、上層側接点31と下層側接点32がショートすることはない。
図6は図4に示した入力装置20のキーボードのフィルムシート2の上に、水滴Wが落下した状態を示すものである。このような状態は、キーボードの操作中に、お茶や水を作業者がキーボードの上にこぼした際に起こり得る。フィルムシート2の上に水滴Wが落下しても、フィルムシート2には孔がないので、水滴Wはフィルムシート2には浸水しない。しかし、フィルムシート2の上に落下した水滴Wは、フィルムシート2の表面を伝ってキーボードの端まで流れ、キーボードと筐体の隙間からパソコン内部に流入する虞がある。
本出願はこのような不具合を解消するものであり、フィルムシート2の上に落下した水滴Wがキーボードの端部から電子機器の内部に浸入する前にフィルムシート2の表面への水滴の落下を検出して電子機器の安全を図るものである。ここで、フィルムシート2の上に落下した水滴Wが電子機器の内部に浸入する前に、フィルムシート2の表面への水滴の落下を検出して電子機器の安全を図る本出願の浸水検知装置を、幾つかの実施例に基づいて説明する。なお、本出願の浸水検知装置は、図4に示したフィルムシート2の上に形成されるので、図4で説明した部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
図7(a)は図4に示した入力装置のフィルムシート2に、本出願の第1の実施例の浸水検知装置Pが設置された状態を示すものである。また、図8は、図7(a)に示したフィルムシート2を展開したものであり、フィルムシート2を折り畳みラインFで折り畳んだ時に、上層側メンブレン21と下層側メンブレン22の間に挿入されるスペーサ23がフィルムシート2の脇にある。図8に示すフィルムシート2を折り畳みラインFで折り畳み、間にスペーサ23を挿入すると図7(a)に示す状態になる。
第1の実施例の浸水検出装置Pは、フィルムシート2のキー部5が設けられていない領域に設けられる。第1の実施例では、上層側メンブレン21に第1の浸水検知孔25が設けられており、スペーサ23には第1の浸水検知孔25に重なる第2の浸水検知孔35が設けられている。第2の浸水検知孔35の内部には、下層側メンブレン22に設けられた第2の浸水検知接点42が露出している。第2の浸水検知接点42は配線パターン52を通じてマイコン10に接続されており、配線パターン52にはマイコン10からCLM#信号が入力される。
一方、第1の浸水検知孔25は第2の浸水検知孔35よりも僅かに小さく形成され、第2の浸水検知孔35の内部に上層側メンブレン21に設けられた第1の浸水検知接点41が露出している。第1の浸水検知接点41は配線パターン51を通じてマイコン10に接続されており、配線パターン51にはマイコン10からROW#信号が入力される。第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42との間には隙間があり、水滴が無い状態では第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42はショートしない。
図7(b)は図7(a)に示した第1の浸水検知孔25と第2の浸水検知孔35の内部に水滴Wが浸入した状態を示すものである。この状態では水滴Wにより、第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42がショートし、ショート状態が配線パターン51,52を通じてマイコン10に送られる。配線パターン51,52から入力される信号により、マイコン10は第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42がショートしたことを検知することができる。この結果、第1実施例の浸水検出装置Pが設けられたキーボード(入力装置)を備える電子機器では、後述する浸水時の対策、例えば、電源のシャットダウンを実施することができる。
なお、第1の実施例の浸水検出装置Pでは、図9に示すように、第1の浸水検知孔25と第2の浸水検知孔35の内部に浸入した水滴Wが小さい場合に、第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42がショートしない場合が生じる虞がある。具体的には、水滴サイズや濡れ性により、水滴Wが下層側メンブレン22の接点42にだけ接触し、上層側メンブレン21の接点41に接しない可能性がある(その逆もあり得る)。また、図7(b)のような大きな水滴Wが浸入した場合でも、スペーサ23の厚みは100μm程度であり、上層側メンブレン21の下側にある接点41に水滴Wが接触するのは、濡れ性的に難しい場合が生じる。
そこで、このような問題が生じ難い本願の第2の実施例の浸水検知装置Qの構造を図10を用いて説明する。図10は第2の実施例の浸水検知装置Qを備えるフィルムシート2を展開したものであり、フィルムシート2を折り畳みラインFで折り畳んだ時に、上層側メンブレン21と下層側メンブレン22の間に挿入されるスペーサ23も示してある。図8に示すフィルムシート2を折り畳みラインFで折り畳み、間にスペーサ23を挿入すると図11に示す状態になる。
第2の実施例の浸水検出装置Qも、フィルムシート2のキー部5が設けられていない領域に設けられる。第2の実施例では、上層側メンブレン21に第1の浸水検知孔25が設けられており、スペーサ23には第1の浸水検知孔25に重なる第2の浸水検知孔35が設けられている。第2の実施例では、第1の浸水検知孔25と第2の浸水検知孔35は同じ大きさであり、フィルムシート2を折り畳むと、図11に示すように、第1の浸水検知孔25と第2の浸水検知孔35はぴったり重なる。
第2の実施例では、下層側メンブレン22に第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42が設けられており、第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42は第2の浸水検知孔35の内部に露出している。第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42はそれぞれ配線パターン51、52を通じてマイコン10に接続されている。配線パターン51はマイコン10からROW#信号が入力され、配線パターン52にはマイコン10からCLM#信号が入力される。第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42との間には隙間があり、水滴が無い状態では第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点はショートしていない。
図11は第1の浸水検知孔25と第2の浸水検知孔35の内部に水滴Wが浸入した状態も示している。この状態では水滴Wにより、第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42がショートし、ショート状態が配線パターン51,52を通じてマイコン10に送られる。配線パターン51,52から入力される信号により、マイコン10は第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42がショートしたことを検知することができる。この結果、第2実施例の浸水検出装置Qが設けられたキーボード(入力装置)を備える電子機器では、後述する浸水時の対策、例えば、電源のシャットダウンを実施することができる。
第2実施例の浸水検出装置Qでは、第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42を共に下層側メンブレン22に設けたことにより、小さい水滴や濡れ性の低い水滴に対しても、浸水時に接点間がショートされやすくなり、浸水検知の精度が高くなる。
以上説明した第1の実施例の浸水検出装置Pと第2の実施例の浸水検出装置Qでは、第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42が矩形状であった。一方、第1の浸水検知接点41と第2の浸水検知接点42は、図12に示すように、櫛歯状の第1の浸水検知接点41Aと第2の浸水検知接点42Aとすることができる。櫛歯状の第1の浸水検知接点41Aと第2の浸水検知接点42Aでは、第1の浸水検知接点41Aの櫛歯の間のスペースに、第2の浸水検知接点42Aの櫛歯がそれぞれ配置されている。この結果、非常に小さい水滴などに対しても浸水検知精度を上げることが可能である。
図13(a)は第1又は第2の実施例の浸水検知装置P,Qをメンブレン式のキーボード1Kに設置する場合の配置レイアウトの第1の実施例を示すものである。配置レイアウトの第1の実施例は、キーボード1Kのキートップ3の取付面が、図13(b)に示すようにキーボード1Kの設置面に平行である場合の浸水検知装置P,Qのレイアウトを示している。このレイアウトでは、第1と第2の浸水検知孔25.35は、キーボード1Kの上にランダムに散在して設けられており、その数は限定されない。
図13(c)は第1又は第2の実施例の浸水検知装置P,Qをメンブレン式のキーボード1Kに設置する場合の配置レイアウトの第2の実施例を示すものである。配置レイアウトの第2の実施例は、キーボード1Kのキートップ3の取付面が、図13(d)に示すようにキーボード1Kの設置面に対して傾斜している場合の浸水検知装置P,Qのレイアウトを示している。このレイアウトでは、第1と第2の浸水検知孔25.35がキーボード1Kの上の設置面からの高さが低い方に集中して設けられている。第1と第2の浸水検知孔25.35は、キーボード1Kの上の設置面からの高さが高い方にも設けることができるが、その数はキーボード1Kの上の設置面からの高さが低い方よりも少なくて良い。これはキーボード1Kの上に落下した水滴は設置面からの高さが低い方に流れるからである。このレイアウトでも第1と第2の浸水検知孔25.35の数は限定されない。
このように、浸水検知装置P,QをキーボードいKの複数個所に配置することにより、キーボード1Kのいかなる位置に浸水が発生しても即座にシステムシャットダウンなどの処理に移行することが可能となる。
図14は本出願の浸水検知装置P,Qを備えるキーボード1Kが設けられた電子機器であるパソコン1の内部の回路構成を示すものである。ノート型パソコン1の内部には、キーボード1Kが接続されたマイコン10があり、マイコン10にはチップセット11、ファン12及びバッテリ13が接続されている。バッテリ13は一般に充電池であり、交流電源に接続するACアダプタ14で直流に変換された電力がシステム電源15を介して充電される。チップセット11には、メモリ17が接続されたCPU16,ディスプレイ部(図には表示部と記載)1D、ハードディスク等の記憶部18及びBIOS19が接続されている。BIOS19は回路基板(マザーボード)上のROMに搭載されているプログラムであり、キーボード1K,CPU16や記憶部18等の管理や制御を行う。
図14に示すパソコン1の動作は、キーボード1Kとマイコン10の動作を除いて図2に示したパソコン1と同じであるので、これ以上の説明を省略する。パソコン1は浸水検知装置P,Qにより、マイコン10がキーボード1Kへの浸水を検知すると、直ちにシステム電源15をシャットダウンする。この結果、水がキーボード基板などに達する前にシステム電源15をシャットダウンさせることができ、パソコン1の浸水による破損や浸水によるデータ損失を防ぐことができる。
以上説明したように、本出願では、従来の防水の為の費用や、防水構造を実現するためのパソコンの厚みや大きさの犠牲を払わずに、既存のキーボードの信号配線のパターンとメンブレンシートに貫通孔を設けるだけで、非常に容易に浸水の検知を実現できる。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 入力装置であって、
先端部に接点を備える複数の配線パターンが形成された第1のシートと、
先端部に接点を備える複数の配線パターンが形成され、前記第1のシートに重ね合された状態で、前記接点同士が対向する第2のシートと、
前記第1と第2のシートの間に重ね合わせて挿入され、挿入状態で前記接点位置に前記接点よりも大きな貫通孔を備えるシート状のスペーサと、
前記第1のシートの前記接点位置の外側に取り付けられ、外部からの押圧によって変形して前記第1のシートの接点を押して前記貫通孔内を移動させ、前記第2のシートの接点に接触させる押圧部材と、
前記第1のシートの、前記接点のない領域に設けられた第1の浸水検知孔と、
前記スペーサに設けられ、前記第1の浸水検知孔に重なる第2の浸水検知孔と、
前記第1と第2の浸水検知孔の内部に離間した状態で設けられた第1と第2の浸水検知接点と、
前記第1と第2の浸水検知接点にそれぞれ接続し、前記第1と第2の浸水検知接点の短絡状態を前記第1と第2のシートの外部に通知可能な短絡通知用の配線パターンとを備える入力装置。
(付記2) 前記第1の浸水検知接点と前記第1の浸水検知接点に接続する短絡通知用の配線パターンが、第1のシートに設けられている付記1に記載の入力装置。
(付記3) 前記第1と第2の浸水検知接点とこれらに接続する前記短絡通知用の配線パターンが、共に第2のシートに設けられている付記1に記載の入力装置。
(付記4) 前記第1と第2の浸水検知接点が矩形状である付記2又は3に記載の入力装置。
(付記5) 第1と第2の浸水検知接点が櫛歯形状であり、第1の浸水検知接点の櫛歯の間のスペースに、第2の浸水検知接点の櫛歯がそれぞれ配置されている付記2又は3に記載の入力装置。
(付記6) 前記入力装置がキーボードであり、前記押圧部材がキートップとラバードームである付記1から5の何れかに記載の入力装置。
(付記7) 前記キーボードの前記押圧部材の取付面が、前記キーボードの設置面に平行であり、
前記第1と第2の浸水検知孔は、前記キーボード上にランダムに散在して設けられている付記1から6の何れかに記載の入力装置。
(付記8) 前記キーボードの前記押圧部材の取付面が、前記キーボードの設置面に対して傾斜しており、
前記第1と第2の浸水検知孔は、前記キーボード上の前記設置面からの高さが高い方の領域よりも低い方の領域に多く散在して設置されている付記1から6の何れかに記載の入力装置。
(付記9) 前記第1のシートにある配線パターンには行アドレス信号が流され、前記第2のシートにある配線パターンには列アドレス信号が流され、
前記行アドレス信号と前記列アドレス信号によって形成されるマトリクスの数よりも前記押圧部材の数が少ない場合に、
前記短絡通知用の配線パターンは、余っている前記マトリクスの一部を利用して形成され、
前記第1と第2の浸水検知接点の短絡状態は前記行アドレス信号と前記列アドレス信号を利用して検出される付記1から8の何れかに記載の入力装置。
(付記10) 前記第1と第2のシートは1枚のシートとして形成されており、
前記1枚のシートに設けられた折り畳みラインで折り畳むことによって、前記第1と第2のシートになる付記1から9の何れかに記載の入力装置。
(付記11) 付記1から10の何れかに記載の入力装置、制御装置、及び前記制御装置に電源を供給するシステム電源を備える電子機器であって、
前記浸水検知接点に接続する短絡通知用の配線パターンが前記電子機器の制御装置に接続されており、
前記制御装置は、前記配線パターンによって前記浸水検知接点の短絡状態を検知した時に、前記システム電源をシャットダウンする電子機器。
1 電子機器(ノート型パソコン)
2 フィルムシート
3 キートップ
4 ラバードーム
5 キー部
21 上層側メンブレン
22 下層側メンブレン
23 スペーサ
25、35 浸水検出孔
31 上層側接点
32 下層側接点
33 貫通孔
41 第1の浸水検知接点
42 下層側浸水検知接点
F 折り畳みライン

Claims (6)

  1. 入力装置であって、
    先端部に接点を備える複数の配線パターンが形成された第1のシートと、
    先端部に接点を備える複数の配線パターンが形成され、前記第1のシートに重ね合された状態で、前記接点同士が対向する第2のシートと、
    前記第1と第2のシートの間に重ね合わせて挿入され、挿入状態で前記接点位置に前記接点よりも大きな貫通孔を備えるシート状のスペーサと、
    前記第1のシートの前記接点位置の外側に取り付けられ、外部からの押圧によって変形して前記第1のシートの接点を押して前記貫通孔内を移動させ、前記第2のシートの接点に接触させる押圧部材と、
    前記第1のシートの、前記接点のない領域に設けられた第1の浸水検知孔と、
    前記スペーサに設けられ、前記第1の浸水検知孔に重なる第2の浸水検知孔と、
    前記第1と第2の浸水検知孔の内部に離間した状態で設けられた第1と第2の浸水検知接点と、
    前記第1と第2の浸水検知接点にそれぞれ接続し、前記第1と第2の浸水検知接点の短絡状態を前記第1と第2のシートの外部に通知可能な短絡通知用の配線パターンとを備える入力装置。
  2. 前記第1の浸水検知接点と前記第1の浸水検知接点に接続する短絡通知用の配線パターンが、第1のシートに設けられている請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第1と第2の浸水検知接点とこれらに接続する前記短絡通知用の配線パターンが、共に第2のシートに設けられている請求項1に記載の入力装置。
  4. 第1と第2の浸水検知接点が櫛歯形状であり、第1の浸水検知接点の櫛歯の間のスペースに、第2の浸水検知接点の櫛歯がそれぞれ配置されている請求項2又は3に記載の入力装置。
  5. 前記第1のシートにある配線パターンには行アドレス信号が流され、前記第2のシートにある配線パターンには列アドレス信号が流され、
    前記行アドレス信号と前記列アドレス信号によって形成されるマトリクスの数よりも前記押圧部材の数が少ない場合に、
    前記短絡通知用の配線パターンは、余っている前記マトリクスの一部を利用して形成され、
    前記第1と第2の浸水検知接点の短絡状態は前記行アドレス信号と前記列アドレス信号を利用して検出される請求項1から4の何れか1項に記載の入力装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の入力装置、制御装置、及び前記制御装置に電源を供給するシステム電源を備える電子機器であって、
    前記浸水検知接点に接続する短絡通知用の配線パターンが前記電子機器の制御装置に接続されており、
    前記制御装置は、前記配線パターンによって前記浸水検知接点の短絡状態を検知した時に、前記システム電源をシャットダウンする電子機器。
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