JP2016160037A - Image formation apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、画像形成装置に関し、特に、電子写真方式を利用して記録材に画像形成を行う複写機、プリンタ等の手差し給紙トレイの操作性向上のための制御に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus, and more particularly to control for improving the operability of a manual feed tray such as a copying machine or a printer that forms an image on a recording material using an electrophotographic system.
電子写真方式の画像形成装置は、給紙カセットや給紙トレイ上に載置された用紙を給紙して、画像形成を行う構成を備えている。昨今では様々な種類の用紙が流通している。そのような状況下で、給紙トレイは、給紙カセットでは対応できない坪量の用紙や、滑りやすい表面性を持つコート紙や、一般的に流通している用紙よりも長いサイズの用紙(以下、長尺紙)等に画像形成を行う場合に広く使用されている。 An electrophotographic image forming apparatus has a configuration in which a sheet placed on a sheet feeding cassette or a sheet feeding tray is fed to form an image. In recent years, various types of paper have been distributed. Under such circumstances, the paper feed tray is a paper with a basis weight that cannot be handled by the paper feed cassette, coated paper with a slippery surface, or paper that is longer than the paper that is generally distributed (hereinafter referred to as “paper”). , Long paper), etc., are widely used.
例えば特許文献1の画像形成装置は、画像形成終了毎に給紙トレイの底板を給紙不能な位置に下降させるモードと、画像形成終了後も給紙トレイの底板を上昇させた給紙可能な位置に保持させるモードとを有している。特許文献1の画像形成装置では、これらのモードのいずれか一方のモードを選択可能にする構成となっている。そして、画像形成中に手差し給紙装置の用紙がなくなったことを検知した場合に、底板を下降させて用紙の補給が可能となる手差し給紙装置を提案して、ユーザの操作性向上を図っている。
For example, the image forming apparatus disclosed in
従来技術では、画像形成終了後も給紙トレイの底板を上昇させた給紙可能な位置に底板を保持させるモードが選択されている場合、手差し給紙装置上の用紙がなくなったことを検知した時点で底板を下降させている。しかし、底板を下降させない限り、用紙の抜き取りや補給を行うことができない。例えば、画像形成終了後に手差し給紙装置に用紙がある状態で、通常待機状態に対してより低い電力状態で待機する省電力状態に画像形成装置が遷移した場合を想定する。省電力状態では極力電力供給を低減させるため、給紙トレイの底板の昇降を行うことができない。従来技術では、画像形成終了後も給紙トレイの底板を上昇させた給紙可能な位置に保持させるモードが選択されている場合、省電力状態に遷移しても底板は上昇した位置が維持されたままになる。そのような状況下であっても、省電力状態時の間にユーザによる用紙の抜き取りや、同じサイズの用紙を補給することが想定される。しかし、省電力状態では、給紙トレイの底板を下降することができず、用紙は底板と給紙ローラとにより挟持されているため、ユーザによる用紙の抜き差しが困難となってしまい、ユーザビリティが低減してしまう可能性がある。 In the prior art, when the mode in which the bottom plate is held at the position where the bottom plate of the paper feed tray is raised after the image formation is finished is selected, it is detected that the paper on the manual paper feeder has run out. At the time, the bottom plate is lowered. However, unless the bottom plate is lowered, the paper cannot be extracted or replenished. For example, it is assumed that the image forming apparatus transitions to a power saving state in which a sheet is in the manual sheet feeding device after completion of image formation and waits in a lower power state than in a normal standby state. Since the power supply is reduced as much as possible in the power saving state, the bottom plate of the paper feed tray cannot be raised or lowered. In the prior art, when the mode in which the bottom plate of the paper feed tray is held at the raised feedable position is selected even after the image formation is completed, the raised position of the bottom plate is maintained even when the power saving state is entered. Will remain. Even under such a situation, it is assumed that the user pulls out the paper or replenishes paper of the same size during the power saving state. However, in the power saving state, the bottom plate of the paper feed tray cannot be lowered, and the paper is sandwiched between the bottom plate and the paper feed roller, so it becomes difficult for the user to insert and remove the paper, reducing usability. There is a possibility that.
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、省電力状態における積載部の記録材の補給時のユーザビリティを向上させることを目的とする。 The present invention has been made under such circumstances, and it is an object of the present invention to improve the usability at the time of replenishing the recording material of the stacking portion in the power saving state.
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。 In order to solve the above-described problems, the present invention has the following configuration.
(1)記録材が積載される積載部と、前記積載部に積載された記録材を搬送路に給紙する給紙手段と、前記給紙手段が前記積載部に積載された記録材に当接した第一の状態と、前記給紙手段が前記積載部に積載された記録材から離間した第二の状態を変更する変更手段と、所定の電力を消費する第一のモードから前記第一のモードよりも消費する電力が低い第二のモードに画像形成装置を遷移する場合、前記給紙手段が前記第一の状態から前記第二の状態に変更されるように前記変更手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 (1) A stacking unit on which the recording material is stacked, a sheet feeding unit that feeds the recording material loaded on the stacking unit to a conveyance path, and the sheet feeding unit that contacts the recording material loaded on the stacking unit. A first state in contact, a changing unit that changes a second state in which the paper feeding unit is separated from the recording material stacked on the stacking unit, and a first mode that consumes predetermined power. When changing the image forming apparatus to the second mode, which consumes less power than the first mode, the changing unit is controlled so that the sheet feeding unit is changed from the first state to the second state. An image forming apparatus comprising: a control unit;
本発明によれば、省電力状態における積載部の記録材の補給時のユーザビリティを向上させることができる。 According to the present invention, it is possible to improve the usability at the time of replenishing the recording material of the stacking portion in the power saving state.
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳しく説明する。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[第一の実施の形態]
<画像形成システムの概略構成>
図1は、第一の実施の形態の画像形成装置の断面図、図2は、本実施の形態の画像形成装置のブロック図である。図1、図2を用いて、基本的な構成を説明する。
[First embodiment]
<Schematic configuration of image forming system>
FIG. 1 is a cross-sectional view of the image forming apparatus according to the first embodiment, and FIG. 2 is a block diagram of the image forming apparatus according to the present embodiment. The basic configuration will be described with reference to FIGS.
[画像形成装置の概略構成]
図2の制御部300は、図1の画像形成装置のシステム制御を行っており、CPU301、ROM302、RAM303とタイマ291を有している。CPU301は画像形成装置のシステム制御を行うCPUである。CPU301には、制御プログラムが書き込まれたROM302と、制御に用いる変数や図1のイメージセンサ233によって読み取られた画像データを保存するRAM303が、アドレスバスとデータバスにより接続されている。また、時間を計測することが可能なタイマ291がCPU301に接続されており、CPU301はタイマ291のタイムカウント値の設定やタイマ計測値の取得を行う。CPU301は、原稿給送装置制御部480を介して、原稿搬送ローラ112の駆動や、原稿有無センサ151による原稿有無検知などを行う。またCPU301は、イメージリーダ制御部280を介して、原稿圧板の開閉動作の検知や原稿圧板ガラス板55上の原稿画像、原稿給送装置制御部480によって給送された原稿画像をイメージセンサ233により読み取る。イメージセンサ233は、読み取った原稿画像の情報を、アナログ画像信号としてCPU301に出力する。CPU301は、イメージセンサ233から入力されたアナログ画像信号を、画像信号制御部281に転送する。
[Schematic configuration of image forming apparatus]
A
画像信号制御部281は、コピー動作時は、イメージセンサ233からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換した後に各種処理を施し、各種処理を施したデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。ここで、コピー動作は、原稿をイメージセンサ233により読み取って、読み取ったデータに基づきプリント動作を行う動作である。また、画像信号制御部281は、外部からの指示によるプリント動作時は、まず、コンピュータ283から外部I/F282を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施す。そして、画像信号制御部281は、各種処理を施したデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。
During the copying operation, the image
プリンタ制御部285は、CPU301からの指示に基づいて、画像形成部271へ画像形成を指示する。画像形成部271は、入力されたビデオ信号に基づき画像形成ユニット120を駆動する。また、プリンタ制御部285は、CPU301からの指示に基づいて、紙搬送部270へ記録材である用紙の給紙、搬送制御を行う。具体的には、プリンタ制御部285は、検知手段である用紙有無センサ115によって、図1の積載部である給紙トレイ111上の用紙の有無を検知する。プリンタ制御部285は、用紙有無センサ115によって給紙トレイ111上に用紙があることを検知したら、昇降モータ163(図5参照)を駆動源として、給紙ピックアップローラ113の下降動作を行う。その後、紙搬送モータ164(図3参照)を駆動源として、給紙ピックアップローラ113や給紙ローラ114の回転駆動を行い、用紙を搬送路に給紙する。操作部330は、画像形成を行うカラーモードの選択や、画像形成装置の状態表示、コピースタート等の指示を行うために用いられる。また、CPU301が給紙トレイ111に用紙が載置されたことを検知すると、操作部330には、用紙サイズ選択画面が表示される。操作部330の用紙サイズ選択画面を用いて選択されたモードの設定値は、CPU301に送信され、CPU301は受信したモードの設定値をRAM303に格納する。
The
[画像形成装置の基本画像形成動作]
次に図1及び図2を用いて、基本的な画像形成動作について説明する。CPU301は、用紙有無センサ115によって給紙トレイ111へ用紙が載置されたことを検知すると、操作部330に用紙サイズ選択画面を表示させる。ユーザによって用紙サイズが選択、確定されると、CPU301は、給紙ピックアップローラ113の下降動作によって、給紙ピックアップローラ113の位置を、「給紙ピックアップローラ当接位置」に移動させる。ここで、「給紙ピックアップローラ当接位置」とは、給紙ピックアップローラ113が、給紙トレイ111上に載置された用紙に当接する位置をいう。給紙ピックアップローラ113は、給紙トレイ111に積載された用紙に当接した第一の状態となる。
[Basic image forming operation of image forming apparatus]
Next, a basic image forming operation will be described with reference to FIGS. When the
一方で、CPU301は、操作部330等から入力されたカラーモードや置数等のプリント設定指示や、原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板の開閉や原稿載置を検知すると、プリント準備動作を行う。CPU301は、プリント準備動作では、定着器170の温度制御を開始する。またCPU301は、給紙トレイ111上の用紙サイズが確定しており、かつ、給紙ピックアップローラ113の位置が「給紙ピックアップローラ当接位置」にない場合は、給紙ピックアップローラ113を「給紙ピックアップローラ当接位置」へ移動させる。給紙ピックアップローラ113の昇降動作、及びプリント準備動作の詳細に関しては後述する。
On the other hand, the
次に、CPU301は、操作部330等からプリント動作開始の指示を受信すると、原稿給送装置制御部480を介して原稿の画像の読み取り動作を開始する。CPU301は、原稿搬送ローラ112を駆動し、原稿台152から原稿用紙をプラテンガラス上に搬送すると共に、プラテンガラスへ不図示のランプの光で照射を行う。原稿からの反射光は、ミラーを介してイメージセンサ233に導かれるように構成されており、イメージセンサ233により読み取られた原稿の画像データは、画像信号制御部281へ出力される。原稿読取は、原稿圧板ガラス板55上の原稿読取が完了するまで、又は原稿有無センサ151によって検知された最終原稿の画像の読み取りが完了するまで継続される。
Next, when the
一方で、CPU301は、画像形成部271を介して画像形成ユニット120を制御し、RAM303へ保存された画像データの画像形成動作を開始する。画像形成ユニット120は、詳細には、イエロー用の画像形成ユニット120y、マゼンタ用の画像形成ユニット120m、シアン用の画像形成ユニット120c、ブラック用の画像形成ユニットkである。以降、色を表す添え字y、m、c、kは、必要な場合を除き省略する。画像形成ユニット120は、感光ドラム101、現像器104、帯電ローラ102、感光ドラムクリーナー107などによって構成されている。画像形成ユニット120では、図中矢印方向(時計回り方向)に回転する感光ドラム101表面が帯電ローラ102によって帯電された後、レーザースキャナユニット103から照射されたレーザ光により、感光ドラム101上に潜像が形成される。そして、感光ドラム101上に形成された潜像は、現像器104内のトナーにより感光ドラム101上で現像される。その後、感光ドラム101上に現像されたトナー像は、一次転写電圧が印加された一次転写ローラ105によって、図中矢印方向(反時計回り方向)に回転する中間転写ベルト130へ順次重畳して転写され、フルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト130へ転写されたフルカラーのトナー像は、中間転写ベルト130の回転によって二次転写部118へ移動される。
On the other hand, the
また、CPU301は、二次転写部118にトナー像が到着するタイミングに間に合うように、紙搬送部270を介して不図示の搬送モータを駆動させる。給紙ピックアップローラ113や給紙ローラ114、レジストレーションローラ116、排紙ローラ139は、駆動源である搬送モータによって駆動される。これにより、給紙ピックアップローラ113が回転駆動し、給紙トレイ111から用紙が1枚ずつ給紙搬送される。以上のようにして、二次転写部118において二次転写電圧が印加されることで、搬送されてきた用紙にトナー像が転写される。
Further, the
二次転写部118においてトナー像が転写された用紙は、定着器170へ搬送される。定着器170では、用紙上の未定着のトナー像が加熱、加圧されることにより用紙に定着される。その後、CPU301は、紙搬送部270によって制御された排紙ローラ139により、用紙を排紙トレイ132に排紙する。CPU301は、プリント動作が完了した後、後述する省電力要求に応じて、次の動作を行う。即ち、CPU301は、給紙ピックアップローラ113を、給紙トレイ111上の用紙と接している「給紙ピックアップローラ当接位置」から、用紙の上方へ退避する「給紙ピックアップローラ離間位置」へ移動させる。給紙ピックアップローラ113は、給紙トレイ111に積載された用紙から離間した第二の状態となる。以降、「給紙ピックアップローラ当接位置」を単に当接位置、「給紙ピックアップローラ離間位置」を単に離間位置とする。
The sheet on which the toner image is transferred in the
また、CPU301は、電源350を制御して、破線274内のプリンタ制御部285を介した紙搬送部270や画像形成部271への電力の供給又は供給停止の切り替えを行うことができる。尚、紙搬送部270には、センサ類272や駆動源類273が接続されている。更に、CPU301は、タイマ291に設定した所定時間(設定時間という)が経過した後に、電源350からの電力供給を停止する自動省電力制御(以下、オートスリープ)も行うことができる。尚、上述した画像形成動作及び電力制御は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。
In addition, the
<給紙ピックアップローラ113昇降動作の説明>
次に、本実施の形態の給紙ピックアップローラ113の昇降機構について説明する。
<Description of lifting operation of paper
Next, the raising / lowering mechanism of the paper
[給紙トレイ111の説明]
まず、図3を用いて本実施の形態の給紙トレイ111上の用紙検知構成について説明する。図3(a)は、給紙トレイ111近傍の断面図である。給紙トレイ111の給紙ローラ114が設置されている側の端部には、用紙有無フラグ411が配置されている。用紙有無フラグ411は、例えば、本実施の形態では、用紙Pの搬送方向に直交する方向の中央部に配置されている。用紙有無センサ115は、例えば、光学式のセンサである。図3(a)に示すように、給紙トレイ111上に用紙Pが載置されると、用紙有無フラグ411は、用紙Pの搬送方向における先端部によって押され、用紙有無フラグ411が用紙有無センサ115を遮光する。このとき、例えば、用紙有無センサ115は、ON信号を出力する。
[Description of Paper Tray 111]
First, the paper detection configuration on the
一方、給紙トレイ111上に用紙Pがない場合には、用紙有無フラグ411は、用紙有無センサ115を遮光しない。このとき、例えば、用紙有無センサ115は、OFF信号を出力する。このような構成により、CPU301が給紙トレイ111上の用紙の有無を検知することが可能なように構成されている。CPU301は、給紙トレイ111に用紙Pが載置されると、操作部330へ用紙サイズ選択画面を表示する。操作部330の表示に関しては後述する。また、給紙ピックアップローラ113が用紙Pに当接した状態で、紙搬送モータ164を駆動させることで、給紙ピックアップローラ113及び給紙ローラ114がそれぞれ図の矢印方向に回転し、用紙Pは図3(a)に示す太い矢印方向Cへ給紙搬送される。
On the other hand, when there is no paper P on the
図3(b)は、給紙トレイ111を上方からみた投影図であり、後述する奥行き方向中央位置を破線で示している。図3(b)に示す通り、給紙トレイ111上には、矢印方向に給紙トレイ111と平行移動可能に構成された、サイド規制板421が配置されている。サイド規制板421は、用紙Pを奥(図3(b)の上側)と手前(図3(b)の下側)から挟み込む。これにより、サイド規制板421は、給紙トレイ111上に載置された用紙Pの傾きを搬送方向と合わせ、かつ用紙Pの奥行き方向中央位置を、図1の画像形成ユニット120の奥行き中央位置に合わせる構成になっている。ここで、奥行き方向とは、用紙Pの搬送方向に直交する方向であり、奥行き中央位置とは、用紙Pの搬送方向に直交する方向における中央位置である。以上のような構成によって、給紙トレイ111から給紙された用紙Pに対して、正しい画像位置で画像形成が行われる。また、サイド規制板421の位置は不図示の位置センサによって検知することが可能に構成されている。CPU301は、サイド規制板421の位置から用紙Pのサイズを検知し、検知したサイズに基づいて、操作部330に表示される用紙サイズ選択画面の表示内容が変更される。尚、CPU301は、サイド規制板421の位置に基づいて、用紙Pの搬送方向に直交する方向の長さ(用紙Pの幅でもある)を検知する。操作部330の表示に関しては後述する。
FIG. 3B is a projection view of the
[操作部330の説明]
[用紙のサイズ確定]
図4(a)は、本実施の形態の操作部330の正面図である。操作部330には、コピー動作を開始するためのスタートキー306、コピー動作を中断するためのストップキー307、置数設定等を行うテンキー313等が配置されている。また、操作部330の左側にはタッチパネルが形成された表示部311が配置されており、画面上には、ソフトウェア的なキーであるソフトキーを作成することが可能となっている。また、CPU301は、置数設定等を行うテンキー313等への操作に応じて、プリント準備動作の制御を実施する。尚、省電力ボタン340については後述する。
[Description of Operation Unit 330]
[Confirm paper size]
FIG. 4A is a front view of the
図4(b)、図4(c)は、給紙トレイ111に用紙Pが載置されたときに、表示部311に表示される用紙サイズ選択画面である。上述したように、CPU301は、サイド規制板421の位置から検知した用紙Pのサイズ(用紙Pの幅の情報)に基づいて、表示部311の表示内容を決定している。表示部311には、用紙サイズを表すA4ボタン321、A4Rボタン322、A3ボタン323、OKボタン325が配置されている。ボタン321〜323のいずれかが選択された状態で、OKボタン325が押下されることで、用紙サイズが確定されて、選択された用紙サイズがRAM303に格納される。
FIG. 4B and FIG. 4C are paper size selection screens displayed on the
図4(b)は、CPU301が、前述したサイド規制板421の位置に基づいて、給紙トレイ111上に載置された用紙サイズがA4又はA3であると検知した場合に、表示部311に表示される画面である。この場合、図4(b)に示すように、A4ボタン321とA3ボタン323を選択することが可能な状態となっており、A4Rボタン322は操作の対象から除外されてグレーアウト表示され、選択することが不可能な状態となっている。一方、図4(c)は、CPU301が、前述したサイド規制板421の位置に基づいて、給紙トレイ111上に載置された用紙サイズがA4Rであると検知した場合に、表示部311に表示される画面である。この場合、図4(c)に示すように、A4Rボタン322を選択することが可能な状態となっており、A4ボタン321、A3ボタン323は操作の対象から除外されてグレーアウト表示され、選択することが不可能な状態となっている。
FIG. 4B shows the
表示部311の用紙サイズ選択画面を用いて用紙サイズが確定された後、CPU301が用紙有無センサ115の検知結果に基づき用紙Pがないと判断された場合には、用紙サイズは不確定となる。そして、RAM303には、用紙サイズが不確定である旨の情報が格納される。このような状況は、例えば、用紙サイズが確定した後に、給紙トレイ111から用紙Pが抜き取られた場合等に該当する。その後、用紙Pが給紙トレイ111に載置されたときには、再度、用紙サイズ選択画面が表示部311に表示される。本実施の形態の画像形成装置では、用紙サイズが確定するまでは、プリント動作を開始することはできない。
After the paper size is confirmed using the paper size selection screen of the
[省電力状態と設定]
また、操作部330では、所定の電力を消費する第一のモードである待機状態に対してより低い電力状態で待機する第二のモードである省電力状態へ遷移するための省電力モードも設定できる。尚、省電力状態で画像形成装置を稼働させるモードを省電力モード、通常の電力状態で画像形成装置を稼働させるモードを通常電力モードという。本実施の形態における省電力状態とは、CPU301によって、電源350を制御して、図2に示す破線274内のプリンタ制御部285を介した紙搬送部270や画像形成部271への電力供給を停止した状態である。ただし、プリンタ制御部285を介した全てのセンサ類272や駆動源類273等の負荷に対して電力供給を停止するのではなく、選択的に電力供給を停止することができる。
[Power saving status and settings]
The
省電力状態での選択的な電力供給について、表1を用いて説明する。
表1は、図2の破線274で示す各部について、待機状態と省電力状態で、電力供給状態をどのように設定しているかを示す表である。電力が供給される場合を「○」、電力が停止(カットと図示)される場合を「×」としている。表1に示すように、待機状態では、電源350から、プリンタ制御部285を介してセンサ類272、駆動源類273、画像形成部271へ電力を供給する。一方、省電力状態では、紙搬送部270を介した用紙有無センサ115を含む第一の部材であるセンサ類272には電力を供給する。また、紙搬送モータ164を含む第二の部材である駆動源類273への電力供給を停止する。これにより、省電力状態においても、CPU301は、センサ類272による検知制御を行うことができる。
Table 1 is a table showing how the power supply state is set in the standby state and the power saving state for each unit indicated by a
(待機状態から省電力状態への遷移方法)
本実施の形態において、待機状態から省電力状態へ遷移する方法は2つある。1つ目は、図4(a)の操作者が押下するスイッチである省電力ボタン340が押下されたことに応じて省電力状態へ遷移する方法である。2つ目は、後述するオートスリープ設定によって設定された時間が経過した後に、自動的に省電力状態へ遷移する方法である。CPU301は、省電力ボタン340の押下、又は、画像形成終了後或いは最後に操作を行ってからオートスリープ設定によって設定された時間が経過したことに応じて、省電力状態へ遷移する。このため、CPU301は、遷移手段としても機能する。
(Transition method from standby state to power saving state)
In the present embodiment, there are two methods for transitioning from the standby state to the power saving state. The first is a method of transitioning to a power saving state in response to pressing of the
図4(d)は、所定の時間が経過したことに応じて自動で省電力状態に遷移するオートスリープ時間設定を行う際の表示部311を示した図である。図4(d)では、数値ボタン341が選択されており、選択されたボタンに対してダウンボタン343とアップボタン344を用いて数値ボタン341の数値を変更することができる。また、単位ボタン342を選択し、ダウンボタン343とアップボタン344を用いて「秒」「分」「時間」と時間の単位を変更することができる。これらの設定が行われた後、時間設定ボタン345が押下されることによって、オートスリープ設定がなされる。省電力状態に遷移する際の制御の詳細については、後述する。尚、上述した省電力状態に関する設定における表記や設定は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。
FIG. 4D is a diagram illustrating the
[給紙ピックアップローラ113昇降の説明]
図5は、本実施の形態の給紙ピックアップローラ113の昇降動作を説明する図である。図5(a)は、手差し給紙部の給紙ピックアップローラ113と、給紙ピックアップローラ113を支える給紙アーム160を上方からみた投影図である。給紙ピックアップローラ113は、給紙ピックアップローラ軸161を介して給紙アーム160によって支持されている。給紙アーム軸162は、給紙アーム160に固定されており、昇降モータ163の駆動が、不図示のカムを介して伝達されるように構成されている。
[Explanation of raising / lowering the paper feed pickup roller 113]
FIG. 5 is a diagram for explaining the raising and lowering operation of the paper
次に、図5(b)を用いて、給紙ピックアップローラ113の昇降動作について説明する。図5(b)は、手差し給紙部の断面図であり、当接位置を実線で、離間位置を破線でそれぞれ示している。昇降モータ163が所定方向に回転すると、昇降モータ163の駆動が不図示のカムを介して給紙アーム軸162に伝達される。これにより、給紙アーム160及び給紙ピックアップローラ113は、一定角度範囲で当接位置と離間位置の間を往復する。昇降モータ163は給紙アーム160及び給紙ピックアップローラ113の位置を変更する変更手段として機能する。CPU301は、給紙ピックアップローラ113が用紙に当接した第一の状態と、給紙ピックアップローラ113が用紙から離間した第二の状態を変更されるように昇降モータ163を制御する制御手段として機能する。詳細には、給紙アーム軸162は、給紙アーム160に固定されており、給紙アーム軸162を支点にした回転動作により、給紙アーム160は昇降動作を行う。給紙アーム160の昇降動作に連動して、給紙ピックアップローラ113が矢印D1のように昇降する。給紙ピックアップローラのホームポジションセンサ(以下、HPセンサとする)167は、例えば、光学式のセンサである。HPセンサ167は、給紙ピックアップローラ113が給紙トレイ111に対して最も離れている上述した離間位置にある場合に、給紙アーム160によって遮光されるように構成されている。
Next, the raising / lowering operation of the paper
図5(c)は給紙ピックアップローラ113の昇降に関するタイミングチャートである。詳細には、図5(c)の(i)は、昇降モータ163の駆動状態を示しており、昇降モータ163が駆動されているときをハイレベル(ON)で示し、駆動されていないときをローレベル(OFF)で示している。図5(c)の(ii)は、給紙ピックアップローラ113の位置を示し、上述した離間位置と当接位置を示している。図5(c)の(iii)は、HPセンサ167の状態を示しており、HPセンサ167が遮光されているとき(ON)をハイレベルで示し、遮光されていないとき(OFF)をローレベルで示している。いずれも横軸は時間tである。
FIG. 5C is a timing chart regarding the raising and lowering of the paper
例えば、用紙サイズが確定し、且つ、給紙ピックアップローラ113が離間位置にある場合(HPセンサ167がオン)、CPU301は、タイミングT1で昇降モータ163の駆動を開始する。昇降モータ163の駆動が開始されると、給紙ピックアップローラ113は離間位置から下降を開始し、HPセンサ167は遮光された状態から遮光されていない状態に遷移する。タイミングT1から所定時間Taが経過したタイミングT2で、CPU301は、給紙ピックアップローラ113が給紙トレイ111に対して最も近づく当接位置まで下降したと判断する。CPU301は、昇降モータ163の駆動を停止し、給紙ピックアップローラ113の位置を当接位置に保持する。尚、給紙ピックアップローラ113が当接位置まで下降したと判断した場合、CPU301は、RAM303にその情報を記憶しておく。ここで、本実施の形態では、CPU301は、昇降モータ163の駆動を開始してから所定時間Taが経過したことで、給紙ピックアップローラ113が当接位置に移動したと判断している。しかし、例えば、給紙ピックアップローラ113が当接位置に移動したことを検知するセンサを備える構成としてもよい。
For example, when the paper size is determined and the paper
CPU301は、プリント動作開始指示を受信する前に、給紙ピックアップローラ113を当接位置に移動させて当接位置に保持した状態で、プリント動作開始指示を受信する。これにより、プリント動作開始指示を受信してから給紙ピックアップローラ113を離間位置から当接位置に移動させる場合に比べて、所定時間Ta(=500ms)分だけ、ファーストコピーアウトタイム(以下、FCOT)が短縮される。ここで、FCOTとは、コピー動作の開始のためのスタートキー306が押下されてから、1枚目の用紙Pが排紙されるまでの時間である。所定時間Taは、給紙ピックアップローラ113を離間位置から当接位置に移動させるために要する時間であり、予め測定等によって決定された値がROM302に記憶されている。尚、所定時間Taは、CPU301が昇降モータ163の駆動を開始又は停止する信号を出力してから、実際に給紙ピックアップローラ113の昇降動作が開始又は停止されるまでのばらつき等を考慮して決定されている。
Before receiving the print operation start instruction, the
次に、CPU301は、プリント動作が完了したタイミングT3で、再度、昇降モータ163の駆動を開始することで、給紙ピックアップローラ113は、当接位置から上昇を開始する。CPU301は、HPセンサ167が遮光されたことを検知したタイミングT4で、給紙ピックアップローラ113が離間位置まで上昇したと判断する。そして、CPU301は、昇降モータ163の駆動を停止し、給紙ピックアップローラ113の位置を離間位置に保持する。ただし、上述した昇降モータ163と給紙ピックアップローラ113及びHPセンサ167の構成や昇降制御の条件は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。尚、本実施の形態では、給紙ピックアップローラ113と用紙Pを当接、離間させるために、給紙ピックアップローラ113を昇降する構成としたが、給紙ピックアップローラ113の位置を固定させて、給紙トレイ111側を昇降させる構成としてもよい。この場合、給紙トレイ111側を昇降させるモータ等が変更手段として機能する。
Next, the
[省電力モード遷移時の制御の説明]
次に、本実施の形態の省電力状態への遷移時の給紙ピックアップローラ113の制御について図6を用いて説明する。図6は、省電力状態へ遷移するよう要求を設定した際のタイミングチャートである。詳細には、図6の(i)は、例えばプリント状態、待機状態、省電力状態等、画像形成装置の状態を示す。図6の(ii)は、図4(d)で説明したオートスリープ時間設定画面で設定したタイマ(オートスリープタイマと図示)の状態を示す。図6の(iii)は、操作部330の省電力ボタン340の状態を示し、省電力ボタン340が押下されたときをON、押下されていないときをOFFとして示している。図6の(iv)は、省電力要求の状態を示し、省電力要求があったときをONとして示している。図6の(v)は、給紙ピックアップローラ113の上昇制御の状態を示す。図6の(vi)は、電力制御の状態を示し、通常電力モードのときをハイレベル、省電力モードのときをローレベルとして示している。図6の(vii)は、電源350からプリンタ制御部285、中でも紙搬送部270の駆動源類273と画像形成部271への電力供給の状態を示している。図6の(vii)では電力が供給されている状態をON、電力が供給されていない状態をOFFとしている。横軸はいずれも時間を示す。
[Explanation of control at power saving mode transition]
Next, control of the paper
図6では、画像形成装置の状態遷移に伴う給紙ピックアップローラ113の上昇制御と電力制御の時間的な関係を示している。まず、画像形成装置のプリントジョブが終了し、プリント状態から待機状態に遷移する際に、タイマ291により時間経過を計測するためのカウントが開始される((ii)のタイマスタート)。本実施の形態では、操作部330で設定されたオートスリープ時間を所定の時間である時間Tbとする。タイマ291によって計測された時間が時間Tbを経過(タイムアップ)した場合、CPU301は、省電力要求状態情報にONをセットしてRAM303に格納する(矢印a)。また、CPU301は、省電力ボタン340の押下に応じて出力された信号の立ち下がりエッジを検知した場合も、省電力要求状態情報にONをセットしてRAM303に格納する(矢印b)。尚、本実施の形態では、CPU301は、信号の立ち下がりエッジを検知して省電力要求状態情報にONをセットしているが、信号の立ち上がりエッジを検知して省電力要求状態にONをセットしてもよい。なお、省電力状態から待機状態へ遷移すると省電力要求状態情報にOFFがセットされる。
FIG. 6 shows a temporal relationship between the raising control of the paper
省電力要求状態情報にONがセットされたことにより、CPU301は、画像形成装置を待機状態から省電力状態に遷移させる。画像形成装置が省電力状態に遷移すると、CPU301は、給紙ピックアップローラ113の上昇制御を実行する(図6の(v))。CPU301は、HPセンサ167がオンしたことにより給紙ピックアップローラ113の上昇制御が完了したことを検知し、電力制御を通常電力モードから省電力モードに切り替える(図6の(vi))。このとき、CPU301は、電源350からプリンタ制御部285への電力供給をOFFする(図6の(vii))。表1で説明したように、プリンタ制御部285を介した全てのセンサ類272や駆動源類273(負荷)に対して電力供給を停止させるのではなく、選択的に電力供給を停止させることができる。
When ON is set in the power saving request state information, the
以上で説明した省電力状態への遷移の判断と省電力状態に遷移したときの給紙ピックアップローラ113の制御について、図7、図8のフローチャートを用いて、より具体的に説明する。図7は、画像形成装置が省電力状態に遷移する際の判断処理を示すフローチャートである。図8(a)は、省電力要求状態情報がONになったことを受けての給紙ピックアップローラ113昇降に関連したCPU301の制御フローチャートである。図8(b)は、CPU301の給紙ピックアップローラ113昇降制御フローチャートである。
The determination of the transition to the power saving state and the control of the paper
(オートスリープ設定による省電力要求)
図7(a)を用いて、時間Tb(図6)が経過した後に、省電力要求状態情報をONにセットする制御処理について説明する。S1000でCPU301は、プリンタ制御部285におけるプリントジョブが停止したか否かを判断する。CPU301は、プリンタ制御部285からプリントジョブが停止した旨を通知する情報を受信することにより、プリントジョブが停止したか否かを判断する。S1000でCPU301は、プリントジョブが停止していないと判断した場合、S1000の処理に戻る。S1000でCPU301は、プリントジョブが停止したと判断した場合、S1001で、オートスリープ時間設定画面で設定された時間Tbをタイマ291に設定する。S1002でCPU301は、タイマ291による時間の計測をスタートする(図6の(ii)参照)。
(Power saving request by auto sleep setting)
A control process for setting the power saving request state information to ON after the time Tb (FIG. 6) has elapsed will be described with reference to FIG. In step S1000, the
S1003でCPU301は、タイマ291を参照することにより、時間Tbが経過したか(タイムアップしたか)否かを判断する。S1003でCPU301は、時間Tbが経過していないと判断した場合、S1004でプリントジョブが投入されたか否かを確認する。S1004でCPU301は、プリントジョブが投入されていないと判断した場合、S1003の処理に戻る。S1004でCPU301は、プリントジョブが投入されたと判断した場合、S1005でタイマ291による時間の計測をストップし、S1000の処理に戻る。
In step S <b> 1003, the
S1003でCPU301は、時間Tbが経過したと判断した場合、S1006でタイマ291による時間の計測をストップする。この場合、オートスリープ時間設定で設定した時間が経過したことになるので、S1007で省電力要求状態情報にONをセットしてRAM303に格納する(図6の矢印a、(iv))。このように、画像形成装置にジョブが投入されないまま時間Tbが経過したことに応じて、省電力状態に遷移する。以上が、オートスリープ時間設定画面で設定した時間Tbが経過した後に、省電力要求状態情報にONをセットする制御処理である。
When the
(省電力ボタンの押下による省電力要求)
図7(b)を用いて、ユーザにより省電力ボタン340が押下されたことに応じて出力される信号の立ち下がりエッジで省電力要求状態情報にONをセットする制御処理を説明する。S1100でCPU301は、プリンタ制御部285におけるプリントジョブが停止したか否かを判断する。S1100でCPU301は、プリントジョブが停止していないと判断した場合、S1100の処理に戻る。S1100でCPU301は、プリントジョブが停止したと判断した場合、S1101で、省電力ボタン340が押下されたことに応じて信号の立ち下がりエッジを検知したか否かを判断する。S1101でCPU301は、立ち下がりエッジを検知していないと判断した場合、S1102で、プリントジョブが投入されたか否かを判断する。S1102でCPU301は、プリントジョブが投入されていないと判断した場合、S1101の処理に戻り、プリントジョブが投入されたと判断した場合、S1100の処理に戻る。
(Power saving request by pressing the power saving button)
A control process for setting ON in the power saving request state information at the falling edge of the signal output in response to the user pressing the
S1101でCPU301は、立ち下がりエッジが検知されたと判断した場合(図6の(iii))、S1103で、省電力要求状態情報にONをセットしてRAM303に格納する(図6の矢印b、(iv))。以上が、省電力ボタン340が押下されたことに応じて出力される信号の立ち下がりエッジで省電力要求状態にONをセットする制御処理である。
When the
(省電力要求状態情報がONになったときの処理)
図8(a)は、図7(a)のS1007又は図7(b)のS1103の処理によって、省電力要求状態情報がONになったことを受け、CPU301が実行する給紙ピックアップローラ113の昇降動作に関連した制御処理を説明するフローチャートである。S1500でCPU301は、RAM303内に格納されている省電力要求状態情報にONがセットされているか否かを判断する。S1500でCPU301は、省電力要求状態情報にONがセットされていないと判断した場合、S1500の処理に戻る。S1500でCPU301は、省電力要求状態情報にONがセットされていると判断した場合、S1501で、給紙ピックアップローラ113が当接位置にあるか否かを判断する。S1501でCPU301は、給紙ピックアップローラ113が当接位置にあると判断した場合、給紙ピックアップローラ113を離間位置へ移動させるために、S1502で給紙ピックアップローラ113の上昇制御を実行する(図6の(v))。S1501でCPU301は、給紙ピックアップローラ113が当接位置にないと判断した場合、S1503の処理に進む。S1503でCPU301は、電源350による電力制御を、省電力モードに切り替える(表1参照)(図6の(vi)、(vii))。
(Processing when the power saving request status information is turned ON)
FIG. 8A shows the paper
(給紙ピックアップローラ113の上昇制御)
図8(b)を用いて、図8(a)のS1502の給紙ピックアップローラ113の上昇制御について説明する。S2100でCPU301は、給紙ピックアップローラ113を上昇させるために、昇降モータ163の駆動を開始する(図5のタイミングT3)。S2101でCPU301は、HPセンサ167から出力される信号がONしたか否かを判断する。S2101でCPU301は、HPセンサ167から出力される信号がONしていないと判断した場合、S2101の処理に戻る。S2101でCPU301は、HPセンサ167から出力された信号がONしたと判断した場合、給紙ピックアップローラ113が離間位置に移動したと判断して、S2102の処理に進む。S2102でCPU301は、昇降モータ163の駆動を停止する(図5のタイミングT4)。以上で、CPU301は、給紙ピックアップローラ113の上昇制御を終了し、図8(a)のS1503の処理に進む。
(Up control of paper feed pickup roller 113)
With reference to FIG. 8B, the raising control of the paper
以上のように、CPU301は、図7、図8で説明した省電力遷移判断と、その際の給紙ピックアップローラ113の上昇制御を行っている。本実施の形態では、用紙Pが給紙トレイ111と給紙ピックアップローラ113とで挟持されている状況において省電力状態に遷移する際に、給紙トレイ111と給紙ピックアップローラ113との圧を解除しておく。これにより、ユーザビリティを損なうことなく、省電力状態においてもスムーズな用紙の抜き取りや、補給を行うことができる。
As described above, the
以上、本実施の形態によれば、省電力状態における積載部の記録材の補給時のユーザビリティを向上させることができる。 As described above, according to the present embodiment, it is possible to improve the usability at the time of replenishing the recording material of the stacking unit in the power saving state.
[第二の実施の形態]
<待機状態に遷移する際の給紙ピックアップローラ113の下降制御の説明>
第二の実施の形態では、操作部330の省電力ボタン340が押下されて省電力要求状態情報にOFFがセットされたことが、画像形成装置が省電力状態から待機状態に遷移するトリガとなる場合について説明する。
[Second Embodiment]
<Description of Lowering Control of
In the second embodiment, when the
[待機状態への復帰時の判断]
本実施の形態では、画像形成装置が省電力状態から待機状態に遷移する際の給紙ピックアップローラ113の下降制御について、図9を用いて説明する。まず、画像形成装置が省電力状態から待機状態に復帰する判断制御について図9(a)を用いて説明する。図9(a)は、省電力状態から待機状態に復帰する判断処理を説明するフローチャートである。S3000でCPU301は、RAM303に格納された省電力要求状態情報にONがセットされているか否かを判断する。ここで、省電力要求状態情報にONがセットされている場合、画像形成装置が省電力状態であることを示す。S3000でCPU301は、省電力要求状態情報にONがセットされていないと判断した場合、S3000の処理に戻る。
[Judgment when returning to standby]
In the present embodiment, the lowering control of the paper
S3000でCPU301は、省電力要求状態情報にONがセットされていると判断した場合、S3001で、ユーザにより省電力ボタン340が押下されたことに応じて出力される信号の立ち下がりエッジを検知したか否かを判断する。S3001でCPU301は、省電力ボタン340の立ち下がりエッジを検知していないと判断した場合、S3001の処理に戻る。S3001でCPU301は、省電力ボタン340の立ち下がりエッジを検知したと判断した場合、S3002で、省電力要求状態情報にOFFをセットしてRAM303に格納する。以上のように、省電力状態時にユーザによって省電力ボタン340が押下されたことに応じて出力される信号の立ち下がりエッジによって、省電力要求状態情報にOFFをセットする。省電力要求状態情報にOFFがセットされたことが、画像形成装置が省電力状態から待機状態に遷移するトリガとなる。
If the
[待機状態への遷移時の給紙ピックアップローラ113の下降制御の説明]
図9(b)では、画像形成装置が省電力状態から待機状態に遷移する際の、給紙ピックアップローラ113の下降制御について説明する。S3100でCPU301は、RAM303に格納された省電力要求状態情報がOFFになったか否かを判断する。図9(a)で説明したように、S3100では、画像形成装置が省電力状態となっているときに、省電力状態から待機状態に遷移するためのトリガである省電力ボタン340の押下が行われたか否かを判断している。S3100でCPU301は、省電力要求状態情報がOFFになっていないと判断した場合、S3100の処理に戻る。
[Description of Lowering Control of
FIG. 9B illustrates the lowering control of the paper
S3100でCPU301は、省電力要求状態情報がOFFになったと判断した場合、S3101で電源350の電力制御が省電力モードに切り替えられているか否かを判断する。S3101でCPU301は、電力制御が省電力モードに切り替えられていないと判断した場合、S3101の処理に戻る。電力制御が省電力モードに切り替えられていない場合、図7、図8で説明した省電力遷移時の給紙ピックアップローラ113の上昇制御が終了していない可能性があるため、S3101の処理で待機する。S3101でCPU301は、電力制御が省電力モードに切り替えられていると判断した場合、S3102で、電源350の電力制御を通常電力モードに切り替える。
If the
S3103でCPU301は、用紙有無センサ115によって給紙トレイ111上に用紙があるか否かを判断する。S3013でCPU301は、給紙トレイ111上に用紙がないと判断した場合は、そのまま処理を終了する。S3013でCPU301は、給紙トレイ111上に用紙があると判断した場合は、S3104で、給紙ピックアップローラ113を当接位置へ移動させるために、給紙ピックアップローラ113の下降制御を実行する。これは、電力制御を通常電力モードに切り替えた後に給紙トレイ111上に用紙があった場合、画像形成装置が省電力状態に遷移し、その後待機状態に復帰した後も、用紙が給紙トレイ111に設置され続けていたと判断できるためである。
In step S <b> 3103, the
(給紙ピックアップローラ113の下降制御)
図10(a)は、図9(b)のS3104の給紙ピックアップローラ113の下降制御を説明するフローチャートである。S2000でCPU301は、給紙ピックアップローラ113が当接位置に下降するまでの時間Ta(図5(c)参照)をタイマ291に設定する。S2001でCPU301は、給紙ピックアップローラ113を下降させるために、昇降モータ163の駆動を開始する(図5(c)のタイミングT1)。S2002でCPU301は、タイマ291をスタートさせる。
(Descent control of paper feed pickup roller 113)
FIG. 10A is a flowchart for explaining the lowering control of the paper
S2003でCPU301は、タイマ291を参照することにより、時間Taが経過したか(タイムアップしたか)否かを判断する。S2003でCPU301は、時間Taが経過していないと判断した場合、S2003の処理に戻る。S2003でCPU301は、時間Taが経過したと判断した場合、S2004で、給紙ピックアップローラ113が当接位置に移動したと判断し、昇降モータ163の駆動を停止する(図5(c)タイミングT2)。以上により、給紙ピックアップローラ113の下降制御が完了する。
In S2003, the
以上のように、CPU301は、図9で説明した画像形成装置の省電力状態からの復帰の判断制御と、その際の給紙ピックアップローラ113の下降制御を行っている。本実施の形態では、画像形成装置が省電力状態から待機状態に復帰する際に、給紙トレイ111に用紙が設置され続けていたと判断できる場合、給紙ピックアップローラ113の下降制御を行い、当接位置に移動させる。これにより、ユーザの作業を待つことなく給紙ピックアップローラ113を当接位置に自動で移動させるのでユーザビリティが向上する。
As described above, the
以上、本実施の形態によれば、省電力状態における積載部の記録材の補給時のユーザビリティを向上させることができる。 As described above, according to the present embodiment, it is possible to improve the usability at the time of replenishing the recording material of the stacking unit in the power saving state.
[第三の実施の形態]
第三の実施の形態では、給紙トレイ111上に用紙が置かれて省電力要求状態情報にOFFがセットされたことが、画像形成装置が省電力状態から待機状態に遷移するトリガとなる場合について説明する。
[Third embodiment]
In the third embodiment, when a sheet is placed on the
[用紙有無センサ115を用いた待機状態への復帰判断]
本実施の形態では、画像形成装置が省電力状態にあるときの、給紙トレイ111の用紙有無センサ115を用いた待機状態への復帰判断について、図10(b)を用いて説明する。本実施の形態の前提として、プリンタ制御部285を介した全てのセンサ類272や駆動源類273に対して、電源350からの電力供給を停止させるのではなく、選択的に電力供給を停止することができるものとする。特に、画像形成装置が省電力状態であっても、センサ類272には電源350から電力供給が行われるので、給紙トレイ111の用紙有無センサ115により用紙の有無を検知することができる。
[Judgment of Returning to Standby State Using Paper Presence Sensor 115]
In this embodiment, the determination of returning to the standby state using the
図10(b)は、画像形成装置が省電力状態から待機状態に復帰する判断処理を説明するフローチャートである。S4000でCPU301は、RAM303に格納された省電力要求状態情報にONがセットされているか否かを判断する。これは、画像形成装置が省電力状態にあることを確認している。S4000でCPU301は、省電力要求状態情報にONがセットされていないと判断した場合、S4000の処理に戻る。S4000でCPU301は、省電力要求状態情報にONがセットされていると判断した場合、S4001で、ユーザにより給紙トレイ111上に用紙が置かれたか否かを判断する。上述したように、用紙有無センサ115は、省電力モードでも電源350から電力を供給されており、CPU301は、用紙有無センサ115から出力される信号のOFFからONへの立ち上がりエッジを監視することにより、S4001の判断を行う。
FIG. 10B is a flowchart illustrating a determination process in which the image forming apparatus returns from the power saving state to the standby state. In S4000, the
S4001でCPU301は、給紙トレイ111上に用紙が置かれていないと判断した場合、S4001の処理に戻る。S4001でCPU301は、用紙有無センサ115の立ち上げりエッジを検知したことにより、給紙トレイ111上に用紙が置かれたことを検知した場合、S4002で、省電力要求状態情報をOFFにセットしてRAM303に格納する。以上のように、本実施の形態では、給紙トレイ111上に用紙が置かれて省電力要求状態情報にOFFがセットされたことが、画像形成装置が省電力状態から待機状態に遷移するトリガとなる。画像形成装置が省電力状態から待機状態に遷移する際の、給紙ピックアップローラ113の下降制御については、図9(b)で説明した処理と同様であり、説明を省略する。
If the
本実施の形態では、ユーザにより給紙トレイ111に用紙が置かれたことを検知したことによって、画像形成装置が省電力状態から待機状態に復帰するようになる。この際に、給紙ピックアップローラ113の下降制御を行い、当接位置に遷移させる。これにより、ユーザは給紙トレイ111に用紙を置くこと以外の作業を行うことなく給紙ピックアップローラ113を当接位置に自動で移動させることができるため、ユーザビリティが向上する。
In the present embodiment, the image forming apparatus returns from the power saving state to the standby state when the user detects that the paper is placed on the
以上、本実施の形態によれば、省電力状態における積載部の記録材の補給時のユーザビリティを向上させることができる。 As described above, according to the present embodiment, it is possible to improve the usability at the time of replenishing the recording material of the stacking unit in the power saving state.
111 給紙トレイ
113 給紙ピックアップローラ
163 モータ
301 CPU
111
Claims (13)
前記積載部に積載された記録材を搬送路に給紙する給紙手段と、
前記給紙手段が前記積載部に積載された記録材に当接した第一の状態と、前記給紙手段が前記積載部に積載された記録材から離間した第二の状態を変更する変更手段と、
所定の電力を消費する第一のモードから前記第一のモードよりも消費する電力が低い第二のモードに画像形成装置を遷移する場合、前記給紙手段が前記第一の状態から前記第二の状態に変更されるように前記変更手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 A loading section on which recording materials are loaded;
A paper feeding means for feeding the recording material loaded on the stacking unit to the conveyance path;
Changing means for changing the first state in which the sheet feeding means is in contact with the recording material stacked on the stacking section and the second state in which the sheet feeding means is separated from the recording material stacked on the stacking section. When,
When the image forming apparatus transitions from the first mode that consumes predetermined power to the second mode that consumes less power than the first mode, the paper feeding unit changes from the first state to the second mode. Control means for controlling the changing means to be changed to the state of
An image forming apparatus comprising:
前記制御手段は、前記画像形成装置が前記第一のモードとなっているときに、ジョブが投入されないまま前記タイマにより所定の時間が経過したことに応じて、前記第一のモードから第二のモードに前記画像形成装置を遷移することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 With a timer
When the image forming apparatus is in the first mode, the control unit changes from the first mode to the second mode in response to a predetermined time elapses without the job being submitted. The image forming apparatus according to claim 4, wherein the image forming apparatus is changed to a mode.
前記制御手段は、前記第二のモードから前記第一のモードに遷移する際に、前記検知手段により前記積載部に用紙が積載されたことを検知した場合には、前記給紙手段が前記第二の状態から前記第一の状態に変更されるように前記変更手段を制御することを特徴とする請求項7の記載の画像形成装置。 A detecting means for detecting that paper is stacked on the stacking unit;
When the control unit detects that the sheet is stacked on the stacking unit when the control unit transitions from the second mode to the first mode, the sheet feeding unit is 8. The image forming apparatus according to claim 7, wherein the changing unit is controlled so as to be changed from the second state to the first state.
前記制御手段は、前記画像形成装置が前記第二のモードとなっているときに、前記検知手段により前記積載部に用紙が積載されたことを検知した場合に、前記第二のモードから前記第一のモードに前記画像形成装置が遷移することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。 A detecting means for detecting that paper is stacked on the stacking unit;
When the image forming apparatus is in the second mode and the detection unit detects that sheets are stacked on the stacking unit, the control unit starts from the second mode. The image forming apparatus according to claim 5, wherein the image forming apparatus transitions to one mode.
前記制御手段は、前記第二のモードでは、第一の部材には電力を供給し、第二の部材には電力を供給しないよう前記電源を制御することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。 It has a power supply to supply power,
11. The control unit according to claim 8, wherein, in the second mode, the power source is controlled so as to supply power to the first member and not to supply power to the second member. The image forming apparatus according to claim 1.
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