JP2016156421A - Labyrinth seal device and turbo machinery - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、ラビリンスシール装置、および、ターボ機械に関する。 Embodiments described herein relate generally to a labyrinth seal device and a turbomachine.
軸流型のターボ機械は、蒸気タービン、ガスタービン、コンプレッサ等であって、静止体である圧力容器の内部に回転体が収容されており、圧力容器の内部において作動流体が回転体の軸に沿って流れることによって回転体が回転する。軸流型のターボ機械において、圧力容器は、圧力が異なる複数の圧力室が圧力障壁を介して内部に設けられており、回転体は、圧力容器を貫通すると共に圧力障壁を貫通するように設置されている。 An axial flow type turbomachine is a steam turbine, a gas turbine, a compressor, etc., and a rotating body is accommodated inside a pressure vessel which is a stationary body, and a working fluid is placed on the shaft of the rotating body inside the pressure vessel. The rotating body rotates by flowing along. In an axial-flow turbomachine, the pressure vessel has a plurality of pressure chambers with different pressures provided inside through a pressure barrier, and the rotating body is installed so as to penetrate the pressure vessel and the pressure barrier. Has been.
軸流型のターボ機械において、回転体が圧力容器を貫通する部分、および、回転体が圧力障壁を貫通する部分には、作動流体の漏洩を抑制するために、軸シール装置が設けられている。事業用発電システム、大型な自家用発電システム、大型な給水ポンプシステムにおいて利用される軸流型のターボ機械では、一般に、軸シール装置としてラビリンスシール装置が設けられている。 In the axial-flow turbomachine, a shaft seal device is provided in a portion where the rotating body passes through the pressure vessel and a portion where the rotating body passes through the pressure barrier in order to suppress leakage of the working fluid. . Generally, a labyrinth seal device is provided as a shaft seal device in an axial flow type turbomachine used in a business power generation system, a large private power generation system, or a large feed water pump system.
図9,図10,図11は、関連技術に係る軸流型のターボ機械の要部を示す図である。図9,図10,図11では、軸流型のターボ機械として蒸気タービン等のタービンを示しており、回転軸AXに沿った鉛直面(xz面)について模式的に示している。ここでは、図9は、タービン全体の断面を示している。図10は、図9中の部分A1に関して拡大して示している。図11は、図9中の部分A2に関して拡大して示している。なお、図9,図10においては、作動流体の流れに関して、太い矢印で示している。図9では、右側が上流側(Us)であって左側が下流側(Ds)であり、図10では、右側が下流側(Ds)であって左側が上流側(Us)である。また、各図においては、図示の都合等によって各部の寸法比を適宜変更している。 9, FIG. 10 and FIG. 11 are diagrams showing the main parts of an axial-flow turbomachine according to the related art. 9, 10, and 11, a turbine such as a steam turbine is illustrated as an axial-flow turbomachine, and a vertical plane (xz plane) along the rotation axis AX is schematically illustrated. Here, FIG. 9 shows a cross section of the entire turbine. FIG. 10 is an enlarged view of a portion A1 in FIG. FIG. 11 is an enlarged view of a portion A2 in FIG. In FIGS. 9 and 10, the flow of the working fluid is indicated by thick arrows. In FIG. 9, the right side is the upstream side (Us) and the left side is the downstream side (Ds). In FIG. 10, the right side is the downstream side (Ds) and the left side is the upstream side (Us). Moreover, in each figure, the dimension ratio of each part is changed suitably for the convenience of illustration.
図9に示すように、タービン1は、ケーシング2とタービンロータ3とを有する。タービン1は、多段式の軸流タービンであって、複数のタービン段落が、ケーシング2の内部において、回転軸AXに沿った軸方向に複数設けられている。
As shown in FIG. 9, the turbine 1 includes a
タービン1では、蒸気、燃焼ガスなどの作動流体がケーシング2の入口から内部に流入する。そして、作動流体は、ケーシング2の内部において、複数のタービン段落を順次流れる。つまり、作動流体は、初段のタービン段落から最終段のタービン段落を順次流れ、それぞれのタービン段落において膨張して仕事を行う。これにより、ケーシング2の内部において、タービンロータ3が回転軸AXを中心にして回転する。そして、作動流体は、最終段のタービン段落を流れた後に、ケーシング2の出口から排出される。
In the turbine 1, working fluid such as steam and combustion gas flows from the inlet of the
以下より、タービン1を構成する各部の詳細について、順次説明する。 Hereinafter, details of each part constituting the turbine 1 will be sequentially described.
タービン1のうち、ケーシング2は、図9に示すように、たとえば、二重構造の圧力容器であって、内部ケーシング21と外部ケーシング22とを有する。ケーシング2のうち、内部ケーシング21は、外部ケーシング22の内部空間に収容されている。そして、内部ケーシング21がタービンロータ3を内部に収容している。
As shown in FIG. 9, the
ケーシング2は、図9に示すように、外部ケーシング22の入口に供給管P2が設置されていると共に、スリーブ管23(インレットスリーブ)が外部ケーシング22と内部ケーシング21とを貫通するように設置されている。また、ケーシング2は、内部ケーシング21の内部にノズルボックス24を収容している。ノズルボックス24は、環状体であって、タービンロータ3の外周面を囲うように内部ケーシング21に固定されている。ケーシング2においては、供給管P2に供給された作動流体が、スリーブ管23とノズルボックス24とを順次介して、タービン段落に流れる。
As shown in FIG. 9, the
この他に、ケーシング2においては、図9に示すように、ノズルダイアフラム4(ノズル構造体)が内部ケーシング21の内部に収容されている。
In addition, in the
ノズルダイアフラム4は、図9および図10に示すように、ダイアフラム内輪41と静翼42とダイアフラム外輪43とを有し、内部ケーシング21の内部空間に固定されている。ノズルダイアフラム4は、径方向においてタービンロータ3の周囲に配置されている。ノズルダイアフラム4は、ダイアフラム内輪41とダイアフラム外輪43との間に、複数の静翼42が設置されている。複数の静翼42は、ダイアフラム内輪41とダイアフラム外輪43との間に形成される環状の流路において、周方向に沿って間を隔てて配列されている。ノズルダイアフラム4は、複数のタービン段落に対応して、複数段がケーシング2に設置されている。複数段のノズルダイアフラム4は、回転軸AXに沿った軸方向において間を隔てて並ぶように配置されている。複数段のノズルダイアフラム4の間においては、タービンロータ3の径方向に延びる静翼42の長さ(翼幅)が、作動流体が流れる方向に沿って順次長くなっている。
As shown in FIGS. 9 and 10, the
タービン1のうち、タービンロータ3は、図9に示すように、円柱形状の棒状体(シャフト)であって、回転軸AXに沿った軸方向に流れる作動流体によって回転するように構成されている。タービンロータ3は、回転軸AXが水平方向に延在しており、ケーシング2を貫通している。タービンロータ3は、ケーシング2の外部において、一端部と他端部とのそれぞれが軸受6に回転可能に支持されている。図示を省略しているが、タービンロータ3は、たとえば、一端部に発電機(図示省略)が連結されており、タービンロータ3の回転により発電機が駆動して、発電が行われる。
As shown in FIG. 9, the
図9および図10に示すように、タービンロータ3において、ケーシング2の内部に収容される部分の外周面には、ロータディスク30が形成されている。ロータディスク30は、リング形状であって、径方向において外方に突き出ており、複数が回転軸AXに沿った軸方向において間を隔てて設けられている。そして、ロータディスク30の外周面には、動翼31が固定されている。図示を省略しているが、動翼31は、タービンロータ3の周方向に沿って、複数が間を隔てて配列されている。そして、周方向に配列された複数の動翼31の先端には、シュラウドリング32が設置されている。シュラウドリング32は、振動の抑制のために、複数の動翼31の間を連結している。複数の動翼31が周方向に配列された動翼列は、複数のタービン段落に対応して、複数の段落(列)が設置されており、その複数の段落が、回転軸AXに沿った軸方向において間を隔てて並ぶように配置されている。動翼31は、径方向に延びる動翼31の高さ(翼幅)が、作動流体の流れ方向に沿って、順次、大きくなるように配置されている。
As shown in FIGS. 9 and 10, in the
図10に示すように、タービン段落(図9中の部分A1)においては、回転体であるタービンロータ3と、静止体であるノズルダイアフラム4(ダイアフラム内輪41、ダイアフラム外輪43)との間を密封するために、ラビリンスシール装置5が設置されている。これと共に、図11に示すように、グラントシール部(図9中の部分A2)においては、回転体であるタービンロータ3と、静止体であるケーシング2(外部ケーシング22)との間を密封するために、ラビリンスシール装置5が設置されている。
As shown in FIG. 10, in the turbine stage (part A1 in FIG. 9), the space between the
ラビリンスシール装置5は、図10、図11に示すように、シールリングセグメント50A,50B,50Cを含む。シールリングセグメント50A,50B,50Cは、タービンロータ3の径方向において移動するように、ケーシング2、ノズルダイアフラム4などの静止体に支持されている。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
具体的には、図10に示すように、ダイアフラム内輪41に設けられたホルダ部41Hの内周面に、シールリングセグメント50Aが設けられている。また、ダイアフラム外輪43に設けられたホルダ部43Hの内周面に、シールリングセグメント50Bが設けられている。また、図11に示すように、外部ケーシング22に設置されたホルダ部22Hの内周面に、シールリングセグメント50Cが設けられている。
Specifically, as shown in FIG. 10, a seal ring segment 50 </ b> A is provided on the inner peripheral surface of a
図12、図13、図14は、関連技術に係る軸流型のターボ機械において、ラビリンスシール装置5の要部を模式的に示す図である。図12においては、回転軸AXが直交する鉛直面(yz面)であって、図9および図10に示すX−X部分の要部に関して示している。図13においては、図10中の部分A3に関して拡大して示している。図14は、図12中の部分A4に関して拡大して示している。図13では、シールリングセグメント50Aが定常状態である場合を示している。
FIGS. 12, 13, and 14 are diagrams schematically showing a main part of the
ラビリンスシール装置5において、シールリングセグメント50Aは、図12に示すように、回転軸AXが直交する鉛直面(yz面)では、形状が円弧状である。シールリングセグメント50Aは、タービンロータ3の外周面を囲うように、複数が周方向に間を隔てて配置されている。
In the
図13に示すように、シールリングセグメント50Aは、ダイアフラム内輪41に設けられたホルダ部41Hの内周面に嵌合されている。
As shown in FIG. 13, the seal ring segment 50 </ b> A is fitted to the inner peripheral surface of a
ホルダ部41Hは、図13に示すように、溝TRが内周面に形成されている。溝TRは、タービンロータ3の外周面の周りを囲うように、環状に形成されている。そして、ホルダ部41Hの溝TRの内部には、一対の凸部441が形成されている。一対の凸部441は、溝TRの内部において径方向の内側(図13では下側)に位置しており、軸方向において隙間を介在して対面している。
As shown in FIG. 13, the
シールリングセグメント50Aは、図13に示すように、内側部51Aと外側部52Aとジョイント部53Aとを有する。シールリングセグメント50Aは、回転軸AXに沿った軸方向において面対称であって、回転軸AXに対して垂直な対称面が存在する。シールリングセグメント50Aにおいて、内側部51Aと外側部52Aとジョイント部53Aとのそれぞれは、タービンロータ3の外周面の周りを囲うように、環状に形成されている。
As shown in FIG. 13, the
シールリングセグメント50Aのうち、内側部51Aは、ホルダ部41Hよりも径方向の内側(図13では下側)に位置している。内側部51Aは、軸方向における幅が、一対の凸部441の間に位置する隙間よりも広くなるように形成されている。
Of the
シールリングセグメント50Aのうち、外側部52Aは、内側部51Aよりも径方向の外側(図13では上側)に位置している。外側部52Aは、ホルダ部41Hの溝TRの内部(ホルダ室)に収容されている。外側部52Aは、軸方向における幅が、一対の凸部441の間に位置する隙間よりも広く、かつ、内側部51Aよりも狭くなるように形成されている。
Of the
シールリングセグメント50Aのうち、ジョイント部53Aは、径方向において内側部51Aと外側部52Aとの間に介在しており、内側部51Aと外側部52Aとの間を連結している。ジョイント部53Aは、軸方向における幅が、内側部51Aと外側部52Aとの両者よりも狭い。ジョイント部53Aは、ホルダ部41Hの溝TRの内部において一対の凸部441に挟まれている。ここでは、ジョイント部53Aは、軸方向において下流側Dsに位置する下流側ジョイント面SJaと、上流側Usに位置する上流側ジョイント面SJbとを有し、それぞれが一対の凸部441のそれぞれに対面している。また、ジョイント部53Aは、軸方向における幅が、一対の凸部441の間に位置する隙間よりも狭い。
In the
シールリングセグメント50Aにおいて内側部51Aの内周面には、複数のシールフィン60が設けられている。複数のシールフィン60は、軸方向に沿って並ぶように配置されている。複数のシールフィン60は、タービンロータ3の外周面の周りを囲うように環状に形成されており、径方向において内側部51Aの内周面から内側に突出している。複数のシールフィン60は、径方向において外側から内側へ向かうに伴って幅が狭くなるように形成されている。複数のシールフィン60は、たとえば、シールリングセグメント50Aと同じ金属材料を用いて形成されている。
In the
ラビリンスシール装置5は、シールリングセグメント50Aの他に、主弾性体70を含む。主弾性体70は、複数のシールリングセグメント50Aのそれぞれに対して、1つが配置されている。主弾性体70は、ダイアフラム内輪41とシールリングセグメント50Aとの間に設置されており、タービンロータ3の径方向においてシールリングセグメント50Aを内側へ付勢する。
The
ラビリンスシール装置5において、主弾性体70は、図14に示すように、L字形状の板バネであって、平板部701と凸部702とを有する。
In the
主弾性体70において、平板部701は、静止体であるダイアフラム内輪41とシールリングセグメント50Aとの間に配置されている。
In the main
ここでは、平板部701においてシールリングセグメント50Aの外周面に対面する内側の面(図14では下面)は、シールリングセグメント50Aの外周面に接触している。具体的には、平板部701の内側の面のうち周方向で中央に位置する中央部分が、シールリングセグメント50Aの外周面のうち周方向で中央に位置する中央部分に接触している。
Here, the inner surface (the lower surface in FIG. 14) facing the outer peripheral surface of the
これに対して、平板部701においてダイアフラム内輪41の内周面に対面する外側の面(図14では上面)は、ダイアフラム内輪41の内周面に接触している。具体的には、平板部701の外側の面のうち周方向で中央よりも端部に位置する両端部分が、ダイアフラム内輪41の内周面に接触している。
On the other hand, the outer surface (upper surface in FIG. 14) facing the inner peripheral surface of the diaphragm
主弾性体70において、凸部702は、平板部701の内側の面のうち、周方向の一端に位置する部分に形成されている。ここでは、凸部702は、平板部701の内側の面において、タービンロータ3の回転方向(図14では時計回り)で前方に位置する一端に形成されている。そして、凸部702は、シールリングセグメント50Aの外周面に形成された凹部501の内部に嵌合されている。つまり、凸部702は、取付部であり、シールリングセグメント50Aの凹部501に凸部702が嵌め込まれることによって、主弾性体70がシールリングセグメント50Aに取付けられる。
In the main
詳細な図示については省略しているが、他のシールリングセグメント50B,50Cを含むラビリンスシール装置5も上記と同様に構成されている。
Although detailed illustration is omitted, the
図13に示すように、シールリングセグメント50Aが定常状態である場合には、シールリングセグメント50Aは、径方向において内側へ押し付けられた状態であって、回転軸AXに沿った軸方向において下流側Dsに押し付けられた状態になる。
As shown in FIG. 13, when the
具体的には、シールリングセグメント50Aは、主弾性体70の作用によって、径方向において内側へ押し付けられた状態になる。つまり、シールリングセグメント50Aを構成する外側部52Aの内周面が、ホルダ部41Hを構成する一対の凸部441の外周面に接触した状態になる。このため、タービンロータ3とシールフィン60との間に所定幅の隙間が介在した状態が維持され、その隙間においては、流体に対して抵抗が作用する状態になる。その結果、タービンロータ3とシールリングセグメント50Aとの間を介して作動流体が漏洩することを抑制可能である。
Specifically, the seal ring segment 50 </ b> A is pressed inward in the radial direction by the action of the main
また、シールリングセグメント50Aは、上流側Usに位置する空間(高圧室)の圧力と下流側Dsに位置する空間(低圧室)の圧力との差に応じて、回転軸AXに沿った軸方向において下流側Dsへ押し付けられた状態になる。つまり、作動流体が回転軸AXに沿った軸方向に流れるときには、シールリングセグメント50Aよりも上流側Usに位置する空間(高圧室)の圧力が、下流側Dsに位置する空間(低圧室)の圧力よりも高い状態になる。このため、シールリングセグメント50Aを構成するジョイント部53Aにおいて下流側Dsに位置する下流側ジョイント面SJaが、ホルダ部41Hを構成する一対の凸部441のうち下流側Dsに位置する凸部441に接触した状態になる。その結果、ホルダ部41Hとシールリングセグメント50Aとの間から作動流体が漏洩することを抑制可能である。
Further, the
このようにして、ラビリンスシール装置5は、タービンロータ3などの回転体と、ノズルダイアフラム4などの静止体との間を密封する。
In this way, the
ターボ機械について起動するとき、停止するとき、および、出力を変化させるときのように、ターボ機械が定常状態でなく過渡状態である場合には、回転体の振動状態が変化すると共に、作動流体の熱によって熱変形が生ずる場合がある。このため、ターボ機械では、回転体と静止体との間の隙間が狭くなる場合がある。その結果、ラビリンスシール装置においては、シールリングセグメントに形成されたシールフィンが、タービンロータなどの回転体に大きな力で接触し、破損が生ずる場合がある。 When the turbomachine is in a transient state rather than a steady state, such as when starting up, stopping, and changing the output of the turbomachine, the vibration state of the rotating body changes and the working fluid Thermal deformation may occur due to heat. For this reason, in the turbomachine, the gap between the rotating body and the stationary body may be narrowed. As a result, in the labyrinth seal device, the seal fin formed on the seal ring segment may come into contact with a rotating body such as a turbine rotor with a large force, causing damage.
たとえば、上記の関連技術(図14参照)の場合には、シールリングセグメント50Aの中央部分には主弾性体70が設置され、両端部分には主弾性体70が設置されていないので、シールリングセグメント50Aは、中央部分を中心として回転するように移動し、振動等が発生する場合がある。このため、上記のように破損が生じ、回転体と静止体との間において作動流体の漏洩が増加するために、ターボ機械の効率が低下する場合がある。
For example, in the case of the related technique (see FIG. 14), the main
この対策のために、主弾性体のバネ定数を低下させること等が考えられる。しかしながら、ターボ機械が過渡状態である場合には、回転体がシールフィンに与える力の大きさが一定でないので、回転体による力を主弾性体で十分に吸収することができない場合がある。このため、破損を十分に抑制することは容易でない。 For this purpose, it is conceivable to reduce the spring constant of the main elastic body. However, when the turbo machine is in a transient state, the magnitude of the force applied to the seal fin by the rotating body is not constant, and thus the main elastic body may not be able to sufficiently absorb the force from the rotating body. For this reason, it is not easy to suppress damage sufficiently.
したがって、本発明が解決しようとする課題は、破損が生ずることを十分に抑制可能であって、流体の漏れを効果的に低減可能なラビリンスシール装置、および、効率を向上可能なターボ機械を提供することである。 Therefore, the problem to be solved by the present invention is to provide a labyrinth seal device capable of sufficiently suppressing occurrence of breakage and effectively reducing fluid leakage, and a turbomachine capable of improving efficiency. It is to be.
実施形態のラビリンスシール装置は、シールリングセグメントと主弾性体とを有し、回転軸に沿った軸方向に作動流体が流れることによって回転する回転体と、その回転体の径方向において回転体の周囲に配置される静止体との間を密封する。シールリングセグメントは、径方向において移動するように静止体に支持されており、内周面にシールフィンが設けられている。主弾性体は、静止体とシールリングセグメントとの間に設置され、径方向においてシールリングセグメントを内側へ付勢する。ここでは、シールリングセグメントは、複数が回転体の周方向に配置されている。そして、主弾性体は、その複数のシールリングセグメントのそれぞれに対して複数が回転体の周方向に配置される。 The labyrinth seal device of the embodiment has a seal ring segment and a main elastic body, and rotates by rotating the working fluid in the axial direction along the rotation axis, and the rotation body in the radial direction of the rotation body. The space between the surrounding stationary bodies is sealed. The seal ring segment is supported by a stationary body so as to move in the radial direction, and seal fins are provided on the inner peripheral surface. The main elastic body is installed between the stationary body and the seal ring segment, and biases the seal ring segment inward in the radial direction. Here, a plurality of seal ring segments are arranged in the circumferential direction of the rotating body. A plurality of main elastic bodies are arranged in the circumferential direction of the rotating body with respect to each of the plurality of seal ring segments.
実施形態について、図面を参照して説明する。 Embodiments will be described with reference to the drawings.
<第1実施形態>
[A]構成
図1は、第1実施形態に係る軸流型のターボ機械において、ラビリンスシール装置5の要部を模式的に示す図である。図1では、図14と同様に、ラビリンスシール装置5に関して拡大して示している。
<First Embodiment>
[A] Configuration FIG. 1 is a diagram schematically illustrating a main part of a
図1に示すように、本実施形態では、ラビリンスシール装置5は、上記の関連技術(図14参照)の場合と同様に、シールリングセグメント50Aと主弾性体70と含む。しかし、本実施形態では、複数のシールリングセグメント50Aのそれぞれに対して、複数の主弾性体70が配置されている。この点、および、これに関連する点を除き、本実施形態のターボ機械は、上記の関連技術(図9から図14参照)の場合と同様である。このため、本実施形態において、上記の記載と重複する部分については、適宜、説明を省略する。
As shown in FIG. 1, in this embodiment, the
本実施形態では、図1に示すように、一のシールリングセグメント50Aに対して、2つの主弾性体70が、回転体であるタービンロータ3の周方向に並ぶように配置されている。ここでは、タービンロータ3の周方向においてシールリングセグメント50Aの中央部分を介して一端側および他端側のそれぞれに、主弾性体70が配置されている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, two main
2つの主弾性体70のそれぞれは、上記の関連技術(図14参照)の場合と同様に、L字形状の板バネであって互いに同じ形状であり、平板部701と凸部702とを有する。
Each of the two main
主弾性体70において、平板部701は、静止体であるダイアフラム内輪41とシールリングセグメント50Aとの間に配置されている。
In the main
ここでは、平板部701においてシールリングセグメント50Aの外周面に対面する内側の面(図1では下面)は、シールリングセグメント50Aの外周面に接触している。本実施形態では、2つの主弾性体70のそれぞれは、平板部701の内側の面のうち中央部分が、シールリングセグメント50Aの外周面のうち中央部分よりも端部の側に位置する部分に接触している。
Here, the inner surface (the lower surface in FIG. 1) facing the outer peripheral surface of the
これに対して、平板部701においてダイアフラム内輪41の内周面に対面する外側の面(図1では上面)は、ダイアフラム内輪41の内周面に接触している。本実施形態では、2つの主弾性体70のそれぞれは、平板部701の外側の面のうち周方向で中央よりも端部に位置する両端部分が、ダイアフラム内輪41の内周面に接触している。
On the other hand, the outer surface (upper surface in FIG. 1) facing the inner peripheral surface of the diaphragm
主弾性体70において、凸部702は、平板部701の内側の面のうち、周方向の一端に位置する部分に形成されている。ここでは、凸部702は、平板部701の内側の面において、タービンロータ3の回転方向(図1では時計回り)で前方に位置する一端に形成されている。そして、凸部702は、シールリングセグメント50Aの外周面に形成された凹部501の内部に嵌合されている。
In the main
[B]作用・効果
以下より、本実施形態に係るラビリンスシール装置5の作用および効果に関して説明する。
[B] Actions / Effects Hereinafter, actions and effects of the
上述したように、本実施形態では、一のシールリングセグメント50Aに対して、2つの主弾性体70が、回転体であるタービンロータ3の周方向に並ぶように配置されている(図1参照)。ここでは、タービンロータ3の回転方向(図1では時計回り)においてシールリングセグメント50Aの中央部分よりも前方に位置する部分と後方に位置する部分のそれぞれに、主弾性体70が設置されている。このため、本実施形態では、シールリングセグメント50Aが周方向において安定して保持される。具体的には、本実施形態では、過渡状態においてシールリングセグメント50Aが周方向の中央部分を中心として回転することを抑制可能であるので、振動等の発生を低減することができる。
As described above, in the present embodiment, two main
したがって、本実施形態では、シールリングセグメント50Aとタービンロータ3との間において接触が生ずることを効果的に防止可能であるので、シールフィン60(図10参照)等の破損が生ずることを十分に抑制可能である。その結果、本実施形態においては、流体の漏れを効果的に低減可能であって、シール性能を向上させることができる。また、本実施形態では、タービンなどのターボ機械について、信頼性を向上可能であって、効率を効果的に向上可能である。
Therefore, in this embodiment, since it is possible to effectively prevent contact between the
[C]変形例
図2は、第1実施形態の変形例に係る軸流型のターボ機械において、ラビリンスシール装置5の要部を模式的に示す図である。図2では、図1と同様に、ラビリンスシール装置5に関して拡大して示している。
[C] Modification FIG. 2 is a diagram schematically showing a main part of the
図2に示すように、図1に示すように、複数の主弾性体70については、タービンロータ3の周方向において更に一端側および他端側に近い部分に配置することが好ましい。シールリングセグメント50Aの振動は、周方向において一端側に位置する部分および他端側に位置する部分において、振幅が大きいが、本変形例では、この振幅が大きな振動の発生を効果的に抑制可能である。
As shown in FIG. 2, as shown in FIG. 1, the plurality of main
上記の実施形態では、一のシールリングセグメント50Aに対して、2つの主弾性体70を配置する場合について説明したが、これに限らない。一のシールリングセグメント50Aに対して、3つ以上の主弾性体70を配置してもよい。
In the above embodiment, the case where the two main
上記の実施形態では、主弾性体70が板バネである場合について説明したが、これに限らない。主弾性体70は、板バネの他に、コイルバネなどの各種バネであってもよい。
In the above embodiment, the case where the main
上記の実施形態では、ダイアフラム内輪41に設けられたホルダ部41Hの内周面に、シールリングセグメント50Aが設置されたラビリンスシール装置5(図10参照)について説明したが、これに限らない。ダイアフラム外輪43に設けられたホルダ部43Hの内周面にシールリングセグメント50Bが設置されたラビリンスシール装置5(図10参照)に関して、上記の実施形態のように構成してもよい。同様に、外部ケーシング22に設置されたホルダ部22Hの内周面に、シールリングセグメント50Cが設置されたラビリンスシール装置5(図11参照)に関して、上記の実施形態のように構成してもよい。
In the above embodiment, the labyrinth seal device 5 (see FIG. 10) in which the
なお、ホルダ部41Hは、ダイアフラム内輪41に対して一体に形成されてもよく、ダイアフラム内輪41とは別に形成されたものをダイアフラム内輪41に固定してもよい。同様に、ホルダ部43Hは、ダイアフラム外輪43に対して一体に形成されてもよく、ダイアフラム外輪43とは別に形成されたものをダイアフラム外輪43に固定してもよい。
The
上記の実施形態では、ターボ機械が蒸気タービンなどのタービンである場合にラビリンスシール装置5を設ける場合に関して説明したが、これに限らない。コンプレッサ等のように、他の軸流型のターボ機械において、上記と同様に、ラビリンスシール装置5を設けてもよい。
In the above embodiment, the case where the
<第2実施形態>
[A]構成
図3は、第2実施形態に係る軸流型のターボ機械において、ラビリンスシール装置5の要部を模式的に示す図である。図3では、図1と同様に、ラビリンスシール装置5に関して拡大して示している。
Second Embodiment
[A] Configuration FIG. 3 is a diagram schematically illustrating a main part of a
図3に示すように、本実施形態では、ラビリンスシール装置5は、第1実施形態(図1参照)の場合と同様に、シールリングセグメント50Aと主弾性体70と含む。本実施形態では、複数のシールリングセグメント50Aのそれぞれに対して、複数の主弾性体70が配置されている。しかし、本実施形態では、複数の主弾性体70のうち一部の主弾性体70について配置された状態が、第1実施形態(図1参照)の場合と異なる。この点、および、これに関連する点を除き、本実施形態のターボ機械は、第1実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において、上記の記載と重複する部分については、適宜、説明を省略する。
As shown in FIG. 3, in this embodiment, the
本実施形態では、図3に示すように、一のシールリングセグメント50Aに対して、2つの主弾性体70が、回転体であるタービンロータ3の周方向に並ぶように配置されている。ここでは、タービンロータ3の周方向においてシールリングセグメント50Aの中央部分を介して一端側および他端側のそれぞれに、主弾性体70が配置されている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 3, two main
2つの主弾性体70のそれぞれは、第1実施形態(図1参照)の場合と同様に、L字形状の板バネであって互いに同じ形状であり、平板部701と凸部702とを有する。
Each of the two main
2つの主弾性体70のうち、タービンロータ3の回転方向において前方に配置された主弾性体70(図3では右側,第1の主弾性体)は、第1実施形態(図1参照)の場合と同様に、凸部702が形成された一端が他端よりもタービンロータ3の回転方向において前方に位置するように配置されている。
Of the two main
これに対して、2つの主弾性体70のうち、タービンロータ3の回転方向において後方に配置された主弾性体70(図3では左側,第2の主弾性体)は、第1実施形態(図1参照)の場合と異なり、凸部702が形成された一端が他端よりもタービンロータ3の回転方向において後方に位置するように配置されている。
On the other hand, of the two main
本実施形態では、2つの主弾性体70のそれぞれは、タービンロータ3の周方向においてシールリングセグメント50Aの中心を通る面を軸として対称になるように配置されている。
In the present embodiment, each of the two main
[B]作用・効果
以下より、本実施形態に係るラビリンスシール装置5の作用および効果に関して説明する。
[B] Actions / Effects Hereinafter, actions and effects of the
本実施形態では、主弾性体70は、第1実施形態の場合と同様に、第1接触点C1、第2接触点C2、第3接触点C3、および、第4接触点C4を含む。具体的には、第1接触点C1は、主弾性体70の凸部702がシールリングセグメント50Aの凹部501に接触する点である。第2接触点C2は、平板部701の外側の面のうち凸部702が形成された一端が、ダイアフラム内輪41に接触する点である。第3接触点C3は、平板部701の内側の面がシールリングセグメント50Aに接触する点である。第4接触点C4は、平板部701の外側の面のうち凸部702が形成された一端に対して反対に位置する他端が、ダイアフラム内輪41に接触する点である。
In the present embodiment, the main
本実施形態では、2つの主弾性体70のそれぞれは、第1接触点C1と第2接触点C2との両者が、タービンロータ3の周方向においてシールリングセグメント50Aの両端側に位置している。上述したように、シールリングセグメント50Aの振動は、周方向において一端側に位置する部分および他端側に位置する部分において振幅が大きいが、本実施形態では、この振幅が大きい部分が保持されている。このため、シールリングセグメント50Aの振動発生を低減可能である。
In the present embodiment, in each of the two main
また、本実施形態では、2つの主弾性体70のそれぞれは、第3接触点C3と第4接触点C4との両者が、周方向において対称になっている。このため、シールリングセグメント50Aの全体を保持しているので、更に効果的に振動の発生を防止可能である。
Further, in the present embodiment, in each of the two main
したがって、本実施形態では、シールリングセグメント50Aとタービンロータ3との間において接触が生ずることを効果的に防止可能であるので、破損が生ずることを十分に抑制可能である。その結果、本実施形態においては、流体の漏れを効果的に低減可能であって、シール性能を向上させることができる。また、本実施形態では、タービンなどのターボ機械について、信頼性を向上可能であって、効率を効果的に向上可能である。
Therefore, in the present embodiment, it is possible to effectively prevent contact between the
[C]変形例
上記の実施形態では、一のシールリングセグメント50Aに対して、2つの主弾性体70を配置する場合について説明したが、これに限らない。一のシールリングセグメント50Aに対して、3つ以上の主弾性体70を配置してもよい。この場合には、タービンロータ3の回転方向において最も前方に配置された主弾性体70(第1の主弾性体)について、凸部702が形成された一端が他端よりも回転方向において前方に位置するように配置する。そして、タービンロータ3の回転方向において最も後方に配置された主弾性体70(第2の主弾性体)について、凸部702が形成された一端が他端よりも回転方向において後方に位置するように配置する。これにより、上記の実施形態の場合と同様に、好適な効果を奏することができる。
[C] Modifications In the above embodiment, the case where the two main
<第3実施形態>
[A]構成
図4は、第3実施形態に係る軸流型のターボ機械において、ラビリンスシール装置5の要部を模式的に示す図である。図4では、図3と同様に、ラビリンスシール装置5に関して拡大して示している。
<Third Embodiment>
[A] Configuration FIG. 4 is a diagram schematically illustrating a main part of a
図4に示すように、本実施形態では、ラビリンスシール装置5は、第2実施形態(図3参照)の場合と同様に、シールリングセグメント50Aと主弾性体70と含む。しかし、本実施形態では、副弾性体80を更に有する。この点、および、これに関連する点を除き、本実施形態のターボ機械は、第2実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において、上記の記載と重複する部分については、適宜、説明を省略する。
As shown in FIG. 4, in this embodiment, the
副弾性体80は、図4に示すように、タービンロータ3の周方向において隣接して並ぶ一対のシールリングセグメント50Aの間を連結するように構成されている。ここでは、副弾性体80は、コの字形状の板バネであって、平板部801と第1の凸部802aと第2の凸部802bとを有する。
As shown in FIG. 4, the secondary
副弾性体80において、平板部801は、ダイアフラム内輪41と、タービンロータ3の周方向において隣接して並ぶ一対のシールリングセグメント50Aとの間に配置されている。
In the auxiliary
副弾性体80において、第1の凸部802aは、平板部801において一対のシールリングセグメント50Aの側に位置する内側の面のうち、タービンロータ3の回転方向で前方に位置する一端に形成されている。第1の凸部802aは、一対のシールリングセグメント50Aのうち回転方向で前方に位置するシールリングセグメント50A(第1のシールリングセグメント)に形成された凹部501に嵌合されている。
In the
副弾性体80において、第2の凸部802bは、平板部801において一対のシールリングセグメント50Aの側に位置する内側の面のうち、タービンロータ3の回転方向で後方に位置する一端に形成されている。第2の凸部802bは、一対のシールリングセグメント50Aのうち回転方向で後方に位置するシールリングセグメント50A(第2のシールリングセグメント)に形成された凹部501に嵌合されている。
In the secondary
第1の凸部802a、および、第2の凸部802bは、取付部であり、一対のシールリングセグメント50Aに形成された凹部501のそれぞれに嵌め込まれることによって、副弾性体80が一対のシールリングセグメント50Aに取付けられる。
The first
[B]作用・効果
以下より、本実施形態に係るラビリンスシール装置5の作用および効果に関して説明する。
[B] Actions / Effects Hereinafter, actions and effects of the
上述したように、本実施形態では、タービンロータ3の周方向において隣接して並ぶ一対のシールリングセグメント50Aの間が副弾性体80によって連結されている。このため、本実施形態では、シールリングセグメント50Aにおいて周方向に位置する両端が保持されており、シールリングセグメント50Aの振動が発生することを抑制可能である。
As described above, in the present embodiment, the pair of seal ring segments 50 </ b> A arranged adjacent to each other in the circumferential direction of the
したがって、本実施形態では、シールリングセグメント50Aとタービンロータ3との間において接触が生ずることを効果的に防止可能であるので、破損が生ずることを十分に抑制可能である。その結果、本実施形態においては、流体の漏れを効果的に低減可能であって、シール性能を向上させることができる。また、本実施形態では、タービンなどのターボ機械について、信頼性を向上可能であって、効率を効果的に向上可能である。
Therefore, in the present embodiment, it is possible to effectively prevent contact between the
<第4実施形態>
[A]構成
図5は、第4実施形態に係るラビリンスシール装置5において、主弾性体70の要部を模式的に示す図である。図5は、タービンロータ3の周方向に並ぶ2つの主弾性体70のうち、平板部701に関して示している。図5では、タービンロータ3の径方向において外側から内側へ向かう方向を視線としたときの様子を示している。ここでは、タービンロータ3の回転方向において前方に配置された主弾性体70(図5では右側,第1の主弾性体)の平板部701と、後方に配置された主弾性体70(図5では左側,第2の主弾性体)の平板部701とを示している。
<Fourth embodiment>
[A] Configuration FIG. 5 is a diagram schematically illustrating a main part of the main
図5に示すように、本実施形態では、ラビリンスシール装置5は、第2実施形態(図3参照)の場合と同様に、主弾性体70を含む。しかし、本実施形態では、主弾性体70のうち平板部701の形状が、第2実施形態の場合と異なっている。この点、および、これに関連する点を除き、本実施形態のターボ機械は、第2実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において、上記の記載と重複する部分については、適宜、説明を省略する。
As shown in FIG. 5, in this embodiment, the
回転方向において前方(図5では右側)に配置された主弾性体70では、平板部701は、回転方向において前方に位置する部分の幅が他の部分の幅よりも広くなっている。具体的には、第2実施形態(図3参照)の場合には、平板部701は、矩形形状(図示省略)であったが、本実施形態では、台形形状になるように形成されている。ここでは、前方(図5では右側)に配置された主弾性体70の平板部701は、前方から後方へ向かうに伴って幅が狭くなると共に、回転方向に沿った軸を対称軸として対称になるように形成されている。
In the main
これに対して、回転方向において後方(図5では左側)に配置された主弾性体70では、平板部701は、回転方向において後方に位置する部分の幅が他の部分の幅よりも広くなっている。具体的には、平板部701は、台形形状になるように形成されている。ここでは、後方(図5では左側)に配置された主弾性体70の平板部701は、後方から前方へ向かうに伴って幅が狭くなると共に、回転方向に沿った軸を対称軸として対称になるように形成されている。
On the other hand, in the main
[B]作用・効果
以下より、本実施形態に係るラビリンスシール装置5の作用および効果に関して説明する。
[B] Actions / Effects Hereinafter, actions and effects of the
上記したように、本実施形態では、回転方向において前方(図5では右側)に配置された主弾性体70では、平板部701は、回転方向において前方に位置する部分の幅が他の部分の幅よりも広い。そして、回転方向において後方(図5では左側)に配置された主弾性体70では、平板部701は、回転方向において後方に位置する部分の幅が他の部分の幅よりも広い。このため、本実施形態では、シールリングセグメント50Aにおいて周方向に位置する両端では、主弾性体70とダイアフラム内輪41との間の摩擦力、および、主弾性体70とシールリングセグメント50Aとの間の摩擦力が大きくなる。これにより、本実施形態では、シールリングセグメント50Aにおいて周方向に位置する両端を安定に保持可能であって、振動の発生を効果的に抑制可能である。
As described above, in the present embodiment, in the main
したがって、本実施形態では、シールリングセグメント50Aとタービンロータ3との間において接触が生ずることを効果的に防止可能であるので、破損が生ずることを十分に抑制可能である。その結果、本実施形態においては、流体の漏れを効果的に低減可能であって、シール性能を向上させることができる。また、本実施形態では、タービンなどのターボ機械について、信頼性を向上可能であって、効率を効果的に向上可能である。
Therefore, in the present embodiment, it is possible to effectively prevent contact between the
<第5実施形態>
[A]構成
図6は、第5実施形態に係る軸流型のターボ機械において、ラビリンスシール装置5の要部を模式的に示す図である。図6では、図1と同様に、ラビリンスシール装置5に関して拡大して示している。
<Fifth Embodiment>
[A] Configuration FIG. 6 is a diagram schematically illustrating a main part of a
図6に示すように、本実施形態では、ラビリンスシール装置5は、上記の第1実施形態(図1参照)の場合と同様に、シールリングセグメント50Aと主弾性体70eと含む。しかし、本実施形態では、第1実施形態の場合と異なり、一のシールリングセグメント50Aに対して、一の主弾性体70eが配置されている。また、本実施形態では、主弾性体70eの形状が、第1実施形態の場合と異なる。この点、および、これに関連する点を除き、本実施形態のターボ機械は、上記の第1実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において、上記の記載と重複する部分については、適宜、説明を省略する。
As shown in FIG. 6, in this embodiment, the
図6に示すように、主弾性体70eは、シールリングセグメント50Aの外周面よりも曲率が小さい板状体である。
As shown in FIG. 6, the main
主弾性体70eは、タービンロータ3の周方向において前方(図6では右側)に位置する一端部の内側がシールリングセグメント50Aの外周面に接している。また、主弾性体70eは、タービンロータ3の周方向において後方(図6では左側)に位置する他端部の内側がシールリングセグメント50Aの外周面に接している。そして、主弾性体70eは、タービンロータ3の周方向において中央に位置する中央部が静止体であるダイアフラム内輪41に接している。
The main
図7は、第5実施形態に係るラビリンスシール装置5において、主弾性体70の要部を模式的に示す図である。図7では、タービンロータ3の径方向において外側から内側へ向かう方向を視線としたときの様子を示している。
FIG. 7 is a diagram schematically illustrating a main part of the main
図7に示すように、主弾性体70eは、タービンロータ3の径方向において一端部と他端部と中央部とのそれぞれにおける幅が、一端部と中央部との間、および、中央部と他端部との間よりも広くなるように形成されている。主弾性体70は、径方向に沿った面(xz面)のうち、周方向においてシールリングセグメント50Aの中心を通る面を軸として対称である。
As shown in FIG. 7, the main
具体的には、主弾性体70eは、タービンロータ3の径方向において一端部と他端部と中央部とのそれぞれにおける幅は、互いに同じである。ここでは、主弾性体70eは、矩形形状の板状体に対して、円弧と、その円弧の両端を結ぶ弦とによって構成される弓形の切欠きN70が複数形成された形状である。具体的には、主弾性体70eは、一端部と中央部との間において一対の弓形の切欠きN70が形成されると共に、他端部と中央部との間に一対の弓形の切欠きN70が形成された形状である。
Specifically, the main
[B]作用・効果
以下より、本実施形態に係るラビリンスシール装置5の作用および効果に関して説明する。
[B] Actions / Effects Hereinafter, actions and effects of the
タービンロータ3とシールフィン60との間において接触が生じた場合、シールリングセグメント50Aが径方向において外側へ移動する。そして、主弾性体70eにおいてシールリングセグメント50Aの外周面に接する一端部および他端部は、シールリングセグメント50Aに押され、周方向に移動する。これにより、主弾性体70eの一端部および他端部と、シールリングセグメント50Aの外周面との間においては、摩擦が生ずる。このため、本実施形態では、主弾性体70eの弾性力の他に、主弾性体70eの一端部および他端部で生ずる摩擦力によって、シールリングセグメント50Aが径方向へ移動する力を吸収可能である。
When contact occurs between the
また、本実施形態の主弾性体70eは、シールリングセグメント50Aの外周面に接する一端部および他端部と共に、ダイアフラム内輪41に接する中央部の幅が最も大きくなるように形成されている。このため、摩擦力が増加するので、効果的に振動を吸収可能である。
In addition, the main
したがって、本実施形態では、シールリングセグメント50Aとタービンロータ3との間において接触が生ずることを効果的に防止可能であるので、破損が生ずることを十分に抑制可能である。その結果、本実施形態においては、流体の漏れを効果的に低減可能であって、シール性能を向上させることができる。また、本実施形態では、タービンなどのターボ機械について、信頼性を向上可能であって、効率を効果的に向上可能である。
Therefore, in the present embodiment, it is possible to effectively prevent contact between the
<第5実施形態>
[A]構成
図8は、第6実施形態に係る軸流型のターボ機械において、ラビリンスシール装置5の要部を模式的に示す図である。図8では、図14と同様に、ラビリンスシール装置5に関して拡大して示している。
<Fifth Embodiment>
[A] Configuration FIG. 8 is a diagram schematically illustrating a main part of a
図8に示すように、本実施形態では、ラビリンスシール装置5は、上記の第1実施形態(図1参照)の場合と同様に、シールリングセグメント50Aと主弾性体70fと含む。しかし、本実施形態では、第1実施形態の場合と異なり、一のシールリングセグメント50Aに対して、一の主弾性体70fが配置されている。また、本実施形態では、主弾性体70fの形状が、第1実施形態の場合と異なる。この点、および、これに関連する点を除き、本実施形態のターボ機械は、上記の第1実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において、上記の記載と重複する部分については、適宜、説明を省略する。
As shown in FIG. 8, in this embodiment, the
図8に示すように、主弾性体70fは、板バネであって、回転軸AXが直交する面(yz面)の断面が多角形形状である。主弾性体70fは、径方向に沿った面のうち、周方向においてシールリングセグメント50Aの中心を通る面を軸として対称になるように構成されている。
As shown in FIG. 8, the main
本実施形態では、主弾性体70fは、一対の平板部701fと一対の凸部702fとを有する。
In the present embodiment, the main
一対の平板部701fのうち、一方(図8では右側)の平板部701fは、タービンロータ3の回転方向において前方に位置している。これに対して、他方(図8では左側)の平板部701fは、タービンロータ3の回転方向において後方に位置している。そして、一方の平板部701fと他方の平板部701fのそれぞれは、タービンロータ3の回転方向において中央に位置する部分で連結されている。つまり、一方の平板部701fにおいて回転方向の後方に位置する端部と、他方の平板部701fにおいて回転方向の前方に位置する端部とが連結された状態になっている。
Of the pair of
一対の凸部702fのうち、一方(図8では右側)の凸部702fは、一方の平板部701fにおいて回転方向の前方に位置する端部に設けられている。ここでは、一方の凸部702fは、一方の平板部701fの面に対して傾斜するように形成されている。他方(図8では左側)の凸部702fは、他方の平板部701fにおいて回転方向の後方に位置する端部に設けられている。ここでは、他方の凸部702fは、他方の平板部701fの面に対して傾斜するように形成されている。
Of the pair of convex portions 702f, one convex portion 702f (on the right side in FIG. 8) is provided at an end portion of the one
[B]作用・効果
以下より、本実施形態に係るラビリンスシール装置5の作用および効果に関して説明する。
[B] Actions / Effects Hereinafter, actions and effects of the
本実施形態の主弾性体70fでは、一方の平板部701f、および、他方の平板部701fのうちシールリングセグメント50A側に位置する内側の面が、シールリングセグメント50Aの外周面に接触している。そして、一方の平板部701fと他方の平板部701fとが連結する部分がダイアフラム内輪41に接している。また、一方の平板部701f、および、他方の平板部701fのうち、両者が連結された端部に対して反対に位置する端部が、ダイアフラム内輪41に接している。この他に、一方の凸部702f、および、他方の凸部702fのコーナー部分が、シールリングセグメント50Aの外周面に接触している。
In the main
このように、本実施形態では、シールリングセグメント50Aの外周面の全体に渡って、主弾性体70fがシールリングセグメント50Aまたはダイアフラム内輪41に接している。このため、シールリングセグメント50Aを外周面の全体に渡って均等に保持可能である。
Thus, in this embodiment, the main
また、タービンロータ3とシールフィン60との間において接触が生じた場合、シールリングセグメント50Aが径方向において外側へ移動するので、主弾性体70fとシールリングセグメント50Aとが接触する位置が変わる。これにより、主弾性体70fとシールリングセグメント50Aとの間においては、摩擦が生ずる。このため、本実施形態では、摩擦で生ずる摩擦力によって、シールリングセグメント50Aの振動を効果的に吸収可能である。
Further, when contact occurs between the
したがって、本実施形態では、シールリングセグメント50Aとタービンロータ3との間において接触が生ずることを効果的に防止可能であるので、破損が生ずることを十分に抑制可能である。その結果、本実施形態においては、流体の漏れを効果的に低減可能であって、シール性能を向上させることができる。また、本実施形態では、タービンなどのターボ機械について、信頼性を向上可能であって、効率を効果的に向上可能である。
Therefore, in the present embodiment, it is possible to effectively prevent contact between the
<その他>
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
<Others>
Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
1…タービン、2…ケーシング、3…タービンロータ、4…ノズルダイアフラム、5…ラビリンスシール装置、6…軸受、21…内部ケーシング、22…外部ケーシング、22H…ホルダ部、23…スリーブ管、24…ノズルボックス、30…ロータディスク、31…動翼、32…シュラウドリング、41…ダイアフラム内輪、41H…ホルダ部、42…静翼、43…ダイアフラム外輪、43H…ホルダ部、50A…シールリングセグメント、50B…シールリングセグメント、50C…シールリングセグメント、51A…内側部、52A…外側部、53A…ジョイント部、60…シールフィン、70…主弾性体、70e…主弾性体、70f…主弾性体、80…副弾性体、441…凸部、501…凹部、701…平板部、701f…平板部、702…凸部、702f…凸部、801…平板部、802a…凸部、802b…凸部、AX…回転軸、P2…供給管、SJa…下流側ジョイント面、
SJb…上流側ジョイント面、TR…溝
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Turbine, 2 ... Casing, 3 ... Turbine rotor, 4 ... Nozzle diaphragm, 5 ... Labyrinth seal device, 6 ... Bearing, 21 ... Inner casing, 22 ... Outer casing, 22H ... Holder part, 23 ... Sleeve pipe, 24 ... Nozzle box, 30 ... rotor disk, 31 ... moving blade, 32 ... shroud ring, 41 ... diaphragm inner ring, 41H ... holder part, 42 ... stationary blade, 43 ... diaphragm outer ring, 43H ... holder part, 50A ... seal ring segment, 50B ... seal ring segment, 50C ... seal ring segment, 51A ... inner part, 52A ... outer part, 53A ... joint part, 60 ... seal fin, 70 ... main elastic body, 70e ... main elastic body, 70f ... main elastic body, 80 ... sub elastic body, 441 ... convex part, 501 ... concave part, 701 ... flat plate part, 701f ... flat plate part, 02 ... protrusion, 702f ... protrusions, 801 ... flat plate portion, 802a ... protrusion, 802b ... protrusion, AX ... rotary shaft, P2 ... supply pipe, SJa ... downstream joint surface,
SJb: Upstream joint surface, TR: Groove
Claims (11)
前記径方向において移動するように前記静止体に支持されており、内周面にシールフィンが設けられているシールリングセグメントと、
前記静止体と前記シールリングセグメントとの間に設置され、前記径方向において前記シールリングセグメントを内側へ付勢する主弾性体と
を有し、
前記シールリングセグメントは、複数が前記回転体の周方向に配置されており、
前記主弾性体は、前記複数のシールリングセグメントのそれぞれに対して複数が前記回転体の周方向に配置される、
ラビリンスシール装置。 A labyrinth seal device that seals between a rotating body that rotates when a working fluid flows in an axial direction along a rotating shaft and a stationary body that is disposed around the rotating body in a radial direction of the rotating body. ,
A seal ring segment that is supported by the stationary body so as to move in the radial direction, and in which a seal fin is provided on an inner peripheral surface;
A main elastic body that is installed between the stationary body and the seal ring segment and biases the seal ring segment inward in the radial direction;
A plurality of the seal ring segments are arranged in the circumferential direction of the rotating body,
A plurality of the main elastic bodies are arranged in the circumferential direction of the rotating body with respect to each of the plurality of seal ring segments.
Labyrinth seal device.
請求項1に記載のラビリンスシール装置。 The main elastic body is a leaf spring.
The labyrinth seal device according to claim 1.
前記主弾性体は、
前記静止体と前記シールリングセグメントとの間に配置される平板部と、
前記平板部において前記シールリングセグメントの側に位置する面のうち、前記周方向の一端に形成されている凸部と
を有し、
前記主弾性体の前記凸部は、前記シールリングセグメントに形成された前記凹部の内部に嵌合される、
請求項2に記載のラビリンスシール装置。 The seal ring segment has a recess formed on the outer peripheral surface,
The main elastic body is
A flat plate portion disposed between the stationary body and the seal ring segment;
Of the surface located on the seal ring segment side in the flat plate portion, and having a convex portion formed at one end in the circumferential direction,
The convex portion of the main elastic body is fitted into the concave portion formed in the seal ring segment,
The labyrinth seal device according to claim 2.
前記第1の主弾性体は、前記凸部が形成された一端が他端よりも前記周方向において前方に位置するように配置され、
前記第2の主弾性体は、前記凸部が形成された一端が他端よりも前記周方向において後方に位置するように配置される、
請求項3に記載のラビリンスシール装置。 The plurality of main elastic bodies arranged with respect to each of the seal ring segments include a first main elastic body arranged most forward in the circumferential direction and a first arrangement arranged rearmost in the circumferential direction. 2 main elastic bodies,
The first main elastic body is disposed such that one end where the convex portion is formed is positioned forward in the circumferential direction from the other end,
The second main elastic body is disposed so that one end where the convex portion is formed is located rearward in the circumferential direction than the other end.
The labyrinth seal device according to claim 3.
を有する、
請求項1から4のいずれかに記載のラビリンスシール装置。 A secondary elastic body connecting between a pair of seal ring segments arranged adjacent to each other in the circumferential direction,
The labyrinth seal device according to any one of claims 1 to 4.
前記静止体と前記周方向において隣接して並ぶ一対のシールリングセグメントとの間に配置される平板部と、
前記平板部において前記一対のシールリングセグメントの側に位置する面のうち、前記周方向の前方に位置する一端に形成されている第1の凸部と
前記平板部において前記一対のシールリングセグメントの側に位置する面のうち、前記周方向の後方に位置する他端に形成されている第2の凸部と
を有し、
前記副弾性体の前記第1の凸部は、前記一対のシールリングセグメントのうち前記周方向の前方に位置する第1のシールリングセグメントに形成された凹部に嵌合され、
前記副弾性体の前記第2の凸部は、前記一対のシールリングセグメントのうち前記周方向の後方に位置する第2のシールリングセグメントに形成された凹部に嵌合される、
請求項5に記載のラビリンスシール装置。 The secondary elastic body is
A flat plate portion disposed between the stationary body and a pair of seal ring segments arranged adjacent to each other in the circumferential direction;
Of the surfaces positioned on the pair of seal ring segments in the flat plate portion, a first convex portion formed at one end positioned forward in the circumferential direction and the flat plate portion of the pair of seal ring segments A second convex portion formed on the other end located on the rear side in the circumferential direction of the surface located on the side,
The first convex portion of the secondary elastic body is fitted into a concave portion formed in a first seal ring segment located forward in the circumferential direction of the pair of seal ring segments,
The second convex portion of the auxiliary elastic body is fitted into a concave portion formed in a second seal ring segment located rearward in the circumferential direction of the pair of seal ring segments.
The labyrinth seal device according to claim 5.
前記第2の主弾性体において前記平板部は、前記周方向において後方に位置する部分の幅が他の部分の幅よりも広い、
請求項4に記載のラビリンスシール装置。 In the first main elastic body, the flat plate portion is wider in the width of the portion located forward in the circumferential direction than the width of the other portion,
In the second main elastic body, the flat plate portion has a width of the portion located rearward in the circumferential direction wider than the width of the other portion.
The labyrinth seal device according to claim 4.
前記径方向において移動するように前記静止体に支持されており、内周面にシールフィンが設けられているシールリングセグメントと、
前記静止体と前記シールリングセグメントとの間に設置され、前記径方向において前記シールリングセグメントを内側へ付勢する主弾性体と
を有し、
前記主弾性体は、前記シールリングセグメントの外周面よりも曲率が小さい板状体であって、前記回転体の周方向において前方に位置する一端部および後方に位置する他端部の内側が前記シールリングセグメントの外周面に接し、前記周方向において中央に位置する中央部が前記静止体に接し、
前記主弾性体の一端部と中央部と他端部とのそれぞれにおける幅が、一端部と中央部との間、および、中央部と他端部との間よりも広い、
ラビリンスシール装置。 A labyrinth seal device that seals between a rotating body that rotates when a working fluid flows in an axial direction along a rotating shaft and a stationary body that is disposed around the rotating body in a radial direction of the rotating body. ,
A seal ring segment that is supported by the stationary body so as to move in the radial direction, and in which a seal fin is provided on an inner peripheral surface;
A main elastic body that is installed between the stationary body and the seal ring segment and biases the seal ring segment inward in the radial direction;
The main elastic body is a plate-like body having a smaller curvature than the outer peripheral surface of the seal ring segment, and the inner side of the other end located at the rear and the other end located at the rear in the circumferential direction of the rotating body Contacting the outer peripheral surface of the seal ring segment, the central portion located in the center in the circumferential direction is in contact with the stationary body,
The width at each of the one end portion, the center portion, and the other end portion of the main elastic body is wider than between the one end portion and the center portion, and between the center portion and the other end portion,
Labyrinth seal device.
前記径方向において移動するように前記静止体に支持されており、内周面にシールフィンが設けられているシールリングセグメントと、
前記静止体と前記シールリングセグメントとの間に設置され、前記径方向において前記シールリングセグメントを内側へ付勢する主弾性体と
を有し、
前記主弾性体は、板バネであって、回転軸が直交する断面が多角形形状である、
ラビリンスシール装置。 A labyrinth seal device that seals between a rotating body that rotates when a working fluid flows in an axial direction along a rotating shaft and a stationary body that is disposed around the rotating body in a radial direction of the rotating body. ,
A seal ring segment that is supported by the stationary body so as to move in the radial direction, and in which a seal fin is provided on an inner peripheral surface;
A main elastic body that is installed between the stationary body and the seal ring segment and biases the seal ring segment inward in the radial direction;
The main elastic body is a leaf spring, and a cross section perpendicular to the rotation axis is a polygonal shape,
Labyrinth seal device.
請求項9に記載のラビリンスシール装置。 The main elastic body is configured to be symmetric with respect to a plane passing through the center of the seal ring segment in the circumferential direction among the planes along the radial direction.
The labyrinth seal device according to claim 9.
を有する、
ターボ機械。 The labyrinth seal device according to any one of claims 1 to 10,
Turbo machine.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015033610A JP2016156421A (en) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | Labyrinth seal device and turbo machinery |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015033610A JP2016156421A (en) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | Labyrinth seal device and turbo machinery |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016156421A true JP2016156421A (en) | 2016-09-01 |
Family
ID=56825652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015033610A Pending JP2016156421A (en) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | Labyrinth seal device and turbo machinery |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016156421A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109707468A (en) * | 2018-12-29 | 2019-05-03 | 中国科学院工程热物理研究所 | A kind of efficient seal structure applied between static casing |
US11913384B1 (en) | 2021-12-01 | 2024-02-27 | Doosan Enerbility Co., Ltd. | Leaf spring and sealing assembly including same |
-
2015
- 2015-02-24 JP JP2015033610A patent/JP2016156421A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109707468A (en) * | 2018-12-29 | 2019-05-03 | 中国科学院工程热物理研究所 | A kind of efficient seal structure applied between static casing |
US11913384B1 (en) | 2021-12-01 | 2024-02-27 | Doosan Enerbility Co., Ltd. | Leaf spring and sealing assembly including same |
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