JP2016154510A - Information processor, growth state determination method, and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、情報処理装置、生長状況判定方法、およびプログラムに関する。 The present invention relates to an information processing apparatus, a growth situation determination method, and a program.
近年、IT(Information Technology)化や作業の自動化によって、農作物の栽培の効率化が進んでいる。 2. Description of the Related Art In recent years, the efficiency of cultivation of agricultural crops has been advanced by IT (Information Technology) and automation of work.
例えば、特許文献1には、撮像された植物の画像情報から物理量を検出し、育成モデルを作成し、植物の生長度及び成熟度を推定する方法が記載されている。
For example,
また、特許文献2には、園芸作物の生体から発生する揮発性ガスを検出することによって、園芸作物の内部品質を判定する方法が記載されている。
また、特許文献3には、果実を衝撃用ハンマーで叩き、該果実の発生する振動音の信号に基づいて、該果実の熟度状態を判定する装置が記載されている。
農作物、特に果菜類を管理するためには、生産者の経験と勘に依存していることが多い。また、果実の熟度を測定する際に、果実に傷を付けてしまうと、商品価値を下げてしまう可能性がある。そのため、果実に傷を付けること無く、簡単に農作物の生長を管理することが求められる。 Managing crops, especially fruit and vegetables, often depends on the experience and intuition of the producer. Moreover, when measuring the ripeness of a fruit, if a fruit is damaged, there exists a possibility of reducing a commercial value. Therefore, it is required to easily manage the growth of crops without damaging the fruits.
特許文献1の技術では、果実の生長度及び成熟度を、果実がぶら下がる枝の状態や果実の色の変化、光の透過量等に基づいて判定している。しかしながら、この判定方法では、果実の生長状況を高精度に判定できない可能性がある。特許文献1の技術では、例えば、果実の生長状況の指標である糖度の推定精度が低くなる可能性がある。果実、例えばトマトは、栽培季節、収穫時期、栽培地によって、糖度に差が生じるためである。したがって、特許文献1の技術では、糖度を含む生長状況および糖度から推定される果実の生長状況を高精度に判定できない可能性がある。
In the technique of
また、特許文献2の技術では、果実に揮発性ガスを検知する検査紙を貼り付ける。そのため、特許文献2の技術では、検査紙を貼り付けるために時間を要してしまう。また、特許文献2の技術では、検査紙を貼り付けることにより、果実に損傷を与えてしまう可能性がある。
Moreover, in the technique of
特許文献3の技術では、衝撃用ハンマーで果実を叩くため、果実に大きな損傷を与えてしまう可能性が高い。
In the technique of
従って、特許文献1から3の技術では、果菜類の果実の生長を、果実に損傷を与えることなく、非接触で、高精度に管理できないという問題があった。
Therefore, the techniques of
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、果菜類の果実の生長を、果実に損傷を与えることなく、非接触で、より高精度に管理することが可能な技術を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above problems, and its purpose is to provide a technique capable of managing the growth of fruit and vegetable fruits in a non-contact manner and with higher accuracy without damaging the fruits. It is to provide.
本発明の一態様に係る情報処理装置は、果実を撮影した撮影画像から、前記果実の直径および高さを示す情報を抽出する抽出手段と、前記抽出された果実の直径および高さを示す情報に基づいて、前記直径と前記高さとの比率を算出する算出手段と、前記算出された比率に基づいて、前記果実の生長状況を判定する判定手段と、を備える。 An information processing apparatus according to an aspect of the present invention includes an extraction unit that extracts information indicating a diameter and a height of the fruit from a photographed image of the fruit, and information indicating the diameter and the height of the extracted fruit. And calculating means for calculating the ratio between the diameter and the height, and determining means for determining the growth status of the fruit based on the calculated ratio.
本発明の一態様に係る生長状況判定方法は、果実を撮影した撮影画像から、前記果実の直径および高さを示す情報を抽出し、前記抽出された果実の直径および高さを示す情報に基づいて、前記直径と前記高さとの比率を算出し、前記算出された比率に基づいて、前記果実の生長状況を判定する。 The growth status determination method according to one aspect of the present invention extracts information indicating the diameter and height of the fruit from a captured image obtained by capturing the fruit, and is based on information indicating the diameter and height of the extracted fruit. Then, the ratio between the diameter and the height is calculated, and the growth status of the fruit is determined based on the calculated ratio.
なお、上記各装置または方法を、コンピュータによって実現するコンピュータプログラム、およびそのコンピュータプログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体も、本発明の範疇に含まれる。 Note that a computer program that implements each of the above apparatuses or methods by a computer and a computer-readable storage medium that stores the computer program are also included in the scope of the present invention.
本発明によれば、果菜類の果実の生長を、果実に損傷を与えることなく、非接触で、より高精度に管理することができる。 According to the present invention, the growth of fruits and vegetables can be managed with higher accuracy in a non-contact manner without damaging the fruits.
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、図2を参照して、本実施の形態に係る生長管理システムの構成について説明する。図2は、本実施の形態に係る生長管理システム1の構成の一例を示す図である。図2に示す通り、本実施の形態に係る生長管理システム1は、情報処理装置100と、入力装置110と、表示装置120と、記憶装置130とを備えている。各装置は、例えばLAN(Local Area Network)ケーブル等を用いて互いに接続されている。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、各装置は、互いに無線LANに接続する構成であってもよい。
<First Embodiment>
A first embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. First, the configuration of the growth management system according to the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 2 is a diagram illustrating an example of the configuration of the
なお、図2に示す生長管理システム1は、本発明に特有な構成について表現したものであり、生長管理システム1が、図2に示されていない装置を有していてもよいことは言うまでもない。
Note that the
入力装置110は、作物の収穫物である果菜類の大きさ、特に、果菜類の果実(図2においては、果実10)を示す情報を取り込むことができる機能を有する装置である。入力装置110は、例えば、カメラ等の撮像装置によって実現することができる。撮像装置は、例えば、市販のウェブカメラであってもよい。なお、入力装置110は、これに限定されるものではなく、使用者が直接、果菜類が含まれた画像を入力できる装置であればよい。果菜類が含まれた画像を入力できる装置とは、例えば、半導体メモリ読み取り装置、光ディスク読み取り装置、磁気ディスク読み取り装置、磁気テープ読み取り装置等の電子記憶媒体の読み取り装置が挙げられる。また、果菜類が含まれた画像を入力できる装置とは、例えば、印刷された画像を読み取るための画像読み取り装置(例えば、スキャナー)であってもよい。また、果菜類が含まれた画像を入力できる装置とは、例えば、インターネットのウェブサービスやメールサービスのように通信手段を介するものであってもよい。また、入力装置110は、果実10の大きさを示す情報(例えば、数値)を直接入力可能な装置であってもよい。ここで、果実10の大きさを示す情報とは、果実10の直径および高さを示すデータであるとする。果実10の直径とは果実の長径である。また、果実10の高さとは、果実を示す画像の領域内における、果実のヘタからの垂線から算出される長さであるとする。以下、入力装置110が取り込んだデータを入力データと呼ぶ。
The
入力装置110は、入力データを情報処理装置100に送信する。なお、本実施の形態では、入力装置110は、カメラであるとし、入力データとは、カメラが撮影した撮影画像を示す画像データであるとして、説明を行う。なお、入力装置110が撮影画像を撮影する時間間隔は、特に限定されない。本実施の形態では、カメラは、1つの画像に、少なくとも1つの果実10が含まれるように、該果実10が生っている果菜類を撮影するものとする。また、本実施の形態では、カメラは、固定設置されているとするが、可動設置されていてもよい。なお、図2では、説明の便宜上、果実10を1つだけ記載しているが、果実10は複数あってもよい。また、本実施の形態では、図2に示す通り、果実10が生る植物体を1本として、説明を行うが、果実10が生る植物体は複数であってもよい。
The
表示装置120は、情報処理装置100が出力する出力データを画面に表示する機能を有する。表示装置120が画面に表示する内容については、後述する。
The
記憶装置130は、後述する情報処理装置100が算出したデータを格納する。なお、記憶装置130は、入力装置110が情報処理装置100に送信した画像データを格納してもよい。
The
なお、本実施の形態では、入力装置110、表示装置120および記憶装置130は、情報処理装置100と別個の構成として説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。情報処理装置100と、入力装置110と、表示装置120と、記憶装置130とは、一体形成されるものであってもよい。これらの装置が一体形成されたものとは、例えば、ノート型パソコン、タブレット型端末機器、携帯端末機器などである。
Note that in this embodiment, the
(情報処理装置100)
次に、本実施の形態に係る生長管理システム1の情報処理装置100の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る生長管理システム1の情報処理装置100の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図1に示す通り、本実施の形態に係る情報処理装置100は、抽出部102と、算出部103と、判定部104と、を備えている。
(Information processing apparatus 100)
Next, the configuration of the
抽出部102は、入力装置110から送信された画像データを受信する。抽出部102は、この受信した画像データによって示される画像(撮影画像)から、果実10の直径および高さを示す情報を抽出する。例えば、抽出部102は、画像解析ソフトを用いて、該画像データによって示される画像に含まれる果実10の領域を抽出し、抽出した領域から、該果実10の直径と高さとを示す情報を求める。
The
なお、抽出部102は、入力装置110が取り込んだ、果実10の直径と高さとを示す情報が直接入力された場合には、そのままこの情報を、求めた情報として用いてもよい。ここで、直径および高さを示す情報とは、直径を示す値と、高さを示す値のことである。これらの値は、絶対値で合ってもよいし、相対値であってもよい。絶対値の場合、抽出部102は、入力装置110が果実10を撮影した位置と、果実10との距離など、果実10の大きさを特定可能な情報を、画像データと共に入力装置110から受信する。そして、抽出部102は、この受信した情報に基づいて、果実10の直径と、高さとの、絶対値を求めてもよい。
When the information indicating the diameter and height of the
抽出部102は、直径および高さの値を、記憶装置130に保存してもよい。これにより、情報処理装置100は、記憶装置130に保存されたデータを解析して、後述する生長の予測に活用することができる。また、抽出部102は、入力装置110から直接受信したデータからではなく、記憶装置130に格納された画像データを読み込んでから、該読み込んだ画像データによって示される画像内の果実10の領域を抽出してもよい。
The
抽出部102は、求めた直径および高さを示す情報を、算出部103に供給する。なお、抽出部102は、1つの画像に含まれる果実10が複数の場合、果実10毎に、直径と高さとを示す情報を求め、この求めた直径および高さを示す情報を、果実10の夫々を識別する情報と共に、算出部103に供給する。
The
なお、抽出部102は、抽出した果実10の画像内の領域から、該果実10の領域内の画素の分布(果実10の色合い)、該果実10の大きさ等の果実10に関する情報を抽出し、該情報を記憶装置130に格納してもよい。
The
算出部103は、抽出部102から、果実10の直径および高さを示す情報を受信する。そして、算出部103は、果実10毎に、該果実10の直径と高さとの比率を算出する。本実施の形態では、算出部103は、高さに対する直径の比(直径/高さ)を算出するとして、説明を行うが、直径に対する高さを求めてもよい。
The
算出部103は、算出した比率を、判定部104に供給する。なお、画像内に複数の果実10が含まれる場合、算出部103は、果実10を識別する情報と共に、該果実10に対して算出した比率を、判定部104に出力する。また、画像内に複数の植物体が含まれる場合、算出部103は、更に、植物体ごとに、算出した比率を、判定部104に出力してもよい。
The
判定部104は、算出部103から、直径と高さとの比率を受信する。判定部104は、受信した比率から、該比率に関連付けられた果実10の生長状況を判定する。本実施の形態では、判定部104は、生長状況として、果実10の糖度を判定するとする。
The
ここで、果菜類の果実の糖度と、果実の直径と高さとの比率との相関について、図3を参照して説明する。ここでは、果菜類の一例としてトマトを例に挙げ、説明を行う。図3は、トマトの高さに対する直径の比に対する、トマトの糖度の一例を示すグラフである。図3の横軸はトマトの高さに対する直径の比を示し、縦軸は濃度(%)を示している。なお、トマトの直径とは、トマトの長径を指し、高さとはヘタからの垂線の長さを指す。 Here, the correlation between the sugar content of fruits and vegetables and the ratio between the diameter and height of the fruits will be described with reference to FIG. Here, as an example of fruit vegetables, a tomato is taken as an example for explanation. FIG. 3 is a graph showing an example of sugar content of tomatoes relative to the ratio of diameter to tomato height. The horizontal axis of FIG. 3 shows the ratio of the diameter to the height of the tomato, and the vertical axis shows the concentration (%). In addition, the diameter of a tomato refers to the long diameter of a tomato, and height refers to the length of the perpendicular from a spatula.
図3に示されるより、高さに対する直径の比(直径/高さ)と、糖度とはほぼ比例関係に有ある。横軸をX、縦軸をYとし、図3に示すグラフを回帰分析すると、以下の式(1)が得られる。
Y=5.5897X−1.1703(r2=0.3054)・・・(1)
ここで、rは、相関係数を示す。
As shown in FIG. 3, the ratio of diameter to height (diameter / height) and sugar content are in a substantially proportional relationship. When the horizontal axis is X, the vertical axis is Y, and the graph shown in FIG. 3 is regression-analyzed, the following equation (1) is obtained.
Y = 5.5897X-1.7033 (r 2 = 0.3054) (1)
Here, r indicates a correlation coefficient.
図3に示す通り、果実の糖度と、直径と高さとの比率とには、一定の相関があることがわかる。これにより、果菜類の果実の直径と高さとの比率を用いることにより、該果実の糖度を推定することができる。したがって、判定部104は、果実10の直径と高さとの比率に基づいて、該果実10の生長状況を判定することができると言える。
As shown in FIG. 3, it can be seen that there is a certain correlation between the sugar content of the fruit and the ratio between the diameter and the height. Thereby, the sugar content of this fruit can be estimated by using the ratio of the diameter and height of the fruit of fruits and vegetables. Therefore, it can be said that the
記憶装置130には、上述した式(1)および/または図3に示すようなグラフが格納されていてもよい。この場合、判定部104は、記憶装置130を参照して、果実10の生長状況を判定する。また、上述した式(1)および/または図3に示すようなグラフは、判定部104内に格納されるものであってもよい。
The
なお、本実施の形態では、判定部104が判定する果実10の生長状況は、上述したとおり、糖度であるとして説明を行うが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。果実10の生長状況は、糖度以外の、果実の生長度合いを示すものであってもよい。また、果実10の生長状況とは、例えば、該果実が生っている果菜類の栄養状態、収穫の時期、摘果の時期等を示すものであってもよい。また、果実の生長状況には、該果実が生っている果菜類における摘果の判定等を示す情報が含まれてもよい。これらは、果実の糖度から判定することができる。その理由は、果菜類は生長ステージ、積算温度、積算日射量等によって糖度が異なるためである。したがって、生長状況に応じて、糖度の正常値は決まっている。そのため、判定部104は、推定(判定)した糖度と、予め定められた糖度とを比較することによって、これらの判定を行うことができる。この予め定められた糖度は、記憶装置130に格納されていてもよいし、判定部104内に格納されていてもよい。
In addition, in this Embodiment, although the growth condition of the
このように、判定部104は、推定(判定)した糖度に基づいて、該糖度に関連付けられた果実10の生長状況を更に判定してもよい。更に、判定部104は、抽出部102が果実10の色合い、該果実10の大きさ等の果実10に関する情報を、記憶装置130に格納する場合、該情報を用いて、果実10の生長状況を判定してもよい。そして、判定部104は、生長状況の判定結果に、果実10の大きさおよび色合い等を示す情報を含めてもよい。
Thus, the
判定部104は、果実10の生長状況の判定結果を、表示装置120に出力する。なお、判定部104は、果実10の生長状況の判定結果を記憶装置130に格納してもよい。これにより、情報処理装置100は、記憶装置130に蓄積されたデータ(生長状況の判定結果)を用いて、果実10の収穫時期を管理することができる。
The
表示装置120は、判定部104による生長状況の判定結果を画面に表示する。果実10の生長状況の判定結果が、果実10の糖度である場合、表示装置120は、撮影時の果実10の糖度を表示する。
The
(情報処理装置100の動作)
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る生長管理システム1の情報処理装置100における生長状況判定処理について説明する。図4は、本実施の形態に係る生長管理システム1の情報処理装置100における生長状況判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(Operation of the information processing apparatus 100)
Next, with reference to FIG. 4, the growth status determination process in the
図4に示す通り、まず、情報処理装置100の抽出部102が、入力装置110から送られた画像データから果実10の直径と高さとを示す情報を抽出する(ステップS41)。
As shown in FIG. 4, first, the
次に、算出部103が、該果実10の直径と高さとの比率を算出する(ステップS42)。
Next, the
続いて、判定部104が、ステップS42にて算出部103が算出した比率に基づいて、該比率の算出の対象である果実10の生長状況を判定する(ステップS43)。具体的には、上述したとおり、判定部104は、算出された比率に基づいて、果実10の糖度を推定することにより、果実10の生長状況を判定する。
Subsequently, based on the ratio calculated by the
以上により、情報処理装置100は、生長状況判定処理を終了する。
Thus, the
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る情報処理装置100によれば、果菜類の果実の生長状況を、果実に損傷を与えることなく、非接触で、より高精度に管理することができる。
(effect)
As described above, according to the
なぜならば、抽出部102が撮影画像から抽出した果実10の直径および高さを示す情報に基づいて、算出部103が直径と高さとの比率を算出し、判定部104がこの算出された比率に基づいて、果実10の生長状況を判定するからである。
This is because, based on the information indicating the diameter and height of the
上述したとおり、果実10の生長状況、特に糖度は、果実10の直径と高さとの比率に対して、相関を有している。本実施の形態に係る情報処理装置100は、糖度と相関を有している、果実10の直径と高さとの比率に基づいて生長状況を判定するため、果実10の生長状況、特に糖度を判定できる。また、この直径と高さとを示す情報は、撮影画像から抽出するため、作業者は、果実10を触ることが無い。これにより、情報処理装置100は、果実に損傷を与えることなく、果実10の直径と高さとの情報を抽出することができる。
As described above, the growth status of the
これにより、生長管理システム1は、例えば、糖度が低い場合には、収穫せずに更に生長を促し、糖度の増加を待つといった生長状況の管理を行うことができる。このように、本実施の形態に係る生長管理システム1によれば、作物の生長、特に果菜類の収穫時期を管理することが可能になる。
Thereby, for example, when the sugar content is low, the
なお、本実施の形態では、図3に示すように、1本の果菜類を入力装置110で撮影することについて説明した。この1本の果菜類に複数の果実10が生っているとき、本実施の形態によれば、この1本の果菜類に生る1以上の果実10の夫々の糖度を算出する。これにより、情報処理装置100は、果実10の生る位置による、果実10の生長状況の管理を行うことができる。
Note that, in the present embodiment, as shown in FIG. 3, shooting of one fruit vegetable with the
また、複数の果菜類を入力装置110で撮影する場合、情報処理装置100は、果実10の生る位置に加え、果実10の生る植物体毎に、果実10の生長状況の管理を行うことができる。
In addition, when photographing a plurality of fruit vegetables with the
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1の実施の形態において説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
<Second Embodiment>
A second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the first embodiment are given the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted.
本実施の形態に係る生長管理システム2を、図5に示す。図5は、本実施の形態に係る生長管理システム2の構成の一例を示す図である。図5に示す通り、本実施の形態に係る生長管理システム2は、情報処理装置200と、入力装置110と、表示装置120と、記憶装置130とを備えている。各装置は、例えばLANケーブル等を用いて互いに接続されている。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、各装置は、互いに無線LANに接続する構成であってもよい。なお、本実施の形態においても、入力装置110は、カメラであるとし、入力データとは、カメラが撮影した撮影画像を示す画像データであるとして、説明を行う。なお、入力装置110が撮影画像を撮影する時間間隔は、特に限定されない。
A
本実施の形態では、カメラは、撮影対象となる果実10を撮影すると同時に、果実10が生る房および茎も同時に撮影してもよい。カメラは、可動または固定設置されている。カメラが可動設置されている場合、このカメラの移動は、情報処理装置200によって制御されてもよいし、カメラ自身が制御してもよい。
In the present embodiment, the camera may photograph the
以下では、カメラの移動を情報処理装置200が制御するものとして説明を行う。情報処理装置200は、観測対象となる果実を、特定の固定点位置から撮影できるように、カメラを移動させてもよい。また、記憶装置130に果実10の位置を示す情報が格納されている場合、情報処理装置200は、この情報を記憶装置130から取得し、該位置にある果実10を撮影可能な位置にカメラを移動させてもよい。また、カメラは、複数の果実10を、移動しながら連続撮影する機能を有してもよい。また、カメラは、群落中の複数の果実10を適切なレンズ拡大倍率、カメラ画素分解能の下で、撮影するものであってもよい。
In the following description, it is assumed that the
(情報処理装置200)
次に、本実施の形態に係る生長管理システム2の情報処理装置200の構成について、図6を参照して説明する。図6は、本実施の形態に係る生長管理システム2の情報処理装置200の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図6に示す通り、本実施の形態に係る情報処理装置200は、抽出部102と、算出部103と、判定部204と、を備えている。つまり、情報処理装置200は、上述した情報処理装置100の判定部104に代えて、判定部204を備える構成である。
(Information processing apparatus 200)
Next, the configuration of the
抽出部102は、上述した第1の実施の形態における抽出部102と同様に、画像データから果実10の領域を抽出する。このとき、抽出部102は、画像データから、房および茎の領域を特定して、果実10の領域を抽出してもよい。これにより、果実10が複数含まれる画像を示す画像データであっても、果実10の領域を果実10毎に抽出することができる。
Similar to the
判定部204は、上述した第1の実施の形態における判定部104と同様に、算出部103が算出した、果実10の直径と高さとの比率に基づいて、果実10の生長状況を判定する。
Similar to the
また、判定部204は、果実10の高さに対する直径の比に基づいて、果実10の収穫の可否を判定する。具体的には、判定部204は、情報処理装置100に接続された記憶装置130に格納された、収穫可否の判定用データを参照して収穫の可否の判定をする。
Further, the
例えば、図3に示すグラフまたは図3に示すグラフから得られる、上述した式(1)が記憶装置130に格納されているとする。果実の商品価値が向上する糖度であって、ヒトがおいしいと感じる糖度を5%であるとすると、この糖度以上となる高さに対する直径の比(直径/高さ)は、図3のグラフから、およそ1.2以上となる。このことから、本実施の形態では、この直径/高さの値である1.2を、収穫可否の判定に用いる閾値とする。なお、この閾値は、一例であり、この値に限定されるものではない。この収穫可否の判定に用いる閾値は、サンプリングして計測した果実位置の糖度と、直径/高さとの分布関係のデータを見ながら、群落位置毎、ハウス毎、ハウス内のエリア毎に設定するものであってもよい。 For example, it is assumed that the above-described formula (1) obtained from the graph shown in FIG. 3 or the graph shown in FIG. If the sugar content that increases the commercial value of the fruit and the sugar content that humans feel delicious is 5%, the ratio of the diameter to the height (diameter / height) that exceeds this sugar content is shown in the graph of FIG. About 1.2 or more. For this reason, in the present embodiment, the diameter / height value of 1.2 is set as a threshold value used for determining whether or not harvesting is possible. This threshold value is an example and is not limited to this value. The threshold used for determining whether or not to harvest is set for each canopy position, for each house, and for each area in the house while looking at the data on the distribution of sugar content and diameter / height at the sampled and measured fruit positions. It may be.
したがって、記憶装置130には、上記収穫可否の判定に用いる閾値(本実施の形態では、1.2)が、収穫可否の判定用データとして格納されているとする。なお、この収穫可否の判定用データは、判定部204内に格納されるものであってもよい。
Therefore, it is assumed that the threshold (1.2 in the present embodiment) used for determining whether harvesting is possible is stored in
そして、判定部204は、果実10の高さに対する直径の比が、収穫可否の判定に用いる閾値以上か否かを判定する。そして、判定部204は、果実10の高さに対する直径の比が、上記閾値以上の場合、該果実10を収穫可能であると判定する。
And the
なお、判定部204は、生長状況の判定結果に基づいて、果実10の収穫の可否を判定してもよい。判定部204の判定結果は、例えば、糖度であってもよいし、その他の判定結果であってもよい。このとき、収穫可否の判定に用いる閾値は、果実10の高さに対する直径の比に限定されず、例えば、判定結果と比較可能な値であればよく、例えば、糖度であってもよい。
Note that the
例えば、生長状況の判定結果が果実10の糖度であり、収穫可否の判定に用いる閾値が糖度を示す値(例えば5%)であるとする。判定部204は、この判定結果(果実10の糖度)と、この閾値とを比較することによって、収穫可否を判定してもよい。
For example, it is assumed that the determination result of the growth state is the sugar content of the
そして、判定部204は、判定部104と同様に、生長状況の判定結果を、表示装置120に出力する。更に、判定部204は、果実10の収穫可否を示す情報(収穫可否の判定結果)を、表示装置120に出力する。
Then, like the
表示装置120は、生長状況の判定結果を画面に表示する。果実10の生長状況の判定結果が、果実10の糖度である場合、表示装置120は、撮影時の果実10の糖度を表示する。また、表示装置120は、判定部204が収穫可否を判定した結果(収穫可否の判定結果)を、画面に表示する。なお、表示装置120は、生長状況の判定結果と、収穫可否の判定結果とを、同じ画面上に表示してもよいし、異なる画面上に表示してもよい。表示装置120が画面に、生長状況の判定結果と、収穫可否の判定結果とを表示する方法については、特に限定されない。
The
これにより、作業者は、判定部204によって収穫可と判定された果実10を表示装置120で確認することができる。したがって、作業者は、人がおいしいと感じる糖度を有する果実10を収穫することができる。
Thereby, the operator can confirm the
なお、判定部204は、生長状況の判定結果および収穫可否の判定結果を記憶装置130に格納してもよい。
Note that the
(情報処理装置200の動作)
次に、図7を参照して、本実施の形態に係る生長管理システム2の情報処理装置200における収穫可否判定処理について説明する。図7は、本実施の形態に係る生長管理システム2の情報処理装置200における収穫可否判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(Operation of the information processing apparatus 200)
Next, with reference to FIG. 7, the harvest availability determination process in the
図7に示す通り、まず、情報処理装置200の抽出部102が、入力装置110から送られた画像データから、果実10の直径と高さとを示す情報を抽出する(ステップS71)。
As shown in FIG. 7, first, the
次に、算出部103が、該果実10の直径と高さとの比率を算出する(ステップS72)。
Next, the
続いて、判定部204が、ステップS72にて算出部103が算出した比率に基づいて、該比率の算出の対象である果実10の生長状況を判定する(ステップS73)。なお、このステップS71〜ステップS73は、図4を用いて説明した生長状況判定処理と同様の処理である。
Subsequently, based on the ratio calculated by the
更に、判定部204が、ステップS72にて算出部103が算出した比率に基づいて、該比率の算出の対象である果実10の収穫可否を判定する(ステップS74)。なお、ステップS74は、ステップS73と同様に行われてもよいし、逆順で行われてもよい。また、上述したとおり、判定部204は、ステップS73の判定結果に基づいて、果実10の収穫可否を判定してもよい。
Further, based on the ratio calculated by the
以上により、情報処理装置200は、収穫可否判定処理を終了する。
Thus, the
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る情報処理装置200によれば、第1の実施の形態に係る情報処理装置100と同様の効果を有する。また、情報処理装置200の判定部204が、更に、果実10の収穫の可否を判断するため、作業者は、所定の品質を満たした果実10を収穫することができる。
(effect)
As described above, the
また、収穫可否の判定を行うことにより、情報処理装置200は、複数の植物体の内、どの植物体が、収穫可能な果実10が多いかなどの管理を行うことができる。
Further, by determining whether or not harvesting is possible, the
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について、図面を参照にして詳細に説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1および第2の実施の形態において説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
<Third Embodiment>
Next, a third embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the first and second embodiments described above will be given the same reference numerals and explanation thereof will be omitted.
本実施の形態に係る生長管理システム3を、図8に示す。図8は、本実施の形態に係る生長管理システム3の構成の一例を示す図である。図8に示す通り、本実施の形態に係る生長管理システム3は、情報処理装置300と、入力装置110と、表示装置120と、記憶装置330と、測定装置140と、を備えている。各装置は、例えばLANケーブル等を用いて互いに接続されている。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、各装置は、互いに無線LANに接続する構成であってもよい。なお、本実施の形態においても、入力装置110は、カメラであるとし、入力データとは、カメラが撮影した撮影画像を示す画像データであるとして、説明を行う。なお、入力装置110が撮影画像を撮影する時間間隔は、特に限定されない。また、本実施の形態では、入力装置110は、図8に示す通り、1本の植物体を撮影するものとするが、複数本の植物体を撮影するものであってもよい。
A
測定装置140は、果実10が生る植物体の栽培環境に関する情報を測定する。測定装置140は、例えば、果実10の栽培環境を測定する温度計、果実10の栽培環境に対する日射量を測定する日射計等であるとするが、本発明はこれに限定されるものではない。測定装置140は、例えば、栽培環境の湿度を測定する湿度計であってもよいし、その他の測定器であってもよい。測定装置140は、測定した測定データを、測定した日時を示す情報に関連付けて、記憶装置330に格納する。なお、測定装置140は、測定した測定データを、測定した日時を示す情報に関連付けて、情報処理装置300に送信してもよい。
The measuring
記憶装置330には、上述した記憶装置130と同様のデータが格納されている。更に、記憶装置330には、測定データが格納されている。更に、情報処理装置300には、積算温度に対する、果実の高さに対する直径の比を示すグラフおよび積算日射量に対する、果実の高さに対する直径の比を示すグラフが格納されている。これを、図9および図10を参照して説明する。
The
図9は、本実施の形態に係る生長管理システム3の記憶装置330に格納される、積算温度に対する、果実の高さに対する直径の比の一例を示すグラフである。また、図10は、本実施の形態に係る生長管理システム3の記憶装置330に格納される、積算日射量に対する、果実の高さに対する直径の比の一例を示すグラフである。ここで、積算温度とは、温度の積算量であり、積算日射量とは、日射量の積算量である。
FIG. 9 is a graph showing an example of the ratio of the diameter to the fruit height with respect to the accumulated temperature, which is stored in the
図9において、横軸は積算温度(℃)を示し、縦軸は、果実の高さに対する直径の比(直径/高さ)を示す。また、図10において、横軸は積算日射量(MJ/m2)を示し、縦軸は、果実の高さに対する直径の比(直径/高さ)を示す。 In FIG. 9, the horizontal axis indicates the integrated temperature (° C.), and the vertical axis indicates the ratio of the diameter to the fruit height (diameter / height). In FIG. 10, the horizontal axis indicates the accumulated solar radiation (MJ / m 2 ), and the vertical axis indicates the ratio of the diameter to the fruit height (diameter / height).
図9および図10に示す通り、積算温度または積算日射量が増えるにしたがって、果実の高さに対する直径の比の値は、大きくなっていることがわかる。記憶装置330には、このような、植物体の栽培環境に関する情報と、果実の高さに対する直径の比との関係を示すデータが予め格納されている。
As shown in FIGS. 9 and 10, it can be seen that the value of the ratio of the diameter to the fruit height increases as the integrated temperature or integrated solar radiation increases. The
(情報処理装置300)
次に、本実施の形態に係る生長管理システム3の情報処理装置300の構成について、図11を参照して説明する。図11は、本実施の形態に係る生長管理システム3の情報処理装置300の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図11に示す通り、本実施の形態に係る情報処理装置300は、抽出部102と、算出部103と、判定部304と、積算量算出部305と、管理部306と、を備える。つまり、情報処理装置300は、上述した情報処理装置100の判定部104を、判定部304に代え、更に、積算量算出部305および管理部306を備える構成である。なお、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、情報処理装置300は、上述した情報処理装置200の判定部204を、判定部304に代え、更に積算量算出部305および管理部306を備える構成であってもよい。
(Information processing apparatus 300)
Next, the configuration of the
積算量算出部305は、記憶装置330から、測定装置140によって格納された測定データを取得する。測定装置140から測定データが送信される構成の場合、積算量算出部305は、測定装置140から送信された測定データを受信する。そして、積算量算出部305は、測定装置140によって測定された温度および日射量を示す測定データであって、画像データを撮影した日時(撮影時刻)または撮影時刻から所定の期間内に測定された測定データに基づいて、温度および日射量の積算量を算出する。ここで、積算量算出部305が温度および日射量の積算量を算出する際に用いる、過去の積算量は、積算量算出部305内に格納されていてもよいし、記憶装置330に格納されていてもよい。また、測定装置140が積算量を算出する機能を有している場合、記憶装置330には、この積算量が格納されていてもよい。この場合、積算量算出部305は、記憶装置330からこの積算量を取得してもよい。
The integrated
そして、積算量算出部305は、算出したまたは取得した積算量を、判定部304に出力する。
Then, the integrated
判定部304は、上述した第1の実施の形態に係る判定部104と同様に、算出部103が算出した、果実10の直径と高さとの比率に基づいて、果実10の生長状況を判定する。なお、判定部304は、上述した第2の実施の形態に係る判定部204と同様に、収穫可否を判定してもよい。
Similar to the
更に、判定部304は、積算量算出部305から温度の積算量(積算温度)と、日照量の積算量(積算日照量)とを受信する。そして、判定部304は、この積算量と、前記比率とに基づいて、果実10が栽培されている状況(栽培状況)を判定する。
Further, the
具体的には、判定部304は、積算温度と、記憶装置330に格納された、積算温度と果実の高さに対する直径の比との関係を示すデータ(例えば、図9に示すグラフ)とを用いて、判定対象となる果実10の栽培状況を判定する。例えば、判定部304は、図9に示すグラフを用いて、算出または取得した積算温度における果実の高さに対する直径の比(第1の比と呼ぶ)を算出する。そして、判定部304は、算出した第1の比と、算出部103が算出した果実の高さに対する直径の比とを比較する。
Specifically, the
判定部304は、算出部103が算出した比が、第1の比より小さい場合、果実10の周辺温度が果実10を含む植物体の栽培環境の温度より低いと判定する。判定部304は、算出部103が算出した比が、第1の比より大きい場合、果実10の周辺温度が果実10を含む植物体の栽培環境の温度より高いと判定する。判定部304は、算出部103が算出した比が、第1の比と同じ場合、果実10の周辺温度が果実10を含む植物体の栽培環境と同じ温度であると判定する。
When the ratio calculated by the
なお、判定部304は、算出部103が算出した比が、第1の比から所定の範囲内にある場合、果実10の周辺温度が果実10を含む植物体の栽培環境と同じ温度であると判定してもよい。このとき、判定部304は、算出部103が算出した比が、第1の比から所定の範囲の上限値を超える場合、果実10の周辺温度が果実10を含む植物体の栽培環境の温度より高いと判定してもよい。同様に、判定部304は、算出部103が算出した比が、第1の比から所定の範囲の下限値を下回る場合、果実10の周辺温度が果実10を含む植物体の栽培環境の温度より低いと判定してもよい。
In addition, when the ratio calculated by the
また、判定部304は、積算日照量と、記憶装置330に格納された、積算日照量と果実の高さに対する直径の比との関係を示すデータ(例えば、図10に示すグラフ)とを用いて、判定対象となる果実10が栽培されている環境の情報(栽培状況)を判定する。例えば、判定部304は、図10に示すグラフを用いて、算出または受信した積算日照量における果実の高さに対する直径の比(第2の比)を算出する。そして、判定部304は、算出した第2の比と、算出部103が算出した果実の高さに対する直径の比とを比較する。
Further, the
判定部304は、算出部103が算出した比が、第2の比より小さい場合、果実10の周辺の日射量が果実10を含む植物体の栽培環境における日射量より低いと判定する。判定部304は、算出部103が算出した比が、第2の比より大きい場合、果実10の周辺の日射量が果実10を含む植物体の栽培環境の日射量より高いと判定する。判定部304は、算出部103が算出した比が、第2の比と同じ場合、果実10の周辺の日射量が果実10を含む植物体の栽培環境の日射量と同じであると判定する。
When the ratio calculated by the
なお、判定部304は、算出部103が算出した比が、第2の比から所定の範囲内にある場合、果実10の周辺の日射量が果実10を含む植物体の栽培環境の日射量と同じであると判定してもよい。このとき、判定部304は、算出部103が算出した比が、第2の比から所定の範囲の上限値を超える場合、果実10の周辺の日射量が果実10を含む植物体の栽培環境の日射量より高いと判定してもよい。同様に、判定部304は、算出部103が算出した比が、第2の比から所定の範囲の下限値を下回る場合、果実10の周辺の日射量が果実10を含む植物体の栽培環境における日射量より低いと判定してもよい。
When the ratio calculated by the
また、判定部304は、果実10の栽培状況の判定を、果実10の生長状況の判定結果に基づいて、判定してもよい。
Moreover, the
そして、判定部304は、栽培状況に関する情報(栽培状況の判定結果)を管理部306に出力する。
Then, the
管理部306は、判定部304から栽培状況の判定結果を受信する。管理部306は、この栽培状況の判定結果に基づいて、果実10の生長を管理する。具体的には、管理部306は、果実10の周辺温度が果実10を含む植物体の栽培環境の温度より高いまたは低いことを示す場合、該果実10の周辺温度を下げる、または、上げるといった、植物体の管理方法を求める。例えば、管理部306は、果実10の周辺温度を下げるまたは上げるように、果実10の周辺温度を管理する装置(不図示)を制御する。また、例えば、管理部306は、果実10に対し遮光または補光を行う、または、果実10の周辺温度を下げるまたは上げることを推奨することを作業者に報知する等の処理を行う。
The
また、管理部306は、栽培状況の判定結果が、果実10の周辺温度と果実10を含む植物体の栽培環境の温度とがほぼ同じであることを示す場合、現状を維持するように管理する。
Moreover, the
また、管理部306は、栽培状況の判定結果が、果実10の周辺の日照量が果実10を含む植物体の栽培環境の日照量より低いことを示す場合、該果実10に対して補光する、または、果実10の周辺の摘葉を行うなどの管理方法を求める。例えば、管理部306は、該果実10に対して補光、または、果実10の周辺の摘葉を推奨することを作業者に報知する等の処理を行う。
Moreover, the
管理部306は、栽培状況の判定結果が、果実10の周辺の日照量が果実10を含む植物体の栽培環境の日照量より高いことを示す場合、該果実10に対して遮光する、または、果実10の周辺の摘葉を控えるなどの管理方法を求める。例えば、管理部306は、該果実10に対して遮光、または、果実10の周辺の摘葉を控えることを推奨することを作業者に報知する等の処理を行う。
When the determination result of the cultivation state indicates that the amount of sunshine around the
また、管理部306は、栽培状況の判定結果が、果実10の周辺の日射量と果実10を含む植物体の栽培環境の日射量とがほぼ同じであることを示す場合、現状を維持するように管理する。
Moreover, the
また、温度に対する判定結果と、日射量に対する判定結果とが相反する場合、例えば、果実10の周辺温度が、植物体の栽培環境に対する温度より低く、且つ、果実10の周辺の日射量が、植物体の栽培環境に対する日射量より高い場合について説明する。この場合、管理部306は、算出部103が算出した比と第1の比とがどのくらい離れているかを示す乖離幅(第1の乖離幅)と、算出部103が算出した比と第2の比との乖離幅(第2の乖離幅)とを算出してもよい。そして、管理部306は、第1および第2の乖離幅との大小に応じて、果実10の管理方法を決定してもよい。例えば、第2の乖離幅の方が第1の乖離幅より大きい場合、管理部306は、果実10に対する日射量を制御する方法を、果実10の管理方法として採用してもよい。
Moreover, when the determination result with respect to temperature and the determination result with respect to the amount of solar radiation conflict, for example, the surrounding temperature of the
また、管理部306は、算出した第1および第2の乖離幅を、夫々、温度に対する判定結果および日射量に対する判定結果に含めて、果実10の管理方法を求めてもよい。
Moreover, the
また、管理部306は、果実10の生長状況の判定結果に基づいて、果実10の管理方法を求めてもよい。
Further, the
そして、管理部306は、栽培状況の判定結果および判定結果に応じて求めた果実10の管理方法を、果実10の管理状況を示す情報(管理情報)として、表示装置120に出力する。
And the
表示装置120は、第1の実施の形態に係る表示装置120と同様に、生長状況の判定結果を画面に表示する。更に、表示装置120は、管理部306から供給された、果実10の管理情報を画面に表示する。なお、表示装置120は、生長状況の判定結果と、管理情報とを、同じ画面上に表示してもよいし、異なる画面上に表示してもよい。表示装置120が、画面に、生長状況の判定結果と、管理情報とを表示する方法については、特に限定されない。
The
なお、判定部304は、果実10毎に、生長状況および栽培状況を判定してもよいし、植物体毎に判定してもよい。例えば、判定部304は、植物体(苗)毎に、該植物体に生っている1以上の果実10の高さに対する直径の比の統計値(例えば、平均値、分散値、最大値、最小値など)を算出する。そして、判定部304は、この統計値を用いて、該植物体に対する生長状況および栽培状況を判定してもよい。なお、この統計値は、算出部103が算出してもよい。
In addition, the
例えば、植物体に対する生長状況の判定結果が、植物体における果実10の生長状況が推定される生長状況より悪い(遅い)、または、植物体における果実10の生長状況が推定される生長状況より良い(早い)ことを示す情報であるとする。管理部306は、この判定結果に基づいて、植物体毎に、該植物体の管理方法を求める。
For example, the determination result of the growth state for the plant body is worse (slower) than the growth state where the growth state of the
また、判定部304は、1つの房に生った1以上の果実10に対して、房ごとに、生長状況および栽培状況を判定してもよい。例えば、判定部304は、該房に生った1以上の果実10の高さに対する直径の比の統計値(例えば、平均値、分散値、最大値、最小値など)を算出する。そして、判定部304は、この統計値を用いて、この房に対する生長状況および栽培状況を判定してもよい。なお、この統計値は、算出部103が算出してもよい。
Moreover, the
例えば、房に対する生長状況の判定結果が、房における果実10の生長状況が推定される生長状況より悪い(遅い)、または、植物体の生長状況が推定される生長状況より良い(早い)ことを示す情報であるとする。管理部306は、この判定結果に基づいて、房毎に、該房の管理方法を求める。なお、1つの房とは、果実10が実る前の花の状態では、1つの花房となる房のことである。
For example, the determination result of the growth status for the bunches is worse (slower) than the growth status where the growth status of the
また、判定部304は、果実10毎、房毎、植物体毎に、生長状況を判定してもよい。そして、管理部306は、これらの生長状況に基づいて、果実10、房および植物体の管理方法を算出してもよい。
Moreover, the
(情報処理装置300の動作)
次に、図12を参照して、本実施の形態に係る生長管理システム3の情報処理装置300における生長管理処理について説明する。図12は、本実施の形態に係る生長管理システム3の情報処理装置300における生長管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(Operation of the information processing apparatus 300)
Next, with reference to FIG. 12, the growth management process in the
図12に示す通り、まず、情報処理装置300の抽出部102が、入力装置110から送られた画像データから果実10の直径と高さとを示す情報を抽出する(ステップS121)。
As shown in FIG. 12, first, the
次に、算出部103が、該果実10の直径と高さとの比率を算出する(ステップS122)。
Next, the
続いて、判定部304が、ステップS122にて算出部103が算出した比率に基づいて、該比率の算出の対象である果実10の生長状況を判定する(ステップS123)。なお、このステップS121〜ステップS123は、図4を用いて説明した生長状況判定処理と同様の処理である。
Subsequently, based on the ratio calculated by the
その後、積算量算出部305が、植物体の栽培環境の測定データから、温度および日射量の積算量を算出する(ステップS124)。なお、この積算量は、測定装置140が算出するものであってもよい。また、ステップS124は、ステップS121〜ステップS123の何れかの処理の前または同時に行われるものであってもよい。
Thereafter, the integrated
そして、判定部304は、ステップS124にて積算量算出部305が算出した積算量と、ステップS122にて算出部103が算出した比率とに基づいて、判定対象となる果実10の栽培状況を判定する(ステップS125)。その後、管理部306は、栽培状況の判定結果に基づいて、果実10の管理方法を求めることにより、果実10を管理する(ステップS127)。なお、上述したとおり、管理部306は、生長状況の判定結果に基づいて、果実10の管理方法を求めることにより、果実10を管理してもよい。
Then, the
以上により、情報処理装置300は、生長管理処理を終了する。
Thus, the
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る情報処理装置300によれば、上述した第1および第2の実施の形態に係る情報処理装置と同様の効果を有する。また、本実施の形態に係る情報処理装置300によれば、積算量算出部305が、植物体の栽培環境を示す値の積算量を算出する。そして、判定部304が、更に、該積算量と、果実10の直径と高さとの比率とを用いて、果実10の栽培状況を判定し、管理部306が該栽培状況の判定結果および/または生長状況の判定結果に基づいて果実10の生長を管理する。そのため、本実施の形態に係る情報処理装置300によれば、より効率的に、果菜類に傷を付けること無く、非接触で果菜類の果実の生長を管理することができる。
(effect)
As described above, the
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1から第3の各実施の形態において説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
<Fourth embodiment>
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the first to third embodiments are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
本実施の形態に係る生長管理システム4を、図13に示す。図13は、本実施の形態に係る生長管理システム4の構成の一例を示す図である。図13に示す通り、本実施の形態に係る生長管理システム4は、情報処理装置400と、入力装置110と、表示装置120と、記憶装置430と、測定装置140と、を備えている。各装置は、例えばLANケーブル等を用いて互いに接続されている。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、各装置は、互いに無線LANに接続する構成であってもよい。なお、本実施の形態においても、入力装置110は、カメラであるとし、入力データとは、カメラが撮影した撮影画像を示す画像データであるとして、説明を行う。なお、入力装置110が撮影画像を撮影する時間間隔は、特に限定されない。
A
記憶装置430には、上述した記憶装置330と同様のデータが格納されている。更に、記憶装置430には、生長状況を示す値の目標値が格納されている。なお、記憶装置430には、後述する生長モデル生成部が生成する生長モデルが格納されていてもよい。また、記憶装置430には、上述した積算量算出部305または測定装置140が算出した、積算温度および積算日射量等の果実の栽培環境を示す値の積算量が格納されていてもよい。
The
(情報処理装置400)
次に、本実施の形態に係る生長管理システム4の情報処理装置400の構成について、図14を参照して説明する。図14は、本実施の形態に係る生長管理システム4の情報処理装置400の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図14に示す通り、本実施の形態に係る情報処理装置400は、抽出部102と、算出部103と、判定部104と、生長モデル生成部407と、予測部408とを備える。つまり、情報処理装置400は、上述した情報処理装置100に、更に、生長モデル生成部407と、予測部408とを備える構成である。なお、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、情報処理装置400は、上述した情報処理装置200および情報処理装置300の夫々に対し、生長モデル生成部407と、予測部408とを更に備える構成であってもよい。
(Information processing apparatus 400)
Next, the configuration of the
生長モデル生成部407は、判定部104から生長状況の判定結果を受信する。生長モデル生成部407は、この判定結果に基づいて、生長モデルを生成する。ここで、生長モデルとは、収穫時期の予測を行う起点の時間(予測起点時間)からの経過時間と、果実10の生長状況との関係を表す情報である。生長モデルは、例えば、グラフや数式で表現されるが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。ここで、予測起点時間は、後述する予測処理が行われる当日の時刻であるとするが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。
The growth
なお、生長モデル生成部407は、記憶装置430に格納された積算温度および/または積算日射量を参照して、生長モデルを生成してもよい。例えば、生長モデル生成部407が積算温度および積算日射量を利用して、糖度に関する生長モデルを生成する場合について説明する。糖度と、積算温度や積算日射量等の栽培環境を示す値の積算量との間には、一定の相関があることが一般的に知られている。例えば、夏季と冬季とにおいて、同じ経過日数における積算温度や積算日射量を比較すると、一般に、夏季の方が高い積算値である。また、夏季の方が、冬季に比べ糖度の上昇が早い。したがって、生長モデル生成部407は、積算温度および/または積算日射量に基づいて、夏季の方が、冬季より、短期間で糖度が上昇する生長モデルを生成する。
The growth
そして、生長モデル生成部407は、生成した生長モデルを、予測部408に出力する。なお、生長モデル生成部407は、生成した生長モデルを、記憶装置430に格納してもよい。
Then, the growth
予測部408は、生長モデル生成部407から、生長モデルを受信する。そして、予測部408は、受信した生長モデルに基づいて、該生長モデルの対象となる果実10の収穫時期を予測する。具体的には、予測部408は、受信した生長モデルと、記憶装置430に格納された、生長状況を示す値の目標値とに基づいて、果実10が目標とする生長状況に達するまでの、予測起点時間からの経過時間を算出する。そして、予測部408は、この算出した経過時間に基づいて、果実10の収穫時期を予測する。
The
そして、予測部408は、予測した収穫時期を示す予測情報を、表示装置120に出力する。
Then, the
表示装置120は、第1の実施の形態に係る表示装置120と同様に、生長状況の判定結果を画面に表示する。更に、表示装置120は、予測部408から出力された予測情報を画面に表示する。なお、表示装置120は、生長状況の判定結果と、予測情報とを、同じ画面上に表示してもよいし、異なる画面上に表示してもよい。表示装置120が、画面に、生長状況の判定結果と、予測情報とを表示する方法については、特に限定されない。
The
(情報処理装置400の動作)
次に、図15を参照して、本実施の形態に係る生長管理システム4の情報処理装置400における予測処理について説明する。図15は、本実施の形態に係る生長管理システム4の情報処理装置400における予測処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(Operation of the information processing apparatus 400)
Next, with reference to FIG. 15, the prediction process in the
図15に示す通り、まず、情報処理装置400の抽出部102が、入力装置110から送られた画像データから果実10の直径と高さとを示す情報を抽出する(ステップS151)。
As illustrated in FIG. 15, first, the
次に、算出部103が、該果実10の直径と高さとの比率を算出する(ステップS152)。
Next, the
続いて、判定部104が、ステップS152にて算出部103が算出した比率に基づいて、該比率の算出の対象である果実10の生長状況を判定する(ステップS153)。なお、このステップS151〜ステップS153は、図4を用いて説明した生長状況判定処理と同様の処理である。
Subsequently, based on the ratio calculated by the
次に、生長モデル生成部407が、生長状況の判定結果に基づいて、経過時間に対する果実の生長状況を表す生長モデルを生成する(ステップS154)。
Next, the growth
そして、予測部408が、ステップS154にて生長モデル生成部407が生成した生長モデルに基づいて、果実10の収穫時期を予測する(ステップS155)。
Then, the
以上により、情報処理装置400は、予測処理を終了する。
Thus, the
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る情報処理装置400によれば、上述した第1から第3の各実施の形態に係る情報処理装置と同様の効果を有する。また、本実施の形態に係る情報処理装置400によれば、果菜類に傷をつけることなく、非接触で作物の収穫時期を予測することができる。
(effect)
As described above, the
<第5の実施の形態>
本発明の第5の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1から第4の各実施の形態において説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
<Fifth embodiment>
A fifth embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the first to fourth embodiments are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
本実施の形態に係る生長管理システム5を、図16に示す。図16は、本実施の形態に係る生長管理システム5の構成の一例を示す図である。図16に示す通り、本実施の形態に係る生長管理システム5は、情報処理装置500と、入力装置110と、表示装置120と、記憶装置130とを備えている。各装置は、例えばLANケーブル等を用いて互いに接続されている。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、各装置は、互いに無線LANに接続する構成であってもよい。なお、本実施の形態においても、入力装置110は、カメラであるとし、入力データとは、カメラが撮影した撮影画像を示す画像データであるとして、説明を行う。なお、入力装置110が撮影画像を撮影する時間間隔は、特に限定されない。
A
本実施の形態では、カメラは、撮影対象となる果実10、および、房と茎との接続点を撮影するとする。房と茎との接続点は、予め定められた基準点であり、果実10が生る房と、茎との接続点であってもよいし、他の果実10が生る房と茎との接続点であってもよい。カメラは、基準点が植物体上に設定されている場合、上述したとおり、果実10と同時に該基準点も撮影する。この基準点の設定方法は特に限定されず、建屋内の特定箇所を基準点として設定してもよいし、植物の形状上の特異点を基準点として設定してもよい。
In the present embodiment, it is assumed that the camera photographs the
記憶装置530には、上述した記憶装置130と同様のデータが格納されている。なお、記憶装置530には、上述した記憶装置330または記憶装置430と同様のデータが格納されていてもよい。また、記憶装置530には、設定された基準点を示す情報が基準点情報として格納されている。なお、基準点が、例えば、建屋内の特定箇所のように、位置が変更しない点である場合、この基準点情報は、該基準点の位置を示す情報を含んでもよい。
The
(情報処理装置500)
次に、本実施の形態に係る生長管理システム5の情報処理装置500の構成について、図17を参照して説明する。図17は、本実施の形態に係る生長管理システム5の情報処理装置500の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図17に示す通り、本実施の形態に係る情報処理装置500は、抽出部502と、算出部103と、判定部104と、剪定対象判定部501と、ランク付与部509とを備える。つまり、情報処理装置500は、上述した情報処理装置100の抽出部102に代えて抽出部502を備え、更に、剪定対象判定部501と、ランク付与部509とを備える構成である。なお、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、情報処理装置500は、上述した情報処理装置200、情報処理装置300および情報処理装置400の夫々に対し、抽出部102に代えて抽出部502を備え、更に、剪定対象判定部501と、ランク付与部509とを備える構成であってもよい。
(Information processing apparatus 500)
Next, the configuration of the
抽出部502は、入力装置110から送信された画像データを受信する。抽出部502は、この受信した画像データによって示される画像(撮影画像)から、各果実10の領域を抽出する。更に、抽出部502は、各果実10の位置を示す情報を抽出する。そして、抽出部102と同様に、抽出部502は、抽出した領域から、該果実10の直径と高さとを示す情報を求める。
The
ここで、抽出部502が抽出する各果実10の位置を示す情報は、撮影画像を撮影した入力装置110の位置、各果実10の画像上の位置等によって求められる。各果実10の位置を示す情報の抽出方法は、特に限定されないため、本実施の形態では説明を省略する。抽出部502は、撮影画像内に基準点が含まれる場合、記憶装置530に格納された基準点情報に基づいて、該基準点の位置を特定する。そして、抽出部502は、この特定した位置と、各果実10の位置を示す情報とを用いて、各果実10の基準点からの距離を求める。抽出部502は、この距離を果実10の位置情報として、果実10毎に、記憶装置530に格納する。なお、果実10の位置情報は、基準点からの距離に限定されず、例えば、画像上の座標であってもよい。
Here, information indicating the position of each
抽出部502は、求めた直径および高さを示す情報を、各果実10を識別する情報と共に、算出部103に供給する。また、抽出部502は、果実10の位置情報を、果実10を識別する情報と共に、ランク付与部509に供給する。
The
ランク付与部509は、抽出部502から、各果実10の位置情報を受信する。ランク付与部509は、受信した位置情報に基づいて、1以上の果実10を、同じ房に生る果実10は、同じグループとなるようにグループ分けする。
The
また、ランク付与部509は、判定部104から各果実10の生長状況の判定結果を受信する。そして、ランク付与部509は、グループごとに、グループに含まれる果実10の生長状況の判定結果に基づいて、グループ内の各果実10に対してランクを付与する。ランク付与部509が付与するランクとは、生長状況の優良を示すものであるとする。例えば、ランク付与部509は、生長度合いがより良い果実10に対しては、高いランクを付与し、生長度合いがあまり良くない果実10に対しては、低いランクを付与する。
The
そして、ランク付与部509は、ランクを付与した果実10を示す情報を、付与したランクと属するグループを示す情報と共に、剪定対象判定部501に出力する。
And the
剪定対象判定部501は、ランク付与部509によってランクが付与された果実10を示す情報を、付与されたランクと属するグループを示す情報と共に、受信する。そして、剪定対象判定部501は、同じグループに属する1以上の果実10に対し、各果実10に付与されたランクに従って、剪定対象となる果実10を判定する。
The pruning
例えば、剪定対象判定部501は、高いランクが付与された果実10(生長状況が良い果実10)を残し、それ以外の果実10を剪定対象として判定する。例えば、大玉トマトの場合、剪定対象判定部501は、生長状況が良いものから2〜3個を残し、それ以外の果実10は剪定対象であると判定する。また、同じグループ(同じ房内)の果実の生長状況があまりにも不良な場合、剪定対象判定部501は、房全体を剪定対象であると判定してもよい。
For example, the pruning
そして、剪定対象判定部501は、剪定対象の判定結果を表示装置120に出力する。具体的には、剪定対象判定部501は、剪定対象であると判定した果実10に関連付けられた位置情報を、記憶装置430から取得し、該果実10を示す情報と、果実10に関連付けられた位置情報とを表示装置120に出力する。
Then, the pruning
表示装置120は、上述した各実施の形態における表示装置120と同様の情報を画面に表示する。更に、表示装置120は、剪定対象判定部501が剪定対象であるとの判定した果実10を示す情報を画面に表示する。これにより、作業者は、剪定対象判定部501によって剪定対象であると判定された果実10を表示装置120で確認することができる。したがって、作業者は、剪定対象の果実10を剪定することができる。これにより、本実施の形態に係る生長管理システムは、同じ房内において、生長度合いがより良い果実10のみを残す生長管理を行うことができる。
The
(情報処理装置500の動作)
次に、図18を参照して、本実施の形態に係る生長管理システム5の情報処理装置500における剪定対象判定処理について説明する。図18は、本実施の形態に係る生長管理システム5の情報処理装置500における剪定対象判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(Operation of the information processing apparatus 500)
Next, with reference to FIG. 18, a pruning target determination process in the
図18に示す通り、まず、情報処理装置500の抽出部502が、入力装置110から送られた画像データから、果実10の直径と高さとを示す情報を抽出する(ステップS181)。また、抽出部502が、果実10の位置情報を求める(ステップS182)。このステップS181とステップS182とは同時に行われてもよいし、逆順で行われてもよい。
As illustrated in FIG. 18, first, the
次に、算出部103が、該果実10の直径と高さとの比率を算出する(ステップS183)。続いて、判定部104が、ステップS183にて算出部103が算出した比率に基づいて、該比率の算出の対象である果実10の生長状況を判定する(ステップS184)。なお、このステップS181、ステップS183およびステップS184は、夫々、図4を用いて説明した生長状況判定処理におけるステップS41、ステップS42およびステップS43と同様の処理である。
Next, the
そして、ランク付与部509が、果実10を房単位でグループ分けをする(ステップS185)。そして、ランク付与部509は、グループごとにグループに含まれる果実10の生長状況の判定結果に基づいて、グループ内の各果実10に対してランクを付与する(ステップS186)。
Then, the
そして、剪定対象判定部501が、ステップS186にてランク付与部509が付与したランクに従って、剪定対象となる果実10を判定する(ステップS187)。
Then, the pruning
以上により、情報処理装置500は、剪定対象判定処理を終了する。
Thus, the
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る情報処理装置500によれば、上述した第1から第4の各実施の形態に係る情報処理装置と同様の効果を有する。また、本実施の形態に係る情報処理装置500によれば、ランク付与部509が、果実10に対しランクを付与することにより、各果実10の生長状況を定量化することができる。これにより、情報処理装置500の剪定対象判定部501がこのランクに基づいて、剪定対象となる果実10を判定することができる。したがって、本実施の形態に係る情報処理装置情報処理装置500を用いることにより、剪定する果実10を特定することができるため、最終的に、収穫される果実10の品質を大幅に高めることができる。
(effect)
As described above, the
なお、各実施の形態に係る情報処理装置は、上述したとおり、表示装置120と別個の構成であることを例に説明を行ったが、各情報処理装置は、表示装置(表示部)120を内蔵する構成であってもよい。
Note that, as described above, the information processing apparatus according to each embodiment has been described as having a configuration separate from the
(ハードウェア構成について)
なお、図1、図6、図9、図14および図17に示した情報処理装置(100、200、300、400、500)の各部は、図19に例示するハードウェア資源で実現してもよい。すなわち、図19に示す構成は、RAM(Random Access Memory)111、ROM(Read Only Memory)112、通信インタフェース113、記憶媒体114およびCPU(Central Processing Unit)115を備える。CPU115は、ROM112または記憶媒体114に記憶された各種ソフトウェアプログラム(コンピュータプログラム)を、RAM111に読み出して実行することにより、情報処理装置(100、200、300、400、500)の全体的な動作を司る。すなわち、上記各実施形態において、CPU115は、ROM112または記憶媒体114を適宜参照しながら、情報処理装置(100、200、300、400、500)が備える各機能(各部)を実行するソフトウェアプログラムを実行する。
(About hardware configuration)
In addition, each part of the information processing apparatus (100, 200, 300, 400, 500) illustrated in FIGS. 1, 6, 9, 14, and 17 may be realized by the hardware resources illustrated in FIG. Good. That is, the configuration illustrated in FIG. 19 includes a RAM (Random Access Memory) 111, a ROM (Read Only Memory) 112, a
また、各実施形態を例に説明した本発明は、情報処理装置(100、200、300、400、500)に対して、上記説明した機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給した後、そのコンピュータプログラムを、CPU115がRAM111に読み出して実行することによって達成される。
Further, the present invention described by taking each embodiment as an example provides the information processing apparatus (100, 200, 300, 400, 500) with a computer program that can realize the functions described above, and then the computer program. Is achieved by the
また、係る供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能なメモリ(一時記憶媒体)またはハードディスク装置等のコンピュータ読み取り可能な記憶デバイスに格納すればよい。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータプログラムを表すコード或いは係るコンピュータプログラムを格納した記憶媒体によって構成されると捉えることができる。 The supplied computer program may be stored in a computer-readable storage device such as a readable / writable memory (temporary storage medium) or a hard disk device. In such a case, the present invention can be understood as being configured by a code representing the computer program or a storage medium storing the computer program.
上述した各実施形態では、図1、図6、図9、図14および図17に示した情報処理装置(100、200、300、400、500)における各ブロックに示す機能を、図19に示すCPU115が実行する一例として、ソフトウェアプログラムによって実現する場合について説明した。しかしながら、図1、図6、図9、図14および図17に示した各ブロックに示す機能は、一部または全部を、ハードウェアの回路として実現してもよい。
In each of the above-described embodiments, the function shown in each block in the information processing apparatus (100, 200, 300, 400, 500) shown in FIGS. 1, 6, 9, 14, and 17 is shown in FIG. As an example executed by the
なお、上述した各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、上記各実施の形態にのみ本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において当業者が上記各実施の形態の修正や代用を行い、種々の変更を施した形態を構築することが可能である。 Each of the above-described embodiments is a preferred embodiment of the present invention, and the scope of the present invention is not limited only to the above-described embodiments, and those skilled in the art do not depart from the gist of the present invention. However, it is possible to construct a form in which various modifications are made by correcting or substituting the above-described embodiments.
以下に本発明の実施例について説明するが、本発明は、係る実施例に限定されない。 Examples of the present invention will be described below, but the present invention is not limited to such examples.
本実施例では、第1の実施の形態に係る生長管理システム1を適用したシステムを用いて、植物体9を栽培した。ここで、本実施例における生長管理システムおよび栽培システム90の構成の概略および植物体について、図20を参照して説明する。図20は、本実施例における生長管理システムおよび栽培システム90の構成の概略を示す図である。図20に示す通り、本実施例で用いる生長管理システムは、情報処理装置11と、カメラ12と、表示装置13と、記憶装置14とを備えている。
In this example, the
情報処理装置11は、第1の実施の形態に係る情報処理装置100に相当する。カメラ12は、第1の実施の形態に係る入力装置110に相当する。表示装置13は、第1の実施の形態に係る表示装置120に相当する。記憶装置14は、第1の実施の形態に係る記憶装置130に相当する。
The
情報処理装置11と、カメラ12、表示装置13および記憶装置14とは、LANケーブルを用いて接続している。
The
果実が生る植物体9は、植物体9の水耕栽培を行う設備である栽培システム90によって栽培された。栽培システム90は、水耕栽培用の栽培容器91と、支持部材94とを備える。栽培容器91には、液肥である培養液92が貯留されている。支持部材94は、栽培容器91内の培養液92の液面と、当該支持部材94との間に所定の空間が形成されるように栽培容器91に固定された、植物体9を支持するための部材である。
The
本実施例では、栽培用の植物体9として、桃太郎系の品種のトマトを用いた。また、栽培容器91として、直径42cm、高さ44cm、容量35Lの略円柱形のポリプロピレン製の容器を用いた。また、培養液92として、トヨハシ種苗株式会社製のTF濃縮とまとAを用いた。培養液92の電気伝導率は、2mS/cmとした。
In this example, as a
また、支持部材94には、直径38cm、厚さ2cmの略円形の発泡スチロールを用いた。そして、約5から6枚の葉が展開したトマトの苗を、この支持部材94に固定し、栽培容器91内の培養液92に浮かべ、液面低下法で栽培した。栽培したトマトの苗の本数は、2本である。栽培環境は、昼温度25度、夜温度20度、湿度60%のガラス室とした。培養液は1回/週交換した。カメラ12は、株式会社ロジクール製のC920を用いた。
Further, the
トマトの苗を定植後、7週間栽培した。この間、果実が一本の苗に対して6個形成されるように、適宜、摘葉、摘果、摘花を行いながら栽培した。 After planting tomato seedlings, they were cultivated for 7 weeks. During this time, cultivation was carried out while appropriately performing leaf cutting, fruit cutting and flowering so that six fruits were formed per seedling.
その後、苗に形成された果実のうち、結実後直径が約5cmに生長したトマトを1つ選択し、カメラ12を用いて、撮影した。カメラ12は、1枚の画像に、トマト1つが写るように、トマトを撮影した。
Thereafter, one of the tomatoes grown to a diameter of about 5 cm after fruit set was selected from the fruits formed on the seedlings and photographed using the
撮影した撮影画像から、情報処理装置11がトマトの直径と高さとを抽出した。トマトの直径は、5.2cmであり、トマトの高さは、4.3cmであった。よって、算出部103が算出した高さに対する直径の比は、およそ1.21であった。これにより、情報処理装置11は、このトマトの糖度を5.6%と判定した。以上により、情報処理装置11は、ヒトが美味しいと感じる糖度のトマトが栽培できていると判定した。
The
このように判定されたトマトの糖度を確認するため、このトマトの糖度を、糖度計を用いて測定した。糖度計には、株式会社アタゴ製のポケット糖度計PAL−Jを用いた。この糖度計で、情報処理装置11が判定したトマトの糖度を測定した結果、糖度は、5.5%であった。
In order to confirm the sugar content of the tomato thus determined, the sugar content of the tomato was measured using a sugar content meter. As the sugar content meter, a pocket sugar content meter PAL-J manufactured by Atago Co., Ltd. was used. As a result of measuring the sugar content of the tomato determined by the
これにより、情報処理装置11は、糖度計で計測した糖度とほぼ同じ値の糖度を推定することができた。
Thereby, the
比較例として、トマトが生っている枝のしだれ具合と、トマトの色の変化から成熟度を推定した結果、色の変化から十分に成熟したと判定されたトマトの糖度を、前述の糖度計で測定した。その結果、このトマトの糖度は、4.5%であった。これにより、トマトが生っている枝のしだれ具合とトマトの色の変化とから推定した糖度は、糖度計で計測した糖度とは、異なることが分かった。したがって、トマトの色の変化からは、トマトの収穫に関する生長状況を正確に判定できなかった。 As a comparative example, as a result of estimating the maturity from the weeping state of the branch where the tomato is growing and the color change of the tomato, the sugar content of the tomato determined to be sufficiently matured from the color change Measured with As a result, the sugar content of this tomato was 4.5%. As a result, it was found that the sugar content estimated from the weeping condition of the branches where the tomatoes were grown and the color change of the tomatoes was different from the sugar content measured with a saccharimeter. Therefore, from the change in the color of tomatoes, it was not possible to accurately determine the growth situation regarding tomato harvesting.
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。 A part or all of the above embodiments can be described as in the following supplementary notes, but is not limited thereto.
(付記1)果実を撮影した撮影画像から、前記果実の直径および高さを示す情報を抽出する抽出手段と、前記抽出された果実の直径および高さを示す情報に基づいて、前記直径と前記高さとの比率を算出する算出手段と、前記算出された比率に基づいて、前記果実の生長状況を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。 (Additional remark 1) Based on the information which shows the diameter and height of the said extracted fruit, the extraction means which extracts the information which shows the diameter and height of the said fruit from the picked-up image which image | photographed the fruit, the said diameter and the said An information processing apparatus comprising: a calculation unit that calculates a ratio to height; and a determination unit that determines a growth status of the fruit based on the calculated ratio.
(付記2)前記果実の生長状況とは、前記果実の糖度である、ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(Supplementary note 2) The information processing apparatus according to
(付記3)前記判定手段は、更に、前記比率に基づいて、前記果実の収穫の可否を判定する、ことを特徴とする付記1または2に記載の情報処理装置。
(Supplementary note 3) The information processing apparatus according to
(付記4)前記判定手段は、更に、前記生長状況の判定結果に基づいて、前記果実の収穫の可否を判定する、ことを特徴とする付記1または2に記載の情報処理装置。
(Supplementary note 4) The information processing apparatus according to
(付記5)前記判定手段は、更に、前記比率の統計値を、果実が生る房および果実が生る植物体の少なくとも何れか毎に算出し、該算出した統計値に基づいて、前記房間および前記植物体間の少なくとも何れかにおける生長状況を判定する、ことを特徴とする付記1から4の何れか1つに記載の情報処理装置。
(Additional remark 5) The said determination means further calculates the statistical value of the said ratio for every at least any one of the bunch where a fruit grows, and the plant body where a fruit grows, Based on this calculated statistical value, the said bunch space The information processing apparatus according to any one of
(付記6)前記果実の栽培環境を示す値を測定した測定データに基づいて、前記栽培環境を示す値の積算量を算出する積算量算出手段を更に備え、前記判定手段は、前記積算量と、前記比率とに基づいて、前記果実が栽培されている栽培状況を判定する、ことを特徴とする付記1から5の何れか1つに記載の情報処理装置。
(Additional remark 6) Based on the measurement data which measured the value which shows the cultivation environment of the said fruit, it further comprises the integrated amount calculation means which calculates the integrated amount of the value which shows the said cultivation environment, The said determination means is the said integrated amount and The information processing apparatus according to any one of
(付記7)前記果実の栽培環境を示す値は、前記果実の栽培環境の温度および前記果実に対する日射量の少なくとも何れかである、ことを特徴とする付記6に記載の情報処理装置。 (Supplementary note 7) The information processing apparatus according to supplementary note 6, wherein the value indicating the cultivation environment of the fruit is at least one of a temperature of the cultivation environment of the fruit and a solar radiation amount with respect to the fruit.
(付記8)前記生長状況の判定結果および前記栽培状況の判定結果の少なくとも何れかに基づいて、前記果実の生長を管理する管理手段を更に備えることを特徴とする付記6または7に記載の情報処理装置。
(Supplementary note 8) The information according to
(付記9)前記生長状況の判定結果に基づいて、経過時間に対する前記果実の生長状況を表す生長モデルを生成する生長モデル生成手段と、前記生長モデル生成手段によって生成された前記生長モデルに基づいて、該果実の収穫時期を予測する予測手段と、を更に備えることを特徴とする付記1から7の何れか1つに記載の情報処理装置。
(Additional remark 9) Based on the growth model production | generation means which produces | generates the growth model showing the growth situation of the said fruit with respect to elapsed time based on the determination result of the said growth situation, and the said growth model produced | generated by the said growth model production | generation means The information processing apparatus according to any one of
(付記10)1以上の前記果実を、前記果実が生る房が同じグループとなるようにグループ分けし、該グループごとに、該グループ内の各果実に対して、前記生長状況の判定結果に基づいてランクを付与するランク付与手段と、前記ランク付与手段によって付与されたランクに従って、グループ内の果実のうち、剪定対象の果実を判定する剪定対象判定手段と、を更に備えることを特徴とする付記1から9の何れか1つに記載の情報処理装置。
(Supplementary Note 10) Group one or more fruits so that the bunches where the fruits grow are in the same group, and for each group, for each fruit in the group, Rank granting means for assigning a rank based on, and pruning target judging means for judging a fruit to be pruned among the fruits in the group according to the rank given by the rank granting means. The information processing apparatus according to any one of
(付記11)
前記判定手段による前記果実の生長状況の判定結果、前記果実の収穫の可否の判定結果および前記果実の栽培環境の判定結果、前記予測手段によって予測された前記収穫時期、並びに、前記剪定対象判定手段によって判定された前記剪定対象の果実の少なくとも何れかを示す情報を、画面に表示する表示手段を更に備えることを特徴とする、付記10に記載の情報処理装置。
(Appendix 11)
The determination result of the growth state of the fruit by the determination means, the determination result of whether the fruit can be harvested and the determination result of the cultivation environment of the fruit, the harvest time predicted by the prediction means, and the pruning target determination means The information processing apparatus according to
(付記12)果実を撮影する撮像装置と、前記撮像装置が撮影した撮影画像から、前記果実の直径および高さを示す情報を抽出する抽出手段、前記抽出された果実の直径および高さを示す情報に基づいて、前記直径と前記高さとの比率を算出する算出手段、および、前記算出された比率に基づいて、前記果実の生長状況を判定する判定手段、を備える情報処理装置と、前記判定手段の判定結果を画面に表示する表示装置と、を備えることを特徴とする生長管理システム。 (Additional remark 12) The imaging device which image | photographs a fruit, the extraction means which extracts the information which shows the diameter and height of the said fruit from the picked-up image which the said imaging device image | photographed, and shows the diameter and height of the said extracted fruit An information processing apparatus comprising: calculation means for calculating a ratio between the diameter and the height based on the information; and determination means for determining the growth status of the fruit based on the calculated ratio; A growth management system comprising: a display device that displays a determination result of the means on a screen.
(付記13)果実を撮影した撮影画像から、前記果実の直径および高さを示す情報を抽出し、前記抽出された果実の直径および高さを示す情報に基づいて、前記直径と前記高さとの比率を算出し、前記算出された比率に基づいて、前記果実の生長状況を判定する、生長状況判定方法。 (Additional remark 13) From the picked-up image which image | photographed the fruit, the information which shows the diameter and height of the said fruit is extracted, Based on the information which shows the diameter and height of the extracted said fruit, the said diameter and the said height A growth status determination method for calculating a ratio and determining the growth status of the fruit based on the calculated ratio.
(付記14)果実を撮影した撮影画像から、前記果実の直径および高さを示す情報を抽出する抽出処理と、前記抽出された果実の直径および高さを示す情報に基づいて、前記直径と前記高さとの比率を算出する算出処理と、
前記算出された比率に基づいて、前記果実の生長状況を判定する判定処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
(Additional remark 14) Based on the extraction process which extracts the information which shows the diameter and height of the said fruit from the picked-up image which image | photographed the fruit, and the information which shows the diameter and height of the said extracted fruit, the said diameter and the said A calculation process for calculating a ratio to height,
A program for causing a computer to execute a determination process for determining a growth status of the fruit based on the calculated ratio.
1 生長管理システム
2 生長管理システム
3 生長管理システム
4 生長管理システム
5 生長管理システム
9 植物体
10 果実
11 情報処理装置
12 カメラ
13 表示装置
14 記憶装置
90 栽培システム
91 栽培容器
92 培養液
94 支持部材
100 情報処理装置
102 抽出部
103 算出部
104 判定部
110 入力装置
120 表示装置
130 記憶装置
200 情報処理装置
204 判定部
300 情報処理装置
304 判定部
305 積算量算出部
306 管理部
330 記憶装置
400 情報処理装置
407 生長モデル生成部
408 予測部
430 記憶装置
500 情報処理装置
501 剪定対象判定部
509 ランク付与部
530 記憶装置
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記抽出された果実の直径および高さを示す情報に基づいて、前記直径と前記高さとの比率を算出する算出手段と、
前記算出された比率に基づいて、前記果実の生長状況を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。 Extraction means for extracting information indicating the diameter and height of the fruit from a photographed image of the fruit;
Based on the information indicating the diameter and height of the extracted fruit, a calculation means for calculating a ratio between the diameter and the height;
An information processing apparatus comprising: a determination unit that determines the growth status of the fruit based on the calculated ratio.
前記判定手段は、前記積算量と、前記比率とに基づいて、前記果実が栽培されている栽培状況を判定する、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の情報処理装置。 Based on measurement data obtained by measuring a value indicating the cultivation environment of the fruit, further comprising an integrated amount calculating means for calculating an integrated amount of the value indicating the cultivation environment,
5. The information processing according to claim 1, wherein the determination unit determines a cultivation state in which the fruit is cultivated based on the integrated amount and the ratio. apparatus.
前記生長モデル生成手段によって生成された前記生長モデルに基づいて、該果実の収穫時期を予測する予測手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の情報処理装置。 Based on the determination result of the growth status, a growth model generation means for generating a growth model representing the growth status of the fruit with respect to elapsed time;
The information according to any one of claims 1 to 6, further comprising: a predicting unit that predicts a harvest time of the fruit based on the growth model generated by the growth model generating unit. Processing equipment.
前記ランク付与手段によって付与されたランクに従って、グループ内の果実のうち、剪定対象の果実を判定する剪定対象判定手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の情報処理装置。 One or more of the fruits are grouped so that the bunches from which the fruits grow are in the same group, and for each group, a rank is determined for each fruit in the group based on the result of determination of the growth status. Rank granting means to grant,
The pruning object determination means for determining a fruit to be pruned among the fruits in the group according to the rank given by the rank giving means, according to any one of claims 1 to 7, The information processing apparatus described.
前記抽出された果実の直径および高さを示す情報に基づいて、前記直径と前記高さとの比率を算出し、
前記算出された比率に基づいて、前記果実の生長状況を判定する、生長状況判定方法。 Extracting information indicating the diameter and height of the fruit from the photographed image of the fruit,
Based on the information indicating the diameter and height of the extracted fruit, the ratio of the diameter and the height is calculated,
A growth status determination method for determining a growth status of the fruit based on the calculated ratio.
前記抽出された果実の直径および高さを示す情報に基づいて、前記直径と前記高さとの比率を算出する算出処理と、
前記算出された比率に基づいて、前記果実の生長状況を判定する判定処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。 Extraction processing for extracting information indicating the diameter and height of the fruit from a photographed image of the fruit,
Based on information indicating the diameter and height of the extracted fruit, a calculation process for calculating a ratio between the diameter and the height;
A program for causing a computer to execute a determination process for determining a growth status of the fruit based on the calculated ratio.
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