JP2016152104A - 半導体発光バルブ及びこれを用いた照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放熱効率が高い半導体発光バルブ及び照明装置を提供する。【解決手段】 LEDモジュール1は絶縁性のヒートダイ2に装着されている。金属ピン4は、連続する先端部41、鍔部42及び後端部43を有する。先端部41はプリント配線基板3の厚さとほぼ同一の長さを有しプリント配線基板3の貫通穴3aに嵌合するためのものであり、鍔部42はヒートダイ2と共にプリント配線基板3を把持するためのものであり、後端部43は放熱作用を行うものである。金属ピン4の先端部41はプリント配線基板3の貫通穴3aを介してヒートダイ2の金属ダイ21に直接結合される。LEDモジュール1の前方にはリフレクタ5が設けられている。リフレクタ5は支持部材7によって筐体6に支持されている。【選択図】 図1

Description

本発明は発光ダイオード(LED)素子、レーザダイオード(LD)素子等の半導体発光素子よりなる半導体発光バルブ及びこれを用いた照明装置、特に、その放熱構造の改良に関する。
自動車、二輪車の前照灯、フォグランプ等においては、従来、ハロゲンバルブ及びHID(High Intensity Discharge)バルブが多く用いられているが、近年、省エネルギー、長寿命の発光ダイオード(LED)素子を用いたLEDバルブが注目されている。
LED素子においては、所望の明るさを達成するために投入された電力のうち、光出力として用いられなかった電力は熱となり自身を加熱する。従って、LED素子は自身が発する熱により寿命及び性能が低下するという負の特性を有する。また、LED素子との組合せにより発光色を変化させる目的で使用される蛍光体層も熱による負の特性を有する。このため、LEDバルブにおいては、LED素子及び蛍光体層の温度を適切な温度以下に抑える熱設計としてヒートシンク等の放熱構造を用いてLED素子及び蛍光体層の熱を空気中に放散させる。特に、前照灯、フォグランプ等の光束を実現するためには、高出力LED素子を用いるので、放熱構造が大型化する。
図5は第1の従来のLED装置を示す断面図である。
図5においては、蛍光体層で被覆されたLED素子よりなるLEDモジュール101には放熱性かつ絶縁性ヒートダイ102が装着されている。ヒートダイ102は放熱基板としても作用するプリント配線基板103上に設けられる。プリント配線基板103は熱界面材料(TIM)層104を介してヒートシンク105に接合され、プリント配線基板103とヒートシンク105との間の熱抵抗を減少させている。
プリント配線基板103は絶縁層1031及び銅箔配線層1032よりなり、銅箔配線層1032の一部はプリント配線基板103のスルーホールに形成されてサーマルビア1033を形成する。尚、LEDモジュール101のLED素子はヒートダイ102内の電極端子あるいは図示しないボンディングワイヤによってプリント配線基板103の銅箔配線層1032に電気的に接続されている。
このようにして、図5においては、LEDモジュール101において発生した熱はヒートダイ102から主にプリント配線基板103のサーマルビア1033を介してヒートシンク105に放熱される。
図6は第2の従来のLED装置を示す断面図である。
図6においては、図5のプリント配線基板103の代りに、プリント配線基板203を設けてある。プリント配線基板203は、銅、アルミニウム等よりなる金属コア層2031、金属コア層2031上に設けられた絶縁層2032、及び絶縁層2032上に設けられた銅箔配線層2033よりなる。
このようにして、図6においては、LEDモジュール101において発生した熱はヒートダイ102から主にプリント配線基板203の金属コア層2031を介してヒートシンク105に放熱される。
しかしながら、図5に示す第1の従来のLED装置においては、サーマルビア1033はプリント配線基板103のスルーホールへのめっきによって形成されるので、サーマルビア1033の厚さに制約があり、従って、熱抵抗を小さくできず、この結果、熱伝達率が小さく、放熱効率が低いという課題がある。
また、図6に示す第2の従来のLED装置においては、絶縁層2032の存在のために熱抵抗が大きく、この結果、やはり、熱伝達率が小さく、放熱効率が低いという課題がある。
他方、LED装置の形状、寸法及び光束分布をハロゲンバルブ、HIDバルブの形状、寸法及び光束分布と同一にしてハロゲンバルブ、HIDバルブとの互換性を確保することが汎用性及び製造コストの低減の観点から必要であるが、図5、図6に示す第1、第2の従来のLED装置は発光領域に接近して大きなプリント配線基板103、203の配置を要し、ハロゲンバルブ、HIDバルブとの互換性があるLEDバルブとして構成するのは困難である。
上述の課題を解決するために、本発明に係る半導体発光バルブは、半導体発光素子モジュールと、半導体発光素子モジュールが装着された絶縁性ヒートダイと、貫通穴が形成され、通電作用のみ行うプリント配線基板と、ヒートダイにプリント配線基板の貫通穴を介して直接結合された金属ピンとを具備するものである。
また、本発明に係る照明装置は、上述の半導体発光バルブと、半導体発光バルブを装着し、半導体発光バルブの出射光を所定方向に投影する投影光学ユニットとを具備するものである。
本発明によれば、半導体発光モジュールと金属ピンとの直接結合により熱抵抗が小さくなるので、熱伝導率を大きくでき、従って、放熱効率を大きくできる。
本発明に係るLEDバルブの実施の形態を示す断面図である。 図1のLEDバルブの全体斜視図である。 図1のLEDバルブの組立を説明するための図であって、(A)は分解斜視図であり、(B)は組立斜視図である。 図1のLEDバルブを装着したリフレクタ型照明装置を示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 第1の従来のLED装置を示す断面図である。 第2の従来のLED装置を示す断面図である。
図1は本発明に係るLEDバルブの実施の形態を示す断面図である。
図1において、LEDモジュール1はLED素子11たとえば青色LED素子及びLED素子11を被覆した蛍光体層12たとえば青色光を黄色光に変換するYAG層より構成され、絶縁性のヒートダイ2に装着されている。ヒートダイ2は放熱用の金属ダイ21、LED素子11に接続される電極端子22、及び金属ダイ21、電極端子22を囲む絶縁層23により構成されている。但し、ヒートダイ2は図1の構成に限定されない。
プリント配線基板3は通電を行うための配線(図示せず)を有するが、駆動回路は設けられない。プリント配線基板3の中央には貫通穴3aが設けられている。
金属ピン4は、連続する先端部41、鍔部42及び後端部43を有する。先端部41は、プリント配線基板3の厚さとほぼ同一の長さを有しプリント配線基板3の貫通穴3aに嵌合するためのものであり、鍔部42はヒートシンク8に圧接するためのものであり、後端部43はヒートシンク8と機械的結合を行うとともに放熱作用を行うものである。金属ピン4の先端部41はプリント配線基板3の貫通穴3aを介してヒートダイ2の金属ダイ21に直接半田結合される。
また、LEDモジュール1の前方にはリフレクタ5が設けられている。リフレクタ5は樹脂層51にアルミニウム等の反射層52を形成したもので、筐体6に支持部材7によって支持されている。尚、支持部材7は全周が透明な筒状部材となっているが、不透明な3本以上の細棒状部材でもよい。
さらに、図1の全体斜視図である図2に示すように、金属ピン4の後端部43にはヒートシンク8が結合されている。
次に、図1のLEDバルブの組立を図1、図2と共に図3を参照して説明する。尚、図3において、(A)は分解斜視図、(B)は組立斜視図である。
始めに、図3の(A)を参照すると、LEDモジュール1が装着されたヒートダイ2の電極端子をプリント配線基板3に半田付け(リフロ等)する。
次に、金属ピン4の先端部41に半田4aを付けて高周波加熱法等によって加熱し、プリント配線基板3の貫通穴3aに挿入することにより位置決めし、金属ピン4の先端部41をヒートダイ2に半田付けして直接結合する。これにより、プリント配線基板3はヒートダイ2と金属ピン4とによって把持される。従って、プリント配線基板3のねじ等の機械的結合は不要となり、そのための領域も不要となり、この結果、プリント配線基板3を非常に小さくできる。
次に、図3の(B)を参照すると、金属ピン4の後端部43を筐体6に挿入する。次いで、図1に示すリフレクタ5に結合された支持部材7を筐体6に嵌合もしくは結合手段(図示せず)によって結合する。
最後に、図2に示すヒートシンク8をシリコングリス、TIM層等を介して金属ピン4の後端部43に結合してLEDバルブは完成する。
このように、LEDモジュール1が装着したヒートダイ2は金属ピン4の先端部41に直接結合することにより熱抵抗が小さくなり、この結果、熱伝導率を大きくでき、従って、放熱効率を高くできる。さらに、金属ピン4の後端部43にヒートシンク8を直接結合させることによって放熱効率をさらに高くできる。
尚、LED素子11を駆動するための駆動回路は筐体6内に設けられ、図示しないワイヤによってプリント配線基板3の配線層に接続され、LED素子11に直流駆動電流を供給できる。
図4は図1のLEDバルブを装着したリフレクタ型照明装置を示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。
図4において、図1のLEDバルブを覆うようにリフレクタ9が設けられている。リフレクタ9はLEDバルブからの出射光を所定方向に投影する投影光学ユニットを構成し、樹脂素材にAl等の反射層を形成した放物面体をなしている。
図4の(B)においては、矢印に示すごとく、LEDバルブのLEDモジュール1からの光Lはリフレクタ5で反射し、さらに、リフレクタ9で反射して出射する。これにより、たとえば白熱電球のフィラメント等の発光体を再現している。この場合、図4の(B)に示すごとく、プリント配線基板3が仮に大きいと、リフレクタ5からリフレクタ9への主配光の光路が阻害されるが、本発明においては、プリント配線基板3は非常に小さく、このような主配光の光路の阻害はない。
上述の実施の形態においては、発光素子としてLED素子を用いたが、本発明はレーザダイオード(LD)素子等の他の発光素子にも適用し得る。
また、本発明は上述の実施の形態の自明の範囲内でのいかなる変更にも適用し得る。
本発明に係る照明装置は、車両用灯具、たとえば前照灯、フォグランプ、昼間走行ランプ(DRL)、及び液体プロジェクタ等のリフレクタを用いた照明装置に利用できる。
1:LEDモジュール
11:LED素子
12:蛍光体層
2:ヒートダイ
21:金属ダイ
22:電極
23:絶縁層
3:プリント配線基板
3a:貫通穴
4:金属ピン
41:先端部
42:鍔部
43:後端部
4a:半田
5:リフレクタ
6:筐体
7:支持部材
8:ヒートシンク
9:リフレクタ
101:LEDモジュール
102:絶縁性ヒートダイ
103:プリント配線基板
1031:絶縁層
1032:銅箔配線層
1033:サーマルビア
104:熱界面材料(TIM)層
105:ヒートシンク
203:プリント配線基板
2031:金属コア層
2032:絶縁層
2033:銅箔配線層

Claims (5)

  1. 半導体発光素子モジュールと、
    前記半導体発光素子モジュールが装着された絶縁性ヒートダイと、
    貫通穴が形成され、通電作用のみ行うプリント配線基板と、
    前記ヒートダイに前記プリント配線基板の貫通穴を介して直接結合された金属ピンと
    を具備する半導体発光バルブ。
  2. 前記金属ピンは、
    前記プリント配線基板の厚さとほぼ同一の長さを有し、前記プリント配線基板の貫通穴に嵌合するための先端部と、
    前記先端部に連続し、前記ヒートダイと共に前記プリント配線基板を把持する鍔部と、
    前記鍔部に連続し、放熱作用を行う後端部と
    を具備する請求項1に記載の半導体発光バルブ。
  3. さらに、前記半導体発光素子モジュールの前方に位置するリフレクタを具備する請求項1に記載の半導体発光バルブ。
  4. さらに、前記金属ピンに結合されたヒートシンクを具備する請求項1に記載の半導体発光バルブ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の前記半導体発光バルブと、
    前記半導体発光バルブを装着し、前記半導体発光バルブの出射光を所定方向に投影する投影光学ユニットと
    を具備する照明装置。
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