JP2016151512A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信手段を通じて取得可能な大量のサービス情報の中から、利用者の属性情報と、ナビモードと、TPOとに応じた情報のみを、利用者が利用状態とすることができるナビゲーション装置を提供する。【解決手段】複数のナビゲーションモードを備えるナビゲーション装置である。利用者の属性情報を記憶する属性情報記憶部と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、現時点の日時を提供する日時提供手段とを備える。複数のナビゲーションモードの内から選択されたナビゲーションモードが動作中において、少なくとも属性情報記憶部の利用者の属性情報と、現在位置検出手段で検出された現在位置と、日時提供手段から提供される現時点の日時と、動作中のナビゲーションモードが何であるかに基づいて、通信手段を通じて取得される情報を利用可能状態とするか否かを判定する。【選択図】図1

Description

この発明は、広告情報やクーポン情報などのサービス情報を受信することができるナビゲーション装置に関する。
最近のスマートフォンなどの携帯端末においては、O2O(Online to Offline)の普及もあり、インターネットを通じて種々のサービス情報の取得が可能となっている(例えば特許文献1参照)。利用者は、このサービス情報を取得することで、取得した情報から実店舗でのサービス内容を知ることができる、実店舗において、取得した情報に基づくサービスを享受することができる、等が可能となり便利である。この種のサービス情報には、次のようなものがある。
・デジタルクーポン;実店舗で割引サービスが受けられる。
・来店ポイントサービス;商品を購入しなくても、実店舗を訪問するだけでポイントをためることができる。
・デジタルチラシサービス;実店舗でのセール情報が分かる。
・エリア店舗情報サービス;利用者が行きたい店舗を見つけることができる。
・公式アカウントサービス;実店舗で割引サービスが受けられる。
以上のようなサービス情報は、要求しなくても送られてくるプッシュ型サービス情報と、要求することで取得することができるプル型サービス情報があり、利用者は、非常に多くのサービス情報の取得が可能となっている。また、携帯端末は、上述のようなプッシュ型サービス情報やプル型サービス情報の他に、広告の情報も受け取ることができる。
従来からこの種のサービス情報や広告を、ナビゲーション機能により案内をしているときに受信して、利用者に提供することができるナビゲーション装置が提供されている。従来のナビゲーション装置では、プッシュ型サービス情報やプル型サービス情報によるクーポンなどのサービス(便益)は全て受け取り、広告情報は全て表示画面に表示するようにしていた。
特開2013−200856号公報
上記のようなサービス情報は、当該情報の取得時点で、当該情報に基づいて店舗を訪問して利用しようとする利用者にとっては有益なものではあるが、時点、場所、場合(状況)によっては、必ずしも、利用者にとっては有益なものでないものも含まれ、全く不要であるものが含まれる場合も多い。
そして、最近は、この種のサービス情報が増加していて、大量の種々のプッシュ型サービス情報及びプル型サービス情報及び広告が取得可能及び表示可能となっている。従来のナビゲーション装置では、上述したように、プッシュ型のサービス情報及びプル型のサービス情報によるサービスは全て取得し、また、広告はすべて表示するようにしているので、利用者にとって有益な情報と、不要な情報の全てが混在して取得されたり、表示されてしまったりしていた。
このため、利用者は、この大量の情報の中から、その時点、場所、場合(状況)に応じた有益な情報の選択をしなければならず、煩雑となり、非常に不便であった。
この発明は、以上の点に鑑み、利用者が、その時点、場所、場合(状況)に応じた有益な情報を容易に得ることができるようにしたナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
複数のナビゲーションモードを備えると共に、
利用者の属性情報を記憶する属性情報記憶部と、
現在位置を検出する現在位置検出手段と、
現時点の日時を提供する日時提供手段と、
通信ネットワークに接続するための通信手段と、
を備え、
前記複数のナビゲーションモードの内から選択されたナビゲーションモードが動作中において、少なくとも前記属性情報記憶部の前記利用者の属性情報と、前記現在位置検出手段で検出された現在位置と、前記日時提供手段から提供される現時点の日時と、前記動作中のナビゲーションモードが何であるかに基づいて、前記通信手段を通じて取得される情報について当該情報を利用可能状態とするか否かを判定する
ことを特徴とするナビゲーション装置を提供する。
上述の構成の請求項1の発明のナビゲーション装置によれば、複数のナビゲーションモードを備え、その複数のナビゲーションモードのうちの動作中(利用中)のナビゲーションモードと、利用者の属性情報と、その時のTPO(T:時間、P:場所、O:場合(状況))に応じて、通信手段を通じて取得するプッシュ型やプル型のサービス情報によるサービスを受け取るか否か、通信手段を通じて受け取った広告を表示するか否かを判定することができる。したがって、当該時点及び状況において、利用者にとって有益となるサービス情報のみを利用可能とすることができて、非常に便利であり、使い勝手が良い。
この発明によるナビゲーション装置によれば、通信手段を通じて取得可能な大量のサービス情報の中から、利用者の属性情報と、ナビゲーションモードと、利用者のTPOとに応じた情報のみを、利用者が利用することができる状態とすることができ、非常に便利であり、使い勝手が良い。
この発明によるナビゲーション装置の実施形態の利用形態を説明するためのシステム図である。 この発明によるナビゲーション装置の実施形態の構成例を示すブロック図である。 この発明によるナビゲーション装置の実施形態の動作を説明するために用いるフローチャートの一部を示す図である。 この発明によるナビゲーション装置の実施形態の動作を説明するために用いるフローチャートの一部を示す図である。 この発明によるナビゲーション装置の実施形態の説明に用いる図である。
以下、この発明によるナビゲーション装置の実施形態を、スマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話端末に適用した場合を例に取って、図を参照しながら説明する。
図1は、この発明によるナビゲーション装置の実施形態の利用形態を説明するためのシステム図である。すなわち、この例の場合、ナビゲーション装置の実施形態としての高機能携帯電話端末1は、ナビゲーションの実行時には、携帯電話網やインターネットを含む通信ネットワーク3を通じて、ナビゲーションサービスを行うクラウド2と接続するようにされている。ここで、クラウド2は、サービス情報や広告の情報を格納するサーバの機能を有するものであるが、リアルなサーバは意識しないものである。
後述するように、この実施形態におけるナビゲーション(以下、説明の簡単のために、ナビゲーションはナビと略称する)のアプリケーションプログラムにおいては、例えば徒歩ナビモード、自動車ナビモード、自転車ナビモード、女子用ナビモードなどの複数のナビ機能を利用可能とされている。
この例では、この複数のナビモードを有するナビのアプリケーションプログラム(以下、ナビアプリという)は、クラウド2から提供される。クラウド2は、各ナビ機能(ナビモード)をモジュール化したアプリケーションプログラムとして用意しており、例えば利用者により選択された複数のナビモードを備えるものとして、ナビのアプリケーションプログラムを利用者の高機能携帯電話端末1にダウンロードするようにする。高機能携帯電話端末1には、クラウド2から提供されているナビのアプリケーションプログラムが、予めインストールされている。
そして、後述するように、高機能携帯電話端末1において、利用者により、ナビのアプリケーションプログラム(以下、ナビアプリと略称する)が立ち上げられると、予め利用者によってナビモードが選択されている場合には、その選択されたナビモードが起動され、利用者によってナビモードが選択されていない場合には、後述するようにしてナビモードが自動判定されて起動される。
そして、この実施形態では、起動されたナビモードにおいては、高機能携帯電話端末1と、クラウド2とが連携することで、当該ナビモードにおける経路案内サービスなどを利用者は享受することができる。
そして、高機能携帯電話端末1において、ナビアプリが立ち上っているときには、クラウド2は、高機能携帯電話端末1において動作しているナビモードに応じたプッシュ型サービス情報を、例えばSNS(Social Networking Service)を通じて、高機能携帯電話端末1に対して適宜送信する。また、高機能携帯電話端末1においては、動作中のナビモードのアプリケーションプログラムに従って、適宜に、プル型サービス情報の要求をクラウド2に送る。クラウド2は、それに応じてプル型サービス情報を高機能携帯電話端末1に送信する。
この実施形態では、高機能携帯電話端末1でのナビアプリの実行中においては、全てのプッシュ型サービス情報及びプル型サービス情報や広告の情報が、高機能携帯電話端末1において利用者の利用に供される状態(利用可能状態)になる訳ではなく、以下のようにして利用可能状態にするか否かを判定するようにする。ここで、プッシュ型サービス情報及びプル型サービス情報についての利用可能状態とは、当該プッシュ型サービス情報及びプル型サービス情報によるサービス(クーポンなどの便益)が受け取られる状態であり、また、広告については、表示される状態である。
この実施形態においては、プッシュ型サービス情報やプル型サービス情報に関しては、高機能携帯電話端末1に予め設定されている利用者の属性情報と、そのときのTPOと、動作中のナビモードとに基づいて、各プッシュ型サービス情報やプル型サービス情報によるサービスを受け取るか、受け取らないか、あるいは広告を表示するか、表示しないかを判定するようにする。
ここで、利用者の属性情報(基本設定の情報)としては、例えば、性別、ジュニア、ユース、アダルト、シニア、障害の有無、年収(所得層)などが登録される。ジュニア、ユース、アダルト、シニアの代わりに年齢が入力されてもよい。また、利用者の自宅住所や、趣味、嗜好などについての情報などを、利用者の属性情報に含めて登録するようにしてもよい。
また、ナビモードの動作中における上記の判定に用いるTPO(T:時間、P:場所、O:場合(状況))の内の「場合(状況)」としては、例えば
・ビジネス、プライベート、ファミリー(ナビモード中の利用者の状態)
・グループ、カップル、単独(行動単位)
・飲食、買物、観光、散歩、暇潰し、デート、レジャー(目的)
・車、徒歩、自転車、バイク、電車、タクシー、バス(移動手段)
が用いられる。
この実施形態においては、上述のようにして、各プッシュ型サービス情報や各プル型サービス情報によるサービスを受け取るか、受け取らないか、または、広告を表示するか、表示しないかが判定されて、それぞれその判定結果に応じた処理がなされるので、利用者は、その属性情報、TPO及び動作中のナビモードに応じたサービス情報のみが利用可能となり、不必要な情報は排除される。よって、利用者は、有益な情報のみを利用可能に取得することができて、非常に便利であり、使い勝手が良い。
[ナビゲーション装置の実施形態の高機能携帯電話端末1の構成例]
図2は、ナビゲーション装置の実施形態の高機能携帯電話端末1の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、電話通信に関する回路部分については、この発明の要旨とは直接的な関係がないので省略した。
この実施形態の高機能携帯電話端末1においては、コンピュータで構成される制御部101に対して、システムバス100を通じて無線通信部102、受信情報処理部103、送信情報生成部104、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)インターフェース105、操作部インターフェース106、メモリ部107、現在位置検出部108、日時提供部109、のそれぞれが接続されて構成されている。
無線通信部102は、携帯電話網を含む通信ネットワーク3を通じてクラウド2に対して無線接続を行い、クラウド2と無線通信を行う。受信情報処理部103は、無線通信部102を通じて受信した情報のバッファを備え、制御部101の制御に従った処理を行う。送信情報生成部104は、クラウド2へのアクセス要求や、プル型サービス情報の取得要求などを、制御部101の制御に従って生成する。制御部101は、生成された送信情報を無線通信部102を通じて送信するようにする。
LCDインターフェース105には、表示画面110D(図1参照)を備えるLCD110が接続されている。操作部インターフェース106には、操作部111が接続されている。この操作部111は、この例では、LCD110の表示画面に重畳配置されているタッチパネルの構成とされている。
メモリ部107は、アプリケーションプログラムエリア107A、利用者属性情報エリア107B、ワークエリア107Cを含む。メモリ部107は、その他の情報を記憶するエリアも備えるが、ここでは、省略する。
アプリケーションプログラムエリア107Aには、複数のナビモードのそれぞれを実行するためのプログラムを含むナビアプリ及びその他のアプリケーションプログラムが格納されている。
利用者属性情報エリア107Bには、利用者により設定登録された前述したような利用者の属性情報が格納されている。利用者は、表示画面110Dに表示された利用者の属性情報の入力用画面において、操作部111を通じて入力操作又は選択操作することで、利用者の属性情報を入力し、設定登録する。
ワークエリア107Cには、動作中のナビモードでの処理のために必要な種々の情報が一時記憶される。例えば、TPOの内の上述した「場合(状況)」の内の、利用者によって設定された情報や、利用者により選択設定されたナビモードが何であるかの情報も記憶される。
現在位置検出部108は、GPS衛星からの電波や携帯電話の基地局からの情報を受信して、高機能携帯電話端末1の現在位置を検知し、その検知した現在位置のデータ(緯度、経度、高さのデータ)を、制御部101に転送する。ナビモードの動作中には、制御部101は、無線通信部102を用いて、この高機能携帯電話端末1の現在位置データを、携帯電話網の基地局経由でクラウド2に送信する。
日時提供部109は、カレンダー機能付の時計回路で構成され、年月日、曜日及び時刻を提供する。提供された年月日、曜日及び時刻のデータは制御部101に転送される。この年月日、曜日及び時刻のデータは、後述するように、TPOの内の「場合(状況)」の自動判定や、立ち上げるナビモードの自動判定に用いられる。
この実施形態においては、クラウド2は、高機能携帯電話端末1に送られるプッシュ型サービス情報及びプル型サービス情報には、冒頭で述べた、デジタルクーポン、来店ポイントサービス、デジタルチラシサービス、エリア店舗情報サービス、公式アカウントサービスなどの種別の内のいずれの種別のものであるかを示す種別情報を付加して送信する。この実施形態では、この種別情報に基づいて、プッシュ型サービス情報及びプル型サービス情報が、どの種別の情報であるかを認識することができる。広告の情報についても同様に、クラウド2は、どのような属性(商品やサービスの種別等)であるかを示す種別情報を付加して送信する。
クラウド2は、高機能携帯電話端末1の現在位置の情報から、当該高機能携帯電話端末1の利用者が地図上の何処に居るかを検知して、動作中のナビモードに応じると共に、その場所に応じたプッシュ型サービス情報を、高機能携帯電話端末1に、SNSにより送信するようにする。この実施形態の高機能携帯電話端末1では、送られてきたプッシュ型サービス情報の種別を認識し、前述したように、その時に動作しているナビモードと、記憶されている利用者の属性情報と、その時のTPOに基づいて、送られてきたプッシュ型サービス情報を受け取るか、受け取らないかを判定し、その判定に応じた処理を行う。
また、高機能携帯電話端末1の各ナビモードでは、現在位置検出部108で検出した現在位置の情報に基づいて判定された地図上の場所に基づいて、適宜、SNSを通じて、プル型サービス情報の取得要求をクラウド2に送る。すると、クラウド2は、動作中のナビモードに応じると共に、その場所に応じたプル型サービス情報を高機能携帯電話端末1に送信するようにする。高機能携帯電話端末1では、送られてきたプル型サービス情報の種別を認識し、前述したように、その時に動作しているナビモードと、記憶されている利用者の属性情報と、その時のTPOに基づいて、取得したプル型サービス情報によるサービスを受け取るか、受け取らないかを判定し、その判定に応じた処理を行う。
また、クラウド2は、高機能携帯電話端末1の現在位置の情報から、当該高機能携帯電話端末1の利用者が地図上の何処に居るかを検知して、動作中のナビモードに応じると共に、その場所に応じた広告情報を送るようにする。高機能携帯電話端末1では、送られてきた広告の情報の種別を認識し、前述したように、その時に動作しているナビモードと、記憶されている利用者の属性情報と、その時のTPOに基づいて、取得した広告の情報をLCD110の表示画面110Dに表示するか、表示しないかを判定し、その判定に応じた処理を行う。
[ナビゲーション装置の実施形態の高機能携帯電話端末1の動作例]
図3及び図4は、この実施形態の高機能携帯電話端末1の要部の動作例を説明するためのフローチャートである。この図3及び図4のフローチャートにおける各ステップの動作は、制御部101が、メモリ部107のアプリケーションプログラムエリア107Aに記憶されているプログラムを、ワークエリア107Cを用いながら実行するものである。なお、この図3及び図4のフローチャートにおいては、説明の便宜上、プッシュ型サービス情報及びプル型サービス情報についての処理を例にしており、広告の情報についての処理は省略した。
先ず、制御部101は、操作部111を通じて利用者によりナビアプリを立ち上げる操作がなされたか否かを操作部インターフェース106の出力を監視することにより判別する(ステップS101)。このステップS101で、ナビアプリを立ち上げる操作がなされてはいないと判別したときには、制御部101は、その他の処理を行い(ステップS102)、その処理の終了後、ステップS101に処理を戻す。
ステップS101で、ナビアプリを立ち上げる操作がなされたと判別したときには、制御部101は、利用者によって、複数のナビモードの内の一つのナビモードの選択がされているか否か判別する(ステップS103)。ナビモードが利用者によって選択されていると判別したときには、制御部101は、その選択されているナビモードをクラウド2に通知して、当該ナビモードを起動させるようにする(ステップS104)。
また、ステップS103で、ナビモードが利用者によって選択されていないと判別したときには、制御部101は、ナビモードを自動判定し、その判定結果のナビモードをクラウド2に通知して、当該ナビモード起動させるようにする(ステップS105)。この実施形態では、このナビモードの自動判定においては、制御部101は、例えば、現在位置検出部108で検出された現在位置の情報と、日時提供部109で検出された日時情報とから、高機能携帯電話端末1、すなわち、利用者の移動速度を検出し、その検出した移動速度から、徒歩ナビモード、自動車ナビモード、自転車ナビモード、のいずれであるかを判定するようにする。
ステップS104またはステップS105において、ナビモードが決定されて起動され、ナビ案内が開始されたら、制御部101は、TPOの「場合(状況)」について利用者により選択指定されているか否か判別する(ステップS106)。このステップS106で、TPOの「場合(状況)」について利用者により選択指定されていると判別したときには、制御部101は、その選択されているTPOの「場合(状況)」を認識する(ステップS107)。
また、ステップS106で、TPOの「場合(状況)」について利用者により選択指定されていないと判別したときには、制御部101は、TPOの「場合(状況)」について自動判定を行う(ステップS108)。このTPOの「場合(状況)」の自動判定は、メモリ部107に記憶されている利用者の属性情報と、現在位置検出部108で検出された現在位置の情報と、日時提供部109で検出された年月日、時刻、曜日の情報を用いて行われる。例えば、利用者の属性情報がアダルトで、場所が自宅から離れた場所であり、平日の昼間の時間であるときには、「ビジネス」と判定する。また、利用者の属性情報がアダルトで、場所が自宅近傍の場所であり、日曜日であるときには、「プライベート」と判定する。
ステップS107またはステップS108の次には、起動されたナビモードの案内がなされている状態において、クラウド2からのプッシュ型サービス情報を受信したか否か判別する(図4のステップS111)。このステップS111で、クラウド2からのプッシュ型サービス情報を受信したと判別したときには、その受信したプッシュ型サービス情報の種別を判定し、受け取るか、受け取らないかについて利用者によって選択設定されているか否か判別する(ステップS112)。すなわち、この実施形態においては、プッシュ型サービス情報については、その種別毎に、受け取るか、受け取らないかを選択設定できるようにされており、その選択設定がなされるか否かを判別する。
このステップS112で、プッシュ型サービス情報を受け取るか、受け取らないかについて利用者によって選択設定されていると判別したときには、制御部101は、その選択設定に応じた処理をする。すなわち、受け取ると選択設定されているときには、そのプッシュ型サービス情報を受け取り、受け取らない選択設定されているときには、そのプッシュ型サービス情報は受け取らずに廃棄する(ステップS113)。
また、ステップS112で、プッシュ型サービス情報を受け取るか、受け取らないかについて利用者によって選択設定されていないと判別したときには、制御部101は、動作中のナビモード及び当該受信時点でのTPOに基づいて、受け取るか、受け取らないかを自動判定する(ステップS114)。
この実施形態においては、図5に示すように、ナビモードと、TPOと、受け取るプッシュ型サービス情報の種別及び受け取らないプッシュ型サービス情報の種別との対応テーブルの情報が、ナビアプリ用の情報として、予め、クラウド2から高機能携帯電話端末1に送られる。図5に示すように、このテーブル情報には、ナビモードと、TPOと、表示するプル型サービス情報の種別及び表示しないプル型サービス情報の種別との対応テーブルの情報も含まれている。このテーブル情報は、例えばナビアプリが高機能携帯電話端末1において立ち上げられ、クラウド2に接続されたときに、クラウド2から、最新のものが提供される。勿論、ナビアプリの立ち上げ時ではなく、予め、ナビアプリの提供時などの所定の時点で、このテーブル情報が、クラウド2から高機能携帯電話端末1に提供されるようにしてもよい。
なお、この例では、図5に示したテーブル情報は、利用者の属性情報(基本設定の情報)のそれぞれ、すなわち、性別、ジュニア、ユース、アダルト、シニア、障害の有無、年収(所得層)などに応じて、別々に生成される。したがって、利用者の属性情報は、プッシュ型サービス情報を受け取るか、受け取らないかの自動判定及びプル型サービス情報を表示するか、表示しないかの自動判定においては、利用者の基本設定情報である属性情報をも用いられていることになる。
ステップS114では、この図5のテーブル情報に基づいて、受信した種別のプッシュ型サービス情報を受け取るか、あるいは受け取らないかを判定し、その判定結果に応じた受け取りについての処理を実行する。
なお、サービス情報の受け取りや表示についての自動判定は、このようなテーブル情報を用いた判定方法に限られるものではないことは言うまでもない。
ステップS111で、プッシュ型サービス情報は受信してはいないと判別したとき、あるいはステップS113またはステップS114の後には、制御部101は、プル型サービス情報の取得要求をクラウド2に送り、当該プル型サービス情報を受信したか否か判別する(ステップS115)。
このステップS115で、プル型サービス情報の受信をしたと判別したときには、制御部101は、当該プル型サービス情報の種別を判定し、その受信したプル型サービス情報を受け取るか、受け取らないかについて利用者によって選択設定されているか否か判別する(ステップS116)。すなわち、この実施形態においては、プル型サービス情報については、その種別毎に、受け取るか、受け取らないかを選択設定できるようにされており、その選択設定がなされるか否かを判別する。
このステップS116で、プル型サービス情報を受け取るか、受け取らないかについて利用者によって選択設定されていると判別したときには、制御部101は、その選択設定に応じた処理をする(ステップS117)。
また、ステップS116で、プル型サービス情報を受け取るか、受け取らないかについて利用者によって選択設定されていないと判別したときには、制御部101は、判定したプル型サービス情報の種別と、動作中のナビモード及び当該受信時点でのTPOとにより、図5のテーブル情報を参照して、受け取るか、受け取らないかを自動判定する(ステップS118)。
ステップS115で、プル型サービス情報の取得要求は行っていないと判別したとき、あるいはステップS117またはステップS118の後には、制御部101は、ナビアプリの終了指示があったか否か判別する(ステップS119)。このステップS119で、ナビ機能の終了指示はされていないと判別したときには、制御部101は、処理をステップS111に戻し、このステップS111以降の処理を繰り返す。また、ステップS119で、ナビ機能の終了指示があったと判別したときには、制御部101は、この処理ルーチンを終了する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、上述の実施形態の高機能携帯電話端末1によれば、プッシュ型サービス情報やプル型サービス情報は、全て受け取る、あるいは広告は全て表示するのではなく、利用者の属性情報と、ナビモードと、TPOに応じて絞り込むことができるので、有益なサービス情報のみを受け取ったり、表示したりすることができて、非常に便利であり、使い勝手が良い。
[その他の実施形態又は変形例]
なお、上述の実施形態では、プッシュ型サービス情報及びプル型サービス情報また広告の情報は、SNSを通じて取得するようにしたが、これに限られるものではなく、電子メールの形式で取得する場合や、その他の配信方法で端末に取得させるようにする場合にも、この発明は適用可能であることは勿論である。
また、上述の実施形態では、プッシュ型サービス情報やプル型サービス情報を受け取るか、受け取らないか、あるいは広告を表示するか、表示しないかの利用者による選択設定は、プッシュ型サービス情報やプル型サービス情報の種別毎や広告の属性や種別毎にするようにしたが、各ナビモード毎に、プッシュ型サービス情報またはプル型サービス情報の全てについて受け取る、受け取らない、あるいは広告の全てについて表示する、表示しないを選択設定してもよい。
なお、上述の実施形態では、ナビゲーション装置の実施形態である高機能携帯電話端末1は、クラウド2と協働することで、ナビの処理機能を実現するようにした。しかし、ナビの処理機能を、高機能携帯電話端末1のみで実行するようにしてもよい。その場合には、クラウド2は、ナビゲーション装置の実施形態である高機能携帯電話端末1で実行されるナビアプリと連携して、プッシュ型サービス情報やプル型サービス情報、広告の情報を提供する機能を有していればよい。
なお、この発明のナビゲーション装置は、上述の実施形態のような高機能携帯電話端末に限られるものではなく、携帯型の端末であって、通信機能を備えるものであれば、どのような端末であってもよい。
1…高機能携帯電話端末、2…サーバ装置、101…制御部、107…メモリ部、108…現在位置検出部、109…日時提供部

Claims (4)

  1. 複数のナビゲーションモードを備えると共に、
    利用者の属性情報を記憶する属性情報記憶部と、
    現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    現時点の日時を提供する日時提供手段と、
    通信ネットワークに接続するための通信手段と、
    を備え、
    前記複数のナビゲーションモードの内から選択されたナビゲーションモードが動作中において、少なくとも前記属性情報記憶部の前記利用者の属性情報と、前記現在位置検出手段で検出された現在位置と、前記日時提供手段から提供される現時点の日時と、前記動作中のナビゲーションモードが何であるかに基づいて、前記通信手段を通じて取得される情報について当該情報を利用可能状態とするか否かを判定する
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記利用可能状態とするか否かの判定は、プッシュ型サービス情報及び/またはプル型サービス情報について、受け取るかどうか、あるいは、広告を表示するかどうかの判定である
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 利用者による前記複数のナビゲーションモードの内の動作させるナビゲーションモードの選択を受け付けるモード選択手段を備えると共に、
    前記モード選択手段で前記動作させるナビゲーションモードが選択されていないときに、少なくとも前記属性情報記憶部の前記利用者の属性情報と、前記現在位置検出手段で検出された現在位置と、前記日時提供手段から提供される現時点の日時とに基づいて前記動作させるナビゲーションモードを判定するモード自動判定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記動作中のナビゲーションモードにおける利用者の状況を入力設定する入力手段を備えると共に、前記利用者の状況が、利用者により入力設定されていないときに、少なくとも前記属性情報記憶部の前記利用者の属性情報と、前記現在位置検出手段で検出された現在位置と、前記日時提供手段から提供される現時点の日時とに基づいて、前記利用者の状況を自動判定する手段を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。
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