JP2016151400A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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JP2016151400A JP2015030248A JP2015030248A JP2016151400A JP 2016151400 A JP2016151400 A JP 2016151400A JP 2015030248 A JP2015030248 A JP 2015030248A JP 2015030248 A JP2015030248 A JP 2015030248A JP 2016151400 A JP2016151400 A JP 2016151400A
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Abstract

【課題】冷却能力の低下を防止することのできる冷凍サイクル装置を提供する。【解決手段】冷凍サイクル30を運転する圧縮機21と、圧縮機21で圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器22と、凝縮器22から流出後の冷媒の流路を切り替える分岐部27と、分岐部27を介して並列に配されるとともに冷媒を膨張させる第1膨張装置23及び第2膨張装置33と、第1膨張装置23に接続して冷媒を蒸発させる第1蒸発器24と、第2膨張装置33に接続して冷媒を蒸発させる第2蒸発器34と、第1蒸発器24に接続される流入口と第2蒸発器34に接続して流入口からの冷媒の流入によって冷媒が吸引される吸引口と圧縮機21に接続される流出口とを有するエジェクタ26と、第1蒸発器24と流入口とを接続する冷媒管を加熱するヒータ40とを備え、ヒータ40を圧縮機21の停止時に駆動すること特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、エジェクタを有した冷凍サイクルによって冷却空間を冷却する冷凍冷蔵庫等の冷凍サイクル装置に関する。
エジェクタを含む冷凍サイクルを備えた従来の冷凍サイクル装置は特許文献1に開示されている。この冷凍サイクル装置は圧縮機に接続した凝縮器の後段で分岐し、分岐した一方は第1膨張装置、第1蒸発器、エジェクタを順に接続して圧縮機に戻る。凝縮器の後段で分岐した他方は第2膨張装置、第2蒸発器が順に接続され、エジェクタで合流する。エジェクタの流入口には第1蒸発器を流出した冷媒が流入し、吸引口には第2蒸発器を流出した冷媒が流入する。
また、エジェクタ内にはノズル及びディフューザ部が設けられる。ノズルは流入口から流入した冷媒の流路を絞り、冷媒を膨張して高速流を形成する。これにより、第2蒸発器から流出した冷媒が吸引口から吸引される。ディフューザ部は流出口側を拡幅し、流入口及び吸引口から流入して混合された冷媒を昇圧する。これにより、圧縮機の圧縮仕事を低減し、冷凍サイクルの成績係数を向上することができる。
上記構成の冷凍サイクルにおいて、圧縮機の駆動によって圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮器で放熱して凝縮する。凝縮器で液化した冷媒は分岐して第1膨張装置及び第2膨張装置でそれぞれ減圧、膨張し、乾き度が低い低温の湿り蒸気となる。低温の湿り蒸気は第1蒸発器及び第2蒸発器にそれぞれ流入し、外部からの吸熱により蒸発する。
第1蒸発器を流出した冷媒は流入口を介してエジェクタに流入し、第2蒸発器を流出した冷媒は吸引口を介してエジェクタに流入する。その後、エジェクタで合流した冷媒は圧縮機に戻る。これにより、第1蒸発器及び第2蒸発器により所定の冷却空間が冷却される。
特開2013−200057号公報
しかしながら、上記従来の冷凍サイクル装置によると、エジェクタの流入口には第1蒸発器から流出された低温の冷媒が流入するためエジェクタが低温になる。また、流入口から液冷媒が流入するとノズルで減圧されるためエジェクタがより低温になる。冷媒には潤滑油等の含有物が含有されており、これらは低温で硬化する。このため、圧縮機が停止して冷媒の流動が停止すると、ノズルが硬化した含有物によって目詰まりし、圧縮機の再駆動時に冷媒の流通が阻害されて第1蒸発器及び第2蒸発器による冷却能力が低下する問題があった。
本発明は、冷却能力を向上することのできる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、冷凍サイクルを運転する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、前記凝縮器から流出後の冷媒の流路を分岐する分岐部と、分岐部を介して並列に配されるとともに冷媒を膨張させる第1膨張装置及び第2膨張装置と、第1膨張装置に接続して冷媒を蒸発させる第1蒸発器と、第2膨張装置に接続して冷媒を蒸発させる第2蒸発器と、第1蒸発器に接続される流入口と第2蒸発器に接続して前記流入口からの冷媒の流入によって冷媒が吸引される吸引口と前記圧縮機に接続される流出口とを有するエジェクタと、第1蒸発器と前記流入口とを接続する冷媒管を加熱するヒータと、を備え、
前記ヒータを前記圧縮機の停止時に駆動すること特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷凍サイクル装置において、第1蒸発器と前記流入口とを接続する冷媒管が第1膨張装置と熱交換する。
また本発明は、前記圧縮機の駆動時に前記ヒータを停止し、前記圧縮機の停止時に前記ヒータを駆動して前記ヒータにより第1膨張装置が加熱されることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷凍サイクル装置において、第1膨張器が分割して並列に配される第1分割部と第2分割部とを有するとともに、分岐部の後段で第1分割部と第2分割部に冷媒の流路を切り替える切替部を設け、冷媒が第1分割部を流通する時に前記ヒータを停止して第1蒸発器と前記流入口とを接続する冷媒管が第1分割部と熱交換し、冷媒が第2分割部を流通する時に前記ヒータを駆動して第1分割部を加熱することを特徴とする。
また本発明は、上記構成の冷凍サイクル装置において、貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室と、貯蔵物を冷凍保存する冷凍室とを備え、第1冷却器により前記冷蔵室を冷却し、第2冷却器により前記冷凍室を冷却することを特徴とする。
本発明によると、第1蒸発器に接続される流入口と第2蒸発器に接続される吸引口とを有するエジェクタを備え、第1蒸発器と流入口との間の冷媒管がヒータにより加熱される。これにより、圧縮機が停止したときの流入口からエジェクタに流入する冷媒に含まれた含有物の硬化によるノズルの目詰まりが防止される。従って、圧縮機が再駆動したときに、冷凍サイクルを所望量の冷媒が流通し、第1蒸発器及び第2蒸発器の冷却能力の低下を防止することができる。
本発明の第1実施形態の冷凍冷蔵庫の概略構成図 本発明の第1実施形態の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図 本発明の第1実施形態の冷凍冷蔵庫のエジェクタを示す詳細図 本発明の第2実施形態の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図 本発明の第3実施形態の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図 本発明の第4実施形態の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図 本発明の第5実施形態の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の冷凍サイクル装置である冷凍冷蔵庫1の概略構成図を示している。冷凍冷蔵庫1は発泡断熱材を充填した本体部2を備えている。
本体部2の上部には貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室3が配される。冷蔵室3の下方には冷蔵室3よりも高温で貯蔵物を冷蔵保存する野菜室4が仕切壁11を介して配される。野菜室4の下方には貯蔵物を冷凍保存する冷凍室5が仕切壁12を介して配される。冷凍室5の後方には機械室13が設けられ、機械室13内には後述する冷凍サイクル20(図2参照)を運転する圧縮機21及びエジェクタ26が配される。
冷蔵室3及び野菜室4の後方には冷気通路6が設けられ、冷凍室5の後方には冷気通路7が設けられる。冷気通路6内には蒸発器24(第1蒸発器)が配され、蒸発器24の上方には冷蔵室送風機8が配される。冷気通路7内には蒸発器34(第2蒸発器)が配され、蒸発器34の上方には冷凍室送風機9が配される。また、冷気通路6には冷蔵室3に臨む吐出口6a及び野菜室4に臨む戻り口6bが設けられる。冷気通路7には冷凍室5に臨む吐出口7a及び戻り口7bが設けられる。
冷蔵室送風機8により蒸発器24と熱交換して冷却された冷気は冷気通路6を上昇し、吐出口6aを介して冷蔵室3に吐出される。冷蔵室3に吐出された冷気は冷蔵室3内を流通した後、仕切壁11に設けた連通口(不図示)を介して野菜室4に流入する。野菜室4に流入した冷気は野菜室4を流通し、戻り口6bを介して蒸発器24に戻る。これにより、冷蔵室3及び野菜室4が冷却される。
冷凍室送風機9により蒸発器34と熱交換して冷却された冷気は吐出口7aから冷凍室5に吐出される。冷凍室5に吐出された冷気は冷凍室5内を流通し、戻り口7bを介して蒸発器34に戻る。これにより、冷凍室5が冷却される。
図2は冷凍冷蔵庫1の冷凍サイクル20を示している。冷凍冷蔵庫1の冷凍サイクル20は冷媒管により接続された冷媒通路30を潤滑油を含んだイソブタンや二酸化炭素等の冷媒が流通する。冷媒通路30は圧縮機21に接続した凝縮器22の後段で分岐部27を介して分岐路30aと分岐路30bとに分岐する。
分岐路30aには膨張装置23(第1膨張装置)及び蒸発器24(第1蒸発装置)が順に接続して設けられ、エジェクタ26に接続される。蒸発器24とエジェクタ26との間の冷媒管30cの近傍にはヒータ40が設けられる。ヒータ40は冷凍サイクル20の停止時に冷媒管30cを加熱する。
分岐路30bには膨張装置33(第2膨張装置)及び蒸発器34(第2蒸発装置)が順に接続して設けられ、エジェクタ26に接続される。エジェクタ26で合流した冷媒通路30は圧縮機21に接続される。
圧縮機21は冷媒を圧縮し、凝縮器22は圧縮機21で圧縮された冷媒を凝縮する。膨張装置23及び膨張装置33は膨張弁やキャピラリチューブにより形成され、凝縮器22を流出後の冷媒を減圧、膨張させる。蒸発器24は膨張装置23で減圧した冷媒を冷気通路6(図1参照)内の冷気との熱交換により蒸発させる。蒸発器24の蒸発温度は冷蔵室3及び野菜室4を冷却するために膨張装置23により最適化される。蒸発器34は膨張装置33で減圧した冷媒を冷気通路7(図1参照)内の冷気との熱交換により蒸発させる。蒸発器34の蒸発温度は冷凍室5を冷却するために膨張装置33により最適化される。
図3はエジェクタ26の詳細図を示している。エジェクタ26は圧縮機21の上方に設置される。エジェクタ26は筒状に形成され、上流から順に吸引部26d、混合部26e、ディフューザ部26fを有している。
吸引部26dは一端に流入口26aを有するノズル26gが内装され、周面に吸引口26bが設けられる。流入口26aには蒸発器24(図2参照)が接続され、吸引口26bには蒸発器34(図2参照)が接続される。流入口26aから流入する冷媒はノズル26gにより絞られて高速流となる。ノズル26gの出口の圧力が吸引口26bに導入される冷媒よりも低圧になると、圧力差により吸引口26bから冷媒が吸引されて吸引部26dに流入する。
混合部26eはノズル26gの下流に配され、流入口26a及び吸引口26bから流入する冷媒を混合する。ディフューザ部26fは圧縮機21(図2参照)に接続される流出口26cを端面に有して下流側を拡幅し、混合部26eで混合した冷媒を昇圧する。これにより、流入口26aから流入する高圧の冷媒の圧力エネルギーを利用して吸引口26bから冷媒を吸引し、蒸発器34の蒸発圧力よりも高圧の冷媒が圧縮機21に送られる。
上記構成の冷凍冷蔵庫1において、圧縮機21により冷凍サイクル20が運転されると冷媒は矢印Sに示すように流通する。圧縮機21の駆動によって圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮器22で放熱して凝縮する。凝縮器22で放熱した冷媒は分岐して膨張装置23及び膨張装置33に流入する。冷媒は膨張装置23、33で減圧、膨張し、乾き度が低い低温の湿り蒸気となる。
膨張装置23を流出した冷媒は蒸発器24に流入し、冷蔵室3の冷気通路6を流通する冷気との熱交換により蒸発して乾き度が高くなり、流入口26aを介してエジェクタ26に流入する。
膨張装置33を流出した冷媒は蒸発器34に流入し、冷凍室5の冷気通路7を流通する冷気との熱交換により蒸発して乾き度が高くなる。そして冷媒は吸引口26bから吸引されてエジェクタ26に流入し、流入口26a及び吸引口26bからエジェクタ26に流入した冷媒は混合され、流出口26cから流出して圧縮機21に戻る。圧縮機21が所定時間駆動されると、所定時間停止される。このように圧縮機21は駆動及び停止を繰り返す。
そして、圧縮機21が停止しているときにヒータ40が駆動され、蒸発器24とエジェクタ26の流入口26aとの間の冷媒管30cがヒータ40により加熱される。これにより、エジェクタ26に流入する冷媒に含まれた潤滑油等の含有物の硬化によるノズル26gの目詰まりが防止され、圧縮機21が再駆動したときにエジェクタ26に所望量の冷媒を流通させることができる。尚、圧縮機21の駆動時にヒータ40を駆動してもよい。これにより、蒸発器24から流出した冷媒の気化を促進できるため、エジェクタ26の流入口26aに入る冷媒の流速を増加させて冷凍サイクルの効率を向上させることができる。
本実施形態によると、蒸発器24に接続される流入口26aと蒸発器34に接続される吸引口26bとを有するエジェクタ26を備え、圧縮機21が停止しているときに蒸発器24と流入口26aとの間の冷媒管30cがヒータ40により加熱される。これにより、流入口26aからエジェクタ26に流入する冷媒に含まれた含有物の硬化によるノズル26gの目詰まりが防止される。従って、圧縮機21が再駆動したときに冷凍サイクル20を所望量の冷媒が流通し、蒸発器24及び蒸発器34の冷却能力の低下を防止することができる。
<第2実施形態>
次に、図4は第2実施形態の冷凍冷蔵庫1の冷凍サイクル20を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対してヒータ40が冷媒管30c及び膨張装置23に隣接している点が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同一である。
上記構成の冷凍冷蔵庫1において、圧縮機21を停止して冷凍サイクル20の運転が停止されると、ヒータ40が駆動される。この時、ヒータ40が冷媒管30c及び膨張装置23に隣接しているため、ヒータ40により膨張装置23及び冷媒管30cが加熱される。このため、冷媒管30c及び膨張装置23内の冷媒を昇温し、冷媒管30c及び膨張装置23の目詰りを防止できる。なお、膨張装置23内の冷媒の気化による流通抵抗増大を防止するため、ヒータ40は冷凍サイクル20の停止中に加熱を行うことが好ましい。
本実施形態によると、圧縮機21の停止時にヒータ40により冷媒管30c及び膨張装置23が昇温される。従って、第1実施形態と同様に、含有物の硬化によるノズル26gの目詰まりが防止され、蒸発器24及び蒸発器34の冷却能力の低下を防止することができる。
<第3実施形態>
次に、図5は第3実施形態の冷凍冷蔵庫1の冷凍サイクル20を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対してヒータ40が冷媒管30c及び膨張装置23に隣接している点が異なっている。
また、キャピラリチューブ等の膨張装置23は冷媒管30cに隣接している。このため、冷凍サイクル20の運転中に膨張装置23と冷媒管30cとの間で熱交換する内部熱交換器35が構成される点も異なっている。その他の部分は第1実施形態と同一である。
上記構成の冷凍冷蔵庫1において、蒸発器24を流出した冷媒は内部熱交換器35により膨張装置23と熱交換する。これにより、冷媒が昇温され、エジェクタ26に流入する冷媒に含まれた含有物の硬化が防止される。
圧縮機21を停止して冷凍サイクル20の運転が停止されると、ヒータ40が駆動される。この時、ヒータ40が冷媒管30c及び膨張装置23に隣接しているため、ヒータ40により膨張装置23及び冷媒管30cが加熱される。このため、冷媒管30c及び膨張装置23内の冷媒を昇温し、冷媒管30c及び膨張装置23の目詰りを防止できる。なお、膨張装置23内の冷媒の気化による流通抵抗増大を防止するため、ヒータ40は冷凍サイクル20の停止中に加熱を行うことが好ましい。
本実施形態によると、圧縮機21の駆動時に内部熱交換器35の膨張装置23により冷媒管30cが昇温され、圧縮機21の停止時にヒータ40により冷媒管30c及び膨張装置23が昇温される。従って、第1実施形態と同様に、含有物の硬化によるノズル26gの目詰まりが防止され、蒸発器24及び蒸発器34の冷却能力の低下を防止することができる。
また、圧縮機21の駆動時にヒータ40を停止しても内部熱交換器35により冷媒管30cが昇温できるため、冷凍冷蔵庫1(冷凍サイクル装置)の省電力化を図ることができる。
<第4実施形態>
次に、図6は第4実施形態の冷凍冷蔵庫1の冷凍サイクル20を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して内部熱交換器36が設けられている点が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同一である。
キャピラリチューブ等の膨張装置33は蒸発器34と吸引口26bとの間の冷媒管30gに隣接している。このため、冷凍サイクル20の運転中には膨張装置33と冷媒管30gとの間で熱交換する内部熱交換器36が構成される。
上記構成の冷凍冷蔵庫1において、圧縮機21により冷凍サイクル20が運転されると、蒸発器24を流出した冷媒は冷媒管30cを流通する。冷媒管30cは圧縮機21の停止時にヒータ40により加熱され、昇温された冷媒が流入口26aを介してエジェクタ26に流入する。尚、圧縮機21の駆動時にヒータ40を駆動してもよい。蒸発器34を流出した冷媒は内部熱交換器36によって膨張装置33と熱交換して昇温され、吸引口26bを介してエジェクタ26に流入する。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、内部熱交換器36によって吸引口26bからエジェクタ26に流入する冷媒が昇温され、エジェクタ26の降温が抑制される。これにより、ノズル26gの目詰まりをより防止できるとともに、圧縮機21の圧縮仕事を低減して冷凍サイクル20の成績効率を向上することができる。
<第5実施形態>
次に、図7は第5実施形態の冷凍冷蔵庫1の冷凍サイクル20を示している。説明の便宜上、前述の図6に示す第4実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第4実施形態に対して分岐部27から蒸発器24までの構成及びヒータ40の配置が異なっている。その他の部分は第4実施形態と同一である。
冷媒通路30は分岐路30aの後段で切替部42を介して分岐路30dと分岐路30eとに分岐する。そして膨張装置23が分岐路30d上の第1分割部23aと分岐路30e上の第2分割部23bとに分割され、第1分割部23a、第2分割部23bが並列されている。第2分割部23bは第1分割部23aよりも絞り量が小さく(同じ径なら長さが短く、同じ長さなら径が大きい)形成されている。このため、第2分割部23bは第1分割部23aよりも冷媒流通量が多く形成されている。
また、第1分割部23aは冷媒管30cに隣接し、内部熱交換器35を構成する。ヒータ40は第1分割部23a及び冷媒管30cに隣接する。なお、ヒータ40はヒータ40の駆動時にヒータ40は第1分割部23a及び冷媒管30cを加熱するが、膨張装置23の第2分割部23bは加熱しないように配されている。
上記構成の冷凍冷蔵庫1において、圧縮機21の駆動による冷凍サイクル20の運転中にヒータ40が駆動されると、切替部42により冷媒の流路が分岐路30e側に切り替えられる。これにより、第1分割部23aの冷媒の流通が停止され、第2分割部23bに冷媒が流通する。そして、ヒータ40によって膨張装置23の第1分割部23a及び冷媒管30cが加熱される。冷媒管30cの加熱により、エジェクタ26のノズル26gの目詰まりが防止される。また、膨張装置23の第1分割部23a内の冷媒は停止しているが、ヒータ40によって膨張装置23の第1分割部23aが加熱されるので、第1分割部23a内の目詰まりも防止できる。さらにまた、冷媒が流通する膨張装置23の第2分割部23bは加熱されないので、第2分割部23bの流通抵抗増大による冷凍サイクルの効率の低下を防止できる。
冷凍サイクル20の運転中にヒータ40が停止されると、切替部42により冷媒の流路が分岐路30d側に切り替えられる。これにより、第2分割部23bの冷媒の流通が停止され、第1分割部23aに冷媒が流通する。冷媒管30cは第1分割部23aと熱交換して昇温され、エジェクタ26のノズル26gの目詰まりが防止される。このとき、膨張装置23の第2分割部23b内の冷媒は停止しており、ヒータ40による加熱は行われない。第2分割部23bは第1分割部23aよりも絞り量が小さいため、第2分割部23b内の目詰まりが発生し難い構成となっている。
また、圧縮機21の停止による冷凍サイクル20の運転停止時にヒータ40を駆動して冷媒管30cが加熱され、エジェクタ26のノズル26gの目詰まりが防止される。
本実施形態によると、第4実施形態と同様の効果を奏することができる。加えて、ヒータ40の駆動停止時に切替部42により第1分割部23aに冷媒が流れ、第1分割部23aと冷媒管30cとを熱交換させる。また、ヒータ40の駆動時に切替部42により第2分割部23bに冷媒が流れ、ヒータ40により第1分割部23aと冷媒管30cとを加熱する。これにより、冷凍サイクルの冷媒流通量に応じて冷媒の流路を切り替えるとともに、冷媒管30cの加熱手段をヒータ40か内部熱交換器35かを切り替えることが可能になる。このため、冷媒流通量に応じた適切な加熱を冷媒管30cに与えることができる。したがって、エジェクタ26のノズル26g内の冷媒の目詰まりをより確実に防止することができる。
第1〜第5実施形態において、冷凍サイクル20を備えた冷凍サイクル装置が冷凍冷蔵庫1から成るが、蒸発器24、34により冷却される冷凍サイクル装置であれば冷凍車両等の他の機器であってもよい。
本発明によると、エジェクタを有した冷凍サイクルによって冷却空間を冷却する冷凍冷蔵庫、冷凍車両等に利用することができる。
1 冷凍冷蔵庫
2 本体部
3 冷蔵室
4 野菜室
5 冷凍室
6、7 冷気通路
8 冷蔵室送風機
9 冷凍室送風機
11、12 仕切壁
13 機械室
20 冷凍サイクル
21 圧縮機
22 凝縮器
23 膨張装置(第1膨張装置)
23a 第1分割部
23b 第2分割部
24 蒸発器(第1蒸発器)
24a、24b 分割部
26 エジェクタ
26a 流入口
26b 吸引口
26c 流出口
26d 吸引部
26e 混合部
26f ディフューザ部
26g ノズル
27 分岐部
30 冷媒通路
30a、30b、30d、30e 分岐路
30c、30f、30g、30h 冷媒管
33 膨張装置(第2膨張装置)
34 蒸発器(第2蒸発器)
35、36 内部熱交換器
40 ヒータ
42 切替部

Claims (5)

  1. 冷凍サイクルを運転する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、前記凝縮器から流出後の冷媒の流路を分岐する分岐部と、分岐部を介して並列に配されるとともに冷媒を膨張させる第1膨張装置及び第2膨張装置と、第1膨張装置に接続して冷媒を蒸発させる第1蒸発器と、第2膨張装置に接続して冷媒を蒸発させる第2蒸発器と、第1蒸発器に接続される流入口と第2蒸発器に接続して前記流入口からの冷媒の流入によって冷媒が吸引される吸引口と前記圧縮機に接続される流出口とを有するエジェクタと、第1蒸発器と前記流入口とを接続する冷媒管を加熱するヒータと、を備え、
    前記ヒータを前記圧縮機の停止時に駆動すること特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 第1蒸発器と前記流入口とを接続する冷媒管が第1膨張装置と熱交換することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記圧縮機の駆動時に前記ヒータを停止し、前記圧縮機の停止時に前記ヒータを駆動して前記ヒータにより第1膨張装置が加熱されることを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 第1膨張器が分割して並列に配される第1分割部と第2分割部とを有するとともに、分岐部の後段で第1分割部と第2分割部に冷媒の流路を切り替える切替部を設け、冷媒が第1分割部を流通する時に前記ヒータを停止して第1蒸発器と前記流入口とを接続する冷媒管が第1分割部と熱交換し、冷媒が第2分割部を流通する時に前記ヒータを駆動して第1分割部を加熱することを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室と、貯蔵物を冷凍保存する冷凍室とを備え、第1冷却器により前記冷蔵室を冷却し、第2冷却器により前記冷凍室を冷却することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍サイクル装置。
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