JP2016150235A - 重いシャフトを取り付けたパター - Google Patents

Abstract

【課題】シャフトがヘッドの動きを支配し易くなるようにし、プレーヤーの意図する方向へ正確にボールを打つことが可能なゴルフクラブの提供。【解決手段】パタークラブの設計に際し、従来のシャフトよりも重いシャフトを取り付ける。具体的にはヘッド部の重量に対し０．８倍ないし１．２倍の重量のシャフトを取り付ける構成とする。【選択図】なし

Description

本発明は意図した方向へ正確にボールを打つことができるパターに関するものである。

ゴルフクラブは人がスイングした時にヘッドスピードができるだけ速くなるように設計されてきた。

そのためシャフトはスイング時の慣性モーメントを小さくするために軽量のものが採用されてきた。具体的にはドライバーの場合ヘッドの重量を２００グラムないし２５０グラムとし、シャフトの重量を８０グラムないし１００グラムとして設計されてきた。すなわちヘッドの重量に対し、シャフトの重量は０．４ないし０．５倍程度であった。

ドライバー以外のウッドおよびアイアンクラブでもヘッドとシャフトの重量は同様の概念で設計されてきた。

また従来のパターも同様の概念で設計されてきた。すなわちヘッドの重量を３００ないし４００グラムとし、シャフトの重量を１００ないし１５０グラムとしてきた。

しかしながらパターではスイング中のヘッドスピードをできるだけ速くする必要はないので、慣性モーメントが小さい軽量のシャフトを取り付ける必要はなかった。

ヘッドスピードを最大とすることを目的としたドライバー、ウッド、およびアイアンクラブではヘッドの重量がシャフトの重量をはるかに上回るために、スイング中にはヘッドの動きがシャフトの動きを支配する現象がおきる。すなわちシャフトの動きでヘッドの動きを正確に支配することは困難になる。このことは上記のクラブでボールを意図した方向へ正確に打つことが難しい理由の一つとなる。

ヘッドの重量がシャフトの重量をはるかに上回る従来のパターでもスイング中にヘッドの動きがシャフトの動きを支配する現象がおきるので、シャフトの動きでヘッドの動きを正確に支配することが難しくなる。すなわちプレーヤーがシャフトに与えた動きがヘッドの動きを正確に支配できないので、ボールを意図した方向へ打つことが難しくなる。

パターにヘッドの重量とほぼ等しい重量を持つシャフトを取り付ける。具体的にはヘッドの重量の０．８倍ないし１．２倍の重量を持つシャフトを取り付ける。

本発明のパターではヘッドの重量とシャフトの重量はほぼ等しいので、スイング中にはヘッドの動きはシャフトの動きを支配しない。そしてシャフトの動きがヘッドの動きを支配するようになる。

したがってプレーヤーが本発明のパターを使うとボールを意図した方向へ正確に打つことが容易になる。

本考案のパターにおいてはゴルフルールに適合する方式でヘッドの重量とほぼ等しい重量のシャフトをヘッドに取り付ける。

Claims (1)

1. ヘッドの重量に対し０．８倍ないし１．２倍の重量を有するシャフトを取り付けたパター。