JP2016149716A - アドレス情報書き換え装置、アドレス情報書き換え方法及びパケット転送システム - Google Patents

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智也 柿添
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太三 山本
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Takashi Kurimoto
崇 栗本
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Yuzo Tachibana
雄三 橘
貴之 藤原
Takayuki Fujiwara
貴之 藤原
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Abstract

【課題】アプリケーションごとに任意の経路でパケットを転送する。【解決手段】アドレス情報書き換え装置は、アプリケーション判別部211は、受信したパケットが使用されるアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションがアドレス情報書き換え対象であるか否かを判別する。そして、アドレス情報書き換え部212は、アドレス情報書き換え対象であると判別されたパケットのアドレス情報を、対応する所定のアドレス情報に書き換える。【選択図】図1−1

Description

本発明は、アドレス情報書き換え装置、アドレス情報書き換え方法及びパケット転送システムに関する。
ネットワークリソースの効率的な利用を図るために、パケットを送出する端末のソースアドレスによって通信経路を選択するソースアドレスルーティング方式が知られている。ソースアドレスルーティング方式では端末が利用できる経路が一意に決定されるため、アプリケーションにとって最適な通信経路が利用できないという課題がある。
例えば、ユーザがインターネット上でサービスを利用する場合において、端末によってソースアドレスが一意に決まってしまうため、転送経路上に静的に設定されたISPしか利用することができない。
そこで、DPI(Deep Packet Inspection)を用いた方式が提案されている。DPIとは、IPパケットのデータ部分であるペイロードの情報を基に、フィルタリングなどの処理方法を決める機能である(例えば、非特許文献1を参照)。DPIによってパケットのデータ部分を調べたうえで、アプリケーションが利用するデータ部分そのものを収集し、もしくはデータ部分によるフィルタリングが行われる。また、DPIによればIPパケットから特定のアプリケーションを判別できるため、アプリケーションの種類等によってたとえば決まったコンテンツキャッシュサーバに選択的にパケットを転送するといった方式も提案されている(例えば、非特許文献2を参照)。
"[ネイティブ方式]高効率のルーティングを実現"、[online]、[平成27年1月30日検索]、インターネット<http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090805/335169/> "回線設備コストを20〜60%削減、しかもダウンロード高速化で体感品質(QoE)は4〜20倍に向上!"、[online]、[平成27年1月30日検索]、インターネット<http://www.ntt-at.co.jp/special/case2/pdf/Shownet_allotxpeer.pdf>
しかしながら、アプリケーションによっては、通信速度を得るために帯域を要求するものがある。通常、端末が接続するネットワークには複数のISPが用意されており、サービス提供ポリシーにおいて、通信速度等の品質が異なる。
従来技術においては、DPIによってアプリケーションを識別し、転送先のデスティネーションアドレスを変更することはできるが、転送先へ到達するために経由するISPを任意に選択することができない。
そこで、本発明は、アプリケーションごとに任意の経路でパケットを転送することを目的とする。
本発明のアドレス情報書き換え装置は、パケットのアドレス情報に応じて前記パケットの転送経路がルータにより決定されるパケット転送システムに備えられたアドレス情報書き換え装置であって、パケットが使用されるアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションが所定のアプリケーションであるか否かを判別するアプリケーション判別機能と、前記アプリケーション判別機能によって前記使用されるアプリケーションが所定のアプリケーションであると判別された前記パケットの前記アドレス情報を、所定のアドレス情報に書き換えて、前記ルータへ転送するアドレス情報書き換え機能と、を有することを特徴とする。
また、本発明のアドレス情報書き換え方法は、パケットのアドレス情報に応じて前記パケットの転送経路がルータにより決定されるパケット転送システムに備えられた、アプリケーション判別機能と、アドレス情報書き換え機能と、を有するアドレス情報書き換え装置で実行されるアドレス情報書き換え方法であって、前記パケットを受信し、パケットが使用されるアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションが所定のアプリケーションであるか否かを判別するアプリケーション判別工程と、前記アプリケーション判別機能によって前記使用されるアプリケーションが所定のアプリケーションであると判別された前記パケットの前記アドレス情報を、所定のアドレス情報に書き換えて、前記ルータへ転送するアドレス情報書き換え工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明のパケット転送システムは、ルータと、前記ルータに接続されたアドレス情報書き換え装置と、を有するパケット転送システムであって、前記アドレス情報書き換え装置は、パケットが使用されるアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションが所定のアプリケーションであるか否かを判別するアプリケーション判別機能と、前記アプリケーション判別機能によって前記使用されるアプリケーションが所定のアプリケーションであると判別された前記パケットの前記アドレス情報を、所定のアドレス情報に書き換えて、前記ルータへ転送するアドレス情報書き換え機能と、を有し、前記ルータは、前記アドレス情報書き換え装置から転送された前記パケットの前記アドレス情報に対応する転送経路に前記パケットを転送することを特徴とする。
本発明のアドレス情報書き換え装置によれば、アプリケーションごとに任意の経路でパケットを転送できる。
図1−1は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの構成の一例を示す図である。 図1−2は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの処理の概要を示す図である。 図3は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムで使用されるデータの一例を示す図である。 図4−1は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの処理の一例を示す図である。 図4−2は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの処理の一例を示す図である。 図5は、実施形態2に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの構成の一例を示す図である。 図6は、アドレス情報書き換え装置として機能するコンピュータの一例を示す図である。 図7は、従来のパケット転送システムを示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るアドレス情報書き換え装置、アドレス情報書き換え方法及びパケット転送システムの実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置及びパケット転送システムの構成]
まず、図1−1を用いて、アドレス情報書き換え装置であるサービスエッジ21及びサービスエッジ21を有するパケット転送システム1の構成について説明する。図1−1は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの構成の一例を示す図である。
図1−1に示すように、パケット転送システム1は、ユーザターミナル10、キャリアネットワーク20、xSP網30及びインターネット40から構成される。ユーザターミナル10にはクライアントに搭載されたアプリケーション11及びアプリケーション12が備えられ、アプリケーション11及びアプリケーション12はパケットの送受信を行う。
キャリアネットワーク20には、アドレス情報書き換え装置であるサービスエッジ21及びルータ22が備えられ、パケットのアドレス情報の書き換え及びルーティングを行う。xSP網30にはサービスプロバイダ31及びサービスプロバイダ32が配置されている。xSPとは、例えばISP(Internet Service Provider)、ASP(Application Service Provider)等の任意のタイプのサービスプロバイダである。転送されるパケットは、xSP網30を経由してインターネット40上のサーバ41へ送信され、また、サーバ41からはパケットが送信される。
アプリケーション判別機能であるアプリケーション判別部211は、パケットを受信し、パケットが使用されるアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションが所定のアプリケーションである場合、パケットをアドレス情報書き換え部212へ転送する。
アドレス情報書き換え機能であるアドレス情報書き換え部212は、アプリケーション判別部211から転送されたパケットのアドレス情報を、対応する所定のアドレス情報に書き換えて、アプリケーション判別部211へ転送する。ルータ22は、サービスエッジ21から転送されたパケットのアドレス情報に対応する転送経路にパケットを転送する。
パケット転送システム1は、図1−2に示すような構成であっても良い。図1−2は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの構成の一例を示す図である。図1−2に示す構成の例においては、アドレス情報書き換え部212は、判別部211から転送されたパケットのアドレス情報を書き換えた後、アプリケーション判別部211へ転送することなくルータ22へ転送する。
図2及び図3を用いて、パケット転送システムの詳細な構成及び処理の流れについて説明する。図2は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの処理の概要を示す図である。図3は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムで使用されるデータの一例を示す図である。
図2に示すように、アプリケーション11はインストール等によりクライアント13に備えられている。同様にアプリケーション12はクライアント14に備えられている。また、クライアント13のアプリケーション11から送出されるパケット100aには、ソースアドレス(SA:Source Address)及びデスティネーションアドレス(DA:DestiNATion Address)が含まれている。パケット100aのソースアドレスは「A」、デスティネーションアドレスは「x」である。
ここで、ソースアドレスとは、パケットのヘッダ情報に記録された、パケットの送信元を示すIPアドレスである。また、デスティネーションアドレスとは、パケットのヘッダ情報に記録されたパケットの送信先を示すIPアドレスである。例えば、「A」はクライアント13を、「x」はサーバ41をそれぞれ示している。
DPIであるアプリケーション判別部211は、受信したパケットをルータ22へ転送するか、NATであるアドレス情報書き換え部212へ転送するかの判別を行う。具体的には、受信したパケットのアプリケーションを特定し、アプリケーション管理テーブル213に従って転送先を決定する。図3の(a)は、アプリケーション管理テーブル213に登録されているデータの一例である。図3の(a)に示すように、例えば、特定したアプリケーションがアプリケーション11である場合は、NATであるアドレス情報書き換え部212へ転送し、特定したアプリケーションがアプリケーション12である場合は、アドレス情報書き換え部212へは転送しない。
アドレス情報書き換え部212では、アドレス情報管理テーブル214を参照し、受信したパケットのアドレスの書き換えを行う。図3の(b)は、アドレス情報管理テーブル214のデータの一例を示す図である。アドレス情報管理テーブル214は、書き換え前のアドレス情報及び書き換え後のアドレス情報を対応付けて記憶する。例えば、図3の(b)に示すように、変換前のソースアドレスまたはデスティネーションアドレスが「A」である場合、「a」に書き換えられる。そして、書き換え後のパケット100cは、アプリケーション判別部211に転送される。そして、アプリケーション判別部211は、アドレス情報書き換え部212へ転送しないと判断したパケット及びアドレス情報書き換え部212から転送されてきたパケットをルータ22へ転送する。
なお、前述の通り、アドレス情報書き換え部212が直接ルータにパケットを転送可能な構成としても良く、アドレス情報書き換え部212は、アプリケーション判別部211から転送されたパケットのアドレス情報を書き換えた後、書き換え後のパケット100cをアプリケーション判別部211へ転送することなくルータ22へ転送するようにしても良い。
ルータ22は、ISP管理テーブル23を参照し、パケットの送信先のISPを決定する。図3の(c)及び(d)は、ISP管理テーブル23のデータの一例を表す。図3の(c)は、アドレス情報書き換え部212によって書き換えられたソースアドレス「a」を持つパケットの送信先ISPを示している。図3の(c)のソースアドレスに含まれないソースアドレスを持つパケットは、図3の(d)に従って転送先のISPが決定される。
ルータ22から転送されたパケットは、例えばISPであるサービスプロバイダ31を経由してデスティネーションアドレス「x」が示すサーバ41へ転送される。サーバ41からは、ソースアドレスを「x」、デスティネーションアドレスを「a」とするパケット100dが送信される。「a」はアドレス情報書き換え部212において書き換えられたアドレスであり、実際にはアドレス「A」で示されるクライアント11へ送信される必要がある。実施形態1におけるサービスプロバイダはISPであるものとする。
また、サーバ41からパケットが送出された場合は、デスティネーションアドレスが「a」であるため、パケットがアプリケーション判別部211に到達した場合、アプリケーション判別部211はパケットをアドレス情報書き換え部212へ転送する。そして、アドレス情報書き換え部212は、デスティネーションアドレスを「A」に書き換え、パケット100bとしてアプリケーション判別部211へ転送する。
[実施形態1の処理]
図4−1及び図4−2を用いて、実施形態1の処理について説明する。図4−1及び図4−2は、実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの処理の一例を示す図である。
図4−1は、アプリケーション11からパケットが送出された場合の処理を示している。まず、アプリケーション11から送信されたパケットは、DPIであるアプリケーション判別部211へ送信される(ステップS101)。アプリケーション判別部211では、受信したパケットを使用するアプリケーションを特定し、アドレス情報の書き換え対象であるか否かを判別する(ステップS102)。そして、アプリケーション判別部211は受信したパケットをアドレス情報書き換え部212へ転送する(ステップS103)。
NATであるアドレス情報書き換え部212では、ソースアドレスの書き換えを行う(ステップS104)。ソースアドレスを書き換えた後、アドレス情報書き換え部212はパケットをアプリケーション判別部211へ送信する(ステップS105)。アプリケーション判別部211は、アドレス情報書き換え部212から受信したパケットをルータ22へ転送する(ステップS106、ステップS107)。
なお、前述の通り、アドレス情報書き換え部212が直接ルータにパケットを転送可能な構成としても良く、ステップS105において、アドレス情報書き換え部212は、ソースアドレスの書き換えを行ったパケットを、アプリケーション判別部211へ転送することなくルータ22へ転送するようにしても良い。
ゲートウェイルータであるルータ22では、受信したパケットのソースアドレスを参照し転送先を決定し(ステップS108)、サービスプロバイダ31へ転送する(ステップS109)。サービスプロバイダ31は受信したパケットをサーバへ転送する(ステップS110、ステップS111)。
図4−2は、アプリケーション12からパケットが送出された場合の処理を示している。まず、アプリケーション12から送信されたパケットは、DPIであるアプリケーション判別部211へ送信される(ステップS201)。アプリケーション判別部211では、受信したパケットがアドレス情報の書き換え対象であるか否かを判別する(ステップS202)。
アプリケーション12から送信されたパケットはアドレス情報書き換えの対象ではないため、アプリケーション判別部211は、受信したパケットをルータ22へ転送する(ステップS203、ステップS204)。
ゲートウェイルータであるルータ22では、受信したパケットのソースアドレスを参照し転送先を決定し(ステップS205)、サービスプロバイダ32へ転送する(ステップS206)。サービスプロバイダ32は受信したパケットをサーバへ転送する(ステップS207、ステップS208)。
[実施形態1の効果]
実施形態1に係るアドレス情報書き換え装置であるサービスエッジ21は、アプリケーション判別部211においてパケットを受信し、パケットが使用されるアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションが所定のアプリケーションである場合、パケットをアドレス情報書き換え部212へ転送する。そして、アドレス情報書き換え部212は、アプリケーション判別機能から転送されたパケットのアドレス情報を、対応する所定のアドレス情報に書き換えて、アプリケーション判別部211へ転送する。
これらの処理により、アドレス情報が書き換えられることで、ルータ22にアプリケーションごとの任意の経路でパケットを転送させることができる。従来のパケット転送システムとの相違点について説明する。図7は、従来のパケット転送システムを示す図である。図7に示すように、従来のパケット転送システムにおいては、DPI250はパケットの転送を行うのみであり、アドレス情報書き換え機能を有していないため、クライアントからパケットが送出された時点でパケットの転送経路が定まり、変更されることはない。
[実施形態2に係るアドレス情報書き換え装置及びパケット転送システムの構成]
図5を用いて、実施形態2に係るアドレス情報書き換え装置及びパケット転送システムの構成について説明する。図5は、実施形態2に係るアドレス情報書き換え装置を含むパケット転送システムの構成の一例を示す図である。実施形態2においては、特定ユーザの場合のみアドレス情報の書き換えを行うことや、特定のアプリケーションの場合にはプラグイン装置にステアリングを行うことにより、より柔軟な処理を行うことができる。
図5に示すように、パケット転送システム2は、クライアント51、52、PCEF(Policy and Charging Enforcement Function)61、PCRF(Policy and Charging Rule Function)62、アプリケーション判別機能であるDPI63、アドレス情報書き換え機能であるv6NAT64、プラグイン装置65、トンネル66、67、68を有する。また、パケット転送システム2は、コアルータ69、ゲートウェイルータ70、サービスプロバイダ71、72、73、OTT(Over The Top)のサーバ81、82、83、84を有する。
まず、クライアント52からパケットが送出され、パケットを送出したのがPCRF62によって識別された特定のユーザの場合、PCEF61はパケットをトンネル66経由でDPI63へ転送する。DPI63でパケットが特定のアプリケーションで使用されることが分かると、パケットはトンネル68を経由してプラグイン装置65へ転送される。
また、パケットを使用するアプリケーションがアドレス情報変換対象の場合は、パケットをトンネル67経由でv6NAT64へ転送する。v6NAT64はパケットの送信元アドレス情報の書き換えを行い、送信元アドレス情報を書き換えたパケットをトンネル67経由でDPI63へ転送する。DPI63はアドレス情報が書き換えられたパケットをトンネル66経由でPCEF61へ転送し、PCEF61はパケットをコアルータ69へ転送する。
コアルータ69はパケットをゲートウェイルータ70へ転送し、ゲートウェイルータ70ではパケットの送信元アドレス情報に基づいて送信先のサービスプロバイダを決定する。この場合はサービスプロバイダ72へ送信される。そして、サービスプロバイダ72はパケットの送信先アドレス情報が示すサーバ84へパケットを転送する。
また、サーバ84からパケットが送信された場合は、宛先アドレス情報がv6NAT64で書き換えられた送信元アドレス情報となっているため、v6NAT64でクライアント52を示す送信先アドレス情報に書き換える必要がある。
[その他]
実施形態の説明において、アドレス情報の例としてソースアドレス及びデスティネーションアドレスを挙げたが、IPv6パケットの場合、拡張ヘッダのルーティングヘッダであっても良い。
また、サービスエッジ21は、SP網30の帯域の空き状況に応じて、アドレス情報管理テーブル214のデータを動的に書き換えるようにしても良い。例えば、サービスエッジ21の帯域情報推定機能は、自装置で転送したパケットのアドレス情報のログを参照し、転送経路であるxSP網30の帯域の空き状況を推定する。そして、アドレス情報書き換え部212は、帯域情報推定機能が取得した情報に基づき、空きの大きい帯域を有する転送経路に転送されるようにパケットのアドレス情報を書き換える。この時、アドレス情報管理テーブル214のデータは帯域情報推定機能が推定した空き状況に応じて動的に書き換えられるものとする。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
また、上記実施形態において説明したアドレス情報書き換え装置が実行する処理について、コンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施形態に係るアドレス情報書き換え装置が実行する処理について、コンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。以下に、図1−1または図1−2に示したアドレス情報書き換え装置と同様の機能を実現するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図6は、アドレス情報書き換え装置として機能するコンピュータの一例を示す図である。図6に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
メモリ1010は、図6に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、図6に例示するように、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、図6に例示するように、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブに挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、図6に例示するように、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、図6に例示するように、例えばディスプレイ1130に接続される。
ここで、図6に例示するように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記のプログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。
また、上記実施形態で説明した各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、実行する。
なお、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
1 パケット転送システム
10 ユーザターミナル
11、12 アプリケーション
13、14 クライアント
20 キャリアネットワーク
21 サービスエッジ
211 アプリケーション判別部
212 アドレス情報書き換え部
213 アプリケーション管理テーブル
214 アドレス情報管理テーブル
22 ルータ
23 ISP管理テーブル
30 xSP網
31、32 サービスプロバイダ
40 インターネット
41 サーバ

Claims (7)

  1. パケットのアドレス情報に応じて前記パケットの転送経路がルータにより決定されるパケット転送システムに備えられたアドレス情報書き換え装置であって、
    パケットが使用されるアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションが所定のアプリケーションであるか否かを判別するアプリケーション判別機能と、
    前記アプリケーション判別機能によって前記使用されるアプリケーションが所定のアプリケーションであると判別された前記パケットの前記アドレス情報を、所定のアドレス情報に書き換えて、前記ルータへ転送するアドレス情報書き換え機能と、
    を有することを特徴とするアドレス情報書き換え装置。
  2. 前記アドレス情報は、ソースアドレス及びデスティネーションアドレスであることを特徴とする請求項1に記載のアドレス情報書き換え装置。
  3. 前記アドレス情報は、拡張ヘッダのルーティングヘッダであることを特徴とする請求項1に記載のアドレス情報書き換え装置。
  4. 書き換え前のアドレス情報及び書き換え後のアドレス情報を対応付けて記憶するアドレス情報管理テーブルをさらに有し、
    前記アドレス情報書き換え機能は、前記アドレス情報管理テーブルを参照し、アドレス情報の書き換えを行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアドレス情報書き換え装置。
  5. 転送したパケットのアドレス情報を基に、前記転送経路の帯域の空き状況を推定する帯域情報推定機能をさらに備え、
    前記アドレス情報書き換え機能は、前記帯域情報推定機能が推定した前記空き状況に基づき、空きの大きい帯域を有する前記転送経路に転送されるように前記パケットのアドレス情報を書き換えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のアドレス情報書き換え装置。
  6. パケットのアドレス情報に応じて前記パケットの転送経路がルータにより決定されるパケット転送システムに備えられた、アプリケーション判別機能と、アドレス情報書き換え機能と、を有するアドレス情報書き換え装置で実行されるアドレス情報書き換え方法であって、
    前記パケットを受信し、パケットが使用されるアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションが所定のアプリケーションであるか否かを判別するアプリケーション判別工程と、
    前記アプリケーション判別機能によって前記使用されるアプリケーションが所定のアプリケーションであると判別された前記パケットの前記アドレス情報を、所定のアドレス情報に書き換えて、前記ルータへ転送するアドレス情報書き換え工程と、
    を含んだことを特徴とするアドレス情報書き換え方法。
  7. ルータと、
    前記ルータに接続されたアドレス情報書き換え装置と、
    を有するパケット転送システムであって、
    前記アドレス情報書き換え装置は、
    パケットが使用されるアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションが所定のアプリケーションであるか否かを判別するアプリケーション判別機能と、
    前記アプリケーション判別機能によって前記使用されるアプリケーションが所定のアプリケーションであると判別された前記パケットの前記アドレス情報を、所定のアドレス情報に書き換えて、前記ルータへ転送するアドレス情報書き換え機能と、
    を有し、
    前記ルータは、
    前記アドレス情報書き換え装置から転送された前記パケットの前記アドレス情報に対応する転送経路に前記パケットを転送することを特徴とするパケット転送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210092304A (ko) * 2019-03-11 2021-07-23 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 패킷 처리 방법 및 장치, 기기, 그리고 시스템

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