JP2016149617A - ポリシ制御システムおよびポリシ制御方法 - Google Patents

ポリシ制御システムおよびポリシ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016149617A
JP2016149617A JP2015024817A JP2015024817A JP2016149617A JP 2016149617 A JP2016149617 A JP 2016149617A JP 2015024817 A JP2015024817 A JP 2015024817A JP 2015024817 A JP2015024817 A JP 2015024817A JP 2016149617 A JP2016149617 A JP 2016149617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vnf
flow
function
function group
policy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015024817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6325469B2 (ja
Inventor
千晴 森岡
Chiharu Morioka
千晴 森岡
司 岡本
Tsukasa Okamoto
司 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2015024817A priority Critical patent/JP6325469B2/ja
Publication of JP2016149617A publication Critical patent/JP2016149617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6325469B2 publication Critical patent/JP6325469B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】リソース重複やリソース消費の増大を解消すること。
【解決手段】ポリシ管理装置10が、ユーザ毎に、フローが経由する各機能グループと該各機能グループの経由順序を決定し、フローが経由する各機能グループに対して設定するユーザポリシをそれぞれ決定する。また、チェイン設定装置20が、VNF30の配備情報に基づいて、ポリシ管理装置10によって決定された経由する機能グループの機能を具備するVNF30を特定し、経由するVNF30と該VNF30の経由順序を決定する。そして、ポリシ管理装置10が、チェイン設定装置20によって決定された経由するVNF30が具備する各機能グループに対して、該各機能グループに対応したユーザポリシの設定をそれぞれ指示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ポリシ制御システムおよびポリシ制御方法に関する。
従来、アプリケーションを意識した通信サービスの提供や、プロビジョニングのため、IP(Internet Protocol)ネットワーク内において、パケットのペイロード部(以下L7と称する)を分析し、フロー制御を行う技術が提案されている。
このようなフロー制御を行う技術において、DPI(Deep Packet Inspection)装置は、3GPP TS 23.203に規定されるPCEF(Policy and Charging Enforcement Function)及びTDF(Traffic Detection Function)機能を具備している(非特許文献1参照)。
また、ポリシ管理装置は、DPI装置に対してユーザポリシを管理及び設定するPCRF(Policy Control and Charging Rules Function)機能を具備している。このようなポリシ管理装置は、DPI装置からユーザの通信開始情報を受信すると、DPI装置へユーザポリシの設定を指示する。そして、DPI装置は、指示されたユーザポリシを設定し、フロー条件をフローエントリする。その後、DPI装置は、入力フローをフロー識別し、条件に合致したフローに対して制御を行う。
また、DPI装置が具備するフロー識別機能には、例えばパケットヘッダ情報によるフロー識別や、ペイロード分析によるアプリケーション識別がある。ここで、パケットヘッダ情報による識別は片方向フロー毎に可能だが、アプリケーション識別を適切に行うためには双方向フローを同一DPI装置へ入力する必要がある。また、フロー制御機能には、優先制御、最大帯域制限、遮断、フロー転送、通信データ量カウントなどがある。例えば、遮断は制御実施位置を問わないが、優先制御は優先区間の手前で実施する必要がある。また、最大帯域制限は、NWへの入力側エッジノード付近で実施することで網内トラヒックを削減できる。
"3GPP TS 23.203 V13.1.0 (2014-09) "[online]、2014年9月、3GPP、[2014年12月19日検索]、インターネット(http://www.3gpp.org/DynaReport/23203.htm)
しかしながら、上記したDPI装置は専用ハードウェアとして用意されているが、DPI装置が実現する機能によってはリソース重複やリソース消費の増大等が発生する場合があるという課題があった。
例えば、双方向フローを入力させる必要のある識別制御と、NWへの入力側での識別制御を同一フローに対して行う場合には、双方向フローを両エッジノード付近に配備された2つのDPI装置へ転送して各々でユーザポリシに基づいた識別制御を行う。この場合、両DPI装置で同じユーザポリシに基づいた識別制御を行うため処理が重複し、NW全体での処理量やフローエントリ数が増加することとなる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のポリシ制御システムは、ネットワークにおいて、ユーザ端末から送受信されるフローを識別または制御する機能のうち、いずれか一つまたは複数の機能をグループ化した機能グループを具備する複数のVNFと、前記VNFが具備する各機能グループに対して、各フローに対して実行するユーザポリシの設定を指示するポリシ管理装置と、各フローが経由するVNFと該VNFの経由順序を決定するチェイン設定装置と、を含み、前記ポリシ管理装置は、ユーザ毎に、フローが経由する各機能グループと該各機能グループの経由順序を決定する機能と、前記フローが経由する各機能グループに対して設定するユーザポリシをそれぞれ決定する機能と、前記チェイン設定装置によって決定された経由するVNFが具備する各機能グループに対して、該各機能グループに対応したユーザポリシの設定をそれぞれ指示する機能と、を有し、前記チェイン設定装置は、VNFの配備情報に基づいて、前記ポリシ管理装置によって決定された経由する機能グループの機能を具備するVNFを特定し、経由するVNFと該VNFの経由順序を決定する機能とを有することを特徴とする。
また、本発明のポリシ制御方法は、ポリシ制御システムで実行されるポリシ制御方法であって、前記ポリシ制御システムは、ネットワークにおいて、ユーザ端末から送受信されるフローを識別または制御する機能のうち、いずれか一つまたは複数の機能をグループ化した機能グループを具備する複数のVNFと、前記VNFが具備する各機能グループに対して、各フローに対して実行するユーザポリシの設定を指示するポリシ管理装置と、各フローが経由するVNFと該VNFの経由順序を決定するチェイン設定装置と、を含み、前記ポリシ管理装置が、ユーザ毎に、フローが経由する各機能グループと該各機能グループの経由順序を決定し、前記ポリシ管理装置が、前記フローが経由する各機能グループに対して設定するユーザポリシをそれぞれ決定し、前記チェイン設定装置が、VNFの配備情報に基づいて、前記ポリシ管理装置によって決定された経由する機能グループの機能を具備するVNFを特定し、経由するVNFと該VNFの経由順序を決定し、前記ポリシ管理装置が、前記チェイン設定装置によって決定された経由するVNFが具備する各機能グループに対して、該各機能グループに対応したユーザポリシの設定をそれぞれ指示する各処理を含むことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、リソース重複やリソース消費の増大を解消することができるという効果を奏する。
図1は、第一の実施の形態に係るポリシ制御システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第一の実施の形態に係るポリシ管理装置の構成を示すブロック図である。 図3は、識別制御機能情報テーブルの一例を示す図である。 図4は、機能グループ情報テーブルの一例を示す図である。 図5は、第一の実施の形態に係るチェイン設定装置の構成を示すブロック図である。 図6は、経由するVNFを決定する処理を説明する図である。 図7は、上り/下りフローそれぞれに対して、双方向フローの入力が必要なVNFは同一のVNFを経由するようにチェインを決定する処理を説明する図である。 図8は、第一の実施の形態に係るポリシ管理装置におけるポリシ決定処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、第一の実施の形態に係るチェイン設定装置におけるチェイン決定処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、第一の実施の形態に係るポリシ管理装置およびチェイン設定装置におけるチェイン変更処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、機能グループ情報テーブルの一例を示す図である。 図12は、プログラムが実行されることにより、ポリシ管理装置、チェイン設定装置が実現されるコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願に係るポリシ制御システムおよびポリシ制御方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るポリシ制御システムおよびポリシ制御方法が限定されるものではない。
[第一の実施の形態]
以下の実施の形態では、第一の実施の形態に係るポリシ制御システムの構成、ポリシ管理装置の構成、チェイン設定装置の構成、ポリシ制御システムにおける各装置の処理の流れを順に説明し、最後に第一の実施の形態による効果を説明する。
[ポリシ制御システムの構成]
図1は、第一の実施の形態に係るポリシ制御システムの構成の一例を示す図である。第一の実施の形態に係るポリシ制御システム1は、キャリアNW等である。図1に示すように、ポリシ制御システム1は、ポリシ管理装置10、チェイン設定装置20、複数のVNF30A〜30D、複数のエッジノード40A、40B、ユーザ端末50、他事業者網60およびDB70を有する。
ポリシ制御システム1では、従来のDPI装置の識別制御機能を専用ハードウェアより容易に機能の追加・削除・変更が可能な仮想化し、DPI装置の識別制御機能のうち1つ以上の機能を1つのNW機能(VNF)として実現して、フローをチェイニングにより複数VNF30A〜30Dを経由させることにより適切な位置で識別制御を実施する。
ポリシ制御システム1では、クラウド上にVNF30A〜30Dを配備する。VNF30A〜30Dを配備する際に、配備位置に条件のあるVNF30については、条件に合う位置のクラウド(図1では、ネットワーク機能クラウドと記載)へ配備する。なお、図1に示す各装置や機能の数は、あくまで一例であり、これに限られるものではない。また、VNF30A〜30Dおよびエッジノード40A、40Bについて、特に区別なく説明する場合には、VNF30、エッジノード40と記載する。
ポリシ管理装置10は、VNF30A〜30Dが具備する各機能グループに対して、各フローに対して識別制御を実行するユーザポリシの設定を指示する。ここでユーザポリシとは、ユーザ毎の識別制御と、その識別制御を適用するフロー条件である。
チェイン設定装置20は、フローを識別し、ユーザのサービス契約情報に応じてフロー毎に適切なチェインを割り当てる。チェイン設定装置20は、割り当てるチェインとして、各フローが経由するVNFと該VNFの経由順序を決定する。具体的には、チェイン設定装置20は、VNF30の配備情報及び、ポリシ管理装置10によって決定された経由する機能グループとその経由順序、各機能グループの配備位置条件と入力フロー条件に基づいて、経由する機能グループの機能を具備するVNF30を特定し、経由するVNF30と該VNF30の経由順序を決定する。
VNF30A〜30Dは、ポリシ制御システム1において、ユーザ端末50から送受信されるフローを識別または制御する機能のうち、いずれか一つまたは複数の機能をグループ化した機能グループを具備する。また、所定の機能グループを具備するVNF30は、エッジルータの近傍に配備される。例えば、最大帯域制限を行う機能グループを具備するVNF30は、入力側エッジルータの近傍に配備される。
また、ポリシ制御システム1においては、同一の機能グループを有するVNFが、1つ以上存在するものとする。つまり、ポリシ制御システム1では、例えば、機能グループAを具備する1つ以上のVNFが配備されており、また、機能グループBを具備する1つ以上のVNFが配備されているものとする。
エッジノード40A、40Bは、チェインに対する経路情報を保持している。また、エッジノード40A、40Bは、フローを識別し、フロー毎に適用するチェインに応じた経路を設定する機能を具備している。エッジノード40A、40Bは、チェイン設定装置20からチェインとそのチェインを割り当てるフロー情報を受信した場合には、受信したチェインとフロー情報を設定する。そして、エッジノード40A、40Bは、入力されたフローを識別し、フロー毎に適用するチェインに応じた経路を設定する。また、エッジノード40A、40Bは、ユーザの通信開始を契機として、チェイン設定装置20へ通信開始情報を送信する。なお、通信開始情報には、ユーザ識別情報及び接続先情報、フロー情報が含まれているものとする。
DB70は、ポリシ管理装置10およびチェイン設定装置20がアクセス可能なデータを記憶する。例えば、DB70は、ユーザ毎に、ユーザ情報とユーザポリシ情報を記憶する。
[ポリシ管理装置の構成]
次に、図2を用いて、図1に示したポリシ管理装置10の構成を説明する。図2は、第一の実施の形態に係るポリシ管理装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、このポリシ管理装置10は、通信処理部11、制御部12、記憶部13を有する。以下にこれらの各部の処理を説明する。
通信処理部11は、チェイン設定装置20やVNF30との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部11は、フローが経由するVNF30とそのVNF30が具備する機能グループの情報をチェイン設定装置20から受信する。また、例えば、通信処理部11は、機能グループに対応したユーザポリシの設定をVNF30に対して送信する。
記憶部13は、制御部12による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、識別制御機能情報テーブル13a、機能グループ情報テーブル13bおよびサービス情報テーブル13cを記憶する。例えば、記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
識別制御機能情報テーブル13aは、識別制御機能毎の入力フロー条件及び配備位置条件が登録されている。例えば、識別制御機能情報テーブル13aは、図3に例示するように、識別制御機能を一意に識別する情報である「識別制御機能」と、片方向フローでフロー識別制御が可能であるか双方向フローでフロー識別制御が可能であるかを示す「入力フロー条件」と、識別制御機能を具備するVNF30の配備位置の条件を示す「配備位置条件」とを対応付けて記憶する。なお、配備位置条件として、例えば、条件なしであるか、もしくは、ユーザ端末50側のエッジノード付近または他事業者網60側のエッジノード付近に配備されることを示す情報を記憶する。
図3の例を挙げて説明すると、識別制御機能情報テーブル13aは、識別制御機能「a」と、入力フロー条件「1(双方向)」と、配備位置条件「0(条件なし)」とを対応付けて記憶する。これは、識別制御機能「a」について、フロー識別制御のために双方向フローの入力が必要であり、該識別制御機能を具備するVNF30の配備位置の条件はないことを意味している。
また、例えば、図3の例では、識別制御機能情報テーブル13aは、識別制御機能「d」と、入力フロー条件「0(片方向可)」と、配備位置条件「1(エッジ:ユーザ端末側)」とを対応付けて記憶する。これは、識別制御機能「d」について、片方向フローの入力でフロー識別制御が可能であり、該識別制御機能を具備するVNF30の配備位置の条件としてユーザ端末50側のエッジノードに配備されるべきであることを意味している。なお、ここでは、配備位置条件として、ユーザ端末50側のエッジノード付近または他事業者網60側のエッジノード付近に配備されることを示す情報を記憶してもよい。
機能グループ情報テーブル13bは、各機能グループを構成する識別制御機能が登録されている。例えば、機能グループ情報テーブル13bは、図4に例示するように、機能グループを一意に識別する情報である「機能グループ」と識別制御機能を一意に識別する情報である「識別制御機能」とを対応付けて記憶する。
図4の例を挙げて説明すると、機能グループ情報テーブル13bは、機能グループ「A」と、識別制御機能「a,b」とを対応付けて記憶する。これは、機能グループ「A」が、識別制御機能「a」と識別制御機能「b」との組合せからなる機能グループであることを意味する。なお、機能グループは、例えば所定のサービスの実現に必要な機能や、入力フロー条件や配備位置条件が一致する機能など、関連の高い機能で構成されるものとする。なお、上述したように、ポリシ制御システム1においては、同一の機能グループを有するVNFが、1つ以上存在するものとする。つまり、機能グループAを具備する1つ以上のVNFは、それぞれ識別制御機能「a」と識別制御機能「b」とを有しているものとする。
サービス情報テーブル13cには、サービス毎に、経由する機能グループと経由順序、各機能グループの配備位置条件と入力フロー条件、各機能グループで適用するフロー識別・制御情報が登録されている。
制御部12は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、機能決定部12a、ポリシ決定部12bおよびポリシ設定部12cを有する。
機能決定部12aは、ユーザ毎に、フローが経由する各機能グループと該各機能グループの経由順序を決定する。具体的には、機能決定部12aは、ユーザ情報とサービス情報テーブル13cに基づいて、ユーザ毎に、対象フローと、当該フローが経由する機能グループと、各機能グループの配備位置条件と入力フロー条件と、経由順序を決定する。この情報をDB70に保持する。ここで、ユーザ情報とは、ユーザの契約情報等である。なお、以下では、対象フローと、当該フローが経由する機能グループと、各機能グループの配備位置条件と入力フロー条件と、経由順序との情報の組を「対象フロー経由機能グループ情報」と適宜記載する。
ポリシ決定部12bは、フローが経由する各機能グループに対して設定するユーザポリシをそれぞれ決定する。具体的には、ポリシ決定部12bは、ユーザ情報とサービス情報テーブル13cに基づいて、ユーザ毎に、対象フローが経由する機能グループの機能を具備するVNF30へ設定するユーザポリシ(当該VNF30において実施する識別制御と、その識別制御を適用するフロー条件)を決定し、上述の機能決定部12aにおいて決定した対象フロー経由機能グループ情報と関連付けて、ユーザポリシ情報としてDB70に保持する。
ポリシ設定部12cは、チェイン設定装置20によって決定された経由するVNF30が具備する各機能グループに対して、該各機能グループに対応したユーザポリシの設定をそれぞれ指示する。具体的には、ポリシ設定部12cは、経由するVNF30とそのVNF30が具備する機能グループの情報をチェイン設定装置20から受信すると、機能グループに対応したユーザポリシの設定を各VNF30へ指示する。その後、指示を受け付けたVNF30は、ポリシ管理装置10から指示されたユーザポリシを設定し、条件に合致したフローに対して識別制御を実施する。
つまり、従来のDPI装置はポリシ制御の全識別制御機能を具備しているため、ポリシ管理装置は、ユーザ毎にサービス契約情報に基づいて作成したユーザポリシを保持し、DPI装置からの要求に応じてユーザポリシの設定を指示していた。しかし、本実施形態では、VNF30はポリシ制御の識別制御機能のうち1つ以上の機能のみを具備し、VNF30によって具備する機能の機能グループが異なる。そのため、ポリシ管理装置10は、ユーザのサービス契約情報や機能グループ情報などに基づいて各フローが経由すべきVNF30の機能グループと、当該機能グループの機能を具備したVNF30へ設定するユーザポリシを決定し、ユーザフローが経由する各VNF30へ適切なユーザポリシの設定を指示する必要がある。
[チェイン設定装置の構成]
次に、図5を用いて、図1に示したチェイン設定装置20の構成を説明する。図5は、第一の実施の形態に係るチェイン設定装置の構成を示すブロック図である。図5に示すように、このチェイン設定装置20は、通信処理部21、制御部22、記憶部23を有する。以下にこれらの各部の処理を説明する。
通信処理部21は、ポリシ管理装置10やエッジノード40との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部21は、フローが経由するVNF30とそのVNF30が具備する機能グループの情報をポリシ管理装置10に送信する。また、通信処理部21は、チェインとそのチェインを割り当てるフロー情報を送信元のエッジノード40へ送信する。また、通信処理部21は、エッジノード40から通信開始情報を受信する。
記憶部23は、制御部22による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、キャッシュテーブル23aを記憶する。例えば、記憶部23は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。キャッシュテーブル23aは、通信開始情報を送信したエッジノードの情報及び通信開始情報を一時的に記憶する。
制御部22は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、取得部22a、チェイン決定部22bおよび通知部22cを有する。
取得部22aは、エッジノード40から通信開始情報を受信すると、送信元のエッジノードの情報及び通信開始情報をキャッシュテーブル23aに保持する。そして、取得部22aは、通信開始情報から、DB70においてユーザ毎に記憶された対象フロー経由機能グループ情報、及びユーザポリシ情報を参照し、当該ユーザの対象フロー、当該フローが経由する機能グループ及び経由順序、その機能グループの配備位置条件と入力フロー条件の情報を取得する。
チェイン決定部22bは、VNF30の配備情報及び、ポリシ管理装置10によって決定された対象フロー経由機能グループ情報に基づいて、経由する機能グループの機能を具備するVNF30を特定し、経由するVNF30と該VNF30の経由順序を決定する。また、チェイン決定部22bは、所定の機能グループを具備するVN30Fが配備される配備位置条件に基づいて、経由するVNF30を決定するとともに、該VNF30の経由順序を決定する。具体的には、チェイン決定部22bは、ユーザの対象フロー経由機能グループ情報と送信元のエッジノード情報、ユーザの通信開始情報から、DB70のNWトポロジ情報、各機能グループの機能を具備するVNF30の配備情報及びリソース情報を参照し、フロー毎に割り当てるチェイン(経由するVNF30と経由順序)を決定する。
ここで、図6を用いて、経由するVNF30を決定する処理について説明する。図6は、経由するVNFを決定する処理を説明する図である。ここでの説明では、例えば、ポリシ管理装置10によって決定された経由する機能グループが「A」および「D」であり、経由する順序が「A」→「D」である場合を例として説明する。また、図6に例示するように、4つのVNF30A〜30Dが配備されているものとし、VNF30Aが機能グループAを具備し、VNF30Bが機能グループBを具備し、VNF30Cが機能グループ30Cを具備し、VNF30Dが機能グループ30Dを具備しているものとする。
このような場合に、図6に例示するように、チェイン決定部22bは、フローが経由する機能グループ「A」、「D」を具備するVNF30AとVNF30Dを経由するVNF30として決定するとともに、機能グループの経由する順序が「A」→「D」であることから、「VNF30A」→「VNF30D」を経由順序として決定する。なお、図6では、各機能グループA、B、C、Dを具備する各VNF30A、30B、30C、30Dを1つずつ図示しており、他のVNF30の図示を省略しているが、実際には、ポリシ制御システム1において各機能グループA、B、C、Dを具備するVNF30が1つ以上配備されているものとする。
また、チェイン決定部22bは、DB70に記憶された機能グループの入力フロー条件の情報を参照し、双方向フローの入力が必要な機能グループのVNF30を経由するフローに対しては、上り/下りフローそれぞれに対して同一のVNF30を経由するようチェインを決定する。
ここで、図7の例を用いて、上り/下りフローそれぞれに対して同一のVNFを経由するようにチェインを決定する処理について説明する。図7は、上り/下りフローそれぞれに対して、双方向フローの入力が必要なVNFは同一のVNFを経由するようにチェインを決定する処理を説明する図である。例えば、図7に例示するように、上りフローが上記の例で決定された経由順序「VNF30A→VNF30D」で転送され、VNF30Aが具備する機能グループAは双方向フローの入力が必要な機能グループであり、下りフローが経由する機能グループの順序が「B」→「A」である場合に、下りフローについても、同一のVNF30Aを経由するように決定されるとともに、経由順序「VNF30B」→「VNF30A」をチェインとして決定する。
ここで、下りフローのチェインを決定するタイミングとして、上りフローのチェインを決定する際に下りフローのチェインも決定する場合と、他事業者網側のエッジノード40Bから通信開始情報を受信した際に下りフローのチェインを決定する場合とがある。例えば、上りフローのチェインを決定する際に下りフローのチェインも決定する処理として、チェイン設定装置20は、ユーザ端末側のエッジノード40Aから通信開始情報を受信した場合に、ユーザの対象フローが経由する機能グループが、双方向フローの入力が必要な機能グループのVNF30を経由する場合には、下りフローのチェインも同一のVNF30を経由するように事前に決定する。
また、例えば、他事業者網側のエッジノード40Bから通信開始情報を受信した際に下りフローのチェインを決定する処理として、チェイン設定装置20は、他事業者網側のエッジノード40Bから通信開始情報を受信して下りフローのチェインを決定する際、双方向フローの入力が必要な機能グループのVNF30を経由する必要がある場合には、上りフローのチェイン情報を参照し、下りフローのチェインも同一のVNF30を経由するように決定する。
また、アプリケーション識別には双方向フローを入力する必要があるが、アプリケーション識別結果に応じて実施する制御は片方向フロー毎に実施可能な場合がある。また、各方向フローに対してNWの入口で制御する方がよい場合もある。そこで、アプリケーション識別機能を具備しているNW機能からアプリケーション識別結果及びフロー情報をポリシ管理装置10へ送信し、フロー情報に基づいたパケットヘッダによるフロー識別で当該制御を実施する方法を説明する。
アプリケーション識別機能を具備しているNW機能に対して、所定のアプリケーションを識別した場合はアプリケーションフロー検出情報(フロー情報、アプリケーション情報)をポリシ管理装置10へ送信する設定を行う。ポリシ管理装置10では、アプリケーションフロー検出情報を受信すると、当該アプリケーションフローへのチェイン設定要求をチェイン設定装置20へ通知する。チェイン設定要求には、アプリケーションフロー検出情報が含まれる。チェイン設定装置20ではチェイン設定要求を受信すると、DB70に保持されている当該ユーザの当該アプリケーションフローの経由機能グループ情報、および、当該フローが経由する機能グループの機能を具備するVNF30へ設定するユーザポリシの情報及び、キャッシュテーブル23aに保持されている送信元のエッジノードの情報及び通信開始情報を参照し、その後は、前記したチェイン決定処理と同様の処理を行ってチェインを決定し、送信元エッジノード40へ、チェインとそのチェインを割り当てるフロー情報を通知する。ポリシ管理装置10は、各VNF30へ機能グループに対応したユーザポリシの設定を指示する。
通知部22cは、送信元のエッジノード40へ、チェインとそのチェインを割り当てるフロー情報を通知する。また、通知部22cは、ポリシ管理装置10へ、フローが経由するVNF30とそのVNF30が具備する機能グループの情報を通知する。
その後、ポリシ管理装置10では、経由するVNF30とそのVNF30が具備する機能グループの情報をチェイン設定装置20から受信すると、機能グループに対応したユーザポリシの設定を各VNF30へ指示する。また、VNF30は、ポリシ管理装置10から指示されたユーザポリシを設定し、条件に合致したフローに対して識別制御を実施する。また、エッジノード40は、チェイン設定装置20からチェインとそのチェインを割り当てるフロー情報を受信すると設定し、入力されたフローを識別し、フロー毎に適用するチェインに応じた経路を設定する。
[各装置の処理流れ]
まず、図8を用いて、第一の実施の形態に係るポリシ管理装置におけるポリシ決定処理について説明する。図8は、第一の実施の形態に係るポリシ管理装置におけるポリシ決定処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、ポリシ管理装置10は、ユーザ情報をDB70から読み出し、サービス情報テーブル13cを記憶部13から読み出す(ステップS101)。そして、ポリシ管理装置10は、ユーザ情報とサービス情報テーブルに基づいて、ユーザ毎に、対象フロー経由機能グループ情報、および、当該対象フロー経由機能グループ情報に含まれる機能グループの機能を具備するVNF30へ設定するユーザポリシ(当該VNFにおいて実施する識別制御と、その識別制御を適用するフロー条件)を決定する(ステップS102)。そして、ポリシ管理装置10は、決定した情報をDB70に保持する(ステップS103)。具体的には、ポリシ管理装置10は、決定した対象フロー経由機能グループ情報とユーザポリシとを関連付けてユーザ毎にDB70に保持する。
次に、図9を用いて、チェイン設定装置20の処理について説明する。図9は、第一の実施の形態に係るチェイン設定装置におけるチェイン決定処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、チェイン設定装置20は、エッジノード40から通信開始情報を受信すると(ステップS201肯定)、送信元のエッジノードの情報及び通信開始情報をキャッシュテーブル23aに保持する(ステップS202)。そして、チェイン設定装置20は、通信開始情報から、DB70においてユーザ毎に記憶された対象フロー経由機能グループ情報およびユーザポリシ情報を参照し、当該ユーザの対象フロー、当該フローが経由する機能グループ及び経由順序、その機能グループの配備位置条件と入力フロー条件の情報を取得する(ステップS203)。
チェイン設定装置20は、ユーザの対象フロー経由機能グループ情報と送信元のエッジノードの情報から、DB70のNWトポロジ情報、各機能グループの機能を具備するVNF30の配備情報及びリソース情報を参照し、フロー毎に割り当てるチェイン(経由するVNF30と経由順序)を決定する(ステップS204)。
チェイン設定装置20は、チェインとそのチェインを割り当てるフロー情報を送信元のエッジノード40へ通知する(ステップS205)。また、通知部22cは、フローが経由するVNF30とそのVNF30が具備する機能グループの情報をポリシ管理装置10へ通知する(ステップS206)。
次に、図10を用いて、第一の実施の形態に係るポリシ管理装置およびチェイン設定装置におけるチェイン変更処理について説明する。図10は、第一の実施の形態に係るポリシ管理装置およびチェイン設定装置におけるチェイン変更処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、ポリシ管理装置10では、アプリケーションフロー検出情報を所定のVNF30から受信すると(ステップS301肯定)、当該フローへのチェイン設定要求をチェイン設定装置20へ通知する(ステップS302)。
そして、チェイン設定装置20は、チェイン設定要求を受信すると、DB70に保持されている当該ユーザの当該フローの対象フロー経由機能グループ情報、および、当該フローが経由する機能グループの機能を具備するVNF30へ設定するユーザポリシの情報及び、キャッシュテーブル23aに保持されている送信元のエッジノードの情報及び通信開始情報を取得する(ステップS303)。
続いて、チェイン設定装置20は、ユーザの当該フローの対象フロー経由機能グループ情報と送信元のエッジノード情報から、DB70のNWトポロジ情報、各機能グループの機能を具備するVNF30の配備情報及びリソース情報を参照し、当該フローに割り当てるチェイン(経由するVNF30と経由順序)を変更する(ステップS304)。
そして、チェイン設定装置20は、チェインとそのチェインを割り当てるフロー情報を送信元のエッジノード40へ通知する(ステップS305)。また、通知部22cは、フローが経由するVNF30とそのVNF30が具備する機能グループの情報をポリシ管理装置10へ通知する(ステップS306)。
[第一の実施形態の効果]
このように、第一の実施形態に係るポリシ制御システム1では、従来のDPI装置のフロー識別・制御機能の一部を、所定のサービスの実現や、入力フロー条件、配備位置条件などが同じとなる機能を組み合わせて1つのNW機能(VNF)とし、ユーザ毎に経由するNW機能及び各NW機能へ設定するユーザポリシを管理して設定することにより、リソース消費の削減が可能となる。
つまり、例えば、従来のDPI装置が有する多くの識別制御機能のうち、所定のサービスを実現するのに必要な機能のみを1つのNW機能に集約して実装することにより、DPI装置の全機能を1つのNW機能に実装する場合よりもフローエントリ数や処理量などのリソース消費を削減できる。
また、例えば、従来のDPI装置の識別制御機能をそれぞれ1つのNW機能として実装した場合よりもフローが経由するNW機能数を削減できる。また、例えば、従来のDPI装置が具備する識別制御機能のうち、アプリケーション識別機能に用いるシグネチャ更新など特定の機能のみに必要な保守を、当該機能を具備しているNW機能にのみ実施すればよいため、コスト削減可能となる。
[その他の実施形態]
上記の第一の実施の形態では、ポリシ管理装置10が、決定した経由する機能グループとともに、その機能グループの配備条件や入力フロー条件もDBへ記憶し、チェイン設定装置20が、ポリシ管理装置10によって決定された経由する機能グループとその経由順序、各機能グループの配備位置条件と入力フロー条件に基づいて、経由する機能グループの機能を具備するVNF30を特定し、経由するVNF30と該VNF30の経由順序を決定する場合について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、機能グループ毎に、配備位置条件や入力フロー条件が一意に決まっており、機能グループ情報テーブルにおいて機能グループ毎に、配備位置条件や入力フロー条件を予め記憶しておき、チェイン設定装置20がチェインを決定する際に、どの配備位置のVNFを経由するか決定できるようにしてもよい。そこで、以下では、機能グループ毎に、配備位置条件や入力フロー条件が一意に決まっている場合について、その他の実施形態として説明する。なお、第一の実施の形態と同様の構成および処理については説明を省略する。
ポリシ管理装置10の機能グループ情報テーブル13bは、機能グループ毎に、配備位置条件や入力フロー条件を予め記憶する。例えば、機能グループ情報テーブル13bは、図11に例示するように、機能グループを一意に識別する情報である「機能グループ」と識別制御機能を一意に識別する情報である「識別制御機能」と、片方向フローでフロー識別制御が可能であるか双方向フローでフロー識別制御が可能であるかを示す「入力フロー条件」と、識別制御機能を具備するVNF30の配備位置の条件を示す「配備位置条件」とを対応付けて記憶する。
図11の例を挙げて説明すると、機能グループ情報テーブル13bは、機能グループ「A」と、識別制御機能「a,b」と、入力フロー条件「1(双方向)」と、配備位置条件「0(条件なし)」とを対応付けて記憶する。これは、機能グループ「A」が、識別制御機能「a」と識別制御機能「b」との組合せからなる機能グループであり、フロー識別制御のために双方向フローの入力が必要であり、該機能グループ「A」を具備するVNF30の配備位置の条件はないことを意味している。
このように機能グループ毎に、配備位置条件や入力フロー条件が一意に決まっていることを前提としており、ポリシ管理装置10の機能決定部12aは、各機能グループの配備位置条件と入力フロー条件を決定する必要がなく、ユーザ情報とサービス情報テーブル13cに基づいて、ユーザ毎に、対象フローと、当該フローが経由する機能グループと、経由順序とを決定すればよい。
また、チェイン設定部20のチェイン決定部22bは、VNF30の配備情報、及び機能グループ毎に予め一意に決まっている配備位置条件や入力フロー条件に基づいて、経由する機能グループの機能を具備するVNF30を決定する。そして、チェイン設定部20のチェイン決定部22bは、ポリシ管理装置10の機能決定部12aによって決定された機能グループの経由順序に従って、経由するVNF30の経由順序を決定する。
このように、機能グループ毎に、配備位置条件や入力フロー条件が一意に決まっており、機能グループ情報テーブルにおいて機能グループ毎に、配備位置条件や入力フロー条件を記憶しているので、各機能グループの配備位置条件と入力フロー条件を決定する必要がなくなるため、処理負荷が軽減されることとなる。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
図12は、ポリシ管理装置10やチェイン設定装置20における各処理がコンピュータを用いて具体的に実現される一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010、CPU(Central Processing Unit)1020を有する。また、コンピュータ1000は、ハードディスクドライブインタフェース1030、ディスクドライブインタフェース1040、シリアルポートインタフェース1050、ビデオアダプタ1060、ネットワークインタフェース1070を有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1041に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1051、キーボード1052に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1061に接続される。
ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、ポリシ管理装置10やチェイン設定装置20の各処理を規定するプログラムは、コンピュータにより実行可能なコードが記述されたプログラムモジュール1093として実装される。プログラムモジュール1093は、例えばハードディスクドライブ1031に記憶される。例えば、ポリシ管理装置10やチェイン設定装置20における機能構成と同様の処理を実行するためのプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。なお、ハードディスクドライブ1031は、SSD(Solid State Drive)により代替されてもよい。
また、上述した実施形態の処理で用いられる設定データは、プログラムデータ1094として、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して実行する。
なお、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限らず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムモジュール1093及びプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶されてもよい。そして、プログラムモジュール1093及びプログラムデータ1094は、他のコンピュータから、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
1 ポリシ制御システム
10 ポリシ管理装置
11、21 通信処理部
12、22 制御部
12a 機能決定部
12b ポリシ決定部
12c ポリシ設定部
13、23 記憶部
13a 識別制御機能情報テーブル
13b 機能グループ情報テーブル
13c サービス情報テーブル
20 チェイン設定装置
22a 取得部
22b チェイン決定部
22c 通知部
30A、30B、30C、30D VNF
40A、40B エッジノード
50 ユーザ端末
60 他事業者網
70 DB

Claims (4)

  1. ネットワークにおいて、ユーザ端末から送受信されるフローを識別または制御する機能のうち、いずれか一つまたは複数の機能をグループ化した機能グループを具備する複数のVNFと、
    前記VNFが具備する各機能グループに対して、各フローに対して実行するユーザポリシの設定を指示するポリシ管理装置と、
    各フローが経由するVNFと該VNFの経由順序を決定するチェイン設定装置と、
    を含み、
    前記ポリシ管理装置は、
    ユーザ毎に、フローが経由する各機能グループと該各機能グループの経由順序を決定する機能と、
    前記フローが経由する各機能グループに対して設定するユーザポリシをそれぞれ決定する機能と、
    前記チェイン設定装置によって決定された経由するVNFが具備する各機能グループに対して、該各機能グループに対応したユーザポリシの設定をそれぞれ指示する機能と、
    を有し、
    前記チェイン設定装置は、
    VNFの配備情報に基づいて、前記ポリシ管理装置によって決定された経由する機能グループの機能を具備するVNFを特定し、経由するVNFと該VNFの経由順序を決定する機能と
    を有することを特徴とするポリシ制御システム。
  2. 前記チェイン設定装置は、双方向フローの入力が必要な機能グループのVNFを経由するフローに対しては、上りフローおよび下りフローそれぞれに対して同一のVNFを経由するようチェインを決定することを特徴とする請求項1に記載のポリシ制御システム。
  3. 前記チェイン設定装置は、所定の機能グループを具備するVNFが配備される配備位置条件に基づいて、前記VNFを決定するとともに、該VNFの経由順序を決定することを特徴とする請求項1または2に記載のポリシ制御システム。
  4. ポリシ制御システムで実行されるポリシ制御方法であって、
    前記ポリシ制御システムは、
    ネットワークにおいて、ユーザ端末から送受信されるフローを識別または制御する機能のうち、いずれか一つまたは複数の機能をグループ化した機能グループを具備する複数のVNFと、
    前記VNFが具備する各機能グループに対して、各フローに対して実行するユーザポリシの設定を指示するポリシ管理装置と、
    各フローが経由するVNFと該VNFの経由順序を決定するチェイン設定装置と、
    を含み、
    前記ポリシ管理装置が、ユーザ毎に、フローが経由する各機能グループと該各機能グループの経由順序を決定し、
    前記ポリシ管理装置が、前記フローが経由する各機能グループに対して設定するユーザポリシをそれぞれ決定し、
    前記チェイン設定装置が、VNFの配備情報に基づいて、前記ポリシ管理装置によって決定された経由する機能グループの機能を具備するVNFを特定し、経由するVNFと該VNFの経由順序を決定し、
    前記ポリシ管理装置が、前記チェイン設定装置によって決定された経由するVNFが具備する各機能グループに対して、該各機能グループに対応したユーザポリシの設定をそれぞれ指示する
    各処理を含むことを特徴とするポリシ制御方法。
JP2015024817A 2015-02-10 2015-02-10 ポリシ制御システムおよびポリシ制御方法 Active JP6325469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015024817A JP6325469B2 (ja) 2015-02-10 2015-02-10 ポリシ制御システムおよびポリシ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015024817A JP6325469B2 (ja) 2015-02-10 2015-02-10 ポリシ制御システムおよびポリシ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016149617A true JP2016149617A (ja) 2016-08-18
JP6325469B2 JP6325469B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=56691822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015024817A Active JP6325469B2 (ja) 2015-02-10 2015-02-10 ポリシ制御システムおよびポリシ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6325469B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019167892A1 (ja) * 2018-03-02 2019-09-06 日本電信電話株式会社 通信システムおよび通信方法
WO2020040256A1 (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 日本電信電話株式会社 管理システム及び管理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015015787A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 日本電気株式会社 制御装置、管理装置、制御方法、管理方法、および、プログラム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015015787A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 日本電気株式会社 制御装置、管理装置、制御方法、管理方法、および、プログラム

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
坪内 宏司 KOJI TSUBOUCHI: "要求に応じネットワークサービスを自動構築するNFV管理・制御技術 NFV Management and Orchestration T", 電子情報通信学会技術研究報告 VOL.114 NO.206 IEICE TECHNICAL REPORT, vol. 第114巻, JPN6017040440, 4 September 2014 (2014-09-04), JP, pages 107 - 112, ISSN: 0003666957 *
本間 俊介 SHUNSUKE HOMMA: "フローごとのサービスチェイニングの機能配備に関する検討", 電子情報通信学会2014年総合大会講演論文集 通信2 PROCEEDINGS OF THE 2014 IEICE GENERAL CONFEREN, vol. 通信2, JPN6017040443, 4 March 2014 (2014-03-04), pages 71, ISSN: 0003666959 *
森岡 千晴 CHIHARU MORIOKA: "キャリア網におけるポリシー適用方式の検討", 電子情報通信学会2014年総合大会講演論文集 通信2 PROCEEDINGS OF THE 2014 IEICE GENERAL CONFEREN, vol. 通信2, JPN6017040442, 4 March 2014 (2014-03-04), JP, pages 146, ISSN: 0003666958 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019167892A1 (ja) * 2018-03-02 2019-09-06 日本電信電話株式会社 通信システムおよび通信方法
WO2020040256A1 (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 日本電信電話株式会社 管理システム及び管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6325469B2 (ja) 2018-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11658861B2 (en) Maps having a high branching factor
US11405289B2 (en) Distributed packet deduplication
WO2017148101A1 (en) Systems and methods for performing traffic engineering through network slices
US9584369B2 (en) Methods of representing software defined networking-based multiple layer network topology views
WO2020007202A1 (zh) 一种数据传输方法、装置及系统
CN108471629B (zh) 传输网络中业务服务质量的控制方法、设备及系统
EP3087707B1 (en) System and method for a software defined protocol network node
US11283683B2 (en) Network modification impact prediction
US9485187B2 (en) Intelligent software-defined networking based service paths
US11444840B2 (en) Virtualized networking application and infrastructure
WO2019061169A1 (zh) 一种基于混合资源的路由选路方法、装置和服务器
US20160315879A1 (en) Virtual node having separate control and data planes
KR101746105B1 (ko) 서비스 체이닝이 가능한 오픈플로우 스위치
JP6325469B2 (ja) ポリシ制御システムおよびポリシ制御方法
US10708193B2 (en) State synchronization for global control in a distributed security system
Xu et al. A mathematical model and dynamic programming based scheme for service function chain placement in NFV
JP2016082521A (ja) 情報処理装置、及び、情報処理方法
KR101739097B1 (ko) 오픈플로우 스위치의 서비스 체이닝 방법
KR101739100B1 (ko) 서비스 체이닝 가능한 오픈플로우 스위치 제어 방법 및 그 제어기
JP6285828B2 (ja) パケットヘッダ識別制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP2017038179A (ja) サービス提供システムおよび経路設定方法
Yan et al. Service function-oriented topology aggregation in multi-domain inter-DC elastic optical networks
ES2694658T3 (es) Procedimiento de gestión de al menos una conexión virtual dinámica entre un terminal móvil y una red de comunicación, y red de comunicación asociada
JP6069236B2 (ja) アプリケーション識別システムの転送削減方法、アプリケーション識別装置およびアプリケーション識別プログラム
JP2015119408A (ja) トラヒックフロー割当方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6325469

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150